東芝製SBM向け810Tのカメラの様子


SBMの8円ケータイとして東芝の810Tを使っていた。
しかしスパボ期限切れとなったので解約、使い道の無くなった810Tはリサイクルに出すのが良いが、その前に中身を見よう。
といっても中身自体はこちらで見ているので、今回はカメラ部分を分解してみる。
白熱電球下でホワイトバランスがおかしいが、小型の方がインカメラで大きなやつがアウトカメラだ。
いずれもAFは付いていない。

まずはインカメラ。
プラスチック非球面レンズ一枚の構成、CMOS撮像素子(赤っぽく見えているが、これは赤外線フィルタだと思う)のみで構成されている。
レンズ部はねじでCMOS部と勘合してあり、ねじを回すとフォーカスが変わる。

レンズはプラスチックの一体型で、透明なレンズ部分と黒いガイド部分、その間にOリングがはめられている。

撮像素子は小さく、この黒いプラスチック部分が5mm角程度だ。
デバイスは一切基板にはなく、コネクタとカメラユニットのみの構成だ。

こちらはアウトカメラ。
さすがに画素数が多いので撮像素子も大きい。
拡大率はインカメラを見ているのと同じなので、その大きさの違いが分かるだろう。
レバーは焦点距離の切り替えである。

レンズは3枚構成、高級機ではガラスレンズも使われるそうだがこれは全てプラスチックだった。
下に敷いた紙の印刷のゆがみ具合で分かると思うが、すごい非球面レンズになっている。
これらはパチッと勘合してあるだけでレンズ間の距離は調整できない。
カメラの当たりはずれなどと言うことが言われるが、こうした微妙な部分の勘合度合いで画質が大きく変わるのかも知れない。