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季節要因


  • Posted by: F&F
  • 2011年7月23日 13:00

気温の高い日が続き、シグナスの燃費は良くなりパワーは落ちる。
ローパワースクータなので全開かそれに近いスロットル開度で使う時間が多いかなとも思うのだが、燃費は変化している。

夏と冬で30℃の気温差があると空気密度が1割ほど違ってくる。
当然夏は空気密度が低いのでスロットル開度に対するトルクの出方が減少する。
従って同じ加速感や速度を得るためには沢山スロットルを開けなければならず、結果としてポンピング損失が減少する。
ポンピング損失はガソリンエンジンの吸排気損失の中では損失割合が大きいので、それの減少は燃費に現れる。

頭の良くない燃費グッズ屋の謳い文句として、「パワーが上がるとスロットルを多く開けなくて良いので燃費が良くなる」なんて書くものがあるが理にかなっていない。

空気密度が下がると空気抵抗も減る。
最高速テストをする時に、気温が上がった方が(空気抵抗が減って)得なのか下がった方が(エンジンパワーが上がって)得なのかはよく考える必要がある。

気温が上がるとタイヤの温間空気圧が上がる。
空気圧が上がるので転がり抵抗は減少する方向になるが、路面とタイヤ表面温度も上がるのでこちらは転がり抵抗増大方向となる。

シグナスは、特に発進スタート時のパワー間というかトルクの減少を感じる。
少し涼しくなってくるとトルク感が復活する。
燃費は、春先は37km/l〜38km/lで安定していたのだが、この時期は40km/l前後まで良くなっている。

台風が去ったあと、横浜の気温は急降下した。
夜間には20℃を割り込み、肌寒いほどだった。
普段より10度以上も気温が下がるとさすがにパワー感が違ってくる。
涼しいとこんなにトルクがでるのかと、改めて感じた次第だ。

   

Comments:1

こやま Author Profile Page 2011年7月23日 22:17

空冷エンジンなので気温差によるエンジン温度の違いや、
インジェクションの気温補正等の影響もありそうですね。
空冷のCBR400Fに乗っていた頃の話ですが、都内の渋滞に
はまってエンジン温度が非常に高くなるとアイドリング時に油圧
警告灯が点灯しだすんですね(取り扱い説明書にも記載があって
油量があって、かつエンジン回転をあげて消えれば問題なしって
記載されていました、恐るべしホンダ空冷!)。
そんな状態になると、低速トルクが細くなって全体的にもっさり
した感じになった記憶があります。

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