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スカイウエイブ(38)


  • Posted by: F&F
  • 2011年11月 3日 11:04

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作る人はいないと思うが、ONスタートICリレーの回路図を載せてみる。
LMC555の場合は耐圧が明らかに不足するが、NE555ならそのままで行けるかも知れない。

なので電源回路は省略した。
このあたり心配ならば3端子でも何でも入れてくださいという感じ。
回路全体を5Vとか8Vで動作させても良い。
但し電圧が下がるとリレー電流が増えるので注意が必要だ。
NE555自体は150mA程度の電流を流せるが、大きな電流がコイルに流れるリレーの使用は避けたい。

NE555は発振回路でQ1周辺は負荷が加わった時のみNE555が動作するようにしたリセット回路である。
無負荷の時にはQ1がOFFなのでNE555のReset端子はLowになり動作しない。
負荷が接続されるとQ1がONになるが、時定数がないとウインカが点灯したとたんQ1がOFFになってリセットしてしまう。
それを防ぐのがC2だ。
D1が入っているのでファストアタックスローレリーズになる。

R3はベース電流制限用で22kΩ前後で良い。
C2は元々は0.47μFなのだが4.7μF位にしないと上手く動作しない。
このC2が小さすぎるとリセット回路が発振してしまい、大きすぎるとウインカスイッチをOFFにしたあともリレーがかちっと動作する。
2.2μF〜6.8μFの間くらいで上手く動くと思う。

オリジナルではリレーはONスタート化のためにアクティブHIでの動作にする。
サージ保護ダイオードD2も入れておいた。

このままだとReset中にリレーが動作しっぱなしになるのでQ2でANDを取る。
Q2がONになるのはリセットが解除された時だ。
R4はベース電流制限用なので2.2kΩ程度で良い。

R1,R2,C1はウインカの点滅速度を決める定数だ。
2.2kΩ,47kΩ,10μFとか、そんな感じで良いだろう。
これで約1Hzになる。
もう少し点滅を早くしたいのなら47kΩを33kΩとか。

ダイオードは小信号用でも整流用でも何でも良い。
トランジスタもたいていのものなら使用出来る。
C3は電源のパスコンである。
端子の誤接続による破壊を防止するならば(電流の余り流れない)GND側にダイオードを入れるのが良いだろう。

   

Comments:1

miyamoto34649 Author Profile Page 2011年11月 5日 00:37

いつも楽しみにしております。
ちょうど、バイク用のウィンカーリレーを555で作ろうとしていた所でしたので、回路図を参考にさせていただきました。
リレーではなく、FET でON/OFFさせるので、常時発信していても問題無いのですが、Q1の検出回路が面白そうなので実験してみようと思います。

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