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CDI(23)


  • Posted by: F&F
  • 2012年4月17日 13:01

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逆起電力防止用ダイオード無しでピークをカットする事を考えた。
DC-DCの駆動周波数が200KHzとしてコイルが4mHだとインピーダンスは5kΩになる。

コイルとパラに0.047μFのコンデンサを入れるとすると、このインピーダンスは約17Ωだ。
共振周波数は約12KHzになる。
ただし放電時には2.2μFのコンデンサがパラに接続されるので共振波形に影響がない。
もちろん2.2μFのコンデンサの電荷は0.047μFの方に流れるというかチャージはされる。

0.047μFのコンデンサもチャージはされるが、DC的にはイグニションコイルの一次抵抗(数Ω)で短絡されている。
つまりはリップル電流を流す目的用と言う事になる訳だ。

オシロの波形は上がコンデンサ無しのもの、下がコンデンサを入れたもの。
ピークが出ている状態では平均値として400V程度に調整していたのだが、コンデンサを入れる事でピークが無くなり480Vまで上げる事が出来た。
480Vの理由はSCRの耐圧の80%と言う事で。

イグニション周期は10mS、つまり2ストロークエンジンの6000回転相当だ。
まあ4ストロークエンジンでも360度毎に点火するものならば同じだけど。

DC-DCコンバータのパワーが大きいので早々にチャージが完了している。
上限を1万回転(それ以上だとチャージが間に合わなくなって放電パワーが落ちる)とするならば、放電用コンデンサは4.7μFでも大丈夫だ。

波形は水色がイグニションコイル端、黄色がDC-DCコンバータの出力(外部に抵抗でディバイダを組んでいるので1Div.が約120V)である。
黄色の、DC-DCの出力電圧が一定値に達するとDC-DCコンバータの発振回路(NE555)が停止する仕組みになっている。

   

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