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CDI(33)


  • Posted by: F&F
  • 2012年5月 1日 13:01

電圧はどこまで上げられるのかとの質問を頂いた。
CDI側はその電圧に対応する設計を行えば良いので2kV位までは比較的簡単に上げられる。

しかし2kVもイグニションコイルにかけたら、コイル内部で絶縁破壊を起こすかも知れない。
スカイウエイブのイグニションコイルの一次電圧は380±50Vで、2倍の800Vには耐えるかも知れないが3倍は微妙だろう。
なお二次側を無負荷で使うと二次電圧が上がって絶縁破壊が起きるが、プラグが接続されていればプラグで先に絶縁破壊が起きるのでコイルは助かる。

電圧を上げるとコンデンサに蓄えられるエネルギは増大する。
Q=CVだからだ。
一次電圧を上げると二次電圧が上がるのでワイドギャップのプラグが使える。
800Vまで上げれば2mm位のギャップでも放電するだろう。
ワイドギャップは着火性に寄与する。

放電パワーは電圧の2乗で効くので大きい。
ただし熱量が100mJを超えても余り意味がないかも知れない。
100mJは約27μWhである。
放電時間を400μSとした場合は、234Wの電力があれば良い。
2.2μFのコンデンサを400Vまで充電してスカイウエイブのイグニションコイルに印可し、二次側に10kΩの抵抗を入れるて放電させると10kΩの抵抗が消費する電力は225Wになる。

2.2μFのコンデンサに400VチャージするCDIだと、プラグへのエネルギは130mJ程度になるのではないかと思う。
イグニションコイルの発熱具合からして、トランスとしての効率はさほど高く無さそうなので。

   

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