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傾斜地に建つ家(2)


  • Posted by: F&F
  • 2017年6月 8日 13:08

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購入した物件もそうだが、見える範囲に人家は無い。
見えるのは木々と山と空だ。

カーテンが目隠しの意味を持つものだけであるのなら、それは不要だ。
部屋の中を見る事が出来るのは鳥だけだからだ。
傾斜地に建てるデザイナーズ物件が、はめ殺しであるとは言え全面ガラス張りに近いような設計を採れるのも広い空間があるからだ。

住宅密集地では出来ない(あえてガラス張りにしている物件もある)事であり、高層マンションでも難しい。
そのマンションが一棟だけなら良いのだが、マンション群となっていると隣のマンションの上層階から部屋の中まで丸見えだ。
高層マンションに住んでいる知人も、自分は見えないと思っているかも知れないが上から見れば他人の部屋は丸見えだと言う。

写真(上)は以前に紹介した100万円の物件だ。
鉄骨・木造造りとなっているので空中部分は鉄骨などで支えているのだろう。
この部分を前方に6mほど延長すると約20畳の部屋が作れる。
建ぺい率はたぶん20%だと思うのだが、建ぺい率とは地面に接している部分の割合を言うので空中部分は容積率にのみ影響する。

写真(下)は梅原建設の設計物件である。
補強が入っている所を見ると木材で持ち上げているのだろうか。
鉄骨でも補強を入れる場合はあるが、入れ方が異なると思う。

鉄骨なら垂直に柱を立てずに接地部を後退させた形で斜めに支える事も出来る。
こうすると、より張り出し感が強くなる。
延長した先の下の方は道路なので、駐車スペースを掘る場合にも柱は後退させたいところだ。
駐車スペースからエレベータで直結なんてのが良いけれど、コスト的に無駄か。

   

Comments:2

tnk Author Profile Page 2017年6月 8日 21:31

建ぺい率の算定は、建築面積/敷地面積*100で、建築面積は水平投影面積が元になります。
別荘地が都市計画区域外であれば、建ぺい率は無関係と思います。

F&F Author Profile Page 2017年6月 8日 21:40

有り難う御座います。
投影面積だと地面にくっついていなくてもダメですよね。
ある建築屋さんのページに、空中に浮いている部分は含めないとあったのですが、調べてみると出窓も場合によっては建ぺい率肉含めるとあったので建築屋さんのページが間違っているみたいです。

別荘地は管理側の規制があって、だいたい建ぺい率は10%とか20%なんですよね。
軽井沢の方は敷地を遮る塀の禁止、隣の敷地と建物の間隔の既定など、色々制限があるようです。

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