スーパーロング高枝切り(11)

この木は鉄で出来てるのかよ、と言うほど進まない。
いったんノコギリを抜くと上から入れる事は出来ない。

枝の重さで切り口が狭くなってしまっているからだ。
ただ下の方は広げながら切っているので、ここにノコギリを差し込む事は出来る。

比べれば分かる程度しか切り進めない。
これで4時間ほど頑張った結果である。
たぶん1cmか2cm進んだ程度だろう。

この木が特別固い訳ではない。
固いとすれば今切っている部分が固いのだ。
この木の太い枝は他に3箇所切り落としたが、いずれも30分以内に作業は完了している。

ほんのわずかしか切れていかないが、それでも進んでいるのだからいつかは切れる。
直径の部分を超えれば後は細くなるのだから速度は上がるはずだが…
実は木本体の幹の部分を切っている感じなので、切り落とせない可能性がある。
ただ枝の重みで勝手に落ちてくれる事に期待は出来る。

ノコギリの刃の加重が不足している。
木が太いので単位長さ辺りの加重は小さくなる。
ノコギリ全体でも1kg位しかかからない筈だ。
明日はロープでノコギリを斜め下に引っ張ってやってみる。
真下に引っ張りたい所だが斜め下の方が簡単でやり直しも利く。