住み替えへの道(15)


3月13日に引っ越しを行った。
12日に荷詰め作業が行われたが、荷物が多すぎて夜になっても終わらない...13日は朝から引っ越し作業となって、アート引っ越しセンタの2tロングトラック1台に3人の作業員がピストン輸送で荷物を運ぶ。
が、2往復したところで夕方になってしまって3往復目には応援のトラックと人員が到着。
合計4回の荷物運搬となった。
これで15万円だから薄利といえる。
(エアコン脱着は別料金)荷物の中で多かったのは書籍類で、新居の6畳間が本の入った段ボールでいっぱいになった。
書棚に入っているときは書棚のスペースになるわけだが、そこから出してしまうと書棚+本になるので体積は2倍である。
13日は段ボールに囲まれた状態で店屋物を食う。
風呂だけは一応は入れるように準備して、1坪タイプの浴室は広くて良いなあ..と湯船で暖まった。
風呂は全自動なので、栓さえしておけば勝手に水が溜まって沸いてくれる。
給湯器のパワーが大きいためか風呂が沸くまでの時間が短いのも嬉しい。
以前の0.75坪タイプから1坪になって結構風呂場が広く感じるのだから、1.25坪タイプだとかなり余裕が出るんだろうな。
ただし1.25坪タイプにするなら浴室暖房は必須かも知れない。
暖房と言えば床暖房も快適である。
この時期でも夜間は冷え込むのだが、床暖房を入れておけば電気暖房は不要だ。
電気暖房のみの状態よりも室温が上がりやすい。
って事は暖房費もそれなりにかかっていると言うことだろうか。
13日には購入した家具なども運び込まれた。
引っ越し屋と時間をずらして運んで貰ったので干渉は無かった。
この中で最も重いのが食卓である。
石で出来ていて総重量は200Kgを超えるらしい。

照明器具も届いた。
居間の照明は普通の蛍光灯(丸いヤツ)を予定していたが、食堂室と合わせて急遽変更。
これが60Wの白熱球×8個仕様なので電力消費量がすごい。
で、さっそく電球型蛍光灯に交換したのは言うまでもない。
写真ではオートホワイトバランスが効いて白く写っているが、実際には電球色である。

注文していたカーテンも何とか間に合った。
寝室のみ遮光カーテンで、他はノーマル。
子供部屋はチビが自分で選んだ柄だとか。
外交工事も始まっているが、引っ越し日は工事が出来ないのでお休み。
結局カーポートも完成しておらずに車が置けない。
玄関までも泥の上を歩いてくる形なので靴が重くなるほど泥が付く。
全ての予算が出たところで、一体いくらかかったのか。
土地、家 (含経費) 約7,500万 追加内部工事の約300万 を含む
外構 約 350万 塀、カーポート&ゲート インターロッキング等々
家具等 約 300万 食器棚、書棚机、椅子、 ベッド、ソファー等々
引越等 約  25万 引越15万+エアコン脱着 6万+近所への配りもの
カーテン 約  35万 定価約60万、知り合いな ので安くできた。
照明器具等 約  30万 余り買っていない..
水槽関係 約  60万 水槽、照明器具等々
このほかにも諸々の費用がかかっているので、総額だと8,500万くらいにはなるだろうか。
今まで住んでいた家の売却代金(実はローンも残っていたりする)ではとても足りずに、当たり前だが新たにローンを組むことにする。
公庫は限度額いっぱいで、そのほかを銀行ローン(5年固定)で借りたが、今のところは銀行融資の方が利息が安い。
と言っても定期預金金利が0.1%程なのに借り入れを行うと2.5%前後を取られるのだから堪らない。
通常レベルの金利水準だと借入金利と預金金利の差は精々2倍程度なのだが、いまの銀行優遇低金利政策では差が20倍にもなる。
景気がよい頃は年々給与所得が上がって相対的にローン負担は軽くなる傾向だったが、少なくとも今はそうではない。
もしかするとデフレが進んでローン負担の占める割合が多くなるのかも。
これで貸出金利でも上がろうものなら返済しているのに残高が増えるという事態に陥る。
以前の家を買ったときには4千万を借りたが、当時の金利だと月々の返済額が40万円近かった。
たぶん現在の金利水準だと20万以下ではなかろうか。
これが定期預金金利の2倍程度、つまり現状の貸出金利の1/10になったら返済はすごく楽になるのに。
いずれにしても(ほぼ)一生ローンを背負うわけで、宝くじに当たるとか、悪いことをするとか、何かしないと借金はなかなか減らないのである。