高齢者と運転免許(4/26)
◆ 自動車事故自体は減少傾向だが、高齢者による事故は減っていない。つまり事故数に於ける高齢者事故率が増加していることになる。高齢者は免許更新時に一応テストを受けることになっているが、もう少し強化した方が良いのではないだろうか。

◆ 年金の支給年齢上昇など、高齢者も働けとするのであれば、高齢者講習の内容の見直しだとかその結果によって次の講習までのインターバルを考えるとかが必要だ。このあたりは田舎なので高齢者ドライバーも多く、大丈夫かな?と思うような運転をしている人もいる。交通量が少なく歩行者も皆無なので直ちに危険と言う事でも無いが、このあたりで大丈夫だからと言ってそのまま街に出かけたら危ない。

◆ 公共交通機関の有無もあるので一律規制は難しいが、地域に応じてあなたは家から20kmの範囲を超えないでねみたいな制限付きの免許なども必要かも知れない。都市部であれば自家用車の必要性は薄れてくるので、そうした地域では運転を禁止するような免許でも良い。安全装備付き車両限定免許も今後は検討されるべきだとは思うが、現時点では運転車の能力に依存する部分が大きいので、一概にそれが安全であるとも言えない。

◆ 老人の運転に関しては速度が出ていないから安全と言う事ではないのも難しいところで、低速だって歩道に突っ込めば大事故になってしまう。この別荘地の中に住んでいる方で、最初は車を運転していて、やがて(車は危険だと言う事で)バイクに乗るようになり、今はタクシーを使っている方がいる。タクシーで買い物に行くにはお金もかかるのだが、バスなど通っていないここでは仕方がない。

◆ 食材の宅配業者はここにも来ているので、そうしたサービスを使えば買い物に出る必要性は減る。食材以外であれば通販でも手に入るが、医者に行くとか市役所に行かなければならない場合は不便だ。それでもここは医者が近くにあるから良いが、遠くまで行かなければならない地域では毎回タクシーという訳にも行かないだろう。

◆ シニアカーなどの利用も一つの方法ではあるが、これも長距離の移動には適さない。国産シニアカーは価格が高いのだが、中華電動カートみたいなヤツは激安である。速度も出るというか速度が出るのでシニアカー扱いにはならなくなるが、電動キックボード扱い位で乗れるものがあれば便利ではないだろうか。

◆ 現行のシニアカーは重心が高くてタイヤが小さく不安定だ。綺麗な道を走っている分には良いが、穴の空いたような田舎道だと見ていて不安になるくらい傾いてしまったりする。道路に対する安全性の他に、他の車両や歩行者に対する安全性もある。なので走行可能な道路を決めるような対策は必要だ。歩道のない県道の車道の端を走っているシニアカーは、危険にさらされている。道路を踏み外せば畑に落ちてしまうし、車道側に膨らめば自動車と接触するかも知れない。

◆ 老人数は減少に転ずるので老人対応コストは減少してくる。それでも政府は福祉予算が足りないから増税するよと言い続けるだろうが、実際には福祉は後退するばかりなりなのだ。本来の福祉もそうなのだが、老人以外の人を守るために運転非適正の老人ドライバーを減らすという事だって福祉なのではないかな。少子化対策は子供を増やすばかりではなく、子供を減らさない努力だって必要だ。