ウナギ(5/16)
◆ ウナギの稚魚が減っていて、これに伴いウナギの成魚というのかな、あのにょろにょろも高騰だそうだ。
養殖技術はまだ確立されておらず、最近になってやっと卵から育てる事に成功したばかりだ。今後研究が進めば完全養殖の日がやってくるに違いないが、その場合でも問題はコストになる。
卵から育てる手法は1998年頃に成功をおさめ2005年頃にはそれらが70cm程度まで育ったという。2010年には安定した養殖が可能になったと言われるが、あくまでも研究施設内での話にとどまっている。
日本人はウナギを沢山食べるので海外からも輸入されているが、最近では欧米諸国などのウナギなどおよそ食べない地域からの空輸も増えている。これは空輸コストなどを考えたとしても割に合うからで、従来よりもウナギ価格が高騰している事を受け手の商売だ。

◆ いくらなどもそれを食さない文化圏からタダ同然で回収してきて日本で売るみたいな商売があった。今では日本向けに輸出する産業が成り立っているが、最初の頃は産廃のようなものを日本人が買っていくと言われていたとか。北欧などいくら位食べそうな気がするのだが、現地の日本人によれば(かなり以前の話ではあるが)鮭やますの魚本体は食うが卵は食わず捨てていたのだとか。
中国人が何でも食うのは有名だが、日本人も欧米人からすればゲテモノ食いである。イカやタコなども日本人は生で食っちゃう、みたいな。もっとも最近では寿司ブームという事もあってそんな食材に慣れてきたかも知れない。

◆ 欧米でも生では食わないかも知れないがイカでもカニでも加熱調理すれば食う。シカゴなんか海から遠く離れているのにカニが食える。たぶんあの湖で捕れたものではなくて海から運んできたものだと思うんだけどなぁ。なんて話をしていたら、シカゴは物流が良いので何でも新鮮なものが手に入るとか何とか。
今でならば日本でも、東京でもサンマの刺身が食える。以前は鮮度の関係で東京の庶民がサンマの刺身を口にするのは難しかった。イカにしても同様に、これは今でも活イカは高額なものではあるのだが輸送時間の短縮と輸送方法の確立が少しだけ価格を下げた。

◆ ウナギの話になるが、稚魚であるしらずウナギの多くは台湾から入ってきていたそうだ。台湾の付近にウナギの稚魚が居るのだろう。しかし近年では資源保護の観点から輸出が規制されて価格が上がった。
それでも闇ルート経由というか香港経由というかで日本に入ってきていたらしいのだが、それも年々減少している。今年に入ってからは昨年の半分にまで落ち込む月もあってウナギ成魚の価格高騰必至となってしまったわけだ。
今年の初め頃のデータによればしらすウナギは1kgあたり200万円以上らしい。ちなみに金(Gold)は1kgあたり400万円以上する。って話ではなくて、ではしらすウナギは1kgで何匹なのか。これも個体差が大きいので何とも言えないが、だいたい体長5〜6cmのものが0.2g程だそうだ。と言う事は1kgでしらすウナギは5千匹になり、一匹あたり400円もする計算になる。これを立派なウナギに育てるためには餌も必要だし環境、何より水温維持にエネルギが必要だ。温泉地などでは温泉や地熱で養殖池の保温をしている位で、原油価格の高騰もウナギ価格に反映される。