携帯電話の液晶を比較する


携帯電話の液晶も、今や2.2インチでQVGA解像度にまで達した。
このまま行くと2.2インチでVGA解像度、400dpiなんてのが登場するかも知れない。
そこで現在手元にある携帯電話の液晶を顕微鏡で覗いてみた。


左からC3001H(日立)、N504i(NEC)、N504is(NEC)、C3003P(松下)の順である。
どれもバックライトの輝度は最高にしてある。
最初にC3001Hを観測する。


フォーカスが甘いのは写す側の責任(顕微鏡+デジカメなのでうまく撮れない)もあるが、偏光板の透過度も関係している。
実際、顕微鏡を裸眼で覗いても上の写真とそう大きくは変わらない。
次に見た目も余り明るくないC3003Pの液晶だ。


これは偏光板がザラッとした感じなのか、裸眼で見ても画素がハッキリしない。
実際には写真より黒い線の部分が太く見える。
次にTFD液晶のN504iだ。


なかなか美しいではないか。
やはり発売時期が後のせいか、表示器に力を入れているNECだからか、明るく美しい。
そして見た目が最も明るいN504isは、

N504iと見た目はさほど変わらないのだが、ちょっと写真写りが悪かった。
明るすぎたせいかもしれない。
なお明るさと発色が美しいと評判のP504iは、この黒い線が1本ではなく細い線2本で構成されているらしい。
明るい液晶のためには出来るだけ非透過部分を少なくしなければいけないと言うことだろうか。