Deutsches Museum Flugwerft

Sバーンの Oberschleissheim 駅から南の方に15分ほど歩いた
ところに,ドイツ博物館の飛行機別館がある.年に一回ぐらいここで
航空ショーのようなものがあるそうで,その時は人がたくさん集まる
らしい.普段は日曜日でもさほど混むということはないみたい.まあ
ここはミュンヘンの中心から遠く離れたイナカですから.
この日も天気の良い日曜日だったが,落ち着いて飛行機が見られる
ぐらいに空いていた.
私が小学1年ぐらいのとき,こういう飛行機のたぐいがすごく好きで,
大抵の戦闘機の型名を覚えていました.あのころから25年も経った
けれど実物を目の前で見るとなんとも感慨深いものがあります.日本
の飛行機は戦後まもなくスクラップになってしまいましたが,ドイツの
はちゃんと残っていました.1000年先まで残っていて欲しいいです.




これは旧ソ連製のミグ17である,もともと旧東
ドイツの軍隊で使われていたものらしいが,
東西ドイツの統一で旧ソ連製の飛行機がほと
んどすべてスクラップにされたそうだ.この
飛行機は運良く難をのがれてこの博物館に
来たらしい.
朝鮮戦争当時はこの飛行機が世界一の性能
を誇っていたのだそうだ.がばーっと開いた
クチが印象的な気体である.


こちらにある飛行機は,わりと新しいものだ.手前から,SAAB,Mig21, Mig23,F4
(ファントム)の順に並んでいる.Mig23 が面白いのでまじまじと見てしまった.翼の
角度が変わる可変翼の機体なので,どことなくF14(トムキャット)に似た雰囲気が
あるが Mig23 の方がスマートな美人だ.この Mig 23 は,この博物館に運ばれて
くる以前は現役の機体だったそうだ.尾翼の両側に西ドイツと東ドイツのマークが
それぞれ付いている.
これらの飛行機は触ったりなでたりしても怒られない.ふたを開けてコックピットの
中をまじまじと覗き込んだりなんてこともできちゃう.基本的に来館者を信頼している
のでしょうね.実際マナーの悪い見物客はいないみたいで,落書きなどは皆無だ.



幻のドイツ製VTOL機  かなりデカイ

これは展示物ではなくて工場の中にあったもの.
これはついに3機しか作られなかったという垂直
離着陸機(VTOL)である.NATO主導で作られた
飛行機だが,イギリスのハリアー攻撃機の出来が
あんまりよかったので途中で計画を縮小してその
ままやめちゃったみたい.飛んでいる写真があっ
たので実験的には成功したらしい.この飛行機の
胴体の前後に二個,垂直上昇用の小さいエンジン
が付いている.ハリアーはジェットの吹き出し口を
ノズルで切り替える方式だったと思う.


以下の二点は,イザール川の近くのドイツ博物館本館の展示物である.
本館には有史以来人類が生み出したありとあらゆる科学技術にかんするものが
ごちゃまんと展示してある.博物館に入ってすぐの一階フロアが戦争兵器コーナー
なので,やはりここがメインの展示物のようです.竹を割ったような姿にされた
Uボートとか,第二次大戦以前の飛行機は本館の方に展示されている.
ドイツのサイトに博物館の案内HPがあるので興味のある人はここ↓をクリック
してください.




意外と小さい V1号 の実物.
有名なV2号の方はばかでかくて3階建の
博物館の建屋の天井を突き抜けそうな
高さがある(実際突き抜けているので
博物館の天井の方を改造してある).

ジェット機のメッサーシュミットがあった.大戦
末期にやっとできたものらしく,戦争用としては
あまり活躍しなかったらしいが,後のジェット機の
原型がここにあったのはまちがいない.こんな
飛行機を「コンコン♪」なんてノックしちゃった
りなんかして,この近さがうれしい.






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