Pumpernickel(プンペルニケル) 再び


  このあいだ電子メイルでもう一度 Pumpernickel が食べたいなんて冗談で
書いたらドイツのビュルテラさんがわざわざ送ってくれました.これは
ライ麦100%の本物の黒パンです.形はすこし変わっていますが味は
まさに去年ドイツで食べたものと同じです.



円筒のパッケージに入った Pumpernickel.これは
ビスケットのような形をしているもので,上にチーズ
とか野菜とかサラミなんかをトッピングして食べる
ことを前提にした製品だ.私がドイツで見たのは
食パンのような形をしていたから,これはどちらか
というとお菓子のカテゴリーに近い製品かもしれない.

でも甘いものではないので,味覚がお子様な人には
向かないかも.ビールのつまみには合いそうな味です.

「125年以上の伝統」という表示がいかにも誇らしげだ.
ちなみに原料一覧表は以下の通り,
全粒ライ麦,水,モルト抽出物,塩,酵母
その下に太い文字で
「Ohne Konservierungsstoffe(保存料無し)」
と書いてあります.

驚いたのはその賞味期限で,あと6ヶ月以上もあります.
こういうしっとりしたものが保存料無しの常温保存で
半年ももつものなんですね.しかもパッケージは極めて
薄っぺらなもので,日本の食品みたいに厳重に梱包されて
いるわけではありません.ちょっと日本の食品の常識を
疑っちゃいますね.

パッケージを開けると,もともとこんな風にスライス
された姿で入っていた.

味はなんといいますか,醤油&味噌味の濃密なクルミパン
って言ったら当たってるかな?チーズ系の酸っぱさが
感じられますが,乳製品は含んでいません.どことなく
日本的な味のような気がする不思議な食べ物です.
静岡県の遠州地方の浜納豆って知ってます?.あれが
食べられる人ならこれもたぶん大丈夫です.

これを初めて食べた同僚達は,大方の場合
「まずくはないが,なんとも言えない味」という
反応でした.その通りだと思います.

ほぼ一年ぶりに,これを食べて思ったのだけれど,味覚とか嗅覚って,
人間の脳味噌の記憶に直結しているんでしょうかね.黒パンの封を
開けて中の臭いがこぼれ出た瞬間に,私の脳味噌の中でパチンと
音がして,なんだか自分がミュンヘンに居るような妙な気分になりました.
そうだあそこでいろんなことがあったなあ,などと脳内観光を楽しみ
ながら黒パンを噛みしめるのでした.



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