VC

過去の雑記置き場


あけまして(1/1)
福袋(1/2)
タッチパネル(1/3)
衝突検知(1/4)
値上げ(1/5)
変化(1/6)
広告収入(1/7)
iコンシェル(1/8)
3年目(1)(1/9)
3年目(2)(1/10)
消滅(1/11)
Vostro200(1/12)
速くなった(1/13)
難しくなった(1/14)
どこまで増える?(1/15)
Perl(1/16)
無駄遣い(1/17)
子供とケータイ(1/18)
地図を見る(1/19)
CARBOY(1/20)
人員削減(1/21)
失業(1/22)
緑新税(1/23)
光ディスク(1/24)
N-01A(1/25)
フィルムの解像度(1/26)
撮像素子(1/27)
キャップでワクチン(1/28)
スマートフォン(1/29)
高速化(1/30)
デジカメ(1/31)


デジカメ(1/31)
◆ コンパクトデジカメも10M画素と5倍ズームが当たり前みたいな感じである。手ぶれ補正もディジタル処理によるものや光学系を動かすもの、CCDシフト型など色々ある。CCDを使うと読み出し速度に限界があるのでディジタル手ぶれ補正は難しそうな気がするがどうなのだろうか。高速CMOSセンサならば比較的簡単にできると思うし、擬似的にダイナミックレンジを広げる処理も同時に出来そうだ。6年前に購入したEOS Kissは今時の携帯電話内蔵カメラにも劣る600万画素である。今や一眼レフと言えば2千万画素なんてのもあるわけで時代を感じる。当時同時に購入したCFメモリは192Mバイトだった。今なら2GバイトのmicroSDが300円くらいで買えるというのに当時は1万円以上の価格だったと思う。

◆ 一時期の画素数競争過渡期には光学系などが画素数に追いつかない感じで収差が目だったりした。今でも高倍率ズーム搭載デジカメなどではその傾向があるのだが、それでも数年前からすればものすごく良くなっていると思う。結局の所小型撮像素子向けのレンズ開発が進んだことやマーケットが拡大した事による量産技術の発達がレンズ性能を上げたのではないかと思う。
磁気ディスクを開発していた人間が言っていたのだが、磁気ディスクを小型化すると記録密度が上げやすいのだそうだ。機械的精度や温度その他による変改が小さくなるからだと彼は言っていたがレンズの世界はどうなのだろうか。ガラスの物性もあると思うし加工精度というか表面の粗さというか、その辺りの制御具合は大きなレンズと小さなレンズで違いがあるのかどうか。

◆ 使い捨てカメラなどだとプラスチックの成型レンズ(でも非球面だったりする)でもそこそこの絵は撮れるのだが、1千万画素のCCDで長辺が1cmにも満たないような撮像素子相手に成形レンズはダメだろう。だとすると、やっぱり研磨するのかな?あの極小のレンズを。小さいから材料価格が安くなり石英だとか蛍石がつかえたりして。いずれにしても小型レンズの特性はかなり進歩したと言える。今時の携帯電話も500万画素は当たり前みたいな感じで、もはやハイエンドは800万画素に移行してきている。解像度や発色やダイナミックレンジはまだまだコンパクトデジカメにはかなわないが、これも時間の問題かも知れない。2002年のN904iの画像と翌年のN905iの画像、2005年のP901iの画像、そして2008年のN-01Aの画像を見比べると違いが分かると言うものだ。

◆ コンパクトデジカメにしても1998年、つまり10年前にはこんな画質だったのである。たぶん今時のUSBカメラだってこれより良く写るに違いない。高画素化とそれに見合う画質を得たコンパクトデジカメは価格が似たようなものなら写りも似たようなものという、安定した商品になってきた。各社は様々な付加価値戦略やデザインの差別化で売り上げを伸ばそうとしている。コンパクトデジカメの画質が良いところに達しているのに対して携帯電話内蔵カメラはまだまだ発展の余地がある。



高速化(1/30)
◆ 有線・無線を問わず通信の高速化は時代の流れのようなものである。PDCの約10kbpsから始まった(PHSは32Kbps)ディジタルモバイル通信は、その後3スロット連結の28Kbps(PHSは128Kbps)へと速度を上げ、cdmaOneの64kbps、W-CDMAの384kbpsと通信方式や変調方式を変えながら現在に至っている。W-CDMAはHSDPAで多値変調や複数コードを使って最大約14Mbpsの速度まで規格化されており、更に多値変調によって約2倍の伝送速度を得ようとするHSPA+なんてのもある。

◆ 例えばBPSK変調だと1度に1ビット(0か1)の伝送が可能だが、これをQPSKにすると2ビット(00,01,10,11)が伝送できる。さらに256QAMともなれば8ビットが一度に送れるのだから効率的である。効率的ではあるが情報伝送のためのエネルギは余計に必要だ。
具体的には高いS/N比が必要と言うことになる。位相方向と振幅方向の両方にデータが乗ることになるのでフェージングなどの影響も受けやすくなる。従来多値変調はCATVなど有線接続でしか使えないと言われていたものだが処理技術や無線技術の向上によって移動体通信においてもXGPは256QAMまでが規格化されるに至っている。

◆ 多値変調を行うと要求S/N比が大きくなり、低S/Nの場合はエラー率が上がる。エラーを訂正するためには冗長なデータが必要になる伝送効率が落ちる。だったら64QAMじゃなくQPSKの方がエラーが少ないから効率的なのではないかというポイントもあり、各通信方式でももっとも効率的な変調方式や誤り訂正方式を使って伝送を行うような規格になっている。
例えばHSDPAにしても変調方式はQPSKと16QAMが使用でき、伝送状態によって使い分けられる。例えば公称最高速度3.6Mbpsのカテゴリ5(6)の場合、16QAMを使った場合がその最高伝送速度になるわけであり、エラーが多い環境などでQPSKに変調方式が切り替わると速度は半分になる。

◆ もしも基地局密度が高くセクタ内で高S/N比が実現できていれば最高速度は3.6Mbpsになるが、中継局乱用などでセル内RSCPが低くなると最高速度は1.8Mbpsでしかなくなる。これ以外にもセル内同時通信ユーザ数によってもRSCPは変動するし待ち時間の関係もあるのでマイクロセル化が進まないと充分な速度は出せなくなる。これがHSPA+などになれば更に状況は厳しくなり、より高いS/N比がなければ規格化された本来の通信速度にはならなくなる。SBMはLTEはカネがかかるから当面はHSPA+で行くようなことを言っているが、HSDPAエリアすらなかなか広げられない現状ではHSPA+は名ばかりというか、やってみましたがパフォーマンスは出ませんでしたとなるのがオチなような気がする。

◆ そして次にはMIMOがある。本当に移動体通信で安定的にMIMOが動くのだろうかと思う面もあるのだが、これも移動体通信における多値変調の利用と同じく技術の進歩が解決してくれることなのだろう。ただ、こうした高効率伝送には優れた無線ネットワーク環境の構築が不可欠であり、その通信方式を使ったから速いのだというような短絡的な見方では全然ダメなのも事実だ。高速通信を活かそうと思えば、それに見合った設備投資は不可欠なのである。



スマートフォン(1/29)
◆ 米国を中心にスマートフォンの人気が高まってきた。これに目を付けたのが孫さんのインターネットマシン構想だ。では何故スマートフォンが人気になったのか。そもそもアジア圏以外の携帯電話は通話と少々のSMSが使える程度、着メロなどのダウンロードに関しても日本よりずっと遅れていた。
ようするに携帯電話としての携帯電話というか、余計な機能が余り付いていないものだったわけだ。
勿論今はカメラが付いたりゲームが出来たりするわけだが、だったらフルキーが付いてカスタマイズも出来た方が良いのではないか?という流れがスマートフォンや汎用OSを使ったモバイル機器への流れを作ったとも考えられる。

◆ 日本ではドコモがiモードを開始し、クローズドネットワークを作り、アプリにしても公式内外から凄い数の供給がされている。確かに本体のカスタマイズやネイティブアプリ云々というと話は違ってくるのだが機能的にはスマートフォンチックなものだと言えなくもないような感じだ。こうなるとスマートフォンと国産ケータイの違いは一体何かとなる。話題になったiPhoneも沢山のアプリが使えますよとか、その数が1万を超えましたとか言われているのだが日本人にしてみればiアプリと何が違うの?値段が高いだけ?みたいな感覚かも知れない。

◆ そう考えると、もしもiアプリを全部英語版にしてiモードネットワークと共に米国に輸出したらどうなるのだろうかと思う。iPhoneより画面サイズは小さいが解像度は高く、キーだって付いてる。もっとも米国人は余り小型化と言うことに魅力を感じないようで、家電製品などは無駄に大きなものが量販店に並んでいるみたいなところはある。広い家の中で小さな携帯電話だとどこにあるのか分からない。なんて話が真実だと思えるような文化があるのも事実だ。

◆ 日本でスマートフォンが流行るためには中高生などアクティブ層がこれに興味を示さなければいけない。
今のところその流れは限定的で、携帯電話は小型軽量の中に機能がギッシリ詰まっているモノを、それ以上はUMPCに代表されるPCにお任せという感じだ。だってスマートフォンにしてもiアプリに毛が生えた程度の違いでしかなく、その割に大きく(横幅はあるが意外に大きくないんだけど)何となく不細工だみたいな所かも知れない。どうしてもスマートフォンと言えば携帯電話の延長ではなくPCの機能限定版みたいなとらえ方をされるのだからある意味可哀想でもある。

◆ UMPCはWindowsが動いて普通にアプリが動き、内蔵モジュールや外付けで通信機能が使え、少々面倒だが電話もかけられるとなると機能を求める派にはUMPCが魅力的に映るだろう。しかも安い。そう、PCとなると機能の割に安価に出来るのも大きなメリットだ。
もうひとつは通信速度である。スマートフォンでもUMPCでもこれは同じと言えば同じなのだが、処理速度その他の違いでUMPCの方がパフォーマンスは高い。
UMPCならばEMだろうがWILLCOMだろうが好きな事業者と契約してモバイル運用が出来る。しかしSIMロック付きスマートフォンにはその自由度がない。さあどうする?みたいな。



キャップでワクチン(1/28)
◆ ペットボトルのキャップは400個集めると約10円で売れるそうだ。いわゆる資源ゴミな訳で、これを集めてワクチンを買おうという運動がある。
ペットボトル本体の方が高く売れると思うのだが、かさばるものだけに集めにくい。キャップであれば密度が高いので、それこそスーパーの袋にでもため込めば数百個は入るだろう。 実は私もキャップを集めている。 集めているというか、今までゴミに出していたものを保存しているだけだ。昨年夏頃から始めてコンビニの袋に半分くらいたまった。集まったキャップを受け取ってくれる所があるので、千個くらい集まったら持っていこうかと思う。

◆ リサイクルと言って自治体はペットボトルなどを集める。しかし本当に国内でリサイクルに使われるのは半分以下なのだそうだ。自治体は多少でも高く買ってくれる業者にこれを売却し、その業者は中国などにそのまま輸出する。まあ、どこかでリサイクルされるのかも知れないのだが今ひとつ納得しがたいのも事実である。赤字に苦しむ自治体にとって資源ゴミ売却益は重要だ。しかし売却益は一体どこに消えてしまうのだろうか。訳の分からない裏金としてゴルフボール代になったりしてはいないだろうか。
資源ゴミによる収益で住民サービスが良くなるとでも言うのならまだしも、少なくとも横浜市ではサービス改悪はあっても向上はしていない。

◆ だったら少しでも有効に使われる(と謳われている)使い方の方が良いのではないか。ペットボトル本体にしても粉砕や加熱などで密度を上げれば何とかなりそうではあるが誰もやってはくれない。それこそ自治体は集めた資源ゴミの売却益で学校給食にを補助しましたとか言ってくれたら有り難いのに。アルミ缶なども全く同じである。世の中では携帯電話にもリサイクル費用を上乗せしようなどという動きがあるのだが、携帯電話を廃棄するときに10kg分のペットボトルを一緒に捨てればタダになるとか、そんな風にすればリサイクル率も上がろうというものである。現状ではペットボトルからプラスチックフィルムを外し、中を洗浄し、キャップなどを外してゴミに出すという手間とコスト(上下水道代)を負担しているのだ。

◆ 横浜市は今のところ家庭ゴミ回収は無料だが、自治体によっては有償回収の所もある。ゴミ袋にしても自治体指定のものを買わなければならないところもある。しかし資源ゴミを有料で引き取ってくれるわけではない。エコだリサイクルだ環境だと言いながら良い様に騙されている、いや騙されているというのは言葉が悪いのだが、自治体がやっていることだけになかなか信頼が出来ないのも事実なのだ。所詮無駄遣いの足しにされるのではないか。そんな思いが、少なくとも私には強い。ちなみにリサイクルは環境には優しいが経済には優しくないと思う。どんどん消費してゴミを捨ててしまえばあたらな消費と生産が起きる。実はトヨタの言う「エコ替え」もエゴに満ちていると思っているのだが又後日。



撮像素子(1/27)
◆ 昨年はシャープが携帯電話内蔵カメラに再びCCDを登場させた。消費電力などを犠牲にしてもCCDを使いたかった意味は何だろうか。ここでは需給バランスによりCCDを消費したくなったと言う話は別にして特性面から考えてみたい。CCD(Charge CoupledDevices)はフォトダイオードで光電変換された信号を順々にシフトさせながらアンプに送る仕組みで、と言ってもこれは図解でもしないと分からないだろうが、CCDカメラで明るい点を写すとスミアと呼ばれる縦又は横線が入ることがある。これは1箇所で飽和が起きると順々にシフトさせているその全ての信号が壊れてしまって点ではなく線として見えてしまうわけだ。
CCDのメリットは画素間のアイソレーションが良いこと、ノイズが少ないことやノイズが少ないのと同じ意味になるがダイナミックレンジが広いことである。

◆ CMOS撮像素子はフォトダイオードごとにアンプを入れて信号を取り出すものだ。CMOS構造なので光電変換素子以外の回路を集積しやすいのでアンプも入れられる。100万画素のCMOSイメージセンサなら100万個のアンプが入っていると思って良いだろう。これによって信号を増幅するわけだ。CMOS素子は構造上画素間にリークが起きる。これは実質的解像度を低下させる要因になり、特に撮像素子が小さい場合に問題になる。最近では隔壁構造の改良などでリークはかなり小さくできるようになってきた。ノイズが多いのもCMOSの特徴ではあるのだが、これもプロセスなどの改良でもはやバイポーラと変わらないほどの性能を達成できている。しかし微細化するに従って耐電圧は低くなるのでダイナミックレンジは小さくなってしまう。

◆ 例えばノイズレベルが1Vで信号の最大レベルが10Vだとすると信号は1Vから10Vの範囲でしか検出できない。もしもノイズが0.1Vまで下げられれば、今までノイズに埋もれていた0.5Vや0.9Vの信号も見えるようになる。しかしノイズが1V→0.1Vになったのに耐電圧が10V→1Vに下がってしまったのではダイナミックレンジは変わらない。CMOSデバイスも発展途上だと思う。微細化は年々進み、リーク電流も制御されるようになり、動作速度もどんどん速くなる。最初にCMOS撮像素子が出来たときは大きな期待が持たれたものだが、その画質の酷さにみんなが落胆した。
しかし市場規模の拡大と技術の進歩は今やCCDにも匹敵する性能が得られるまでになったほか、読み出し自由度や動作速度の点でCCDを凌ぐ面も多く一眼レフカメラなどにはこれが使われている。

◆ 最近はロジックの処理による小細工?もかなり効くようになってきた。ディジタル手ぶれ補正は高速シャッタで何枚もの絵を撮り、それを重ね合わせてゲインを稼ぐと共に重ねる位置を調整することによって手ぶれを吸収しようとするものだ。この方式だと擬似的にダイナミックレンジを広げることも出来るだろう。暗部を再現しやすく感度を高くして撮った絵とハイライト部に露出を合わせて低感度で撮った絵を混ぜるようなやり方である。画像は同じだがノイズはランダムに発生するので、この加算方式はノイズのアベレージングを取るような動作もしてS/Nも良くなる。



フィルムの解像度(1/26)
◆ デジカメには画素数がキーとなる解像度の限界がある。フィルムカメラの場合は粒子(粒状)がその限界になるわけだが、普通のネガカラー35mmフィルムの解像度は概ね1千万画素のデジカメ相当だと言われている。先日カメラ雑誌を立ち読みしたらフィルムカメラとデジカメの解像度比較があり、一眼レフデジカメで画素数が1千万を超えるとフィルムカメラとほぼ同程度の解像度となっていた。もちろんデジカメの撮像素子の大きさが小さいとレンズに求める性能が高くなるので相対的に35mmフィルムカメラより解像度が落ちる傾向になる。その点を考慮すると35mmフィルムと同じ受光面積を持つ撮像素子を使った場合には1千万画素がフィルム解像度に匹敵すると言って良さそうだ。

◆ デジカメの解像度は年々上がる訳なので、現在の一眼レフデジカメの解像度は銀塩カメラを超えていると言えるかも知れない。フィルムにも低感度高解像度(微細粒状)タイプがあるので、もしかすると2千万画素相当分程度の解像度があるかも知れない。更に大判フィルムともなれば更に有利なわけだが、残念ながら大判フィルム相当の電子撮像素子は殆ど存在しない。殆どというのは、インライン型撮像素子をスキャニングさせて撮るタイプのデジカメ(と言うのかな)ならば実質解像度が数千万画素にも及ぶ写真が撮れるからである。但しスキャンするので動いているものは撮れない。

◆ 動いているものと言えば、CCDはラインごとにデータを読み出すために時間差が出来る。これってフォーカルプレーンシャッタと干渉しないのだろうか。フォーカルプレーンシャッタが作動し終わってから読めば良いことだとは思うが何か時間がもったいない気がする。CMOSなどではその高速性を活かしてディジタル手ぶれ補正的な、数十枚の絵を重ね合わせて処理する仕掛けなどもあるのに。CMOSであれば自由な読み出しが出来るので良いというか、頑張ればフォーカルプレーンシャッタの動きに合わせた読み出しが出来るかも知れない。そもそもフォーカルプレーンシャッタで動いているものを撮ると歪みが出てしまうわけで、これはCCDでも同じ事が言える。

◆ 読み出し速度を速くすれば影響は少なくなるが限界もあるし消費電力増大もある。シャープが携帯電話にCCD撮像素子を使ってきたときの謳い文句は読み出し速度を速めて動体撮影時の歪みを軽減したというものがあった。だがこの点だけを見るとCCDよりCMOSの方が自由度が高い気がする。CCDは複数電源が必要なことや消費電力の点で携帯電話に内蔵するには勇気が必要だったと思うが、デジカメ市場の衰退によってデバイス価格が下がったとも言われ、少なくともコストが高いという点はクリアできたのかも知れない。

◆ 若い人がアナログレコードを知らないように、ダイアル式電話機を見せると数字の所を押下してみるように、おそらく銀塩カメラは過去の遺物になるのだろう。最近ではコダクローム(だったかな)の現像が日本では出来なくなったりして、時代の移り変わりを感じる。カメラと言えば電子撮像素子で撮ってメモリに情報を入れるものが普通であり、感光フィルムを使うモノなど昔の逸品的な感じになるに違いない。



N-01A(1/25)
◆ N-01Aを使い始めて2ヶ月になる。さほど大きな不満もなく、されど大きな感激もないと言うところか。希望はある。タッチUIの改善がその第一歩だ。タッチスタイルにしていることは分かることなので、一部メニュー関係はタッチ用になる。しかし全てがそうではなくキー操作用の画面も登場する。するとタッチ操作では目的の部分にタッチできない(隣や上や下の項目を触ってしまう)可能性が高くなる。何故この辺りのツメが出来なかったのかは全く持って謎なのだが、とにかく中途半端な印象なのだ。タッチ関連で、タッチ専用の画面が出ている場合でもキー操作の全てがタッチで代用できるわけでもない。つまり、ここもタッチ用メニューが出来ていないのでメニュー自体へ行けなくしてしまえ的な手抜きなのである。

◆ 電話がかかってきて応答するときにタッチ操作は便利だ。その部分に触れるだけで通話状態に持って行ける。ただし電話を切ることが出来ない。タッチパネルはバックライトが消えるタイミングで操作を受け付けなくなるので通話中は操作を受け付けない。するとタッチパネルが使えないのでタッチ操作で電話が切れない。サイドキーを押せばタッチパネルは使えるようになるが、そのサイドキーは小さいい上に位置が悪いので押しにくい。待ち受けに戻れないのは他にもあって、iコンシェルの画面から待ち受けに戻ろうとするとサイドキーを押すしかない。タッチ画面上には「戻る」キーが存在しないからだ。

◆ NEC初のタッチパネルだからUI設計が間に合わなかったとメーカは言い訳しそうだが、だったら後からでもバージョンアップすべきだろう。このファームはバージョン0.2ですが、半年以内にはバージョン1.0まで上げますからと。NECの漢字変換も以前は相当ボロなものだった。今ではケータイshoinが悪評をかぶってくれている感じでNECも楽になったのかも知れない。これにしてもATOKを買ってくれば一発解決だったのにNEC従業員のプライドがそれを許さなかった。プライドがあるなら自分たちで最善に持っていくようにすればいいのに。これと同じように、タッチUIのファームをシャープに外注することは躊躇われたのだろう。でもそんな事をしていれば、結局は売れないケータイが出来上がるに過ぎない。まあSH-01Aが売れているかというとそうでもないので説得力が希薄ではあるが。

◆ NEC製に関してはフツーの折りたたみのN-02Aの方が売れている。実際私もN-02Aにニューロが付いていたらN-02Aにしていたかも知れない。機能はほぼ同じで薄くて軽くて普通のデザインなのだから。Bluetooth関係も詰めが甘い気がするし、内蔵画像を見る部分に関しても同様だ。UIなど、仕様を公開して巷の勝手プログラマに作らせたら良いものが出来るんだろうな。下手な商用ソフトより気の利いた勝手フリーソフトが多いように、それに長けた人は世の中に存在する。仕様公開は全く無理な話ではあろうが、そんな優秀な人たちの意見を聞く事からでも始めたらどうかと思う。



光ディスク(1/24)
◆ CDが登場した頃、あの大きさに500Mバイト以上を記録出来るのだから凄いなと思った。その当時と言えば10Mバイト程度のハードディスクがPC9800用にウルトラ高額で売られはじめたような時期ではなかっただろうか。その後光磁気ディスクの時代になるが、CD-Rなる書き込み可能なCDも高額ながら書き込み機が手に入るようになりつつあった。CD-Rは一度書いたら終わりだったがMOは何度でも消したり書いたり出来た。SONYの5インチMOを入手し、シークの度にボディーを震わせるソイツをSparcStationに接続してみたものだ。

◆ CDの時代をいかに長く引きずってライセンス料を手に入れ続けるのかはSONYの使命だったわけだが、世の中はDVDに向くことになる。何とコイツは8.5Gバイトもの記録容量がある。画像だって入っちゃうんだから凄いではないか。が、日本では今ひとつマーケットが立ち上がらなかった。
例によって書き込みなどの規格乱立で何が何だかよく解らない状態だったのも影響しているだろう。米国などに行くとDVDに入った映画などが見られた当時でも、日本では余り見かけなかったのだ。DVDドライブもあっと言う間に安くなり、再生専用DVDプレーヤが2千円くらいで買えちゃう時代になった。もっとも今となってはハイビジョン記録に容量が足りないとかで、やがて消え去るものなのかも知れない。何しろmicroSDの8Gバイト版なら2千円もしない時代だ。もちろんDVDメディアに比較すれば高額ではあるが、じゃあCDと同じ程度のmicroSDはといえば200円以下で買えるか、或いは既にそんな小容量のものなど在庫が無くなっているかのどちらかである。

◆ CDのコピー問題云々とはかなり前から言われているが、microSDに音楽を入れて売ったらいいかも。
使う側も大きさを取らないし書き込み可能である点からコピー防止策なども色々考えられそうだ。
プレスのCDが一枚どの位の価格で作られているのか分からないのだが、1Gバイト程度のmicroSDならばメモリの方が安いかも。ただプレーヤは現状ではPanasonic製辺りに限定されるかも知れない。

◆ BDはHD DVDとの戦いに勝って普及をはじめた。非互換規格で散々ユーザを迷わしておきながら、さらにBD対HD DVDで戦うなど、全く日本のメーカってヤツはよく解らないことをしでかしてくれる。
BDは2層で50Gバイトほどの容量があるが、CDからDVDへの変化に比較するとDVDからBDは穏やかな感じだ。もはや光ディスクの限界なのか。HDD容量が小さい頃にはこの容量でもバックアップに使えたが、今やノートPCでも80GバイトくらいのHDDが普通に乗っている時代、やっぱり大容量とは言い難い光ディスクなのだ。一方の半導体メモリは16GバイトのmicroSDHCの価格が低下しはじめた感じの所なのでBDの方がビット単価は安い。ただし進化の度合いは半導体メモリの方が早いので、今年の末頃には16GバイトのmicroSDHCが千円以下になっているかも知れない。



緑新税(1/23)
◆ 緑新税とは何か。これは横浜市が導入する新たな市民税だ。年間個人は900円、法人は9%の税率でスタートするが永久にこの税額ではないだろう。税の目的は緑地の買収だそうだが曖昧だ。要するに土木産業推進費用の足がかり的なものではないかと思う。横浜では斜面でも山でも切り崩してマンション建設をどんどん許可してきた。結果として緑地は減少した。それを何を今更緑地の買収なのだと言いたいところだが、税は取りやすいところからもっともな名目で取るのがセオリーと言うことで、新たな財源確保に一生懸命なのだろう。住民税などは全国同一(夕張岳は税率が違う)で10%を所得から取られることになっているが、この新税によって横浜市(宮崎市も別名目で新税を作ったらしい)は税金の高い市になる。

◆ 国にしても自治体にしても金がない赤字だという。
何故赤字なのかは、いわゆる無駄遣いが多いからだ。例の雇用開発機構に関しても一旦は廃止が決まるも看板掛け替え方式によって密かに存続させるような感じで、ようするに天下り先の確保に一生懸命な連中がウヨウヨいる。こうした所にどんどん金を流すから当然予算が不足する。その繰り返しで増税が起きる。普通に考えると大規模自治体は人口密度が高いので行政サービスの効率的運用が出来そうな気がする。過疎の村でゴミを集めるよりも人口密度の高い所でそれを行った方がどう考えても効率が良い。しかし規模が大きくなると住民の目が届きにくい場所が増えるので無駄事業もやりやすくなる。

◆ 件の緑新税に関して市は4万部のお知らせ的なものを刷ったそうだ。ちなみに通常の市のお知らせは150万部印刷するとのこと。増税となると反発も予想されるので4万部だけ。しかしこれが世間に知れてしまったので急遽10万部を増刷したとか。市としても相当後ろめたい所があるのだろう。国では居酒屋タクシー問題などが発覚したのだが、同様なことは各自治体でも行われていると思う。横浜市では公務員の不適当な手当を削減したと中田市長自ら自慢げに語るが実態は看板掛け替えと似たようなものではないかと思う。私は身内に地方公務員がいるが、なんだかんだと理由を付けては貰ってくる各種手当て、自己都合で休みたいときでも出勤(出張)扱いにして貰える環境などに変化があったとは思えない。

◆ 昨年末も歩道を掘り返したりの工事が各所でみられた。その一方で住宅街の道路が傷んでいたとして、それを区役所に言った所で予算が無いの一言で片付けられる。決まったことは決まったことだからという理由で無駄だろうが必要が無かろうが実行する。それ以外のことは必要だったとしても前例がないとか予算がないと言ってやらない。全てがこんな調子で、そして今度は新税か。何度か書いている水道代の値上げも然りで、ダム代を負担して貰うと言っての値上げ。



失業(1/22)
◆ 昨日の雇用の話が中途半端だったので続きというか失業に関して。おそらく失業した方、特に正規雇用ではなかった人たちはゆっくりした正月を迎えられなかったと思う。仕事がないから肉体的にはゆっくりしていたかも知れないが、この先の生活を考えれば正月どころではなかったはずだ。公務員削減の話が出ると、削減した公務員の再就職をどうするかとか何だとかという話になる。そうか政府は雇用に対して真剣に考えているのか。私のしごと館に無駄金600億使っているだけじゃないんだなと思ったら、それは公務員の失業者を出さないための心配であって民間のことなど何も心配していない。

◆ ポーズじゃないけれど、一部の空き住宅を低料金で提供するなんて話も出ていたが各自治体にも国にも不要な建物は山ほどある。ようするに箱物を作ることが目的で作ってはみたが、後は放置状態みたいなヤツだ。災害記念館にしても治水記念館にしても、そんな建物は山ほどある。じゃあそこに家を失った人を収容するかと言えば否である。景気減速が続けば失業者は増え、当然ホームレスも増える。生活保護を貰うには住所が必要で、住所を確保するには金が要る。金がないからホームレスな訳だからそんな人々には生活保護は支給されない。というか、そうしないとホームレスが生活保護を受けようとするから、それを阻止するためにそうしたのかも。

◆ ネットカフェなどでも金を払えばそこに住民登録させてくれる所もあるが、まず金が要る。東京都の場合は家賃と合わせて月額10万円ほどの生活保護が受けられるので年金生活よりお得だ。
しかしそれを受け取るためのハードルは高い。だから余計国は失業者増加を重く見ないのかも。もしも失業者の誰もが生活保護を受けられたとすると失業率の増加は財政の悪化につながってしまう。

◆ 失業者がどんどん増えるとどうなるか。日本人はおとなしいから暴動は起きないだろうが治安は悪化するだろう。いや、そうすると警察官需要が発生して失業者が警官になればいいと言うことか。なんてウマイ具合には行かないんだな、これが。こうした就業問題などを的確にコントロールできなければすぐに国民生活にインパクトが出る。経済とは意外に脆いものだからだ。
しかしこの期に及んで未だ道路道路と叫ぶ議員がいたり、無駄金を使い続けようとする役人がいたりするのだから失業中の人からすれば情けない事だろう。

◆ 地方は道路を欲しがっているという。だったら地方交付金でも地方交付税でも、どちらにしても地方に金が行くのだから同じだと思う。その金を何に使うのかと言えば地方が造りたがっている道路に使うのだから。しかし交付金と交付税では大きく違うところがある。国交省が金の使い道を管理できるか否かだ。つまり地方が道路より優先的に雇用対策を行おうとしても、国交省がそれはダメよと言えるか言えないかの違い。ここに道路族の連中が固まって、自分たちの権利を主張したという、国民無視な自民党道路族と役人達なのだ。



人員削減(1/21)
◆ 昨年末から各大手企業が人員削減などをはじめた。真っ先にクビを切られたのは正規従業員以外の人々だった。マスコミなどは企業を責めたが企業が存続できるか否かの瀬戸際だとすれば人員削減もやむを得ない。だが便乗首切り的に業績悪化が許容範囲にあるのに人員を削減して安全方向に持っていこうとする企業も少なくはなかったようだ。雇用が減るのはその会社の仕事が減ったからで、主に海外に対する輸出が減少したからだ。日本の大手企業は国内需要もさることながら海外への輸出で利益を上げている。
勿論国内での需要にしても無視できるものではなく、自動車離れなどが囁かれ始めればメーカは苦しくなってくる。

◆ 総務省は否定するも官製不況と言われる携帯電話販売台数低下にしても同じ事で、確かにインセンティブ販売方式は不公平なのかも知れないがそれによって代替サイクルが短縮されて携帯電話メーカも部品メーカも金型屋もプラスチック屋も沢山仕事があったわけだ。加入者数が頭打ちとは言われながらも一定の出荷台数が確保できればそれ相応の工場稼働率になる。インセンティブ是非論の他に旧vodafoneがはじめてSBMが広めた2年縛りの罪もある。ローンで縛ることで解約を防止するのがその目的だが、同時に代替需要を大きく低下させてしまった。元々は端末を売って儲けるビジネスのSBMが端末販売台数が減るような策を採ったのだから自分自身が苦しくなってしまい、その後各種値上げやサービス低下が相次ぐことになる。

◆ 孫さんは800MHz帯寄越せ問題で総務省まで巻き込んだ末にドコモの800MHz帯シフトを遅らせるという大迷惑をかけた。と言うかそれが目的だったわけだから孫さん的には大成功だ。自社のサービスの遅れを取り戻すのではなく、他社を妨害して同位に並ぼうとするのは孫さんの得意分野である。しかし2年縛りは孫さんがはじめたけれど真似したのはドコモやauだ。勝手に真似したのだ。勝手に真似はしたがそもそも端末商売ではないのでダメージは大きくなかった。ダメージを被ったのは継続的利用者だけだったのかも知れない。

◆ 端末販売台数が減れば端末メーカはスケールメリットが出にくくなって端末コストが上がる。これも端末を購入しようとする人から見れば損な事だ。勿論メーカ自体も生産ラインの縮小などを考えるだろうしデバイスメーカは新規デバイス開発の速度を低下させる。すると高性能なモデルがポンポン出てくるというような感じでもなくなるので余計に需要が低下する。

◆ モデルサイクルを短くして代替需要を喚起し、常に新しい技術を試していくのは自動車も同じだ。欧米に比較して歴史の短い日本の自動車メーカがそれら先進諸国に急速に追いつけたのはどんどんモデルチェンジしてどんどん売ったからだろう。



CARBOY(1/20)
◆ 確かラジオでCM流してたんだよな、CARBOY誌が創刊したって。何かなぁCARBOYって。そんな感じで聞き流していたように思う。その後自動車雑誌であることを書店で確認し購読するようになった。結構メカニカルな部分のいじりや実験も多くて面白かったし、ガレージと称する小屋が東村山?武蔵村山?その辺りにあって何度か遊びに?行ったことがある。おそらくこの頃が改造車ブームの走りだったのではないだろうか。
どこそこのマフラーを付けると何馬力上がるとか、そんな記事も出ていたっけ。で、当時雑誌でパワーチェックした記事に載っていたフジツボに知人が電話をした。必ずパワーは上がるのかと。フジツボが言うことには車両の個体差があるのでパワーアップは保証できないとのこと。
そうか、雑誌のテスト車両はたまたま1割もパワーが上がったのか。

◆ OPTION誌はCARBOYより後に創刊されたのではないかと思う。こちらはもう少し上品にと言うか自らいじるのではなくていじったクルマのインプレを載せるとかそんな感じだった。折しも最高速テストが真っ盛りの頃であり、私も何度かテストに同行して谷田部まで行ったものだ。あの辺りは朝方キリが出る。早朝のテストが多かったのでキリに悩まされることもあった。湿度が高いとスポイラやウイングの端に飛行機雲?が出来たりした。各チューニングショップご自慢のクルマが最高速テストに挑む。みんな公道でテストしてきただろうに、なかなか思うような結果が出ない。と言うのも公道では数十秒間もアクセルを全開にし続けることなど出来ないのだが谷田部の高速周回路はそうではない。エンジンにもミッションにも想像以上の負荷が加わるのだ。

◆ 爆音を残してスタートを切ったクルマはバンクに吸い込まれるように消えていき排気音が遠くから聞こえてくる。バックストレートも排気音でエンジン回転数が想像できる。が、その後のバンクに入ると音が消えてしまう点があるのだ。
エンジンは回っているだろうか?ちゃんと走っているのだろうか?そんな心配をする一瞬なのだ。そして少しするとバンクから表のストレートにクルマが帰ってくる。そして区間速度の計測。それ以上でないと思われれば次の周はクールダウン、もっと出る可能性のあるクルマは更にもう一週回る。

◆ 私が某ショップのROMをいじくりはじめた頃、市販のチューニングROMと言えばインパルのもの程度しか存在していなかった。解析はICEをつなぎ、コードは逆アセンブルした。で、スピードリミッタやら様々な部分をいじくり回すのだが、タイマ付きのフェールセーフみたいなものが発見できずに谷田部に持っていったら2週目が回れなかったみたいな事もあったっけ。一番初期にいじったROM、そんなクルマはもう走っていないだろうが、ROMの未使用エリアにASCIIでコメントを入れておいた。ちなみにコメントは実行可能コードの組み合わせでそこもトレースするように改造したのでそれを変更するとエンジンかかりませんので悪しからず。



地図を見る(1/19)
◆ 地図に関して何度か書いている。最初はDVD入りのスタンドアロン電子地図を買ったよという話だっただろうか。そもそものきっかけはvaioにオンライン地図アプリがプリインストールされていて無料試用期間があったことから話は始まる。これが意外に便利というか面白くて使っていた。その試用期間が切れたのをきっかけに移動先でも使えるようにとスタンドアロン地図を買った。当時は携帯電話で地図を見るなんて考えられなかったし、PCを出先からモバイル接続した所でオンライン地図が快適に見られる速度は出なかった時代だ。

◆ その後オンライン地図が無料で使える時代になる。
それもGoogleMapのような高機能版がだ。スタンドアロン地図に比較すれば表示速度などの点で快適と言えない部分はあるが、衛星写真を乗せられるなどの機能面では同等以上のものがある。そして最近ではこれが携帯電話でもそこそこ快適に使えるようになった。当然衛星写真も見られるしストリートビューだってOKだ。ただし通信速度の関係でストリートビューは画像が完全に表示されるまでに1〜2秒を要するのが残念なところ。地図や衛星写真にしてもPCで見るほどの快適な通信速度ではなく、数百キロバイト前後のデータを読み込むので1秒くらいの時間は必要だ。読み込んだデータは画面より少し広い範囲(4倍くらいか?)なのでスクロールしていくと読み直しが発生する。ゆっくりスクロールすれば読み込みは間に合うが、ビュンと行くと付いてこられなくなる。
通信速度と画像展開などの処理速度が上がればPCと遜色ない使い勝手になるかも知れないが、それには後数年待たなければならないだろう。通信速度が上がってきた現在に於いては展開にCPUパワーを食う高圧縮画像より通信負荷を犠牲にした低圧縮画像の方が表示が速かったりする。

◆ 私はちょっとした時間などに地図を眺めるのが嫌いではなく、過去に行ったことのある場所などの地図屋衛星写真を見ると懐かしくその場所が思い出されたり、或いは行ったことのない街を見るのも楽しかったりする。だからといって毎日地図を眺めているわけでもなく、電車の中で暇なときとかに何となくいじくり回す感じだろうか。GoogleMapは海外にも出られるので出張や観光で行ったことのある場所の今(?)を見たりストリートビューで雰囲気を味わったりも出来る。この辺りはHSDPA無しではあり得ないもので、非HSDPAエリアでは地図を見るだけで苦痛を感じるだろう。SBMでパケットし放題を契約(単に無料だっただけ)していたときに810Tで地図を見て思った。写真でも何でもないビットマップ地図なのだが、それが表示されるまでの時間が長く感じられたのである。しかもQVGA解像度でアレなのだからWVGAだHXGAだとなったら通信速度の遅さはかなり気になるだろう。blogの方に何度か書いたiPhoneを買って最近は931SHを買い増した人も通信速度の遅さに関しては文句ダラダラだ。しかしこれは通信事業者を変える以外に解決法がない。SBMのHSDPエリアは開業当時から変わらず国道16号線の内側のみと案内されている。地方などでは若干のエリア拡大もあるようなのだが関東地方の国道16号線より外側はHSDPA化出来るタイプの基地局がないのだろう。



子供とケータイ(1/18)
◆ 子供とケータイ問題はどうなるのだろうか。橋本知事も学校にケータイは必要無しともっともなことを言っていた。確かにセキュリティを考えたとしても通学時には必要かも知れないが校内では不要だと思う。子供が校内でケータイを使うことを制限できない程度に教師の力がないとすれば、妨害機などの設置だってあって良いだろう。橋本さんはケータイ依存で学力が落ちていると言うが、大阪の学校では授業中に何時間も携帯電話をいじらせているのかな。そうでないとすれば学校と携帯電話は関係が無くなってしまう。学校で制限された分を自宅で使うとすると更に携帯電話の利用時間が長くなる可能性があるが、それは家の問題で学校とは違うから行政は知らないもんね〜ってな所だろうか。

◆ 携帯電話のアクティブ層は中高生であり、新機種が出ればそれを買ってくれるのも彼等だ。その原資は小遣いかも知れないしアルバイトで貯めた金かも知れないが、いずれにしても金を使ってくれる。なので分割払いは敬遠されがちで、現金一括で買って、新モデルが出れば又それを買うという感じで消費が拡大する。SBMの場合はスパボ以外では売ってくれない(オンラインショップなら可能)のとコンテンツなどがしょぼいので学生人気は今ひとつだ。とは言っても多少は学生ユーザもいる訳で、ハイエンドモデルが出ればそれに群がる。そんなアクティブユーザの携帯離れを加速するような事をやり始めて良いのだろうか。分離プラン推進で端末販売台数は大幅に減少し、それに続いてアクティブユーザが携帯から離れてしまったら経済的ダメージは大きいと思う。

◆ 海外では携帯mailで宿題を出して学習効率を上げたなどという話もあるくらいで、やはりケータイの正しい使い方や応用などを推進した方が良い。まあ頭の固い大人からしてみれば、そんな事を教えるのは面倒だし、どうせ俺(センセーね)は出会い系しか使わないしな、みたいな話だったりして。まあ携帯電話から若者が離れて車にでも興味を持ってくれたら自動車産業の助けにはなるだろうが、そうは行かないだろう。精々ゲーム機ブームが再来するとか、その程度の事ではないかと思う。国内の家庭用ゲーム機市場規模は1兆円にも満たないわけで、ケータイ電話市場よりずっと小さい。景気の良い頃ならばどんどん消費は進むと思うが、この時代なので売れている商品や流行っている市場は温かく見守っていかないといけないはずなのに。

◆ 学習という点では大手学習ビジネスチェーンなどもPCやメールを使った教育プログラムを開発している。私は画面に対して解答したりクリックしたりするよりも書いて覚える的なものの方が信じられるのだが最近の子供は違うのだろうか。研究によれば物理的な本などを見たときに活性化される脳の部位とディスプレイを見ているときのそれには違いがあるとも言われるのだが。今後はケータイなどを利用した学習プログラムも開発されるはずで、大人はそれについて行かなくてはならない運命にあると言えそうだ。



無駄遣い(1/17)
◆ 昨年の今頃も同じようなことを書いている。議員宿舎だとか公務員住宅をどんどん造るという話。一方で学校などの老朽化施設はいっこうに改善されない。耐震性なども含め、もはや危険レベルと判断される校舎で今も子供達が学んでいる。耐震工事には数千万円から数億円が必要だと言われているわけだが、議員宿舎の建設費用で一体何十校が改善されるのか。教育は金にならないからと言う理由なのかも知れないが、日本は教育及び関連施設などにカネをかけない。
先進諸国の中で最下位か、確かそんなデータもあったはずだ。道路は造るが学校は危険でもかまわないという発想が日本国なのだ。

◆ 国交省は今後100カ所以上にダムを造りたいのだそうだ。100年に一度あるか無いかの災害に備えるというのはスーパー堤防発想と同じである。おそらくそのダム代10ヶ所分で日本全国の公立校の耐震補強が完了するのではないだろうか。いや、ダムは調査だ何だと言ってどんどん金を使うから10ヶ所分よりもっと少ないかも知れない。護岸工事などはそういった調査費名目の支出が出来ないので天下り団体的には全然面白くない。もちろん護岸工事もダム工事も災害防止策になるがより大きな利益の出るダム工事を優先するのは言うまでもない。

◆ 毎年のように水害が発生するが、それは護岸工事などで相当数は防げるはずだ。でもそれをやらない。そんなことをしたらダム建設の理由が付かなくなってしまう。水害が起こる度に国交省の役人は万歳を叫びながら酒を酌み交わしているのかも知れない。耐震補強にしても護岸工事にしても金がない予算が取れないと住民の要求を退ける。でもダム代はたっぷりあるのだ。
道路建設費もたっぷりあるし空港だって無駄に作ってしまう。急激な景気悪化で職を失う人が増えつつあるが、役人はそんなことは全く関係ない。下々の人間が生きようが死のうが、俺たちは公務員だぜ馬鹿野郎みたいな感じで、ボーナスだって十分出たしビンボー人と一緒にするなよなと思っているだろう。

◆ あ、でも末端公務員は余り幸せではないかも知れないな。昨年も給料が安いからなのかどうかは分からないが警察官がヤフオクでカネ稼ぎをして問題になっていたっけ。凍結口座のカネをニセ書類を作って自分で作った架空口座に振り込んじゃった人もいたな。まあそんな人々はさっさとクビになるから未だ良いのかも知れない。
本当の悪人、いや役人、じゃなくて悪人は自らの手を汚さずに今年も稼ぎ続けるのだから。民主党に何が出来るのかは分からないが、今のところ言うことだけは立派だ。政治家なんて言うことだけ立派で当選したら方向転換みたいな、干支がコウモリ、あ、それは小池百合子さんか。
えーと、まあいいや。とりあえず自民党よりマトモになり族議員達が落選してくれれば少しは日本が良くなるのかも知れない。ほんの少しだけ。



Perl(1/16)
◆ 新サーバの話である。動作しているソフトの多くはPerlで書かれている。MovableTypeもそうだしBBSも然りだ。他にも管理や監視用のソフトもPerlで書かれており、最近ではPerlのモジュールを利用するケースが増えてきた。出来上がっているモジュールを使うことで安定度や信頼性を高められる上、それを自ら考え出す必要もないからである。例えばRSSを取得するにはXML RSSなどを使えば簡単に出来る。しかしこのモジュール類をインストールするのが大変というか、いや、すんなり入れば全然大変ではないのだがAモジュールを入れるときにBモジュールが必要なので自動インストールされたがCモジュールは不要なので入らなかったとする。次にCモジュールが必要になったとして、しかしCモジュールはBモジュールの一部として構成されているのでBモジュールをインストールしないと入らない。だがBモジュールは既にインストールされているのでBモジュールを再度入れようとしても「もう入ってます」と冷たく言われる、そんな具合だ。

◆ 一旦Bモジュール関係を全部消して…なんて事はかなり面倒だ。こうなると必要なCモジュール入りのBモジュールを別の場所に展開しておいてコピーしちゃうとか、私なんかもっと乱暴に旧サーバに入っているヤツを持って来ちゃうとかで無理矢理モードに突入する。バージョンの依存関係も少々面倒で、Aモジュールはバージョン1のBモジュールを要求するのにCモジュールはバージョン2のBモジュールを要求するとか。これはどうしようもないのでローカルディレクトリに入れるとかしないと解決しない。

◆ PerlからSQLiteを使う場合はDBD SQLiteってヤツが必要なのだが、この場合はDBD SQLiteが自分のお気に入りのSQLite本体も入れるので予めSQLiteが入っていると宜しくないようだ。なのだがDBD SQLiteで足りないモジュールがあったりするときには一旦SQLiteをインストールしてから本体だけを消してDBD SQLiteを入れるとうまく行ったりして、なんだかよく解らない。それでも新サーバは旧サーバに比較すれば綺麗に出来たと思う。実効速度は数々のチューニングの結果、旧サーバが2〜3分かかっていた再構築を1〜1.5分で、analogのWeb統計解析に4.5分を要していたものが2.5分に短縮された。

◆ 速いと言えばPORTSのアップデートで、従来はCVSUPを使っていたのだがやたら遅いのでportsnapにした。
これでたぶん1/10位の時間でportsがアップデートできるようになったと思う。様々なプログラムの最新版をどこまで追いかけていくのかという問題はOSの最新版をどうするのかという問題にも絡んでくるのだが、セキュリティ関係などでバージョンをあげざるを得ない事もあるので無視は出来ない。
今は新サーバと旧サーバがあって同じバージョンのOSが動いているわけで、データさえ移し替えればいつでも(たぶん)交換できると思う。予備機があればそちらで最初に構築を行った上で入れ替えるとか対応がしやすい。まあ、それをやるかどうかというやる気の問題が一番重要ではあるのだが。



どこまで増える?(1/15)
◆ 携帯電話契約者数が飽和すると言いながらも毎月増えている。一つは企業ユースであるのだが、個人の複数台持ち需要も大きい。市場調査によれば複数台の携帯電話を使い分けるのは若い女性に多いのだそうだ。電話やメールをする相手によって使い分けるとか、今だとSBM同士で長電話を楽しむなどがそれだ。高校生や大学生だと夜型生活に合わせてWILLCOMがよく使われるという。21時までの無料通話では時間切れになってしまうと言うことだ。SBMは21時以降はトラフィックが増えるので無料通話は出来ないと言っていた。確かに音声通話は10kbps程度だがパケットとなればいくら遅いSBMとは言っても100kbps前後は可能になる。パケットだから回線交換の音声のような品質は要求されないが、それでも厳しいだろう。iPhoneのトラフィックに泣きPC定額に踏み切れないのはその辺りの事情だ。

◆ こうしてオイシイ部分だけを食われ、ARPUは下がっていく。パケットも同じ定額料ならばコンテンツが多くて速度が速い方が良い。定額や準定額なら多少でも安い方が良い。通話は通話専用として使いパケット通信する端末はパケットと無料通話分を使い切る程度に抑える。複数台持ちとなると通話専用は軽く小さく安い端末が好まれ、SBMでスパボ一括や安売りを行う端末の販売量がハイエンド端末の上位に来るのはこのためだ。この傾向がこの不景気の中にあっても衰えないのかどうかは微妙だろう。複数台持ちは複数台持つことによってコストダウンと快適性を求めているわけで、それを1台に絞ればどこかに不満が出るに違いない。

◆ しかし複数台持ち需要が無限に膨らむわけではないと思う。ウチには2台のSBM端末があるが一台はリセット機として待機状態、もう一台は対SBM間通話用として半固定電話(つまり、外には持ち出さない)の役割を果たしている。が、余り使われないこの端末は電池切れ状態で放置されていることもあったりする程度の使用頻度である。従ってスパボ期限切れで解約の目に遭うことになる。すると二台目需要が消滅することになるのだが、新たに格安というか月額ゼロ円で手に入るものがあれば再契約するかも知れない。

◆ 通信モジュール需要は今後も成長するだろう。自動販売機やAEDなどに内蔵される、或いはカーナビなどの通信機器として使われるなどの需要は多い。自動販売機などは設置場所が限定されているので固定回線でも良いとは思うのだが、定額通信線の普及率が意外に低いのかも知れない。自動販売機密度が高ければ電灯線モデムなどによる通信の可能性もあると思うがどうなのだろう。最近ではホームセキュリティなどでも常時接続IP回線を利用するものがあるが、停電や回線断などのリスク回避にはバックアップ用無線回線が必要になるケースがあるかも知れない。
こうした用途には通信料負担の軽減が必要になるが、台数が増えると帯域課金的な事も可能になってきたのが普及を加速させているとも思える。この場合は使わなければ実質負担が殆ど発生しないので、通信頻度を下げるとかデータを短くするなどの工夫によっては固定回線より安価になると思う。



難しくなった(1/14)
◆ F&Fサーバ入れ替えで色々と再インストールなどを行ったのだが、モジュール等々のバージョン依存とか相対関係などでトラブルもあった。これは今始まったことではないがモジュールのインストール順番などによってはエラーになるというもの。Perlのバージョンが5.8.10以上を要求するものとか、CPAMからではインストールできないとか、以前はそんな事に遭遇するのは希だったのだが色々なモジュールが必要になってくると依存関係などが出てくる。結局インストールする順番を変えたり、いったんPerl自体をdeinstallしたり、あるいはそのモジュールを含んだ別のプログラムをインストールして誤魔化したりと色々やる。

◆ 最初にインストールした時にメールサーバのSASL-AUTHが使えなくなった。原因不明なのだがTelnetでSMTPサーバに接続するも応答が返ってこない。ちなみにDovecot-AUTHは動いていた。なんだかよく分からないので再インストールしたら動いた。なんだかまるでunixらしくない。
色々いじくり回していたらcshが使えなくなったこともあった。突然ログインできなくなって、原因を調べたらcshがcoreを吐いている。仕方がないのでシングルユーザモードに落ちてrootのシェルをshに書き換えてログインしたのだがなぜcshやtshがcoreを吐くのかかは不明だ。.histryの内容によっては云々という話もあってhistoryの中身を消したりしても治らなかった。シングルユーザモードで起動後 mount -u / で/をマウントしてR/W可能にする。その後 mount -a -t ufs でその他のファイルシステムをマウントする。ログインできずに電源スイッチをブチッとやってしまうと大抵はファイルシステムが壊れるのでfsckが必要な場合もある。

◆ ディスク関係は、おそらくはBIOSレベルでのRAID1が良くなかったのではないかと思うがエラーが出たことがあった。おそらく2台のディスクの同期が取れていない間にOSインストールなどを試みたときだと思うが、それでもBIOS上ではREADYになっているんだよな。結局少し待ってインストール可能状態になったが不思議である。今回は特に急ぐインストールでもないので対症療法的な回避ではなくいじくり回していたので色々なことが経験できたというか経験もしたくないんだけどというかそんな感じである。

◆ 依存関係というかバージョン関係での悩みも増えた。Perlモジュールなどもとにかく入れる順番が違うと入らない。MT4実行に必要なモジュールを先に入れたらXML RSSがダメとか。これはどうもXML Parserの新しいバージョンが先に入った為のようなのだがよく解らない。アンインストールが手間なCPANを使うからいけないのだと言われそうだがインストールがうまく出来さえすれば手間なしな訳なので頼ってしまう。Net SNMPも入らない。これも最初に入れておかないと駄目なようなのだが、ここまで来るとかなりやる気を無くしているので放置したくなる。MRTGはPerlで書かれていてコイツがないとウンともスンとも動かない。

◆ そんなわけで何度もインストールしたというか、インストールに順序が必要な時にはさっさと元ネタを消して(或いは上書きして)やり直すみたいな事をやった。おかげである程度動くまでに相当な時間がかかった。普段ならば1日あればそこそこ動くところまで持っていくわけだが、今回は延べ何日かかったのだろうかという感じ。半分は楽しみながらだが、半分は面倒だったな。



速くなった(1/13)
◆ F&F新サーバ構築時にMovableType再構築に要する時間を比較してみた。記事数500、コメント数350の状態で再構築を行った。旧サーバはPentium4の2.6GHzに2GBのメモリ、再構築時間は約4分を要した。新サーバはCore2Duoの3GHzに4GBメモリ、もっともメモリは全て使い切るわけではないので速度にさほど影響はないのかも知れないが、同記事&コメント数での再構築時間は1.5分に短縮された。Pentium4はハイパースレッドを有効にしているので見た目は2つのCPUが動作しているように見える。Core2はそもそも2コアだ。OSはどちらもFreeBSD7.0RでPerlのバージョンも同じ。とするならば速度差はCPUによる違いが効いていると思う。処理的にはデータベースを参照してHTMLに書き出すことを繰り返しているのでHDDの速度も影響するとは思うがOS側はライトキャッシュ(遅延書き込み)を有効にしている。

◆ 他に変わった点と言えばHDD温度だろうか。これは当初から予想していたとおりであるが、1Uサーバはこの冬の時期だとHDD温度は25度以下にまで下がるがミニタワーだと40度を超える。夏になってみないと上限温度がどの程度になるかは分からないが気分的にはちょっと良くない感じである。フルタワーなどであれば内部に余裕がある分通風も良いのかも知れないがミニスリムタワーだと結構ギッシリである。一応気休め程度に小さなファンで風を送ってみたが、温度は殆ど変わらなかった。CPUや電源なども室温が低ければファンの回転は低速になるので静かという面では確かにその通りである。

◆ サーバ系だと音より温度みたいな設計になると思うのだが家庭用のマシンとなれば音は重要だ。その家庭用マシンをサーバに使うわけで、うーん廃熱をどうしようか。UPSの負荷を見ているとCPU負荷が上がると消費電流が増える風に見える。一つはファンが高速回転する事でもあり、CPU自体の消費電流もそれなりに増えるのだろう。家庭用PCでも画像処理などを行えば負荷は増大するのだがサーバよりはマシか。
何せ電源が切られている時間もあるわけで、総稼働時間自体は短い。

◆ このVostro200はHDDを2台実装で購入したのだが、HDDは2台でメーカが違っていた。たまたまそうなったのか?或いは同時故障を避ける目的で同じロットやメーカの製品を避けているのかは不明ながら後者だとすればなかなか考えているなと感じる。今回はBIOSレベルでのRAID1構成を採っているのでHDDの故障はさほど怖くはないが、万が一にも故障が同時期に発生するのは困る。その意味でメーカの違うHDDが実装されているのはちょっと嬉しい感じである。あと弱そうなのは電源かな。電源ユニットも最近はずいぶん小型化され、ファンの回転数が低いせいもあって排気の温度は意外に高く感じる。ケミコンなど熱に弱いものがたっぷり乗っている電源だけに、こちらも温度と耐久性の関係に不安がないと言えばウソになる。



Vostro200(1/12)
◆ Dellの安物デスクトップVostro200が新しいF&Fサーバである。モニタレスでの購入が出来なかったので19インチのLCDモニタが付いてきた。ハードウエアは3GHzのCore2Duoに4GBのメモリ、320GBのHDDが2台だ。ここにFreeBSD7.0Rをインストールするのだが、インストールCD起動時にInt11がコンフリクトするとか何とかで止まってしまったというトラブルがあった。SATAのCD-Driveからではダメなのか。HDD自体はFreeBSDが2台とも認識しているのだが何故CD-Driveが途中でダメなのかよく分からない。で、試しにと言うか悪あがきでSATAのHDDをBIOS設定でRAID構成にしてみた。RAIDはソフトウエア(Intel?)にて行われ、設定は簡単だ。FreeBSDからは2台のHDDの他にミラー化されたドライブが見えるようになる。従来はgmirrorでRAID1を構成していたのだが、それより設定は余程簡単である。何しろBIOSレベルでやってくれるのだから。問題は信頼性とかディスク異常の検出方法(Intel Matrix StorageManager?)なのだが、それは後から考えよう。とにかくこの設定にするとFreeBSDはインストールできたのである。

◆ FreeBSDレベルでRAID構成が良いのか?BIOSにやらせた方が良いのかはよく分からない。おそらくパフォーマンスなどにも差は出てくるだろうし、だったらハードウエアRAIDにしろとか言われそうだ。RAIDを組まなくてもHDDを1台にすればインストールできるのかも知れないがやっていない。HDDが320GBもあると余裕ありまくりである。Windowsなどで画像だ動画だと言い始めると容量が足りない場合もあると思うがサーバ用としては十分すぎる容量だ。何せ/varを100GBとか、そんなおおざっぱなパーティションの切り方で全然問題ない。旧サーバのHDDが80GBで、これでも相当広いなと思っていたのだから。HDD自体のアクセス速度も向上しているが、この辺り実際はどうなのだろう。FreeBSDはメモリの多くをキャッシュに割り当てるのでREAD性能は余り要求されないと思う。特にサーバ用途だとアクセスされるコンテンツの殆どがメモリに入りきってしまうのではないかと思うくらいだ。WRITEの方も遅延書き込みになるのだが、こちらはMRTGでグラフ化してみるとアクセス速度は多少パフォーマンスに影響があるかも知れない。

◆ 欲を言えばSSDを使ってみたかったなと思う。ハードディスクよりは信頼性が高そうだし、発熱だって少ないと思う。Writeは遅いがReadは速いので用途的には合っている。価格にしても1年前には10万円していたものが今は3万円くらいで買えたりして、ノートPCに入る60GBクラスなら1万円以下で投げ売りされている事もあった。販売店に言わせれば、価格下落の速度が大きいので在庫はリスクだというのだが、しかし大容量品の売れ行きが良いので仕入れないわけにはいかないと。次があるかどうか分からないのだが、次にサーバを作り替えるとしたらやっぱりSSDな時代になっているんだろうな。



消滅(1/11)
◆ 人間の死亡率は100%である。従って私もいつかは死ぬのだが、さて突然死んじゃったらこのサイトはどうなるか。ジワジワ死に至るのであれば準備も出来ようと言うものだが、いわゆる事故などに遭うとそうは言っていられない。一応更新用ファイルが無くなったことを検出してメッセージを出すようにシカケはしてあるが旨く動作するかどうか。小説や映画の世界でも魂の存在などを描いたものがある。肉体は消滅しても魂は残るのだという論だ。もちろんそんなことは、断定は出来ないが無いと思う。魂が宿るのは残された人間の心の中に、だと思うからだ。霊媒師などが魂を呼び寄せる的な儀式を行うことがあるのだが、それは遺族の心から亡くなった方の想い出を抽出しているのではないかと思う。もしかしたら本当に死者の霊ってヤツが存在するのかも知れないが、今のところ私は見たことがない。まあ自分が死んでみればそれが分かるのかな。

◆ 物質を持たずして記憶や判断や行動が出来るとしたら素敵ではないか。それこそ食糧問題だって考える必要もないし医療費だって必要ない。ゲゲゲの鬼太郎だって言っている「お化けは死なな〜い♪」って。
しかし霊の世界があるとしたら、そこに一体どれほどの霊が詰め込まれているのだろう。世界人口の10倍くらい、いやもっとかな。物理的大きさのある世界からすると、もうぎゅうぎゅうというかギッシリというか、何となく魂は丸っこいような感じを想像するのだが、それらが狭い場所に詰め込まれて伸びちゃってたりひしゃげちゃったり。って、物理的存在のないものだから良いのか。そうなるとコミュニケーションはテレパシーとかかな。テレパシーは総務省で割り当てが… いやいや、ちゃんと混信しないようになっている筈だ。

◆ 物理的な存在を持たないのだから物理的な地球の上やその周辺にいるとか居ないという概念もないだろうな。魂が乗り移るなんて話があるが、あれは霊がテレパシーで人間を制御することだろうか。だとしたら結構面白いかも知れない。まさに自分の好きなことが出来る話になる。でも一人の人間を複数の霊がコントロールしようとすると争いが起きるなぁ。ちょうどドラえもんが複数匹存在するように矛盾だらけの世界になってしまう。それとも秩序を守るための団体とかがあって、天下りがそこを守っていたりするのだろうか。地獄のえんま様みたいに。いやいやいや、そもそも理屈で考えようとするから無理があるんだ。霊は理屈じゃないんだよってきっと霊は言っているに違いない。

◆ ま、いずれにしても人間いつかは死んじゃうわけで、その瞬間に自分が幸せだったかどうかが分かると思う。後悔でも希望でもなく、その時のその瞬間に思うことがきっとあるはずだ。今後高齢化社会へのシフトがどんどん進むとインターネット利用者の平均年齢も上がるんだろうな。10年前はゲートボールだったのに、最近の爺さんと来たらネット対戦ばっかりなんだから。なんて言われる日が来るのかも知れない。ただ日本政府は老人に優しくはないので、老後設計をキチンとしている人以外は楽しい生活が送れない恐れもある。



3年目(2)(1/10)
◆ ソフトバンクはVodafoneを高値で買った。孫さんは自分に言い聞かせるように、良い買い物をしたと何度も語った。Vodafoneを買ったもののどうして良いのか分からなかった。ARPUは低くエリアは狭い。基地局は3Gサービス開始当初の古いものばかりである。
料金プランはとりあえず他社の真似をしてみるものの加入者が集まらない。ゴールドプランや予想外割りなどで迷走するもエンジンがかからない。エリアの狭さを解決するために、ドコモ以上の基地局数にすると吹いてしまったのがそもそもの誤りのスタートになるのだが、当時はそれすら分からなかったのだろう。

◆ 少し落ち着いてくると孫さんの商魂が生きてくる。
ADSLの時と同じようなばらまき体制のスタートである。しかしそれには2年縛りもセットとした。通話準定額を安価でサービスする代わりに、韓国事業者の真似をした割賦販売を取り入れたのである。当時WILLCOMですら980円で通話準定額は無理だと言ったが、孫さんは他社通話があるから大丈夫だと吠えた。
基地局増局に対しても、ドコモですら不可能な増局数整備は無理だと誰もが言った。そしてこれらは現実に無理だったのである。基地局数はいっこうに増やすことが出来ず、ARPUは急降下を始めた。しかしその代わりに加入者は400万人以上増やすことが出来た。が、2Q決算の場で500億円にも及ぶ不正契約、つまり100万契約ほどは純増数には寄与したかも知れないが金銭損失を被ったと白状した。100万人が純増数に含まれないとすれば純増シェアトップが揺らぐ話になり、純増数に含めた上で解約処理を行ったとすれば解約率の上昇が起きるがどちらもその形跡はない。考えられることは回線休止などで加入者数を保持しているか、或いは代理店に持たせてしまった事だ。事実企業向け契約が代理店からの名義変更で行われたり、個人向けにもこうした月額ゼロ円契約が行われるなど、かなり怪しげな状態になっている。

◆ ドコモやKDDIが減益ながら増収を維持したのに対し、SBMは減収減益となった。これはまずい。500億円の他にも投資失敗で750億円が闇に消えるかも知れない。そこで数々の、なりふり構わぬ値上げ攻勢を始めることになる。網内メールのS!有料版必須化や保険システムの改悪、メール代の値上げや無料受信範囲の縮小、加入者専用ページの容量拡大によるパケット消費量拡大等々、またSBMの値上げのみではソフトバンク自身の決算内容が確保できないと見たのかヤフー会費の5割値上げ、サービス内容の変更による無料範囲の縮小なども行った。設備投資は事実上の凍結で借金返済に備えるも、昨年には中国系事業者への事業売却の噂が出るなどADSLの時の再来と化した感もあり、日経トレンディ当たりでも記事にされた。

◆ おそらく今年もサービス改悪と値上げは続くだろう。
端末は海外製のモディファイで開発費を縮小するなどしているが、今のままではとてもではないが次世代投資は出来ないはずだ。果たして新たなビジネスモデルによる孫マジックが炸裂するのか?それともADSLのように斜陽に任せるような方針になるのか。



3年目(1)(1/9)
◆ ソフトバンクが携帯電話事業に参入して3年目になるだろうか。J-PHONEもVodafoneも3年の命だった訳だが果たしてSBMはどうなのだろう。そもそも孫さんが無線通信に興味を持ち始めた時期はかなり以前である。1999年にはスピードネットを設立するも失敗、しかし失敗を他社に押しつけるような格好でうまく手を引き携帯電話事業に興味を持つことになる。当初はTD-CDMAで新規参入を計画するも、インフラ整備費用が高額な上に十分なパフォーマンスが得られなかった。この事実上の失敗に対して側近は2GHz帯だからダメなのであって800MHz帯ならばうまく行ったはずだという。ここから孫さんの800MHz帯に対する執念が燃えさかることになる。もしもこのときに800MHz帯の実験局免許が交付されていたならば、2GHz帯よりも遙かに高額な設備コストに800MHz帯はダメだと結論づけたかも知れない。

◆ 800MHz帯寄越せ問題は更に大きくなり、周波数再編案を勝手に作るなどしてみた。周波数再編は現在も行われているのだが、それは既存加入者の負担を出来るだけ小さくしながらシームレスに移行することが考えられている。しかしソフトバンク案はこれを完全に、しかも国際協調性までをも無視したものだった。当時孫さんは携帯電話なんて1年か1年半でみんな買い換えるのだから、周波数再編が急激に起きても問題はないとした。まるでスイッチをポンと切り替えるように周波数変更が行えるとでも思っていたのだろうか。当然ながらこんなプランは認められるはずもなく鼻で笑われて却下されるが、それに対しても会議の席で暴れるなど下品なアピールをした。
当時の孫さんの言い分は、基地局用地も設備も準備が出来ていて800MHz帯さえ割り当てられれば翌年にはサービスインが可能だというものだった。
しかし800MHz帯がソフトバンクに割り当てられることはなく、孫さんの起こそうとしたクーデターは失敗に終わることになる。

◆ 次なる周波数ターゲットは1.7GHz帯だった。ここをそっくり寄越せと言い始めたのである。しかし新規参入を表明していた他社が着々と準備を始める中、ソフトバンクは身動きが取れなかった。孫さん曰く800MHz帯用に確保した用地は1.7GHz帯には使えないとか何とか。通信方式もTD-CDMAから一時期はcdma2000だと言ってみたり、いやいやW-CDMAが良いとなったりして迷走した。この頃にはソフトバンクは自力での新規参入は無理ではないかと噂が立ち始める。YOZANのPHS買収案やツーカーを買うだ買わないだとの話しも出る中、KDDIは「ソフトバンクにだけは売らない」と言ったという。買収話はいくつも出るが新規事業立ち上げの話が全く聞かれないのがいかにもソフトバンクらしい所だった。

◆ そんな中でVodafone買収の話が出てきた。Vodafoneは高値売却を狙って設備投資などを抑制しており、見かけ上の経営状態をかさ上げしていた。これは奇しくもSBMの現状と同じなのだが、自力参入が難しくなっていた孫さんはVodafone売却話に飛びついた。
おそらく経営内容を読むのは得意なのだろうが移動体通信会社としての事業内容は読めなかったのだろう。しかしここでVodafoneを買わなければ後がない。
移動体通信事業参入に失敗したらプライドは大きく傷つくことになる。そんな孫さんのココロを読んだという面でVodafoneは上手だったといえる。所詮通信事業素人、孫さんを騙して会社を高く売りつけるのは簡単だったのだろう。
続く…



iコンシェル(1/8)
◆ 行動支援、そんな謳い文句で登場したiコンシェルなのだが余り面白くない。予め設定したエリアの設定した情報が変更されればそれがプッシュ配信されてくるが、だったら各自治体の情報メールなり道路交通情報のメールや列車運行状況メールを受信すればいいだけの話である。或いはもう少し頭を使って、それらの情報を(自前サーバなどで)まとめた上でメール送信すればいい。ドコモがやるならばもう少し上を狙って良いはずだ。位置登録情報によって、その移動機がどこにあるのかが分かるはず。なので、そのエリア周辺の交通情報なり天候なりが配信できるはずだ。

◆ 例えば朝方自宅付近にあった移動機が午後には浦安付近への移動が確認されたとする。そこでドコモ側のサーバは、コイツはディズニーランドに行ったかな?と予想を立てる。契約内容を参照するとファミ割が組まれているので、それら各端末の位置情報も調べてみる。と、家族でディズニーランドに行ったことが推測できる。移動時間の時間分布を見るとどうやら自動車での移動のようだ。ならば渋滞情報を配信するのが良いだろうと判断するわけだ。サーバはディズニーランドの入場者数をチェックして、周辺道路の混雑具合と時間帯による渋滞度合いを調べ、帰宅時間と所要時間を配信する。帰宅が遅くなる場合には周辺のレストランとその混雑状況を配信する。

◆ でももしかしたらお泊まりかも知れないので、情報配信前に宿泊か帰宅かYes/Noで返答出来るようなメールを配信して返事を待つ。と、この位のことが出来てはじめて面白味のあるサービスになると言うものだ。しかし現状は違う。例え東京に移動していようとも「横浜周辺の渋滞があります」なんて情報が配信されてくるのは邪魔者でしかない。情報はそんな具合なのに宣伝チックなものは何度も配信されてきたりして、これも面白くはない。チケットやコンサート情報などにしてもそのチケットが売られていますから買って下さいではなく、チケットの売れ行きや予約の取りにくさ、コンサート当日の天候予想等々をセットとしてまとめるのが情報だろう。単にチケット買いましょうじゃチケットやの宣伝にはなっても情報にはなり得ない。

◆ 交通情報にしても同じであって、代替交通手段の案内や払い戻しに関する情報、代替交通手段を使った時の所要時間などが案内されてはじめて意味あるものになる。だって電車が遅延したりしているのはそこにいれば分かるわけだし、代替交通手段を使おうと誰もが思うだろう。そんな誰もが知り得るレベルの情報を配信して金を取ろうなんて、ハッキリ言って甘い。何しろ情報取得者は情報量だけではなくパケット代だって負担しているのだから。世の中には情報が溢れている。それらの中から有用なものを抽出して関連づければ情報密度は高くなる。こうした作業を自動的に行って提供してくれるのがiコンシェルではないのだろうか。単にiチャネルに任意のフィルタを適用しただけでは面白くも何ともないのである。



広告収入(1/7)
◆ ニュースサイトでも何でも、広告料収入によって無料開放されているサイトは多い。ケータイ向けは有料なのにPC閲覧は無料などと言うサイトも多いが、それは変換エンジンを通すなりフルブラウザで見るなりすればPC扱いになる。携帯電話事業者のトップページは、今は通信料無料が一般的となっている。確かドコモはiメニューが従来は有料だったはずで、私は必要なところはブックマークして使っていた。それがいつからか無料になった。無料にはなったが広告が掲載されるようになった。まあ広告があっても無料の方が良いかな、なんて思う。
ただしドコモの広告は悪質なものが多いので下手にクリックしない方が良いかもしれない。

◆ SBMのヤフーケータイ(この名称、なんかおかしいといつも思う)は来月から有料になる(予定だったが失敗)。現在は広告が表示されているのだが、おそらく有料化と言うことになれば広告はなくなるはずだ。まさか広告主からも金を取り、閲覧者からも金を取るなんて見苦しいことはやらないだろう、さすがのSBMでも。SBMの話ついでにMySoftBankのページはFlash化されて容量が大きくなり値上げになるそうだ。ここは必要な手続きページに直接飛べるようにブックマークしておくしかない。おそらくパケット定額制に入っていない普通の人が見るところと言えば料金案内や各種設定変更などのページだろう。

◆ トップページの有料・無料の考え方は、おそらく広告料収入が多いかパケット代収入が多いのかの違いだと思う。ドコモは2階層目のリンク順まで売るような話が出たくらいで加入者数が多い分だけ広告料収入も稼げていると想像できる。逆にSBMの方はIPサービス加入率が他事業者よりもかなり低いこともあり、おそらくY!へのアクセス数は多くはないのだろう。こうなると広告料が稼げないのでパケット代で稼ぐ。孫さんはモバイル系Yahooページへのアクセス数が伸びたと豪語していたが、これはドコモやau加入者がアクセスするもので肝心のSBM加入者は余りアクセスしないのかも知れない。実際この件に関してはYahooがコメントしていたと思う、ドコモとauに支えられていると。

◆ ヤフーモバイルは以前から広告が掲載されていて、サラ金やエロ系の広告で満たされていた。プレミアム会員向け(有料会員)のページにはあからさまな広告は掲載されていなかったと思う。そのプレミアム会員費は5割もの値上げになったので私はもう退会してしまった。有料で受けられるサービスの恩恵を受けていた人は良いとは思うのだが、私の場合はそうではなかったので。確かにヤフオクへの出品や落札を考えると有料会員を継続しておいた方が便利ではあるが、何せ5割の値上げなので。月額5百円を支払うならばiコンシェルに210円払った方がまだ良いかなと。ただiコンシェルは意外に面白くないというか、無料ならば情報を受け取っても良いが別途金を払う意味は少ないと思う。ただし1ヶ月だけ有料会員になって電話帳のメンテナンス(企業の電話番号などには住所や地図がセットされる)は受けてもいいかもしれない。特に仕事先などの登録が多い方には有効なサービスだと思う。



変化(1/6)
◆ FOMAのエリア整備は着々と進んでいることが実感できる。以前はダメだった場所でも安定して使えるようになっていたりする。ドコモに限らずなのだが橋の上などは切断が起きやすい。幅の広い河川だと両岸の局からの電波も届きにくくなるからだ。もちろん見通しなので数キロ先までサービスエリアに入れることは出来るのだが、そうすると過大なセル半径を作ってしまうことになるのでトラフィック面で不利になる。都内の一般局の場合はセル半径数百メートルで設計されることが多く、そうすると橋の上などでは電波が弱くなると言うわけだ。この対策としてビームアンテナを使って端を狙うなどの対策が採られる。FOMAでもmovaでもダメだったベイブリッジなども今は通話が途切れることなく使えるようになっているのはこうした対策によるものだろう。

◆ 変わらないところもある。要望を出しても「改善予定は御座いません」とメールが返ってくるSBMのエリアだ。都内の比較的規模の大きなビルでも駄目なところがあり、これは結構不便な印象を受ける。屋外に出れば使えるが、その建造物内にいる間は漏れなく圏外なのでどう考えても不便である。場所によってはFOMAも電波が弱いので、おそらく中継器が設置されていないのだろう。こうした場合もFOMAは付近のビルからビームアンテナで狙うなどしてエリア化している。この方法はWILLCOMも同じで、横浜周辺だとランドマークタワーに向けたビームアンテナが付近のビルに複数設置されていたりする。ランドマークタワー内部には基地局が設置されているだろうが窓際などでの接続性改善は必要と言うことだと思う。

◆ SBMのエリア整備が進まない一つの理由は資金難だ。
設備投資の大幅抑制を行っている最中であり、旧型設備の入れ替えや必要最低限の基地局整備はそれでも必要になる。従ってどうでも良い(どうでもいい場所など本来あっては行けないのだが)所は放置せざるを得ない事情がそこにはある。ネットワークの混雑も顕著になってきており、駅周辺や住宅街などでは通話が確立できないしパケット通信に関してもエラーが出てどうしようもないと言われている。ドコモのような加入者増を見越した設備設計であればまだ良かったのだろうが、手っ取り早く安価にということで中継器をばらまいてしまった事も周波数利用効率を著しく低下させる要因となっている。

◆ これに対しては1.7GHz帯の割り当てなどを申請すれば良いと思うのだが、2GHz帯とは別の設備になる1.7GHz帯を貰ったところで金がなければ整備は出来ない。
たぶん800MHz帯を割り当てたところで、1.7GHz帯よりも更にカネがかかるので使い切れないだろうし、そもそも都市部などではマイクロセル構成にする必要があるので800MHz帯はお得ではない。今年の純増数がどうなるのかは分からないが、少し加入者が減ってくれないとシステムキャパシティが危うくなることは事実であり、加入者が増えるようなら少しは設備投資もして貰わないと更に低品質になってしまう。



値上げ(1/5)
◆ 値上げといえばSBMなのだが、今年も値上げは続くのだろうか。2Q決算が悪かったソフトバンクは直後から数々のあからさまな値上げに走った。自網内メールにもS!有料版が必須となって315円の値上げ、メール代がパケット課金になって大幅値上げ、保険システムの改悪での実質値上げ、Y!ボタン一発課金(2度トライするも失敗)やマイソフトバンクページのFlash化でページ容量拡大→パケット代アップなどなど、さらにソフトバンクとしての決算を良くしなければいけないのでヤフーでも値上げをする。プレミアム会費の5割の値上げ、ポイントの廃止などがこれだ。この値上げでもまだ収入が足りないとすればさらに値上げしてくるはずだ。究極的にはホワイトプランの価格改正だろう。今や1.5千万人のホワイトプラン加入者が居る訳だから、100円の値上げで月収は15億円アップする。しかしおそらくそんな額では足りないはずだ。ホワイトプラン換算だけで行けば千円の値上げに相当するくらいは欲しいのではないかと思う。

◆ 昨年度が加入者獲得の年、そして今年度が値上げの年だとすると来年度はどうなるだろうか。サービス拡大の年なんて事なら加入者は喜ぶだろうがSBMなのでこれはなさそうである。電話として考えればサービスエリアは狭いし通話品質は悪いが使えないことはない。メールだって送れるしWeb接続もできる。通信速度が遅いからと言っても使えないわけではないのだから、そこに納得さえすればそれで良い話である。他社のように様々なサービスや音楽だ映像だとは言えないが、それは付加価値の部分だ。電話を電話としてだけ使うライトユーザは多くのサービスを期待しない。そう、ツーカーと同じ流れだと思えばいいかも知れない。ツーカーは設備投資を押さえて安価を実現したと言っていた。そのため3Gに移行することもなくPDCでのサービスを続け、そして消滅した。

◆ SBMは一応次世代はやるような話はしているが、その設備の莫大な金額はどこから捻出するのだろうか。ベンダファイナンスなどの話が浮かんでは消えるが、なかなか話がまとまらないのではないかと思う。孫さんは謝金返済は順調だとか言っていたが、総借入金額は増えているのではなかったかな。つまり、金を借りてその金で返済を行うみたいな(直接的ではなくても全体としてみれば)感じなので、是非おまとめローンなどを検討していただければと思う。次世代に対する投資、設備の入れ替えコストは兆円の台に軽く突入するだろう。もちろん単年度でそれだけのカネが必要になるわけではないが、数年かけてのエリア整備などを考えると大変な額になる。

◆ そこで松本氏は金の余りかからないHSPA+で行くみたいな発言をしていた。HSPA+では設備投資を先延ばしに出来るが、4Gへのシフトは難しくなる。
LTEに投資すると4Gが同じ方式であるために4Gへの移行コストが節約できるのだ。ドコモがHSPA+を経由するかどうか分からないが、これは設備に余裕があればファームの入れ替えで対応できないことはない方式だ。ただ旧vodafoneの古い設備の多く残るSBMを考えると、HSDPA対応を行うにも設備の入れ替えが必須なので、だったらその設備をHSDPA〜LTEまでのシステムに入れ替えた方が得ではないかなんて話も出てきている。



衝突検知(1/4)
◆ プリクラッシュセーフティ、衝突に至るかもしれない事態を検出して衝突に備えるものだ。国産車ではトヨタがレクサス車の一部に使っていたと思うが、カメラやレーダを使って動体を検出し、危険だと判断した場合には警報を出したりそれに備えるべくシートやヘッドレストを動かしたりする。しかしどうもトヨタ製は旨く動作しないというか過敏なのではないかと思う出来事があった。

◆ 片側2車線の幹線道路を走行していたときである。
私の前方にはレクサスと思われる車両が走っていた。走行速度は60km程度で車間距離は100m以上あっただろう。前方の車はやがてコンビニの前に停車した。何故駐車場があるのに路上に止まるのか分からないが、とにかくそこに止まった。私は邪魔だなぁと思いながら、出来るだけ中央車線にはみ出さないようにその車の横を通過したのだが、レクサス車内ではヘッドレストが動く(!)事態になったようなのである。つまり後方から接近した私に車がそのままレクサスに追突すると判断したのだろう。まあそんな判断は車の勝手なのだが、それに驚いたのかドライバはやたらパッシングはするはクラクションは鳴らすで大騒ぎになっていた。私はささっと通過したので何ということはなかったがパッシングには迷惑を被った。

◆ まず日本のような混雑道路で路上駐車をしようと思ったらこの手の装置は切っておくべきだ。例えば路上駐車ではなく左折だとしたら後方から接近してきた車がそのままその車両を追い越していくケースは同じ車線内では難しいと思う。左折車線があれば後ろの車も左折だし、そうでなければ左折車の後方でその車が左折するのを待つだろう。だが路上駐車の場合は後方から来た車は停車車両を追い越さなければならないので後方に接近する。しかも流れに乗った速度で中央車線の空きを見ながら割り込みタイミングを計る。なので車両が衝突危険性を検知してもやむを得ないかも知れない。複数カメラなどで後方車両を捉えているならともかくレーダでその分解能はまず無理だ。で、結局ヘッドレストか何かがウイーンと持ち上がり、シートベルトがギュッと腹に食い込んだのではないだろうか。

◆ それに驚き、「俺の大切なレクサスちゃんが検出したのだから、後ろの車は俺にぶつけようとしたんだな」と怒り狂ったとか。まあそんなところだろうと思う。最近では前後のみではなく横からの接近物に対しても反応するようにこれらは設計されるケースが増えたという。ワンボックスやSUVなどは横から押されると横転の危険性があり、更に交差点内での信号無視など90度方向からの衝突危険性も検出しなければならないからだ。日産のセーフティシールドなどは全方向を監視するみたいな構想と、衝突危険性を段階評価することでそれに備えるような技術になっている。狭く交通密度の高い日本の道路でこれらを完璧に動作させるにはかなり苦労はしそうだが、来たるべく高齢化社会に向けての高齢者ドライバ対策としては必要な技術なのかも知れない。



タッチパネル(1/3)
◆ N-01Aにも付いているが、タッチパネルをいじるのが個人的には少し面倒に思うことがある。
iPhoneなどはタッチパネルオンリーな訳で、たぶん私はいじることをやめてしまうかも知れない。その理由なのだが、タッチパネルをタッチすることによって例えばボタンが現れたりする。
iPhoneで行けば、文字入力を促してボタンを表示させてそのボタンを押して文字を入力する流れだ。だったらタッチパネルではなく、そこにボタンが(ハード的な)付いていれば良いではないかと思ってしまうのである。この面倒さ加減はその時々によっても違ってくる。なので面倒だと思わせないようなアプリも出来るとは思う。

◆ もうひとつは指を動かす範囲が広いこと。N-01A程度の画面ならば未だマシだが、より広い面積のLCDパネルの上に指を這わせるのかと思うと、やっぱり面倒だなみたいな。キーだったらそれこそ隣のキーまで1cmも距離がないのにタッチパネルはそうではない。さらに、画面に指を乗せるのだから指に隠れた部分の画面は見えなくなる。透明な指でも持っていればいいがあいにく所有していない。逆にパネルが充分大きければ多少指で隠れても内容が分からなくはならない。
ニンテンドーDSの用に抵抗式ならば細いペンで押すことも出来るだろうが静電式だとどうなのだろうか。

◆ 逆に便利なところもある。触るべき所を触りさえすれば良いというわけで、項目数の多いメニューの中から一つを選ぶなんて時には素早くそれをタッチできる。ところが静電式は分解能がないのでメニューそれ自体を細かく表示できない。細かく表示したとしても選択できなくなってしまうのである。iPhoneなどを見ても、操作が必要な場面では情報密度を上げてはいない。
LCDパネルの解像度自体も日本のケータイに比較すれば低いが、逆に高解像度にしても余り意味ないかも知れないなと思った。

◆ じゃあタッチパネルは消えゆく運命なのか。そうとは断定できないが、少なくともこの冬モデルなどはiPhoneを意識してタッチパッドを付けてみましたみたいな所も感じられる。この辺りもソフトの成熟度というかUIの成熟度を見ていかないと分からないし、可能性のあるインタフェースであることに間違いはない。画面の透明性は失われるのだが、ニンテンドーDSのような分解能のタッチパネルでも良いのではないかと思う。まあケータイと一緒にペン(スタイラス)も持って歩くというのはアレだし、ワンセグアンテナをさっと外すとスタイラスになるって言うのも今ひとつだし、なのだが分解能が高いのはきっと日本人の好みに合う。細かなメニュー画面やブラウザ画面のリンクがクリックできるくらいのものが。

◆ タッチパネルは触ると反応するので、折りたたみケータイと相性がいいと思う。画面むき出し型ならそのまま操作できるのは便利だが操作エラーも発生する。N-01Aでも通話中に顔にグリグリやると指を使わずに保留に持って行けたり、ってそれが目的ならばいいが誤動作では困るわけだ。



福袋(1/2)
◆ 福袋がある。毎年話題になるのはスーパーデラックスで高額なヤツだ。でもアレってそこそこお得だと思われるので金がある人は買ったらいいのではないかと思う。普通の庶民の買う福袋は店によって当たりはずれがあるのだが、どうでもいい店でどうでも良い福袋を買うと、福袋なのかゴミ袋なのか分からないみたいなジャンク品が詰まっていたりする。ジャンクと言えばアキバな訳で、アキバでも福袋を売っていたりする。価値あるものが1つか2つ入っていて、後は賞味期限切れのソフトとか、どこの家にも転がっているような品物とかが入っていたりしてお得感が余り感じられなかったり。もちろん素敵な福袋に当たれば、こりゃあ年始から運がいいぜ!ってな気分が味わえる。

◆ 福袋を売る側にしても、通常価格で買ったら5万円するものを1万円の福袋で販売したら赤字だ。
洋服などはバーゲン用とか福袋用として格安で仕入れたりするそうだが、それでもタダで手に入るものでもない。一方で売れ残って捨てるようなものは産廃なので廃棄料が必要になる。そこの加減を考えながら、たぶん店員さんは袋に商品を積めているに違いない。バーゲン用と言えばB級品などもある。どこかに修正や修理を加えたようなものだが着る分には問題ない。ブランドによってはタグを切ったりしているものもあるが安い。これらもその系列店のバーゲンなどでは売られるのだが福袋に入って出回ったりするケースもあるだろう。この辺はお得かも。
まっすぐなキュウリはスーパーの店先に並ぶが曲がったキュウリは露店で売られるみたいなものだ。

◆ 福袋は中身が見えないから面白いというか、当たりはずれがあるから面白い。純粋な買い物という目的の他に運を試す遊び的な要素も含まれているのだろう。だが最近の奥様方は、買った福袋の中身が気に入らないと文句を言う人もいるそうだ。それを嫌ってか袋の中身が明記されているものもあったりする。まあ洋服などはサイズのあるものだけに15号な奥様が9号のスタンダードサイズ入り福袋を買ったら大変な事態になってしまう。なのでサイズ別に別れているケースはあると思う。で、中身を明記しない代わりに袋を透明にしちゃったみたいな福袋もあったりする。これじゃあ開ける楽しみがないな。
リスクも少ないけど。

◆ 結局ハズレのリスクがあるから当たりの楽しみもあるわけなのだが、でも不景気になるとローリターンで良いからローリスクな方が良いと思うかも知れない。この時期の小中学生はお年玉を手に入れて懐暖かいだろう。おそらくゲーム売り場などには新作ゲームを求めてやってきた子供達が群がっているかも知れない。以前は、そう、PS2が流行った頃はゲームを買いに来る大人の姿が多かったように思うが、ハイパフォーマンスゲーム機が売れない時代だけに市場全体の規模というか傾向が変化してきたようにも思う。



あけまして(1/1)
◆ おめでとう御座います。本年もよろしくお願いいたします。正月元旦といえども開いている店は開いているし、早々の初売りがあったりもする。販売系の人のお正月休みはまだ先と言うことだ。さて正月元旦と言えば年賀メールと言うことで各事業者共に通話規制などを行う。ドコモは数年前から通話と通信を別々に規制できるようにした。これは通話が品質の確保されたチャネルを占有するのに対して通信の方はパケットなので規制を厳密に行わなくても大丈夫だからだ。特にHSDPAは専用物理チャネルを使うエリアが多いので音声に影響を与えずに通信させることが出来る。たしかauもEV-DOは専用物理チャネルではなかったかな。SBMの方は特にアナウンスはなかったようなので音声/データ共用かも知れない。こうなると音声規制にデータも付き合わざるを得なくなる。

◆ 音声通話規制は自動的に行われ、規制は電話番号や端末IDで行われる。混雑が激しいときや重大事象が発生したような場合は各事業者共に規制エリアと規制対象を手動コントロールすると思う。ドコモは毎度のことながら多少メールが送りにくくなったかなと言う感じだった。接続できない場合も再送すれば送れる感じ。SBMはS!を外しているのでデータは不明ながら音声の方は明らかに昨年よりは使いにくくなった。加入者が増えて基地局が増えていないのだから当たり前と言えばそうなのだが、より人の集まるエリアでは更に厳しい状態になったと思う。
それでも救いは準定額時間帯ではなかった事かも知れない。もしも0時が定額通話が可能な時間であったなら、あけおめコールでトラフィックは更に厳しくなっていただろう。昨年秋頃から言われはじめていたSBM機でインターネットアクセスを行うとタイムアウトとおぼしきエラーが出てしまう問題は多少改善されたのだろうか。年末年始でPCの前を離れた人たちがケータイからインターネットアクセスするとトラフィックは厳しくなるだろう。

◆ 昨年から発表されはじめたソフトバンク系企業の数々の値上げやサービス低下は今年も続くのだろうか。私はYahooの有料会員も先月やめてしまった。何しろ会費がいきなり5割り増しである。今までは使わなくてもまあいいかと有料会員を続けていたが、今度からは使うときだけ加入する方式で節約したいと思う。SBMケータイは月月割が現状どおりなら秋口まで解約しない。スパボ期限の切れる秋口には間違いなく解約する。その頃にauがまた割引をはじめていればそれでも良いし、スパボ一括ゼロ円があれば再度SBMでも良いと思っている。現在の契約はスパボ一括14,800と高額(でも鼠券は使った)だったのだが、今更そんな料金は払いたくない。やはり一括ゼロ円に限るだろう。端末は何でも良いわけだし。
リセット機用途としては着信だけ出来ればいいのでプリペでの良いのかも。現行手持ちの端末にプリペSIMを入れて数千円チャージすれば1年くらいは使えたはずだ。ところでプリペにも非通知ワン切りは来るのかな。イヤだな。

◆ 今年は景気が回復するとは思えないわけで、米国景気が底を打ってから数年は日本にその影響が残るのではないかと思っている。でもまあ今以上に悪くなることは食い止めて欲しいと思う。昨年乱高下したガソリン価格にりガソリン使用料低下や競争激化でスタンドが随分減った感じがする。景気が回復しなければ更に自動車産業にダメージを与え、それはガソリンスタンド経営にも当然影響を及ぼす。ガソリンスタンドを探して数キロも離れたところまで行くなんて、ちょっとイヤだ。



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