VC

過去の雑記置き場


バイク乗り(5/1)
Google(5/2)
M氏の婚活(5/3)
省電力(5/4)
保存と削除(5/5)
適正価格(5/6)
ミノキシジル(5/7)
ミノキシジル(2)(5/8)
ミノキシジル(3)(5/9)
ミノキシジル(4)(5/10)
水濡れ判定(5/11)
メーラ(5/12)
ETWS(5/13)
吉野家(5/14)
IMAP IDLE(5/15)
プリインストール(5/16)
続IMAP IDLE(5/17)
続々々IMAP IDLE(5/18)
高齢者(5/19)
IMAP IDLEその後(5/20)
ドコモの見解(5/21)
ゆとり世代(5/22)
ゲーム(5/23)
ナンバーワン(5/24)
TV電話(5/25)
富士山(5/26)
美白(1)(5/27)
美白(2)(5/28)
大きさ(5/29)
バックアップ(5/30)
Gmail(5/31)


Gmail(5/31)
◆ GmailというかIMAPIDLEに関しては何度も書いている。現在はGoogle標準のGmailアプリを使っている。
Communicaseでは度々IMAP IDLEのリンクが切れて即時通知が出来なくなったが、Gmailアプリであればそのケースは少ない。少ないが皆無ではなく、再リンクの時にメールが来る事もある。なおGmailアプリというかGoogle同期は15分ごとにKeep-Aliveパケットを流しているようだ。

◆ Gmailアプリは決して使いやすいものではない。HTMLメールに完全に対応しているものではないのと、その割に引用符が">"ではなくリッチテキストなどに使われる"|"に固定されている。少なくとも我が国では">"を使うケースが多いわけで、この点がちょっと使いにくいというか見にくい。
スレッド表示固定なのも私としては使いにくい。以前にも書いた事があるが、ビジネスメールなどで同一話題でタイトルを変えないやりとりには良いのだが、一般的な個人間のメールのようにタイトルに情報を乗せるようなやり方だとスレッドが途切れてしまう。

◆ PC版のGmailではフラットな表示も出来るがAndroid版は出来ない。フィルタによって鳴り分けなどが指定出来るのは良いがiPhone版は出来ない。
私には使い慣れたというか使い慣れたメーラの一般的な画面に近いCommunicaseの方がUI的には良いのだが、IMAP IDLEが切断されてしまうのでは使えない。結局はIMAP IDLEを設定しておいたとしてもポーリングも併せてセットしておかないと長時間メールを取りこぼしっぱなしになる。

◆ Google同期を使ったサードパーティのメーラが出てくると自由度が上がる。Android用のメーラはそれも似たり寄ったりな感じで、今ひとつ気に入ったものがない。使用頻度が高く、と言っても私は閲覧が主になるのだが、そのあたりの操作性というか操作感が色々あれば自分にあったメーラを使う事が出来る。K-9は人気が高く私も一度使った事があったが、これもKeep-Aliveパケットを流すような事が書かれていた。やはりそうでもしないとIMAPIDLEのリンク維持が出来ないのかも知れない。

◆ Google同期もKeep-Aliveを流すのでそれなりにバッテリを消費するのだが、ネットワークが安定していればその頻度は低い。一方で不安定なXiネットワークでもリンクが切れない所を見ると、通信方式が変わったか何かを検出して再リンクしているのではないだろうか。移動体通信網からWiFiに切り替えた際にもリンクが維持されるように制御される。このあたりはOSの同期機能を使うメリットになる。ただしXiとFOMAネットワーク間を頻繁に移動したり切り替わる場合は、それなりに電池を消費する。
これはもうドコモがダメだとしか言いようがない。逆にLTEで安定していれば電池消費も常識的な値に落ち着く。

◆ 迷惑メールフィルタは強力だ。ユーザ数が多い事も手伝ってか的確なフィルタリングが行える。迷惑メール配送業者もGmailには送らなければいいのに、トラフィックの無駄以外の何者でもない。迷惑メールフィルタがダメなのがYahooJAPANのフリーメールで、必要なものが通過しなかったり不要なものが通ってきたりする。Yahooドメインからのメールがフィルタリング出来ないなど、もはやマトモには使えないフリーメールとなっている。
以前も書いたとおりgooのフリーメールなども使っていたが今やゴミ箱用途のみである。Exciteも使っていた事があるが、これは設定が面倒で使いにくかった。

◆ 独自ドメインでGmailを無料で使う事が出来たが今は無理なのだろうか。と言ってもサブドメインでも付けない限りF&Fでは使えない。メール配信もあるのでそれを分離する必要があるからだ。


バックアップ(5/30)
◆ 自宅サーバで運用していた時、或いは自宅のPCのバックアップをどうするかは悩ましい所だった。サーバはHDDをミラー化していて一度それに助けられた事があった。HDDエラーが通知され、エラーの起きたHDDを交換して再ミラーリングを行えばそれでOKなので簡単だ。もしミラーリングしていなかったら、膨大な手間をかけての再インストールの目に遭った事は想像に難くない。

◆ 一方でRAID5のHDDが壊れて回復不能になった事もある。
何がどう壊れたのかは分からないのだがHDDを交換しても正常化しなかった。データは読み出せたので問題はなかったがHDD障害のエラーは消えなかった。
ミラーリングもOSレベルで行うものやBIOSが行うもの、ハードウエアで行うものなどがある。どれも一長一短というかソフトウエア処理系はハードウエア故障がないのが助かる。ハードウエアの信頼性が高ければ問題はないにしても、これらを使った場合はハードウエア故障時にHDDをPC直結しても読み出せないものが多い。

◆ 現在F&Fサーバはレンタルサーバを使っているのでHDDやハードウエア故障はサーバ業者が担保してくれている。無停止というわけには行かないがデータが消えてしまう可能性は少ないだろう。バックアップはGoogleドライブに取っている。unixからの直接アクセスが出来ない(その時点では)ので、いったんWindowsで受けてから再格納という面倒な事を行っている。これも色々問題があってネットワークやドライブのレスポンスが悪い場合にはエラーになってしまう。再同期をかけても回復できないことが多く、いったんデータを削除してやり直さなければならなかった。

◆ サーバからのデータ取得とGoogleドライブへの格納を時系列的に行えばいいのだが、Googleドライブは通常常時アクティブになっているので難しい。いったんローカルHDDに格納した後Googleドライブのフォルダにコピーする事も試みたが、1本の大きなファイルなのでコピーに時間がかかるためかエラーが起きる事があった。
Googleドライブも今や25GBだそうなので何日か分のバックアップは取っておける。ただしネットワーク負荷が大きいので空いている時間を利用する必要はあるけど。

◆ ローカルPCのバックアップもGoogleドライブやDropboxを使っている。Googleドライブに比較するとDropboxの方が同期が早いなど使いやすい面も多い。現在私の使っているDropboxのストレージ容量は3GBである。頻繁にアクセスするデータはDropBoxを、保存用データはGoogleドライブを使っている。従来はUSBメモリやUSB接続のHDDにバックアップしていたのだが、ネットワークドライブならば信頼性や電気代を心配しなくて済む。USBメモリにしても安物は?だんだん壊れていくので注意が必要なのだ。

◆ Googleドライブも同様だがAndroidスマートフォンから気軽に使えるのも便利な所だ。大容量のデータとか写真や動画にしてもDropBox経由で伝送すれば手間がない。
Android側はESファイルマネージャを使っているのだが、バージョンアップでUIが変わったのがちょっと不満だ。
それに加えてネットワークアクセスがうまく行かない場合はjavaのエラーが起きてしまう。
従来はアストロファイルマネージャを使っており有料版も買ったのだが、UIが変更されてなじめなくなってしまった。多くのユーザを抱えるアプリの場合、UI等の変更は慎重に行うか、或いは別バージョンにするのが良いのではないだろうか。


大きさ(5/29)
◆ スマートフォンのディスプレイサイズは大型化傾向だ。解像度だってフルHDなのだから凄い。たかだか5インチ程度の大きさで、PCと変わらぬ解像度なのだ。
解像度が高まれば当然処理能力を多く必要とする。画面のスクロールにしても書き換えにしても、沢山のメモリにアクセスしなければならないからだ。
しかしそれが必要か否かではなく、時代の要求や進化とはそういうものなのだろう。通信速度にしても然りである。

◆ 解像度が上がると同じ字の大きさでも認識しやすくなる。小さな字にしても、それが字になるのかつぶれて記号になってしまうのかの違いだ。小さな字は見えない、見えにくいのは確かなのだが人間の目は意外とそれを認識してくれる。
高解像度大画面がトレンドではあるが、一方で持ちやすいサイズの限界もある。縦長になったiPhone5でも指が届きにくくなったなどのレポートがあった。だったらもっと大画面のAndroidはどうなるのかという感じ。

◆ 大画面スマートフォンではキーを打ちやすくするために片側に寄せるなどの工夫もされる。キーボード表示は大きい方が誤操作しにくいが、だからといって無駄に大きくても操作性が失われてしまう。
大きさとともに気になるのは質量だ。軽い方が良いに決まっているし現在使っているN-07Dは119gと軽量な事もあって重さは気にならない。他の人が使っているスマートフォンを持ってまず感じるのは重いと言う事。
iPhone4などもあの大きさで何でこんなに重いのだと言う位にずっしりと感じる。

◆ しかし軽量化にデメリットがあるならば考え直さなければいけない。N-07Dの発熱に関しては度々書いているが、この時期にCPUパワーを食う或いは通信が頻繁に起きるアプリを使えばやがて機能制限が発動される。機能制限以前にもCPUクロックが落とされるので操作性は劣悪になってしまう。内部の樹脂構造を、たとえば50g重くなったとしても熱抵抗の少ない金属部品にして放熱問題が解決出来るならばその方が良い。と、切実に思う。
NECはスマートフォン開発縮小なのかハイエンドからは撤退なのかという感じなのだが、いい加減な製品を売っていたのでは先はない。そもそも従来型ケータイの頃からNECには泣かされている。泣かされてはいるがT9欲しさに仕方なくみたいな感じで使っていたのだ。

◆ N-07Dは軽くて薄くて持ちやすい。この点では合格なのだがスマートフォンとして満足に動作しないのは論外だ。
オーバクロックして無理矢理使っているのではなく、買って来たそのままで使っているのに満足に使えない。それでもT9があるからと我慢していたが、フリックを憶えた(未だに中途半端で打つのに時間がかかる)事でT9障害は軽度となった。それにしても憶えなければならないフリック入力とは何とも… 電子機器は利便性のために開発されているものなのに、仕方がないとは言ってもあの入力方式はエレガントとは言えない。T9が殆ど練習することなく使えるのに対してフリックは敷居が高いのだ。

◆ スマートフォンを大型化させているのはディスプレイ問題だけではなく、大画面化や高速化によって増大した消費電力に対応するために電池も大きくしなければいけなくなる。今や2Ah以上の容量を持つバッテリが当たり前という時代はちっともエコではないのだが、これも致し方ないと諦めるべきなのか。
ディスプレイに関しては高精細化で開口率が低下してより明るいバックライトが必須になり、これの電力が馬鹿に出来なくなっている。有機ELなど液晶以外の表示デバイスを模索する動きもあるのだが、こちらは高精細化が難しい。


美白(2)(5/28)
◆ ハイドロキノンは使うのをやめると元に戻ってしまうのだが、尋常性白斑の治療薬として知られるモノベンゾンはそうではない。マイケルジャクソンの白斑治療として使われたと言う事で知られる事になった薬だ。尋常性白斑は色素が抜けて白い部分とそうでない部分が混在してまだらになってしまう症状だ。
この色素の抜けていない部分を脱色して皮膚の色を同じにする事にこの薬剤は使用される。
脱色してしまうので薬の使用をやめても皮膚の色が元に戻る事はない。

◆ 体に広範に広がったアザなどの治療にもこの薬剤は用いられる。日本では一般市販されていないが、海外で売られているモノベンゾンクリームはその含有量が余り多くはないものの入手可能だ。治療用として用いられるのはもっと高濃度のモノベンゾンクリームだと思われる。なおこれは肝臓負荷が高いので肝臓病の患者には処方されない。
市販されているモノベンゾンクリームで色素が抜けるのかというとそうでもないようで、シミに塗ったが効果が感じられないなどのレポートもある。

◆ 白人の場合はシミ部分の色素が抜けて白くなっても良いとは思うのだが、黄色人種の場合は色素を抜くとそこが白くなりすぎるのではないだろうか。適当な所でやめられるのかどうかも良く解らない。なお白斑治療においては医師の管理下で適切な濃度で使用され、十分な効果を上げているようだ。
逆に個人輸入による市販薬を使ったレポートでは、シミはまったく消えない、半年使ったが効果が見られないと言ったものが目立つ。人によってはモノベンゾンよりも効果が早く出るハイドロキノンの方が良いというものもあった。

◆ 一般的な白斑治療でも効果が現れるまでに数ヶ月、正常と思われる状態までには年単位で時間がかかるようだ。塗ったから翌日には白くなるというなものではなく、また色素が抜けるために紫紫外線耐力が弱まって炎症になりやすいと言ったデメリットもある。人によっては皮膚に刺激を感じる事もあるそうなのだが、これにも個人差が大きいらしいし塗る部位によっても違うと思う。皮膚の柔らかい敏感な所に塗れば刺激は多く感じるだろうし、鈍感な部位であれば感じにくい。効果に関しても塗る部位によって違いが出る事は十分考えられる。従って効果が出た出ないという話は、その人がその部位に塗った時の経験であり、それが全ての人に当てはまるわけではない。

◆ 知人は皮膚病の後遺症?で皮膚の一部が黒くなっている。アザというような赤黒い色ではなく象の足のようなダークグレーな感じの黒さだ。この方はこの皮膚の色を気にしておりハイドロキノン含有クリームを塗ったが改善されなかったそうだ。そこでモノベンゾンクリームを輸入して塗り始める事になる。
モノベンゾンクリームは刺激臭がすると言う話もあるが、さほど酷いものではない。焦げたような臭いというかドライヤーの温風の臭いというか、何とも表現しにくいのだがそんな感じ。人によっては気になるのかも知れないが塗布部分が狭いエリアであれば臭い自体が強くはない。顔全体に塗るなどとなると問題なのかも知れないけど。

◆ 塗り始めて3週間ほどすると、その皮膚の色が薄くなってきたような気がすると言われた。そう言われれば少し薄くなっているようでもあるが、しかしその程度だ。この先もっと色が薄くなるのかどうかは分からないのだが、本人曰くハイドロキノンよりは良い感じがするという。


美白(1)(5/27)
◆ 女性と美容に関する事を度々扱っている。最初はプラセンタだったかな。次に豊胸と抜去に関して書き、実際に抜去を行った方の写真を掲載した。次にミノキシジルによる脱毛抑制の話を書いたが、今回は美白に触れてみる事にする。
と、その前に抜去レポートを頂いた方に関して多少触れておこう。抜去から3ヶ月以上が経過した訳で、脇の傷はまだ目立つものの徐々に治っているという。まだ人前で脇を見せられるほど傷跡が目立たなくなったわけではないが、手術後のいかにも切りました状態からは着実な回復を見せているそうだ。傷口はまだ色が元に戻っていないのと傷の部分がへこんだようになっているとの事だ。
おっぱい本体に関しては抜去後とさほど変わっていないという。授乳終了後に使用するブラジャーなどによって形は維持出来るのではないかと考えているそうだ。
大きさに関しても、1カップサイズ位は小さくなったかなと言っていた。

◆ 美白の話をしよう。以前にレーザ治療でシミを取った男性の事を書いた。加齢によってシミは増え、目立つようになってくる。レーザでシミを取った人の話はこちらで少し触れている。美容に関する意見は人それぞれで、結局の所は他人が気にするかしないかではなく自分が気になるかどうかが全てなのだ。およそ他人が気にしない部分であったとしても、自分が気になれば何とかしたくなる。それがエチケットなどに属する事なのか、それとも自己満足でしかないかは何とも言えない。

◆ たとえば口臭や体臭などは他人を不快にさせる原因になる。なのでこれを気にする事はエチケットと言えるだろう。顔のシミに関しても大きなシミは対面者に違和感を与える場合もあるので治療したい所だとは思うが、小さなシミやソバカスはどうだろうか。
誰もが日焼けサロンに通った時代もあれば、美白がブームになる事もある。美白と言えばビタミンCを摂取してみたいな話が昔はあったが、ハイドロキノン(ヒドロキノン)が化粧品に混ぜても良くなった頃から美白化粧品全盛の時代となる。

◆ 化粧品に関しては他にも白金(Pt)含有のクリームやファンデーションなどもあり、白く塗るのではなく光を反射させる事によって肌を白く見せる工夫などもされてきた。
ハイドロキノンは工業用の還元剤や重合/酸化防止剤として用いられるものだが、その漂白作用を皮膚に応用しようとしたのがハイドロキノン含有化粧品などの始まりだ。一説によるとフィルム写真の現像に使われていたこの薬剤の影響で、作業者の手が白くなった事から美白用途として考えられはじめたのだとか。
なおハイドロキノンの高含有クリームに関しては医師の処方の下で使用する事になっている。これは人体に対する悪影響が認められるためでもある。

◆ ハイドロキノンはビタミンCよりも効果が数十倍高いなどと謳われていて、その効能はメラノサイトの活動抑制にあるそうだ。色素を作るチロシナーゼ酵素の活性を抑える作用で、ハイドロキノンを塗ると色素沈着を引き起こすその元の活動が抑制されるのでシミにならない。
逆にハイドロキノンの使用を中止すると色素沈着が起きて使用前に戻るというもの。従ってシミが薄くなったから使うのをやめるという訳にはいかない。やめれば元に戻ってしまうからだ。
毎日使えるようにハイドロキノン配合のクリームだとか石けんも市販されている。


富士山(5/26)
◆ 3.11が富士山に異変をもたらしているのか。3月に河口湖の水位が異常減少した事がニュースになり、その後滝沢林道の亀裂と地下水の大量発生も報じられた。林道はその下を流れる地下水によって土砂が削られて陥没が起きたと言うことらしい。地下水は雪解け水などもあるのだが、地下水の流れる経路が変わったなど何らかの要因はあったのだろう。

◆ 富士五湖の中で河川による放水がされるのは山中湖のみである。河口湖、西湖、本栖湖には人口放水路が設けられているが、これは災害防止などの意味合いでだろう。水位減少が報じられた河口湖にも人口放水路があり、相模川に放流される仕組みだ。じゃあ放水路を間違って開けちゃったんじゃないのと考えたくもなるが、湖管理者はこれを否定する。

◆ この水位低下はかなり急にやってきた。河口湖以外の湖でも若干の水位変動があって、水位がほぼ連動している西湖、精進湖、本栖湖でも3月1日から4日にかけて1mほど水位が減っている。急激にと言われればそうなのだが、河口湖のその後の水位変動は1日で数メートルに及ぶなど変化が激しかった。
いったん水位が落ちた後は水位変動がないまま1週間以上経過している。

◆ 水位の連動する西湖、精進湖、本栖湖の水位は海抜900mあたりにある。水深はそれぞれ異なっているが、最も深い本栖湖では120mにも達する。問題となった河口湖の水面標高は830m程度、水深は14m程度だ。
河口湖の水位変動は、今回はそれが急に起きたことからニュースになったが、湖の中の六角堂まで歩いてわたれる程度にまで水位が減少することは初めてではないそうだ。ただ今年は積雪量も多く地下水が豊富にわき出ているのではないかと想像出来ることから、この時期に水位減少は珍しいなと言うのが地元の感想だとか。ただし水位が低下して六角堂まで歩いて行けるようになったとしても、その時の水位は今回の時ほどは減少していない。

◆ 六角堂に歩いて渡る?事が出来るのは通常水位から1〜2m下がった時で、水位減少方向に関しては放水を制限すること以外に食い止める方法はない。水位上昇時には放水量を増やしてこれを抑えている。
マスコミなどの報道を見ると水位減少と林道陥没を関連づけ、さらに3.11や箱根の火山警戒などを含めて報道していたりする。富士山が噴火すると磁性体の灰が首都圏を覆うので電子機器は全て使えなくなるなどと、何じゃそりゃ?的なコメントもあった。確かに噴火となると火山灰は農作物や交通機関に影響を及ぼすだろうが、電子機器にダメージを与えて電子制御燃料噴射装置の搭載された車の運行すら通常ではなくなると言われると、それは違うだろうと突っ込みたくなる。
そもそも富士山に相次ぐ異変と言ったって、湖の水位減少と林道の陥没があった位で、相次いでいるのかどうかは良く解らない。

◆ 今年の初め頃には山中湖で魚が増えたなんて話もあった。どうやらこれ、湖底や湖の中心部にいた魚が岸に近い場所に移動したと言うことらしい。原因としては地震や地殻変動などで湖底が揺れたり崩れたりすると火山質のゴミが舞い上がって魚が住みにくい環境になるからだとか。やがて湖の状態が元に戻れば魚たちは元の場所に戻っていく。これなどもマスコミが嗅ぎつければ特番を組む勢いになるのかな、なんて。他にもわき水の問題などもあったが、全てを関連づけて良いものなのかどうかは分からない。


TV電話(5/25)
◆ NTT系企業はTV電話が好きだ。有線電話然り、FOMA然りで機能を実装した。FOMAでは話題にはなったものの利用率は上がらなかった。
自分の顔が写るのが嫌だという人が多いという調査結果を基に、アバターを登場させた。って、アバターを映すならTV電話なんか必要ないじゃないかという、本末転倒どころではない滑稽さだった。もしかしたら通話料金が割高でなければ多少は使われたのかも知れないが、サービスの魅力に対する対価のバランスという点でもユーザに好まれなかった。

◆ スマートフォン時代になって従来型ケータイとのTV電話は実現出来なくなった。しかしそれを不便とする人は多くなかっただろう。AppleはiPhoneでFaceTimeを実装した。例によって神尾氏はこれを絶賛したのだが、TV電話が流行らなかった事実をどう見ていたのか。TV電話はauがIPベースでこれを行った。IPベースなのだから低廉な料金体系にすれば又違ったのかも知れないが、流行らないまま消えていった。
世界中でなのか日本でなのかは分からないが、TV電話需要は高くないと思う。

◆ 今となってはSkypeなどが画像伝送を行えるので、モバイル機器よりも気軽と言うか落ち着いてTV電話が行える。固定回線であればネットワーク品質も安定しているのでそこそこ綺麗な動画を見る事が出来る。
FOMAのTV電話機能は何度か使った事があったが、通信品質が少し悪化すると盛大なブロックノイズが出て画像伝送の意味が失われた。だから使わなくなったと言う事ではなく、そもそも使ってみたのはどんなものなのかを確認する程度だった。

◆ スマートフォンであればSkypeでも専用のアプリででもTV電話が使える。通信環境が良ければそこそこの画質と品質で使用する事は可能だが、移動体通信の場合はここが問題になる。LINE通話品質の話を以前に書いたが、これとて音声が途切れるなどが発生する。SBMなど都内ですらマトモに通話が出来ない程度の品質でしか無く、もちろん全ての場所でダメだとは言えないのだがダメな事が多いのも事実だ。相手の音声が聞こえないとかこちらの音声が途切れるなどで通話が成立せず、無駄に時間が過ぎていく。回線交換で電話をかければ5分で済む用事が、聞こえる?聞こえない?みたいな会話が続くだけで用事が済まなかった。

◆ VoIPは意外に多くの帯域を必要とする。誤り訂正やバッファリングなどに重点を置くためで、これは回線品質低下による通話品質の低下を担保しようとするからだ。
VoLTEも同様で回線交換の10倍以上の帯域幅を使うため、消費電力を考えると難しい面がある。事業者がVoLTEを使うには通話品質の確保も重要だ。私はドコモのプッシュトーク(今はない、IPベースのシンプレックス通話)を使っていた時期があったが、何とか実用に耐える程度の通話品質だった。

◆ VoIPはいつの時代にも検討されるのだが、実用というか事業者の行うサービスとしてなかなかメインになれない。
アプリなどで任意に使うVoIPならば通話品質が悪くても諦められるが、通話が成立しない電話となると問題になる。ドコモはこの夏からもVoLTEなどと言っているが、現在のXiエリアや制御を見るととてもではないがVoLTEが実現出来るとは思えない。現在の移動機ではLTEと3Gの同時接続が出来ないのでシームレスにこれを切り替える事も出来ない。こうなると当然音声が数秒間は途切れる事になり、それこそ従来の携帯電話のハンドオーバのたびに無音になるような、あれを再現してしまう事になる。


ナンバーワン(5/24)
◆ 10年以内にドコモを超える。この言葉が孫氏の口から出た時、あのSBMな人ですら加入者数でドコモを超えるものと信じて疑わなかった。毎月の純増数から直線を引いて見せては、これこれこうだからドコモを超えられるのだと力説していたっけ。しかし10年の残り年数が少なくなった今、単体加入者数でドコモを超えられる可能性は希薄になった。
と、今度は利益でドコモを超えると言い始めた。と言っても当初孫さんが何でドコモを超えるのかは明確に言ったわけではなく、いや、アレは利益でドコモを超えるという意味だったのだよと言われれば反論は出来ない。あくまでも、世間やSBMの人までもが加入者数でドコモを超える意味で言ったのだと勘違いしていただけだ。

◆ 移動体通信事業者は比較的真面目で綺麗な商売をしていた。なので、そんな免疫のない加入者に金を払わせるのは簡単な事だっただろう。だからと言ってSBMがやった事が誰にでも出来たかと言えばそれは大きな間違いだ。商売のセンスに関して孫氏は偉大なのだ。
分離プラン推進をSBMはぶっ壊し、SIMロック解除にも応じず、つまりは業界の流れに逆らいながらの利益確保なので儲かって当たり前だという人も居る。分離プランとインセンティブプランが戦えば、必ずインセンティブプランが勝つのは海外の例を見るまでもなく明らかだからだ。結局ドコモもauも分離プランとは名ばかりで、インセンティブプランに戻ってしまった。

◆ 通話料金にしても同様にSBMの高額プランに習えとばかりに大幅値上げされた。それでもドコモはFOMAプランが残っているので通話主体な人はそれを使うだろうし、私などはFOMAプランを残しておいて無料通話分を分け合いで横取りしている。これがFOMAプランがなくなってSBM同様のXiプランオンリーになったならばドコモの利益は急上昇するに違いない。通話料金が高ければIPアプリに行くのではないかと見る向きも多いが、SBMの場合は通信速度が遅かったり安定しない場合もあってIP通話が成立する条件がかなり限られている。快適な通信環境を提供しないのは設備投資額の抑制のみではなく、通話料収入の確保にも役立っていると考えると孫さんの読みの深さが見えてくるようだ。

◆ 利用者として、ドコモやauがSBM同様になるのは楽しくはないのだが、利益第一主義を貫こうとするならばSBMの真似をしていく以外にはない。それこそSBMがドコモやauの料金プランを真似したように、いや、正確には都合の良い部分だけを真似して宣伝に利用したように、SBM同様の事を行って後を追えばいい。ただし後を追っている限りSBMを抜く事は出来ない。抜く事は出来ないが、現状でSBMに抜かれているわけではないのだからそれでも良いだろう。
勿論利益第一主義として経営するのならばだけれど。blogにも書いたがSBMの通信速度の遅さや圏外の多さは今も健在だ。接続率が云々だとかLTEエリア率が云々だと孫さんは自慢をするが、こればかりは客観的に認められては居ない。

◆ つながらないFOMAのイメージを払拭するまでにドコモがどれだけの時間をかけてきたのか、時間がかかってきたのかを考えると、今日明日でSBMのイメージが変わるとは思えない。孫さんがいくら吠えようが、CMを打とうが事実は曲げられない。これはSBMな人がどれだけ頑張っても何の役にも立たなかったのと同じで、利用者が感じる事が評判を作り上げているからだ。ただし永久にそうであるとは言えない。
エリアや通信速度が他社並みになる日が来れば、SBMの加入者は更に増える事になり、勿論その反対に利益は減るだろうけれど。


ゲーム(5/23)
◆ PCでゲームをやっていた時期もあったしゲーム機をいじっていた頃もあった。当時は今のようにスマートフォンやケータイで多くのゲームが流行っているわけでもなく、せいぜい従来型ケータイ時代に(バス通勤での暇つぶしに)ソーシャルゲームみたいなものに手を出した程度だった。
最近ではスマートフォンでいくつかのゲームをダウンロードしプレイしたという話をblogにも書いている。

◆ ゲームの好みは人それぞれだ。RPGが良いという人も居れば単純なゲームを好む人も居る。私の場合は暇つぶし的に楽しめるものでないと飽きてしまう。飽きてしまうと言うか、ゲームをするためにゲームをするみたいになってしまうとゲームに時間を取られる事になり、それが面倒になるという感じだ。考えながら進めるゲームにしても、考える事が多くなると面倒になる。
あくまでもゲームは暇つぶしでと言う感じなので、凝ったゲームに没頭するのは(今は)趣味ではなくなった。

◆ パズドラも何となく遊んでいるのだが、これも考える事と言うか知識を得ないといけないゲームだ。勿論トップを目指すみたいな所がなければ淡々と進めればいいのだが、どうもそれだけではダメらしい。クレイジータワーは単純で簡単なのだが飽きてきた。スタイラスとソレノイドで自動タップした方が良いなと思わせるのがその理由で、何も人間がタップしなくてもゲームは進む。単純でもダメで複雑でもダメという、何と我が儘なゲーマか(笑)。

◆ そんな中でもにゃんこ大戦争はそこそこ楽しんでクリアするに至った。似たような他のゲームもやってみたのだがあまり熱中は出来なかった。ゲームというのは意外に微妙なバランスで成り立っている、好まれたり好まれなかったりするものなのだ。いや、ゲームのバランスと言うよりもプレーする側のバランスか。
画面の綺麗さとかアクションの表現なども重要だ。このあたりは海外製のゲームに強さがあるようにも感じる。解像度や色使いとは別の、見て楽しく綺麗に感じる画面作りなのだろう。

◆ PCのFlashゲーム、ヤフーモバゲーなどのそれはアクセスさせる事や課金させる事が運営側の目標だ。アクセスしてどこかをクリックしないと進まないみたいな感じで、しかしアクセスしてどこかをクリックしていればレベルは上がる。なのでWindowdの自動オペレーションソフトを使ってクリックした。ら、どんどんレベルが上がったがやがて飽きる。だってゲームをやっているのは私自身ではなくPCなのだから。ただし自動オペレーションのタイミングやインターバルを調整するなど、ゲームそのものではなくゲームを制御する事に面白さを見出す面もあった。

◆ しかし自動クリックで何とかなるゲームを、何故人間が世話しなければならないのかと考えると一気に冷める。
ましてや、このゲームに課金してレベルアップしている人が居るのかと思うと世界が違うなと感じたものだ。もちろん、だからと言ってFlashゲームを否定するものではない。上に書いたようにどんなゲームを好むのかは人それぞれであり、その攻略法だって決まったものは無い。
スマートフォンでゲームをプレイするのにN-07Dはダメすぎる。過熱による速度制限や機能制限でマトモに動作しないからだ。ゲームマシンとしての仕様を求めるわけではないのだが、だったら取説の最初に大きな字で「このスマートフォンは高負荷動作に向かないのでゲームはご遠慮下さい」くらいに書いて欲しいものである。


ゆとり世代(5/22)
◆ ゆとり世代の就活、ゆとり世代はおとなしいようだというのが人事担当者の意見だ。おとなしいからと言って何も話さないではなく、試験を受ける企業の歴史や特徴などはシッカリ勉強してきているという。就活マニュアルに沿ってなのかどうか分からないが、およそ面接官が質問するような事には待ってましたとばかりに答えるそうだ。
では頭の回転が速いかというと意外にそうでもなく、応用力ではなく埋め込まれた知識が多いのではないかと分析する。

◆ いつの世代でも、最近の若い者はと言われる。50歳を過ぎた面接官が新入社員の頃もそう言われたそうだ。そう言えば新人類などと言われた時期もあったっけ。毎年少しずつ変化する若者像を見ている面接官は、しかしゆとり世代は意外と悪くないのではないかという。非反政府教育などもあって自己主張するような人間は少なく、言った事を素直にやりそうな雰囲気があるらしい。確かに言われたとおりに動く人間は使いやすい人間でもあるのだが、伸びシロが疑問になる人間でもある。ルートセールスや製造でなら力を発揮しそうだが、企画や開発ではアイディア不足に頭を抱えそうだ。

◆ 新卒者の多くは国内企業への就職を目指すわけだが、これは以前も書いたように国内企業の海外拠点や海外資本企業の海外拠点への就職を希望する人も居る。
労働条件的な事もあるのだが、身軽な若い人が海外に出て行きやすい報酬体系などを採っている企業もある。海外で給料を受け取ると同時に日本でも多少の給料が日本円で出る場合があり、海外赴任から帰って来ると貯金が貯まっているというわけだ。

◆ 海外の労働力も日本に入ってきている。外国人労働者の不満は社会保険だという。何のサービスも受けられないのに何故社会保険料を取られるのかと不満を漏らす。これって申告して返金するなど出来るようにすべきなのではないか。社会保険料ではないが非居住者が支払う消費税などに相当する税金は、米国はそのまま非課税扱いされる場合もあるし欧州では申告後に返金してくれる所がある。これも日本は、取れる所から何でも採る精神なのだろう。唯一優遇されているのは在日朝鮮人などで、有形無形の様々な特典が待っている。

◆ blogのバスツアー記事でも書いたのだが、日本の観光地に日本人の姿は減っている。中韓からの客が多い事は観光地の表示が中国語や韓国語になっている事からも分かる。そこで必要になってくるのが中国語や韓国語に堪能なガイドなどで、フリーのガイドなども中国語や韓国語が出来るだけで重宝がられるのだとか。ガイドや添乗員への道は険しいのだが、旅行好きや豊富な知識を持つ人たちの間では人気の商売らしい。海外では日本語の分かるガイドが重宝がられるという話を聞いた事があるが、今や日本においては中国語や韓国語必須と言う事か。

◆ 一時期は日本企業の中国工場への出向というか勤務も多かったが、日中情勢を見てか希望者は減っているそうだ。当然ながら需給の関係があるので条件は良くなるのだが、それでも希望者は少ないという。
特に中国は危険な感じがする。何も無いときでも対日感情の悪さを感じるくらいなので、何かが起きれば一気にと言う事になる。ただし商業的なつながりがある場合はカネが絡むので日本人に優しくなる場合がある。韓国は中国ほどではないにしても日本を敵視する人たちが少ないわけではない。しかし街中などは日本人観光客様みたいな所もあり、中国よりは歩きやすい感じだ。


ドコモの見解(5/21)
◆ IMAP IDLEに関してドコモに質問した。まず同期に関しては、これと関係なくIMAP IDLEは動作するとの事だ。これは私の実験でも同様となっている。
次にIMAP IDLEが切断される件に関しては「無線ネットワークの状態等により切断される事がある」としている。いったん切断されるとリフレッシュ時間が来るまでは再接続されないとなっている。IMAP IDLEはこのリンクが切れているときにメールが来て、リフレッシュ後に再リンクされたとしてもメール通知はされない。常に接続されている事を前提とした仕組みなので、接続と切断が繰り返される状況を想定していないのだろう。

◆ ではリフレッシュ時間を短くすれば安定にメールが受信出来るのかというとそうでもない。リフレッシュ時間を5分に設定して様子を見ていたが、受信出来ないときには受信出来なくなっていた。WiFi接続であれば20分ごとのリフレッシュでも十分安定にメールは受信出来る。
しかし3G/LTE接続では5分ごとのリフレッシュでもダメなのだ。
K-9のようにキープアライブのパケットを流すなどをすれば多少はマシなのかも知れないが、それでもリンクが切れていたらメールは受信出来ない。

◆ 定期的にポーリングするのが一番確実なのだがメールの即時受信は出来なくなるしバッテリ消費量も過大になる。
スマートフォンでは急ぎのメールは受信しないという使い方なら良いのだが、全ての人がそうではないだろう。
だとするとspモードメールを使う以外に無くなる。あるいは私がやっているようにGmailからspモードメールに転送を設定してGmailの着信通知として使う方法だ。

◆ AndroidスタンダードなGmailアプリはどうなっているのだろう。IMAP IDLEだとは思うのだが設定らしきものは無い。私は殆どこのスタンダードなメーラを使った事がなかったのだが、物は試しと活かしてみた。巷の噂によればそこそこ使えるがバッテリ消費が気になるとか。リンクをこまめに張り直していれば実用的になるのかも知れないが、電池消費量が実用的ではなくなる。Gmailアプリは本体設定の「同期」の中でメール同期を行うかどうかの設定を行う。

◆ 一通り設定して短い時間ではあったが実験してみた。これらの話はblogの方に書いた。Google同期を活かしておけば安定に動作した。ネットワーク状況なのか希にリアルタイム受信しなくなる事があったのだが、待っていれば着信する。Keep-Aliveパケットが15分ごとに出ているようなので最悪でも15分待てば着信するようだ。と言う事は通知に失敗した事をメールサーバは認識する事になる。この辺りがサードパーティのアプリとOSに密接に関係しているGmailアプリの違いだろう。
ただアプリとしての使いやすさは余り褒められない。メールの受信という点では良いのだがUIやスレッド表示固定などの部分で少し違和感がある。

◆ いや、スレッド表示に慣れた人には普通の仕様なのだろう。
引用記号が">"ではないのも、それが普通だと思っている人には普通に見える筈。GmailもPC版ではスレッド表示ではないフラットな表示も選べるのに、アプリはダメだ。
ただこれもPC版で可能になったのだから、やがてはアプリでも可能になるだろう。Gmailアプリはフィルタによって鳴り分けさせる事も可能になる。即時受信もほぼ問題ないのでspモードメールの代わりにもなり得る。バッテリ消費量はネットワーク安定性に依存する。Xi⇔3Gが頻繁に切り替わる場所ではそれなりにバッテリは減っていく。


IMAP IDLEその後(5/20)
◆ IMAP IDLEは引き続き実験している。WiFi接続時には正しく動作するのだが、移動体通信ネットワークではうまく行かない。何故リンクが切れてしまうのかは定かではない。そもそもGmail側からリンクを切ってくる(FIN)ならWiFi接続でもうまく行かないはずだ。3G/LTEネットワークではIPアドレスは半固定されているので接続の条件的にはWiFiと変わるものではない。にもかかわらず3G/LTEネットワーク上ではメールの即時受信の出来ない事が多い。

◆ 移動機には見た目的にはグローバルIPアドレスが振られている。*****.spmode.ne.jpがホスト名だ。これは電源を入れ直せばIPアドレスが変わるが、そうでなければ変わらないと思っている。その状態で持ち歩いていてもメールは着信しなくなる。Gmailはspモードメールに転送しているので本来ならば両方着信するはずなのだがGmailには来ない。問い合わせを行えば当然ながら着信する。単に着信が遅いとかそういう問題ではなく、IMAP IDLEが切れてしまっているのだ。

◆ 無線系ネットワークが一定時間以上途切れるとIMAPIDLEが切れてしまう説は肯定しがたい。アイドルパケットが常に流れているわけではないのでリフレッシュの時まではネットワークが一時的に切れようが何しようが関係ないと思うからだ。K-9ではアイドルパケット的なものが流れているらしいのだが、Communicaseはそうではないと思う。それは前回説明したようにNATタイマの時間をCommunicaseのIMAP IDLEリフレッシュ時間より短くするとメールが受からなくなるからだ。アイドルパケットが流れているのならばNATメモリは維持され続ける。

◆ Communicaseの設定で20分ごとにIMAPIDLEをリフレッシュする事にしている。それはGmail側が25分ごとにFINを送ってくるという話があったからだ。つまり無線ネットワーク系がおかしな事になったとしても25分ごとに再接続はされていると考えて良いだろう。しかしメールは着信しない。
アプリによってはバックグラウンドデータの制限をしているのだが、当然ながらCommunicaseは除外している。しかし、もしかすると同期をONにするなどしないとIMAPIDLEのリンクが維持出来ないのだろうか。

◆ というのは、充電中はWiFi接続がONになり同期もONになる設定にしているからだ。WiFi使用時と非使用時の違いは同期のON/OFFとバックグラウンドデータの制限くらいなのである。しかし同期を活かすのならばCommunicaseではなくGmailアプリでも良いとなる。同期を有効にしておかないと、そもそもIMAP IDLEが使えないとか?そんな事ってあるのだろうか。
このあたりの解説というか説明が欲しいのだが、当然ながらドコモに聞いても分からないだろうなぁ。答えに期待はしないけれど、とりあえず聞いてみようか。というか質問を理解する程度の人間が居るのかと思うと無駄感が強まってくる。IMAP IDLEすら理解していないのではないかと思うからだ。

◆ 色々やってみたのだがモバイルネットワーク経由でメールの安定した即時受信には成功しなかった。同期のON/OFFは無関係のようで、ONにしておくとバッテリ消費量が増えるだけだった。
どの時点でIMAP IDLEのリンクが切れるのか調べてみたい所だが、専用アプリでも作らないと分からないと思う。しかしドコモネットワークでGmailの即時受信をしている人も居るはずで、それら人々は安定した動作が得られているのかどうか不思議になる。


高齢者(5/19)
◆ 高齢者ドライバーの事故が増えている。高速道路や一方通行の逆送、信号無視や一時不停止など標識の判断が遅かったり判断出来ないケースが目立つという。実証実験では65歳以上のドライバーの一時不停止率は約66%にもなるというのだから驚く。
新横浜周辺でも一時不停止の取り締まりが行われている場所があるのだが、捕まっている人は高齢者や女性が多い。乗っている車に片よりは無いように感じるが意外に軽自動車が少ない。時代を反映してか小型車が多く止められている。

◆ ウインカを出さない、黄線での進路変更、交差点で指定方向外へ曲がるなどもよく見かける。たまに白バイに取り締まられているが、違反の認識があるのかどうかも疑わしい。信号無視に関しても、判断速度の低下からなのか私が止まっている横を赤信号で突っ切っていく車もあった。対向車線にいたパトカーがUターンして捕まえていたが、あと少しタイミングがずれれば横断歩道の自転車を引っかける所だった。

◆ 環8の北の方の井荻トンネル?だったか、途中で関越方面と環8本線が分離する所がある。そこでどちらに行くか迷ったのだろうが、急な進路変更とその後のカーブでワンボックス車が壁により掛かるように傾いて止まった。
壁があったので横転しなかった感じだ。高齢者は余り速度を出さないケースが多いのだが、その車は結構な速度でハンドルを切ってふらついてぶつかった。あそこは狭くなっているのでそんな車が居るとすぐ渋滞してしまう。
推定70歳位と思われるドライバーはサイドウインドゥから顔を出していたが、通報はしたのだろうかと気になる位だった。

◆ トヨタは豊田市内で2月から実証実験を行っている。交差点への進入を警告するシステムなども実験する。実証実験も良いのだがトヨタの小型車の一部はウインカの位置がバンパーレベルであり見にくい。見にくいと言うと日産車というイメージだったのだが、トヨタも真似したのか。
確かにリアゲートを持つ車では信頼性とコストダウンのためにゲート部分に標識灯を付けにくい事情がある。
ハイマウントストップランプは仕方ないとして、配線の増える事はやりたくないのだろう。

◆ 衝突防止システム搭載車が増え、後付けでも売られている。後付けのものはワンカメラ方式だそうで、遠近感を利用して距離判定を行うらしい。カメラモジュールや画像処理システムの機能向上や低価格化は、ミリ波レーダから可視光線領域での制御範囲を広げた。おそらくカメラを使用すると標識判断も可能になるのではないかと思うのだが、衝突回避装置とドライブレコーダ、標識認識では画角が違うので難しいのだとか。
しかしそれにしても高画素カメラとその画像処理デバイスが一般的になれば広角で写したものの一部を切り取って使う事だって出来るはずだ。

◆ 逆光時にどうするか、補助光を使うのか、可視光だけで行くのかなど課題もあるとは思うが今後は様々な分野で様々な製品が出てくるだろう。もっとも問題はそれら機能が装着された車を高齢者が買うかどうかだ。
たいていは「俺は大丈夫、運転歴50年だぜ」みたいな思い込みがある筈だからだ。このあたりは法規制でもしなければどうにもならないのだが、老人パワーは強いので差別だ何だと騒ぎ立てる人も居る。あの枯葉マークにしても老人達の強い反発によってデザイン変更を余儀なくされた。本来であれば老人が車を運転しなくて良い社会が理想なのだが、現実そうは行かない。年金支給開始年齢や定年年齢の引き上げは高齢者の運転を増やす事になる。


続々々IMAP IDLE(5/18)
◆ 昨日の記事は以前の認識と違うではないかと気づいた方が居るかも知れない。私もシステム系の全てが分かっているわけではないしGmailがどう動いているのかも良く解らない。従って憶測で判断している部分もある。

◆ K-9メーラに関する記事を紹介しよう。一つ目はIMAPIDLE時の消費パケット数に関して調査したものだ。記事の中にキープアライブ用のパケットとあるのだが、これはK-9が出しているものなのではないのか。またFINが25分で来るとなっているのでRFCに反している。ただK-9のリフレッシュ時間に24分の設定がある所を見ると25分説は説得力がある。
キープアライブパケットが頻繁に飛ぶ事を裏付ける、もう一つの記事がある。

◆ キープアライブのパケットが飛んでいるとすれば、NATタイマを短くしても問題はないはずだ。しかしCommunicaseでリフレッシュ時間間隔をNATタイマ以上にするとメールの受信が出来なくなった。これからするとCommunicaseはキープアライブパケットが出ていない事になる。もしもサーバ側からキープアライブのパケットが出ているとしたらK-9でもCommunicaseでも同じように動作するはずだ。

◆ WiFiで利用している時のパケットをワイヤシャークか何かでモニタすれば話は早いのだが、最近はスイッチングハブしか売られていないために盗み見する事が出来ない。
ルータの設定を変更してWiFiルータに流れるパケットだけを別のポートに出力させればいいのだが面倒だ。と言うわけで徹底した検証にはなっていない。
WiFiに流れるパケットをモニタすればメールだけではなく、どんなときに何のパケットが出ているのかも調査する事が出来る。いつかはやってみたいと思いながら、未だに出来ていない事の一つだ。

◆ 通信量で気になるのはアプリのバックグラウンド通信やGoogle同期だ。これは現在抑制しているのだが、抑制した方が得なのかどうか、つまり機能制限を加える事による不便さと比較してどうなのかと言う事も分かっていない。少なくとも私の使い方においてはGoogle同期もバックグラウンド通信もWiFi接続時(同期に関しては充電時に自動的にONになるようにアプリで制御)にONになればいい程度でしかない。PLAYなどはバックグラウンド通信が生きていないと動作しないのだが、WiFi接続時にのみ使うのであればこれで良い。

◆ バックグラウンドで何をしているかというと、Google側とリンクを張りっぱなしにしてPCからアプリのダウンロードを指示するとAndroid側でダウンロードが始まるとか、更新通知が来るとか、そんな感じだ。リンクを張っているのだから定期的にパケットが飛んでいる事は間違いなく、当然電池も減っていく。移動先でアプリの更新をする事も無いので私はこれで良い。なおPLAYが起動しなくなったらデータを消去すれば元に戻る。

◆ 各アプリの通信に関しての仕様でもあれば良いのだが、専門的事になるので公開されていない。ドコモ製のアプリというかプロセスなどは、それが何をしているものなのかさえ教えて貰えない。スマートフォンの調子が悪いというとサードパーティ製アプリのせいだと言うのに、自分たちのアプリが何をしているものなのかも教えないのだから困ったものである。
IMAP IDLEに関しては今後も少しずつ調べてみようと思う。


続IMAP IDLE(5/17)
◆ IMAP IDLEは引き続き実験している。腑に落ちないのは3GだろうがLTEだろうがIPアドレスが変わるわけではないのに何故リンクが切れる事があるのか。
単に通信が不安定で着信しないだけなのか。IMAPIDLEで着信通知が受けられなかったらどうなるのか、リトライ的な事が起きるのかどうかはよく知らない。仕様?によれば29分ごとにコネクションを張り直せとなっているので、このタイミングで再通知される可能性もあるが、それには再リンク以上のデータが流れる事になる。29分というのはIMAPIDLEの仕様上の最短リンク破棄時間が30分だからだ。
もしかしたらこれ以上に設定されているIMAPサーバがあるかも知れない。

◆ リンクが必ず切断されるケースとして3GとWiFiを切り替えた場合がある。お利口なメールクライアントアプリであれば、これを検出して再リンクすると思うのだがCommunicaseがどうなっているのかは知らない。WiFi接続すれば都度IPアドレスが変化する。IPアドレスが変化する度に通知し直さなければメールは届かなくなるのは当たり前の話だ。そう考えるとIPアドレス変化を検出してメーラは再リンクしても良さそうな気もするのだがどうだろうか。
WiFi接続時にローカルIPが割り当てられているとするとNATタイマの生存時間も関係してくる。NATのメモリ節約のためにこれが短く(通常10分程度が多い)設定されている場合は、IMAP IDLEのリフレッシュタイミングを10分以下にしなければ当たり前だがリンクは切れる。

◆ 3GやLTEで使っていれば、電源を入れ直す以外でIPアドレスは変化しないと思われる。ならばリンクは切れる事がないと思うのだが違うのだろうか。リンクが切れないならばメールは即時届くはず。しかし実際には届く事もあれば届かない事もある。リンクが切れていないとすると通信状態不安定説になるが、ドコモのLTEネットワークなのでこの可能性は十分ある。何しろLTEと3Gが切り替わっている時は圏外であり、着信しないので圏外アナウンスが流れる。
圏外の場合はSMSで圏外時着信通知が来るのだが、下手をするとそれすらも受からない。

◆ Communicaseでは2つのGmailアカウントを受信している。片方は20分ごとにリフレッシュ、もう一方は60分ごとにして様子を見ている。モバイルネットワークの場合は通信状況で何とも言えなくなるので自宅のルータのNATタイマ値を70分にして実験してみている。
これで分かる事はGmail側がその程度の時間でリンクを切断するかだ。もしも60分以上でも切断されない場合はリフレッシュタイミングを60分に設定すればバッテリ消費量を抑える事が出来る。繰り返しになるが、あくまでも綺麗な環境に於いてはという条件付きだ。

◆ 非受信回避としてIMAPIDLEとは別に定期ポーリングを設定する手があり、Communicaseではこれが可能だ。
勿論二重にパケットを飛ばす事になるのでバッテリの無駄遣いに違いはない。だが非受信のケースが無視出来ない程度あるので設定しておいた方が良い。
NTTもドコモネットワークのダメさ加減回避にポーリングと二重設定出来るようにしたのかな。ポーリングの場合でも圏外状態に陥っていれば次回ポーリングまで待たなければならない。
短時間ごとのポーリングが信頼性は高いが、都度通信が起きるのでバッテリを食う。IMAPならばまだしもPOPで沢山のメールがたまっているケースだと、例え新着は1通でも全部のメールリストを読んでくるので無駄が多くなる。
続く…


プリインストール(5/16)
◆ 評判の悪いプリインストールアプリ、これをインストールして消せないようにする事でメーカなり事業者は宣伝費を手にする事が出来る。これは端末価格を引き下げる効果があるわけだが、しかし評判を落とす。何故ならば利用者に選択の余地がないからだ。

◆ Kidleはロック画面上に広告を表示するタイプの端末を割安にしている。広告費による収益の分だけ端末価格を引き下げているのだ。これは購入者に選択の余地があるので悪評にならないかも知れない。
一般のアプリでも同様に広告モデルは無料で非広告モデルが有料の場合がある。私は広告とそれを取得するための通信が邪魔なので有料版を買う事が多い。

◆ 同じような事をFacebookが行うのだとか。同社のホームアプリをプリインストールした端末か或いはそれをインストールする事によって、利用者にキャッシュバックなどを行う計画があるとした。ホームアプリをインストールすると端末情報を取得してFacebookに送る。丸裸にされる代わりにヌードモデル代を頂戴出来るという仕組みだ。私は迷惑メールと変わらぬ仕組みを持つFacebookに良い印象は持っていない。従ってホームアプリを使う気など全くないが、Facebookを常用している人ならばヌードモデル代とバッテリ消費量との引き替えにお金を貰っても良いのだろう。

◆ メーカや事業者も、これと同じビジネスモデルにすればいい。ドコモはプリインストールアプリなどの利用状況を監視してドコモ側に報告する。ユーザ設定でこれをDisableにする事は出来るがプロセスは動き続けている。もしかするとログを蓄積して、何かの機会にドコモに渡そうとしているのかも知れない。だからと言って通信代が安くなるわけでもなく、端末代だってきっと安くはなっていないだろう。ドコモの売る端末を買ったのだから、その利用状況を報告するのは当たり前だ位に考えていたとしても不思議ではない。

◆ しかしユーザに選択肢があったらどうだろうか。ドコモにしてもGoogleにしても、それら企業が必要とする情報を与える代わりに何かが貰えるとしたら、嫌がらずにそのアプリを許すユーザだっているはずだ。
ドコモのスマートフォンにauがアプリを突っ込む。auアプリは通信や通話情報などエリアや通信速度に関する情報を取得しようとする。しかしその代わり月額500円相当が貰えるならば利用する人が居るかも知れない。
情報には価値がある。現状でドコモやGoogleはそれを勝手に持って行こうとしている。俺様の作ったものを使うのだからその位は当たり前だとでも言うように。

◆ ドコモショップにしても量販店しても、指定の有料サイトに加入すると値引きが行われる。いったん入ればすぐに消してしまってもかまわない。だが解約が面倒な事もあって、或いは有用なサイトで継続してしまうユーザも居る。これがサイト側の儲けとなる。こうした作業や説明が面倒だからスマートフォンを売る時に余計に金を寄こせというのがドコモだ。加入者事情ではなく事業者の都合だ。

◆ そもそも10万円近くもするものを売るのだから説明はあってしかるべきだろう。それが嫌なら買ってすぐに使えるものを作ればいい。下らないプリインストールアプリを突っ込むのなら、簡単設定アプリでも作った方が良いのではないだろうか。もっともそうすると、利用者に簡単ではなく事業者に都合の良いものになりそうだけど。
車を買ったら納車費用を取られるのと似ている。納車が嫌なら取りに行くと言ったって納車費用はそれとは別だなんて言われる。自分で買ったものを自分で持って帰るのにお金がかかるというのが不思議だ。


IMAP IDLE(5/15)
◆ 少し前に書いたメーラの話で、IMAPIDLEを再度使って実験していた。WiFi接続している時にはIMAPIDLEは正しく動作する。というかそれが当たり前の動きだ。
リフレッシュ間隔は20分とした。この状態でLTEと3Gが行き来する場所などを移動したり移動しなかったりしていたのだが、かなりの確率でセッションが切れてしまう。20分ごとのリフレッシュではリンクが維持出来ないようなのだ。かといって、これの時間を最短の5分などに設定すれば無駄にバッテリを食う。5分ごとにポーリングするよりはマシだと思うのだが、そもそも電波の不安定なエリアで通信を行わせるのは得ではない。

◆ LatitudeSyncでの位置情報送出を5分ごとに行っているので、このタイミングに合わせていっぺんに処理してくれればいいのだが現状のAndroidはそうなっていない。
無線区間でリンクを張るにはそのオーバヘッドがあるわけで、いくつかの通信系アプリが同時にそのタイミングを使ってくれれば効率的だ。Android側にその仕組みさえ用意されていれば済む話なので今後はその方向になるのかも知れない。

◆ いずれにしても20分ごとのリフレッシュでは実用的な即時受信が行えない事が分かった。勿論電波状態の良い場所であれば正しく動作すると思うし、上に書いたとおりWiFi接続していれば正しく動作する。
Android標準のGmailアプリはどの位の間隔でリンクを見直しているのだろう。Google同期をONにしていても即時同期しない事があるので、ダメなドコモネットワークの影響を受けている事は確かだ。
ドコモはダメネットワークを使わせて、Gmailよりspモードメールを使いなさいとでも言っているのではないかと思いたくなるようなダメさ加減だ。

◆ しかしドコモは何でこんなにダメなのだろう。そういえば制御信号だけでネットワークが破綻するような事態もあったっけ。要するに分かっていないのだろうな。
IMAPサーバ側にしても端末側のIPアドレスはほぼ固定(WiFi接続時や電源再投入で変化する)なのだから、いくつかの決まったポートを狙えるようにして、それをスマートフォン側で設定すれば効率的な気がする。
Androidスマートフォンの場合は予期せぬ再起動などもあるので、再起動時には再接続に行くようにしておけばいい。というか、不安定なものを売っているのだからその位実装してくれと言う感じ。

◆ 勿論Gmailや他のアプリでもSMS通知が効くようなるのが一番良い。ただしこれは事業者がらみでないと難しくなる。事業者にしても回線交換で着信させるのだから金を取るぞと言いたいかも知れない。日本の携帯電話文化の中でSMSは軽視されてきた。SMSというか回線交換を使った簡易なメールシステムであってSMSのフル機能とは少し違っていたのだが、E-mailの方が素早く立ち上がった事もあってSMSは使われなくなった。
そのE-MailにしてもMMSではなく各社独自仕様で、いや、ドコモのiメールがそもそものスタートだった。勝手な部分にコードを突っ込んだ絵文字や半角カナを普通に使わせる仕様など、およそスタンダードな電子メールと相性が良いとは思えないシロモノだったのだ。

◆ N-07Dには従来のケータイ絵文字は実装されていない気がする。もしかしたら気がするだけかも知れないが、装飾系を入れようとするとHTMLメールになる。でもこれがスタンダードだよなぁ。ドコモのスマートフォンでも従来型の絵文字が使えるモデルもあるしiPhoneでも使えるのだが事業者間で変換出来ないものなども存在する。


吉野家(5/14)
◆ 牛丼と言えば吉野家というのが私のイメージなのだが、スクータで出かけた時の食事などは吉野家以外の牛丼屋で摂ることも多くなった。別に吉野家が嫌いになったわけではないし、吉野家の味だって決して嫌いではない。
吉野家と言えば秋葉原にその店が出来た頃を思い出す。食べ物屋が少なかった秋葉原で安価な牛丼はヲタク(当時その言葉はなかった)達の胃袋を満たしてくれたのである。しかしその後景気が悪化してその店舗は消滅した。当時の場所はラジオデパートの裏あたり、ツクモパソコン本店のラジオデパート側の道というか、あそこって秋月が昔あった場所だったかな?吉野家が出来る前にどんな店があったのかなどは記憶にないのだが、あのあたりにあったような…

◆ 景気悪化の原因は過度のコストダウンにあったと言われる。液体のつゆを粉末にするとか輸入制限回避の目的もあって乾燥牛肉を使用するなどした結果、客離れが起き始めた。一度離れた客足が戻る気配も薄く、1980年に会社更生法を申請している。その後1983年にセゾングループ傘下となって更生を行い1988年にはダンキンドーナツも取り込んだ。しかしこれもうまくは行かずにダンキンドーナツは1998年に分離消滅となる。

◆ 他にも経営赤字に陥った京樽を買収、寿司チェーンなども傘下とした。一時期人気を誇ったはなまるうどんも吉野家ディーアンドシー(現吉野家ホールディングス)が株式の過半数を持っているのだが、それと時期を同じくして味が落ちたなどと客離れが進んだ事は記憶に新しい。
牛丼自体が大きな打撃を受けたのはBSE問題だった。
他の牛丼チェーン店が牛丼以外のメニューを充実させたのとは反対に、吉野家はあくまでも牛丼に拘った為に他のメニューの開発が遅れた。吉野家はどんな肉でも買ってくれると卸会社に言われていた。ミートテンダーの独自開発などで低質牛肉も立派な牛丼に変身させたのである。しかしその牛肉が入手出来ずに足踏み状態が続いた。オーストラリア産も使われてはいるが割合的に多くはない。安価なショートプレートであれば原産国に拘らないというのが吉野家の言い分なのだが、豪州産はコスト的にも無理だったのだろうか。

◆ その後豚丼などを開発したが、なかなか客は付かなかった。それでも徐々に客が戻ったのだが、折しも日本の景気悪化と重なり値下げ競争が起きる。ここでも吉野家はそのプライドからなのか他社の後塵を浴びる事になる。価格改定やキャンペーン価格などをくり返しながらの作戦は、マクドナルドと似たような所があった。他の牛丼チェーン店より遅れに遅れはしたが、カレーなどのメニューや朝定食などの充実によって業績回復を狙う。所がこれは従業員の負荷を重くする結果となった。

◆ 現在でも新メニューを開発していて焼き鳥つくね丼は予想に反した売れ行きだったという。牛丼の価格競争に破れたとは言えないまでも追従が難しかった吉野家は、牛肉の分量を減らして白滝や豆腐を加えた牛鍋丼も売る。牛丼発売当初から比較すると具の分量もご飯の量も減っているのだとか。
こうしたコストダウンを認める向きも勿論あるのだが、客は敏感である。

◆ 現在の牛丼価格はいくらなのだろう。1ヶ月位前かな、280円に値下げしたみたいなニュースが流れていたのは。何年か前の価格と同じですみたいな話をしていたが、その内容が同じかどうかは分からない。価格競争をしなければ客数が減り、価格を下げれば客数の割に儲からなくなる。コンビニ業界がいち早くデフレ脱却だと言っているのとは反対に、吉野家の春はまだ少し遠いようである。


ETWS(5/13)
◆ auのETWSを使った宣伝行為、それを受信してしまったSBMなど問題があった。当時も、SBM圏外ならばauを受信すれば良いではないかとSBMが思ったのかも知れないと書いたのだがSBM自身もETWS対応はしている。対応しているというか対応していると言っている。しかし実際は異なるようでSBM版のiPhoneでは緊急地震双方が受からないケースが多いのだとか。これに対してSBM自身は「ソフトバンクのiPhoneは震度4以下の電波を受信したために緊急地震速報が届かなかったということが考えられます。ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ございません。」とツイートしていた。

◆ 震度4以下の電波という表現に違和感はあるがそれは良いとして、気象庁から得るデータは事業者ごとに違うと言うのだろうか。ドコモとauには震度5以上の速報が流れ、SBMには震度4以下の情報がやってきた。まさか。
では何故受からなかったのか。一つは着信率の問題である。ETWSは通常の通信と違って送りっぱなしになる。
乱暴な例えで言えば通常の通信がTCPなのに対してETWSはUDPみたいなものだからだ。従って受からなかった場合の処理などが省かれることになるし、それがブロードキャストというものだ。従って着信率が悪いとETWSは受からない。

◆ もう一つは配信されていなかったケースだ。何しろ接続率ナンバーワンを自称する位なので着信位するのではないかという見方だ。しかしここにも通常の着信と違いがある。上に書いたようにTCPとUDPの違いだ。通常の着信の場合はリトライなどが行われるので時間がかかっても着信する場合もある。
そう考えると実はエリアによってはETWSの配信がされていなかったのではないかと考えたくなる。iPhone全盛以前にSBMが緊急地震速報に対応出来なかったのは、コスト最優先で基地局ベンダーを変えたために制御方法などの整合が取れなくなったからだ。これによって基地局のステータスの管理も難しくなり、故障していても止まっていてもそれが察知しにくくなってしまった。

◆ 同じように、いくら規格化されているとは言ってもエリアごとに制御方法が異なればETWS配信が行われないエリアが出来てしまうのかも知れない。勿論SBMじゃそんな事は言わない。あくまでも震度4以下の情報が"配信された"事にしなければまずいのである。そして配信されるエリアと配信されないエリアはSBM自身も良く分かっていない可能性もある。
SBMの言えば中継器やフェムトの設置しまくりという感じなのだが、多くのフェムトやピコセルはETWS配信が出来ない。家庭用のものに関してもそれは同様で、配信の仕組みというか仕様がちょっと違うのである。

◆ 地震速報は来たが時間が遅かったというツイートもあった。緊急地震速報のくせに分単位で遅延があったというのだ。この原因は何だろう。これだけの遅延が起きるのだから伝送路の話ではない。制御機器や処理装置のパフォーマンスが悪い為に処理が出来なかった可能性が大きい。しかし混雑時間帯でもない早朝にそんな事が起きるのだろうか。まさかTVの緊急地震速報を見て対応機器のスイッチを入れたなんて事はあるまい。

◆ SBMのLTEに関して言えば2012年の秋口にはETWS対応していなかった。これはSBM自身が言ったことではなく、メディアから突っ込まれて「早期対応します」と答えた所から発覚した。この対応が現時点で全て終わっていないとすればETWSが配信されないエリアが存在してもおかしくはない。都市部ではエリクソンが多く、地方部ではノキアシーメンス製が多いのだが、この両社での対応の違いや制御の違い、或いは未対応率などが影響した可能性が高い。


メーラ(5/12)
◆ 今ひとつ気に入ったメーラがない。現在はCommunicaseを使っているのだが、どうも動作が鈍重で気に入らない。アカウントはGmailやfnfアカウントで使っている。
IMAP IDLEはドコモのダメネットワークでは再接続インターバルを短くしないと実用的ではない。LTEと3Gが切り替わってもIPアドレスが変わるなどと言うことは無いしポートだって変わるとは思えない。しかし何故かリンクは切れることがある。こうなると再接続するまではPushされなくなるのでメールが受からない。IMAP IDLEとポーリングの両方をセットしておけばポーリングで受かるのだが、ポーリングインターバルを短くするとバッテリ消費量が増大する。

◆ 結局spモードメールを使う事になるのだが、そのspモードメールにしてもXiエリアエッジでは着信率が悪化する。
ちなみにauは比較的良好にメールが受かり、SBMはspモードメールと同じか少し悪いかな程度には受かっている。ただしSBMは遅延が大きくなる場合がある。
私はGmailですぐ読む必要のあるメールのみをフィルタによってspモードメールに転送している。両方で受かるのが何とも無駄なのだが仕方がない。Gmail(というかCommunicase)には振り分けフォルダの概念がない。フィルタとフラグで似たようなことが出来るのだが私は好きではない。
これは無理矢理な方法で実現出来ないこともない。つまり、Gmailの特定アカウントで受けたメールをフィルタによって別のGmailアカウントに転送するわけだ。一つのアカウントに複数のフォルダを設けるのではなく、一つのアカウントを一つの振り分け先として使ってしまう。こうすると鳴り分けも可能になるし、ポーリングタイミングも個別に設定出来る。

◆ Gmailから他のアカウントに転送する時には、そのアカウントが安定してメールを受けてくれることが必要だ。たとえばYahooのフリーメールに転送するような場合、Yahoo側の応答が遅い場合はかなりの遅延が出る。Gmailの転送はそのアカウントの多さから仕方がないことだとは思うのだがリトライインターバルが長いのではないかと思う。
Androidスマートフォンに関しては様々な実験や検証でバッテリ消費量を抑える試みを行ってきた。その結果として不要な通信、どこまでが不要かという判断は難しいながら、電池動作中はGoogle同期を取らないだとか各アプリのバックグラウンド通信を抑制するなどの設定としている。一方でLatitudeSyncによる位置送出は特別な場合を除いて5分ごとに行っている。当時はドコモのオートGPSを使っていたが、iコンシェルの(抑止することの出来ない)宣伝メールが嫌になり解約したので現在は使っていない。この分のバッテリ消費量をLatitudeSuncに回したと考えても良いだろう。

◆ しかし使ってみるとXiと3Gエリアを行ったり来たりする時のバッテリ消費量が過大すぎて、他の機能を抑制する意味がどれほどなのかと疑問にもなってくる。もちろん、通信を抑制しない限り、或いは強制停止状態にしない限り動き続けるプリインストールのウィジェットなどは論外で、不要なものが電池を食うことになっている。それ以外に関しては利便性と電池消費量のバランスを見ながら徐々に利便性を追求する方向で設定を変えたりもしている。その一つがIMAP IDLEなのだが、これもドコモネットワークの状態に大きく左右されるので判断というか使用が難しい。
IMAP IDLEが切れると即時受信したいメールが来なくなる。
かといってポーリングを短時間ごとに繰り返すならば通信データ量の少ないIMAP IDLEのリフレッシュタイミングを短くした方がお得だ。GmailをSMS通知併用型にしてくれれば何の問題もないというか、XIエリアエッジではそのSMSすら受からなくなるのは問題なので併用と言うことで。


水濡れ判定(5/11)
◆ 携帯機器などには水分で反応するシールが貼られている。この目的は水濡れした形跡を検知するためなのだが、それが絶対というわけでもない。ドコモの場合はシールの変色がなければ水濡れとは判定しない。例え他の部分で水濡れの痕跡があったとしても、シールが無事ならば水濡れではない。
auは水濡れシールの状態によらず内部に腐食が認められれば水濡れだと言われ(た)る。ではシールは何のためにあるのか、内部腐食がいつの時点で起きたのか、それが製造上の問題だったのか使用上の問題だったのかが区別が付くのかと聞くと、規定により修理は受けられないとしか言わない。
auの対応に不磨を漏らしたのは私だけではなく、ほぼ同様の故障で知人も同じ対応を受けている。

◆ SBMは更に酷い。故障すると水没認定がされて修理不可能と言われる。この件移管しては問題が拡大したためにSBMが何でも水没として片付ける姿勢を改めるとした。だがその後も似たような対応で、難癖に近い事を言われて諦めた人が居た。
国内では事業者に文句を言っても何も始まらない。事業者の言うようにしかならないのだ。しかしマーケットの大きな世界ではそうは行かなかった。AppleはiPhoneの水濡れシールと故障の因果関係で集団訴訟に負けそうになった。水濡れシールが反応している状態でAppleに修理を依頼するとAppleは水濡れが原因であり修理は受けられないという。しかし使用者は水没させたことなどはなく、シールは単に空気中の水分に反応したに過ぎないとした。
これに対してサンフランシスコの連邦地方裁判所は、総額5300万ドルの和解案を承認する。Appleがあくまでも水没だとする一方で水濡れシール製造元は、湿気にも反応する性質のももであり全てが水没とは言い切れないとしていた。

◆ 日本でも同様の訴訟が起きれば事業者は負けるだろう。今でこそ防水設計が一般的となったので水没故障の例は減っていると思うのだが、それでも防水対応機のコネクタカバーの不良などでは水没もあり得る。果たして何を以て水没とするのかは悩ましい所なのだが、個々の事象をどこまで理解しようとするかが大切なのではないだろうか。
家電製品その他では携帯電話の世界よりももう少しマトモな対応がなされていると思う。どうせ長く使い訳ではないのだから携帯電話なんて売った方が勝ちみたいな思いで居るかどうかは知らないが、携帯電話メーカの真面目度は低い。

◆ 以前に何度も書いているが携帯電話とは高価なシロモノなのだ。同じ価格で大型テレビも買えれば冷蔵庫も買える。原付だって中間価格帯の自転車だって手に入ってしまう。ではその価値分の働きがあるのかというと、様々なトラブルがあったり、トラブルに対応してくれればいいのだが仕様だと言われたりするに至っては、利用者を馬鹿にしているのかと怒る人が居てもまったく不思議なことではない。

◆ Appleの水濡れ訴訟とその和解の結果が携帯電話や携帯機器メーカの意識を変えることに役立ってくれればいいと思う。実質ゼロ円だろうが何だろうが、その品物には価格分の価値があると言うことを忘れてはいけない。なので1円ケータイはダメでゼロ円ならば責任が回避出来るのだという見方もあった。ただしサービスと製品が切り離されていない現状においては、例えゼロ円であったとしても契約を伴う限り事業者には製品の性能を保証する義務がある。最近のドコモではペナルティ無しの解約や返品返金に応じるなどの例も見られる。2年縛り訴訟その他の影響もあり、少しだけ利用者の力が強くなったのかも知れない。


ミノキシジル(4)(5/10)
◆ 服用開始後時が経つに従って体毛の変化などが鮮明になった来たそうだ。手足や顔などの産毛?の生え方が服用前とは明らかに違っている。前に小書いたが元々体毛は濃い方ではないと言う事で、手足の毛は殆ど処理した事がなく、顔もあまり剃った事がなかったそうだ。それが現時点ではこまめにケアしないと腕などの怪我目立つほどになるという。そしてその成長速度は早く、毎日でもケアしたい位だそうだ。

◆ 問題の毛髪の方だが、元々髪が多いし薄毛とはほど遠い感じに見えるので私には違いが良く解らない。
本人によると気にしていた抜け毛はめっきり減ったそうで、これは抜け毛が始まる以前に完全に戻った感じだそうだ。毛髪量の方はまだ良く解らないとしながらも、髪の毛が早く伸びるようで、ちょっとした間にだいぶ長くなったと言う。たしかおっぱいの時には肩より少し長い位だったかなと思うのだが、今は背中の中程までになった。

◆ 毛髪の成長が促されているのだから髪の毛、毛根は元気なのだろう。定量的な測定、たとえば1ヶ月に何cm伸びるとかの記録を取っているわけではないので実際にどの程度の違いがあるのかは分からない。もしかしたら髪の毛の伸びる速度は季節要因や気温などによるのかも知れない。F&F的には定量測定をしたい所なのだが、自分で実験しているわけではないので我が儘は言えない。
生え際の写真はミノキシジル服用前後で頂いた。服用後1ヶ月ほどで産毛の長さは5mmほどになっている。
額の生え際の部分なので顔の毛と言うよりは毛髪の仲間になるのではないだろうか。

◆ 今や薄毛は男性のみではなく女性にとっても深刻な問題だ。社会進出だとかストレス社会だとだとか言われているが、女性は髪に対して男性よりもシビアに考える人が多いので発毛促進が出来れば有り難い事である。
ちなみに彼女は以前にTVでのCMでもおなじみの薬用育毛剤「柑気楼(かんきろう)」を試した事があったそうだが「まったく効き目は感じられなかった」としている。
柑橘系果実のリモネンが発毛阻害因子の効果を減少させるというのがその理屈のようで、男性ホルモン依存の男性型禿には効くという話もある。では女性はどうなのだろうか。発毛に関する理屈が書かれていないのでどうにも良く解らない。

◆ 柑気楼は半年位続けると効果があると商品ページには書かれている。燃費改善グッズが、グッズ取り付け後1万キロ走行すると効果が出てくると書かれているようなもので、初期クレームの抑制と自然消滅的に使用をやめる効果を狙ったものなのか。ちなみに6ヶ月使い続けなければならない意味の記述もなかった。これに比較すればミノキシジルはダイレクトに効果な実感出来ので良いと思う。少なくとも彼女は柑気楼の効果は実感出来ず、ミノキシジルの効果は実感出来たというのだからその差はあったに違いない。

◆ ミノキシジルは薄毛治療薬として処方して貰えるが、男性の場合はフィナステリドなどと一緒に飲む事が多いようだ。またミノキシジルの副作用を抑える目的で利尿剤が処方される場合もある。ミノキシジルもフィナステリドも危険な薬ではないかも知れないが、服用開始時には医師の処方による事をお勧めしたい。
ミノキシジルは10mg/Day程度の分量までは効果が高まるとされるが、一説によれば低容量から徐々に増やすべきだ説もある。また分量を増やす事で効き目は早くなるが、それは効き目の最終到着点に早く着くだけで、永遠に毛が濃くなり続けるわけではないそうだ。


ミノキシジル(3)(5/9)
◆ 男性型脱毛の場合は脱毛メカニズムが女性の場合よりも複雑な感じがする。最近ではミノキシジルなどを配合した注射液を直接頭皮に注射する治療も行われているそうだ。かなりコスト的には嵩むのだが効果が大きければ需要が起きてくるだろう。他にも細胞レベルでの治療などもあるのだが良く解らない。
女性の豊胸と同じく男性の薄毛治療はマーケットが大きいだけに様々な治療法だとか薬の類が発売されている。それが効くのか効かないのか、効くにしても時間がかかることだけになんだか良く解らない的なものも多い。

◆ ミノキシジルを飲み始めて1ヶ月ほどした彼女、変化は体毛が濃くなることに現れ始めたそうだ。顔など余り剃ったことがないという方だったのだが、額あたりに産毛が生えるようになったという。振り返ってみると若い頃は確かに額に産毛が生えていてたまにカミソリでケアしていたそうだ。しかし加齢とともにそんな事もなくなり、すっかり忘れていたという。
その後も服用を続けると、手や足の体毛も明らかに濃くなっていると分かったそうだ。

◆ ご自身でも体毛のケアの日記?や写真を撮っていて、それは気のせいではなく明らかな変化として認められるという。では肝心の毛髪の方はどうなのかなのだが、抜け毛が減ったことは実感出来ているそうだ。
ただし初期脱毛のインパクトが強かったので、それが元に戻った程度の話なのか改善されているのか今ひとつ自信がない。もっとも毛髪が増えたと言っても急に成長するわけではないので、もしかしたら頭皮に産毛が増えているという段階なのかも知れない。

◆ 彼女自身は抜け毛が減ったことと体毛が生えてきたことで毛髪にも効果があるのではないかと考えている。
前向きな姿勢は抜け毛を過度に気にするストレスからも解放される事になるのでそうしたストレス性の脱毛要因があるとすれば改善されるかも知れない。抜け毛に悩みながら過ごすよりも、薬を飲んでいるから抜けないのだと思えば気も楽になる。ストレス性の円形脱毛などもある位なので精神面でも脱毛に与える影響は無視出来ないものがあるのだろう。

◆ 血行促進という点からすると喫煙者などはミノキシジル効果が出にくい可能性もある。ニコチンなどによって血管は細くなり血行は悪くなる。この場合はミノキシジルなどを飲むよりは禁煙した方が手っ取り早いと思う。もちろん、喫煙分をミノキシジルで穴埋めするんだと頑張る人も居るのかも知れないが、なんか無駄な気もする。昨日の話では2型のブロックに関して書いたが、若年男性の薄毛には1型のブロックも有効らしい。
これはデュタステリドなどの服用でブロックする事が出来るが、薄毛には2型のみのブロックで良いのだという説もある。

◆ 血圧に関して、彼女は上が120〜140と決して低めだったわけではない。家計に軽度糖尿病患者が居ると言うことで塩分摂取量などは気にされていた。ミノキシジル服用後の血圧だが、おおむね10程度は下がった感じがすると言っていた。高血圧治療薬なので血圧が下がるのは当然だとも言えるが、高血圧治療時の服用量より遙かに少ない量でも血圧に対する影響があると考えられる。
ミノキシジル服用は2.5mgを毎日か或いは2日に1回としているそうだ。この分量での時はじめた当時に比較すると体毛の成長度合いが増しているのがハッキリ分かるという。背中にまで毛が生えたらどうしようとご本人は気にしていた。


ミノキシジル(2)(5/8)
◆ 脱毛の相談を受けて色々調べてみたのだが、やはりミノキシジルが良いのではないかと思った。発毛系の医者の意見も同様だったそうだが、他に様々なサプリなども勧められたという。
その後彼女はミノキシジルを服用することになる。飲み始めて1週間程度すると脱毛が増えたとレポートがあった。調べてみると初期脱毛などと呼ばれるものらしく、抜けるべき毛髪が抜けてしまうことによって脱毛量が増えるというのだ。しかし血行促進なのだから初期脱毛など無くても良いのではないのか。抜けそうな毛にも血液が循環して抜けなくなるのが脱毛改善ではないのか。彼女は脱毛量が増えたことでかなり心配していたのだが、勇気を持ってミノキシジルを続けることにした。

◆ 2週間位すると顔のむくみが気になり始めたという。むくみのチェックは上まぶたを爪で押してみると分かりやすい。押した跡がすぐに消えればむくみはなく、それが残るようであればむくみが認められるとなる。これは写真を送って貰ったが、押した後5分後にもまぶたに爪の後があったのでむくみが起きていることに間違いはない。
他の、たとえば動悸などの症状は全くなかったそうだ。
むくみが出たら飲むのをやめるか分量を減らせばいい。
分量を減らして効き目がない位にするとむくみは減るが効き目もなくなるのか、それとも効き目を維持しながらむくみ改善が出来るのか。このあたりは個人差もあるだろうし良く解らない。

◆ 分量を減らすのか毎日服用する量を減らすのか、それともインターバルを増やすのか。これに関しては量を減らした方が良いのではないかと思った。インターバルを開けると体内血中濃度の変動が大きくなるが、量を減らすのであれば血中濃度の低い状態で安定するのではないかと考えられるからだ。勿論これはミノキシジルが比較的単純な薬であるからで、ホルモン系の薬などでは安易にバランスを崩すのは良くないと思う。

◆ 彼女は毎日飲む分量を毎日10mgから1/4錠である2.5mgに減少させた。ちなみに高血圧治療としては毎日20mg〜50mgの投与もあるという。服用量を減少させたことでむくみは完全になくなったそうだ。ただし効き目が維持されるのか否かは分からない。飲み始めて3週間、むくみもなくなったが具体的効果に関しては何とも言えないという。ただし初期脱毛なのかと思われた抜け毛は減少し、服用前よりも抜け毛自体が減っている気がすると言っている。これも抜け毛の数を数えていたわけではないのでそんな気がする程度としか言いようがないそうだ。

◆ 男性型脱毛の場合は血行不良、つまりミノキシジルで改善されるとは限らない場合がある。男性ホルモンが毛髪の発育を阻害しているような場合、血行改善でその男性ホルモンが多く運ばれるようになって逆に薄毛が進行する場合がある。男性型脱毛の場合には血行改善とともに男性ホルモンのブロックも必要になる。
これには前立腺治療に用いられるフィナステリドなどが一般的に使われている。テストステロンは毛乳頭細胞に入り込むと5αリダクターゼによってジヒドロテストステロン(DHT)に変換されす。このDHTは男性ホルモンレセプターと結合して毛母細胞の増殖を阻害するTGFβ1タンパク質を放出し、その結果毛髪の増殖が阻害されるというもの。フィナステリドはこの2型をブロックすることで毛母細胞の増殖阻害を抑止する働きがある。


ミノキシジル(5/7)
◆ 以前に豊胸のお話を書いた。豊胸と言うよりは抜去の経緯や手術などに関してである。抜去手術を受けたその方は、手術後の抜け毛に悩んでいた。
麻酔なども含めて或いは精神的な負担などが抜け毛を増やしてしまったのかも知れないし、それとはまったく関係のない抜け毛だったのかも知れない。
その方は髪の毛は多めでセミロング、決して髪が少ない感じはしないのだがご本人としては気にされている。

◆ そう言われれば別の方でも同様に抜け毛に悩んでいる方が居た。加齢によるものなのかも知れないが、抜けていなかったものが抜けるようになると気にもなるだろう。ヘアケアなどに余念のない女性だと特に抜け毛の増減を感じるのかも知れない。
女性に使える脱毛抑止薬はミノキシジルとパントガールが有名だ。ミノキシジルは、そもそもは高血圧治療薬で毛細血管の拡張作用がある。毛細血管を拡張させて血圧を下げるのだと思うのだが、この薬を使用した人に発毛が見られたことから脱毛治療薬として使われるようになった。

◆ パントガールはドイツ製で欧州では古くから使われているらしい。成分は薬と言うよりもビタミン系サプリに近いような感じがする。成分はビタミンB1、パントテン酸カルシウム、酵母、L-シスチン、ケラチン、パラアミノ安息香酸という事だ。
この手の薬というかサプリはステルスマーケティングのるつぼであり、正確な情報を見つけることが難しい。当然効果を絶賛するページが多いのだが、必ずと言って良いほど購入に関しての説明が入っているしリンクがあったりご丁寧に価格や送料までが明記されていたりする。

◆ ただまったく効果がないかというとそうも言い切れず、美容外科などでも取り扱っている所がある。もちろん取り扱っているから効果が認められるのかと言えばそれも違う。売って儲ける所であれば、効果の確認よりも販売による売り上げ確保になるからだ。
個人的にはパントガールよりもミノキシジルの方がその効き目のメカニズムが理解しやすいというか、パントガールの方はどんな成分が何を引き起こしてどこを改善するのかが今ひとつ良く解らなかった。

◆ ミノキシジルは脱毛治療を目的に処方して貰える。ただし非保険医療となるので検査と投薬で月間3万円ほどが必要だそうだ。個人輸入だとその1/10で薬を飲む事が出来るが、副作用その他の心配もあるので最初位は医者に行った方が良いのかも知れない。
今や何でも手に入る時代ではあるのだが、だからと言って手に入るものの全てが自己責任で使って問題がないとも言えない。特にミノキシジルの場合は血圧が変動することなどからも、血圧や血管、心臓系の薬との併用は問題が起きる可能性が大きい。

◆ ミノキシジルが血圧に及ぼす影響は比較的早く出るので、副作用が認められたら服用を中止しても大丈夫だとは思う。他に既知の副作用というか作用は、体毛が濃くなることなどもある。毛髪に効くと同時に体毛も濃くする事が副作用なのか作用なのかは良く解らない。
血圧の低下は動悸の発生などにもつながるようだし、毛細血管の拡張によるむくみなどの報告例もある。ただしこれらは服用を中止することで早期に改善される。
しかし、だからと言って安易に服用して良いのかと言えばそれも問題だ。またミノキシジルの安易な服用は危険であるとしたページもあるのだが、こちらはその内容からすると並行輸入の抑止目的に傾いている感じがした。


適正価格(5/6)
◆ 国内メーカ品のビスケットがあったとする。販売価格は200円だ。ほぼ同じようなパッケージで中国製のビスケットがあったとする。価格が200円ならば間違いなく国産品を買うだろう。では150円だったら、100円ならばどうだろうか。このくらいの差があると中国製が売れるかも知れない。更に値段が下がって10円だと、今度はその製品が怪しいと考えられて売れなくなる。
例え仕入れ値が安かったとしても、余りに安い価格では売れなくなってしまう。

◆ 中国製に限らず、国内商品でも値付けは難しい。オープン価格で販売側に任せると言ったって、そもそもの卸値をどの程度にするかはメーカの考える事だ。
ライバル商品よりも安価にしてシェア拡大を狙うのか、それとも多少高めにして利益率とイメージアップを狙うのか。メーカでは市場調査やモニタ販売などで価格を決めていく所もある。原価から決められる適正価格以外に、その商品の付加価値を決める適正価格があるのだ。

◆ 国内の部品メーカの電子部品販売価格は原価から導き出されているものが多い。従って原材料を多く使う部品ほど価格が上がる。韓国製の電子部品では実売価格を元に価格が決められているものがある。原材料費ももちろん考慮はされているはずなのだが、大量に売れる部品はスケールメリットが出て価格が下がるので安価に売られる。同じような原材料費のかかっていると思われる部品の価格が、仕様によって2倍も違うなんて事がある。しかしこれ、その部品が売れなくなっちゃったら価格は上がるのだろうか。

◆ ユーロ安が続いていた時、欧州自動車メーカは日本での販売価格を余り下げなかった。安くしなくても売れるからと言うのがその理由で、景気インパクトが無いとは言わないが売れるなら高く売っておこうみたいな、それがイメージ維持みたいな考えだったようだ。日本ばかりではなく他国でも安価誘導しなくて済んだ欧州自動車メーカは大きな利益を上げた。
元々付加価値商売が得意なメーカは特別な考えもなく高値で売る事が出来るのだろう。

◆ 日本車などは小型軽量低燃費で低価格が売りであり、付加価値商売にはなっていない。トヨタに言わせれば唯一旧セルシオがそれに相当すると言い、レクサスが今は担うと言うがレクサスの方は低迷しているので何とも言えない。ユニクロはユニクロであってユニクロ的商売がもっとも相応しく、Ede &Ravenscroftとは違って当然なのだ。この辺りの欲が出てきて高級化路線を行こうと思ってもそう簡単ではない。吉野家で1万円のステーキを売っても沢山は売れないだろう。生産技術と品質管理で量産するのが得意な日本メーカはその道進むべきなのではないだろうか。

◆ 食品に関してはどうなのだろう。メーカごとに高級食材だとか普及食材だとかのイメージは少ない。ブランドとして優劣はあると思うのだが、一般販売食材として考えると価格勝負みたいな感じもする。もちろん国産メーカとしての価格であり中国製とは勝負出来ない。いや、もしかしたら勝負出来る程度の価格が出せるのかも知れないが日本製であるという付加価値に支えられているのかも。ただ食の安全云々と言われるように日本製だからと言って絶対安心ではない所が悩ましい。

◆ 過去にも賞味期限切れ製品の使い回しがあったり、色々問題を起こしている。一体何を信じればいいのかとなると日本製である事の付加価値は減る事になる。スーパーだって同様に、産地偽装は当たり前みたいな店だって実際存在しているのだ。


保存と削除(5/5)
◆ Googleは長期にわたってアクセスされなかったアカウントデータの扱いについて、ユーザが指定出来るようにした。多くのデータを蓄積しているその内容を永久に残す必要があるのか、それとも残さないことが必要なのか。
人間はいずれ死んでしまう。その場合に残されたデータはどう扱われるべきなのか。規定を設けて一定期間後に削除するサービスもあるし、個人データなのだから勝手に削除してはいけないという見方もある。

◆ 悪名高きNTTレゾナントにドコモがやらせたdwmailは半年間放置するとアカウントが削除される仕様だった。iモードメールのバックアップとして使えたのだが、ログインの度に通知が来るのが面倒で放置しておいたら消された。ログインしないと消される仕様ではなく、ログインもされずメールも増えない状況を検知してくれたら良かったのに。
私はそう思ったのだが半年で消してしまうことが妥当だと感じる人も居るだろう。このあたりをユーザに任せますよと言うのがGoogleの考え方だ。

◆ しかしdwmailって一体何だったのだろう。ドコモの意図する所が今ひとつ良く解らないサービスだった。
セカンドメールアドレス?しかし当時は事業者ドメイン名が尊重される時代だった。それ以外であればフリーのメールがいくらでも使えたし、dwmailの機能を見ても特筆するものは少なかった。
dwmail開始に当たってgooメールも同様の仕様に変更されたが、その使いにくさとトラブルの多さと言ったら、さすがNTTレゾナントですねと言いたくなるようなものだった。このダメさ加減に嫌気が差して私はgooメールのアドレスをゴミ箱代わり意外には使わなくなった。

◆ たとえばローソンのメールなのだが、メール受信をしていないと特定のサービスが受けられない。しかしゴミのようなメールを送ってこられても困るので宛先をgooメールにしておく。gooメールの受信拒否は受信を拒否するのではなく、受信されたメールを勝手に削除する仕様であり相手(メール送信者)はメールが正しく届いていると認識する。ローソンのみではなく日経系のサービスも同様だ。要らぬメールを受信しなければならないのだが、そのメールは名前こそメルマガとなっていても内容はURLが貼り付けられているだけ。メールそのものに内容はなく、サイトへの誘導に過ぎない。これは情報でもメルマガでもなく、だってそんな事を知りたければRSSでも受信していた方がよほどマシなのだから。
そうそう、SBMも受信拒否したメールは返送ではなく受信して勝手に捨てる仕組みになっている。送信者はメールが正しく届いたと思い込み、しかし受信者の手元に届くことはない。
私はこれは酷い仕様だと思う。迷惑メールなどに関しても、この仕様だとメールアドレスが生きている事を示すことになり、永久に送信され続ける。

◆ F&Fはレンタルサーバを借りているので料金お支払いがなくなると勝手に消される。ドメインも同様に消滅する。それ以前に、ページの更新が行われなくなったことを検出するといくつかの制限が加わるようにもしてある。この仕掛けを作って時も経っているので正常動作するかどうかちょっと怪しい。いずれにしても永久に放置されることはなく、インターネット上から消え去る運命にある。
ホームページなんて自己満足の世界でしかないのだから更新する人間が居なくなったら消える運命で良いのではないだろうか。


省電力(5/4)
◆ Androidスマートフォンのバッテリ動作時間を長くすることは各メーカの課題だ。ディスプレイサイズの大型化や高速CPUの搭載によって電池の保ちは悪くなり、それをカバーしようとバッテリ容量を上げる。これによって大型化して重くなりコストも上がる訳で、しかしアプリの動作や通信の抑制はコストアップにも重量増にもならない。
シャープもPMCもSONYも各社違いはあれどバックグラウンドで動作するアプリの抑制などを実装している。

◆ 所がこれ、ドコモ様との戦いだと某エンジニアは言っていた。Google系のアプリ制限に関してはお咎め無しだそうなのだがドコモアプリを制御可能にしてしまうとお叱りを受けるとか。ドコモの言い分としては正常なサービス提供に支障が出るからとなるのだが、ようするに状態送信などを止められてしまっては困ると言うことなのだ。
Android4以降であれば多くのアプリのバックグラウンド通信は抑制出来るのだが、ドコモプロセスのそれは制御不可能になっているものも多い。Googleの行う通信の抑制も出来ないものがあるし、通信を抑制してしまうとアプリが起動しなくなる(起動時の通信は抑制されていないのだから関係ない話なのに)ものもある。

◆ アプリの通信制限は通信を抑制することは出来るがアプリの動作までを止めることは出来ない。CPU負荷をモニタしているとスリープ中でも意外にCPUパワーが使われていることがある。勿論それがユーザが意図して動作させるものであれば何の文句もない。使う必要があるからそのアプリを起動させているのだから。問題は利用者が必要としないものまで勝手に動き出すことだ。
ドコモはプリインストールアプリの利用状況をドコモ側に送る仕組みを実装している。如何にプリインストールアプリが無駄なものであるかを認識しようとするのではなく、おそらくはマーケティングデータとしてプリインストールアプリ提供者に売るなどしているのだろう。

◆ これは通信を抑制することは出来るのだがプロセスを止めることは出来ない。もしかしたらプロセスが動作してログをとり続け、たとえば再起動のタイミングなどにそれを送っていないとも限らない。再起動の際には大量の通信が行われるわけで、バッテリも消耗する。これは以前に取った消費電流の波形でも観測出来る。

◆ スマートフォンをタダで配っていてパケット代もタダならば文句を言う筋合いではないのかも知れないが、自分で買ったものであるにもかかわらず勝手なプロセスが勝手に通信してパケットを消費し電池を減らすのは納得しがたい部分だ。
しかしこれをメーカレベルで抑制しようとしてもドコモ様から攻撃を食らってしまう。グローバルモデルには搭載出来るのにドコモモデルには実装出来ない事情はこのあたりにある。

◆ メーカ側の実装の仕方によってはメールなどが受からなくなるケースもあるのだが、これは説明の不足による所もある。アプリの動作や通信抑制に関して取説に詳しく書くと、それもドコモ様の逆鱗に触れてしまう。システム系に近い部分は詳しく触れない、分かっている人が自分の責任で設定するに任せなければならない苦しい事情もある。
ドコモ向けに移動機を提供している限りドコモ様の言うことに従う必要がある。それでも一部メーカはユーザの方を向こうと頑張っているのだが、これはいわばドコモとの戦いと騙し合いだ。


M氏の婚活(5/3)
◆ M氏は無宗教のフツーのエンジニアだ。なので宗教だとかオカルトには興味を示さない。しかし女性は宗教やオカルトチックなものに頼る人も少なくはない。M氏は言う。宗教ならばそれを質問すれば分かることなので話が早いのだけれど、訳の分からないオカルト話をされるのは困ると。オカルトと宗教は似て非なるもので、いや、新興宗教などは十分にオカルトチックか。

◆ メール交換をしていたある女性は突然霊の話を始めたそうだ。本人曰く霊感が強いのだとか。このあたりまでなら何とか話しについて行けたM氏なのだが、その女性の職場に生霊がうごめいているという話をされるとさすがに引いたとか。いったんその話に入ってしまうと生霊が私を苦しめて居るだとか、その為に人生がうまく行かないだとか、とにかくそれに終始してしまうそうだ。大規模ビルの中には沢山のテナントが入っていて沢山の人が働いている。そうした人の不満が生霊となって彼女の所に押し寄せるらしい。それは激しく辛いことで、生霊のために職場を変わることも出来なくなっているそうだ。しかしそう言われてもなぁ。
話に困ったM氏はそんな情報を調べて返事を書いたそうなのだが、それが又火に油を注ぐ(笑)事になる。

◆ パワーストーンに関して書いたらしいのだが、さすがに先方はそれに詳しかった。何の石が何に効くだとか生霊によって石が割れてしまっただとか、石の色が変化する話になってくるとM氏的には科学で解明したくなる。しかし相手は霊感者だ。まあM氏に言わせると霊に取り憑かれたとなるのだが、そんな状況なので話がまったくかみ合わない。霊の話にならなければ良いんですけどねと多少の未練を示した彼だが、当然ながらメール頻度は落ちていく。メール頻度を上げようにもM氏に霊的知識がないのだから続かない。

◆ しかし女性はそんなM氏の心変わりに気づいていない。
むしろ悪いものが取り憑いてメールが書けないのではないかと言われるに至っては、その悪いものはアンタですよと返事をしたかったんですよと苦笑いだ。
結局音信不通的にメール交換の終焉となったそうだが、彼女はM氏がお気に入りだったようで結構しつこくメールが来たとも語っていた。
随分前になるが職場の女性が結婚した。彼女が宗教崇拝者だとは知らなかったのだが、教えに従うと結婚してもしばらくの間は同居してはいけないのだとか。彼女は見合いで結婚したと思ったのだが、お見合い相手の顔が見たいと思ったのは私だけではあるまい。もちろん完璧なまでの理解者であれば彼女の振る舞いは納得するだろう。しかし、そうでなければ疑問を抱くはずだ。

◆ ちなみに彼女は技術職で、およそ宗教チックな感じはしなかった。もっとも職場に宗教を持ち込む人も少ないとは思うのだけれど、どうやらその"教え"は仕事には影響を及ぼさないようなのだ。行動も普通だし何を食べてはいけないだとか、酒を飲まないとかと言うこともなかった。普段の会話の中でもパワーストーンの話も出なかったし、占いに熱中している風でもなかった。

◆ 占いと言えばそれに熱中した芸能人の話などもあったが、占いに従いたくなる人も居るだろう。人間はさほど強くはない生き物だから、宗教であったり占いであったり霊に頼りたくなることもある。しかしいったんそれに頼ってしまうとそれ無しでは不安が募る。依存とは別のものなのかも知れないし、洗脳などと表される事もあるのだが誰でも陥る可能性のある逃げ場であるとも言える。


Google(5/2)
◆ WindowsとIE,そしてそれを統合するマイクロソフトに批判が集中した時のような事が、今Googleでも起きている。ChoromeとGoole検索、そしてAndroid問題などは欧州でも調査を受けた。
営利企業であれば誰しも考える事なのだが、顧客へのサービスを全て自社で行い囲い込みたいと思う。
ドコモだって同じように独自サービスや独自システムで囲い込もうとし、iモード時代には一定の成果を上げた。Appleも同様のアプリ供給など全てを行っている。

◆ もしもAppleがiPhoneシェアを上昇させ続けて、自社で検索エンジンを作っていたら同じように言われたのかも知れないが残念ながらそうは行かなかった。
Googleは検索エンジンから始まって地図もクラウドもSNSっぽい部分だって持つようになった。さらに同社の力を示させる事になったのはAndroidである。マイクロソフト同様にOS部分やその上位アプリケーションを独占する強みは大きい。Windows初期にも色々言われていたように、様々な仕掛けを作り込んでおく事、それは秘密ではなくても仕様としてそうする事も出来る。
大きな違いはオープンかそうではないかと言う部分だが、やりたい事が明確化指定さえすればどちらも同じようなものかも知れない。

◆ 今後ますます力を付けるであろうGoogleは、もしかしたらマイクロソフト以上の脅威になるかも知れない。今のところスマートフォンの世界ではAppleも頑張ってはいる。
しかし機能競争や価格競争でAppleが優位に立てる見込みは少なく、Windows対MACと同じような感じになるのだろう。
だから、ではMACが絶滅したかと言えばそうではない。このあたりが適度なバランスで推移すればいいのだが、Androidばかりになると独占だと言われる。
高機能携帯電話と言えば日本が代表的だった。海外では通話とSMS位のもので、Webアクセス比率は非常に低かった。
そこにiPhoneが登場して文化が変わる事になる。スマートフォンは夢のようなデバイスであると彼らは感じたかも知れない。

◆ そんな文化の延長なのだから、誰にでも使いやすいiPhone優位かと思ったのだが今はそうでもない。様々な自由度や様々なスタイルを求める人々はAndroidへと移動した。初期の頃は決してエレガントとは言えなかったAndroidだが、4.0以降はさほど不満もなく使えるようになった。
この先はどうなるのか。今までのようにリッチ路線を貫くのか、それとも軽量化にも力が入るのか。メモリ搭載量を見てもOSやアプリの肥大化は否定出来ず、Android5では2GBのメモリでは不足するなんて話もある。PC同様にCPUパワーやメモリ搭載量が増えれば、それを使い尽くすかのようにOSもアプリも大きくなっていく。

◆ こうした進化?は多種のハードウエアを持つAndroidスマートフォンの方が早い。ハードウエア自体の競争があるのでどんどん高性能化していく。そこにはOSの都合もアプリの要求もなく、単に魅力的商品を作り上げるための競争だ。
対するAppleはOSとの機能や速度バランスを考えるのではないだろうか。利用者にとってどちらが良いのかは難しい問題だが、PCの世界でも同じ事が起きてきた。高速化と高機能化や高性能化はGoogle支配の強化にとっても有利だ。
様々なサービスやアプリを標準化してOSに組み込む事も容易になる。クラウドにしても然りで、端末内の全ての情報のバックアップという名目で色々な情報も集められるようになる。
Google自動車の話で、Google自動車は暴走しないかも知れないがGoogle自身は暴走気味だと言われた。まさしくそうだと思う。


バイク乗り(5/1)
◆ 季候が良くなって二輪車に乗る人も動き始めた感じがする。秋から冬にかけては山道ですれ違うバイクも限られたものだが、この時期は沢山のバイクとすれ違うし追い越される。速そうなバイクの入ってこない山道であれば気が楽なのだが、県道や国道となると後方に注意していないといけない。
道の駅なども場所によってはバイク用のスペースが拡大されていたりするのだが、それでも入りきらないほどの台数を見る事もある。
高速道路のパーキングも然りで、そもそもバイク用のスペースは数台分しかないのでいっぱいになってしまう。

◆ 夏場でも山の上の方に行けば気温が低いが、この時期だとその差が激しい。下界を走る時には汗ばむほどで、しかし標高が上がるにつれて急激に温度が下がる。秋口でも同じなのだが山の上の方と下界では咲いている花も違うほどだ。
秋口と違って春霞のこの季節は遠くの景色が余り見えない。なので私は空気の澄む秋口が好きなのだが、冬の眠りから覚めた感のある春の山は遠くの景色と言う事ではなく新緑を楽しみにする感じか。

◆ 普通自動二輪の免許を取って今年で2年目になる。
一般道での二人乗りは出来るが高速炉道路に乗れるようになるのは来年だ。免許を取った2011年、そして2012年は色々な所に出かけたし記事にもした。日帰りで行ける所はだいたい行ったとは言わないけれど、同じ方向に向かうと同じ道を走る事も多くなった。
山梨方面の細い県道にも行ってみたいなとは思っているのだが、そこまでの道は走り慣れた所であり新鮮味が減っている。

◆ 細い道に入り込んで困るのは中華ナビにその道が表示されない事だ。Googlemapでは表示されるがスマートフォンでは画面が小さい。車の中で見るのならばスマートフォンでも何とかなるが、二輪車では振動などもあるので凝視しにくい。そういえば運転中の携帯電話使用や画面の凝視が禁止されているのだが地図を表示させたスマートフォンは果たして携帯電話なのかどうか。データSIMが入っていれば通話が出来ないので電話とは言えないけれど、確かメールを見るというか画面それ自体を見てはいけなかったような気がする。
だとするとカーナビの画面は見ても良いがスマートフォンのナビ画面を見ると違反なのかな。

◆ スマートフォンでは位置情報を出しているのでバッテリも減る。従来は充電器すら積んでおらずバッテリが無くなったらオシマイな感じだったが、DCアダプタの安さに釣られて常備するに至った。
シガーライタソケットから分岐アダプタを付けてナビ用とスマートフォン用のDCアダプタを挿している。ナビがマイクロUSBなら良いのだが、残念ながらMiniなのである。スマートフォン用のDCアダプタは1A出力が謳われていて急速充電もしてくれる雰囲気だ。通常の500mA充電では充電時間がかかるのだが、意外と短い時間で充電が出来た。

◆ 時間がかかるのは車に積んであるもので、これはFOMA用に変換ソケットを付けて使っている。DCアダプタ自体の出力電流がどの位か分からないが、USB端子に普通に挿すので急速充電モードにはならない。で、位置情報を送りながらワンセグを視聴してとやっていると殆ど充電されない。同じくFOMA用を改造して電流容量を増やしたものもあるのだが、これは停電時などの非常用として家においてある。
12VのバッテリはUPS用があるので、いざという時にはこれでスマートフォンが充電出来るわけだ。
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