VC

過去の雑記置き場


あけまして(1/1)
不良在庫(1/2)
満足度(1/3)
レプリカサイト(3)(1/4)
ケース(1/5)
財布(1)(1/6)
財布(2)(1/7)
財布(3)(1/8)
カード(1/9)
レプリカサイト(4)(1/10)
ブランド(1)(1/11)
ブランド(2)(1/12)
ブランド(3)(1/13)
ブランド(4)(1/14)
レプリカサイト(5)(1/15)
レクサス(1/16)
不在通知(1/17)
Hi-Fi(1/18)
レプリカサイト(6)(1/19)
レプリカサイト(7)(1/20)
レプリカサイト(8)(1/21)
レプリカサイト(9)(1/22)
レプリカサイト(10)(1/23)
法律面(1/24)
Vista(1/25)
Windows7(1/26)
エリア(1/27)
レプリカサイト(11)(1/28)
続Windows7(1/29)
突っ込みビジネス(1/30)
デフラグ(1/31)


デフラグ(1/31)
◆ 普段はMyDefragが勝手に起動して処理しているだけなのだが、久しぶりに手動で起動してHDDの中身がどうなっているのかを見てみた。移動不可能なファイルはpagefileとhiberfileとvolume systeminfomationが大きい。このほかにLogfileもあった。
pagefileはスワップ領域で、コイツは一カ所に固まっている。hiberfile.sysはハイバネーション用の領域でデスクトップでは(少なくとも私の使用方法では)不要なものなのでこの際消してしまう。
コマンドプロンプトでpowercfg.exe /hibernateoffとすればその場で消える。

◆ volume systeminformationはあちこち分散して作られている感じで、これはシステム復元ポイント用だ。
私はこれを殆ど使った事が無くて、使った時には時既に遅しみたいな遅延起動するファイルか何かが面倒な事をしてくれた時だったかな。なので無くても良いがあっても邪魔にならない。通常は移動しないファイルも対象にしているのがPerfectDiskだ。有償ソフトではあるが30日間ならば無料試用が出来る。
MyDefragよりもかなり新しい分だけ機能も新鮮だ。
ただしデフラグに要する時間はかなり長い。

◆ デフラグ画面の見た目がスッキリかどうか位の違いなのかも知れないが移動不可能ファイルを一時的に無くして綺麗にしてみても良いだろう。メモリが少ないとスワップ無しだと安定動作しない訳だが、それはそもそもメモリが足りないのでデフラグ云々の話ではない。
メモリも安くなったので豊富に積んでいる人も多いと思う。

◆ 今やスマートフォンでも2GBとか3GBのRAMが必要な時代だ。WindowsXPが256MBあたりで動き始めていた(SPを当てる度に必要メモリ量は増大した)のだから時代を感じてしまう。Windows7でも1GBのRAMで動くのではないだろうか。もっとも動くのと快適に使えるのとでは話は違う訳で、普通に使うためには2GBのRAMは必要だ。メモリ食いはブラウザなどで、こいつらはどんどんメモリを食ってくれる。FireFoxなどしばらく放っておくとものすごい量のメモリを確保し、ソフトを終了させてもプロセスがなかなか落ちてくれない。

◆ Chromeは最小化した状態のままよりも、たまに開いた方が良い時がある。ウインドゥを開いたと同時にメモリ使用量が少し下がる事があるのだ。これが特定のページやjava関係のみで起こるのかどうかはよく分からない。ブラウザはIEを主に使っているがFireFoxもChromeも使う。ChromeのPC版は使い勝手が余り良くないと私は思うので使用頻度は低い。FireFoxは様々なプラグインがあるのでそれを目的に使うという感じだ。

◆ Android用のデフラグアプリもある。これはmicroSDカードなどのフラグメントを解消しようとするもので、中には実際には何も動作しないがそれっぽい表示だけをするなんてアプリもある。元々unix系はフラグメントが起きにくいのだがデータ領域としてのSDメモリはファイルシステムの関係からフラグメントが起きる。これを解消する意味があるかどうかは微妙かも知れないがアプリもあるしPCで行う事も可能だ。

◆ メモリの断片化という話もある。大きなデータを連続したアドレス空間に展開した方が良いと言う事で、確かにそれはそうかも知れない。キャッシュも効きやすい感じがする。ただメモリは速い記憶エリアなのと逐次その内容が変化するので管理しにくい。いったん電源を切れば中身は綺麗になるし、大きなデータでRAMを埋め尽くしてそれを消す手もある。unix系などではこの手法でRAMを綺麗に出来る。


突っ込みビジネス(1/30)
◆ Acrobatのインストール時にChromeやGoogleツールバーが突っ込まれるのには慣れてきた。以前に教えて頂いた、つまりインストールディレクトリに同名ファイルを作っておく事での対策はしているが、同時インストールのチェックを外す事も忘れない。
ある企業ではChromeのインストール数がすごい数になって調べてみたらAcrobatの更新時に一緒に突っ込まれていた事があったそうだ。更新はさせたいがGoogleツールバーやChromeは入れさせたくないという場合に困ると管理者は言う。
AdbeはFlashのインストール時にも何かしら突っ込んで来たかな。無料だから仕方が無いと言ってしまえばそれまでなのだが困った事だ。

◆ ツールバーは他にもYahooなども突っ込まれやすい。これも企業などでは管理がしにくいと言う事で阻止したいようだがなかなかうまくは行かない。ツールバーなら非表示にするとか(レジストリベースで非表示にするなど)で対応も出来るが、それでも何百台ものPCを管理する側からすると面倒な事と言えるだろう。
Googleは最近ではChromeも突っ込もうとするし、他のソフトなどでもNortonの試用版が突っ込まれたりマカフィーが突っ込まれたりする。

◆ アンインストールが可能なソフトならまだ良いのだが、GoogleUpdateに代表されるようにGoogle系は何かと厄介だ。ツールバーにしてもプログラムの削除で消しても残っていて動き出すなど悪さをする。
セキュリティソフトなども簡単には消せないようになっていて専用の削除ツールを取りに行かなければならない。
勿論突っ込む事がビジネスなので削除ツールが同梱されてくる事はない。

◆ 海外のダウンロードサイトではもっと危険な事が起きる。
ダウンロード対象ファイルは普通のフリーソフトなのだが、それと共に入ってくるものが恐ろしい。インチキ臭い検索サイトがデフォルトにされて変更が出来ない。
Hostsファイルが書き換えられてYahooやGoogleに行けなくなるなどの目に遭う。ブラウザによっては新しいタブを開いた時に勝手にそれらのサイトが表示されるようになる。
これも通常ではいじれない部分に設定されてしまうので詳しくない方は困るはずだ。
情報抜き取りというか送信で問題になった百度(BaiduSimeji)もSimejiという名称から日本製かと思っている方も居るだろうが今は中国製なのでかなりヤバい。PC版にしても勝手に突っ込んでくるし、拒否を選択してもインストールされる。中韓のソフトやアプリを使うには相当な注意が必要だと言う事を忘れてはいけない。中韓が無料で日本人にソフトを提供するとは到底思えないではないか。

◆ 突っ込みビジネスとは違うのだがAndroidアプリで評価を最高にしないと動作しないものがある。評価欄では最高評価になっているがコメントは最低な事が連ねられている。
そこまでして評価ポイントが欲しいのか、それに何の意味があるのかと思うのだが意味があるからやっているのだろう。Androidに関してはアプリ自体が怪しげな動作をするものも沢山ある。セキュリティアプリで対応出来るものもあればそうで無いものもあり難しい。

◆ OS側での対策が出来ない事もないが、そもそもGoogle自信が共有だ何だと公開させようとする精神なのだから何を持って行かれるのが駄目で何を持っていかせるのが良いのかは容易に判断出来ない。スマートフォン人口が増えてくれば安易に危険なアプリをインストールしてしまう人も当然増えてくる訳で、放っておけばいい問題ではないだろう。
電話帳のデータその他を暗号化した所で、自分で使う時には暗号を解くので余り意味はない。不正なアプリは何だかんだと操作をさせて暗号を解かせるに違いない。


続Windows7(1/29)
◆ Windows7は32Bit版ながら上手く動いている。いや、上手く動いている風だった。しかしあるとき再起動しようとすると"メモリが read になることはできませんでした。"などと出てダイアログのOKボタンかその他強制終了やキャンセルボタンをクリックしないとそこから進まなくなる現象が起きた。
他のWindows7マシンでは起きた事のないエラーで、その時々によってこのメモリ参照エラーの起きるアプリケーション名は異なる。

◆ PCのそばで操作している時はこれで良いのだがVNCでリモート制御している時には困る。この状態、つまりVNC系が止まった状態でロックしてしまうので操作不能に陥るのだ。シャットダウン時のエラーなのでメモリが参照出来ようが出来まいが関係ないが再起動してくれないのは困る。
現象は常に発生する訳ではなく全く何事もなくシャットダウン出来る場合もあれば、複数のアプリがエラーを吐く場合もある。

◆ ハードウエア原因説、つまりメモリ不良説などもあるしWindowsを再インストールしたら直る説もある。試しにCDからブートしてメモリをテストするMemetest86を走らせてみたが異常はない。
グラフィクスをはじめとする各ドライバも確認したが、いずれも最新版あるいは問題のない版がインストールされている。追加したハードなどがある訳でもないしシステム系のソフトを入れた訳でもない。OS管理外のRAMをテンポラリエリアとして使うソフトは止めてみても変化はなかった。
アプリケーションへのメモリ割り当てを増やすbcdedit /set IncreaseUserVa 3072で解決する説もあったが、これってアプリ側が対応している場合にのみメモリの割り当てを増やすもので、エラーの出ているアプリとは無関係な気がする。

◆ オーティオドライバ説もあって、そう言えばオーディオはどうなっているのかとデバイスマネージャで見てみるがデバイスがない。そうだ、FreeBSDで使っていたのでBIOSでオーディオデバイスをDisableにしていたんだ。Windowsで使うのだから活かしておかなければと言う事でEnableにする。まあオーディオドライバ説が正しいとすれば、これを設定していなかったのだから原因にはなり得なかったような気もする。

◆ そこでレジストリでWindowsのエラーモードを変更する事にした。
HKEY_LOCAL_MACHINE\ SYSTEM\ CurrentControlSet\Control\ Windows\ ErrorModeがデフォルトでは0になっているのだが、これを2に変更する。モード2はダイアログは出るがOKボタンのクリックを待たずに終了すると言うものだ。特定のアプリが特定のメモリ参照時にエラーが出る場合にはその原因追及の糸口になるかも知れないが、そうで無い場合はダイアログが出ても"ああ、そうですか"と思うしかない。
なので潔く終了して貰ってかまわないよと言うのがモード2なのだ。

◆ 再起動ごとに確認している訳ではないがリモート接続出来なくなる事態が起きていないので正しくシャットダウンしているのだろう。動作中にエラーが起きるのは困りものだがシャットダウン時のみの現象なので気にしない事にする。とにかく正しく再起動さえしてくれれば文句はない。今までは全く気にしなかったこのエラーだが、他のPCでもエラーダイアログで止まると嫌なのでレジストリに同様の変更を加えておいた。


レプリカサイト(11)(1/28)
◆ 中国からの荷物なのだが、通常はEMSが使われるようだ。ただし小さなものなどではその限りではない。
他の個人輸入物は保険や配達証明付きの国際郵便が使われる事があり、先方でも配達状況が分かる。
先日シンガポールから送られてくる荷物を不在で受け取れなかったのだが、荷送り主から不在の通知が来ている旨のメールが来ていた。正規の品物であれば税関を通過出来ないケースは希なので郵便の信頼性のみが品物の到着を左右すると言っても良い。

◆ レプリカサイトはEMSが使われる場合は貨物番号を通知してくると思う。おそらくは税関で引っかかったりすると先方にもそれが分かるのではないだろうか。サイトによっては代替品を送ってくるが、それも又没収された場合は無視又は返金の措置がとられる。無視になるのか代替品を送ってくるのかはサイトと信頼感によるが、受取人が(偽物を買っていると)バレるとチェックが厳しくなるのかも知れない。
つまり偽物を輸入しようとしてそれが知れてしまうと、海外から買い物をしにくくなる可能性もあると言う事だ。

◆ こうした事からも安易に偽物などは買うべきではない。どうしても欲しい人は国内中継で買った方が安全ではあるが対価が必要になるのは以前に書いたとおりだ。ただ小物とは言え実際に輸入出来てしまうのも事実であり、偽物ビジネスの阻止の難しさが伺われる。違法薬物の輸入などでは麻薬犬などによる臭いの判定が有効だが、偽ブランド品に臭いはない。
違法とは言えないというか微妙なものは偽ブランド品以外にも沢山ある。例えば国内での個人への販売が禁じられている注射針もそうだし、法的にはクリアだが国内代理店が独占しているような製品も商道徳的にはグレーかも知れない。

◆ その手の商品メーカでは並行輸入を認めず、国内代理店から買えと言ってくる。ただしそのメーカの力の及ばない販売店経由では買う事が出来る。Davisの気象計などもそうで、米国の一次店から買おうとしても日本への輸出は出来ないと言われる。
並行輸入品はサポートしないと明言する代理店もある。
一時期はヤナセが平行輸入車の面倒は見ないと言っていた。理由としては仕様が異なるために整備が出来ないというのだが、今は並行車でも面倒見てくれる。
整備費用が稼げるとなれば何でも整備したい気持ちもあるだろうし、そもそも並行車だろうが正規流通車だろうがそのメーカの車に違いはないのだからメーカ系列としては面倒見るべきだ論もある。

◆ これはiPhoneなどの並行物に関しても同様で某事業者は相当なクレームを付けたらしいが結局は国内版同様にサポートが受けられる事となった。これはあくまでも本物の話であり、それが偽物だとすると当然ながら修理などのサービスを受ける事が出来ない。偽物を偽物と知って買うなら正規店に持ち込んだりはしないし出来ないと思うが、偽物とは知らずに買った物を修理に持ち込んだら恥をかいたなんて事もあるだろう。
このサイトを見て頂きたい。商品の価格は正規品の1/20である。サイト中央には「正規品のみ扱っている」と書かれている。なお日本流通自主管理協会は実在する。
時計の価格は妥当なのだがバッグ類は非妥当(!)だ。
アウトレットとは書かれているが偽物であるとは書かれていない。会社概要はマトモだとは思えないのと、バッグ類は在庫数量が商品にかかわらず574個になっている。


エリア(1/27)
◆ Blogの方に昨年末に書いたサンダンスリゾートの体験宿泊、場所は河口湖から富士山の方に少し入った辺りだった。建物は鉄筋の3階建てなのだが、その建物の中央(部屋の中)では3GとLTEと圏外とが切り替わるような状況だった。
エリアマップを見るとLTEは圏外、FOMAは圏内が示されている。おそらくは屋外であればFOMAが入ったと思うのだが屋内では接続が不安定で接続速度も遅かった。
ちなみにサンダンスリゾートの方によればSBMは使えないそうなのだが、エリアマップでは色がべた塗りされている。

◆ SBMが地方部や山間部で使えないのは当たり前なので良いとして、ゴルフ場もあるのだからドコモはエリア化に力を入れて欲しいものだ。観光客がたまにしか歩かない林道ならともかく、国道からもたいした距離ではないのにこの電界強度は情けない。

◆ ドコモのエリアや通信速度に関しては様々なメディアが取り上げたりドコモ側の担当者インタビュー記事を載せている。ドコモは112.5Mbpsだとか150Mbpsとは言うのだがそのエリアや展開などに関してはハッキリとは言わない。あそこで電波が入りにくい、ここで通信速度が遅いと言っても何かと理由を付けて責任を回避しようとする。改善するのかしないのかも断定的なことを言わないなど、以下にも官僚的なのだ。こんな調子では当分期待出来ないなと思う。
期待出来ないというかMNP流出も防げないのだからそんなものかという感じ。

◆ 自宅周辺の音声通話の不具合は改善されている。Xi開始当初に悪化し、それが改善されたと思ったらXiの75Mbps化で悪化した。そして数ヶ月してこれが改善されたので、今度は112.5Mbps化でまた悪化するのかも知れない。というか2GHz帯で10MHz幅以上を取る事は出来ないのではないだろうか。
だとすると1.7GHz帯や1.5GHz帯の整備が必要となるのだが、何せドコモは動きが遅いのでどうにもならない。1.5GHzや1.7GHzや従来型ケータイ用としても使えたのだが殆ど使っていなかった。そもそもこのバンドに対応していないモデルを発売するなど、バンドは要らないよと言っているようなものだ。

◆ ドコモのエリアが広いのは認めるところではあるがXi化によってその3Gエリアも満足度が下がってきている。Xiの方はマイクロセル化がなかなか進まない状況であり速度面でも不満が大きくなってきている。
特定の地域であれば2GHz帯以外のバンドが使えるのだが、果たして4月以降にどれだけ整備が進むのだろう。周波数移行が済んで使えるようになるのと基地局整備が進んで使えるようになるのではまた時間差がある訳で、それまでは我慢を強いられる。

◆ Xiエリアもマップ上は色が塗ってあっても接続の出来ない地域が多い。都内であっても同じ事で、電界強度が弱かったり混んでいて蹴られたりする。
上に書いたようなインタビュー記事に於いてもドコモは速度調査の結果やインターネット上での評価を気にしているとは言っているのだが、本当なのか?と思うほど整備が遅い。電波状況の悪いエリアの改善要望を出したところで、改善の予定はない旨の返事しか来ない。私がiPhoneを使っていた頃に、都内で圏外ギリギリの場所があったのでSBMに同様の要求を出してみた事があった。だが、SBMも改善予定無しの返事が来た。
これではドコモもSBMと同じではないか。


Windows7(1/26)
◆ やはりVistaではなくWindows7を入れたくなった。
ライセンス番号はいくつかあるのだが元ネタがない。手元にあった元ネタを使ってみたがライセンスが通らない。以前はダウンロードが出来たとの事なのだが現在は不可能だ。手持ちにライセンスがあるのに使えないのは何か悔しい。仕方ないので正規にWindows7を買おうと思って調べているとDellのバンドル品が別売りされていることが分かった。DellがバンドルしてきたものをPCとOSバラバラにしてそれぞれを転売する商売が中国で行われているそうだ。これはOEM版のライセンス規定に抵触するが中国人にそんな理屈が通じる訳ではない。

◆ いずれにしても安いから何でも良いし、インストールするPCがDellのものなのでDELLのロゴが出た所で気にしない。これはダウンロード販売でダウンロードURLとライセンス番号がメールで送られてくる。これを扱っているショップはYahooにも楽天にも店を出しているが、この半違法というかライセンス規定違反の売り方をしているのはYahooの方だけだった。怪しげなものに優しいソフトバンクと言う事だ。

◆ Windows7のイメージをダウンロードしてUSBメモリに起動可能状態でコピーする。最初に64Bit版をインストールしようとしたがファイルが不足している旨のエラーが出て進まない。何が悪いのか追求しないまま32Bit版を試してみると、これは難なくインストール出来てしかもライセンス番号を聞いてこない。
インストール完了後にライセンス番号を調べてみるとDellに貼られたシールの番号になっていた。結局元ネタがあれば何も買わなくて済んだのに、何かもったいなかったが新たなライセンスが手に入ったので他のPCでもWindows7化してみようか。

◆ このPCはRAMが4GB実装されているので64Bit版を入れたかったのだが何故うまく行かないのか。ダウンロードエラーか何かがあるのかと何度か試してみたのだが変わらなかった。64Bit版に関してはドライバの問題もあるようなのだが、スタンダードなドライバでも動作はするはずだ。そもそもファイルが不足しているというメッセージが出るのはおかしい。販売元に問い合わせてみようかなとも思ったのだが、PC個別の問題までは分からないだろう。

◆ 興味的には何とか解決したい所だしWindows7の64Bit版がインストール出来ないモデルでもない。しかし32Bit版はライセンス入力せずに入ってしまう(それ用のWindows7だから)ので、このあたりに引っかかりの原因がある事は十分考えられる。
何度かやったが同じ場所で引っかかるので諦め、32Bit版で我慢することにする。使用条件というか限定的にしか使えない部分はあるのだがReadyFor4GBというソフトを使うと4GBまで認識させることが出来るそうだ。BIOSがMemory Remap Featureに対応していることが条件となるしグラフィック系で一部不具合の出る可能性があるらしい。

◆ 余ったメモリが500MB程度なので余り無理をしても面白くない気がする。RAMディスクというかテンポラリ領域として使うのが現実的だろう。ただしRAMなので電源を切れば内容は消失する。RamPhantomEXLEはIEのキャッシュ領域として余ったRAM領域を利用出来るとの事なので、これは現実的な使い方かも知れない。IEのキャッシュ領域は結構肥大化するので揮発性メモリに持っていった方が良いような気もする。このソフトは仮想メモリもRAM上に展開出来る。まあその位RAMが余っているのならば素直に64Bit版をインストールした方が良いし3.5GBを使い切ってスワップが起きる使い方を32Bit版で行う事自体も上品とは言えない。


Vista(1/25)
◆ 不良品とも言われるWindowsVistaをインストールした。従来はFreeBSDを入れていたPCに、その当時に付属してきたVistaを入れたのだ。本来であればXPか7を入れたい所だったのだが、XPはそのPCに合致せずに(バンドル品のため)インストールに成功しなかった。頑張れば入れられると思うがライセンスの関係もあるだろうし、無理はしなかった。
そもそもそのPCにどんなWindowsが付いてきたのか覚えていないわけで、たぶんこれかなと思うVistaを入れたのだ。

◆ Vistaは正常にインストール出来たし正常に動作した。
IEは7までしか入れられなかったが、特にそれで不便を感じるでも無い。動作速度は、余りソフトを入れていない為もあって普通に動作している。Vista発売当初に別のPCを使った所遅いなとの印象が強かった。しかしCore2のPCに入れたらマトモに動作したのが少し意外だった。インストールしたてと言う事もあって十分に軽快なのである。

◆ ATOMプロセッサの入ったPCにWindows7を入れてどうでも良い用途に使っていた。だが余りに遅い。余りに遅くて頭が痛くなるほどだった。このPCに入っているWindows7を入れてATOMのPCをXPに戻そうかとも思ったのだがそれも面倒だった。ATOMのPCもメールを読む位は出来るがIEを使うには重い。画像処理のGIMPをインストールしたが起動に数分を要した。
メモリは2GB入れているのでメモリ不足になる事はないが、CPU負荷メータは常に100%に張り付いている。

◆ Vistaのサポートは2017年、Windows7は2020年だったかな。それまでにはWindowsも更に変化している事だろうしセキュリティ不安は増大するが使えなくなるというものでもない。
ATOMプロセッサ搭載機はvaioのモバイルPCとEPSONの超小型PCがある。vaioはかなり遅いのとIEに付き合って再起動してしまうことがある。それでもウルトラモバイルなので我慢しないといけないかなと言う感じ。
EPSONの方はATOMにしてはそこそこ動く。プロセッサのモデルやクロック周波数が異なるのかも知れない。

◆ コストや電力の関係があったとは思うが当時のATOMプロセッサでWindowsを動作させるのは正解とは言い難い。いくら何でも使えないようなシロモノでは価値がないのだ。しかし価値がないことは使ってみなければ分からないというわけで、やはりこれは失敗だった。
今はCore iプロセッサ全盛となったのでCPUパワーの不足は心配ないのだろう。
そうそうVistaがインストールされたセレロンプロセッサのPCがあったが、これも遅かった。我慢出来ないほどではないが、画像処理などには向かないレベルだ。

◆ Core2DuoにVistaを入れた方は普通に使えるしGIMPも動く。って、それが当たり前なのだがATOMのマシンとの違いに驚かされた。メモリもHDDも豊富に搭載されているのでハードウエア的には、贅沢とは言えないがそこそこだ。ただしGPUはオンボードなのでゲームマシンには向かない。
気になっているのはライセンス関係だ。これってBIOS的所に何かが書かれているのかな。認証コードを入れるような場面には出くわさなかった。ということはWindowsにライセンスコードが焼かれているわけではなくPCがライセンスされているのだろうか。そうだとすれば他のPC用のWindows7を入れても良い事になる。
VistaはWindowsUpdateも普通に出来るのでライセンス問題は大丈夫かなと思っているのだが、仕組みが分かっていないので不安もある。


法律面(1/24)
◆ 偽物ビジネスや詐欺サイトの様子を試してみようと実験したのだが、法律面などにもう一度触れておこう。偽物を偽物と知ってあるいは知らずに入手したとしても、それによって利益を得る、つまり再販しようとしない限りは罰せられない。しかし、本物だと思って購入したものが偽物だったと分かりそれを返品しようとすると法に抵触する場合がある。これは購入元が海外であった場合で、偽物と知りながら輸出しようとしたとして違法性が問われることになる。

◆ 昨日書いたようにあらゆる商品の偽物が氾濫している。特に日本未入荷の海外製品などを購入する場合には注意が必要だ。ブランド商品が目立ってはいるが、音楽CDやDVDなども海賊版と呼ばれるものが大量に出回っている。中国などに出かけてこれらを買おうとすると、見本は本物だが売ってくれるものはそれをその場でコピーして渡してくれる、みたいなものだ。
本物はないのかと聞くと、何故本物が必要なのかと驚かれる。

◆ これらを購入して日本に戻ってきた際に税関を通過出来ないと没収される。勿論買い取って貰えるわけではなく没収される。海外からそれらを入手しようとした場合も税関で引っかかれば没収される。没収されると税関から通知が来る。なので権利を放棄する旨を伝えて処分して貰うしかない。当然代金は捨てることになる。従ってカネを捨てる覚悟で買ってみることを止めはしないがリスクはある。もちろん金だけ取って品物を送ってこないサイトだっていくらでもある。もしも本当に欲しい商品ならば信頼出来る所で購入すべきだ。

◆ 日本に於ける偽物シェアは15%にも及ぶそうだ。現在ではその6割近くは偽物を偽物と知って買っているとのデータがある。偽物は本物を製造するメーカの権利を著しく傷つける。一つの論として本物メーカの売り上げを剥奪しているとあるが、偽物を買う人は本物が買えないから偽物で我慢しているのだと思う。
従って偽物が撲滅されて正規品がその分売れるかと言えばそうではない。しかし偽物の氾濫はブランド価値の低下を招く。本来入手することの出来ない人々にもそれらが行き渡ることで、高級感が損なわれるわけだ。

◆ レクサスエンブレムを付けたトヨタ車を考えてみて頂きたい。知らない人が見てレクサスだと思う瞬間があったとすれば、それはレクサスの価値を毀損した事になる。最近ではどれが本物のレクサスなのか分からない位にこれらが氾濫しているが、偽ブランド品を持つのと変わらない。アップルがサムスンを訴えたのも同様で、デザインなどをコピーしたのだと言っている。勿論法への抵触具合があるので違法と合法の境目はある。レクサスエンブレムの輸入は自由だが、それはレクサスエンブレム自体が正規品だからだ。

◆ 本物と見分けの付かない偽物は偽物なのか。税関が本物と判断した偽物は本物ではないが正規に輸入出来てしまう。その偽物が本物と判断されて再流通する事もあるだろう。従って偽物を撲滅するにはその源流を経つ以外にはない。偽物を買わないようにしましょうと言った所で、今のところ日本にはそれを阻止する法がない。ヤフオクや楽天などで売られているブランド品の数割は偽物だと言われているのだが、それの見分けが出来ないのが現状なのだ。

◆ この実験で騙されたくなかったら偽物を買うのはやめた方が良いよと、ドジな見本を演じてみたかったのだが偽物は送られてきた。しかし危険な事は避けるべきであり、偽物を買うことは決して推奨されるものではない。


レプリカサイト(10)(1/23)
◆ F&Fの実験ネタとしては異色というか何というかな感じだが10回目を迎えた。レプリカサイトをよく知る人から見れば当たり前のことばかり書いているつまらない記事と言う事になるだろうが、その手のものに縁の無かった私としては何かと新鮮なのだ。
昨日の価格交渉の話の続きなのだが、具体的品名を出してまずは正価(そんなものがあるのか?!)を聞いてみる。メーカの純正品番を伝えると即座に在庫とその偽物の出来映えクラスを伝えてくる。レプリカバッグの場合はA品が9,800円〜N品が20,000円と幅がある。

◆ 最初に実験で買ったものはとにかく安くと言う事でA品を選んだ。品物を詳細にチェックしてみると金属パーツの加工が雑な感じがする。鋳造ものだと思われるそのパーツの機械加工が多少粗いのだが、それもルーペで見て分かるレベルだ。加工が粗いのではなく加工不良として出てくるものを使ったとか、そんな感じもする。精度や仕上がりに対する感覚の違いで、日本人なら不良ではじくものを中国人は"良い出来じゃないか"と判断するのかも知れない。
レプリカベルトはそのまま使うのも勿論良いが、加工して犬や猫の首輪やケータイストラップにするのも良いだろう。皮革とPVCコート綿が縫い合わされていて出来は悪くない。ドリルで穴を開けてみたが素材の質自体は悪くないように思える。

◆ ギャランティカードが付属していたが、このプラスチックカードの出来は笑えるものだった。日本語が明らかにおかしくて、これは偽物ですよと示しているようなシロモノだったのだ。フォントもおかしいし、品物本体の出来に比較するとウルトラプアな感じなのだ。
N品では保証書や領収書まで付属するらしいのだが、果たして正し日本語が記されているのか否かは分からない。
レプリカの出来が良くなっていて本物との区別が保証書や領収書にのみ頼られるという現状で、そこもコピーしようと頑張っているのだろう。

◆ この保証書や領収証のコピーを見てみたいとは思うのだが、それが付属しているコピー品はそこそこ高額だ。
これまでの実験で品物が送られてこないリスクは低減されている訳だが、スーパーコピーと言われるものを買ってみたとしてもそれがどの程度スーパーなのか私には判別出来ない。国内からの代引き業者経由で購入したものはそれら保証書などは付属していなかったが、私が見れば十分に出来の良い品物だった。本物と比較しても明確には区別が出来ない。偽物作りは日々進化していて偽物と区別される部分はどんどん修正される。
偽物を偽物として売っているのはむしろ良心的なのかと思うような感じで、正規販売店以外では偽物を本物として高額で売っている。もっともこれは販売側でも偽物と判断出来ていないケースもある。

◆ 偽というとルイヴィトンが最右翼なのだが、ありとあらゆるものに偽物は存在する。
A品を買った怪しげ中国サイトで値切りが可能なのかどうかを調べてみた。商品を2個買うから価格を教えてくれと言うと、それぞれの正価(!)を記したメールが来た。
2点の合計額は約5万円だったので、まとめて2点買うから安くして欲しい旨を伝えると2点で3.5万円を提示してきた。おそらくはもう少し交渉出来るとは思うのだが、値引き額が大きくなるとN品がSS品に格下げされたりして。このあたりも偽物に精通した人でないと判断出来ないと思う。


レプリカサイト(9)(1/22)
◆ 前回の連載で終わりにしようと思ったのだが、交渉中に面白いことがあったので報告しておこう。
代引きを扱っているという複数のサイトに問い合わせを出してみた話は書いたのだが、その後少しして1件から返事が来た。その中で「以前の取引で、金を振り込んだけれど品物が送られてこないトラブルに遭った」旨のメールを出してみた。メールの返事は正しい日本語で、中国サイトにありがちな曖昧で分かりにくい日本語ではない。かなりしっかりしている。
そのようなやりとりの中で、エクストラチャージ6,500円を払うのなら代引きでも良いと言ってきた。

◆ 代引きは売る側にもリスクがある。偽発注で受け取り拒否をされると送料などの負担をしなければいけない。
なので交渉時にはこちらの素性は明らかにする必要がある。サイトによっては電話確認すると書かれている所もある位なので、問い合わせ時には電話番号位は書いておきたい。
両方が懐疑心の固まりでは交渉は成立しない。なので私は問い合わせの時点で住所氏名や電話番号も明らかにしている。
その結果として先方は、いったん日本国内に配送した後に代引きで送り直しても良いよと言ってきたのである。交渉で相手がまともそうだと思われたので、あえて物品を購入する実験はしなくても良いのかなと思った。代引きでなくてもちゃんとした取引が出来そうだったからで、先方には丁重、いや、普通に謝りを入れた。

◆ この連載に関してメールを頂いた。中国系偽ブランドショップの価格はあって無いようなもので、数量を買うと交渉すれば半額にも出来るというものだった。確かに数量ディスカウントを謳っている所もあり、最大で8割引なんて書かれている。しかし多数の品物を購入するとなると自己使用と言うよりも販売目的であると見なされるだろう。販売目的での偽物取引は以前にも書いたように重い罪になる。例え自己使用だと主張した所で何点もの偽ブランド品を同時発注するのは客観的に見ても自己使用の範囲を逸脱すると言われても仕方が無い。

◆ 同じ運営者と思われるのにサイトによって価格表示が異なったり、同じサイトに同じ商品が別のオリジナル品番が付けられてしかも異なる価格が付けられている事もある。中国系サイト、例の安物ベルトを買った所で送り主の住所は上海となっていたが、そこの担当者と少し交渉してみることにする。
と言っても実験目的なので高額な商品を多数買う事などは出来ない。なので色々理由を付けて、例えば税関で止められたら困るとか何とかと抵抗はしてみた。税関の話を出すと相手は、止められた場合は再送するから心配要らないと言ってきた。

◆ 2点買うから安くなるかと書いてみると、2点の価格を提示してきた。それぞれがいくらなのかは分からないが、合計でこれだけですよと書かれている。なのでそれが安いのか高いのかよく分からなかったりするが、もう少し安くしてくれたらすぐに振り込むよと言うと値段は下がってくる。確かに価格交渉は有効なようだ。
ここでリスクがあるとすると、まとめて買って振込額が多くなっても品物は送られてくるのかという問題だ。
例えば総額10万円の買い物をしたとしよう。2,800円のベルトは送られてきたが10万円の品は送られて来ないみたいな事も十分考えられる。かといって偽ブランド品をいっぺんに10万円分買う気もないし、これだけ買うと販売目的とみられるだろう。他人に譲ろうが共同購入だろうが、自己使用の範囲を少しでも超えれば犯罪なのだ。


レプリカサイト(8)(1/21)
◆ ついに連載8回目になってしまった。怪しげ中国サイトに注文したベルトが配達されてきた。金だけ取られたのかなと諦めかけた時だった。A品と言う事でどれだけ偽物チックなものが送られてくるのかと思ったら、意外に本物風ではないか。というか見た目には偽物であることはよく分からない。
では何がA品なのかと言う事になるが、それは外箱と専用の袋の印刷なのではないかと思った。外箱はれっきとしたコピー品でルイヴィトン色だしロゴも入っている。勿論構造や大きさも本物そっくりに出来ている。
しかし角などに痛みがある。つぶれていたり少し変形していたりして新品の箱には見えない。
確かに輸送中の損傷であるとも言える(化粧箱箱の上に段ボールを巻いただけの状態で送られてきた)が、その梱包方法も含めてA品なのかも知れない。

◆ このベルト、正規新品の市場価格は47,250円で偽物A品は2,800円だった。S品だとかN品となると正規価格に近づいていく。私はベルトが欲しくて買ったわけではなく、詐欺サイト実験に無駄金を払いたくなかったのでサイトで最も安かったこのベルトを注文したのである。品名はサンチュールイニシアル ダミエ・アズールである。
詐欺サイトが本当に詐欺行為に及べば口座番号を公開してしまおうと思っていた。大阪府警は毎年多くの中国人詐欺口座を凍結している。中国人は通常は不可能な通名などを使って新たに口座を作り、イタチごっことなっている。

◆ 偽ブランド品サイトによるトラブルは度々話題にはなるが、その手の商品に余り縁の無かった私は気にも止めなかった。が、君子あえて危うきに近寄ってみようじゃないかと言う事で実験してみたのだ。結果として超怪しげな中国サイトも、さほど怪しくはないがそれでも偽ブランド品を売っているのだからマトモじゃないよなと言う日本のサイト(たぶん)共に商品は送られてきたのだ。
日本のサイトは価格はそれなりだが代引きなので安心感は高い。代引きでも場合によってはゴミみたいなものが送られてくるらしいが、そのような事は無かった。

◆ 中国サイトの方は素晴らしく怪しいしメールはYahooJAPANのフリーメールだし、口座は大阪だしと怪しくない所を探そうとしても見当たらなかった。でも商品が送られて来たのだが、それはたまたまだったのかも知れない。安価な商品を送らなかったために口座凍結の目に遭うのは合わないと考えた可能性もある。従ってこのサイトなら安心なのかと聞かれてもYesとは答えられない。たまたま品物が送られてきただけかも知れないからだ。

◆ 以前は韓国のサイトが圧倒的だったそうだが、取り締まりによって消滅したのだとか。しかし偽物商売自体が消滅したわけではなく、多くは直販路線で営業を続けているらしい。一方で中国はと言えばネット商売が盛んだ。それこそ掲示板への宣伝書き込みをはじめとして、ありとあらゆる行為を行っている。詐欺サイトはそのまま消滅して、ドメインを取得している場合はそれが売りに出される。そのドメインをそっくり買って、つまり居抜きで詐欺サイトを作れば又儲かると言う事なのだろう。

◆ 偽物の価格もピンキリなのだが、私にはその価格差と品質差がよく分からなかったりする。A品とS品とSS品とN品とNN品と並べて比べれば分かるのかも知れないし、偽物マニアだったら判別出来るのかも知れない。何しろ最近の偽物は生地もパーツも本物で、それの組み立てのみが正規の工場以外で行われているようなものが多い。偽札を作るより余程簡単で儲かると言っている韓国人が居たが、そう言う事なのだ。

◆ 偽物実験をしてみようという方は"コピー@fnf.jp"に空メールを送って頂きたい。(コピーは英綴)自らサイトを開拓するより多少リスクが低い程度ではあるが、その情報が自動返信される。なおタイトルや本文が私の目に触れる事は無く、単に自動返信されるのみだ。


レプリカサイト(7)(1/20)
◆ 後払い通販のブランドコピー店に注文を出してみたのだがそれに対する返事は来なかった。問い合わせ先にメールも出してみたのだが、それに関しても返事は来なかった。偽ブランドサイトは入れ替わりが激しく、しかしそのまま放置されている所も少なくはない。注文フォームから注文すると、その自動返信文に振込先が書かれている。当然ここに代金を振り込んだとしても何も起きないわけだが、中国人的には日本人が勝手に又金を振り込んで来たと喜ぶ事だろう。

◆ 代引きを謳うサイトも山ほどあるが、それは代金引換の事ではなく偽ブランドショップを表す新たな語として認識した方が良い。奴ら偽物を売っているというか下手をすればカネだけ搾取する訳で、代引き対応などしていなくても代引き代引きと叫ぶのだ。
偽ブランドショップに善し悪しがあるか否かは何とも言えないのだが、代引き代引きと書き連ねる所がマトモだとは思えない。以前にも書いたように同じ系列というか同じグループがいくつものサイトを立ち上げている。それぞれのサイトでは違った会社などを名乗るし担当者名も異なっているのだが、振込先は同じだったりする。口座名まで同じ場合もあれば支店が同じと言うだけのこともある。偽ブランドを買いたい人はいくつかのサイトに注文をかけてみればいいと思う。そうすれば驚くほどの共通性が理解出来るはずだ。

◆ もっとも国内発送の代引き専門レプリカショップはちゃんと商品を送ってくることは確認した。偽物レベルも水準以上だと思う。ただし中国サイトに比較すると高額なのは致し方あるまい。取扱品目も少なく売り切れ表示も目立つ。在庫があろうが無かろうが在庫ありと謳う中国人よりはマシだが、所詮偽物だと言う事は認識しておく必要がある。
ここも最初は代引きだと言ってゴミでも送りつけてくるのではないかと思っていた。だが品質の良い偽物が送られてきたので評価を変えた。しかし価格的には本物との差が小さくなってくるので人によってはメリットを感じないと思う。

◆ 最初に発注した中国サイトからの品物は未だ届かない。
金だけ取って品物を送ってこない典型かも知れないが、おそらくそうであろうと見越して最も安価な商品を注文したのでそれは良い。あとはどの時点で詐欺サイトの口座を公開するかだ。口座名や番号で検索してこのページがヒットすれば、新たな被害者は抑制出来ると思う。しかし本当に品物が送られてくる可能性がまだゼロではないので、それをいつまで待とうかという所だ。

◆ 話は変わってルイヴィトンの生地は硬くはないかという話があった。確かに布や皮革に比べるとPVCにしても牛革にしても固い。モノグラムやダミエはエジプト綿にPVCコートでエピやタイガは牛革に型押しだがどちらも触った感じは似たようなものだ。私はmilaschonのカード入れを長らく使っていた。これも頂き物だった気がするのだが相当以前の話なので良く覚えていない。たぶん…20年前とかそんな時代ではなかっただろうか。
皮革製で柔らかなコイツはずいぶん長持ちしてくれた。
多少の傷みはあったし柔らかな皮革にありがちなくたっと感もあったのだがずっと使っていた。
その後グラフィットと呼ばれる柄の物を使い始めたが、PVCなのでやはり固い。固さと引き替えに丈夫さが売りなのでこれは仕方ない。触り心地を重視するか否かは好みの問題だからだ。布や皮革そのものを使ったものならば柔らかい感触を味わうことが出来る。


レプリカサイト(6)(1/19)
◆ 国内から代引きで送られてくる偽ブランドサイトは全然詐欺ではなかった。殆ど本物と見分けの付かないような、少なくとも後日本物と比べてみても違いが分からないレベルのものが送られてきた。生地は勿論、縫い目や縫い方や縫ってあるその糸も本物と見分けが付かない。良く出来た偽物だから当たり前とは言え何が本物で何が偽物なのか考えさせられてしまう。

◆ 偽物屋自身はいい加減な所が多い。代引き対応と書かれているが実際には対応していないのもこの手のサイトの特徴である。
そんな中で面白いサイトを発見した。何と後払いなのである。商品が先に送られてきて、対価は後で銀行振り込みする。こんな事をして事故率は高くはないのかと心配になる。代引き対応らしきサイトもあったが電話で本人確認をするのだそうだ。イタズラ代引き注文が後を絶たなかったとサイトには書かれているが、それはおそらく同業中国人の妨害なのだろう。だとすると後払いはもっと危険なのではないか。

◆ 本当なのかな、後払いは。商品価格は高めの設定なので本物と寸分違わぬ商品が送られてくるのだと思うし、気に入らなかったら返品しても良いよと書かれている事からも商品に対する自信を伺わせる。何と正規の領収証や保証書も付属するとあるのが素晴らしいではないか。と言うわけで、ここでもちょっとした安物を試しに買ってみることにした。後払いならばリスクは最小である。現在は注文した時点なので在庫確認その他の連絡は後日になるはずだ。
これに関しても追って報告したい。

◆ 私自身はいわゆるブランドものはそう多くは持ち合わせていない。以前に写真を載せたキーケースは頂き物だし同ブランドの財布も又頂き物だ。自分で購入したのは小さなバッグなどが主である。
ルイヴィトンではダミエジェアンが機能的だと思う。
能書きには登山ロープと同様の材質で織られてものとなっていて、軽くて強い。私は特に扱いが乱暴というわけではないと思うのだが丈夫なものが好みなのだ。ダミエジュアンのバッグは2つほど使っているが、布地なのでレザーやPVCのように雨滴でも平気と言う事にはならない。しかしモノグラムやダミエ柄は目立つので私の好みではない。

◆ アタッシュの話で書いたこともあるのだが皮革製のそれは質感と引き替えに角などが徐々に傷んできてしまう。バッグにしてもアタッシュにしても物を入れる道具である以上、内容物を保護する能力と丈夫さが必要だと思っている。大切なバッグだから、高額なバッグだからバッグをバッグに入れて持ち歩くなんて事はナンセンスなのだ。

◆ それが高額であろうが安物であろうがバッグとしての機能と性能が維持される必要がある。この点で重量的には不利にはなるがゼロハリバートンのアタッシュはお気に入りだ。PCを持ち歩くにしても何にしても強固な軽合金は内容物を守ってくれる。ゼロハリを使わなくなったのはスクータを移動手段にし始めた頃からで、このアタッシュはスクータのシート下に収納出来ないのである。代わって使っているのはPCなどを運ぶためのエレコムのバッグだ。(楽天アフィリエイトコード入りリンク)コイツは安価で丈夫、モデルを選べば防水の物もある。

◆ 高額な物がそれなりの性能なのは当たり前、エレコムなどのバッグはコストパフォーマンスからすれば十分な性能なのだ。持ち手がほころぶなど耐久性が低いのは我慢すべき点(ダミエジュアンは10年以上使っているがボロになってはいない)であるし、ダミエジェアンの質感を求めることも出来ない。でもダミエジェアンよりもずっと稼働率の高い持ち物なのだ。


Hi-Fi(1/18)
◆ WiFiではなくHiFiの話である。HiFi(ハイファイ)とはHigh Fidelity、つまり忠実に再現された(音)と言う事なのだが今は殆ど使われない言葉になってしまった。Hi-Fiは今で言うところのハイレゾ音源とでもなるのだろうか。ハイレゾはハイレゾリューションだろうから高精細な音とでもなるのかな。確かにハイレゾ音源とかハイレゾ録音は振幅分解能が24bit程度となっている。

◆ CDの振幅分解能は16bitなので、そのダイナミックレンジは約96dBと言うことになる。これが24bitであれば144dBであり、たぶん人間の耳のダイナミックレンジを超える。人間の耳のダイナミックレンジは130dB程度と言われているからだ。
1Vの電圧を0dBVと仮にすると144dBVは1584万ボルトになる。フルスケールが1VのDACの1LSBは60nV位になるのだから抵抗やその他のデバイスの熱雑音レベルだ。

◆ 実際の回路やデバイスでは数字通りの分解能が得られる事はなく、非線形性だとか雑音だとかによって実質分解能は限られてしまう。高級オーディオのプリアンプでも小信号入力端子から出力端子までのS/N比は100dB程度であり、弱信号時の限界はこのノイズで決まってしまう。同じく高級と呼ばれるプリアンプのダイナミックレンジ自体も120dB程度であり、24bitの量子化が行われた音源を忠実に再生するのはきわめて難しい。
パワーアンプやスピーカとなれば、小電圧時のノイズの問題以外に大電圧(電力)時の歪みの問題がも起きる。

◆ 線形増幅はきわめて難しいもので、パッシブなものでさえそこに電力を通すと非線形特性による歪みが起きる。白熱電球の特性を考えてみて頂きたい。電球が点灯していない時のフィラメント温度は常温であり抵抗値が低く、点灯すると高温になって抵抗値が上昇する。
このために点滅を繰り返す電球では抵抗値や温度の急変で寿命が短くなる。これを回避するために消灯時にもわずかに電流を流す対策が採られる。
このように多くの金属は温度によって抵抗値が変化するので、そこに振幅の異なる信号を流せば歪みが発生する。

◆ 大きなスピーカで音を鳴らす。やっと聞こえる程度の音の大きさの時のアンプの出力が0.01mWだったとする。
この状態で144dBつまりDACのフルスケールの音を出すとその電力は約12.5TW(テラワット)になる。これではどんなに大きなスピーカでも吹き飛んでしまう。一般的な大入力スピーカに125Wを入れたとしよう。たぶん近くで聞いたら耳の方が壊れると思うが、この時の1LSBは0.01pWでしかない。0.01pWの音は、たぶんハエの足音よりもずっと小さい。

◆ ハイレゾ音源は振幅分解能ばかりではなく時間分解能も高められている。CD音源は44.1kHzでサンプリングされるが、これが192kHzなどとなる。正弦波の場合はサンプリング周波数の1/2の周波数まで再現出来るのでCDでは約20kHzの正弦波が再現出来る。正弦波がと言うのは非正弦波の場合は高調波成分が含まれるので、その高調波の最高周波数が20kHzで制限されるわけだ。これが192kHzサンプリングとなると約96kHzの正弦波まで再生可能となるのだが、当然この音は人間には聞こえない。

◆ 聞こえない音にも意味があるとする意見もあるので聞こえるのと感じられるのは違うのかも知れない。ではトランスデューサであるヘッドホンはどうかというと、高級機種と言われるもので30kHz程度、特殊なものに分類されるかも知れないが80kHzまで周波数特性の伸びたものもある。スピーカではスーパーツイータが100kHz以上の音にも対応している。いずれもSONYがSACDを発売するにあたって開発したとされる。それが人間の耳に聞こえるか否かではなく音源の特性に合わせたと言うことだろう。


不在通知(1/17)
◆ 宅配便の配達予定や不在通知などのメール連絡、配達日の変更などはヤマトがもっとも進んでいると思う。佐川急便も配達日時の変更は可能だがその程度だ。他の福山通運などはIT化が遅れている。
通販で買い物をすることが多くなると配達日の変更や不在連絡とその対応が重要になる。ヤマトの場合は殆どの配達で事前に通知が来るので、配達日の都合が悪い場合はWebからの変更を行う。

◆ 佐川急便でも同様に配達連絡が来るが全ての荷物ではないのと、これは私の住む地域固有なのかも知れないが配達日通りに配達されないことが多い。問い合わせると荷物が多かったので配達出来なかったと言われる。急ぎの荷物でない場合はそれでも良いのだが、予定通りでないと困ってしまう。

◆ JPも再配達依頼はWebで出来るようになったが、配達予定やその変更は通知されない。宅配荷物の場合は地域にもよるのだが同じサイズで比較するとJPの方が安価な場合が多い。なのでオークションなどではゆうパックを使うのだが、配達日や再配達対応の点でヤマトよりも不便な感じなのだ。
JPやヤマトの場合は指定日や指定時間はかなり守られる。ヤマトにしても佐川にしても冷凍扱い荷物を常温にさらしたなどの問題はあった。

◆ 今後通販はますます増えるはずだ。無店舗経営でコストを削減すれば価格競争に打ち勝つことも出来る。例えば近所に安売り店があった場合、ネット通販を利用するより安いかも知れない。しかしそんな店が近所になかったとしたら全国統一価格のネット通販が安くなる事だってある。
今や過疎地だから物品の入手が難しいなどと言う事も減っている。確かに日常の生活に必要なものだとか燃料、生鮮品などの入手は重要ではある。しかしそれ以外の耐久消費財などはネット通販が便利になる。

◆ 今や女性の3割は実際の店舗内でスマートフォンを使うのだそうだ。気に入った商品を見つけるとそのバーコードを読んでネット検索する。もしもネットの方が安ければそちらで買うというわけだ。男性の場合は手間などを考えてその店で買ってしまう率が高いそうだが、同じものなら一円でも安く買いたい気持ちは誰にだってある。
ガソリンだって同様で1円違って満タンにしたって50円くらいの違いに過ぎないのだが、でも同じものなら安い方がと思うので価格競争が起きる。

◆ 確かに送料は高い。高いと言っても運ぶためのコストを考えれば妥当だとは思うのだが気になるところでもある。荷物の大きさと運ぶ距離で考えると近距離ではかなり割高だと思う。送るよりもバスで持っていった方が(人件費を考えなければ)安い、みたいな。
なので近距離の運送料はまだまだ競争の余地があるだろう。それは運ぶための費用のみではなくシステム全体の費用として考えなければいけない。
輸送時間も短縮されている。従来は一日で配達が完了しなかった地域でも翌日配達が可能になる。それも航空便など特別な方法を採らなくてもだ。

◆ コンビニでの受け取りなども可能であり、これならば忙しい人でも大丈夫。重い荷物は持ってきて貰いたくもなるが小さな品物や書類であればどこでも受け取る事が出来る。便利なサービスに対価を払うという意味では料金の細分化も可能だ。例えば不在配達でも配達コストがかかるわけで、不在でない割引みたいなものの導入だって可能だろう。不在でなく荷物を受け取った割引でポイントを貯めると荷物を送る時にそれが使えるとか、囲い込みも出来そうだ。


レクサス(1/16)
◆ 売れないレクサスが方針転換した事を私は知らなかった。テコ入れのために社長以下直属の部署が出来たとかで、CMの作り方にしてもイメージ戦略っぽく攻めていく方針だそうだ。そのブランディングマネジメント部署は様々な調査などを行い、青山に昨年夏頃にオープンしたインターセクトでは日本の良さを味わえる新たな試みを行ったという。
レストランも併設されるその場所に私は行った事がないのだが、機会があれば足を運んでみたい。

◆ 店内では物品の販売も行われていて、本当に良いものを揃えたと自信を見せる。皮革製品の小物から漆塗りのUSBメモリ、ん?USBメモリを漆塗りにしたのが本当に良いものだと?この時点で私はピントのずれを感じた。確かに漆塗りは見た目の美しさはあると思うのだが、USBメモリの見た目は美しくなければならないのだろうか。機能美という言葉があるが、ならば静電気からの破壊を防止出来て軽量な炭素系の素材だとか加工性は最悪だが軽くて強いチタンを使ったケースや高信頼性を誇るコネクタを使った方がずっとそれっぽい。
USBメモリにピンクのクラウンのテイストを入れるのが好まれるのかどうか私には分からない。

◆ レストランの食器類もオリジナルだそうだが、スピンドルグリルをモチーフにと言う時点でやっぱり違うんじゃないかなと思う。食器とは食材や料理を美味しく美しく見せ、或いは機能的な、例えば銀の食器に見られるような特徴を持っている必要がある。もちろん現代に於いて毒の検出のために銀を使うという理由は無いのだが、それが歴史みたいなものだ。勿論トヨタが、フロントグリルをあしらった食器がもっとも料理を美しく見せますと胸を張るのならそれで良い。

◆ サングラスも扱われていて偏光レンズはありきたりとは言えフレームには備長炭を練り込んでいるのだとか。
USBメモリを漆塗りにするくらいなのでメガネに備長炭が使われていても驚きはしないのだが、何故備長炭なのかがメガネメーカのページを見ても良く解らなかった。
それこそ静電気が起きにくいとか、何らかの理由があるのだろう。

◆ こうしたものでレクサスの世界観を表現したいとブランディングマネジメント部は語る。確かにフェラーリマークがくっついた時計だとかポルシェデザインというものが存在するわけだが、その方向を模索しているのだろうか。ブランディングマネジメント部ではトヨタのレクサス車ではなくレクサスとして独立して見られたいと願っているそうだ。だったらエンブレムのサイズをちょっと変更するだけで十分な気がする。
オリジナリティとはそういう部分だ。他とは明確に違う何かがなければいけない。見えるところに金をかけ、見えないところは徹底的に手抜きをするトヨタ精神はレクサスには受け継がれていないのか。モノブロックキャリパーを使ったりと見えない所に金をかけているのに。

◆ クラウン所有者にレクサスを売ろうとするのがこれまでの販売戦略だったそうで、しかしこれからはもっと若い世代にも魅力をアピールしていきたいという。
それは漆塗りのUSBメモリや備長炭入りのメガネフレームではなく、本当の意味での本物が必要だ。USBメモリならば、それこそ日本の技術の粋を集めた製品だって良いではないか。和を表すために漆を塗りましたでは漆工房もちょっと可哀相な気がする。この手の製品は漆屋さんが独自にやれば(既に多くのそういう工房が存在している)良い事だと思う。ちなみにトライアンフの(バイク型)USBメモリは3,980円だ。


レプリカサイト(5)(1/15)
◆ 国内発送代引きオンリーの偽ブランドショップからの荷物が無事に到着し、その偽物の品質も(素人目には)そこそこの出来だった話しは書いた。
中国サイトに発注した方は、振込後は即座に振り込み確認しましたとのメールが来た。発送時にまた連絡すると書かれているがその連絡はなく、なのでこちらからメールで問い合わせを行った。
発送日がいつになるのか教えて欲しいと。

◆ 返事は即座に来た。「こんにちは、お世話になります。
ご連絡ありがとうございます。お客様が心配していることが本店はよくわかります。商品はすでに発送しました。最近は日本税関が厳しくなっており、本店は一番安全な通関物流を発送しましたのです。
ご安心して下さい、商品は安全に到着します。宜しく、お願い致します。 」(原文ママ)

◆ 送料を考えると国際郵便か何かではないかと思う。チェックもさほど厳しくはない筈なのでおそらくはこれが使われると思う。だが中国サイト側はそれを明らかにしていない。振込後1週間が経過しているので即座に発送されているとするとあと少しで配達されてくるはずだ。

◆ 偽商品以外の物品などを個人輸入することも多いのだが、国際郵便で発送から到着までが2週間を超える事は殆ど無い。つまり、あと2週間ほど待って到着しなければ品物を送ってこないタイプの詐欺サイトと言うことになる。どのサイトがどんな品物を送ってくるのか興味は尽きないのだが、実験を繰り返していると財布の中身が尽きてしまう。
偽物と言ってもそこそこ良い値段だし実験終了後に転売出来る類のものでもない。先日書いたように業としてこれを行えば重い罪に問われるのだ。

◆ こんな事情なので中国系偽ブランドサイトの方はまだ結論が出ていない。その間も他のサイトなどを調べたりしているが、最近ではパーツ単位で売っているところもある。生地だったりファスナーや金具類も扱っていて、修理業者などに需要があるのかなと思う。勿論ブランド生地を買ってきてオリジナルなものを作る強者だっているかも知れない。ブランド生地で出来たお弁当入れとか、いかにもありそうだ。

◆ スマートフォンのケースはメーカ製が存在している。複数サイズがあるメーカもあればiPhone(たぶん)専用かなと思われるワンサイズのメーカもある。価格は数万円なのだが、値段だけで考えると金属製のケースならば同じくらいの価格設定がされている場合もある。でも自分のスマートフォンにピッタリサイズのものが欲しいとなると、こうした生地を買って自作することになる。
勿論それに意味があるのかと言われてしまうと何とも答えにくいのだが、そのブランドのファンならば、かな。
いや、ファンだったら偽物には手を出さないか。

◆ 生地の使い道は他にも、犬の首輪だって作れるし自転車のサドルに変身させることも出来る。要らなくなったバッグを解体して作り直したかなと見られるのか、偽ブランド生地を買ってきて作ったんだねと思われるのかは微妙かも知れない。
偽ブランド生地のサイズは90×130cmが多いようだ。これ以上のサイズは切断前のものを注文することになる。
このサイズの生地の価格は1万円前後で本物とまったく同じであるとサイトでは主張されている。本物の生地を作っている業者が横流しする場合もあると言われ、この場合は偽物ではなく本物の筈だ。


ブランド(4)(1/14)
◆ ハイエースはブランドだ。東南アジアなどでは絶大な人気を誇っている。丈夫で信頼性が高く、壊れてもパーツの入手が容易だからだ。国内で価格の下落したアルファードの中古は偽ハイエースとして売られるが、あくまでも偽でしか無く価格は安い。
ハイエース開発者が面白いことを言っていた。テールランプなどをLED化しないのはパーツ供給や修理の問題を安易にするためだと、それは良いのだがテールレンズに小さなディンプルを設けたのが、その理由を空気抵抗軽減のためだと言っていた。
ゴルフボールと同じように気流の剥離を考慮して空気抵抗を低減させることは事実なのだが、それがテールレンズの小さなディンプルとハイエースの利用速度域でどれほどの意味があるのだろう。ワンボックスカーにエアロアクセサリを付けたり扁平タイヤを装着した車が居るが、何だかそれを思い出させるものだった。

◆ (ホンダの二輪車の)カブを"ホンダ"と呼んでいる地域がある。ハイエースと同様にブランドとして確立されているのだが、それは製品名のカブではなくメーカ名のホンダなのだ。ベトナムのあたりでは二輪車自体をホンダと呼ぶのだとか。逆に二輪車のことをカブと呼ぶ人も居るが、ワンボックスカーが全部ハイエースなのと似たようなものだろう。いずれにしても、カブなりハイエースなりはブランドとして生きているのだ。
実用品のブランドはその商品や製品の信頼性だとかポリシーが認められた結果だ。

◆ では憧れのブランドみたいなものはどうやって作られるのだろうか。日本人や韓国人は世界でも有数のミーハーであり、有名人や俳優などが使ったものを自分でも持ちたいと考える。外観や見た目を気にするのも日本人や韓国人の特徴であり、外観や持ち物でその人物を判断しようとする。なので一流(と呼ばれる)製品を身につけていることが人間の価値みたいに思うに違いない。そう思う人が多くなければブランドバッグの売り上げは伸びないのだろうが、多くの人が同じように考えるからブランドバッグの売り上げが伸びる。

◆ そしてそれを女子高生が持つようになり、ブランドの大衆化が起きる。女子高生がルイヴィトンのバッグを持っている日本人の姿を(他国の方が)奇異に思う事を日本人は知らない。
そしてそのブランド信仰は中国にも現れ始めている。
日本で放出された大量の中古ブランド品を中国人が片っ端から買いあさっていく。中国なのだから偽ブランド品は山のように存在しているはずなのだが、彼らにとっては日本で買い付けてきたものに価値があるとなる。

◆ 対日感情の悪い中国人なのだが、日本製品には価値を認めているのだ。なのでカネのある中国人は日本に出かけて来ては様々な商品を買って帰っていく。それこそ電化製品からブランドものまで何でも買っていく。
一方で偽ブランド商品の主要マーケットは日本であるところが何とも面白い。日本人も主に米国人を毛唐(けとう)などと呼んで差別する事があったが、その米国製品などを崇拝する部分もあった。

◆ 韓国などでは偽物の取り締まりが強化され、明らかに類似品だと思われるものが増えた。つまり、トヨタエンブレムの代わりにレクサスエンブレムを付けるみたいなものだ。商標権などを侵害しないギリギリに似せた製品がよく売れているという。日本人からすると本物が買えないから似たような品を買ったのねと思うだろうし、それはレクサスが買えないからエンブレムだけ買ったんだねと思われるのと同じだ。


ブランド(3)(1/13)
◆ 1兆円の売り上げを突破したユニクロは低価格高品質なのか。ファストファッションブームがいつまで続くのかの話もあるが、個人的にはユニクロの製品がベストなコストパフォーマンスであるとは思っていない。
例えばビジネスパンツを考えてみると、ユニクロ価格は4千円前後なのに対してデパートなどで扱われている特定ブランド品は1.5万円〜3万円程度だと思う。この時点で価格を見るとかなり安価なのだが、耐久性を見てもハッキリとそれらに劣っているのである。

◆ 靴下を例に取れば更に分かりやすい。1足で千円のものと3足千円のものでは耐久性に大きな違いがあるが、それと同じなのだ。しかしその価格と耐久性が上手く比例しているならば普通価格のものを1年使うか、1/3の価格のものを4ヶ月で取り替えるかという話になる。だがユニクロの場合はコストが削られた以上に耐久性が失われている感じがする。特にパンツや厚手のシャツ類は色落ちというか色あせが激しい。ではユニクロ製品を買わないかと言えばそうではなく、ある程度それを納得した上で買っている。一つには店舗数が多いので買いやすい、つまりディスカウントショップよりも高いけれどコンビニで買ってしまうと言うあの感覚があるからだ。

◆ 店舗数の拡大は、それが成功すれば売り上げ高を伸ばす事が出来る。外食チェーン店などでも同様に、その店で食べれば特別美味しくはないがまずいと言うこともない安心感がある。初めての店に入る時には、この店の料理の味はどうなのかと考える。だからこそクチコミサイトが利用されるし不正が行われる。外食チェーン店であれば知った味がいつでも食べられるし価格も分かっている。

◆ 日本の携帯電話のランニングコストを高止まりさせてしまったのはSBMだ。基本料金を安く誘導するためにバカ高い通話料金を設定し、そしてそれは他の事業者にも伝染した。しかし基本料金部分の安さに釣られてSBMを使う人が増え、気づいた時には多額の通話料請求に驚いた。こうしたイメージと実際の違いも消費者は徐々に習得していくことになる。いくらつながると宣伝しても、やっぱりつながらないねと思う人が多いのも事実だ。FOMAはつながらないと言われたあの頃と同様である。
企業やブランドのイメージとはこうして作られていく。
ドコモなら安心だというのもイメージではあったはずだが、しかしこれは徐々に崩壊を始めている。

◆ 以前に腕時計の話を書いたが時計としての精度や確度を重視するのであれば100万円のメカニカル時計よりも千円の水晶振動子式時計の方が優れている。車にしても同様でベントレーよりもハイブリッド車の方が燃費が良い。
だから千円の時計とハイブリッド車が全てなのかと言えば決してそうではなく、100万円の時計にあこがれる人は居るはずだ。プレミアムブランドとは憧れだとか羨望だとかと表される気持ちが支えているのだ。

◆ なのでそのブランドを無理に作ろうとしたレクサスが失敗した。確かに憧れはあるのかも知れず、それはレクサスエンブレムをトヨタエンブレムの代わりに付けた車を多く見かけることでも分かる。しかしこれ、偽ブランドのバッグに"これは偽物です"と大きく書かれた張り紙をしているようなものだと思う。テンベアのバッグにLVのロゴのバッジをつっくけて持ち歩くようなものだ。これがレクサスのブランドイメージを更に弱くしてしまっている。憧れであるはずのプレミアムブランド作りに失敗した上に、ジョークのブランドになりそうな気配があるのはコスト第一主義による部品共用化の祟りなのだ。


ブランド(2)(1/12)
◆ ブランド品は直営店で買えば安心出来る。では直営店そのものをコピーした店が出来たらどうなるのだろうか。勿論それに気づかれてブランドメーカからクレームが付けばアウトになる。しかし、いわゆる路面店ではなく商業施設に入っている店が一つや二つ増えたところで目立たないのではないだろうか。
偽店舗もホンモノと同じような作りになっていてロゴのくっついた飾り付けなどがされる。そこに並べられているのは偽商品なのだが本物のと区別が付かない。では本物とは何なのか、コピー品とはいったい何がコピーされたものを言うのか。

◆ 昨日も少し書いたが昭和天皇在位六十年記念十万円金貨の偽物事件、押収されたとされる硬貨は10万8千枚に上るから108億円分だ。しかし地金価値としては20億円相当にしかならない。加工コストがかかったとしても十分すぎる儲けが出る。この偽造は国内で行われたものではなく海外の大規模な偽造組織が関与したと見られている。
偽コインは10万円金貨のみではなく1万円銀貨も同様に行われた。1万円銀貨の地金コストは千円ちょっとであり、こちらも大きな利益が得られたことになる。
記念硬貨は何かの記念に贅沢な作り、つまり10万円硬貨であれば15万円分の金地金が使われているなどが普通だ。しかし材料をケチって儲けを出そうと画策したのか、材料費を大幅に安くしたことが間違いの原因になった。造幣局に反天皇派がいて安っぽく作らせた、の、かも知れない。

◆ 偽ブランド品もまさに同じ事なのだが、偽物を精巧に製造しようとするとコストが嵩む。偽物と本物の価格差が5倍以下になると売れ行きが鈍るとも言われているそうで、それは並行輸入品などでは国内正規価格より安価に入手出来るからだ。
日本人はブランド付きであり、一時期のルイヴィトンは女子高校生御用達となった。その為に子供のブランドイメージが浸透してモノグラム柄の売れ行きが鈍った。

◆ それでもルイヴィトン信仰は健在なのだが、他のブランド品は景気低迷と共に売り上げを減らした。バッグ類の売り上げピークは2000年だそうだが、2003年時点での売り上げトップはLVJ(ルイヴィトン/セリーヌ扱い)であり2位のエルメスに大差を付けている。国外有名ブランドでは6位にシャネル、10位にグッチ、16位にブルガリが入るが前年比10%の落ち込みになっている。
ロレックスは10位だが前年比約15%の落ち込み、逆に大幅に売り上げを伸ばしたのがギャップジャパンだ。
なおLVJの売上高は2007年に直近ピークとなり1600億円以上を売り上げている。

◆ しかし数字からすると驚くほどのものではない。ファーストリテイリング(ユニクロ)の同年度の売り上げは5千億円を超え、2013年度には1兆円を突破している。
ルイヴィトンは世界の売上総計の1/3を日本で稼ぎ出している。日本人のブランド信仰が強い事は当然として、日本メーカの競争力が高まらない業界事情もあるようだ。このあたりは国内の携帯電話メーカ対Appleと考えると分かりやすいのかも知れない。技術的或いは品質的に日本製品が劣っている部分は少ないと思うが、その製品としてのトータルバランスやイメージ、信頼性、或いはその大元となる歴史が不足している。
かつてトヨタがこう言っていた。BENZにもBMWにも技術力では負けないが、唯一歴史には勝てないと。だが信頼性やコストでは優位に立つことが出来た。そしてそれが世界に認められたが、それはトップブランドのイメージとしてではなかった。


ブランド(1)(1/11)
◆ 詐欺サイトの話というか偽物の話の続きでもあるのだが、国内サイトから送られてきたバッグの見分けに関して調べてみた。以前は柄のずれだとか金属部分のメッキ品質、型押しの品質などで判断出来たというが現在は偽物が精巧さを増したためにホンモノとの区別が難しいのだそうだ。
そのため、保証書に購入店のスタンプが押されているか否かが信頼性の証だとかと言われてもいる。

◆ 結局の所真偽の判定は素人には難しいと言う事のようだ。ブランド正規店に修理を依頼して断られなければホンモノと見て良いとか、質屋に持っていって買い取りを断られなければ本物と判断出来るなどもあるのだが、そもそも少しでも怪しいと質屋では買い取りして貰えない場合があるそうだ。
例えば購入店がハッキリしない本物だとか、保証書を紛失した本物はそれが本物であったとしても質屋はリスクを回避する。

◆ 保証書などは偽物にも付属している。バッグや財布にシリアル番号が打たれているのか否かはよく知らないのだが、そうでもしないと判断出来ないのだろう。これは通貨偽造でも同じ事で番号の付いた紙幣は偽造の罪に問われるがそうで無いコインは本物と偽物の区別を付ける事が出来ない。と言っても一般的な記念硬貨などは製造コストよりも販売コストが安いために偽造利得が得られない。ただし日本で発行された金貨は材質をけちって儲けを出そうとしたために偽造された。

◆ ブランド商品のコピーは商標権の侵害であり、これを業として行うものは10年以下の懲役と1千万円以下の罰金が併科される場合もある。商標権の見なし侵害も同様に重い罪となる。
では買う側はどうなのかというと、あくまでも個人で使用する分には罪に問われることはない。ただし何度も偽ブランド品をそれと知りながら購入する場合は業としてこれを行っているのではないかと疑われるケースもある。

◆ コピー商品の品質が本物と同一で単に価格が安いだけであれば、それは安売りしている商品を買うのと同じだと言える。しかし実際には様々な部材や製造の品質が本物とは異なっている。確かにブランド品は高額なブランド料が上乗せされている。しかし人々はそれに納得して購入する。これこそがブランド力なのだ。

◆ コピー品の品質向上はコストの上昇にもなる。コピー品を作ることのリスクもコストとして上乗せされる。
ブランド品にもよるのだが本物の1/10〜1/5程度の偽物価格になっており、価格の接近は偽物の価値を相対的に低くしてしまう。長く使うものならば信頼出来る直営店で買おうと思う人が多いのも当たり前だ。
ブランド品の適正価格はどこにあるのか、コピー品の適正価格は一体どの辺りなのだろうか。現状ではコピー商品を見て買うことなどが出来ないので、普通の人は手を出さないだろう。

◆ レプリカサイトの連載でも記しているが、偽物を買うリスクも当然ある。相手は中国人の、しかも違法なコピー商品を売っている所なので信頼など出来るわけがない。お金を払って品物が送られてくればいいが、下手をすれば何も送られてこない。何かが送られてきたとしてもそれが注文した商品である保証はない。正しく入手出来ればいいのかも知れないが、そうで無い場合はカネを捨てる行為にしかならない。
この辺りはレプリカサイトの連載で書いているのでそちらをご覧頂きたい。


レプリカサイト(4)(1/10)
◆ 最初に結論が出たのは国内から送られてくると思われる所だった。サイトから注文すると自動返信のメールが来るのみで、後は一切の連絡はない。着払いオンリーなので振込先云々の必要もないわけだ。
注文して3日ほどするとゆうパックの着払いで荷物が到着した。中身がゴミだったとかカラだと言う事は無く、注文した商品が入っている。

◆ 差出人はミドルネームの付いたカタカナ名で中国人風の名前ではない。住所は関西になっていて、調べてみるとそこには個人宅が存在している。もちろん着払いの契約住所と送り状に記された住所が同一である保証はない。
注文した品物が送られてきたのだからここは詐欺サイトとは言えない。詐欺サイトであれば詳細を公表しようと思ったが、そうではないので伏せておく。サイト名などを書けば宣伝になるのでこれも控える。

◆ 取扱商品は以前にも書いたようにコピー品の財布やバッグ、腕時計やマニア系グッズだ。警察手帳や弁護士バッジ、手品用のグッズなどもあって面白い。手品グッズを売っている店は少なくはないが、このサイトでは少し凝ったものも売られている。おそらくは赤外線ではないかと思うのだが、それを反射する素材でマークの書かれたトランプとシンチレータとして動作するコンタクトレンズのセットなど。このコンタクトレンズをしていればトランプの絵柄と数字が分かる仕組みらしい。

◆ コピー品の価格は総じて高めなのだが、最近は中国系の偽ブランド店でも価格は上昇気味だ。
高品質だからと謳っている所もあるのだが、例えばバッグに2万円を出すと考えるとマトモなオリジナル品(そのブランド以外の)が買える。勿論そのブランドの正規価格は10万円〜20万円と高価になるのだが、では2万円のバッグが安いのかと言われるとそうでもない。2万円の偽ブランド品を買うのか、マトモで信頼の出来るバッグを正規価格の2万円で買うのかは買う側の問題でしかない。

◆ 取扱品目は多くないし売り切れ表示も目立つ。元々はコピー時計のサイトなのでバッグや小物などには余り力を入れていないのだろう。その時計に関しても売り切れ表示がある。都度仕入れではなく一度仕入れて売ったら終わりみたいな感じがする。偽物の価値をどう見るかなのだが、例えばBENZにAMGのエンブレムをくっつけてみるとか、レクサスエンブレムをくっつける感覚かも知れない。分かる人が見れば瞬時に見破れる偽物感が、時計やバッグはどうなのかと言われると定かではないが似たようなものだろう。

◆ このサイトから着払いで送られてきたものの商品の品質がどの程度であるのか、偽物慣れしていない私には判断が出来ない。ホンモノと比較すれば分かると思うのだが、同じ品物のホンモノも持っていない。細部の作りやブランド名の皮革への型押しなどは普通に出来ている。偽物でよく言われるメッキ品質などは使い込んでいかないと分からないと思う。なお商品は袋に入れたものに送り状が貼られて送られてくるもので、箱に入っているわけではない。なので柔らかなものは袋に入れた癖が付いてしまっている。

◆ 中国のサイトの方は音沙汰がない。しばらく待てのメールが来たままになっているので、催促してみようかと思っている。何も言わなければ送ってこない、何か言っても送ってこないのか、それとも何か言えば送ってくるのか、何も言わなくても送られてくるのか。


カード(1/9)
◆ 財布つながりでもないのだが、普段私はクレジットカードを使っている。メインはDCMXなのだが使い勝手というかメールでの通知の面では楽天カードの方が良く出来ている(楽天アフィリエイトコード入りリンク)。楽天カードはその時々によって特典が異なるので、出来るだけお得な時に加入した方が良い。
最大は8000ポイントが貰える感じだと思うが、加入で3000ポイント、利用で5000ポイントの期間限定ポイントが貰えるなどだ。8000ポイントが貰えるキャンペーンはそう多くはないかも知れないが、5000ポイントが貰える事は1〜2ヶ月ごとにある感じがする。

◆ 楽天のクレジットカードを使うと翌日にはその通知がメールで来る。不正使用などがあればすぐに分かる事になっている。このあたりは通信事業者であるドコモのDCMXの方で実装されても良い機能なのにドコモはやらない。要望は出した事があるが未だ実現していない。

◆ 楽天カードの利用限度額は加入半年間は10万円前後だったと思うが、半年を経過すると100万円に上がるはずだ。なので限度額不足は起きないと思う。DCMXは限度額を上げるためにゴールドにしたのだが、楽天カードがカバーしてくれるので無料版でも良いという感じがしている。AMEXは会費が高いので無駄な感じがしてならないし利用額も少ないのだが、まあ色々あって仕方なく持つことになっている。せっかく解約したのにまた戻ってきてしまった感じだ。

◆ ガソリンはESSOのスマートパスを使っている。認証も遅くはないので使いやすいのだが、ESSOのスタンド自体が余り多くないという問題はある。スピードパスの利用料などがAMEXから落ちている。
スマートパスはRF_IDなのだが円筒型なので財布に入れると言うよりはキーにぶら下げる感じになる。車やバイクそれぞれでスマートパスを作ればいい(無料)が、私は他のキーと一緒にキーケースに入れた1本だけを使っている。車に余り乗らなくなりガソリン使用量も減ったのでこれで良いのだ。

◆ ガソリン系のクレジットカードにしてもスマートパスにしても囲い込み効果はあると思う。ESSOに関してはスタンド固有でプリペイドカードが発行されていて、これを買うと現金決済より2〜4円ほど安くなる。スマートパスでも多少安くなるし割引コードが印刷されたチケットがレシートと共に出力される場合もある。いずれにしてもそのスタンドでしか使えないので出先のスタンドで割引コードを貰ったとしても役には立たない。

◆ 車で満タンにする時などは(フルに入れれば)80リットル以上入るのだが2円引きチケットがあったとしても160円の違いでしかない。スクータの方は平均的には7リットルくらい入る時点で給油するので14円の違いだ。なので割引チケットを使う事もあまり無いというか、車に積んでおいたら期限が切れちゃったみたいな。スマートパスは金属製のキーと一緒に持っていると認識率が低下する。
またスマートパスが車のドアをロックさせてしまうトラブルが起きた例もあるそうだ。

◆ デパート系のクレジットカードなどは特典が減少しているものがある。競争激化ではあるのだが、知らぬ間に改悪されているケースもある。ポイントが使いにくいのもデメリットで、AMEXなどはリワードプログラムを何とかしてくれないかなと言う感じだ。航空機に乗るならマイルに交換という手もあるが、だったら最初から提携カードの方が良い気がする。


財布(3)(1/8)
◆ 皮革製品だとコーチに限らず、職人が仕上げた的なものもある。価格もそれなりではあるのだが丁寧な仕上がりで好ましいものだ。ただこれも一般的には柔らかな皮革を使ったものが多く、手触りは最高なのだが型崩れは避けられない。勿論それが味になるのは理解している。材質に関しても一般的な牛革以外に馬やその他の動物を使ったものもある。は虫類系もあるのだが今は流行らないかも知れない。希少性から価格も高めになる。皮革そのものの材質や特性もさることながら、後加工や着色によっても皮革の特性は大きく変わる。

◆ 一般的に中年以降は?長財布を使うようなのだが、私はコンパクトさを求めたい関係で二つ折り財布を以前から愛用している。小銭入れも付いていないとダメだしカードだって入ってくれないと困る。カード入れは別に携行しているが、クレジットカードなどは財布に一緒に入れたい。なのでどうしても大柄になってしまうわけで、狭い収納スペースに無理矢理突っ込むと財布が太ってしまう。バーバリーのものに関してもカード入れ部分が4枚しかなかったので少し不足は感じていた。クレジットカードが3枚になっているので、他のカードが1枚しか入らなかったのである。

◆ TAIGAの財布はカード収納部分がIDカード用の半透明素材と一緒になっていて使いやすい。フランスでは写真付きのIDカードの携行が一般的だそうで、その対応として小銭入れが付いていないタイプでもIDカード入れは付いているのだとか。定期券ですらICカードや磁気カードになっりIDに関しても非接触カードが増えてきた日本とは事情が異なる。
札入れ部分は日本の札を入れて十分な余裕があり、バーバリーのものより一回り大きい。スーツやジャケットの胸ポケットに入れられなくはないが、それらのブランドによっては内ポケットが小さい場合もあるので注意は必要だ。

◆ TAIGAの他にEPIも見たのだが、男性用としての位置づけでもあるしキーケースと色違いではあるが同じデザインテイストのTAIGAの方に興味を惹かれた。最大の問題は性能対価格比であり、もちろんTAIGAのキーケースの耐久性は認めてはいるが財布に7万円かみたいな気持ちがあったのも事実なのだ。それが性能代としてなら払おう。しかしブランド料としてだったら納得出来ないよ、みたいな。

◆ しかし結局はこれを買って頂く事になる。札入れ部分はバーバリーのように仕切りはなく、小銭入れ部分も同様だ。最近では小銭を使う機会がめっきり減ったのでこのあたりは余り気にはならない。コンビニではiDをかざすしそれ以外ではクレジットカードを使う。なのでカード入れ部分が充実している方が有り難いし、その他のものはIDカード入れ部分に突っ込む事が出来る。
バーバリーの場合はカード入れや小銭入れの裏側のポケット部分に収納していたが、TAIGA(だけではなく同じデザインの材質違いで色々ある)はIDカード部分がそれとして使える。

◆ 手触り的にはバーバリーに近くカチッとした感じだ。今はこの手触りに慣れているので違和感はない。一回り大きいのは厚み方向に対しても同様で余裕があり、カードを何枚か収納しても膨らんだりしない。何も入れなければ逆に痩せた感じになるが、私の使用方法であれば標準体型を維持していると言える。15年後の使用感がどんなものかは15年しないと分からない。同じように使ったバーバリーとの差はどうなのかも、15年後に報告出来たら良いなと思っている。


財布(2)(1/7)
◆ キーケースも15年ほど使っているが、その傷み具合はバーバリーの財布よりも少ない。財布ほど手に取る頻度が多くないからなのか、材質はPVCなのかなと思ったら牛革に型押ししたものだそうだ。とにかくその耐久性は十分に納得出来るものであり、金属部分でメッキの薄くなったところもサビが発生するようなことはない。メッキだとするとかなり強固で厚いものであり、もしかすると地金が金色なのかも知れない。いずれにしても強度と耐久性はさすがというレベルであり、細かな傷こそ付いてはいるが加工部分も含めて酸化やクラックの発生などは見られない。

◆ キーケースなのだから当然キーがぶら下げられていて、そのキーとキーケースの金属部分は接触している。殆ど毎日、そして何度かは会社や家の鍵を出して使うのだからそのたびに摩擦が起きる。これを15年も繰り返しても写真のような状態なのだから立派だ。
ブランド志向ではないがブランドが作られた経緯と価値とはこういうものなのだろう。ルイヴィトンのキーケースは3万円前後だ。他のブランド、例えばグッチなどでも同程度か少し安いプライスタグがぶら下げられている。
他のブランドの耐久性がいかなるものなのか体験していないので分からないが、小物にこの価格は高いとは思う。
ただし耐久性などを考えると高いから買わないとも言えないところなのだ。

◆ すっかりキーケースの話になってしまった。
本題の財布の話に戻さなくては。バーバリーの財布はあと5年は使えるなと思っていた。昨年はダークグリーン品の在庫を探せば見つかったのだが、今年はそれも無くなっている。漠然と買い換えの時期を意識はしていたが、特に不具合があるでもない品物を買い換えるには何かのきっかけが必要だ。それが今回はプレゼント(される)機会に恵まれたからでもあり、バーバリーや他のブランドなどを少し調べるきっかけにもなった。

◆ まずはバーバリーのサイトをチェックするのだが、この手のサイトはデザインに凝りすぎで重くて見にくくて最低だ。下手をすると販売店のページの方が軽くて分かりやすかったりする。バーバリーにもグリーン系はあるのだがエメラルドと呼ばれる明るい緑が2種類だ。公式サイトでは小銭入れ付きのものがないのだが、他の販売サイトでは小銭入れ付きもあるとされている。実際にゲンブツを確かめようと横浜に出向いたのだが横浜からは撤退してしまったようで直営店はない。そごうと高島屋には入っているがアクセサリ小物は扱っていない。六本木か銀座に出向けばいいのだが、何かの用事でもなければわざわざ出かけることもない訳で、それが財布を見に行く用事なのかと言えばそうでもない。

◆ TAIGAキーケースの耐久性を評価していた私はTAIGAの財布も見ることにした。こちらはそごうにも高島屋にも店があるので気軽に入ることが出来る。確かに品質的には納得は出来るのだが、納得出来ないのはその価格だ。バーバリーやコーチの財布であれば3万円前後と、これはそんな感じかなと思う価格である。コーチは最近はまた皮革製品を扱い始めて好ましいなと思っている。コーチというと柔らかな皮革がイメージであり、この材質の財布は非常に手触りが良い。柔らかな皮革なのでクタっとなってしまうのは避けられないがコーチの皮革製品は一度使えばファンになれるに違いない。一時期コーチは皮革製品をかなり少なくしてしまっていた。海外では多少のラインナップはあったが国内には入ってきていなかったのだ。それが最近はまた増えてきて選択肢が広がった。しかし財布に関しては手触りよりもカチっとした感じが長続きする用を選びたいと思った。
続く…


財布(1)(1/6)
◆ 1998年当時、私はドイツ製の財布を使っていた。と、雑記に記している。柔らかな皮革で出来たこの財布は手触りが良くて使いやすかった。1998年当時で3つめの同じ財布だと書いている。柔らかで手触りは良いのだが柔らかい故にクタッとなってしまう時期は早々にやってくる。1年か2年使えばもう寿命だなと思わせるものなのだ。なのでまた同じ財布を求めていたし修理に出して使ったりもした。

◆ しかしその財布が入手出来なくなってしまった。高島屋が取り扱いをやめてしまったからだ。勿論どこかを探せば入手出来たのかも知れないのだが、その耐久性に多少の疑問を持っていた私は別のブランドに乗り換えた。おそらくそれが1999年あたりではないかと思うのだが、購入したのはバーバリーのものである。購入価格としてはそれまで使っていたドイツ製と似たり寄ったりか、少し安いくらいだったかも知れない。

◆ バーバリーのそれはダークグリーンで固い材質だった。
西ドイツ製の財布もダークグリーンで、色で選んだと言っても良い。カード入れもダークグリーンで、何故ダークグリーンに揃い始めたかというとずっとずっと以前に海外旅行土産で貰ったカード入れがダークグリーンだったからなのだ。

◆ その後それを買い換える時には他のものもダークグリーンになっていて、何となく連鎖したのだ。ダークグリーンの財布を持っていた私を見たからか15年ほど前に頂いたキーケースもTAIGAのダークグリンだった。
もともとTAIGAとは北の針葉樹を表したデザインらしくしたがって緑が基本だった。その後黒が登場してそれが浸透し緑が消えた。現在はダークブルーや焦げ茶、グレーが新色としてラインに加わっている。一部製品の製法にも変化があり、TAIGA柄でも従来からある色のものと新色では製品の細部が異なっている。

◆ こうしてダークグリンの小物が増えていった。私は決してブランド志向と言うことではないのだが、あのドイツ製の財布に比較するとバーバリーのそれは何と長持ちしたことか。今だって使えないことはないが、角の部分が少しはげたようになっている。材質が固いのでクタっとなる事もない。現在は既に生産を終了したもので、ダークグリンは入手は出来ない。材質は牛革では無かったかと思うが丈夫で長持ちだった。札入れ部分は中に仕切りがあり札を分けて入れることが出来た。小銭入れも同様に仕切りがあって使いやすい。カード入れ部分の容量が小さいのは気にはなったが、カード入れの下(札入れ部分との隙間)や小銭入れの下にポケット的な構造があり、そこに入れることも出来た。

◆ 色だけで見るのであれば、当時のTAIGAにしても同じような感じで、ただし表面加工のシボがバーバリー製よりも少し粗めだった。PRADAでも同様の見栄えのダークグリンのものがあった。
買い換えながら使うのも悪くはないが、一つのものが長く使えるのもまた良いものだ。このバーバリーの財布は買い換えられることもなく10年以上にわたって私と時間を共にしてきた。

◆ 上に少し書いたキーケースも同様だ。キーケースなのでキーを止める金属部分が存在する。金色にメッキされたそれは、最初の頃はすぐにはげるのかなと思ったのだが意外に丈夫だった。これを頂いた時にはTAIGAであるとはまったく気づかなかったと言ったら贈り主の方に失礼なのだが、内部に押されたLouisVuittonのロゴすらさほど気にしなかったのである。それまではキーホルダー派であった私はこれを機会にキーケースを使い始めることになる。
続く…


ケース(1/5)
◆ スマートフォン用のケースを装着している人も少なくないと思う。iPhoneはアンテナ問題などもあってケース利用率が高い。Androidスマートフォンでもバッグに入れて持ち運ぶ女性はケースを使っている人がいる。

◆ このケース、金属製のものもある。金属風に見えるプラスチックであれば問題はないが、アンテナの内蔵された無線機に金属ケースをかぶせるというのは常識の範囲を超える。ケースをデザインする人も企画する人も素人だから仕方がないと言ってしまえばそれまでだし、使う側にしても売っているものだから大丈夫だろうと信頼して装着する。

◆ メーカ側が分かっていたとしても、手で握っている状態と似たり寄ったりだから良いやと考えているのかも。
完全にシールドしてしまうわけではないので通信が不可能にはならないが、アンテナの近くに金属ものが来るので共振周波数も指向性もインピーダンスも変わってしまう。当然アンテナ性能は悪くなるので弱電界場所では圏外になるかも知れない。それ以外でも無駄に送信電力を使うのでバッテリの減りは早くなる。

◆ メーカがmg単位で軽量化を進め、μm単位で小型薄型化を進める中で重くて厚いケース、しかも無線特性を悪化させる金属製を装着されてしまうのだからメーカのエンジニアは悲しいだろう。勿論スマートフォン利用者がどんなスタイルでそれを使おうと勝手ではある。

◆ 金属製のケースはそこそこ高額だ。ソフトバンクBBが扱うデザイナーズケースは約1.8万円もする。材質はジュラルミンだそうで、周囲を覆う(いわゆるバンパー的な)形状となっている。常用無線周波数に対して高いインピーダンスが確保出来ているのなら影響は少ないだろうが、そうでなければ特性は悪化する。
技術の無いのがご自慢のソフトバンク系ならまだしもドコモ扱いのものは全体を被うタイプでバンパータイプよりもっと厳しい特性になりそうなものが約1.6万円だ。

◆ 材質もアルミ、ジュラルミン、ステンレスやチタン製まである。海外物などは樹脂を金属っぽく見せるものもあり、コストダウンなのか特性を重視した結果なのか聞いてみたいところだ。
金属ケースでどの程度無線特性が悪化するのかは測ってみなければ分からないが、バッテリを持たせるために色々苦労して設定している人は金属ケースは避けた方がお利口だ。

◆ iPhoneは2年使えばタダだが金属ケースはタダではない。iPhoneを保護するケースの方が本体より高いのは何だかちょっと変な感じだ。金属ケースを傷から守るためのケース、いやフィルムがあったりして。
そういえばiPhone用のガラスフィルムは側面用も付属していた。液晶面と裏面に加えて側面も傷もガードしようと言うことなのだろう。ただしこのガラスフィルム、仕様半年ほどで黄ばんでしまって汚らしくなっていた。剥がしたものを指で折り曲げてみたのだが、全然ガラスっぽくなかった。というか、今は私がガラスフィルムを使っているからその感触が分かるのだが、iPhone用を見せられた時には余り意識しなかったのである。

◆ 金属製ケースメーカの対応は様々だ。手で握った時よりも影響が小さいから気にすることはないとする所もあれば、ケースを付けたために利用可能エリアが狭くなった場合は返品に応じるとしているところもある。
金属製だけがダメなのではない。炭素分を含んだ繊維や塗料などは当然ながら影響が大きい。移動体通信ネットワークは自動出力調整されるので気づかない場合もあるが、BluetoothやWiFi、GPS感度の低下は覚悟する必要がある。


レプリカサイト(3)(1/4)
◆ 中国の偽ブランドショップ、多くは金だけを取って品物を送ってこないか或いは注文とはまったく違う品物を送りつけてくると言われる。その一方でこんな事もあるようだ。これが何を意図してのことなのかは分からないが、サービス精神でもあるのだろうか。
偽ブランドサイトに注文をしてみたのだが、偽ブランドサイトの中でも掲示板への書き込み熱心度も高いしspam率も高く、要するに悪名高い所だ。商品番号はオリジナルメーカの品番とは異なるが、そのオリジナル商品番号で検索すると様々なサイトが出てくる。当然社名もバラバラなら担当者名も適当だ。
サイトのURLでも書いておけばいいのだが、クレームが付くとサイトごと移転してしまうので意味がないと思われる。

◆ 今回実験してみたのは株式会社組織を名乗っているが本当かどうかは不明だ。同偽物サイトにあるメールアドレス(@yahoo.co.jp)で検索をかけると他のサイトも引っかかってくる。そちらのサイトには会社名はないし担当者名も違う。相当怪しいのだ。
相当怪しいがこれだけサイトがあると言うことは引っかかる人も少なくないと思われる。まずは安いもので実験してみようなら良いが、こんなに安いのならまとめて注文してしまおうなどと考えると損害は大きくなる。

◆ 先払いの通販で実験発注したのは上記の通りで、振込後にこちらの連絡先をメールで伝えると、振込が確認されたからすぐに発送する旨のメールが返ってきた。
メールのレスポンスは非常によろしい。たぶん暇なのだろう。

◆ この実験とは別に、もう一つ試してみた。これは国内発送の代引きと言うことで、先振込よりはリスクが低い。
ただし受け取る時点では中身が確認出来ないので、ゴミを送りつけられても受け取る以外にはない。代引きと言うことで本当にリスク軽減が可能なのかという例で試してみたくなった次第だ。
ここは偽ブランド品もあるのだが、警察手帳や旭日章のタイピン、弁護士バッジ、東大謹製のパス入れなども売られている。ブランドもののコピー品はそう多くはなく、売り切れ表示もある。

◆ 価格は中国系サイトよりは高い感じがするが、代引きだからと言うことで我慢する人も少なくないだろう。宣伝は掲示板等で行われているようなのだが、F&Fに書き込んで来た形跡はない。警察手帳のレプリカを検索していると警察グッズなどを扱うネットショップが見つかった。
偽ブランド品のネットショップに近いものがあり、何となく同じなのではないかなと思ったりする。偽ブランド品を扱っている側には当然ながら会社紹介などはないのだが、こうした違法とは言えないグッズ販売を表向きにしていると考えれば代引き発送の謎も解けてくる。

◆ 現時点でマトモ商売系とコピー品を売っているところが同一か否かは分からない。なのでショップ名称を公開することは控えておく。コピー商品を売っているところのドメインは2010年に取得されているから、この手のサイトとしてはかなり長寿命であると言える。ドメイン取得者の住所は大阪になっているが架空だった。
ドメイン情報の中のネームサーバ項がISPのそれではなかった。ドメインと似ている他のドメイン名が指定されていたのでそこを調べてみると2006年に取得されている事が分かった。しかしこちらの登録者はドメイン取得代行業者のようで、日本国外の住所になっていた。しかし自前でネームサーバを立てている位なので本格的?な気もする。


満足度(1/3)
◆ お年玉でiPhoneを買おうと思っている中高生がいるかも知れない。iPhone購入者に対する満足度調査が昨年暮れにあったが、iPhone所有者の平均満足度が飛び抜けて高いわけでもない。最も満足度が高いのが"ブランドイメージ"であり、機能面の満足度を凌いでいる。満足度が低かったのが電池の保ちでこれは不満度もナンバーワンだった。同調査でスマートフォンに何を求めるのかという問いもあったが、半数以上がバッテリの保ちを重視している。これはAndroidスマートフォンでも同様で、各社共にバッテリ容量の増大などで期待に応えようとしている。
電池が保つと思って買ったらiOS7は電池食いだったと後悔している人も多い事だろう。

◆ 意外だなと思ったのはiPhoneの画面サイズ(大きいこと)に満足している率が一定あることだ。従来型ケータイから比較すれば大画面と呼べるので、おそらくはそうした層なのだろう。
iPhone購入時に何を重視したかもブランドが2位になっていて(トップは操作性)Appleイメージの良さが分かる。機能その他に期待する意見はなく、ブランドやデザインに目が行っている感じがする。

◆ この事からもAndroidにゴチャゴチャオリジナル機能を入れるよりも簡易で安易なモデルを作った方が良いのではないかという気もするが、それはiPhoneに任せておけばいいか。ちなみに期待度トップの操作性に関してもその率は5割を超えておらず、Appleイメージなのか音質の良さに期待した人は7%に過ぎなかった。この期待度の低さが意外性となって評価を上げたのか、実際に使ってみたら意外と音が良かったよと言う人が7割ほどに達する。ところが、以前に使っていた携帯電話より音が良いと感じた人が約1割しか居ない事を思うと、いかに期待度が低かったかが伺える。

◆ 満足度の低いバッテリの保ちだが、次に買い換えるならば連続使用時間の長いものにしたいという人が半数を超えた。これは、さすがにiPhoneでは連続使用時間が心許ないと感じたからだろうし、次期iPhoneではこのあたりを重視してこないと飽きられる要因にもなる。
他には防水や防塵を求める意見も多い。防水防塵は今や普通の機能になっており、それが付いていないiPhoneへの不満になる。バッテリ非交換式なのだから防水設計は難しくはないと思うのだが、ポリシーなのか何なのか未だ防水にはなっていない。

◆ 新型iPhoneが出た直後から次期モデルに関する噂が渦巻く世界だが、やはり大画面化の希望と期待が大きいのか5インチだ6インチだとの噂も飛び交う。小型軽量コンパクトな要求から、今は大画面化が進んでいる。小さいものも持ちやすくて良いと思うしiPhoneに関しては日本語文字入力をもう少し考えれば使いやすく出来るはずだ。iPhoneシェアの高い日本のマーケットなのだからAppleも力を入れてくれて良いと思う。なんて言うとジャストシステムが買収されちゃったりして。

◆ 今年の秋がどうなっているのかは誰にも分からないが、デザイン一新の新型iPhoneが街に溢れていることも考えられる。廉価版は失敗だったが、では大型版はどうなのか、高機能版はどうなのかとなる。ディスプレイを大型化すると体積も大きくなるので電池が大型化出来る。Android並みに大きくなるかどうかは分からないが2Ahとか3Ahのバッテリを搭載することも可能になるのだ。勿論画面の大サイズ化はバックライトの消費電力を押し上げてしまうが、それ以上にバッテリ容量を大きくし易いメリットにもなっている。


不良在庫(1/2)
◆ ドコモがたまに不良在庫の放出を行う。不良在庫は売れないから不良在庫な訳で、それを有償で販売するのは正しくない気がする。勿論マトモに使える製品であれば良いのだが、スマートフォンとなると古かろう悪かろうだからだ。
例えばSH-01Dが5千円くらいで売られているのだが、CPUはOMAPの1GHzでストレージの空きは1GBちょっとしかない。RAMは1GB載っているから良いとして、ストレージ容量は足りないのではないか。FlashROMの容量自体は4GBある。

◆ バッテリは約1.5Ahと現在のスタンダードからすると小さい。唯一のメリットはLTE非対応なのでFOMA契約で使えるところだ。オンラインショップで買う場合はオンラインショップ割りが適用されると書かれていて5,250円の均一だ。ただしこの割引の適用には条件があり「1.対象機種をご購入いただき、かつ新規契約または機種変更、FOMAからXiへ契約変更されたお客様。」「 2.弊社が指定するサービスのいずれかにご加入のお客様。」の双方を満たさなければいけない。だとするとLTE非対応のSH-01DはFOMAからXiへの契約変更が起きない(無理に契約変更することは可能)ので通常買おうとすると5,250円ではなくなる筈なのだが見積金額を見ると5,250円になっていた。
なお定価は50,400円(税込)と書かれている。

◆ というかiPhone5sならただで貰えるのに、何故2年前のモデルに5,250円も払わなければいけないのだろう。
これなど、評判の悪いモデルを使っている人に無料で配ればいい。ロクに使えないスマートフォンを、契約縛りやローン縛りで使い続けさせたのだから、売れ残りモデルで良いですかと配るのが当たり前だろう。
SH-01Dと同じく安価販売されるP-02Dなど、FlashROM容量が2GBしかない。画面解像度も540×960なのだからタダであげると言っても要らないよと言われるレベルだ。それをもったいぶって5,250円で売ろうとするのだからドコモは悪質である。

◆ オンラインショップで買うと抽選で何かが貰えたりもするが、貰えない確率の方が高いのは当然であり、当選者総数は155名で当選確率は0.62%である。勿論宝くじよりは当選確率は高いが、0.4%の確率であたるQUOカードは3千円分でしかない。
なので分かっている人が買うことは無く、分かっていなかったとしてもiPhoneがタダなのを知っていれば買う人は居ないはずだ。

◆ だが何も知らないまま宣伝に乗せられて買う人が居るとすれば、悲劇としか言いようがない。先日書いた詐欺サイトは、その時に金を取られるだけで済む。しかしドコモでこれを買ってしまったら2年間は縛られるのだ。移動機自体は買い換えが可能だが、契約縛りは発生する。機種変更であればまだしもなのだが、それにしたって酷すぎる。

◆ ドコモショップでならば店員の良心に多少は期待出来る。とは言っても今年の春先にはN-07Dを売っていたしなぁ、夏になったら機能制限かかりまくりだろうなと、そんなもの買うのはやめた方が良いですよと口出ししたかった。そうしたアドバイスをするのがショップの役目ではないのか。売る時に売り代を取る位なのだから買う側へのアドバイスは必要なのだ。この機種は古いから今の水準からする使いにくいですよ、ストレージ容量も少ないしCPUも遅いし電池も持たないですけど良いですかと確認を取るくらいでなければトラブルの元だ。
auにしても在庫放出でiPhone5を配りまくっていたが、こちらはタダより安いキャッシュバック付きだったから良いのかな。LTEエリアは狭いけれど使えないわけではないし。


あけまして(1/1)
◆ あけましておめでとうございます。本年も昨年同様よろしくお願いいたします。

◆ 正月気分でいられる正月も年々少なくなってくる。
正月元旦なのだけれど、それは普通の月末と月初めと余り変わらなくなる。正月営業なども早当たり前という感じで、福袋争奪戦もきっとどこかで起きている。そしてその福袋は早々にオークションに出品されて行く。

◆ 福袋のみではなく中古品などのセールでも中国人が大量に押しかけてくる。
日本人は比較的おとなしいと言えるが、中国人や韓国人となると欲しいものを見つければケンカをしてでも奪い取る。これは彼らの基本的な考え方なので文化の違いとしか言いようがない。なので周辺諸国と領土問題を起こすわけで、彼らにしてみればおとなしい連中から奪い取るのは当たり前なのだ。

◆ 日本人だって今でこそおとなしいが、今の中国や韓国同様の事を散々してきた。真似した電機と言われた某有名企業にしてもトヨタにしても、米国の真似から始まったのだ。だから日本は良くて中国はダメだ等というのは正しくなく、文化が違うだけなのだ。中国が近代的考えを持つかどうかは分からないが、今のままの考えで世界から孤立していくのか、それとも今のままの考えで世界に戦争を仕掛けていくのか、あ、どちらにしても今のままの考えか。

◆ 年が変われば全ての人は平等に歳を取る事になっている。多くの人は加齢と共に考え方が固くなり、いわゆる頑固じじい化やオバサン化が起きる。
自分だけは大丈夫だとか、俺は頑固ジジイではないぞと思っている人もよく考えてみたら気づく事があるかも知れないし、勿論これは私自身でも同じ事だ。

◆ BBAはババアを示す。じゃあジジイはJJYなのか。
JJYは日本標準時を放送するための無線局のコールサインだ。今や標準時を短波無線で知るなどと言う事は殆ど無くなったので、やっぱりJJYを知っているのはJJYなのかも。だって正確な時刻を知りたければGPSがあるわけで、短波による時刻の通知は2001年に廃止されている。なお長波による電波時計用の信号としては現在も存続している。

◆ 今年はSBMが900MHz帯でLTEサービスを始める筈だ。
実際はどうなのか分からないが、始めると言っていた。これでやっとプラチナLTEとの名称が使えるようになる訳だが、iPhone5sで900MHz帯のLTEが使えないことでプラチナプラチナプラチナと叫ぶ事は控えられていたし、プラチナなど無くても接続率はナンバーワンなのだと吠えまくった。
だったら900MHz帯など使わないで返却すればいいのにね。

◆ ドコモの1.5GHz帯も自由に使えるようになって来るが、ドコモのことだから整備は遅いんだろうな。
1.7GHz帯にしてもダラダラやっているだけだし、まったく期待は出来ない。勿論これが良い方向に裏切られれば有り難いのだが、果たしてどうなるのか。何も出来ない何もやらないで加入者を減らすのならば料金を値下げすればいい。今や横並びでインセンティブ競争みたいな事をやっているが、それはSBMの策に乗っている事でしかない。

◆ あ、そうだ、中国の偽ブランドサイト実験レポートも書かなくてはいけなかった。金をかけて実験したのだから皆様に報告しなくては。
と言うわけで今年も記事を書き続けていきたいと思います。皆様よろしくお願いいたします。
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