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過去の雑記置き場


老眼鏡(12/1)
データ通信(12/2)
イヤフォンマイク(3)(12/3)
ドワンゴ(12/4)
携帯電話料金論(12/5)
ロケット(12/6)
NOTTV(12/7)
広告事情(12/8)
デュアルSIM(12/9)
200MHz帯(12/10)
低減税率(12/11)
1.5GHz帯(12/12)
Xperia Z4(12/13)
掃除サービス(12/14)
TeamViewer(12/15)
ソフトバンクの保証(12/16)
移動体通信業界(12/17)
次世代通信規格(12/18)
出来事色々(1)(12/19)
出来事色々(2)(12/20)
出来事色々(3)(12/21)
防水(12/22)
電話番号(12/23)
マクドナルド(12/24)
事件(12/25)
事件(2)(12/26)
携帯電話料金(12/27)
接客コンテスト(12/28)
LEDライト(12/29)
Windows10(12/30)
今年も一年有り難う御座いました(12/31)


今年も一年有り難う御座いました(12/31)
◆ 早いもので今年もあと少しで終わり、新しい年がすぐそこまで来ている。
暖かいと予想された12月、確かに平均気温は例年より高いが気温の下がった日もある。暖冬や冷夏は景気を刺激しないと言われる。季節商品やレジャー産業が売り上げを伸ばせないからだ。

◆ 景気回復は中々見えてこなかった。円安が続いて輸出企業は好調なのだが、円高時代が長く続きすぎた為に日本における産業の構造自体が変化してしまった感がある。
ガソリンは空前の安値と言う事で、ガソリン価格が高いと言われる横浜周辺でも100円台の価格になっている。ガソリン価格が下がると大型車(=高価格車)が売れるとは言われるのだが今は時代の流れ的にも小型低燃費車が主力だろう。

◆ Windows10はニュースにはなったがあまり話題にはならなかった。iPhone6sも然りでありスマートフォンのニューモデルが世間を騒がせる時代から、単に新しいものが出たんだなと冷静に見られる時代に変化したと言う事だ。これはその製品群が安定してきた事を示す。

◆ 電力食いのスマートフォンに対応する、容量の大きなモバイルバッテリーも続々と登場した。ただし中華製の常で表示容量だけが大きなものも少なくはなく、重量エネルギ密度が理論限界を超えていたりする。
そんな中で注目されるのがマグネシウム電池である。マグネシウム一次電池は既に市場にあり、MgBOXは300Wh(出力電圧5VのUSB出力)となっているが質量は1.6kgと重い。

◆ マグネシウム電池の2次電池化の研究開発も進んでいるが、一次電池程のエネルギ密度が確保出来ない問題はある。
Mg一次電池の小型高電力密度化は進んでいて、中国企業はこれの量産をはじめる見込みだ。
用途はスマートフォンの充電用途共にドローン用が有力視されている。

◆ 使い終わったマグネシウム電池の中身は水酸化マグネシウムとなるが、これをマグネシウムに再生するには大きなエネルギが必要になる。太陽励起レーザを使うなどのアイディアはあるのだがどうなのだろうか。再生にエネルギが必要だとすれば価格が上がってしまう。

◆ Li-ion電池の電極エネルギ密度は650Wh/kg程度だが実際の電池としては250wh/kgに満たない。Mg電池の場合は同2kWh/kgで実際の製品で1.5kWh/kgを達成出来るという。
ちなみにLi空気電池を想定すると11.5kWh/kgと大きくなるがリチウムは還元が難しい。

◆ Mg電池を使ったEVも試作されている。Li-ionバッテリとMgバッテリを使い、Mgバッテリはフィルム状の負極を順次送り出す事で長寿命を達成したという。
EVの場合もそうだしモバイルバッテリにしても容量の大きな電池を短時間で充電するのは難しい。大容量モバイルバッテリが10時間以上の充電時間を必要とし、これが嫌気もされる。

◆ 一次電池の場合は充電という概念が無くMg電池は注水で電力を発生させる事が出来る。これがモバイルバッテリ側にとして普及するか否かはランニングコストにあるだろう。電池筐体そのものを使い捨ててしまうのではなくMgフィルムのみを交換する構造も考案されているようだ。


Windows10(12/30)
◆ Windows10へのアップデートがしつこく来ているが未だWindows7で使っている。
いったんはWindows10にしてみようかと思ったのだがATOKが非対応だったので面倒になってしまった。ATOKはダウンロード版を買えば良いだけなのでなんという事はないのだが、Windows10にしたいという強い意志がないのでへこたれる。

◆ Windows10にしても特別デメリットがないという人も居ればWindows7の方が使いやすいので戻したという人も居る。
Windows10の方が良いよと言っている人が少ないのは周りにWindows7利用者が多いからだろうか。Windows8.xからは10の方が良いという話も聞く。

◆ Windowsスマートフォンの登場もニュースだった。こちらもあまりレビューなどが出てこないのは人気が今ひとつだからだろうか。新たなOSに飛びつく人がいても不思議ではないわけだが、これまでのWindowsOS搭載スマートフォンが不人気だった事もあって期待度が大きくないのかも知れない。

◆ MVNOからは各種SIMフリースマートフォンが発売されている。Windowsスマートフォンも比較的安価に販売されているので、徐々にシェアは広がっていくとは思う。それに伴ってネイティブなアプリが増えてくれば良いのだが、そうでないとシェアが取れない。

◆ SIMフリースマートフォンは今後モデル数も販売量も増えていくだろう。ウルトラハイエンドというわけではないが必要十分な性能のモデルが3万円前後で買える。MNOの扱うスマートフォンが10万円近い価格である事を考えれば十分に安い。確かに日本仕様ではないのだがiPhoneを考えれば我慢も出来ようと言う事か。

◆ こうした価格帯のスマートフォンが出てくればSONYがグローバルマーケットでも苦戦するのが分かろうというものである。高性能高機能は魅力的ではあるが、普段使いにはミッドレンジでいいやと思う人だって多いはずだ。
ポルシェには乗ってみたいけれど、普段使いならフィットが便利だ、みたいな感じだ。

◆ 富士通もSIMフリーモデルを出してはいるのだが価格が高い。価格競争の激しいこの市場で海外製品に勝てないと苦しい。販売台数が増えればスケールメリットも出てくるのだが、そうでないと次期モデルの開発費さえ出なくなる。安価な量産と言えばシャープが得意とするところなのだが、シャープは会社自体がどうにも不安定だ。

◆ PCの平均利用年数も延びていると言われるが、スマートフォンも同様になるだろう。使うに耐えないモデルだから買い換えるというのはもはや過去の話であり、今のモデルは不満無く使えるものがほとんどだ。これも安価なものであれば買い換えも考えるのだろうが、高額ローンを組まされる現状では敷居が高い。

◆ この先販売方法の見直しなどが行われれば、更にはゼロ円販売の是正となれば市場は落ち込む。
Xperiaなどもドコモやauで買えば高いがソフトバンクならばゼロ円で手に入る。だがそれも変わってくるとすれば安価なモデルへと人気がシフトするのかも知れない。
新品価格が上がれば中古価格も上がると予想されるのだが、需給バランスによっては必ずしもそうとはならない可能性もある。


LEDライト(12/29)
◆ 自転車用のLEDフロントライトを調べる機会があった。各社の製品共に明るさを売りにしているのだが、例によってそれがどのくらい正しい値なのかがよく分からない。

◆ 全光束(ルーメン)を計測するには大がかりな機械が必要になる。その光源から出る光を全て測らなければならないので複数のセンサと3軸回転台みたいなもので測る。無響室や電波暗室の中でアンテナの指向性を測るようなものだ。

◆ 従ってLEDライトに示されている全光束はLEDそのものの仕様ではないかとも思う。
ただLEDの光がそのまま放射されるわけではなく反射鏡やレンズの透過率分だけ暗くなっているはずだ。

◆ 照度は照度計を用いれば簡単に測る事が出来るが、光源と照度計の位置を厳密に決めなければならない。照度はビームを細くする程上がるのでスポットライトの照度は高くなる。しかし実際の使用場面を考えるとスポット照射のライトはその範囲が狭すぎて路面がよく見えない。

◆ カンデラという単位も見かけるが、これは1mの距離におけるルクスと同じである。
1000ルーメンで照射角が45度の場合は2718カンデラになり、10m先の照度は27ルクスだ。新聞が読める程度の明るさが5ルクス、60Wの電球(1m)の明るさがおよそ65ルクスとされる。

◆ ハイパワーLEDが1個だけ付いているタイプの多くはスポット的な照射になっている。
先端部を回す事でLEDと反射鏡の位置を変えて照射角を可変する、電球型懐中電灯と同じような仕組みを持ったものもあるが電球型懐中電灯程は変化しない。

◆ 前方方向に照射されるLEDからの光を凸面鏡で反射させた後にリフレクタに導く機構を持ったものもあるが構造が複雑になる。
有名どころだとCATEYEのVOLT1600があり、1600は1600ルーメンである事を示す。
自動車用ヘッドライトはハロゲンライトで1500ルーメン程度だ。

◆ CATEYEのVOLT300とVOLT1600と比較するとピーク照度はあまり変わらないのかも知れないが照射角が違う。それでも車のヘッドライト同等の明るさがあるのかというとちょっと疑問ではある。

◆ 最近はこうした明るいライトも増えてきているので対向車に対するまぶしさに関しても色々と言われるようになってきた。車のライトで言う所のハイビームで走るようなものなので、こんなライトをフルパワーで点灯させる自転車が対向で走ってきたり後ろに付かれたりしたら相当まぶしい。

◆ 自動車用のHIDやLEDヘッドライトの明るさが3000ルーメン程度と言われる。letヘッドライトもHIDに肩を並べるまで来たかという印象だが、それが本当なのかどうかもイマイチ良く分からない。中華LEDと来たら数字だけは一人前だが、みたいな感じだからである。

◆ テスト記事などもあるのだがハロゲンライト並みかちょっと暗いかなと言う冷静な感想から、HID以上だとする賞賛の文言まで見られてこれもよく分からない。まあLEDバルブのメーカその他によっても異なるのだがステマ臭のする記事も多いので何とも判断がしにくい。


接客コンテスト(12/28)
◆ ショップでの接客コンテスト的なものはドコモが従来から行っていた。接客能力の向上などを向上させる為のイベントと位置づけている。コンテストは接客能力は身だしなみ、知識などを総合的に判断するものだと思った。

◆ ソフトバンクも2010年からこれを行っており各年ごとに異なったテーマでコンテストが行われる。前回は解約阻止に向けたテクニックを競うものだったように思うが、今回はスマートフォンに買い換えさせるテクニックを競った。

◆ ソフトバンクはiPhone導入によって多くの顧客がiPhoneに移行し、他社に比較するとスマートフォン比率が高いと思われる。しかしわずかに残る従来型ケータイ利用者もスマートフォンへの移行を促進してARPU上昇を目指した策だと思う。

◆ ドコモではクレーム対応や怒っている客をいかになだめるかみたいなシーンもあったのだが、ソフトバンクの場合はテーマを統一して競う。ソフトバンクによれば従来型携帯電話利用者は4千万人以上となるが、4百万人の間違いではないだろうか。ドコモやauも含めても4千万人もいるとは思えないし、ドコモやauの事情を加味する必要は無い。

◆ ドコモやauから客を奪おうとするのであれば話は別なのだが、従来型ケータイを継続利用している人が積極的に他社のスマートフォンを買うとも考えにくい。
ソフトバンクでは強力な解約阻止教育を行ったものの、それは数字としては表れてこない。
ならば解約阻止よりスマートフォンへの買い換え促進策の方が有効であると考えたのかも知れない。

◆ blogの方でも書いているがソフトバンクよりもYMの方がイメージが良いらしく新規が取りやすいという話だ。ソフトバンクのイメージは相当悪化しており、無理な解約阻止や契約などが影響した事は確かだ。ネット上での話でもソフトバンクを絶賛するものはごくごく一部だけであり、顧客満足度も最下位となった。

◆ 以前はCM好感度や顧客満足度を売りにしてきた同社なのだが、そのどちらもトップの座からは追い出されてしまった。好感度や満足度が下がったから客が取れなくなったのか?客離れが激しくなって支持者が減ったのか。

◆ CM好感度にしても顧客満足度にしてもソフトバンク利用者はソフトバンクに票を入れるのではないかと思う。そうした人が多ければ、それが宣伝となってさらなる人気を勝ち取れる。
逆に現在のような状況に陥ってしまうと負のスパイラルに入る。1位と2位を争うという生やさしいものではなくダントツ最下位となってしまったのだから厳しい。

◆ インターネットカンパニーを自称するソフトバンクが、何故利用者の声を聞かなくなったのか。
孫さんが一線を退いて流れが変わったというわけではないだろう。ただし孫さんが携帯電話事業に飽きてきて力が入らなくなった事は確かなようだ。

◆ 携帯電話料金値下げの会議もあったわけだが、料金値下げで新規加入を獲得する作戦もあるだろう。ただしドコモやauがそれに習って値下げすればソフトバンクに勝ち目はない。
消耗戦に耐えるだけの体力は残っていないからだ。


携帯電話料金(12/27)
◆ 携帯電話の料金その他の提供条件に関するタスクフォースでの議論で一定の提案が行われ、ほぼその通りの内容が総務省に渡される事になった。
通話定額や準定額における料金に関しては提言されなかった。主に議論されたのはデータ通信に伴う料金に関してである。

◆ 月間データ使用量の多い人にとっては割高感は少ないもののライトユーザは割高になっている。そこで現状よりも更に月間利用容量の少ないプランを用意する事、若年向けや高齢者向けプランの根々井を拡大する事、いわゆるライトプランと小容量データ準定額プランの組み合わせを解禁する事などで支払額の低廉化を目指す。

◆ もう一つは長期にわたって端末を使う人に対する不公平性是正問題だ。これは長期契約者とは異なるし、同じ端末を買い換えずに使い続けている人を対象にした割引などを考えると言う事。なんかこれって分離プランに逆行するような気がする。
そもそも分離プランであれば端末とサービスは全く関係しない。

◆ 端末を買い換える人に割引を適用するのだから、買い換えない人も平等にという考えは分かるが逆だろう。
地下鉄勤務公務員には地下手当が出るから地上勤務員には地上手当を出すという話や、既婚者に手当が出るのだから独身者には独身手当を出せと言っているのと同じだ。

◆ 提言案としては「実質0円」の販売方法の見直しという形になった。実質ゼロ円はソフトバンクが開始した手法であり、孫さんは特許を取りたい位だと自画自賛していた。しかしこうしたゼロ円販売が不公平さを助長する事になった。

◆ 総務省が一定のルールを作ればドコモやKDDIは渋々でもそれに従う可能性が高い。しかしソフトバンクは別だろう。今までもそうだったし、この先も変わらないのではないのか。
ただし今はソフトバンクは勢いがない。ソフトバンクのみが反発してゼロ円販売を続け契約数が回復するのか?それとも回復しないのか。

◆ 提言案の中で型落ち端末のあり方に関しても出ているのだが、端末の仕入れ価格と販売価格のバランスを規定するだけでも良いと思う。
ようするに仕入れ価格以下で売るなと決めてしまえば優遇販売は出来なくなるし、転売も防止出来る。発売から1年を経過した端末はこの限りではないとでもすれば良いはずだ。

◆ 仕入れ価格と販売価格は財務省が知る事が出来るので、違反企業には追徴課税でも何でもすれば良い。するとソフトバンクのキャンペーンのようにMNPか新規で契約すると2年間は料金を割り引きますみたいな事になるが、割引料金を適用する場合は縛り期間を設けてはいけないと規定すればいい。

◆ そもそもローンを組ませてその肩代わり金を出すというのがおかしい。これは簡単に禁止出来る事なので禁止すべきである。最初から安く売るのならば安く売る、安く売りたくないのなら高値のローンを組ませる。この方がずっと素直である。

◆ 通信料の割引を行うのは勝手だが、その利用者はもしかしたらすぐに解約するかも知れないしそれを阻止してはいけませんよとするわけだ。
ローン縛りも契約縛りも出来なくなれば、過剰な安価販売は事業者の得にならない。
ようするに、ソフトバンクのはじめた事を切り崩していけば正常化の道が見えるというわけだ。


事件(2)(12/26)
◆ R氏は唯我宅に到着した。何度かドアを叩くも唯我氏は現れない。留守かも知れないから少し時間をおいて又来ようかと話をしているとドアが開いた。
散々自分を馬鹿にしていた相手が目の前に現れたとあって唯我氏はエキサイトする。

◆ 言い合いになりつかみ合いになり、唯我氏は金バエ氏に頭突きを食らわしたようだ。
配信しながらでスマートフォンは地面に落下した風ではあったが、誰かが通報したのかパトカーのサイレンが聞こえてきた。
金バエ氏は言い訳をしていたが、結局は自分が悪かったと謝った。もちろん後には唯我にやられた、被害届を出す、治療費を貰うと言い始めたのは言うまでもない。

◆ 唯我氏宅はこれまでにも何度か襲撃されているそうだ。これが本当に襲撃されているのかネタ作りの為の自演なのかはよく分からず、R氏などは自演と決めつけて語っていた。襲撃の爪痕はガラスが割られる、菜園が荒らされる、部屋に侵入されて配信機材などが壊され部屋がメチャクチャにされるなどなど。

◆ こうした事もあり所轄警察署には被害届を出したり防犯カメラを設置したりしていたようだ。なので所轄警察署でも狙われる対象人物として唯我氏を見ていたものと思われる。
R氏にとってこれは困る事だ。R氏が訪問した時に唯我氏が110番通報すればR氏は不法侵入で捕まる事になる。

◆ R氏は予め警察署に行って唯我に脅されている等々の説明をし、話し合いに行くと告げていたそうだ。警察官は、何故そんな脅されている相手の家に行くのか?行かない方が良いと言われたらしいが当然である。唯我氏がR氏を狙っているとすれば飛んで火に入る夏の虫になる。

◆ 他の配信者はRは当たり屋みたいなものだ、散々煽っておいてそこに乗り込み、暴力をふるわさせて金を取りたいのだろうと言った。
閲覧者と配信者の意識の違いもあるが、大手と言われる配信者が佐野事件の加害者や唯我氏を擁護するのは、自分もあれだけ言われたら同じ事をしていたかも知れないという意識があったからではないだろうか。

◆ こうした配信者同士の争いというか閲覧数稼ぎ競争は熾烈である。仕事をしながら配信をしている人は別として、無職の人たちは閲覧数が増えてリスナーからの貢ぎ物が増えてくれなければ生活していけない。R氏はたまにアルバイトもしているそうだが、結局は実家ですねかじりみたいな感じだと言われる。

◆ 単なる趣味での配信ではなく金を稼ぐ為の手段となれば各配信者は協調ではなく戦争になるのかも知れない。と思うと、そうした一件仲の悪そうな配信者同士がトークショーを開いて会費を集めるなどもしている。なのでどこまでが本当でどこからがネタなのかが分からなくなってくる。

◆ ニコ生の配信者や閲覧者が減っている事は以前にも書いたが、その少なくなったリスナーの取り合いみたいな事が現実に起きていると言えそうである。勿論普通に企画をして配信したり雑談だけを行っている人も居るのだが、そこから一歩踏み出して有名になる為に必要な事が事件なのかも知れない。そして配信者達の感覚が麻痺してそうした事件が日常的に起きるとすれば、もはや異常な世界という他はない。
ただしリスナーはそうした異常性に興味を示す。


事件(12/25)
◆ 私はライブ配信を見始めて1年も経っていない。石川典行氏の暴行事件はネットの噂というか話で知ったものであって、いきさつを知っていたわけではない。

◆ これは今年一番の出来事と言われていたのだが、その後佐野氏宅襲撃事件が起きる。
佐野氏が別の配信者をことごとく馬鹿にした結果、その配信者はバールを持って佐野氏宅を襲撃した。マンションの入り口と部屋のドアが破壊されただけではあったが、襲撃者は逮捕された。

◆ その後被害者である佐野氏も逮捕された。
罪名は明らかになっていなかったのだが、噂では脅迫ではないかとの事。脅迫対象者が誰であるかも分からず、襲撃事件に絡んだものなのか、あるいは金主を脅して金を取ろうとしたのではないかなどと言われた。

◆ 配信者を脅した時にピッケルを振り回しながら殺してやると叫んでいる事から、それが脅迫になったとも囁かれていた。配信者の常でその場面はYoutubeなどにもアップされている。一度口から出てしまった言葉は引っ込める事が出来ないのである。

◆ 更に今月になって事件が起きた。事件のいきさつは佐野氏の場合とほぼ同じである。今は配信を引退した唯我(ゆいが)氏を金バエ氏とらんはげ(あまり有名ではない)が執拗に粘着して馬鹿にしたのである。特にらんはげ氏は毎日のようにネチネチとやった。

◆ らんはげ氏は元々は唯我ファンだったそうなのだが、何かの理由でアンチ化したらしい。
囲いがアンチになると恐ろしいと言うが、まさにその通りだった。結局はこうして有名配信者のネタで閲覧数を稼ぎたいわけだが、らんはげ氏の閲覧数はあまり上がらなかった。

◆ 唯我氏が配信を続けているなら別だが、配信界から引退した人間の話題性はさほど長くは続かない。それがきっかけかどうかは定かではないがらんはげ氏(書くのが面倒なのでRと略させて頂く)は唯我宅を訪問する事にした。

◆ 唯我氏はR氏を知っているわけだがあまり相手にしていなかった。しかし常々馬鹿にされている事は分かっていて、ウチに来るなら許さないと言っていたという。
金バエ氏も唯我氏のネタで盛り上がっていたわけだが、唯我氏が怒って「お前の家に行って話を付ける」と言ったとか。これに対して金バエ氏は「脅迫だ、被害届を出す」と言って警察に駆け込むも被害届は受理されない。
被害がないからである。

◆ 馬鹿にする時には「お前はぶっ殺してやる」と叫ぶのだが相手が反撃に出ようとすると「怖いよ、おまわりさん助けてください」となるのが芸なのか何なのかはよく分からない。
ちなみにR氏も金バエ氏もアルコール依存症仲間である。

◆ その二人が手を組んで唯我氏宅を訪れる計画となった。唯我氏の性格からして敵が乗り込んでくれば必ず手が出ると呼んだ別の配信者は、トラブル回避の為に事前に唯我宅に出向いた。しかしそれを察知したR氏は、邪魔者が居るから今日は行かないと日にちを変更した。

◆ R氏が唯我氏宅に向かったのは平日である。他の配信者が仕事で来られない時を狙ったと言われる。ちなみにR氏も金バエ氏も実質無職で年齢は38歳位ではないかと思う。
続く…


マクドナルド(12/24)
◆ 今年はかなりの数のマクドナルド店舗が廃店となったが、来年は更に経る予想だと言われる。地域別価格なども導入したが不採算店の状況は変わらないばかりか、地代家賃などが経営を圧迫する。

◆ 2015年の上半期における不採算店は9店舗だったそうだが下半期は30店舗以上なのだそうだ。マクドナルドの景気が良い頃には一つの駅周辺に複数の店舗が出来るなどした訳だが、これがファストフード店の一般的な人口あたり店舗数の基準を大きく上回ったと言われる。その為に限られた客を店舗同士が取り合う結果となった。

◆ それでも人気があれば不採算には陥らなかったのだろうが、相次ぐ信用失墜事件などもあって厳しい状態となった。マクドナルドは比較的良い場所に位置している事から、マクドナルドが退店したあとの場所獲得争いも起きているという。つまり場所が悪いのではなくマクドナルド自体が悪かったというわけだ。

◆ 不採算店の閉店という意味ではソフトバンクショップも同様で、新たに出来る店舗もあれば店を閉じるところもある。こちらもマクドナルド同様に客が減っているのだから採算割れが生じる。新規開店の店舗は小規模なところが多いと思うのは、大規模店では家賃負担が重くなりすぎるからではないだろうか。

◆ 場所による差も確かにあってケータイショップが密集しているところだと客数も多い。以前にBlogに写真を載せたのはランドマークタワーの下のモールで人通りは多いが客は皆無だった。確かに観光客が多いのは事実だが付近にはマンション地帯もある。少し離れてはいるがドコモショップだと常に待ち行列が出来ているので、この差は大きい。

◆ マクドナルドと比較されるモスバーガーの経営は比較的安定していると言われるが2013年には売り上げを減少させている。ただマクドナルドのような大きな変動があるわけではなく2014年には売り上げも回復、今年度は前年同月比でプラスに転じている。

◆ 売り上げの絶対値こそマクドナルドの1/3程度ではあり、店舗数はマクドナルドの半分もあるので商品単価の高さなどから利益率が一定以上確保出来ているのではないかと思う。
実際に店舗でハンバーガを食べる場合でもマクドナルドで食べるよりモスバーガーを食べる方が高額になる。ハンバーガの単価自体は似たようなものが多いのだが、マクドナルドはハンバーガが100円などの割安メニューがあるのでそちらに目が行く。

◆ 結局の所安売りが敗因かと思えなくもないのだが、いったん安売りをはじめてしまうとそこから脱するのは非常に難しくなる。安売りハンバーガーを求めて店に来た人は安価な商品しか選ばない。高いハンバーガーを買うならマクドナルドでなくてもいいと店を去る率が高くなる。

◆ これもソフトバンク同様で、キャッシュバックを貰えないなら他の事業者に行くよとなる。ソフトバンクは安い・安っぽいイメージで躍進して来た。実際には他社とランニングコストが大きく変わるわけではないのだがソフトバンクは安い、ドコモは高いというのが世間の見方だろう。しかしそのソフトバンクが思った以上に高かったとすればブランドイメージの優れる他社を選ぶのは当然だと言える。


電話番号(12/23)
◆ 携帯電話の番号、良番を売っているところもある。今までに聞いた番号で良番と言えるのは下4桁が0001とか1234などだ。その電話番号を聞いて最初に思ったのが"本当か?"である。まあ疑うべき相手でもなかったのだが本当の番号か、冗談で言っただけなのか?みたいな。

◆ 覚えにくい番号よりも覚えやすい番号の方が良いというか、伝えやすい番号の方が良いとは思う。以前にも書いたがソフトバンク契約時に貰った番号は覚えやすいものが多かった。
最初に契約した時は特に並びが良くなかったが、2度目に契約した時は0x0-7535-7585だったか。これはしばらくドコモに持ってきて使っていた。

◆ 3度目に契約した時の番号は0x0-33■3-33△3(■と△は異なる数字)で、これは現在も使っている。ドコモ契約初期から使っている番号は数字の並びは良くないが語呂合わせが出来る。本当は覚えやすい番号をメイン契約の番号にしたいのだがそれが出来ない。番号の変更は出来るのだが入れ替えは不可能なのだ。

◆ 契約当初はプリフィクスが現在と違ったのだが今の080や090に変わって090-30xxが最初に使われはじめた電話番号になる。再使用されているので必ずしも契約が古いとは考えられないが、次が090-31xxとなる。携帯電話番号が現在の11桁になったのは平成11年の1月1日である。

◆ 初期の頃の、つまり030から携帯番号が始まっていた当時は通話先携帯電話が通話元から160km(確か)以上離れている場合は040にしてかけ直さなければならなかった。番号をプッシュすればどこにでもかかるというわけではない不便さがあった。
それが11桁化されて090から始まる番号になり、090が枯渇すると080が使われはじめた。そして今は080も無くなってしまい070も使われているはずだ。

◆ 070は当初はPHSが使っていたのだが、PHSの加入者減少などもあって携帯電話番号に含まれるようになった。PHS同士の通話料金の問題などもあって混乱を招くと反対意見もあったが、背に腹は代えられないというか番号が不足してきたのだから仕方がない。0x0番号としてはIP電話が050を使っているが通常の加入電話もIP化されていくわけで、今はさほどの違いはなくなっている。

◆ 私はドコモ歴が長いので現実的な不具合は余り感じた事がなかったのだが、携帯電話が広まりはじめた当時は事業者間の接続が出来ていないところもあって○○の電話からは××にはかからないみたいな時期があったはずだ。今でも特番への通話などに制限があるし、着信側で制限を加えている場合がある。

◆ USJだったか、0570と060の番号があるのだが携帯からだと0570にしかかける事が出来なかったはずだ。060にかかれば通話は無料なのに、何故0570にしかかからないのか不思議である。
060にかけると携帯からは通話が出来ない旨が案内される。

◆ 通話定額が一般的となって0570から始まる番号のみを案内する企業は減少傾向にあるのだがUSJのポリシーは疑問と言わざるを得ない。
通話料無料番号であれば制限を加える事も分からないではないが060番号なので通話量は発呼側負担の筈だ。0570で代表を組んでいると一般番号で組み直すのに事務的手間がかかると言う事はあるのだが、通話無料の適用されない特番はやめて欲しい。


防水(12/22)
◆ スマートフォンを使い始めてiPhone以外は全て防水なのだが、いわゆるキャップレス防水モデルはXperia Z4が初めてである。使ってみるとこれが結構便利で、そのもっとも便利な点はイヤフォンの抜き差しだったりする。Bluetoothイヤフォンをお使いの方なら何ら不便は感じないと思うが、たまにしかイヤフォンを使わない、そしてそれが有線接続の場合は気になるところだ。

◆ 防水モデルでカバー付きの場合はまずそれを開けてからイヤフォンプラ差し込む事になるのだが、これが結構面倒というかキャップが外れにくい。浸水阻止の為にきっちりと挟まっているカバーを開けるのは面倒なのだ。

◆ USBケーブルも同様で、XperiaAはクレードルで充電するのでイヤフォンカバーのような面倒さは余り感じないものの、PCと接続するとか単体で充電する時にはカバーを開けなければならない。

◆ それに対して非防水のiPhoneやキャップレス防水のXperia Z4は楽である。もっともイヤフォンやUSBコネクタを挿した状態での防水性は確保されないとは思うのだが、これはキャップ付き防水でも同じ事だ。キャップを開けるというほんの少しの手間が無くなるだけでずいぶん違うものだなと実感したのである。

◆ iPhoneが何故防水化しないのかは謎というかAppleのポリシーなのかも知れないが不便である。スマートフォン=防水というイメージが広がる中でiPhoneも防水に違いないと思っている人も居る。iPhoneは防水ではないよと言っても信じてくれない。だったら水に浸けてみろと、さすがにこれは言わなかったのだが彼にしてみれば「Appleに限って非防水などと言う事はあり得ない」訳だ。

◆ Xperia Aはキャップ付き防水で、スクータで出掛ける時に充電の為にキャップを開けるのに難儀した。かじかんだ手で小さなキャップを開けるのだが、爪も切ったばかりで中々引っかかってくれなかった。部屋の中でいじる分にはなんという事のない作業なのだが、かじかんだ指先には辛い事になった。

◆ N-07Dは3.5φのイヤフォンジャックではなくUSBコネクタと変換ケーブルを使うタイプである。従来型ケータイの頃もそうだったが日本製は独自ものを使う。N-07D用の変換ケーブルなどどこにしまったのか既に記憶になく、おそらく今後イヤフォンを挿せないスマートフォンとなるだろう。

◆ 3.5φの端子を持たない方が小型薄型化は出来ると言っても不便になる。その点で当初から3.5φのイヤフォンジャックを備えていたiPhoneは評価出来る。小型ラジオなどでは2.5φジャックを使う機器もあるが、ポータブル音楽プレーヤなどと同じ3.5φをiPhoneは使った。

◆ 専用コネクタというとHDMI関係もある。今はほとんどがmicroUSB端子に変換ケーブルを接続する方式だと思うが、富士通製の一部モデルは専用のコネクタだった。iPhoneもHDMI出力させる事が出来るが、本体からはその信号が出ていないので変換ユニットを外付けする必要がある。と言っても小さなものなのでさほど邪魔にはならないが値段は高い。


出来事色々(3)(12/21)
◆ 昨日も少し触れたが動画配信者を見始めたのは自転車で関西から関東まで走っている人がきっかけになった。見てみると意外にそうした人は多くて東京から関西まで徒歩で移動する配信だとか、日本一周する人だとかもいる。

◆ 勿論家で雑談しているだけの人も居るのだが、外に出て何かにチャレンジする事で視聴者数が増え、支援金(受信料とも言う)を振り込んでくれる人が増える。旅の先々でグッズなども売れるのでその収益もあり、結果として働かずに長旅が支えられる訳だ。

◆ 常時千人くらいの人の集まる配信者は、それによる収入が十数万円から数十万円になるそうだ。一般的にはオリジナルステッカーの販売などで生計を立てる訳で、ステッカーは安く売っている人で5百円程度から、千五百円、印刷はがき3枚千円という人も居る。

◆ あからさまな金くれ放送は乞食防止法違反になるのだが、結構カネくれ金くれと言っている人もいる。配信業を名乗る石川典行氏は有料チャネルを持っている時には、その収入が月間70万円くらいだったそうだ。
しかし「森ドン」事件によってチャネル抹消となり、今はオリジナルグッズ販売がメインとなっている。

◆ と言っても有料チャネルを持っていた程の人気者?なので、パーカーなど1万円近いものが数百枚は売れるというのだ原価を差し引いたとしてもそこそこの収入になっているに違いない。
こうした配信者は従来はニコ生を活動の場としていたのだが、最近は続々とツイキャスに移ってきている。

◆ ニコ生も起死回生策を考えているようだが、配信者も視聴者数も減少しているとの事だ。
ツイキャスの視聴者は8割がスマートフォン利用だそうでPC比率が低い。ニコ生もスマートフォンで試聴は出来るが、アプリ自体の出来が悪い事などもあって扱いにくい。
アンケートなどでもニコ生アプリの評判は悪く、分かりにくいとか追い出しが起きる(これはPCでも同じ)、有料会員になれとしつこい、広告が多いなどが不満点としてあげられていた。

◆ ツイキャスの方は高画質配信への対応なども行いPC配信で外部ツールを使うと従来よりも高画質高解像度で配信出来る。ツイキャス利用者は1千万人(moi発表)だそうで、認識度も上がってきたのかも知れない。
ニコ生が中年利用者が多いというか、ニコ生開始当時は若かった人がそのまま歳をとったとも言うのだが、そうした人が多いのに対してツイキャスは中高生などが多いと言われる。

◆ 世代が違うので放送のスタイルだとかそのサイトにおける風習的なものも異なるわけだが、一般的に言われている事とすればニコ生配信者がツイキャスに来てもそこそこ人が集まる。逆にツイキャス配信者がニコ生に行くと相手にされない。

◆ 年末年始に東京から北海道まで自転車で移動する人がいる(全て陸路かどうかは不明)ようなので、正月の見飽きた特番の代わりにこれらを見るかも知れない。配信サイトはツイキャスになると思う。
今年の正月はライブ配信などは全く見ていなかったので、いつもとは違った楽しみになるかも知れない。


出来事色々(2)(12/20)
◆ 今年はDoS攻撃に悩まされる事もなく、サーバ停止は2度だけだった。これは原因不明の停止というかサーバ自体は動いていたがネットワークが切断された状態だった。
もう一度の停止は定期メンテナンスで原因はハッキリしている。ネットワーク切断でNTPサーバへの接続が出来なくなりサーバ時間が狂ったが、それに気づくまでに時間を要したのは私のミスである。

◆ 広告関係は従来通りなのだがGoogle広告のクリック率というか収益が減少した。これも原因は不明である。広告掲載位置等は変更していないので、広告自体の魅力が無くなったかGoogleのアルゴリズムが変更されたかだ。アルゴリズムなどは非公開なのでよく分からないのだが、同一IPからのクリックがカウントされにくくなったとかCookieの寿命が延長されたからだと書いているページもあった。

◆ 同一広告の再クリックがカウントされにくいと言ったって、一度その広告をクリックすると同じ広告が表示されるではないか。Cookieなどをクリアすると変化するとは思うのだが、これだとインプレッション数は上がってもクリック時の広告単価は上がらないという事になる。インプレッション数が上がると言う事は広告認知度が上がる事であり広告主にはメリットになる。

◆ 広告主にメリットを出す為の課金アルゴリズム変更かとも思うのだがどうなのだろうか。
楽天などだと広告主からは100%の広告代を取りアフィリエイターにはその半分しか払わないというずるい事になっている。以前から書いているように確定率が5割程度しかない為だ。これは購買商品の5割がキャンセルされている事になるが、実際そのような事はあり得ない。

◆ Amazonも広告を出しているが楽天よりも絶対的にマトモである。確定率もほぼ100%なので全く問題はない。楽天からAmazonに移る人が多いと言われるのも企業信頼性の違いではないかと思うし、付帯費用などの点でAmazonの方が同じ品物を安く売れるのも事実だ。私は楽天でもAmazonでも品物を買うのだが、最近はAmazon比率が上がってきた。

◆ 検索に関してもAmazonの方がマトモで騙しなどが少ない。楽天の検索で価格順などにしようものなら、およそ関係のないものが出てくるのには参ってしまう。Amazonも中華企業などの問題は抱えているというのだが、購買側が比較的認識しやすいように表示されているので注意すれば納期が異常にかかる(海外発送など)事も分かるのではないだろうか。

◆ DoS攻撃が無くなったのでバックアップサーバは解約したままで再構築はしていない。従って月間2台分のサーバ費用を支払う必要こそなくなってはいるのだが、こうした費用を広告代でまかなうのは中々難しかったりする。この辺りは全てのホームページ運営者に言える事だとは思うのだが、この不景気の中では何かと大変なのだ。

◆ 今年は動画配信者に関しても度々触れているが、彼らはグッズ販売収入やリスナーからの寄付というか支援みたいなもので生きている。有料チャネルを持っている人の中には月収(年収ではない)数百万円を手にする人も居るようだが、ごく一部だ。


出来事色々(1)(12/19)
◆ Blogでは既に報告している通り楽天退店も一つの出来事だった。確かにヤフーショップよりも売り上げは上がったのだが付帯費用が大きすぎて儲からない。むしろ売り上げの絶対金額自体は小さくても費用のかからないヤフーショップの方が儲かるのだ。

◆ 売り上げを上げる為には広告を出せ、メールアドレスを買ってメルマガを出しまくれとコンサル氏は言うが、これにも当然カネがかかる。
もう一つはズルい商売をする事で、たいした値引きでもない品に5割引の値札を貼り付ける、カテゴリ違いの所にも出品する、商品と関係が無くても検索ワードに引っかかりそうな文言を背景と同色文字で入れるなどを行わなければならない。

◆ こうした楽天商法を実行すれば売れるのかも知れないが、買う側の立場としてみたらどうなのだろうかと思ってしまう。プリモトルテはリピート率が結構高く楽天退店後はヤフーの方で品物を買って頂いている。

◆ コンサル氏は売れているショップをマネしろと言う。その意味は、そうした楽天手法を導入しろという意味なのだ。決してダイレクトにインチキしろとは言わないが、インチキしているショップ名を知らせてくる。
競争に勝つ為には汚い事も平気でやるのが楽天流ではあるし、そうして儲けていかなければならない事も分からないではないが馴染めなかった。

◆ 広告に関しても散々売り込まれたのだが広告効果は非公開だそうだ。その広告の部署同士の争いも激しく、A部署ではB広告は全く効果がないからA広告にしろと言い、B部署では反対にA部署の扱っているのは売れ残りの広告枠なので効果はないよと言う。いったいどちらを信じたらいいのかだが、結局どちらも信じられないのが楽天なのだ。

◆ こうして1年近くが経過して退店を決めるのだが、ここでスペシャルプランの提案を受ける。月額費用が無料の代わりにロイヤリティ部分を増額したもので継続しないかと。
しかしこれ、あくまでも口約束で文書による契約は出来ないという。楽天の口約束が信じられない事はBlogにも書いている通りであり、さらにロイヤリティ部分で集金されれば儲けが出ない事にもなる。

◆ この話も当然断って退店するのだが、退店前に解除したはずのオプション料金が請求されてくると言う事件もあった。こちらは解約されている事を確認しているのだが、楽天は解約されていないという。退店後はシステムにログインする事も出来ないのでオプションの解約は立証出来ない。

◆ 実はこのオプションの解約時にも、自動再契約されてしまうのではないかとBlogに書いているが、まさにそういう事なのだ。ちなみにこのオプションは強制オプションであり、このオプションを契約しない場合は強制退店になる。強制オプションはオプションに非ずだろうと言ったところで楽天は「オプションです」としか言わない。

◆ 他にもEdy支払いは拒否出来ず(システム上は「使わない」を選択出来るが、自動的に「使う」に戻る)、Edy支払いが起きるとEdy処理費用として月額700円を取られる。Edy支払いでの売り上げが月間70万円あれば手数料は0.1%になるが、7千円しか無ければ10%も取られてしまう計算だ。ちなみにEdy支払いの売り上げなどそんなに高額にならないであろう事は想像に難くない。


次世代通信規格(12/18)
◆ どんな業界でも同じだとは思うのだが、通信業界も常に新技術を追求していかなければならない。研究開発や新規格に対する投資を怠れば、すぐに取り残されてしまう。
しかもPDCの頃と違って今は国際規格である。事業者もメーカも競争相手は世界中に転がっている。

◆ NECはPMCがスマートフォン事業から脱落していったのも、こうした競争の中で十分な収益を上げられなかった為だ。事業者納入という安易な道から脱せ無かった為に競争力自体を失ってしまった。
NECやPMCは電気・機械ものの話になるわけだが、同じ事は農業などにも言える。補助金などで生かさず殺さず的立場に追われている業種は競争に弱い。

◆ NECやPMCが頑張ろうとするならば海外生産などでコストを下げる事は十分に可能だったはずだ。大量生産でコストを抑えその中でも信頼性を確保するのは日本の産業の得意とする所だったはずだ。しかし長引く不況の中では事業撤収を選ばざるをえなかったのだろう。

◆ MVNO事業者向けのSIMフリースマートフォンの需要も高まっている訳で、こうした分野に出て行く事も出来る。もっとも従来のNECやPM的な事業方針ではダメスマホの烙印を押される。高機能などを狙うことなくベーシックだが高信頼性でトラブルの少ないモデルが設計出来れば面白い。

◆ 結局日本のメーカは、スマートフォンに限らずなのだが目新しい機能など付けてそれでカタログを飾る。最近の韓国製もこの傾向は見られるのだが、それによってそのモデルがどのくらい選ばれるのかというと疑問だ。iPhoneを手本にとは言わないのだが、必ずしも高機能が万人に受け入れられるとも限らないではないか。

◆ iPhoneに関してはゼロ円販売をやめるとすぐに販売ランキングが落ちてしまう程なので価格相応みたいな部分もあるのだが、スタンダード機能で低価格なモデルも、長引く不況の中では需要がある。

◆ こうしたメーカの立場にしてみても通信規格が新しくなれば多大な代替需要が見込める。
対応周波数帯が変わればそれに応じたモデルが売れていく。ただし通信速度に関しては、現状のパケット代では重視されなくなってくるはずだ。高速通信が可能であったとしてもそれを活かした大容量コンテンツの利用に通信料がかかるとなれば利用を控えざるをえない。

◆ 5Gでは単に通信速度アップだけに留まらず、モビリティ重視や低遅延を活かすなどそれぞれの利用シーンに合わせた通信が行えるようになる。勿論利用者がそれを意識する事はない訳だが、何も意識することなく便利に使える事が本当の便利な機械ではないだろうか。

◆ 5Gのプロトタイプが2020年頃ではないかと言われる。普通の人が2〜3年でスマートフォンを買い換えるとすると、2〜3回目の買い換えで5Gの文字が見えてくる事になる。
もちろん5Gで終わるわけではなく5Gのサービスが安定してきた頃には6Gの規格が出来上がる。
人口減少の日本において各事業者の収益や投資環境はどうなるのだろうか。ドコモやKDDIがモバイル事業をやめるとは考えられないが、今のペースで加入者減が続けばソフトバンクは相当厳しい状態に陥ってしまう事になる。


移動体通信業界(12/17)
◆ 移動体通信業界は今年も動きが激しかった。
その中でも注目度が高かったのはソフトバンクの連続純減ではないだろうか。過去にはドコモも純減に陥った事はあったが四半期合計での純減は例がない。
ソフトバンクは数を追わない事にしたと言っていたが負け惜しみにしか聞こえなかった。

◆ ゼロ円販売の是正などは口にしたもの、結局は競争の中でゼロ円どころかキャッシュバックも出さざるをえない状況になった。
月末などを中心に多額のキャッシュバックを積み上げる販売店も増えるのだが、純増には至っていない。ただし第1四半期よりもそれらの効果が多少は出た感じであり、今後キャッシュバックの積み増しを継続していけば純減数は減少する可能性がある。

◆ PHSも携帯各社が通話定額プランを作った事によってメリットが失われた。ソフトバンクでは巻き取りを行うと共に在庫モデルなどの投げ売りというか0円で持って行けみたいな事も行っている。YMはMVNOとの競争となっているのだが、ソフトバンクよりもイメージが良いとあって新規加入者を稼げていると聞く。

◆ YMでの純増分を第2四半期からは"主要回線"と位置づけて数字を作っている。タダSIMなども契約時には"スマートフォン用なので主要回線"であり、解約時は"低ARPU回線なので非主要"に切り替えているが解約率は余り低下しない。

◆ ドコモはCAの前倒し拡大が今年のニュースと言えるだろう。3キャリアCAも開始して、対応モデルは1機種だけだが300Mbpsのうたい文句を手に入れた。auも700MHz帯を使った3CCAやWiMAX2+のエリア拡大で都市部においても高速通信が出来るようになってきた。

◆ auはMVNO利用者利用者の拡大も無視出来なくなったとして力を入れはじめてはいるのだが、au系MVNO事業者でauスマートフォンを利用する時にもSIMロック解除が必要としたところがいかにもauらしい。
この辺りはインセンティブや過度のキャッシュバック販売が是正されれば意味の無くなる事だ。

◆ その販売方法をめぐって、あるいは通信通話料金の低減に政府が口を出した。ライトユーザに割高な料金体系やインセンティブモデルの是正が可能になるのかどうか、議論は続く。
そもそもは分離プランの実現で端末販売と通信通話契約は分離されたはずだった。しかしソフトバンクのみがインセンティブモデルを継続した為に再び全社インセンティブモデルに戻ってしまった。

◆ そのソフトバンクが一人脱落した今こそ分離モデルの再実現が可能なのかも知れない。勿論そうなればソフトバンクの加入者減は加速する事になるだろう。
ソフトバンクはスプリント問題にも苦労している。スプリント買収当時からネットワークの改善が出来たなどと言っていた。ソフトバンク的手法で急速にネットワークを改善したと。しかし実際には手つかずだったようで、他社のネットワークに追いつくまでに数年を要すると言い直した。と言っても他社が足踏みして待ってくれているわけではない。スプリントが追いついたと思った頃に他社はさらに先の方を進んでいるのではないだろうか。


ソフトバンクの保証(12/16)
◆ ソフトバンク版のiPhoneを使っている人がいるのだが、iPhoneを落として壊してしまった。起動はするのだがカバーガラスが割れてしまったのでうまくタップ出来ない。
ソフトバンクの安心保証パックには入っていると言う事でソフトバンクに問い合わせたらしいが、結局修理は諦める事にしたそうだ。

◆ 理由は修理代が約4万円と高い事である。安心保証に入っていても修理代金の4万円は一括で払う必要がある。では何が保証されるかというと、修理代金の8割相当が分割払いで月々の支払額から引かれていく。ソフトバンク的にはカネがないから分割支払い、合わせて解約も阻止したいと言う事だろうが酷いものである。解約阻止は、解約してしまうと保証パックの返金自体も行われなくなってしまうのだ。この返金に要する期間は半年程度と決して短くはない。

◆ こうして保証を使わせない事で毎月の保証料は丸々儲けになる。ちなみにドコモやauの場合は保証が効いて支払額そのものが少なくなる。
というかこれが当たり前だろう。様々な面において当たり前ではないのがソフトバンク式であり、こうした点が世間に広まって純減に陥るというごく当たり前の流れだ。

◆ iPhoneを壊してしまった人も直すならMNPで他事業者に移りたいと言うのだが、実はローン縛りが重くのしかかってくる。SIMフリーのスマートフォンを買ってきてSIMを入れ替えて使うにもソフトバンクの場合はiPhone専用SIMだと言う事でそれは出来ないらしい。
保証パックを解約しようとしたのだが、途中解約は出来ないと言われたそうだ。勿論これは嘘で途中解約も出来ると思うんだけどソフトバンクは違うのだろうか。

◆ まあソフトバンクを選んだのは自分なのだから仕方ないというか、そうとしか言えないが悲劇ではある。スマートフォンを買う時には壊す事は予想しないだろうし、壊れても保証サービスに入っているから大丈夫だろうと思うわけだ。
しかしこれはドコモとauにしか通用しない事を多くの人は知らないと思う。

◆ 従来はiPhoneを使いたいから仕方なくソフトバンクと契約したという人が多かったと思う。
そして何事もなければそのまま機種変更などを繰り返して今に至っているわけだが、何かこうした事があると二度とソフトバンクとは契約しないと思い始める。auを超える多額のキャッシュバックを払っても新規加入者を獲得出来ない事が現状を表している。

◆ 最近はキャリアメールを使う人も多くはないのだがソフトバンクはi.softbank.jpにしても容量制限が厳しいので写真の添付などは蹴られてしまう。ソフトバンクを使っている周りの人間はソフトバンクから脱したいというのだが、タダSIMやルータなどの契約時期がバラバラなのでそれらを全部解約して行くには時間がかかる。

◆ このタダSIMの解約が意外と厄介だという話も聞いた。使わないから要らないと言っても解約に応じてくれず、無料のものは解約出来ないとまで言われたそうだ。これは直営店に持って行く事で解約出来たらしいのだが、普通の人が無料だから解約出来ない、解約する必要はないですと言われればそのままにしてしまうのではないだろうか。


TeamViewer(12/15)
◆ PCのコントロールに従来はVNC系のソフトを使っていた。それ以前は従来型ケータイからPCをコントロール出来るアプリも使っていた。VNCは何種類かあるのだがいずれも一長一短みたいな所があったのと、WindowsXPで使えたものがVistaやWindows7ではうまく動かなかったりした事もあった。サービスが落ちてしまって接続できなくなったこともあった。モニタもキーも付けないで使っているPCでリモート制御出来なくなるのは最悪の事態である。

◆ TeamViewerは当時も知っていたのだが操作性が今ひとつ馴染めない事もあって使っていなかったのである。が、やがてTeamViewerを使い始めた。VNCはセキュリティ面で心配があった事が大きく、VNCのポートに対するアタックの痕跡もあった。パスワードの暗号化は可能だったのだがバージョン間の不整合などでこれもトラブルがあった。

◆ TeamViewerもVNCもスマートフォンのアプリがあるのだがTeamViewerはスクロールの概念がVNCとは逆なので最初は戸惑う。画面の拡大などもちょっと違う。勿論メリットもあって日本語が完全に通る(VNCは不完全)事やファイル転送(VNCでも可能だがうまく行かない事もある)の安定性などにメリットを感じた。

◆ TeamViewerはルータでポートを開けておく必要がない。TeamViewerは定期的に、つまりNATタイマがタイムアップしない程度の時間ごとにパケットを飛ばして接続を維持している。現在は良くなっているのかも知れないのだが、従来はそれが頻繁にかつ異なるポートで行われた為にルータのNATメモリをかなり食ってしまっていた。

◆ 家庭用のルータでTeamViewerを使い、ポートを沢山使うネットゲームなどを開こうとすると色々不具合が起きた。これは改善されている可能性もあるがパケットの間隔などは設定出来ないようだ。VPN接続も可能となっているが設定した事はない。以前はLAN間接続の場合に特別な設定、つまり外部にパケットを出さないようにする設定があったと思ったのだが現在はなくなっているようだ。

◆ VNCは音は通らなかったと思うのだがTeamViewerは制御対象PCの音も伝達されてくる。有料版だと更に使える機能が増えるのだが、有料版は7万円台から30万円台と個人が使うような価格ではないし7万円台のライセンスでも200台のコントロールが可能となっているので業務向けである。

◆ 無料版だとセッションを切る度に宣伝が表示されるが、これはAutoHotKeyなどを使うと自動消去出来る。まあ無料だから仕方がないのだがダイアログが残りっぱなしになる(増えていくわけではない)のが気になるところではある。有料版ならば煩わしいウインドゥは出ないと思うので個人向けの有料版、つまりあのウインドゥが出ないだけのパッケージがあっても良いと思う。

◆ スマートフォンからの操作感は、今は回線速度も速くなったので不満はないが遅いPCの場合はPC自体の負荷で遅くなる。ATOMプロセッサを使ったPCではPC-PCで操作してもかなりの遅れが感じられ、それはそのPCをローカルで制御した時よりも遅い。TeamViewer自体がメモリとCPUパワーを食うのが原因だろう。


掃除サービス(12/14)
◆ ルームクリーニングサービスは市場拡大もあって参入企業が増えた。掃除は自分でするものという概念から当初は中々サービスが浸透しなかったようだが、風呂やトイレあるいは換気扇などの掃除しにくい部分から始まって、家全体のクリーニングを頼む人も増えてきたという。

◆ 年末の大掃除シーズンはルームクリーニング業者の売り込みも盛んになるのだが、業者とのトラブルも増えているそうだ。見積もり内容と作業が異なるとか、出来映えが満足出来ない、事前の調査不足による追加料金の発生など、依頼側が慣れていない事もあるのだろうが契約内容や作業内容には慎重になって欲しいと国民生活センターは呼びかけている。

◆ 高齢者世帯などでは掃除も大変、高いところにあるエアコンや換気扇のクリーニングなどを頼もうという人も多いようだが、リフォーム詐欺同様に要らぬものを売りつけられたり地震の時の家具転倒防止の棒などを高額で売られる例もある。突っ張り棒は天井が強固な建物だと効果があるが、一般木造家屋の天井では突っ張ると天井が持ち上がってしまう場合もある。

◆ 出始めの頃は高かったが今や100円ショップでも売られているシリコン製の店頭防止材などもそれら業者から買うと結構とんでもない価格だ。これは引っ越し業者も同様で、引っ越し屋によればそれらオプション品の販売で利益を出すのだとか。

◆ そもそもお金に余裕のない人は自分で引っ越しをしたり自分で掃除をする。それを外注するのだからお金がある→色々買って貰える可能性があると某引っ越し屋は言っていた。表向きの料金は競争が激しいので安価にせざるを得ないが、そうした付帯部分で稼ぐ訳だ。

◆ エアコンの取り付けなどでも同様にエアコンそのものは価格競争があるので安価にせざるを得ない。工事費も表向き価格は安価表示とするのだが、設置場所が云々で千円増しとか2Fに付ける時には2F料金がかかるとか、ドレンパイプに昆虫侵入防止の網を付けると千円かかるとかでどんどん高くなっていく。

◆ これらを納得して買うのなら何ら問題はないが、見積もり時には含めず現地でどんどん価格を上げられたのではたまらない。
スマートフォンの販売でもmicroSDカードがスマートフォン本体以上の価格でローンを組まれたりする訳で、それもその場で説明が無く家に戻って明細を見て気づいたみたいな話は後を絶たない。

◆ 結局の所大手の掃除業者は価格は高いが騙しは少ないというわけで、信頼を金で買うみたいな所はある。本来であれば作業品質にカネを払うべき所なのだが仕方がないか。
ある人もソフトバンクで色々オプションを付けられて大変だったと話していた。ソフトバンクは安いから仕方ないよね、ドコモなら安心だけど高いんでしょ?と言っていた。

◆ 実際に月額料金を聞くとドコモと変わらなかったので特別な割引にはなっていなかったようで、それを告げると2年後にはドコモかauにしようかなと言っていた。まあキャッシュバックとかで得をしている可能性もあるのだが、本人余り詳しくないようで何にいくらかかっているのかよく分かっていない風だった。


Xperia Z4(12/13)
◆ 今年は夏にXperiaZ4に買い換えた。これまで使っていたXperia Aの2年ローンが終わった事もあり、Wi-Fi系の不調も要因ではある。Xperia Aを何故分割で買ったのかは覚えていないのだがXperia Z4は一括で買った。

◆ 機種変更に伴い自動的に新料金プランになり多少割高にはなったのだが長期契約割引によって極端に変わったわけではない。ただしデータ使用上限はこれまでの7Gバイトから2Gバイトに激減した。なので実質的にはかなりの値上げとなっている。

◆ 確かに通話は無料なのだが、そもそも月間通話量などさほど多くはないし、従来はFOMA契約の無料通話分を分けて貰っていたのでほとんどメリットがない。通話の多い人は従来プランより安くなっているのかも知れないが私にとって新料金プランは値上げだ。
総務省が料金低減に向けた努力をしなさいと言い始めたのもこの辺りの事情があると思う。

◆ ライトプランもその後出来たのだが、組み合わせ可能なデータプランに制限がある事もあって必ずしも安くはならない。ライトユーザはMVNOに行きなさいと言われているようなもので、確かにそれは真なのである。

◆ mineoも契約した。キャンペーンで9ヶ月無料である。初期費用と初月の日割り料金はかかるが、その後は月額2円である。mineoのSIMはXperia Aに入れて使っている。データ上限は1Gバイトなのだが繰り越しが出来るので2Gバイトまで貯まっている。
Xperia Aを持ち歩く機会はそう多くはないのだがデータ通信を使いそうな時にはXperia Aを使うか、あるいはテザリングしてXperia Zで使っている。

◆ 通信速度はドコモネイティブよりも遅いのだが、極端に遅い事もなく普通に使えている。
混雑時間帯などは更に遅くなる可能性もあるが今のところは気になっていない。
iPhoneを最初に契約した頃のソフトバンクの遅さに比較すれば天国である。ちなみにソフトバンクも速いところでは速いのだが、ムラが大きい為に移動中などはかなり引っかかる印象だった。

◆ Xperia Z4はXperiaAよりも動作速度は速いのだが、使っていれば慣れてくるので比較しない限りは特別な感じはしない。ただ画面の大きさは見やすさにつながるので、この点は差を感じる。最近では安価なSIMフリーのスマートフォンも増えてきており、それらに興味がないかと言えば嘘になる。

◆ Windows10搭載のスマートフォンも安価に発売されている。iOSとAndroidがほとんどを占めるスマートフォンのOSの中でWindows10はどこまでシェアを獲得出来るのだろうか。
以前に少しだけ触ったWindows搭載スマートフォンは動きも軽快で悪くなかった。iOSに比較するとリソースを多く必要とする(その分機能も多いのだが)Androidに対してWindowsが軽く優れていれば面白いと思う。

◆ MVNO事業者は成長期にある。格安SIMとして少し特殊なイメージもあったが、最近では実店舗を構える事業者もあって一般化してきている。
MVNO事業者と安価なSIMフリースマートフォンがMNOのあり方や料金、各サービスでの縛りまでも変えてくる感じがある。


1.5GHz帯(12/12)
◆ 事実上日本でしか使われていない1.5GHz帯はKDDI/ソフトバンクのBAND11とドコモに割り当てられたBAND21である。
規格には入っているが他国が使っていない、いわばローカルバンドだ。

◆ 1.5GHz帯は900MHz帯の上にあるバンドでありさほど使いにくくはない。旧EMは1.7GHz帯は2GHz帯よりもずっと使いやすいといっていたように、わずかな周波数の差でもエリア設計などは異なってくる。

◆ 1.5GHz帯が使いやすいといっても日本でしか使われていないと対応デバイスなどの点で不利になる。じゃあ世界に使って貰おうよと言ったところで各国の電波事情や利権が絡むので簡単にはいかない。その周波数の伝搬特性等々のデータを出して、みんな使ってよと国際会議でアピールするしかない。

◆ その1.5GHz帯がWRCで国際バンドとして規定された。まあWRCで規定されるのはRFCに書かれるようなものなので強制力だとかそういうものではない。ただ1.5GHz帯が今後様々な国で使われはじめるトリガにはなると思うし、各国が再編あるいは規定しようとしている周波数帯にインパクトを与える。
今すぐではないがトランシーバチップの1.5GHz帯対応化やグローバルモデルでの対応なども進むだろう。

◆ 日本ではドコモとKDDIがLTE用として運用しておりAndroid端末などで利用出来る。ソフトバンクは3G用のまま放置状態だっが、国際バンド化もあり再来年にはLTE転用が始まる。
ソフトバンク的にはiPhoneが1.5GHz帯に対応するか否かと整備に必要な金額が膨大にかかる点が気がかりだろう。

◆ ドコモは15MHz幅があるので112.5Mbpsのサービスが単一周波数で可能だが、auとソフトバンクは10MHz幅である。もっとも現在ではCAが普通に使えるので単一周波数で使うと言うよりも全体のトラフィック分散という意味で使える帯域は広い方が良い。

◆ 主要先進国で1.5GHz帯を使う可能性があるのはドイツくらいだろうか。ただ各国共に新周波数帯の規格化には名乗りを上げている。ただしそれが規格化されるかというと中々そうは行かない。使う事はダメとは言わないけど勝手にやってね的な感じで、これを片っ端から規格に載せていたのでは規格化の意味すら失われてしまう。

◆ 周波数帯は同じでもFDDの上り下り周波数が異なったり、わずかに周波数が違うなどもあって複雑なのだ。これも最初の規格時点で決まっていれば各国共にそれに従わざるを得ないのだが、その国の事情や電波法の絡みもあるし、既存無線局があれば再編にかかるコストの問題になる。

◆ そうした中で規格に書かれた周波数が国際バンドとして認められる意味は大きい。ある国が移動体通信用の新たな周波数を割り当てようと考えている場合、候補がいくつかあれば国際バンドを選ぼうとするのは当然である。
1.5GHz帯は比較的使いやすいバンド=既に他の無線局が使っている可能性の高いバンドとも言える。

◆ 衛星通信でもGPSの1.4GHz帯やインマルサットの1.5GHz/1.6GHz帯などがある。従って特に先進国において1.5GHz帯を移動体通信に転用するのは難しいかも知れない。ただ国民の利便性だとか経済効果を考えた場合にどうなるかだ。


低減税率(12/11)
◆ 消費税率10%化と税率低減の範囲に関して議論が続いている。税率が低減された場合でもその税率は8%であり非課税になるわけではない。
外食の消費税は10%だが弁当屋は食材と見なされて8%になる可能性があるなど、どこで切り分けるのかは微妙だ。

◆ 持ち帰りも出来る牛丼屋や餃子屋、吉野家で牛丼弁当を買って店内で食べたらどうなるのか、マクドナルドをテイクアウトで買うと価格が変わるのかなど。実際には価格が変わらなかったとしても納税額は異なってくる。

◆ マクドナルドは年々売り上げを落としているが、直近でも約2.2千億円の売り上げがある。税率2%の違いは44億円にもなる。
企業の納税額は仕入れで支払った税額が引かれるので税額そのままではないが、財務省としては外食産業=10%税率で計算しろと言うだろう。

◆ 持ち帰りではなく出前のケースなどもある。
ファミレスなどでは出前のサービスを行っている所もあるが、これはどうなのだろうか。財務省は自分たちこそ法律だとばかりに課税する。以前にも書いたがF&Fサーバの利用料金は年払いしているのだが、年払いしているにも関わらず税率アップの時期までさかのぼって追加料金を取られた。
既に支払い済みのものにまで追加課税してくるのだからたまらない。

◆ 加工食品は軽減対象になったのかな。これにしても何を加工と言い何を加工と言わないのかで、魚丸ごとなら非加工だけれど切り身にしたら加工だろうと財務省が言わないとは限らない。結局の所経済の回復が思わしくないので軽減の話になる。いわゆる低所得者層比率が低ければ個別補助や給付でも行けそうなのだが今はそうではない。

◆ 税率低減効果は消費額に比例するので高額所得者程恩恵が大きくなる。消費税自体は消費に比例して税を徴収する訳なので、それを低減するのだから所得に反比例するのは当然だ。
税の仕組みを複雑にするとそれに伴うコストがかかる。設備投資という形であれば経済に貢献するのだが、単に手間が増えて動労時間が延びるだけだとメリットは少ない。

◆ そもそも税率を上げるのは景気の良い時に行う事であり、それは景気の過熱を抑制する効果もある。しかし今回は景気が悪い中でこれを行うのでうまく行かないのは当然だ。
税率低減を行うと1兆円前後の減収になると言うが、おそらく税率アップに伴う売り上げの減少分は見込んでいないだろう。

◆ 結局消費税を上げたところで税収が思うように上がらず、税率の再アップとなるのだろう。
財務省というか政府は景気が悪化しようが人口が減ろうが毎年予算を増やし続けている。予算を増やす事が仕事だという通りなのだが、その考えが改められない限り増税は続く事になる。

◆ 予算不足を福祉予算増大の為だと言うし、勿論それも大きいのだがそれなかりではない。
そもそも年金を溶かしてしまったのは公務員連中ではないか。公務員給与を1割下げれば税率軽減の予算など簡単に捻出出来る。1割給料を下げたとしても民間企業より余程高いのだから何ら問題はない。


200MHz帯(12/10)
◆ NOTTV撤退によって事実上200MHz帯が空く事になる放送用周波数としては残ると思うのだが、そこに再参入する事業者がいるとも思えない。今さらKDDIがMediaFLOでとも言わないだろう。

◆ 移動体通信用の周波数としては中国が主張して規格に加わった400MHz帯があるがLTE用としてではない。周波数が低くなると広帯域を確保する事が難しくなる。例えば200MHz帯で20MHz幅を確保すると搬送周波数に対して1割にもなるが、これが2GHz帯だと割合は一桁下がる。

◆ VHF帯は空間減衰量が低い事や反射回折などの関係で遠くまで電波が届きやすい。ページャなども200MHz帯を使っていたし航空無線も100MHz帯を使っている。ちなみに航空無線はAM(振幅変調)が使われていて、これは混信時にも完全にブロックはされないからだとか。FMの場合は弱肉強食なので混信があっても強い方の未受信が出来る。

◆ 放送関係ではディジタルラジオの話だとかもあるのだが、結局の所現在においてはIP放送やそれによるオンデマンド放送などに人気が集まる事になる。情報源の多様化によってラジオ放送需要も低下し、今となってはTV離れという言葉すら現実のものとなっている。

◆ 有料衛星放送も今後大きな伸びが期待出来ない。WOWOWも2001年頃をピークにいったん減少に転じたがディジタル化で少し持ち直した。スカパーは2012年にピークがあり、その後は減少に転じている。2014年時点での加入者数は350万程度でありWOWOWよりはまだ多いが先が明るいとは言えない。

◆ 総務省のデータによればNHK-BSとケーブルテレビは加入者数が増えている。BSに関してはNHKの取り立て強化によるものと推測出来、ケーブルはTV契約だと漏れなくBS契約が付いて来るみたいな形での増加とも考えられる。

◆ アンテナの大きさは周波数に反比例する。AMラジオなどでは電界型アンテナでは大きさが許容出来ないので磁界型のアンテナが採用される。
VHF帯でアンテナを小型化しようとすると電界型アンテナを短縮した、つまり物理的には小さくしながらも電気的長さをλ/4以上にしたものが一般的だ。ただしアンテナ性能は低くなる。

◆ ページャなどでも短縮型のアンテナが使用されていたが、送信出力がそれをカバーするみたいな所があった。なので現代のスマートフォンでもページングチャネル用としてVHF帯を使う事が不可能とは言えないが、その必要性も余りない程既存周波数でのエリアは充実している。

◆ 周波数が高くなるとアンテナは小型化出来、指向性のコントロールなども容易になる。遠くに電波を飛ばす事も、飛ばさないようなビームパターンを形成する事も出来るがVHF帯で同じ事を行おうとすればアンテナは大きくなる。車車間通信やビーコンなどを考えたとしても今や高い周波数の方が使いやすいとなる。

◆ ISDB-Tmmはワンセグよりも高精細である事が一つの売りだったが、今やスマートフォンや車載受像器でもフルセグ放送が受信出来る時代になった。より高精細な4k/8k放送となると100Mbps以上の伝送レートが必要なので帯域幅が足りない。


デュアルSIM(12/9)
◆ デュアルSIM対応のスマートフォンがある。
片方のSIMスロットがGSM専用のモデルでは意味はないが、例えばFreetelのMIYABIなどは両方のSIMが対等の扱いのようだ。
これを有効に使うのがMNOの通話定額ではないだろうか。

◆ 普段はMVNOのSIM側にして待ち受けやデータ通信などを行う。その方が安価で済むからだ。メインの電話番号はドコモにしておき、ドコモからMVNOの電話番号に転送をかける。通話無料なので転送も無料だと思われるが確認はしていない。これでメインの電話番号への着信はMVNOの電話番号に転送されてくる。

◆ 発呼時やMVNOのパケット速度が不満の場合はドコモのSIMに切り替えて使う。切り替えの為はあるが2代のスマートフォンを持ち歩かなくても済む。そもそも通話(発呼)が多ければMNO契約だけで良いわけで、たまに通話もするので通話定額は必要だが多くは着信とデータ通信が使えればいいと言うのならばこれがお得になる場合もある。

◆ データ通信メインであればMVNO契約のWi-Fiルータやスマートフォンにテザリングさせればいいが持ち歩く機器は増える。この辺りどれが良いかはその人の使い方によるのは当然である。デュアルSIMの同時待ち受けとなるとドコモの2in1みたいな感じで使えるのだが、ほぼ2台分の機能を詰め込まなければならないのと異なる周波数帯での待ち受けの面倒さ(無線部干渉など)がある。

◆ MVNO事業者契約でパケット通信を使って私が便利に感じるのは繰り越しだ。毎月コンスタントにデータを使う(使い切)人は余り関係ないと思うが、契約内で残りを出す時に繰り越せるのは有り難い。ドコモもデータ量の多い契約は繰り越せたと思うのだが2GB契約はダメだ。これが無期限とは言わないが1年くらい繰り越せると良い感じになる。

◆ 私など普段の月は余りデータを使わないが、出掛けたりすればそれなりに使う。あるいは音楽や動画を聞くなり観るなりすれば1時間で数百メガバイトを消費する。そんな時の為に繰り越して貯めて置ければ有り難い。データ使用権を買っているのだから繰り越せても良いと思うのだが違うのだろうか。掛け捨て保険だって戻しがあるではないか。

◆ 海外製スマートフォンでデュアルSIM対応のものが多いのは地域などによってサービスの異なる事業者に接続する必要性があったり、そもそも地域が異なるとその事業者のサービスエリアを外れてしまう場合があるからだ。ソフトバンク契約でAndroidスマートフォンを使う人は(プリペイド契約を除いて)滅多に見ないが、MVNOのSIMも入れておけば山間部などでの圏外回避に利用出来る。

◆ iPhoneの場合はSIM切り替え外付けアダプタもあるが外付けは日本人には好まれない。スマートフォンを開けてデュアルSIMアダプタを内蔵できないこともないのだが、おそらくスペースの無さに困り果てるだろう。切り替えにも十数秒かかる(デュアルSIMスマートフォンも時間はかかる)ので瞬時に行き来するというわけにはいかない。デュアルSIMアダプタは数百円なので試してみたい方は気軽に実験出来る。


広告事情(12/8)
◆ 山手線の新型車両は中吊り広告が廃されるのではないかとも言われていたが、根強い需要があったからなのか継続される事になった。中吊り広告自体の需要は年々低下していて、これはスマートフォンの普及などにより電車内を観て広告に目をやる人が減っているからだという。おそらく全路線平均ではないかと思うのだが中吊り広告の認知率は2割を下回っている。

◆ しかし山手線に限っては需要が大きく、今年度の広告枠は全て予約が決まっているという盛況ぶりだ。混雑時車両の多い山手線はスマホ利用率が低いのだろうか。
これと同じ事は地下鉄にも言える。今でこそ地下鉄トンネル内もエリア化されたのだが、景色も見られない地下鉄内での広告効果はそれなりにあったと思う。

◆ 中吊り広告広告料金は2週間で1,800万円だそうだが、これがあっという間に売り切れるのが山手線である。単体枠と呼ばれる広告は約600万円、安い方だと相模線が同14万円なのでその差が分かろうというものだ。
地下鉄系はメトロ全線が同500万円、私鉄では東急全線が約500万円で安いのは東武本線の10万円などだ。

◆ 最近の電車だと動画広告もよく見かける。こちらは15秒の動画掲載が13週間契約で3,800万円となっている。割高にはなるが1週間契約も可能、しかし他路線との抱き合わせだそうで人気は高くない。首都圏を走る山手線はともかくとして近郊連絡線や埼京線、南部線などでは広告効果が限られるというのがその理由だ。

◆ スマホ利用者は視線を広告に向けないが乗り降りする時だけは周囲を見渡す。この点から人気が出たのがドア付近の広告だという。
基本的に広告枠は首都圏の電車全てが一括となりドアの両側に2ドア分出す場合で広告枚数は約4万枚、広告費用は1週間で2千万円台だ。広告費用は高くなるが効果があると言う事で人気が高い。

◆ 過去には人気の広告が持ち去られると言う事もあった。広告主としては広告の話題性はうれしかったのだろうが、広告が失われてしまうと言う事にもなった。
逆に認知率が低いのは座席の上の天井近くの広告だ。着席時にスマホを使う人が多い事も広告効果の低下を招く。この為広告スペースの販売率も低下して空きが目立っている。

◆ JRは広告効果の調査を市場調査会社などを通じて行っている。中吊りや駅ナカ広告などの認識率や認知率を調査するが、広告の存在は認識していても何の広告かは良く覚えていない=内容にまで目を通していない傾向が増えているという。

◆ これもスマホを操作しながら視界に入ったレベルでしか観ていない人が増えた事を示している。若年齢層の人口減少やそれに伴う就業人口の減少は近郊連絡船の混雑が減少に転じている事からも明らかだ。Web広告やアプリ内広告、あるいは動画配信サイトにおける広告が伸びる中で物理媒体広告の限界なのだろうか。

◆ 新聞の折り込み広告にしても新聞購読者数が減少する中で、折り込み広告の半分以上は目を通されずに捨てられていくとも言われる。
マンションや自動車の広告は厚手の良い紙に印刷されているのでコストもかかっているだろう。行政や外郭団体が印刷物を沢山作ってはそのままゴミに出すのを思い出す。


NOTTV(12/7)
◆ 熾烈な帯域獲得競争に勝って手に入れたアナログTV放送終了後の空き地、そこにISDB-Tmm方式で放送を開始したのがNOTTVだ。
帯域獲得競争ではKDDIの推すMediaFLO方式とワンセグ/地デジ技術の使えるISDB-Tmm方式が争った。ソフトバンクとドコモはISDB-Tmm方式にメリットがあるとして結果的に周波数と放送方式を獲得した。

◆ 当初ソフトバンクも放送を行うとしていたのだがソフトバンクが販売の主流とするiPhoneに受像機能がない事からか対応を行わなかった。ドコモはSKBと韓流ドラマを中心に放送を行ったのだが加入者数は伸び悩んだ。
F&Fでも何度かNOTTVに関して書いてきているのだが、結局は終焉を迎える事になった。

◆ NOTTV受信機能とアプリはドコモ扱いのAndroidスマートフォンに搭載された。アプリ自体は無効化する事が出来たのだが裏で動くプロセスを殺す事は出来なかった。
NOTTVアプリは(今はどうなっているか不明だが、当初は)いったんイネーブルにするとプッシュ通知が来るようになる。そのままの状態でアプリを無効化してもプッシュ通知は来続けた。

◆ NOTTVの有料チャネルは非契約状態でもお試し試聴が出来る。お試し視聴時間が終わったらアプリのデータをクリアすると再度試聴が可能になる。ここで気に入れば、あるいは初回登録時の無料試聴期間を使って最大1ヶ月(かな?)試聴後に本契約となるわけだが、残念ながら有料加入者数は伸び悩んだ。

◆ ドコモがiPhoneを扱うようになると更に加入者数は減少し、直近では150万加入に留まったという。加入者減少数は月間10万にもなり、今後のサービスのあり方に関してドコモも検討せざるを得なくなった。
今年の4月からはチャネル数を増やすなどしてテコ入れをしたものの、どうにもならなかった。

◆ Androidスマートフォン購入時には値引きと引き替えにNOTTVに加入させていたわけだが、iPhone販売時はそうも行かない。
これも加入者減少に拍車をかける形となったが、根本にはコンテンツのつまらなさがある。夏過ぎにはインターネットライブ配信者をゲストに迎えた番組も放送した位で、視聴者数でNOTTVはツイキャスの1/10位以下でしかない。

◆ だったらインターネット動画配信者に番組枠を持たせた方が良いんじゃないのと思うくらいである。何度か話題に出しているしんやっちょ氏など、芸能人の出る番組に1秒くらい映り込んだ事を「芸能人○○と共演」と言ってしまうくらいだ。もっともしんやっちょ氏は2度も逮捕されているので放送の場に登場する事は難しいとは思うが、他にはクリーンな配信者も居る。

◆ 現在はラジオ番組を持っている石川温氏などの番組でも良いかもしれない。石川氏は出演料が必要だろうがインターネット配信者はタダでも出てくれる。何人かの配信者を使って人気のある人をパーソナリティとした番組を作るなど、頭の柔らかさがあればもう少し長持ちしたようにも思う。
インターネット配信者でも有料のチャネルを持っている人は何人も居るわけで、有料だからダメと言う事はない。ただし試聴可能機器が少ない事は問題だろうけど。


ロケット(12/6)
◆ H2Aロケットによる商業衛星の打ち上げが成功した。従来よりも高い高度まで衛星を運び軌道修正も手伝う事から衛星の燃料を余り使わずに静止軌道に投入出来、衛星の寿命(燃料の残量)を伸ばせる。
従来はロケットで静止トランスファー軌道に衛星を乗せ、静止トランスファー軌道から静止軌道には衛星自身のエンジンを使っていた。今回はこの一部を二段ロケットのエンジンが手伝う事で衛星自身の負荷を軽くする。

◆ Blue origin社はロケットの垂直着陸に成功した。パラシュートなどは使わずに姿勢を保ったまま垂直に着陸するのは凄い。
減速も垂直落下してくる途中でロケットを噴射するわけで、いわば長い棒をしたから支えるみたいな感じだ。姿勢制御やタイムラグなどのコントロールが的確でなければ不可能な技だ。
ロケット自体は何株格好な、コンクリートの土管みたいなスタイルである。

◆ ロケットの再利用に関しては様々な考え方がある。再利用コストや着陸の失敗に対するリスクをどう見るかである。着陸用の燃料も積まなければいけないし、的確に再点火と制御を行う技術と信頼性にもコストがかかる。全部を捨ててしまうよりは再整備して使った方が得なのかも知れないが、各機構には従来以上の耐久性や信頼性が必要になる。制御技術などの開発コストより中国やロシアのロケットの方が安いのではないか、みたいなところだ。

◆ H2Aの2段目ロケットが高高度にまで達する事が可能となると2段目ロケットは楕円軌道をしばらく周回する事になる。やがて空気抵抗などで落ちてくるだろうが暫くはゴミである。1段目やSRBは海に落ちてゴミになる。1段目を再利用するとしても日本の場合は海上に着陸させる事になりそうだ。

◆ 大型の船みたいなものの上に着陸させれば再利用も不可能ではないが、それは地上より更に難しい制御になる。綿密制御などは日本が得意とするところでもあるし信頼性の確保も同様なので1段目のロケット回収技術などが研究されれば面白いのだが、おそらくは予算的な面で無理なのだろう。

◆ 着陸に失敗したファルコンはISSへの物資輸送を目的としているが、そのISSへの物資輸送や人員輸送のコストやISSそのものの寿命の問題なども囁かれはじめている。スペースシャトルが引退してしまった今はロシアのロケット頼りで、ボーイング社かSpaceXが成功するまでは代替手段がない。

◆ 米国の景気は回復傾向にあり、やがて金利も上がるだろう。景気回復は税収増加にもつながるので宇宙開発予算も増やす事が可能になる。火星に関する計画や中継基地として月面を利用する計画などもあるようだが、いずれにしても景気回復がなければ予算が付かない。

◆ 日本の景気も後数年は回復しないとの見方もあって厳しい状態が続くのだろう。日本の場合は純民間での宇宙開発競争みたいな事が無いので独自のアイディアなどが形になりにくい。有人ロケットにしても然りで、日本では無理なのではないかと思う。この辺りは軍事技術開発の関係もあるので日本にとっては難しいところだ。


携帯電話料金論(12/5)
◆ 移動体通信事業者が総務省の言い分を聞かない、料金低廉化を行わないなら法規制も考えるとの意向があった。インセンティブモデルをやめればMVNOの料金プラスアルファ程度におさまると言う事で、総務省の値下げ圧力は強い。インフレ目標も空振りな感じで日本の景気は回復の兆しが見えてこない。携帯電話料金を下げて他の消費を活性化させたい政府だが、それはうまく行くのだろうか。

◆ ドコモが言うようにMNOが値下げをすればMVNOの立場がなくなると言えばその通りなので難しいところではある。総務省はライトユーザの利用料金が高いと言っているのだが、それは現状ではMVNO事業者がカバーしている。
ドコモは現状でMVNO事業者との共存関係にありKDDIもMVNO事業者に帯域売りをしている。

◆ MNO事業者は料金値下げを、絶対的金額を下げればいいと考えている部分もある。つまり現状の2Gバイトプランを1Gバイトや0.5Gバイトプランにして価格を下げるというやり方だ。しかし総務省はそうではなく、割安な料金体系でなければならなと考える。

◆ 実際に利用者としてもパケット上限を下げて料金が下がったのでは割安にはならない。現行の料金プランを見ても割安になるのは高価格プランである。従って1Gバイトや0.5Gバイトのプランを作ったとしても、現状の2Gバイトプランよりも割高になってしまう可能性もある。

◆ 通話のライトプランにしてもauは良いがドコモとソフトバンクはパケット代の高いプランとしか組み合わせが出来ないので、必ずしも料金が安くなるとは限らない。
通話も時間制限付きだと自由度が少ない。その部分で、つまり時間オーバーで課金出来るからライトプランでも儲かると言ってしまえばそれまでなのだが総時間リミット型の方が利用者は助かる。

◆ 10分×300回は50時間に相当するが、ならばその1/10の5時間でも良い。ライトプランでは5分×無制限なのだから余計に使いにくい。
通常の通話は5分以内に終える事も可能だがサポートセンタへの電話では案内から始まって待ち時間を経過してとなると5分で終える事は不可能だ。

◆ パケットに関しては小容量プランがあっても良いが割高では面白くない。パケットを使いそうな時にはMVNOのSIMとWi-Fiルータなりテザリングを使うなりするのが現状ではお得だと思う。確かにスマートフォンの他に何かを持ち歩くのは不便ではあるが、旅行や出張の時などだけパケットを多く使うような場合はこの方がお得だと思う。

◆ 出張時などは電話が多くなる可能性もあるのでメイン契約はMNOにしておくか、あるいは通話定額のMVNOを選ぶ手もある。ただしMVNOの通話定額はVoIPなのでパケットを消費していくからパケット契約上限を少し大きくしておかないといけない。

◆ 現状ではこのように手間がかかるわけでMNOの料金が下がればそれが一番である。事業者は設備投資を継続的に行う為に料金の値下げはユーザサービスに影響が出るという。だから設備投資額に手を付けずにインセンティブを廃すれば良いではないかと思うのだが、顧客獲得競争には負けたくないという。って、それは事業者の我が儘でしょ、だったら法規制しちゃうからねと言うのが総務大臣だ。


ドワンゴ(12/4)
◆ ドワンゴは現在は角川と一緒になってカドカワの完全子会社になっている。この頃から運営の姿勢というか方針が変わったと言われる。何でもあり的な、良く言えば自由で悪く言えば勝手な運営体制はカドカワに従う感じで徐々にまともな方向にシフトしたと考えられる。

◆ そして動画配信の規約改正が起きる事になる。
時を同じくしてAfreecaTVも規約改正が起きる。AfreecaTVの規約改正は、迷惑&無茶配信でツイキャスを追われたしんやっちょ氏対策だとも言われた、しんやっちょ氏が起こすトラブルの多くを規制する感じとなったからである。

◆ この規約変更に対してしんやっちょ氏は「俺がAfreecaTVを盛り上げてやったのに、運営は俺の事を大切にしなければいけないのに規約変更だとは許せない」と怒りを露わにした。
しんやっちょ氏は極度の自信過剰家であり、イケメンで話も面白い12歳としているが実際は32歳のおじさんである。

◆ ニコ生の規約変更は厳しいものであり、職質を受けたら配信を切らなければならない、警官が画面に映り込んだら無条件でID停止などとなった。実際にこれによってIDの停止が行われた配信者も居て、事実上外配信が出来ないという声も多くなった。

◆ 屋外で配信する人の多く、特にニコ生配信ではノートPCとカメラを抱えての場合が多い。これは嫌でも目立つ事になるので警官が寄ってくる。しんやっちょ氏などアンチの多い配信では必ず通報されるのであっという間にアカウント停止となるわけだ。

◆ ニコ生配信者はいわゆるキチガイ配信と形容される芸?で名を売った人も多い。コスプレだとか酔っ払いだとかの、およそ常人が行わない(行えない)スタイルで配信する事で人気となった。彼らにしてみればそれ自体が芸なのだが、事実上それが不可能になる。

◆ ニコ生配信者はニコ生を聖地と考え他の配信サイトを否定する傾向が強かったのだが、この規約改正もあってかツイキャスに配信の場を移す人も増えた。リスナーもそれに伴ってツイキャスなどに移動する為にニコ生自体が衰退する。配信者も多くのリスナーを集めたいのでニコ生に限界を感じるというのが流れだ。

◆ ドワンゴはニコ生をどうしたいのか。おそらくはキチガイ配信などのイメージを脱して真面目な配信者を集めた健全化を狙っているのだろう。ツイキャスが若い人に人気で軽快なイメージであるのに対してニコ生は配信者が捕まるなどのダークなイメージがある。勿論今はニコ生でもツイキャスでも捕まる人は捕まっているのだが、ニコ生の方が濃いと言われれば確かにそうだ。

◆ 長い目で見れば配信の健全化は必要ではあるが、それは痛みを伴う改革でもある。ニコ生は過去に一度失敗しているニコキャスを開始する(した?)。ニコ生は有料会員でも"追い出し"が発生したりして安定な試聴がしにくい。
一定の人数が試聴すると"満員"となってそれ以上の人は配信を見る事が出来ない。この辺りも改善しなければ先は暗いのではないか。
ニコキャスがどんなものか、配信者が増えて普通に閲覧出来るようであれば見てみたいと思っている。と言っても配信の仕組みや必要なシステム、フレームレートや画面サイズなどが分かってくるには少し時間が必要かも知れない。


イヤフォンマイク(3)(12/3)
◆ 安物イヤフォンマイクは今も使ってはいるのだが、マイク音質は悪いしイヤフォン音圧は低い。それでも音楽などを聴くには十分すぎる音量で鳴るが、モノラルである。
SONYから貰ったイヤフォンはフィット性も良いし音質も、この安物に比較すればずっと良い。フィット性が良いのでヘルメット装着時に使っても音が小さくならないというか、音はちゃんと聞こえた。

◆ 安物イヤフォンのゴム部分を他のイヤフォンのものと交換してみたらフィット性が変わった。見た目たいして違わない感じなのだが柔らかさが少し違う。イヤフォンによっては何種類かのゴムが付属しているのものあるのだが、大抵は標準実装されているもので不満はなかった。だが場合によっては取り替えてみた方が良いのかも、と思ったのである。

◆ 二輪車運転時の両耳イヤフォンが制限されているのかどうか分からないが、外部の音が聞こえにくくなるので避けるべきだ。それでなくてもヘルメットをかぶっているので耳の感覚は鈍くなる。車に乗っているよりは聞こえるよと言う事にはなるが、目や耳から得られる情報が周囲状況の察知を早めるのだからそれを阻害してしまうのは誤りである。

◆ 先日100円ショップに行ったらイヤフォンとマイクにコードを分離するようなものが売られていて、しかしよく見たらイヤフォンコードの単なる2分岐だった。
ヘルメット側に付ける薄型スピーカみたいなものもあるのだが、使用頻度が少ないのでイヤフォンで良いかみたいな所もある。

◆ Bluetoothでもヘルメット装着型のものもあるが、これも少々大げさである。中華ものなら格安で売られてはいるのだが今ひとつ試してみようという気も起きなかったりする。
自転車乗りの方などは普通のBluetoothヘッドセットを使っている人が多い。小型軽量でコードレスなので邪魔にならないし使いやすいのかも。あれって耳に差し込むだけのものもあるのだが振動その他で落ちないのだろうか。

◆ スカイウエイブにスマートフォンを取り付けて動画も撮ってみたがアイドリングや微速域では振動で画面がグニャグニャする。Xperia Z4よりXperia Aの方が撮像素子からの読み出しが遅いのか、ぐにゃぐにゃが気になった。
世の中には3軸のアクティブスタビライザなるものがあって、これを使うと手持ちで走っても画面はほとんど揺れない。3〜5万円くらいするシロモノではあるが中々面白い。

◆ ウエイトを付けただけのパッシブスタビライザもあるが重さの割に効果が少ない感じがする。
もっともアクティブスタビライザにしても数ヘルツ以上の揺れと言うより振動に対してどれ程の効果があるのかは不明だ。アクティブスタビライザは加速度を半導体センサで検出しているのだろうが、二輪車のコーナリング時にはどのような挙動を示すのだろう。重心位置やセンサの位置で二輪車の動きと合わなくなったりして。

◆ 画素数に余裕があるのでディジタル手ぶれ補正処理も考えられなくはないが、画面がグニャグニャするのは読み出しタイミングと振動の同期みたいな事なので補正出来るのだろうか。PCなどのソフトでは動画手ぶれの補正や後処理など行うものもある。iPhoneのアプリでもディジタルブレ補正を加えた動画撮影アプリがある。
解像度や様々な機能の点で純正動画撮影機能に劣るとも言われるのだが、ブレ補正機能は立派だ。


データ通信(12/2)
◆ アナログ携帯電話からPDCになった頃、見なし音声の2.4kbps〜9.6kbpsと1論理チャネルを使ったパケット通信、3論理チャネルを使ったパケット通信があった。
一般的なものとしては9.6kbpsで一般モデムに接続出来る方式だったと思う。

◆ パケット定額制などはなくパケット代も高額であった事から回線交換を使った通信が多かった。パケット網の場合は一般モデムには接続出来なかったと記憶している。
さすがにホームページを見たりするには厳しかったがメールを読む事は出来た。当時の有線接続でもモデムによる通信が一般的で一部はISDNを使った64kbpsが使われはじめた頃だった。

◆ PCの処理能力向上やメモリ搭載量の増大にあわせるかのようにソフトウエアが大きく重くなったのと同じように、今やホームページのリッチ化も進んで重くなった。昔はテキスト主体のページがほとんどであり、写真すらそのサイズ(容量)を気にしたものだった。

◆ PHSが普及して32kbpsでの通信、4スロットを使った128kbpsの通信が可能となった。PDCでは伝送速度の限界があるので暫くはPHSが移動体通信の主流となる。現在では広帯域高速通信が主流だが、当時のPDCはいかに少ない帯域で音声通話を行うかが重要だった。携帯電話の急速な普及で周波数帯域が逼迫しており、当初の3スロット構成から後には音声伝送レートを下げた6スロットになって通話品質も悪くなった。

◆ ディジタルだから音が良いなどと宣伝していたドコモだったが、いったいどこが高音質なのかという感じであり聞き取りにくかった。その後(現)KDDIがcdma2000を開始して、音声符号化方式の違いからかなり音質が良くなった。
今でこそ聞くに堪えない音だと酷評されるのだが当時のPDCはそれ以下だったのである。
cdma2000では64kbpsのデータチャネルがあったかな。

◆ PHSを凌ぐ通信速度が一般化したのはFOMAの普及からである。FOMAでは384kbpsという夢のような(!)通信速度を実現し、これが普及しはじめたのが今からおよそ10年前だった。W-CDMA方式はその後HSPAとなり最大14.4Mbpsになる。
この頃から通信速度はメガの時代になるのだ。
更に5年程が経過するとLTEの時代になり、年々帯域と通信速度を上げながら現在に至っている。

◆ PCで使うには10Mbpsの速度はもはや遅い部類ではあるがスマートフォンの画面では数Mbps出ていれば余り不便は感じない。勿論今後各コンテンツなどがリッチ化していけば100Mbps以下では使い物にならないみたいな事も言われるのかも知れない。FOMA時代にはパケット定額制が一般的だったのだが、やがて上限を設けた準定額になる。

◆ 従来型ケータイで100万パケット(128Mバイト)を使う人はヘビーユーザだと言われていたが、今では平均的なユーザで月間数ギガバイトを使う。私などは特別何をすると言うわけではないので、動画などを見ない限りは月間500Mバイトも使わないが、動画などを見始めれば500Mバイトなどすぐに使ってしまう。以前にも書いたがTwitterだけで月間数ギガバイトを使う人も居るのだから凄い。というかTwitterのページをPCのブラウザで開きっぱなしにしておくとPCのメモリ使用量がどんどん増えてやがてブラウザの反応が鈍くなるのだから、これも凄い。


老眼鏡(12/1)
◆ 以前に書いた、近くを見る時には老眼鏡が有効ではないかと言う事で実験してみた。
あれからずいぶん日数が経ったのは、老眼鏡を買ってこようと思いながら忘れていた為である。日常必要なものならば買ってくるのだが普段は特に必要性を感じないものなので買い忘れる。

◆ そんな状態が続いていたのだが100円ショップで思い出して買ってきた。強度はどれにしようかと迷ったのだが、+1というものにした。
ルーペがどのくらいの度数に相当するのかは分からないが、ルーペでは深度が浅いので見にくい。

◆ 買ってきた老眼鏡をかけてみると近くは見やすく遠くはぼけている。って、当たり前なんだけど。その状態でしばらくスマートフォンを操作し、老眼鏡を外してPC画面を見るとぼやけていない。老眼鏡を使用しない場合は目が疲れるのか、近くも遠くも見えにくい状態になったのだが老眼鏡を使用してスマートフォンを操作し、その後老眼鏡を外せば普通の状態に戻る感じだ。

◆ 老眼鏡をしないでスマートフォンを操作する時には焦点を手前に持ってくる為にかなり目が疲れた状態だったのではないだろうか。
この点からするともう少し度の強い、つまり+2とか+3でも良いのかも知れないがスマートフォンと目の距離が近づきすぎるかも知れない。
ただその状態でスマートフォンを少し離して見れば目としては遠くを見ているのと同じ事になるので近視化防止効果はあるだろう。

◆ 可変焦点距離レンズで凸レンズにも凹レンズにも変化出来るメガネでオートフォーカスなら言う事はないが、Bluetoothか何かでスマートフォンを見る時だけ凸レンズに変化するなんてのがあったら便利だ。針穴的に穴がたくさん開いたメガネだと深度が深くなるが開口率が小さいので暗くなってしまう。

◆ メガネ形のディスプレイやHMDなどもあるのだが一般的なメガネに比較すると大げさである。
HMDなどは確かに優れているなとは思うが解像度が低いと面白くない。しかも大型で大げさである。スマートフォンの画面が20インチくらいあったとしたら、相当多くの情報が表示出来る。
解像度的にはその位でも我慢出来るというか、PCのモニタを考えれば20インチ以上でFHD解像度のものだってある。

◆ なのでルーペなり何なりでうまく拡大出来たら面白いと思うんだけどなぁ。オートフォーカスとオートズーム付きでBluetoothインタフェースのメガネ、JINS辺りで作ってくれないかな。
まあズームに関してはレンズの全長の問題があるので難しいか。天地を逆に映すわけにも行かなくて、天地逆に見えるメガネを使っていればそれに慣れる事が出来るがメガネを外すと混乱が起きる。

◆ 焦点距離可変であればレンズ品質をどの程度にするかにもよるが、小型レンズでは内部に液状のものを入れてレンズの厚みを変化させる仕組みがあった。実際この方式を採用したメガネも市販されているが結構高額である。焦点可変はレバーで行う仕組みである。
遠近両用メガネを電子的に切り替えるメガネもある。機構は不明なのだが下を見る時には老眼鏡になり水平方向や上を見る時には近眼鏡になる。
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