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過去の雑記置き場


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電力小売り(1/6)
AppleWatch(1/7)
実効速度計測(1/8)
サンデードライバー(1/9)
移動体通信業界(1)(1/10)
移動体通信業界(2)(1/11)
行列(1/12)
免許更新(1/13)
原付に乗り始めた頃(1/14)
シグナスX(1/15)
150cc(1/16)
GPSDO(1/17)
PAの歪み(1/18)
先が見えない(1/19)
通販サイト(1/20)
通販サイト(2)(1/21)
SIMフリースマホ(1/22)
jigブラウザ(1/23)
SIMフリーiPhone(1/24)
スマートフォンのセンサ(1/25)
高速バス(1/26)
FCEV(1/27)
FCEV(2)(1/28)
録画とコピー(1/29)
ダイバシティ(1/30)
ダイバシティ(2)(1/31)


ダイバシティ(2)(1/31)
◆ cdmaOne/cdma2000やドコモのFOMAは基地局側がダイバシティになっている。
基地局側は送受信とも完全に二重化されているので状態の良いアンテナで受信が行われれば、そのアンテナから送信する事が出来る。

◆ 送信側はアンテナだけを切り替えれば良いではないかと思われるかも知れないが、基地局が相手にする移動機は単数ではない。
この移動機にはこちらのアンテナ、あの移動機にはもう一つのアンテナ、その通信が同時に行われるので送信系統の二重化は必要だ。

◆ ドコモはFOMAでもこうしてダイバシティを行っていたのでLTE化の時にMIMO化が比較的簡単だったという話がある。MIMOは2本のアンテナから違った信号を出すわけだが、元々ダイバシティ用に2系統のアンテナがあったのでそれが使える。この辺りもソフトバンクに比較してドコモのLTE整備が早かった要因ではないだろうか。

◆ MIMO対応受信機は同じ周波数で異なる信号を受信出来る、つまり受信系統が2つある事になる。CA対応だとこれが異なる周波数を同時に受信出来る機能という事になる。単にCAのプロトコルに従うだけであればプライマリで接続された後にセカンダリチャネルを開いてCA開始となる。

◆ セカンダリチャネルの電界強度が不十分だとセカンダリを切ってプライマリだけに戻る。
プライマリの電界強度が下がるとプライマリを切ってセカンダリだけになる。と言う制御が出来るかどうかは基地局によっても異なる。
移動中のCAは意外に安定しない場合が多く、細かで綿密な制御が必要だ。

◆ 同じCAと言っても今後は制御の見直しなどで実パフォーマンスが上がってくる可能性はある。更には基地局配置などの調整やペアとなる周波数の組み合わせとその地域の特性などもデータの蓄積が実際の使用時における通信速度向上につながる。

◆ この辺りのデータ化などはドコモが得意とする所なのだが、そのデータを活かすセッティングが遅いのも又ドコモなのだ。
ソフトバンクは以前に技術がないのが強みだと訳の分からない事を言っていた。技術を自社で蓄えるよりも買ってきた方が効率的だというのだが、基地局ベンダーは日本の地形や基地局配置に多くのノウハウを持っている訳ではない。

◆ 基地局ベンダーは単に基地局密度を上げましょうね、いっぱい使ってくださいねと言う訳だが混信や干渉を考慮しないで基地局を設置してもムダが出るだけである。CDMAの頃はそれでも誤魔化しが効いたとも言えるのだがLTEはOFDMA、FDMAなので混信や干渉排除が重要になる。

◆ SoNなどの自立干渉制御の仕組みが考えられたのもその為で、マクロセルの中にマイクロセルが沢山存在する現状の都市部の基地局配置でパフォーマンスを出していくのは大変だ。
変調方式にしても多値化が進んでいるわけで、移動体通信には固定通信にはない難しさがある。

◆ PSKのような振幅方向に情報を持たない通信方式ならともかく、振幅方向に情報を持つQAMとフェージングの関係、更にはAGC(AutomaticGainControl)の制御は難しい。無線機のダイナミックレンジが大きければ、そしてADCの分解能が高ければ良いのだがいずれも限界がある。


ダイバシティ(1/30)
◆ 無線通信に於いて送受信間の距離が変化すると受信電界強度が変化する。平均電界強度は距離に反比例して減少するが、細かく見ればλ/4ごとに、更にはもっと複雑な変化をする。送受信間の距離が連続的に変化していれば規則的に電界強度の山と谷が現れるが、実際のフィールドでは反射や回折などもあるので電界強度の変化は複雑になる。

◆ 位置で電界強度が変わるのならば異なった位置にアンテナを設置して、電界強度の高い方のアンテナに切り替えて使えば良いではないかというのがスペースダイバシティの考え方だ。アナログTVの頃にアンテナを2本あるいは4本使ったチューナがあったのはこれだ。それぞれのアンテナの距離はλ/4の整数倍にした方が良いが、アナログTVの頃はVHF帯が使われていて波長が長かったので実際にはそうは行かなかったと思う。

◆ もっとも安価なのは単にアンテナを2本にして、そのアンテナの受信電界強度が下がってきたらもう一方のアンテナに切り替える方法だ。しかし、これでは切り替えた側のアンテナの受信状態が良好かどうかは賭になる。もしもダメなら元のアンテナに切り替える必要がある。

◆ 受信系統がそっくり2つあれば同時に電界強度を測定出来るので、常にどちらのアンテナが良いかが分かる。しかし受信系統をそっくり二重にするにはコストもかかる。
ディジタル通信となると単に電界強度だけでは受信状態が判断できないことも多く、その場合は信号デコーダまでも2重化する必要がある。

◆ どうせ二重化するのならば2つのアンテナの信号を最大値合成してゲインを得ようとする手法もある。アンテナが2本なので最大3dBの合成ゲインが得られる。ただし位相も信号強度も異なるので合成処理にはそこそこのロジックが必要になる。

◆ 移動中の電界強度変化が距離で起きるとすると時間的にずらせばアンテナの位置を変えたのと同じ効果が得られる。アナログ通信の場合は使えないが、タイムスロットでの通信が行われるディジタル通信ではスロットを変えて信号強度の高い方を求める手法が使える。
これがスロットダイバシティで、身近な所ではPHSでも使われている。

◆ 電界強度が下がってくる(エラーレートが上がってくる)と基地局側からスロットダイバシティの指示が出る。基地局はスロットが開いていれば異なるスロットで同じ信号を送る。受信側はその異なるスロットの両方を受信して、状態が良好な方の信号を使う。移動機側も同じように複数スロットで信号送出を行うので単位時間あたりの送信出力は通常のn倍になる。この場合も最大値合成が可能なのだが少なくとも移動機側では処理能力の関係でそれは実装されていない。

◆ スロットダイバシティとスペースダイバシティを組み合わせたものもある。PHS移動機でダイバシティを行う機種はアンテナ切り替えとスロット切り替えの両方が行われている。アンテナダイバシティは物理的に距離のある2本のアンテナを使うので静止状態でも状態の良い方を選ぶ事が出来る。アンテナが1本で、たまたま移動機を置いた場所の電界が弱いと圏外になってしまうがアンテナが2本あれば助けられる可能性がある。


録画とコピー(1/29)
◆ コンテンツは誰のものなのか。これは書籍に於いても音楽でも映像でも様々な議論がされている。電子書籍に関しては購入したコンテンツを売る事は出来ない。買うのは読む権利でありデータそのものではないという考え方だからだ。従って配信サーバが停止した場合は読む権利も失う事になる。

◆ 読む権利を買うというのは物理媒体の本で言うと貸本屋で書籍を借りる、図書館で本を読むのと同じ事だ。その権利に対する価格がどうかという点は又別の話にはなるのだが、考え方としては同じだ。

◆ CDやDVDなどの物理媒体でもこうした考え方が進行しようとしている。一時期のCDコピー禁止策などもそれでCDを聴く事は出来るが複製は出来ない、買ったのは聴く権利であってコピー権はないとする考え方である。DVDに関しては現在も殆どの媒体がコピー禁止になっている。PCなどを使用すればコピー出来るが映像視聴用のDVDプレーヤやレコーダではコピー出来ない。

◆ TV放送なども録画は出来るがコピーは出来ないあるいはコピー回数が限定されている、録画自体が出来ないなど様々だ。民放各局は新たな4k/8k放送ではその録画自体も禁止していきたいとする。
録画と編集はCMカットにもつながり、CMカットでの視聴ではスポンサーの権利が守られないとする意見だ。

◆ 実際に録画を禁止した場合はリアルタイムでその番組を見る以外は不可能になる。まあ様々な方法でコピーや録画が出来てしまうのは仕方ない事ではあるが、公に録画の出来ない番組が増えると総番組視聴率の低下は免れないだろう。市販されているHDDレコーダなどの販売数も打撃を受ける事になり、放送事業者と録画機器メーカの対立が予想される。

◆ 録画の禁止はCM問題だけではないと見る向きもある。現在でも行われているオンデマンド方式の有料IP配信を行えば、無料放送が金を生む事になる。これまでもIP放送やDVD化などで無料放送番組を売ってきたわけだが、録画を禁止するとこれらの売り上げは伸びる。

◆ もっとも売り上げが伸びるのか、それとも視聴率自体が下がるだけなのかは番組の出来にもよるだろう。高視聴率はスポンサー収入が増えると共にDVDやIP配信収入も増える。しかしその逆ではNOTTVみたいな事にもなりかねない。
競争激化は視聴者にとってメリットがあるとも思えるのだが、今まで以上に過激な番組作りややらせ問題が増えてくる事も想像出来る。

◆ 私自身にしてもここ数年の傾向としてTV視聴時間は年々低下している。番組表などで面白そうなものがあれば録画あるいはリアルタイムで見るが、そうでなければ観る事もない。何となくTVを付けっぱなしにしている時間も減っている。

◆ NHKのIP受信料徴収みたいな話もあって、これは予想は出来た事だが相当乱暴である。つまりインターネットに接続出来る機器を持っている人は全員NHK受信料を払えと言うものだ。さすがにこれは…とは思うのだが、逆にユニバーサルサービス料的に考えると一人当たりの負担は非常に軽くなるとも言える。
と言うか、個人的にはNHKは完全民法化で良いのではないのか。


FCEV(2)(1/28)
◆ ハイブリッド車がエコカーでないと言われては仕方ないと、トヨタは再びFC開発に力を入れ始めた。ホンダも同様にFC開発を開始した。トヨタのFCEVであるMIRAIは723.6万円であり、ホンダはこれを半額以下にしたい考えだ。価格が高いのは開発費の償却が出来ないこと、FCの製造コストや歩留まりなどの問題だ。

◆ ホンダはメーカを超えた共同調達などでFCのコスト低減を狙う。実はこの方法は自動車だけではなく電気製品などでも行われるのだが、中々うまくは行かない。
競合他社と同じユニットを使うと性能の差別化がしにくくなり、マーケットが狭まってしまうからだ。

◆ 実は過去には携帯電話系部品なども共同調達を行ったり、バッテリサイズを揃えたりと言う事があったのだが長くは続かなかった。FCにしてもスタック/モジュール方式にすることも考えられるのだが、結局コストメリットが小さくなる。

◆ そう言えばBENZもエンジンの基本設計を同一にして6気筒でも8気筒でも基本設計は同じにしていた。6気筒でもバンク角90度だったかな、オフセットクランクを使っているかどうかはよく分からないのだが、不等間隔爆発でも振動抑制はさほど難しくないみたいな話もあるし電子点火/インジェクションなので制約は少ないのかも知れない。

◆ 共通化でコストを下げる手法は、それ自体のコストが下がりきってくると無駄な部分が目立ってくるが当初は効果を発揮するとも言える。まあその効果がどの程度続くかで、投資に見合ったリターンが得られるかどうかが重要だ。いずれにしてもFCEVが300万円くらいで販売されるようになり、ガソリンスタンドに代わって水素スタンドが増えてくれば時代が変わる。

◆ 水素を使うならFCではなく水素燃料エンジンでも良いというわけだが水素でエンジンを動かすのは色々と難しい。燃焼室と吸入室が別になっているロータリエンジンは構造的に適しているとも言われたことがあるがどうなのだろう。
水素燃料エンジンが効率的なのか、FCEVが効率的なのか、それとも水素燃料ハイブリッド車なのか、みたいな。

◆ 水素スタンドは液化水素が蓄えられると思う。自然気化は進むのだが通常通り客が水素を入れに来れば消費されていく。企業などで液化窒素を使う場合も大型断熱タンクに入れられているわけだが長期休暇でもない限りは気化は自然に任されている。水素が売れる量よりも気化する量の方が増えたらそれを廃棄(排気)するか使ってしまうしかない。

◆ ガソリンスタンドでもFCを備えた所があるのでその燃料にするとか。大規模な所はそれで良いかもしれないが地方などの小規模なスタンドは設備費用負担だけでも大変だと思う。放って置いてもそこにあるガソリンと違い、水素は管理も面倒だ。

◆ そもそも地方部ではガソリンスタンドが減っているわけで、ガソリンを入れたり灯油を買うのに遠くまで行かなければならない状況にもなっている。今より更にスタンドの数が減れば不便になるわけで、そういう点からするとEVも捨てがたい。家庭で充電出来れば燃料補給に行かなくても済むのだが、現状では航続距離の問題がある。


FCEV(1/27)
◆ ホンダとGMがFC製造に関して協力することは既に報じられている通りだ。FCVの普及とインフラ整備はFCのコスト次第と言われている部分であり、ホンダはスケールメリットを出してFCの価格を下げようとしている。

◆ エンジンは多くの部品で組み立てられていて精密な機械加工が必要な部品はコストも高いし組み立て工数も馬鹿には出来ない。以前にマツダが言っていたが、ロータリエンジンは構成部品も少なくパーツコスト自体は安い。しかしロータとハウジングあるいはシールとのクリアランス見極めなど組み立てに熟練を要しコストが上がってしまうと。

◆ ただ構成部品が少ないと言う事はコストダウン出来る可能性を秘めてはいる。パーツの精度管理などは自動化が不可能ではないからだが、組み立て時にて作業でしか実現出来ない工程が入ると自動化の道が閉ざされてコストが上がる。

◆ コンベンショナルなエンジンのラッシュアジャスタなどもメンテナンスフリーと言うよりも組み立て工程削減の意味が大きい。ラッシュアジャスタはバルブクリアランスを適正に保つ仕組みだが、これがないとシムで調整しなければならない。

◆ 現代の技術を使えばどの厚さのシムを入れればいいかは事前に管理出来るのでクリアランスを一々測るという手間は無いと思うが、多数のシムなどの管理や事前計測の手間などは組み立て時間を延ばしてしまう。

◆ モータも精度管理などは勿論必要なのだが構成部品はロータリエンジン並みに少ない。モータとエンジンを同じように量産すればモータの方がずっとコストは下がるだろう。しかしEVやFCVには電力源が必要で、これが高価になる。

◆ FCは出力調整が瞬時には行えないのでバッファとしてバッテリがあった方が制御が楽だ。回生用としてもバッテリか電気二重層コンデンサが必要になる。Li-ionバッテリの価格は相当下がってきているが、自動車用となると耐久性は放電特性を重視した設計が必要になり、携帯機器用のものとは少々異なったものになる。

◆ とは言っても量産効果が出れば更に価格は下げられると思う。携帯機器用のLi-ionバッテリの価格は下がりきったとも言われるのだが自動車用は構造や機構なども含めて価格低減の余地はある。ここを狙っているのが米国のテスラだ。Panasonicと共に広大な敷地に50億ドルを投じてバッテリ工場を建設しようとしている。

◆ テスラはFCに否定的だ。FCは高価格でエネルギ効率が悪いとし、EVこそが本命だとの姿勢だ。水素燃料型FCに関しても水素社会など来るはずがないと言う。トヨタもハイブリッド車を売りたかったからなのかFCには否定的な意見だった。これもあって業界全体のFC開発熱が冷めたとも言われた。当面FC時代が来ないと言う事でバッテリ供給などの関係もありトヨタはテスラとも仲良くしていた。
しかしハイブリッド車が2017年から米国でエコカーと見なされなくなることになるとトヨタの態度は一変、FC開発に乗り出すと共にテスラとの関係も冷え込んだ。


高速バス(1/26)
◆ バスの事故が度々報じられる。夜行バスや高速バスは運賃が安価なので若い人や、最近では企業の出張用としても使われている。到着時間が朝早いので朝一番の打ち合わせにも間に合うというのは企業側の都合かも知れず、あまり眠れない夜行バスでの移動は結構辛いと思う。横3列(1席+2列)のシートならまだしも、4列(2+2)は座席も狭いし前後長も詰まっているのでかなり厳しい。

◆ 新幹線で東京-大阪間を往復すると3万円くらいかかるが、夜行バスだとその1/2〜1/4程の運賃だ。運賃は季節や曜日などによっても異なるし空席待ちをすれば更に安く乗ることが出来る。こうして需要が増えると共に価格競争が激化した。

◆ この事が安全運行の妨げになっているとしてドライバー一名当たりの走行距離を規定したり、事実上の弱小旅客会社を排除するとも言える規則の改定などが行われた。
しかしその後も事故は発生し、これら改定などが根本的解決になっていないのではないかとも思える。

◆ つい先日起きた事故は高速道路を通らずに一般道を通って事故が起きた。高速道路を通らないのは高速道路料金の節約や時間調整の意味があったのではないかと言われている。バスは山道で、おそらくは速度超過で姿勢が不安定になり、方輪をほぼ浮かせたような状態でガードレールを突破した。

◆ ドライバーの居眠り運転や突発性の傷害などによるものなのか、ブレーキの過熱などで減速が出来ない状態に陥っていたのか、あるいは車両のどこかに故障があったのか。
車両側のトラブルや予防措置、居眠り検出やアラートなどは現行技術で可能ではあるがコストはかかる。

◆ 車両トラブルに関してはメンテナンス頻度などの問題もあると思うのだが、車両火災などは何度か起きている。高速バスだと月間走行距離がかなり長くなるので点検は重要なのだが、点検している時間はバスを動かすことが出来ないだとか点検費用の問題があったりして疎かになりやすい。

◆ 鉄道にしても航空機にしても自動車にしても安全を削るコストダウンが許されるはずはないのだが、それら機械の信頼性が上がったことに安心してしまう風潮はある。業務用車両でも点検インターバルは期間で決められていると思うのだが、距離や運転時間が一定値に達したら速度リミッタをかけてしまうなども技術的には十分可能だ。

◆ トラックの速度リミッタに関しては反発意見もかなりあったのだが、結局は現在の状態に落ち着いている。リミッタを外してぶっ飛んでいくトラックも見かけるのだが、それは仕方のないことだ。自動運転車の話題も聞くようになってきた訳だが、様々な安全装置の装備義務づけの方が規則で縛ることよりも効果が高い気がする。

◆ 運行ルートなども、そこを外れた場合には速度リミッタをかけるとか運行管理会社に連絡が行くとか、いくらでも何でも出来る。
車両故障などに関しても、こちらはセンシングする必要があるので簡単ではないのだが出来ないことはない。車両側を制御するのは後付けでは難しい面もあるのだが、スピードリミッタくらいであれば何とかなるだろう。


スマートフォンのセンサ(1/25)
◆ 以前にもセンサの件は書いたことがあるが、スマートフォンには多くのセンサが使われている。照度センサは画面の明るさの制御に、Gセンサや傾きセンサはスマートフォンの傾きなどを得るために使われる。チップ内やバッテリには温度センサが内蔵され、バッテリ電圧や消費電流も測られている。

◆ センサは種類にもよるが比較的高額な部品で搭載スペースも食うので全てのセンサが全てのスマートフォンに実装されているわけではない。Xperia Z4には気圧センサがあるがXperia Aにはない。照度センサも単体で存在するものもあればカメラを代用するものもある。もっとも照度センサは高価なものではないので単体実装した方が消費電力的には有利になる。

◆ 気圧センサを何に使うのかだが、各スマートフォンの位置情報と気圧を集計することによって正確な気圧マップが作れるなどが考えられる。スマートフォンの位置情報と共にGoogleが気圧値を取得すれば、気象会社以上の天気図が作れるかも知れない。

◆ 気圧変化で高度が計測出来る点でナビの精度を上げる(効果の高速道路と一般道が平行している場合の判断など)効果が期待出来るとする向きもある。
温度と湿度センサも気象状況の把握に役立つのだが実装されているスマートフォンは少ない。GALAXYの一部モデルには実装されているらしいが、胸ポケットなどにスマートフォンを入れおくと温度も湿度も高い値を示すはずだ。

◆ 気象という面だけを考えると照度センサで空の明るさも測ることは出来るが、こちらもスマートフォンの使用状況が一定しないので判断が難しい。今でもあると思うのだがウエザーニューズ社が個人の気象報告データを積み上げる形のサービスを行っていた。以前にアプリをダウンロードしたこともあったが、写真を撮って送ったり見たりが非常に重く、アプリの動作自体も不安定だったのでやがて使わなくなった。

◆ OSレベルで各データをリモート取得するGoogleには大量のデータが集まる。これはアプリレベルでは中々出来ないことだ。ソフトバンクに情報を送信するAgoopのラーメンチェッカーだったかな、これはバッテリ消費量やパケット消費量が大きいと言われる。

◆ 同じくAgoopの電波つながりチェッカーはパケット節約のために簡易的速度調査方法を採るためか実際よりかなり高速なデータを示す。
このデータを集計してソフトバンクが一番と宣伝したわけだが、実際と乖離が大きかったのは周知の事実だ。ドコモスピードテストでも簡易測定モードでは計測値のばらつきが大きくあまりアテにならない。

◆ せっかく集めたデータもその数値が信頼出来なければ何にもならない。Agoopは宣伝用だから数値が高めに出ればOKかも知れないが、多くのデータをせっかく集めても役立たない。気象情報などでも同じで集めたデータの処理の仕方で、それが有用にも無用にもなる。

◆ 少し前に高速バスの事故があったが、スマートフォンの加速度センサのログなどがあるとバスの挙動も分かるかも知れない。常時サンプリングだとバッテリ消費量の問題などがあるので現実的ではないとは思うのだが、低消費電力化が進めば全く不可能なこととは言いきれなくなる。


SIMフリーiPhone(1/24)
◆ SIM FreeのiPhoneは16Gバイト版で8.4万円程だそうだ。これは果たしてお得なのだろうか。事業者モデルの場合はiPhoneは実質無料、MNPや新規加入の場合にソフトバンクだと10万円以上のキャッシュバックが貰える場合もある。

◆ キャッシュバックは貰えなかったとしても実質無料で入手出来るiPhoneなのでSIMフリー版の8.4万円を埋められるかどうかが焦点になる。
通話ライトプラント月間8GBのデータ準定額での月額料金は8.5千円程度だ。

◆ MVNOの料金は下がってきているので何とも言えないが通話付き&月間7GBのデータ使用権付きで3千円くらいだろうか。
通話は従量制となるので月間千円を通話料としてみておこう。この合計が月間4千円、24ヶ月で9.6万円になる。MVOの場合は月間8.5千円×24ヶ月なので20万4千円、その差額は10万8千円となりSIMフリーiPhoneを買ってMVNOのSIMを入れた方が少し得になる。

◆ 月間データ使用量が多い程MVNOの方が割安になるのはデータ単価が安いためだ。
MNO契約でもMNPなどであればキャッシュバックが貰える事になり、MVNOとの差は小さくなる。上の例だと2万円キャッシュバックが付くならばMNOの方がお得になる。

◆ iPhoneの場合は事業者モデルがタダなので例としては特殊ではあるのと、初心者が多いiPhone利用者があえてMVNOのSIMを入れるかという点もある。iPhoneの場合はiOSのバージョンによって設定を変えなければ通信が出来なくなるなど、こうした点ではAndroidよりも厄介だと言える。

◆ Androidの場合は事業者モデルがタダではない(ソフトバンクは比較的新しいモデルがタダの場合もある)のでMVNO契約のお得度が増す。
日本独自の機能を重視しないのであればSIMフリーのAndroidスマートフォンを買えば、機種代も安くなる。

◆ SIMフリースマートフォンの売れ筋は3万円前後と言われているのだが、SIMフリーマートフォンの世界でもハイエンド指向が観られるという。この辺りもあってHUAWEIもフラグシップモデルを投入してきた。HUAWEIのブランド力が云々という事もあるのだが、これは売れ始めれば他社もハイエンドモデルを投入してくるだろう。

◆ SONYもXperiaZシリーズなどを売ればいいとは思うのだが、現時点では価格競争力という点で難しそうだ。海外版の価格を見ても決して安いものではない。更に国内販売となると各事業者とのネゴも必要になってくる。サービスやサポート態勢も充実させる必要があり、下手をするとvaioの二の舞になってしまう。

◆ この辺りも卸値は安いが事業者に売った方が得なのか、それとも直販した方が得なのかだ。
従来は事業者モデルや類似モデルを一般売りすることは難しかったが、iPhoneのSIMフリー版が普通に売られていることが一つのきっかけにはなり得る。Xperia ZシリーズなどはSIMフリー版を買えばOSのアップデートなども追いかけられるのでメリットはある。

◆ SONYはスマートフォン部門の赤字が膨らんでいるわけで、このままというわけにも行かないだろう。まあ量産コストが高いとかという面もあるのだがオンライン販売であれば流通コストも節約出来るわけだし、今後に期待したい。


jigブラウザ(1/23)
◆ 従来型ケータイの頃のフルブラウザアプリとして一世を風靡したjigブラウザを覚えている方も居るだろう。
従来型ケータイからスマートフォンへと急速にシフトし、またケータイそのものにもそこそこの機能のブラウザが実装された事もあってその名は忘れ去られる事となる。

◆ そんなjig.jpが最近始めたビジネスがライブ配信サイトの"ふわっち"だ。後発サイトとあって知名度も低く使う人も少なかったのだが、お金が貰えるという話が浸透してツイキャスなどにいた大手配信者がふわっちを使い始めた。

◆ ビジネスモデルがどうなっているのか分からないのだが、デイリーランキングとマンスリーランキングの順位に応じて賞金が貰える。デイリーランキングで3千円?マンスリーランキングトップだと20万円くらい貰えるらしい。

◆ その他にもリスナーが有料アイテムを買って配信者に贈与する事によってもそれを換金出来る。昨年2度逮捕されて有名になったしんやっちょ氏は1週間で30万円稼いだと豪語した。しんやっちょ氏は今はリスナー数も低迷し、ふわっちでは100人とか200人程度のリスナーしか集められないが、それでも今はライバルが少ないためか稼げるのだ。

◆ しかしサイト自体の問題も指摘され始めた。
jigブラウザの頃もそうだったのだが、サーバや回線が弱いので多くの閲覧者がアクセスするとサーバが落ちてしまう。jig側は改善すると言っているそうだが、何となくあのブラウザの頃と同じだなと思ったりする。

◆ 大手配信者がふわっちで配信を開始すると画像伝送などがうまく行かなくなったり、全くアクセス出来なくなる状況が発生した。
確かに金は稼げるかも知れないが、配信が中断するのでは全く役に立たないとふわっちを去っていった配信者も居るが、多少重くても金が稼げる方が良いという人は今も残っている。

◆ ふわっちに居るリスナー層は明確ではないのだが、中高生が多いと思われている。そこにケータイ課金でどんどんアイテムを買って配信者に贈与するとなると、ガチャで莫大な金額を使ってしまった事件と同じ事が起きるのではないか。配信者に気に入られるためにアイテムを投げるが、それが過熱すれば課金額は相当なものになる。

◆ ちょっと配信を見ていても1万円分くらいのアイテムを投げる人が珍しくない現状で、その額の7割くらいが配信者の懐に入る。配信者もアイテムくれアイテムくれと言うわけで、それはアイテム数がランキングにも影響するからだ。

◆ 配信者もツイキャスではお金の稼ぎようがないわけだがふわっちならば有料アイテムを貰いそれを換金するだけでも小遣いになる。いや、しんやっちょ氏などは並みのサラリーマン以上に稼げると発言している。
その噂を聞きつけてか、いわゆる乞食系と言われる配信者が最近は続々とふわっちに集まり始めた。

◆ サイトの名が知れ、稼げるとなれば配信者が増えるし配信者が増えればリスナーも増える。
ただどの程度jig側が儲かっているのかは今ひとつよく分からないのだが、月間1億PVくらい稼げると広告料収入も0.5〜1千万円くらいは得られるだろう。


SIMフリースマホ(1/22)
◆ 今年は昨年より更に多くの機種が出て来そうなSIMフリー市場だが、HUAWEIは5.5インチディスプレイを備えたフラグシップモデルを投入してきた。
デザイン的にはiPhoneとXperiaを合わせたような感じだが、まあスマートフォンのデザインなんて似たようなものか。

◆ CPUはHisilicon Kirin925で2.2GHz動作の4コアと1.5GHz動作の4コアとなっている。
Antutuベンチマーク数値は5万弱となっているのでSnapDragon810と同程度ではないかと思われる。RAMは3GBでストレージは32GB、対応バンドは1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/25/26/28となっている。
1.8GHz帯には対応するが1.5GHz帯には対応しない。
筐体内にマイクを3個内蔵していて音の方向を探る事が出来る。

◆ 品質に関しては国内拠点でチェック、サービス&サポート態勢も充実させるようだ。事業者モデルとしてのHUAWEIはあまり人気がないのだがSIMフリーモデルとしては今後どうなっていくのか。ちなみに価格はフラグシップモデルと言う事でそれなりに高く約6万円だ。

◆ SIMフリースマートフォンの売れ筋価格帯が3万円前後という現状ではさすがに高い感じがする。人気のZenFoneの場合はRAMを4GB搭載したモデルでも4万円弱だ。もちろん他の搭載機能やカメラの有効画素数などに違いはあるが、価格競争力という点ではどうなのだろうか。

◆ 6万円前後の価格帯だとXperiaJ1 Compactが競合となる。Xperia J1CompactはFelica内蔵と日本では使いやすい。BAND21にも対応しているのでドコモの4バンドを使える。
画面サイズ4.3インチのHD解像度とと小型なので好みは分かれるだろうがMate Sよりも安価であり競合しそうだ。

◆ HUAWEIもMateSばかりではなく安価なモデルも出している。honor6はミッドレンジで2万円台、P8Liteは3万円台だ。HUAWEI的には安価なモデルから高性能モデルまで揃えるという作戦だろう。フラグシップはそれを売るためだけではなく、それがあるために他のモデルが売れていく宣伝効果もある。

◆ これは飲食店などでも同じで、ちょっと高いなと思われる価格の商品を陳列すると、その一つ下の価格帯の品物の売れ行きが良くなると言うものだ。景気の良い時であれば、極端な話「一番高いものを下さい」みたいな買い方をする人も居たそうなのだが、さすがに今は無いだろう。

◆ この一番高いものを下さいとスカイラインGT-Rを買っていった上に、乗り心地が悪いと文句を行った人が居たとか。まあディーラの説明不足は否めないわけだが、高いものを買ってくれるというのだから売っちゃおうみたいな所はどの業界にもある。

◆ しかしフラグシップは名実共にフラグシップでなければならない。価格が高いだけで性能は余り良く無いみたいな事になるとフラグシップ効果が薄れてしまうばかりか逆効果なのだ。
Mate Sが売れるかどうかと言う事もあるのだが、中高価格帯のSIMフリースマートフォンの市場が出来てくると国内メーカも参入しやすくなる。現在でも富士通などはSIMフリースマートフォンを投入しているのだが海外製に比較するとコストパフォーマンスが悪い。M02は実売価格こそ4万円以下だが、性能的にはZenfoneに目が行ってしまうと言う感じ。


通販サイト(2)(1/21)
◆ 昨日の話の続きである。安心感という点では楽天やAmazonが良い。AmazonはAmazon発送のものもあるので信頼性は高いが、海外発送のショップも混じっている。商品価格が100円程度で送料無料なんてものもあって、これってどういう仕組みなのかと思うと海外発送だったりする。海外からだと郵送料が安いからだ。

◆ 私は楽天でもAmazonでも買い物をするが、Amazon比率は少し高まった。理由は発送が早く安い物が増えたからである。
と言うよりも楽天の手数料値上げなどがあって楽天での安売りが難しくなったと言うべきか。

◆ 楽天とAmazonのどちらを使うかは慣れや保有ポイントにもよるだろう。Amazon慣れした人が楽天を使わないのは検索が面倒、バナー広告ばかりで商品が分かりにくい、企業的に信用出来ないが上位だそうだ。

◆ 検索がしにくいのは過度のSEOで検索ワードと関係のない商品が出てくるためであり、こうした手法を楽天は禁じていない。例えばApple純正のケーブルが欲しいと検索したとしても非純正のケーブルが山程出てくる。検索ワードに「Apple純正 同様」などと設定しているためだ。「同様」を排除したとしても他のワードも合わせてページに書くので検索されてしまう。というか、検索されるように作っているのだからそうなる。

◆ バナー広告をベタベタ貼れと言うのは楽天の方針なので仕方がない。○○のサイトをマネして作れ、マネして作らないと売れないよと言われるのだからみんな同じになる。
実際の商品やその商品説明よりも冗長な広告の方がずっと多いのが楽天流で、とにかく見にくい。そのページにある他の商品の説明なのか、その商品の説明なのかも分かりにくいが、これも検索ワードをまき散らすという点で効果的なのだ。

◆ 企業的に信頼がないというのもその通りで、それが最も分かるのが商品レビューだ。
悪い評価を付けたとしても、そうしたレビューは消去される。結果として良い評価しか残らないようになっている。従って悪い評価を書きたい場合はモロに悪評をするのではなく、褒め殺しにしていかなければ掲載されない。

◆ Amazonの方がどうなっているのかは、Amazonに出店した事がないので不明だが少なくとも楽天よりは信頼出来ると思う。Amazonの最大の欠点はサイトが使いにくい事だ。各種設定なども分かりにくく、いったん設定してしまえばいいのだが決済方法や住所連絡先の変更をしようとすると、どこだったっけ?みたいな感じになる。買い物自体に関しては難しい事はないのだが、それでもカートに入った商品の削除などは迷った人が多いのではないだろうか。

◆ Amazon的には世界中がこれなのだから日本人も慣れろよなみたいな所かも知れないが、ならば日本語や説明でカバーして頂きたいものだ。少なくともこうした点では楽天やヤフーの方が分かりやすい。登録自体の簡単さやサイト全体の扱いやすさを日本人向けにする事で利用者は増えると思うのだが、Amazonは全く気づいていない。


通販サイト(1/20)
◆ ネット通販は私もよく使うのだが、未だに騙される人も居る。以前に書いた中国の偽サイトに引っかかるわけで、先日も旅行用のカートを買って騙された人が居た。楽天やAmazonよりも微妙に安い価格になっていて、在庫ありで即日発送となっていたそうだ。

◆ カード決済は出来ずに現金振り込みのみと言う事で、ここでまず少し疑問を感じるのが普通である。通販サイトの多くはカード決済が可能で、確かにカード決済手数料がかかるのだが利便性を撮るのが普通だからだ。勿論激安販売のために銀行振り込みのみですよとしているサイトもある。

◆ 銀行口座名は注文後に指定されたそうだが、口座名義が個人で中国人名だったそうだ。
普通の人はここで振り込みを躊躇うはずだが、その人はそのまま振り込んだ。何故疑問に思わなかったのかと言うと、サイト自体が凄く良く出来ていたので疑うという所まで考えが行かなかったという。

◆ 確かに最初から信じていると疑う事すらしない可能性もある。その人はお金を振り込み荷物の到着を待ったが品物は送られてこない。問い合わせても返事が無く、ここで詐欺サイトではないかと思い始めたそうだ。
それでもわずかな希望を持って品物を待ったが送られてこず、警察に相談した。

◆ 警察は対応はしてくれたものの、中国サイトは実質的に摘発が出来ないので泣き寝入りしかないとの事。同サイトに騙された人は数十人に上り、既にそのサイトは消えている事などが分かったという。しかし数十人も騙されるものなんだなぁと思うし、騙される人が居るから偽サイトが後を絶たないわけだ。

◆ ネット通販などをよく使う人だったら怪しげサイトを見分ける事もするだろうし、一度騙されれば注意もするだろう。しかし世の中そういう人ばかりではないという事なのだ。
こうして騙された人は楽天やAmazonなどを使い始める。偽サイトより価格が高いと言ったって、だって相手は偽サイトなのだから。

◆ 独立系でもビックカメラやヨドバシカメラ、メーカ系などの直販サイトならば安心である。そのサイトがどの程度知れ渡っているかが重要なのだが、そうした有名サイトの偽だって出現するのでチェックを欠かしてはいけない。

◆ カード決済の場合は、基本的には怪しげな所はカード決済自体が出来ないのでチェックが出来る。カード決済代行会社を通している場合は信頼度がワンランク落ちるのだが、それでも一応の審査はあるので現金振り込みオンリーよりは良いか。この決済代行会社経由の例はアダルトサイトなどであり、日本円決済になっていなかったりする。

◆ 会社案内なども、従来の中国偽サイトでは何も書かれていなかったが、最近では架空の住所などを使ってそれらしく仕上げてある。その住所が実在なのかどうかとか、社名で検索してその企業が実在しているかどうかはチェック可能だが、まあ実在企業をそっくり名乗る場合もある。何しろ相手は騙そうとしているのだから、騙されないようにしていなければ騙されてしまう。


先が見えない(1/19)
◆ 昨日はスプリント株安を受けてソフトバンク株も売られた。スプリント株は10%ほど値を下げたが、理由はネットワーク費用の削減が現実的ではないとの見方からだ。これによりソフトバンク株も一時8%以上値を下げて2013年以来の安値となった。

◆ ソフトバンクとしては四半期決算前のこの時期に株価が下がるのは厳しい所だと思う。スプリント株はソフトバンクに買収されてから、一時的にしろ10ドルを超えていたがその後下落に転じて今は2ドル台となった。

◆ 孫さんは買収当時からスプリントのネットワーク改善を叫んでいて、ソフトバンク的手法で早急に改善が出来たとしていた。しかし実際には何も出来ていなかった、いわゆる口先改善だったと見られる。

◆ 結局の所改善は出来ていなく、他社に追いつくにはまだ時間がかかると言ったが、孫さんの言う期限内にネットワーク改善が出来る可能性は低いと多くの人が思っている。そのネットワーク改善の中で今度は費用削減という話も出てくる訳だが、どこかで費用を落としていかなければどうしようもないと言う事なのだろう。

◆ スプリントネットワークのLTE化には数兆円が必要との試算もある。スプリントのLTE化が完了した時に他社は現在より更にネットワークは良くなり、その次の世代への投資も開始されている可能性がある。一気に金をかけて追いつくならともかく、他社と同じように歩んでいたのでは永久に追いつくことは出来ない。

◆ これは日本でも同じ事でEMの買収があったからこそエリアも広がったが、それが無ければ今よりもっと酷い状態だったと言える。900MHz帯の整備も思ったようには進んでいない。
これに関してもソフトバンクはすぐに出来る、急速に展開すると言ったが実際には時間がかかっている。

◆ ソフトバンクに急速な展開が可能なら、他社でもそれは可能なのだ。逆に言えば他社に出来ない事がソフトバンクに出来る可能性は非常に低い。どこかで無理をすれば、その無理なりの性能なり信頼性なりになってしまう。
"汚れた2GHz帯"を作ってしまった中継器バラまきだって、まさにそうだったのである。

◆ ドコモやauが足踏みしていたならば追いつけたのかも知れないが、ドコモもauも必死で逃げているのだ。ソフトバンクが追いかけた所で距離が縮まらないばかりか開いてしまう。
これはソフトバンクが設備投資額を圧縮していることもある。

◆ スプリント問題がなければ設備投資額の圧縮やインセンティブ額の減少も無かったのではないかと思う。しかし金食い虫のスプリントがどうにもならない事もあってソフトバンク自身も引き締めに入る。これによって今度は純増トップから純減トップへと突き進む、負のスパイラルに突入した。

◆ 2月の2週目に予定されている決算発表会だが、これまでの例にならえば不調のモバイル事業にはあまり触れないと思われる。電力事業への参入辺りがメインとなり、モバイル事業?そんなのあったの?みたいな感じではないだろうか。
主要回線まで純減に陥っていれば主要回線という分類そのものを廃するかも知れないし、逆に伸びている部分があれば新たな名前付けをするだろう。


PAの歪み(1/18)
◆ 昨日の話の続きである。アンプの歪みというと2次歪み、つまり高調波などを思い浮かべる人も多いと思うが高調波歪みはフィルタによって除去出来る。
しかし混変調歪みは除去が出来ない歪みでありアンプの非線形性で発生する。

◆ アンプだけではなくパッシブな素子やコネクタでもIMは発生するのだがそこまで厳密な事はアマチュアな考えないはずだ。これが携帯電話基地局のマルチバンド対応アンプやアンテナ、共用機となるとこうした部分も気になってくる。

◆ SSB送信機は勿論なのだがディジタル通信機に於いてPAのリニアリティは重要だ。
PSKなら振幅方向に情報がないからC級アンプでも良いではないかと思うのかも知れないが、帯域制限のためにナイキストフィルタを入れるので信号波は振幅方向も重要になる。つまり、ナイキストフィルタで低域制限を行うとリニアアンプが必要になるわけで、それを非線形アンプで増幅するとナイキストフィルタの効果が失われて帯域が広がってしまう。

◆ QAMなど振幅方向に情報を持った信号ではなおさらリニアリティは重要になる。
16QAMのコンスタレーションは縦横4つの点がIQ平面上に現れる。アンプが飽和に近づくとコンスタレーションの角の部分がつぶれたようになる。IQ平面上で原点からの距離が振幅になるので、飽和によって振幅が制限され始めると角の部分からつぶれてくる。原点からの距離が最も遠いからだ。

◆ だったらIQ平面上で丸くは位置すれば良いではないかと言う事で、そうした配置にした変調方式もあるが一般的ではない。
アマチュア無線におけるディジタル通信がどの程度研究あるいは自作されているのかは不明ではあるが、少なくとも送信機のリニアリティに対してはアナログ通信よりも難しいと言って良いだろう。なお振幅方向に情報を持たないディジタル通信方式であればC級アンプも使用出来るが、周波数利用効率は高められない。

◆ IQ平面上で原点からの距離は振幅だが、平面上での回転方向は位相になる。位相が一定でずれる分には補正が可能だが、フィルタなどの郡遅延特性によってずれが一定ではなくなると補正が難しい。これはデータ間の距離によって遅延特性が変化するためで、符号間干渉になる。

◆ 送信側では狭帯域フィルタは入れないのが普通だが、変調器のベースバンド入力に回り込み防止などでコンデンサを入れると周波数特性が悪化して位相ひずみが増える。
ディジタル変調解析機能付きのスペアナなどがあれば特性測定は出来るのだが、普通のアマチュア無線家がこれら測定器を持っているとは限らない。

◆ ディジタル通信に関してはアナログ通信とは違った視点で回路や特性を見ていかなければならないので、経験が少ないと難しいとは思う。変調精度(EVM)や占有帯域幅(OBW)などを規格内に入れながらバランスさせないと、信号強度はあるのにエラーレートが高いとか隣接チャネルに妨害を与えまくると言う事になる。隣接チャネル妨害はアナログ無線機でも同様でPAのリニアリティが悪いとSSB送信機などで帯域が広がってしまう。今でこそ特性の出ている無線機が増えたが、昔の無線機はIM特性などがかなり悪かった。


GPSDO(1/17)
◆ 久しぶりにSGの基準発信器の周波数とGPS基準発信器の周波数を比較してみた。結果誤差はマイナス10乗くらいの所にあり、たいしてずれていない事が分かった。以前にも書いているようにGPS基準にはジッタがあるので長時間の平均を取る必要があり、測定に時間がかかるというか時間をかけないと平均誤差が出てこない。

◆ 周波数カウンタのOCXOも測ってみたが、こちらはマイナス7乗くらいだった。カウンタは常時電源を入れているわけではないので安定までに時間がかかる。OCXOの温度が安定するまでの時間は30分程度なのだがたまにしか電源を入れないので振動子そのものの安定に時間がかかる。と言ってもマイナス7乗からマイナス8乗オーダでのドリフトではある。

◆ 周波数カウンタには通常はSGから基準信号を入れているので内蔵OCXOの周波数はあまり気にしていない。スタンドアロンで使わなければならない時には事前に校正すればいいや、程度の感じだ。校正は電子校正なので基準発信器を接続してキャリブレートモードにすれば自動的に行ってくれる。

◆ スペアナはOCXO搭載ではない事、そもそも周波数分解能が低いので基準周波数はあまり気にしていない。SGの基準をスペアナに引っ張っても良いのだが、そこまでする必要は無いかなと言う感じだ。高分解能のスペアナの場合は基準発信器などのドリフトで測定が難しくなる場合もあるが、そうした分解能のスペアナだとOCXOオプションを搭載する場合が多い。

◆ 分解能は単にフィルタの帯域幅という話ではなく各発信器の安定度やC/Nが悪いと何を測定しているのか分からなくなってしまう。
低分解能スペアナでも基準発信器のC/Nが高ければ、IF出力をFFTアナライザなどで観測すると分解能を上げる事が出来る。スペアナは単に周波数コンバータとして使用するわけだ。

◆ 狭帯域通信が主流の場合は高分解能スペアナの需要が高かったのだがディジタル通信ではVCOのC/Nを測る以外はあまり高分解能モードは使わない。例えばLTEのサブキャリアを見る必要があったとしてもキャリア間隔は15kHzである。

◆ アマチュア無線で高分解能を必要とするのはLNAやPAの3次混変調歪みの測定だろう。LNAはまだしもSSB送信機のPAでは2キャリアの間隔を狭くして測らないと測定が難しくなる。
信号をSGから入れられるのであれば良いのだが、マイク端子から2信号を入れて測定しようとするとオーディオ入力帯域の限界までしかキャリア間隔を離す事が出来ない。結果として400Hzと1.5KHzなどとなり、周波数間隔は1.1kHzしかない。これを分解して見るためには10Hz程度のフィルタが必要となるわけだ。

◆ マルチキャリアの出せるSGやあるいは通常のSGが2台あればそれぞれからキャリアを出せるのでキャリア間隔は10kHzでも100kHzでも可能だ。
アンプの特性にもよるがキャリア間隔を狭めるとIP3は悪化する方向に出るので注意は必要だ。
IP3なりIMなりを測るのはリニアリティを確認するためである。歪みの多いアンプはIMが多いと言う事になるので変調波の占有帯域幅が広がり、音声はクリアではなくなる。


150cc(1/16)
◆ 排気量が125ccだと自動車専用道路は走れないが250ccならば高速道路も走れる。
高速道路は移動の為の道路であり走って楽しいものではない。それに250ccクラスのスクータでは絶対的パワーがないので高速道路を楽に走れるわけではない。
しかし出先からの帰りとか、早く移動したい時には有用な道路である。

◆ しかし250ccのスクータはデカい。2人乗り用とか荷物が積めると言う事で割り切ればいいのだが、あの大きさと重さだったら600cc位無いとパワー的には厳しい感じがする。

◆ PCXの150cc版があるのだが、あのくらいはバランスが良いと思う。ボディサイズは125ccクラスであり150ccの排気量なので自動車専用道路も走る事が出来る。勿論走る事が出来ると言うだけで法定速度で走り続けられる程の余裕はない。250ccのスクータでもアンダーパワーを実感するのだから150ccのスクータで十分とは言い難い。

◆ これがスクータではないモデルとなると話は違ってきて、高回転高出力のマルチシリンダエンジンならば高速道路も走れる。
この辺りはバイクに乗る目的感というか楽しみ方みたいな感じもあってスクータは気軽な実用車だから運動性などは求めるべきではない。

◆ それでもスカイウエイブに比較したらシグナスの方がずっと乗りやすいというか山道などは走りやすい。PCXは更に運動性能が高そうなので魅力的ではあるが、ステップの所に荷物が積めないので実用性というか積載性能は低くなる。

◆ 積載能力を多少我慢するとPCXの150cc版は面白いスクータだと思う。積載性と言っても全然荷物が積めない訳ではなく、単にステップの部分がフラットではないと言うだけだ。シグナスだとここに灯油のポリタンクが積めるが、スカイウエイブは積めないので灯油や箱入りペットボトル飲料などは買いにいけない。
ペットボトル飲料の箱入りは、箱の形状によってはスカイウエイブには積める。シート下が意外に広いのだ。

◆ 国内メーカだとPCXになるが海外メーカだとPGOやSYMが150ccクラスを出している。
これらはステップ部分がフラットなので荷物を乗せる事も出来る。ヤマハのマジェスティーはPCXよりもシート下の収納が大きい。
PCXは25リットルしかないがマジェスティーは32リットルある。

◆ マジェスティーは以前のモデルはステップ部分はフラットではなかったように思えるのだが、現行モデルはフラットだ。運動性でもPCXよりポイントが高いので意外に面白いのかも知れない。二輪車に燃費が云々ではないのかも知れないが燃費の点ではPCXがトップに立つ。アイドリングストップなども使えるのだが停止頻度や時間が長いとバッテリ負担が大きくなる。

◆ 125ccを超える不便さは原付2種までしか許容されない駐輪場が使えない事、軽自動車税や自賠責保険料が高くなる事、任意保険のファミリーバイク特約が使えなくなる事などでコスト負担は少なくはない。免許が普通自動二輪であれば400ccまで乗れるわけだが、250ccを超えると車検が必要になるので付帯コストも含めて更に負担が増してしまう。


シグナスX(1/15)
◆ 免許が取れたので125ccの原付二種を買った。シグナスX台湾モデルは国内モデルよりも安価でお得な感じがした。ちょうど免許を取った時にどの店にも在庫が無く少し待ったのだが、レッツ5を買った千葉の販売店で買って乗って帰ってきた。

◆ レッツ5に比較するとパワーもあるし最高速も出るのだが基本的に大きく変わるものではない。50ccと125ccは取り回しでも何でも近い位置にあるのだが、125ccと250ccのスクータはその差が大きい。
原付に乗り始めて、普段行かない近所の探索が面白かったのだが125ccだと少々取り回しが悪い。

◆ 原付二種になって2段階右折からも解放され30km/hの縛りもなくなった。山道などを走る分にはたいして違わないと言えばそうなのだが、幹線道路などを走る時は各50cc制限から解放されるので楽になる。
50cc原付で往復約100km程を走った時はそこそこ疲れたものだが、125ccだとその3倍くらいは走れる感じだ。

◆ この違いは速度そのものというか制限の違いと言えば良いと思う。ヘッドライトは早々に交換してしまったのだが、やはり明るくする事で山道などが楽になる。照明の明るい幹線道路を走る分にはなんという事はないが、夜の山道となるとHIDでももっと照度が欲しい、もっとワイドに照らして欲しいと思う。

◆ 燃費は35km/l〜40km/l程度で燃料タンクは7リットルだったかな。諏訪湖に行った帰りにはガソリン残量が減ってきてちょっと不安になったが、田舎の方に行くと幹線道路沿いのガソリンスタンドでも夜には店じまいしてしまう所が多かった為だ。スクータは50ccでも125ccでも航続距離は100km〜250km程度だと思うので、夜間走る場合は1リットルの予備燃料があればかなり心強い。

◆ シグナスXに続いてスカイウエイブにも乗り始める事になるのだが、近所を出歩くにはスカイウエイブは大きすぎる。ただ買い物などに行く事を考えるとシート下にかなり荷物が積めるので車で行く必要が無くなる。シグナスだと2人乗りはブレーキの利きが厳しい感じだがスカイウエイブなら問題はない。

◆ スーパーに行くにしても何にしても車を出す必要が無くなるので駐車場待ちの列も関係ない。
駐車場が空いているウチにと朝早く出掛ける必要もない。こうした自由さが一番のメリットであり、結果として車の使用頻度が低下する。荷物の積めないバイクだと又別の使い方になると思うがビッグスクータなんて車に例えればワンボックスみたいなものである。操縦性無視で積載力を増やした、みたいな。

◆ 車でも二輪車でも同じなのかも知れないが、ビッグスクーターはデカくて重くて取り回しが悪い。それに比較すると50ccや125ccのスクーターは実に気楽であり、まさに自転車の延長なのだ。車の場合は大は小を兼ねる(操縦性以外)みたいな所はあるのだが、二輪車の場合は中々そうも行かない。

◆ ただ乗り物としての面白さは両極端みたいな所もあって、パワーがある程面白いのは言うに及ばず、一方では小排気量の面白さみたいなものだ。今でも山の方に行ったりすると、50ccだったらこの道入って行けたなと思う事もある。


原付に乗り始めた頃(1/14)
◆ だいたいこの時期から春先にかけては、こんな話を書く。なんだよ又かよ、乗り始めて5年目って事は5回は同じような話を聞いたよな、なんて人も居ると思う。

◆ 乗り始めた最初は原付一種だった。何しろ乗り物さえ買ってくれば免許はそのまま使えるわけだし、何の手間もない。最初に買ったスクーターはレッツ5だった。
何が良いのか悪いのかと言う事も分からず、ヘルメットですらどこで買うんだ?みたいな感じだったし、どこで買うのかはよく分からなくてドンキホーテかどこかで買ったように記憶している。

◆ レッツ5は千葉県で買った。ネットで探してその店が安かったからと言うのが理由で、後のシグナスも同じ店で買っている。
往きは電車で、帰りはレッツ5で帰ってきた。横浜までは60km以上あったと思うのだが、走って帰ってきた。

◆ 千葉から都内を抜けてくるわけだが、原付の通れない道路とか二段階右折、二段階右折の禁止場所などがあっておおいに混乱した。アンダーパスやオーバパスは標識があるので判断は容易なのだが、二段階右折はどうにもよく分からなかった。なので警察署に聞きに行ったり警官に聞いたりもした。
しかしそれでも明確ではなく、警官の言う事には「判断の難しい場所では取り締まらない、だけれどどの警察署も同じとは思わないでくれ」だった。

◆ この辺りは規則の明確化が怪しい自転車の取り締まりと似ている。同じ乗り物でありながら各都道府県で扱いが違うのはおかしいではないか。規則や法律とはフラットであるべきものだ。道路のどこを走るのかも今ひとつよく分からなかった。あくまでも左側なのか、左側がバス専用などの特定車両向けレーンの場合は走ってはいけないのか。

◆ これにしたって、たまたまそこにいたパトカーの警官に聞いたら原付はバスレーンに入って良いと言われたのだが、標識的にはバス専用である。二輪車とバスが走って良い場合は表示が異なるわけだが原付は無視して良いのだろうか。

◆ 制限速度が30km/hだというのは明確な決まりなので守ればいいし、捕まる覚悟があるならば守らなければいい。所が不明確な決まりは何をどう守るのか、守らなければならないのかがよく分からないのである。

◆ そんな事もあって原付二種に載りたいと思い始めた。しかしその為には免許を取らなければならない。教習所に通う時間も惜しいし、出来るだけ短期間で免許を取りたい。小型自動二輪免許にするか普通自動二輪にするか、あるいは普通自動二輪のAT限定にするか。ここでも悩んだのだが教習時間は少し多くなるが小型自動二輪(正確には小型限定普通二輪免許)よりもAT限定普通自動二輪の方が良いかなと思って教習所に通い始めた。

◆ 教習所に通っているさなかに3.11の地震があった。教習スケジュールに変更はなかったが節電だとか何だとかで電気が消えていたような気がする。
一本橋は最初は苦労したのだが、まっすぐ走るのではなく細かくジグザグ走行すれば修正が容易だとわかりクリア出来た。


免許更新(1/13)
◆ 運転免許の更新時期が来た。年末年始を挟むので混んでいる感じがするのは気のせいだろうか。12〜1月生まれが他の月と同じであれば実働日数の少ない月は混雑することになる。平成12年度の統計では4月が9.2で少なく9月が10.0で多かった。12月は9.3で1月は9.5である。

◆ 違反者の場合は警察署で更新が出来ないのではないかと思うが、そうでなければ警察署が手っ取り早い。と思ったら今年はそうではなかった。決まりが変わったのか正月だけの事なのかは不明なのだが、ビデオ閲覧は後日行うというのだ。それが嫌なら二俣川の試験場に言ってこいと言う事である。

◆ ビデオ閲覧を除けば手続きは5分で終わる。
機械に免許証を差し込んで暗証番号を入れると更新書類がプリントされ、そこに持参した写真を貼って記名すればいい。
交通安全協会で証紙を買い、それを担当官に渡すと目の検査をしてくれる。で、終わりだ。前回の更新時にはビデオを観て待ち時間を潰した気がする。

◆ 自動二輪の免許を取ったので更新のサイクルがよく分からなくなっている。自動二輪の免許を取ったのが4月か5月だと思ったので、そこから5年を過ぎない誕生日と言う事かな。

◆ そうそう、自賠責も切れるんだった。最初に原付を買った時に5年で入ったのだが、5年で良いんですかみたいな事を言われた。
同じ事はスカイウエイブを買った時にも言われた。5年乗らずに二輪車を手放してしまう人が多いという事だろうか。

◆ 自賠責って値上げされたんだったかな。125cc以下の場合は5年で17,330円である。250cc以下の場合は28,060円になる。今はネットでもコンビニでも手続きが出来る。セブンイレブンで加入する場合は事前にネットで手続きをしておいて商標と書類だけをマルチコピー機で出力するという流れのようだ。

◆ 自賠責で面倒なのは名義変更や住所が変わった場合である。保険代理店が近くにあればいいが、そうでない場合は出掛けて行かなくてはならない。自動車用品店などでも加入は出来るが契約内容の変更はダメという所もあって面倒だ。私の場合はシグナスとスカイウエイブで保険代理店が違うので更にややこしい。
今回はネット手続きの自賠責で揃えるかなぁ。

◆ シグナスにしろスカイウエイブにしろ5年も良く乗ったものだと思う。シグナスの方は燃料ポンプの交換と謎のエンスト(ガスケット説あり)はあるが、その他大きな問題はなかった。
購入時からメータパネルの中に湿気が入っているようで冬場などは結露が起きている。おそらくはその為だと思うがメータのセレクトスイッチとリセットスイッチが効きにくい。

◆ スカイウエイブは購入後すぐにバッテリを交換し、それがダメになったので再度交換した。
スカイウエイブは購入時のバッテリそのままである。これも交換時期にさしかかっているのだが、通常の始動は全く問題がないのでそのままになっている。スカイウエイブもシグナスもオイル交換は指定通りに行っている。
走行距離はシグナスは3.4万kmくらい、スカイウエイブも購入時+3.5万km位になっているはずだ。


行列(1/12)
◆ 横浜ヨドバシカメラの行列に割り込む輩の話をコメントで頂いた。
以前にスカイビルの11Fだったかな、回転寿司屋の行列にも割り込む人がいる話を書いた。回転寿司屋の場合は割り込みが当たり前的な所もあって、顔見知りがいればそこに加わるので列からはみ出した感じのコブが出来る。

◆ 行列用には椅子が置いてあるのだが割り込みが横行するので椅子の周りに人が集まっている風になる。椅子取りゲームじゃないんだからと言う感じ。
回転寿司屋でも大手だと発券システムなどを採用しているので割り込みは不可能に近い。発券時の人数と順番を呼ばれた時の人数が異なるとバレるからだ。

◆ しかし強者もいる。発券時に人数を間違えたと戦っているオバサンも。この辺りは店員も心得たものなのかテーブル席であれば無理矢理詰め込み、カウンタ席であれば再発券を促すと言った感じ。

◆ スカイビルの上の回転寿司屋は店員は列に無関心なので割り込み放題である。列の最初の方に並べば無料のお吸い物が貰えたりもするので必死なのかも知れない。

◆ ヨドバシカメラの行列も店員は全く無関心だったようで、勝手に並ぶでも割り込むでもしてくれ、ウチは品物が売れれば良いんだよ的な感じだったとか。結局こうした列さばき的な所が評判などに影響してくる。

◆ 割り込みが横浜固有のものだとするならば、横浜近辺に住む人々の考え方が相当低レベルだと言わざるをえない。当該寿司屋に割り込んだ人も「みんなやっている」「私だけじゃない」と今時は小学生でも言わないようなはずかしい言い訳をする。

◆ スカイビルの活は開店時間を過ぎても朝礼をやっていて店を開けないなど、管理自体が甘いのではないかと思う。まあその甘さのおかげで何度か得をしている、と言うのも皿はRF_IDでチェックするようになっているのだが読み込めないケースがあって実際の皿の数よりも明細の皿の数の方が少なかったりしたからだ。
と過去形なのは、今は人間が数えるようになっている。

◆ 他にも、忙しい時には注文を間違えたり注文した品物が出てこなかったりで、客に文句を言われている店員を見る事も希とは言えない頻度である。客数に対して従業員数が少ないとか従業員教育の問題だとは思うのだが、それがその企業のポリシーならば仕方がない。

◆ ヨドバシと言えば他の家電量販店に比較すると従業員教育や知識は優れていると思うのだが行列には慣れていないのだろうか。いや、ゲームタイトル発売日とかPC発売日、携帯電話発売日には列が出来ていた時代があったではないか。

◆ それとも他県と同じように横浜人もお行儀良く行列に並ぶと思っているのだろうか。中国人が多いからその風習に慣らされた?まあ確かに善から悪へのシフトの方がたやすいのは確かなのだが、観光地でもある横浜がそんなお行儀で良いのか。
列には正しく並びましょうって、はずかしいレベルの告知を市役所がしないとダメなのかも。


移動体通信業界(2)(1/11)
◆ 大型基地局を建てずにマルチバンド化やCA対応とする為のエリア整備はさほどカネのかかるものではない。CAを安定的に動かすのはエリア面でも制御面でも色々大変ではあるのだが、従来からフィールドテスト車などを使うドコモやKDDIは日々ノウハウを蓄積していく事だろう。

◆ 900MHz帯の整備途上のソフトバンクも、かなりそのエリアは広がった。一部地域ではLTEの10MHz幅化なども進んでいるのが900MHz帯と2GHz帯がオーバラップしているのは都市部が中心となっている。
同じく都市部では旧EMの1.7GHz帯もあるのでトラフィックも分散出来る。

◆ 地方部はこれとは逆にドコモやauの数年前のように、エリア化優先で整備が進められている。未だにLTE圏外のエリアもあるのでその穴埋めが先決になるだろう。
1.5GHz帯もLTE化を行わなければならず、まだまだカネがかかりそうではあるが設備投資額は縮小している。

◆ 加入者増という拡大があれば予算も使いやすいのだが、ソフトバンクの言う所の主要回線も関東圏以外では純減に陥っている事もあり、予算取りは難しいのではないだろうか。エリア整備を行って顧客獲得を行うのか、客の少ないエリアの整備は後回しにするのか、孫さんは後者だと言っていたが今はどうなのだろう。

◆ 900MHz帯の整備にしてもMIMO無しの簡易局というか鉄柱局なども多く、エリアの補完は出来ても速度は出せない。もっとも900MHz帯は現状では10MHz幅しか使えないのでトラフィック用と言うよりもエリア用途考えた方が良いのかもしれない。

◆ 地方部のエリアに関しては旧EMの1.7GHz帯に頼る部分もあり、そうしたエリアで将来CAを行う為には2GHz帯の整備も行わなければならない。2GHz帯の整備が行われると1.7GHz帯を全てLTE転用が可能になる。予定はまだ先とは言え全国規模で整備を進めていかなければならない。これも少し前のKDDIと同じで、既存局に増設する形で行われるだろう。

◆ AXGP用の基地局ロケーションが不足しているとあってボーナスを支払って場所を確保するキャンペーンも行っている。AXGPは多くの局でフェーズアレイアンテナを使うので既存局との同居が難しい事情がある。WiMAX2+のように通常のセクタコントロールであれば自由度は増すのだが、まあポリシー的な所もあるしコスト面ではフェーズアレイ方式の方が安い。
とは言ってもスケールメリットが出にくい点は否めない。

◆ AXGPはエリアマップは立派なのだが実際にはWiMAX2+に遠く及ばない。WiMAX2+にしても地方部は絶望的とも言える状況なので今後の整備は難しいと思われる。WiMAXなど、こんな山の中にも基地局があるのかと思う程頑張っているのだが、その周波数の為もあって穴が多い。完全に圏外になるというわけではないが移動中などでは頻繁に速度低下が起きる。

◆ 2.5GHz帯や3.5GHz帯はトラフィック用のバンドとして、他の周波数とのCAで使う事になるのではないだろうか。ただ安定した電界強度がえられない場合はCA自体が難しくなる。例えば2つのバンドでCAを行う場合に、双方が安定していれば速度は上がるが、片方のエラーレートが上がると再送などの為に足を引っ張られて非CAの時よりも速度が遅くなる可能性がある。


移動体通信業界(1)(1/10)
◆ 各社共にlet化が進み、今年あるいは来年辺りは落ち着いた設備投資になる思われる。新たなバンドは700MHz帯と3.5GHz帯だが、700MHz帯はバンド幅が狭いのでトラフィック用途言うよりもエリア補完用として使われていくのではないだろうか。

◆ 都市部では増加するトラフィック対策の為に周波数帯はいくらあっても足りないと言われるが、パケット代の準従量制の為に今までのような帯域消費にならないとの見方もある。移動体通信事業者としては沢山のパケットを使って貰わなければARPUが上昇しなくなる。

◆ 旧WILLCOMなどでも同様だったのだが、帯域が空いているなら価格を下げてでも使わせた方が得という事だ。価格とは需給のバランスであり高額すぎるパケット代は需要を低下させる。MVNOは伝送速度はMNOにかなわないが価格はリーズナブルだ。高速通信を求めたい向きには不的確ではあるが、そこそこ速度が出ればいいと言う人にとってMVNOは魅力的に映る。

◆ MVNO事業者も価格競争状態になっていて、それは一昔前の固定通信回線事業者と似ている。
最初の頃は価格が安いと通信速度が遅いと言われていたわけだが、今ではさほど差が無くなっている。もっともソフトバンク光は遅いという事でかなり騒がれたりもしているが、これは特殊な例だろう。

◆ 総務省基準による各社計測で最も遅いソフトバンクでも不満の出るようなものではない。
ただし以前にも書いたが最低速度の遅いエリアはこれをかさ上げして欲しい感じだ。最高速度も速いほうが良いが実用上は最低速度辺りしか出ないエリアの方が問題だろう。

◆ こうしたエリアの整備でドコモはCA効果が高いとしている。従ってこの数年間のインフラ整備としてはCAエリアの拡大と安定性の向上になるだろう。CAエリアの安定性を増す為には各週は数体でオーバラップしたエリアの構築が必要になり、ドコモではこれに対応するマルチバンド対応機器やアンテナを開発した。

◆ どの事業者でも同じなのだが複数バンドでエリアをオーバラップして整備するのは後回しである。まずは圏外を無くす、弱電界エリアを無くす為に基地局整備を行う。それが一段落した後に他のバンドでの整備をはじめるという感じで、ドコモの例では1.5GHz帯や1.8GHz帯の整備は遅かった。

◆ しかしこの2年位の間に急速に整備が進み、CA対応エリアも当初予定よりかなり前倒しされた。
これが総務省の実効速度測定に関係しているとすれば利用者としては嬉しい話になる。特に山手線沿線や各駅などは急速にCAエリア化が進んだ。まだ面展開と言うには狭い感じはするが今後に期待と言う事だろう。

◆ auは800MHz帯をメインに使っていたので2GHz帯の整備は遅かったのだが、結果的には2GHz帯の20MHz幅を全てLTEで使える事となり、例のiPhoneエリア事件を機に急速にエリア整備を進めた。CA化も早かったのだが2GHz帯基地局の密度がまだ十分とは言えないエリアもあって、ドコモに追い越された部分もある。ただ2GHz帯は無線設備もアンテナも小型に出来る事や、近年その小型化が急速に進んだ事でペースが上がった。


サンデードライバー(1/9)
◆ 年末年始には普段来る兄乗らない人も車を使うケースが増える。年末には買い出しに、年始には初詣などのお出かけに。
若者が車に乗らなくなり、相対的にも中高年ドライバーが増え、更にはその中高年達も年々もれなく歳をとるのだからますます高齢化が進む。

◆ 高齢者ドライバーは速度を出すわけではないというか、制限速度以下で走っている場合も多いのだが注意力が散漫なのか一時停止を怠ったり信号無視などが目立つ。

◆ 高齢になったから注意しようと考える人が多ければ良いのだが、実際にはそうではなく「俺は事故など起こした事がないから大丈夫」だと思うケースが多い。
動体視力や判断力は年々低下しているのだが、それを実感しないと認めたくはない。そしてそれを実感する時が事故だとするとあまりに危険である。

◆ 幹線道路などを走っていても普段とは違った車の流れになっていた。国道1号線で直進オンリーの標識があるところで、右側の店舗に入ろうと止まる車あり、しかし交通量が多いので対向車線の車が途切れる事はなく渋滞が起きる。クラクションを鳴らすトラックが居ても気づかないのか気にしないのか無視である。

◆ 路上駐車にしても左に寄せきれず、一時停止しているのか駐車しているのか?みたいな車もいたし、右側駐車も平気だったりする。法的に正しい事とは言えないが他社の迷惑にならないのならば駐車違反をうるさく言うつもりはない。以前にも書いたが駐車禁止の道路だってパーキングチケットを買えば駐車はOKなのである。

◆ そもそもその道路が何故駐車禁止かと言えば、駐車車両がスムーズな車の流れを阻害するとか危険な為だ。でもパーキングチケットを買うと危険でなくなるなんて事があるはずがない。都内の道路などではそのパーキングスペースの為に車線がふさがれてしまって渋滞する。

◆ 荷物の配達などの為に必要であるというのであれば、本来はそうした道路設計が必要だ。仕方ないから駐車を許すというのならば15分以内は無料、16分以降は5千円とかにしても良いはずだが実際には駐車料金ではなく駐車違反に問われる。

◆ 高齢ドライバーだけの問題ではないが交差点内に車を止める例もよく見かける。これはタクシーだって同じじゃないかと言われると確かにそうなのだが、交差点内に車が止まっている為に通行が妨げられて渋滞が起きる。何でこんな所が混んでいるのかと進んでみたら狭い交差点にまるで車が挟まった風になってどうにもならない。

◆ 自動ブレーキなどのアクティブ安全装備は充実してきているのだが、高齢化問題を解決するものではない。標識や信号の認識に始まる自動運転や半自動運転者の開発などもあるのだが、その道路や周囲の状況の判断が自動で行えるようになるにはまだまだ遠い。

◆ 普段の日に走っている分にも高齢ドライバーの危険運転を目にする事が増えてきたが、年末年始などはそうしたドライバーが更に増えた感じがして走りにくかった。


実効速度計測(1/8)
◆ 接続率ナンバーワン、実効速度ナンバーワンを売り物にしていたソフトバンクが各社統一測定法で何故トップに立てなかったのか。
測定は各事業者が行う事になっている。測定場所と日時は決められている。
各エリア5箇所の中の1箇所は50mメッシュ内に位置が決められている。

◆ 調査会社に速度調査を依頼する場合も位置は指定するのだが、そこは自社が最高の速度を記録する場所であると共に他車の速度が最高ではない点にされるわけだ。こうする事によって自社速度はピークに近い値となり、他車の速度はピークからほど遠いデータになる。

◆ おそらく今回の調査に於いてもドコモが自社だけではなく他社の分も計測したり、あるいはドコモではなくauが行ったりすれば結果は違ってきたはずだ。その中でソフトバンクが最下位になったと言う事は、500mあるいは50mメッシュの中の最も良い点を拾っても他社に及ばなかった事になる。

◆ 各社最高測値を見るとドコモは228Mbps、auは190Mbpsとなっている。ドコモの228Mbpsは3CCAの300Mbpsエリアの値だろう。場所と日時が指定されているので極端な値は出なかったものの、頑張っていると言える。
ソフトバンクは150.3Mbpsを新潟県でマークしている。使用したスマートフォンはAQUOSXxだ。

◆ データを見れば分かるがドコモやauが普通に130Mbpsだとか150Mbpsを出しているのでソフトバンクがそれらに劣るのも分かるような気がする。
ソフトバンクはCA対応局(対応可能局?)がこんなにあるよとマップを見せたのだが、実際にCAが使えるエリアは狭い。この辺りの整備を急ぐ事によって実効速度の上昇は可能になると思うのだが、基地局密度とバンドごとの排他性の為に安定したCA接続が出来ない。

◆ 基地局密度を上げていけば良いと、言うのは簡単だがやるのは大変である。AXGPのロケーションを、一時金を払ってでも手に入れたいとする広告を出す位に基地局の設置場所確保は厳しいのが現状だ。

◆ ソフトバンクがCAを行えるようになる頃にドコモとKDDIは700MHzや3.5GHz帯を使いはじめるだろう。米国の事情も同じなのだがソフトバンクが「○○年後には追いつける」といった所で、その○○年後には各社は更に遠くに行ってしまっている。相手も必死で逃げているわけで、そこに追いつこうとするのは大変だ。

◆ ソフトバンクは急速に整備したからナンバーワンになったとかと宣伝しているのだが、にわか整備でナンバーワンになれるのならば他社もとっくにやっている。金をかけずにエリアを広げる画期的な方法を見つけたなどとも過去には言っていたが、ソフトバンク的にはそうアナウンスする事でエリア整備が出来ていると思い込ませる手法だ。まあ確かにこれならば設備費用はあまりかからず広告宣伝費がかさむだけだ。

◆ ただし実際にエリアが広くなっているわけではないのでボロが出る。エリアマップ上では圏内の筈なのに使えない、LTEエリアの筈なのに速度が出ない等々の不満が蔓延する。そしてそんな噂が広まればソフトバンクを使おうとする人が減るので純減に陥る。純減阻止の為にも実効速度を謳いたいが、残念ながら他社に勝つ事は出来なかった。


AppleWatch(1/7)
◆ 登場までは話題になったがその後忘れ去られたかのごとくになった悲劇のデバイス、とは言い過ぎかも知れないApplewatchやAndroid系のウエアラブル端末に未来はあるのか。もしかすると日本で売れてはいないが世界では人気なのかも知れない。iPhoneとは逆に日本で売れずに世界で売れているのか?
◆ そもそも腕時計をしている人が年々減少している現代に於いて、重く大きなデバイスを腕に付ける事を好むのかという感じでもある。Applewatchがヒットすれば、それに釣られて腕時計業界全体が底上げされるとも思えたのだが、実際にはそうならなかった。

◆ 充電が面倒だとも言われるのだが、それが凄く便利でファッショナウルであれば充電くらい我慢して毎日行うのではないだろうか。スマートフォンという一つのもので完結する事を2つのデバイスに分散する意味、実はこれはスマートフォンとタブレットにも当てはまる。

◆ iPhoneの画面が小さかった頃は大画面タブレットで補完するのも良かったかも知れないが、そのiPhoneが大画面化されるとiPadの位置が不明確になる。iPhoneが大画面化されたのでより小さなApplewatchという考え方も出来ないではないのだが、大画面化の背景には操作性の改善があったわけだ。

◆ 心拍数は歩数などの管理なども、スマートフォンで行うよりも専用のスタンドアロン機器で行った方が小型軽量でバッテリも持つ。
ではApplewatchがそうした専用機器に対応出来るかというと全く逆で、機能は多いがバッテリを食うなってしまう。

◆ Applewatch発売直後には話題にもなったが、今も腕に装着している人がいるのだろうかと思える程見かけない。発売直後に入手して"おっ"と思われた人たちも、未だに使い続けていると"えっ"と言われるという感じだ。
機能と実用性が認められ、それが一つのファッションとなれば流行ったと思う。しかし現実にはその全く反対で、未だにApplewatch使ってるの?みたいな目で見られると言う。

◆ 腕時計型端末はApplewatchが最初ではない。
スタンドアロンタイプなどでは古くから存在していたしAndroid系も然りだ。しかしそれも人々の腕に装着される例は余りなく、売りたいメーカの思惑通りには行かなかった。
でもAppleがやればきっと売れる、と、Appleファン達はその発売を待ち望みそして手に入れた。

◆ 売れなそうで売れたのはSIMフリースマートフォンではないだろうか。最初は低価格低スペックと見られていたのだが、ASUSのモデルあたりから流れが変わってきたようにも思える。ウルトラハイエンドと言う事ではないが、十分実用になる仕様のものも増えてきた。

◆ 国内メーカも参入しはじめたのだが価格が高い。今年はますます品揃えが増え、マーケット自体が活性化されてくると面白い。SIMフリースマートフォンが多く売れるようになれば、いわゆる事業者モデルの売り方や価格などにも影響を与えるはずだ。OSバージョンアップなどの問題にしても事業者の都合ではなくメーカの責任になり、その対応状況によって利用者の認識も異なってくる。


電力小売り(1/6)
◆ 電力事業への参入も各社相次ぐわけで、実際の価格などを含めた顧客獲得戦争が勃発するだろう。インフラ業界をはじめとして、昨年末にはローソンがコンビニ業界初の参入を決めたと報じられた。
関東地方だと東京電力との契約率がほぼ100%の筈だが、そこからどのくらいの人が他事業者に移動するのだろうか。

◆ おそらくは様子見を決め込む人が多いと思われるのだが、それはFTTHセット割りの時のようなトラブルを恐れるからだ。
ソフトバンク光などは強烈な営業で客を集めたとも言われるのだが、その後がソフトバンクそのもので手続きが終わらない、開通しない、開通しても遅い、解約が出来ない等々で評判を落とした。

◆ blogやTwitterにはソフトバンク光がいかに遅いかとスピードテストの画像が張ら れ、契約や工事のトラブルも暴露された。
KDDIの方は歴史が長いのでこれまで通りという感じだったが、引き留め営業はすさまじかった。ドコモ光は代理店が営業電話をかけまくっていたようだ。

◆ これと同じように電気代が安くなります安くできますと各社営業してくる事が予想される。意外に見逃しがちなのが契約縛りと縛り期間中の解約コストだ。
フレッツ光も2年契約で安くなるが違約金は高くはない。これに比較するとドコモ光はさほど安くない割に違約金が高い。パフォーマンスその他に不満があったとか移動体通信契約をドコモからKDDIに移したなどという場合に違約金がのしかかってくる。

◆ 電力業界でも契約縛りと違約金があるとすると、これは考えておかなければならない。
その電力小売り事業者に不満があった場合や引っ越す場合、セット割り的な事を考えると他のサービスの継続可能性や利用の可能性なども合わせて考えなければならない。
価格に大差がなければ見るのは違約金や縛り期間などではあるが、今契約するとエアコンが無料ですみたいなインセンティブ営業も横行する可能性がある。

◆ これなどは携帯電話のキャッシュバックと、あるいはFTTH契約と同じなのだが、実質○○円的なお得さをアピールしながら強烈な契約縛りやローンで縛られたりすると言うケースも十分に考えられる。信頼性やサービスなどの質に関しては最初は分からない事も多い。実際に何らかのトラブルが発生して事業者に問い合わせたらどうなのかなどだ。

◆ 今でこそソフトバンクのエリアがマップ通りでない事や通信速度も一番ではない事などが広く知れ渡っているが、最初はCMを信じる人だって居たはずだ。
電力事業にしても「ウチが一番」と各社が宣伝しはじめたら何を信じて良いのか分からなくなる。他社は100Vですがウチは110Vで10%アップですなんて事はあり得ないのだが、様々な宣伝文句で攻めてくるだろう。

◆ あくまでも予想でしかないのだが月額料金は殆ど横並びになるのではないかと思う。そうすると付帯サービスやインセンティブ分で色を付けてくるに違いない。例えば携帯電話とのセットであれば電力料金はさほど変わらないけれど携帯電話料金が安くなりますよみたいな感じだ。携帯電話ではなくFTTHかも知れないし、他のサービスになるのかも知れない。


イヤフォン(1/5)
◆ イヤフォンやヘッドフォンでもハイレゾ対応と謳うものが増えてきた。高域側のの再生可能周波数は40kHz〜100kHzと謳われている。人間の耳に聞こえるのはせいぜい20kHz程度ではあるが、それ以上の周波数も聞こえるのではなく感じる事が出来る説もある。

◆ CDとレコードの話でよく出て来たのだがレコードの高域再生可能周波数の高さが、CDと違ったものを感じさせるというわけだ。最近のアンプならば100kHzはおろかMHz台まで特性を出そうと思えば出す事が出来る。一方で出力トランスの特性に左右される管球アンプで20kHz以上を出す事は難しい。よってレコード推奨派が管球アンプで特性を語るのは矛盾がある。

◆ ヘッドフォンやイヤフォンで高域をうまく出す為には事故共振周波数がその再生帯域内に入らないような軽くて固い材質の振動板が必要になる。チタンコートされた樹脂やチタン箔などを成型したものが使われるのはこの為である。超音波スピーカはセラミックなどの圧電振動体が使われるのだが、ヘッドフォン用としては音圧が足りない。

◆ 振動板を使ったスピーカ構造の超音波スピーカ、通常のツイータよりもっと上の周波数帯を再生する構造のものもあるが特殊な用途で使われる為のものだからかかなり高額だ。超音波発音体と違ってある程度の周波数帯域を再生出来るので、ハイレゾ音源対応スピーカボックスを自作したい人などには良いのかもしれない。

◆ アンプの周波数帯機が20Hz〜20kHzと書かれているが、そこにハイレゾ対応のスピーカを接続したらどうなるのかみたいな話もある。これに対して人間の聴覚は〜とか、音楽ソースは〜みたいなうんちくが並べられた上で20KHz迄しか対応していないアンプに100kHzのスピーカを付けると壊れる可能性がありますなんて締めくくられた日には、その回答を書いた人の首を締めくくりたくなってしまうと言うものだ。

◆ 販売店側としてはオーディオプレーヤからアンプからスピーカからヘッドフォンまで、全てハイレゾ対応品でそろえさせたい買わせたいという事だ。どれか一つでも欠けたらいい音にはならないですよ、電源コードやテーブルタップもこちらのハイレゾ対応品で、スピーカケーブルもピンコードもハイレゾ対応品がお勧めです、みたいな。

◆ ハイレゾ音源とノーマル音源の比較が出来るソニーのサンプル音源の話は以前にも書いた。
少なくともSONYから頂いたイヤフォンでは違いは分からなかった。イヤフォンはMDR-EX110LPで再生可能周波数は5Hz〜24kHzとなっている。これがMDR-EX750ならば再生可能周波数上限は40kHzになるのでハイレゾ音源の良さを伝える事が出来ますよなんて言われたりして。

◆ 両イヤフォンの違いだが、仕様上に記載される項目ではイヤフォンコードがある。双方共にリッツ線だが40kHz対応品は銀コートされたOFCリッツ線となっている。他には少し感度が高い事と重い事が分かるのでドライバユニットにも違いがあると思われる。

◆ エレコムのイヤフォンマイクも40kHz対応になっているので、今後はこの辺りがスタンダードになってくる可能性もある。40kHz迄の再生が難しいのではなく、これまでは意味がなかったから仕様に謳わなかっただけなのかも知れない。


落として壊す(1/4)
◆ 自転車に乗っていてiPhoneがホルダーから落ちて壊れたという人が立て続けに2人居た。
ストラップホールのある機種であればそれが命綱になるのだがiPhoneにはない。
私もスカイウエイブに付けたホルダからS-04Eが外れて落ちそうになり、ストラップで助かった事がある。

◆ 自転車やバイクの振動は意外に大きく、キチッとはまっているように見えても外れる事がある。
私が使っているモノは両側から側面を挟むタイプで接触部はゴム状になっていて多少の弾力性はあるが、常に抑える方向にバネなどで力が加わり続けるタイプではなく挟んだ位置で固定されるタイプなので弱い。

◆ 髪留めゴムみたいなモノが付属していて、これで前後方向への脱落を防いでねみたいな感じなのだが、まあ気休めである。iPhoneならばiPhone専用形状のホルダの方が安全ではあるが、それでも絶対ではないのは落下させた二人が物語っている。

◆ 落下させた2人共に画面が割れ、一人は何とか使えていたがもう一人は殆ど操作不能となった。
操作不能になった方はソフトバンク契約で保険に入っていたが、ソフトバンクの保険は名ばかりであって保険とは言えない。修理には最初に全額を負担しなければならず、保険によるバックは通信料金から引かれて分割返済されるという酷さだ。

◆ もう一人はドコモ契約だったので、電話をすると翌日にiPhoneが送られてきた。ただドコモにしてもこの保証料金がお得と言えるのかどうか。
iPhone6sの場合は月額750円を取られ、全損の場合は別に1.1万円を取られる。ソフトバンクは月額650円(たぶん)で、修理代金の8割が後に通信料から分割で減じられる。

◆ ドコモの場合でiPhone購入1年後に壊してしまった場合の総支払額は20,000円になる。1年後だと割賦残のある可能性もあるが一括ゼロ円で買っているのならばauにMNPした方がお得だ。解約違約金を払ったとしても修理代よりも安くなる。
MNPすればiPhoneならばゼロ円で、時期によってはキャッシュバックも貰える。

◆ ソフトバンクは保険に非ずなので論外としてドコモの場合は以前にも書いているがDCMXの保険を使った方が良い。最大10万円が3年間まで保証される(GOLD)ので年会費1万円を払ってもお得になる。他のクレジットカードでも保証される場合もあるのだが、携帯電話やスマートフォンは対象外と注記のあるものも多いので要確認だ。

◆ ソフトバンクiPhoneを壊したその人、ソフトバンクショップに行くと「新たに一台契約された方がお得です」と言われたそうだ。iPhoneはタダでキャッシュバックが付き、そのキャッシュバックで壊れた方のiPhoneの料金を払い続ければいいと言われたとの事だが本当に得になるのかどうかは微妙ではないかと思う。

◆ まあ一度ソフトバンクの餌食になったら中々抜けられなくなるという見本みたいな一件だったのだが、好きで契約しているのだろうから良いか。
ソフトバンクは契約数の減少で通信サービスは減収になっているがサービス収入は大きく増えている。いわゆる目に見える付加サービス加入による増収もあるのだろうが、役に立たない保険への加入促進なども大きな利益になっているのは間違いない。


スマホカバー(1/3)
◆ ブック型というか手帳型というか、見開き型のスマホカバー全盛である。使う時に開かなければならない、通話時に開いた側が邪魔になるなどの問題もあるが画面が保護出来ると言う事で人気になっている。

◆ 開いた側は閉じようとするので、開いた状態で路上に落としても空中で閉じて、あるいは閉じようとして画面が保護出来る。
高額商品であるスマートフォンを破壊から守ると言う事でこのタイプを使う人も多い。

◆ 私はカバーは使わない派なのだが、皮革製のこのタイプのカバーが思いの外触り心地が良くてちょっと意外だった。もっとビニール的な手触りなのかと思ったのだが、材質が本革なのかしっとりした質感が何とも心地よいではないか。
数々の製品の中にはビニール製もあるだろうし皮革製や布製もあるだろうが、皮革製は結構良い感じがする。

◆ カバー内部にプラスチック製のガイドが貼り付けてあり、そこにスマートフォンをはめる構造になっているものもある。この構造だとかなりシッカリとカバーとスマートフォンが固定される。ジェルシートタイプで吸着させるものもあるが脱着を繰り返すと粘着力が弱くなるかも知れない。

◆ プラスチック製のガイドのあるタイプは、厚みがスマートフォン本体よりも大きく出来ていて画面側からの落下でもガイドが衝撃を受ける感じになっていた。
カバーを付けてしまうと車などのホルダーにスマートフォンを入れるのが面倒(外さないといけない)なのだが、雑に扱っても破損や傷付きの心配が少ないので安心である。

◆ せっかくの薄型モデルも厚みが2倍位になってしまうので携行性は悪化するのだが、外で使う人にとっては万一落とした時やテーブルなどから落下した時にも安心と言う事になる。
見栄え的にもバンパータイプよりも余程良いとは思うが、使う時に開かなければならないという一手間が面倒と言えばそうなる。

◆ 海外での人気事情は分からないが折りたたみケータイが全盛だった日本に於いては、使う時に開くという動作が受けいえられやすいのか。開かなくても画面が見えたり少しの操作が可能な窓付きにものもあるが、ちょっと格好悪い感じもする。

◆ デザインなどは好みの問題なので何とも言えないのだが、こうしてカバーを付けてしまうとスマートフォン本体の色やデザインはどうでも良くなる。従来型ケータイでもそうなのだが新しいモデルの新しさはデザインから感じる事が多い。スマートフォンはどれも同じと言ってしまえばそれまでなのだが、それでもメーカ各社はデザインアクセントなどをアピールする。

◆ 見開き型カバーを付けると電源スイッチが押しにくくなるがAndroid5からは画面のタップでスリープが解除出来るので、スイッチの押しにくさはカバー出来る。ただし背面や側面に指紋認証センサを持ったものは、このタイプのカバーはマッチしない。

◆ カバーの使用率はiPhone利用者に高いと言われ、市場のケースバリエーションが多い事や画面が割れやすいと言われている事も関係しているのだろう。ただ最近ではAndroidスマートフォンを使う女性もカバーを付けている姿をよく見かけるようになった。


実効速度(1/2)
◆ 移動体通信各社の実行通信速度が出そろった。と言うか出そろったのは昨年暮れの事だった。ドコモは中央値が72Mbps、KDDIは同71Mbps、ソフトバンクは58Mbpsだった。確かソフトバンクは接続速度ナンバーワンを謳っていたと思ったのだが、計測方法のどこに違いがあるのだろうか。

◆ 中央値ではなく25%値、75%値で見るとドコモは53Mbps-91Mbps、KDDIは50Mbps-103Mbps、ソフトバンクは42.5Mbps-72.6Mbpsとなった。
ソフトバンクは3Gで測って平均値が落ちているのかなと思ったのだがそうではない。
最低速度を見るとドコモが8Mbps、KDDIが9Mbpsに対してソフトバンクは10.6Mbpsだ。

◆ 最高速度はCAエリアの広がりとセル半径が重要になる。この点で加入者の少ないソフトバンクは自社調査あるいは調査会社に依頼したデータで優位性を示していたが、公正な調査での最高速度は150.3Mbpsとなった。ドコモは228Mbps、KDDIは190Mbpsである。

◆ 中央値で見てドコモとauは同程度、ソフトバンクはそれより遅いとなる。ではこの中央値がいつでも誰が計測してもえられるかと言えば、そうではない。少なくともドコモに関しては25%値である50Mbpsが良い所ではないか。CAエリア以外での計測では30Mbps〜60Mbps位だ。CAエリアで調子が良ければ100Mbpsは超えてくるが、まあその程度である。

◆ 実際問題としては10Mbpsも出ていれば困る事はないし30Mbps位出ていれば地図の表示なども不満はない。むしろ速度が落ちる瞬間がないようにエリアが整備された方が有り難い。
昨年末には自転車でライブ配信しながら移動する人が何人か居たのだが、ソフトバンク利用者は度々で配信が切れていた。

◆ 昨年の10月だったか11月にも同じように配信しながら移動している人が居たが、途中からはソフトバンクではどうにもならなくなってしまい、MVNO契約のWi-Fiルータを借りていた。いずれも国道(1号線、2号線、3号線、8号線など)を使っていたわけでありへんぴな所と言うわけではない。

◆ 確かに山を通過するような場所はあるわけだし箱根峠だって鈴鹿峠だって国道1号線である。
従来ドコモはこうしたエリアの整備があまり得意ではなかったのだがマクロセルの隙間をマイクロセルで埋めるような手法がだいぶ進んできた。箱根や鈴鹿でもまだベストとは言えないものの、一応ちゃんとつながっている。

◆ 国道8号線の山間部はソフトバンクのみエリアマップ上で圏内、ドコモとauは圏外になっているが実際にはドコモとauはギリギリでつながるか圏外になってもわずかな時間、ソフトバンクはしばらく圏外になる。
孫さんはエリアマップを比較してソフトバンクが一番だと言ったわけだが、こうした宣伝が信頼感を著しく低下させた。

◆ 実効速度に関しても今までは一番一番を叫んでいたわけだが、総務省基準での計測で最下位となった今ではあまり派手な宣伝も出来なくなるだろう。もっともSBMな人に言わせれば「統一基準を信じるのは頭のおかしなアンチだけ」という話にもなるだろう。通信速度が遅いとされるのもエリアが狭いと言われるのも、純減でさえもアンチの仕業だ、彼に言わせればきっとそうだ。


明けましておめでとう御座います(1/1)
◆ 今年も昨年同様よろしくお願いいたします。

◆ 正月と言っても今や特別な感じはなく、今日から営業している店も少なくはない。蓄えた食材とおせち料理で過ごさなくても、スーパーも外食店も営業している。ただし生鮮品などの価格は昨年の暮れから高値安定状態に入っていて、得に正月に食べるかまぼこなどは、ナンだ?この値段はみたいな感じだったりする。

◆ これもやがて安売りのワゴンの中に並べられる運命にあるのだが、そうした傾向も年々減っているという。景気の問題もあるのだろうが正月に価格の上がるものをあえて食べなくては良いという合理化精神?なのだろうか。

◆ 今でもあるのかも知れないが、外食店でお手軽おせちセットみたいなものが出来たりして。おせち料理などあまり食わない若者向けに、気分だけでも正月感覚と言う事で。
宅配や出来合いのおせちセットが人気となったのはもうだいぶ前の話だが、あれだって割高価格は否めないしそう美味しいものでもない。

◆ 正月だから食べる、買ったから食べなくちゃみたいな感覚から食べたい時に食べに行くの方が合理的な気がする。家族となると一家団欒の小道具としてのおせち料理もアリではあるが、家族より友達といた方が楽しいと考える世代には外食お節が似合っている。

◆ 年末年始の風物詩?とも言われたあけおめメール、トラフィックの集中はLINEになったというのも時代だろうか。いわゆるキャリアメールの使用頻度も低下していて特にiPhone利用者はメール(通知)が使いにくいので離れる傾向にある。

◆ LINEライブも開始された。今年中には個人配信も可能になるらしい。個人配信サイトと言えばツイキャスが最も利用者が多いと思われるのだがLINEはどう追い上げてくるのだろうか。

◆ ツイキャスは無料、後発の"AfreecaTV"や"ふわっち"は配信者がお金を貰える。タダより安いキャッシュバックみたいな流れの理由は配信者や視聴者集めである。一方のニコ生は配信も試聴も基本有料、無料試聴も出来るが制限が多い。ニコ生衰退はこんな所にも理由があり、噂されたニコキャスも結局昨年中に開始される事はなかった。

◆ 正月は各配信者が企画ものをやったり、いわゆる"キチガイ配信"といわれる無謀挑戦などを行うケースが多いそうだ。面白くもない収録番組を観るよりも生配信を観るという人が多いのも頷けるところがある。

◆ 各サイト共に迷惑配信阻止の為に規約改正などを行っているが、おもしろさを求める視聴者に応えようとして無理する配信者もいる。
職質を受けると視聴者数が増えるというのもこの辺りであり、職質自体いかに面白く配信してしまうかも配信者の腕とも言われる。

◆ 各企業が一斉に休みになるので交通量は減るのだが、宅配業者などは年中無休である。お歳暮とクリスマスシーズンが終わってほっとする間もなく正月勤務が始まる。各通販サイトも企業系は休みになるところがあるが代行系はいつもと変わりがない。
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