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過去の雑記置き場


伊豆の様子(3/1)
コピープロテクト(3/2)
ROMのコピー防止(3/3)
掲示板の書き込み防止(3/4)
物件探し(3/5)
血統書(3/6)
キャッシュレス(3/7)
いくらかかる?(3/8)
マクドナルド(3/9)
田舎暮らし(3/10)
北の方が安いらしい(3/11)
空気清浄機(3/12)
住宅ローン(3/13)
西高東低(3/14)
洗濯機NA-VX7800の使い勝手(1)(3/15)
洗濯機NA-VX7800の使い勝手(2)(3/16)
洗濯機NA-VX7800の使い勝手(3)(3/17)
マンションのリフォーム(3/18)
給水栓(3/19)
季節の変化(3/20)
鉛バッテリの寿命(3/21)
鉛バッテリの寿命(2)(3/22)
ネットワークドライブ(3/23)
なぜ高いのか?(3/24)
嫌電磁波派(3/25)
冬の様子(3/26)
映像の記録(3/27)
スイッチング電源(3/28)
スチールラック(3/29)
スチールラック(2)(3/30)
賃貸住宅(3/31)


賃貸住宅(3/31)
◆ 引っ越しシーズンとあって賃貸住宅や不動産屋のCMが増えている。最近では敷金や礼金を廃した物件も増えているが、この点では関東圏よりも関西圏の方が合理的だと言える。

◆ 敷金はいわゆる保証金な訳だが、保証会社必須の契約が増えている事と矛盾している。保証会社が入るのであれば敷金は不要なはずだ。保証人を付けた上で保証会社にも金を払わなければならない物件もある。

◆ その保証会社も不動産屋お抱え的に決められたところとしか契約が出来ない場合が多い。
これは抱き合わせになるのではないだろうか。保証会社が倒産するなどで契約期間内であるにもかかわらず、再度別の保証会社と契約して金を取られる事がある。

◆ 礼金と更新料は訳の分からないものだ。礼金は貸してくれてありがとうという事なのだろうが、今や借り手市場なのだから大家が借主に礼金を払って良いはずだ。

◆ これを不動産屋がやっているケースがあり、成約祝い金などと称してキャッシュバックしている。借りる人が減っている現状では顧客獲得にしのぎを削るという訳だ。

◆ 更新料は普通は2年ごとだが毎年の物件もあれば更新料の不要な物件もある。更新料は家賃の1ヶ月分を取られるのが普通だが、これも2ヶ月取られるところもある。

◆ 1ヶ月取られるとすると実質家賃が8%ほど高くなるのと同じだ。見かけの家賃を下げて更新料を高くするところもあるし、管理費などの付帯費用を高くしているところもある。

◆ 不動産屋の稼ぎとしては退去時の清掃費用が主だろう。これは自分で頼むよりもずっと高い。自分で頼む事を拒否は出来ないが、清掃が不完全だと二重で費用がかかりますよなどと言われる。

◆ 実際のルームクリーニング費用の見積もりが出される事は少ない。クリーニング後に請求が来るだけで詳細は知らされない。不動産屋によっては「自分で掃除をしても同じ費用がかかるので、汚いまま退去して良いですよ」などという。

◆ これは明らかにおかしな話なので、自分で綺麗にしてルームクリーニング費用をゼロにしてもらった方が良い。
汚れの落としにくい天井や壁紙は6年で償却が終わるので、どんなに汚したとしても6年住んでいれば壁紙代や張り替え代を請求される事はない。

◆ 景気の良い頃は契約更新のたびに家賃が上がるというのが普通だったのだが、今は逆だ。
同じ物件で新規募集の部屋の価格が低ければ値下げ交渉の余地がある。値下げされなければ、引っ越せば確実に安くなる。


スチールラック(2)(3/30)
◆ 和室の押し入れは布団が入るように出来ているので通常は約1畳分の大きさがある。和室を来客用として使っている家でも布団は一組かせいぜい二組ではないだろうか。

◆ すると奥行きや高さのある押し入れは意外に使いにくいものになり、押し入れ用のラックだとか収納棚などを内部に設置したりする。
ウチでは押し入れ用の薄型ラックも使っているし背の低いタンスも押し入れの中に入れてしまっている。

◆ こうした使いにくいスペースの中にもスチールラックを組むと良い。
ルミナスのものはパイプの長さも色々あり、それらを組み合わせて連結できるので便利だ。アイリスオーヤマのものは拡張性が低いのでお勧めしない。

◆ 好きな長さのポールと好きなサイズの棚板を組み合わせれば収納力が上がる。ウチで押し入れの中に入れているタンスはキャスターが付いているので容易に引っ張り出せる。

◆ タンスの奥側にはあまり使わないものだとか季節ものなどを収納している。この押し入れの隣にクローゼット的なスペースがあるので、そこは洋服収納庫になっている。

◆ 本来は連通していない二つのスペースなのだが、壁に穴を開けて連通させた上で電気集塵式空気清浄機で両方のスペース間に空気が流れるようにしている。電気集塵式空気清浄機はカビや匂いの防止だ。
湿度が高いときにはコンプレッサ式の除湿機を動かすので、両方のスペースともに適度に乾燥する。

◆ 乾燥するのでカメラ関係のものなどもこのスペースに入れている。
もう一つスペースがあってそこも連通させる事が可能なのだが、現在は1F用の冷蔵庫置き場になっている。キッチンの冷蔵庫の収納力が不足する事はあまりないのだが、飲み物や薬剤などは1Fの冷蔵庫に入れている。

◆ 冷蔵庫を置いているスペースは1畳分以上あるので、こうした場所もパイプラックを組むと整理が出来て良い。パイプ径19mmのものでも耐荷重が大きいので重いものを乗せても大丈夫だ。

◆ 測定器置き場として使うと、棚板をシャーシグランドに接続したくなるのだがパイプと棚板は絶縁されているのでちょっとやっかいだ。
ネジ穴などもないのでラグ板をネジ止めというわけにも行かない。

◆ 私などは必要なときには蓑虫クリップで棚板と測定器をつなぐ。今は漏洩電流が少ないものが多くはなったが、特に海外製のものはラインフィルタからの漏れ電流が多いので触ると感電する。

◆ 種類は多くないとは思うがパイプラック用の棚板で木製のものがある。金属フレームを木材で囲ったような構造なのか、木材だけで出来ているのかは不明だ。木製棚板を使うと隙間がないので普通の棚的に使える。スチール製だと上に板でも置かないと小さいものが落下してしまう。


スチールラック(3/29)
◆ 測定器などを載せるのに現在は柱がパイプになっている金属製のラックを使っている。見栄えに好き嫌いはあると思うのだが、強度は高い。

◆ パイプ式のラックを使う前には事務所や工場などで使うLやCアングルを使ったラックを使った事もある。
しかしこれ、棚板部分があまり強くない。全体的に荷重がかかる分には良いのだが、棚板自体は薄い鉄板なので荷重が集中するとへこんでしまう。

◆ パイプ式のものは棚板も丈夫に出来ているのでゆがみなどはかなり少ない。一般的にはメッキものなのだがパイプ径の細いものだと粉体塗装されたものもある。

◆ 測定器を入れているのはパイプ径φ25のもので、4千円位ではなかったかと思う。奥行きは50cmくらいで横幅は90cmだったかな。高さが1m位のものだったので、延長パイプを使って45cmほど延長して棚板を一枚増やした。この部材費が4,500円なのだから別売りパーツは高いという事だ。

◆ もう一つはパイプ径がφ19の細型のものだ。この細型のものは棚板サイズのバリエーションが多いので、隙間に入れるようなサイズのものも選択できる。

◆ 使っているのは395mm×345mmと小さなものだが、これで価格が1万円を超えるのがどうにも納得できない。とは言っても他に選択肢がなかったので仕方が無い。

◆ 最初は455mm×295mmで約2.6千円のものを2段重ねようかと思った。
これは高さが76cmしか無いためだ。
ジョイントは別に売られているので、それで接続しようかと思ったら塗装されているルミナスのラックは汎用パイプラックとは規格が異なるらしい。

◆ で、仕方なく1740mmの丸棒4本と棚板6枚セットで約1万円のものを買ったというわけだ。この棚板はこれでも安い方で、サイズを少し変えると5千円位高くなったりする。

◆ 本当は450mm×400mmのものが欲しかったのだが、ちょうど良いサイズがなかった。後にアイリスオーヤマでぴったりのものを見つけたのだが、すでにルミナス製を入手した後だった。

◆ ちなみにアイリスオーヤマの方がルミナスよりも安く買う事が出来るのは、ルミナスはパイプエッジにネジが切ってあり何本でも連結出来るのに対してアイリスオーヤマのものはネジが切られていない&連結は1本に限られるからだ。様々な長さのパイプがあるという点でもルミナスの方が拡張性が高い。

◆ 幅が同じで奥行き違いとかは、規格幅のものはあるがそれ以外で選ぶ事は難しい。規格幅の1/2などは見つける事が出来るが、そもそも幅違いのものを組み合わせて構成するようには考えられていないので寸法に半端が出る。

◆ このあたりを理解した上で組み立てていくと部屋の隅などにL型にラックを組むなども出来る。まあメッキものなので好き嫌いもあるとは思うし古くなれば曇ってくるしさびが出る場合もある。


スイッチング電源(3/28)
◆ トランス式の電源はかなり少なくなった。多くの電源が高周波スイッチ式になって小型軽量化が実現できた。
ハイパワーの電源でもトランス式のものは消えつつある。

◆ 実験用の電源もスイッチング電源の出力側にシリーズパスを構成するような方式もある。
スイッチング電源のスイッチング周波数の上昇で負荷電流に対する追従速度も向上した。

◆ こちらの記事を見ると300MHzのスイッチング速度だという話が出てくる。CPUが4GHzで動く時代なのだから300MHzで電源を動かす事も出来そうだが効率はどうなのだろうか。

◆ 開発元まで行ってみると技術説明的ものがあった。ここではVHF帯(30MHz〜300MHz)と言っている。VHF帯を使う事によって空振コイルが使えるともある。浮遊容量などをうまく使い、スイッチング損失を減らすためにゼロボルト(ゼロ電流)スイッチ方式(E級スイッチング)を使う。

◆ 確かにE級スイッチングを行うと効率が上がる。ただし周波数が上がるとセッティングがクリチカルになる。30MHz程度の周波数でE級アンプの実験をした事があって、うまくE級動作モードに入ると電力利用効率が90%を超えた。

◆ 矩形波ドライブが可能なのでディジタルものと相性が良い。ただスイッチ素子にMOS FETを使うとゲート容量のドライブにパワーが必要になる。

◆ E級のアンプがうまく動作すれば同じように同期整流を行えば良い。
まあ文字で書くのは簡単だが安定的に動作させるのは難しい。
E級アンプはパワーコントロールが出来ないので電力制御を行うにはドレイン電圧を変えるなどの必要がある。

◆ 周波数の可変も簡単ではない。E級動作させるためにドレイン側には周波数特性を持った同調回路を入れるからだ。だが基本的には電圧と電流の位相に注意すれば良いのでブロードな特性のものが設計できるのかも知れない。

◆ 30MHzでは空振コイルは使いにくい。100MHzであれば空振コイルが使えるが、結合度を上げて効率を上げるには空振コイルよりもμの高い(フェライトビーズのような)トランスを使った方が良い。
このトランスは結合が深く損失が少ないので小さなコアで大きな電力を通す事が出来る。

◆ スイッチング電源ICとしては5年位前に30MHzを突破している。
IC化する事によって高周波のパワードライブを安定的に行う事が出来る。そしてその時点で数年内にスイッチング周波数は100MHzを突破し、パワーインダクタまでもがICに内蔵できる時代が来ると予想されていた。


映像の記録(3/27)
◆ 動画の記録方法としては光学式と電気式がある。光学式はフィルムカメラであり、今も一部で使われている。
電気記録方式はフィルム方式と異なり繰り返しの利用が可能になる。

◆ 磁気テープに動画を記録する仕組みを考案したのは米国のアンペックス社だそうだ。テープに対して垂直、つまり幅方向に回転ヘッドを接触させる。ヘッドは4個で14400回転、テープ幅は公称2インチと呼ばれる幅広で高価なものだった。

◆ 90度ごとに配置されるヘッドは、常にどれかがテープに接触しているが、ヘッドの精度が重要であり高価だったという。また相対速度が40m/sと速いためにヘッドの摩耗が無視できなかった。アンペックス社の特許は強固であり、これに変わる方式がなかなか生まれなかった。

◆ しかし3年後、ビクター(JVC)がヘリカルスキャン方式を発明する。元々のアイディアはアンペックス社のもの同様になるが、テープに対して垂直ではなく緩い角度を付けて接触させる事で効率的な記録を狙う。

◆ 緩い角度で接触させるためにはテープとヘッドを平面で線接触させては実現できず、回転ヘッドに斜めに巻き付ける事でテープとヘッドの接触時間を長くした点が新しい。

◆ 以降はこのビクター方式を元とした各規格が登場する事になる。SONYのベータ方式はテープ相対速度が6.9m/s、VHS方式は5.8m/sだった。

◆ 家庭用VTRの時代にはビデオディスクもあった。が、私は所有していなかった。たぶん高額だったのだろう。
方式はパイオニアのレーザディスクとビクターのVHDがあった。レーザディスクはCDのアナログ版みたいなものだ。

◆ VHDは静電容量方式だった。
ディスクに記録された情報は静電容量の差として読み出す事が出来る。といってもその変化量はpFオーダである。

◆ この静電容量をいかに読み出すのか。ビクターは高周波発振器の共振容量の一部としてこのディスクの容量を使った。
発振器の発振周波数はGHzオーダだったと記憶している。

◆ 静電容量→周波数変換を読み取りヘッドで行い、その後周波数→ベースバンド変換を行ってビデオ信号とする。非常に乱暴な方法ではあるが、これでビデオ信号が読み出せたのだ。

◆ しかしLD方式が全盛となってLD方式に規格で劣るVHD方式は消えていく事になる。接触型ヘッドで微細な静電容量変化を読み取る安定度の問題、ゴミなどに弱い(ディスクはカートリッジに入っていた)なども嫌気された。

◆ ただLDもさほど普及はしなかった。コストの問題もあったし、普及期にあったVHSビデオテープ版のソフトが安価だった事もある。


冬の様子(3/26)
◆ この冬は寒かったと言って良いだろう。1月中旬には東京でマイナス4℃を記録した。翌日にもマイナス3℃を記録して55年ぶりだとか何とかと報道された。

◆ 伊豆のこの地で小雪がちらついたのは12月半ばだった。天気が大きく崩れたわけではないので積雪にはならなかった。1月と2月と、つい先日も雪が降ったのだが積雪量は10cm位で、1月の雪の時は東京よりも積雪が少なかった。
積雪量が少なくなったというか少なく見えたのは、雪の後に雨に変わったため積もった雪が溶けたのだ。

◆ 東京に低温注意報が出た時のここの最低気温はマイナス7℃ほどだった。東京都八王子市がマイナス8℃だった。低温は数日間続いて、日中に溶けた屋根の雪が大きなつららを作った。

◆ つららなど久しく見ていなかったので新鮮に感じた。つららは日ごとに成長して50cm位の長さになった後、根元から折れて落下し砕け散った。
雪解け水が流れる所は氷が張っていた。家の北側なども雪が何日も残っていた。南側の斜面はタイムラプス動画で分かるように、日ごとに雪は溶けていく。

◆ 日中の気温が0℃付近の日もあった。
それでも日差しがあれば室内は暖かいのだが曇りの日はストーブ全開である。石油ファンヒータと電気暖房の両方を使ったのは、でも1日だけだった。

◆ 灯油は20リットルのポリタンク5個を使っている。4個がカラになると買いに出かけた。何回買いに出たか記憶に定かではないのだが、昨年11月頃に5本を満タンにした後で3回買いに行ったとすると360リットルか。
3回は買いに行かなかったかなぁ。

◆ 灯油は昨年には70円くらいだったものが徐々に上がり、85円くらいまでになった。平均75円だと2.7万円、果たして電気暖房とどちらが得なのか。エアコンの効率がメーカの能書き通りだとするとエアコン暖房の方が安い可能性がある。

◆ 冬場の湿度は町中よりは高いと思うが乾燥している事に違いは無い。湿度の低い日には20%台に落ちるが、40%〜50%台の日が多かったかな。
雨や雪が降る日は80%位まで上がったし雨が降っているときは100%に近づいた。

◆ 冬場の気温は横浜より低い事は確かだ。平均すると3〜4℃くらい低い感じで、これは夏場の気温差と同じくらいだ。ただ気温はその年によっても違うので本来は同じ年の同じ日同士を比較しないと分からない。

◆ 昨年の8月は雨続きでどうしようもない夏だった。なので平均気温が低かった可能性もある。長雨は秋にまで続いて農作物が被害を受けた。畑がしめって作付けが遅れたが、12月の天候は普通であり野菜類の値下がりに期待が持てた。しかし1月の雪で再び流れが変わり、東京ではキャベツや白菜が500円以上の値になった。

◆ 伊豆は野菜類と魚は安いのだが、それでもキャベツはピークで5百円近くにまでなった。この先天候が平年並みであればキャベツもキュウリもトマトも豊富に出回って安くなるはずだ。
昨年並みだとすればキャベツは100円以下、キュウリも5本で100円以下が期待できる。


嫌電磁波派(3/25)
◆ 以前にスマートメータに関して書いた。スマートメータなどが普及したら嫌電磁波派が発狂しそうだ的な事を書いたのだが、すでに発狂していた。

◆ 交換されたスマートメータをアナログメータに戻させたり、スマートメータへの交換を拒否するなどの活動が行われている。

◆ スマートメータなど時間平均出力で見たら微々たるものなのだがどうやって電界強度を測ったのだろう。
で、彼らが一般的に使う電磁波測定器なるものを見てみるが、誤差などが何も書かれていない。

◆ 構造的には広帯域アンテナと広帯域アンプと検波器で出来ているのではないかと思う。超広帯域なので強い電磁波にしか反応しない。当然周波数特性を持つはずなのだが、これに関しては触れられていない。

◆ 測定単位はW/平方メートルになっている。電磁波測定器なるものを見た事や触った事はある。SGから信号を入れて感度を測ってみたが、周波数特性があるなんて生やさしいものではなかった。

◆ 何種類かの電磁波測定器を並べて測定値を比較するとかってやらないのかな、嫌電磁波派の方々は。それだけ電磁波を嫌うのだから電磁波に関しての知識は必要だ。敵を知らねば倒す事は出来ない。

◆ スカイツリー周辺の電磁波を測っている人も居るのだが、近くにタクシーが止まって無線を使えばそちらの方が強くなる。町中にばらまかれている犬のマークのWi-Fiはどうなのか。

◆ 電磁波を嫌うのならば嫌えば良いだけの事だが、もっと科学的に嫌っていただきたいものである。周波数特性も誤差も何も保証されていない検波器で測ったところで何にもならない。

◆ そもそも電界強度自体を測るのも結構大変な事で、標準アンテナの標準性から検討しなければならない。標準アンテナは2.14dBiのゲインを持ったダイポール?不整合損失はないの?平衡・不平衡損失はどうなるの?そのアンテナを何と比べて標準だというわけ?比較するアンテナはどうやって調べたの?
◆ アンテナを測定するサイト、電波暗室によっても測定誤差が出る。電波暗室と言っても完全無反射というわけにはいかないので、電波暗室自体の広さや構造で測定値が異なる。

◆ 標準ダイポールが2.14dBiと小数点以下2桁もあるのだから困る。そこまでの精度がなかなか出せないのだ。精度を保証しなくても良いのならばいくらでも桁は増やせるが、それを保証しろと言われると相当難しい。

◆ 電磁波測定器は対数ではなく真数表示なのだから精度を言い始めたら大変だ。なので電磁波測定器には制度に関する保証がないのだろう。そんないい加減なメータで電磁波があるとか無いとか議論したって、そもそもその大元となる数字が当てにならないのだ。

◆ 海外製の電磁波測定器でアイソトロピック比での誤差が書かれているものがあった。数字そのものはそれっぽい感じで、絶対精度として±1dBという素晴らしいものとなっている。周波数特性は±0.5dBから±6dBと、こちらも実現可能な数字ではあるが実際はどうなのだろうか。


なぜ高いのか?(3/24)
◆ リフォームコストは高い。玄関ドアの塗装は以前にBlogに書いたが、カバー工法などでドア交換をするのでもそれなりの価格になるし、大工工事を含めた様なリフォームだと100万円近くにもなる。

◆ リフォームコストは新築時のコストよりも高くなるが、それはリフォームを想定して家が作られていないからだ。つまり既存のものを壊すにも金がかかってくるし、その構造などに合わせて追加工事をするにも金がかかる。

◆ 高耐久を謳う住宅では経年劣化の想定される部分の直しがしやすい様に考えられている。
配線や配管を基礎に埋め込まない様にしたり、埋め込む場合でもスリーブを付けて交換を容易にする。

◆ しかし、それにしても後から直すのは大変だ。デザイン性の高い住宅などはなおさらで、規格外の寸法になっていたりする事もある。

◆ もう一つは時代の変化だ。昔はこれがスタンダードだったけれど今は違うという様なケース、さらには設備機器メーカ自体がその商品をやめてしまったり会社自体がなくなってしまったりする場合だ。

◆ 海外製の品物を使った場合はさらにやっかいで、同一サイズのものが入手できなければ手に入るものに合わせて他の部分を作り替えなければならない。

◆ 大抵の事は切った貼ったで何とでもなるのだが、その切った貼ったの人件費が高い。ユニット式にぽんと付けるだけならばアルバイトにも出来るが、現地現物合わせとなれば職人の手が必要だ。そしてその職人が減っている現状ではコスト高になってしまう。

◆ 最近では職人と言えないような半職人も居て、見た目はほぞで結合されているようで実は何も加工されていないみたいなインチキ工事もするのだとか。

◆ 工場生産のキットを組み立てるような建築方法が主流となっているので、組み立て技術は必要とされるがいわゆる大工仕事はあまり必要がない。

◆ 横浜の家でも組み立てはメーカ系の人が何人かで行い、内部の大工工事は一人の職人さんがやっていた。これも標準仕様外の部分だとかを作っていく感じだ。

◆ 例えば食洗機を置くスペースだとか冷蔵庫を置くスペース、トイレに作った収納などはスタンダードな仕様外になるので大工工事で作り上げる事になる。

◆ トイレの収納は、図面を見ていたら階段の下の部分が、トイレの壁に穴を開けると使えそうだったのでそこを使った。
冷蔵庫置き場の前の部分も階段下を使うと小さな収納が出来そうだったので使った。


ネットワークドライブ(3/23)
◆ 異なるOSのPC間でのデータ転送やOSのPC間の再インストール時などにはデータをどこかに保存する必要がある。インターネット経由でのストレージとしてはDropboxやGoogleDriveがあり、それは使っている。

◆ メインはDropBoxだが容量が少ない。GoogleDriveは容量は多いのだが少し使いにくい点がある。Microsoftは無料版OneDriveはサービス改悪で容量が減ったんだったかな。
Office365のアカウントだと1TBまで使えたように思う。

◆ GoogleDriveにしてもOneDriveにしてもOSやら他のサービスに下手に連携しているところが使いにくい。自分の好きなように使おうとしてもお仕着せ部分が邪魔をする。

◆ ローカルでNASを用意しておいてもいいなと思って調べてみる。信頼性が大切だから最低でもRAID1だよなと思って各メーカのものを調べてみると、今やHDDの信頼性よりもNASがぶっ壊れる確率が高いのだとか。これでは困る。

◆ ウチにはバッファローのルータが2台あるのだが、これらにはUSB端子が付いている。
ここにはUSBメモリやHDD、プリンタを接続する事が出来る。ここにHDDを接続すれば簡易的なネットワークドライブになる。

◆ もしもルータが壊れたら、そのHDDをPCに接続すれば読めるはずだ。と思ったのだがそう簡単ではなかった。
ルータではHDDをXFSでフォーマットするのだが、このフォーマットはPCではダイレクトには読めない。

◆ 読み出そうとすると、PCでLinuxを動かしてXFSフォーマットのUSBメモリを読み出し、SAMBAを動かして他のWindowsPCで読み出すというもの。

◆ まあウチにはバッファローのルータが2台あるので、壊れていない方に付け替えれば読めるはずではある。もう一つはHDDではなく容量のあまり大きくないUSBメモリを使う事だ。

◆ 試しに32GBのUSBメモリをFAT32で無理矢理フォーマットして接続したら認識した。
ただ、さらに容量が増えるとFAT32を受け付けなくなるはずだ。容量の確保という点では2TBまで行けるのだが、OSやシステム側で32GBがリミットになる。

◆ バッファローのルータに接続できるHDDはバスパワーのものに限られていたと思う。最近の小型HDDはバスパワーで動作するが、ここも出来ればSSDを使いたいところである。

◆ ルータはUSB3.0にも設定できるのだが、2.4GHz帯との干渉問題がある。もう一つは何台かのPCからの同時アクセスがあると動作が遅くなる。
これは致し方ないところでもあるのだが、キャッシュが多く積んであるモデルなどは速度低下が少ない。


鉛バッテリの寿命(2)(3/22)
◆ CLSのバッテリは新車時に付いてきたものが最も長く使えた。そのバッテリを完全放電させてしまったために中華製を購入したのだが次の車検の時だったか、CCAが低くなっていると言うことでボッシュの銀に変えた。

◆ しかしボッシュも意外に短命だった。1セルショートと思われる状態となり、色々やったが回復しなかった。ボッシュが駄目になったので保存してあったオリジナルのバッテリを再び使った。

◆ UPSに使っていたのは中華バッテリで、年数も経っているしCLSで使わなくなったものなので痛んでいる。
以前にバックアップ時間を計った結果はBlogに書いたが、終止電圧を11V(その後あっという間に電圧が降下した)とした時で40分ほどだった。

◆ ここから計算するとバッテリの容量は10Ah程度しかない、つまり公称容量の10%しか無い事になる。さらにこの実験時にほぼ放電させたバッテリを充電すると、端子電圧はすぐに12V台に戻った。駄目になったバッテリの典型だ。

◆ そもそもUPSは非常用なので非常時に使えなければ意味はない。また100Ah級のものを買って使うか、割安感のある容量のものにするかは悩みどころだった。

◆ 30Ah級だと国産品で2.5千円から3千円くらい、100Ah級が中華で1万円くらい、トラック用の130Ah級が意外にお得で国産品で1.3万円くらいだ。
合計で100Ahの容量を得るという意味では販売個数の多いレンジのバッテリを並列にした方が良い。

◆ 長期間使うと密閉型バッテリでも電解液は減っていく。完全密閉バッテリは無理矢理電解液を補充すると回復することがある。
なのであえて密閉型ではなく開放型のバッテリを使ってみてもいいかなとも思った。

◆ 経緯はBlogにも書いたのだが、今回は比較的評判が良い&長寿命や高サイクル寿命を謳っているPanasonicのカオスにした。
通常使用でも、チョイ乗りなど充電が完全ではない状況でも従来品より寿命が長いという。

◆ さらにアイドリングストップ車用だと高速充電対応みたいな感じになるのだが、品種が少なく価格が高い。なので一般的なモデルをチョイスした。

◆ 最初は77Ah品を買おうかと思ったのだが2.5万円ほどの価格だ。36Ah品は5千円なので、2.5万円を支出すると180Ah分を買う事が出来る。これで理屈通りのバックアップが行えるとすると12時間位持つ。

◆ 36Ah品を5個ではなく2個で済ませたとしても5時間近くはバックアップできる計算になる。
1個でも良いかなとも思ったのだが、まあ2個買っておくかという所だ。

◆ バッテリは定電圧デバイスなので並列使用はあまり良いものではないのだが、同一メーカ品だから良いか。2パラで使っているとUPSに気づかれずにバッテリを交換する事も出来る。


鉛バッテリの寿命(3/21)
◆ CLS用だった鉛バッテリをUPSに接続して使用していた。UPSは12V用なので1個で済む。ただ大容量バッテリを接続してもモニタソフト上ではバックアップ時間が延びない。1.5kVAのものはバッテリ容量を増やすとバックアップ時間が延びて表示された。

◆ 本来UPSなどはディープサイクルのバッテリを使うべきだ。自動車用の鉛バッテリは完全放電させてしまうと極端に寿命が短くなる。自動車用のバッテリは始動時に大電流が流れるくらいで、走行中はほとんど無負荷になっている。

◆ ではUPSはどうかという事になるのだが、そもそもUPSが活躍する機会は少ない。ブレーカが落ちてしまったような自分の不注意の場合はすぐに電源が復帰する。停電は滅多にないし、都市部であれば停電時間が短い。

◆ ここは山の中なので停電時間が長いのだが、なので停電中は電源を切ってしまう。従ってバッテリが完全放電するまでは使わない。だとするとディープサイクルの必要性がどこまであるのか。

◆ ディープサイクルバッテリを本当のディープサイクルで使うとどのくらいの寿命があるのかを6年にわたってレポートしているページがある。ディープサイクルバッテリのほかに自動車用のバッテリも使っている。

◆ これを見るとディープサイクルバッテリの寿命はあまり長くはないようだ。電解液交換や内部洗浄の様子もレポートされているが、内部の汚れの様子を見ると電極が脱落している感じがする。

◆ UPSは、以前はAPCの1.5kWのものやラックマウントタイプを使っていた。自宅サーバ時代はサーバなどの消費電力も大きかったしラックマウントタイプはネットワーク接続で制御が可能だったのでありがたかった。

◆ しかしAPCのUPSはバッテリの寿命が短い。その一因として充電終止電圧が高いのではないかと思った。確かに密閉型のディープサイクルバッテリは充電終止電圧が高めのものが多いのと、電圧を高めにしておかないと充電率が上がらなくなることがある。

◆ APCに比較すると国産のUPSはバッテリ寿命が長い。APCの24Vバッテリ型の充電終止電圧は28Vになっていた。この電圧を少し下げる改造をしてしばらく使っていて、その後そのバッテリはラックマウント型の補助バッテリとしても使った。

◆ 28Vの充電終止電圧が必ずしも高いとはいえないのだが、常にこの電圧が加わっているのでバッテリが傷むのではないだろうか。ちなみにES500のバッテリ電圧は13.62VだしRS550はそれより0.1V低い。今はPanasonicの自動車用バッテリを使っている。


季節の変化(3/20)
◆ この地が暖かいからなのか、今年の冬がそうだったのかは分からないのだが、1月中旬にも春を感じるような日があった。

◆ 日中の気温が10℃を大きく超えて3月下旬の陽気だ等と天気予報のオネーさんが言っていた。30%台でウロウロしていた湿度が70%位まで上がり、雨が降って梅のつぼみが膨らむ。梅の花は湿度の上昇を感じて咲くのだとか。

◆ 寒い日が続いた後に暖かい日がやってくると季節の変わり目を感じるが、1月のその日の後には再び強い寒気が入って来た。三寒四温には未だ時期が早かったのだ。

◆ 夏の暑い時期には秋が恋しくなる訳だが、冬が終わりかけて春の足音が聞こえ始めるとそれはそれで又嬉しいものだ。
梅の花然りだが、2月頃になると固いながらも木々がつぼみや新芽を付け始める。

◆ 5月頃になると気温の高い日も増えて夏を感じるようになる。
私は暑いところは余り好きではないのでちょっと憂鬱だ。
で、夏には早く秋が来ないかなと思うようになる。冬には早く春が来ないかなと… 以前は余り思わなかったのだがスクータに乗り始めるようになって春を恋しく感じるようになった。

◆ 冬場はバイクに乗る機会が減る。ここに来てからはシグナスを使う機会が減ったのでバッテリが上がりやすい。たまにエンジンをかけるようにはしているのだが、セル一発でかからないとヤバい。

◆ バイクの永久磁石式発電機ではエンジン回転数が低い時の発電能力がオルタネータよりも低い。なのでアイドリングで放って置いてもあまり補充電にはならない。走り回れば良いのだが冬場は寒いのでこれが辛い。

◆ 春が来るとスクータに乗るようになるのでジムニーに乗らなくなる。CLSの時同様に何か対策をしないとジムニーのバッテリが上がる。ポリカーボネイト屋根ならば太陽電池板で多少なりとも補充電が出来るのだが、折板屋根では不可能だ。

◆ CLSの場合は全長があるので日が差し込むところに太陽電池板を置けば良かったが、ジムニーは全長が短いので日差しに届かない。折板屋根の上に太陽電池板を設置して…とやるのならば定電圧電源でチャージしてしまった方が楽だ。

◆ いずれにしても冬場はスクータのバッテリ対策、夏場はジムニーのバッテリ対策用に何か考えなくては。5Wの太陽電池板は温室換気用に使ってしまったし、20Wの太陽電池板も100Wパネルのお手伝いにかり出されている。

◆ 電線が不要という点で太陽電池板は楽なのだが、車に日が差し込まないとなれば充電器かなぁ。ソーラパネル実験で買ったDC-DCコンバータを定電流モードで使うか。


給水栓(3/19)
◆ 洗濯機の給水ホースを接続する部分だが、既存の蛇口にネジ止めしてワンタッチコネクタを付けるのはダメなのだとか。漏水の心配があるからと言うことなのだろう。

◆ ヤマダ電機では給水栓のネジ部分に直接ねじ込む形でワンタッチコネクタの受け側を付ける工事をするという。これは必須では無いのだが一般的な蛇口にネジ止めするタイプでは漏水保証が出来ないとか何とか。

◆ ちなみにヤマダ電機でこの部分を買うと2.5千円だったかな。
洗濯機に付属しているものは蛇口に止めるタイプのもので、給水栓に直接ネジで接続するものではない。今までもネジ止めするタイプのワンタッチコネクタを使っていたが、この部分から水漏れした事がない。まあ見栄えは良くないのだが信頼性は低くないと思う。

◆ ホースの取り回しがギリギリで、東芝製洗濯機の時には混合栓をひっくり返しに付けて距離を稼いでいた。なので今回は混合栓に直接ワンタッチコネクタを取り付けて見栄えを良くしようと思う。

◆ ネジ式のワンタッチコネクタはAmazonで買うのが安いのだが、現物を見たかったのでホームセンターに行った。L型のものを付けたいのだが、L部分の長さだとか角度によっては洗濯機に干渉する。L部分の角にRが付いているものもあれば直角に接合されているものもある。

◆ ホームセンターにはホース外れ時のストッパー付きのもの、Amazonで売られているもの同様ものもがあり約2.5千円と高かった。
ストッパー無しのものは1.5千円だったのだが在庫が無かったので2.5千円を払って買ってきた。

◆ ひっくり返しに付けていた混合水栓を元通りにしてワンタッチコネクタを取り付け、ホースの位置を修正した。東芝の洗濯機よりもPanasonicの方がわずかに背が低いので干渉せずにホースを接続することが出来た。

◆ 混合水栓も本当はこんなものを付けたいのだが、これだと配管を考えなければならないし浴室用だと大きすぎる。ここは井戸水の簡易水道なので夏場も水温は低く人間にとっては気持ちが良いが洗濯機にとっては少し水温が低いかも知れない。

◆ 水温が20℃〜30℃にコントロール出来れば一番ありがたい。今は給湯器の設定を43℃にしているので、洗濯機にとっては少し温度が高い。なので適当に湯の栓と水の栓のバランスで調整している。

◆ 給湯器のパワーが無い場合は給湯温度を最高温にして、使う時に水を混合して適温に下げた方がトータルの水量が多くなる。つまり水をは高温まで温めた方が効率が高いことになる。というか低温にまでしか上げない場合は給湯器はフルパワーで運転されていないのだろう。この辺は水圧(水量)とも関係する。


マンションのリフォーム(3/18)
◆ 新築マンションを買って25年という人が居る。ローンは未だ10年あるが部屋はなんとなく古さが出て来たという。
共有部分に関しては積み立て金などで適宜補修されるが部屋の中は自分でやらなければならない。

◆ 不具合が出たのはキッチンで、ガスコンロが壊れたそうだ。
メーカの補修部品がないので別のメーカのものに交換することになるのだが、サイズを無理に合わせたりするので見栄えが余り良くないようだ。

◆ キッチン全部を取り替えるとなると結構な金額になり、エレベータで運べないものはベランダからクレーンで入れなければならないので工賃がかかる。

◆ マンションは7階建てだそうで、大物運搬用のエレベータは付いていない。キッチンの場合は天板が一枚物が多いので通常のエレベータには乗せられない。部屋は4階だそうだ。

◆ 分解可能な天板のものもあるのだが好みではないらしい。
どうせクレーン吊りをするのならバスルームも一緒にリフォームをと考えているようだ。

◆ キッチン一式とバスルームのリフォームコストは400万円ほど。子供部屋が要らなくなったのでバスルーム自体を少し大きくしたいらしい。

◆ 総面積は60平米位だとの事なのでご夫婦2人で住むには十分だろう。一部コンクリートに穴を開けるなどするので住民に対しての騒音の説明などが又面倒だとか。

◆ クーラの配管を通す穴を開けるくらいでも騒音と振動は全戸に響き渡るそうで、リフォームとなると期間も長くなることからトラブルが起きやすいそうだ。

◆ ここでいったん直しておけば、次に直す時にはマンションの建て替えになるかなと言っていた。戸建てでも同じ事なのだが設備関係が古くなるのはどうしようもない。

◆ 最近の高耐久を謳う戸建てなどだと設備の入れ替えや配管の交換にも対応出来るような設計になっている。基礎の中にパイプを通すことをできるだけ避けて、リフォーム時に配管の引き直しなどが容易に出来るような設計にする。

◆ 戸建ての設計寿命を50年とか70年で考えるようになり、外壁にしても屋根材にしても交換コストまでを考える訳だ。
窯業系サイディングパネルも接合部の充填剤の交換をしやすくしたり、充填剤自体の耐久性が上がるような接合方式になっている。

◆ マンションの場合は元々耐用年数が長いのだが、設計時点によってはマンション内の電気配線の容量が低いものがある。築25年であれば単三が引けるのは当たり前だろうが、築40年くらいの物件では100Vしか引けないので最大電流容量が30Aに制限されてしまう。


洗濯機NA-VX7800の使い勝手(3)(3/17)
◆ 乾燥に関しては昨日も書いたが、乾燥温度の違いによるふわふわ度はかなり違う。
中温モードと高温モードが選べれば良いのだが、そもそもヒートポンプ式では(それ用の設計でないと)余り温度を上げられないのかも知れない。

◆ 通常の洗濯での汚れの落ち具合は正直言ってよく分からない。泥だらけの衣服を洗う訳でも無く、柔道着を洗う訳でもないからだ。雑巾程度は洗うが、それでは差が分からない。

◆ エレクトロラックス東芝のものから16年、細部のリファインはされた訳だが所詮洗濯機に違いは無いと言ったところだ。

◆ 勿論その細部を完成させるには多大な努力が行われている。洗濯時間を分単位で削り、乾燥時間を削りながらも温風の温度を下げる。

◆ 確かに洗濯時間の短縮は嬉しいのだが必須かと言えばそうでも無い。タイマをセットしておけば良いからだ。
節水や節電は喜ぶべき事だろう。

◆ 細かな部分では乾燥エア用のフィルタが取り付けられていたり、洗濯クズのフィルタが取り付けられている。
エアフィルタは、これが無いと加熱・冷却器が詰まるからだ。ヒータ式に不要なのはラジエータのコアピッチが大きいからではないだろうか。

◆ 排水側のフィルタは、繊維類などを下水に流さないためだ。化学繊維などは水に溶けないのだから流さない方が良い。

◆ こうした部分に洗濯機としての魅力を見いだせるのならば最新機種が良い。私はどうなのかと聞かれると、ヒートポンプ乾燥に魅力はある。右開きのドアが洗濯機置き場にマッチしている。

◆ 消費電力は低くなっているが使用水量は増えている。ただしドラム容量が大きいので計測基準が異なっている可能性がある。

◆ 騒音はコンプレッサや送風音があるので東芝の40dBに対してPanasonicは46dBと差が出る。6dBの差とは2倍の音量である。

◆ 騒音・振動面に関しては進化の痕跡は見られない。ドラムの直径が大きくなった分だけ振動が増えたと見て良いだろう。

◆ スプリングとダンパーでドラムを吊す方式も変わっていない。この方式の最大の欠点は共振点が生まれることだ。その共振点に当たらないように回転数を制御するのだが、そこを通過する時には大きな振動を伴う。

◆ 液体によるダイナミックダンパーは使われているが、どれ程の効果なのかは不明だ。
小型のモータでバランサを回すとか、可変バネ定数・可変減衰量のダンパーを使うなどすれば振動は軽減出来る。


洗濯機NA-VX7800の使い勝手(2)(3/16)
◆ ヒートポンプ乾燥も音は大きめだ。ヒータ乾燥方式の東芝製が殆ど無音だったのとはだいぶ違う。エレクトロラックス東芝で最大の騒音は水の流れる音だった。水は暖められた空気の除湿を行うためのものだ。

◆ Panasonic製はコンプレッサの音というか振動とエアの音がする。エア音は風量を小さく設定すると静かになるが乾燥に時間がかかる。音そのものは壁で遮断が出来るが振動は難しい。

◆ 激しい振動では無いのだが低周波騒音のような感じで気になる。マンションやアパートなどでは隣室に振動が伝わる可能性がある。コンプレッサ方式の冷凍機でも冷蔵庫はかなり静か、乾燥機は多少音と振動が出る。この洗濯機の振動は乾燥機よりも大きい。

◆ 乾燥モード開始直後には音が大きく、しばらくすると少し静になる。洗濯物などの乾き具合によってパワーコントロールするのかも知れない。

◆ 乾燥中にドラムは回転するが、ほぼ一定速度で回転し続けていた東芝製とは異なり回転と停止を繰り返す。乾燥時間は東芝製が4時間近くかかったがPanasonic製は2時間くらいと早い。

◆ 東芝製は高温乾燥だったので内部は熱くなっていて、途中で乾燥をやめたとしても30分くらいは(冷却が完了するまでは)ドアを開けることが出来ない。

◆ Panasonic製は中温乾燥なのでドアはすぐ開けられるらしい、試していないけど。東芝製は乾燥時間+冷却時間が必要なので余計乾燥時間が長かったのだと思う。

◆ タオルのふわふわ具合は高温乾燥の東芝に軍配が上がる。
東芝のものは新品のようにふわふわに仕上がるのだが、Panasonicでは外干しより少し良いかな程度だ。

◆ 柔軟剤の効き具合はPanasonicの方が良いが、やはり中温乾燥と高温乾燥の違いだろう。
その代わり中温で乾燥させれば衣類は縮みにくい。

◆ 東芝で乾燥をかけると、衣類によっては大変なことになる。
Panasonicでも65℃位の温風らしいので乾燥に適合しないものはあると思うが、東芝よりは使い勝手が良いに違いない。

◆ ヒートポンプ式なので熱効率は高い。東芝のものはヒータを使うと約1.3kWだったがPanasonic製だと930Wだ。消費電力が少なく乾燥時間が短いので電気代は安くなる。

◆ タオルのふわふわ具合はアレだが湿度が高めの山の中では乾燥機を使う事が多いので、電気代が安く付き様々な衣類を乾燥機にかけられるのはありがたい。

◆ エレクトロラックス東芝の洗濯機の乾燥時温度は取説に書かれていないが、一般的なヒータ式の場合は85℃〜110℃位らしい。


洗濯機NA-VX7800の使い勝手(1)(3/15)
◆ 洗濯機をしばらく使った感想である。最初に使って感じたのはポンプ音の大きさだ。水をくみ上げて噴射するためのポンプが内蔵されているのだが、この作動音がする。

◆ 従来の東芝製にはそんな仕組みは搭載されていなかったので差がある。音はするが洗濯機置き場の外に漏れるような騒音では無い。

◆ ドラム駆動用モータはインバータノイズが少し聞こえる。
トヨタのハイブリッド車に乗っている時のようだ。東芝製はインバータノイズは聞こえなかった。

◆ ダイレクトドライブに関しては東芝は早くからこれを採用している関係でノウハウがあったのかも知れない。ドラムはPanasonic製の方が直径が大きい。

◆ ドラムが高速回転する乾燥時の振動も大きい。ドラムが大きいことと回転速度が速いこともあるとは思うが、マンションなどでは気になるかも知れない。不凍液封入によるダイナミックダンパとスプリング式の緩衝装置も使われているが振動は少なくない。

◆ ある程度以上の振動になるとバランスを取り直しするのは東芝製同様である。
洗濯時間は30分で東芝製の約半分だ。Panasonicは短い洗濯時間で洗浄率を上げることに注力したと言う。これによって縦型洗濯機との時間差は殆ど無くなった。

◆ ウチは洗濯機用の蛇口に温水が来ているのでヒータ機能は使っていない。東芝製にもヒータ機能はあったが、洗濯時間が長くなるので滅多に使わなかった。タイマ運転する場合はヒータを使っても気にならないけど。

◆ 乾燥機能は、天気の良いこの時期には余り使わない。雨が続いたりすれば乾燥機を使う。
が、試しにタオル類を乾かしてみた。タオル類は乾燥機で乾かすとふかふかになる。

◆ しかしPanasonic製ではヒートポンプ式で乾燥空気を作るのでヒータ式ほどの高温では乾燥させない。中温乾燥なので衣類の縮みは少なくなるがタオル類のふっくら具合はどうなのだろう。

◆ 東芝製でバスタオルを10枚くらい洗濯から乾燥まで行わせると4時間くらいかかる。
その多くが乾燥に要する時間だ。東芝は電気ヒータと水道水を使った冷却装置で構成されている。電気ヒータで加熱した空気をドラム内に送り、湿気を含んで出て来た高温高湿の空気を水冷式熱交換器で冷却し循環させる。

◆ Panasonic製はヒートポンプ式の除湿機と同じ構成で、水冷式よりも乾いた空気が作れる分だけ加熱温度を下げたような設計だ。Panaconic製でバスタオル15枚を突っ込んでみたら洗濯から乾燥までが2.5時間と表示された。


西高東低(3/14)
◆ 北が安い話の続きである。地価は西高東低と言われる。東京のより東の方は地価が安く西が高い。房総半島の東側に行けばかなり安く土地や家を買うことが出来る。

◆ 都内まで1時間で出られるとは思えないほどの価格なのだからお得感がある。但し直通電車が無いので、その点では不便だ。電車の便という事では東よりも北側、埼玉県の方が便利だったりする。

◆ 便利なところは地価が高い。人気のある街も地価は高い。東京からさほど遠くは無くても多摩ニュータウンとか川崎市の山側などは人気が無くなったので安い。

◆ 安いとは言っても東京近郊と呼ばれる地域なので絶対価格からすれば高い。
Mailを頂いた方は医療機関の充実している地域が良いと言う。出身地には大きな病院が無く、不便な思いをしたのだそうだ。

◆ 伊豆の病院事情はどうですかと聞かれた。ここからだと伊豆赤十字が一番近くて10分〜20分くらい、順天堂静岡が20分〜30分くらいで行ける。もちろん診療所は他に沢山ある。

◆ 伊豆半島でも東海岸側で伊東を過ぎると下田までは大きな病院が無い。
秦野辺りだと東海大付属病院がある。中古住宅も結構出ていて1千万円前後の物件も多い。

◆ 人ぞれぞれ求めるものは異なる。利便性が大切だという人も居れば自然や景色を見たいという人も居るだろう。狭い日本ではあるが人間のココロなんてそれ以上に狭く小さいのだから、新たな土地に行けば面白いことも多い。

◆ 新築住宅の建物部分の価格は地域にかかわらず価格差は余り無いのかと思っていたのだが、建築費の中で占める割合の大きな人件費の違いなどから、都市部に近くなるほど高くなる。

◆ 設備などを欲張らなければ1千万円以下で家は建つ訳だし、地方であれば地価は安い。
新築を建てれば当面はメンテナンスは必要無いので気楽だ。
家族構成や将来を見据えた設計で平屋建ても良いだろう。

◆ 都市部では地価が高いのと周りには多くの家が建っているので2階建てとか3階建てが多くなる。しかし地方に行くと地価よりも建築費の方がずっと高いので平屋が可能になる。

◆ ちなみに坪単価で考えると2階建てでも平屋でも余り違わないらしい。ただ2階建てでは必要となる階段スペースなどが不用になる分、効率的な設計が出来る。

◆ 高齢になれば階段は無い方が良い。道路からフラットで玄関まで通じた方が良いので、土地が道路より基礎の高さ分くらい下がっていると車椅子などでも安心だ。


住宅ローン(3/13)
◆ 住宅ローンが終わったというMailを頂いた。というか、田舎暮らしに興味がある話の元になったのが住宅ローンの完済だった訳だ。

◆ その方は30歳の時に戸建てを購入、バブル前だったので常識的な価格で買えたようだ。
その後バブル期となり地価などが高騰、売れば買値の1.5倍は付いたというものの住み替えるには更に高い住宅を買わなければならない。

◆ 賃貸に住むにしても更新の度に値上げされる家賃を考えれば、何もアクションを起こさずにいるのが一番良いと思ったとのことだ。給料が上がり、金利も上がった時期だが住宅購入時に固定金利を選んだので繰り上げ返済も考えなかったという。

◆ バブルが終わって不景気時代がやってくると地価は急激に下がるも、そこに住んでいる人にとって関係は無い。新興住宅地には家が建たないままの土地が目立ち、マンションやアパートにも空室が目立つ。

◆ 政府は景気が緩やかに回復していると言うも実感は無く、実質的にはバブル後の不景気がずっと続いているようなものだ。

◆ 不景気の中でローンを支払い続け、定年と共に支払いが完了したというのがMailを頂いた方なのである。ローン完済をささやかに祝い、35年を振り返り、そして古くなった家に目をやる。

◆ 家もきっと言っているだろう「オマエもずいぶん老朽化したな」と。働いた金で家を買った訳では無く、家のために働き続けてきた感が強いという。そしてローンが完済した家はメンテナンスの時期にさしかかる。

◆ 不景気なので退職金も余り出ず、家のメンテに金を使えば老後が不安になると言う。今すぐにどうのと言う部分は無いにしても、やがてはあちこちの補修が必要になる。

◆ 屋根と外壁の塗り直し、傷んだ床の張り直しや古びたキッチンと浴室の手直し、耐震補強なども考えれば5百万円ほどは必要になるようだ。

◆ この先もその家に、ローンが終わって本当に自分のものとなった家に住むのか、それとも住み替えるのか。抵当権が無くなって自由になった頃に住み替えを考えるのだから、ローンって一体何だったのでしょうねと書かれている。

◆ 買った値段で売れる訳では無いが、毎月7万円の家賃を払ったと考えれば納得は出来るという。もちろん家賃7万円の賃貸住宅よりもずっと広い空間で自由に暮らすことが出来たのだから、それで良いのだろう。

◆ この方は引っ越しの方向に向かっている。築40年を超えると売りにくくなると言うこと、逆に今ならばそれなりの価格で売れる事から住み替えが得だと考えているようだ。


空気清浄機(3/12)
◆ ウチでは何台かの空気清浄機を使っている。プラズマクラスタだとかナノイーも空気清浄機だよと言われれば更に台数は増える。

◆ いわゆるフィルタ式の空気清浄機はPanasonic製とシャープのものだ。シャープはプラズマクラスタ云々ではあるが電気集塵式では無い。

◆ Panasonicの方は20年近く前のものを未だに使っている。
電気集塵式でフィルタ寿命が長い。とは言っても寿命は有限なのでたまに交換している。

◆ 以前は特に何も表示されていなかったフィルタだが、今はHEPAフィルタとULPAフィルタが売られている。ULPAフィルタは一時期流行ったのだが今は廃れた。

◆ HEPAフィルタにしてもULPAフィルタにしても家庭用としてはずいぶん大げさなものだと思う。ULPAフィルタはHEPAフィルタより更に集塵能力が高いのだが、要するに目が細かいので通気抵抗が大きくすぐ詰まってしまう。

◆ クリンルームなど、そもそもクリンな環境で使うのならば良いが、ゴミだらけの家庭で使えば目詰まりは避けられない。それこそ飛散した油分でもタバコの煙でも蚊取り線香の煙でも詰まってしまう。

◆ 何でもかんでもクリンな方が良いとの事でULPAフィルタを付けたのだろうが、デメリットの方が目立ってきたので廃れた訳だ。って、そんな事は分かりきっていただろうに、それでも売るところが凄い。

◆ 個人的にはHEPAフィルタほどの目の細かさすら要らないと思う。クリンルームでは無いのだしドアの開閉などで外部の埃は容易に侵入する。
花粉などはHEPAフィルタよりも目の荒いMEPAで除去出来るはずだし、そもそも電気集塵式なのだから細かな埃は吸着出来る。

◆ と言っても今はHEPAフィルタしか売られていないのでそれを買った。以前のフィルタは5年の寿命を誇っていたような気がするがHEPAフィルタは寿命が3年となっている。

◆ 目を細かくして詰まりやすくなったから早く交換してねと言う事だ。ウチの空気清浄機の用途は集塵と言うよりも猫トイレなどの臭いの除去がメインだ。
電気集塵式で活性炭フィルタ(残留オゾンの吸着も兼ねて)が付いているので消臭能力は高い。

◆ 今は猫砂はいわゆるシステムトイレ用のものを使っているので粉塵は余り出ない。従来の固まる猫砂を使っていた頃には、空気清浄機ではどうにもならないほどの細かな埃が舞った。

◆ システムトイレ用の猫砂はシリカゲル(これは水分吸着で粉砕されるので余り良くない)やセラミックボール(長持ちして良いのだが質量が軽いので飛び散る)、紙や木材などを使用したものがある。


北の方が安いらしい(3/11)
◆ 売り物が出てくるのはこれからかも知れないが、伊豆箱根方面では余り安価な物件が出ていない。安価と言うよりもお買い得物件みたいなものが少ない。

◆ 多少価格が高くてもお得感があれば良いなと思う訳だが、お得感と言うよりもむしろ割高感がある。そんな伊豆箱根事情なのだが北関東の方に魅力的な物件が増えているとの話を聞いた。

◆ 一概に北関東と言っても広いのだが群馬や長野、山梨エリア(厳密には関東では無い)が面白いのだとか。いくつか検索してみると100万円以下から300万円台くらいまでで結構な数の物件が出ている。

◆ 安い物件でも修理必須という感じでは無くそのまま住めると書かれているものもある。
一般住宅だと築40年を超えると古家付きの土地扱いになるそうだが、別荘の場合は傷みが少ない物件も多いので必ずしも土地だけの価格になる訳では無い。

◆ 200万円台でも築20年前後の物件ありで、去年より球数が多いように思う。もしも昨年北の方に良い物件が多かったら、今頃伊豆市の住民では無く長野県民になっていたかも知れない。

◆ 200万円以下の物件は遊び感覚で買う人が居るとの事だ。長く持つ訳でも無く定住する訳でも無く、別荘暮らしに飽きたら又売ってしまう的な人々だ。
多少でも手を加えると買った値段以上で売れる事も少なくない。

◆ これがプロとなると100万円以下の物件を買って安くリフォームをして利ざやを稼ぐらしい。
ただし管理費のかかる別荘地では余りやらず、古い住宅などを安く買って転売するのだとか。

◆ この住宅転売は安いものを買って転がすので資本が余り要らない。あくまでも個人間売買という事で行うと瑕疵担保責任などからも逃れられるとあって、アルバイト感覚で転売業?を行う人も増えているらしい。

◆ 転売を始めると内装や外構業者とも知り合いになるので安い価格で工事を受けてもらえる。古家から外した設備を他の古家に移設したりと、使い回せば廃棄物も減る。

◆ と言われても私などは畑違いも良いところなので転売商売は出来ないし興味も無い。しかし多少でも不動産関係に近い所で働いた経験があれば活かせるのだと思う。

◆ 別荘地の物件にしても安価なものはすぐに売れてしまう。というかすぐに売りたいからすぐ売れる価格を付けて売り出している訳だ。

◆ 古家付きの土地という扱いで0円や0円以下のものもある。土地だけならば普通にゼロ円で買える。
これも今年は北の方に出物が多い。


田舎暮らし(3/10)
◆ 少し前に太陽光発電の話を書いた。Mailを頂いた方は田舎暮らしをなんとなく始め、広い土地を利用して今は売電収入を得ているという。

◆ 田舎暮らしを考え始めたのは、広い所でのんびりと暮らしたかったからだそうだ。
ご夫婦共に東京都の出身で、田舎には憧れがあったという。

◆ 住む場所はどこでも良かったそうで、田舎暮らしの斡旋や誘致を行っている村や町を見たり問い合わせを行ったそうだ。

◆ 市区町村によって違いはあるが、移住者に対して様々な特典を設けているところもある。何とかして人口減少を食い止めようと必死なのだ。

◆ デザイン関係のお仕事をやっておられるそうで、殆どの受注はメールなどで済むという。打ち合わせに行かなければならないこともあるが希だとのことで、お仕事の点からも住む場所には拘らなくて良かったとか。

◆ 購入した土地は約400坪ほどで古い家と納屋的なものが付いていたそうだ。家は、隙間風だとか汚れだとか古さはあるが特に修復せずに使えたという。

◆ 敷地には木が生えていたり畑の痕跡があるなどで荒れていたそうだ。が、そんなところに飛び込みで太陽光発電の売り込みがあったという。

◆ 野立て、つまり平地に太陽光パネルを並べる方式で49.9kW分を約1千万円で設置すると年間約200万円の収入になるらしい。ちなみに50kW以上の場合は高圧連携になるので付帯コストなどが違ってくる。

◆ 近くに家は無く、畑や雑木林がある程度で日当たりが良く、日照時間も長いエリアだそうなので採算が取れそうだと判断して始めたという。今は野立てでも色々な設置基準があるそうだが、当時は規制も少なかったのでコストも安かったそうだ。

◆ 去年は日照時間が少なくて売電収入が少なかったそうだ。
収入が天候に左右されるので不安定だがこればかりはどうしようもない。

◆ メンテなどは特に意識していないというが、風が吹けば太陽光パネルに土埃が付着して、それが発電量を落としているのではないかと書いている。
確かに太陽光パネルが汚れると発電量は落ちるのだろうが、掃除をするのも大変そうだ。

◆ 使っていない土地に太陽電池板を並べればある程度の収入になるので、利回りを考えれば悪くないとも書かれていた。
土地も借りてローンを組んでと言うことだと出て行く金が増えてしまうが、自分の土地があるのならば悪くないという訳だ。


マクドナルド(3/9)
◆ マクドナルドが業績回復なのだそうだ。もっとも落ち込んだ時に比較すると集客数は3割アップしている。なんだ3割かというなかれで、店舗数は不採算店の閉鎖によって減少している。

◆ 業績は回復したというものの安価路線からは中々脱せず、利益率が伸びてこない。
一方のモスバーガーは2015年辺りから客数が減少している。

◆ 従来は値は張るけれど美味しい、国内産材料で安心が売りだった。しかし近年では各ファストフード店共に食の安全性には注意を払うようになり、モスバーガのアドバンテージが薄れた。

◆ もう一つは高価格高級を謳うファストフード店が増えたことだ。安価なマクドナルドとシェイク シャック等に挟まれる形で印象が薄れた。さらには客数減少による収益減少を値上げでカバーしようとしたところに無理が出た。

◆ 個人的にはモスバーガーが好きなのだが、もはや手軽な価格では無い。あっさり味なので沢山食べられることもあって支払額は増える。スタンダードなセットメニューでも800円ほどだ。

◆ 対するマクドナルドは、モスバーガに比較すると味が濃いので満腹感が得られる。セットメニューは500円に据え置かれている。

◆ マクドナルドとモスバーガは相対するものでは無く別物という感じではあるのだが、ハンバーガとひとくくりにすれば同じような店に見えるので比較されるし比較する。

◆ マクドナルドが落ち込むとモスバーガに人が流れるかと言えばそうでも無く、マクドナルドの落ち込みの年からモスバーガも集客数を減らした。

◆ マクドナルドの落ち込みは、マクドナルドだけの問題では無くハンバーガ業界の落ち込みだったのかも知れない。
ではそのマクドナルドが業績を回復するとモスバーガの景気も良くなるのだろうか。

◆ 伊豆市や伊豆の国市等私の行動範囲の中にマクドナルドは2店舗、モスバーガは1店舗ある。休日には行った事がないので分からないが、平日昼間などはいずれの店も余り人が入っていない。

◆ 集客数の増加は都市部や駅に近い店舗から始まり、それが地方部にじわじわ来るのかも知れない。じわじわ来るのかも知れないが、もしかするとその途中で立ち消える可能性だってある。

◆ ハンバーガの主要客層が若者だとすると、若者の少ない地方部は不利だ。主婦層などにしても、そもそも若い人が少ないのだから若い主婦も少ない。


いくらかかる?(3/8)
◆ 中古にしても新築にしても引っ越した後に色々とカネがかかる。最初に買った中古住宅の前はアパートに住んでいた。
引っ越して部屋数が増えたのでクーラが余計に必要になった。
天井照明器具やカーテンも買わなければならなかった。

◆ ベッドを買い換えたりテーブルや椅子やソファーを買ったりした。家具の価格はピンキリなのだが物が増えるのだからカネはかかる。

◆ 2件目の家に引っ越した時にはオーダカーテンにしたのでカーテン代が結構かかった。ソファーも新しくしたし冷蔵庫も買い換えた。椅子や机も、書棚もベッドも買い換えた。子供部屋にも机と椅子とベッドが必要だった。

◆ こうした家具やカーテンや敷物など、ピンキリではあるのだが細々としたものでもお金はかかる。
ある程度のものは最初に揃えたが、後から買い足したものもある。一部の家具はセミオーダで出来上がりまでにずいぶん待たされた。

◆ 冷蔵庫や電子レンジ、洗濯機や掃除機なども買い換えた。引っ越しと同時ではなかったがTVも買った。家電製品はちょうどリプレースの時期でもあったし、その家にマッチしたものが良いだろうと言うことで。この家電製品迄含めると300万円は超えた。

◆ ここに引っ越してきて買ったものは冷蔵庫や電子レンジ、洗濯機だ。いずれも2件目の家の時から買い換えていないので17年も使っている。まあよく使ったなと言う感じだ。
大物では無いがオーブントースターやホームベーカリーなど細々したものも買い換えた。

◆ 大物ではソファーを変えた。横浜で使っていたものが馴染んでいて良かったのだが、少々クタっとなって来たからだ。TVボードも買い換えたいのだが、節約しなければいけないので我慢する。

◆ 本当はクーラも買い換える予定だったのだが、この家に付いていたものをそのまま使っている。
昨夏は涼しかったので特に不便は感じなかったが今年はどうだろう。

◆ 欲しいものも我慢したので家電製品やカーテンや敷物まで入れても100万円前後だと思う。この辺りの費用は引っ越し計画時にある程度は見積もっていた。
ただ洗濯機はもう少し持ってくれるかなと思った。まあエアコンを買い換えずに済んだので良かった。

◆ バルコニーの漏水修理は自分でやったので相当な節約になった。
節約分でカーポートを取り付ける事が出来た。ただ自分でやったので工期は長かったし、それなりに疲れた。

◆ 戸建てに引っ越すとどの位のお金がかかるのでしょうかと質問を頂いたのだが、私の場合は上に書いたような感じだ。細々としたものでも積み重ねていくと大きな金額になる。家具やカーテンなどは長く使うものなので、気に入ったものを(予算は少しオーバしたとしても)買った方が良い。


キャッシュレス(3/7)
◆ キャッシュレスの時代が来ると言って登場したのがEdyだ。
プリペイド型なのでクレジットカードのような審査の難しさもない。当時はドコモも推進していた。

◆ しかしEdyは失敗する。ドコモ的には取扱店を増やす方向に持っていきたかったようだが、Edy側はカード発行枚数を増やすバラまきに金を使った。

◆ 結果としてドコモが離れ、Edyの未来は皆無となった。と、そこに手を差し伸べたのがジャンク買いで有名な楽天である。
楽天Edyとして楽天グループで総力を挙げれば必ずヒットすると考えたようだが、所詮楽天である。思うようにはならず現在に至る。

◆ 楽天は新たなシステムを考えた。
それが楽天Payだ。取扱店は右肩上がりに伸びていますよと自慢げにプレゼンをするが、そもそもスタートしたのが昨年の春なのだから右肩上がりにしかなりようがない。
更にそのグラフには目盛りを入れないなど、ここまでソフトバンクの真似をするのかという感じだ。

◆ プリペイド型カードではSuicaがトップ、次いでnanacoでは無いかと思う。カード発行枚数だけならEdyかも知れないが、カードあたりの利用額や利用店舗数でみれば間違いなくSuicaである。

◆ 他にもLINE PayだApplePayだと名を連ねるが、利用率は今ひとつである。プリペイド型はチャージの手間があるので面倒なのと、まだまだ使える場所が少ない。
それでもSuicaやQuickPay、iDなどは多くの場所で使えるようになっている。

◆ 楽天Payは今や口コミで導入店が増えているのだそうだ。まあ楽天が言うことだから嘘だろう。
迷惑メールや迷惑電話攻勢で、やっと導入して貰っているのが良いところだと思う。

◆ そもそも入金システムを変更するのは大変だし、楽天は何だかんだと金を取る。確かに現金を扱わない事による省力化のメリットはあるが、ならば何も楽天Payである必要は無い。

◆ 楽天は、楽天IDは9000万も発行しているので未来は明るいという。そうで無い事は楽天カードの発行枚数が証明している。
楽天ID数よりずっと少ないドコモ加入者だが、楽天カードよりもdカードの方が発行枚数が多い。

◆ ソフトバンクカードも然りなのだが格調の低い企業の金融ものは余り人気が出ないのだ。ようするに格好悪いのである。私などは楽天に脅されて仕方なくカードを作ったが、必要が無いのであれば持たなかった。

◆ 楽天ポイントを一定以上貰うには楽天銀行口座か楽天カードが必要という、訳の分からない抱き合わせを強制してきたのだ。
ここまでしてもdカードの発行枚数に遠く及ばない楽天カードなのである。


血統書(3/6)
◆ 犬にしても猫にしても純血種だと血統書が付いてくる。と言ってもこの血統書というヤツは殆ど自由に発行することが出来る。
有名団体の発行する血統書であれば信頼は出来るが、そうでないものも多い。

◆ ブリーダさんによってはオリジナル血統書と称する、自分で作った血統書を売っているところもある。売っているというのは、血統書発行料を別途請求されるからだ。

◆ キャットショーやドッグショーに出すような動物を作り出しているブリーダさんはそんな下らない血統書作りはしないが、ペットショップだとか売れ残り系の動物を売っている人だとか、基準の曖昧な種類を繁殖させている人などはこのオリジナル血統書が多い。

◆ ショーモデルだとしてもGCH以上で無ければ余り意味は無い。それこそCH(チャンピオン)などゴロゴロ居るというか、ショーへの出場回数が規定を超えるとCHの称号が貰える程度のものだからだ。

◆ 血統書は血統を示しているが、普通の人がそれを見ても特に面白いものでは無い。今は多くの純血ペットは繁殖が制限されていたりするので、その意味からも血統書はどうでも良くなる。

◆ 逆にそうした動物を親として繁殖させた場合は血統書が貰えなくなるので自ら血統書を発行してしまうことになる。
動物商売をマトモにやっている人も居ればそうでない人も居る。

◆ いずれにしてもペットとして飼う分には素性は余り気にしなくて良いと言うことだ。
猫の価格は10年ほど前の2倍から3倍位になっている。この辺りは需給のバランスなので為替以上に変動する。

◆ ブームになると値が上がるのでブリーダが増えてどんどん子猫を作る。やがて供給過剰になると値が落ち着き、ブームが去れば非常に安い価格で取引される。

◆ その、今は猫が高い時期だ。高くても売れるので高い値段が付けられている。オリジナル血統書しか付いていない猫だって高く売れる。そこに記載された内容の正確性は、発行者のみが保証するに留まる。

◆ 一定の評価のある団体の血統書にしても、ある程度の知識を持って申請すれば貰えるものだ。CHなどの称号は、その種である事の基準をクリアしていなければいけないので、純血度みたいなものの証明でもある事は確かだ。

◆ 猫の血統書ではCFAとTICAのみが尊重されると言われるが、これにしても米国のその団体が「ウチが一番信用出来るのだよ」と言っているに過ぎない。
まあ、勿論信頼性維持のために血統書発行の条件はあるのでオリジナル血統書よりはずっとホンモノではある。


物件探し(3/5)
◆ 去年の今頃は漠然と物件を探していた。特にどこに住みたいとかなんだとかと言う事は無かったので、色々なエリアの物件情報を見た。関東周辺だけではなく遠くのエリアなども見た。

◆ 別荘地だけではなく普通の住宅地なども見た。地方の住宅は土地は多少は広いのだが住宅街に変わりは無い。価格の安さに驚きを覚えるくらいで、余り興味はわかなかった。

◆ いわゆる古民家なども見たのだが、横浜から遠いエリアが多かった。大きな平屋建てと家と広い庭に畑も付いてくるみたいな場所は魅力的だった。和歌山県の海側だったかなぁ、そんな物件があったのは。但し街まではかなり遠い。

◆ 別荘は、最初はマンションを見ていた。それこそ試しに買ってみるか程度の金額で手に入る。
しかし管理費が高いので試しに買ってみて放っておいても年間数十万円の支出は覚悟しなければならない。

◆ 更には大規模修繕や建て替えの時期が迫っている物件も多く、物件価格は安いけれど後々数百万円単位でお金がかかることを想定して下さいと言われる物件もあった。

◆ 戸建ての場合でもその別荘地ごとに管理費はかかるのだが、比較的価格の高い軽井沢辺りでも年間10〜20万円くらい、東急リゾート管理の伊豆天城辺りで年間5万円前後だ。

◆ マンションの場合は修繕でも何でも管理側がやってくれるが、戸建ての場合は全部自分でやらなければならない。積立金などがない代わりに自分でお金を貯めておく必要がある。

◆ 私の場合は戸建てが良いかなと思ったので戸建てを探した。
探していく中でなんとなく伊豆辺りになったのは、はやり横浜から近い=見に行きやすかったからだ。もし住まいが横浜ではなく国道20号線エリアであれば長野や山梨に行ったと思う。

◆ 気に入った物件を見つけてその家を見るというのではなく、そのエリアを見るみたいな感じで出掛けた。利便性を考えるなら横浜に居ればいい話なので、利便性よりは自然環境を求めた。
隣の家が見えないほど広い土地でなくても、隣の区画が空いている所ならば(まあ、そこに家が建つ可能性はゼロではないけど)広い土地と同様の開放感が味わえる。

◆ 不動産情報を見てみると、去年より割安感を感じる物件が減っている。夏前くらいには売り物件が増えてくる可能性もあるし増えないかも知れない。
今さら別荘ブームが来る訳ではないし景気が急回復する事も考えにくいが、高価格物件が多いなぁ。

◆ 別荘地の定住者も増えては居るが、別荘利用が大部分だ。毎週来ている人も居れば何ヶ月かに一度車が止まっているなみたいな家もある。何年も放置され続けて傷んでいる家も、何件もある。


掲示板の書き込み防止(3/4)
◆ 宣伝書き込みも殆ど無くなったのでF&F掲示板の仕組みをバラそう。一時期は宣伝書き込みの処理が手間だった。
そこでいくつかの対策をした。

◆ まずは検索エンジンに察知されないようにする。これは宣伝書き込み掲示板の一覧的なものが販売されていて、そんな業者に察知されにくくするためだ。

◆ 自動書き込みツールはそのBBSのcgiに合わせて設計されるので、cgiの名称を変えた。オリジナルのcgiと挙動を少し変えることでも自動書き込みツールは回避出来る。

◆ 宣伝書き込みの多くは不良ISPや海外から行われるので、国内のIPに制限した。逆引き出来ないホストもあるので、日本国内向けに割り当てられたIPアドレス群を取得してチェックした。確かソフトバンク系は正規な方法以外でIPアドレスを取得していたかで国内のIPアドレスと判断出来なかった気がする。

◆ 宣伝書き込みは自動書き込みツールを使うので、よく使われるSleipnirなどのUAをブロック対象にした。自動書き込みをするのでアクセス開始から書き込み完了までの時間が短い。この時間を文字数に応じて推定し、短すぎる場合にはブロックした。

◆ 宣伝書き込みの多くはURLを書き込むことになるが、URLが書けないのでは不便だ。これに関してはURL文字列と日本語の文字数を比較してブロック対象にした。一度ブロックするとそのURLはリストに入り、そのURLを書き込もうとしただけでブロックするようにした。

◆ 各ブロックの強度は初見さんに厳しく常連さんに甘くなるように重みを付けた。常連さんでも書き込みインターバルが空くとゆるやかに条件がきつくなるようにした。

◆ 初見さんは初見なので書き込み者のCookieにF&Fのデータは無い。同一あるいは近いIPアドレスから違ったハンドル名で書こうとすると、怪しいと判断してブロック強度を高めた。ただし名前を変えることもあるので絶対ダメにはしていない。

◆ 特定文字列によるチェックも、ブロックの重み付けに取り入れた。こうしたチェックが一定以上のスコアになると、一見正常に書き込みが終了しているように見えても実際には書けなくなる。

◆ 宣伝書き込み者は正常終了する事で満足して帰って行く。が、宣伝書き込み者のIP等はブロックリストに残るので次に同じ事をやっても書けなくなる。これによって善意の書き込みがブロックされるケースもある。

◆ 宣伝書き込み防止ロジックはかなり甘く変更したが、基本的なところは今も残っているので不便を感じている方が居るかも知れない。

◆ 今はblogが多くなっているのでBBS等はなくてもコメント欄で意見交換は可能だ。まあ、そのコメント欄に宣伝を書き込むみたいな、インスタグラムなどでもコメントspamが問題になっている。


ROMのコピー防止(3/3)
◆ EEP-ROM全盛の時にはROMのコピー防止も行われた。最も簡単なのはアドレスやデータラインを入れ替えてしまうことだ。
D0とD7を入れ替えるなどしてROMを焼く。基板上にはスクランブル基板を乗せてパターンで入れ替える。しかしこれはテスター一丁で解析完了になる。

◆ データやアドレスラインの入れ替えを一歩進めたものが、それらのラインにインバータやバッファを挿入するものだ。
これだと無通電状態ではテスターで当たっても判別出来ない。
しかし通電してチェックすればこれも解析可能だ。

◆ データラインやアドレスラインにバッファを入れたり線を入れ替えたりインバータを入れたりしてROMを焼く。そのROMを読み出すには、ROMの乗ったスクランブル基板ごとROMライタに乗せれば読める。

◆ スクランブル用のサブ基板をメイン基板にのり付けしたところで、破壊してでもバラそうという気であれば何と言う事は無い。

◆ そこでROMライタとCPU基板の信号の違いをチェックする。
ROMライタの多くはチップセレクトやアウトプットイネーブル端子を制御していないか制御の仕方がCPUとは違う。
この違いを検出して、ROMライタで読み出すと本来とは違うデータが出てくるようにする。ROMライタにエラーを吐かせてしまうよりも秘匿性が上がる。

◆ プログラム込みで対策する場合には、通常使わない端子でCPUやI/Oに結線されている信号線を動かしてスクランブル用の基板を制御する。

◆ 端子が無い場合はCPUの特性を利用する。ベクタアドレスを拾って動作を開始するCPUならば、まず最初にそのベクタアドレスを読み込むので、これを検出してスクランブルを解く。

◆ 定期的な割込みが起きるようなソフトの場合は、そのベクタアドレスへのアクセスを検出する。ここまで行うと解析の苦労が多くなるのでコピーの抑止になる。

◆ コピーされたものかどうかは内部に特定の文字を入れておく。ASCIIコードで入れるとダンプした時にすぐに分かる。
書き換えを防止するために、ASCIIコードの文字そのものがCPUの命令コードの一部になるように細工をする。文字を書き換えると動作しなくなる。
チェックサムやCRCを入れておくことも出来るが、CRCはチェックのための演算に少し時間が要る。

◆ チェックサム程度では簡単にいじることが出来てしまうし、複雑なものにすると自らデータを書き換えたい時に面倒になる。それよりはコピー品かどうかが簡単に分かるものの方が抑止力になる。


コピープロテクト(3/2)
◆ 市販ソフトウエアはコピーとの戦いでもある。何千円もするゲームソフト、何十万円もする業務用ソフトもコピーされてしまえばそれで売り上げが失われる。

◆ FDD全盛期には様々なプロテクトが開発され、そして破られた。最も簡単なものは読めないセクタを作る事だった。
そのセクタが読めないことで本物か偽物かを判定した。

◆ しかしコピーツールが登場したことで簡単なプロテクトでは歯が立たなくなった。コピーツール自体にもプロテクトがかけられるという時代だった。

◆ PCと言えばNECという時代でもあったので、特定のハードウエアを対象に出来る。FDCに直接アクセスをしてファンクションリセットをかけるなどの小技も使われた。

◆ 異なるフォーマットやセクタなどをちりばめても、それをとにかく読み出してフォーマットデータとして書き込むことで、コピー精度は落ちる(子は出来ても孫は出来ないなど)もののコピー範囲は広がった。

◆ コピー戦争末期には専用のハードウエアまで販売された。ソフト業者はFDCクロックを変える(相対的にFD速度が変わったように見える)技などを使ったが、ハードウエアデュプリケータはソースとディスティネーションFDDのモータ軸を連結してしまうようなマシンも開発した。

◆ 業務用ソフトなどではハードウエアキーやMACアドレスでプロテクトをかけた。MACアドレス方式は、しかしこれを書き換えられるLANアダプタで突破出来た。

◆ ハードウエアキー方式も簡易なものだとハードウエアキーとPCのデータのやり取りパターンが少なかったので、そのパターンをまるごとコピーすると突破出来た。

◆ さらにはそのプロテクトルーチンそのものをソフトウエアから外してしまう強者もいた。
と言ってもICEとロジアナがあればさほど難しいものでは無かった。

◆ ライセンス番号方式もかなり使われたが、やがてキーゼネレータによって突破される。
インターネット接続が一般的になるとホストサーバ認証方式となり、これは破られにくいがホストサーバで認証後に通信を遮断してコピーを増やす方法もある。

◆ 現在広く使われるようになったクラウド方式では、ソフトウエアは見えない所で動いているのでコピーは出来ない。
コピーは出来ないがIDを共有してしまわれると意味が無い。

◆ スマートフォンの有料ソフトで、購入するとキーが送られてくるものがある。しかしこれは通常はバックアップの取れないデータ部分にあるのでスマートフォンを変える度に買い直さなければならない。
もちろんADBバックアップなどを使えば保存出来る。


伊豆の様子(3/1)
◆ この地に来て半年が経過した。
横浜と何が違うのか。違うところは沢山あるのだが、田舎だからと言って生活に不便を感じることはない。意外に普通なのである。

◆ 去年の夏は雨が多かったので例年とは違うのかも知れないが、クーラを使う日が少ないくらいの気温だった。冬になって氷点下になった日もあるし、日中の気温が10℃に届かない日もあるが室内は暖かい。
晴れた日は日差しがたっぷり入ってくるからだ。

◆ 八王子と同じくらい寒いと言われたが、気温を比較してみても八王子ほど寒くは無い。
内陸部気候である八王子に比較すると冬は暖かく夏は涼しい、沿岸部気候は横浜に近い感じはするが横浜よりも最低気温は確実に低い。

◆ 夏場は湿度が高かった。冬になって湿度は下がったが平均湿度は横浜より高い感じだ。
もちろん20%台になる日もあるのだが、横浜ほどは乾燥していない感じがする。

◆ 空が綺麗、空気が綺麗なことは猫の耳の汚れ具合からも分かる。秋以降は湿度の低い日が増えたので富士山も綺麗に見えるし夕焼けも。これは横浜では中々味わえない。

◆ 食料品など、特に全国で売られているものに関しては横浜より高い。価格の安いスーパーを見つけたので以前ほど高くは買っていないが、それでも高い。

◆ 野菜と魚は安い。ただしこれも夏以降の天候不順で価格は上昇し安定してしまった。春が過ぎて露地物が増えてこないと価格は下がらないのではないだろうか。

◆ 買い物で困る事は余りないのだが、美味しいケーキを買おうと思うと少し遠くまで出掛ける必要がある。不二家で我慢するならスーパーの中の店舗で買える。

◆ マクドナルドは2店舗あるが日によっては取扱商品が少なくなる。ケンタッキーフライドチキンはたまに品切れになっている。モスバーガーは意外に混んでいる日が多く、サーティワンは空いている。

◆ ホームセンターは3店舗あるがカインズホームが一番規模が大きい。ツタヤも文教堂もブックオフあるし、シマムラもある。ドラッグストアが意外に多いのは、冷凍食品や飲料などをここで買う人が居るためだろうか。

◆ 100円ショップも3店舗ある。
規模的にはダイソーが大きいが、各店舗で扱い商品が違うので欲しいものに合わせて店を選ぶ感じになる。ダイソーやセリアは人が入っている感じだがレモンは人が少ない。

◆ 自動車のディーラはトヨタ、日産、スズキ、マツダがある。
最近のマツダ車のメタリックのエビ色みたいなアレは中々見栄えがする。自分で乗りたい色ではないが良い色だと思う。
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