SL500に乗る(ちょっと走って気づいた偏)


SL500に乗り始めて数日と言う所。
走行距離は未だ300Km程度である。
慣らしに関しては特別意識していないが、普通に走っていて回転数が3,000rpmを超える事はまず無い。
取り説によれば走行1,500Km迄は最大回転数の2/3に押さえて走行しろとなっている。
なので慣らしが終わっても積極的に回さない限りは4,000rpmなんて行かないだろう。
クーリングファンは電動のみで、メカニカルファンは付いていない。
電動ファンは吸い込みの大型のものが1個だけで、押し込み型の電動ファンも付いていない。
今年中には12気筒モデルもラインアップされるはずで、V8搭載のエンジンルーム前後方向には寸法的余裕があるから空気の流れに無理は無さそうな感じ。
R230には2種類の燃費計?が付いている。
一つはマニュアルリセットしてからの燃費と走行時間と平均速度を表示し、もう一つはエンジンをかけてから(ただし、止めても4時間はリセットされない)の平均燃費と走行時間と平均速度だ。

都内まで首都高速を使うと平均速度は50Km/h程度になる。
この時の平均燃費表示は8Km/lに近い。
首都高速を降りて一般道を走っていると平均速度はどんどん遅くなって、やがて30Km/h程度の所で安定する。
もっともこれは混雑の度合いによるだろうから、混んでいる時間帯だと10Km/h台になることだって不自然ではない。
ちなみに平均速度が30Km/h時の平均燃費は6Km/lを下回る事が多い。
全体的にはSL600(R129)より2割ほど燃費が良いだろうか。
これはエンジンの効率化もさることながら、車重軽減が燃費向上には役立っていると思う。
何しろSL600は車両重量が2.1tを軽く超えていたと思うから、R230より300Kgは重かったはず。
重量軽減の為、交換の難しいリアフェンダーを除く各パネルはアルミ製だ。
ドアは外板がアルミで構造体がマグネシウム。
リアのサスペンションメンバーもアルミ製で、これを鉄にすると現在より40Kg程重くなると言う。
写真はリアサスペンション付近で、蛇腹の中に油圧シリンダなどが入っている。

同じくフロントサスペンション付近。
洗車した関係でディスクが錆びちゃってる。
形式は変形のダブルウイッシュボーンと言った所か。
こちらもアルミが多用されている。

標準のタイヤサイズは255/45-17なのだが、正規輸入モデルは18インチが標準だ。
なので、ブレーキディスクとホイールに隙間が開いて格好悪い。

そこでボロボロの(笑)17インチホイールを仮付けしてみた。

ノーマルだと隙間はこんな感じなのだろう。
タイヤ交換の時にはマニュアルで車高を上げると便利である。
これは車室内のスイッチで2段階に調整出来て、+25mmと+50mm上げる事が出来る。
R129でも車高調整は付いていたが、R230は油圧アクティブサスペンション用の高圧があるので、車高は素早く上がる。
5cm車高を上げるのに要する時間は1秒以下だろうか。
R129の場合に最大まで車高を上げるのに数十秒を要するのとは大違いだ。
ブレーキはワイパー使用時には、自動的に軽くブレーキングを繰り返してロータに付着した水滴をはじき飛ばすそうだ。
ブレーキングすると言っても極軽くだそうだから、それをドライバーが気づく事はない。
逆に温度が上がりすぎてフェードしそうな時には、インパネ上に温度過上昇の警告が表示される。
と言っても、それが表示されたからってフェードを回避出来るのか否かは疑問。
操舵フィールだが、ステアリングダンパーが効き過ぎているようなネトッとした感じがある。
ギアレシオ自体は鈍ではないのだが、急転舵するときにはそれなりの力が必要だ。
今日は納車以来発洗車である(笑)銀色だから濃色車のような磨き甲斐はない。
いつもどおり水洗いの後は、残り少なくなったイオンコートを塗った。
これが無くなる頃には何か次なるコート剤でも…と、思いながらどれだけの月日が流れた事か。
イオンコートで最低1ヶ月、天候が良ければ3ヶ月くらいは手入れが不要なのでイオンコート自体も減らないと言うわけだ。
R230は飾りっぽいもの、サイドのエアアウトレット風のも(ダミー)やボンネット上のエアインテーク(左側はセンサだけが入っていて、右側はエアコン用の吸入口)があって掃除しにくい。

レーダ探知機や携帯電話への電源供給用に12Vの配線を行った。
最近の車はバラし難いので電源一つ取るのも大変である。
電源はアクセサリから取るか常時電源とするか迷ったのだが、こちらで書いている通りレーダ探知機の為に常時電源とした。
探知機の消費電流は100mA程度だから数日の駐車は何ら気にする事もなく、長期間車を使わない場合には探知機の電源を切ればいい。
SLには純正で盗難防止関係のデバイスも付いていてこれらも電力を消費しているだろうし、余り気にしなくて良いかも。
その為に電装系のバッテリと始動用のバッテリが別系統になっているのだし。