バクハツたまごの作り方
電子レンジ ゆで卵 シリーズ?!


今回の実験は、こちらのwebmasterからのmailがきっかけで始まった。
以下、その内容>電子レンジでゆで卵なんですけど、爆発卵(爆弾卵?)の存在をご存じですか? >以前から噂を聞いていて、ナイトスクープというTV番組で正体を見たのですが、 >電子レンジで殻付きの卵にマイクロウェーブを照射して、絶妙のタイミングで取 >り出して殻を剥いて口にすると爆発するというものです。
>危険な技ですが、是非試してみてください。
>ホームページで紹介して頂ければ嬉しく思います。
>TVでは時間ややり方を何度も変えてやっていました。
>時間は忘れましたが、確か卵をラップでくるむのと、電子レンジの底に直置きでは>なく、茶碗をひっくり返して糸底に卵を置いていました。
>全体からまんべんなくマイクロウェーブを 照射する為でしょうかね?
−−
なるほど、この文章から読みとれることは
1.たまごをラップでくるむ  これは、殻の強度不足による爆発を避けるために補強するという意味と取った。
2.茶碗の上にたまごを乗せる  これは、mailにあるとおりの効果を期待してのことだろう。
どうやらTV番組中(ナイトスクープという番組は関東地方でも日曜?の夕方に放映されているらしい..夕方なのに何故ナイトスクープなのかと不思議に思ったことがある)でも、実験を重ねた結果成功するという難しい技のようだ。
−−!!−−
これに関して、黒川様よりご指摘いただいた。
>という記事を見て、気がついた点がありましたので、お知らせします. >この、探偵ナイトスクープの、ナイト は、Night ではなく、Knight です
との事。
なるほど..昼間でも夕方でも良いワケね。
有り難うございました
−−
うまく作成出来たゆでたまごは、口に入れた瞬間すなわち白身に亀裂が入ったとたん爆発するらしい。
とりあえず、F&Fでは1パックのたまごを用意した。


さて、10個のうちで成功するモノはあるのか?まず最初は得意の「解凍モード」を使用した。
急激な発熱によって殻ごと爆発するのを防ぐためだ。
もちろん、先人の実験を参考にたまご本体はラップで厳重にくるんだ。


そして、茶碗の上に乗せる。
このまま電子レンジで加熱開始だ。
−−
解凍モードで10分間、取り出したたまごを見るとひびが入っている。
たまご本体も結構熱い。
爆発の危険を予測しながらも、慎重に殻を剥く。
..爆発しない..ココまでは順調だ。
それでは..たまごを割ってみる..爆発しない。
フツーのゆでたまごだ。
まず、1個目は失敗というわけだ。
ここで、少し爆発の原理(そんな大げさじゃないけどね)を考えてみよう。
電子レンジで加熱すると、より低い温度で固化する黄身が先に固まる。
その後白身が固まるわけだが、白身が固まらないことには内圧が上がらない。
白身が固まった後、黄身がさらに発熱して白身内部の圧力が上がった状態が必要なのだ。
そこで、次に2段加熱方式を実験した。
まず、電子レンジの出力を1/5(解凍モードよりハイパワー)にしぼって3分間加熱する。
この状態で黄身も白身も固まると予想されるのだ。
その後出力を2/5に上げて2分間追加加熱を行う。
これによって白身内部の圧力上昇を促そうと言うわけだ。
さて、うまく行くだろうか??

これが加熱直後の様子だ。
ラップを剥がしてみると、殻にヒビが入っている。
ちなみにたまごの温度はかなり高く、手で殻を剥くのは少々辛い。
白身の内圧減少につながるため、冷却は行いたくないのだが殻がむけなければ始まらない。
水をかけながら剥くことにした。
約半分ほど剥いたところで、検証を行うことにした。
たまごが冷えて内圧が下がらないうちにね。
たまごを軽く抑えながら白身に爪を立てる。
2回目でうまく行くとは思えなかったが、一応流し台の中で行うのだ。
部屋中たまごが飛び散ったら結構悲惨だ。
..爪が白身を刺激した瞬間、ボッと言う音と共にたまごが爆発した!!

いやあ、結構飛び散りますなあ..もっと内圧が上がっていれば、ボッではなくバンッと爆発するかも知れない。
たまご実験でノウハウを学んだ?F&Fは、2度目にして大成功をおさめた。
−−
別にたまごが爆発して面白いわけではないが、友人を食事に招待したときなどやってみるのも良いかも知れない。
ただし、部屋中たまごだらけになるけどね!