シカゴ出張(2)物価を考える。



今年も昨年に引き続いてシカゴ出張の日が来た。
今回は8日ほど滞在し、途中に土日も入るためホテル付近のショッピングモールなどを探索してみた。


ショッピングモール付近には巨大駐車場があるわけだが、そこには必ず車椅子専用の駐車スペースがある。
最近は日本でも車椅子を(車から)降ろすのが楽なようにスペースを広めにとった専用駐車場が用意されている場所もあるが、駐車場が混んでくれば心ない健常者の車両がそこを埋めてしまう。
だが、シカゴでは罰金が科せられる事もあるのかマナーはよろしい。
専用駐車スペースは出入り口近くの便利なところにあるのだが、たとえ他のスペースが一杯でも障害者用スペースだけはちゃんと空いている。
なぜ日本人はこの辺りのマナーが悪いのだろうか。
おそらくマナーの悪い人間に言わせると「ほかが混んでいるから」と、高速道路の路肩走行車と同じ事を言うのだろう。
アメリカではライトトラック(ハイラックスとかランクルみたいなやつ)が売れているそうで、日本の自動車メーカも積極的に売り込んでいるそうだ。
が、ショッピングモールの駐車場を見ると、圧倒的に普通のセダンが多い。
もちろんライトトラックやミニバンも見られるのだが、一家に複数台の車が一般的なここではスーパーに買い物に来るのにスポーツカーやライトトラックは使わないって事か。


日本の駐車場が、ライトトラックがはやればライトトラックで埋め尽くされ、ミニバンが流行ればそれで一杯になるのとは対照的である。
さて値段の話だ。
ガソリン価格が安いのはみなさん知っての通りで、約4リットル(1ガロン)の値段は$1〜$1.5程度である。
日本のガソリン価格を1リットル35円(税抜き)とすればほぼ同じくらいといえるのか。
ガソリンを国際価格並にするためには税金を減らすしかないようだ。
食料品の価格もこちらは安い。
例えばサンドイッチを作るとしよう。
まずはパンを買うわけだが、ロールパン6個入りで$2ほど。
これだけ食えば具はいらなくなってしまうほどの分量だが、ハムとチーズなんか入れてみるとしよう。
ハムは$1で4人分はゆうに買える。
お徳用で$3も出して毎日ハムを食っていれば、それが無くなる頃にはハムを見るのもイヤになるに違いない。
見るのがイヤになったらチーズを挟もう。
コイツは$2でスライスチーズの大型パックくらいの分量だ。
これもかびが生えないうちにと毎日食っていれば、3日目にはイヤになる。
って話じゃないが、とにかく分量が多いのだ。
マヨネーズだって$1で240ccの瓶入りが買える。
パンだけじゃ食べにくいので、缶入りジュースを買うにしても、24本入りの一箱が$3.99である。
つまり1本辺り($=110円として)18円なのだ。
これを日本に持ってきて120円で売ると100円くらいは儲かることになる。
格安ジュース自動販売機で儲けた会社があるが、並行輸入を行えば、コーラを50円で売っても十分利益が取れるのだ。
トマトジュースや野菜ジュースも似たような値段である。
小さな缶が6本まとめて$1.6程度。
では食料品以外はどうだろうか。
自動車用品で気になるのはオイルの値段である。
これは1クオート(約1リットル)で$1が相場だ。
モービル1などは少々高めだが、それでも$4はしない。
オイルの共同個人輸入などが行われているのはこの価格差のためだ。
ガソリンやオイル添加剤も安いモノは$1以下だし、モータアップなどでも$20だ。
ちなみにテフロン系添加剤はアメリカでは(エンジンに有害なため)売られていない。
ペット関係では、熱帯魚の生体は日本の価格とさほど違わないようである。
ドッグフードはペディグリーチャムが10Kgで$8だった。
熱帯魚用のフィルタなどの機器類は日本価格の1/3〜1/2と言ったところで、犬の首輪や引き綱なども同様である。
アメリカと言えばタオル。
密度が高くて非常に丈夫なのだ。
日本で買うとそのバスタオルが4千円くらいするが、現地では$10だと高級な部類に入る。
安いモノなら$3で買える。
ハンドタオルはちょっと割高な感じがするが普通のもので$4ほど。
織りもシッカリしていてカラーも色々あるので、かさばるのがイヤでなければ買って損はないと思う。
革製品も安い。
コーチのバッグは日本では三越の扱いになるが、現地価格は三越価格の半額〜1/3である。
男性用のバッグが$99,女性用のちょっと大きめのショルダーバッグが$250と言ったところ。
財布も安いが米札は小さいので日本の札は入らない。
買うならドイツ製がお勧め。
洋服やクツ類はピンキリだが、それでも日本での価格よりだいぶ安いと思う。
最後に電気製品だ。
電気製品と言えばダンピングで問題になったことがあるが、これは真実である。
シャープのFAX付きコードレス電話が$99はどう考えても安すぎる。
プレステは$90程で売られていた。
ラジカセの類はソニーやアイワ製などが幅を利かせているが、いずれも安い。
逆にサービスは高い。
例えば人件費のかかるホテル代などがそうだ。
私の泊まったホテルも一泊$200である。
市外通話は$2だし、国際通話は$13もホテルチャージを取られる。
ガソリンスタンドでも、セルフサービスではなくフルサービスを選べば高くなるのは当然だ。
その国の住み易さを物価だけではかるわけには行かないのは当然だし、アメリカに住んでいれば(日本と比較しない限りは)物価の違いも分からないだろう。
むしろ8%を超える州税が高いと感じるのかもしれない。
って訳で、土産を買うときや個人輸入の参考に。