グラスガードを試す


久々のワックステストである。


淡色系の車に乗り換えてからワックスの艶などにすっかり無頓着になってしまった。
濃色系だと見ただけで分かるような艶の差も、淡色系では余り目立たない。
そんな中で一度は使ってみたいと思っていたのがいわゆるガラス系のコート剤だ。
実はこれらは以外に多くの種類があったのだが、流行の関係もあるのか今は(大手だと)グラスガードくらいしか見かけなくなったし、そのグラスガードも安売りしていたので買ってきたというわけだ。
2液性のコート剤は何度か試したことがあるが、ふき取りが難しいというかコツが必要なものが多い。
この辺りも難しさや売れなさの原因かも知れない。
またつや出し系は特に下地に敏感で、下地が荒いと拭きムラのような感じで仕上がりが美しくない。
そこで今回はしっかり下地 (2)を作って塗布してみることにした。
下地の作り方はリンクにあるとおりではあるが、今回は手磨きで作業を行った。
まずは洗車だが、これはいつもどおりで良いと思う。
シャンプーなどを使って普通に汚れを落とす。
ディーゼル規制以降水あかの付き具合もめっきり減って、落とすべきものは水溶性の土埃くらいか。
この洗車時にアルコール系の洗剤や微細コンパウンド入りの洗剤(クレンザーみたいなもの)を使うと下地作りまで一発で出来ると思うのだが、残念ながらその洗剤が手元にない。
仕方がないので洗車後に微細コンパウンドで塗面に残る古いワックス分などを除去することにした。
古いワックス分の上に又ワックスを塗ったところで、風邪を引いたセロテープの上に新品のセロテープを貼るようなものだ。
古いワックスに付き合って新しいワックスも落ちてしまうだろうし、そもそも古いものを又塗り込むのは美しくない。
水あかなどを落とすコンパウンド入りワックスもあって、これなら古いワックス分を削りながら新しいワックス(というか、古いものと混ざった状態になるかな)が付着していくことになると思うが、ソリッド塗装車以外にコンパウンド入りは使いにくいだろう。
それに毎回コンパウンドをかけるのもどうかと思う。
今回はウイルソンの鏡面コンパウンドを使ったが、これは粒子径1μmだそうだ。
手で磨くならばこの程度で良いと思うがポリッシャが使えるのならば更に粒子の細かいリンレイ鏡面仕上げミラックス20nmなどが使える。
その他中間的なものとしてはソフト99液体コンパウンド9800 (0.5μm)もある。
濃色車であれば1μm級で磨いた後で100nm以下のもので更に磨けば洗車傷も磨き傷も消せる。
なお5μm級のものは傷消しには良いのだが、そのままだと塗装が曇るので更に細かなコンパウンドでの磨きが必須だ。
汚れが激しい場合はソフト99液体コンパウンド3000(4μm) で磨いた後でソフト99液体コンパウンド9800かウイルソンの鏡面コンパウンドを使うのが良いだろう。
なお古いワックスを除去する程度であれば1μm級かそれ以下のもので良いと思うが、それなりに力を入れて擦らないと当然のことながら磨けない。
十分に洗車した後でウイルソンの鏡面コンパウンドをかけると結構スポンジに汚れが付く。
一通りコンパウンドをかけた後で鉄粉チェックを行う。
指で触って分かる程度にざらざらなのは論外で、セロファン(タバコやチョコレートの包装が良いと思う)を指に当ててチェックしてみよう。
これでザラザラを感じれば鉄粉除去を行う。
セロファンが無い場合は厚手のスーパーの袋でも良いが、コンビニの薄いものでは検出感度が低下する。
イオンコートなどは特別艶が良いわけでもなくふき取りがシビアな訳でもないので良いのだが、今回は念を入れることにした。
粘土に水とシャンプーを付けてボディーをこすり、セロファンに指を突っ込んでチェックする。
鉄粉も意外に取るのが大変で、プロは電動ポリッシャなどを使うらしいが、ここはせっせと手作業だ。
粘土をこすりつけてはセロファンチェックで、これにも結構時間がかかってしまった。
一通り作業を終えると粘土にはかなり汚れが付く。
こんなに汚れていたのかという感じで、それら汚れをもう一度取るために再度鏡面コンパウンドを軽くかける。
粘土で塗面から浮いた汚れなどをこれですっきり取り去ると、洗剤で洗った皿を拭くようなキュッという感じでふき取れる。
これでかなり塗面は平坦になったはずだ。
脱脂などまで完璧に行いたければアルコール系のスプレーをかけながらふき取っていけばいい。
アルコール系スプレーは台所の除菌用が便利である。
写真は下地処理直後のもの。
デジカメのフォーカスが合わなくて何とも…


jpeg圧縮ノイズが目立っているのはご勘弁を。


グラスガードは2液性のさらっとした液体で、牛乳を水割りにしたような色と粘度である。
石油系の溶剤が使われている感じで、それなりの臭いがする。
液体なので塗るのは非常に簡単、塗るというかたらして伸ばすみたいな感じで取り説にある通り厚めに塗っていく。
この手のものはふき取りとそのタイミングが非常にシビアで、過去に何度も苦しめられている。
最初に使ったチタンコートもその例に漏れずであり、初期型?という事でふき取りなどが非常に難しかったが耐久性は評価できた。
この手のコート剤全般に言えることだが、早くふき取りすぎると皮膜が薄くなり、ギリギリまで待っているとふき取りにくくなる。
このタイミングが難しいのだ。
が、このグラスガードに関してはその心配は要らなかった。
この程度にふき取れるようにしないと一般売りは出来ないんだろうななんて思った次第で従来の経験からすれば凄く簡単だったのである。
ふき取りの簡単さには付属のウエスの威力も大きいと思う。
荒拭き用は通常のタオルなのだが、仕上げ用には眼鏡拭きのような感じの布が付属してくる。
これが実にいい感じで拭き上げ出来るのだ。
ただ夜間になってルーフに一カ所拭き残しを発見した。
人工照明下で見ると拭き残し等が一発で分かるのだが、昼間は気づかなかった。
荒拭きは出来ているのだが仕上げの拭き残しがあったのだ。
これはもう拭いても曇りは取れず、おそらくコンパウンドをかける以外に修正は出来ないと思う。
なので、これはコート剤が残っているマークということでそのままにしておくことにした。
この手の水分や紫外線硬化型コート剤の場合は重ね塗りが可能だ。
溶剤系の場合は重ね塗りすると下の被膜が取れてしまうのだが、硬化系の場合はいったん硬化すると再び元に戻ることがないので重ね塗りできる。
重ね塗りのメリットは耐久性の向上で、艶に関してはあまり効果的ではないと思う。


艶は淡色系なので正直よく分からない。
濃色系であればぬめっとした艶が出るのかも知れないのだが…イオンコートに比較すれば確かに艶は良いが、イオンコートは元々艶は良くないのでこれも比較にならないか。
ちなみに最近はイオンコート艶重視版(耐久性は若干劣る)も発売されている。
この先の変化等は雑記やblogで報告したいと思っている。






塗布後の様子
http://www.fnf.jp/blog/2009/04/fnfblog1353.html
1.5ヶ月後の様子
http://www.fnf.jp/blog/2009/06/fnfblog1589.html
2ヶ月後の様子
http://www.fnf.jp/blog/2009/06/fnfblog1702.html
4ヶ月後の様子
http://www.fnf.jp/blog/2009/08/fnfblog2070.html
5ヶ月後の様子
http://www.fnf.jp/blog/2009/10/fnfblog2240.html
11ヶ月後の様子




2010年も塗布しました