HIDバーナをテストする


中国製のHIDバーナがいくつか揃ったので照度を測ってみる事にする。
メーカ不詳で色温度は全て6000Kとなっているが、実際の色合いはマチマチだ。
照度の測定はバルブから40cm離れた点を照度計で測った。
多少指向性のあるバルブもあったので、最大照度になるように方向を調整した。

バラストは中国製の公称55W品だが、管電力の実測値は約35.6Wだった。



一番マトモ?なものとしてレイブリックの公称6000Kのものがある。
ただ、これが明るいかと言われるとそうでもなかった。



計測の結果は以下のようになった。

バルブ 明るさ
緑っぽい発光色 2050lx
DC点灯用 1820lx
青っぽい発光色 1120lx
上下スイング 2076lx
緑っぽい発光色 1940lx
100時間使用 1800lx
レイブリック 2015lx

[1]は緑系の、いかにも中国製ですよという感じの発色で[5]も同様だ。
[2]はDC点灯用と書かれていて、一旦消えてしまうと再起動しない場合がある。
[3]はかなり色温度が高く青っぽい。見た目は8000Kとかそんな感じだ。
[4]は普通の6000Kという感じ、スタンダードな白さである。
[6]は中古品で100時間ほど使用しているものだが、たぶん[4]と同じものだと思われる。
[7]はレイブリック製で、特に明るいという事もない。

高色温度のものが暗いのは仕方がないとして、その他のものは2割程度の照度差に入っている。
バルブへの入力電力を変えて照度を測ってみようかと思ったのだが、測ったところで同じものが入手出来る保証もないしそもそもノーブランドじゃ仕方がないか。
と言うわけで、このテストに意味があったのかどうかも怪しくなってくる。