塩味たまご(4)


前回の実験で失敗して、その後の実験でもうまく行かず、何とか白身に塩味を付けるところまでは出来た。
今回はそれを更に進める形での実験である。
この実験を行うにあたって1通のメールを頂いた。
>さて、Subjectにも書きました塩味つきゆでたまご!です。
今、コンビニ(セブン−イレブン)に行って、

>お弁当コーナーを見たら 「おべんとたまご」というものがありました。
ゆでたまごはあまり好きでは

>ないのですが、気になって買ってみました。
箱を開けて卵を取り出すと、ホームページのURLが書いて

>ありました。
とのこと。
早速ページを見てみると、前回の実験とほぼ同様のことが書かれている。
ただし「余り塩味は付かない」らしい。
これも前回の実験結果と同じだ。
そこで今回はこちらこちらのサイトを参考に、予めたまごを塩酸処理して実験してみることにする。
今回実験に使用する卵はこれだ。


どうやら白い玉子より高級品らしい...それを早速塩酸で処理する。
塩酸は熱帯魚用イオン交換樹脂再生のために買ってきた物である。
塩酸処理するとたまごから泡が出てくる..

何か殻が溶けちゃいそうな雰囲気であるが、意外や意外、溶けたのは茶色い部分だった。
茶色い玉子は白い玉子の表面に茶色い膜が付いているわけである。
う〜ん、知らなかった。
写真では見にくいが、茶色い部分の色に「ムラ」が出来ているのがお解り頂けるだろうか?

たぶん塩酸処理を続けると白い玉子に変身するのではないか、と思うくらい色が薄くなってくる。
ま、今回は玉子の色を変える実験ではないので適当なところでやめて茹でを開始する。
3個の玉子の1つは評価比較用?で、普通に茹でる。
もう一つは茹でた後一昼夜飽和食塩水に浸ける。


最後の一つは圧力鍋を使用して茹でる。
茹でるときも茹でた後も飽和食塩水に浸かっている状態にして、一度茹でた後で十分に冷やし、再度茹でてみた。
つまり飽和食塩水中で圧力変化を与えたわけである。


1昼夜が経過して出来た玉子がこれだ。
圧力鍋を使用した玉子はおでんの玉子みたいに色が付いている。
おそらく高温で白身のタンパク質が変化したのだろう。


早速試食してみるが、比較用の玉子と食べ比べるとちゃんと味は付いている。
ただし食べ比べなければ良くわからないレベルだ。
味が濃いのは圧力鍋を使用したもので、黄身にも味が付いている。
だが白身にも塩味は付いている。
塩味の濃さは、塩酸処理+圧力鍋使用>塩酸処理+飽和食塩水中に放置>無処理+飽和食塩水中に放置、の順である。
圧力鍋で茹で上げたものから白身の塩味を抜くことが出来れば、結果として黄身だけに塩味が付く。
だが食べ比べなければ分からない程度の塩味ではちょっと寂しい。
白身から塩味を抜くのは、水にでも浸けておくことで出来ないだろうか?