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過去の雑記置き場


情報商材(12/1)
馬力(12/2)
使い道(12/3)
CM(12/4)
カタチ(12/5)
足りない(12/6)
渋滞(12/7)
頑張れ!(12/8)
電気自動車(12/9)
自動リンク(12/10)
ポイント(12/11)
ランクル(12/12)
CDMA(12/13)
GPS(12/14)
ゲーム(12/15)
使い道(12/16)
再び料金(12/17)
再び料金(2)(12/18)
会計でも(12/19)
エアサス(12/20)
810T(12/21)
BWA(12/22)
システム設計(12/23)
解放せよ(12/24)
解放されるか(12/25)
放送(12/26)
SBM(12/27)
GT-R(12/28)
ハイビジョン(12/29)
HDD(12/30)
大晦日(12/31)


大晦日(12/31)
◆ 今年も一年F&Fをご覧頂きまして有り難うございました。来年もよろしくお願いいたします。

◆ 去年の今頃はCLSに乗り始めた頃であり、早いもので1年が経ったわけだ。ケータイの方は機種変更から半年が経過した。実はこれ、2in1のB番号がらみの新規契約で購入したので継続使用期間自体は2年近くにカウントされている。なので次回はインセンティブ無しプランで買おうと思っている。時期的には夏モデルの出る5月か6月頃、HSDPAが7.2Mbpsになっていれば買い換えようかと思う。SBMの方は無料の2年間はキッチリ使ってやろうと思ってはいるが、ドコモが定額などを始めれば1本化するかも。同じ端末を2年使うのは長いと思う。SBMの方は来月から通話専用契約に変更するので機能はどうでも良いと言えばそうなのだが、各所の傷みみやガタは出るだろうな。

◆ 来年のガソリン価格はどう推移するのだろうか。いよいよ気軽に車に乗れない時代が来るのか。選挙で民主党を勝たせたら生活は少しは素敵になるのだろうか。税金の無駄遣いが止まるはずもなく、消費税は上がり住民サービスは低下する。ガソリン価格上昇で自動車販売台数が減ってくると、日本の経済に与える影響は無視できないのではないだろうか。経費節減のために軽自動車需要が高まれば、おそらく軽自動車関連税が値上げされるだろう。なんだか暗い話になっちゃうな。これじゃあ少子化が進むのも無理ないな。

◆ 日本人が元気だったというか過激だったというか、1960年代には結構暴れている人も多かったと思う。
それが一種の思想教育によっておとなしくされてしまったと思うのは考えすぎだろうか。日本の教科書は韓国や朝鮮ほどではないにしても、かなり都合良く作られていると思う。そうしなければ1960年代のような学生運動だとか丸の内を爆破したり(だったかな?)とかが起こらないとも限らない。外国人に言わせると日本人はおとなしいねぇ、なぜクーデターが起きないんだと不思議がる?くらい従順にしつけられているのだと思う。

◆ 民間人は官僚支配に文句は言うが石は投げない。でも、もしも公務員給与一律10%値下げなどが決まったら奴らは自衛隊と協力して危ないことをするかも。いやはや日本国も勝手な連中を沢山抱えているものだ。
ま、そんなことを言っても何も変わらないけれど、来年も精々不満をバクハツさせて行こうではないか。

◆ F&Fは年中無休、blogの方はサボるかも知れないが、年末年始の面白くないTVに飽きたらBBSで話題でも提供して頂きたい。まあ帰省中の方々も多いことだろうからレスが付くかどうかは解らないけど。掲示板などはケータイからのアクセスも可能だし、SBM対応も一応チェックした(UAがJ-PHONE→Vodafone→SoftBankと変わったので不具合がずいぶんあった)ので、暇で死にそうだったらアクセスしてみてください。

◆ 最後にもう一度。
今年も本当に有り難うございました。
皆様のアクセスに支えられたF&Fであり、皆様がアクセスして頂ける間は頑張りたいと思います。



HDD(12/30)
◆ ハードディスクの信頼性はかなり上がったと思う。
以前ならばHDDクラッシュなど普通に起きていたのだが、最近はあまり経験しない。VAIOのHDDが壊れた事はあったが、これは保証期間内だったので初期不良に近い故障であったと思う。F&Fのサーバはもう何年か稼働しているがHDDは大丈夫だろうか。
冗長化などは行っておらず、壊れたらハイそれでオシマイという感じ。たまにバックアップは取っているが、そもそもOSをインストールして全ての設定を行うのが大変である。何しろ標準的な生のOSのままでは多くのプログラムが動かない。テキストのみならば復旧は出来るかも知れないが、メールでの情報送信やRSSやPHPや、その他諸々の設定を果たして元に戻せるのか。

◆ 冗長ディスク構成にしておけば不安はかなり小さくはなるが、今のサーバでそれを行うのは不可能に近い。予め新しいサーバを用意して、そちらに全てを移行してという手順を踏まなければならず、それには1Uのサーバを入手するところから始めなければならない。
HDDといえば会社のファイルサーバのディスクが壊れたっけ。これは冗長化されていたので被害は全くなかった。有り難いことである。次期F&Fサーバは冗長ディスクを使いたいなぁ。そこそこのCPUパワーがあり、メモリが沢山乗っていて、信頼性の高い1Uサーバが理想だが価格的に手が出ないかも。今だって安っぽいDELLのサーバだし。

◆ F&F収容サーバは今のもので3台目である。その時々に応じて入れ替えは行ってきて、そのたびにメモリは増えHDD容量も増えた。というか、小容量のHDDなんか無くなっちゃったし。OSのバージョン、Perlのバージョンも上がったがFreeBSDなので安定度が云々は余り感じない。確かにメモリの使い方などは良くなっている(以前はパフォーマンス設定を行ったりしていたので)とは思うが、元々安定して動くものなので余り気にしたことがない。
広告収入でサーバを新調するには何ヶ月かかかるだろうし、そのうちやろうと思っていると壊れちゃったりして。サーバ設置場所が近くならば良いのだが、今は離れた場所にあるので即座にメンテを行うことも出来ない。

◆ 来年のことを言うと鬼が笑いそうだが、もうすぐ来年なので許していただくとして、まあ来年中には冗長ディスク化とかも考慮して何か考えようかと思っている。とりあえずは今年一年無事に動いて良かったなと言うこと。それでも攻撃にさらされて負荷が上がりっぱなしになったり、そういったトラブルはあった。これに関しても今は一応の対策はしているのだがサーバ変更となるとこのあたりもやり直すことになり、考えただけでイヤになってくる。
自宅のPCはvista化は行わずにXPのままだ。話しに聞くとvistaは動かないアプリがあるとか重すぎるとかで移行したくなるようなものでもない。ただXPのサポートがいつかは終わるわけで、それはちょっと頭の痛いことではある。



ハイビジョン(12/29)
◆ 地デジの本格的開始、フラットパネルディスプレイ受像器の価格低下、ワンセグケータイの多機種化やPS3の発売などハイビジョンの浸透を加速する様々な商品が発売された。おそらく来年や再来年には地デジ一色になるのではないかと思われるような勢いを感じる。その一方で地デジの電波が届かないエリア問題もあり、有線による配信も含めた検討がなされるなど課題が多いのも事実である。地デジが一般的になってくると、それをどうやって録画するかも問題になる。HDDレコーダ自体はHDD容量の拡大で対処出来るが、DVD系に焼こうとするとかなり限られるし録画時間も短くなってしまう。

◆ そこで登場するのが大容量光メディアなのだが、これも方式統一が行われずに大きく2方式が市場に出ている。ただSONYと松下がBD推進なのでBD有利ではないかと個人的には思っている。ハイビジョンが一般的になると映画やアニメなどもハイビジョン録画されたものが要求されるようになり、おそらくアナログ放送廃止の頃には相当数のソフトがBDなりHDDVDで販売されるようになるのだろう。そう考えるとDVDの寿命は意外に短かったと言えるのではないだろうか。DVDが出始め、価格が下がって一般的になった頃には次世代光ディスクみたいな感じ。CDの寿命が長い(長かった)事を考えると何ともかわいそうな感じのDVDである。

◆ そのDVDには一体何種類の録画方式があるのだろうか。DVD-RAMやRWなどの方式の違いやそれに書き込む中身の違いなど、知ろうと思わなければ普通は知ることがないままみたいな、でも互換性を考えたときには調べてDVDレコーダを設定しなければいけないという面倒さがつきまとう。そもそも画面のアスペクトレシオの補正というか、つぶすのかカットするのか引き延ばすのかみたいな問題もあるわけだ。地デジになればようやく16 9の世界がやってくるわけで、4 3の画面を無理矢理引き延ばして歪ませて観るなんて馬鹿げたことを行わなくても良くなる。

◆ 液晶テレビの価格はかなり下がってきているが、価格と性能が比例しやすいのも液晶テレビだ。コントラストなどを比較してみると一目瞭然で、暗い部屋で暗い画面を見たときのクロの部分が安いモデルではバックライトが透過してしまって黒く見えない。プラズマの場合も出始め当時はコントラストが低くて同じような傾向にあったが、最近ではかなり改善された。家電店でも液晶テレビは明るい場所に展示され、プラズマテレビは暗い場所に置かれていることからも解るように、オールマイティとは言いにくい特性がまだ残っているのだ。このあたりは次世代ディスプレイで改善されるのかも知れないが、それが商品化されてリーズナブルな価格になるにはもう少し時間がかかりそうだ。SONYは小型ながら有機ELを使ったモニタを発馬している。もし見る機会があれば他のディスプレイと比較してみて頂きたいが、そのコントラストの高さと発色の美しさ(自然さとは又違うのだが)に目を奪われるかも知れない。



GT-R(12/28)
◆ 車の世界の今年のニュースは、私としてはGT-Rだったのかも知れない。レクサスLSも鳴り物入りの登場ではあったのだが、ドライバーズカーとも言い切れない雰囲気を持っているだけに大きな興味は抱けなかった。実際都内などでは緑ナンバーのLSがウヨウヨなのと、車高が少し高いのが美しさをスポイルしているような気がする。タイヤの直径も少し大きめで、これをジャガーがやるとそのボディーデザインと相まって不自然ではないのだがLSの場合は車高が高いからかも知れないが、SUVのイメージ(おおげさ)にもつながるような雰囲気を感じたりする。

◆ GT-Rは面白いと思う。日本人の好みそうな、いかにも的な雰囲気やシステム満載だからだ。それはLSのエレクトリカル装備とは違うハード面であり、特別な感じを強調してくれる。個人的にはハイパフォーマンスカーは若い人に乗っていただきたいと思うし、出来ればサーキットのスポーツ走行にもチャレンジしてみて貰いたい。歳を取れば感覚は鈍り視力は衰え、体力も減退するからハイパフォーマンスカーを本気で走らせるのは疲れる。
今の若い人は車に乗らなくなったし、下手するとワンボックスカーに乗っていたりする。もしもワンボックスカーをパーソナルカーだと思っている人がいるとしたら、それは大きな間違いであることが運動性能重視の車に乗れば解るはずだ。ワンボックスカーは人や荷物を運ぶクルマ、ハイパフォーマンスカーは車それ自体で遊ぶ車なのだと思う。悲しいのは価格が高くなってしまうこと。GT-Rをポンと買える若者は数少ないだろう。だったらロードスターでもロータスの安いヤツでも良いのだけれど、見た目の特別感、メカの特別感(感)が若者の目を惹き付けるとしたら、それはそれで楽しい事である。

◆ ガソリン価格は今後も上昇するだろうし、ガソリンで走る車がいつまで存在するかも解らない。燃料電池車開発や電気自動車の開発にも再び力が入り始めている現状で、ハイパフォーマンスカー自体がとても贅沢で或いは反社会的な車ととらえられる日がやってくるはずだ。その過渡期が過ぎるとハイパフォーマンス電気自動車の世界がやってくるのだろうが、電気製品の進化速度にはとても及ばない自動車のこと、10年先か20年先になるのかは解らない。ま、そもそも20年先の日本がどうなっているのかって話しもあって、無能な役人支配が続いている以上日本国の未来は暗い。人口減少と高齢化にもかかわらず、毎年必ず増やし続ける国の予算。所得税率は上がり消費税率は上がり福祉はカッとされ、今よりずっと住みにくい日本になっているのかも知れない。

◆ もしかしたら住みよい日本が出来上がっているかも(かも)知れないし、日本人がいっせいに海外逃亡しているかも知れないし、でも今なら誰にも文句を言われずにGT-Rに乗れるのである。どうだろうか若い諸君、俺が若かった頃にはガソリンを燃料にして過給器を付けた車があったんだぜと昔話のネタにも充分使えるではないか。



SBM(12/27)
◆ SBMケータイ二度目の契約となった訳で、毎日のように通話も通信も使っている。他にS!なんとかがケータイのメニューにあるのだが予期せぬ課金が怖いので(単に調べていないだけ)触っていない。ドコモの場合は非契約サービスへのアクセスは出来ないのだが、SBMの場合はY!ワンプッシュ契約なんて事もあったので慎重になってしまう。最初に契約した時には家族定額もなくスパボ一括安売りも行われていない頃だったのでお得感は感じられず、少し使った上で解約した。端末が705Pであり使いにくかったというのも一つの理由ではある。二度目の契約、先月はスパボ一括&鼠券もあったのでお得感がある。2年使えばイニシャルコストを含めても月額3百円ちょっとなのだから絶対にお得だ。

◆ ただしSBM以外に電話をかけると料金が嵩むのでSBM以外への通話はドコモで行っている。パケット通信は速度が遅いのが不満である。機種自体の遅さもあるがネットワーク混雑時には反応がかなり遅くなってしまってストレスが溜まる。このような状態だと音声発呼も失敗することが多くなる。
ただし価格対使い勝手という面で不満はない。タダなのだから仕方ないなと諦められるのだ。このタダを実現してくれているのはハイエンド端末を割高価格で購入し、他社宛通話やパケット通信を沢山してくれているユーザである。

◆ 810Tは電源落ちなどのトラブルもあるが、使い勝手が悪いわけではない。液晶が小さいとか、GPS感度が悪いとかと言い出せばキリがないが実用面で不満に感じる部分は少ない。音質は高音強調型で明瞭度は高いが少々疲れる。705Pはもう少しフラットな特性だった。高音が強調されるために通話中のノイズや瞬断が結構気になる。移動時などではプチプチとノイズ混じりの音声になってしまう。
でも、これもタダだから許そう。建物内では圏外になる場合も相変わらずだが、これもタダだから許す。そんな場合はドコモを使えばいい。CDMA方式の場合は基地局のエリア内の収容人数が増えるほど実質電界強度(正確にはS/N比,RSCP)が落ちてくる。すると空いている時間帯ならば何とか圏外を免れている場所でも混雑時間帯になると明確な圏外表示になってしまうこともSBMなら経験できる。

◆ 今月いっぱいでパケットし放題の無料期間が切れるのでさっさとこれは解約した。S!だけ残しておこうかと思ったのだが、これも解約した。そうすれば300円分の無料通話が付いてくることになるので便利なのだ。まだまだ私の周りにはSBMユーザが多くはなく、家族定額による使用がメインではあるがやがて2台持ちの人が増えてくればもっと有効にSBMを活かせる事になる。2年経つとスーパーボーナスの特別割引が切れるので月額料金が発生するようになってしまう。その時点で更にスパボ一括等々があれば継続できるが、無ければ解約か。いや、2年後の話などしても仕方ないか。この世界の2年先など誰も予想は出来ないし、孫さんにしてもホワイトプランをいつまで継続するか解らない的なアナウンスもしているし。
いずれにしても今年最大?の出来事がSBMケータイを契約→解約→契約した事だろうか。ドコモの方はいずれインセンティブ無しプランで端末を購入しようと思っているのだが、905iシリーズは大きく重くなってしまったので食指が動かない。



放送(12/26)
◆ TV放送、民間放送が視聴率競争であることは周知の事実だが、視聴率アップのために不正を行う事件も発生した。発掘あるある大事典はこれが原因で今年の放送で消滅した。TBSの亀田問題も、TBS側としてはもはや知らん顔ではあるが、亀田親子を踏み台にしての視聴率稼ぎ、実力以上のスター無理矢理を作り上げた感じは強い。TBSは歴史ある放送局でもあり、旧社屋やスタジオを見ればその歴史というか汚さというかが感じられたものだ。日本のテレビ局としては珍しく?ラジオ放送権も持っている。以前はドラマ制作に力を入れていて、記憶に残るヒットドラマを何本も生み出した。

◆ 最近ではバラエティ路線のフジテレビに続けと思ったのか無茶が目立ってくる。スポーツ系番組ではけが人が何度も出たり、その際の対応に不手際があったりもした。ピンポンは番組で言っていることは立派だが制作側は無茶苦茶をやっている。他社を出し抜こうと思うのか、無茶なインタビュー事件や隠しマイク盗聴未遂事件、動物病院関連放送問題など数え上げたらキリがない。このまま突っ走れば問題は大きくなり、うまくすれば視聴率が上がり下手をすると番組は終わるだろう。

◆ やらせにしろ何にしろ、日本の放送のどこまでを信じて良いのかよく解らない。ニュースといっても最近はニュースなのかバラエティなのかよく解らないみたいな番組もあるし、古館さんの担当する報道番組など古館さんの無知をさらすコーナか?みたいな感じである。特集的に組まれるコーナは特に小細工されている訳で、放送の主張したい方向とか、番組を面白く見せられる方向にかなりバイアスがかけられている。取材を受けた人にしても、放送に都合の良い部分の話だけをつなげて流されるので、場合によっては取材を受けた人の言いたいこととは全く逆のイメージが伝わってしまうという。実はこれ、某出版社の編集者が言っていたことなのだが、その雑誌の扱う事に関連した番組と言うことで取材に応じたらしいのだが編集者曰く「字を切り抜いて脅迫状を作るかのごとく編集されていた」そうだ。

◆ 若者のTV離れが叫ばれる中、ワンセグやケータイ向け放送など従来型放送とは少し違った方向での模索も続いている。UHF帯の空きバンドを利用した放送やインタラクティブな形など、現在のワンセグがフルセグと同じ放送を流している(流すことになっている)現状から少し離れてみようかという試みなのだろう。ただ放送を作るのはものすごく大変で、だからインターネット放送などがなかなかメジャーにならないのである。面白い放送を巨額を投じて制作すればモノになる可能性もあるだろうが、そこまでの投資が出来るのか否か。

◆ 実際の所CS放送にしてもソース不足の感がある。たしかにCS用の番組は制作されているのだが、専門分野やヲタク分野、映画専門チャネルなどが加入者を多少集めているに過ぎないと思う。その専門チャネルのためだけに豪華なドラマやアニメを作るわけにも行かず、結局定額しか入ってこない有料放送より視聴率に応じた広告料収入になる無料放送の方が儲かる感じではないのか。



解放されるか(12/25)
◆ 昨日の続きである。ソフトバンクはNTTに対して回線のばら売りをしろと迫る。これに対して総務省は一定の判断を示した。すなわち1本のファイバーを貸す場合に、基本料+従量料金としてはどうかと。単に1束8本分を1/8の価格で貸すのではなく、基本料金+1/8の価格+αが良いのではないかとした。このプラスαは数量割引のようなもので、昨日のアイスクリームに例えるならばまずはアイスクリームを買うと言うことに対して一定の価格(基本料金)が必要で、それに加えて1本いくらで売りはするが8本まとめて買えば割安で1本だけ買うのは割高ですよと言う案だ。

◆ この背景には過去の苦い経験が生かされている。
と言うのも、ソフトバンクという会社は自前の技術力などで勝負が出来ない(技術を持っていない)のとソフトウエア卸業的な感覚での商売なので常に他社を蹴落とすことで利益を上げようとする。800MHz帯よこせの時も総務省を訴えるなどしてドコモを妨害、ADSLの時もYBB以外のモデムは使えないようにすべきだと言って妨害、さらに不要な端子をNTTに確保させて損害を与えるなどして妨害、WiMAXの時もKDDIやWILLCOMに散々難癖を付けて妨害。このように、他社をたたくことで相対的に自分たちを浮き上がらせようとするのが孫さんのビジネスの根底である。

◆ 例えば8本1束の線を1/8の価格で貸し出したとしよう。するとソフトバンクはどうするか。NTTに損害を与えるためには8家庭に線を引く場合に1束から8分岐させるのではなく、8束を1本ずつ使うような事を当然するだろう。理屈としてはパフォーマンス重視だとか分岐距離が長いとか何とか言って。こうすればNTTは本来の1/8しか使われない線を沢山引かなければならないので損害を被るが、ソフトバンクはそれが狙いなのだ。この点は総務省も十分に理解している。通信業界にとってソフトバンクがいかに危険で、コストダウンの妨げになるかは有線/無線通信事業を見て明らかなのである。

◆ そこで上記のような基本料金+傾斜型従量料金制を提案するに至るのだがこれをソフトバンクなどがすんなり受け入れるわけがない。なにしろ普通のことをしていたのでは他社の妨害が出来ずにソフトバンクが生き続けられないからだ。今やADSLは斜陽となり、FTTHは1千万回線を超えた。YBBはFTTHに消極的であり、宣伝費用をかけられないこともあって加入者獲得には至っていない。おそらく数年後には相当数のADSL回線やモデムがゴミと化すわけで、それはダイアルアップ接続全盛だったインターネット接続が常時回線になってアナログモデムがゴミになってしまったのと同じである。

◆ 有線通信にしても無線通信にしても、今の時代同じ技術はそう長くは続かない。常に技術革新が起きているし起きるべきだし、この先を見てもNGNもあるし超高周波通信の話もある。これらに対応すべく通信事業者は技術開発を進める訳なのだが、ソフトバンクだけは「技術は買ってくればいい」と開き直る。これはあのライブドアの堀江さんが「ニュースはメディアから買えばいい」と言って大反発を食らったのによく似ている。



解放せよ(12/24)
◆ 孫さんが光ファイバーを安価に解放しろと訴えた。
YBBの光事業がうまく行かないのはNTTがいけないのだと。その中で孫さんは、NTTは光ファイバーを8本一組で価格を決めている。我々が欲しいのは一本であり8本分のコストを負担することは出来ないと言う。8本?何のことだろうかと調べてみると、NTTの光は幹線?1本を8世帯に分けて分配する仕組みなのだそうだ。NTTに言わせればこの1本を複数事業者で共用すると品質確保が難しくなるため8分岐用を1ユニットとして解放しているとのことだ。この分配すると8本になることを孫さんは8本と言っているのだが、本当に無知なのか解っていて言っているのかは解らない。いずれにしてもNTTの場合は8本に分岐させても8世帯の客が居るからロスは少ないわけだが、シェアの低いYBBからすると1世帯に回線を引くために過剰な品質のファイバーを借りなければいけないことになる。

◆ だったら自分で電線引けよと言いたいところではあるが、EMにしろSBにしろそれが出来ないから他人の線を借りるわけで、それを値切っているというのが現状である。ただ、適正な価格は求められるべきだと思うしNTTのコスト構造が正しいとも限らない。このあたりは純民間とは違った、まだまだ役所構造が残っているように思えるからだ。なので孫さんの言い分も解らなくはない。使わない分までまとめて借りるより、使う分だけを貸して貰った方がお得なのは当然だ。例えば8本1箱のアイスクリームがあったとする。普通の人はこれを買って少しずつ食べるか、食べきれないで捨ててしまう。それを販売店と交渉して1本だけ売ってくれと言っているのが孫さんだ。販売店は、半端になった7本は使い道がないし他のお客さんの分と合わせてばら売りするのでは商品の信頼性が保てないという。
しかし孫さんは、だってコーラは1本で売ってくれたではないかと反論する。

◆ コーラとはADSLで使用する加入者線のことだ。
ADSLの線の場合は、その線がユーザ宅と電話局を1 1で接続しているわけで、元々分岐という概念がないのだから当たり前である。コーラはそもそも1本単位で売られているので、それを1本下さいと言えば1本だけ売って貰えたのだ。
しかし孫さんの言い分は違う。コーラだってアイスクリームだって同じなのだから1本売りしろと迫るのだ。このあたりの理論は800MHz帯よこせの時と似ている。自分の言うことが最も正しく、他社の言うことは間違えだと決めつけるのだ。しかもその話しに技術が伴っていないから信用性も何もなく、単に吠えているだけにしか見られない。

◆ 孫さんのために申し添えておくと、KDDI系はソフトバンクと共に異事業者共用時にも適切な帯域管理は行えるとする実証実験を行った。果たして帯域管理の適正化が安いのか、8本まとめて借りるのが良いのかは今後の課題だとは思うが、私としてはソフトバンクグループが自前で全国に光ファイバーを敷設し、それをごくごく安価にNTTに貸してやったら面白いと思う。
続く…



システム設計(12/23)
◆ 消えた年金問題では、年金加入者の氏名がないとか生年月日が入力されていないなどの常識では考えられないミスが発覚した。通常これらのシステムを設計する場合は不完全な入力のままファイル化することを避けるためにエラーチェックが設けられているのが普通である。例えば氏名欄に何も入力しないまま完了ボタンをクリックしたとしても、エラーダイアログが出て入力が完了しない仕組みだ。これは通常の通販サイトでも同じようにチェックされていて、特別なことでもなければ難しいことでもない。いくら社会保険庁職員が大バカだからと言っても、システムを組むのは常識のある民間人だ。

◆ もしも仮にシステム屋が未入力項目を許してしまうようなプログラムを持ってきたら、受け入れ側としては当然チェックでそれは受領できないと言うはずである。しかしそこは頭の弱い役人連中のこと、おそらくチェックもせずにハイハイと言って検収を上げてしまったのだろう。いや、そうではないかも知れない。普通の神経を持っている普通の民間人が普通にソフトを作れば未入力を許すはずがない。例え社保庁の要求仕様書がそれに触れていなかったとしても常識的なソフトを書くはずだ。それを社保庁が一旦受け取ったものの、実は全ての項目を入力するのは面倒だと言うことが解った。何しろ一日のPCモニタ利用時間まで定められていて、その時間を超えると健康に悪いとかでPC画面を見ることが出来なくなると言う団体なのである。しかしカラ残業はおおいに結構というのだから堪らない。

◆ ま、それは良いとして、未入力があるとデータ化できないのでは困るから何か一箇所でも入力されていればデータ化できるようにと、社保庁が開発業者に追加注文を出したのかも知れない。奴らとしてはデータの内容ではなく、何件を処理したかだけが問題だからだ。数さえこなせば自分の仕事は終わり、その正確性や整合性に関して問われることはない。もしもデータの中に自分の親戚でも含まれていたとすれば、それだけはちゃんと入力すればいい話だ。結局の所アホさ加減満点の役人やその関係者に仕事をさせるのだから、それを十分カバーするシステム作りが必要になる。そしてシステムは社会保険庁の注文で改変されないように十分強固にしておかなければいけない。

◆ 例えば氏名入力欄にスペースを1個入れて済ませてしまうとか、生年月日を全部同じ数にしてしまうなんて事は社保庁職員なら当然のことのようにやるだろう。何しろ今のこの時期になっても忙しいから出来ないとかやりたくないとか文句ばかり言っているのである。そんな奴らに使わせるソフトはかなりのチェックを行わなければならないが、これも仕方がない。学歴だけは立派だが、何の役にも立たないような人間ばかりの集団なのだ。消えた年金問題、果たしてどうなるのだろう。社保庁にしてみれば消えようが消えまいが気にすることでもなく、当然ながら責任など感じておらず、ダラダラと仕事をしているに違いない。いや、ご自慢の年金で買ったマッサージチェアでくつろいでいるかな。



BWA(12/22)
◆ 2.5GHz帯の割り当て事業者が決まった。当初のリークどおりKDDIとWILLCOMがその事業者なのだが、これはまあ妥当ではないかと思う。KDDIは今や少数派となったcdma2000では国際性に乏しいこと、従来からWiMAXやその他のデータ伝送系やSDMなどの研究に力を入れていたことが評価されると共に、天下りパワーも炸裂させたと言うことではないだろうか。WILLCOMの方は日本発のPHSを使用する現在唯一の事業者であり、専用の帯域を有していない(現在の1.9GHz帯は3社の共有)こと、そのバンドもIMT関連で削られる可能性があること、マイクロセルやSDMを現時点で積極的に利用して周波数利用効率を高めていることなどと共に、新規事業者ではないので基地局用地の確保その他がスムーズに(金さえあれば)進むと思われた点が評価されたのではないだろうか。

◆ WiMAXは国際規格と言われながらも確定していない要素が多いので独自に開発していかなければならない点が数多くある。特に狭い日本で人口密度の高い我が国においては帯域をいかに有効に利用するかも大切であり、これが行われなければブロードバンドとは名ばかりの低速通信になってしまう。従って基本的な強制規格以外の様々な部分で開発や実験が必要となり、技術力勝負になるのは明らかだ。技術を持っていないことが強みだと開き直ったソフトバンクがもしもWiMAXを始めようとしたら大変な苦労を強いられるだろう。事業者主導での展開が出来ないのだから、ベンダや海外事業者の技術開発を待たなくてはならなくなる。しかもSDMなどの技術は人口密度の高い日本でこそ必要なものであり、海外事業者が日本だけのためにそれを開発するとは考えられないばかりか、フィールドテストやシミュレーションなどには事業者との技術協力が不可欠である。

◆ 従って新規通信方式導入に当たって、技術の無さを売り物にするのは間違っていると言わざるを得ない。もう一つSBMが3Gで展開しているようなエリア確保を優先するあまりレピータやホームアンテナを多用してパフォーマンスを落としていることも問題である。ドコモやWILLCOMがマイクロセル化でパフォーマンスを確保しようとするのは正反対で、セル半径を広げて低コストでエリアを広げようとすればパフォーマンスは低下する。WiMAXにしてもXGPにしても送信電力の最大値は+23dBmであり携帯電話のようなセル半径を得ることは難しい。
むしろ現PHS並にマイクロセル化を進めていかないと多値変調時に必要なS/Nが確保されずに十分な伝送速度が出ない可能性がある。

◆ WiMAXに将来はあるのか。おそらくLTEのパフォーマンスに追いつくには時間がかかるはずで、これはXGPでも同じ事だ。ただしXGPの場合は仕様策定がWILLCOM主体で行われているので(ある意味クアルコム支配のcdma2000のように)混乱は少ないかも知れない。もっとも伝送速度をあげるためには演算量が膨大になるMIMOを使うことになり、こうなると消費電力との戦いになる。
消費電力に関してXGPはWiMAXより多少有利な仕様がオプションとして追加されている。それはLTE同様に上りをシングルキャリアで使えるようになっていることだ。
OFDMで送信するためには高いリニアリティを有するPAが必要になる(バックオフ電力が大きい)が、シングルキャリアであればこれが多少楽になる。



810T(12/21)
◆ スパボ一括、鼠券、自己紹介その他使いまくりでSBMの810Tを入手してからそろそろ1ヶ月になる。今はパケット代も無料なので使いまくっているわけだし、ケータイ用のページをSBM対応に変更したりSBM用の絵文字を入れたりと役だってくれている。SBMはエミュレータもあるのだがデキが悪くてデバッグに使えない。
auにもエミュレータがあるが、こちらもSBM用よりは多少は良いがドコモ絵文字が表示されないなど実機とは違っている。やはりデバッグには実機が必要と言うことか。
と言うわけで、今まではSBM対応は余り行っていなかったF&Fなのだがパケット無料期間内に色々やろうという事で頑張ってみた。ただし何らかのエラーで見られないページもある。何が気に入らないのかよく解らないのだが閲覧できない。

◆ 810T自体の使い勝手は悪くない。質実剛健で面白味の少ないドコモ端末よりはau機に近い感じで使える。ただし電源断とかも起きるので品質的には???な感じもするが頻繁に起きるわけではないので我慢しよう。
この機種はデータ伝送速度が遅く、ネットワークが空いていると思われる時でも150kbps前後しか出ないし、都内の駅周辺だと30kbpsも出なくなる。ドコモの方はHSDPAなので大容量ページを見るときなどの違いは大きい。逆に容量の小さなページでは810Tの方が早く表示されることも希にある。これはiモードの場合は接続のオーバヘッドが長いためで、初期のcdmaOne機のような感じだ。液晶はQVGAなのとサイズが小さいのでN904iとは見え方が違うが悪くはない。写真1写真2写真3

◆ SBMと言えばエリアなのだが、東京や横浜周辺の屋外ではおおむね良好である。首都高速の一部区間などはFOMAよりも安定している場所がある。一方で幹線道路から離れた場所だと横浜市内でも通話が途切れたり通信が不安定になる場所もあるが、これはFOMAでも完璧ではないので似たようなものかも知れない。唯一不便なのはビル内やマンション内で容易に圏外を経験すること。この辺りは屋内基地局や中継器の増設を待つしかないが、何年かすれば良くなるだろう。先日宮崎県に出掛けたときも市街地ならば大抵は使うことが出来た。海岸沿いでも多少不安定ながらも圏外にはならなかった。山間部を走る高速道路でも、音声が途切れるなどはあったが切断には至らなかった。品質的には問題もあろうが、一応圏外にならなければいいと思えば我慢も出来る。

◆ データ無料なので地図アプリなども使ってみた。画面解像度がQVGAでビットマップ地図なのが不満ではあるのと、通信速度の遅さがモロに地図表示速度に効いてくるので快適とは言えないが役には立つ。GPS感度そのものもちょっと低い感じはするが我慢できる範囲である。メール送受信は殆ど行っていない。これはT9入力方式に慣れた私の指が通常の入力方式を拒絶するためであり、決してメール関係の使い勝手が悪いわけではない。夕方の混雑時間帯では、一時期のFOMAより通信速度が遅くなる。Y!ボタンを押しても真っ白画面のまま少しの時間反応せず、その後時間をかけてページを読み込む感じ。こんな時は発呼してもプップップッ音の後でBusyトーンになる。場所にもよるとは思うがネットワークはかなり混んでいるのではないだろうか。



エアサス(12/20)
◆ 最近はトラックにも使われることの多くなったエアサスだが、我が国で最初にこれを量産市販車に使ったのはトヨタではなかっただろうか。エアサスは金属や樹脂バネの代わりに、チャンバと空気を利用したものであり空気圧を変化させることによって車高(と、バネ常数)を自由に変えることが出来る。また空気を圧縮していく特性からプログレッシブレートも同時に実現できるものだ。ただ初期のトヨタ車に使用されていたものはチャンバ容量が小さかったために過度のレート変化が起きたと思う。その後の日産車ではサブ空気室を設けることで特性を変えていた。

◆ トラックに一般的に使われていたのはリーフスプリングで、これはバネの動作抵抗がショックアブソーバ的なエネルギ吸収動作を行うのと、縦方向とその他の方向の剛性を別々に設計できるために上下動に関してはバネとして働き、その他の軸方向に対しては位置決めパーツとして働かせることが出来るのもメリットだ。またロールセンタを上げやすいのでロールに対しても強く出来る。しかしデメリットもあり、トラックなどの荷重変化に対する車高などの調整機能が付けにくい点やプログレッシブレートあるいはマルチレートにしにくい点、ストロークを長く取りにくいので乗り心地(荷物に対する乗り心地)が悪くなりやすい。これをエアサスに変えると、メリットとデメリットがほぼ反転する。元々バネ上加重が大きく、リーフリジットでもそこそこの乗り心地が得られる貨物室はさらに低振動化が得られるので精密機械などの輸送にはもってこいだ。
さらに荷重変化にも柔軟に対応できるばかりか、荷物満載時で車重が重くなる→車高が下がる→エア圧を上げて車高を元に戻す→バネレートが上がる訳で、車重に応じたバネレートが得られる点でも優れている。

◆ 車高調整は乗用車用エアサスにも使われるが、それは乗員人数によるものの他に走行する道路の事情(高速道路では車高を下げ、悪路では車高を上げる)によって自動的あるいは手動で制御可能になっているものが多い。しかしたとえば高速道路で車高を下げようとすると同時にバネ常数は低下してしまう。本来であれば速度上昇と共にバネ常数を高めたいところなのだが動作は反対に起きる。これはハイドロによるアクティブあるいはセミアクティブサスでも同じで、SLなどは車高変化と共に(エアサスほどではないが)乗り心地も変化する。

◆ エアサスとハイドロ系アクティブサスは比較すべき対象ではないとは思うのだが、ハイドロ制御の場合の車高調整が一瞬で行われるのに対してエアサスのそれは数秒から十数秒を要する。トラックなどの高圧空気貯蔵が可能な車両であれば動作も速くできるが、エアタンクを持たずに電動コンプレッサ頼みの乗用車では自ずと動作速度も落ちてしまう。そのためトヨタ車などでは走行中に落ちた(落とす制御がされた)車高が低速時あるいは停止時にも完全に元に戻っていないなんて事も経験した。チャンバ容量を小さくするとバネレート変化が急激になり、チャンバ容量を大きくすると車高調整速度が上げにくくなってしまう。



会計でも(12/19)
◆ 料金の話しが続くがご勘弁を。昨日総務省は分離プラン推進強化のために会計システムにも拘束力を注入するような発表を行った。つまり事業者が端末の値引き原資として代理店に支払うインセンティブと通信の収支と分けて計上するように通信事業の会計規則を改めろと言うことだ。これにはKDDIの実質値上げな分離プランに対する圧力とも取ることが出来るのだが、深読みするとこれを機会にKDDIに更なる値下げを行いやすくしてドコモの分離プラン並みに競争力ある価格体系を構築しやすくするお助けであると言えなくもない。

◆ と言うのもご存じの通りKDDIは裏でも表でも?天下りの巣窟というか天下り御用達的な所なので、その政治力?を活かしたKDDI救助策が発令されたのかと思わないでもない。ま、深読みしすぎかも知れないけど。
実際ドコモは分離プランによる正当値下げというかつじつま合わせが行われており、開始後3週間で100万人が分離プランに移行したという。対するKDDIはインセンティブプランの方がお得ですよと売っているし売らざるを得ない料金体系で、その差は大きい。総務省による会計分離作戦は当面ドコモとKDDIの、シェア25%以上の事業者が対象だという。もっともSBMにこれを適用したところで、商売上手な孫さんは赤いものがダメだと言われたら同じ色のものをオレンジだと言い張り、オレンジがダメだと言われたら朱色だと言い、それもダメだと言われたら滅茶苦茶暴れるという性格の持ち主でもあるし、この手の規制の網の目をかいくぐるのは得意中の得意なのだから総務省の役人の頭に血が上るだけである。

◆ 総務省的には会計分離によって更に料金を2〜3割下げさせたいとしているが果たして。ドコモの分離プランも非常に良くつじつま合わせがされていて、月額1,680円安いですよと言いながらも実際には多くの人が割引適用を受けているのでその半額の割引でしかないとか、そもそも割引にしたって任意とは言っても殆どの人がこれを使っているのだろうから二重価格と言えば二重価格なのである。
この手の規制が増えてくると、市場は事業者間競争ではなく総務省と騙し合いをしている風に見えてくる。日本の携帯電話料金は高いのだそうだが、人件費や土地代や電気代や法人税は諸外国と比較してどうなのだろうか。以前にも書いたことがあるが、そのあたりの費用を下げれば自動的に携帯電話料金は安くなるような気がする。それと、通話ではなく通信料金だって高い訳なのだがこの点に関してはどう考えているのだろう。孫さんも日本の携帯電話料金は高いと言いながら、実際には(準定額は評価した上で)ドコモやauよりも実質的に高い他社通話料金やパケット通信料など、見かけと実際は大きく違う感じになっている。
色々な規制を行うのならば、総務省が料金を設定してしまえばいいと思うのだがどうだろうか。月額基本料金は千円を上限とし、通話料は毎分20円を上限とするみたいな感じで。その中で各社がインセンティブをばらまこうがキャッシュバック券を配ろうが関係ないと言うことで。



再び料金(2)(12/18)
◆ 昨日の続きである。
昨日書いたとおり、auの新機種ハイエンド端末が1万円だと仮定すると月額換算420円程度。電話料金とパケット料金と月割り端末代を加算した結果(面倒なのでパケットは上限金額にする)はauが8,610円,ドコモが9,130円,SBMが10,605円となった。ここまでやるなら各種サービスの比較もしろとか、いやこういう使い方の場合はこっちが得だとか、100人がいれば100通りの言い分があると思う。要するに自分にあった所を使えばいい話だ。エリア重視ならauを、通信速度ならHSDPAエリアのFOMAを、準定額を有効に使いたいならSBMを、である。他にも体感ゲームがしたいとか、国際ローミングが重要だとか、いやいやリスモが絶対でしょうとか、色々理由があるはずだ。

◆ 同じ端末を3年以上使う人もいれば、新機種と新サービスに期待して1年で買い換える人だって居るはず。その時々によって、その人々によって何が得かは解らない。しかし孫さんにしろEMにしろ、何かというと米国の携帯電話料金に比較して日本のそれは高いという。だったらさっさと自分たちで下げればいいのに、SBMはシェア比率の通話を行えば3事業者の中で最も高い。SBM同士だったら準定額にはなるが米国事業者との料金比較は準定額でやるんですか?だったらここでの比較も、平均通話時間と平均加入者シェアでやるのが良い筈。加入電話も本来は加えるべきなのだが、するとますますSBMの料金が高く見えてしまうので省いた次第だ。

◆ 従ってSBMを安く使おうとすれば、他社宛通話を控えるしかない。他社宛通話はドコモやauの方が安いのだからそれを使う。こう考えるとSIMが2枚挿せて切り換え可能な(アジア系の怪しげ店で売っているような)携帯電話が良いかも。auはシステムが違うので無理だがドコモとSBMの切り替え式ならSIMフリー端末で出来そうである。2台持つことが苦痛でなければ2台持つ。相手がSBMと確認できるならばSBMケータイを使う。パケット通信その他もSBMでは使わないようにして、SBMへの支払いを980円で済ませるのが最もお得な使い方なのだ。そしてSBM加入者数が増えてくるようなことがあれば、その時はSBM一本にしても安くなるかも知れないが、たぶんそれはシェアが50%を超えてしかも完全定額が実現されてからではないのだろうか。

◆ 民間調査会社のアンケートにもあるように、SBMの端末は高いというイメージらしい。逆にau端末は安いイメージがあり、インセンティブプランを使う限りそれは今も継続されている。この理由として端末の調達価格が安いことがある。SBMも相当頑張ってきてはいるのだが、auの調達価格より若干高いのではないかと思う。ドコモは品質検査基準(ソフトもハードも)のハードルを下げなければ安くならないかも知れない。SBM向け移動機はトラブルが多いのだが、それと同じ割合でドコモ機が障害を起こしたらすぐにニュースになってしまう。現在だってバグ修正などが行われている現状なのに、だ。



再び料金(12/17)
◆ 11月20日に書いた料金プランの話の続きである。SBMな人からは「使い方によってはSBMが最も安い」と言われ、auな人からは「端末価格とインセンティブ額はauが一番だ」と言われた。他にも、ドコモはダブル定額がないから損だとも言われたが、私としてはパケット使用量に応じたパケ割があるのと定額制の上限料金はドコモが最も安いのでそれはそれで良いかなとも思っている。いずれにしても、個々の使い方によって料金は変化するものであり一概にどれが良いとは言いにくい。ちなみに月間140分の通話を行ったと仮定して価格を計算すると、ドコモが2,625円、auが3,465円、SBMがダブルホワイトで4,480円となった。なお通話比率はドコモ50%,au30%,SBM20%と、多少SBM有利に設定した。

◆ 今回は直接料金に加算されない部分や見えにくい部分に関して考えてみよう。SBMのホワイトプランならばともかくとして、普通はmailを使うだろうからパケット契約を行わなくてはいけない。これの料金はドコモが210円でauとSBMは315円である。パケット利用料はその人によって違うとは思うが、パケット定額制を使ったとした場合の定額料はドコモが4,095円、auとSBMは4,410円である。ただしドコモ以外は通信料に応じて料金が下がる仕組みなのでパケット利用量にムラが多い場合はauやSBMの方が良い。ここまでを加算するが、パケット定額上限料金で見るとすればドコモが6,930円、auが8,190円、SBMが9,205円となる。この契約のままパケット使用量が少なくなるとauとSBMは定額料が安くなってauは4万パケットまでだと合計5,880円で済むW定額と12,500パケットまでが合計4,830円で済むW定額ライトがある。SBMは12,250パケットまでだと合計が5,824円で済む計算だ。まあ、だったらドコモもパケット定額を使わずに1万パケットまでなら1,050円で済むパケットパックを使うなども出来る。

◆ 見えない部分ではポイント加算がある。ドコモはドコモポイントという形で年間利用額に応じたポイントが加算されるが、上記料金だと最低ランクにしかならないと思うので100円で2ポイントが加算される。継続利用年数の長い人だと色々サービスはあるが面倒なので今回は触れない。auも同じく2ポイントだ。SBMは105円で2ポイント(2.1円分)と書かれているが、消費税表記の違いだけかも知れない。auに関しては買い方セレクトによってポイント加算方法が変わるとか、長期利用者に対する加算があるなどのスペシャル待遇?も用意されている。ドコモも契約6年目以上だとスペシャルサービスがある。いずれにしても還元率2%以上と言うところだ。

◆ 端末代に関しても書いておこう。端末の事業者への納入価格はau<SBM<ドコモの順に高い。auのハイエンド機は店による価格の違いが多くて一概に言えないのだがインセンティブ無しで3万円くらいだろうか。ドコモはもう少し価格統制が取れていて5万円強、SBMは完全に価格統制しているので解りやすく8万〜9万円だ。これを2年使うとすると毎月の換算負担額はauが1,250円前後、ドコモが2,200円前後、SBMが3,600円前後になるがSBMは完全に二重価格制を取っていて、解約しない限りはローン肩代わり金が出るので実質負担額は1,400円程度となる。
もう一つ、auに関してはインセンティブ付きプランの方がお得なため上記計算でもそれを使っている。と言うことで端末購入時にはインセンティブバックがあるので実質購入額は1万円以下になるだろうし、販売店によっては各種オプション込みで0円とか1円になるかも知れない。
長くなったので、続く…



使い道(12/16)
◆ SBMケータイの使い道を考えてみよう。使い道と言っても特別なことはないのだが、スパボ一括9,800円とかゼロ円で買うと2年間は毎月の基本料金が全て特別割引と称されるインセンティブバックのようなもので穴埋めされるので、実質7円(来年からは6円)で携帯電話を維持できる。なのでイニシャルコストさえ我慢すれば2台でも3台でも持つことは可能だ。
そんなに持ってどうするのかというのが今回のお話しで、せっかくの24時間家族定額を活かした使い道について考えてみよう。

◆ これから年末にかけ、帰省などで家を留守にする機会も増えるだろう。ホームセキュリティサービスもあるが価格はそれなり。以前に紹介したようなWebカメラによる監視や録画も一つの方法ではあるがちょっとばかり金がかかるのも事実である。また留守中の番組録画や定期的に家の照明を点けてみたりというにわかホームオートメーションがSBMケータイで出来ないだろうか。モデムが接続できればそれが良いのだが手間がかかる。そこで今や懐かしい存在であるがDTMFレシーバなど使ってみたらどうだろうか。これはダイアルプッシュによるDTMFを受信してアクションを起こす機器であり、通常は12種類のコマンドを出すことが可能だ。家に置きっぱなしにするケータイは自動着信設定にしておいて、着信したら発信側がダイアルボタンを押し、それに応じた動作をDTMFレシーバが行う。コマンドが正しく通ったかどうかを音声応答してくれたら間違いもなく便利だが、作るのがちょっと面倒かも。

◆ どうせ何時間接続していても無料なのだから、DTMF電源制御でテレビでもラジオでもコントロールすれば地方にいても自宅付近の放送が受信できる。しゃべる温度計などをトリガすれば室温だって解る。ただし自宅の場合はインターネット常時接続がある場合も多いのでわざわざ携帯電話を使うまでのこともないかも知れない。ならばカーセキュリティへの応用はどうだろうか。同じくDTMFコントロールでエンジンスタートやライト点消灯、クラクションを鳴らしたりエンジンを停止させたり出来る。SBMの場合はGPS搭載機種が少ない(810Tには付いている)ので位置情報の取得が携帯電話自身では出来ないが、最近のカーナビはしゃべらせることが出来るのでDTMFコントロールで自社位置をしゃべらせれば、それを音声として聞くことが出来る。SBMケータイで出来るかどうかは解らないのだが、イヤフォン端子から特定の番号に音声発信が出来るとすれば、家や車に異常が発生したときに自ら他のケータイに信号を送れることになり、例えばこれを家のインターフォンと接続しておけば外出していながらほぼリアルタイムにインターホンでの応対が可能だ。

◆ キモはやはり維持費が無料であると言うこと。もしも月額基本料金がかかり、通話や通信の度に課金されるようなものだと無駄な使い方は躊躇われるが、どれだけ使ってもタダなのだから無駄に使っても大丈夫だ。それこそワンセグの入らないエリア(って、もしかしてSBMが圏外だったら泣けるが)でTV音声やラジオを受信しっぱなしにしたってかまわない。もちろん通話したって良いのは当たり前のことなのだが、DTMFによる遠隔制御を考えてみると更なる使い道が見えてくるのではないかと思った次第だ。



ゲーム(12/15)
◆ PS3値下げで巻き返しなるのか。と言う話もあるのだが民間調査会社によれば20代,30代の人が普段ゲームをする機器は携帯電話なのだそうだ。ポータブルゲーム機市場もあるので携帯電話でのゲームが珍しいものではないが、あの小さな画面とCPUパワーでゲームをやるのは凄いなぁと思ったりする。家庭用ゲーム機も売れてはいるようなのだが、TVにつないでセットしてと手続きが面倒なことが嫌気されているのかも知れない。実際、携帯電話でWebアクセスをする人にとってはPCの電源を入れて立ち上がるまで待ってが面倒だという。それにLANやマウスや電源ケーブルなどがつながっていて持ち運びに不便だし、それに比較して携帯電話ならばすぐにゲームを起動することも、ゲームをしながらメールやWeb閲覧することも(一部機種のみ可能)出来て便利なのだそうだ。

◆ 確かに以前に比較すれば携帯電話の処理速度も向上したし、フルブラウザならばCSSもjavaも解釈してくれるのである程度のWeb閲覧には耐えられるとは思う。私も出先などから携帯電話でWeb閲覧を行うことはあるが、文字入力が面倒なのと画面が小さくて見にくいのがストレスになる。
携帯電話では気軽に通信対戦ゲームなどが出来るのもメリットだそうで、基本的には通信機器なのでこの辺りは得意とするところでもある。また有料ゲームにしても事業者の代行徴収によって支払いが簡単ですぐに使えるメリットも大きいはず。家庭用ゲーム機器でもネットワーク接続で対戦が出来るシカケにはなっているが有料サイトだったりすると支払いなどが面倒な気もする。

◆ ドコモは以前からゲーム機能に力を入れてきた面もあり、最近では加速度センサなどを使った体感ゲーム対応機(オリジナルはvodafone時代のシャープ機かな?)を増やした。私からすると携帯電話を振り回してまで遊ぶ気にならないのだが、若い人だと違うのかも。ま、オッサンが携帯電話をクラブ代わりにゴルフゲームを楽しむなんて姿が見られるのかも知れないけど。
ゲームソフトは多くが発売されているが、勝手iアプリゲームが無料で楽しめるのも一つのメリットなのかも知れない。auもjavaVMが乗ったものなら勝手アプリが作れるのかな?BREWは審査その他が面倒でとても個人で手の出せるものではなかったし、vodafoneは、これも審査(というほど大げさではないが)があったので勝手アプリを作る上では障害になっている。

◆ 正月というとコタツとミカンとトランプ、なんて言うのは旧時代であって今は家族揃ってTVゲームだろうか。
それが核家族化が進んで少子化が進んで、正月はみんな携帯電話に向かってカチカチキーを押している…なんてちょっと不気味な感じがするな。やがてケータイ用ゲームにも高度なグラフィック処理が求められる時代が来て、ゲーム開発費用が莫大なものになるのかも知れず、いや、現時点でもケータイゲーム屋は開発費が取り返せないという赤字状態に陥る場合も多いらしい。これもあってドコモはアプリの価格上限をあげる施策を採ったのだが、それを以てしても単価が安いだけにゲームメーカにとっては厳しくなってくるのかも知れない。



GPS(12/14)
◆ 役人にGPS測位装置を持たせる話は面白い。日本のケータイは、だらしない役人さえも管理できる優れものなのだ。GPSケータイといえばauが先鞭を付けた感じで、これはクアルコムのチップが早くからGPSをサポートしていたためである。ドコモは当初、自分の居場所は自分で解るのだからGPSなんか要らないと言っていた。ま、この理屈で行くとカーナビも不要になるわけだが、結局ドコモも904i以降の90xシリーズは全機種GPS機能搭載となった。SBMもGPS付きのモデルはあるが機種数は少ない。

◆ 役人にGPSケータイなりGPS測位装置を持たせて管理するのは面白いが、役人達は猛反発だ。子供じゃないんだからとかプライバシーの侵害だとか言っている。まあ最初から決まりを守っていれば余計な管理はされなかっただろうに、身から出たサビってヤツである。正当な反論としては、GPS情報が第三者に傍受された場合は危険であると。確かに傍受される可能性はゼロではない。無線通信を使用する以上傍受の可能性はゼロではないのだ。だからといって通常とは違った伝送方式なりデータフォーマットを使うには膨大なコストがかかるから、子供以下のオツムの役人に持たせるのはもったいない。ま、測位情報を意識的に決められたパターンで10kmくらい揺らしてやれば良いような気もする。

◆ という話が出てくると、警官不祥事対策にも使ったらどうかとの意見もある。警官無理心中事件やストーカ事件をこれで防止するというわけだ。パトカーにはカーロケータが付いているわけで、これと同じものを持たせるのは重くて大変だろうが全国の警察官は数も多いので小型化設計も出来ると思う。もちろん携帯電話を使ってもいい。このコスト負担をどうするかの問題もあって、役人にいわせると政府が持たせたいというのだから政府が金を出せと。まあそれは仕方ないかも知れない。その分だけ給料を下げれば済むことなので、そうすればいいのだ。

◆ じゃあ訳の分からない視察に出かける政治家はどうなのか。視察だといって旅行して、破廉恥な行為に及ぶ東北の議員などはGPSケータイで監視した方が良い。市町村役場の公務員だって出張といいながらゴルフをしたり、昼休みが終わっても戻ってこなかったりするから奴らにも持たせよう。センセーだって夏休みにちゃんと研修しているのかどうかをこれでチェックしようではないか。出退勤管理もFelicaか何かで行い、出張旅費をモバイルSuicaで行えば無駄遣いもしにくくなること間違い無しだ。何なら不透明感抜群な政務調査費もケータイクレジットで一括管理が出来る。いや、こう考えると高機能ケータイはまるで役人管理のためにあるようなものではないか。

◆ 民間企業の営業マンもPHSなどで位置管理されている時代なのだから、民間より余程不真面目な奴らを管理するのは国として当然だろう。個人用と役所用の2台を持ち歩くのが面倒なら2in1で別請求にしてもいいし役人専用小型ケータイを作っても良いと思う。
なまじメールやWebが使えると奴らはエロサイトに熱中するかも知れないし、アプリが使えるとゲームを朝から晩までやっているかも知れないから。



CDMA(12/13)
◆ CDMA方式による商用移動体通信サービスを日本で最初に導入したのはau(当時のセルラーグループなど)である。この導入に関しては様々な政治的力が働いた経緯もあるのだが、モトローラ指導の元でセルラーグループなどがこれを導入したのである。導入当初当該事業者は加入者増も下火であり、PDC方式からの急激なシフトは起こらなかった。今になってみればそれが幸いしたとも言えるのだが、導入当初のcdmaOneは本当にそれを導入するメリットがあったのだろうかと思うほど不具合が多かったのである。レイク受信やソフトハンドオーバなど、仕様的には立派だったものの発着信が出来ない、ハンドオーバに失敗して切れるなど、まるで初期のFOMAと同じだったのだ。

◆ そのFOMAはというとauに遅れてスタートしたがためにドコモの焦りなどもあり、前宣伝?前評判が高かったために余計に失態をさらすことになる。商用サービス本格開始(あえて本格と付けておこう)時にはドコモ仕様のR99準拠だった。移動機では901i以前がR99準拠モドキになっていて、この世代のシステムはcdmaOne開始当初と同じような問題を抱えていた。
R99準拠といってもドコモ仕様も混じっていたため、当時の基地局に海外製SIMフリー端末は接続できなかった。完全なR99であれば問題はなかったのかも知れないし実際vodafone(公表ではR4となっているが)ネットワークにはこれらが接続できたのである。

◆ ドコモが独自仕様を捨てた?のは800MHz帯への拡張が始まる901i以降からである。当時もR99モドキ基地局はかなり残っていて、これをR4にアップした事によって移動機によっては接続性などに障害が出るケースもあった。その移動機側のシステムは902iあたりまでR99準拠のものであり、ドコモ移動機それ自体が国際ローミングできなかったのは周知の事実だ。従って901i以前の移動機及び基地局などのシステムと現在のそれではかなりの部分が異なっている。
基本的にはR99モドキの移動機もドコモネットワーク内で使うことが当然出来るが、ベストな状態で使える訳ではない。

◆ ドコモ仕様を含んだR99モドキから3GPP準拠のR99或いはR4へのアップデートは周辺基地局も含めていっぺんに行う必要があり、その工事や調整はかなり大変だったのではないかと思われる。しかしこれによってR4或いは(最近は)R5準拠となり、800MHz帯や1.7GHz帯へのハンドオーバや国際ローミングなどにも正式対応出来るようになり、更にvodafoneネットワークなどでは使用されていない送信ダイバシティ付きのデラックス?な基地局網となったのだ。送信ダイバシティに関してはその効果の割にコストが嵩むと見る向きもあるのだが、R99モドキの時の様々な障害をハードウエアで乗り切ろうとする無理矢理さの産物でもある。ちなみにcdmaOne基地局は標準的に受信ダイバシティになっていて、これが6セクタ分なのでauの800MHz帯基地局には12台の受信設備が並んでいるのである。



ランクル(12/12)
◆ 米国市場でのミニバン低迷と、それに次いで再び人気が出ると予想されるSUV市場を狙って国内自動車各社もSUVに力を入れる。その中でもランクルは特別な存在であって、海外の中古市場で人気がある事は盗難の多さが物語っている。整備性に関しても途上国ユースを思いやったのかエレクトリカル装備に目新しいものは使わず、あえてLED照明も使わなかったとはトヨタの弁だ。日本でも走れないことはないが、全長5m、全幅2m近くにもなろうという図体故に都市部で便利に使える車ではない。
いや、そもそもこの手の車を都市部で乗る意味はないだろう。

◆ たしか前モデルはV8を積みました、SUV界のセルシオですと謳っていたようだが、余りの馬鹿さ加減に気づいたのか最近はマトモな売り方?になったと思う。それでもエンジンはちゃんとV8が乗っていて、前モデルよりパワーアップを果たしている。もっともこの手の車でピークパワー云々はナンセンスであって、低速トルクやトルク特性の方が重視されるのは当然である。なので4.7リッターV8のピークパワーも288馬力と控えめで、45.7kgmのトルクを3,400回転で発生するというチューニングも間違ってはいないと思う。トランスミッションはオーソドックスな5ATなのだそうで、マニュアルでHi/Lo切り替えなどがあれば更に嬉しかったかも。

◆ 燃費を云々する車でもないが、この2.5tにも及ぶ巨体を高速道路で走らせれば6km/lは超えるというのだからそこそこかも知れない。これはもう普通の乗り物というよりはトラックなどに近いディメンションなのだから普通の車の燃費を期待してはいけないし、動力伝達効率が低くなりがちな4WDなのだから経済性を求めるのは間違っている。
オプション品にはETCやミリ波レーダによる追尾型オートドライブもあるようだが、この車の似合うのは北海道や広い牧場、草原などだと思うのでミリ波レーダが活躍するシーンは無さそうである。それに高速走行からの制動ではブレーキ負担がものすごく大きいような気がするし、高速道路以外でも長い下り坂などでは車重が重いだけに注意する必要があるだろう。

◆ モデルチェンジしたハイエースは大人気、それも盗難人気が凄いのだそうだ。トヨタのハイエースと言えば丈夫で壊れないイメージがあり盗難アジアじゃなくて東南アジアで大人気だ。駐車場に入れておいても盗まれてしまうと言う位で、工事現場に放置しておいたら持っていって下さいと言っているようなものだとはディーラマンの弁だ。ランクルも同じように盗難アジア人気は衰えていない。その点を考慮してか車両傾斜センサによるアラームやドアこじ開けに対するセンサを装備するなど、この辺りの盗難防止装備はオプションではなく標準設定されているのがいかにもという感じ。
当然ながらイモビライザも付いてはいるが、国産車のイモビは余り役に立たないというか無効に出来てしまうと言うか、そんな飾りみたいなものが多いのだがランクルに装備されているものはどうなのだろうか。それこそ少し前のトヨタ車など車両保険を安くするために付けましたみたいな、電線一本カットで無効化が可能なシステムだったのだけれど。



ポイント(12/11)
◆ 少し前にガソリンカードのことを書いた。ガソリンカードを使ってガソリンを入れると、単価が安くなるだけではなくポイントも貯まる。ガソリン系クレジットカードやデビッドカードのようなものまで各種あるが、私はガソリンしか買えないクレジットカードのようなもの(+ETCカード)を使っている。ガソリン単価は2円引きとなり、ポイントは1%の割合で貯まるのではなかったかな。ではガソリン以外はどうかというと、コンビニ支払いを有効に活用すれば多少の節約が出来る。例えばEdy払いがそれで、コンビニ系のEdyを使うと支払額に応じてポイントが貯まる。そのEdyにクレジットカードからチャージすればチャージ金額に応じたポイントも貯まる。たぶんこれで2%引きと同程度になるのではないかと思う。更にコンビニのポイントカードを作る。これは現金で支払ってもEdyで支払ってもポイントが貯まるものがあるので、これを使うと更に1%(たぶん)分のポイントが貯まる。セブンイレブンのnanacoなどは出始め当時はポイントがかなり大きく付く商品なども用意されていた。

◆ コンビニ支払いの出来るものは多い。公共料金から税金まで払えるとなれば、クレジットカードポイント+Edyポイント+コンビニポイントの合計で消費税分とは行かないが節約になることは確かだ。Edyにはチャージ上限があるので多くの金額を支払おうとすると支払いとチャージを繰り返さなければならない面倒さがある。携帯電話のFelicaにEdyを入れておけばそのままオンラインチャージが出来るから、プラスチックカードEdyよりは楽ではないかと思う。問題は貯まったポイントの使い方なのだが、現金類似のものに交換するとレートが悪くなるので余り得ではない。au系のカードポイントだと携帯電話料金の支払いに回せたような気がする(違うかも)ので、これはお得に使えそうだ。ドコモ系は料金支払いには使えないと思ったが、機種変更などの時には使える。さらにDCMX Goldを使うとドコモポイントの付き方が一気に最上位ランクに格上げされるが、来年度からは継続利用年数10年超だと無条件で最上位ランクだけど。それと現在最上位ランクの人はDCMX Goldの年会費が初年度無料だ。

◆ もしも航空機をよく利用される方ならマイルとして貯めておくのが良いだろう。国内でも長距離線に乗れば結構なお得感がある。ただし予約が取れればだし、JALはマイル搭乗システム変更で実質値上げみたいなサービス悪化が行われる。年に一度は海外旅行になどと考えている方ならクラスアップなども含めてかなりお得だと思うが、有効期限のあるのがちょっとイヤかも。まあ他のポイントにしても有効期限はある訳なので仕方ないが。そうそう、ビックカメラのポイントはSuicaに移行できるそうだ。最近はSuicaで買い物が出来る店舗も増えているのでこれを現金代わりに使うのもお得感がある。問題はいかにこれらを集約するかで、小銭がバラバラあっても使い勝手が悪いだけである。結局独立系カード会社だとギフトカードなどへの低効率交換か品物で貰う以外に無いのだが、航空会社のマイルや電話代の支払いなどにそのまま使えればお得である。



自動リンク(12/10)
◆ 2004年から使っている自動リンクを少し改造した。
そもそもは少し前に書いたような、アフィリエイト屋からの膨大な登録を防ぐ為なのだが、ついでにリンクチェックも組み込んだ。まずは不正登録というか迷惑登録防止機能の方だが、レンタルサーバがlolipopやchicappaの場合は無条件で登録しないことにしてある。ロリポップやチカッパが必ずしも悪いとは言えないのだが、掲示板に宣伝を書き込むスクリプトなども設置されているなど管理されていないレンタルサーバ会社と言うことで信頼できるページは少ないのではないかと判断した。他にNGワードやNGドメインなども設定すると共に同じIPアドレスからの連続アクセスも制限した。

◆ この制限を加えると、アフィリエイト屋は3つほどのIPアドレスを使い分けながら登録をくり返すようになった。なので複数IPアドレスを記録してマッチを取るように変更、全く迷惑な話である。
登録しようとする試みは今も続いているが、全て排除できているのでヨシとしよう。ま、レンタルサーバ会社を変えられたりすると厄介ではあるのだが、ロリポップでドメインを取っているので簡単には変えないだろう。しかもかなりの数のドメインを取っているので金だってかかっているはずだ。

◆ リンク切れチェックは以前から実装したいと思いながら放ってあった機能である。今回実装はしたものの凄く簡単にチェックしているので全てがチェックできているわけではない。例えば302(Move)を受けた場合に、その先まではチェックしていないしタイムアウトもチェックしていない。あくまでも404(NotFound)が帰ってきたときに限って消去する仕組みである。なのでドメインそれ自体が消滅しているような場合(Timeoutになる)は現時点では消していない。これを消去対象に含めるのは簡単なのだが、一度のチェック、そのチェックした時点でたまたまタイムアウトしてしまうと消えちゃうと言うのもどんなものかなと思った次第だ。

◆ こうしてリンクチェック&消去をしたら登録数がかなり少なくなった。アフィリエイトでもエロでも出会い系でも、正しいカテゴリに登録してくれれば消すことはない。ま、上に書いたような同じ内容のページでサブドメイン違い&ドメイン違いで百以上も登録されるのは攻撃と判断するけど。
と言うわけで、ブックマーク代わりでも何でも好きに登録していただいてOKである。ただし現在は連続2回以上の登録は出来ないようになっている。もちろんセオリーどおり、登録拒否の場合でも一見登録が完了した風に見せるのは大切なことである。ちゃんと登録されたか否かはリンクページの新着情報を見ていただくのが便利だと思う。
このリンク集はケータイからのアクセスも可能なのでケータイサイト用のブックマーク代わり(入力項目が多くて面倒かも知れないですが)として使っていただいても勿論OKである。またPC用ページのURLしか登録のないサイトに関しては、変換エンジン経由でケータイからアクセス可能にしている。ログを見るとそこそこのアクセス数があるので使っている方も多いと思う。



電気自動車(12/9)
◆ ガソリン価格が高騰すると少し話題になるのが電気自動車と燃費向上グッズ。ただし燃費向上グッズは出すぎた杭のごとくマスコミにブッたたかれてウソがバレちゃったというか何というか。それでもWebなどではまだまだ暗躍中という感じ。燃費グッズや下手な投資話に騙される人は多いと言うことである。電気自動車の方はトヨタが燃料電池よりハイブリッド車の方が効率が良いのだと言ってみせた事もあり、更にガソリン価格が当初の予想より値上がりしなかったなどで下火になった感もある。そんな中ホンダのFCXクラリティは今夏から北米で一般向けにリース開始、日本でもリースを行う予定だという。ホンダは電気物の開発に力を入れている面もあり、更にハイブリッド車ではトヨタの足元にも及ばない不人気ぶりなので、だったらFCVで巻き返してやろう的なところが見える。

◆ ホンダFCVは高圧気体水素ガスを燃料としてリチウムイオンバッテリも搭載し、最大出力100kWのモータを積んだ4ドアセダンだ。FCVの場合は機器搭載スペースの関係からSUVやワンボックスカーなど荷室の広い車が必要とされていた。だがホンダはちょっと大きめのフツーのセダンにこれを積んでリースを開始する。ただホンダのセダンって売れないんだよなぁ。ホンダ=SUV&ワンボックス専業みたいなイメージもあるので、従来の流れの通りワンボックスカーか何かに積んだ方が良かったのかも。FCXクラリティはプリウスのデザインを意識したみたいな感じで、変な主張がないところが良いと思う。

◆ 燃料電池スタックはまだまだ高価でもあるし水素供給に対する不安もある。三菱自動車と東京電力は来年度を目標に家庭用コンセントから充電可能な軽自動車クラスのフルEVを200万円台で発売したいという。当初は2010年あたりの発売を目指していたが、ガソリン価格の高騰や節電による電力需要の伸び悩みなどの解消のため2008年に前倒しして開発を加速させると発表されたのはの春先だったが、今でも変わっていないのだろうか。軽自動車クラスの車体にインホイールモータの組み合わせで1回の充電あたり走行距離は150km程度、2010年版では更に航続距離を伸ばしたいという。気になる電気代は、深夜電力を利用した場合で最大ガソリン車の1/10のコストだというのだがちょっと怪しい気もする。以前F&Fで計算してみた限り日中の電力を使うとガソリンも電気もさほど大きな差がなかったからだ。

◆ 航続距離は長いに越したことはないのだが、都市部を走行する場合は200km程度で我慢できるかも知れない。
高速道路を使えば200kmはたいした時間かからないが、都内の平均速度が15km/hとか20km/hとか言われている中では200kmを走りきるのは相当大変だ。地方部などだと余り渋滞がないので普通に50kmや60kmは走るかも知れないので、駐車場などで急速充電が可能であれば有り難い。例えば郊外型ショッピングセンターなどに充電施設があり、数時間の充電が可能なら安心感は増す。航続距離は電池容量であり、これは価格に影響する。基本的には1回充電あたり100kmを満足する電池容量にしておいて、その人の使い方に応じてオプション電池を積み増せるようにしておけば良いかも知れない。



頑張れ!(12/8)
◆ 純増者数で頑張りを見せているSBM、私の周りでもSBMをサブ機として持つ人、SBMオンリーな人が少し増えてきている。やはり目当ては準定額通話で、高価格機種を買った人は余り見ない。スパボ一括9,800円やゼロ円、契約時にオマケでPSPが付いてくる(YBBも同じような売り方をしている)など、インセンてんこ盛りの販売方法に惹かれるような感じだ。確かにスパボ一括ゼロ円でサブ機としてSBM同士の通話や家族通話だけを行うなら絶対にお得である。毎月の維持費が7円しかかからないのだから。
2台持ちの人の多くは通話量の多い人で、SBMのみだと割高になってしまうと言う理由で、それと通話エリアの問題で一本化していないという。私にしてもそれは同じで、SBM(巷ではタダ電と呼ばれている)は無料の範囲内でしか使わない。

◆ 普段私が電話をする相手(都内や近郊に住んでいるか職場がある)の半分はFOMAで残り半分がauという感じなのだが、電話をして圏外アナウンスを聞いたためしがない。SBMだと主に建物内などで未だに使いにくい状態ではあるが、ご自慢のフェムトセルばらまきが始まれば設置者の電気代負担で第三者の使えるエリアが広がるという有り難い?事が増えてくるかも知れない。
建物内で使えないと言うことも、SBMユーザになって少しすると慣れるというか、あそこは圏外だから諦めようみたいな感覚になってくる。実際知人宅は圏外ギリギリなので、つながらない場合はドコモでメールを一発入れれば圏内の部屋?に移動して電話が出来る。

◆ で、何をSBMに頑張って欲しいかというとエリア改善ではなく加入者引き込みの方だ。エリア改善が出来るくらいならとっくにやっているはずで、基地局数に中継局を急遽混ぜちゃったのもエリア整備が進まないから。
なのでそれはどうでも良い。いや、どうでも良いとまでは言い切れなくて、例えば先日渋谷駅付近でパケット通信しようと思ったら遅くてイヤになった。ダウンロード速度を測ってみると20kbps程度しか出ていない。
こんな所にもレピータ大増設の悪影響が及んでいるのかと思ったが、タダだから我慢しよう。不得手なことを一生懸命やるより得意な客集めにお金を使った方がビジネスとして正しいはずだし他社に対する脅威にもなりうる。そう、本当の競争とはドコモやauがSBMを強く意識し始めて初めて始まるのだ。ドコモにしてもauの出方には敏感に反応するものの、SBMが何をやろうが、そんなの関係ネー(古?)ってな調子だった。しかしこの年末商戦で、そして春商戦でSBMが頑張りを見せればドコモが無視したくても株主はそれを許してくれないだろう。

◆ 一度落ち目になったらはい上がるのは難しい。料金の下げようが何をしようが加入者は増えなくなるのはツーカーや旧vodafoneを見れば明らかだ。cdmaOne開始当初のau(当時はまだauにはなっていなかった)だってそんな落ち目の時期があった。そしてそんな目に直面しているのがドコモではないかと私は思う。ドコモ2.0?ラインナップ強化の端末群?果たしてそれが商売につながるのかどうか。そんな危機感のないドコモをauとSBMで攻めるのは面白いし、一人負け状態になればさすがのドコモだって何らかの施策は打つだろう。auのゼロ円攻勢やSBMのキャッシュバックなど、ようするに金を使えばいいのではないのか。無駄なことに金を使わずに。



渋滞(12/7)
◆ 年末になって各道路の混雑も激しくなる。高速道路も帰省の時期ともなれば毎度の事ながら大渋滞だ。
そんな中で故障車や事故は更に渋滞の列を延ばすことになる訳だが、ガソリン価格高騰の折からかガス欠トラブルも増えるのではないかと見られている。
あと少し、あと少し行けば一般道に降りて安いスタンドを探せると思っているうちにガス欠、どうにもならなくなって路肩にも寄らずに停車となると危険度も高くなる。運転に慣れている人ならばとりあえず路肩までたどり着こうとするのだろうが、サンデードライバーだとガス欠自体に驚いてしまって安全性の確保まで頭が回らない。

◆ もう一つ多いのはタイヤトラブルだそうで、少し古めのワンボックスカーなどは積載量によって特に後輪のキャンバー変化が過大に起きる車もありタイヤの内側が異常に摩耗する。しかし外側から見ると一見正常な溝が見えるためにタイヤ交換に至らない。
更に多人数乗車や荷物の荷重で負荷がかかり、その状態で高速走行するのだからバーストの危険性も高まる訳だ。私は以前大量のカタログをワンボックスカーに積んで大阪まで運んだことがあったのだが、タイヤの発熱は意外に大きかった。休憩のたびに手を触れてみると乗用車のそれとは比較にならないほど温度が上がっている。空気圧は高めにしてあったのだが荷重が増えているので変形量も多くなり、それが発熱につながったのだと思う。

◆ もちろんこうした状況は普通の乗用車でも起こりうるのだが、万一タイヤがバースとしたりしたときに多人数乗車&車高の高いワンボックスでは容易にコントロールを失う事にもなる。後輪がバーストして制御不能に陥るだろうかとその話を聞いたときには思ったのだが、事が意外に深刻でこれが元でスピンや横転につながる事故が何件も起きているのだそうだ。横転となると窓やサンルーフから乗員が投げ出されてしまう例も多く、重大事故につながる。制御不能になって速度が高いまま中央分離帯などに接触すると、普通乗用車であっても乗員が窓から投げ出されるケースが少ないながらあるという。BENZなどは車両の姿勢異常が検出されるとサンルーフを閉じるなどの制御を行うが、これも乗員が車外に放り出されるのを防止するためだ。

◆ 年末に帰省を考えている方も多いと思うのだが、長距離走行の前にタイヤを一通りチェックしてみては如何だろうか。走行地域によって小雪が舞うようなエリアもあるだろうから、タイヤの溝は重要である。
最近はFF車が多いが、以前ほど前輪だけが減るような感じでもなくなっているのかなとは思うが、片減りなどがあるようならローテーションくらいした方が良いと思う。タイヤによる燃費の差はそう大きくはないし、最近のタイヤは(ハイグリップ系を除くと)みんなエコ何とかと名前が付いていたりしてよく解らないのだが、たぶん銘柄による燃費の差が数パーセントはあると思う。



足りない(12/6)
◆ 救急搬送しようにも病院が見つからない。そんな報道が後を絶たない。小児科や産科の不足が深刻な問題になる中で妊婦などを受け入れてくれる病院が無く患者が死に至るなどの惨劇もくり返される。産科ではなく内科や外科にしても状況は似たようなもので、地域によっては急病人が数時間も救急車の中で待たされざるを得ないような状況も発生している。
何故受け入れ先の病院がないのか。病院の絶対数が少ないと新規に患者を受け入れるベッドもなければ医師もいないという状態になる。それでも救急患者を受け入れる病院では不眠不休に近い状態の勤務が続いているケースも少なくはないはずだ。

◆ 何故医者が、病院が少ないのか。おそらくそれは労働力に対する報酬が少ないからではないだろうか。毎度お馴染み市営バスの例だと、運転士の平均労働時間は実質(つまり運転している時間)4時間程度で年収は1〜1.5千万円だという。一方厚労省が発表した勤務医の平均年収は約1.3千万円だそうだ。バスの運転士になろうとすると大型二種免許が必要になるが、これは一定の条件を満たしていれば試験を受けることが出来る。法規の勉強や技能試験もあるが極端に難しいものではない。一方で医者になろうとすると現状ではものすごくお金がかかる。それでいて医者になったとしても過酷な勤務体系や過剰な責任追及が待っているとすると投資効率が悪い話になる。人間誰しも沢山の金を稼ぎたいと思うわけで、だからこそ役人は天下りする。って話じゃなくて、仕事に打ち込んだり自己を高めたりするわけだ。だとするとリスクの大きな産科や小児科、救急医療の現場よりも非保健医療である美容整形などをやった方が余程お得ではないかと言われると、残念ながらその通りなのである。

◆ 病院の経営状態悪化は薬漬け医療からの脱却にも関係している。要らぬ薬をどんどん出してそれの売り上げで儲けるバブル?を壊してしまったから実入りが悪くなってしまった。国は医療費削減で必死だが、それは病人を減らす施策ではなく病院の儲けを減らすように働くものなので経営は厳しくなる。逆に歯科などは虫歯予防の徹底によって虫歯の子供が減り、結果として歯医者が少なくなった。この場合は患者数が減った結果として病院が減ったのだから問題は少ない。

◆ で、何を言いたいかと言えば救急医療現場に従事する医者や看護師の報酬を2倍に引き上げたらどうだろう。産科や小児科医の報酬も現状の2倍にする。産科や小児科医師の報酬は少子化対策費から出したらいい。予算を取ることが決まったものの具体的に何に使ったらいいか解らないご様子だから。救急医療現場で働く人たちへの給料は、出すところに困るから雇用保険から出しておくか。無駄な箱物事業をやめようとしない天下り財団を抱えている訳で、ここはひとつ看護師の魅力を引き上げて雇用促進と行こうではないか。



カタチ(12/5)
◆ 車の形は様々だがその時代によって丸っこくなったり角張ったりする。が、ワンボックスブーム(古い?)の中にあってはその両方があると思う。ステップワゴンは先代の角張ったスタイルから角を落とした感じになってトヨタ車風味で特徴が無くなったようにも思うが見飽きて古くさくなった先代とは違ったイメージの新鮮さもある。かと思えばカローラルミオンのように角張ったカタチもあったりする。いつだったかトヨタはクラウンを丸っこくして大失敗、急遽?違うデザインにしてみましたなんて事もあったっけ。

◆ トヨタはマークXで特徴的排気管のデザインとしたが、それはそっくりレクサスにも使われる。なんだレクサスもトヨタの車も結局は同じかとレクサスオーナは落胆しマークXオーナは喜ぶかも。この場合はマークXオーナに喜んで貰った方が儲けが大きいという計算が働いたのかどうかはよく解らないが、とにかくデザイン的に似通った風になっているのである。同じトヨタ車でありながら片方はスペシャルな価格が付いているのだから、単に丸い排気管を出しただけであってもトヨタの普通の車と一緒にしない方が良いのではないかなと思う。と言うと、昔のベンツなんか190でも560でも内装からホイールデザインまで同じだったではないかとの声も聞こえてきそうだが、トヨタの場合はレクサスブランドでトヨタイメージを捨てるとまで言ったのだからと理由付けしておこう。

◆ 色に関しても時代によって様々だ。黒とかガンメタが流行った時代もあれば白しか売れないような時代も。凝った塗装、これを始めたのはトヨタではないかと思うのだがパールマイカなんてもので光の反射角度によって違った色に見える塗装がこれらの走りだったかも知れない。この手の異物混入?塗料は電着塗装などでないとその異物の方向が定まらずに見た目が均一にならないなど色々難しいそうだ。最初は工場ラインで生産されるので問題はないが、補修などを行うとその部分の均一性が失われやすく顧客は満足しない。塗装そのものではないが日産はフッ素樹脂でコートするだかフッ素樹脂含有塗料を使ってメンテナンス性を高めた塗装をしていたと思う。
これも再塗装時の問題だとか艶の問題だとかがあったようだが今でも使われているのだろうか。

◆ 日産GT-Rは塗装に関する評判が余り良くないようだ。
対するレクサスLSはさすがトヨタ品質と言わしめるような出来映えを提供してくれるという。塗装の良い車と運動性能の良い車のどちらが良いですかみたいな感じ。実際フェラーリにしたって(今は良くなっているかも知れないが)輸入されてきた車を無補修でそのまま売れるケースの方が少ないとコーンズに言わせるほど品質管理はよろしくなかった。多少の塗装のムラやタレなど関係ないよとばかりの状態で、官能的な車と塗装品質は必ずしも同じではないんだなとオーナは言っていたし、電機系に関しても同様に燃えて下さいと言わんばかりの作りだと彼は呟いたっけ。



CM(12/4)
◆ TVには様々なCMが流される。CMは短時間に多くのことを印象づけさせる為に苦労して製作される訳だが、その中でも出来不出来が当然ながらある。音楽が売れない時代などと言われる中、CMで採用された曲はその知名度が上がるが為にヒットにつながりやすいというデータもあるくらいで、この辺りは以前のCMソングと考え方が違ってきた点ではないだろうか。CMそれ自体の印象が強いとCMは印象に残るが商品が思い浮かばなかったりする。逆に商品ばかりを強調するとCM自体の魅力が失われて結局は印象に残らない。この辺りが難しいところでもありクリエイタの腕の見せ所でもあるわけだ。

◆ 印象に残るCMは各自それぞれ、或いは時代を背景にして残っているのではないだろうか。例えばウイスキーのCMは比較的上品ではないかと思うし、コカ・コーラなどはその使用曲が印象に残っていたりする。自動車では最近のBMWのCM、カラスがクルミを(車に)踏ませようとして失敗するヤツ、これのパクりみたいなトヨタのCMもあったかな、これなど面白いと思う。ホンダのCMは全体的に好きで、もっとエレガントな車があったらもっと良いCMが出来たのにな、とか。古いCMなので記憶に残っている人は少ないかも知れないが、松下の電球類のCMが面白かった。果物の皮を剥くと中味が電球になっているというヤツ。

◆ 携帯電話のCMで最近露出度が高いのがSBMだと思う。ストーリー仕立てで(最近は少し飽きてきたが)これまでにない感じだ。途中で音を切ってしまうと言う手法も印象に残るし、そもそも携帯電話事業者のCMは上品すぎるというか何を言おうとしているのか解らないようなイメージ広告的なものが多かったと思う。WILLCOMの、入院する母親が自宅で待つ子供と会話するシーンはなかなか良くできていて、高音質と低電磁波を謳い文句にしているわけだが上品すぎるのかも知れない。
その点SBMは解りやすいし気取っていないでダイレクトだ。確かにauも同じような路線ではあるが、インパクトはSBMの方が強いと思うし上品さを意識しない、むしろ下品になってもかまわないという割り切り?が良いのではないだろうか。これは元々企業イメージが良くない訳なので辺に何かを守らなくても済むという所も大きいはず。もしも同じCMをドコモが流したら、下品だ何だと抗議が殺到するかも知れない。

◆ そう考えるとSBMと同じようなCMはドコモには作れない。
あくまでも保守的で、確かに色々な有名タレントは使ってみるものの新鮮味は薄い。例えばSBMは○ヶ月純増一位と大きく謳うが、ではずっと首位を守っていたauはどうなのかと言えば「そんなことを自慢するような事はしたくありませんワ」みたいに気取るって所か。auの場合は企業イメージにしても端末イメージにしても、或いは(これは自慢しているな)顧客満足度にしても高いわけで、やはりイメージは大切なのだと思う。残念ながらSBMの満足度は最下位ではあるし、余り進まないエリア展開&シャープと東芝の端末ばかり(他にもあるんですけどねぇ)なイメージが不利ではあるが、もしかしたら来年度の調査でドコモを抜いてくるかも知れず、それは凄く面白いことだと思う。



使い道(12/3)
◆ 日本の財政は大赤字。それこそバブル再燃でもない限りはどうしようもない状態だと思う。が、少し前から言われている道路関連特定財源問題で国交省は全部使い切るから他にはあげないよと言い始めたわけだ。そもそもは余剰金が生じているから、これを一般財源化して使いまくろうというのが国の考え。
一方で関係団体などはカネが余っているのだから(その収入源である)税率を下げるべきだと主張する。
そもそもこの税金は高度成長期に道路整備を迅速に行うためにという理由で税額が2倍にもなっているのである。もしもこれら税金が下がることがあればガソリン代の上昇分の負担は軽くなり、燃料費が安くなれば多くのもののコストも低下することになる。

◆ 所がそこは役人であり、貰えるべきものを減らすなんてとんでもないと言い出す。役人だけではなく自民党もそう言っている。まあ自民党には道路族だ何だがはびこっているから当然だろう。コイツを一般財源化すれば無駄遣いの範囲が更に広がるのだから国としては嬉しい限りである。で、一般財源化の話が現実味を帯びてきて面白くないのは国交省だ。今までだったら無駄遣いしまくりでも更に余っていた財源を他に持っていかれてしまうのだから堪らない。
そこで必死に考えた。金を使うためには何をすればいいかを。アホな役人達だけれどこういう計算だけはちゃんと出来るところが素晴らしく、でも数字のこじつけは下手な漫才よりもしらけている。とにかく金を使うためにはどうしたら良いかがまずあるわけだから、その計画も薄っぺらなものである。

◆ ただこれ、各自治体だろうが何だろうが全てやっていることだ。奴らは予算を取ることが仕事であり、予算を沢山取ったことが仕事が良くできる事として見られるのである。予算の使い道とか使った金に対してどの程度の効果が得られるかなどと言う高度な計算は奴らには出来ない。例えば市の管理する道路に穴が空いたとしよう。付近の住民が穴を塞いでくれと言っても市はなかなか動かない。予算がないとかこの程度の穴は我慢しろとか、前例がないから出来ないとか言う。しかしその一方で行う必要のない工事も平気でやる。これにクレームを付けると「決まっていることだから」の一点張りで、その工事の必要性を聞いたところで「決まっていることですのでお話しする必要はありません」なんて言う。決まった工事を実行しなければ予算が余ってしまうし、決まっていない工事を行うと予算が足りなくなる。
ようするにそう言うことなのだ。

◆ 例えば普通の家庭でお金を使う場合、生活にこれが必要だとか趣味にお金を使いたいとか、旅行がしたいとかという事が最初になる。しかし役人の場合はこの金を使い切るために何をしたらいいかと考える。
例えば今年はボーナスが○○万円出るから、それを使い切るために余り行きたくはないけれど海外旅行にでも行こうか、みたいに。省庁にしても自治体にしても馬鹿ですよね、誰が考えても。それをバカだと思わないのは自分たちだけという訳で、いずれは夕張化する各市町村。



馬力(12/2)
◆ 最近の国産小型車は排気量あたりの発生出力を余り欲張らなくなったような気がする。一時期はカタログを飾る数値と言うことで各メーカ共に出力向上に向かっていたような気もするが最近はむしろ燃費に重点が置かれているようだ。燃費基準値を超えるために、それは排ガス規制をクリアするような努力を重ねる中で最大出力を欲張らない(欲張れない)事情がそこにはあるのだろう。一般的にエンジンは高回転高出力型にするほど高効率動作が難しくなってくる。現在では様々な可変機構によって低速トルクを補うようになっているとはいうものの完璧ではない。

◆ ガソリンエンジン、それも自動車用とは全く違うのだが大型低速ターボディーセルエンジンの熱効率は50%を超えている。これも低速回転させるからであり、出力向上のためにと言って回転数を上げてしまうと効率は低下してしまう。
コンパクトカーが出力向上から燃費向上に向かう中、比較的排気量の大きなエンジンでは(燃費規制値に余裕があるためかも知れないが)出力向上作戦を展開しているメーカもある。高回転高出力型と言えばホンダエンジンだろうか。以前にも書いたがワンボックスカーで300馬力ですよと謳いたいが為に相当苦労して出力を引き上げたというが、実際にタウンスピードで比較すれば他のワンボックスカーの方が低速トルクがあって乗りやすいといういかにもホンダらしい考え方で作られた車だ。

◆ 一方でホンダの小型車はなかなか燃費が良い。出力だってさほど犠牲にはなっていない。この辺り、うまく使い分けているのかなと感じる部分だ。トヨタは10・15モード燃費対策が非常にうまい。トランスミッションのシフトスケジュールやロックアップポイントまで10・15モード燃費試験を基準に設計される。その為に多少乗りにくくなったとしても気にしない。問題はカタログ燃費なのだから。それもあって新基準であるJC08モードではすっかり燃費が悪く出てしまっている。
ユーロ燃費基準の話もあるのだがそれはまあ置いておくとして、10・15モードテスト用にチューニングされていない輸入車の場合は10・15モード燃費とJC08燃費感の差が大きくないばかりか、10・15モード燃費でもそこそこ実走行値に近づくというのだからいかに国内メーカが10・15モード燃費テストに力を入れているのかが解る。

◆ 10・15モード燃費で35.5km/lをたたき出すプリウスでさえJC08モードでは30km/lを割り込んでしまう。
今後は両テストで(しばらくは併記される模様)良い燃費をたたき出せるようなセッティングが必要になるはずだ。運転状況から燃費テストモードを自動判断し、トランスミッションのシフトスケジュールやエンジンセッティングを変更するようなシカケくらい作りそうである。結局こうしたベンチマークテスト対応チューンが行われると、どんな燃費テストパターンを使ったところで実走行状態の燃費が反映されていないと言われるわけだ。



情報商材(12/1)
◆ 詐欺、詐欺的もののお話しである。ヤフオクなどで携帯電話を安く機種変更する方法とか、1日10分で月間30万円稼ぐ方法とか、年収ウン千万円の副業だとかの方法を売る物をこう呼ぶ。なんて話を書くとおそらくはGoogleの広告にそれっぽいものが沢山出てくると思う。その中の何種類かは開設者が同じでサイトが違うだけ(中味をよく見ると共通の部分がある)だったりする。こうして広告を出しても儲かると言うことは、要するに原材料費タダの商材?に引っかかる人が多いと言うことである。もしも本当に儲かるのならば他人にその情報を小額で売ったりせずに自分で稼いでいればいい。これらの商材の価格は数万円程度に設定されているのだから、年間何千万円も稼げる「その方法」自体を自分で実行していた方が効率的なはずだ。

◆ この情報商材そのものではなく、情報商材を売る権利を売る会社?もある。ようするに情報商材を再販しても良いですよみたいな感じになるのだろうか。
こんな商売をしている本業は骨董品屋らしいのだが、特商法による表示もないので詳しいことは解らない。
情報商材と言ってもまともなものではなく、一見まともそうだが実行してみると儲からないようなものに違いない。ま、掲示板への宣伝書き込みアルバイトに精を出している人は、これら情報商材や副業サイトに引っかかった人なのかも。ま、とにかくそんなものでもモノが情報なだけに買ってみるまで何なのかは解らず、モノが情報なだけに一度見てしまったら返品も出来ずに泣き寝入りになる。そこを狙ったのが情報商材屋であり、更にこれをとりまとめて業販レベルにしたのが情報商材を売る権利を売る所なのだ。

◆ 先日F&Fの自動リンク集に数百件の登録があった。調べてみるとアフィリエイト用のサイト(3行くらいの説明と広告が貼り付けられている)で、サブドメイン違いでものすごい数のサイトが出来ている。当然中味は一緒というか色違いというか、地域の表示が異なっているだけというか、悪名高きロリポップなどのサーバにその本体はある。ま、この手は逆引きしてロリポップなりチカッパなりのドメインだったら迷わず拒否が手間無しだ。おそらくは他の検索エンジンやらランキングサイトに登録しまくって、でも全然アクセスがないのでイヤになって騙されたことに気づく程度の話だとは思う。ランキングサイトのランクアップが目的か、複数プロバイダを使い分けているあたり金をかけたなぁと思うと同時に惨めさも漂ってくるような感じだった。確かピザの広告は成功報酬が10%に満たなかったと思うので3千円の注文が例え発生したとしても報酬額は300円だ。それにこの手のページは検索エンジンが自動排除する場合が多いので残念ながらこのサイトは検索エンジンでも検索できなかった。
おそらくはこのサイト運営者も「副収入で笑いが止まらない情報、今なら9.8万円」みたいなものを買って構築したのではないだろうか。果たして投資額の回収に何年かかることか。商品が売れるのは総アクセス数の1ppm以下(F&Fの場合)だと思う。広告専用サイトならばもう少し効率は良いと思うが、でもその程度。



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