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過去の雑記置き場

また雨?(2/2818 55)

◆ 外が曇ってきた,天気予報は雨と言っていただろうか?普段の今頃だと雨が少なくて、これから春に向かって少しずつ雨の日が増えてくるような感じなのだが、これも例のエルニーニョとやらのせいなのだろうか?一昨年は水不足で関東周辺のダムはどこも干上がっていた。雨が少ないのも困るが、多すぎてもやはり困る。

◆ 車を洗うのは周に1回,月曜日が雨で火曜日からが晴天ともなると週末まで汚い車に乗っているという感じ。夜中にザッと降って昼間はカラッと晴れる,なんてのが良いのだが、気象ばかりは人工制御が難しい。

◆ 雨不足になると雨乞い?装置で雨を降らせようと試みるが、元々空気中の水分が少ないのだから降ったとしても少量なのだ。雨が降ればこの時期花粉の飛散が押さえられて良いかも知れない。花粉症ってヤツは突然なるらしい。

◆ 一説によると日本人が清潔になりすぎたため,って話しもあって、蟯虫だか何だかを体に入れると体内の攻撃部隊の目がそちらを向いて花粉症が抑えられるとか。そう言えば昔?は蟯虫検査,みたいな、ケツにセロテープのオヤブンみたいな物を張り付けたりして学校に持っていったものだ。

◆ 悪いヤツになると他人のケツにそれを貼らせる。で、ソイツに蟯虫が居たりすると大笑いになったりするわけ。人間ドックでも便の検査があるが、あれは癌とか?の検査かも知れない。なにやら液体の入った瓶に便を入れるわけだが、アレは培養液なのかな?

◆ 人間ドックと言えば血液検査もするわけだが、最近は減圧された小型容器に血液を採る。これが見ていると結構気持ちよく血が採れて,面白い。確か献血も同じ様な仕組みだったかな?



今日も仕事(2/2813 35)

◆ まったく2月最後だというのに今日も仕事だ,って、2月最後だから休まなくてはいけないって決まりはないが、外はポカポカいい天気なのに..である。昨日だって寝たのは3時頃かな?もちろん午前。で、今日は9時には家を出て都内まで出かけて−>会社に戻ってきたって訳。

◆ 昨日の帰り道、午前2時過ぎだというのに何故か混んでいる。又工事でもやっているのか?と思ったら事故だった。車高を上げた大型4WD(ハイラックス?)が横転して車線を塞いでいる。既に警察は来ていたが、レッカーでもないと車は移動できない。結局片側2車線道路が対面通行と化していて渋滞,どうやら単独事故のようだが、なんで直線でひっくり返るわけ??

◆ で、今日出かけた先でも事故を見かけた。首都高速上でトラックにカローラとセルシオが追突,状況から察するに、渋滞で停止中のカローラにセルシオドライバーのオバサンが突っ込んだらしい。カローラはトラックに突っ込み、フロントはトラックにめり込んでいた。

◆ カローラがGOAボディーなのかどうか?知らないが、ドアまで曲がってたぞ。セルシオの方もフロント大破,自力走行不能状態だったから、かなりの速度で突っ込んだのだろう。

◆ これも事故処理が始まったところで、渋滞はどんどん長くなる。車線が一つ減るというのは随分影響があるものだ。ポカポカ陽気で渋滞だと眠くなっちゃうしね。



PHSの行方(2)(2/27)

◆ 前回からの続き..北海道での実証実験に続いて、いよいよPHSサービスが始まった。
xDIpは高出力基地局を配する作戦,NxTpはマイクロセルで多数のCSを設置する作戦に出たわけだが、地方都市を中心にCS配備を進めるxDIpと都市部から攻めるNxTpに争いは無いかのように感じられた。

◆ が、xDIpも地方都市だけではユーザ数獲得効率が悪いことに気が付いた。しかし都市部に高出力基地局を配置するには問題もあった。
高出力基地局はサービスエリアが広い。にも関わらず、CSあたりの収容チャネル数は3論理チャネルしかない。同一エリアで複数の利用者がいればすぐにBusyが発生する。

◆ さらにビルの谷間などでは、高出力基地局の電波と言えども不感帯が出来ることが分かってきた。
そこで高出力基地局を乱立させた。PHSのCSは非同期で動作している。制御チャネルは事業者ごとに割り当てられているから、各CSのスーパフレーム(制御信号の固まり)をその制御チャネルで送信する。

◆ 端末は制御チャネルを傍受して、自局の着信を判断したり位置登録などを行うわけだ。
所が高出力基地局を乱立させたxDIpは自社のCS同士のスーパフレームが干渉し、電界強度は上がっているもののデータエラーが多くて使用できない状態に陥る訳で、他にもマルチパスなどの影響も深刻化してきた。

◆ これはある程度予測されたことで、xTTpなどでは信号強度が(仮に)高くても受信エラーがある場合はレベルメータ(電界強度)表示を行わない仕掛けがしてあった。
所がxDIpの端末は正直に電界強度を表示するわけだから「電波は来ているのに使えない」と、クレームが殺到することになる。

◆ xDIpは困った。ユーザのPHSに求める品質は「携帯電話並」なのだ。そこでxDIpは全ての基地局を同期する方法に変えざるを得なくなる。これには一時的にサービスを中断する必要があるのだが、通信事業者がサービスを中断するというのは大変な罪なのだ。この事件によって当時のxDIpのPHSグループは解散に追い込まれる。

◆ 規格制定からサービスインまで,或いはチップ開発に携わったメンバーは別の部署に移り,或いは首が飛び,と修羅場の様相を呈する。
もちろんxDIpの中心的人物もここでグループから離れることになるわけだが、これが思った以上に後々に影響を与える。

◆ やっと安定したかに見えたxDIpは、他の事業者同様,加入者獲得のためにありとあらゆる手段で端末を配り歩いた。端末やCSの認定料(ま、天下り役人のフトコロに金を入れるための税金みたいなモノ)値下げも功を奏して、基地局整備にも力が入る。
ちなみに、当時xDIpのCSは2百万円程度,xTTpはそれより1桁安いと言われていた。
そしてPIAFS規格の誕生だ。この規格誕生までにも長い道のりがある。

◆ PIAFSはxTTp主体で決められた規格だ。xDIpはこれに反対した。あくまでも独自規格で行きたかったわけだ。何しろ「PHSと言うシステム自体を立ち上げたのは自分たちだ」との強い自負があった。PIAFS規格制定前にxDIpは独自規格によるデータ通信用LSIを量産した。
今までの流れから言って..何しろxDIpが規格を変えてしまった事も過去にあったわけだから..xTTの提唱するPIAFSが日の目を見ることはないだろう,との読みがxDIpにはあったのだ。
PIAFSより短いパケット長は弱電界時の伝送効率に優れ、再送効率の高さは実行伝送速度を上げる,とメリットを並べた。

◆ しかし蓋を開ければPIAFSが標準規格として採用されることになる。グループ解散によってxDIpが失ったものは業界に対する影響力そのものだったと言っても良い。
これによって量産が終了した対象のLSIは行き場を無くすことになる。もちろんPIAFS端末全盛以前には独自規格オンリーのxDIp端末も若干は市場に流れた。

◆ そして不景気の時代が続く,一時は女子高生の友として加入者数を伸ばしたPHSだが、それにも陰りが出てきた。半年「シバリ」付きで配った端末は、予想に反して半年後には大量の解約を産む。それでも、ここまで来たからには走り続けなくてはいけないのが事業者の辛いところ。
累積赤字を増やしながらも、今日もどこかで新しいCSが誕生しているに違いない。

文中の事業社名は架空です,この物語はフィクションです(え?)



PHSの行方(2/26)

◆ xTTpが自力での経営再建を諦めた話はちょっとしたニュースになったが、PHS事業社の経営状態はどこもよろしくない。

◆ ARIBでは昨年末にPIAFS-64(仮称)の規格を制定した。景気の良い時期なら各事業社は64Kbpsの公衆サービスに向けて基地局整備を行ったところだろう。所がこの景気,大赤字を計上する事業者に、新サービス対応への力は残されていない。
結局の所,事業所用として64Kサービス対応端末が出てくることは間違いなさそうだが、それが公衆サービスに発展するか?は未だ見えてこない。

◆ そもそもPHSは「簡易携帯電話」であるはずなのだが、都市部を中心に携帯電話と遜色無い(ハンドオーバには若干不満があるが)使い勝手が得られるに至っている。
ユーザから見れば簡易だろうがなんだろうが、電話として機能しないのでは使えない,訳で、それを電話として機能させるためには基地局整備に金がかかった,と言うわけである。

◆ もっともPHS(当時はPHPと言っていた)規格案が出てきた頃は景気も悪くはなかった。
いや、正確にはバブル崩壊の影響も出始めて「次に何を作れば売れるのか」を各社模索している状態だったというのが正しいかも知れない。
もちろん通信機器メーカをはじめとして家電メーカまでもがPHS開発に力を入れた。

◆ 最初の実証実験ではPHS端末の大きさが、19インチのラック1本,なんて感じで、移動するにも2人がかりで押して歩いたものだった。
その後PHS開発は一旦下火になる。公衆接続に関する規格がまとまらないのだ。ここではxDIとxTTの熾烈な争いが起き,その他にも実は大きな問題があったのだ。

◆ 当時NTTはアナログ携帯電話からPDC(ディジタル携帯電話)への移行時期にあった。
郵政省はPHSの公衆接続を認可するとPDCの立ち上がりが遅れてしまう,つまり、ユーザがPHSに流れてしまうのではないか?と懸念した。
別に郵政省が気にすることはなくて、xTTが気にすれば良いのだが(たぶん)カネの流れが郵政省を説得するに十分な量だったのだろう。

◆ PHS開発を行っていたメーカ各社もその開発を中断,或いは縮小してPDC開発にかかりはじめる。PDCはサービスインの日程まで決められていたから、PHSの様にいつになったら実になるのか分からないモノを育てるより手っ取り早いというわけだ。
規格制定が遅れるまま宙に浮いた感のあるPHSだったが、メーカによっては「家庭用ディジタルコードレス」としてフライングスターとしたのは記憶に新しい。

◆ もちろん本家?xDIの意気込みはすごく,チップ開発などを継続していたわけだが、某国で作られたチップ性能が悪くスペックに入らないことが分かった。
xDIは困った,せっかく量産したチップがゴミになってしまう..事は後日繰り返されるのだが、その時はそんな悪夢のような日が来ること自体誰も想像しなかっただろう..ので、規格に入らないなら規格の方を変えれば良いではないか,と考えた。

◆ もちろん規格を甘くすることに反対するメーカは少なかった。だれもがスペックに入れるために徹夜の連続,で、苦しんでいた時期だったからだ。
結局xDIの意見は受け入れられて規格は変わった。xDIはチップを無駄にせずに済んだ訳だ。
つづく..

文中の事業社名は架空です,この物語はフィクションです(え?)



地上か空か?(2/25)

◆ 自動車同様,炭酸ガス排出抑止問題でクローズアップされているのは航空機も同じ事。
自動車に比較して数自体は少ないが、単位時間当たりの燃料消費量と運行時間が長いことで環境への影響も大きい。
では鉄道なら良いのか?例えばリニアモーターカーを時速500Km/hで走らせた方が効率的なのかと言うと、これまた何とも言えないようである。

◆ 宮崎から山梨に移動して実験を続けるリニアモーターカー,表向きは「宮崎実験線が短いから」なのだが、実は故金丸が誘致したことは記憶に新しい。
金丸は東京・山梨間を25分で結べば、山梨が東京のベッドタウンとなる,的考えで実験線を持ってきた。山梨では宅地造成まで行ったわけだが、その後のバブル崩壊で様子は変わってくる。

◆ 総延長42Km余りの予定だった実験線は建設コストが捻出できないことから、予定の半分以下の距離しか完成していない。建設コストを押し上げたのはトンネル工事,宮崎のように平坦な土地ではない山梨は、直線路を得るためには多くのトンネル工事を必要とした。

◆ もちろん金丸が地獄に堕ちてしまったのも要因の一つ。これによって山梨駅は(たぶん)夢と消える。高速鉄道を頻繁に停車させるのは平均速度を大きく落とすし、山梨駅を作ったところで乗降客は少ないと見るのが一般的だ。山梨の夢は金丸と共に消えたと言えるのかも知れない。

◆ リニア開発に関して私は反対しない。旧国鉄時代,実に東海道新幹線開業より古い歴史を持つリニア計画,技術革新や開発は将来の役に立つかも知れないからだ。
ただし、実験線を移設したことには文句を言いたい。数千億円の建設費をドブに捨てるような真似は国家事業の常識とはいえ、その元になる税金を払っている国民は納得行かないはず。

◆ おまけに山梨では環境破壊も叫ばれている。宮崎のような平坦な土地ではない上に、実験線の付近には民家も点在する。確かに中央新幹線構想の中の1拠点として山梨はあったのかも知れないが、山梨でなければいけない明確な理由もないはず。宮崎実験線を延長すれば良かったのではないのか?

◆ 話がそれた。そのリニア新幹線だが、電力消費量は既存の新幹線の(トータルで)10倍にも及び、もはや航空機のエネルギー消費量に近づいているらしい。
幸いにして現在の実験線の電力は(ほとんど)原発らしいから、純粋にエネルギーを得るために排出される炭酸ガスは少ないかも知れない。
その代わり巨大な変電所やメガボルト送電など、別の意味での苦労もある。

◆ 航空機並のエネルギー消費で輸送コストは上がらないのか?これに対してJRでは「電力コストは開発総費用に対しての比率が十分小さい。従って、既存鉄道の10倍だろうが20倍だろうが輸送コストに占める割合は微々たるもの」だとか。
鉄道は多くの土地を必要とする。何しろ軌道を建設しなければならないからだ。そして、軌道周辺には必ず騒音や振動や電磁波や..その他の環境問題が発生する。

◆ 一方の航空機だが、確かに騒音問題などは発生する。しかし、それは離着陸拠点のみであり空中を飛んでいる状態での(直接的に地上に対する)問題は少ない。
従って、土地の狭い日本には航空輸送が合っているのだ,と言う人もいる。
ま、今のところは電気で飛行機は飛ばないから飛行機は必ず炭酸ガスを排出する事になり、今後厳しくなる環境問題の中でどうなって行くのか?は見えてこないが。

◆ 例えば東京・大阪間を結ぶリニア新幹線が出来たとする。所要時間は1時間,これは航空機よりは遅いが、乗り込み時間などを考えれば十分対抗できる。
これで運賃が航空料金と同じなら,私は鉄道に乗ると思う。鉄道は航空機と違って気軽に乗れるし、第一墜落しないではないか。

◆ 航空機より格段にコストがかかる(はず,だって軌道を造るために土地を買わなくてはいけないから)鉄道運賃が航空運賃より安い,と言うのも面白い。土地は償却しない計算なのだろうか?或いは航空運賃が高すぎるのか?整備費用や空港利用税が高いのか?それとも高速輸送に対する付加価値なのか?いずれにしても、マトモに買うチケット代で比較すれば鉄道の方が安い。



時計を調整(2/24)

◆ 腕時計に内蔵される水晶振動子(32.768KHz)を調整して誤差低減を目指す。周波数カウンタも特別な測定器も不要,そのワザは(こじ)さんが伝授してくれた。



取り締まり機(2/24)

◆ 警察が新型の駐車違反取り締まり機を開発したそうだ。今までのチョークでマーク方式だと、チョークでマークを付けているところを見て逃げてしまう違反車両が多いそうだ。
そこでビデオカメラとナンバープレート認識装置を組み合わせた新型が登場,警察車両をゆっくり走らせるだけで、車両と時間,ナンバープレートを自動確認して違反事実を記録するのだという。

◆ 会社の近くにも違法駐車車両は山ほど居る。もちろん頻繁に取り締まりも行われているのだが、そこで捕まるのは取り締まり慣れしていない連中だ。付近の商店のオヤジなど,常習的に道路を自分の駐車場代わりにしている輩は捕まらない。
ミニパトがチョークを引きに来たところで、さっさと車を別の場所に移動してしまうからだ。

◆ まあ、地元のオヤジの違法駐車が悪くて観光客?の違法駐車が悪くないと言う理由はないし、土日の競馬開催日には、車で場外馬券場にやってくる輩と路上を自分専用駐車場と思いこんでいる商店主との間のトラブルも多いのだから、らはり違法駐車は違法なのだ。

◆ この新型取り締まり機が使われるのは違法駐車のメッカ,大阪地方らしいが、都内或いは周辺部にも配置される可能性がある。
駐車違反取り締まり機?としては、タイヤをロックしてしまう「見せしめ方式」もあり、会社の近くにも「それを使用しますよ」と標識が立っている。

◆ にもかかわらず一向に駐車車両は減らない。付近の商店主らは独自のネットワーク?を駆使して取り締まり情報を伝達するようだ。その中で駐車場を経営しているオヤジは警察様々。
違法駐車車両が増えてくるとチクリの電話を入れる。駐車場経営者の車も普段は路上に停めている。自分の車を自分の駐車場に入れても儲からないからなのだ。

◆ この駐車場経営者は(当たり前だが)付近でも非常に評判が悪い。
月極駐車料金は6万円とも8万円とも言われ、土日の混雑時には駐車料金を値上げする。
夜間は自分の車を自分の駐車場にしまうが、駐車場開業時間になるとその車を路上に出す。
もちろん自分専用?路上スペースに他社が停まれないようにパイロンを立てているし、そこに無理矢理停めている車があれば110番通報する。

◆ これと同じ様な商売?にキャンプ場経営がある。
河原に線を引いてキャンプ場にする。もちろん有料キャンプ場だ。河原は誰でも入って良い(入っていけないと規制されているところ以外)のだが「有料」に慣れている都会人は簡単に金を払うのだそうだ。

◆ もちろんこれは違法なのだが、ちゃんと逃げ道も作って有る。キャンプ場(すなわち河原)に入るのに金を取るのではなく、トイレの利用料だというのだ。河原に置いたいくつかの簡易トイレ,その管理料金だと主張する。

◆ 河原なのだから大型4WDなら有料ゲート?を通らずとも入ってくることが出来る。
そこでキャンプ場オヤジは考えた,ブルドーザを持ってきて河原を掘って「お堀」を作ってしまった。もちろん自分の管理するところ以外はブルドーザで掘り返して環境を悪化させる。
極めつけは、一般道路から河原に入るのに自分の土地を通らなくてないけないようにしてしまったこと。ここでも通行料を徴収する。

◆ いつだったか、河原でバーベキューでもやろうと出掛けていった。
河原に下りようとすると、通路がことごとく石や木で塞がれている。そのそばには立て看板があり、「キャンプ場はこちら」と矢印と地図が書いてある。
別にキャンプに来たわけではないし、単に河原に下りて遊びたいだけなのにそれも阻止されていた。塞がれているのは立派な公道だ。



ドライブ番号(2/23)

◆ Windows NTだとドライブに割り当てる番号(a とかb )を簡単に変更できるのだが、Win95では出来ないのだろうか?本格的に?調べたわけではないのでよく分からないが、これの問題に引っかかって起動できなくなったソフトがある。

◆ どこかに設定を書いたファイルが作られている筈なのだが、それがどこにどんな名前で格納されているのか?分からない。
しかもそのソフト,Autoexec.batにTEMP=とか色々セットしないといけないと言う、まったくWindows的ソフトではないのだ。

◆ Windows的でないと言えばハードウエアプロテクトキーが付いていて、NT用ドライバがないからNTでは動かないと言うわけ。その他にもバグがいくつもあって、これを使うにはガマンを強いられる。それでいて購入価格は2百万くらいしたのではないだろうか?ひどいCADである。

◆ で、久々にそのソフトを起動しようと思ったらインストール当時とドライブ番号が変わっていて起動できない。再インストールは面倒なのでイヤだし..いや、インストールして動くように設定し直すまでが大変と言うか..ひどいCADである。

◆ Windows側でドライブ番号を振り直せばCAD側はそのままで動く筈,なのだが、これがよく分からない。大体、WIndowsにはろくな説明書が付いてこないではないか。
紙になっているのはインストールマニュアルだけ,オンラインマニュアルもヘルプがある程度で、細かな部分は分からない。

◆ 最近は安物のソフト(特にグラフィック系は)を買ってもすごい分量のマニュアルがあるというのに、全く不親切なものだ。結局リソースキットなどの本を買って調べなくてはならないわけで、OSの格の部分まで説明しろとは言わないが実装されているコマンドに関する説明程度はあってもバチは当たらないと思う。

◆ 電話によるサポートも期限付きとなって久しい。Microsoftに「安く売っているのだから」と言われればそれまで,のような気もするが、サポートケチるとNovellみたいになっちゃう..ような気がする。

◆ そのNovell(本社)だが、人員整理も進んで社屋の一部を賃貸にしている。
社員数の割に広大な建物は、それを貸すことでいくらかでも収入を得ようと言うわけだ。
当然,それまでNovellの1フロアーだったところに他社が入ってくる。で、Novellの社員はそれを知らずに(他社の)フロアーに入ってきたり、PCを使おうとしたり、コピー機を使っていったり,と、フロアーを借りている企業は大変な目にあっているらしい。

◆ PCネットワークと言えば..だったNovellの時代も終わったかな?と言う感じ。
殿様商売は競争相手に弱いという見本のようなもの。Microsoftが無ければ多少は長生きできたかも知れないが..

◆ 時代が終わったと言えばポルシェの日本代理店を勤めたミツワも終わった。
ポルシェの日本法人,ポルシェジャパンの社長が、同社発足直前までミツワの社員だったというのも意味が深い。ミツワはこれまでに販売した車両に関する整備等を継続して引き受けると言うが、新たな商売ネタは探したのだろうか?

◆ ミツワが正規ディーラだった頃,並行輸入をことごとく妨害し続けた同社。まさか正規ディーラでなくなる日が来るとは夢にも思っていなかったのかも知れない。
果たしてミツワは並行輸入をはじめるのだろうか?ちょっと興味もある。



山芋の関係(2/2216 40)

◆ 前回のウナギ実験,mailで頂いた情報を元に山芋を加えて作り直してみた。製法もちょっと変えてみたのだが、ホンモノのウナギを用意していなかったので食べるほどに味が分からなくなってくる。



その後の経過(2/2212 35)

◆ シュアラスターを塗布して3週間が経過した。耐久性に関してはチタン防水に負けている感じ。ついでにフッソ99再テストも開始,ま、これはフッソ99が余っていたから..なのだが。



Intelになる?(2/2200 40)

◆ Intelが開発中のMercedに注目が集まっている。DECの身売りと共に、Intel以外の魅力的CPUメーカが無くなる?と言うのも理由の一つ。RISCコアの開発が牽引してきたワークステーション市場だが、そのRISC 開発にも陰りが出始めている。

◆ ワークステーション市場で強力な力を持っているSUNだが、そのCPU性能(整数演算性能)たるやPentium-IIに大きく水をあけられる結果となっている。実に「RISC CPUで最も低性能なのが、富士通が作るTurbo SPARCだ」と言われるほど遅い。

◆ SUNもNECや日立,東芝などと組めば良かったものを、富士通が足を引っ張る形となった。失速気味のMIPSや、日立との関係が見えてこないHP,自社開発で苦労するならIntelからCPUを買った方がよいのではないか?との考えが浮上してきても不思議ではない。

◆ ではワークステーションにPentiumが乗るのか?と、言われれば即座にNOと答えられる。整数演算性能ではPentium-IIの半分の性能でしかないUltra SPARCプロセッサも、浮動小数点演算性能はPentium-IIの2倍以上あるのだが、浮動小数点演算性能が低すぎる。

◆ 現時点でPentium-II(333MHz)のSPECint95は約12,これはUltraSPARCの2倍にあたるが、DECやHPのRISCプロセッサの7割程度の性能だ。逆に浮動小数点演算性能はDEC(21164)の1/3にも満たないし、遅いと言われるUltarSPARCでもSPECfp95は17(Pentium-IIは約8)である。

◆ Intelの次々期?CPU,MercedはVLIW採用などで、ターゲットをワークステーション市場に向けると言われている。当初はx86命令に関する互換性を放棄するようにも伝えられていたが、マイクロプログラムによるエミュレーションを行う事をIntelはPentium Pro(同-II)で学んだようで、これに関しても搭載される可能性も出てきている。

◆ 命令セット開発にはHPが関わっていて、MercedのアーキテクチャをEPICと名付け1999年の出荷時点では、他のRISCプロセッサのどれよりも高い演算性能になると予測している。おそらく動作周波数は1GHzに近づくか?それを超えるはずで、DECの21264をも超えられると言うのがIntelの言い分だ。

◆ では既存のRISCアーキテクチャはどこに行ってしまうのか?一部は組み込み用途で生き続け(CISCよりCPU単価が安い),或いはゲーム機やワープロなどの市場を狙っていくものと思われている。



分裂?(2/2112 30)

◆ 混迷を極めている次世代携帯電話方式,方式決定にあたっては「全世界で共通使用できる」,「屋内/屋外をシームレスにカバーできる」,「高速伝送路を使用して、加入電話並の通話品質を確保する」事を目標として開発が進められた。しかし、このどれもが挫折の様相だ。共通規格に関しては日米欧でそれぞれ主張が違う。特に国内ではNTTと反NTT勢に分裂し、2方式が誕生する気配が濃厚。

◆ NTTの推進するW-CDMAは基地局間同期を取らずに、同期捕捉は全て端末側に任せる。クロック周波数は4.096MHzだ。一方のWB-cdmaOne方式は基地局間同期によってハンドオーバなどの性能を高め、端末の処理負担軽減による低消費電力化がメリット,クロック周波数は3.6864MHzだ。これによって、2方式の互換性は失われる。

◆ 屋内外での使用に関して、W-CDMAを使用する(と、思われる)グループ内でもTD-CDMA方式を使うなど、互換性に乏しい。なおW-CDMAのデータ伝送速度2Mbpsは公衆網では実現されない。公衆網での伝送速度は386Kbpsだ。

◆ この通信速度に関してNTT DoCoMoでは「高速データ通信の潜在需要はある」としているが、一体何に使おうと言うのか?例えば企業内イントラに接続しようとしても、有線側で384Kbpsを受けるとなると光ファイバーが必要になり、それの設置コスト(含むランニングコスト)を考えると需要は限られるのではないだろうか?

◆ またW-CDMAにしたところで、384Kbpsもの帯域を使用すれば、チャネル不足は目に見えている。現在サービスしている28.8Kbpsのパケット通信サービス同様,「カタログの飾り」としての意味しかない,との見方が多い。

◆ 日本独自方式であるNTTのPDC(TDMA)の最高伝送速度は9600bps,これに対して(事実上の世界標準と言われる)GSM方式は64Kbps(パケット交換で115.2Kbps),IS95も同様である。なぜPDCが高速伝送に向かないか?NTTは音声圧縮を売り物とし、狭帯域伝送技術を盛んに開発してきたためである。(でもモトローラの音声圧縮方式にNTT方式は負けた)狭帯域伝送は帯域の有効利用上のメリットは大きい。が、そればかりに目が行って高速伝送自体を諦めてしまったのもNTTなのである。

◆ この辺りの失敗がW-CDMAの開発につながっているのは言うまでもなく、あくまでも独自方式に固執するのはNTTとしての意地と国内シェアナンバーワン(どんな方式に使用ともユーザはNTTについてくるはず)が支えていると言える。

◆ CDMA方式を普及させたいのは世界中でNTTだけである。これは現在のPDCでのチャネル不足により混雑時間帯には都市部で使いものにならない,事が原因として大きい。NTT以外の事業者は皮肉にも加入者増に悩み,結果としてBusy発生率が少ないというのはISPの世界と同じなのかも知れない。



アキバの様子(2/2103 10)

◆ 昨日は所用で都内へ,ついでにアキバに寄って色々買い物をしてきた。値下がりが激しいのがSD-RAM,最初に買ったときは6万円,次が4.5万円,今日は3.6万円で128MバイトのDIMMが手に入った。どうやらEDOなどより生産量が多いのか?値下がりが激しいようである。

◆ CPUも若干ながら値下がりしていた。お気に入りのAMDK6-200は1.7万円ほど。メインは233MHzに移行しつつあるようで、そちらも2万円ほどだ。これは明らかにMMXより安い。浮動小数点演算はMMXの方が優秀だが、それ以外の用途にはK6のコストパフォーマンスが光る。

◆ ハードディスクは6GBクラスがお手頃な感じ。IDEなら3.6万円,5GBクラスなら2.5万円で手に入る。2GBクラスが2万円弱する事を考えると、5GBあたりがお買い得かも知れない。この値下がりが何を意味するか,おそらく6G超モデルが続々と登場するのではないだろうか?

◆ 現在手に入る一般的モデルだと8GB級,お値段は割高で5万円を超えるが、それでも人気があるようだ。もう一つ,Ultra-ATA/33の次なる規格,/66が来年にも登場するという話し。SCSIは一体どうなってしまうのだろうか?何しろ/66の次はシリアルバスなのだというから。

◆ Intelも次世代チップセットでは/66をサポートすると言うことだし、これにバスマスタ(現在のようなものではなく、もっと安定なヤツね)が加われば、少なくとも瞬間最大転送速度はかなりの水準に達するはずだ。ハードディスクの記録密度も20Gビット/インチの時代と言われているとおり、記録密度の高まりは転送速度向上につながる。これはICの配線ルール細密化で高速動作が得られるのと似ている。

◆ アキバに話を戻そう,バルクと言うほどではない(一応箱入り)が、ISAのサウンドカードが3千円,ビデオカードが4千円で出ていた。このサウンドカード,オーディオアンプがプアで、アンプ付きスピーカを必要とする。フツーの(パッシブ)スピーカで音量を上げると明らかに歪むのだ。

◆ ビデオカードの方は2MのRAMが乗っているが、unix用なのでVGAが映ればそれで良い。

そうそう,今回はタワーケースも仕入れてきたのだが、世の中からATケースが減少している。ATXは豊富に選択できるものの、ATケースは随分少ない。

◆ ATマザーは多くで回っているのに、何故ATケースが少ないのか?電源単体もAT電源は少なくなっている。もしかすると今年中にはATケースが姿を消すかも..予備の電源を買っておいた方が良いかな??



有料放送の行方(2/20)

◆ WOWOWが我が国で初めて行った有料放送,一時期経営難に陥っていたようだが、最近はどうなのだろう?今は有料CS放送チャネル数も増えた。みたいジャンルの放送を選択できるようになるというのは良いことに違いない。

◆ とは言っても我が家では有料BSもCSも見たことがない。TVを見ている時間なんてそう多くあるわけではなく、平日なら朝のニュースと夜のニュース,くらいなもの。
本当の意味で日本がもっと豊かにならないと娯楽産業は発達しないのかも。

◆ NHKは有料放送だが民間局ではない。TV放送自体が立ち上がろうとしていた頃、それを牽引する目的で作られた国営放送局だ。従って、NHKの受信料は税金とも言える。
このNHK税はTVを買ったら支払わなくてはいけない仕組みになっている。TVを買うと言うことでNHKの放送を受信する,事が暗黙的に示され契約が成立するという寸法だ。

◆ しかしNHK税を払わなくても罰せられることはない。これは一方的契約が認められないからだ。
つまり、皆さんがご覧になっているこのページ,「実は有料です」と言って請求書が送られてきたら困るだろう。ま、これと似たような事でNKHz税を払わなくても罰せられない。

◆ NHK税は1件の家ごとにかかるらしい。TV受像器が100台あっても1台でもNHK税は1件分だ。企業などにも課金される。これも1事業所ごとが対象。
私はNHK税を支払っていないから、それがいくらなのか良く知らない。そこでnhk.or.jpに行ってみると、月額料金(地上波+BS)は3,735円(集金の場合)と高価だった。

◆ NHKの料金徴収員は歩合制のアルバイトだ。地上波契約1件いくら,BSだといくら,と言う具合に歩合で報酬が決まり、結構な収入になるらしい。
従ってNHKの料金未払い者リストに載っている我が家には徴収員が目を輝かせてやってくる。
それもかなりしつこい。一応教育だけはされているようで敷地内には入ってこないが、こちらが料金を支払う意志がないこと,支払わない理由を述べても立ち去ろうとはしない。

◆ しつこい徴収員になると、家の周りをうろつき,ドアチャイムを10分おきにならすという嫌がらせに出る。で、NHKに文句の電話を入れると「それは社員ではないので直接管理していない,余りひどいようなら警察に連絡してくれ」と言う。
おそらく問題を起こした徴収員はNHKとの契約が切れるだけなのだろう。

◆ しかしNHKに文句を言うことのメリットもある。NHKの「料金未払い者リスト」の私の名前の横に「注意人物」の赤い文字が書かれるのか?それ以来徴収員は来なくなった。
もちろん文句を言うときも、BS放送のタイムテーブルは地上波と同じではないか?とか、他の有料放送に比較して高いのではないか?など聞いてみたのだが「参考意見として承ります,しかし、現在の放送体系を喜んで頂いているのも事実で御座います」と丁寧に言われた。

◆ では私が何故NHK税を払いたくないか?NHKの功績は認めるが、現代においてその役割は終わっているのではないか?と言うこと。
BS衛星打ち上げ失敗時にも「受信料があるからまた打ち上げます」と平然と言うあたり、受信料支払い者の存在を軽く見過ぎているのではないか?また、NKH社員移籍問題,民放との放送権を巡るトラブル,アナログハイビジョンの失敗,まさに国家事業の悪い面そのままという感じに見える。それに対するささやかな反発だが、皆さんは真似をしてはいけない。何せ違法行為だ。

◆ しかし、そう言う考えの人が増えたのか?NHK税収は伸び悩んでいるらしい。
そこで考えたのがスクランブル化による強制有料放送だ。これならば金を支払わない人には放送そのものを見せなくて良い,と言うわけだ。

◆ しかしこれにも問題があった。CATVなどで配信された場合はどうするのか?緊急放送時はどうするのか?そして、完全有料化でNHK税収は半減してしまうのではないか?スクランブル化にはコストがかかる。それは視聴者にも負担して貰い、デコーダを設置しなければいけない。確かに人気ドラマはあり30%以上の視聴率も稼いではいるが、それだけで月額3,735円を支払う人がどれだけ居るのか?って事を良〜く考えたら、スクランブル化はボツになったそうである。



音を作る(2/19)

◆ 音を作ると言ってもオーディオの話ではない,今から10年も前になろうか?あるイタリアのマフラーメーカの取材記事を読んでいると「マフラーにとって音は重要なファクターだ,排気抵抗や背圧設計は机上で出来ても、こればかりは試作して聞くしかない」と、あった。
なるほど,そうなのかもしれない。キチンと設計された排気管をリプレースすることによって得られる物,それは音なのか。

◆ もともと排気管という物はインテークマニホールドやバルブタイミングと共に設計されるべきであり、安易に太いパイプを付けたからと言ってメリットがあるわけではない。
ただしターボ車の場合にはエキゾースト背圧の殆どがターボチャージャによって作られる関係上、タービン後部のマフラー背圧を下げることでブーストが上がりパワーも上がる。

◆ これがNAになると難しい。太いパイプにすればトルクカーブが高回転寄りになり,いや、高回転で多少良くなるのと引き替えに、低回転時にすごく悪くなる,場合もある。
このイタリアのメーカ製にしても、トルク特性は多少高回転に寄るような設計になっている。
音は,と言えば、いわゆる「乾いた」感じとでも言うのだろうか?ターボ車などに良くある「野太い」とは異質のものだ。

◆ これは単に設計者がその音を好んでいるからに他ならない。
無理を言って(無理が通じれば)野太い音のマフラーを作ってくれ,と言えば作ってくれるかも。

◆ トヨタはドアの閉まる音に高級感を持たせるべく音響解析を熱心に行っている。
例え薄いメッキ鋼板一枚のドアパネルでも、コンピュータ解析によって重厚な音に作り上げられる。一方の日産は排気音のチューニングを、これまたコンピュータ解析を駆使して作ったという。アフターマーケットマフラーが売り上げを伸ばす中,「この排気音は社外品に負けません」と宣伝する。

◆ 作られるのは音ばかりではない。ステアリングフィールもコンピュータ制御によって作られている。トヨタの某車の開発段階で、ドイツのハンドリングテスターを招いて試走して貰ったそうだ。試作車から降り立テスターは開口一番「このステアリングフィール,うまく作ってありますね」と言ったそうである。

◆ トヨタが自信を持って作り上げたステアリングフィールも、ハンドリングテスターにかかれば全てがお見通し,って訳か。制御としては、低速時にはパワーアシスト量を増大させ速度上昇に従ってアシスト量を低下させる。更に、急なステアリング操作時にはアシスト量を若干減らして、あたかもステアリングダンパー(ベンツには付いている)が装備されているような雰囲気を作り出す作戦だ。

◆ アシスト量制御も高速域で車両がリフトする(空力特性が悪い)分を含めた制御を行ったそうだが、テスター氏によれば「ステアリングは重くなるが、リフトによって路面からの情報が伝わってこない」のだとか。確かに旧ソアラでも、国内速度リミッタを超える速度域でステアリングが異常に軽くなることはないものの、路面の情報は伝わってこないしステアリングレスポンスも非常に曖昧になった。

◆ しかしトヨタの設計者はこれに満足したのだという。国内での最高速度は100Km/hであり、一般ユーザはハンドリングテスター並の感覚を持ち合わせているわけではない。
ハンドリングテスターが言った「うまく作って有りますね」の一言に大満足だったのである。



嫌われ者(2/18)

◆ うるさい,臭い,汚い,と、3拍子揃った高公害エンジンの国産ディーゼル。
長野オリンピックでも警備車両の殆どはディーゼルだそうだ。しかも警備車両は一日中エンジンを掛けっぱなし。電力供給や非常時にすぐ発進できるように,と言っているが、始動性に関しては整備の問題,電力供給ならガソリン発電機を積むという手があるのではないあろうか?

◆ このディーゼル排気に関する苦情は長野で始まったわけではない。都内でのVIP護衛からイベント会場まで,警備車両が行く先々で付近の住民などからクレームが殺到するという。
例えば私の家の前で、警備車両が一日中エンジンかけっぱなしで黒煙を吐いていたらやはり文句も言いたくなる。

◆ この苦情対策のために後方(或いは側方)排気から上方排気に切り替え、煙を上に噴き上げる構造に改造した車両もあるらしい。が、数メートルのパイプを付けたところで本質的改善にはならない。当然、警備車両が行くところには必ず苦情が存在する。

◆ そこで燃料添加剤による排ガス浄化を考えた。添加剤の内容はよく分からないが、黒煙は50%も減り、NOxも低減,悪臭もかなり少なくなると言うのが警備側の発表値。
ま、黒煙が半減したところで元々の量が多いから、これで苦情が減るのかな?って感じがしないでもないが..

◆ さて,その添加剤の中身は何だろう?黒煙が減るって事は不完全燃焼が少なくなることを示している。だったらニトロ系の物だろうか?NOxも減るのだから、燃えにくい(燃焼温度が上がりにくい)成分も入っているのだろう,エンジン音低下もこれで説明できる。ニオイが減る,ここがちょっと分からない。
元々何がニオイの元で、どうすればそれが減るのか?が私自身分かっていないからだ。

◆ これだけ効果があるのなら、軽油に混ぜて売ればいいと思うのだが..そうは行かないのだろうか?コスト云々の問題があるのかも知れないが、2輪車の排ガス規制まで行おうとしている位なのだから、高公害ディーゼルにも目を向けて貰いたいところ。
(都市部以外にお住まいの方には申し訳ないが)

◆ そう言えば自動車用品店でも「黒煙減少」をうたったディーゼル用添加剤が売られている。
私自身、今のところディーゼル車に乗るつもりはないので効果の程を確かめるわけにはいかないが、今度見かけたら値段くらいはチェックしてみよう。

◆ 今年は大型SUVのモデルチェンジ年に当たるらしく、ニューモデルが登場している。
で、三菱のCMを見ていたら「シティークルーザー」(だったか?)などと言うコピーが使われていた。そう言えば以前は「シティーオフローダー」なんて言葉もあったように記憶するが、シティーオフローダーとは何のことだ?と問うと「オフロード車には乗りたい,しかし街(シティー)から出ることは滅多にない人達を言う」のだそうだ。

◆ 今年は「オフロード」が禁句らしい。野蛮なイメージで車が売れないのだとか。そこでシティークルーザーなる訳の分からない大型4WD登場となったわけだ。
だってシティークルーザーと聞けば、何となく上品な雰囲気が漂ってジャガーなんかを想像するではないか!それが,いざ目の前にした車がライトトラックで、おまけにディーゼルでガラガラ言っていて、駄目押しにシティーホテルのエントリーに横付けでもしようモンなら石投げるね。  

◆ どんなキャッチコピーを使おうがメーカの勝手なわけで、日産なんかワンボックスカーに「GT」だもん,GT−Rの称号を与えるのも時間の問題だろうか?



アウトドア(2/17)

◆ ナイフによる事件が多発する中,それらに関するアンケートを行ったそうだ。
結果は9%近い中学生はナイフを持っている,その中の数%は携行しているという。
どうも、実際の割合よりかなり低めの数字だとも思えるのだが、皆様はどう思われるだろうか?

◆ ナイフ所持に関する質問の中の回答を見ると「アウトドアーレジャー用」との答えが最も多かったらしい。どうやら学校はアウトドアレジャーの対象のようだ。
この結果を目にしたとき,私は一通のメールを思い出した。

◆ 私がグリルガード(カンガルーバーとも呼ぶ,大型SUVに取り付けられた金属製の棒)不要論を書いたとき、こんなメールが舞い込んできた。

◆ 「私は週末になると野山を走るのが趣味でありストレス解消です。道無きみちを走るときに、グリルガードが無ければ樹木などに接触したときにそれらを折ることが出来ず、車にダメージを与えてしまいます。万が一にもエンジンがかからなくなるようなことがあれば、遭難(=死)にも結びつきます。だから私はグリルガードを付けていますし、町中を走るときは十分注意しているつもりです。ちなみに、グリルガードはメーカ純正品です」

◆ この匿名メール(原文のままではない)を見て思ったのは、自分の山があって羨ましいなあ..だった。まさか他人の所有林や国有山林を大型4WDで踏み荒らすこともないだろう,と思ったのだが、実際にはこれら無断侵入問題が山林管理者を困らせているのだという。
(知人で山林を持っている人がいるのだが、木を切ってはいけない,開発はいけない,と規定された山だそうで、何の役にも立たないばかりか税金だけはしっかり取られると嘆いていた)

◆ グリルガードを正当化したい気持ちは分かるが、このメールの理論には無理がある。
私に言わせればこうだ「私の趣味は日本刀を持つことです,ですから満員電車の中でも肌身離さず携行しています。もちろん、人を刺さないように注意しています」例えは極端かも知れないが、私に言わせれば五十歩百歩だ。

◆ SUVブームの時,メーカはグリルガードに関して「ユーザが欲しがるから」とオプション設定或いは純正装着し、安全性に関しては「確認していない」,「ユーザが装着した物に関しては分からない」と逃げていた。
さすがに最近では、純正装着品もかなりの物が樹脂製(見た目だけ)に変えられている。
これは世論がメーカを動かした,良い例だと思う。

◆ メーカは一方で「安全ボディー」や「安全5点セット」を売り物にしながら、それと相反するグリルガードを売り、「低公害車」を宣伝しながら「高公害ディーゼル」を売っている。
大蔵役人は接待をたかり脱税し,税務署職員も脱税をする。
そんな中で正しく育て,と中学生を教育するのは無理があるのではないだろうか?

◆ 例え「今ちゃんと勉強して、将来大蔵省に入れば甘い汁を吸えるのだから」と教えたところで、過正義感?を持つ、半分純粋な彼らには受け入れられないだろう。
かと言って「あのような大人にならないために勉強するのだ」ってのも説得力がない。何せ大蔵役人はエリート中のエリートなのだから。
教育改革,行政改革,財政改革,言うことは立派だが、やることと言えば駆け引きばかり。
橋本政権持続の裏を返せば、自民党に次期総理候補が不在だから,だと言う。

◆ チビを車に乗せているときに、信号を無視するような車がいるとチビは「何故あの車は信号を無視するのか」と聞く。(何でも聞きたがる年頃だし)それを「悪い大人だから」と説明すると、そこらじゅう「悪い大人」ばかりになり「大人=悪い」になり,「何故オトーさんは大人なのに信号を守るのか」と聞かれる始末...



WSは(2/16)

◆ Pentium以降のプロセッサにおけるメモリバス幅は64ビットだ。これは低速メモリの速度をバス幅でカバーしようとする策なのだが、ではワークステーションはどうやっているのか?

◆ 例えばSunはメモリバス幅を576ビット(Ultra2)としている。CPUバス幅が144ビットと有るのは、L2キャッシュとの接続だろうか?ちなみにL2キャッシュ容量は2Mバイトだ。

◆ バスクロックは100MHz,CPUはその3倍速で動作する模様。バスクロック100MHzはDECの8200シリーズも同様で、こちらはその6.25倍でCPUが動作する。CPUにはL1/L2キャッシュ(16KB/96KB)が内蔵され、L3キャッシュは4MBだ。

◆ メモリに関しては(最大)16 Wayインタリーブを行うから、メモリアクセスに要する時間は1/16近くまで短縮されるはず。メモリインタリーブは(古くは)486時代にも行われ、Pentium Proでもチップセットによっては、これが可能な時期があった。



追試(2/16)

◆ 昨日も書いたとおり、L2キャッシュの効き具合に関する件,こちらでは更に詳細なテストが行われている。多くのベンチマークテストプログラムを、L2を入れたり切ったりしながら測定するのは多くの時間を要しただろう。Webmasterの苦労と意地?が見え隠れするレポートである。

◆ で、私はと言えば別の観点(と言うほど大げさではない)から追試を行ってみた。テストに使用したプログラムはSuper_piである。これはL2の効果を程良く反映するため、このテストには具合がいい。

◆ L2キャッシュの動作速度はCPUによって異なっている。PentiumProではCPUコア速度で動作し、Pentium-IIではCPUコア周波数の半分,Pentiumではマザーボードクロックと同一だ。L2キャッシュ速度が低いと言うことは、メインメモリの速度と余り違わないことを意味し、その効果が薄れるのではないか?と思ったのである。もちろん厳密にはチップセットのキャッシュ参照アルゴリズムにも大きく影響されるわけで、チップセットごとにキャッシュの効き具合なども調べてみたいところではある。

◆ テストの方法は極めて単純,各CPUのL2をEnable/DisableにしてSuper_piを実行しただけ。まずは結果からご覧頂こう。

CPUL2 EnableL2 DisableRatio
K6-20076 Sec94 Sec80%
Pentium-II 33830 Sec43 Sec70%
Pentium Pro 23347 Sec72 Sec65%

◆ K6は66MHzの3倍で動作している。キャッシュクロックは66MHzであり、容量は512Kバイト,Pentium-IIは75MHzの4.5倍で動作しているが、キャッシュクロックは約169MHz,これはマザーボードクロックの2.25倍に当たる。Pentium Proは66MHzの3.5倍動作,キャッシュクロックはCPUと同じ233MHzである。但し容量は256Kバイトしかない。

◆ 実験の結果は予想通りとなった。つまりキャッシュクロックとCPUクロックが開いているほどキャッシュの効果が薄れるのである。ただし、このテストはL2キャッシュが効果を発揮した場合,である。巨大アプリでL2キャッシュ自体の意味が薄れることは前出ページに詳しい。

◆ IntelがPentium ProでL2キャッシュをCPUコア周波数で動かすと言う事を行った。その後歩留まりなどの関係でPentium-IIに移行するわけだが、i-COMPなどのベンチマークテストで効果的結果を残すためには何としてもL2キャッシュクロックを上げなければならなかった訳だ。



朝から雪(2/1512 15)

◆ 約1ヶ月ぶりの降雪,大雪と言うほどではないが、車の上などを見ると2cm程積もっている感じ。余り気温が低くないのか?道路にはまだ積もっていない。

◆ 下に書いたL2キャッシュの件,最近のSocket7用チップセットは実装L2容量によらずキャッシュが効くのはメインメモリ容量64MBまでだ。これはチップセットの中にTAG RAMが内蔵されているからか?

◆ 実際のL2制御がどうなっているのか?知らないが、64MB迄をシステムが使用しそれ以上をユーザプログラムが使うように出来ればシステムコールなどが発生する度にキャッシュが効くような気がする。が、Windowsは空きメモリをディスクキャッシュに使うわけだから内部がどうなっているのか?キャッシュの中身を色分けして表示するソフトがあったら面白いかも(笑)

◆ この64MBのキャッシュ制限付きマザーに乗っている総メモリ量は256Mバイト,つまり全メモリの中の1/4しかL2キャッシュの恩恵にあずかれない訳である。だったらL2をDisableにしても同じなんじゃないの?と考えるわけだが、例え特定の領域でもいくらか速い方が良いかな?ってのが人情ってモンだ。

◆ CPUクロックと同一周波数(つまり200MHzね)でL2キャッシュの動くPentiumProでSuper_piを実行してみると、13万桁計算でL2 Enableが47秒,Disableが72秒と差が開いた。キャッシュ速度がCPUクロックの1/2であるPentium-IIではもう少し差が縮まるかも知れない。さらにマザーボードクロックとキャッシュクロックが同一のSocket7では、この差がもっと少なくなるかも。(PB-SRAMの場合)

◆ 逆にマザーボードクロックを上げて効果が出るのはSocket7だ。キャッシュクロックも上がるから当然というわけ。そう考えると、66MHzの4倍(266MHz)ではメモリ速度が遅すぎて十分なパワーを発揮できない。

◆ CPUメーカはL1 Cache容量増大でパフォーマンスダウンを防いでいるが、速いCPUと遅いメモリの橋渡しは難しいと言うことだ。理想的には速いメインメモリ,なのだが、実験室レベルでやっとサイクル時間4nS(250MHz)のSD-RAMが出来た程度,一方のPB-SRAMも同様にサイクル時間2nS程度らしい。(でも、PB-SRAMは最初のデータ読み出しがDRAMより速い)

◆ 結局の所,CPUクロックの上昇にメモリ速度が追いつけない以上、L2キャッシュは必要となるわけで、安定したL2効果を得たいならば出来るだけ大容量のキャッシュ搭載マザーを選ぶべき,と結論づけておこう。



他人のふんどし?(2/1500 25)

◆ カゼでパワーダウンモード突入のおり、こちらで述べられているネタを題材にしてしまおう..巷で噂されているBXチップセット,実はその後継チップセットの話しもあるようだが、何しろマザーボードクロック100MHzを実現するという,Slot1(2)マザーでは初めてのチップセットである。

◆ ちなみにSocket7勢ではすでに100MHz対応のチップセットが存在する。これらチップセットを作る上で最も問題になるのがクロックスキューだ。同期ロジックにとってクロックに位相差が出来れば正しく動作しないのは火を見るより明らか。そこで、チップ内部のクロックを合わせるテクニックが登場する。

◆ デバイスメーカによっていくつかの技術が発表されているが、チップ内部の遅延時間を合わせるのは意外に難しい。チップ面積が10mm2あれば、周囲の長さは40mmにもなる。そこでクロックをチップ外周上で逆方向に配線したり、逆方向に配線した2本のクロックラインの位相を比較して、位相の進んだ方と遅れた方の中間に設定する,技術もある。

◆ これには可変遅延デバイス(たぶんC-MOSバッファの電源電圧か何かを変えているのだろう)が必要になり、殆どアナログの世界だ。ま、100MHz程度ならそれほど苦労もしないとは思うが、それでも複数のクロックゼネレータを内蔵するくらいはやってくるかも知れない。

◆ チップデザイン以上に面倒なのがマザーボードレイアウトだろう。チップ面積に比較して遥かに大きいマザーボードでは、クロックの遅延もより大きくなる。特にクロックを必要とするPB-SRAMやSD-RAMは大変だろうと思う。

◆ こちらのWebmasterも述べられているが、L2cacheの有効性についての疑問,Pentiumはメモリバス設計が上等とは言えず、メモリアクセスに対するバス占有率が高い。それをいくらかでも軽減しようと言うL2キャッシュなのだが、Neptuneチップセットで実験した結果を一つお知らせしよう。

◆ Neptuneチップセット(L2 cacheはPBではない)で、L2cacheをDisableにするとメインメモリのアクセスタイミングが多少改善されることが分かった。ここで問題になるのがL2を使うべきか?使わないべきか?なのだ。心情的(笑)には、せっかくだから使いたいところ。ただし、メモリタイミングをチューニングしてベンチを取ってみても、L2 EnableとDisableでは大きな差がない..いや、殆ど差が無いという方が正しいだろう。

◆ 結局そのマザーではせっかく付いていた256KバイトのL2CacheはDisableのまま使用されることになった。もっとも、その後はPB-SRAM全盛となり、さすがにL2無しよりは例え256KBでも乗っていた方がパフォーマンスアップには多少なりとも貢献する。(メモリ周りの設計によるところの効果の方がずっと大きいが)

◆ 次に現在主流となりつつあるSD-RAMに関して。Pentium-IIを450MHzで動作させたときに測定したWin bench98 の結果で見ると、EDO-DRAMとSD-RAMのパフォーマンス差は約1%だった。もちろんSD-RAMの方が速かったわけだが、EDOなら比較的自由にアクセスタイミングが設定できるものの、SD-RAMだとクロックに同期してデータが出てくるので設定項目が少ない。従って、マザークロック100MHzに対してSD-RAMが安定に動く保証はない。

◆ なぜベンチマークテストに差が現れなかったか?テストプログラム自体がL2に入りきってしまうのか?その辺りまで追求する時間がなかったのは残念だった。(ちなみにWinBench98は測定が終了するまでに450MHzマシンで数分を要する)



カゼ(2/14)

◆ 先週から風邪気味で、なかなか全快って訳にならなかったのだが..いや、昨日あたりから全快どころか悪化の方向に向かいはじめた。悪寒と発汗を繰り返し、喉は痛い,何故か歯も痛い,関節も痛い,ってわけでボロボロ状態。

◆ 仕方なく今日は医者に行ってきた。感染症には抗生物質って訳で、抗生物質とPLを貰ってきた。今のところはさほど食欲が減退していないのが救いか?全く今年のカゼはしつこい,って感じ。

◆ 気が付いてい見ると今日はバレンタインデーってヤツ,最近は義理チョコ配りも下火のようだが、それが全盛の頃,私の元にも多くの義理チョコがやってきたものだ。これがおいしいチョコなら良いのだが、形がデカい+おいしくない,と来た日にはチョコを食べ尽くすまでに随分な日数を必要とする。

◆ 手作りチョコ,なんてのも頂いたが、これが結構おいしくて「おかわり」したくなった。今年は14日が土曜日で、OLさん達の出費も押さえられたかも。

◆ 出費と言えば最近何かと話題の大蔵役人不祥事だが、どうやら大蔵役人は所得隠しを行っても脱税の罪に問われないらしい。件の野球選手は有罪になっちゃうのに、やっぱ大蔵役人って偉い訳ね。香港あたりでも金持ちは袖の下作戦で課税から免れるというが、それと同じなのだ。

◆ 先週あたりからサウンドカードが不調になった。このSB16は486マシンの時代から使っている年代物。音が出ようとした瞬間にWindowsが固まってしまう。こう言うときにはコネクタ部の掃除,で、ISAスロットとエッジコネクタをアルコールで拭いた。

◆ 今のところは症状が出なくなっているから、これで直ったかな?このPCはPentium Proなのだが、このCPUも終わってるね。200MHz以上のデバイスは出てこないし、デバイス価格も下がらない。ま、Pentium-IIが出てくるまでの間Pentiumの(一応)上位デバイスとして活躍したわけだが..

◆ 今となってはSocket7にもパフォーマンスで抜かれた感じだし、Pentium-IIも今月中には350MHz/400MHz版が出て来るという。BXチップセットは4月か?5月頃という話だけれど、LXチップセットのままマザークロック(無理矢理)100MHzのマザーも登場している。



デジカメ(2/13)

◆ 各社から100万画素クラスのデジカメが発売されている。
それも数年前とは大違い,10万円前後で買えるものが多い。が、100万画素クラスとなるとレンズ性能も問題になってくる。フィルムに比較してCCDは撮像部の面積が小さいから、レンズ自体の性能が見えてきてしまうわけだ。

◆ じゃあ35mmフィルムより6×7の方が良いと言われるのはその為か?と聞かれると何とも言えない。35mmも6×7もレンズにとって見れば十分大きな面積だと思うのだが。
この辺りは写真理論に詳しい方がこちらにでも書き込んでくれるかも。

◆ 実は新しいデジカメがちょっと欲しくなっている。
DC20も随分使ったし、コイツは近くに寄れないのが難点。LCDも付いていないから、簡易マクロ(別名,虫眼鏡)作戦も難しい。
用途はホームページ作りだから、解像度はさほど要らない,が、解像度に見合った写りをして欲しいとは思う。

◆ せっかくのデジカメだから軽量&コンパクトも求めたい。
高解像度+ズーム付き,の魅力もあるが、Yシャツのポケットに入る程度の大きさでないと気軽に持ち歩く気になれないし、気軽に持ち歩けないと「買ってもなあ..」って気になる。

◆ ちょっと前まではソニーのサイバーショットってヤツが欲しかったのだが、お値段高め+電池保たない+ピント甘い,ってわけで見送っていた。
今注目?しているのは、松下の小型のヤツ,とにかく小さい。シャープのも東芝のも小さいが、松下のは何となくカメラっぽい?感じがする。

◆ 小型デジカメのラインナップを見ると、ハンディーVTRを製造しているメーカが強いような気がする。やはり小型化に関するノウハウを持っていると言うことだろうか?逆に画質などの点では光学機器メーカが有利なようだ。この辺り、どの部分にコストをかけるのか?が分かれ目となる。

◆ 寿命末期には投げ売り状態となった(初代か?)NECのデジカメ,定価は7〜8万したのかな?それが1万円台で売られている光景に驚いたものだが、画質的には「一応写る」くらい。
「(これでも)写るんです」って名前使えば良かったのに。

◆ 例え200万画素でも300万画素でも、銀塩カメラの解像度には及ばない。
画面で見る分にはキレイだが、紙焼きするほどの解像度がないのが現状(報道写真では使われている)だ。逆に画面で見るのに1024x768じゃあ大きすぎるような気がする。

◆ 100万画素級デジカメの圧縮保存された画像を、PCで展開後縮小することによってブロックノイズは目立たなくなるが、だったらキッチリ写る25万画素でも良いような気がするのだが,実際には100万画素の絵を1/4に縮小した方が綺麗だ。
おそらく25万画素はそれなりに,100万画素なら100万画素なりの光学系や処理系を使用している為だろう。

◆ これはモロにコストに響くのだが、A/Dコンバータの分解能が(せめて)10ビットくらいになったらなあ..と思う。
多少露出が狂っても、後から補正できる意味は大きいと思う。現状の8ビット分解能では256階調しかないから辛い。



電話(2/12)

◆ NTTの市内通話5分/10円のサービスが始まるようだ。これに関しては「東京電話つぶし」ではないか?とか、全国サービスでないのは不適当,などと反対意見もあったようだ。
しかし、それを言うなら今でも全国均一料金ではない。基本料金は都市部(加入者数が多い)ほど高く設定されている。電気料金だって地域(会社)によって違う。

◆ JRだって私鉄と平行して走っているところの料金は安いわけで、電話料金に地域格差があっても不思議ではないと思う。例えば東京の電話料金5分10円で、埼玉が3分10円だったとする。
東京のベッドタウンとしての埼玉が電話料商売になると感じる事業者がいれば、4分10円でサービスをはじめるかも知れない。

◆ 当然NTTはそれに対抗して値段を下げるだろう。自由競争ってのはそう言うモンだ。
東京電話が一歩進んで、完全独自網によって10分10円にしたらNTTだって対抗策を考えるはず。
現時点でのNTTの営業は「LCR外し」に燃えている。104(番号案内)の完全外注化で生まれる余剰人員は、ほとんどが営業に回されるらしい。(オバサンばかりだそうだ)

◆ テレホーダイを使用していない人で、市外通話料金が多い人にお勧めなのが、NTT系列会社のカードで電話料金を支払う方式。手数料も不要で、市外通話料金3千円以下の場合で16%引き,それ以上だと2割引になる。ただし、テレホーダイやエリアプラスなどを使うことが出来なくなってしまう。

◆ 東京電話の場合には「純粋に安い」訳だが、NTTのサービスは基本料金がかかったりサービス契約を重複できないなどのウラがあってややこしい。

◆ 無線電話の加入者数は、順調に伸びて携帯が2874万加入,PHSが699万加入だ。
PHSは加入者数が伸び悩んでいる,と言うか、解約者数が加入者数を上回る現象が続いている。
どうやら昨年夏辺りに無理矢理?加入させた、6ヶ月縛り付きのユーザが解約している模様。
新規加入者はさほど減っていないらしいが、解約者数の多さに事業者は泣いている。

◆ 事業者別で見ると..って書くのが面倒だからこちらを見ていただきたい。
携帯電話市場を独占する勢いなのがDoCoMoグループだ。一昨年末のDoCoMo比率は50%であったのに対し、昨年の新規加入者の66%はDoCoMoを選択している。

◆ 昨年の加入者増加数,携帯が900万プラス,PHSが200万プラス,だ。
携帯電話の買い換え需要も含めると、携帯だけで1ヶ月辺り100万台も売れている。今の世の中でこれほど売れる商品は他にないかも知れない。

◆ アメリカのデータで見て、パソコンに関しては世帯普及率が40%を超えると頭打ちになると言う。Faxはもっと低くて、10%を超えた辺りで普及率が鈍っている。
VTRは普及率90%に達しようとしているが、それでも売れている。携帯電話も普及率40%でまだ上昇基調だ。

◆ 携帯電話やPHSの普及に伴って基地局建設も盛んに行われる。
神奈川の某学校では、学校周辺のCSを撤去させたらしい。何でも、電磁波公害に児童をさらすわけにはいかない,からだそうだ。
ものを教える立場の人間が、よくもこんな無知をさらけ出すような事をしたモンだ。

◆ 自由空間では、電界強度が距離の自乗に反比例して弱まる事くらい教師なら知っていて貰いたいところ。CSから200mも離れれば、TV放送の電波より電界強度は弱くなる。
学校をシールド構造にするとか、制服にアルミフォイルでも巻き付けない限り電磁波から逃れることは出来ないのだ。
生徒にはシールドスーツを,教師には防弾チョッキを,ってのが流行る..わけないか。



季節を先取り(2/1118 50)

◆ どうたら私の体内時計はいち早く春を感じている様子である。やたらウキウキして裸で外を駆け回ったり,したら危険この上ない感じだが、こんな事は頼まれたってやらないのは当然のこと。

◆ 季節の変わり目を感じているのは「腰」なのだ。春先と秋口に腰痛に見舞われるのは昨年から経験している。啓蟄(けいちつ,虫が活動を開始する頃)ってのがあるが、虫も人間も,いや私が虫と同じ様な感覚って事か?

◆ そして早くも始まろうとしているのが花粉症,幸いにして私は花粉症ではない。が、コイツは突然やってくるらしい。花粉症だからと言って(花粉の多い)山に行ってもさほど症状が悪化しないばかりか、全く症状のでない人もいると聞く。

◆ 一説によるとディーゼル排気の黒煙が触媒になって云々,とも言われていてこちらのWebmasterもお怒りだ。花粉症でなくても黒煙もうもうと悪臭には耐え難いものがある。2番目に悪いのはエンジンメーカだが、最も悪いのは国だ。ガソリンエンジンや単車の排ガス規制も強化される中、ディーゼルだけは治外法権って訳。

◆ 規制が出来ないなら軽油とガソリンにかかっている税金を同じにしてしまえばいい。原価にさほど違いがないはずだから、税金が同じなら小売価格にもさほど差はでないだろう。都市部のディーゼルほど迷惑なものはない。(交通量の少ない地方では、PIMやNOxは自然分解すると言われている)

◆ ディーゼルと言えば大型SUVだが、昨日だったか?の新聞に大型SUVが単独横転して死傷事故になった,と言う話題が載っていた。若者の乗るそれは、急ハンドルと共にゴロンと横転したとか。アレは乗用車じゃなくトラックの一種(米ではライトトラックに分類)なんだから、トラック的運転を心がけないといけない。

◆ 横転と言えばメルセデスのAクラス,どうやら改良が進んだようで、無理矢理横転させようと努力してもひっくり返らなくなったらしい。車高を下げたのが効いたか?横方向グリップ力の弱いタイヤが功を奏したか?年内には国内でも見られるようになるかも。

◆ もう一つ横転で発売が延期された車がある。メルセデスとスウォッチのSMHによる共同事業で生まれた「スマート」だ。さすがメルセデスの小型車,コイツも横転したらしい。見た感じはAクラスより不安定そうな感じで、サイズ的にはK自動車くらいだろうか?(全長はもっと短いかも)

◆ エンジンは600ccで、これもK自動車と同じくらい。欧州では小型車がブームという事もあって,しかもメルセデスとSMHの共同事業だゼって訳で前評判は高かったのだが..Aクラスにしろスマートにしろ、設計時点から電気自動車化も考慮してあると書くメディアもあるが、横転問題対策に金がかかって電気どころじゃないかも。



やっと..(2/1111 05)

◆ リンク先サイトの更新時間取得,やっと動くようになった。(ダメなところもあるけど)サーバから情報が得られない場合は、HTML文書の中の「最終更新日..」とかの文字列から更新日時を頂く(自己申告値ね)のだが、明確にこれが書いてないページだとちょっとおかしな値になっている。

◆ これはたまにチェックしていないと、ページ構成が変わったり,で、時間取得が出来なくなる可能性もある。トップページにSSIで出してくれているところは良いんだけどね。リンク先サイトの皆様,ご自分のページの更新時間が不審な時はご一報を!

◆ この点に関しては調査を重ねながら?直していきますのでご容赦を。リンクページを別サーバに移動したのは、情報取得ルーチンが結構CPUパワーを食うから。フツーのプロバイダのサーバ内に設置したら怒られるかも知れない(笑)だいたいcronを許可しているところは少ないかも。



うまく行かない(2/10)

◆ ちょっとしたイタズラをしてみたのだが..他人のサイトの他人のファイルの情報ってのはなかなかうまく得られないモンだ。ま、今週中には何とかしよう,と言って、何ともならなかったりして。デバッグ中の画面をどうしても,ご覧になりたい方はこちら。



早春の..(2/10)

◆ 早春の何とか♪って南さおり(歳がばれる)って歌があったような,無いような話は置いといて,その日はほんの少しだけ温かいような、春の霞んだ空気が残っているような山道を走っていたのでありました。もちろんマラソンしていたわけではなく、車で,です。

◆ 日も暮れて街灯も無いような、でも一応舗装だけはされている山道。山中湖(富士五個の一つ)から帰ってくる途中に、その事件?は起こったのです。
カーブが連続して見通しも悪く、道の片側は崖,反対側は谷になっているような典型的な所。
ヘッドライトに照らされるのは、はげかかった路肩を示すペイントとたまに現れる落石注意の標識,昼間ならば景色も美しいに違いない所なのですが、残念ながら今は夜。

◆ しばらく走ると、何件かの家明かりが見え,そこを通り過ぎると闇に吸い込まれるかのごとき山道になり、そして下界の明かりを見渡せる..繰り返し単調に繰り返される景色に少々飽き気味なのでありました。

◆ さほどスピードも出さず,もちろんコーナでタイヤがスキール音を発するような事もせず,家路を急いでいると、ヘッドライトに映し出されるのは人影の様子。
へえ〜,こんな所に住んでいるんじゃ家に帰るのも大変なんだろうな..と、思って近づいていく..筈が、一向に近くに行けないのです。

◆ って話になってくると、その人影は若い女性で白い服を着ている,に決まっている訳なんですが、そんな話じゃなくて,いえいえ、人影はタダの錯覚で、どうやら後ろから走ってくる車のライトがカーブ越しに山を照らしているようなのです。

◆ 後ろから車が近づいてきているならヘッドライトの一つも見えて良さそうなもの,所が、それが見えたのはだいぶ走ってからでした。丁度北海道で対向車のライトが見えてからすれ違うまでに随分時間がかかるように,そんな感じなのでした。
それでも車が追いついてくるわけですから、その車は私の車よりも速く走っているという事。

◆ やがてその車は私に追いつきました。どうやらその車のドライバーは山道愛好協会の会員さんらしく、ボーボー唸るマフラーとやたら硬めのサスペンションを装備しているご様子。
固いサスペンションのためか?取り付けに難アリのフォグランプが、車の姿勢変化とは非同期に照らす方向をランダムに変えているのです。

◆ 私はと言えば山道愛好協会さんと付き合う気には,いえ、その時は..ですが,なれなくて、さっさと広いところを見つけて左に寄ったのでした。
山道愛好協会さんの乗るランサーは、私を追い越していくとライトをハイビームにしてボーボー唸りながらアッという間に姿を..消さない。

◆ どうやら余り速く走っていない様子なのです。せっかく人が左に避けたのだから,それに取り付け具合の宜しくないフォグランプで照射されたのに,ランサーは安全速度で私の前を走っているのです。

◆ 「もしかしたらランサーのドライバーは眠いのかも知れない」,親切な私はそう思いました。
単調な山道の連続で,しかも安全運転に徹していれば眠気がおそってきても無理ない話し。
ランサーのドライバーを眠らせてはいけない,私の中の正義感がそう叫んだような,気がしました。そこで、親切心から..そう、ここを強調せねばいけませんが..ランサーに少し近づいてみました。

◆ するとどうでしょう!ランサーはその時を待ちかまえていたように、おそらく2段ほどシフトダウンを行い,ボーボーマフラーからはちょっとだけ黒い煙を吐きながらも野太い音と共に加速体勢に移行したのです。
これで初期の目標は達せられました。ランサーのドライバーの眠気は吹き飛んだ筈です。でも,もしかしたらまた眠くなっちゃうかも,知れないので、一応後を付いて付き合うことにしました。

◆ ランサーは、明らかにサスペンションが固く,少し砂利が浮いた程度の路面でもリアを振り出しています。その度にブレーキランプがチカチカするのは,テールスライドが恐くて思わずブレーキを踏んでしまう,なんて事は山道愛好協会さんには似合わないので、たぶんブレーキランプかスイッチの配線がどこかでショートしかかっているのでしょう。

◆ 私の方はと言えばトランスミッションはセカンドにホールドしたまま,回転数は3千から6千辺りまで使っています。それでもランサーに追いついてしまうので、面倒だから抜いちゃおうかな?などと考えながら、路幅が広くなるところを探していたわけです。

◆ 所が、道が広くなって直線になるとランサー君もガンバるので,これならいいか,と付いていくとコーナでは非常に安全運転に豹変するわけです。そんなことを繰り返しながら、ランサー追いにも飽き始めたとき,ランサーは別の道へ..いや、道無き道を目指して..あ、でもそこにはガードレールがあるんだよ,と私が叫んだ,のは心の中だけですけど、何故かコーナ内側のガードレールに挟まってしまったのでした。

◆ どうやらコーナでテールを振り出したままトッ散らかって、そのままガードレールを非常ブレーキ代わりに使ったご様子。固いサスペンションとは言え、ブレーキングしながらだとノーズダイブしてガードレースの下にボンネットを突っ込んだんですね。
そう、塀の隙間から飼い犬が鼻先を突き出すような,そんな光景なのでした。



エアコン(2/9)

◆ 居間に設置してあるエアコン,ファンのバランスが悪くて低級騒音を発している。
昨日はガタガタビリビリ音にガマンが出来なくなり、ファンの様子を見てみることにした。
ファン(と、便宜上呼ぶがシロッコファンの軸方向にすごく長いヤツ)は金属製だった。
樹脂製だと強度が出ないのだろうか?おかけでかなりの重量物。

◆ 手で回してみると軸受けのガタは無さそうだ。が、目で見て分かるほどブレて回っている。
金属製の物だから手で押したくらいでは歪まない。ブレていると言っても中心軸が曲がっているわけではなく、ハネの部分の真円度が低いわけだ。

◆ 一応?端の方にはバランサのつもりか?銅箔のテープが張り付いてはいるが、その程度のアンバランスでは無い様子。
まるで携帯電話の「ぶるぶる」みたいに振動してくれる。

◆ その振動がカバーに伝わるわけだが、カバーはたった3本のネジで止まっているだけ。
上部はプラスチックのはめ込み式で、側面にはそれも無い。内部も熱交換機がはめ込み式。
ファンの軸受けやモータ部分もはめ込み式。その熱交換機は三菱製に比較するとかなり小さい。
熱交換効率を上げたから..かも知れないが、実はコストダウンが目的のような気もする。

◆ 小型熱交換機はフィンのピッチが狭い。ここにたっぷりホコリが付着していた。
フィルタは当然付いているのだが、そこを通過したホコリがピッチの狭い熱交換機に溜まるというわけ。ここを掃除機とブラシでキレイにするのは非常に手間だった。

◆ もちろん熱交換機を掃除したからと言って振動が収まるわけではない。
ファンそのものを交換するか?エアコン本体を捨ててしまう以外に直す方法は無さそうである。
前回室外機を修理したときに振動に関して聞いてみたのだが、出張修理費込みで1〜2万円とのこと。この修理に2万円をかけたとすると、すでに修理価格が購入価格の5割に近づこうとしている。

◆ やはり安物はダメなのか..買ったときは高かった三菱重工製,こちらは台所に着けてあるのだが、引っ越しを経験している為もあって冷暖房能力には陰りが見え始めている。
ま、10年以上使っているから仕方ないかも。それこそ外して高圧洗浄機でキレイにすれば若干の能力改善になるかも知れない。が、外すことによってガスがまた抜けるんだろうな..

◆ 今年の夏が冷夏で、売れ残りエアコンが安売りでもされていたら買い換えても良い頃なのかも知れないが、完全に壊れているわけでもなくて一応冷暖房とも動作するからなかなかその気にもなれないって訳。

◆ それでなくても今年は(確か)Vitaの車検だ。
整備費用などは大したこと無いが、税金の類は結構取られる。だいたい自動車税だけにしたって毎月(換算)1万円以上払っている計算。(2台で)税金も有効に使われているのなら文句も(少ししか)言わないが、天下り連中のフトコロを肥やすだけ,ってんだからイヤになる。

◆ 道路を造るためには色々材料が必要なわけだが、この材料には「認定」と言う基準があるそうだ。例え同じ材料でも、認定ステッカーが張り付けてあると値段は数倍にもなるらしい。
この認定ステッカーを売っているのが、悪評高き天下り連中の法人だ。

◆ で、道路の設計から建築まで、全てがこの調子だから金なんかいくらあっても足りなくなっちゃう。
景気対策で公共事業..って話しも出ているようだが、そうでもしないと大手ゼネコンが倒産して献金元が無くなって,政党運営がうまく行かなくなる。って訳だ。

◆ 公共事業費のうち、純粋に民間に支払われるのは半額程度らしい。後の半分は「丸投げ」会社に取られてしまい、その会社の経営者は役人のなれの果て。

◆ こちらも更新しました。



(2/814 20)

◆ 夜半から明け方まで降った雨で多少ホコリっぽさが無くなったかな?と思っていたら、昼からはすごい風が吹きはじめた。気温自体はさほど低くないと思うが、この強風で体感的には寒い。

◆ 先週からのホコリまみれ+昨晩の雨で車はGateWay-2000のミクロ柄(笑)濡れ雑巾で一通り泥を拭って来たが、この風だから明日までにはほこりが積もることだろう。

◆ 近所の幼稚園に模型の汽車が設置?されていた。全幅50cm程度のアレだ。園庭一周,結構長いオーバルコース状に線路が敷かれ、もしかすると今日あたりは汽車が走っているかも知れない。ちょっと見に行ってみたい気もするのだが..何せこの強風。園庭に巻き上がる砂埃を予想すると積極的に出掛けて行く気分にはなれない感じ。

◆ どこかの模型SL好きの人が設置しているのか?まさか模型の汽車を走らせる業者があるとも考えにくい..だって、業者が設置するなら費用がかかるわけで、幼稚園がそれを負担する,理由も無いような気がする。



熱で消える(2/800 30)

◆ ハードディスクが熱に弱いというのは経験的に知っている方も多いと思う。
記録密度の向上や速度の向上でデバイスの発熱は増え、高回転化やシーク速度の上昇でアクチュエータ系の発熱も増えている。
しかも大きさと言えば3.5インチのハーフハイトが一般的だから、筐体の温度上昇は避けられないと言うわけ。

◆ それでもデバイスの低消費電力化などで、ハイエンドと称される物以外では「触れないほど」熱くはならないようであるが..記憶媒体の温度が上昇すると熱磁気緩和現象ってヤツが起きてデータが消える。
これがどの位の温度で起こるのか?は、磁気媒体の性質などにもよるようだ。

◆ 記録密度の向上も顕著で、IBMはいち早く10Gビット/平方インチを超えた。記録密度の限界云々と言われながらも、これは年々向上している。
そして最近また注目されているのが垂直磁化方式だ。これによって記録密度は20Gバイト/平方インチにまで向上するというから凄い。

◆ 垂直磁化記録を採用すると熱磁気緩和現象からも解放されるらしいから、ヘッドの製造及び制御コスト次第では、意外に早く実用化されるかも知れない。
垂直磁化記録を採用してトラック間ピッチを狭くすると、サーボ精度も問題になってくる。
磁気面に記録されたサーボ用信号にさえ誤り訂正符号が必要になるのではないか?との考えもあるくらいだ。

◆ 媒体に関しては、温度係数が低く平滑度が高く低雑音の物でないといけない。
ここでシリコンウエハーを使ってはどうか?との研究もされているようだ,が、それだとコストが上がってしまうかも。

◆ これとは逆にガラス基板上にLSIを形成する技術も開発されている。
用途はLCDだ。LCD用のガラス裏面に直接LSIを形成して、小型高精度低価格化を進めようと言うわけだ。

◆ IntelのGordonMoore氏によれが、マイクロプロセッサ性能は1.5年で2倍の性能になる,いわゆるMooreの法則なのだが、実はMoore氏自身が97年にはプロセッサ性能向上が飽和してきた感がある,事を認めていた。
しかし、それでも「2年で2倍の性能」は超える進化ぶりで、IBMが1GHz動作のプロセッサをデモしたことは最近のニュースだ。

◆ IBMのプロセッサは動作周波数こそ高いが、集積トランジスタ数は100万余りでありPowerPCのサブセット命令セットという事だ。プロセスルールは0.15μらしい。
一方のIntelは年内にもPentium-II/450MHz版を出荷するとしている。こちらは3命令同時発行と32KバイトのL1キャッシュ,750万個のトランジスタを集積するシロモノだ。

◆ Socket7勢ではAMDが400MHz版を年内にも..と言う話が聞こえてくるが、ここの所のAMD人気の高まり(メーカ製PCが採用するようになった)で生産ラインは混乱しているという。
アフターマーケット向けデバイスならともかく、PCメーカに採用されるとなると安定供給は死守しなければいけない。

◆ AMDは歩留まりと生産能力がマーケット需要に追いつけない傾向が続いているという。
と思えば、ナショセミとインテルのクロスライセンス契約でナショセミがスロット1互換CPU製造に乗り出すのでは?ってな話しもある。



ちょっと回復(2/716 00)

◆ カゼによる体調不良は、昨日よりは回復している。が、スッキリって訳じゃなくて、このまま今日も明日もダラダラって感じだろうか?妻もカゼで朝寝をしているものだから、私がチビに餌を与える..って、カップラーメンなんだけどね。

◆ 今日は天気予報通り午前中にのぞいていた晴れ間も、この時間には薄雲に覆われはじめた。ちょっと雨でも降ってくれれば湿度が上がって助かる。道路を挟んだ向かい側の家の解体作業が進んでいることもあり、そこらじゅうホコリっぽい。

◆ 関東地方に(最初の)大雪が降ってから1ヶ月あまりになろうとしているのに、日陰部分には真っ黒に汚れた雪の固まりなどが残っている。気象庁の言う「暖冬」は当たらなかったようで1月の平均気温は平年並みだとか。

◆ 横浜市では市のOB(と言うのか?)に無料のバス券を配っていたらしい。財政難のおり、それを廃止して億単位の金が節約できると新聞にあった。同じく地方欄に昨今の中高生ナイフ所持問題,持ち物検査肯定派は全体の40%だそうだ。私立の学校では検査比率が高いと言われるが、公立校ではそれが低い。

◆ 所持品検査の是非に関してこちらにも意見があるが、所持品検査を行わなくてはならないこと自体を改善しなければ意味無いこと。所持品検査を行ったところで「密輸」すれば誤魔化せる訳だし、バタフライナイフ程度なら足首にテープで巻き付けたって持ち込むことは出来るだろう。

◆ 所持品検査と言うほどでもないが、航空機に搭乗の際にはチェックを受ける。校門にも金属探知器や透視装置を設置する時代がやってくるのだろうか?最近の子供達はナイフを(正当な目的で)使うと言う事がない。例えばキャンプに行ったり、工作を行う際にも「危ないから」とナイフを触らせなかったりする。

◆ 従って子供達は「ナイフ=危ない」と言う概念はあってもどの程度危ないのか?の認識に欠けるのでは無かろうか?ナイフや彫刻刀で怪我の一つでもすれば、それを他人に向ける事の危険性も認識できるのではないかと思う。

◆ 新聞の記事で面白かった?のは、某学校で生徒に指導を行う際に生徒から「大蔵省の役人だって悪いことをしているのに、些細なことで注意するな」と文句が出たそうだ。これは「風が吹くと桶屋が儲かる」の話くらい論点がかけ離れてはいるが、小中学生にそれをくどくど説明しても説得力はない。「国が悪いのだから、国民も悪くて当然」と短絡的に考えられても、誰が明確に否定できるのか?大蔵役人や税務署員ですら脱税するとなれば、脱税する方ではなくて税法の方が悪いんじゃないの?って思う中学生が居たとしても不思議ではない。



銀行(2/700 30)

◆ だれでも銀行と無縁と言うことはないだろう,ま、最近は郵便局へのシフトも進んでいるようだが、かく言う私も住宅ローンは銀行で組んでいる。そのローンに関して、最近銀行ともめた。

◆ どうやら銀行の貸し出し部門が別部署になるとか?管理が変わるとかで、新たな書類が必要なのだという。銀行員が私の所に書類を(役所で)取ってきてくれと頼みに来たのだ。で、理由を聞くと上記のこと。「そんなの銀行の都合なのだから銀行で勝手にやってくれ,委任状が必要なら、それを書くことに関しては考えないでもない」と私は銀行員に言った。

◆ 銀行員は「それでは書類は私が役所に行って来ます,その代わり印紙代は出していただけますでしょうか?」と言うから、それは断った。例え数百円かも知れないが、あくまでも書類が必要なのは銀行サイドであってこちらには関係のない話し。赤十字に寄付するカネは惜しくないが、訳の分からない金は使いたくない。

◆ 銀行員は多いに困った様子,これはベテラン行員だと「では今回は私のポケットマネーで..」と、事を収めるのだが新米行員は自腹を切るのは許せないといった風。ま、余りもめても可哀想なので数百円を私が負担すると言うことで納得してやった。

◆ 何日かして銀行員が現れた。書類の費用を払ってくれと言ってきたのだが、請求書の内容を見ると銀行は代行業者(司法書士みたいなもの)に頼んだ様子。請求書には私の知らない請求元の名前が入っている。そして当然ながら業者の手数料は印紙代よりも高い。

◆ 私は「印紙代を払うから銀行が領収証を切ってくれ」と言った。行員は「それでは困る,代行業者の手数料も含めて、代行業者の口座に振り込んでくれ」と言う。温厚な私?もここまで言われると少々腹が立つ。勝手に代行業者に頼んで、その手数料まで押しつけるとは許せない話だ。こんな事がまかり通れば、代行業者はボロ儲けではないか。新米銀行員には「良く上司と相談するように」言い聞かせてお引き取り願った。

◆ いや、銀行員に噛みつくのは私としては珍しいこと。ちょっとした臨時収入(稿料とか)が口座に振り込まれてくると、銀行の担当者はめざとくそれを見つけて定期にしろと言う。「使う予定があるから1ヶ月したら自動解約してくれ」と頼んでおいても自動解約ではなく自動継続にされてしまう。それでも「行員の成績になるから」と思って、定期にしたこともあった。

◆ 住宅ローンを借りるときも銀行は「頭金の分まで融資するから、今あるカネを定期に入れてくれ」と言う。これだって渋々付き合ってあげた。(その後繰り上げ返済したのは言うまでもないが)こうして銀行に甘い私だったのだが、昨今の銀行不祥事を見るに至って「銀行を甘やかしてはいけない」と思うようになった。

◆ 庶民から集めた金は総会屋に回るのが関の山。困っている人には金を貸さず、カネが余っているところに無理矢理融資するという,非健全経営の代表みたいな所だ。評判の悪いこの銀行,銀行コード[0001]と言えば分かるだろうが、行員ですら「ウチの銀行は大丈夫ですかねえ」なんて言っている。

◆ 聞くところによると、世間の評判悪化で個人預金が大幅減少とのこと。だからと言って倒産することもないとは思うが、金融自由化によって弱体化した銀行はサービス面でも他に劣るようになるのは想像に難くない。

◆ 先週チビからうつされたのか?どうやら流行の最先端を行くインフルエンザってヤツにクラッキングされた模様。何度も不正侵入を試みる細菌にセキュリティ強化とパケットフィルタリングで対抗してきたが、

私の管理しない「クシャミプロセス」と「発熱プロセス」と「喉痛プロセス」がCPUパワーを食っている。

◆ 平日はシングルユーザモードに落ちるわけにはいかないので、不正プロセスが増殖しないようにするのが精一杯だったが、今日はシングルユーザモードに落として少し身体を休めてみよう..



(2/6)

◆ 古くから人は時間を超えて移動できないか,と考えた。
ドラえもんもタイムマシンに乗って22世紀からやってきた。バックトゥーザフューチャーって映画もあったっけ。

◆ ワープ航法なんてのも、時間を圧縮してしまうのか?4次元と呼ばれる世界に入ることなのか?4次元とは一体なんだ?3次元が3つの直交する軸だとして、それにもう一つの軸を直交させたのが4次元??3次元世界に住む我々には理解しがたい話であるが、こんな例えがある。
(話の設定に無理があるところを突っ込まないように)

◆ 1次元君が線上を歩いていた。ここで言う線とは、数学のそれと同じ。幅も厚みもない1次元の世界なのだ。
1次元君が歩いていると、そこに透明な壁が立ちはだかった。1次元君が壁を超えられずに立ちすくんでいると、後ろから2次元君が近づいてきた。

◆ 「やあ,1次元君じゃないか,そんなところで何してるんだい?」と2次元君が問うから、「この壁をこえられないんだ」と一次元君は言う。
すると二次元君はさっと1次元君も前から消えたかと思うと、壁の向こう側を歩き始めている。
1次元君は驚いた。だって2次元君が消えたんだゼ!

◆ 2次元君は振り向きながら1次元君に言った,「横に避ければ良いんだよ」もちろん1次元君は「横」と言う言葉も「よける」と言う言葉も知らなかった。
2次元君がしばらく歩いて行くと、そこには無限につながった壁が立ちはだかった。
壁伝いに歩いても歩いても..更に壁は続いている。

◆ そんな2次元君の後ろから3次元君がやってきた。「やあ,2次元君じゃないか,こんな所で何を困っているのかな?」2次元君は壁があって向こう側に行けない,と言った。
3次元君はそんな2次元君に「上れば?」と一言いって、2次元君の前から消えた。
2次元君は驚いた。だって3次元君が消えちまったんだゼ!

◆ 2次元君の驚きをよそに,3次元君は壁を乗り越えて向こう側に行った。
壁の向こうに突然現れた3次元君の姿を見て、2次元君はまたブッたまげたのだった。
3次元君がしばらく歩いていると、壁に行き着いた。上っても上っても無限に続くような壁。
「まるでガラス瓶の中にいるようだ」と,3次元君はつぶやいた。

◆ そんな姿を4次元君が見ていた。「3次元君,なにを困った顔をしてるんだい?」4次元君が問いかけた。3次元君は、壁の向こうに行けなくて困っている,と説明した。
困っている3次元君の前から4次元君が消えた!,と思った瞬間、壁の向こうを歩いている4次元君が見えた。

◆ 人間は「もしかしたら時間旅行が出来るかも知れない」と、思っていた。でも最近では「そんなことは出来そうにないな」と思うようになってくる。
タイムマシン肯定派の人達は、ブラックホールを使えば時間を超えて移動できるに違いない,と言う。

◆ 私は..そんなことは出来ないと思う。
だって未来の世界からやってきた生物に出会った事がないのだから。



車が売れない(2/5)

◆ そりゃあね,日本が不景気だから車も売れないよね..じゃなくて、北米市場で日本車が売れなくなっている。一体何故か?良く知らないが、ベストセラーカーと言われたトヨタの(日本名)カムリなど、前年同月比で6割も販売台数が落ち込んだそうである。

◆ 我が国では新車販売台数の低迷もさることながら、中古車市場に活気がない。
車を買い換えようと思っても下取り価格が安い,もちろん中古も売れない時代だから低価格化するのは経済の法則通り。で、新車もお買い得感を(メーカは)出そうとしているが、どうせ今乗っている車が二束三文でしか売れないなら後2年乗ろうか..って感じになるのは無理のない話。

◆ 中古市場低迷は国産車ばかりではない。輸入車に関してもこれは当てはまる。昨年は国産車の販売台数伸び悩みを横目で見ながらほくそ笑んでいた外車ディーラも、このところさっぱり売れないとぼやく。

◆ 景気のいい頃はデカくて高価な車こそが高級車という風潮があった。だったら大型トラックやサロンバスにでも乗ればいいのにね..と、思ったモンだが、バブリーな連中の手が後ろに回ったり、或いは倒産劇の主役を演じるようになると物の価値観も変わってくるのだろうか?消費こそが環境破壊の元なのだ,だから耐久消費財を長く使おう。なんて言われると、ヘンに納得してしまったりする。

◆ もっとも欧州では以前からこういう考え方はあって、車の耐久性を売り文句にするメーカがある位なのだ。だからと言ってノーメンテナンスで10万Kmも乗れる車は非常に希だろう。
従って、走行距離を重ねるごとにメンテナンス費用が嵩むのはある程度仕方ないところ。

◆ それでも耐久性があると言うのは、ボディーの作りによるところが大きいと思う。
ボディーパネルのスポット溶接箇所を増やせば剛性が上がって耐久性も上がる。それと引き替えに製造コストも跳ね上がる。
低付加価値車を価格勝負で売ってきたメーカにとって、耐久性という目に見えない品質を上げることは難しい。

◆ 救いは欧州の新衝突基準に適合させるために生まれた高強度ボディーか?と、思ったらそうでも無さそうだ。例えばトヨタのマーク2系車は、前代とシャーシ(フロアパン)を共用している。
衝突耐久性のアップにはコンピュータ解析で得られたデータを元に、最も少ない手直しで最も多くの効果を上げる,手法が用いられている。

◆ これも高速コンピュータによる構造解析の賜なのだが、実はAピラー周辺の板金肉厚をほんの少し厚くするだけで、特定方向からの衝撃耐久性が大幅に上がる,とか、トランスミッションのマウント方法を少し変更するだけで前面衝突時のトランスアクスル移動量が何%減るとか,見ようによっては、こそくな手段?と感じられないでもないが、これが合理的な車の製造法のスタンダードになろうとしている。

◆ 現に欧米メーカは「トヨタ的車の作り方」を盛んに研究しているし、メルセデスやBMWにしても「日本車の動向には最大限注視する」なんて言っている。
メルセデスのV12が開発を完了しようとしていた頃、セルシオが発売された。
メルセデスがセルシオを調べてみると、同社のV12よりトヨタV8はバランスが良かったのだという。

◆ 仕方なくメルセデスはV12搭載車の発売時期を延期し、製造バラツキを押さえるべく生産ラインを変更した,と言う話だ。だからと言ってトヨタV8がものすごくコストがかかっているか?と言うと、その反対。まさに低価格高性能,そして軽量なのだった。

◆ 所が,そんな手本のようなトヨタエンジンも、耐久性に関しては欧州レベルに達していなかったそうだ。耐久性に難があると言っても、エンジンが壊れてしまうとか,ではない。
走行距離が増えるに従って排気ガス中の有害成分が増大し、触媒を持ってしても完全に浄化できるレベルではなくなってしまう。

◆ これは私も経験したことがある。3万キロほど走った車の排ガステストを行うと、とても排ガス基準をクリアできるレベルではない。燃料系や点火系をチューニングしても排ガスレベルが下がらない。これはどこか制御にバグがあるのか?と見直すが、特に異常はなかった。

◆ で、試しにエンジン制御系をそっくり新車に移したら、何の問題もなく排ガステストをクリアしてしまったというわけ。
こんな事を書くと「自分の車は車検が取れるだろうか?」と心配なさる輩もおられようが、この点に関して心配は要らない。
継続車検時にはこの様な詳細なレベルでのガス検は行われないのだから。

◆ そしてもう一つ,日本車ほど仕向地ごとに細かな仕様変更を行う車も少ない。メンテナンスを余り行わないまま走行距離を稼ぐオーナの多い国向けには、カムドライブをコグドベルトからチェーンドライブに変更している物もあるし、標高差の激しい国向けには気圧センサで燃調補正を行うプログラムが組まれている。

◆ 気圧補正くらい日本でもやってくれたらいいのに,とエンジニアに聞くと「日本は高地に街がない,山を登って多少(エンジンが)不調になってもユーザは文句を言わないし、山の上で排ガステストはやらない。それに気圧センサは千円単位で金がかかるのだよ」と。



長野とVICS(2/4)

◆ 冬季オリンピックで盛り上がる(いえ、一部の人だけ,ね)長野だが、新幹線をはじめとして環境整備も急ピッチで進められた。
なのに,ウチの近くの国道1号線拡幅工事は1.6Km程の区間の工事に7年を費やすのだそうだ。道路工事は工事期間を長くして多くの金を取ろう,ってのが合い言葉らしいが、中途半端に拡幅されて付近の人達は迷惑だろう..

◆ 話を戻して長野,渋滞緩和や駐車場状況をリアルタイムで知らせる,為にVICS整備が行われた。
高速道路以外は赤外線による双方向ビーコンが使用されるのだが、設置コスト(赤外線ビーコンは車線の真上に送受信部を設置する必要がある)と雪の付着による問題を避けるために、長野では電波ビーコンが使用されている。

◆ とは言っても、全てが電波ビーコンではない。ちゃんと赤外線ビーコンもあるのだから、このビーコン設置合戦は政治的な裏があると考えてもおかしくない。
オリンピック期間中に車で訪れる人の数は10万人前後らしいから、台数にすると5万台くらいか?その為に随分金をかけたものである。

◆ この来訪者(車)がどの程度VICS対応ナビを持っているか?1%としても500台??その500台の車の中に、どの位長野VICS対応地図を持っている人が居るのだろうか?ナビ研規格地図ではVICS対応長野版が発売されているが、メーカ独自フォーマットの地図では対応が遅れているのだ。(レベル3表示が出来ない)

◆ 大会のオフィシャルカー,およそ1200台にはVICS機能付きナビが装着されているらしいがこのコストだけで5千万円近い!でもVICSだけじゃ渋滞回避は出来ない,って事で大幅な交通規制も行われる。
VICSは渋滞を無くす技術ではなく、渋滞を知らせる技術なのだ。え?じゃあ渋滞回避ルートは?と言われるかも知れないが、1本の道路だけが渋滞していて他のルートが空いている,事が想像できるだろうか?

◆ 朝晩の都内でも、先日の大雪の時でも主要道路は全て大渋滞の表示だ。
裏道にしても、そこには渋滞検出センサが付いていないだけで混んでいることには変わりない。
ま、長野に車で行ったとしても会場近く迄は行けず少々離れた駐車場に車を置いたら、そこからはシャトルバスに乗っていくのだ。

◆ 先日取り付けたナビには音声認識機能が搭載されている。不特定話者の認識率としては立派らしいが、まだまだ使えるレベルには遠い感じ。
ナビはこちらの発した音声に対して、それを言い返すようになっている。
例えば「自宅」と言うと、ナビは「目黒雅叙園」などと言ってくる。
何で「じたく」が「めぐろがじょえん」に聞こえちゃう訳??

◆ 再度「じたく」と言っても、ナビの機嫌が悪い(え?)時は「びわこ」とか言う。
渋滞中には、こんな漫才をやっていて笑えるほど気分は良くない,地名に聞き間違えてくれるなら良いが、設定変更コマンドなどに間違われるともっと面倒だ。
これを「口は災いの元」と言うらしい..

◆ ナビの音声辞書には15万件を超える語句が記憶されている。
多くの語句を理解させようとすると、語句間(データ間)の距離が短くなりエラーが起きやすい。例えば「じたく」の一語しか登録されていなければ、マイクの前でオナラをしても「自宅」と認識するはずだ。

◆ これはディジタルデータ伝送でも同じ事。多相位相変調や多相位相+多相振幅変調などでは、データのアイ(Eye)が開かずに分離が正しく行われなくなる。
その為に多相変調でデータレートは速くなっても、理論感度は下がってくるのだ。



サラウンド(2/3)

◆ サラウドンは長崎の名物,って話じゃなくて、サラウンドなのだ。
カーオーディオなどでもDSPを使用して臨場感を出す(と、言う表現も疑問だが)仕組みが搭載されている物も多い。
有限空間でステレオ感が無くなるのは、右からの音も左からの音もあちこちに反射して両耳で聞こえてしまうのが原因。
これを逆位相の音で打ち消して取り除くというのがサラウンドと呼ばれる物だ。

◆ コイツは結構効果がある。(たぶん)QSOUNDなどもその分野にはいるのかも知れない,これはPCゲームの世界でも使われた技術。もちろん、これに関しては反対論もある。
元々有限空間(無響室ではないと言う意味)で聞くオーディオソースに手を加えることはない,と言う意見。確かにもっともな話である。
また逆位相で打ち消す性格上、特定のリスニングポジションにいなければその恩恵にあずかることは出来ない,と言う事もある。

◆ ま、オーディオの世界は技術より感性が支配すると言っても良いから、ここでサラウンドの是非を問うつもりはない。が、確かに自動車内などの空間でこれを試すと一種独特の雰囲気になる。
まるでヘッドフォンで聴いているかのような感じになるサラウンドだが、ノーマル(非サラウンド)と明らかに違った効果が出ることで「効き目がある」的な付加価値だけは高いと言える。

◆ いわゆるフツーのカーオーディオよりかなりハデ目な,FLのディスプレィが踊り、DSPの文字が光るようなモデルには大抵搭載されている。
低音増強に関しても人気があるようだ。アクティブウーファーや大口径ウーファーに大出力アンプで、まるで車体がスピーカになったかのごとき大音響を轟かせている車も見かける。

◆ 耳ってヤツは時定数の長いAGCがかかっているから、大音響に慣れてしまう。
慣れれば更に刺激?を求めて、左手は無意識のうちにボリュームを時計方向に回す。
ハイパワーアンプがウーファーをドライブすると、ダッシュボードの照明が暗くなるほどの電力を消費し、車内空間自体をエンクロージャとして薄っぺらなボディーをふるわせる。

◆ そのウーファーにしても、リアシートを外しても収まりきらないのではないか?と言うほどデカい物がある。それこそ大型SUVなら搭載できるだろうが..これらのスピーカを作っているのは、もちろん日本を代表するような?オーディオメーカである。
最近ではウーファーの周りにネオン管を配して視覚効果を狙った物まで登場するようになると、一体メーカは何を考えているのか?と首を傾げたくなる。

◆ たぶんメーカでは「若者に人気があるから」などと言うのだろうが、これがマトモな音楽の楽しみ方とは思えないのだが..おそらくこういう音を聞いていると、ドンシャリこそが「良い音」になってしまうのではないか?心配してしまう。この音に慣れた連中に、マトモな音を聞かせれば「迫力のない音だ!」って言われるのだろうか?



トラック(2/2)

◆ 米ではトラックがよく売れているらしい。トラックと言っても、大型のそれではなくライトトラックと称されるもの。日本で言う大型SUVやワンボックスワゴンがそれに当たる。
日本では乗用車扱いのこれらの車,米では分類が異なり、税制や排ガス規制の内容も乗用車とは区別されている。

◆ 我が国でも数年前にブームが起きたが、車高が高いゆえの乗降性の悪さや燃費を含む維持費の高さで人気は下降線だ。
しかし、そんな中でトヨタと日産はそれぞれ大型SUVをモデルチェンジして発表した。

◆ どちらも全長5m級,全幅2mに近いという大型で、車重(乾燥重量)も2.4トンに達する。
ランドクルーザはクラウンなどに搭載されるV8,4000ccエンジンを4700ccまでボアアップして搭載,実用燃費3〜4Km/lと言うから、100リットルの燃料タンクがあっても航続距離はさほど長くないはず。高速道路を走れば燃費は良くなるとは思うが、大きな前面投影面積による空気抵抗で、8Km/l程度だろうか?

◆ まあ、この車を都市部で使う人は殆ど居ないだろう。と言うか、都市部でこの車の存在価値があるのか?って事になる。
しかしトヨタでは「都市部での使用を考えて」と前置きしながら、車高調整機構やデラックスな装備をアピールしているのだが..

◆ この車でちょっと不思議なのは乗車定員が5名という事。室内の写真を見る限り3列のシートがあり、2+3+3で8名分の座席が確保されているように見える。
従って、座席に全部人を座らせて乗せると乗車定員オーバという事になるのだろうか?それとも私の見たカタログの数値に誤りがあったのか?

◆ トヨタのことだから「前席と2列目シートに合計5名が乗車する場合は、3列目シートは使わないで下さい」なんて言いかねないけどね。
トヨタと言えば、先日このページでお伝えしたプリウスの対米輸出問題,その後「米で低公害車に認定されれば輸出する」に変わったようだ。
これはカリフォルニアの規制により、電気自動車や超低公害車を規定の割合で販売しなければいけないと言う事からだ。(ZEV法)

◆ 各自動車雑誌でもそろそろプリウスのテストが行われはじめたようだが、都内や高速などを走った燃費が10Km/lと言うデータもあった。
走行条件により燃費は大きく変わると思うから、これが一概に燃費が良いのか?悪いのか?決めつける事は出来ないが、10・15モード燃費の28Km/lに遠く及ばない事だけは分かる。が、このテストを行った雑誌記者が(燃費が思った程良くなくて)文章作りに苦労したのだとか..

◆ 西暦2001年以降の話し,なのだが、燃料電池とモータで走るレーシングカーがお目見えするという話題がある。
燃料電池とモータで1000馬力を発生させたとしても、トルク特性や重量面でガソリンエンジンにさほど劣ることはなく,ルマン参戦を目標にしているのだそうだ。

◆ 話は変わって次世代携帯電話方式,一部アジア諸国がNTT方式になびいた事,欧州で分裂していたメーカもNTT方式を基本とする(かなり曖昧)方式に決まりそうな気配が出てきた事で、NTTが大喜びしたのもつかの間,相変わらずDDIなど非NTT系電話会社は反NTT方式で団結している。

◆ 西暦2000年と言えばもうすぐそこに来ている。最近は「国際標準化は見送られるだろう」との観測が一般的になりつつある。
実際には標準方式の勧告がなされる筈なのだが、その方式が一種類ではなく数種類になると言う見方だ。

◆ 数種類の標準方式,ってのもおかしな感じ。非互換性方式を採用しながら各社は「我が社の携帯電話は世界標準です」などと言うのだろうか?これでは「互換性の低い互換機を作っている国内某社」のパソコンよりたちが悪い。



WAX(2/115 15)

◆ 久々に新種のWAXを(ボンネットだけね)塗った。高価さでは定評のある(か?)シュアラスターを安売りで見つけてきたためだ。実際、2千円を超える価格のWAXだとちょっと考えて..3千円を超えるとかなり買う気がなくなる。

◆ 例えばチタン防水激防水が980円で約1ヶ月の耐久性がある。激ツヤクリアなら2千円台で(雨が少なければ)4ヶ月以上の耐久性を確認しているから、コストパフォーマンスから見ると、3千円以上のWAXがどんなに高性能(10年保つわけ無いしね)でもメリットがあるのかなあ??と感じてしまうわけだ。

◆ F&Fでは何種類かのWAXをテストしてきたが、厳密な意味で定量的なデータは取れていない。気象条件等によって、絶対的性能は評価しにくいと言うわけだ。そこで出来る限り他品種と比較する形で評価してはいるが、最近思うことは「1ヶ月に1度のWAXがけをするなら、品種にこだわることはない」って感じ。



ホームアンテナ(2/102 40)

◆ PHS端末を買うとホームアンテナが付いてくる。端末の値段も最新機種でない限り千円程度が相場だろうか?ホームアンテナも単体で買うと3千円程度するようだ。かく言う私も端末を買ってホームアンテナを貰った。コイツを貰った後、端末を解約して電話番号を入れ替えたというわけ。

◆ 端末が2千円(最新のモデルだったため),番号を入れ替えるための手数料が3千円だったかな?それでも(定価で)端末用の電池を買うより安いというわけだ。従って、ホームアンテナや端末メーカに勤務している人は、どんどん契約して(或いは購入して)捨ててしまえば会社は儲かり、事業者は損をする計算になる。

◆ 端末の場合は加入契約があるから、一人で何台もの端末を買うわけには行かないと思うがホームアンテナを定価で買うなら罪はないだろう。それでも3千円だ。そしてソレを捨ててしまう。(ま、再度売っても良いけどね)シャープの社員数がどの位か知らないが、会社をあげてソレを行えばボーナスアップ間違いなし..かも知れない。

◆ で、中身はどうなっているのか?は、こちらをご覧頂きたい。昨日の雑記では「LNAはバイポーラ」と書いたが、ホームアンテナはPAやSPDTスイッチやLNAがワンチップになっているICで構成されていた。消費電力の関係もあろうが、端末でも(今は)こう言った構成なのかも知れない。

◆ 半年ほど前の回路構成は、今では古いというわけだろうか?

ホームアンテナパワーアップ(笑)の可能性だが、調整点は2カ所付いている。
そのうちの一つはパワー調整かも知れないが、もしかするとバイアス調整かも。
残念ながら自宅に測定器がない(当たり前,か)ので触ってみるわけにはいかない。


先月分はこちらです。



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