過去の雑記置き場

設計寿命(7/31)

◆ 先日書いた、車の設計寿命に関してmailを頂いた。内容は「ホンダ車の設計寿命は7年ではない」と言うことだが、それが5年なのか10年なのかは公表できないそうだ。
そもそもホンダ車の7年設計寿命説(?)は数ヶ月前の新聞(たぶん)報道から得たものだ。
記事の内容は余り覚えていないが、設計寿命を延長することとリサイクル率を上げることによって環境破壊を防ぐ(=ゴミを少なくする)的な記事だったと思う。
私の知人でホンダF1に関係していた人も、エンジンデザインを行っていた人も居るのだが、彼らの話を聞く限り報道された設計寿命に関して、例え7年ピッタリでなかったとしてもそう大きな誤差はないと思っている。同mailでは「設計寿命7年」と書いたことの訂正を求めているが、残念ながら現時点では「7年ではない」とする資料が見あたらない。もちろん設計寿命を合理的に説明するに十分な資料が見つかり、それが7年ではなかった時にはこのページで訂正させていただく。

◆ 設計寿命の7年が正しいか否かは別として、そもそも設計寿命とは何を基準に決められるのだろうか? 耐用年数は走行条件や保管状態によって大きく異なる。降雪地帯や沿岸部では錆の発生があるだろうし、酸性雨の影響も受けるだろう。高速道路主体の運転でと、加減速が繰り返される都市部での使用でも異なるはずだ。
一般的にはチョイ乗りが多い使用状態より、コンスタントに長距離を走る使用方法の方が傷み少ないと言われている。現にホンダは通勤などでの使用は「過酷な条件」に当たるとして、オイル交換サイクルを早めるように指示しているくらいだ。
ボディーに関しても、剛性が50%に落ちたら寿命なのか、25%に落ちたら寿命なのかも良くわからない。

◆ 先日発表された耐久消費財の平均使用年数だが、エアコンが13年、自動車は7年だった。
国産車に長くお乗りの方ならご承知だと思うが、7年で10万キロも走るとスポット溶接が緩んできたり、これに伴ってガタピシノイズが発生したり、ドアの立て付けが悪くなったりしてくる。
もちろん電球が切れたとか、ショックアブソーバがヘタったとかいう事はもっと以前に起き始めるが、これはメンテナンスで元通りにすることが出来る。
ベンツだってボルボだってメンテナンスしなければ長くは乗れない。逆にメンテナンスを行いさえすれば、ボディーなどの基本構成部品は長期に渡って劣化が少ないと言うことだ。

◆ 鹿児島の(妻の)実家にあったベンツは20年も前の車だ。シートはヘタリが見られたが、ドアの立て付けや剛性感は十分に維持されている。おそらく今現在売られている同社の車より耐久性は高かったのではないだろうか?鹿児島は台風のメッカである。台風が来れば海風が吹き付け、それはボディーを錆びさせてしまう。確かに実家のベンツもフューエルリッドの隅などには錆が見られたが、それでも穴が開くほどのものではなかった。

◆ 当時の日本車はどんなものがあっただろうか?マツダはRX-3(サバンナ)をまだ生産していたかな? ホンダはシビックが売れていた頃だろうか? セリカLBなんかが流行ったのもこの頃か。
いすゞは117クーペを作っていたかも知れない。
10年前ではどうだろう。バブル末期でシーマもソアラもそろそろ売れなくなってきたのも平成に元号が変わってからだ。フツーに使われた10年前の国産車の状態はいかがなものだろう。
ボディー剛性は確保されているのか?袋になっている部分の内側に水が溜まっているなんて事は無いのだろうか?段差を乗り越えるたびにミシミシと低級雑音は発しないだろうか?もし20年前のベンツのように、十分使用に絶える状態が維持できているとすれば設計耐用年数は10年はあるという事になる。



夏休み(7/30)

◆ 夏休みは「お盆」と決めているところも減って、8月初旬に休むところやお盆と分割で休む所など分散化が進んでいる。でもお盆休みには高速道路の激しい渋滞は毎年のように繰り返され、特にガソリン価格が下がってJR料金の割高感が出てきた昨今では、景気低迷に逆らうかのような大渋滞になっている。
道路公団の収入はトラック輸送が(景気低迷で)減ったおかけで、随分減ったそうだ。だから長い(と言っても精々2〜3日?)休みの時こそ書き入れ時と言うことになるだろう。

◆ かく言う私の方は仕事の都合で8月中は休みが取れないかも知れない。じゃあ9月になってから,と思っていても、その時になるとやっぱり休めなかったりするかも。
休んだ所で鹿児島に行く年以外はどこにも出かけるわけではないし、逆にどこかに出かけるなら普通の人が休む時と別にした方が都合がいい。
世間が休みの時に仕事をしていると、電話はかかってこないし道は空いているしで効率は上がる。
ま、そう思ってガンバる事にしよう。

◆ 日産自動車はホンダに抜かれて日本第三位の自動車メーカに(年間を通して)なりそうな気配である。景気の悪いところは工場を一斉に止めるだろうから長期の休みがもらえる。
所が残業禁止や手当カットで、休みはあるのに金がないって事になる。逆に客商売の所などは他人様が休んでいるときこそ働かなくてはいけないわけで、特にレジャー関係の方は夏休みなど取れないのかも知れない。
話を戻して日産だが、株主総会で「日産に21世紀はあるのか」など厳しい意見が出たと聞く。が、今の状況を見るに至っては本当に21世紀まで存続するのかな?なんて不安になってしまう。

◆ 最近ではセド・グロがモデルチェンジしたが、押しの強すぎるフロントデザインと少々奇抜さが漂うリアデザインの融合に人気は得られるのだろうか。
手っ取り早くブルーバードの車高でも上げて、RVの名前を付けちゃった方が利益に貢献する気がするのだが。トヨタだって無駄に車高(室内高)を増やしてRV風にしたり、マツダに至っては2ボックスのファミリアを無理矢理ショートワゴンと呼ばせるなんて無理をしちゃってる。



日本風(7/29)

◆ 欧州自動車メーカは日本の自動車産業を徹底的に研究している。歴史の浅い日本車メーカが、何故短期間のうちに国際レベルに登りつめたのか。何故安いコストで高信頼性を維持できるのか。
価格競争が激しい昨今、欧州メーカの殆どは日本車や日本企業を研究している。
車は軽く作れば燃費や操縦性が良くなる。しかし高価な材料を使う以外でこれを行えば耐久性を低下させてしまう。だが待てよ、何も10年も20年もの耐久性は必要ないのではないか?JRの車両でも、最近は耐久性を低くして代わりに重量とコストを削った車両が一般的なのだ。
コストが安ければ設計寿命に至る前に新型車両に交換すればいい。それだけの話であると言うことにJRは気が付いた。

◆ 車もある意味同じかも知れない。メルセデスは40万Kmの耐久設計基準があるそうだが、ホンダは7年/10万Kmだそうだ。そもそも7年間同じ車に乗り続ける人がどれだけいるのか?そう考えたのかどうか知らないがA160は20万Kmの設計寿命だそうだ。これによって小型化と低価格化が実現できるならそれで良いじゃないか。ってのが最近のデザイン傾向らしい。
早く「古く」なれば代替需要は見込めるし、メーカにとって悪いことはないのだが欧州では「耐久性こそ環境に優しい」と考える人が多いのも事実で、急に耐久性を落とせない実状もある。

◆ 日本車に180Km/hリミッタが付いたのは随分昔の話だが、これによってエンジンと駆動系の設計は楽になり、コスト削減に多大な効果をもたらしたそうだ。もう一つは日本の道路事情である。
未舗装路は極端に減り、高速道路は万年渋滞で平均走行速度が低い。車に要求されるのはエンジンやトランスミッションの耐久性ではなく、エアコン容量とかノロノロ運転時のバッテリ充電特性になったのだ。欧州メーカでも「真夏の日本の渋滞を走り切れれば大丈夫」と見ているところもあり、実際メルセデスは日本で走行テストを行うほどなのだ。

◆ こうして日本という国や日本の自動車メーカが他国産業の手本とされ、その為かどうか分からないが欧州メーカでも設計時間の短縮とモデルチェンジサイクルを早める傾向が出てきた。
日本車の場合は新型車の設計が終わると、その車の改善(余程のことがない限りは)は行わずに次の設計を開始する。欧州メーカでは毎年何らかの改良を加えて○○年式モデル,と言う形でリリースする。これが同一モデルの製品寿命を延ばす事にもなっているのだが、これでは新型車設計に手が回らずエンジニアを増やせばコストが上がる。
もしかすると数年後の欧州車は、日本車的なモデルチェンジサイクルを売り物にする日が来るのかも知れない。



ブーム(7/28)

◆ バブルの頃、ハイソカーブームってのがあった。車体が大きくて高級(そう)な車がもてはやされた時代である。マーク2がカローラ並に売れ、石を投げればソアラにあたると言われ、シーマ現象なんて言葉が生まれた。女子大生はアウディーがお気に入りでこれが売れ、ゴルフ場にも高速道路のパーキングエリアにもこれらの車がひしめいた。
バブル崩壊と共にハイソカートか言う言葉もなくなった。次に来たのはスキーブームに乗ってかどうか知らないが、大型4WDのいわゆるライトトラックブームだ。

◆ いわゆるハイソカーには縁の無かった三菱がパジェロで大儲けしたのがこの頃である。その三菱は「シティーオフローダー」とか言う訳の分からない言葉を作った。
ライトトラックを磨いて、泥が付くのがイヤだと言ってオフロードなんか走りもしない人々の総称である。
逆にオフロードを勘違いした若者が、河原や畑や私有地を荒らし回って社会問題化した。

◆ やがてライトトラックブームが去るとミニバンに人気が移行する。現在がその状態で、おそらくあと2〜3年で人気は衰えのサイクルに入るだろう。
この手の流行りものは精々5年で飽きられるのが今までだからだ。おそらくミニバン人気の衰えは立体駐車場に入らないから不便だとか、前面投影面積が大きいから燃費が悪いだとか、そんな最初から分かり切っていたことを人々が言い始める頃だろう。

◆ とすると、次には何が人気になるのか? 優遇税制を利用した低公害車や低燃費車か? それともミニバンブームを縮小した形でステーションワゴン人気が今以上に上がってくるのか?昨年辺りから言われている「米ではスポーツカーブームが再来する」って、にわかに信じられないような事が本当に起こり、それが我が国にも飛び火してくるのか?何も流行りものがなければオーソドックスなセダンに乗る人が増えるだろう。次に来るのが一体何であるのかを、自動車メーカが最も気にしているわけだ。



東芝問題(7/27)

◆ 問題も沈静化の方向に向かっているようなのでF&Fで口を挟んでも良いだろう(笑)東芝で思い出されるのはTVリモコン文字消え問題だ。あの当時のサービスの対応も良くなかったが、もし今(事件発覚前)同じクレームを付けていたら間違いなくクレーマ扱いされたに違いない。当時リモコン問題を公開したら「ウチのリモコンも同じだ」というメールに混ざって「リモコンの文字など使っていれば消えるものだ。小さな事を問題にする方がおかしい」と、まるで東芝の渉外担当(!)から来たかと思わせられるような匿名メールも頂いた。
渉外担当に暴言を食らった当人のサイトもメール攻撃で閉鎖するようだし、それでなくとも気力体力共に使い果たしたという感じだろうか。

◆ リモコン事件?は幸いにして数年の歳月は要したものの、文字消え対策品を入手するまでに至ったわけだが、巷で騒がれている東芝問題を見るにあたって私のケースはラッキーだったのかも知れないと思う。
当時東芝に言ってもラチがあかないので、これを購入した大型量販店からもプッシュして貰った経緯がある。当事者以外が不良品の事実を知ったことが(今になって考えれば)良かったのかも。
ちなみにその量販店に東芝は「問題はすでに解決済み」と報告したらしい。何も解決されていない時点に、だ。これは量販店に電話して「リモコンの件は進展ありましたか?」と聞いた事で発覚するに至る。
最近ではリブレットの電池が壊れた件でサービスに電話したが、対応は余り良いとは言えなかった。とにかく「出来ません」「分かりません」ばかりで問題解決の糸口が見つからない。
電池が保証外であることは承知しているわけで、何もそれを無理に無償交換せよと迫っているわけではない。しかし「保証外品の事で電話してくるな」的な雰囲気で話をされるのは気分が良くない。

◆ 同社は件の事件に関して「自社の製品は悪くない」事と「特殊なユーザだった」事を強調し、営業妨害だ,名誉毀損だと言っていた。が、その中で暴言に関しては認めている。
おそらく電話録音がなかったら暴言の事実自体も認めなかったのだろう。逆に東芝製品が悪くなく東芝の言うようにユーザが特殊であったとしても、暴言を浴びせた事は事実で、これだけで(東芝の落ち度は)十分ではなかろうか?どうも同社のやることは理解に苦しむ。ばかりか、余計に反東芝感情を煽っているようにさえ感じられた。

◆ ハードウエアトラブルではないが、カシオのサービスにも電話したことがある。これも問題解決には至らなかったが、過去に同様の事例があるかどうかとかトラブルの原因として考えられることなどは教えてくれた。これだけでも(自分で問題を解決しようとする場合の)十分な情報である。PC関係ではゲートウエイ2000にも頼ったことがある。同社はオンサイトサポートと言っておきながら、それを励行しなかったことが問題になった所だ。
症状は増設したHDDをBIOSが認識しない問題だった。ただしアプリからそれは使えたため実害はなかったが、サービスは「おかしいですね、でも使えているならそのまま使って下さい」と結論づけた。本来のサービス規定であれば不具合の状態を見に来てくれても良いはずである。
マウスが壊れたときは往復の送料先方払いで新しいものを送ってくれた。マウス程度だと交換には来てくれないらしい。

◆ シャープの空気清浄機のLCD表示がおかしくなった時は「出張修理は行っておりません。販売店で交換して貰うかサービスに持ち込んで下さい」だった。結局LCD表示がおかしいまま現在も使用しているが、保証期間内のサービスとしては少々情けない感じ。ただし大型家電と違って持ち込み修理が出来る物なので、こんなモンかも。
松下は携帯電話の不具合の時も交換に来てくれて、その足でDoCoMoに番号入れ替えに行ってくれて、再度番号入れ替え後の電話を届けてくれた。電気釜のコーティングが剥がれたときも保証期間外にも関わらず(今回に限りと念を押されたが)無償交換してくれた。(その後3年ほどで同様のコーティング剥がれが起きたから、メーカでは不良を認識していたのだろう)

◆ このようにメーカごとに差があるといえるサービスだが、東芝の今回の事件は同社サービス体勢の氷山の一角ではないかと思っている。家電分野では一応一流といえる同社にしては余りにもオソマツな対応と処理だった。同社の言い分とは逆に「東芝がユーザを脅している」と感じたのは私だけだろうか。
おそらくこの問題をきっかけに「怖くて東芝製耐久消費財は買えない」と思った方も多いはず。
そしてこの事件が忘れ去られるまでには長い時間を要することだろう。信頼を築くのは多くの年月を必要とし、しかしそれを失うのは一瞬で十分なのだ。
余談だが、この事件以来******.toshiba.co.jpからTVリモコンのページを随分見にいらっしゃっている。インターネット調査部隊でも結成されたのだろうか?



増税とか..(7/26)

◆ 先日お伝えした燃費税をはじめとして、介護保険料とか何とか来年辺りからは税負担が大きくなる様子だ。国を維持していくためには収入が必要なのは十分承知だが、どうも税金ってヤツは無駄に使われている気がしてならない。
自分の住む国で自分で払っている税金なのに、その金がどこに消えていくのか良くわからないってのも不思議なモンだ。

◆ 公共事業と称するものは大手ゼネコンに金が流れ、その金は政治家のファミリー企業や献金として、結局は政治家の所に戻ってくる。そうそう、金融機関を助けるために捨てられる金もあったっけ。健康保険料は薬屋に吸い取られていくのだろう。
こんな無駄な出費をするなら学術機関などにもっと金を回せば良さそうなものだ。

◆ 学者とか研究者はそれが専門だから金集めは上手ではない。ビジネスで成功するには商売がうまくなくてはならず、優秀なエンジニアがその能力を発揮したところで優秀は企業家にはなれないって事だ。医者も同じだと思う。優秀な医者でも優秀でない医者にかかっても我々が支払う金額は一定だ。儲かるのは優秀な医者ではなく素早く患者をさばく医者かも。
それでも限界はあるだろう。でも世の中には儲かっている病院とそうでない病院がある。

◆ 健康保険料は国が集めて医療機関に支払うわけで、互助的な仕組みになっている。これを各個人が蓄えた金を(国が運用しても良いけど)その本人が病気になったときに支払うようにしてはどうだろうか。もちろん過不足分は国が調整するとして、だ。
こうすると自分の払い込んだ保険料と自分が使った医療代金を把握することが出来るし、一歩進めて「高いけど優秀な医者」とか「高いけど設備のある病院」とか「安くて待たない歯医者」とかが選べるようなシステムにしても良いかも。

◆ そんな事をしたら貧乏人が行ける医者が無くなる、と思われるかも知れないが、臓器移植で海外に行く人を考えてみて欲しい。およそサラリーマンの生涯賃金くらいの金がかかるのだ。
金がなければ移植手術は受けられずに死を待つしかない。
ガン治療などでも高額な医療費負担があると聞く。金のないヤツは死ねと言われているのとかわらないような気がする。こう考えると現在の保険制度にどれほどの意味があるのだろうか。

◆ 以前チビが手術をしたときの費用は相当な額になった。だが手術した病院が公立だったので立替金も必要ないまま保険(?)で支払われたようだ。
実はこれがどういうシステムになっているのか良くわからないのだが、病院の話によると「請求は区役所から出る」のだとか。ちなみに手術前に一日だけ緊急入院した病院では十数万円の費用が発生していた。(自己負担分だけで)



駐車場(7/25)

◆ 家の前に出来た貸し駐車場だが、契約条件は2000cc以下のガソリン車のみだそうだ。
この2000cc以下って所がミソで、「小型車に限る」となっていたら普通車枠のA160は契約できなかったと言うわけ。立体駐車場などでは保険の関係で小型車しか契約できないところも多いが、平地の駐車場で2000ccに制限するのは何故なのだろうか?大排気量=排ガス量が多い=近隣に迷惑、とも考えられるし、ディーゼル不可も同じ理由だろうか?

◆ 貸し主も不動産屋のオヤジも50年前の若者って感じなので、この辺りの考えがどうなっているのかは良くわからない。ま、契約する方も小型車で契約して実際には普通車を置いている人もいるので、制限は形式上のものになっているのは事実である。
その中の一台、ワンボックスなのだが土曜や日曜にも車の様子を見に来て30分くらいエンジンをかけている人がいる。たぶんガソリンを消費することに生き甲斐を感じているか、行きつけのスタンドに美人の店員が居るか、そのどちらかだろう。

◆ A160で実験中のイオンコートバリアは昨日で実験を終了してページにも少し追加した。本来ならもっと長期に渡ってレポートしたかったのだが、汚れの落ちにくさに負けたという感じ。普通はワックスが効いていれば樹液や虫の死骸やタールや鳥の糞がこびり付くと言うことはない。
それらの汚れと塗面の間のワックス皮膜が強固な付着を防止してくれるからだ。だがイオンコートバリアは違う。鳥の糞などがベタッとした感じ(親水性だから?)で張り付いて、それを落とすのに苦労するのだ。
写真には撮れなかったが、給油口付近のガソリンのこぼれた後もシッカリ付いていた。
本来ならイオンコートバリアをコンパウンドで落としてから普通のワックスを掛けるところだが、昨日の暑さである。そこまでする気には到底なれなかった。

◆ SLのファンから異音が出る件だが、原因が判明した。ファンは両軸モータを中心に置いて、その左右にシロッコファンを付けたスタイルだ。モータは中央部で金属製のクリップ(のようなもの)で固定されているのだが、そのクリップを引っかけるところのプラスチックが割れていたというわけ。その結果モータの位置が決まらずにファンとハウジングが干渉していたのだろう。
たった一カ所のツメが破損しているために、モータ取り付け部の部品全体を交換しなければならないのはシャクに触るが、自分でモータ取り付け部を加工してクリップをネジ止めする気になれないほどモータは奥の方に付いている。(ボンネット側からアクセスできる)



梅雨明け(7/24)

◆ 関東地方も梅雨が明けたようである。今年は雨も適度に降って梅雨らしい梅雨といえたかも知れない。末期には大雨で被害も出たが、昨日など本当に暑い一日だった。
そう言えばSLのブロアファンが何かにあたっているような、小さな音を発している。ファンを止めるとファンの回転数に応じて音も変わるから、ファンに何かが挟まっているとかファンが何かに当たっているとか、そんな事だろう。
問題はどこをバラせばファンに行き着けるかなのだ。ポーレンフィルタを外すとファンが見えたような気がするのだが..いずれにしても暑い中での作業になることは確実である。が、小さな音とは言っても気になるから直したい。この時期日中は暑いし夕方は蚊が出るので何ともイヤである。

◆ 昨日の(仕事場からの)帰り道に派手な事故を目撃した。交差点で信号が変わったので停止したら、隣の車線の(たぶん)マーク2が猛スピードで赤信号を突破した。が、タイミング悪く直交する道路からはハイエースの乗用車タイプが。ハイエースの後部辺りにマーク2が突っ込んで、バンッと言うような大きな音がしてマーク2はフロント破損。ハイエースは横転してガラスが飛び散った。衝突の衝撃は車両が自走不能になるほどには見えなかったが、こんな程度でも横転するものなんだな。
幸いにして両ドライバー共にたいしたケガでは無さそうだったが、ハイエースの方は脱出に苦労していた。

◆ このおかげで、何しろ交差点に2台の車が立ち往生状態(マーク2はその後自走して路肩に避けた)でハイエースはひっくり返っちゃってるから数分の足止めを食らった。
マーク2のドライバーは一体何を考えていたのだろうか? いくら急いでいるとは言っても普通の神経じゃ赤信号は突破しないだろう。
それともこれが携帯電話使用の..ってヤツだろうか?



ディジタルBS(7/23)

◆ 来年度にはサービスインすると見られていたディジタルBS放送だが、どうやら放送方式でもめているらしい。当初は走査線数1080本のインタレース方式で統一されると見られていたが、走査線数720本のプログレッシブスキャン方式も併用されそうな気配だ。
そもそも走査線数1080本のインタレース方式(1080I)は米国でも採用されていて、NHKなどはこの方式を推進している。が、米を含む民放の一部などは走査線数720本のプログレッシブスキャン(720P)を採用或いは採用の検討を始めた。

◆ 画質の点では720Pの方が良好で、インタレース特有の(テロップなどの小さな字の)ちらつきも少ない。これに加えて走査線間の相関の取りやすい720Pはデータ圧縮効率に優れるのだそうだ。ちなみに1080Iが22Mbpsの伝送速度を必要とするのに対して、720Pでは2割以上帯域を節約できる。帯域は直接コストに影響するから出来るだけ少ないバンド幅で送れる方式の方が良い。実際には23Mbps分の帯域幅(8相PSK方式の場合)が放送チャネルとして割り当てられるわけだが、画像伝送に必要な帯域幅の少ない720P方式では、余った5Mbps分の帯域を画像放送以外のサービスにも利用できる。
2つの方式が規格化されると受像器はその両方に対応しなければいけなくなる。受像器のコストアップをいかに押さえるか、標準規格としての1080Iの立場はどうなるのかなど問題は多い。

◆ 一方の地上波ディジタル放送はサービス開始時期が遅れそうな気配である。問題はチャネルプランの変更によって、現行アナログ放送が見られなくなる地域に住む人たちの救済問題だ。
当初郵政はこの問題を楽観視していたが、民間各社の調査によってその影響の大きさを再認識せざるを得なくなった。
今まで見られていたものが突然見られなくなる,この問題を解決するためのアンテナ設置や変更などの費用をユーザに負担させないためには、巨額の費用を計上しなければいけない。



冷風扇(7/22)

◆ 水の気化熱を利用した冷風扇なるものがある。そう、通販でおなじみのあれだ。原理は簡単で、冷風扇内部のタンクに入れた水を蒸発させる。この時に気化熱を奪うので水の温度が下がるという仕組み。
何年か前にヒット商品となって以来、毎年そこそこ売れているそうだ。が、これを使用したトラブルも多い。多少は冷たい風が出てくると言うことで、閉め切った室内でこれを使う。すると湿度が急上昇して壁がカビだらけになると言うもの。
特に外気温の下がる夜間に付けっぱなしでいると被害に遭いやすい。

◆ 気化熱を利用する以上、部屋の湿度が低くなければ効果が出ない。閉め切った室内でこれを使えば飽和するところまで湿度が上がる。冷風扇はクーラではなく扇風機の代用品であると言うことを忘れてはいけない。
そしてもう一つはタンク内部に雑菌が繁殖し、それが室内にばらまかれると言うこと。これは加湿器でも問題になって、現在では超音波加湿器は殆ど見かけなくなっている。

◆ 湿度が低い地域なら気化熱で冷風扇内部の水の温度は室温より3〜4℃は下がると思う。実際、水槽に向けてファンを取り付ければ室温より数度水温を下げられるのだから。しかし梅雨時の蒸し暑い日には殆ど水温は下がらない。従って高温多湿の日本の夏の平野部では余り役にたたなそうな気がするのだが..

◆ 冷房は何と言ってもクーラに限る。クーラは健康に悪いという人もいるが、30℃を超えるような室内に居る方が健康に悪い。もっとも温度は高くても湿度が低ければさほど不快に感じないから、少なくとも除湿しておけばある程度の温度までは耐えられる。
トンネル工事や炭坑では湿度が非常に高いので、作業者の体力消耗は大きい。人間は汗をかくことによって体温調整をしているので、その汗がうまく蒸発してくれないとダメだ。
そう考えると冷風扇が健康にいいのか疑問である。



無料(7/21)

◆ 無料PCってのが話題を呼んで、同PCの申し込みが殺到したそうである。無料PCには広告付きインターネット接続を行わなければいけないものと、PCは無料だがISP契約とメンテナンス契約が必須になるものがある。後者ではISP接続料とメンテナンス料金の合計が5千円/月を超えるというから、これは無料携帯電話と同じ仕組みなのだ。
PCはモニタ付きで数万円の原価らしい。メンテナンス費用が殆ど儲けになるとしても、2年くらい使って貰わないと元が取れそうにない。

◆ 無料PCを申し込んで、それを持ち逃げする形で引っ越したらどうなるのだろうか? そのPCでインターネット接続するとPCが「自分は盗まれましたよ〜」とデータを流すのだろうか?携帯電話なら固有のIDがあるし当該事業社以外で使うのは難しいが、PCじゃそうも行かないだろう。HDDをフォーマットしてしまって、新たにOSをインストールすればオリジナルの面影は残らない。それともOSがROMにでも焼かれているのかな?いずれにしても無料PCを配る企業はある程度のリスクを背負わなければいけないはずだ。

◆ 無料の電話もある。KDDだかが試験運用しているもので、強制的にコマーシャルを聞かされる仕組みだ。無料のISPとしてはかつてAIFがあったが、日中ならともかく夜間はBusyの連続で満足に使えない事、思ったより広告主が集まらずに結局は失敗に終わった。
AIFは登録者の性別や年齢に応じた広告を流す事で、クライアントに有利な条件であると力説していたが、専用ブラウザしか使えないとか仮想画面を使って広告スペースを画面外に追い出すことが出来るなど、ソフト面が及ばなかった気がする。

◆ 無料メールアドレスや無料ホームページ、無料掲示板なども多く存在するが、これらも広告収入が全てである。無料メールアカウントはダイレクトメールが流れてくるし、無料ホームページは広告を表示しなければいけない。そして登録者の住所氏名はダイレクトメール業者に売られていく。
架空の住所や名前で申し込むこともできるが、無料サービス業者もバカではない。どこかに足がかりを捜して本人を特定すると言うし、横のつながりも強力な様子なのでいずれはばれてしまうだろう。

◆ インターネットに匿名なんてものはあり得ないと思う。PROXYを通そうがAnonymizerを使おうが、どこかにはログが残るはずだし、ダイアルアップ接続を行えばその時点で身元が知れてしまう。
Q2プロバイダが安全かと言えばそんなことはなくて、自分の電話番号が動かぬ証拠となる。
頭を使えば完全な匿名を得ることが出来るかも知れないが、普通の人はそこまでやるメリットはないだろう。逆にそこまでして犯罪性の高いことを行えば、捜査側も徹底的に調べるはずなのだ。



無形を売る(7/20)

◆ SONYがソフト部門を強化すると発表したのが数ヶ月前で、このソフトとはコンピュータプログラムを含めて音楽や映画など幅広い分野を指している。
その第二段?が無線を使った通信事業だ。先日も概要はお伝えしたとおりだが、有線を使用するのは各地域に設置された拠点までで、そこから先は2段階で無線中継を行い最終的には個人宅や企業までインタフェースを行う。

◆ これによってNTT依存型の現状通信網から離れた、新しい通信網が出来ることになる。当面はデータ通信をターゲットにしていく様子で、回線コストはNTTの専用線の半額程度を目標にしているとのことだ。ちなみにNTTのDA128は月額使用料金が約4万円なので、2万円程度で128Kbpsの回線が引けるかも知れないということだ。
この値段を見て分かるように、個人がインターネットを楽しむための回線としては割高感は否めない。

◆ NTTも市内通話定額制を東京/大阪で年内にも開始する予定で、こちらは月額1万円である。
もちろんこの他にISP契約料が必要になるのはいうまでもない。ちなみに米国でのISP接続料金は月額平均(日本円換算で)2.5千円程度だそうだ。つまりこの点では日本のISP料金とさほど違いはない。一方の回線コストは日本とは大きく違う。
地域や電話会社によって差があるものの、日本のアナログ電話の基本料金程度で市内通話が無料ということだからうらやましい限りだ。

◆ そもそもNTTのインフラコストは国民が負担して作り上げたものに他ならない。施設負担金だか電話加入権だか知らないが電話一本引くのに多額の金を取られたし、足りない費用は税金でまかなわれたのだ。電話加入権は売買可能な財産であり、これには税金(相続税や固定資産税)もかかっている。だが電話を廃止してもこの金は戻ってこない。
NTT曰く、加入権を払い戻したら会社が潰れるから,だそうだが、考え方は未だに役所なのである。

◆ 話がそれたがSONYがサービスを売る事業に力を入れるということは、今後の日本で製品商売が成り立たないことを予想しているのではないだろうか?デフレだと騒がれているが公共料金と言われるものはいっこうに下がらないし、したがって世界でも高いと言われる国民収入があっても生活は豊かではない。
これは製造コストを押し上げる要因であり、高齢化と少子化は需要減退を示唆している。
今後需要が見込める地域には現地法人を設立して商売すればいい話だし、本社を法人税の安い国に移せばもっと効率的だ。



酸とアルカリ(7/19)

◆ pHメータを調べるにあたって、化学には全く疎い私がイオンがどうのこうのという文献をいくつか読む事になった。
電圧でも電流でもそうだが、絶対値測定というのは難しいものである。例えば1.5Vの電池の電圧が本当に1.5Vなのかを調べるにはどうすればいいのか?テスターで測ったとして、そのテスターは一体何で校正されているのか? 電圧は校正が簡単だとして、高周波電力は?光電力は?

◆ pH(日本ではJISでピーエイチと読むことに決まっているらしい)は水素イオン濃度である。
まさか水素イオンの数顕微鏡を見ながら数えるわけにはいかないだろう。ちなみにpH7(中性)とは、その溶液中に10-7mol/lの水素イオンが含まれていることを示している。∵pH=-log10[H+]私の認識が間違っているかも知れないが、どうやらpHを正確に求めるにはガス常数だとかファラデー常数だとかが出てくる式を解かなくてはならないようである。
だからpHを正確に求める話はこの辺でやめておこう。(pH=水素イオン濃度だが、正確には水素イオン活量か?)

◆ 以前のミカン実験の時に,手軽に手に入る酸性液体として食酢を使用した。これのpHは実測で3.7だったが、レモン汁はそれより1程度pHが低く、意外なことにインクの類は強酸性(pH1.5〜)を示すものがある。まあミカンをインクにつけたら着色されてしまってダメだろうが..そうそう、アルカリイオン飲料なんてヤツ、アルカリイオンなんだからOH-が含まれていると思いがちだが、実際には酸性を示す。胃液のpHは2前後だそうで、胃袋の中に入るとアルカリになるのかな?

◆ 人体のpHで特徴的なのは血液だそうだ。どうやら生きている人間ではpH7.4になっていて、死ぬと時間と共にpHが変化する。この変化率で死亡時間を特定するワザがあることは余り知られていないかも知れない。
pHを測るときにガラス電極の起電力を測る。ならばその電極に電圧を加えると酸とアルカリに分かれるんじゃないか?って理屈でアルカリイオン水精製器が出来ているのかどうか、私は知らない。

◆ イオンコートバリア、1ヶ月後の様子を追加しました。



増税?(7/18)

◆ 燃費税(?)が導入されそうである。現時点でもLEVは税金面でわずかに優遇されているが、これだと国は儲からない。で、LEVを優遇する代わりに現行排ガス規制適合車を増税しようと言うのがこの増税案だ。
運輸省はトラック業界に最大限の配慮を行い、燃費に対して税額を増減する方式だった。が、有害排出物質に対しても増税する方針を環境庁が打ち出した。
つまり燃費に対してだけで増税すれば、排ガスレベルがガソリン車の50〜100倍にも及ぶ高公害ディーゼルを優遇することになるからだ。サスガに頭の良くない役人も公害訴訟の判例くらいは見ているって事か。

◆ 面白いのは自動車各社がそろって増税に反対していること。CMでは地球環境に優しい車づくりとか何とか言っているが、実のところは「低公害車を開発するためには多額の開発費が必要であり、不景気の中でこれを負担するわけには行かない」って事らしい。
たぶんホンダは反対しなかったのかも知れない。ディーゼルも作っていないしLEV比率は自動車各社の中で最も高いと思われるからだ。
どのメーカがどの位反対しているのか知らないが、少なくともディーゼルエンジンを作っている企業は反対しているだろう。トヨタにしてもLEVと呼べる車は多くないし、LEVを作っていないメーカだって多いのだ。(トヨタは米で多額の罰金を取られそうだしね)

◆ 所でこの増税案の行方だが、数年後に保有自動車の半数くらいがLEVになった場合には税金軽減措置はなくなるんだろうな,たぶん。そうすると残るは増税分だけになる。
後は増税分を払っても公害車に乗り続けるか、それとも買い換えるかの選択である。おそらくトラックなどの耐用年数の長い車はそのまま使われるだろう。そうなると公害税の効き目はどうなるのか?そもそも営業車は税金が安いわけで、これに多少税金が上乗せされても余り関係ないかも。

◆ 魚関係は日記更新、久々のお料理実験は厚焼き卵です。



渋滞(7/17)

◆ このところ通勤時の国道一号線がやけに混んでいることがある。いつも出社途中にチビと近所の子供を幼稚園に送り、それから会社に向かうわけだが幼稚園までが約5Kmでそこから会社までも5Km程度。この道のりの所要時間が約1時間である。平均時速換算で10Km/hしか出ていない。
先日は同じコースを走るのに2時間を超えた。平均時速は約4Km/hとなり、大人が早めに歩く速度と同程度だ。

◆ どこが混んでいるのかその時には分からなかったのだが、何度か渋滞を経験してマンションらしきものの工事現場が原因らしいことが分かった。工事現場では工事車両が車線を塞ぎ、2車線の道路はそこで1車線に狭められる。もちろん警察が混雑時間帯に道路使用許可を出すはずはないのでヤミである。
工事に直接関係ない車両も路上に停められているから、その付近数百メートルが渋滞の先頭になる。

◆ 私の家の前でも住宅建設が行われていて工事車両が停まっている。元請け会社が挨拶に来たときに「ここは狭いので駐車は最低限にして下さい」と念を押しておいたのだが効果はない。
何しろ離合できないほどの狭い道(オマケに行き止まり)に工事関係車両が3台も停まれば、それを移動して貰うのにも時間がかかる。
毎度のことなので先日は車を止めている業者に文句を言った。業者は「車が止められないと仕事が出来ない」と言うので、だったら仕事をやめればいい話だ,と言ったらサスガに反論してこなかった。

◆ 業者曰く「駐車問題で付近とトラブルが起きることなど日常茶飯事,警察に咎められたこともしょっちゅうだから気にしない」と。工事が終われば二度と同じ場所には来ないから、少々文句が出たところでかまわないのだろう。住民に頭を下げるのは元請けの仕事なのである。
今回の工事ではさほどではないが、前回の工事では掘り返した土で下水を詰まらせてしまった。
工事会社に(近所の人が)文句を言うと「道路管理者じゃないから知らない」と言われたそうだ。結局後日、道路管理者が税金を使って下水掃除を行った。

◆ 家の南側の家が無くなった。かなり古い家が2件建っていたのだが、これを取り壊して駐車場にしたというわけ。おかげでそれまで5千円だった駐車料金が1.5万円に跳ね上がった。
南側が開けて(たぶん100坪以上あるだろう)開放感はあるが、一気に3倍になった駐車料金には泣けてくる..



ホンダハイブリッド(7/16)

◆ ホンダがハイブリッドカーを発表していた。10・15モード燃費で30Km/lを超える省エネカーだ。システム的にどうなっているか不明な点もあるが、モータがフライホイールの所についている感じもするので、プリウスのようにモータだけで走るものでも無さそうである。
ホンダの発表でもエンジンをモータがアシストするような説明である。エンジンも加減速がなければ燃費は悪くなりにくいと言うわけだ。

◆ プリウスの方はエンジン回転数を出来るだけ一定にして、エンジンの最高効率点を使う仕掛けになっている。ホンダの場合はVTECを使うところからして、広い回転レンジで使われることを前提にしているようだ。
プリウスとの違いはもう一つ、ボディーにアルミを多用していると言うこと。車が軽くなれば燃費は良くなるから軽く作ることは重要である。しかもアルミはリサイクル性に優れている。

◆ が、ホンダのアルミボディーの耐久性は上がったのだろうか?まさかNSXみたいなことにはなっていないと思うが、アルミボディーの車は長く乗らないと省エネにはならない。
それはアルミの製造コストや製造時の消費エネルギ、加工時のそれが鉄よりも余計にかかるからだ。いくらランニングコストが安くてもイニシャルコストが高ければ(コストとエネルギが比例すると考えて)少しも得にはならない。

◆ ホンダのエンジンは元々ギリギリの設計で、これはトヨタをも上回る。定格出力で使っている分には良いのだが、チューニングして出力を上げていくと弱い部分が多い。
ハイブリッドカーに搭載される1000ccエンジンは、これまでの同社のエンジンに比較しても小型軽量に仕上がっているという。果たして数万キロ走行後にも低公害性は保たれるのか?燃費に変化はないのだろうか?そしてNi-MH電池の耐久性は?

◆ 実走行状態での燃費がプリウスを超えるのか興味あるところだが、この対決は今秋以降まで待たなければいけない。
高価な電池やモータ、アルミボディーなどで決して安くは売れ無そうな雰囲気なのだが、実売価格はいくらくらいになるのだろうか?最近のホンダは(昨年以前までのRVブームの売り上げで)元気が良くて面白い。



HTML Mail(7/15)

◆ HTML形式のmailはイヤなものである。そのHTMLメールにActiveXなどで仕掛けがしてあった場合はかまわずそれを実行してしまうと言う、恐ろしいセキュリティホールが明らかになった。
仕掛け付きのmailを送りつければ、添付ファイル云々とか面倒なこと無しに相手のPCを破壊することだって出来るのだ。

◆ おそらく最初にHTML形式でメールが送れるような仕掛けを施したのはNetscape社製品ではないかと思うのだが、HTML形式をデフォルトにしたのはマイクロソフトだ。
とにかくOutlookExpressのデキの悪さというか動作の不審さは相当なもので、これにポストペットが加わると鬼に金棒的凶悪さ加減になる。

◆ HTMLメールは便利で、壁紙を張り付けたり時の色や大きさを変えたりすることが出来るわけだが手紙を書くときにあなたは色鉛筆を使うだろうか?親しい仲までmail交換を行うならともかく、初めてメールを出す相手や事務連絡メールにHTMLは必要ないと思う。
あ、そうか,マイクロソフトのOSやアプリは個人ユース主体で、その信頼性から言っても企業向けと位置づけていないから良いのか。う〜ん、気がつかなかった。

◆ HTMLではないが郵政省から会社宛に来たアンケートはワード文書だった。それも郵政省が送ってよこしたものではなく、社団法人テレコムサービス協会って所が代理として送ってきたというのでワード文書を開く気にはならなかった。
本文には社団法人の連絡先は書いてあったが、郵政省の担当連絡先は記されていなかった。
なせアンケートにワード文書が必要になるのか理解に苦しむ。自動集計や処理を行うならテキストの方がずっとやりやすいし、見知らぬ相手から送られてきたワード文書なんて危なそうではないか。

◆ アンケートなら結果を記入するためのcgiが置かれたURLを記すだけで十分だと思う。特定企業へのアンケートならパスワードで保護すればいいわけだし、まさか郵政省がそんなことも考えていないなんて事はあるまい。
たぶんテレコムサービス協会ってのは郵政からの天下り団体と想像できるが、もしかしたらその名をかたったニセモノであるかもしれない。
だってメールアドレスが某プロバイダのものだし..



価格下落(7/14)

◆ 会社の入っているビルの1Fに不動産屋がある。缶ジュースを買いに行くときに、そこに張られた住宅情報を見ることが多いのだがマンション価格の下落には激しいものを感じる。
会社は桜木町と言う所にあり、JRも東横線も京浜急行も徒歩圏だ。そんな場所でも50m2のマンションが2千万円をちょっと超えるくらいの価格で何件か出ている。
築年数や細かいことは見ていないが場所を考えれば安いのではないだろうか。

◆ 今後日本の人口は減少傾向になるだろうから、土地は必然的に余ってくる。例えば一人っ子同士が結婚したとして、両方の親が持ち家だと1件の家は要らなくなる。維持していくためには税金やら何やらの費用も発生するし、貸すにしても面倒さと収入を秤に掛けると決して得ではないのかも。とすると一軒の家を売りに出すか、或いは両方の家を売ってより便利なところに引っ越すと言うことになる。

◆ 都市部ではなかなか一戸建てというわけには行かないかも知れないし、マンションの方が気が楽だという人も居るだろう。同じ価格でマンションと戸建てを比較した場合、マンションなら全ての面積が平面で使えるメリットがある。戸建ての場合は最低でも二階建てなので、広い平面が欲しい人はマンションを選ぶかも知れない。
そうすると駅近くのマンション価格は順調に推移することになり、郊外の地価は下がるかも。

◆ 住宅建設は伸びているらしいが、売れるところはすぐ売れて売れないところは全く売れないと言う両極端になっている。大手建設会社でも売れないマンションを抱えているところは多くて、強引な売り込みで問題になっている会社も多い。
モデルルームを見に行ったら最後、契約書にハンコを押させるまで自宅に押し掛けてきて粘ったり、不動産屋に半ば監禁状態で契約を迫るなんて所が問題になっている。
マンション売りも「壺売り」や「布団売り」みたいな世界に突入しているのだろうか?

◆ 私の自宅は車が二台おけるほど広いスペースはない。今より不動産価格が高いとき(バブルは終わっていたが)に買ったのでローンも沢山残っている。
が、せっかく安いときなので土地だけでも..と思っても、土地だけで買うと意外に割高なのだ。
平地(横浜は山が多い)で接道面が広いとなると坪単価は80万円を超える。斜面だったらその半額で買えるが、横浜は造成基準がうるさいので斜面に家を建てるには造成費用が非常に高くつく。

◆ 今の場所から離れれば安いところはあるわけで、JR近郊でないだけでも随分値段は違う。
と言っても自宅から駅まで歩けば健康にいいこと間違い無しで、歩いていけるが歩く気にならないって感じ。その駅前にも大規模店舗が二店も出来ると言うことで、工事車両が頻繁に行き来している。きっと店舗開店時には付近は違法駐車の嵐になって、車で駅に行こうなどとは思わなくなるのかも。



ホームレス(7/13)

◆ ある日会社の近くを歩いていると変なオジサンが声をかけてきた。最初は道でも聞かれるのかな?と思ったがそうでも無さそうである。こっちは急いでいるときでもあったので要件が何かを早く聞きたかったのだが、そのオジサンは自分が出稼ぎに来たが最近は仕事がないことなどを話し続ける。
余程時間があれば話くらいは聞くかも知れないが、とにかく早く用件が聞きたいからオジサンに催促した。でもオジサンは用件を言おうとしない。
こちらもかなりイライラ状態で、そのまま立ち去ろうとするとオジサンは「もう何日も何も食べていないのでお金をくれないか」と言う。
話の成り行きでは牛丼の一杯でも奢って上げても良かったが、延々話を聞いた後でこちらも気分を害している。オジサンには「イヤです」と行ってその場を立ち去った。

◆ 確か数キロ離れたところには自治体の施設があるはずで、そこに行けば粗末ながら食い物をもらえるはずである。会社の近くには場外馬券場があって、今はそれでも減ったが景気の良い頃は道路に寝そべって酒を飲んでいる人や、金を使い果たしてしまったのか?放置自転車をあさって居る人などを多く見かける。
果たしてそのオジサンが本当に職が無くて食えないのか、はたまた競馬やパチンコで金を使い果たしてしまったのか定かではないが、20人に1人の失業者が居る時代である。街にどんな人が居ても不思議ではない。

◆ 日本に行けば何とかなる,と密入国してくる人もいれば、東京に行けば職があるかも知れないと地方から出てくる人もいる。しかし不況下の我が国において、そう簡単に職にあり就ける時代ではなくなっている。特に高齢で手に職がなければ、安い賃金で過酷な労働を強いられても文句は言えない。
大手企業に勤めていて、そこを辞めさせられた人が肉体労働の道を選ぶ事も当たり前のようになっている。今後高齢化がもっと進むとどうなるのだろうか。

◆ 日本の物価は高く、それに比例して賃金も高い。が、物価が高いのだから賃金が高くても生活はなかなか豊かにはならない。しかし賃金や物価は製品コストに上乗せされるから日本の労働価格は上がってしまう。これを嫌って一次産業は海外へ出ていってしまう。そして失業者は増える。
今の時代に儲けようとすると「設計は海外の専門会社で行い、生産は労働賃金の安い海外で行う」事だという。



眠気(7/12)

◆ 最近はそうでもないのだが、車を運転していて眠くなると言うことが良くあった。ある時、それは会社からの帰り道だったのだが、連日の残業で精神的にも肉体的にもかなり疲労していたのだと思うが、自宅に戻るためにウインカーを出して..次に気が付いたら曲がるべき交差点を過ぎていた。深夜だったから事故にはならなかったが危ないところだ。

◆ 谷田部の自動車試験場へ行った帰りも眠くなる。早朝のテストで前夜から出かけていき、テストが終了して帰路につく頃が最も眠い。眠気にうち勝てなくなると首都高速を下りて車が止められそうな場所を探して一眠り,なんて事もあった。
こういうときには夢を見ることも多い。車を運転していてブレーキが利かない夢を見て、思いっきり足を突っ張ったら実際にブレーキペダルを蹴りつけていたりして..それで足が痛くて目が覚めたり。

◆ 家にいてソファーでくつろいでいても眠くなる。チビは朝が早いのでそれにつき合って起き出して、朝飯も食ってゴロンとしていると眠ってしまう。
もちろん睡眠時間が十分に足りていれば眠くならないし、やるべき事が済んでいないとそれが気になって眠れない。つまりこれは精神的に眠くなるって感じだろうか?肉体的に眠くなる(ってのも変な言い方だが)事もある。夏の暑い日に山に登り、頂上で涼しい風に吹かれていると眠くなったりする。
海に行って泳いで遊んで、夕方になって冷房の効いたホテルに戻ってきても眠くなる。こちらは疲れたから眠くなるって感じか?

◆ 眠れないときもある。仕事が忙しくて何日徹夜しても終わらない。頭は眠くて、少し眠れば能率が改善されるだろう事も分かるのだが、気が焦ってし待て眠る余裕がないのだ。
ソフトを書いていたりして、間違いの箇所をエディタ上で発見する。その間違いをどう直せばいいかを考えているうちに、どこが間違っていたのかを忘れてしまう。再度間違い箇所に行き着くまでには随分時間がかかって、結局一カ所を修正するのにとんでもない時間を要する。
もはや頭の中に記憶するなど出来やしない。修正個所を見つけたら瞬きしないようにして「目で」覚えておくのだ。



パンク(7/11)

◆ ロードノイズが何となくゴロゴロした感じだなあ..と思ってタイヤを見ると、フロントの片側がへこんでいる。空気圧を測ると1Kg/cm2しかない。このタイヤは以前パンク修理したものだが、自分で修理したところから空気が漏れたことは今までに経験がない。
だが他に異物が刺さっている様子もないので、以前修理した場所に石鹸水を塗ってみると...泡が出て来るではないか。さっそく以前の修理の時に入れたゴムを抜いて(って、簡単に抜ける方がおかしいんだけど)再修理となった。

◆ 近頃では殆どパンクなど経験しないが、それでも何年かに一回は太い釘や折れ曲がったネジなどが刺さることがある。空気抜け発見のためにタイヤ空気圧モニタリングやパンクしないタイヤなどの研究もされていたが、パンクの頻度自体が低いのだから意味が余り無いかも。
国産車の殆どはテンパータイヤがスペアとして搭載されている。輸出仕様は普通のタイヤの場合が多いから、日本ではパンクが少ないと言うことなのだろうか?ちなみにテンパータイヤは(10・15モード)燃費にも(重量の点で)影響するし、コスト的にも有利なのでメーカとしては積極的に採用したい所。

◆ 昨日はちょっと出かけたのだが、バイパスの入り口や出口に警官が随分出ていた。入り口では何かの取り締まりをしていて10台くらいが捕まっていた。少なくともスピード取り締まりでないことは明白だが、つかまっている車の大部分が全面フィルム仕様だったところを見るとこれかな?そうでない車はシートベルト付着用とか、そんなことで止められていたのだろうか?バイパス場も何故か混んでいて、そんな中を千葉ナンバーのBMW318がやたら危険な車線変更を(それも渋滞の中で)繰り返して、何度も他車からクラクションを浴びていた。
するとどこからともなく白バイ登場、318はあっけなく捕まったが安全運転義務違反か何かの微罪(?)だろう。
帰りにも警官はウヨウヨ居て、路肩走行車などを捕まえていた。道が混んでいたのは警官が多いせいだったりして。

◆ イオンコートバリアの方だが、雨が降らないのでテストにならない感じ。一応SLのドア下などにも塗ってみたのだが、先週は雨という雨の日がなかったので結果は出ていない。
このまま梅雨が明けちゃうとイオンコートバリアの効果は発揮されないのかも知れない。
魚の方は日記を更新、センサ方式の違うpHメータ比較のページも作りました。



東京都が有料化?!(7/10)

◆ 東京都はこれまでも様々な、交通量軽減と公害防止に関するアイディアを出してきた。最初は東京都に向かう「上り車線の」信号機の青になっている時間を短くしたらどうかというもの。
次に自家用ディーゼル車の都内乗り入れ規制。これは主に公害対策のためだ。
そして今回は東京都に入る車から金を徴収するという、シンガポールなどで行われている方式。
これで交通量が減れば渋滞緩和にも公害対策にも税収不足にも効き目がある。

◆ 都内は慢性的渋滞で平均速度は20Km/hに満たないらしい。とは言っても私の通勤時の平均速度が10Km/h+だから、都内の渋滞になれている人にとっては当たり前って感じかも知れない。
それでも都内に行く用事があるから都内に入るわけで、有料化すると交通量がが減るのだろうか? それとも渋滞度合いに応じて料金徴収額を変えるようにでもするか?料金徴収を行ったとしてもトラック輸送コストには余り響かないと東京都では言う。トラック輸送は一日1回東京都に入ってくるだけなのが普通だからだそうだが..

◆ 例えばアキバにPCを買いに行くとする。東京都内に入るために千円の料金を徴収されたとすると、首都高速横浜線+首都高速+千円で片道\2,200が必要になる。往復だと\3,400で結構高い。こうなると少々値段は高くても近くの店で買うとか、通販で買った方が得になるのかも知れない。が、「出物」を探しに行くのが目的ならばそうはいかない。

◆ 熱帯魚用品でも同じようなことが言えて、機器類は関西方面の方が安いのだ。だが送料や代引き手数料を考えると、遠方で買うことが必ずしも得でないときもある。
都内でも客足が少なくて閉店に追い込まれるデパートがあるくらいで、料金徴収で客足が減ればいずれは税収も減ってくるわけだ。
荷物がなければ公共交通機関を使えばいいが、大きなフルタワーPCを抱えて電車に乗るのは抵抗がある。これが17インチ以上のモニタになると電車で運ぶのは不可能に近いだろう。

◆ 混雑緩和のための料金徴収に全面反対するわけではないが、都内を通過せざるを得ない道路配備など、考える余地はあるのではないだろうか。
一日に数台しか車の通らない過疎地に立派な橋を建設したり、誰も使わない農業用空港を建設したりする金で、外郭環状や中央環状線の整備を行った方が余程得だと思うけどね。
もちろん石原知事がいくら頑張っても、国の無駄な経費を削減できるわけでは無いけど。



迷惑メール(7/9)

◆ 迷惑メールの最たるものはMS製メーラから送信されたもの,ってのは半分(半分だけね)冗談として、国内外のエロサイトやネズミ関係メールには毎回うんざりする。
来たメールをコピー&ペーストで(送り主が)自分の書いたメールを何度も繰り返して読めるようにサービスして送り返す作戦も、相手のメールアドレスが架空だと歯が立たない。
そんな場合は送信元(或いは中継)サーバのrootやpostmaster宛にこれを送りつける。もちろん「迷惑なメールは送るな」とか「そちらのサーバからSPAMが来たので転送します」程度のメッセージは付けさせていただく。(SPAMサイトによってはrootやbinなどのIDが無い場合があるのだが..)

◆ 国内のプロバイダから送られてくるものはプロバイダ宛に抗議する。いやいや、一度や二度の迷惑メールで抗議するのも面倒なだけだが、週に2通も同じプロバイダからメールが来るようならinfoやsupport宛に文句を言っても良いだろう。
以前頻繁に来たBプロバイダにも文句を言ったら「弊社ではそのようなユーザ(メーリングリスト)は御座いません。」と返事をして来たが、その後SPAMが一通も来なくなったところを見ると私のメールアドレスが削除されたに違いない。

◆ まともなプロバイダなら「SPAMを送ってはいけない」と会員規約に明記してあるはずで、これに違反すれば会員はクビになる。
プロバイダによっては特定の送信主からのメールを受け取らないような設定が出来るところがある。しかし送ってくる方も様々なサーバを使い分けながらアタックしてくるので、諸悪の根元を潰す以外に有効な対策はない。

◆ 実はSPAM送信元がCDS-Netの会員だったこともある。管理側はそんなことが行われていることに気が付かなかったのだが、ある日迷惑メールを受け取った人からクレームが付いた。
そこで発信者本人に確認すると「知り合いに送った」と言う。知り合いに送るにしては文面がおかしいので問いただすと「もう二度としません」と謝ってきたが、こんなことは一度すれば十分である。送ったメール内容の違法性もさることながら、迷惑メールを送りつけた事自体の責任は追及しなければならない。

◆ 会員が知らずしてSPAM発信元になることもある。登録者に匿名メールを送る機能を備えたcgiがそれだ。使う方はSPAM発信源になることなど気が付かずに設置する。と、とたんにやられるわけだ。色々なサイトにフリーのcgiは数多くあるが、セキュリティの甘いものやサーバのメモリをバカ食いするものなど、これじゃあ作者はM$と変わらないじゃないか,と言いたくもなる。今後はフリーのcgiを選ぶ知識も要求されてくるだろう。



燃費(7/8)

◆ 燃費は燃料の体積と、単位体積辺りの燃料で走行することの出来る距離で表される。従って体積密度の高い燃料ほど燃費がよい計算になるわけだ。
例えば水素エンジンがあったとする。液体水素をタンクに詰めれば(いわゆる)燃費は良くなる。
タンクに気体水素を入れれば燃費は悪くなる。
もう一つは燃料の持つ発熱量だ。燃えない燃料をいくら沢山詰め込んでも車は走らない。燃えたときに多くの熱を出す燃料ほど効率的と言うことだ。
ガソリンの発熱量(低発熱量)は約1,0000Kcal/Kgだが、メタノールは約4,700Kcal/kgしかない。
比重こそメタノールの方が重くて高密度っぽい気がするが、発熱量が少ないから燃費は悪くなる。
余談だがメタノールのオクタン価はガソリンよりも高い。

◆ 燃費の良いエンジンを作ろうと思ったら、燃料にブタンを使うってのはどうだろうか?液比重こそガソリンの2倍以上だが、燃費は重量比ではないので関係ない。低発熱量はガソリンより1桁大きいから、ブタンでエンジンが回ればすごく燃費の良いものになる。
しかも炭素(C)が少ないから炭酸ガス排出量も抑制できるかも知れない。

◆ 欧州で開発が進んでいる3リッターカー,これは3000ccのエンジンを乗せた車じゃなくて、100Kmの距離を3000ccの燃料で走れる車のことだ。
最近ではVW(か?)が発表していたが、エンジンはターボディーゼルである。軽油はガソリンより燃料密度が高く発熱量が大きいのでガソリンより得である。それにディーゼルエンジンの方が熱効率が高いので低燃費車としやすい。
ここで注意しなければいけないのは、ガソリンよりも軽油の方が炭酸ガス排出量が多いと言うことだ。もちろん他の有害物質の排出量も多い。が、EURO-III規制なら日本の平成6年度規制に対してNOxで約1/2、PM(黒煙)はわずか1割に過ぎない。

◆ 3リッターカーにこだわればエンジンはディーゼルになると思う。あくまでも燃料の体積と走行距離の比だからだ。逆に炭酸ガスを含めた有害物質排出量と走行距離の比率で競争すれば(内燃機関車では)ガソリン車以外には考えられない。
内燃機関を使わないとすると電気自動車だろうか。発電のための炭酸ガス排出量や送電のための公害物質排出量を考えたとしてもガソリン車よりはメリットがあると思う。
電気自動車でも燃料電池車は(水素を使う以外は)炭酸ガスを排出する。燃料の水素を作るためにアルコールを使用し、そこから改質器で分離した炭素(C)が空気と化合して炭酸ガスになるからだ。

◆ 水素を燃料にした場合でも、それを作るためのエネルギを考えなければいけない。水素を作るのは(たぶん)ガソリンを作るより多くのエネルギを必要とし、それを貯蔵するためにもエネルギを使う。炭酸ガス排出量が少ないとされるCNGエンジンだが、単に燃料としての特性だけでなく燃料になるまでの手間(=炭酸ガス排出量)を考えても得なのだろうか?少なくとも現時点ではCNGで回るエンジンは実用化されているし、CNGの単価も安いし、低公害だし、排ガスは臭くないし、黒煙も出ないし、エンジンコストだってさほど高くない,となれば横浜市のバスに使われる事も納得できる。



降ってくる?(7/7)

◆ 七夕だから、って訳ではないが、確か今月は天から大魔王だかなんだかがやってくるんじゃなかったかな?隕石衝突説から始まって、ミサイル攻撃説など様々な予想が飛び交う中で実は何事もなく今月が終わるのかも。
で、色々予想していた連中は口を揃えて「何もなくて良かったですね」とか言うに決まっている。

◆ Y2Kも似たようなものかも知れない。ただしこちらは、大きくはないだろうが問題が起こる可能性もある。が、ミサイルが飛んだり原発が事故を起こすようなことはないだろう。
万が一にもこんな事が起きればマスコミが喜ぶだけの話だ。
それに日本で重大なY2K問題が発生すれば、それを手本に時差のある欧米は対策を講じるだろう。
無視できる問題ではないしMSのように安易に考えるべきものでもないが、イタズラに恐怖心を煽るようなことではない。

◆ 随分前に富士山噴火説を唱えた人物が居た。この影響はことのほか大きく、富士周辺の地価が下がったり行楽地に人が集まらなくなったりしたそうだ。
この人、訴えられていたような気がするのだが今は何をしているのだろう?こう考えると経済ってヤツは、まだ起きるとも限らない自然災害に敏感である。東海地震説が囁かれれば伊豆の別荘は安くなる。
ただでさえ安くなっていて、場所によってはピーク時の2割程度の価格で買える別荘地。バブルの頃は老後の永住にも..なんて見出しでパンフレットが作られたが、結局はゴーストタウンと化して上下水道も維持できない場所もある。

◆ ある設計屋さんが別荘地に住んで仕事をしている。某大手企業を退職し長野の山奥で暮らしているのだが、バブルの頃は周りの別荘もにぎやかだったそうだ。別荘地に通じる道路は渋滞も起きて、周りには店も出来て賑わった。
が、今はすっかり変わってしまっている。商店の扉には板が打ち付けられ、駐車場の入り口には錆びた鎖が張られている。住人を失った別荘は草に覆われ、せっかく出来た舗装路はそこらじゅうにヒビが入って草が伸びている。

◆ 彼の心配事は水道の供給状態だという。電気や電話が止まることはないだろうが、メンテナンスの行われなくなった給水施設がどうなるのか?買い物一つにしても別荘街に商店はなく、山を下りていかなければいけない。分譲別荘地の看板も壊れかけてすっかり様変わりしてしまった。



アンテナ(7/6)

◆ ニュースグループで「PHSに色を塗る」話題が出ていた。色を塗るのは勝手だが分解すると違法無線局になる旨の意見が出ると、なぜ無線機能に関係ないケースを開けることが違法無線局につながるのかとの質問が出た。
質問者はクリアボディーなどは売っているわけだし、ケースが破損すれば事業者のショップで修理が出来るのだから違法性はないのではないか。と言う。
そんなことを言われても決まっていることは変えられないわけで、これをさんざん説明するも理解してもらえなかった。

◆ アンテナ交換に関しても同様で、長いアンテナや光るアンテナを売っているのだから自分で交換しても良いのではないか、との意見があるが、アンテナを交換すれば違法無線局になる。
交換推進派?は「でもアンテナは簡単に取り外しが出来る」とか、「壊れたアンテナを直すのは正しいことではないか」との意見が出るが、壊れたアンテナで端末を使用すること自体許されないことで、だからといって自分で手を加えて良いという理屈にはならない。
法律を相手に文句を言っても仕方ないと思うのだが、なぜニュースグループへの投稿には屁理屈が多いのだろうか?

◆ 面白いのは「長いアンテナにしたら感度が良くなった」派と「そんなことはあり得ない」派が意見を戦わせている場面だ。少なくとも無線の知識が多少でもあればノーマル以外のアンテナを付けようと言う気には決してならないはずである。
光るアンテナも同様で、無線電力の一部を光として使ってしまうのだから実効送信出力は低下する。ただし光ることだけにメリットを感じる人や、長いアンテナの長さが好きな人は(違法ではあるが)勝手にすればいい話である。今の無線部は特性も良くなっているので、多少マッチングの悪い(光るアンテナなど多少どころではなく、殆どアンテナとして機能していないが)負荷を接続しても周りの無線局に余り障害を与えないようにはなっている。

◆ だが極端に性能の悪いアンテナを使用すれば、送信電力の殆どは反射して内部(サーキュレータの終端抵抗)に吸収され、或いはPAに逆戻りして3次歪みを増大させる。
で、使っている人は「この端末は感度が悪い」とか「音が悪い」と言い出すのだから始末が悪い。
自分で改造(改悪)しているのだから、端末に文句を言ってはいけないのだ。



A160その後(7/5)

◆ 走行距離がやっと600Kmに達したA160だが、最近エアコンが入らない時があることに気が付いた。
外気温がさほど高くなく、湿度が多いときにはガラス内面が曇ってしまう。で、エアコンを入れたいのだが作動してくれない。
全く作動しないかというとそんなことはなく、何かの拍子に入ったりする。先日も雨の中でガラスが曇って地獄の思いを味わった。
外は激しい雨だったが窓全開で(走行中はさほど雨は入ってこないから)凌いだ。

◆ エアコンに関しては動作させないモードと動作させるモード、それと外気温や設定温度に応じて動作させるモードがあるのだが、この辺りが故障している可能性がある。
早速ヤナセに持っていくと冷媒のプレッシャを測るセンサの故障だと言うことが分かった。冷媒の量を圧力換算で測定し、冷媒ラインの異常でコンプレッサを止めるための安全機構が壊れていたと言うことだ。このセンサを交換して修理完了となったが、再発がないことを祈りたい。

◆ その他の点に関しては何事も起こっていない。学習型AT制御は以前よりおかしなシフトをしなくなったように感じる。シフトスケジュールは最近のATらしく、普通に走っているときのエンジン回転数を出来るだけ低く保つ感じでシフトアップしていく。
ただし坂道などではエンジンブレーキをかける状態でもシフトアップしない。これもGセンサからの情報を読んでのことなのだろうか?ちなみにSLもこの傾向で、下り坂などではシフトダウンしてくれたりもする。

◆ 曲率のおかしなミラーにも慣れては来たが、違和感がなくなったわけではない。慣れたと言えば燃料計にも,だ。この燃料計、針が右(と言うか下)に行くとEMPTYで左が満タンである。普通の計器なら、針は左から右に振れるので反対である。メータクラスタのデザイン上仕方ないとはいえ最初は違和感があった。
水温計が付いていないことも最初は不安を感じたが、まあ国産車の水温計みたいに常に適温を表示する単なる飾りが付くくらいなら無くても良いか。(注:国産車の水温計は70℃〜95℃位変わっても針一本分くらいしか動かない)

◆ 最大車高は高いが最低地上高が意外に低いのもAの特徴である。タイヤ径が小さい(195/50-16)事もあるが、サイドスカート(空力的なそれではなく、泥ハネ防止かも)と地面のスキマは少ない。
ホイールベースが短いから良いが、これでホイールベースが長かったら凸凹の踏切などで擦りそうな感じである。着座位置が高いからと言って最低地上高も高いと思いこみがちだが、悪路走破性は無に等しいので念のため。

◆ イオンコートバリアの中間報告はこちら



情報漏洩(7/4)

◆ NTTとDoCoMoからの個人情報漏洩でマスコミが騒いでいるが、これは今に始まったことではない。ただし「情報が売れる」事が社員内に広まって、誰でもが情報を売り歩くようになったのは最近かも。
電話会社の情報では住所や氏名など、余り大したことは解らない。が、電話帳不記載のユーザであっても住所や氏名が出て来るというメリットがあるのかも。

◆ これに加えてクレジットカード会社の情報があるともっと色々なことが解ってくる。いつどこで何をいくらで買ったか、支払い回数と支払い状況や年収までもデータとして保存されている。
これらの情報も売買されているわけだが、特に提携カードなどは情報が色々な会社に分散している関係から漏洩がバレにくい。
銀行発行のカードなどでは預金状況や銀行ローンの残高も漏洩する。

◆ 最近ではメールアドレス一つで住所氏名から勤め先やカード使用状態まで解って、それを元にその個人の趣味や家族構成までもデータ化されるそうだ。
これらの情報を元に、家を買ったら庭師や家具屋がやってきたり、子供が産まれたら保険屋がやってきたり、結婚したら旅行会社が案内を送りつけてきたり、離婚すれば結婚相談所からお誘いが来たり、定年退職すれば相場屋が出向いてきたりするのだ。

◆ これらの会社が易者を雇っているわけではない。大量購入ディスカウントで個人情報を1件数百円で買えば良いだけの話である。情報は鮮度が命なので賞味期限の過ぎた情報は安く売られる。が、さめるのが遅い鉄は打つまでにタイムラグがあっても大丈夫,って訳で、安い情報を買い込む会社も多いらしい。
「オレはカードで買い物しないよ、全部バレちゃうから」と知人が言っていたのは今から10年近く前の話である。

◆ 趣味製の強い商品を売り込むには、当該人物の好きなことも調べなくてはいけない。これにはNiftyの掲示板が役立つそうだ。Niftyの情報漏洩も騒がれたことがあったが、果たして単なるウワサに過ぎなかったのか?それともNTTやクレジット会社並の情報漏洩が行われていたのか定かではない。

◆ 魚関係はこちらを、車関係はこちらを追加しました。



定額つなぎっぱなし(7/3)

◆ 24時間テレホーダイ運動(?)をやっていた人には朗報かも知れない。今年の年末から東京と大阪で市内通話定額料金サービスが実験的に始まる。ISDNが対象で料金は1万円前後になる模様だが、果たしてこれが高いのか安いのか。
ISDNテレホーダイは2400円だったと思うので、この約4倍にあたる。テレホーダイの対象時間は9時間なので時間単価としては妥当なのかも知れない。(深夜割引料金を考慮)

◆ 値段としては妥当であるとして、人間は寝たり食ったりする時間も必要だ。学生は学校に行き、社会人は金を稼ぎに出かける。そうすると、その残った時間でインターネット接続を行うことにならざるを得ないが、それだと1万円は高いような気がする。
インターネットの楽しみ方は人それぞれだろうが、私の場合には調べものが主たる目的になる。
この目的を達成するためにはいくらかの時間接続することもあるが、それが1時間以上に及ぶことはほとんど無い。

◆ 普段の日は7時前に起きて出勤、帰宅後は食事をしたり風呂に入ったりして、その合間にニュースなどを見たりする。寝る前には雑記を書いたりするわけで、のんびりインターネットサイトを廻る時間は限られているわけだ。
土日にしても、せっかくの休みをPCの前で過ごすなんて事は余り無い。何かしらの実験などを行えば、それをページにする程度のことは行うが原稿書き以外の目的でPCの前に座り続けるなんて会社だけで十分である。

◆ と言うわけで、私はテレホーダイにすら加入していない。特別な理由がない限りは午前1時までには寝てしまうと言う健康的生活?を営んでいるので、テレホーダイ契約したところでそれを有効には使えないだろう。
と考えると24時間定額制にどれだけの需要があるのか疑問である。しかも1万円の料金を払ってだ。これが3千円だったら話は別かも知れなくて、インターネットに限らず色々なサービスに使えるかも知れないのだが..

◆ マスコミも騒ぎ始めているNTTの個人情報漏洩問題。今に始まった事じゃなくて、クレジットカードなどの情報と合わせると何でも分かってしまうと言うお話は明日にしよう。



GPS測位精度(7/2)

◆ GPSのロジック部は殆どワンチップ化されているが、測位精度はこの部分のデキで決まってしまう。例えばSONYのナビはカロッツェリアより位置精度が悪いと言われているが、おそらく自位置検出ロジックのデキが悪いのだろう。
通常使用されている民生コードで10mの精度を出すのはかなり大変である,と言われたのは以前の話で、今は1m程の精度まで向上させることが出来る。これにはロジック規模や速度が向上したことに加えて、様々な精度向上アルゴリズムが使われているからだ。

◆ だからといって実際のGPS衛星信号から1mの精度での位置検出が出来るわけではない。
衛星からの信号には測位精度を上げないようにするための雑音成分が重畳されているからだ。
これは第三国の軍事目的利用を抑制するためで、どうやら雑音を排除する方法(だったら雑音とは呼べないが)は存在すると聞く。もっとも民生コードを使用せずに、軍事用のコードを使用すれば現在の10倍程度の精度は出せる。軍事用コードも知っている人は知っているはず。

◆ D-GPSでも精度は上がるがFM放送電波使用では限界もある。そもそも砂漠の真ん中に居るわけではなくて、ビル街や高速道路の下など常時衛星が見えるとは言い難い場所で精度を上げることは困難に等しい。逆に衛星が見渡せるくらい広いところで1mの精度が必要かと問われれば、これも疑問である。

◆ さて、前記の高精度GPS位置検出アルゴリズム搭載のナビは某社から発売されることになるだろう。時期的には..今からICを作るので、年末商戦には間に合わないかも知れない。
DVDもVICSも落ち着いた今、カーナビの代替需要は何で狙うのだろうか?もしかしたら高精度が売り物になるかも知れないし、もっと他の付加価値を付けた製品が登場するかも知れない。或いは単に新しい物が良い、って事で買い換える人もいるだろう。
景気低迷が続けば価格も重要になる。一世代前のモデルを安売りすると飛ぶように売れてしまうと言うのがそれを物語っている。モデルチェンジしても中身はさほど変わらず、アクセサリ的要素や外観が変わったくらいではユーザは飛びつかないと言うことだ。

◆ 今はあたり前に使っているGPSだが、これは偉大な技術である。もしGPS衛星無しに自位置検出を安価に行おうとすれば、一時流行った電子コンパスとジャイロに頼るしかない。
ジャイロは光ファイバーを使ったものを日産が製品化していた(か?)のと、ヘリュームを使ったものをホンダが一部車種に搭載していた。トヨタは方位磁石方式だったが、磁化された鉄橋や歩道橋の下を走ればセンサが狂って使い物にならなかったばかりか、一度狂うと車両を360°回転させてリセットしなければいけないなど、単にカタログを飾る目的以上には踏み出せなかった。



モニタの性能(7/1)

◆ 自宅で使用しているモニタは、ちょうど17インチの価格が下がり始めた頃のものだ。
それまで15万円以上はしていたものが、ようやく10万円程度で買えるようになってきた。
そこで17インチに手を出したわけだが、今の製品に比較すると性能的にはやはり劣っている。
価格は下がり性能は上がるというのはPCと同じで、こちらは量産効果がものを言っているのだろう。

◆ 店頭に並べられたディスプレイを見ると、ほぼ価格に比例した画質になっている。フォーカスや収差や色ずれの少なさを求めるには、やはりある程度の価格のものを購入しないといけない。
店頭で見て分からないのは温度変化による画面サイズや画面位置のドリフトだ。どのディスプレイでも多かれ少なかれこれはあって、冬の朝などに電源を入れると画面サイズが大きくずれていたりする。

◆ 温度ドリフトが少なかったのは随分昔に買ったフィリップスのモニタや、ワークステーション付属のものだ。解像度もドットピッチも似たようなものなのに、同じメーカでも数種類の値段レンジで製品がある場合は、この辺りの性能に違いがあるのかも知れない。
PCに比較すれば長く使うものだけに、購入時には少々フンパツしても良い,とは頭の中では解っているが、いざ財布からお金を引っ張る出す段になると考えてしまう。

◆ で、安物を買うと画面の中央と端でドットピッチや縦横比が大きく違ったりする。実に今使っているモニタがそうなのだ。例えば円を書いたとする。画面中央では真円なのだが、それを画面の端っこに移動すると楕円に写る。一体どちらが正しいのか?仕方ないから200ドット×200ドットの四角を書いて、それと比較しなければ良くわからないなんてバカげた事態に陥ってしまうのだ。

◆ 歪みが無いという点では液晶モニタが良いのだが、その代わり可変解像度って訳に行かないから使いにくい面もある。何より値段が高い&バックライトの寿命と発熱の問題もある。
コンパクトで軽量な液晶モニタは家庭向きだとも思うが、逆に固定解像度でビジネスアプリを使う企業の方にマッチしているのかも知れない。
特に限られたデスクの上を有効に使おうとすれば大きなモニタは邪魔である。米企業のように豊富なスペースを贅沢に使ったオフィスなど日本企業には希だろう。



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