No.30095
コクセンのガイガー
FUSHIKIZ
[G:Windows/XP:FireFox/6.0.1]
09/08(木) 21:56
返信
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ニュースがありました。
比較的安価な放射線測定器の性能 こちら
>自然放射線の測定試験 参考品を除く9銘柄は通常の環境程度以下の自然放射線を正確に測定できなかった。
計れなくてもいいのじゃないですかね。
>セシウム137由来のガンマ線測定試験 参考品を除く9銘柄は、照射線量率と測定値に相関がみられたが、総じて正味値が低く、ばらつきも誤差も大きいため、正確な測定はできなかった。
PDF こちら
にありますが、意外に正確?一桁の誤差は無いようです。
>今回テストを実施した放射線測定器では、食品・飲料水等が暫定規制値以下かどうかの測定はできないので、こうした目的で購入・使用することは避ける。
もともと食品は鉛のなかで数時間蓄積しないと計れないのものであって サーベイメーターというのは、環境のめやす、ということでそもそも 目的外とはしていませんね。
>環境中の放射線を測定する場合、公表されているデータ等を参考にし、測定器の示す値を直ちに信頼することは避ける。
ははあーこれが目的か。なんとなく意志を感じます。
もともと空間線量というのは離散的な値の平均値で、平均値を長くとると 正確になりますが、数字が上がるのにヒマがかかります。平均値を短く とるとバラつきますね。
これは電子体温計と似たようなものですぐ結果がでるものはだいたい 不正確です。
PDFをみると、意外に正確なのに驚きました。本当に驚いたというのが 本音です。一応出荷時にだいたいあわせてあるのね。
実は高価なサーベーメーターもどれも測定条件で数値はかなりバラ つくもので、低線量ではバラつき、高線量では飽和して低めに出ます。 核種によって差が出るのが当たり前です。近々芳香剤のエステー からも出るらしいですが、どの程度正確か興味がありますね。
fushikiz
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No.30099
RE:コクセンのガイガー
YASU
[M:Windows/Vista:Chrome/14.0.835.126]
09/08(木) 23:57
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>もともと食品は鉛のなかで数時間蓄積しないと計れないのものであって >サーベイメーターというのは、環境のめやす、ということでそもそも >目的外とはしていませんね。
そのような知識がない人が購入するから問題だってことでの情報提供では? 「汚染検査に使えます」と売られていれば勘違いする人は少なからず存在します。 そのような人たちへの情報提供は必要だと思いますよ。
>もともと空間線量というのは離散的な値の平均値で、平均値を長くとると >正確になりますが、数字が上がるのにヒマがかかります。平均値を短く >とるとバラつきますね。
>これは電子体温計と似たようなものですぐ結果がでるものはだいたい >不正確です。
うーん、これは対比するものが適切では無いのでは? 測定時間の長い体温計はそれ以上温度が上がらなくなった平衡温度を直に測ります。 測定時間の短い体温計は計測開始からの温度上昇カーブを元に平衡温度を予測して 表示しています。 元々、表示する値その物が違うわけですよね。 離散的な値の平均値をとる線量計とは違うでしょ?
em114-48-218-121.pool.e-mobile.ne.jp
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No.30100
RE:コクセンのガイガー
そらまめ
[Windows/XP:FireFox/6.0.2]
09/09(金) 00:05
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ご紹介頂いたリンク先のPDFを読んでみました。
> PDFをみると、意外に正確なのに驚きました。
「表2」の「製造者もしくは販売者」を見て最初は少々先入観を持ってしまったのですが、身近な場所のホットスポット探しには充分な性能だと思います。
「照射する線量率に比例してばらつきが大きく・・・直ちに信頼することはできなかった」とありますが、フィールドで計測中に5μSv/hを超えたら普通は先ずその場から逃げますので、私のような素人にとって実用上の問題は無いです。
さて、PDFを読んでいて思ったのですが「図5」で各製品3点ずつ計測しているのだから、そのデータを「図7」の様式に標準偏差付きでプロットするのが普通だと思うのですが。 ざっと見た感じ、No.1、2、3、8、9 は特に良さそうな感じがします。
たぶん、分かりやすくデータを整理すると「意志」に反するので不可なのでしょう。
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No.30103
RE:コクセンのガイガー
FUSHIKIZ
[G:Windows/XP:FireFox/6.0.1]
09/09(金) 00:52
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>各製品3点ずつ計測しているのだから、そのデータを「図7」の様式に標準偏差付きでプ>ロットするのが普通だと思うのですが。ざっと見た感じ、No.1、2、3、8、9 > は特に良さそうな感じがします。
なんか、低線量0.115μSvで精度が悪いのをことさらレポートは問題視 していますが、問題となる1μSv以上では結構精度がいいですね。
低線量では演算で下駄をかはせているのだと思います。サイズの 小さなGM管は低線量でリニアリティーが悪いので、GM管がほとんど放電 しないような低線量でもある程度の数字(つまり環境の最低価)を示す ように演算しているのじゃないですかね。
だから正味価として、測定値からバックグラウンド価を引くと低くなる。 しかし、サーベイではバックグラウンドを引く必要はない。環境の トータル価のサーベイであって、個々の汚染源それぞれを正確に計る 必要はない。正味価などはどうでもいいのです。
また高線量では放電が飽和するので感度が低下しますが、とりあえず 0。1から20μSv程度でビービーピカピカすれば1μ以下のところまで 逃げればいいわけで、十分だと思います。
対象品のGM管はそれこそバナナくらいある。この手のサーベイのGM管は 芋虫なので、低線量の感度が違うのはあたりまえで、正味価を論じるのは 故意にこれらの製品の信頼度を貶めていると思います。やはり、特定の 政府のセクターの意向がかいまみられます。
そもそも対象とした製品は大型でポケットに入りませんし、それをサーベイ メーターとは通常いわないのです。アラームもないですしね。
個人的には依然として依然として空間線量が1。5μSVある福島市で ホットスポット探しに有用だと思います。今これを必要としている福島 市民のニーズにあっているということですね。
気になるのは、なぜ書くも多数のソ連製中国製の民生用サーベイメーターが 生産されているのか?ということです。ソ連はチェルノがあるからともかく として、中国の放射線管理がプアなのでしょうか?あるいは、以前核実験 したタカラマカン砂漠付近で売れるのでしょうか?
中国製は表示も中国製です。ということは輸出用ではない。とすると どういう国内事情があるのか、非常に興味がありますね。
fushikiz
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No.30104
RE:コクセンのガイガー
YASU
[M:Windows/Vista:Chrome/14.0.835.126]
09/09(金) 01:55
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>気になるのは、なぜ書くも多数のソ連製中国製の民生用サーベイメーターが >生産されているのか?ということです。ソ連はチェルノがあるからともかく >として、中国の放射線管理がプアなのでしょうか?あるいは、以前核実験 >したタカラマカン砂漠付近で売れるのでしょうか?
中国の放射線管理がプアなんでしょう。 数年前のニュースで中国からヨーロッパに輸出されたステンレス鋼材にコバルト60が混ざってたなんてのが有りました。 こちら 輸出用の製品でそんなレベルですから国内ではもっと酷いのではないでしょうか? 放射性廃棄物を拾ったことによる被曝事故ってのも見かけた記憶も有ります。 ですので自衛用に流通してるんじゃないですかね?
em114-48-218-121.pool.e-mobile.ne.jp
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No.30105
RE:コクセンのガイガー
りんた
[Windows/7:FireFox/6.0]
09/09(金) 09:51
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皆さんこんにちは。 いつも楽しく拝見しています。 長い死の夏休みから開放され、ほっと一息ついたりんたです。
統治する側から見れば、国民は適当に勤勉であってかつ本質的には無知であって欲しい、という感じですね。嫌ですね。 よく見てよく考える人間になるよう子どもに教育しなければと痛感する今日この頃です。
コバルト60は普通の鉄にごく微量混ざっていると聞きます。 (製造過程で入るらしい) 完全にコバルト60が入っていない鉄が欲しいときは、先の大戦で沈んだ戦艦陸奥を引き上げた鉄を使うとか。 (戦艦陸奥でぐぐってください。)
YASUさんご指摘の事件とか、 儲かれば何でもやっちゃう人間がいるというところが、怖いです。 知らないでやっちゃうのも怖いし、知っていてやりぬけるのも怖いしその上悪質。 最近後者を、この国でまま見かけるのは本当に情けないです。
世界の工場中国で国内需要用の測定機が結構あるとお聞きして、またまた怖いなぁと感じます。 中国の人も自分で計らないとまずいと感じている? いろんなものに混じって知らない間に私の身近なところにある可能性もあるとか。
A新聞は反原発のように感じますが、Y新聞は推進したがっている??? これいじょう危ないものを増やしてどうするの??? アレバ社が使用済み核燃料を引き取ろうかと打診してきた?のも、断ったとか?断ってないとか??? 本当のことは分からないけど、今後の金儲けを考えるより、厄介なものはもっていってもらう手もあるかも??? でも、そうすると後で大金ぼられちゃうんだろうか?
いつか書いていたことのある自宅の積算線量計ですが、現在のところ事故後の積算で、1.37mSvとなりました。だからどうという事はないのですが、経過の報告まで。
昔、某大学の研究用原子炉で、深いプールの底に沈むコバルト60を見たことがあります。 ものすごく青くボーーッとした感じでた。 限りなく水が透明(ほかに見たことがない透明さ)で「水清くして魚棲まず」とはこの事か、と思いました。
近頃怖がりのりんた
180-144-20-23f1.wky1.eonet.ne.jp
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No.30119
RE:コクセンのガイガー
とし
[u:Windows/XP:FireFox/3.6.21]
09/10(土) 13:48
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アサヒかなんかで見て後で見てみようとおもったていたら・・・ナイスなトピックありがとうございます。9番あたり買ってみようかな?
福島もかなり漏洩量はへったとはいえまだ漏れてますね。せめてカバーが掛からない限りは要注意しないと。 南にいる方にはすいませんが、これからは北風の季節なのでこちらは多少は安心できそうですが・・
>気になるのは、なぜ書くも多数のソ連製中国製の民生用サーベイメーターが >生産されているのか?ということです。ソ連はチェルノがあるからともかく
放射能でググってみてたらほとんど管理されてないようで、やたら線量の高いコンクリート(なんか放射能廃棄物が混入していたらしい)で出来たマンションでかなりのガン患者がでてどうこう・・とかありましたねえ。
i118-20-192-198.s04.a004.ap.plala.or.jp
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No.30125
RE:コクセンのガイガー
YASU
[M:Windows/Vista:Chrome/14.0.835.159]
09/10(土) 16:53
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>TCS-171(B)とほぼ同じTCS-172(b)における変換係数は1.98E+2であることから、 >TCS-172(b)サーベイメータにおいては、500Bq/kgのタッパー標本は2μSVを TCS-172Bの換算係数は単位が違いますよ。 Bq/kg/cpsとcps(計数率)から換算するようになってます。
em114-48-64-94.pool.e-mobile.ne.jp
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No.30126
RE:コクセンのガイガー
Shimalith
[u:Windows/XP:Chrome/13.0.782.220]
09/10(土) 18:02
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最近は桃祭りをしています. 普段なら都心にしか並ばないグレードのものを ひとりで1日に丸ごとおいしくいただけるなんて幸せ.
さて,茨城県南の当地では,稲作(早場)が不検出〜50 Bq/kgとひと安心な一方, 小学校のグランドの表土ははがされました. Shimalithは震災後,どこからともなく年代物のサーベイメータ(日立Aloka ICS-501)をゲットしましたが, ・校正できない(零点あわせは出来る) ・経年劣化の可能性 ・計数範囲がMax.10 mR/h ,最小目盛が0.005 mR/h (単位に時代を感じる) であり,参考値にしかならないとは思いながら何回か近所に出てきました.
結果の概要は(数値が信頼できないので「目盛」という表現を使用する) ・家の中と外で数値が違うことは確実 ・1m 地点で半目盛からひと目盛をフラフラ ・ドブの砂は+1目盛 ・雑草は生えているところの土の線量に近い でした.
今日久しぶりに出たところ,全てのポイントで半目盛分下がっていました (増幅回路の温度特性をみている可能性はあるかも)
こうして計っていると思うのですが, 最大数十mSvのサーベイメータで一桁uSvなんて,機械屋の測定の常識を逸脱しています. 学部生にはたまにこういう事をする方がいて笑われるのですが, 「測ったら28.5mmでした」「どうやって測ったー」「巻尺です」 一般的には,1 m を切ったらJISマーク入りの金尺,200 mm切ったらノギス, 最小桁が一桁マイクロまで必要ならマイクロメータを使うものです.
信頼ある測定には「対象に合う測定レンジ」が必須のはずです. それが合わなければ,私がやったような「あるか,ないか」という定性的な結果しか出ませんよ.
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No.30133
RE:コクセンのガイガー
きのたく
[Windows/XP:IE/8.0]
09/10(土) 21:34
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そういえば、中国からの放射線測定器に、「親切」にもラジウムボールが添付されていた事故もありました。 こちら
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No.30134
RE:コクセンのガイガー
FUSHIKIZ
[G:Windows/XP:FireFox/6.0.1]
09/10(土) 21:54
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YASUさんのように、cps^-1のものとありますね。申し訳ありません。
ただ面白いのは同じbq/kgを計算するにせよ、入れ物をかえると変わることと、 cpであれSvであれ、例えばタッパーと瓶の比がそれぞれの計測器で違う。。。 これは計測部分のサイズは形の差なんでしょうか。線量を計ることの 難しさを感じます。
>計数範囲がMax.10 mR/h ,最小目盛が0.005 mR/h (単位に時代を感じる) であり,参考値にしかならないとは思いながら何回か近所に出てきまし
レントゲンR/hを100で割るとSv/hとほぼ同じ(定義が違うが)ですから、 最小の0.005 mR/hは5μR/h=0.05μSvですかね。 MAXの10mR/hは100μSvでしょうか。ちょうどいい感じでしょうか。
>1m 地点で半目盛からひと目盛をフラフラ・ドブの砂は+1目盛 最大数十mSvのサーベイメータで一桁uSvなんて,機械屋の測定の常識を逸脱しています
まあ対数ということで。。。要するに桁があうか、程度のものですね。 例えば5、とでたら1と10の間か?程度でしょう。核種や計測部の大きさ など、放射性物質の入れ物でも違うんですね。
ちなみにwikiをまとめると、
Rレントゲンは空気1cm3あたり1静電単位(esu)のイオン電荷が発生させる 放射線総量 CGS単位系
Rad1ラドは、物質1キログラム (kg) あたり0.01ジュール (J) のエネルギー を吸収したときの吸収線量 国際単位系 (SI)
remレムは1ラドのX線の線量当量が1レム。それ以外の放射線は放射線の種類 ごとに定められた生物学的効果比率 (RBE) を線量当量に乗じて得る。 (X線のRBEは 1 rem/radだが電子線は異なる)、一方レントゲン(R)単位で 計測した照射線量に放射線の種類ごとの生物学的影響の程度を表す係数を 乗じても求められる。重みづけ系数rW=1としたとき、1レムは1.07185 レントゲンとなる
Gグレイ1キログラムの物質に1ジュールの放射エネルギーが吸収された ときの吸収線量を1グレイと定義する。ラドは0.01Jなのでグレイはラドの 100倍。グレイは100ラドと同じと考えて良い。それはグレイ氏が 1レントゲンの放射能によって単位体積の水中に生じるエネルギーに 等しい量のエネルギーの増加を単位体積当たりの組織の中で生じる 中性子放射線の総量」を単位としたから。人体は水に近いので長らく グレイが使われていた。
Svはグレイに放射線の種類ないし対象組織ごとに定められた修正係数を乗じて線量当量(シーベルト)を算出する。
Sv = 修正係数 × Gy
等価線量を算出する際には修正係数として放射線荷重係数が使用される。放射線荷重 係数は、放射線の種類によって値が異なり、X線、ガンマ線、ベータ線は 1、 陽子線は 5、 アルファ線は 20、 中性子線はエネルギーにより 5 から 20 までの 値をとる。
だそうです。定義はいろいろですがおおむね数が合うようになっています。 1R=10mSvの100倍は水中の1Jから0.01Jから引きずっているのですね。
fushikiz
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No.30135
RE:コクセンのガイガー
Osaka
[u:Windows/XP:FireFox/6.0.2]
09/10(土) 22:37
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国民生活センターの文書ですが、14ページの表の通販サイトの説明文、「主に原子力発電所、アクセ ル、同位元素・・・」アクセルって何ですかね。加速器?。こんな説明文で売るほうも売るほうです が、買う側にしたってこれは、動けばラッキーくらいの気持ちで買うべき代物じゃないですかね。そ れが誤差の多少はあれども動くものが売られていることが判ったわけで、その意味では国民生活セン ターはいい仕事をしたといえるかも。でも6ページの事例1,2,3のような明らかな不具合のある機種、 業者は明らかにして欲しい。
>Shimalithは震災後,どこからともなく年代物のサーベイメータ(日立Aloka ICS-501)をゲットしましたが,
この型番は見たことないのですが、測定範囲からして結構でかいものですか?。レントゲンは一瞬(?) となります。古い人は平気で「60!」とか言ってたので(えっと0.6・・・)とか。 この電離箱式のサーベイメータは、電源投入後しばらくは指示値が安定しないので、使用の10〜20分 前に電源を入れて、安定してからゼロ点を調整をして測定となります。測定部の気密が悪いと湿度の 影響を受けます。今のものはシールがしっかりしていますが昔のもので乾燥剤が装着されているものが ありました。
>最大数十mSvのサーベイメータで一桁uSvなんて,機械屋の測定の常識を逸脱しています.
これは結局用途しだいなんです。まさに今必要なホットスポットを探すような用途の場合、あまり 測定範囲が狭くては線量率の勾配を確認しながら歩き回るというようなことはやりにくいわけです。 (それでも上が100mSv/hとかは大きすぎですが、かの国では必要なのかも)
>これは計測部分のサイズは形の差なんでしょうか。線量を計ることの >難しさを感じます。
検出器のサイズの違い、検出器と測定対象物の幾何学的配置の違いでいろいろ変わります。1m先の 点線源を測る場合なら検出器の寸法が数十センチとかでないかぎりこのような資料をつくる必要はな いわけです。
zaq3d7d417f.zaq.ne.jp
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No.30136
RE:コクセンのガイガー
FUSHIKIZ
[G:Windows/XP:FireFox/6.0.1]
09/10(土) 23:08
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申し訳ないのですが、誤認があったので赤をいれました。
>中国の放射線管理がプアなんでしょう。
コクセンのPDFによると、
”丸型V式容器(タッパ:V5、外径135mm、内径128mm、高さ56mm)に食品0.63kgを充填 日立アロカメディカル株式会社製TCS-171(B)で測定した場合、測定値(μSv/h)を7.34×104で除することでBq/kgが得られるとしている。仮に500Bq/kgの汚染がある食品を測定したとすると、およそ0.007μSv/hに該当するため、”
そうですが、計算がおかしいのじゃないかな。
0.007μSv/7。34x10^4=約1x10^-7 Bq/kg???
除するでなく乗するの間違い?だとすると、
0.007μSv x 7.34 x10^4 =約500 Bq/kg
除するじゃなくて乗するの間違いじゃないですかね。明らかにまちがっていますね。 杜撰とかいいようが無い.で原典にあたると、
こちら
らしい。これには、ページ4に
7.34 x e+4 (Bq/kg)/(μSv)
とあります。またほぼ同じTSC-172Bでは
1.98 x e+2 (Bq/kg)/(μSv)
と係数が小さい。つまりTSC-172Bでは2.5μSvと出ることになりますかね。
とすると、決して小さな数値では無い。つまりサーベイメーターでも 解る場合もある、ということですね。
これは通常サーベイメーターとはざっと線量をサーベイするわけであって、 核種による差を意識せずに生体への影響を概算するということです。
このことは、コクセンにE-mail
(これしかうけてつけていない)をおくる必要がありますね。みなさまもどうぞ。
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独立行政法人 国民生活センター御中
前略
貴殿が平成23年9月9日付けで発表されました "比較的安価な放射線測定器の性能” は多くのメディアで公表されるとともに大きなニュースとなっていますが、 重大な事実誤認があると思われます。
1)その詳細のPDF こちら の4ページに、”丸型V式容器(タッパ:V5、外径135mm、内径128mm、高さ56mm)に食品 0.63kgを充填して日立アロカメディカル株式会社製TCS-171(B)で測定した場合、測定値(μSv/h)を7.34×104で除することでBq/kgが得られるとしている。仮に500Bq/kgの汚染がある食品を測定したとすると、およそ0.007μSv/hに該当するため”
とありますが、”7.34×104で除すること”は”7.34×104で乗すること” の誤りと思われます。それは原典である、”緊急時における食品中の放射性セシウム測定に用いるNaI(Tl)シンチレーションサーベイメータの機器校正” こちら の4ページに 7.34 x e+4 (Bq/kg)/(μSv) とあることからも、”除する”ではなく”乗する”の間違いと思われます.
2)上記原典には、TCS-171(B)の数値が引用されておりますが、NaI(Tl)シンチレーション検出器はNaI(Tl)シンチレーション検出器を用いていますが、多くの中国製線量系はGM管を用いています。
NaI(Tl)シンチレーション検出器とGMとでは検知メカニズムが違いますので数値比較することはできません。例えばNaIはγ線に対する感度はすぐれていますが、β線に対する感度はGM管より劣っています。
食肉などはその後のβ線による内部被曝が大きな問題となるわけで、単純にNaIでの変換係数がGM管に適応できません。厳密にはゲルマニウ検地器が必要になります。
従って
”今回の結果では、通常環境下の0.06μSv/hが正確に測定できなかったので、食品・飲料水等の暫定規制値である200〜500Bq/kgに該当する線量率を測定することはできず、食品・飲料水等の 137Csの汚染検査に用いることはできないことが分かった”
はこれらのサンプルで計測された変換係数がない以上、根拠とはなりません。
3)中国製サーベイメーターの感度が悪い事を強調していますが、これらは いわゆる”ポケット線量計”の範疇であると思われます。国内では日立 アロカから、ポケット線量計として、EPDシリーズ(こちら)が広く発売されていますが測定範囲は1μSv以上となっております。
そもそも原発等の施設においても作業員が携帯するポケット線量計は直ちに 危険な被曝をチェックするためのものであり、1μSv以下の精度は要求されて おりず、直ちに危険となる線量を評価するためのものです。
したがって、サンプルとなった中国製機器の感度がこの用途とサイズにおいて 日本製に比べ著しく感度が悪いとはいえません。また低感度のため、これらの機器は バックグラウンド値が高めで不定となっており、バックグラウンド値を差し引く正味 値を用いるのは計測値が低く正しい測定方法とはいえません。通常正確な線量を計測 するには、その機器のバックグラウンド値の10倍以上を要します.
また、直ちに健康に問題となる1000Bq/kg以上の食品や汚泥を評価するので あればこれらの線量計でも検知範囲に入ってくると思われます。
従って、そもそもポケット線量計で規制値付近のベクレル量を計測できない のは中国製であっても日本の大手メーカー製であってもおなじであり、 中国製のみを取り上げることはてきせいでなく、結論は
”中国製であっても日本製であってもいわゆるポケット線量計では 規制値程度の汚染は評価できないが、数万ベクレル/kgの汚染であれば 評価範囲に入ってくる”
というのが正しい結論であると思われます。
以上のように今回の発表は正確さに欠けるものであり、直ちに検討されて 訂正されるべきと考えます.
名前 ---------------------------------------------------------------
というのを送りなおしておきました。
fushikiz
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No.30138
RE:コクセンのガイガー
FUSHIKIZ
[G:Windows/2000:FireFox/6.0.1]
09/11(日) 01:03
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>国民生活センターの文書ですが、14ページの表の通販サイトの説明文、「主に原子力発電所、アクセル、同位元素・・・」アクセルって何ですかね。
電脳翻訳機に加速器を入れた結果じゃないでしょうか。深傷というのは探傷 の間違いでしょうね。
どこにも食品の線量を計測するとは書いてないです。どうしてこくせんの
”テスト対象銘柄は通常環境中の放射線量や食品・飲料水等の暫定規制値以下であるかどうかの判定に利用できる性能はなかった ”
がでてくるのか。販売者がどういう説明をしたか知りませんが、説明書には どこにも食品・飲料水等の暫定規制値以下であるかどうかを判定できるとは 書いてない。書いてないことに関して、その製品には責任ありませんね。
また”しかし、137Cs由来のγ線測定試験で0.115μSv/hの線量率を測定した ところ参考品を除く全ての銘柄で誤差が30%を超えていた(12ページ、図6参照)”
のは正味値を使ったからであり、そもそも1μ以下は国産品でもポケット 線量計は仕様外になります。5μSvでは正味値でも9製品中6製品が 15%以下の誤差ですね。3製品が低いのは正しくGM管がある位置が不明で 資料と検知部分の距離があったからじゃないでしょうか。中華製の多くは GM管が先端では無くて横にあります。弱い線源では距離がききますからね。
そもそも空間線量を図るものだから、あまねく汚染がとびかっているわけで GM管の位置が問題じゃないのですが、小線源であれば当てる場所で数値が かわってくるのは当たりまえです。
とすれば、中華製ですから+ー50%に入っていればまずまずと考える べきじゃないのかな。説明書にも15-30%の誤差とかいてあるし、そもそも アロカの対象品も10-15%過大の誤差がありますから。
まあ、この発表のせいで製品が暴落したら買っておくのもいいかも 知れません。
今日の新聞では福島市は空間線量1.22μ、地上高1mで1,44μSvと 文部省から発表されています。この線量からすると、表土では数μ、 雨といや雨水升では20μを超えると思います。
それでいて、子供が外で遊ぶとそういう表土を衣服や靴につけて帰って くる。また表土や雨水のついた野菜もあるかもしれない。それでいて 公的機関が十分な情報を伝えず、いまだに1μ、おそらく3月には 20μ近くあった福島市民を放置している。
そんな状況で、国産品の供給が殆ど止まっているので、こういう製品を 使う理由は十分あるし、もしこくせんの調べた性能が正しいなら、 ご近所のホットスポットを調査する能力は十分以上にあるわけで、 これほどくさす理由は無いと思います。
そもそも国民消費者の安全をたもつセンターなら、政府に除染や 避難を具申すべきであり、こんな些細な製品を攻撃するのは センターの職務怠慢を糊塗する目的としか思えませんね。
感度が少々低い製品を攻撃するより、除染せずにウソばかり 入ってきた政府の方が不良品であるかと思います。
FUSHIKIZ
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No.30141
RE:コクセンのガイガー
Shimalith
[u:Windows/XP:Chrome/13.0.782.220]
09/11(日) 09:53
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>最小の0.005 mR/hは5μR/h=0.05μSvですかね。 なのですが,そうすると市が同じポイントを計ったとき(0.2uSvくらい)の値にたいして 半分の値になるのですよね.. 測定下限付近が信頼できないのか,全体に感度が落ちているかは 校正線源も他のメータも無いのでどうしようもないです.
>この型番は見たことないのですが、測定範囲からして結構でかいものですか?。 その通り,わりあい大きいものです.ポケットには絶対に入りません. 一般の方にはカウンターというよりスピードガンに見えるのでは. メインスイッチを回して,その後トリガを指で引くと測定を開始するように出来ていますが, トリガしてからもしばらくふらつくので,測定間でばらつきを防ぐには トリガを引きっぱなしにしていないといけない,でもバッテリが減ると0が狂う, という,使い勝手の何とも微妙な.. シリカゲルは輸送ケースに同封されていました,死んでいましたが.. 一度防湿庫に入れて感度変化を見てみます.
ネットには同型機が見あたらないので,3分間線量計を眺める動画を作ってみました. こちら コメントに説明が記入してあります. (mm:ssと入力したら,勝手にタイムジャンプが出来るようにしてくれた.googleさん賢い)
半導体式でならばDIYでかなりの感度に達した方がいるようです. オシロで見ていると波形と電圧で線種などが分かるそうで,彼らに無いのは校正線源くらいでは. こちら いまや鉛箱から何から作ったほうが早い?
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No.30142
RE:コクセンのガイガー
FUSHIKIZ
[G:Windows/XP:FireFox/6.0.2]
09/11(日) 17:12
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>一般の方にはカウンターというよりスピードガンに見えるのでは.
カッコいいですね。微妙な色というカッコといい。何かににているなあ。 匂うのは60ー70年代のSFモノの雰囲気。何かににている。
それはスタートレックのエンタプライズ号かな。LEDもいい感じですね。 モジュールというよりは複数のコンパレーターで光らしているのかな。
おそらくデザイナーものだろう。デザイナーは旧来の検知器(取っ手が ついていてメータが触れる)のスタイルを打破したかったのでしょう。
しかし作ってみて自立しないことに気づいた。そこで足をつけたのでしょう。
こくせんはGM管は感度が低く精度が悪い、とかいっていますが間違いです。 大きなものは感度がいいです。それにベータ線も拾いますしね。感度が 低くなるというのは高cpsの時ですね。クエンチに有限の時間がかかる ので高cpsではカウントエラーになることと、低エネルギーのγに弱い ことでしょうか。
GMは大きいと感度がよくなる。体積に応じて拾う確率があがり、一度 放電するとクエンチしてもその後電離が離散的に残って放電しやすく なるようです。
fushikiz
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No.30143
RE:コクセンのガイガー
FUSHIKIZ
[G:Windows/XP:FireFox/6.0.2]
09/11(日) 19:26
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そうそう、日本製の線量計も増産されていますね。アロカ、 富士電機とかで2-3万であるようです。ただし、放射線従事者 管理用で計測用でないようです。最小は1μSvとなっています。
これとは別にエステー化学(トイレ消臭剤)がエアカウンター
こちら
を10月20日から関東東北で15750円で売り出すそうです。これで おそらく需要は一旦充足されるのじゃないでしょうか。これは 半導体センサーなので、ピロピロ音はしないようです。
その点古き良きGM管も音がする点で味があるかも知れませんね。 サバイバル製ではGM管にもメリットがあるかも知れませんね。
fushikiz
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No.30144
RE:コクセンのガイガー
kaz3
[f:Linux/Ubuntu:FireFox/3.6.22]
09/11(日) 21:35
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こんなコメントもあります。 こちら
hdofa-01p5-131.ppp11.odn.ad.jp
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No.30147
RE:コクセンのガイガー
Osaka
[u:Windows/XP:FireFox/6.0.2]
09/11(日) 23:20
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>おそらくデザイナーものだろう。デザイナーは旧来の検知器(取っ手が >ついていてメータが触れる)のスタイルを打破したかったのでしょう。
笑ってしまいましたが確かにデザイン上そうなった以上の理由が思いつきません。
>しかし作ってみて自立しないことに気づいた。そこで足をつけたのでしょう。
アロカの現行機種には足はありませんがやはり下部に取っ手がついていて、これを外すと三脚用の ねじ穴が現れます。これは、高線量場所での測定の際、駆け足で設置、いったん離れて指示が安定 したら双眼鏡で読み取り、駆け足で回収、といった使い方をするためです。ウソですが。
電離箱というのは他の方式の測定器に比べれば方向依存性が小さい測定器です。その特性を活かす 為に、測定器と測定者の距離を離して測定者が遮へい体にならないようにするための工夫です。
zaq3d7d417f.zaq.ne.jp
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No.30155
RE:コクセンのガイガー
jpn156
[n:MacOS/IntelMAC:Safari/534.48.3]
09/14(水) 18:37
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輸出スクラップ屋さんから聞いた話なのですが、 最近放射線の検査がきびしくなったとの話 まあ想像すれば当然なのですが、 台貫で重さを量る時に同時に放射線も計るそうなのですが、 線量高い原因が、 車のエアクリーナーと言うケース多いそうです。 当地は関東南部ですが、自分の車のエアクリーナーは どうなのだろう。 千円高速時代末に、結構往復していた。 まあ交換すればいい話。
e0109-114-22-24-179.uqwimax.jp
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No.30156
RE:コクセンのガイガー
FUSHIKIZ
[G:Windows/XP:FireFox/6.0.2]
09/15(木) 18:39
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どうもあの記事でこくせん、火ダルマになっているようですね。自業自得ですが どうするんだろう。
で、やはり小線源は一律機械の裏にあてたとかで、お話になりませんね。わずか 数センチの距離で数字が異なってきます。
それとNaIのサーベイメーターと、GM管の装置では計測値がかわるようですね。 たとえば地表の上に直置きするとGM管はかなりベータ線を拾いますがNaIは ベータ線をひろいませんので、地表や食物表面ではNaIは感度が落ちるようです。
あくまでもNaIではベータ線が計れませんから、たとえば甲状腺にあてて 内部被曝を評価できるのは、依然としてGM管を使っています。また ベータ線を意識するときは依然としてGMが便利のようです。アロカでいうと、
こちら
こちら
とかもちろん現役の最新型であり、 GM=時代遅れ ということは無いようで 単に用途、の問題のようです。
あくまでも日本製に多いNaIのポケット線量計は、空間からの被曝線量を 意識したもののようで、今回の原発事故のように、地表や家具の上に振ってくる ホコリやパーティくるを触ったり、これにより表面が汚染したりどうこうという 用途には向いて無いようですね。いままでロシア製とかGM管ばかりで、良い シンチレーターがロシアでは手に入らないのかなと思っていましたが、GM管の 核種を通じた汎用性も一因のように思いますた。
今後のマニアの方は、おそらくいろんなところでGM管とエステーとかの表記の 違いをyoutubeなどにレポートしてくれると思います。
fushikiz
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No.30158
RE:コクセンのガイガー
YASU
[M:Windows/Vista:Chrome/14.0.835.163]
09/15(木) 20:30
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用途によって使い分けでしょうね。 通常の線量値って1cm線量当量率なのでβ線を測定しちゃ駄目ですからNaIが向いている。 でもβ線は検出できないので汚染チェックには向かない。 まあ、現在のように核種がある程度特定されている場合はγ線オンリーでも汚染チェックに使えないことは無いですが… GM管は汚染されているか否かの判定には向いてますがエネルギー値が分からないので精度は低い。 GM管をスクリーニングに利用して後はGe半導体検出器で核種を特定って感じですかね?
WBCではβ線は計らずγ線がメインだと思ってました。 NaIやGe半導体検出器を利用するのでは?
em114-48-215-218.pool.e-mobile.ne.jp
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No.30160
RE:コクセンのガイガー
きのたく
[Windows/XP:IE/8.0]
09/16(金) 12:28
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本件を受けて、10万円以下の放射線検知器について、日本新聞協会から「今後は審査するよう」通知が新聞各社にあり、また某党機関紙も同様な対応を取ったため、事実上広告掲載が不可能になりました。 自ら何も事実確認を行わず、単なる責任逃れです。
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No.30161
RE:コクセンのガイガー
YASU
[M:Windows/Vista:Chrome/14.0.835.163]
09/16(金) 14:00
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>あくまでもNaIではベータ線が計れませんから、たとえば甲状腺にあてて >内部被曝を評価できるのは、依然としてGM管を使っています。また >ベータ線を意識するときは依然としてGMが便利のようです。アロカでいうと、 何度も書きますが、内部被曝調査時の放射線測定はガンマ線で行うのではないですか? ベータ線の特性上、体の外まで出てくる量は少なくなりますし… 内部被曝を測定するWBCは基本的に高感度のNaIやゲルマニウム半導体検出器を利用してると思いましたけど?
それと、GM管は汚染検査には向いていますが原理上、放射線のエネルギーを特定できないので正確な被曝量を求めることは不可能です。 よって、内部被曝量調査にGM管を使っている場合は気休めの簡易測定と考えたほうが良いですね。 直ちに急性被曝の対処が必要なほど内部被曝していれば使えるでしょうけど… アロカさんの製品情報ページでサーベイメーターや個人線量計等の用途によるセンサの違いを見てみると参考になりますよ。 こちら
em114-48-83-11.pool.e-mobile.ne.jp
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No.30162
RE:コクセンのガイガー
でんでろ
[Windows/XP:Opera/9.80]
09/16(金) 16:25
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国センの奴って、アレは「値が正しくない」とかのクレーム品に対するアナウンスだと思うんですが…。 ユーザーの声として「返品したい」とか書いてあるではないですか。 まあ、「値が正しくない」という声が上がっているなら、通常通りの業務としてやっているだけでしょう。
>輸出スクラップ屋さんから聞いた話なのですが、 >最近放射線の検査がきびしくなったとの話 国内のスクラップを扱う電炉メーカーなんかは、受け入れ側に必ずセンサーを持ってますよ。 最近は出荷製品も測っているみたいです。 うちの客先だと、7〜8年前程度から設置されていくのを見てます。
y065095.dynamic.ppp.asahi-net.or.jp
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No.30163
RE:コクセンのガイガー
jpn156
[n:MacOS/IntelMAC:Safari/534.48.3]
09/16(金) 18:25
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>うちの客先だと、7〜8年前程度から設置されていくのを見てます。 そうですか。 ありがとうございます。
ここで私が言いたかったのは、 輸出するスクラップ自体がOKで。(もちろん引っかかかるケースもあるでしょうが) 運んで来たトラックのエアクリーナーが引っかったと言う事実です。 なんでも、0.3ミリシーベルト以上はアウトだそうです(輸出) エアクリーナー自体の値は、GM管使ったメーターで。 0.5ミリシーベルトぐらい出たそうです。 エアフィルターは車室にも有るわけで、書きました。
e0109-114-22-25-203.uqwimax.jp
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No.30164
RE:コクセンのガイガー
jpn156
[n:MacOS/IntelMAC:Safari/534.48.3]
09/16(金) 18:30
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上の書き込みの訂正です。 単位を間違えました。
ミリ→マイクロに訂正いたします。
e0109-114-22-25-203.uqwimax.jp
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No.30177
RE:コクセンのガイガー
FUSHIKIZ
[G:Windows/XP:FireFox/6.0.2]
09/20(火) 15:56
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>内部被曝を測定するWBCは基本的に高感度のNaIやゲルマニウム半導体検出器
だから、その上に、
>たとえば甲状腺にあてて内部被曝を評価できるのは、依然としてGM管を使っています。
と書いてあるでしょう。WBCは持ち運びできないのですよ。またGM以外に おおきい箱と特殊シンチレーターのものがありますが、箱 なので甲状腺にうまく当てられない(首にあたらない)のです。 オンサイトで評価するのはGMしかないのですよ。NaIでは駄目。
>何度も書きますが、内部被曝調査時の放射線測定はガンマ線で行うのではないですか? ベータ線の特性上、体の外まで出てくる量は少なくなりますし…
それはWBCが甲状線直上にあてられないから、仕方なくガンマ計っている だけです。GMは甲状線直上(皮下1cm)であてられるので、迅速性、即用性で まさっている。だから政府も放医研も福島研のスクリーニングはGMでやっています。 ただし、バックグラウンドが20-30μSvあるときに0.07μと計測からバックグラウンド をひいて求めた数値は、今回の検討で計測法が間違っていたので判断材料にならない、 ということになったのですね。要するに被験者をバックグラウンドの低いところに つれていって計るべきだったのですが。
YASUさんは知識があられるようですが、WBCが万能とでも?持ち運べるとでも? ゲルマニウムであろうともある程度時間がたって崩壊したヨウ素のベータ線が はかれるとでも?
はっきりいって、いまWBCで計っても遅いのですよ。本来は 被験者を線量の低いところに連れて行ってGMないしWBCで評価するべきでしたが、 WBCは各県に1−3台しかありません。スキャンに時間がかかります。また汚染 した人はすぐに機械にいれられないのですよ。機械が汚染するのでまず表面 シャワーして線量を把握した後に入れる。解析にさらに2−3時間を要します。
何十回かいてもぜんぜん理解されませんね。ヨウ素は摂取の30−40%(水 であれ空気であれ)が甲状線のヨウ素結合蛋白に即いってミクロン単位で甲状線 上皮細胞を被曝するのですよ。でヨウ素の甲状線被曝の大半はベータ線による ものです。この基本がわかって居ないとお話になりません。
今はサーベイメーターの話をしているのですよ。まずここをみてください。
こちら
αβ両方はTCS-362ですが、フードが邪魔で甲状線にあたりません。
βですが、146はGM,313は特殊なガスフロー、βは樹脂シンチですが、このうち 甲状線に当てられるものは形状的に146のGMだけです。
次の表面汚染・空間線量率両用のところの
TGS-131はGMですよ。
要するに今回の原子炉事故のような急速なヨウ素の表面汚染と空間線量 にはGMが向いているのですよ。また甲状線被曝のポータブルな機器としては GMしか無いのですよ。今回もおそらく TGS-146Bかその類似タイプで被曝当初 のオンサイト甲状線内部被曝評価されています。
できもしないことで、WBCなら、とか知識の疲労であって何の意味がない。
今回の放射線事故の一号炉爆発後、最初に被曝したのは近くの病院の 患者を駐車場で待たせていたときのカウントですが、これはGMで行われて います。そのときに数万CPSかCPMかで、今回の被曝が見つかっている。
また放射線医療研究所が一般的な被曝判断のガイドラインをかいていますが、 まずGMでカウント数CPS、CPMで判断せよ、と書いてあるのですよ。
要するに、現時点での放射線防護の要は空間線量、ヨウ素131対策と避難 です。だからGMには捨てがたい点が多々ある、ということです。
fushikiz
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No.30178
RE:コクセンのガイガー
FUSHIKIZ
[G:Windows/XP:FireFox/6.0.2]
09/20(火) 16:14
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蛇足ですが、こういう感じですね。
こちら
こちら
こちら
こちら
こちら
通常のポケット線量はあくまでも空間線量用です。
今回の原子炉内からヨウ素が放出され灰やパーティクルを浴びたり吸ったときに の表面汚染や内部被曝が起きているときのマススクリーニングではGMが依然として 捨てがたいということなんです。
fushikiz
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No.30179
RE:コクセンのガイガー
YASU
[M:Windows/Vista:Chrome/14.0.835.163]
09/20(火) 19:14
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>それはWBCが甲状線直上にあてられないから、仕方なくガンマ計っている >だけです。GMは甲状線直上(皮下1cm)であてられるので、迅速性、即用性で >まさっている。だから政府も放医研も福島研のスクリーニングはGMでやっています。 GM管を使っても甲状腺からのベータ線は殆ど検出できないと思いますよ。 結局、ガンマ線を測ることになります。 I131から放出されるベータ線のエネルギーを考えると人体中での飛程は2mm程度でなので皮下1cmならほとんど外に出てきません。 I131はベータ崩壊後、準安定状態のキセノン131に変わりそいつがガンマ崩壊するのでガンマ線を測れば事足りるって事です。
GM管はコスト等から考えるとスクリーニングには有効だと認めますけどね。
>また放射線医療研究所が一般的な被曝判断のガイドラインをかいていますが、 >まずGMでカウント数CPS、CPMで判断せよ、と書いてあるのですよ。 こちらですが、事故現場であればI131汚染が想定されるので、表面検査をしてある程度以上の値なら内部被曝も考えられるってロジックじゃないですか?
em1-113-0-36.pool.e-mobile.ne.jp
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No.30180
RE:コクセンのガイガー
FUSHIKIZ
[G:Windows/XP:FireFox/6.0.2]
09/20(火) 19:43
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放医研のマニュアルです。まあこれについては信用していいかと。。。。。
こちら
医療機関等における放射線緊急モニタリング対応マニュアル 独立行政法人 放射線医学総合研究所 平成23年3月18日10時現在
【使用測定器】 広窓GMサーベイメータ 【数値と対応】 ●自然計数(バックグラウンド) → 機器が正常にカウントしていることを確認する。 ●13,000 cpm 以下 → 汚染なし。そのままお帰りいただく。 ●13,000 cpm 〜 100,000 cpm → 微量汚染。以下の対応を伝える。 ¾ 自宅等でのシャワーならびに洗髪を奨める。 ¾ シャワーができなければ、濡れタオル等での軽い清拭を奨める。 ¾ シャワーならびに洗濯後の排水はそのまま下水に流してよい。 ●100,000 cpm 〜 数10万 cpm → 軽度汚染。以下の対応を伝える。 ¾ 自宅等でシャワーならびに洗髪を行うよう指導する。 ¾ 着替えることができれば着替え、着ていた衣服の洗濯を指導する ¾ 洗濯後の衣服は使用しても可と指導する。排水はそのまま下水に 汚染以外の疾患治療が必要な患者に対しては、病院設置のシャワーを使用させ せるか、ひとまず自宅等で上記の処置を行わせた後、通常の診療を行う(上記レ 対する被ばくは無視できるレベルである)。 シャワーは、第三者への汚染の広がりを防ぐためのものである。 ●数十万 cpm 以上 → 中高度汚染。放射線医学総合研究所に連絡(下記)し、指示を仰ぐ。
です。まあこのガイドラインに従うにはGM管が必要で、粗悪な中国製や ロシア製(ロシア製の方がGM管が大きく感度がよいようですが)も いいかもです。
それと、万が一故障したとき、GMだと使い捨てカメラの高圧装置改造と、 ピエゾブザーがあれば、増幅器がなくても音が聞こえる。また高圧発生装置と 近くにAMラジオがあればカウント数は聞こえます。GM管は小さいと バックグラウンドが低いですが、問題になる1マイクロ以上だとけっこう 校正なしでもサバイバルには十分でしょう。NAIだと修理が複雑ですかね。
fushikiz
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No.30181
RE:コクセンのガイガー
Osaka
[u:Windows/XP:FireFox/6.0.2]
09/20(火) 20:38
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13000CPMの根拠は、 こちら このページの真ん中あたり
ICRP(国際放射線防護委員会)の勧告書(Pub1.60)では、放射線作業者に対 して、皮膚の確定的影響を防止するための年限度値を、被ばく面積にかかわらず、 任意の1cm2にわたり平均して500mSvとしている。
を目指して設定した数値で、体表面汚染による外部被ばくを調べるもので内部被ばくの スクリーニングとは全く関係ないです。
zaqd38710c0.zaq.ne.jp
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No.30182
RE:コクセンのガイガー
ばたやん
[Windows/7:IE/8.0]
09/20(火) 21:12
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球も石もそれぞれ良いんじゃないですか、
オーディオアンプは(笑)。
ブラウン管テレビも、昔のビデオテープを見る時には、液晶では汚くて見れたものではないので、個人的には暫く残したいなあと思っています。
何かいつも医療関係のスレは荒れるような気がしますが、しょうがないですかね。
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No.30183
RE:コクセンのガイガー
FUSHIKIZ
[G:Windows/XP:FireFox/6.0.1]
09/20(火) 21:17
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>I131から放出されるベータ線のエネルギーを考えると人体中での飛程は2mm程度でなので皮下1cmならほとんど外に出てきません。
何度もかきますが、今はサーベイのお話をしています。
通常は外部の表面のスキャンですが、唯一甲状腺の場合は線量が高 ければGMでβひろえます。線量によりますが、そもそも甲状腺 β測定用GM管プローブという代物が長らく(おそらく一世紀近く) カタログに存在してきたので否定してもしかたがないです。
>GM管はコスト等から考えるとスクリーニングには有効だと認めますけどね。
そういう話してませんか。 この板は5万以下の線量計が有効か、どうか、という話からはじまってい います。
まあYASUさんならGMとポケット線量計しかないオンサイトでWBCがWBCがなけ ればダメと呪文を唱えるでしょうけど、福島第一にはWBCが一台あった、 バックグラウンド過大で作動不能だったというのが正しいのですよ。
ようするに、
”GM管はコスト等から考えるとスクリーニングには有効だと認めますけどね。 ”
でこの話は終わりです。あれがあれば、これがあれば、本来はこちらのほうが とか、非常時には配備されているものしか使いようがない。
fushikiz
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No.30184
RE:コクセンのガイガー
FUSHIKIZ
[G:Windows/XP:FireFox/6.0.1]
09/20(火) 22:03
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>を目指して設定した数値で、体表面汚染による外部被ばくを調べるもので >内部被ばくのスクリーニングとは全く関係ないです。
内部被曝のスクリーニングってはっきりいえばWBCでも不可能といえば 不可能ですね。実際には毎日WBCで計ればいいのでしょうが、手軽に 計れる近い場所だと汚染のバックグラウンドで計れない。
まずWBCが数がない。測定に時間がかかる。バックグラウンド が高いところでは計れない。内部被曝数百mSvの東電職員でも、いまだに 数値について、東電と放医研はケンカしている、というか数値について議論 しているくらいです。預託だと起因した日によって推定値が大きく異なる。
要するにいつ被曝のピークがあるのか、日程の設定で計算が異なる。実際 には11日地震後津波前にはすでに第一サイトのモニターポストでたしか 1.8mSvと出ていたと思います。ピークは放医研は15日であると主張して いるが、東電は作業時に最大被曝した日だと主張して計算が倍違うのです。
いまさらしょうがないのですが、唯一初期の被曝を防護できる可能性が ヨウ素と非難以外ないわけです。
適当な写真がないのですが、
こちら
にEarly use of a Geiger-Muller counter to test thyroid function at Lawrence Radiation Laboratory.
というのがあります。シンチレーション発光自体はベクレルさんが発見者ですが、 フォトマルの発明が1930年ですが実用化はWWII後で、安定して測定できる ようになったのは1950年です。それまでGMで計っていた(長く平均したので しょうね)のです。写真ですが、この時代のシンチは大型で光倍増管も大型 です。これはやはりGM管に間違いないです。
まあ、解からないといえば何にも解からないのですが、粗悪な中国製でも ないよりはマシ、NHKニュースよりは目の前のGMの音の方が信用があると いうことです。
早期の計測はこういうニュースがあります。
こちら
まあ子供を放医研につれてきて日本最高の装置で被曝直後に計れば よかったのでしょうが、それをしていないので貴重なデータはない ということです。
ニュース中バックグランドが0.1μとかかいてありますが、ウソでしょう。 飯館村は今でも室内で0.1以上あるのではないでしょうか。で
” 調査は、原子炉建屋が水素爆発を起こし、大量の放射性物質を放出した時からほぼ2週間後。ヨウ素の半減期は8日で、すでにかなり減っており、測定精度が落ちるという。高橋教授は「一般的に言って、もう少し早い時期に測定できればよかった」と指摘する”
と。要するに時間がたてばいかな高給なWBCがあろうが内部被曝は計算 できない。そもそも正確な甲状腺被曝のスクリーニングは不可といえば いかなる装置でも不可とも言える。
fushikiz
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