No.14361
ボーズ101MMは日本発の企画?
なっくん
[Windows/NT]
09/09(日) 01:53
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今朝の朝日朝刊別刷りのインタビュー記事に、ボーズ株式会社社長の佐倉住嘉氏が登場されました。記事によれば有名なマイクロモニター「101MM」や最近発売されたデスクトップスピーカー「M3」は日本法人の企画によるものだそう。当方はこの件はじめて知りましたが、皆さんはこれらの製品が日本発であることをご存知でしたでしょうか?
こちら (このURLは今週のみ有効で、来週には別URLになるものと思います)
ちなみにインタビュー氏は近年小型スピーカー市場が非常に活況であるとか、そのような背景はご存じないようで、過去のオーディオ黄金時代のスピーカ市場のイメージで捕らえられているように思います。一方、現在は必ずしもボーズスピーカー全盛ではないように思いますが、その点に関してはいかが思われますでしょうか?
佐倉氏は日経BPのサイトでもコラムに取り上げられているのを見つけました。 こちら
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No.14368
RE:ボーズ101MMは日本発の企画?
FUSHIKIZ
[Windows/2000]
09/09(日) 12:33
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>皆さんはこれらの製品が日本発であることをご存知でしたでしょうか?
日本のリクエストで作られたことは承知しておりませんでしたが、 米国には101という型番が無かったか、あても短時間しか存在して いなかったことは知っていました。
おそらく、当初は米国の店舗や家は広いので、底辺は201だったと思われます。 今は101クラスが多数ありますが、それは101の影響かも知れませんね。米国 でも例えばNYなどはかなり家が狭くなります。
しかし、ここ10年くらい、米国には101はリストアップされていません。 かわりに木製の同クラスのものはあります。101が米国に存在しないのは、 エンクロージャーが丈夫すぎる(これはPA用の800シリーズと同じ 材質)であることでしょう。事実上、ユニットが焼け焦げても、また エンクロージャーを落下させても壊れませんね。ちょっとオーバースペックです。
音の点では、”雑味が多い”からだと思います。
101については、
こちら
に記事があります。とてもいいスピーカーなんですが、仮想的の ひとつ、Auratone(これは101より古い)、JBLcontrol(101より 新しい)より、バスレフによる付帯音(低音以外の音)が多いと 書きました。
というのは、バスレフポートから120Hz以下以外の音が出てきて、 となりのフルレンジと干渉する、というものです。同相で出れば 音像がフルレンジとポートの間に移動し、逆相の周波数では 音像が左右にびろーんと伸びてしまいます。
当然BOSEも気づいているわけで、その後ポートをスリットにする、 もしくはポート開口部にカバーをつけて、フルレンジと逆側に 向けてやるようにしています。
ただ、BOSE101はキライじゃないです。雑味のせいで、ニアフィールド で聞くより、ちょっと距離をいれて分不相応のパワーを入れて聞く もののような感じ。
中に電球が入っていて、オーバーパワーでドライブされたものは、 電球でスポンジがこげていますけど。ユニットも非常に丈夫で フォスターのヤワ(繊細とも言うが)なものとは国民性が違うなあ、と思います。
もうひとつ、BOSEのスピーカーは代理店が儲けすぎです。それでもオーディオ 界では安いほうですけどね。まあ、米国より5割以上高い。米国ではPA用品 ないし中高級実用品であって、ハイエンドオーディオとはみなされていませんね。
FUSHIKIZ
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No.14370
RE:ボーズ101MMは日本発の企画?
952noHDD
[N505iS]
09/09(日) 13:00
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>高い CD付きラジオも日本では高いですね。 買うのをためらいました。 #米国版ではFMのレンジが日本と異なりますが。。。
proxy2116.docomo.ne.jp
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No.14379
RE:ボーズ101MMは日本発の企画?
nobody
[Windows/XP]
09/09(日) 18:22
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>ただ、BOSE101はキライじゃないです。雑味のせいで、ニアフィールドで聞くより、 >ちょっと距離をいれて分不相応のパワーを入れて聞くもののような感じ。
わたしも101MMの音は気にいってて、自宅では天井吊の101MMで音楽を聴いています。 いろんなジャンルの音楽やテレビの音声など全てこれで再生していますが、どんな 音でも上手に再生してくれるところが気に入ってます。
話は少しかわりますが、首都圏のJR線の駅では101HIを多用していて、背景騒音が 高い中で発車メロディや案内放送、駅員の肉声などのクリアさにいつも感心します。 近畿圏のJR線ではメーカー不明の箱型スピーカーを使っているのですが、どこの駅 でも音が歪んでて聞くに耐えません。
BOSEのスピーカはPA用として確かに高いですが、高いなりの価値があると思ってます。
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No.14381
RE:ボーズ101MMは日本発の企画?
vwD
[Windows/2000]
09/09(日) 19:13
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中に電球が入っていて、オーバーパワーでドライブされたものは、 電球でスポンジがこげていますけど。ユニットも非常に丈夫で フォスターのヤワ(繊細とも言うが)なものとは国民性が違うなあ、と思います。
もうひとつ、BOSEのスピーカーは代理店が儲けすぎです。それでもオーディオ 界では安いほうですけどね。まあ、米国より5割以上高い。米国ではPA用品 ないし中高級実用品であって、ハイエンドオーディオとはみなされていませんね。
FUSHIKIZ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 大変勉強になりました。 壊れない、あの押しの強い音、力強い音の秘密は電球だったのかと 納得しました。
対入力は結構高い オーラトーン 5Cも有りますが M955n2という130Wのアンプで鳴らした音は 素晴らしいです。最低100w以上の良質なアンプが必要かなと考えます。
あわせて 電流帰還の真空管ギターアンプ140w@D1304個 を4setも 大変伸びやかな音でした。
電流帰還化 計画は 未だ進行中でしょうか? いつかは自分も 電流帰還アンプで ゆっくり音楽 カラオケでも と考えています。
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No.14405
RE:ボーズ101MMは日本発の企画?
FUSHIKIZ
[Windows/2000]
09/10(月) 20:34
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>力強い音の秘密は電球だったのかと納得しました。
もちろん電球だけじゃないです。電球は昔からプロ用機器には良く入っていました。 電球なんで非直線なんですね。最初は抵抗が低く、温度があがると抵抗が増える。 このため、ほぼ定常入力については、対数変換を行ったのと同じ効果がある。その ため、小さな音はしっかり鳴り、ピーク音でもとびにくい。
さらに熱的にも非直線性がある。スピーカーも電線を巻いているわけで、冷えている ときはかなり耐入力があるが、あったまってくると焼けてしまう。電球と 相性がいいわけです。
それと良く覚えていないが、イコライザーが入っていたと思う。10.5cmは真空管 時代の16cmと同じで、低域から高域までピストンモーション域が広い。しかし どうしても中音よりやや上にピークがある。それを抑えるためにイコライザーが 入っている。まあイコライザーは望ましくないのですが、ネットワークよりは かなりマシです。
105cmユニットのため、ツイーターがいらない、というのも丈夫な秘訣です。通常 パルス音で飛ぶのはツイーターですので、これが無いだけで丈夫になります。見え 無いところでは、コイル電線の断面が四角、接着剤が耐熱性の高いものを使うなど、 タフな設計になっています。
低音は丈夫なエンクロージャーが効いています。また吸音材をウレタンスポンジと することで、効果を上げている。ウレタンの量はなかなか慎重に決められている。
BOSE全体に言えることですが、ローコストなつくりのなか、最適点にしぼった設計 です。またモデルをなかなか買えない。これがモデル数ばかり多くて儲からない 日本のオーディオメーカーと、安作りで儲けが多く、モデル数も少なく寿命が 長いBOSEと、なかなか能率的な経営ですね。
ただ、ペアで4万円ですか。。。ちょっと高いがベラボウでも無い。まあ実用品で あって、信仰の対象になる価格では無いです。
FUSHIKIZ
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No.14406
RE:ボーズ101MMは日本発の企画?
FUSHIKIZ
[Windows/2000]
09/10(月) 20:45
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>いろんなジャンルの音楽やテレビの音声など全てこれで再生していますが、どんな >音でも上手に再生してくれるところが気に入ってます。
これは、ひとえにワイドレンジを狙っていないということに尽きます。その 変わり、指向性をはば広く取ることにかなり努力していますね。スピーカー の大半が後ろを向いている901、ツイーターの2個中1個が後ろ向きに ついている301、ツイーターが最初から後ろ向きについている201など、 かなりのこだわりです。
最近、このこだわりには妥協している様子。。。。。理由は、最初から5.1chなど の製品が増えているからでしょう。
個人的には201が良いバランスだと思っています。301は20cmのため、若干 中音域がぬけていて、その割に低音が出ない。やはりフルレンジのツボは 10cmから16cmあたりの口径にあるようです。
バスレフのつくりもうまくて、ボーカルがボケないように音が作られていますね。 これはPA用途ということもある。
以前からの個人的なナゾですが、高級スピーカーでFMでニュースを聞くと男性 アナウンサーの声がボケて聞き取りにくい製品が多い。どんなにワイドレンジか 知りませんが、人間の声がまともに聞こえないスピーカーって、何なのか、と いうことです。
これは、バスレフのチューンで、120Hz以下しか増強しないが、下側にレンジを 伸ばしていない。どうしてもその部分が欲しい方は、バズーカでもつけてください ということのようです。我が家では映画の時は201にBOSEのスーパーウーハーx2 でやってました。家中低音で家財がビリビリガタガタいって家族から苦情がきたので、 きますけどね。
FUSHIKIZ
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No.14413
RE:ボーズ101MMは日本発の企画?
kazz
[Windows/2000]
09/10(月) 23:50
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ボーズの101や301はカラオケ業界でも多用してます。顧客からの指名も多いですし。 本当はちゃんとしたスピーカを繋いだ方が良い音になることもありますが、めちゃくちゃな音量に耐えて、怪しげな定位でもなんとか破綻しないという意味ではボーズは良いと思います。 オーディオのメインSPとしては向かないと思いますが、業務用なら耐久性やブランドも有り、使う機会が多いですね。
hdofa-01p2-79.ppp11.odn.ad.jp
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No.14465
RE:ボーズ101MMは日本発の企画?
きみたか
[MacOS]
09/12(水) 10:39
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昔、学生の頃にPA音響屋でバイトをしていたことがあったんですが、そこで落っことして 壊れた101を何台か貰ってきていろいろ怪しい実験をしてみたことがあります。
壊れたといっても、エンクロージャーは非常に頑強なので車に踏まれても割れないんじゃないかという作りでしたので、擦り傷が入りまくって煤けているだけでしたが、落としてスピーカーユニットがやられてしまっている物をもらってきていたんですが、合理的な作りに感心したというか、よくここまでの簡素な作りでこれだけの音が出来るもんだと思った経験がありますね。
3点ネジ止め10.5cmユニットの部分に無理矢理FOSTEXのFE103を付けてみたけど、同じ音には絶対にならない。101のエンクロージャーではFE103のしょぼさや欠点が露見してしまう音になってしまいます。 電球リミッターが切れてスピーカーユニットは生きていて放置になってる物もあったので、抵抗値が合いそうな物を車のルームランプとか、家庭用豆球とかいくつか試してみましたけど、やはり純正品のようにはならなかったです。
素直に修理出せよと言う感じですが、電球一つ交換でも5000円ぐらい取られたようですし、スピーカーユニット交換修理だったら新しいのを買った方がマシという価格でしたし。
記事の中には、天吊りブラケットを流用品で安く用意することが出来たようなことが書いてありますが、数千円でも十分な作りのブラケットにすばらしい値段がついてました。 いまだともう少し安くなってるかもしれませんが、天吊りにする場合、ブラケットセットが101本体一本分の値段です。なので3本分の値段で見ないといけなかったのが印象に残ってます。
BOSEの10.5cmユニットは専用の内蔵イコライザー回路等を通さず、むき出しとか別の箱に入れてアンプと直結するとろくでもない音でした。固くて紙くさいコーンや角形アルミ巻き線などは耐久性を考慮に入れた上で、専用エンクロージャーとイコライザーや電球リミッターと総合的に組み合わせて適切な性能が発揮できるように設計されていたのでしょうね。
一時期、OEMのような感じで、BOSE for○○といった名称でNECやテレビに内蔵するモデルでSONYなどがユニットの供給を受けて製品を作っていましたが、違うガワでは101の音にはなっていませんでした。やはり総合特性で聞かせるノウハウがしっかり確立してるのでしょう。
個人的には、小音量でBGMで流し聴きするときと、耳がやられるぐらいの大音量ではBOSEは聞かせるべきところをしっかり聞かせていていい性能のSPだと思います。皆さんの指摘通り、ナローレンジで欲張っていないのが良い方向に出ているのでしょうね。 ただし、仕事でステージでは必需品ですが、家では現在所有していないし聞きたくないです。店でBGMは歓迎ですが、真剣に音楽聞いたりする用途では使いたくなくなっています。
z225.124-44-21.ppp.wakwak.ne.jp
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No.14471
RE:ボーズ101MMは日本発の企画?
なっくん
[Windows/NT]
09/13(木) 01:16
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なるほど、みなさんのコメントを読むとボーズ製品は趣味のオーディオの世界ではなく、実用の世界(業務用の世界?)に属しているのだということがよくわかりました。 (電球の件など)
当方101MMをじっくり使用した経験はないですが、確かに電球が入ると定位感は犠牲になりそうな気がします。むしろ定位を必要としない用途に振られてるのですね。
>天吊りブラケット これですが、当時101MMのマウントがコンパクトスピーカーの業界標準と化して、他メーカー製で使えるものが山のように発売されました。(当方もビクター製の1つ8000円のマウントを入手した覚えがあります。)
現在オーディオ用途のコンパクトスピーカーは適切なスタンドとともに空間にポンと置いて聴くのが主流のようです(気のせい?)。ただこれは日本の都市部の住宅事情では、特に妻子もちだと厳しいですよね。のようなわけで、たまに再び天吊りにトライしてみようかな、と思うことがあります。
ところで、M3の謎(ハイパーレゾネーターのしくみ)に関してはみなさんどのような見解をお持ちでしょうか? たとえば こちら
おまけ
101MMとM3を(偶然にも)比較視聴した記事がありました。 こちら
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No.14473
RE:ボーズ101MMは日本発の企画?
FUSHIKIZ
[Windows/2000]
09/13(木) 07:32
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ミソは、アクティブスピーカーということですね。
音響的には、f0の異なる、2つのドローンコーンが仕込まれていると 思います。つまり、磁気回路の無いスピーカーが2個でしょう。
おそらくドローンコーンには重りがのせてあると思います。これで 簡単にf0=60、90位にチューンできると思います。
以前からBOSEは、空気共鳴管も長さの異なる2本を組み合わせる方式を 使っています。
また、ドローンコーンも使ったことがある。つまり、空気共鳴管であっても ドローンコーンであっても、共鳴すればいいので、そういう推測が成り立ち ますね。
日本のラジカセにも、ドローンコーンに重りを貼ったものがありました。
問題は重りでfoは簡単に落とせるのですが、能率が悪くなることです.これは パワーアンプでプッシュすれば良い。能率はパワーで押し切れるわけですね。
小口径ユニットでは、どうしても低音を出すには、ストロークをとる必要が あります。しかし、ドローンコーンであれば、スピーカーのストロークは あまりいらず、fo付近では主にドローンコーンがストロークすることに なります。ドローンコーンには磁気回路が無いので、めいっぱいストロークを 確保することができます。通常はダンパーを2重にするなどしていますね。
当然ながら、f特性を鳴らすには、電気的にイコライジングする必要があります。 また、foで駆動するには、tomoya.comでいろいろやったように、電流帰還による 定低電流駆動なども有効です。
アンプは、アナログ、デジタルどちらでも可能ですが、BOSEはつねに最小のリソース で目的を達しようとしますので、アナログの可能性が高いのではないかな。
FUSHIKIZ
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No.14476
RE:ボーズ101MMは日本発の企画?
FUSHIKIZ
[Windows/2000]
09/13(木) 13:35
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訂正です。BOSEのページをみたら、DSP、メインアンプともデジタルだそうです。
FUSHIKIZ
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No.14521
RE:ボーズ101MMは日本発の企画?
FUSHIKIZ
[Windows/2000]
09/16(日) 18:39
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すみません、自己レスが続きますがご勘弁を。
FUSHIKIZも以前、小さなスピーカーからどうしたら広いレンジの音を出せるのか いろいろやってみたことがあります。しかし、あまりうまくいかず、一番マシ だったのは、置き方で実現する、というものです。 後ろにバスレフ穴があるスピーカーの穴にスポンジをつめて、ダンプ気味にして 前後逆に置く。そして、措くに本を立てるのがいいことを発見?しました。 つまり、
/\ □
ステレオの場合、置き方として、右のスピーカを左に、左のスピーカーを右に、 そしてそれぞれを前後逆向きに、軸を内側にむけて壁の前に置くというものです。
----------壁 /\ ◇ ◇ R L
距離を調節して目をつぶると、なかなかおもしろいですよ。
しかし、レンジについてはその後考えが変わりました。というのは、
1.周波数の凸凹は、優秀な人間の脳のDSPが埋めてくれる。 2.しかし、定位や位相のズレは脳でも埋めるのは難しい。 3.老人になるとナローレンジになるから、ワイドレンジはどうせいつか あきらめなければいけないので、定位や位相を重視する。
というものです。
さてM3は個人的に欲しいかと言われれば値段で迷いますが、おそらくかなり 売れるのではないでしょうか。
日本のオーディオメーカーから出たものは話題にならないことが残念です。 この手のものはソニーやパナソニックもがんばっていますが、 ロゴ、押し出し、低音、価格とも負けていますね。
こちら こちら
FUSHIKIZ
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No.14542
RE:ボーズ101MMは日本発の企画?
なっくん
[Windows/XP]
09/17(月) 05:38
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ちょっとレベルの低い(?)試用記事ですが、ご容赦ください...
福岡天神のアップルストアに新nanoを見に行ったついでに、M3がMacBook Proにつながった状態で展示してあったので少し触ってきました。
見た目はかなり小さい印象です。大昔に使われていた初代Media Mateなどは大きな印象でしたが、M3の場合は女性の手のひらに乗る、くらいの小ささです。 ここは店内BGMの音量がけっこうあるのでじっくり聞くというわけにはいかなかったのですが、音量を上げてみるとBGMに負けずに、また思ったより自然な帯域バランスの音が再生されました。(ということは低音が出ている?) 小さなスピーカーだとどこから音が出ているか必要以上にわかるスピーカーがあるのですが、この製品はそんなことはなく、あえて言ってみれば音場型と言えそうです。音源はiTunesの圧縮音源でしたが、ヘッドホンで聞くときのように圧縮音源が気になったりはしませんでした。
これで値段が半額くらいだと買ってしまいそうな気がするのですが、やっぱり思いとどまりましたね。こちら とかも買えそうな気がする値段なので...
あと、スピーカーを壁と近づけたり遠ざけたりしてみましたが(あたりまえですが)帯域バランスの変化は少なかったです。
展示の近くにはM3の値段が書いてなかったのですが、MacBook Pro 17インチを買う人には全然問題のない価格、ということなんでしょうかね?
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No.15229
RE:ボーズ101MMは日本発の企画?
鈴之字
[Windows/NT]
10/25(木) 09:50
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◆電球はリミッターなので、 「電球によって元気になる」というより、 「元気なソースが小口径のあのユニットに入っても大丈夫なようにする」 という感じです。
◆長く使うと電球が劣化します。 中古で長いことPAに使っていた111を1万ちょいで買いました(これは大当たりでした) ※111はユニットもネットワーク?も101と同じです しかしまるで元気が無りません。 なので、電球をはずしてジャンパしました。完全に別物の元気で繊細な音になりました。 ※PAでユニットが丈夫なので家庭内使用でしたら、DCが漏れたり超低域がガツンと入った りしなければまず大丈夫でしょう。
両極性ケミコン(ルビコンでした)がイヤなので、適当なフィルムコンに変更しました。 中域より上が全般的によくなりました。 最初、同容量で失敗したので…たしか半分くらいの容量で合ったはず。
コイルが鉄心なので、いつか空芯にしようかなとか考えてはいますが… あとセメント抵抗を金属皮膜抵抗にしました。 Wが半分以下ですが、実用上問題ないですし、壊れるとしたら抵抗の方ですし。
111は内容量が大きく、ポートが非常に優れた形状なので正直に言うと101よりずっと 良い(個人的には)ですが、存在が薄いですね。 以前池袋に住んでましたが、JR池袋駅キップ売り場近くでPAとしてつかわれていました。 (今はもう無い)
改築前の秋葉原駅では大量に使われていたのは101だったようでした。 PA
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No.15231
RE:ボーズ101MMは日本発の企画?
FUSHIKIZ
[Windows/2000]
10/25(木) 14:14
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>111は内容量が大きく、ポートが非常に優れた形状なので正直に言うと >101よりずっと良い(個人的には)ですが、存在が薄いですね。
NHKの渋谷の放送センターですが、ミキサーのモニターは、少数の Auratone、そして残りはBose111です。
ご指摘のように、101MMはバスレフポートが正面を向いていて、付帯音、 中音のヌケたものがでてきて、メインスピーカーと干渉しています。
ですから、それ以後のシリーズはバスレフポートをスリットにするか、 覆いをつけて横に向けています。スリットにすると制動がかかるので、 中音のヌケが減ります。低音は指向性が弱いので、どれも十分聞こえてきます。
個人的には111の方がはるかに聞き易いのですが、101MMは元気のある ソースには元気になるので、これはこれで価値があるのでしょう。
もう一つ気になるのは、いかなBOSEが優秀なユニットであっても、16kHz 以上はかなり落ちています。これも201や301みたいに、スーパーツイーターを 付加すれば、さらにさわやかになるとは思います。ただ、最近の圧縮音楽は 殆ど16kHz以上出ていないので、実害は少ないのですが、リボンツイーターを 常用されているようなユーザーからみればちょっと不満に思われるかもしれま せんね。
残念ながら111は売ってはいますが在庫かぎりだと思います。
FUSHIKIZ
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No.15232
RE:ボーズ101MMは日本発の企画?
FUSHIKIZ
[Windows/2000]
10/25(木) 14:24
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>両極性ケミコン(ルビコンでした)がイヤなので、適当なフィルムコンに変更しました。 >コイルが鉄心なので、いつか空芯にしようかなとか考えてはいますが…
この手の小口径ユニットは非常にピストンモーションの範囲が広いのですが、3kHz以上 がハイ上がりになります。
そこでバランスをとるために、コイルとコンデンサを並列にしたものに抵抗をだかせて スピーカーラインに直列に入っています。つまり、ハイあがりを削っているのですね。
これを気にする方もおられますが、ネットワークよりはいいです。かなり抵抗で ピークをダンプしているので、さほど位相は回っていません。
おもしろいのは、このユニットをたくさんならべた901や820にはもっと大きめの イコライザーを組み合わせます。通常ユニットを並べると、より大きな口径の スピーカーと等価になりながら、レンジは広いといううまい話なのですが、 なぜかハイあがりはむしろ強調されてくるので、イコライザーはF特でフラット にする以上に効かせています。おそらく聴覚的にパラメータが決められていると思います。
世の中には20-20kHzのレンジを気にされる方がおられますが、FUSHIKIZ的には ボーカルや楽器が鳴る範囲がきれいに感じられれば、レンジは若干妥協しても いいという考えです。反対される方もおおいと思いますが。
FUSHIKIZ
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No.15233
RE:ボーズ101MMは日本発の企画?
徹
[Windows/XP]
10/25(木) 17:19
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こちら の可聴周波数域チェッカで調べて 見た所、うちの自作ペットボトルスピーカーのせいか耳のせいかわかりませんが 最高でも15850Hzまでしか聞こえませんでした。 ということでMP3もCDも普通に聞けてます(笑)
p5015-ipbf604sapodori.hokkaido.ocn.ne.jp
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No.15234
RE:ボーズ101MMは日本発の企画?
結蓮
[Windows/XP]
10/25(木) 22:22
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>改築前の秋葉原駅では大量に使われていたのは101だったようでした。 秋葉原に限らず、都内の主要JR駅はホームのスピーカが101(?)でした。 (確か、5〜6年以上まえからだったかしら。。。?)
当時上京したてだった自分は、妙に音圧のある音からBOSEであることを目視確認し、 『東京はホームのスピーカも違うなぁ』と、謎の歓心をしたものです。。。
現在も結構残っていますが、スピーカの寿命か?アンプがだめなのか、だいぶ 歪んだ音を出しています。。。 それでも、『JR』マーク入りの箱スピーカより断然聞き取りやすいですが。 #JR節でアナウンスされても聞き取れる。。。
60-62-202-209.rev.home.ne.jp
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No.15235
RE:ボーズ101MMは日本発の企画?
FUSHIKIZ
[Windows/2000]
10/25(木) 23:03
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>最高でも15850Hzまでしか聞こえませんでした。
耳のせいかも知れませんし、そもそもスピーカーからその周波数が 出ていないのかも知れませんよ(笑い)あるいは届いていないの かも知れない。
いずれにせよ、あまり心配無いです。楽器の音も、自然の音も、16kHz以上 はエネルギー的には非常に低い。そして、通常のスピーカーの設置では ほとんど耳には届いていないと思います。ヘッドホンなら間違いなく 届けることができるのですが。
ただ、雰囲気には効くというのが定説です。心理的には、16kHz以上が出ていると、 視聴室の天井が高いような気がする、とか、目をつぶると空が曇りではなく、 晴れているような気がするとか、です。
もうひとつ、16kHz以上は聞こえなくても、その音がお互いに作り出す 混変調成分は可聴域にはいってきます。以前より、2つのスピーカー からひとつは超音波、ひとつは超音波を可聴域で変調した音を放射し、 指向性をきかせて特定の場所だけで音声がきこえるようにできます。 一部は実用化されています。
ですから、下手に16kHz以上の音をだすと、結局はひずみだけが聞こえるなんて ことにもなりかねません。
FUSHIKIZ
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No.15236
RE:ボーズ101MMは日本発の企画?
a
[Windows/XP]
10/25(木) 23:52
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単なる思い込みかもしれませんが、今時のCDプレイヤー+普通のアンプで実現してしまう、 高域再生(16kHz以上くらい)能力に長けたシステムでは、ハイファイであるにもかかわらず、 聞き疲れなる怪奇現象が起きているように思います。聞き疲れ問題の解決について:
こちら > しかし2時間も聴くと耳の後部付け根あたりに疲労感が溜まりCDを聴くのが嫌になってしまった。
このサイトでは、DACの出力にかかるLPFの帯域幅をあまり欲張らないことで解決したみたいです。
kyt7-p217.flets.hi-ho.ne.jp
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No.15238
RE:ボーズ101MMは日本発の企画?
FUSHIKIZ
[Windows/2000]
10/26(金) 00:31
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>このサイトでは、DACの出力にかかるLPFの帯域幅をあまり欲張らないことで >解決したみたいです。
非常に賢明ですね。
オーディオには趣味雑誌の寿命(笑)じゃないですが、よくあるマニアの たどる道、というのがあるんです。
当初は、やはりスペックとかとくにワイドレンジにとらわれるわけですね。
当然スピーカーは大型、ユニットは多数、どうかすると4way、5wayなど ユニット数が多いほど魅力的にみえる。これも歴史的にいうと、ランシング さんが当初アルテック(ホーン2way)をおつくりになったとき、300Bブッシュ プルで、広い会場に100dBの音を届ける前提でつくられた。
つぎにJBLにうつったときには、よりひろいレンジをめざすようになった。 それが初期のJBLのように、バッフルに多数のスピーカーを並べる方法 ですね。
その後は定位が重視されると、ひとつのツイーターを上下に比較的小口径 のウーハーがはさみ、仮想音源の位置を安定させる。エンクロージャーは 上下に細長いタワーとなり、低音を確保する。この形がAVとの相性がいい ので、今支配的です。
以前は3wayというと、ウーハーとツイーターの担当する帯域がひろく、ミッド レンジの帯域は狭かった。3wayの末期には、ミッドレンジがフルレンジ相当の スピーカーとなり、ツイーターはボーカルレンジを越えた領域に設定され、 次第に定位よりは雰囲気を発生するようになる。ウーハーもボーカルレンジ より担当がひくくなり、いわゆるスーパーウーハーを構成するようになりました。
しかしながら、いまだ技術があるにもかかわらずレンジにこだわりを持つ方も 少数あります。
そうこうするうちに、オーディオ業界は電脳圧縮のメリットに降参し、ついぞ レンジはどうでもよくなって、ついにオーディオの終焉を迎えたわけです。
いまは、おもしろいスピーカーユニットを入手することは難しく、メーカーは 最後の聖域、カーオーディオで、数万円するユニットを売っています。思えば 密集した都市で、スピーカーを能力いっぱいの大音量で鳴らせるのは自動車だけ になったということもあります。
なお、CDについてはもともと44KHzのサンプリングと20-20KHzのレンジは どうやっても両立しないものです。オーバーサンプリングしても、あるいは ΔΣにしても、もともと無いデータからノイズを作り出すために工夫している ようなもので、あるいはあっさり捨ててしまったほうがいいのかもしれません。
というのは、もともとCDを作る側のハードには、どうも20KHzよりかなり 下で、おそらく18KHzあたりで実質切れているものが殆どのようなんです。
おそらく当初、再生側に次数の少ないフィルターが実装されることを念頭 において、ソース側も最初から18KHzあたりが実質の天井に設定されている 可能性大です。そもそも、ライブなどはCDのダイナミックレンジを越えます から、ソースのレンジもダイナミックレンジも最初から圧縮されていることが 前提と考えるべきだと思います。
FUSHIKIZ
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No.15239
RE:ボーズ101MMは日本発の企画?
スリーダイヤ
[Windows/XP]
10/26(金) 07:01
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>メーカーは最後の聖域、カーオーディオで
今やそのクルマも離れ行く人が少なくありませんので、オーディオ装置のうちのスピーカー部分もかつてのアナログターンテーブルのように枯れて行ってしまいそうな危惧を持っています。
今は ・入口は80年代アナログターンテーブル。カートリッジは枯渇した市場の中で選別されきって残っている ・10数年後には素子交換等の重メンテが必ず必要なアンプは、ウン10万のメーカー品に誘惑されず、パーツ数が少なく比較的自分で手に負いやすい球とデジアンを勉強中 ・出口のSPはもともとバブル市場の無かった単体ユニット供給メーカー品にて、これまた自作。最近の木工加工はNC工作にて複雑形状が0.2mm精度でカット出来、学生時代に電動丸鋸で製作した際の精度・仕上がりと大違い
壊れたらどうするか、を考えると音はソコソコでも安いペラペラ品を4〜5年で買い換え続けるのもマニア心的に満たされぬので、上のような感じになりつつあります。
210.199.211.248
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No.15240
RE:ボーズ101MMは日本発の企画?
nobody
[Windows/XP]
10/26(金) 07:41
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No.14379でも少し書いたのですが、
>それでも、『JR』マーク入りの箱スピーカより断然聞き取りやすいですが。
昨日新宿駅で観察してきたのですが、中央緩行・山手線ホーム(16〜13番)は 旧来のBOSE 101HIが使われていて、新しくなった中央快速線(7〜12番)では メーカ不詳の箱型スピーカが使われています。
この2つを聞き比べてみると、もう誰でもわかるぐらい明瞭さに差があります。
>現在も結構残っていますが、スピーカの寿命か?アンプがだめなのか、だいぶ >歪んだ音を出しています。。。
どこの鉄道駅でもそうなのですが、実際に駅で使っているうちに当初の設計 値をだいぶうわまわる出力で使われるようになっていってしまっています。 放送していない時の駅ホームの騒音もかなり高いレベルにあって、そこで 放送を聞けるようにするとなると、どうしてもかなり高いレベルになって しまいます。
なので、よく注意して聞いていると、どこの鉄道駅で聞いてみても出力過大 で歪んだ音になっています。その中でもBOSE 101HIを使ってる駅は、肉声が とても自然に聞こえるので、一日の長があると思います。
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No.21211
ボーズM3再発売
なっくん
[p:Windows/7:IE/8.0]
06/14(月) 23:05
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なんだか懐かしい気がします。
2009年に少量(再)発売された後ずっと品切れになっっていたボーズM3ですが、
なんと600台がふたたび販売されることになったようです。 (しかも6月17日に)
こちら こちら
あれからPCオーディオ界?ではUSB DACのブームがあったり、iPodデジタル出力とか、DSDディスクとか、いくつか状況の変化もありました。
今回も(あらためて値段をみると)相変わらず高額な印象ですが、希少な価値もあるので前回同様すぐに売り切れるのでしょうね。
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