楽天モバイルの700MHz帯基地局数

免許が下りればすぐにエリアを拡大すると言っていたのが、2年前の2023年だった。
同年秋には割り当てが決まったわけだが、免許割り当てまでは声を大にして言っていた「すぐに整備する」は、さっさと撤回した。
これに対して、(自分たちだけで)整備出来ないのなら手を貸しますよとソフトバンクが商売っ気を出したが、三木谷氏は反応しなかった。

そして時が過ぎ、最初の700MHz帯対応基地局が出来たのが2024年の6月、最初の700MHz帯基地局が完成し、楽天は700MHz帯の利用をアピールした。
しかし基地局はそこだけで、他所の整備はされないまま更に時が経っていく。
待望の700MHz帯対応基地局の2局目が建てられたのは、残暑の続く9月だった。

楽天モバイル的にはプラチナバンドがあるからつながりやすいとアピールしているが、実際の基地局数は2025年1月時点で18局だそうだ。
TECH INSIDERは以下のように書いていた。

楽天モバイルの矢澤俊介社長によると、今回の場合、基地局に700MHz帯に対応した無線機を設置すれば、「そこから先はすべてソフトウェア」で対応可能だという。

物理的な機材を変更することなく、ソフトウェアアップデートで対応できるため、「コストを圧倒的に下げられる」としている。

日経XTECHは以下のように書いた。

ただ、それでも500億円以上のコストがかかる。KDDIとのローミングを継続している間は、700MHz帯の積極的な整備に踏み切りたくないというのが楽天モバイルの本音ではないだろうか。

700MHz帯はエリア拡大のためではなく、宣伝のため。
そう言われればそうも見えるが、カネがないのも又事実である。

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