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過去の雑記置き場


趣味の部屋を作る人(3/1)
高齢化を見据えた商品展開?(3/2)
バブル経済(3/3)
掃除機を買い換えなくては(3/4)
レオパレス問題(3/5)
ホテルワイナリーヒル(3/6)
掃除機を買い換えた(3/7)
エアコンを買う(3/8)
盆栽レイアウト(3/9)
東芝製掃除機の使い勝手(3/10)
今は良い時代なのか?(3/11)
酒が売れないのは何故なのか(3/12)
虫歯治療レジンと銀歯(3/13)
歯周病、昔の呼び名は歯槽膿漏(3/14)
林業と林道(2)(3/15)
メガドン・キホーテ(3/16)
暴走は防げないのか?(2)(3/17)
新型予測は期待が高まる(3/18)
電波利用料(3/19)
エアコン工事不可能で困る(3/20)
地元の電気屋さんを当たってみる(3/21)
独自ドメイン(3/22)
ミニマムな生活を考える(3/23)
一億円の女:井門由美さん(3/24)
分離プランでどう変わる?(3/25)
吸引力低下は直せるのか?(3/26)
モーターの設計は難しいらしい(3/27)
エアコン取り付け完了(3/28)
天城越え(3/29)
天城連山と天城峠(3/30)
本州と北海道を結ぶ直流送電線(3/31)


VC
本州と北海道を結ぶ直流送電線(3/31)
◆ 本州と北海道間の送電線は、従来の60万kWに加えて30万kWの直流送電路が完成したそうだ。何故直流送電なのか。交流電源を整流して送電し、受電側では再びそれを交流に戻す。

◆ 北海道で電力が不足すれば本州側から送電し、首都圏などの電力事情によっては北海道側から容量いっぱいまで送電するという。なので交流/直流の変換は双方向である必要がある。

◆ それでも直流送電が良いというのは送電損失が少ないからだ。整流器やインバータも半導体技術などの進化によって実現が可能になってきた。

◆ 交流送電の場合は、いくら周波数が低いとは言っても交流故の特性によってロスが生じる。例えば導線では表皮効果が生じるために電線の太さ全てが使えるわけではなくなる。

◆ 高周波(と言っても数百kHz)用のトランスなどではリッツ線が用いられる。リッツ線とは細い絶縁線を多数束ねた構造の線だ。高周波用の同軸ケーブルなどでは芯線を中空構造にしたものもある。高周波は線の中心付近は流れないからだ。

◆ 他に誘電損失もある。電線は被覆に覆われているが、その被覆という誘電体によって損失を生ずる。
電線自体は交流ではコイルに見えるし、電線間には静電容量があるのでリアクタンス損失を生ずる。

◆ 交流は実効値よりもピーク値が高く、絶縁耐力はそのピーク値に合わせて設計されるために実効値に対して余剰になる。

◆ 直流送電ではこれらの問題が無くなる。しかし逆に直流故の問題も生ずる。ゼロ点がないのでスイッチがしにくいなどは技術やスイッチ構造で解決してきたわけだが、漏洩電流や誘導電荷による電食は問題になる。

◆ 直流送電電圧は数百kVであり、わずかでも漏洩電流が流れると(直流で極性が変化しないので)電食などが進む。これは(電圧は低いが)地下鉄でも同様の問題がある。コンクリートや鉄筋などが電食等によって強度を失うというもので、様々な対策がなされている。空中送電では問題になりにくい事もトンネル内送電では対策が必要になる。

◆ 電食などの問題があるとしても、送電損失などを考えると直流送電が良いと言う事になる。交流→直流送電→交流に戻すための損失よりも送電損失低減の方が大きいわけだから、交流のトンネル内送電はロスが大きい事が分かる。

◆ データセンターでDC給電が行われはじめて随分時がたつ。当初は低電圧大電流の給電だったが、現在では高電圧の直流が主流だそうだ。データ機器はローカルにスイッチング電源を持っているのでDC給電でもAC給電でも問題は無い。

◆ DC化によって非常用電源や太陽光発電などとのマッチングも取りやすくなる。スイッチング電源が主流となった現在において、トランスによる電圧変換が云々という問題は過去の事となったわけだ。


天城連山と天城峠(3/30)
◆ 天城連山と天城峠は少し違う。天城連山の南西の方に天城峠があり、更にその南西に旧天城峠がある。天城峠の天城トンネルは標高700m前後の所にあると思うが、天城連山の万三郎岳は標高1,406mで天城トンネルの海抜の2倍にもなる。

◆ 天城高原のゴルフ場や別荘地なども標高は高く、千メートル付近にある。降雪や気温などは地形にもよるのだが、いわゆる天城高原と呼ばれるエリアの方が天城峠よりも雪が多いのではないだろうか。

◆ 天城高原は海風を受けることから湿度が高い。天城高原の東側が伊豆高原エリアになり、ここも夏は多湿だ。東の海から吹き込む湿った風が伊豆高原を吹き上がり、天城高原で雨を降らせる。

◆ 多湿な地域と言うことで植物などが独特の生態系を示す。気候は天城高原の方が温暖ではあるが、軽井沢の別荘地にも似ていると言える。

◆ 修善寺付近から天城峠へはほぼ1本道で真南に行く感じだ。天城高原へは下道を走る手もあるが、伊豆スカイラインで終点まで走った方が早い。終点から更に南に進めば天城高原へ、東に向きを変えると大室山を半周して伊豆高原に下りていくことが出来る。

◆ 伊豆高原にはいくつかの別荘地があり定住者が多い。物件の価格は高めで、すぐ住めるような物件は1千万円以上になる。山に別荘他多く立ち並び、見方によっては川崎市や横浜市の丘や山に造られた造成地と同じような雰囲気だ。

◆ 下田方向に向かうと熱川のバナナワニ園などがある。ひなびた施設というのは可哀想な感じだが、昭和の温泉街なのかな的な雰囲気が辺りの空気を支配している。

◆ 天城連山を登るコースは10km〜15kmで所要時間は4〜6時間だそうだ。春から夏にかけては気温も上がり新緑も美しいとあって人気がある。ハイキングコースもいくつかあり17kmから20km以上のルートも。23kmを走破する皮子平コースは、秋から春までの日の短い季節には過酷だそうだ。

◆ 観光ガイドなどを見ると、所要時間数十分のコースから数時間に及ぶものまで色々ある。いずれもハイキングコースという扱いなので、比較的軽装な親子連れなどが休日を楽しむ感じらしい。

◆ 所要時間や疲労度もあるので東京近郊からの日帰りは厳しい。勿論不可能ではないが、疲れた体をゆっくり温泉で休める位のスケジュールの方が良いだろう。夏休み期間になれば天城峠にしても天城高原にしても、クワガタやカブトムシを捕りに来る人たちが増える。

◆ 伊豆のこの辺りでも夏場は玄関灯に向かってきたカブトムシやクワガタが、ポロッとそこらに落ちていたりする。最近は自然とふれあう機会も少ないだろうから、お子様と一緒にハイキングコースを回ってみるのも良いと思う。

◆ 個人的には温泉水が無色透明で面白くない訳で、これが群馬県や長野県の温泉のように色や匂いの主張があれば言うことないのに。


天城越え(3/29)
◆ 伊豆半島の中伊豆から南伊豆に行く途中にあるのが天城峠(天城山ではない)である。日本全体としてみればその標高はたいしたことはないが、それは箱根峠も同じである。

◆ 箱根峠の海抜は850m前後、天城峠でもそれは同様である。ちなみに高速道路の標高日本一は松ノ木峠で海抜1085mとなっている。

◆ では何故箱根峠が天下の険であり天城越えがいくつもの小説などの舞台になったのか。箱根峠も天城峠も傾斜が急である。天城峠などはループ橋が作られている位で、ストレートに道路を作ることが困難だったわけだ。

◆ ループ橋が出来る以前は旧道が使われていたとのことだが、1978年の地震によって土砂崩れなどが起きた。これを機会に防災などの面も含めて現在のループ橋が出来上がったそうだ。

◆ ループ橋から下田方向に下りる道には伊豆の踊子文学碑などを見ることが出来る。また峠の反対側、中伊豆方向には天城越えという名の施設や道の駅などもある。

◆ ではここが観光地かというと、意外にそうではない。観光バスなどはこの道を通り渋滞を引き起こすわけだが、途中の施設に立ち寄る位で特別な観光スポットがあるわけではない。

◆ むしろ旧道を歩いて峠を越えるなど自然の中でゆっくり流れる時間を楽しむ方がそれっぽい。ハイキングコースのような安楽な道程ではないが、登山道を進む険しさもない。

◆ 天城周辺は鹿が多い事でも有名であり、山道を歩けば遠くでキンキンと鳴く鹿の声を耳に出来るだろう。
早朝や夕方ならば道路に出て来た鹿と遭遇するかも知れない。大抵の鹿はおとなしいので過度に刺激をしなければ勝手に立ち去ってくれる。

◆ 現在の峠道の傾斜は箱根と大きく変わらないが、道幅は箱根新道よりも狭く直線も短い。登坂レーンもないので渋滞が起きる。観光バスは急なカーブを曲がるのに対向車線にはみ出し、アンダーパワーのトラックは息を切らす。

◆ 横浜から伊豆迄バイクはレンタカーで運んだ。2tトラックにとってバイクなどたいした重さでは無いのだが、箱根峠では速度が乗らず苦労した。
150馬力のディーゼルエンジンに6速ミッションでは、時に大型ハイパワーの空荷トラックに道を譲る必要があった。

◆ 2tのディーゼルトラックよりもジムニーの方が軽快ではあるが、それでも速度が乗るまでは結構厳しい。同じ事は天城峠でも言えて、特に荷物を積んで上る峠道ではフルスロットルでもやっと50km/hに達するかどうかだ。勿論直線路が短いことも影響し、速度が乗ってくるなと思う頃には次のコーナーが迫ってくる。

◆ 決して高い山ではないにもかかわらず、きつい勾配がそこを通ろうとする人を試す。なお松本清張の天城越えは峠の厳しさを舞台としたものではなく、峠のトンネルやその付近で起きた事件、修善寺あたりから下田を舞台とした小説でドラマ化もされている。


エアコン取り付け完了(3/28)
◆ 2Fのエアコン取り付けは電気屋さんに頼んだ。自分でやることも考えたのだが部材が高い。トルクレンチなど昨年購入したものは使えるのだが配管が高い。フレア加工済みのもので(メーカ品だと)1万円もする。

◆ 昨年は真空ポンプを買ったのだが十分な真空度に達しなかった。中華ポンプは安いが仕様を満足しないものがある。これは販売店とやりとりして交換して貰うなどもしたのだが、それもダメで結局返品した。

◆ ポンプは借りることも出来る。価格はピンキリだがヤフオクなどでは3泊4日で千円〜3千円くらいだ。
借用代は安いが往復の送料が3千円以上かかる。

◆ ここに引っ越してきた時に6畳用のエアコンは自分で付けたのだが、借りたポンプの返送料が高かった。コンビニで発送すると重量によって価格が変わることを知らなかった。もしかすると(重量が関係するのは)ヤマト運輸だけなのかも知れないけど。

◆ そんな事もあるし高所作業のこともあったので頼んでしまったというわけだ。ヤマダ電機での取り付け代が1名作業で約2万円であるのに対して電気屋さんでは2名作業で3.5万円だった。作業はバルコニーからハシゴに移り、バルコニー側へのパイプの引き込みはもう一名が行うという手際の良さだった。

◆ 以前に、ヨドバシかビックカメラか忘れたのだが、エアコンを買って取り付けを頼んだことがある。量販店は価格競争もあって取り付け業者のコストもかなり絞っている。まあそんな事もあるのだろうが、町の電気屋さんの仕事は丁寧だなと感じた。
その分価格も高いんだけど。

◆ 取り付け完了後に早速使ってみると暖房能力の違いに驚く。まあ能力が2倍あるので当然だ。
リモコンは最近のモデルらしくタッチパネルである。風量は勿論上下左右の風向制御も、赤外線センサか何かで人間の居る位置を検出して行われる。

◆ これからの季節、暖房を使うのは寒い日の夜くらいなものだ。日中陽が差せば真冬でも暖かすぎる位の室温になる。夏場は昨年のような暑さで無い限りは余り冷房も使わない。ただし昨年並みの暑さともなれば日中も夕方も冷房を使うことになる。

◆ その昨年の夏は4kWのエアコンと2kWのエアコン2台を稼働させたこともあり、なので今回は7.1kWのものを選んだというわけである。4kWのものに比較すると室内機も室外機も大きい。
室内機は横幅が多少短く、奥行きが長い。

◆ フィルタの自動掃除機能などは付いている。三菱版プラズマクラスタ的なイオン何とかも付いている。2Fのエアコンは使用時間が長くないので特別な機能のありがたみは分からないかも知れないが、今時のエアコンには色々付いていると言うことだ。

◆ 自動掃除機能は24運転時間ごとに行われるんだったかな。取れたゴミはダストボックスに溜まり、それがいっぱいになると通知される。エアコンには様々な付帯機能が付けられるわけだが、自動掃除機能は長年使われ続けている感じだ。


モーターの設計は難しいらしい(3/27)
◆ 私はモーター屋ではないのでモーターの設計をしたことはない。おそらく古くは経験に基づいて、あるいは実測結果のフィードバックでモーターが設計されていたのだと思う。

◆ 現在ではシミュレーション技術の発展で、各パラメータの最適値を導き出せる。これによって小型で高トルク、高効率のモーターが設計できるようになった。

◆ 誘導電動機にしても同期電動機にしても、古いものに比較すると最近のモーターは随分小型になった。
家電製品の中の、例えば洗濯機や掃除機のモータにしても同様である。設計の最適化によってコスト的にも昔とは違っているはずだ。

◆ 電磁気的シミュレータはパラメータが多いのでモデル化が難しいと言われる。磁性体コアを持ったモーターでは回転数(周波数)や電流(トルク)でコイルのインダクタンスが変化するのだとか。

◆ こうした様々な状態変化をモデル化して計算するのだから複雑である。計算自体が複雑なのは計算機に任せるから良いのだが、コアなり何なりの磁性体のモデル化は面倒そうだ。

◆ 今後EV時代が来れば、モーターの需要は今より更に高まる。より効率が高く小型で軽量なモーターが求められるのは言うまでも無い。
エンジン同様に自動車用途なると回転数の範囲も発生トルクの範囲も広くなるので効率化が難しい。

◆ モーターは電磁石に流す電流を増やせばぶっ壊れるまでパワーが上がる、と言うわけではない。磁路が磁気飽和を起こせば、それ以上のパワーは得られなくなる。磁路の飽和レベルを上げようとすれば大型化する。ちなみに回転抵抗より回転トルクが大きければ、モーターのドライブ方式によってはモーターが遠心力でぶっ壊れるまで回転数は上げられる。  
◆ ほぼ空芯のリニアモータ(電車)のコイルにしても飽和の問題はつきまとう。もしかしたらEV用のモーターが超伝導コイルになる日が来るかも知れない。超伝導コイルが使えれば性能は上げられる可能性が出てくるが、冷却装置その他の大きさと消費パワーが問題だ。

◆ 随分前になると思うがKENWOODかどこかがスポンサーになり、電車用のモーターを積んだ最高速トライアル用の自動車というか地上走行車を走らせたことがあった。どの程度の速度が出たのかは覚えていないが、相当強大なモーターだった。

◆ 海外のプロトタイプEVではモーターを複数個使う例がある。常用域で大型モーターは効率が悪いと言うことなのか。しかし加速性能や最高速度を考えるとパワーが必要であり、複数のモーターでそこをカバーするとか。

◆ エンジンでも可変気筒などがあった訳だが、モーターの場合は(コストと大きさの制約は受けるが)複数個使うことと制御が比較的簡単だ。


吸引力低下は直せるのか?(3/26)
◆ 旧東芝製掃除機と、新たに購入した東芝製掃除機の吸い込み仕事量に大きな差は無い。しかし吸引力はかなり違う。と言う事は旧掃除機のパワーが減少していると考えられる。

◆ パワー減少の原因は埃の蓄積だろう。ダイソンの掃除機も同様で、たまに内部をエアで吹いてやると吸引力が回復する。というか、内部を掃除しないと吸引力がどんどん弱くなるばかりか渦も弱くなるのでゴミの分離が上手くいかなくなってフィルタが詰まる。

◆ フィルタ式掃除機で埃の溜まる一番の場所は掃除機のホースだろうと思ったが、これは意外に綺麗だった。でもアルカリ洗剤で洗うと泥水的な汚れが排出された。

◆ ホース以外で埃の溜まる場所はシロッコファンだと思う。かなり前に別の掃除機を解体した事があったのだが、シロッコファンに埃がこびりついて酷いものだった。

◆ 社外品のフィルタパックなど目の荒いものを使うと、細かな埃がシロッコファンにまで達してしまう。
所がこれを分解掃除するのが意外と大変だ。大変なので今回はバラしていない。前回は興味もあったので頑張って解体した。

◆ 旧掃除機は20年近くも使ったので汚れの蓄積は相当なものだろう。今の小型軽量な掃除機は物理的強度の問題でそう長くは使えない可能性もある。実際1Fで使っている掃除機はフィルタバッグを入れる所のヒンジが壊れてしまった。

◆ このヒンジが壊れた掃除機も東芝製だで製造年は1997年と書かれていたので22年である。余り使っていなかったためもあって吸引力の低下は感じられないが、ヘッドは駄目になった。

◆ 買い換えた東芝製は電動でヘッドを回転させる仕組みだったが、1Fで使っているものは吸入空気でファンを回してヘッドを回転させるものである。なのでカーペットなど吸込み口を塞いでしまうような場面ではヘッドのブラシが回転しなくなる。

◆ 回転ブラシ自体も構造が異なり、ナイロンブラシではなくゴムのプレート的なものが回るものだ。最近のRoombaも同様に植毛ブラシではなくゴム製のものになっている。これはゴミなどが絡まりにくいのだが、ゴムのヘラ的な部分が破損しやすい。

◆ 実際この掃除機でもブラシのゴム部分がかなりちぎれてしまっていたので社外品に交換した。社外品の吸入空気式回転ヘッドは中々良く出来ている。回転パワーもメーカ品より大きいのだが、ファンがデカい分だけヘッド全体も大きい。

◆ ちなみにこの回転ブラシ付きヘッドをダイソンの掃除機に付けてみたが回転しなかった。吸い込み仕事量が400W位ないと満足には使えないような気がする。いずれにしてもエア回転式ものもはエア流量によって回転速度が変わったりするので余り安定ではない。


分離プランでどう変わる?(3/25)
◆ 日本では2度目の分離プラン推進となる。最初は従来型ケータイの頃にこれが行われたのだが、ソフトバンクが見事にぶっ壊してくれた。孫さんはいち早く分離プランを採用したと豪語するも、孫さんの言う分離プランとは、より強固に通信と端末販売を結びつけたものに他ならなかった。

◆ では今回はどうなのか。前回の失敗を踏まえた形で様々な対策がなされる。ソフトバンクも、孫さんが国内移動体通信事業に飽きてしまっているので乱闘は起きないとみる。

◆ ドコモはいち早く通信料の値下げを予告した。今までの端末購入サポート代をそっくり引いた額を考えれば、おおよその価格は出てくる。月額6千円程度を支払っている利用者が、端末購入補助額の1.5千円位を減じられるとすれば25%引きと言うことだ。

◆ 通話料無料のプランが2.7千円、3GBまでのデータ使用料は4千円、これだと合計は6.7千円になる。ここから3割下がると4,690円だ。その代わり長期割引を無くしますよと言われると800円増えて5,490円になる。

◆ MVNOはMNOの値下げの影響を心配している。MNOの価格が下がればMVNOとの価格差が小さくなり移行が滞る。
しかしMNOが2〜3割の値下げをしたとしても、依然としてMVNOとの価格差は大きい。

◆ MNOとMVNOでは非混雑時間帯に於いても速度差はかなりある。以前は非混雑時間帯は速度が出ていたのだが、利用者の増加が速度差を平均化し、今は一日を通して余り快適ではなくなっている。

◆ 結局このパフォーマンスの差がそのまま価格差になっているわけで、これは分離プランだろうが何だろうが変わらないはずだ。一方で端末価格が定価となれば、この点でMNOもMVNOも差がなくなる。石川氏は過度なMNOの値下げはMVNO潰しだと言うのだが、両社が同じ土俵で戦える基盤が出来ると考えればメリットになる。

◆ 端末価格の上昇でダメージを受けるのはiPhoneだろう。これが定価売りとなれば、どれだけの人が新機種に買い換えてくれるのか。一方で値引きの渋かったAndroid勢にはプラスに働く要因にもなる。

◆ ただし絶対的に高価格なハイエンドスマートフォンは、いずれにしても売れなくなるだろう。10万円以上もする品物が2年か或いは3年で古くさくなる市場は過渡期においてでしか成立しない。

◆ 或いは景気が回復して、バブル以前の時のような車検ごとに車を買い換えるようなスタイルにでもならない限りは販売台数は減少する。ドコモは型落ちモデルなどは安価に販売していくと語っている。iPhoneなどは型落ちの在庫ではなく型落ちモデルを(新たに)仕入れるのではないかとも見られている。

◆ 日本のこの独特な市場のためにAppleは型落ちモデルの新規生産でもするのだろうか。Androisメーカにしても同じ事が言えるかも知れない。新機種として販売するハイエンドモデルには売れなくてもいい価格を付ける。それでも欲しい人は買うのだから問題は無い。
そしてその次の新機種が出た時に、型落ちとなったモデルに適正な定価が付けられて売られる。


一億円の女:井門由美さん(3/24)
◆ 番組企画のリアルカイジ、ネット放送局であるAbemaSPECIALチャンネルの番組だったので知っている人は少ないかも知れない。
企画は「1億円をあげる」というもので、その使途なども審査の対象にはなるが基本は上品とは言えないゲームに勝ち抜く事だ。

◆ 余りに品が無いと言う事で批判も殺到したようだが、私は見ていなかったので何とも言えない。1億円が手に入るとあって多くの人がエントリし、予選を勝ち進む。

◆ その中の一人が"もんちゃん"の名前でライブ配信を行う井門由美さんだった。1億円の使途はカンボジアに畑を作るというもの。途上国であり決して豊とは言えないカンボジアで美味しい野菜や果物を栽培したいというのだ。

◆ 誰も彼女が勝ち進めるとは思っていなかったのだが、決勝戦にも勝ち進み、そして1億円を手に入れる事になった。井門由美さんは(たしか)百貨店経営者の娘だったと思う。まあその点で1億円を見ても人生が狂わない人物だったとも言える。

◆ この1億円が贈与だとすると55%は税金で持って行かれてしまう。blogでは700万円ほどの税金を払ったみたいに書かれていたので、分割で貰ったのか或いは現地での支払いはAbemaから行われるのか、経費が認められる法人などを設立したのかは不明だ。

◆ 井門さんは半年ほど前にカンボジアに移り、露地栽培の計画、土地の購入の他に水耕栽培施設の建設などの計画を遂行する。先月には畑にするための土地の契約などが完了したようだが、その後食事に毒が入れられたというTweetがあった。

◆ 日本でも同様だとは思うが、外国人が自国の土地を買う事を快く思わない人も居る。井門さんは熱が続いたために病院に行き、そこで毒物の可能性を指摘されたという。

◆ カンボジアは医療レベルも施設も日本に及ばないため、その後一時帰国をして検査などを受けた模様だ。同時に植物の種などを入手、検疫を行った後でカンボジアに運ぶ。

◆ 自分は何のためにこんな事をしているのかと、時折考えるという。そして、何もやる事がないからこれをやっているのだなと思うらしい。27歳の女性が一人で異国を地を開拓する。

◆ 言葉も通じない中で土地売買や建物の建築など、気持ちだけではどうにもならない多くの知識も必要になる。
カンボジアの一般的な人間の月収は2〜3万円だそうだ。最低賃金が約1.5万円と定められていて、高給なエリートと呼ばれる人たちや医師の月給は20万円を超えるらしい。

◆ いずれにしても日本の1/10位なので、カンボジアに於ける1億円の価値はその10倍にもなるわけだ。
カンボジアの主産業は農業だが、多くは米を作っているという。美味しい野菜や果物を作るという考え方ではなく、その土地で出来るものを作るという考え方が強い。なので野菜や果物の味も品質も低いという。

◆ 井門さんがカンボジアを旅した時に感じた野菜のまずさ、果物のまずさが、カンボジアで新たな畑を作ってみたいという原動力になったという。


ミニマムな生活を考える(3/23)
◆ 昨日の続きではないが、この地でミニマムな生活は送れるだろうか。
と言うような事は以前にも書いていて、そこには様々な悩みや不安があるからだ。
横浜では物価も地価も高いのでおそらく不可能だ。賃貸物件では家賃が高く、自己所有では固定資産税が高い。

◆ 伊豆のこの山の中だと固定資産税は安い。それでも年間数万円は十分高いと思うのだがしかたがない。
光熱費は日本全国さほど変わらない(水道代は大きく違う)し、食料品などは伊豆の方が横浜より安い。
野菜とかを少量でも生産できると相当食費は助かる。昨年はトマトを作ったので、夏前から秋口までトマトを買う事はなかった。

◆ 青色申告で電子申告をすると年間116万円まで非課税になる。月額約10万円だ。これで生活が出来るかどうか。と言ったって若い人は手取り15万円位で生活しているのだから不可能ではないはずだ。

◆ 食費は、週に1回買い物に行って1万円分を買ったとしても月額4万円である。水道光熱費は冬場が一番厳しくて3万円は超えると思う。これはガス代が夏場の2倍にもなるからだし、電気暖房をすれば電気代も嵩む。

◆ 自宅で多少仕事をする訳なので、その分は経費化出来る。従って何が何でも年間116万円までしか稼げない事はない。少なくとも電気代や通信費の一部は経費化出来るので、年間150万円位稼いでも何とかなるかも知れない。

◆ 住民税が非課税になると健康保険料も最低線まで安くなるので、こうした負担はかなり軽減される。
国民健保代は一体いくら払うのだろう。20歳〜74歳まで平均70万円払ったとすると約1.3千万円だ。
ちなみに現在の国民健保料の最大額は93万円(東京都の場合)である。
高いのは神戸市で医療分が約53万円、安いのは相模原市で約34万円だ。

◆ 住民税が非課税な程度の収入だと、国民健保税額は2万円弱になるはずだ。ちなみに保険料システムの所と税金の所があり伊豆市は国民健保税である。

◆ 私など一体いくら払ってきたのかと思う位健康保険料は払ってきた。今後高齢になって入退院を繰り返すみたいな事が起きれば払った分を使ってしまうかも知れないが、それは患者側としても嫌だなぁ。

◆ 安楽死論になってしまうのだが、死ぬ事で国の負担は減る。生きたい人から命を奪おうとは言っていない。
まあ終末医療のあり方みたいな事にもつながるんだけど。

◆ 私の父親の世代は厚生年金や企業年金で退職後もそこそこ普通の生活が出来た。しかし今は違う。年金支給開始年齢は上がり支給額は減る。国民年金は現時点で5.5万円/月くらい、厚生年金は男性で15万円位だそうだ。

◆ 私の場合は65歳から貰うと、現時点での推定額で(厚生年金分もあるので)月額約6.6万円だ。
月額6.6万円じゃぁ生活は厳しいなぁ。まあ生活保護費との差額を埋める事も出来る(申請すれば生活保護が受けられる)のだが不自由さが増す。


独自ドメイン(3/22)
◆ fnf.jpのドメインネームを取ったのは2004年頃だ。ホームページを開設した当時は汎用JPドメインはなく、多くの人は.comのオリジナルドメイン名を取って使っていた。

◆ 時は経ち、汎用JPドメイン名が取りやすくなったりドメイン維持費用が安くなったりで、個人でも気軽に独自ドメインが取れるようになった。

◆ 気象観測のDavis気象計を設置したのも2004年頃だった。2006年頃には自宅サーバ化したような気がする。システムやOSをいじくり回していた頃でもあり、気軽にリセットボタンが押せるのは有り難かったが、サーバマシンの騒音や室温上昇、UPSなど機材が大変だった。

◆ 2013年頃にはさくらVPSを契約する事になるので、自宅サーバの期間はそこそこ長かった事になる。家庭用ルータではパワーが足りず、YAMAHAのルータを導入したりもした。ミラーリングしていたHDDが壊れた事もあった。

◆ VPSにして暫くは快適な運用が出来ていたが、DoS攻撃でサーバは度々停止した。こればかりはこちらで出来る事が殆ど無いのでサーバ屋の対応を期待するしかなかった。不安定な時期が続き、予備のサーバを立てたのもこの頃である。

◆ だがその後DoS攻撃は収束し、バックアップサーバの役割も終了した。現在でも障害がゼロというわけではないが、そこそこ安定に動いている。

◆ バックアップというかストレージの信頼性はサーバ屋任せである。以前はバックアップを取っていたのだが、HDDとのデータ量が規定されてしまったので好きにバックアップが取れなくなった。バックアップを取ろうとHDDアクセスを繰り返すとスロットリングされてしまう。

◆ F&Fサーバの中身が壊れたらどうなるのか。単純なHTMLで出来ている部分は復旧できるが、blogなどCMSの所は難しそうだ。既にOSのバージョンもCMSのバージョンも古い。
古いOSを入れる事は出来ないので最新のOSを入れたとする。そのOS下でCMSが上手く動いてくれるのかどうか。

◆ それでなくてもCPANで入れるモジュールのバージョン依存性だとか、インストールする順番で動いたり動かなかったりがあるのだ。ただ地震情報メールの配信をやめたので、この点では楽だ。地震情報メールは、これを高速で送信するためにOSのチューニングもかなり行っていた。

◆ でもまぁぶっ壊れたら修復する気になるかどうか。どこかのblogを借りるような形では再開できると思うのだが、F&Fサーバの中身を今と同じように作り直す気力、いや気力はあったとしてもどこがどうなっているのか忘れている事が余りに多い。

◆ VPSを借りてからたったの6年、6年で色々な事を忘れている。勿論思い出しながらの作業は出来るが、それには気力が必要だ。以前のように何が何でも的な頑張りは今の自分には向いていない気がする。


地元の電気屋さんを当たってみる(3/21)
◆ エアコン工事をどうするか、自分で出来ない事は無いが配管が太いのでベンダーがないと曲げにくい。
配管自体も価格が高いので自分でやってもそこそこカネがかかる。

◆ そこで近所の電気屋さんを当たってみた。山を下りたすぐの所に2軒ほど電気屋さんがあるのだが、電話をしても出ない。店を見るとシャッターは開いているが電気は消えていた。営業していないのかも知れない。

◆ 今度は駅近くの電気屋さんに聞いてみる。フリーダイヤルがある位だから営業しているだろう。と、ご老人風な声の女性が出て(場所を)見てみないと分からないという。
わざわざ来て貰うのも大変なので、では写真を撮ってそちらに伺いますという事で返事をした。

◆ 午後に駅近くまで行く用事があったので寄ってみたが、その御老人しかいなかった。で、夕方もう一度行くと店主と思われる方と作業を担当されていると思われる方が居た。

◆ 基本的に工事は出来るけれど、量販店の工事価格みたいに安くは出来ないという話だった。エアコンを買って貰った付帯工事としてならそれなりの価格は出せるけれど… みたいな感じである。

◆ これはもっともな事で、価格が上がるのは仕方が無い。パイプの曲げはベンダーを使うと言っていた。2分/4分の配管だと手で力を加えても綺麗には行かないのだとか。価格は現地を見ないと分からないと言われたので、見積もりに来て貰うだけだと手間がかかるので価格は決めずにお願いしますと言ってきた。

◆ 工事を他に頼むのなら通販で買った方が少し安く済んだ。ヤマダ電機価格は工事費を除くと約20万円になる(一緒に買った掃除機代を引いた価格)ので、通販で買った場合より1万円位高かったかも。

◆ エアコン自体は自分で運んだ。配送して貰うと3千円かかるという。
7.1kW/9.6kW(だったかな)なので室外機は結構大型だったが、ジムニーにギリギリで積む事が出来た。
室内機は助手席に、これもギリギリで乗せる事が出来た。

◆ 工事までに今のエアコンを外しておく必要がある。古いものなので配管のネジなどは固着しているかも知れない。室外機も下ろさなければいけないし、新たに付ける室外機も持ち上げなければならない。

◆ 量販店の工事だとこうした細かな所で料金が加算されていく。ヤマダ電機の場合は現地見積もりみたいな形になっていたが、ビックカメラは階段使用はいくら、エレベーターだといくら、何階以上はいくらみたいに細分化されている。

◆ 基本料金は確かに安いのだが、こうしたコストを加算していくと意外に高いものになる。それでも業者に支払われるカネは安いと言う事で、どうしても雑な工事になってしまうわけだ。


エアコン工事不可能で困る(3/20)
◆ エアコンを買った話は書いた。その後工事業者が下見に来たのだが、高所作業になるので工事は出来ないと言われた。ハシゴは届くのだがそれでもダメらしい。ならば高所作業は自分でやるから、それ以外の所をやってくれと言ったがそれもダメだという。

◆ 6mのハシゴがかかるのだから通常の2Fの工事と同じなのに、地面からの距離があるからダメなのか。
高所作業の場合は足場を組まないと労災も出ないし、なので無理も言えない。

◆ 自分で取り付けても良いのだがどうしようか。7.1kWものだと配管の片側が太かったはずだ。いわゆる2分4分といわれる配管で、低圧側の太さが13mm弱(1/2インチ?)になる。レンチのサイズは低出力エアコン配管と同じなので問題は無いが配管が固い。

◆ フレア加工器もあるからなぁ、両側加工済みのパイプを使えば簡単に出来ると言えばそうだし。うーん、でも面倒なんだなぁ。近所の電気屋さんに頼めば工事をして貰えるかも知れない。

◆ ヤマダ電機の工事費は2万円弱なのだが、自分でやるとすれば配管を用意しなければいけない。昨年の夏に取り付けた時には1/4と3/8のパイプだったので安かったのだが、今回は1/4と1/2なので結構高い。フレア加工済みのパイプで6千円〜8千円にもなる。

◆ 工事業者の場合は長尺ものを切って使うので安くなるわけだが、既製品を買うと高いのだ。今の時期は極寒でもないので作業環境としては悪くはないのだが、何せ高所作業だしなぁ。

◆ ハシゴは南側の地面から1Fのベランダに通じるコンクリート製の階段にかけた。階段の段差をコンクリートブロックで合わせ、そこにハシゴを置いた。ハシゴの設置点が滑ると危ないので階段とハシゴ下部はロープで固定した。

◆ 更に2Fのバルコニーの手すりとハシゴを単管で接続した。意外と強固に接続できているので足を踏み外す以外で事故が起きる可能性は少ない。
浴室の工事業者も同じようにコンクリート階段にハシゴをかけたが、段差を埋めずにハシゴと片足だけをかけて上っていくという技を見せてくれた。

◆ ハシゴがもう少し短ければ、もう一段上の階段に設置する事が出来るのだが、スライドハシゴではなく脚立的なものなのでどうにもならない。
まあ今のハシゴの位置でも手が届くので作業は出来るのだがベストではない。

◆ スライドハシゴがあれば任意の長さで固定できるし、足場に段がある場合でもハシゴの足の長さをそれぞれ調整出来たりする。今ある脚立も相当活躍してくれているが、これに加えてスライドハシゴが一本あれば便利なんだよなぁ。

◆ って、ハシゴも買って配管も買ってとやっていたら工事費を超えてしまう。ハシゴはこれ以外にも色々使えるので良いと言えば良いのだけど。
脚立を固定ロックしてハシゴ的に使う事が出来るのだが、ヒンジ部分の剛性が低いのでヒンジ部分でしなる感じになる。これが怖いんだなぁ、私としては。


電波利用料(3/19)
◆ 昔は電波利用料はなかった。だが諸外国などで電波の利用に税をかけたりする例にならい、日本でもカネを取ってやろうじゃないかと動いたわけだ。

◆ と言っても当初はそのカネの使い道がなかった。そこで不法無線局の取り締まりだとかを行うわけだが、今度は人員が不足する。総務省は取り締まる事は出来ても捕まえる事が出来ないので警察と協力しなければならず、余り上手くはいかなかった。

◆ 次なるカネの使い道は政府の大好きな調査である。関連団体などなどに調査を発注すると、A4用紙数枚のレポートが出来上がってくる。
これで1.5千万円位消費できる。

◆ だがカネの使い方を覚えた役人達は、今度はどんどん使うようになる。
使っただけ貰えるというのが電波利用料の仕組みなので、カネを使えば使うほど収入は大きくなる。

◆ 元々総務省(郵政省)は天下り団体もそう多くはなく、無駄金は余り使わない所だった。しかし余計な集金術を覚えると、そこは役人の本領発揮だ。

◆ と言うわけで電波利用料は又値上げされるのかな。使途に関しては5GだとかIoTだと言われているのだが、たぶん具体的な使い道は決まっていないと思う。取り合えず予算取っちゃおう位の感じではないのかな、電波行政セクションとしては。

◆ 電波利用料の有効な使い方は何か。移動体通信の分野に於いては規制や是正などに使っていくのが良いと思う。直接的な電波関連ではないのだが、例えばソフトバンクのエリアマップのインチキさ加減を暴くのでも良いだろう。

◆ Googleに外注してストリートビュー撮影車に電界強度測定気をつけさせて貰えれば3事業者全ての実態が把握できる。
勿論独自に車を走らせたり、登山させたりしても良いだろう。こうすることで山岳地帯などで携帯電話が通じなかった事による事故なども防ぐ事が出来る。

◆ 700MHz帯や1.5GHz帯に於ける干渉対策などに割り当ててもいい。事業者などに全てをやらせるのではなく、現在よりももっと行政が主体になって対策に力を入れるなども出来る。

◆ 結局役人のやる事なので、実情だとか現状を理解しているとは言いがたい。せっかく集めたカネが有効に使われずに消えていく現状は他の省庁と同じだ。まあそれでも電波行政の部分は民間企業が主体となる団体や会議に引っ張られるので、国交省などよりは余程マシだとは言える。

◆ 電波利用料は個人からも取られている。事業者が代行徴収しているから見えないだけだ。利用料の金額自体も何でそうなのかみたいな所はある。こうした点ではユニバーサルサービス料の方が幾分クリアだ。

◆ こうした付帯的なカネというのは、例えば携帯電話を使っている人全てが支払っている。税金ではないが税金のようなものなので、電波利用料やユニバーサルサービス料は直接的には見えにくい携帯電話税と見る事も出来る。


新型予測は期待が高まる(3/18)
◆ 新商品の予測というのはいつの時代にもある。新型自動車や既存車種のモデルチェンジなど、今ならCGを駆使したものやスパイフォトを入手するなど様々な予想が行われる。

◆ ○○に詳しい□□さんはこう予想するみたいな記事があったり、それまでの車種からエンジンはこうなるとか、パワーはこのくらいだとか、そして車重がこうだから加速性能はこのくらいになると予想が立つ。

◆ こうした予想が一つでは無く、様々なメディアが様々な方向で未来図を描く。そこには"こうなったら良い"的な希望も含まれてくる。エンジン出力はより高く、しかし燃料の消費量は低く、みたいな。

◆ こうした無茶な要求をしながらも価格が上がったのでは魅力半減とあって、従来型車がこのくらいだから新型車はこのくらいだろうと書く。まあこうした予想は楽しい、いや、予想を見るのが楽しいわけだ。

◆ 当たりもしない宝くじに、もしも当たったら何にカネを使おうかと考えているようなものだ。当選確率が例え1ppmしか無かったとしても、ゼロではないのだから俺にも当たるんだと未来を見つめる。

◆ 新型を予想するのは車だけではない。スマートフォンの新型だって予測される。面白いのは、そうした予想を日本人は余り行わずに海外からの情報が主になるという事だ。

◆ iPhoneはそもそも日本のメーカのものではないので海外の情報が主になるとして、Xperiaにしても海外の情報がメインになる。日本よりも海外で人気が高いのか?日本人はXperiaを余り気にしなくなっているのか。

◆ iPhoneも進化の余地が減ったという事で以前より地味になってきたと思う。少し前には素晴らしい出来のCG動画などが出回った。機能はこれが付く、アレも付く、バッテリはこうで処理速度は、RAMは、ストレージはと期待も込めた予測が並ぶ。

◆ 様々な予想者の意見が揃ってくるのは夏頃で、そして秋の発売となる。
車にしてもiPhoneにしても発表されると予想は現実になる。宝くじが単なる紙切れに変化するのと同様に、いくつかの項での失望に襲われたりする。

◆ 新製品が出れば、その直後には次期製品の予想が始まる。もはや発売された製品に興味はなく、あくまでもその次の予測が楽しい、みたいな。

◆ 車にしてもスマートフォンにしても、こうした予測が活況なのは製品の魅力でもある。しかしその予測や予想や希望がかなわなかった時の落胆が大きいと新製品は余り売れない。

◆ なのでメーカにしても、人々がどういう予測をして何を求めているのかを知る必要がある。どういう製品が売れるのだろうと企画室で頭を抱えるよりも、次期製品の噂や予測を実製品に盛り込んでいった方が手っ取り早い。それが次期製品に間に合わなかったとしても、更にその次の製品にならば盛り込める。


暴走は防げないのか?(2)(3/17)
◆ 前回の記事の続きというか、安全とは何かという話である。安全はカネにならないとはよく言われた言葉だ。エレクトリカルコントロールはカタログを飾れるが、安全装備に付加価値を(利用者は)見いだしてくれないという。

◆ 本来は利用者がどう思おうと安全装備をケチってはいけない。しかし自動車メーカも商売である以上、ユーザのニーズは重視せざるを得ない。
安全装備が付いていない車は100万円、高周波と画像による障害物検出で歩行者を発見できるシステム付きは150万円、どちらを買いますかみたいな感じだ。

◆ では海外メーカはどうなのか。安全をカネで買うと言われたBENZは、最近の車両には大音量でノイズを発生させる装置が付いている。一体これは何なのか。

◆ 衝突時にエアバッグが開くと車内の気圧が上がる。エアバッグ開放と共にベンチレータをオープンにするなど様々な対策も講じられるが、それでも聴力の一時的低下などが一定割合で発生するという。しかしエアバッグが開く直前に大音量の音を聞かせる事によって、鼓膜を緊張状態にしてエアバッグ開放の衝撃に備えさせるというのだ。

◆ 制御はエアバック開放を予測しなければいけない。車両の速度、ステアリングの操作、実際の車両の走行方向、ブレーキ操作などを見ながら「これはESCで頑張っても破綻するな、このまま行けば制御不能でぶつかるかも知れないな」と車が判断すると大音量でノイズが出力される。

◆ これは標準装備であり、PRE-SAFEサウンド無しで良いから安くしてねと言う要求は出来ない。安全装備は標準であり、それは外せない。あなたはブレーキ無しの車を選びますか?みたいなものだ。

◆ ではBENZがウルトラ高額かと言えばそうではない。確かに昔は高かったと思うが、Cクラスなど4百万円台からあるのだからクラウンと変わらない。まあ、だからといって日本中がベンツだらけにならないのだからクルマの魅力とは難しいものなのだ。

◆ 確かに安全に気を遣っているかも知れないが、車としてそれが全てではないはずだと言われればそうだ。デザインだって重要だし燃費を気にする人も居ればパワーが欲しい人も居る。

◆ デザインと言えば、先日スーパーの駐車場にワンボックスカーが止まっていた。派手なグリルだったのでベルファイアかなと思ったらアルファードだった。現行型アルファード、鉄柵のような?出っ歯のような?牙的な?デザインである。

◆ まあデザインは好き好きなのだが、その質感が思いっきりプラスチックだった。
まあ衝突安全性を考えると固い材質で作るのはダメなのだが、質感の表現がトヨタっぽく無いなとも思った。どんな材質でも高級そうに見せてしまうトヨタテクニックはどこに行ったのか。

◆ ワンボックスの場合は、人間と衝突すると前方に押して轢いてしまう可能性が高いので安全設計は難しいと思う。その為もあって人検出レーダなどの装備が進んでいるとも言える。乗用車だとボンネットに跳ね上げる方向なので、車両下部に巻き込む事は少ない。


メガドン・キホーテ(3/16)
◆ メガドンキに買い物に行く。普段は伊東側に下りる事は余り無いのだが、時間的にはたいした事はないのでたまに行く。

◆ メガドンキは食料品なども扱っていて安い。食品スーパーほどの品揃えはないのだが、肉や魚が安いので店内は結構混んでいる。伊豆半島全般として食品スーパーはマックスバリュがシェアを握っている。

◆ どこに行ってもマックスバリュなので競争が起きず、高値安定みたいになっている。しかしこうしたメガドンキだとか地元のスーパーもあり、そこに出かけてくる人も多い。

◆ 魚は、メガドンキ内に魚屋が入っているスタイルではないかと思うが、全体的にかなり安い。マグロの大トロなども安いし品物も悪くない。メガドンキの魚屋の(パック入りの)寿司を見てしまうと、他の食品スーパーで買う気がしなくなる。

◆ 肉類もメガ盛りだとかギガ盛りみたいな大容量のものが割安になっている。全てが大容量という事では無いのだが、大容量のものが目立つ。

◆ 食品以外は化粧品や家電製品などがある。食品コーナーが店舗面積の半分くらいを占めていて、食品コーナーに客が多いのも観光地伊東の特徴か。観光地はスーパー的な所が余り多くはなく、魚類や干物にしても観光地価格になっている。

◆ 修善寺側と違って伊東側はホテルが多い。ハトヤホテルとか聚楽とか、昭和の時代には有名だったホテルが建ち並ぶ。今はどこもリーズナブルな価格で客集めをしているので泊まりやすい。

◆ メガドンキのある一帯は(衣類の)しまむらもあったかな。伊東駅の方には昔ながらの商店街があるのと、地元の小さなスーパーもある。だが小さなスーパーは小さすぎて品揃え的に満足できなかった。価格も決して安いとは言えない。

◆ ここに引っ越してきた当時は、だいたい(移動時間)30分圏内であちこち行ってみたものだ。どちらかというと修善寺側よりも伊東側を探索した。

◆ 修善寺側だとアピタがあるのでそこに行く。1Fはスーパーで2Fは衣料品店などが入っているが、品質も価格も標準的なものである。中に入っている魚屋は場所借り的な感じの独立店で、欲しい魚は頼んでおくと仕入れてくれる。先日はしめさばを作るために、鮮度の良い大きめの鯖を仕入れて貰った。

◆ 三枚に下ろして貰って持って帰ってきたが、結構大型で980円だったかな。20〜30cm位の鯖だと400円位だ。この魚屋も大トロや中トロの良いものが売られている事も多いのだが、価格的にはメガドンキの1.5倍はする。価格を揃えるならば品質を落とすしか無い。

◆ マックスバリュは店舗にもよるが、魚屋の入っている所もある。以前にblogかTwitterで紹介したと思うが、イルカの肉も売られている。と言っても伊豆半島で採れたものではなく、岩手県で採れたものだったかな。


林業と林道(2)(3/15)
◆ 切り倒された間伐材は1m程の長さに切られて道路脇に積まれていた。丸太の太さごとに揃えるような感じで何十本も何百本もがそこに積まれていた。一体何にするのだろう、薪にしては1mは長すぎる。

◆ 次にその場所を通ってみると、何人かが手分けして丸太に穴を開けている。そうか、椎茸栽培なのか。
電動ドリルを使って穴を開け、そこに椎茸の元を入れて蓋をするのかな。

◆ この時期ホームセンターでも椎茸栽培キットが売られはじめる。原木の太さなどによって数種類の価格帯がある。

◆ 菌を入れる穴の大きさや深さなどでも発芽率?が変わってくるそうだ。ホームセンターの椎茸栽培キット、発芽率が良いですよと宣伝文句が書かれている。椎茸栽培キットは、丸太に菌がセットされた状態になっている。

◆ これを買ってきたら丸太ごと水に漬けて丸太に水分を吸わせるそうだ。
あとは保湿のシートをかぶせたり、毎日散水したりして椎茸が出てくるのを待つそうだ。どのくらいの椎茸が出てくるのか分からないが、椎茸栽培キットは千円位で売られている。

◆ 間伐材は椎茸栽培キットとして出荷されるものなのか、或いは椎茸農家が使うものなのかは定かではない。この辺りはわさびの栽培と共に椎茸栽培も盛んなのだ。

◆ 椎茸の栽培場所は林道の奥深くにある。雑木林の中に網で囲われた場所があり、そこに丸太が何千本も立てかけられている。網で囲われているのは鹿や猪から守るためだ。

◆ 雑木林の中で育てられる椎茸の原木は自然の水分だけで足りるのかも知れない。ホームセンターで買ってきたものだと毎日散水しなければいけないみたいな事が書かれていた。

◆ 椎茸が生えてそしてそれを収穫した後は原木を休ませ、そして再び椎茸を栽培・収穫するそうだ。
椎茸栽培に適した温度は15℃〜25℃位で、0℃以下と34℃以上での栽培は不可能だそうだ。

◆ ただし低温系と呼ばれる、春先に栽培する種類は5℃〜15℃が適温になる。
いくつかの種類の菌を植え付ける事で春先から秋口まで椎茸を収穫する事が出来るそうだ。

◆ 菌は日光にも弱く、陽に当ててしまうと発芽率がかなり低下するとある。適度な温度と湿度があり直射日光の当たりにくい山の中が栽培に適しているわけだ。

◆ さすがに真夏は25℃を超えると思うのだが、それでも山の中なので街中よりはずっと涼しい。山の中なので害虫もいれば害獣も多い中で椎茸農家は頑張っている。放っておけばどんどん出来そうな椎茸の価格が意外に高いのは、放っておくだけでは出来ないという事だな。

◆ 毎年春先になるとホームセンターに椎茸栽培キットが登場する。沢山売れる風ではないが、毎年売られているのだから需要があるわけだ。いや、私も一度買ってきてやってみようかと思ったのだが、椎茸そのものを買った方が安いかなと思って手を出していない。


歯周病、昔の呼び名は歯槽膿漏(3/14)
◆ 通っていた歯医者では歯周病治療を行う。歯周病と言っても余程酷くならない限り自覚症状はない。どこからが歯周病になるのかの明確な線はよく分からない。

◆ 治療としては歯周ポケット的な、歯茎と歯の接点から上の部分がどのくらいあるか、ポケットの深さを測る。これによって歯と歯茎の状態を把握した上でその歯周ポケットが深くならないように治療する。

◆ 歯周ポケットが出来るとそこに歯垢が溜まり歯石なども付着する。こうなると歯周ポケットはより深くなり歯茎が炎症を起こす。なので、そうならないように歯茎に隠れた部分の歯石などを取る。

◆ 場合によっては痛みがあるので麻酔をする。一度に全ての歯の治療が(保険対応では)出来ないので、何度にも分けて行うので治療には時間がかかる。
非保険で行えば一日で全ての治療が完了するそうだが、1本の歯につき8千円の費用がかかる。

◆ 私の場合は歯茎の炎症はなかった。なので歯石を取るなどの予防措置が行われた。加齢と共に歯茎の状態は急速に悪くなるとかで、放っておいたらいつの間にか歯が抜けちゃったというのは歯周病が原因になる事が多い。

◆ 若い時には気にしなくても良かったような事だが、年を取るというのは色々面倒だ。治療が終わればそれでいいというわけではなく、その歯医者では3ヶ月ごとの定期検査を推奨している。治療が終わると3ヶ月先の日程で予約が取れられる。

◆ 若い人は放っておいても良いか、或いはもっと点検のスパンが長いのかも知れない。だがいずれにしても定期検査があれば、のべ患者数は必ず増えていく。予約日時に来ない人も一定数はいると思うが、来ない率が100%でない限り客は増える。

◆ こうした点で金属詰め物をしない事による利益減少をカバーしているのではないかと思う。定期点検も保険適用なので患者の負担は多くはない。
点検と歯周病のチェックの時にレジンが減っていればそれを入れ替える。

◆ 固定客商売は安定性が高い。どこの歯医者でも患者数の減少で経営が厳しいという。そんな中でその歯医者は新たな顧客獲得法を試している風にも思える。

◆ 無人島に漂流した人が動物を見つけた。その動物を取り尽くして食い尽くしてしまう人もいるだろうし、動物を繁殖させて安定した食料を得ようと考える人もいるだろう。一時的な収入よりも継続的な収入、確かにその歯医者は予約が取りにくいほど混んでいる。

◆ 横浜時代に通った歯医者も定期点検のハガキは来ていたのだが、特に異常がなければそのまま放っておいた。
今回通った歯医者ではコーディネーターというセクションの人間がいて、治療方針その他を説明してくれる。

◆ 歯周病に関してだとかレジンのメリットやデメリット、どの歯にはどういう治療をしていくかなどを説明&相談して治療方針が決まる。

◆ 単なる予約だけではなく、こうした説明がある&3ヶ月先の予約を取ってしまうと言う手法が固定客獲得に功を奏していると言って良いだろう。


虫歯治療レジンと銀歯(3/13)
◆ いわゆる銀歯、金属の詰め物が取れてしまったので近所の歯医者に行った。そこで詰め物が取れた部分以外に小さな虫歯も発見されて治療を行って貰った。

◆ その歯医者では、基本的には金属の詰め物はしない方針だそうだ。金属は口内の酸などで徐々に溶けて歯との間に隙間が出来るが、多くの場合はそれに気づかない。気づくのは歯が痛くなってからなのだが、もし神経を抜いた歯だと痛くないので気づかない。

◆ 金属と歯の間に隙間が拡大するといわゆる虫歯が金属内部で進行する事になり、やがて歯が抜ける。と言ったリスクが金属にはあるのだとか。

◆ ではレジンはリスクがないのか。紫外線硬化樹脂であるレジンは、粘度が低いので歯との密着性に優れる。天然の歯よりも柔らかいので、歯よりも先に減る事で対向する歯を守れる。
ただし金属のキャップをかぶせなければならないほどの大きさのものはレジンだけでは出来ない。

◆ いわゆるクラウンのようなものは従来同様金属をかぶせるか、或いはレジンとセラミックのハイブリッドを型に流してキャップを作る製法になる。
これは非保険治療になるので(その大きさなどにもよるが)1個が2〜3万円と高額だ。

◆ ちなみに通常のレジンは金属の詰め物の1/4位の価格である。なので歯医者は儲からない。儲からないので金属を詰めようとする医者が多い。だが金属は小さな部分の補修には使えない。

◆ 今回歯医者に行って小さな虫歯にもレジンを詰めて貰った。この虫歯は相当以前からあったのだが、いたくもないし進行するわけでもなく当時通っていた歯医者も何も言わなかったので放っておいた。というか、レジン系のものを詰める以外に補修のしようがなかったのだろう。

◆ だが今回通った歯医者ではレジンによる詰め物を取り入れているので治療が出来たというわけだ。では金属の詰め物の取れてしまった歯はどうしたかというと、これは又金属になった。ここは通常のレジン治療が出来ない大きさの詰め物というかかぶせものが必要で、レジンとセラミックのハイブリッドで作ると約3万円の費用がかかる。保険の適用される金属であれば5千円位で済むのでそれにしてもらった。

◆ レジンは儲からないのに何故それを推奨するのか。レジンは金属よりは弱いので定期的なチェックが必要で、その時点で歯周病の殺菌なども行うので売り上げが上がると考えられる。歯周病のチェックは3ヶ月ごとがスタンダードだそうだ。歯周病に関しては別の記事で書く事にする。

◆ レジンの場合は、レジンがすり減る事はあっても歯が壊れる事はない。
金属の場合は、金属内部で歯が弱りはじめている場合は金属が壊れずに歯が割れる。こうなるとインプラントか部分入れ歯と言う事になる。こうした歯そのものの破損を防ぐという事で、欧州などではレジンが主流になっている。


酒が売れないのは何故なのか(3/12)
◆ ビールの消費量が伸び悩むという話や、ワインバザールのレポートによるアルコール消費量の低迷など、酒の売れない時代になってきた。

◆ 毎日酒を飲むという人は60歳以上で28.5%だそうだが、これが20代となると10.6%しかいないそうだ。月に1度程度飲むという人は男性全体で約6割、女性全体で約5割だった。

◆ 全く飲まない人は男性全体の2割弱、女性全体の3割ほどだそうだ。
酒を飲まない或いは余り飲まない人は年々増加しているという。国税庁のレポートでも酒税収入は平成8年がピークで、以降減少している。

◆ 酒離れは、単にカネがないからと見ても良いと思う。勿論、酒が好きな人にとっては大切な飲み物だがそうでない人からすれば無駄遣いとも言える。月に何千円か或いは何万円かの酒代を節約しようと思う人がいても不思議ではない。

◆ 酒が売れなくなると酒税が減少するので増税しようと考える。増税すると小売価格が上がるので余計に酒が売れなくなる。アルコール飲料メーカーはより酒税が安い酒を開発するも、財務省はその酒にも課税を強化する。

◆ 酒だけではなく自動車関連税の見直しによって今後の自動車保有率が変化してくる可能性もある。現時点ではガソリンにかかっている税金が走行距離比例課税になっているのだが、今後EV化が進むとガソリン関連税が取れなくなる。そこで自動車関連税自体を走行距離比例型にしようという訳だ。

◆ 当然これは増税になるだろう。課税大好きな財務相が減税方向に舵を切る事など間違ってもあり得ないからだ。保有に税金がかからないのであれば良いが、自動車保有に課税され、走行距離に課税されではたまらない。

◆ この辺りの税額によって自動車販売台数も変わってくるはずだ。自動車販売第数も年々減少している訳で、自動車メーカにしても国内需要に頼らざるを得ない軽自動車メーカは厳しいだろう。

◆ 消費税増税をはじめとして、今後様々な税金が上がっていくはずだ。そんな中で嗜好品の立場は弱い。経済が豊かな時には強い立場だった嗜好品なのだが、経済状況が思わしくないと真っ先に削られる運命にある。

◆ ビールなどは未だ手軽な飲み物として需要があるわけだが、ウイスキーは中々売れない。一時期はハイボールが火付け役となって需要を伸ばしたそうだが、今の若者達はウイスキーの銘柄すら余り知らない人が多いそうだ。

◆ TVドラマなどでも酒やタバコのシーンは少なくなっている。タバコを吸うシーンはいけないのかな?今は未だ禁止とまでは行っていないのかな?いずれにしても喫煙シーンは見かけなくなった。

◆ 酒は百薬の長ではないとのレポートもあった。少量の酒でも人体には害があるみたいな事で、健康志向の人が酒離れを起こしそうな話である。


今は良い時代なのか?(3/11)
◆ 1945年と言うから今から74年前の3月10日未明、東京の下町一帯は炎に包まれた。米軍は関東大震災当時の火災の様子を研究し、東京を空襲するために作られたという焼夷弾を投下した。

◆ 通常米軍は富士山方面から偏西風に乗ってやってきた。しかしこの日、約300機のB29は南東方向から下町方向に進入してきたという。人々は無防備のまま空襲を浴びることになる。

◆ 言問橋は関東大震災当時に多くの人がそこに逃げ、そして焼け死んだ。その教訓から橋の幅を広げたのだが、しかし又同じ事が起きた。橋の上で身動きの取れなくなった人々が熱風に晒され、燃えていく。川に飛び込む人は折り重なるように溺れていく。

◆ 8年前の3月11日、その揺れは昼休みを終えて午後の業務に入った街を襲った。断続的に繰り返される揺れに人々は戸惑った。都内は首都高速が閉鎖されたために身動きが取れないほどの渋滞が起きる。その頃東北地方では大津波によって街が流されていた。

◆ 耐震補強で安全だと言った首都高速の、あの工事は一体何だったのか。帰宅困難者は道路に列をなし、停電の続く中を歩いた。停電やそれによる断水が起きる中、横浜市の職員は「これは非常用だから今は放出できない」と言い放った。

◆ 公共施設と言われる多くの場所が帰宅困難者を受け入れない中、民間企業は飲み物を配ったり場所を提供するなど協力体制を採り始める。
国のために働くのが国民であり、国は国民を守る義務を負わない。
戦争中とどこが違うのかと思ってしまう。

◆ 1955年頃からの日本は高度成長時代になる。毎年10%もの成長を続け、人々は明るい未来を見始める。
人よりも生産・販売が優先されるかのような時代故に過酷な条件下での労働や公害問題も起きる。現代の中国を思わせるように川は濁り、青い空は見えなかった。

◆ 18年ほど続いた経済成長にも陰りが見えはじめ、為替レートの変動やオイルショックも加わって不況の時代がやってくる。エネルギコストの上昇や円高に、日本経済はダメージを受ける。だが人々は徐々にそんな状況にも慣れ、再び強い日本を作り始める。

◆ 経済成長率が鈍化して13年、景気は回復しバブル経済時代となる。地価も株価も無限に上がるのではないかと思われた時代だ。人々は明るい未来を夢見、今年より来年、更にはその次の年はもっと良くなると信じて疑わなかった。

◆ 本来ならば金利を上げるなどして経済の過熱を防ぐべきだったのだが、ドル高誘導したい米国の思惑に従わなければならなかった。そしてその後バブル経済を一気にぶち壊したのが橋本龍太郎氏である。

◆ 後に本人も失敗したと言っているが、その後9兆円もの負担増をもたらす政策など、バブル崩壊で不況の中にありながら増税を行うという、安倍内閣と同じ事をやって日本をダメにしてしまった。山一証券の破綻、拓銀、長銀問題など立て続けに起きる状況はもはや正常とは言えなかった。


東芝製掃除機の使い勝手(3/10)
◆ 掃除機はなかなか良い感じである。
これまで使用していたものよりもハイパワーだ。自走式ヘッドは前進方向だけ(Panasonicは両方向だったかな)だが軽くてよろしい。

◆ 猫の毛なども強力に吸い込んでくれるのはカーボンヘッドが未だ新しいからかも知れない。ヘッドのブラシ部分が減るという事は余り無いのだが、いわゆる"へたり"は明確になる。
これによってカーペットなどのゴミを絡め取る力が不足してくる。

◆ ダイソン製掃除機やRoombaでも、回転ヘッドのパワーでゴミを集めているようなものだ。吸い込み仕事量の小さなダイソン製はヘッドのパワーが命だと言っても良い位だ。
Roombaも同様で、ここに綿埃などが絡まると掃除能力が激減する。

◆ では何故コード式&フィルタ式掃除機のヘッドにはゴミが絡まりにくいのか。それは絡まるよりも吸引力が強いので吸い込まれてしまうからだ。
ダイソン製やRoombaのブラシが埃だらけになるのは吸引力が弱いからである。

◆ 掃除機のヘッドも発売完了から数年すれば入手が難しくなってくる。最近の家電製品は○○年モデルとして毎年のように新しくなる。共通部品は少なくはないが、掃除機を長く使うにはヘッド部分は予備があった方が良い。

◆ 特に東芝製はヘッド部分の破損が多いそうだ。各社共にヘッドを軽く作ろうとしていて、しかし可動部のある部分だけに強度を出すのが難しいという。

◆ ならば複雑な動きをしないようにすれば良いと言う事で、等速ジョイント的にかみ合っている部分を縦ヒンジと横ヒンジの組み合わせに変えたメーカもある。これによって可動部が小型化されて高さが低くなり、家具の下などの隙間にヘッドを入れる事が可能になった。だが縦横ヒンジの組み合わせは自由な動きがスポイルされるのでちょっと違和感がある。

◆ 東芝は普通のスタイルのヘッドで破損する事があり、Panasonicは破損しやすい部分の肉厚を大きくして強度を増やした。三菱(だったかな)は上に書いたように構造を変更して強度を高めたというわけだ。

◆ パワーの大きな掃除機なので騒音が小さいわけではない。ダイソンほどの爆音ではないが、今年のモデルの吸い込み仕事量350Wクラスの静かさは無い。350Wクラスの低騒音軽量型掃除機は本当に軽く、そして静かなのだ。

◆ モータの低出力・小型化は低騒音と軽量化に貢献する。バッテリ駆動型の吸引力で良いと割り切るならば、そのバッテリスペースと重さの不要なコード式は更に小さく出来る。

◆ コードレス式にしてもLi-ionバッテリのおかげで随分小型軽量になった。
従来のNi-MHバッテリでは満足な性能が出せなかったコードレス掃除機だが、Li-ionバッテリは偉大である。
この辺りはコードレス電動工具を見ても分かる。


盆栽レイアウト(3/9)
◆ 盆栽レイアウトとは盆栽では無いものを盆栽のように作る事である。ここ数年で流行っているようで、水草水槽にしても海水水槽にしても盆栽的にレイアウトするというもの。

◆ 水草水槽だと、流木に水草を活着させて木の枝とその葉をイメージさせるような造形にする。
実際の水景を模すものではなく盆栽的に作ると言う事だ。

◆ 海水水槽だと岩組みを木の枝に見立ててその張り出した枝の先に珊瑚を置く。従来はライブロックなど自然の岩を使ってレイアウトしたわけだが、幹や枝の部分を作るために擬岩を使う。

◆ 擬岩には樹脂製の骨組みを入れたりアルミやステンレスの針金で形を作り、その周りにアクアセメントなるもので固める。まあアクアと名が付けば何でも高く売れるわけで、実際には普通の低アルカリセメントだったりする。

◆ 海外でもこうしたBONSAIレイアウトが作られているのかどうかは定かではない。造形が美しいと思われれば真似るだろうし、イメージと違うなと思われれば廃れるだろう。

◆ 海外では日本に比較すると大型の水槽を維持している人が多い。米国などだと家が広い、エネルギコストが安い、水槽用品が安いので大型水槽を維持する人が多い。水槽用品の価格は日本で買う1/2から1/4位だ。というか、世界中で日本価格が最も高いのかも知れない。

◆ そんな商売をしているからマーケットが広がらず、マーケットが小さいから少量販売で利益を稼ぎ出さないと企業が成り立たない。と言っても今は気軽に海外から品物を買える時代だ。送料を考えたとしても海外から買った方が余程安い。

◆ 盆栽レイアウトではなく盆栽そのものだが、あの太い幹の小さな木を育てるには時間がかかると思う。その割に安価で売られているものもある。
勿論ものすごい価格のものもあるのだが、ほんの何千円かで替えるものだって沢山ある。

◆ 盆栽屋さんで量産すると言ったって世話をして育てるわけだから人件費がかかるだろう。植えておけば勝手に大きくなる苗とは違って枝を曲げたり色々しなければいけない。成長速度には限界があるので、おそらくは何年もかけて仕上げるのだろう。

◆ と、人件費の安い中国で生産されているのかなんて思ったりするのだがどうなのだろう。熱帯魚などでも最近はブリードものが多い。海外で繁殖させたものが輸入されてくる。海水魚でもクマノミなどは多くが養殖固体でワイルドなどと呼ばれる天然物の価格は高い。

◆ 梅だとか姫リンゴとかの盆栽は花が咲いたり実がなったりする。って、まあ植物なのだから当たり前なのだが、小さな木に実がなるのだから凄いなあと思ったり。その昔鉢に植えてあった姫リンゴの木を庭に植えたら巨大になったと祖母が言っていたっけ。


エアコンを買う(3/8)
◆ 掃除機が実質無料になったのはエアコンを買ったからである。リビング用は昨年の夏に買おうとしたが価格が高くて諦めた。結局寝室用に8畳用のエアコンを通販で買って自分で取り付けたのである。

◆ では何故この時期かと言えば、2018年モデルの在庫が切れる処分セールが行われるからだ。2019年モデルは1〜2月辺りに工場出荷され、3月頃には店頭に並ぶ。いわばクリアランスセールというわけだ。

◆ 既にこの時期2018年モデルの在庫のなくなったモデルもある。安価なPanasonic製も7kWクラスは在庫がなかった。在庫があるのは三菱や日立などで、その中では三菱が良いかなと思った。三菱、Panasonic、東芝、富士通ゼネラルのエアコンは故障した事がないが、日立製は壊れた事があった。まあ個体の不良かも知れないけれど、印象的にはマイナスである。

◆ と言う事で三菱製を選んだ。冷房7.1kW/暖房9.6kWである。表示価格は税別で24.3万円だった。税込みだと26万円を超えるので高い。ヨドバシでは29万円、通販では18万円位で買える。まあ通販と比較するのは可哀想だとしても、何とかならないかなぁという事で交渉する。

◆ で、結果的には掃除機付き、工事費込み、税込みで24.3万円になったというわけだ。絶対的に安いわけではないが店舗価格としてはこの程度で仕方ないかも知れない。このモデルは昨夏には工事費込みで30万円以上の表示価格だったし、表示価格からの値引きも渋かったのは記録的猛暑だったからだという理由もある。通販店だと本体が17万円〜19万円で工事費が2万円前後だ。中間価格を取って20万円程度である。

◆ 昨年のモデルなどは特に通販で買うと安い。ただし送料がかかる事や工事日程や工事業者の品質には注意が必要だ。
なので寝室用のエアコンは通販で買って自分で取り付けた。

◆ 今回自分で取り付けないのは面倒だからと言ってしまえばそうなる。高所作業になるので、出来ない事は無いが結構大変だ。何しろ高い所が大嫌いな私に、高所での作業は全く以て向かない。

◆ もう一つは真空ポンプだ。昨年の夏に購入したものは仕様通りの真空度に到達しなかった。結局は返品したからポンプ代はかからなかったが、到達真空度が低いまま組み付けてしまう事になった。これで直ちにどうのと言うほど真空度が低かったわけではないが、大容量のエアコンはちゃんと引いてねみたいに言われるので業者に頼もうと思ったわけだ。

◆ 高所作業が業者で可能かどうかは後日下見に来るという話になった。作業が出来ないとなれば配管だけ自分で通すから後はやってくれという話にしようかと思う。2Fとは言っても地表からの高さはかなりあるので色々と面倒だ。

◆ 配管さえ通してしまえばあとは通常の作業と同じなので何とでもなる。エアコンの取り付け場所を移設する案もある。何も配管が面倒な壁面に付けておかなくても良いだろうというわけだ。確かに移設すればキッチンの方にも風が行きやすくなる事は確かだ。この辺りも含めて工事業者と検討してみようかと思う。


掃除機を買い換えた(3/7)
◆ カタログ仕様を元に通販で買おうかと思った掃除機だが、実店舗で買う事にした。紙パックが、現在家にある掃除機と共通な東芝製が良いのだが、価格的にはPanasonicが安い。

◆ 近所のヤマダ電機に行くと大多数はサイクロン式になっている。
吸引力テスト用の仕掛けがあり、電源の入っているいくつかの掃除機を試してみた。サイクロン方式でも意外に吸引力の大きな機種もある。

◆ ダイソンは論外的に吸引力が少ない。ただ吸引力の大きなサイクロン式はゴミの分離が上手くいかずにフィルタがすぐ詰まってしまうのかも知れない。

◆ 店員もサイクロンを使うのはゴミが少ない家に限るという。いやいやゴミがあるから掃除機をかけるので、ゴミが少なければそもそも掃除機など不要ではないのか。

◆ それでもサイクロンが売れるのは価格が安いからだそうだ。なるほど、サイクロン式の中心価格帯は2万円以下である。家電店で試用する場合はフィルタは詰まっていないのだから吸引力はある。

◆ フィルタ式だと中心価格帯は3万円前後になる。各メーカ共に2〜3機種を出しているそうだ。
現時点で最大の吸い込み仕事量があるのが680Wと言ったかな。
Panasonicが500W位、東芝は380W位かと思ったら640Wのものがあった。

◆ 2016年発売で在庫限りなのだが特に新型を求めているわけではないので旧モデルでも良い。自走式カーボンヘッドで不満点はない。最近はホースを細くするなどした軽量化がトレンドだというが、ホースの細さや軽さよりも掃除機としての能力を求めたい。

◆ もう一つ、最近は静かな掃除機が人気だという。東芝がハイパワーモデルから低騒音を達成するために吸い込み仕事量を380Wまで小さくしたのもその為だとか。アパートやマンションなどでも掃除する時に窓を開けていると音は意外に気になるという。

◆ 戸建てにしても住宅密集地では掃除機の音が響いてくる事がある。
こうした都市型生活者の要求を満たすのはハイパワーではなく低騒音であり、ダイソンの吸い込み仕事量で満足できるのならばハイパワーでなくても不満は出ないだろうとメーカは考えたのか。

◆ ヤマダ電機の店員は、何だかんだと言っても最終的には吸い込み仕事量ですからねと言う。低騒音のものしか使えない人は仕方が無いにしても。吸い込み力の低い掃除機はイライラするばかりですと。

◆ 確かにダイソンの掃除機はイライラしまくりである。と言う事で東芝製の掃除機を買う事にした。表示価格は税込み2万円ちょっとだったのだが、実は無料になった。
と言う話は又明日。


ホテルワイナリーヒル(3/6)
◆ 以前に少し書いた事があるが、修善寺から少し山の方に入った所にホテルワイナリーヒルがある。これは(カラオケの)シダックスの経営するワイナリーとそこに隣接するホテルだ。

◆ 特に華やかでもないし山の中なので何と言う事はないのだが、ワイン飲み放題はお酒好きの人には良いのではないだろうか。飲み放題プラン以外でも昼間の時間帯に千円で飲み放題みたいな事もやっている。

◆ 飲み放題プランだと夕食時だったかな、ワインが飲み放題になる。まあワインなのでそんなに沢山は飲めないと思うのだが、ワイナリーの方では多くの種類のワインがあるので飲み放題プランでもいくつかの種類があるのかも知れない。

◆ 山の上のホテルというと大仁ホテル(おおひと、地名)がある。長嶋監督が選手時代なのかなぁ、宿泊したのだとか。それを記念して長嶋茂雄ロードなる道が出来ている。

◆ ホテルとしてはこちらも古いのだが、外から見るロビーはちょっぴりきらびやかに見える。宿泊代は高いものではなく、カニの食べ放題だとか金目鯛やエビの料理などその時々の海産物などが食べられる。

◆ 自家用車以外での交通の便は大仁ホテルの方が便利だ。泊まるために大仁に来るのならば良いが、大仁は観光地ではない普通の町である。修善寺まで行った所でいくつかの寺を見て回る位、それでも昔は観光客が多かったんだろうなぁ。

◆ 車であれば(日帰り温泉もあるので)温泉巡りも出来るが、伊豆の温泉は硫黄臭などは殆ど無いので面白くないと言えばそうなる。個人的には白濁して硫黄臭のする温泉の方がそれっぽくて好きだ。

◆ 伊東側に下りると、そこにもホテルが沢山ある。バブル崩壊以降の不景気(政府は戦後最も長い景気回復基調だと言い張るが)はホテルの宿泊費もリーズナブルなものにした。伊東に行くならハトヤのハトヤホテルも今や昭和の雰囲気満載の古くささが目立つ。

◆ 横浜にいた頃に何度か宿泊した事があるのがホテル聚楽だ。何故そこかと言えば宿泊料金が安かったからである。
夕食のバイキングもあったかな。一時期はTV CMなども盛んに行っていた聚楽も宿泊費は随分と庶民的である。しかしフロントの対応その他は著名ホテル聚楽の名に恥じないものだ。(現在はどうか分からないけど)

◆ 夏になれば海水浴なども出来るが、海が綺麗なのはやはり西側である。土肥(とい、地名)の温泉にも泊まった事があるのだが名前が思い出せない。先日そこを通った時に、確かここに泊まった事があったなと思い出した。おそらくは土肥辺りも宿泊費などは安価になっている事だろう。


レオパレス問題(3/5)
◆ 前代未聞の違法建築が発覚したレオパレス21、レオパレスによれば「工務店が勝手にやった事」だそうだ。全国各地の工務店が申し合わせたように違法建築を行ったとでも言いたいのだろうか。
「代理店が勝手にやった事」と言ったソフトバンクと同じである。

◆ レオパレスの防音性の悪さは随分昔から言われている。となりの部屋の音は勿論の事、上の部屋の音も筒抜けである。「息づかいまで聞こえる」と、Hi-Fiオーディオメーカの謳い文句みたいな事が実際に起きていたのだ。

◆ 工務店が違法建築を行う事が無いとは言えないが、一般個人の住宅ではなく大手サブリース企業の案件となれば不正発覚時が怖いはずだ。工務店に対しては多額の損害賠償請求が来る事は目に見えている。

◆ 常識的に考えればレオパレス21側から指示があったと考えるべきだ。
では何故今まで発覚しなかったのか。通常の工務店など業者であればそれが違法建築である事は簡単に分かるはずだ。

◆ レオパレス側が指示したとすればその目的はコストダウンである。だがオーナには通常のアパートの1.5倍ほどの価格を請求する。30年間家賃保証も10年経たずに減額、あるいは契約解除を迫られるという。

◆ このレオパレス商法によって、バブル崩壊で傾いたレオパレスはまさにV字回復を成し遂げたのである。
オーナーが建築物に不審を抱いたのが2005年頃と言われる。レオパレス側に改善を求めたが無視される。2012年頃には裁判も起きているので、この時点でレオパレス側は違法建築状態にある事を把握している。

◆ 工務店が勝手にやった事だとすれば、問題が発覚した時点で工務店にアクションがあったはずだ。しかし実際にはそうではなく無視を決め込んでいる事が、トップダウン的に違法建築を進めていた証拠とも言える。

◆ 不良物件に住む人に対しては引っ越し費用などを負担するとアナウンスしている。だが相手はレオパレスだ。お客様の契約ではここはダメです、あそこは保証されませんと難癖が付く可能性だって十分にある。

◆ 何しろ30年間家賃保証を簡単に契約解除してしまう企業なのだ。会社自体は怪しいが、それでも家賃その他を考えてレオパレスに住んだという人もいるだろう。そして不良物件が発覚して引っ越す事になり、引っ越し代やその他費用が補償されるものだと思っていたら嘘でした、みたいな。

◆ 或いはソフトバンク的に、保証はするけれど支払いは割賦ですよとやるかも知れない。ソフトバンクの端末保証サービスがその手であり、故障した端末を修理するための費用の全額を利用者は支払わなければならない。補償金は毎月分割で支払われるが、ソフトバンクを解約するとそれもなくなる。

◆ 分割払いでも払って貰えるだけマシ、と、レオパレス入居者が思う可能性だってゼロではない。悪評のある企業に対しては国のチェックを強化するなども必要ではないだろうか。


掃除機を買い換えなくては(3/4)
◆ 20年以上使っている掃除機の調子が悪い。掃除機は東芝製の紙パックタイプで、ヘッド部分が壊れてきた。ホースも含めその他の部分には異常がないのだが、すでにヘッド部分の修理は不可能である。

◆ 汎用品を使う手もあるのだが、オリジナルのヘッドはモータによるブラシ回転式になっていて他のものと互換性がない。この掃除機はリビングで主に使っているので猫の毛などを綺麗に吸い取ってくれないと困る。

◆ リビングではRoombaも使っているが、これだけでは綺麗にはならない。
1Fで使っている掃除機も東芝製(こちらは安いモデル)なので、同じ東芝製の方が紙パックが使い回せて都合が良い。

◆ そこで紙パック式各社の検討をしてみる。東芝製は吸い込み仕事量が350Wとハイパワーとは言えない。Panasonicは500W〜600W、三菱は300W〜500W、シャープは320Wの1モデルのみだ。

◆ ちなみにサイクロ方式の吸い込み仕事量は150W〜200Wと低い。これは渦を作るためにパワーを撮られるからであり、実際ダイソンのハンディクリーナも吸引力は非常に弱い。それをカバーしようとするのが回転式ブラシであり、これはroombaでも同様だ。

◆ その強力な回転ブラシとフィルタ式掃除機の組み合わせが最高という事になり、実際に掃除をしてみれば違いは明確になる。だが各社ともに力を入れているのはサイクロン方式のようだ。東芝は未だ説明があるが、Panasonicなどは売りたくない気持ちが伝わってくるような商品ページである。

◆ シャープはフィルタ式を1モデルしか出していない関係もあり、サイクロン式を勧めている。三菱はモータ回転式ブラシ搭載モデルは吸い込み仕事量が380Wのモデルと、500Wの2モデルがある。

◆ 価格は2万円台が中心だが三菱製の吸い込み仕事量500Wのモデルや東芝製は3万円を超える。吸い込み仕事量が全てではないが目安にはなる。消費電力は800W〜1.1kW位で、掃除機は長い時間使うものではないので消費電力自体は余り気にしなくても良い。

◆ 東芝製のカーボンヘッドモデルは880Wの消費電力で380Wの吸い込み仕事量だ。
Panasonicでは1kWの消費電力で500Wの吸い込み仕事量となっている。Panasonicで吸い込み仕事量が600Wのモデルもあるのだが3万円を超える。

◆ それでも掃除機の価格は下がったと思う。
多くは海外生産でコストダウンを行っている筈だ。一方でサイクロン式は価格が高い。ダイソン価格がスタンダードみたいな感じで東芝製でも6万円を超えるモデルがあるし、安価なモデルでも4万円近い。

◆ 掃除機として高性能であればサイクロンでも良いのだが、吸い込み仕事量が小さくて価格が高く、ゴミ捨ての手間が多いとなるとなんだかなぁな感じなのだ。確かに出始めの頃のサイクロン式に比較すればフィルタの詰まりは少なくなったと言える。しかし詰まらないわけではない。
実際ダイソンのハンディクリーナもゴミを捨てないと吸引力が弱まりフィルタが詰まる。


バブル経済(3/3)
◆ バブル経済の恩恵をフルに受けたのは私よりもう少し年齢が上の人たちではなかったかと思う。バブル経済時代の何が良かったのか、それは未来が明るかったことだ。

◆ 今日より明日は良くなる、1年後はもっと良くなると誰もが思っていた。
だから高額な商品にしても土地やマンションにしても、多額の借金を背負っても苦にはならなかった。給料は上がり、物やサービスはどんどん売れた。

◆ タクシーは客を待つものではなく、乗りたい人がタクシーを待つ時代だった。道路に飛び出してタクシーを止めるとかお札を振り上げてタクシーを止める、そんな時代だった。

◆ バブル経済の抑制が出来なかったのは米国との関係もある。ドル高を望む米国の思惑もあり日本は金利を思うように上げることが出来なかった。
しかし後に橋本首相は一気にバブルを壊して不景気へと突入させてしまった。

◆ それからは長い不況の時代となる。銀行を助けるために税金を突っ込み、それでも見たいが見えてこない。不良債権という言葉が飛び交い、建設半ばで所有者を失ったビルがあちこちにあった。

◆ 数年前、わずかに景気が持ち直したと思われた頃2020年頃には再び好景気が来ると予想した人も居た。もしも増税が行わなければオリンピック景気と共に明るい未来が見えた来たかも知れない。

◆ しかし現状は景気が良くなったとは実感しにくい。特に若い人たちは税負担などが過大になり自由に使えるカネがない。消費しないのではなく消費することが出来ないのだ。

◆ カネを持っていると言われた老人達も、その貯金を徐々に減らしていく。
日本人全てが中流階級だと言われたのはもはや過去の話であり、今やギリギリの生活を送る人が増えている。

◆ 経済が若干の回復を見せると人材不足と言われるのだが、決して労働人口が不足しているわけでは無い。給料が安いので働こうと思う人が少ないのだ。多少の不便はあっても生活保護の方がマシだと思う若者は多い。

◆ どうせ働いたってたいした給料が貰えるわけでもなく、だったら実家の財産を食い潰していた方が良いと思う人間もいる。こうなると金持ち老人の財産はどんどん減っていく。

◆ 経済とはクリチカルなものだから、ほんの少しの政策のミスがとんでもない未来を作ってしまうこともある。
バブルの頃から既に30年が経つ。バブルの頃に偉そうな顔をしていた連中が引退し、次の世代が力を受け継ぐ時期だ。バブル世代のお偉いさんは再び暴走景気を起こしてはいけないとの考えが残る。しかし次の世代はその考えも希薄になり、好景気に向かって突進する。と言われるのだが実際にはそうではないようだ。

◆ 大蔵省を財務省に名前替えをした所で実は中身は変わらない。政治家達は先送りが大好きなのだが、財務省は目先のカネが大好きだ。政治家は先送りをすれば自分の時代は平和に終わる。しかし財務省の役人は自分の生きている間に予算拡大を実行しなければ名が残せない。


高齢化を見据えた商品展開?(3/2)
◆ 4月からカップヌードルに味噌味が追加されるそうだ。カップヌードル味噌味はこれまでにも発売された事はあるが続いていない。今回は10年ぶり・3度目の味噌味発売となる。

◆ 味噌味に関して日清食品は、カップヌードルは国際展開を見据えて開発された商品であり、ラーメンとは異なるという。カップヌードルはカップヌードルであり、純和風な味噌味はシリーズ展開として相応しくないというのだ。

◆ 確かに味噌味は海外では一般的ではないかも知れないが、では醤油味はどうなのだろうか。そう考えると国際性が云々という理由に合理性が見いだせなくなる。それに味噌味を全世界同時発売しなければならないという事はない。日本で様子を見れば良いだけの話だ。

◆ それに以前は味噌味も販売されていた。それが消えたのは売れなかったからに他ならない。では何故又ミソなのかと言えば、それは高齢化社会を見据えたものだというのだ。

◆ カップラーメンの世界で味噌味は一般的だ。なのでカップヌードルに味噌味がないのが不思議でもあるが、あの麺にミソは合わないのかも知れない。逆にシーフードだとかカレー味に違和感はない。

◆ 昨年4月から発売しているというカップヌードル味噌味ミニは高齢者に売れているという事らしい。カップヌードル味噌味ミニでは味噌ラーメン風の味に仕立てて高齢者も馴染みやすいようにした。すりごまを入れるなど、純和風にこだわったという。

◆ あれれれ、国際展望だから和風テイストはやらないと言っていたのに。
しかしマーケットの要求には勝てず、和風を目指すのだそうだ。もしかすると現在発売されている他の味のものも和風シフトが起こるのかも知れない。

◆ もはや消費のメインは若者ではなく老人だとまで言われる昨今、若者達が見放した品物を老人向けにアレンジする事が様々な分野で増えてくるかも知れない。

◆ そのうち薄味だとか減塩、カロリーカットなどの文字がカップ麺のパッケージに書かれたりして。一時期はやった大盛りカップ麺も、高齢者向けの小容量タイプにシフトする可能性もある。

◆ カップヌードルには具は余り入っていないのだが、これも味噌ならコーンを入れるとか醤油ならばわかめだとか…となるともはやカップヌードルではなくなってしまう気もする。カップヌードルがカップヌードルであり続けながらもバリエーションを増やす事の難しさ、か。

◆ インスタント味噌汁などもサラリーマンが弁当と共に持っていく粉末状のものから、より高級志向のものが売れたりもする。まあ1食あたり300円にもなれば材料費もかけられるので美味しく出来るだろう。

◆ それを毎日サラリーマンが食べるには懐的に厳しいものがあるだろうが、豊かな高齢者となれば話は別だ。
高級志向や健康志向を捉えると共に、高齢者ほど購読率が高いと言われる新聞の折り込みで宣伝をするなど各社工夫を凝らしている。


趣味の部屋を作る人(3/1)
◆ 新築や増改築で趣味補部屋を作る人は少なくはない。最も多いのはオーディオルームやシアタールームではないだろうか。今はそのページが消滅してしまったのだが、オーディオルームを備えた新築住宅が出来るまでを書いたページがあった。

◆ 都道府県は定かではないが、家の周りには畑などがある感じの所だった。オーディオルームは防音サッシや吸音材などを使い、部屋の体積や天井高まで計算していた。
音の反射などの関係なのか、四角い部屋ではなく多角形になっていた。

◆ 家が出来た後は実際に音を鳴らし、家から何メートル離れた先まで聞こえるかなど防音性の確認をして屋外への音漏れが設計値通りかなども綴られていた。

◆ 模型(かなり範囲の広い表現だが)が趣味の人は塗装ブースを作る。押し入れを改造して塗装ブースを作ったという人も居る。塗装ブースに必要なのはフィルタ付きの換気扇や除湿空気清浄器、演色性の良い照明や機材置き場だ。

◆ 今は殆ど居ないと思うが写真用の暗室もある。私は中学生の頃だったと思うが、部屋ごと遮光カーテンで暗くして焼き付けを行っていた。これも過去に書いた事があるが、引き伸ばし機などとても買えるものではなかったのでカメラのレンズを使うものをベニヤ板で自作した。

◆ 構造的には簡単なもので、電球、コンデンサレンズ、フィルムを押さえる部分とレンズがあれば良い。この中でコンデンサレンズは入手できなかったので省略。結果として写真周囲と中央部分の光量に盛大な差が出来るという引き伸ばし機になった。

◆ 車が趣味な人はガレージをくつろぎスペースとして使えるように設計したりする。独立型のスチールガレージなどでも壁や床材を張り、部屋としての体裁を整えたものがある。相当広い庭がなければ実現できないけど。

◆ 横浜の二件目の家は水槽設置スペースを作った。機材などは床下に収納した。
本当は床下ではなく別の部屋に機材類を格納したかったが床面積に余裕がなかった。床面積に余裕がある方だとサンプ槽や機材を別の部屋にしてメンテナンス性を確保している。

◆ この家など床下が広く使えるので未だ良いのだが、床下が深い分だけ高低差があるので水圧がかかる。一般住宅だと床下ではなく壁に穴を空けて配管を通し、機材類を外に置く方が多い。クーラーなども外に置くと放熱も騒音も楽になる。ただしむき出しというわけにはいかないのでスチールラックを使ったり木材で囲いを作ったりするようだ。

◆ 知人は旋盤やらボール盤を置いた工作室に部屋を割り当てている。子供が独立して空いた部屋を工作室にしたという。旋盤などは床の剛性が必要だとの事で、かなり補強をしたといっていた。
最初はミニ旋盤的なものを買ったと言うが、剛性が足りなくて細かな加工が出来ずにちゃんとしたものに買い直していた。