VC

過去の雑記置き場


電子レンジ(4/1)
広告の話(1)(4/2)
広告の話(2)(4/3)
広告の話(3)(4/4)
広告の話(4)(4/5)
ホームレスになりたい思い(4/6)
時間を共有する仲間達(4/7)
広告の話(5)(4/8)
広告の話ではなく人生の話(4/9)
伊豆半島を半周してみる(4/10)
確定申告の話(4/11)
古いページ(4/12)
芝を植えたり石垣を作ったり(4/13)
買い換え派が減っている(4/14)
病院のベッド過剰数(4/15)
ドコモの新料金プラン(4/16)
顕微鏡(4/17)
光学顕微鏡(4/18)
ディジタルフリーパス(4/19)
乗り心地を求めてはいけない(1)(4/20)
乗り心地を求めてはいけない(2)(4/21)
広角レンズの特性を知らない人たち(4/22)
Googleはストーカーなのか?(4/23)
ライダーの高齢化が進む(4/24)
無人攻撃機(4/25)
ゲルマラジオ(4/26)
デジカメとレンズと解像度(4/27)
囲い込みなのか開放なのか(4/28)
水耕栽培(4/29)
平成不況と平成最後の日(4/30)


VC
平成不況と平成最後の日(4/30)
◆ 経済状況を知るための重要な指標である賃金の動向が分からないそうだ。今年発覚した政府の統計不正事件のために信頼出来る数値がない。

◆ ではそれ以前はどうかというと、これも厚労省の不正によって数値の信頼性が失われている。厚労省は何故不正を働いたのか。

◆ 本来は大規模事業者の全数を調査しなければならない決まりだった。しかし厚労省が勝手に賃金の低い事業者だけを抽出した調査としたために、平均賃金は下がったように見えた。

◆ これで政府にどんな得があるのかと言えば、2千万人以上が雇用保険の給付金が過小になったという。無駄遣いをするためには税収を増やすか支出を減らすしかない。
そこで大規模なねつ造作戦を展開したというわけだ。

◆ ちなみに統計不正は約8年分、そのデータは不正発覚後速やかに廃棄したという。廃棄してしまったので、どこかどのように違っていたかなどは分からない。データを廃棄した職員は上司から、良くやった、仕事が早いぞと褒められただろう。

◆ 証拠隠滅は素早く行うが、政府が要求した参考値とやらは出してこない。
継続検討するとは言ったが、いつまでにやるとは言っていない、こっちも証拠隠滅作業で忙しいんだよといった所か。  

◆ 平成18年の賃金は1.4%の上昇となっているそうだが、これは計算方法の違いによるものだそうだ。しかしその注釈を入れていない事で、あたかも景気が良くなったかのように見せる効果を持つと東京新聞は書いている。

◆ 役人に言わせれば、役所は国民のためにあるわけではないんだよ、役所のために国民がいる、役人の豊かな生活のために納税義務がある事をお前らは勘違いしてるんじゃないのか?というところだ。

◆ 経済という面において平成の時代は決して良くなかった。バブル以降不況が続き、過度な円高の時に国内産業は相当な打撃を受ける事になる。金銭的な云々ではなく、製造業を中心に海外に拠点を移したのだ。これは一時的不景気で税収が伸び悩む所の話ではない。

◆ 一度海外に出て行った産業が国内に戻ってくる可能性は低く、つまり日本は雇用環境も税収も捨てた事になる。政府は景気は回復していると言い続けたが、その実感はない。いや、もしも消費税増税がなければ、今より少しは明るい世の中になっていたかも知れない。

◆ さて令和はどんな時代になるのだろう。
目前となった消費税増税、数年前に囁かれた「2020年には景気は良くなる」説も外れの予感がしてくる。政治家が景気を決めるわけではないが、今の日本には日本をよくする事に精を出す政治家がいないのだ。

◆ 世界景気の下振れだとか原油問題など、世界を見ても決して明るいとは言えない。まあ、そんな所から消費税増税の再々延期だみたいな話も出てくるのだ。


水耕栽培(4/29)
◆ 野菜などの水耕栽培農家が増えているそうだ。設備にコストはかかるものの、安定した収穫が出来るので効率的だという。路地でも出来ない事は無いが、雨水が入ると培養液が希釈されてしまう。

◆ 水耕栽培の場合は病気などが起きにくく、連作障害も出ない。
この辺りに目を付けて農家用の水耕栽培用機器販売を専門にする企業もある。pH管理から導電率測定による液肥管理など、結構高額なシステムだ。

◆ 農家が商業ベースに乗せるためには色々な機器が必要なのかも知れないのだが、システム自体は簡単である。水耕栽培農家でよく使われているという液肥というか培養液はハイポニカだそうだ。ie・naの液肥もたぶんハイポニカだと思う。

◆ 水耕栽培業者によれば、その農家に応じた溶液を調合するみたいな事が書かれているが、微量元素を調整するくらいだろう。pHコントロールはリン酸などで行うのだと思う。

◆ 液肥の添加などで定量ポンプは必要になるが、手間を惜しまなければ手動でも出来る。液肥は2液に別れていて、これは通常の土壌用肥料とは別の微量元素などを含むために高濃度で混合させてしまうと沈殿が起きるためだ。

◆ 植物に吸収されて減った分の希釈液肥を都度追加していけば循環ポンプ程度の設備で済む。というか、これが家庭用水耕栽培セットの構造そのものだ。

◆ 家庭用ではLED照明の付いたものなどもあるが、ケース入りのものでは大きさが制限されるのでキュウリやトマトなどは難しそうだ。
オープンタイプで液肥槽だけのものであれば、大きく成長する植物も植える事が出来る。

◆ 家庭用の水耕栽培キットは、構造は簡単だが売値は安くはない。これなど液肥タンク(ポリタンク)と水中ポンプ、苗を植え付けるには雨樋で流しそうめん風に少し傾斜を付ければ良いと思う。流れた液肥はタンクに戻る。

◆ 培養液が蒸発すると液肥が濃くなってしまうので、蒸発防止にビニールをかけるとかラップを巻くとかしておく必要がある。雨樋方式だとキュウリやナス、トマト、枝豆などが栽培出来る。

◆ 他の(個人の)記事などを見ると、大型のプラスチックケースや衣装ケースを使ってキャベツを栽培している方もいる。野菜価格高騰の時に自前で野菜が出来れば助かる。

◆ 質量あたりの単価が肉より高いとまで言われた野菜も、水耕栽培だとベランダなどでも簡単に成功させる事が出来る。もっとも昨年くらいの気温になると培養液の温度が上がって根が傷むのだそうだ。

◆ 水耕栽培キットの取説にも培養液の温度が30℃を超えないようにと書かれている。水温が上がると溶存酸素量も減ってしまうので、エアレーションを行うなどして酸素供給と液温低下を促進しなければいけないようだ。


囲い込みなのか開放なのか(4/28)
◆ 移動体通信業界に於ける囲い込みと言えばドコモのiモード網があった。当時従来型携帯電話の時代に、孫さんはiモード網を使わせろ、開放しろと訳の分からない事を言い始めた。自らでは構築も出来ないし集客も出来ない現状において、ドコモのiモード網はまさに喉から手が出るくらい欲しかったわけだ。

◆ そんなiモード網もスマートフォン時代になり廃れていく。ドコモは2匹目のドジョウを狙ってspなんじゃらを立ち上げるも、もはやクローズド網での囲い込み時代ではない。
アプリでも何でも野良ダウンロードをさせなければならないのだから、時代錯誤というのか何というのか。

◆ その後は、従来はドコモ利用者のためのサービスだったものを一般に開放しはじめた。もはや囲い込みではどうにもならない、多くの人に使って貰おうという事だ。

◆ 元々囲い込みとは、その製品ありサービスを目当てにその事業者と契約するみたいなものだ。iモードが使えるからドコモと契約する、みたいな。
しかしドコモのサービスにそんな魅力は無くなった。なので、ドコモ契約者でなくても使えるから契約してねと路線を変更したわけだ。

◆ そんなドコモの囲い込みよりも、更に強力な囲い込みを行ってきたのがAppleである。ドコモの囲い込みは悪だけれどAppleの囲い込みは心地良いと、Apple好きは喜んで囲われた。

◆ しかしそのAppleも新サービスはオープン路線に舵を切る。もはやサービスでの囲い込みは不可能だと認識したわけだ。独自路線で独自サービスの時代ではない、みんなが使える良質なサービスを目指すと心を入れ替えたわけである。

◆ その背景にはiPhone販売台数の今後の見通しがある。iPhoneの時代は長く続いたが、この先10年を考えた場合は先細りしか見えてこない。それでも10年続いたのだから凄い事なのだが、この先は別の食いぶちを見つけなければならない。

◆ ドコモがそうであるように、ハードウエアからソフトウエアに、そして多角的サービスへと変わっていく。しかしそれらが必ずしも成功するかと言えばそうではない。覚えているだろうか、孫さんがハーレクインが云々と言っていた事を。アレが一体何だったのか、覚えている人の方が少ないくらいの失敗だった。

◆ 孫さんでも失敗する。これも端末販売などから付帯サービス路線を目指したものなのだが、そもそもソフトバンク利用者が少ない事もあって目立たなかった。その後もいくつかの、いや、いくつもの新サービスを開発するが、飛び抜けた成功には見放された。

◆ ではAppleのサービスは成功するのか。
オープン路線は成功するのか。オープンにした所でAppleのサービスを使う人はAppleファンであり、つまりそれらファンはApple製品を使っている。したがって、余程魅力的なサービスでも無い限りオープンにしても契約者数は余り増えないと思う。


デジカメとレンズと解像度(4/27)
◆ デジカメの撮像素子は、出始めの頃はVGA解像度かそれ以下だった。20万画素や30万画素では紙焼きは無理であり、画面で見ても荒さが目立った。

◆ しかし撮像素子の画素数はあっという間に100万画素を超える。100万画素か、凄いなと言う話を雑誌の編集者と話していたら、紙焼きで使えるようになるにはもう一桁解像度が要るね、それはいつ頃実現するのかなと言っていた。

◆ しかしその紙焼きに耐える画素数を持ったカメラも、程なくして出現する事になる。プロ用の一眼レフは撮像素子も大きく綺麗な写真が撮れた。多くのカメラマンはディジタル一眼レフを持っていたが、その用途はプリ撮影だった。デジカメで撮ってみて、それが良ければフィルムカメラで本番撮りをする。

◆ だがやがてディジタル一眼レフがメインのカメラになっていく。プロ用ばかりではなくコンパクトデジカメも、携帯電話内蔵カメラも画素数を上げる。画素数だけを見るならば一眼レフカメラよりもコンパクトデジカメの方が上になる事もあった。

◆ 携帯電話内蔵カメラも100万画素を突破するが、画質はさほど上がらなかった。画素数だけを上げてもレンズがそれに追いつかないという、これは今でもその傾向にあるわけだが、そんな状況が続く。

◆ しかし光学メーカがデジカメ用のレンズユニットを設計したり、或いはシミュレーション技術や加工技術の向上によって小型高解像度レンズが広く使われるようになる。

◆ そうは言ってもレンズの性能は有限である。ドーズ限界(秒)=115.8/レンズ口径mmレイリー限界(秒)=127.5/レンズ口径mmがあり、望遠鏡などで見る事の出来る解像限界が表される。

◆ しかしたぶん、実際の、例えばスマートフォン内蔵カメラのレンズで見るとレンズの加工精度が画質に影響を与えていると思う。レンズと言っても完全な、計算通りの面にはなっていない。
そこには加工や成型のばらつきや取り付け誤差、光軸のずれなどがある。

◆ 35mmフィルムカメラに比較すればかなり小さな撮像素子なので、それに応じてレンズやそれらの組み付け精度も要求される。直径100mmのレンズに1μmのキズがあるのと、直径3mmのレンズに同様のキズがあるのとでは画質に与える影響は相当な違いになる。レンズの話ではないが、ハッブル宇宙望遠鏡の直径2.4mのミラーの歪み補正装置の修理を宇宙飛行士が船外活動で行った事があった。この時問題にされた歪み量は2μmだったそうだ。

◆ 回折限界値(本/mm)を見るとF2.8のレンズで687本(コントラストが0%)である。1/3インチサイズの撮像素子の横幅は4.8mm、横方向の画素数が4800だとすると1mmあたり1000ドットだ。

◆ HUAWEIのP30は4000万画素の撮像素子なのだが、これにレンズの解像度は追いついているのだろうか。ちなみにA4用紙にプリントする場合に600dpiだと3000万画素位の解像度が必要だ。
一般的な家庭用プリンタのドットピッチは300dpi以下だと思うので、3000万画素の解像度でA3版くらいがプリントできる。


ゲルマラジオ(4/26)
◆ ゲルマラジオはゲルマニウムダイオードを使った中波放送受信機である。その前身はたぶん鉱石ラジオと言われた、整流作用を示す鉱石に針などの電極を立てて作ったものだろう。

◆ AM放送終焉論もある中、民放各社が放送をワイドFMに移行すると、残るはNHKのみになる。NHKは豊富な財源を持っているので、まさかAM放送をやめるとは言い出さないだろう。

◆ ゲルマラジオはAMだけではなくFMでも動作させる事が出来る。と、その前に現代だとゲルマニウムダイオードは入手が難しいので、ショットキーラジオという事になる。ショットキーダイオードを使えばVHF帯以上の整流も問題が無いので、RF同調回路をFM周波数帯にしてスロープ検波を使えばFM帯を受信するショットキーラジオが出来上がる。RF同調回路を周波数検波回路にする事は出来るが、Qが低いので十分な検波ゲインが得られないと思う。

◆ ゲルマラジオなり鉱石ラジオが重宝された時代というか背景には、無電源で動作する事が上げられる。乾電池も商用電源も要らない事は便利なものだったわけだ。

◆ では現代版ゲルマラジオはどういったものが考えられるのか。無電源という点に着目すれば二次電池と太陽電池の組み合わせなどもある。無電源とはあくまでも外から見たものであり、内部では自給自足になっている。

◆ 電源を光に求めるのではなく、高周波から得てもいい。中波帯の電波を整流して電力を得て、その電力で受信機を動作させる。CMOSデバイスを使った受信機ならば十分動作する。
中波帯のみならずVHF帯でも2.4GHz帯でも、飛んできた電波は全部整流して電力に変えてしまえば良い。

◆ 余剰電力はLi-ionバッテリに充電しておく。太陽電池併用でも、振動センサ併用でも、とにかくそこに到来するエネルギは全部使う。Li-ionバッテリの寿命が問題だというのであれば電気二重層コンデンサでも良いではないか。

◆ ワンチップのFMラジオICだと5mW位の電力を消費する。ゲルマラジオでは主にアンテナ形状にもよるが、-40dBm〜-60dBm位の感度がある。さすがにこの電力ではワンチップICを動作させる事は出来ない。

◆ 磁界型アンテナではなく巨大な電界型アンテナでも立てればもう少し多くの電力を得られるかも知れないが、何をやっているのか分からなくなる。ワンチップのFMラジオICは動作させられないとしても、ディスクリートで組んだ多少の回路であればドライブできるかも知れない。

◆ だったら実験してみろコノヤロウと言われそうだが、この地では十分な電界強度のAM局がない。決して聞こえないわけではないが、例えば東京であれば文化放送だとかTBSラジオが、それこそゲルマラジオだって受信できるのに。

◆ 結局の所無電源であり簡単な回路でラジオが聴ける事が、ゲルマラジオの最大のメリットだったわけだ。確かに現在の技術やデバイスを以てすれば、より高性能なラジオが無電源で動作する。
しかしその存在価値は何かと言われても困る。

◆ 非常時や災害時においても、最低限スマートフォンの電源は確保したいと言われる時代に、無電源ラジオの存在価値は疑問なのだ。


無人攻撃機(4/25)
◆ 中国が戦闘用無人攻撃機を大量に輸出しているそうだ。いわゆるドローンと一括りにするが、回転翼式のものもあれば固定翼のものもある。無線による操縦や自立航行など技術面でも大きな進化を見せているという。

◆ ドローンによる攻撃を防ぐ事は難しい。低空飛行ではレーダで発見できず、100m程度の高度では肉眼でも発見しにくい。飛行音自体も100m上空ではほぼ聞こえないという。

◆ 機体が小さいために地上から射撃で落とす事も難しく、かといって数百万円以上もかかるというミサイルを使うのかという話だ。そのミサイルにしても目標が小さく動きの俊敏なドローンに当てる事は難しい。

◆ 電波妨害などは、それが無線操縦されているものであれば有効だが自立航行している飛翔体には無意味になる。無線操縦タイプにしても使用周波数帯が特定できないと効率的な妨害も出来ない。

◆ 強力な電磁波によって内部回路を損傷させるような試みもあるそうだが、送信設備が大がかりになる。
ドローン側としてもシールドを強化するなどの対策によって電磁波妨害を受けにくくしている。

◆ ドローンに積める爆薬の重さは限られているが、極めて高い命中精度を誇るので効果が大きい。ロシア軍は2017年の3月に、ウクライナ東部にある弾薬庫をドローンで攻撃した。
ドローンに積まれていたのはたった1個の手榴弾であり、それによって7万トンにも及ぶ弾薬が破壊されてしまった。

◆ 攻撃型ドローンが数百或いは数千機単位で飛んできたら、もはやそれらを打ち落とす事は不可能である。それらのドローンが自立航法によって編隊を組んだりしながら目標物に接近し攻撃する。

◆ 航空機から大量のドローンを、まさにばらまくように落下させる動画などもあるが、小型爆弾が自在に飛行しているようなものなのだから脅威だ。目標物を可視或いは非可視カメラで捉えて追跡する
◆ 人口密度の高い日本の都市部に攻撃型ドローンが飛んできたら、自衛隊は何が出来るだろうか。通常の航空機であれば都市部に近づこうとする時点で発見される。しかし発見されにくい高度を保ってドローンが都市に接近したらどうなるのか。

◆ オウム事件が起きた1980年代にドローンがあったらと考えると恐ろしい。
歩行者天国で賑わう街に、一機のドローンが化学兵器や生物兵器を積んで飛んできたら大変な事になる。

◆ 農薬散布用のラジコンヘリコプターや固定翼機は従来からあったのだが、操縦にはそれなりの技術が必要だ。ヘリコプターはホバリングできるが固定翼機は飛行させていないと落ちてしまう。
ジャイロ技術などによりヘリコプターの操縦は従来より格段に楽になったとは言え、電子技術搭載の攻撃型ドローンには安定性の面で及ばない。


ライダーの高齢化が進む(4/24)
◆ 自動車の運転者年齢上昇と同じく、バイクに乗る人も年々高齢化している。二輪車と言えば若者をイメージしたのは既に昔の話であり今はバイク購買層の平均年齢は52.7歳(2017年度、日本自動車工業会)なのだとか。

◆ 10代、20代のライダーの割合は今や10%以下だという。若者に売れないのは車ばかりではなくバイクも同様なのだ。
こうした高齢化を背景に描くバイクメーカーはレトロイメージのデザインに最新装備を持ってくる。

◆ バイクメーカもライダーの若返りは期待したい所だとは思うのだが、実際売れているのはネオレトロだ。比較的高齢ドライバーが好んで乗るプリウスが派手目のデザインを採用して顧客を失ったのは記憶に新しいが、二輪車の世界でも状況は同じようだ。

◆ メーカが中高年層を大切にするのは、高額バイクでも買って貰えると言う事もある。ニンジャH2カーボンは最高速度340km/h以上を誇る過給器付きエンジン搭載モデル、その価格は356万円を超えるが、予約は早々に埋まったそうだ。

◆ 中高年に向けてと言うわけでもないだろうがABSやトラクションコントロールは当然のように装備されている。
旧型バイクの中古価格上昇からみる未だ人気の高さにメーカも動く。
補修部品などの再販開始などはレストア派には嬉しい知らせに違いない。

◆ 車でも同じなのだが、中高年に売れた所で未来はない。中高年向けの商品が、新たに中高年になっていく人に人気を博するならば話は別だが、今のバイクの売れ方は若い頃に乗っていた人が高齢化していっただけだからだ。

◆ 車でも同様で、トヨタは早くから平均購買層の年齢上昇を懸念していた。そこでデザインや塗色などを若い人向けにしてみる訳だが、それは売り上げを落とすのみだった。売れている車のデザインはいじらず、購買層ターゲットを絞った車を作ってみた所で売れない。

◆ ハチロクにしても中高年層が最初に買い始めたと言われるのだから状況は厳しい。都市部と違ってこの辺りだと車は必須とも言える。が、若い人は県外に出て行く率が高いので居住者自体の平均年齢が上がる。

◆ 勿論若い人も居るが、田舎の常で所有車は圧倒的に軽自動車が多い。
都市部では、石を投げればプリウスに当たるとまで言われるがこの辺りでは殆ど見かけない。

◆ プリウスを見かけないのにリーフを見かけるのがちょっと不思議なのだが、ガソリンスタンド減少にも関係あるのだろうか。

◆ 車両価格から見れば軽自動車もコンパクトカーも変わらないというか、必ずしも軽自動車が安いとも言えない。しかし登録の簡単さ(伊豆市は車庫証明不要エリア)や税金を考えると登録車の選択余地がなくなる。本当の意味での実用的実用車でありそれ以外ではない、みたいな。


Googleはストーカーなのか?(4/23)
◆ AndroidOSやGoogleアプリをそのままの状態で使うと、行く先々で通知を受信することになる。○○というなの店に立ち寄れば「○○店のレビューを書きませんか?」と言われる。

◆ GoogleMapを見るにもお節介な情報が出て来たりして、それはGoogleに監視されていると感じるに他ならない。
勿論それは正しくて、常にGoogleに監視されている。Googleの手から逃れるにはAndroidやChromeを捨てる以外に手はない。

◆ この追跡が目に見えぬところで行われていれば気にしない人も多いとは思うが、こうして余計なお節介満載なものだから女性などは怖くなってしまうと言う。Googleに監視され、その情報が他に漏れたとしたら、第三者が自分の行動を把握するとしたら怖いというのだ。

◆ これは至極当然である。当然ではあるが、Googleは無料でサービスを使わせる代わりに、あなたの全てを把握しますよと言っている。スマートフォン内の写真は全て持って行かれ、検索語も、それを行った場所や時間も把握されている。

◆ 家庭のWi-FiをPCとスマートフォンで共有すれば、そのWi-Fiの位置をGPSによって正確に記録される。同時に割り当てIPアドレスや半固定的に割り当てられるIPv6のアドレスも収集される。これによってスマートフォンとPCは紐付けられることになる。

◆ 欧州でGoogle広告は独占的でけしからんと判決が出た。これに対してGoogleは独占的ではないと言い張ったが、そんな事が通じるわけもない。罰金はたったの1,900億円だそうだからGoogleにとっては何でもない額である。

◆ 広告のクリックだってGoogleには監視されている。誰がどの広告をクリックしたかは瞬時に分かる。例えPCからクリックした所で、そのPCが誰の所有物かが紐付けられているので分かる。私が外でPCを使うときのテザリング用のスマートフォンにGoogleIDをセットしないのはその為だ。しかしもしかすると、最初にセットアップしたときの情報から使用者を推定しているかも知れない。

◆ 無料Wi-Fiででもセットアップして、GoogleIDを消した後でモバイルネットワークに接続すれば安全かも知れない。ウチのWi-FiのSSDIにはnomapと入れている。これはGoogleに対して位置情報を公開するなという合図である。これによってその位置が公開されることはなくなるが、Googleが取得しないとは言っていない。

◆ Googleと関わるのが怖いという女性、通知を切ることは出来るがそこまでである。
Googleに監視されるのが良いか、Appleに監視されるのが良いか、Appleの方がマシだと思うのであればiPhoneに乗り換えた上でGoogleのサービスを使わなければ良い。

◆ 欧州のみならず他の国に於いてもGoogleの独占性や個人情報の取り扱いなどに対して慎重になるべきである。GmailにしてもGoogleはそれをいつでも見る事が出来る。情報セキュリティに対する知識の希薄な日本の政治家は、これは便利だとGmailなどを使っているかも知れない。

◆ 確かに中国よりは安心かも知れないのだが、有事の際には五十歩百歩だ。まあ何事かが起きればGPSは使えなくなり、Androidも使えなくなり、Google検索だって使えなくなる事態が起きないとも限らない。


広角レンズの特性を知らない人たち(4/22)
◆ 超広角レンズ或いは魚眼レンズで撮影すると周囲は湾曲する。180度画角の魚眼レンズを考えてみれば当たり前の話で、レンズを中心に周囲全てが映る。それを平面の写真にしようとするのだから周囲は曲がる。

◆ 写真だとかレンズだとかの特性を多少でも知っていればこれは当たり前の事として理解は出来ようが、そうで無い人も沢山居る。この広角レンズは周囲が歪むから不良品だと文句を付ける。

◆ それが小中学生であれば仕方が無いのかも知れないが、いい年のオッサンが言い始めるのだから何だかなぁと思う。こんな人はメルカトル図法で表わされた地図を見てロシアやカナダは広いんだなと思うのだろう。

◆ そんな人たちのために?超広角レンズの好きなSONYはスマートフォン内蔵カメラに歪曲補正をかける。16:9のTV画面に4:3アスペクトレシオの画像を引き伸ばして表示させるようなものだ。どこかを直せばどこかが歪む。

◆ そもそも超広角を使わなければ良いだけの話なのだが、過度が大好きなSONY故と言うことだろう。まあ拡大はディジタルズームが使えるが、画角を広げるのは無理だからと言われればそうなのかなとも思う。

◆ しかしそれによる弊害の方が多いものを、ニッチなマニアを狙ったと言われてもなぁという感じだ。広角にしたい方はフロントコンバータを付けてくださいで良いような気もするんだけど。

◆ 一眼レフカメラのレンズでも、いわゆるあおり機能の付いたものはある。
これなどは分かっている人が分かって使うからそれなりの写真が撮れるわけだ。

◆ iPhoneXのカメラは35mmフィルム換算で28mmの広角と52mmの標準である。焦点距離が30mm以下になってくると、いわゆる広角らしさが出てくる。Xperia XZ Premiumは更に広角の25mmである。

◆ 広く撮りたいから広角をと望む声もある一方で、常に言われるのが湾曲である。カメラ屋は言うだろうな、俺に一体どうしろと言うんだと。

◆ 結局その辺りの答えがマルチカメラなのかも知れない。歪むのが嫌なら超広角を使わなければ良いと言う訳だ。じゃあそんな歪むカメラは実装しなければ良いじゃないかという輩は必ず存在するのだが、もうそこまでかまっていられないだろう。

◆ 様々なテクノロジーを駆使した所で使う人の多くは何も知らない人間なのだ。Androidは難しい、iPhoneが簡単だから一番良いと言っている人たちなのである。

◆ 難しいものを誰もが使えるようにするのが技術、確かにそれはそうだ。その点で行けばiPhoneのポイントは高く、Androidはダメだ。そもそもGoogle自身が迷走している所がある。適切な設計が出来ていないので、バージョンが変わると操作が変わる。この点iPhoneは、機能拡張で建て増し的わかりにくさは増えてきたが統一感はある。


乗り心地を求めてはいけない(2)(4/21)
◆ 普通に走るのならばパジェロミニクラスで十分なのに、ではなぜジムニーを選ぶ人が多いのか。硬派を気取りたいから?ネームバリュー?まあそんな所だろう。

◆ だから、いざ買ってみたら乗り心地が悪かった、何とかならないのかと言う。普段は普通の道を走る程度だけれど、トップクラスの走破性を持った車に乗りたいからジムニーを選んだという人は乗り心地は許容すると思う。

◆ そのトップクラスとはどのくらいのクラスなのかと言えば、やはり競技場などで腕を競い合うレベルだ。なので、私などが乗っても宝の持ち腐れだ。こういう場面ではどういう所にタイヤを乗せて、どちら向きにステアリングを切って走破するのかなどを体が覚えているレベルでないと特性を活かせない。

◆ blogにジムニーではなくシグナスで林道を突破した話を書いたが、まさにそれだ。ジムニーで行けたかも知れないが私のテクニックが及ばないと判断して戻ってきた。

◆ テクニックは経験なので、色々な道を走るうちにより的確な判断が出来るようになる。とは言っても、腕を磨くためにはそれ用のコースに行かなければいけない。まあ、林道で腕を磨いても良いのかも知れないが、スタックしてしまうと他人に迷惑をかけることになる。

◆ この辺りには林道もあるし、林道にもなれなかったような獣道+みたいな所もある。路面がフラットに近ければ入っていけるのだが、深い轍があると慎重になる。倒れた立木を乗り越えるくらいは何と言うことはないが、轍にはまって片輪が浮くと駆動力を失う。

◆ ESC付きの現行モデルであれば突破できる道も、ESCもLSDも無しでは弱い。
林道に立木が転がっているような場面では、両輪で立木を乗り越えていけるので問題は無い。2WDでは滑ってしまって無理だが、4WDに切り替えれば何事もなく乗り越えられる。

◆ 勿論これはジムニーに限ったことではなく、パジェロミニでも同様だ。ただしパジェロミニはジムニーよりタイヤ径が少し小さいので、その分だけ不利ではある。

◆ 岩を乗り越えたときに足回りを岩に当ててしまったとしよう。フレーム構造で独立懸架だとダブルウイッシュボーンが造りやすいが、コントロールアームが歪んでしまうとタイヤの向きやその他アライメントが変わってしまう。
ジムニーは、まさかホーシングが割れることはないだろうし、前後の位置決めをするラジアスロッドを岩に乗せてしまったとしても、その強度で車体重量を支えられるので問題ない。ではダブルウイッシュボーンのコントロールロッドの真ん中をジャッキで上げたらどうなるか。

◆ と言ってもフロントにリジッドアクスルを使うのはジムニーとラングラーくらいだろう。トラックなどは別として。
マクファーソンストラットは、ロアアームを強固に造ると丈夫に出来るのだが、ストロークとアライメント変化を考えると軽自動車規格では色々と制限を受ける。


乗り心地を求めてはいけない(1)(4/20)
◆ ジムニーがモデルチェンジをして、納車1年待ちとも言われるが新型をたまに見かける。
乗り心地が悪い、サスが固い、突き上げが来ると言われるがそんなものである。

◆ 元々バネ下が重いリジッドなのでしなやかさとは無縁のものだ。しなやかな乗り心地を求めるのであれば乗用車に乗れば良いと思う。ジムニーの足回りは最低のコストで最高の整備性と強度を両立させたものだからで、操縦性や乗り心地は二の次三の次なのである。

◆ それでもブレーキ性能は何とか改善して欲しいと思うし、もしかしたら既に改善されているかも知れない。
荒れた路面でサスがバタ付くので接地性が悪く、ABSが過剰に反応するばかりでブレーキが利かない。

◆ サスペンションセッティングはどうしようもないとして、ABSでもう少し静摩擦を使う側にセッティングを変えれば違ってくると思う。

◆ ジムニーの乗り心地改善派はバネを柔らかくしたり、ショックアブソーバの減衰量を下げたりして頑張る。が、セッティングだけで大きく変化するようなものではない。

◆ ショックアブソーバの減衰力を下げるとか、ガス圧の低いものに替える事で多少の改善は見られるようだが、その代わりふらつきの収まりが悪くなる。
ジムニーの場合は横力はラテラルロッドで支えているので、サスのバウンド・リバウンドでボディは横方向に動く。

◆ CLSに乗り慣れていた同乗者がジムニーの助手席に乗って最初に発した一言が「この車、横に動くね」だった。サスがストロークする度にどこかに吹っ飛んでいくのではないかと思うような動きである。

◆ だが人間の慣れとは素晴らしいもので、そういう動きをすることが分かってくると不自然だとは感じなくなってくる。横に動くと言ったって何十cmも動くなんて話ではない。ほんの1cmとかそれ以下なのだ。

◆ ジムニーが特殊な車とは言わないが、少なくとも普通の乗用車ではない。多くのSUVが普通に普段使い出来るセッティングを行っているわけだが、ジムニーは違う。

◆ そんなジムニーではあるが特定企業向けの車両などもあり、販売台数こそ低迷するも必要な車であることが分かる。シーラカンスのような車であり、もはや国内にこれと同じレイアウトを採る車はない。良くも悪くも唯一無二なのである。

◆ 乗用車チックを求めるのであればパジェロミニ(現日産KIX)が良いと思う。そもそも探して走る以外に本格的オフロードコースなど殆ど無い訳で、ならばモノコックボディにIFSのKIXで良いだろう。

◆ しかしこの地ではジムニー比率が高い。
思うに、田畑から農機具を引っ張り出したりあぜ道を行くような場合にタイヤ径の大きな車でないとスタックしてしまうからではないだろうか。さらには丈夫で長持ちすることも大切であり、そこからジムニーが選択されると。
確かにパジェロミニも走っているが台数比としては少ない。


ディジタルフリーパス(4/19)
◆ 私は全く知らなかったのだが、伊豆では4月1日からディジタルフリーパスなる仕組みというかサービスが行われているそうだ。

◆ 公共交通機関が決して多いとは言えない伊豆に於ける観光利便性などを高めるためにJRなどが行う観光型MaaSがIzukoだそうだ。

◆ ディジタルフリーパスと言っても話を聞く限りかなりアナログである。専用アプリにクレジットカード情報を登録してフリー切符などを購入する。鉄道やバスに乗車時にはこのフリー切符の画面を駅員などに見せて改札を通るというものだ。

◆ ディジタル切符には番号も小さく表示されているが、そこを駅員がチェックするわけではない。つまりこのディジタル切符の画面をコピーして使い回せば、簡単に改札を突破できることになる。

◆ 伊豆半島の東側海岸沿いで使えるイーストが3,700円、中伊豆でも使えるワイドが4,300円と高額なのに、このセキュリティの甘さは一体何なんだ。

◆ せめてFelicaくらい使おうよと言いたい。少なくとも鉄道の駅ならばFelicaは使えるのではないだろうか。バスに関しては(たぶん)対応していないと思うのだが、Felica決済は火通信のスタンドアロン端末でも可能というのが売りではなかったっけ。

◆ 鉄道やバス以外にレンタカーやレンタサイクル、タクシーやオンデマンド乗り合いタクシーなどの予約や走行位置の確認も行えるらしい。オンデマンド交通は観光客向けと言うよりも地元の交通手段としての実験も兼ねている。

◆ 静岡県全体の高齢者率は全国平均とほぼ同じながら、特に南伊豆では2015年度のデータにおいても全国平均より14ポイントも高い数字になっている。住民の高齢化と高齢者ドライバー問題の解決に、オンデマンド交通が役立つのかどうかと言う事だ。

◆ 観光に訪れる人は2012年をボトムとして若干回復傾向にある。熱海市などの取り組みが功を奏したのでは無いかと思うのだが、伊豆半島に来る人の8割は自家用車利用だとか。不便だから車で来たくなる→道路が混むから来たくなくなる→観光客の伸び悩みというループから抜けられない。

◆ そこで鉄道5路線、バス390系統、タクシー250台(たった?)を使って貰うためにはどうしたら良いのかの実験も兼ねるらしい。実際車以外で地方に行くと駅から先はどうやって移動するの?みたいになる。都内などのように地下鉄やバスがくまなく走っている街とは違い、そもそもバスだって一日に何本あるの?みたいな。

◆ そんな中で、これら公共交通機関を使う観光客を呼ぶのは大変だと思う。オンデマンドタクシーにしても、たった2台が狭い範囲を回っているだけでは余り役に立たない。

◆ 近未来の話にはなるが、自動運転車の実証実験コースを設けるなどした方が良いのではないか。田舎である事を利用し、自動運転車専用の道を決めてしまうなども(そもそも交通量が少ないので)出来るかも知れない。


光学顕微鏡(4/18)
◆ 購入した光学顕微鏡は内田洋行のCL-10である。いわゆる学校教材用として使われているモデルだ。
小学生くらいだと鏡筒が上下する基本的な顕微鏡が多いと思うが、CL-10は試料台が上下するタイプだ。

◆ プリズムで光軸が曲げられ、対物レンズと接眼レンズの光軸は135度(たぶん)ずれている。対物レンズは4倍、10倍、40倍の3種類、接眼レンズは7倍と15倍だ。これにより最小倍率28倍から600倍までを選択できる。

◆ Nikonの実体顕微鏡が20倍、内田の顕微鏡が28倍なので似たようなものなのだが、対物レンズと接眼レンズの倍率差や設計の違いにより、実体顕微鏡は対物レンズから試料まで10cm程の距離が稼げるのに対して内田の顕微鏡では1.5cm程しかない。

◆ 視野の広さなども全く違うのだが、では普通の顕微鏡を見ながらチップ部品の半田付けが出来ないかと言えばそうでもない。実体顕微鏡を買おうとすると何万円かの支出を覚悟しなければいけないが、この内田洋行の顕微鏡は1円で落札したものだ。
ただしプリズムが1個なので左右が反転する(プリズム無しのものは上下も反転する)。

◆ 送料が千円くらいかかったのだが、それでも安い。実体顕微鏡は高額だが普通の顕微鏡は格安なのだ。で、この内田の顕微鏡にUSB顕微鏡を付けてみた。通常のカメラを使う場合は接眼レンズを付けたまま使うが、USB顕微鏡は接眼レンズを外して付けるとピントをあわせる事が出来た。

◆ 接眼レンズの倍率は10倍相当くらいになる感じだ。ただ視野角がかなり狭いので実用的かと言われるとちょっと疑問だ。ただハードコピーが撮りたい時は活躍してくれそうだ。

◆ 以前の液晶は解像度がそう高くはなかったので実体顕微鏡でも画素がよく見えた。しかしXperia XZ Premiumの液晶は画素ピッチが細かくてよく見えない。これも150倍まで拡大すればハッキリ分かるようになる。接眼レンズを40倍にして更に拡大したかったが、接眼レンズを40倍にすると液晶面のカバーガラスの厚みが邪魔をして合焦しなかった。

◆ 問題のプランクトンだが、未だ見ていない。今度海に行って細かなネットでプランクトンを集めてみようかと思う。動物性のプランクトンが動いている姿を是非見てみたいものである。

◆ アルテミアだとかエビの幼生だとかウナギの卵だとかを研究している人は顕微鏡をよく使うと思うが、そうでなければ余り顕微鏡を使う機会もないだろう。電子屋さんだとかスマートフォンの修理業者は実体顕微鏡を使うとは思う。

◆ 決して一家に一台必要なものというわけでもないが、少なくとも2千円のUSB顕微鏡カメラよりはちゃんと見る事が出来る。40倍の接眼レンズは試料との距離が近くなりすぎるので透過試料を見る以外余り実用的とも言えないが、4倍や10倍の対物レンズであれば、透過ではなく反射光で十分使える。


顕微鏡(4/17)
◆ 以前に実体顕微鏡の話を書いた。
現在使っているのはニコンのSM-5で倍率は20倍だ。10倍の接眼レンズと2倍の対物レンズであり、対物レンズから被写体の距離は10cm位取れる。

◆ 対物レンズに1.5倍の補助レンズを付けると距離は18cm位まで広げることが出来る。10cm位あると大抵の作業に支障はない、チップ部品の半田付けも普通に行うことが出来る。
0603サイズ以下、0402辺りだともう少し倍率が欲しくなるが接眼レンズで倍率を稼ぐと暗くなってしまう。

◆ USB顕微鏡もある。顕微鏡と名は付いているが簡易型の拡大鏡みたいなものだ。能書き的倍率の最大値は1600倍なのだが、そのまま使うと最大で300倍くらいにしかならない。たぶん試料をもっとレンズに近づけるなどすれば良いのだとは思うが、レンズにはプラスチックのカバーがあるので難しい。

◆ 倍率が低いので当然と言えばそうだが意外に解像度は高い。FHD解像度で見ることが出来て2千円くらいなのだから安くなったものである。顕微鏡が欲しいと思ったのは海水水槽の中のプランクトン類が見えないかなと思ったからだ。

◆ だが水滴を見るにはプレパラートなどを背面から照らさないと上手くいかない感じがする。もちろんそうした台を用意すれば見えるかも知れないが、手持ちでは限界があるし、付属のスタンドは微調整が効かない。

◆ まあ用途としては基板を見るとか、プリンタの印字品質を見るとか、そんな感じだ。印字と言えば、印刷された字を見ると中々面白い。線で出来ていると思われる文字や数字が、実は模様みたいになっていたりするのだ。全ての印刷物が同じかどうかは分からないが、これは印字機の都合なのだろうか。

◆ USB顕微鏡が余り使いやすくなかったので、普通の光学顕微鏡も入手予定である。いや、以前に買ったものがあったのだがあれはどうしたんだろう。水草水槽のコケか何かを見た気がする。

◆ 顕微鏡などそう使うものではないので誰かにあげてしまったか、そんな感じかも知れない。まあ、そうやって失ったものが又欲しくなるのがマーフィーの法則だっけ、古すぎるか。

◆ カメラの取り付けられる顕微鏡が便利なのだが高額すぎる。接眼レンズに付けるアダプタは売られているがカメラ側がCマウントなので、Cマウントのカメラも買わなければいけない。でもまあこの組み合わせであれば1万円くらいで何とかなりそうではある。

◆ と言っても仕事などでしょっちゅう見るわけではないし、むしろ実体顕微鏡の方がずっと使用頻度は高い。最近のプリント基板は微細配線と小型SMD部品なので顕微鏡は必須だ。

◆ USB顕微鏡は対象物との距離で倍率が決まるというか、単に遠くのものが小さく写るだけなんだけど、なので最低倍率で使うと20cm位離した所にピントが合う。
これをモニタで見ながらなら作業は出来る。ただし真上から観察するようなスタンドみたいなものがないとダメである。

◆ 実体顕微鏡用のスタンドはこれも高額なので、ジャンクの顕微鏡の鏡筒部分だけを使って、そこにUSB顕微鏡を取り付ければ意外に使い勝手が良いかも。


ドコモの新料金プラン(4/16)
◆ ドコモの新料金プランが発表された。見た目の料金は下がっているのだが、実際はどうだろうか。私の場合で比較してみる。

◆ 現在のプランはカケホーダイと2GBまでのデータ定額である。カケホーダイが2,700円+spモードが300円+2GBのデータ定額が3,500円-長期割引が600円だ。これの合計が5,900円である。

◆ このほかにスマートフォンの割賦肩代わり分が2,025円引かれている。また請求書の送付省略で40円が引かれている。これらを差し引くと3,835円となる。割賦肩代わり金はスマートフォンを定価で買うと、毎月キャッシュバックされるようなものである。分離プランになればスマートフォンを定価で買っても割賦肩代わり金は支払われない。

◆ 新料金プランではどうなるのか。2GBのプランは存在しないので1GBか3GBになる。1GBだとすると2,980円で、通話無料サービスのオプション代が1,700円になるので合計は4,680円だ。長期割引は月間250ポイントに減少するので、これを引いて4,430円になる。

◆ 裸、つまり割賦肩代わり金がないとすれば1,470円安くなるが、データ量が1GB少ない。3GBプランで考えると、使えるデータが1GB多く470円だけ安くなる。割賦肩代わり金がない状態と比較して料金は少し安く、割賦肩代わり金を入れると分離プランの方が高くなる。

◆ もちろんスマートフォンの価格が、インセンティブプランの実質価格で売られるのならば現在と変わらない。しかし分離プランとはスマートフォンは定価で売りますよ、その代わり料金を下げますよと言うものだ。

◆ では何故さほど下がらないのか。見かけは多少下がるのだが、長期割引などの優遇分も減少するので差が小さくなる。私の場合はデータのプランが古いままであり2GBで3,500円(割引後は2,900円)と言う点で現在のプランとは少し異なる。

◆ 現在のプランだと1GBまでが2,900円+spモード代が300円+基本料金(通話無料無し)が980円の合計4,180円だ。これが2,900円に下がるんだぞ、安いだろとドコモは言っている。裸の料金を見れば確かに下がっているが、多くの人は実質○○円というヤツでスマートフォンを買っているのではないだろうか。もしもそうでなければWithにして1,500円引きになっている。4,180円から1,500円を引くと2,680円なのだから新料金プランよりもWithが安い。

◆ どうせこの先スマートフォンは定価で買う時代になるのだとすれば、今のうちにWithに変更した方が得なのではないか。この辺りはドコモに聞いてみないとよく分からない。
新端末を買った途端にWithが解約されてしまうなんて事があるかも知れない。まあ分離プランなのだから自分の名前で買わなければ良いだけの事かも知れないけど。

◆ ドコモ的には割賦肩代わり金の支払いがなくなるのだから利益は増える方向である。
AndroidもiPhoneも定価で売れば良い話だ。
今までは端末販売台数が増えると割賦肩代わり金が増えて利益が減少した。減少するだけであって決して赤字にはならない所がミソなんだけど、今度はその利益減少分がそっくり無くなる。


病院のベッド過剰数(4/15)
◆ 全国で病床が過剰になっている。
人口減などで患者自体は減少傾向なのだが、病院数やベッド数は増える。ベッド数が過剰になれば、入院患者を増やす方向に経営は舵を切るので医療費が増大する。ベッド数は職員数でもあり、病院全体の大きさでもある。空きベッドは経費的な無駄が増大する。

◆ 静岡県伊豆市付近に於ける病院事情は以前にも書いた。CTやMRIなどのある中規模病院が集中している地域である。しかし静岡県全体としてみると病床過剰数は20%に満たず、全国平均よりも下だ。県民1人あたりの医療費は47都道府県の44位である。

◆ 温暖な気候が健康に良いのかというとそうでもなさそうで、46位には岩手県、47位には新潟県がランクされている。ちなみに医療費が最もかかる県は福岡県、次に高知県、佐賀県と続く。

◆ 病床過剰数トップは高知県で他を引き離して圧倒的な過剰率である。二位以下は山口県、北海道、福岡県と続く。病床過剰数も患者辺りの医療費も西日本で高く、東日本から東北では低い傾向にあるが絶対ではない。

◆ 病床過剰率が多いほど医療費がかかっているという傾向を日経は指摘している。2040年以降は高齢者人口が減少に転ずるので、病床過剰率は更に拡大するとみている。

◆ 国民健康保険代は自治体によって異なるのだが、それが医療費に完全に比例しているわけではない。年収400万円での国民健康保険の掛け金が最も高いのは広島県広島市で約64万円、最も安いのは静岡県富士市で約29万円と倍以上の開きがある。ちなみに広島県の患者辺りの医療費順位は8位だ。

◆ これを完全比例にするとどうなるのか。患者辺りの医療費の高い福岡県の健康保険料は高くなり、新潟県は安くなる。その差は3倍とか4倍になるのかも知れない。保険代が高いと自治体の魅力は減少するので、自治体は無料検診の範囲拡大など予防医療に力を入れはじめる事が予想される。

◆ 横浜市でも伊豆市でも無料検診は実施されているが、検診の範囲と自己負担額は伊豆市の方が幾分良い感じがする。

◆ 病院経営的には、空きベッドをいかに少なくして回転率を上げるかが肝になる。通院で治療をしたいという患者に対して、経過を観察した方が良いから入院してくださいと医者が言えばそれを断る人は少ないだろう。

◆ 一方でベッドに空きがなければ、入院が好ましい患者に対しても通院治療を指示せざるを得なくなる。この辺りが難しい所だ。それこそホテル経営のように季節や天候による変動率などを分析する必要があるのかも知れない。

◆ ベッドに空きがあったとしても、緊急患者を受け入れられるかどうかは又別の問題だ。ベッドが空いていても治療する医師が居なければ受け入れられない。そしてこれら緊急患者治療はそれに対するインセンティブが少ないので医師は嫌がる。


買い換え派が減っている(4/14)
◆ 製品を長く使いようになり新製品が売れない。というスマートフォンの話ではなく車だ。新型車が出て乗り換えるのは、その直前のモデルのオーナでありそれより古いモデルに乗っている人は乗り換え率が極端に低いのだそうだ。

◆ 車齢13年以降は税金が上がるのだが、それでも乗り換える人は少ない。乗り換えのトリガーとなるのは故障などだという。直して乗るよりも安価な中古車に乗り換えた方が得だと思われると人々は次の車を探し始める。

◆ 排ガスレベルや安全性など新型車の方が優れているのは当然なのだが、13年目以降で税金が上がったとしても買い換えるよりはカネがかからない。とすれば、壊れるまで乗ろうという人が多くても不思議ではない。

◆ 軽自動車は中古が比較的高額なのだが、それは乗り潰し派が多いからだとも言われる。今の人気はホンダのN BOXシリーズだそうだ。乗って分かる良さがそこにはあると言われるとおりで、ライバルを寄せ付けない強さを見せている。

◆ 登録車で、逆に安いものは軽自動車以下の価格で買うことが出来る。例えば12代目クラウンのロイヤル系なら10万円でも手に入る。N BOX は好調だがレジェンドの前モデルは不調だ。元々ホンダのセダンは人気がないのだが、レジェンドなら今や珍しくなった4WS付きのモデルが30万円前後で手に入る。

◆ いずれにしても排気量の大きなモデルが安い傾向で、燃費を気にする人が増えていると言うことである。年式的には少し古めだがフーガも安い。
4.5リッターのV8搭載車はパワフルではあるが、燃費や税金を考えると今時の車とは言えないか。

◆ 輸入車ではアウディーA3のベースモデル辺りがお買い得だ。この車のベースはVWゴルフであり、多少形の変わったゴルフ的なイメージで人気がない。小型車では三菱コルト、名前は聞いたことがあってもどんな車か皆目見当の付かないマイナー車である。

◆ ホンダのエアウエイブはFitをベースにしたステーションワゴン、最新モデルでも9年落ちなので忘れ去られた存在だ。トヨタのアリオン、プレミオもマイナーな車である。結局の所兄弟車だ姉妹車だと色々作り出すのだが、名前も認知されないまま不人気路線を突っ走るみたいな感じである。

◆ 人気車には人気の秘密がある。運転がしやすいとか疲れにくいとか、装備が充実していたり、スタイリングや色も関係するだろう。しかし走れば良いやというのであれば不人気車はお買い得である。

◆ 今のジムニーは20万円台で買ったのだが、購入時点で14年落ちの14万キロ走行車だった。これが三菱コルトだと1〜2万円なのだ。アウディーA3スポーツバック 2.0 FSI だって15万円位で手に入る。クラウンなら10万円はしない。

◆ タント 660カスタム L 2006年モデルで走行距離は22.5万km、車検は夏まで残っていて車両価格が500円、支払総額千円という車があった。と思ったら購入希望者多数の場合は抽選だそうだ。


芝を植えたり石垣を作ったり(4/13)
◆ blogの方では報告済みだが南側の急斜面の所に芝を植えた。その下の方は石垣で土留めをした。
この斜面はかなり急な所で、駐車スペースの真南になる。斜面の下は少し平坦になっていて浄化槽が埋められている。

◆ 浄化槽設置スペースを作るために斜面を切り崩し、なので急になったと考えられる。夏場はシダやモミジイチゴが生えまくる。モミジイチゴは苗も売られているのだが、雑草的モミジイチゴは実がならないから品種自体が違うのか?
◆ コイツはトゲがあるので厄介だ。茎も太いので草刈り機で切れないものもある。シダやクローバーも根が深くて中々引っこ抜けない。春先から秋口まではそんな雑草に覆われ、人の侵入をも拒むかのようなエリアだったのである。

◆ 何しろ急斜面なので草刈りも面倒だし、放っておいた。だが、今年も草だらけになるのかと思うと、今のうちに整地した方が良いかなと重い腰を上げたのだ。

◆ まずは掘り起こして草の根などを排除していく。とは言っても山なので根だらけなのでキリが無い。全ての根を引き抜くには相当深く掘らなければならない。まあ草の根っこはさほど深くは無いだろうと言う事で、取れる根はかなり取り去った。

◆ 芝は日本芝と西洋芝に大きく分ける事が出来る。日本芝は野芝や高麗芝で野芝は丈夫で手がかからないが見た目は粗雑、高麗芝や姫高麗芝は繊細だが管理が必要となる。

◆ 西洋芝は暖かい地域で育つものと寒冷地で餌育つものに大きく分けられる。関東以北では事実上西洋芝を使わないと寒さでやられてしまう。西洋芝も管理が必要な品種なのだが、ものによっては種から育てる事が出来るので植える手間を省略できる。

◆ 私が植えたのは丈夫で寒さに強く手間のかからない野芝である。価格も安いのだが送料の方が高く付く。
平坦地に芝を植えるのは簡単だが、斜面でしかも曲面になっているというこの場所に植えるのは大変だった。

◆ 芝生は厚さ数センチの板状になっている。裏側には根と土が付いているのだが根は飛び出していない。つまり浅い所に根が張っている訳だ。芝の根というのは10cm以上も土に潜るとも言われるのだが、芝生産時には根が深くならないような工夫があるのだろうか。

◆ 芝は筋状に植え、10年ほどすると一面に広がって出荷時期を迎えるのだとか。出荷時にも一部を残す事で、それが10年すると又芝畑全面に広がる。芝をシート状に刈り取る時に根が深いと厄介だ。市販されている芝生シートは根が浅い。

◆ 芝を細かく粉砕したものを畑にまいていく手法もあるそうだ。これだと出荷までが1〜2年で済むという事で効率が良い。ただし人手で植えるなど作業が大変だと書かれていた。

◆ 芝生農家は手間がかかる割に儲からないとも言われる。芝生自体の価格が安い事や、西洋芝の場合は種を買ってきてまけば済むので日本芝の需要が伸びないのだとか。


古いページ(4/12)
◆ Googleから他へと広告コードの入れ替えなどをやっている。一発で色々変更できるようにと、初期の頃は別のページに広告を貼りそのページを参照するようにしていたのだが、Googleはそれはダメだという。広告だけのページが存在するのがダメだというのだが、それは一般公開されていないから誰も(特別そのページを見ようとしない限りは)見ることが出来ない。でもダメだと言われた事があった。

◆ 仕方が無いので全てのページに指定のコードを貼りまくることになる。何かを変えろ、色を変えろと言われても全部を直すのは面倒すぎるので言うことは聞かなかった。

◆ その広告コードを入れ替えるのにスクリプトを組んでsedなどで書き換えていくのだが、全部が一発で出来るわけでもない。古いページはコードの入れ方が違っていたりするので変更されない。
変更されないページは仕方が無いから手動で変更する。複数のページが同じコードの張り方ならばMifesエディタのマクロを使って半自動修正だ。

◆ 手動で変更するのにエディタでページを見るのだが、今とは全く違った世界だったよなぁと懐かしく感じた。
スカイウエイブであちこちで掛けていた頃も、余り海には行かずに山の方ばかりを目指していたっけ。

◆ 海が嫌いというわけではなかったのだが、横浜はそこそこ海に近い事もあって新鮮味が無かったと言えばそうなる。何だかよく分からないような、どこに続く道か分からないような、そんな所を走るのが好きだ。

◆ 山は丹沢など神奈川県にもあるのだが、群馬や長野方面が好きだった。やはり、知らない土地であることが魅力的だった。赤城の方に行くには街中を走る時間が長かったので疲れた覚えがある。

◆ 秩父など埼玉北部から入っていくコースだと、さほど車も多くなく快適だった。ただ毎回通る青梅だとか秩父はさすがに飽きてきた。真夏に山に向かうのは涼しさが求められるので良いのだが、冬は寒かった。

◆ 横浜を出る時には天気が良くても、山間部に入ると小雪が舞ってきたりした。スカイウエイブで出かけた時の食事は、すき家などに寄ることが多かった。気軽に入れて安いのがその理由で、カレーをよく食べた記憶がある。

◆ 温かいカレーを食べても中々体が温まらないという、その芯まで冷えた体を家の風呂で温めるのが又気持ちが良かった。

◆ 今は山の中に居るわけだが、天城峠の旧道などを走ってみたいと思っている。旧道は狭いので車では入りにくい感じがする。天城を抜ければ海が近づくが、海沿いの道は景色は良いが単調である。だから、やっぱり山が良いかな。

◆ 二輪車に乗り始めて8年になる。スカイウエイブもシグナスもトラブルもなく良く動いてくれている。シグナスは別荘地内を移動する以外には殆ど乗っていない。一度手放せば再度手に入れることはないだろうからと売り払ってはいない。


確定申告の話(4/11)
◆ 確定申告のデータは2月のはじめには完成していて、それを印刷するなどして2月下旬には送付した。同時に納税も済ませた。確定申告をしている人はおそらく感じると思うのだが、税負担は重い。

◆ ここに引っ越してきてジムニーを買った。14万キロ超の走行距離、14年も前の車だが安かった。最低限手を入れるべき所は直したりして今も乗っている。
車は余り乗らないので新車は特に考えなかったのだが、もっと新しい中古であれば色々な面で良かったとは思う。
しかし価格的なこともあって安価な中古にした。

◆ 20万円台の車で我慢、いや、我慢と言うことはないかな、それなりに楽しんでいるから。ま、いずれにしても安い車を買ったのである。一方で税金はどうか。所得税は50万円ですよ、地方税も50万円ですね、国民健保もほぼ50万円ですと言われる。

◆ 税務署に言わせれば、稼いだ以上に取るとは言っていないのだから優しいだろとなるのだろう。
横浜でもそうだったと思うが伊豆市でも医療費のお知らせなるものが来る。2ヶ月でこれだけ使いましたよ、保険があって良かったですね、みたいなものだ。

◆ 私の場合は通院等々もあるので他の健康な人よりは医療費を消費している。最近は歯科医にも行っているのでそれも加算される。この額が2ヶ月で約3.5万円だ。
保険適用後に支払った額ではなく、かかった医療費の総額がだ。私の場合は年間で(1年も歯科医通いをするとは思えないけど)だいたい20万円位の医療費がかかる。

◆ 非保険で治療を受ければ20万円、保険に入ると50万円… 伊豆市の場合は保険料は保険税方式なので非加入という選択が出来ない。それでも横浜市よりは8%くらい安くなる計算だ。

◆ 私は一体誰のために働いているのだろう、見知らぬ老人を助けるためなのか。
それとも、訳の分からぬ何とか事業に使われ消えていく、役人のお遊びのためなのか。
若い間はそうして協力してきたわけだから、もう良いでしょう、許してよと言いたい気分である。

◆ で、今年は非課税枠の中で生きていきたいとは思っているというか毎年そうなのだが支出がねぇ。先月も2F用のエアコンを買ったし、昨年は浴室を直したりと出費が嵩む。稼がなければ食べていけないのも事実なのだ。

◆ 私の父親世代は年金だけで暮らしていけている。決して不自由なことはなく、豊とは言えないが必要にして十分な収入がある。私の世代では年金生活は(厚生年金の場合は過去の収入に応じてなので、豊かな生活を送れる可能性もある)難しい。死ぬまで働く、うーん…
◆ 日本人はよく働くと言われるが、働かないと食べていけないのだから仕方が無い。家を買ったらそのローン返済のために働く。30歳で35年のローンを組めば65歳まではビッシリ働かなければならない。

◆ 住宅ローンが終わり定年退職した人が、やっと払い終えて自分のものとなった住宅を売り払って地方に住む。売却した幾ばくかのお金で地方に家を買い、余剰金を貯金に回して静かに暮らすという。私も似たようなものだけれど、違いは余剰金が消えてしまったことだな。


伊豆半島を半周してみる(4/10)
◆ 修善寺から天城峠を越えて下田に出る。休日は車が多いが平日であればノンビリスムーズに走ることが出来る。修善寺から伊東に下りて海沿いを行く道も悪くはないが、山の景色も又良いものである。

◆ 下田街道と呼ばれる道で山の中を通って下田に出るコースもあるが、途中で分岐して海側に出た方が景色は良い。というか河津に出るルートの方が本線の雰囲気である。

◆ 海まで出たら右折して海沿いを進む。下田の辺りまで来ると海も綺麗だ。ダイビングやサーフィン関係の施設やショップも増えてくる。
下田は少し街になっていて、朝晩は渋滞もある。下田の町を抜けると、県道16号で海沿いに行くコースと国道136号のまま少し内陸部を走るコースに分かれる。

◆ 国道を行った方が時間は早いが単調で面白くない道だ。県道で海沿いを進むと海岸近くなどを走ることになる。弓ヶ浜海岸、石廊崎だとかヒリゾ浜など、もしかしたら耳にしたことがあるかも知れないそれらもこの辺りである。

◆ 弓ヶ浜は綺麗な海水浴場だ。湘南の由比ヶ浜は人が多くて水が濁り、砂浜がゴミで汚れている印象だが弓ヶ浜は全く異なる。下田から車やバスでしか行けない場所でもあり、静かなリゾート気分を味わえる。

◆ ヒリゾ浜から少し行くと国道に合流し、しばらく山の中を走る。右にエネオスのガソリンスタンドのある交差点、手前の看板に記載はなかったと思うが、そこを左折すると海岸に出る。天気の良い日の夕方ここを訪れると、海に沈む夕日を見ることが出来る。冬場なら真正面の海に、夏場だと右に見える岩場の方に太陽は落ちていく。

◆ 海岸からは元来た道を戻るか、或いは途中から別のルートで国道に戻ることが出来る。夕日を見たあとだとするとこの海岸沿いのルートは暗い中を走ることになる。海の向こうには静岡市や焼津市の明かりが見えてくるはずだ。

◆ お子様連れで一泊するならその先のクリスタルビューホテルが、最近の価格としては少し高めだが良いかもしれない。翌日には目の前のビーチで遊ぶことも出来、ヤドカリなども捕ることが出来る。

◆ 少し進むと恋人岬、私は行った事は無いのだが恋人達の聖地だとか。更に進めば土肥の町になる。私はここから山の方に向かって修善寺に戻った。だいたいこの半周コースで走行距離は200km程度になる。

◆ 小さいようで、走ってみると意外に時間のかかる伊豆半島なのだ。東京方面から来ると海沿いを走って熱海に行きたくなるわけだが、このコースは混む。綺麗な海や夕日を見たいのであれば南伊豆や西伊豆を目指した方が良い。箱根経由の伊豆スカイラインで終点まで行っても良いし、東名高速から伊豆中央道、修善寺道路経由の天城越えも又良い。そして乗り物がバイクや自転車なら更に、である。


広告の話ではなく人生の話(4/9)
◆ トップページに貼っている広告、右側の縦の2つと記事下の小さいものがクリック報酬型で、その下にあるものが成功報酬型である。
クリック保証広告が毎日500クリックされたとすれば月収は10万円になる。まあ、実際のクリック数は50くらい、いや、50クリックもしていただけるのだから有り難い。

◆ 広告の話か人生論か分からなくなるが、2年ほど前に母親が入院した。糖尿病で血糖値は1000を超えていたそうだ。医者からは最悪の事態も覚悟するようにと言われた。

◆ 私は親とは疎遠であり、滅多に連絡も取らなかった。だが、さすがに見舞いには行った。雨の中をスカイウエイブで走ったことを覚えている。クルマでは止める場所もないだろうし、渋滞で時間がかかる。

◆ 父親はその場には居なかったが、担当医は父親から「何が何でも生かしてくれ、意識がなくても心臓は止めないでくれ」と言われたそうだ。私は患者の負担が少なくなるような、駄目と分かっているものをいつまでも生かすのが負担であるならば、それは望まないと言った。

◆ 母親が死ぬかも知れないことが悲しいわけではなかった。人間いつかは死ぬ時が来るのだから、それを悲しんではいけないと思った。悲しかったのは、これまで入院などしたことのない母親がベッドから動くことも出来ない状態になっていたことだった。

◆ 幸いにして経過は悪くはなく退院も出来たのだが、しかし血糖値の高い状態が相当長期にわたって続いていたとみられ、血管系などがボロボロだという。
その為もあり、退院と入院を繰り返すような事になっている。

◆ 病気そのもの以外の問題、老人の二人暮らしをどうするのか、などなどもあって色々大変でもある。お金がなくなったよみたいな話は2年前にも書いたが、今も相変わらずである。だったらミニマムな生活で、という事で考えているのだ。

◆ 税金もそうだが、保険だとかなんだとかの負担は軽くはない。なので課税ギリギリの収入での生活に慣れた方が良いのではないかと思うわけだ。働く時間を、親の問題やその他の時間に代えた方が良いのではないのか。

◆ 今までに貧乏生活をした事が無いというわけではないので、まあ何とかなるだろうと思っているが結構厳しいのも事実である。 そう言えば以前に安い米を買った話を書いたっけ。話のネタに食ってみましたが、それしか食えませんでしたになるかも知れない。

◆ ある青年、いや、もはや中年の年齢なのだが、彼はカードローンで200万円以上の借金があるそうだ。どんどん借りられるものだからどんどん借りて、気がつけば安月給から返済する額は金利分だけみたいな事になっている。

◆ 200万円で年利約15%だと年間30万円もの利息になる。毎月3万円返して元本は6万円ちょっとしか減らないのか。
幸いにして私は借金はないのが救いである。というか給与所得者の時にローンで車を買い、その後は住宅ローンを組んだ位だ。最初に買った中古住宅の時には金利が7%以上で、利息も含めた支払総額が1億円を超えた。しかしカードローンの金利はその2倍、彼は一体どうなるのだろうか。と、他人の心配をしている場合でもないんだけど。


広告の話(5)(4/8)
◆ 人生論みたいになってしまったが広告の話に戻そう。平成の終わりと共に広告のあり方を変えた。これでかなり自由度が増したのは嬉しいことだが収益は減少する。

◆ Google adsenseでの稼ぎが20年間でどのくらいあったのかだが、3千万円を超えた位である。年間平均は150万円と計算できるが、多くの期間は年間100万円はおろか50万円にも満たなかった。

◆ 以前に書いたがスマートフォンバブル期のごく短い期間に大きく稼げたのである。ま、稼ぎ方のノウハウでも売る情報商材ビジネスでもやれば儲かるのかも知れないが、イメージが悪いな。

◆ 最初の頃は広告の稼ぎを還元していた。この頃はたいして儲かっていなかったので赤字になった時期だ。その後広告の稼ぎで云々はダメと言うことになりプレゼント企画のページ自体を消す羽目になる。

◆ 何かを買って使ってみるとか、壊してみるとか、そんな事にも広告代を使った。10の品物を買って使ったりして、記事になるのは1つ位である。
面白そうかなと思って買ったのは良いけれど、たいして面白くも無いなと言うものが多かった。

◆ カネを何に使うのかと聞かれることが多いが、意外に明確な品物になっていない。食事に例えるならば、高級レストランで何かを食べるわけではなく駄菓子屋の前をうろついているようなものだ。

◆ スマートフォンを買ったりMVNOの契約をしてみたりしたが、高価なスマートフォンに手が出せない、つまりはその程度の予算しか取れなかったのだ。

◆ Google広告などはクリック期待なので大きな収益を得にくいと言われる。バリューコマースやA8のような成功報酬型の場合は、その品物が欲しくてそのページを見に来るので収益率が上がる。

◆ F&Fでもそうした商品紹介的な企画をやっていけば良いのかも知れないが、良い所だけではなく悪い所も書きたくなるのがダメなんだろうな。
ステマチックに、これは良いですよ最高ですよ、今申し込んだ方が良いですよ、このバナーから飛んでくださいと書かなければいけない気がする。
でも実験的に、先月になるかな、MVNOの記事も書いてみたりした。

◆ 広告代を稼いでプレゼント企画を復活させたいと、今は思っている。ただし成功報酬型広告で成功した例しがない私なので、どうなることか。
バリューコマースのCookieの有効期間は60日だったかな。つまりバナーをクリックしてから60日以内にその商品なりサービスを購入すると私にカネが入ってくる。

◆ ただし他のサイトのバナーをクリックすると上書きされてしまうし、Cookieを定期的或いは毎日消している方はその時点で情報は消える。広告に関しては書きやすくなったので今後も報告していきたいと思う。

◆ そうそう、クリック保証のi-mobileの広告、ゲーム関係ばかりが出て面白くなかったのでDMMなどのゲーム広告をブロック設定した。ら、表示される広告がなくなった… 意外に広告主は少ない気がする。AdMaxの方は記事とのマッチング精度が高いので良いのだが、クリック単価が安い。
今のところ月あたりの収入は千円くらいではあるが、これも皆様もおかげだと深く感謝しています。


時間を共有する仲間達(4/7)
◆ このページを長くご覧頂いている方も多いと思う。お互い顔も合わせたこともない、どこに住んでいるかも知らない方が殆どではあるが、そうした方々が毎日見てくれているのかと思うと嬉しくもある。

◆ 書き物でも言葉でも同じなのだが、発する側の気持ちと受ける側の気持ちには少なからず差がある。お互いが同じような気持ちで同じようなテンションであれば同じように感じられることも、互いの環境やその時々の気持ちが違えばつまらなく感じる。

◆ それが10年或いは20年ともなれば色々な場面で共感があったり反論や反発があったりしたと思う。しかし、それでも今こうして見て頂けているのだから嬉しいではないか。

◆ ホームページを開設して23年近くになるのだから、皆一緒に歳を取っている。一口に20年と言ってもその20年の中には皆様の人生も私の人生もぎっしり詰まっているわけだ。

◆ 去年書いたことと今年書くことは似通っているかも知れないが、それが10年前だとか15年前とは違ってきているだろう。あの時はあんな風に考えていたなとか、あの時はこうだったなとか。それは私の考え方のみではなく皆様の考え方もだ。

◆ 結婚したから、或いは子供が成長したからものの見方が変わったなんて事も多いと思う。
もしかしたら病気をされた方が居るかも知れない。もしかしたら今も病魔と闘っている方が居るかも知れない。

◆ 私自身も昨年入院した訳だけれど、そんな時にも、このページを読んで頂ける方の中にも同じような体験をされている方が居るんだろうなと思った。

◆ 入院中は暇だしなぁ、でも暇だと思えるのは痛みや苦しみが無いからかなとか。もしも闘病中の方が居れば早く良くなって欲しいなと思ったりもした。それと同時に、いつ何時何があるか分からないから機会があれば健康診断をして欲しいなとも思う。

◆ 私は脂質代謝異常で通院しているから異常が発見されやすいのだが、健康な人は病院に縁が無いと思う。
私の母親も同様で、医者になど余り縁の無い人間だった。なので糖尿病が相当悪化するまで分からず、意識を失う所まで言ってしまった。

◆ 年を取れば膵臓の働きなどが弱まって糖尿傾向になる。脂質代謝異常の私も膵臓には負担がかかっているそうだ。さらには薬を飲んでいるので肝臓にも負担がかかっている。酒は一滴も飲まないんだけどね。

◆ 加齢に伴う体力の衰えなどは急激な感じがする。歯科医も言っていたが、5年前まで虫歯が無いから大丈夫だと思っていた人が、次の5年で歯が何本も抜けてしまうのは良くある話だと。
そんなお年頃は嫌だけれど、しかし避けては通れない。
少なくとも私が元気にしている間は、皆様も元気で居てくださいね。


ホームレスになりたい思い(4/6)
◆ 昨日の話の続きである。会社をやるようになり、最初は自宅のアパートが仕事部屋だった。いたずらでと言うわけでもないが、設計した自動車関連パーツを製品化したら飛ぶように売れた。決してインチキオカルト製品ではない。

◆ その収益などで別のマンションの一室を借りた。若い人間も雇うことが出来た。そこで更に自動車関連機器を開発すると共に、産業用の機器などの受託開発も行った。その頃には小さな事務所を借りることが出来て、何人かの従業員がいた。

◆ それで何故ホームレスかと言えば、年々重くなる責任から逃れたい気持ちが時に頭をもたげたからである。
仕事は常に上手くいくわけではない。
設計したものが上手く動作しない、バグが取れない、特性が出ないなど四六時中とは言わないが悩み続けることになる。

◆ 休みがない訳ではないしむしろ自由な時間は多かったが、連続した休暇は取れなくなった。それまでは海外などにも良く出かけていたのだが、プライベートでの旅行はそう簡単にはできなくなった。海外に行くのは仕事、そんな感じだったのである。

◆ 自由を求めて独立しても、結局自由にはなれないという、幸せの青い鳥みたいな話なのだ。だったらホームレスの方が自由なのではないのか、全てを捨ててホームレスになったら良いのか。なんて考えもしたが、容易に実現できるものではない。

◆ バブルはとうに終わって不景気風の吹く時代、それでもいくつかの会社を作ったり新しいことをはじめたりと、自由とは反対方向に進んでいた。泳ぎ続けないと死んでしまうマグロみたいなもので、何かやりたかったんだなぁ。

◆ 多角化というわけではないがISP事業をやったりしたのもその頃だ。更には経営から退き、別会社を作ったりもした。今でも何かやりたい気持ちは残っているが、そのパワー自体は落ちてきている。

◆ 頭を使う仕事は辞めよう、体を動かしてカネになるならその方が楽ではないかと思ったのだが… 何年か前に狭心症の疑いでカテーテル手術をしてからはやはり体力の衰えも感じる。狭窄部が全てクリアになったわけではないので酸素供給が中々普通の人並みとは行かない。

◆ それに何より歳を取った。先日も年金支給年齢まで生きられるのかどうかみたいな話を書いたのだが、本当にそうである。幸いにしてウチはガン家系ではないのだが、祖父は血管系の病気で若くして死んだと聞いたことがあった。

◆ 私の場合は心臓系疾患による突然死もあり得るわけだ。期外収縮という不整脈は特に心配の要らないものだそうだが、それでも不整脈が続くと心配になる。これは自分で分かって、脈が抜けると軽く意識が遠のくのだ。一度脈が抜ける位では何と言うことはないが、それが続くと死ぬのかななんて思う。

◆ 不整脈は痛くも痒くもなくて、単に意識が遠のくだけだ。脳貧血の軽いものだと思って頂ければ良い。起きていて活動して意識がある時は分かるが、寝ている時に死蔵が止まったらそのまま起きないだけなんだよな、なんて思う。


広告の話(4)(4/5)
◆ 実は昨年辺りから気配は感じていた。気配というのもおかしな話なのだが、これも長くやっているとポリシー違反だとか警告だとかが来るのが何となく分かってきたりするのだ。挙動でね。

◆ なので、今度何か文句が来たらGoogle広告はもうやめようかと思っていた。
勿論これまでのように改善して申請してとやれば良いのかも知れないが、やはり限度がある。ページ構成などをいじれば(元々SEOなどやっていないので余計に)検索順位も下がる。

◆ ホームページを開設している人の多くは、色々な人に見て貰いたいと思っているだろう。色々な人に見て頂けて、そこに広告があれば収益になり、それで運営費がまかなえる。しかし広告のためにいじくり回せば、結局はページを訪れてくれる方自体が減ってしまう。これもここ何年かの傾向で痛いほど分かっている。

◆ そして何ヶ月かすると改善要求が来る。実際に改善要求が来ると、一度はGoogle様の言うとおりにしますよと返事を送った。が、その後やはり辞めます、広告は掲載しませんと通知し直した。F&FではGoogle(Android OS)批判なども平気で書くし、これが(広告の規約で)禁止されているわけではない。だがGoogleとしては良い気持ちはしないだろうから、何かを見つければ文句が来るのは当たり前なのかも知れない。何でも同じだと思うが、一度何かで引っかかるとチェックはより厳しくなる。

◆ 元々この地に移ってきたのは自由が欲しかったためでもある。確かに広告収入は無視できないものなのだが、それに縛られるのが嫌になってきた。
ならば広告収入的には減少するが、文句を言われない広告に入れ替えて自由を得ても良いのではないかと。

◆ 実のところアフィリエイトで儲けてる人の多くは成功報酬型広告だ。これは成功報酬額が5千円とか1万円にもなる。クリック数を増やすのは大変な努力が必要だが、成功報酬型ならば1クリックが大きいのだ。

◆ 広告の話ではなくなってくるのでこれは又別のタイトルでと思っているのだが、私はたぶん普通のサラリーマンの方よりも色々な経験というか生き方というかをしてきたと思う。
サラリーマン時代も勿論あって、某上場企業に務めていた。そこが不景気になり希望退職で辞めた後で、今は無き(アマチュア無線機器メーカだった)クラニシに籍を置いた。その後昔の知人が会社をはじめたので手伝ってくれないかと言われて転職、更にはクラニシで先輩だった人が会社をはじめたから来てくれと言われて転職。

◆ クラニシのOBは自分で会社をはじめる居て、私が知る限りでも4人が退職後に独立しているがアマチュア無線関連の仕事をした人は一人しか居ない。

◆ 会社を変わる度にその企業の規模は小さくなり、年収は上がった。クラニシのOB氏の会社に行った時には26〜27歳位だったと思うのだが年収で1千万円は軽く越えていた。クラニシ時代の年収はたぶん250万円位ではなかったかと思うので凄い差だったが、殆ど家に帰ることが出来ないほど働いた時でもあった。


広告の話(3)(4/4)
◆ 無効クリックとは一体何なのか。
新たに導入されたその仕組みに対してもGoogleは非公開を貫く。実際問題としては、特にスマートフォンなどで誤クリックを誘うような広告掲載ページのクリック数を減じるというものだ。

◆ 記事のリンクと広告のリンクが近いなど、或いは記事数に対して広告数が多いなどするとそのクリックを無効化される。これを減らすにはページ構成を見直すしかない。無効クリック数はリアルタイムには分からず、月末の集計時に判明することなので対応は遅れがちになる。

◆ F&Fでは旧スマートフォンページ時代に無効率が2割とか4割になったことがあって驚いた。ただ海外からのいたずら的クリックがなくなった事や、単価の高い広告の秘訣?が分かってきたことで広告単価は上がっていた。

◆ どういう広告を出現させると単価がどうなるのかとか、この辺りのノウハウも蓄積されてくる。まあ伊達に20年もやっていないと言うことだ。
広告単価が上がったことで収益も改善し、更に一時期はスマートフォンからのクリック単価が異常に高かった。後にそれはなくなるのだが、まさにスマートフォンバブル状態である。

◆ スマートフォンでのクリック単価が本当に高いのか?アナリティクスやコンソールを使うとそう見えているが本当なのかと思うわけだ。本当かどうかは自分でクリックしてみれば良いが、これは禁止事項だ。最近は自分でのクリックを自動的に排除する仕組みがあるらしいけど。こうしたものも月末に調整される無効クリックに含まれるのだと思う。

◆ GoogleはAndroidスマートフォンの全ての情報を握っている。例え設定したアカウントがメインスマートフォンと異なっていたとしても、例えばその両方で同一のGmailアカウントを受信しているなど、関連性があればGoogleは紐付けてみる。

◆ そんなスマートフォンバブルがあったのが4年か5年位前ではないかと思う。同時に無効クリック率がどんどん上がった。
ページ構成などの問題でスマートフォンからのクリックが有効に見られなくなり始めた頃でもある。ちなみにこの頃はバブル状態だったので、無効クリックを減じる前の予想収益で100万円を越えた。

◆ だが無効クリック率が4割とか、酷い値になるので実収益はその分減る。ただそれでも従来に比較すれば大きな収益増になった。が、安定は続かないのが常である。無効クリック率を改善しないとダメだと言われる。具体的改善策が示されるまでは広告を配信してあげないよと。

◆ これが3年位前だと思うのだが、ここでも広告をやめるかどうかを悩む。改善と言ったって簡単にできるものではない。しかし収入も欲しい。ただこの時点で思ったのだが、いずれ限界が来るなと。CMSなどの仕組みを導入したサイトであれば一発で色々な所を改善できるが、従来型の古い構成では無理がある。

◆ それでも一部改善したり、従来型携帯電話向けやスマートフォン向けに、ダイナミックにページを変換してくくり出す仕組みを止めたりもした。所がこれでエラーが大量に出るなどして相当嫌になってきた。


広告の話(2)(4/3)
◆ 今こうして広告に関して書いているのはGoogle広告を外したからである。Google広告がある状態で広告に関して書くことは規約で禁じられている。

◆ 規約が改正される度にそれをチェックして必要な対応を行うことも必要だ。F&FでもCookieに関することなどプライバシーポリシーのページを作ったが、これも広告掲載には必要だと言われた。

◆ でもそんな対応しているページは少ないでしょと言われればそうである。規約に抵触するかどうかはGoogleが決める事であると共に、全てのページをチェックする義務は負っていない。目に付いたページをチェックし、規約違反なら文句が来ると言うだけだ。そして一度ケチが付けば対策や対応にかなりの手間がかかる。

◆ 勿論全てのページをチェックするなど出来ないだろうが、文言に関する規約抵触のチェックなどは相当細かく行われる。検索エンジンがそのページを読み込むのだから当たり前にチェック出来る筈だ。一度ケチが付けば目立つ訳なので、より厳しいことを言われる。この辺りにも思う所は沢山あった。

◆ こうして警告などが来る度にページの構成を変えたり文言を修正したりした。修正して、修正しましたよと報告すると別の点が指摘されたりもした。そもそもGoogleが何を言っているのか、どの点を指摘されているのかが具体的ではなく分からないことも多々あった。

◆ Googleとしては規約を見ながら自分で考えて直せというつもりだろう。しかしそんな事が隅から隅まで分かっていたら規約に抵触しない。一体どこが悪いのか散々悩むことになる。

◆ さらにGoogleの別のセクションからは広告掲載数を増やしましょう、広告と記事の一体化を図りましょうと言って来る。しかし規約上は、記事と広告の明確な分離が謳われている。Google自身の言う、収益改善のヒントか何かを信じて広告と記事の一体化を図ろうとすれば規約に触れるのだ。

◆ 今から数年前になると思うが、DoS攻撃などで度々F&Fサーバが止まったことがある。その頃かその少し後か、中国がGoogleへのアクセス制限を強化しはじめたと思うのだが、中国などからのアクセスや広告クリックが減った。

◆ 無効なクリックが多いと広告単価が下がり、商品購入などを伴うクリックが多いとクリック単価が上がる。中国などからの攻撃的クリックはクリック単価を下げる方向に働く。優良なクリックが少ない状態でのクリック単価は20円〜50円位だ。

◆ ただこの時点で広告収入は5万円から、多い時だと10万円を超える月もあった。
そして、たぶんこの頃だと思うのだが広告のシステムが又変更されて無効クリックの概念が導入された。通常でも同一IPアドレスやCookieを食った状態での連続クリックはカウントされない(一度カウントされた後にカウント値が減る)のだが、それとは別のチェックが強化されることになる。


広告の話(1)(4/2)
◆ このページに広告を掲載しはじめたのがいつ頃だったか既に覚えていない。最初はたぶんバリューコマースの広告を貼ったような気がする。

◆ 当時のバリューコマースの広告はクリック保証型のもので、クリック辺りの収益は20円〜50円位ではなかったかと思う。バリューコマースは現在でもそうだが固定した広告を貼るタイプだ。様々な広告を貼りたければホームページ側の仕組みとして広告をローテーションさせることが必要になる。私としてはこの広告の入れ替えが面倒だなと感じていた。

◆ 後に知ったのだがバリューコマースの広告はクリックのチェックが甘かったと言うことで、自動クリックなどでかなり稼げたらしい。まあ、そんな事が言われ始めた頃にはバリューコマースも終わりに近づき、その後ソフトバンク傘下になったんだったかな。

◆ 私は広告入れ替えが面倒だったバリューコマースからGoogleの広告に入れ替えることにした。これが今から20年以上前だと思う。記事内容に従って自動で広告が入れ替わってくれるのは楽だった。放っておけば良い。

◆ 当時はGoogl広告であるAdsenseeが急速に広まった時期でもあり、Adsense狩りなどという言葉も流行った。特定のページの広告をクリックしまくると、Google側はそれを不正と判断して広告配信を中止する。

◆ そんなものは他人ごとだろうと思っていたら、おそらく広告掲載から数年後だと思うのだが警告が来た。そう言われたって対策は難しい。IPアドレスをブロックした所でIPアドレスが変われば又同じ事だ。とりあえずはIPアドレスで制限をかけましたよと報告して納得して貰った。

◆ この頃の収益はハッキリは覚えていないのだが、月額1〜2万円程度にはなっていたような気がする。その後Google側のシステムが変わり、同一IPアドレスからのクリックなどは勝手に排除してくれるようになった。

◆ それと同時に規約的な文言も度々変更された。これの厄介な所は過去に遡って適用される点である。つまり、F&Fの古いページの内容(広告掲載以前からあったもの)が規約に抵触するのもダメなのだ。

◆ F&Fでは成人向けコンテンツや思想的ものは余り書かない訳だが、例え一語でも規約に抵触する文言があればダメだと言われる。これは結構厄介だった。
プレゼント企画なども規約に抵触するとなり、ページ自体を削除する以外なかった。

◆ ページの構成も指定された。そのページに出口が少ない、例えばブラウザの戻るボタン以外ではページから出られないような構成はダメだと言われる。
十分な数の外部リンクが必要なのだ。  

◆ 自由が削がれる気がした。Googleの言いつけに従うか、それとも広告をやめるかの判断を迫られた。そもそも独自ドメインを取って個人のホームページを作っている位なのだから、何の指図も受けずに自由にやりたい。だがそれには広告を外す必要がある。この辺りが指摘されたのが10年位前だった。


電子レンジ(4/1)
◆ 電子レンジは1945年に発明された。レーダのアンテナの前に立った人物が持っていたチョコレートが溶けた事がき っかけだったという話は都市伝説らしい。実際には正当な方法による研究開発の結果として生み出された。

◆ 商用化はレイシオンが1947年に行い、空洞型マグネトロンを使った大きな装置ではあったが売れ行きは良かったという。
日本では1951年に冷凍鯨肉の解凍用として研究が進み、家庭用としては1962年にシャープが商用化に成功した。

◆ 1966年のシャープ製電子レンジは約20万円と、当時の物価からすると非常に高価なものだった。1970年代には各社競って低価格化を行い10万円前後にその価格は下がる事になる。

◆ 電子レンジは主に水分子を振動させて物質の温度を上げる。従って水と氷を並べて電子レンジに入れた場合は液体の水の方が温度上昇が早い。現在ではスチームオーブンレンジが一般的となり、解氷機能にはスチームの力を借りるものもある。

◆ 分子を振動させて加熱が出来るのならば、その分子の振動を抑える事で冷却が出来ないかと考えた。考え方自体は古くからあるものの実現は難しいとされていた。しかし非常に細い電子ビームや物質内部の構造解析を行う事によってこれが可能になった。詳細な構造は明らかにされていないが分子振動を逆位相でドライブする方法だと見られる。

◆ 未だその装置は十分すぎるほどの大型で立体断層撮影装置のような仕組みを持っている。しかし外部からの冷却では時間のかかる大きな物体を、ほぼ瞬時に凍らせる事が出来るメリットは大きい。

◆ 開発元ではシロナガスクジラも数秒で冷凍に出来るとする。もっともシロナガスクジラを入れるほど大きな電子冷却装置は製品化されていない。
現状では豚や牛などをまるごと冷凍して輸送する事が考えられている。各部位に分解して冷凍化するよりも鮮度が落ちない事、出荷業者の輸送コストが大幅に削減できる事がメリットになる。

◆ マグロの冷凍に関しても、解体後に冷凍する事で(凍る時間が短くなり)鮮度を保ちやすい現状がある訳だが、この電子冷凍を使えば巨大なマグロも瞬時に冷凍化する事が出来、従来とは比較にならないほどの鮮度が維持できるとしている。

◆ 冷凍保存温度も重要でマグロや鰹などは空気冷媒冷凍によってマイナス60℃以下が実現されている。しかしそこに温度の高い物体を入れる事は冷凍機の負荷と温度の変動リスクが増える。そこで電子冷却によりマイナス70℃以下まで温度を下げたマグロを入れる事で冷凍保存品質も向上する。

◆ 細胞膜が凍るよりも先に細胞内の水分を凍らせる事によって細胞自身の破壊が防げる事から、電子冷却技術を活きた冷凍とも呼ばれる。実際60日間保存した冷凍マグロと取れたまま冷蔵輸送されたマグロで味の差が感じられないと言われる。

◆ 現状では装置の価格がネックとなっているが、電子冷凍マグロの市場価格が十分な付加価値を生んでいる事から、大型マグロ漁船などに装備され始めている。