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過去の雑記置き場


明けましておめでとうございます(1/1)
高いiPhoneは売れない(1/2)
ビッグマック価格にみる日本の経済(1/3)
マクドナルドの浮き沈みと経営戦略(1/4)
ロシアンブルーの一生(1)(1/5)
ロシアンブルーの一生(2)(1/6)
ロシアンブルーの一生(3)(1/7)
借金をした人(1/8)
電気柵は増えているらしい(1/9)
スターウォーズシリーズ(1/10)
マツダが創業100年らしい(1/11)
PC使用率が上がらない(1/12)
危険な電気柵は未だあるらしい(1/13)
中央リニアと過疎の町(1/14)
中央リニアと過疎の町(2)(1/15)
ヤリスとはヴィッツである(1/16)
都市銀行のネット支店(1/17)
総務省は何をやりたいのか(1/18)
保険の更新(1/19)
シグナスX(1/20)
武蔵小杉はどうなったのか(1/21)
喫煙率の低下とタバコ販売(1/22)
マスクは流行なのか?(1/23)
日本ビクター、ビクターの犬(1/24)
直流送電の時代は来るのか(1/25)
使われなくなった家(1/26)
行きそうな場所、行かない場所(1/27)
少子化問題の解決策は何なのか(1/28)
デート費用は年間100万円以上(1/29)
ずっとずっと前の自動運転の話(1/30)
いきなりステーキ(1/31)


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いきなりステーキ(1/31)
◆ いきなりステーキを経営するペッパーフードサービスの業績が悪化している。
ペッパーフードサービスはペッパーランチを展開して知名度を上げたが、2007年に関西で起きた強姦拉致事件(従業員が女性客を拉致監禁暴行した)、同年巣鴨で起きた暴行事件、2009年の食中毒事件などもあってペッパーランチは終焉を迎える。

◆ その後2013年にいきなりステーキを展開、2017年には東証一部に昇格した。しかし良い時は永くは続かず、2019年には経営の悪化が伝えられる。その一つの要因として店舗乱立があったようだ。新規店舗の開業にあたって、調査がずさんだった。

◆ 2018年には1年間で店舗数を2倍に拡大したのだが、店舗密度が高くなった地域もあり自社競合が起きた。これはコンビニでも同じ事が起きていて、コンビニ密集地域では同系列同士が客を取り合うことになる。

◆ 地方に店舗を作ると物珍しさから売り上げは順調に推移するのが普通だが、何店舗も作ると新鮮味が薄れて集客効果がなくなる。店舗数の急拡大によって人員不足も問題になった。ペッパーランチ同様に十分な教育などがされない従業員を就業させる事となり、客からのクレームが増えた。

◆ コンビニにしてもファミレスにしても、出店場所を決めるには綿密な調査が行われる。しかし勢いに乗っていたいきなりステーキは"出店すれば必ず客が入る"とばかりに店舗数を拡大していった。しかし人気に陰りが見えると急速に赤字店舗が増え、閉店するもコスト削減には中々つながらない。

◆ 最近ではクレジットカードによる決済が出来ない店舗が増えているという。JCB系などが使えなくなっているそうで、カード取り扱い手数料削減のためなのか、或いは一時的に使えなくなっただけなのか、経営状態が良くないだけに様々な憶測が飛び交う。

◆ 値上げによる影響も指摘される。安価で気軽にステーキが食べられる事でサラリーマンを取り込んだ訳だが、値上げによって主要顧客であるサラリーマンが離れてしまった。では家族連れはどうかと言えば、店舗構成やメニューが家族向けではない点が指摘される。

◆ いきなりステーキの値上げで話題になったのがやっぱりステーキだ。元々は沖縄で展開していたようだが、150g〜200g/1,000円という価格が魅力なのだとか。
いきなりステーキは200gで1,500円〜2,000円であり、やっぱりステーキは懐に優しいと言う事か。

◆ 日本に於ける焼き肉市場はほぼ一定で、どこかが客を取ればどこかが低迷する。
従っていきなりステーキの集客力低下は他の焼き肉系店のチャンスでもある。いきなりステーキが値下げや肉の品質向上を行えば巻き返せる可能性はあるのだが、景気悪化時に売価を下げるという決断は難しい。

◆ 景気悪化時こそ資金を投入すべきだとしたマクドナルドは成功した。これは借り入れがうまくいったからと言う事もある。
勿論マクドナルドも不採算店舗の閉鎖などコスト低減も同時に行った。伊豆市〜三島や沼津方面は焼き肉系の店舗が多い。
勿論いきなりステーキもあるが、景気はどうなのだろうか。


ずっとずっと前の自動運転の話(1/30)
◆ 谷田部の高速周回路が存在していた頃の話である。当時の最高速計測は光電管を使っていた。そこでこれをレーザーにしたものを試作してみた。あいにくテストの日が雨模様で、その雨粒に反応するという事で失敗に終わった。

◆ 無線伝送の実験もしたことがある。
車両側からエンジン回転数やブースト圧などを無線送信してモニタする。この時には裏のストレートを過ぎたあたりでブーストが下がりエンジン回転数がゼロになった。距離があるので伝送エラーかと思ったらエンジンブローだった。

◆ 雑誌の編集者から谷田部のオーバルコースを自動運転で車を走らせられないかと言われたことがあった。谷田部のコースにはラインが引いてあるので、それをカメラで見れば自動運転は可能ではないかと答えた。

◆ 当時もGPSによるカーナビはあったが測位精度が話にならないくらい悪かった。なのでGPSによるマップマッチングでコース上を走らせるという事は考えられなかった。カメラで風景を見てバンクを検出するという画像処理も当時のCPUパワーでは難しかった。

◆ 周回路では外側ギリギリを走る。外側のガードレールとの距離を測る事も制御に必要だろう。無人で走らせる分には関係ないのだが、バンクから出る時にGが変化する(下向きのGが加わっていたのがなくなる)ので車両が浮いたような錯覚になる。

◆ 設計速度以上ではバンクでもステアリング操作が必要だが、舵角が大きいわけではないので難易度は低いだろうと思った。それより面倒だろうなと思ったのはマニュアルミッション車のギアシフトやクラッチ操作だ。

◆ アクチュエータとセンサを使ってシフトやクラッチ操作をするにしても、様々な車両に汎用的にそれを取り付けるのは苦労する。ガツンとつながる強化クラッチで、エンストせずに発進出来るのかも気になるところだ。

◆ 雑誌屋さんはこんなものがあれば面白いねとは言うが開発費を出してくれるわけではない。レーザー区間速度計にしても無線伝送にしても、勝手に作って勝手に実験したものが記事になったくらいの話だ。

◆ あの時代に周回路の自動運転でもやっていたら面白かったのかなと思う。
カメラの画像をどうやって取り込むかというのがまず問題になるような時代だった。キャプチャーボードなんてものが存在していたのかどうか。
少なくともデジカメは一般的ではなく、PCは9801一色だった頃なのだ。

◆ 別の仕事でキャプチャボードを作ったことがあったのだが、8bitのフラッシュADCにはデカい放熱板が付いていたっけ。そもそもメモリだってキロバイトの時代だし速度の問題もある。メモリ操作などアセンブラで書いたって速度が出なかった。

◆ 今ならスマートフォンでも出来るような処理を行うために、大きな電力が必要な大きな機械を用意する必要があった。設計自由度という点ではCPUとプログラムによる処理が優位ではあったが、処理速度を考えるとハードロジックだとかアナログ演算の方が現実的だった。


デート費用は年間100万円以上(1/29)
◆ データが少し古いのだが、マイナビ系が2017年に調査したところによれば、1回の平均的デート費用は8,233円だったそうだ。まあこの位かなと思える数字である。

◆ 食事をして多少酒を飲めばそれだけでこの位の金額にはなりそうだし、出かけるための交通費などを入れればもっとカネがかかる。公共交通機関にしても安くはないし車で移動すればガソリン代や駐車場代がかかる。

◆ その他にクリスマスや誕生日のプレゼント、女性誌のDomani調べではデートを平均週に2.8回するというのだから年間支出額は軽く100万円を超える。ようするに、このデート代を支出出来ないと結婚生活も維持出来ないと言う事なのだ。

◆ 節約デートも勿論可能だろうし、彼や彼女の家でDVDを見るのもアリだろう。外で会って食事をするばかりがデートではない。しかし付き合い始めた最初からおうちデートというわけにはいかない。食事をしたりテーマパークに行ってみたりすることも大切なのだ。

◆ 面倒だから恋人は要らない、デートするカネなどないから一人で良いと思う若者が増えているのも分かる。自分の時間を自分の好きな人のためではなく、自分の好きなことに使った方が合理的だと。掃除は掃除機が、洗濯は洗濯機が、欲しいものはコンビニで買い、食事は弁当屋で買ってくれば良い。

◆ 買いたいものもあるのに中々手が出せない。趣味のものを買おうと貯金をしているという人にとって、その趣味より大切な恋人が見つかる(見つける)必然性を感じるのかどうか。

◆ いったい恋人は何のために必要なのかと思い始める。病気や怪我をして一人では不安だからと言うのなら、恋人は介護係なのかとなる。給料は中々上がらず自分達の生活すら満足には出来ないのに、子供が生まれたらいったいどうなるのかと不安になる。

◆ 国勢調査のデータを元にしたものによると20歳〜24歳で恋人のいない人の数は2002年から上昇に転じている。25歳〜29歳では1982年から増え始めている。恋人がいないわけだから結婚する人も減っている。婚姻数は1982年からどんどん減少し、2005年から2010年はほぼ一定となった。データは率で示されているので人口動向要因は現れていないと思われる。

◆ 結婚する人が減り、更には結婚しても結婚式をする人が減って結婚式場が儲からなくなった。結婚は誰でもするものだから安定成長があると思われていたが、景気の悪化に伴って余計なことには金を使わない人が増えた。結婚式が余計かどうかは人それぞれだとは思うのだが、コストパフォーマンスが悪いのは事実だ。

◆ コストパフォーマンスの悪いもの=贅沢と考えるならば、可処分所得の多い世帯でなければこれを行うことが出来ない。結婚式以外でも住むところを探したり、引っ越し費用もあるしと考えれば結婚式は二の次になる。むしろ結婚式をするよりも新婚旅行に行った方が思い出を作れると考える人も多いだろうし、記念に写真だけを撮るという人もいるだろう。


少子化問題の解決策は何なのか(1/28)
◆ 山本太郎系の人が少子化に関して、「統計によれば女性は男性に収入を求めるのだから、少子化には貧困男性の支援が重要」と提言したところ、どこかの弁護士センセーに女性蔑視発言だと攻撃されたのだとか。

◆ 日本の景気が良かった頃、女性達は年収1千万円以上の男と結婚したいと言った。しかし平成不況が深刻になるにしたがって1千万円はもはや実現不可能な夢となり、800万円、500万円と目標を下げ始めた。ちなみに日本の民間企業のサラリーマンの平均年収は441万円、公務員の平均年収は686万円だ。

◆ 若者の多くが年収200万円台だという現状に於いて、結婚して子供を作ることは難しい。共働きが必須となれば子育てが出来ない。育児休暇が取れる職場など未だ多くはない。夫婦合わせて400万円の年収を得たとして、手元に残るのは300万円弱である。アパートの家賃と更新料の合計が年間平均で100万円とすれば、子供を保育園に預ける費用さえ難しい。

◆ それでも働け、働いて税金を納めろ、扶養控除を無くすぞと政府は言う。デフレの世の中にあって税金その他さえ安ければさほど住みにくくはない。平成が始まった頃のレベルのままであれば、生活水準も当時の状態と同じだったのだ。しかし増税や保険料などの上昇によって生活は苦しくなってくる。平均所得が下がれば所得の低い人からも多くの所得税を取れるように改正が行われ、税負担が増える。

◆ こんな状態の世の中で結婚しろ、子供を作れと言ったって無理なのだ。自分たちの生活で精一杯なのだから。なので貧困男性の救済が必要だという論は間違っていない。貧困男性と言うよりも、勤労者全ての賃金の見直しが必要なのだ。若者は貯金より消費意欲が高いのだから、若者の所得を上げると経済に貢献してくれる。だが政治家は爺さんばかりなのでこれが分からない。

◆ 法人関連税を下げたところで給料は上がっていない。弱り切った企業が少し内部保留を増やしただけだ。高額所得者の最高税率を下げても消費には回らない。将来に不安があるので金を使わないからだ。しかしそうした施策のために消費税増税分は使われてしまった。庶民は苦しくなり、企業と高額所得者が少し楽になったに過ぎない。経済状態は良くはならないが、金持ちと企業には喜ばれるので政治家の懐は肥えるのか。

◆ 公務員の給料は45兆円くらい(平成31年度・財務省主計局)あるのかな。給与水準を6割カットすると民間企業並みになる。45兆円の4割が浮くので18兆円の財源が出来る。消費税収は19兆円くらいなので、公務員の給与を民間並みにすると消費税率はゼロに出来る。公務員の給料を下げると優秀な人材が集まらなくなると公務員は言うのだが、だったらその優秀な人材の給料は下げなければ良い。そもそも優秀な人材などそう多くはないのだから。

◆ 国民年金は月額5〜6万円しか貰えないが、共済年金は18万円くらい貰える。これを統一すれば生活保護受給世帯が減少する。共済年金受給者がどの位いるのか調べてみようと思ったが、よく分からなかった。よく分からない所に書かれているのか、公表されていないのかは不明だ。


行きそうな場所、行かない場所(1/27)
◆ Jタウンネット調べによれば、一生行かないであろうと思う県のトップは佐賀県だった。悲しい性(佐賀)と九州でも言われるほどマイナーなイメージで、関東以北の人にとってはその場所さえも分からないかも知れない。

◆ 佐賀県に続くのは島根県、福井県である。西日本が多いのは、調査対象者に関東人が多かったとか?調査方法や調査対象者の分布なども公表されていないので、余り意味のある調査とは言えない。

◆ 行かないであろう県の4位には茨城県が鳥取県と並んで入る。鳥取は日本で一番人口が少ない県だったかな。茨城もマイナーではあるが霞ヶ浦があるので釣りをする人ならよく行く県ではないだろうか。

◆ 関東では11位に群馬県、13位に栃木県が入っている。埼玉県が25位なのは東京に隣接しているからか。埼玉も観光都市というわけではないので、あえて行く理由も少なそうだ。神奈川県は観光で訪れる人が多いと言う事で行かないであろうランクの46位、つまり行く可能性のある県の2位となる。奈良と京都が行く可能性のある件の3位なのも観光都市と言う事からだろう。

◆ それに比較すると東京都の11位(行く可能性のある都市)は随分低い。大阪よりも低いのはいったい何故なのか。東京都より上位に熊本県や愛知県がある。行く可能性のある都市のトップが静岡県になっているが、これも理由が不明だ。新幹線の駅が沢山あると言ったって、一々下りるわけではない。浜名湖に行くとか?わざわざ?ウナギを食いに?
◆ アンケートに答えた人の数は3997だったとの事だが、地域分布も年齢分布も不明なので調査としての信頼性は低いと言わざるを得ない。行かないであろう県はどこかという設問なので、静岡県を知らない人が多かっただけかも知れない。東京都は知名度があるので票が入った可能性もある。

◆ マクロミルのアンケートの出来の悪さは以前に書いたことがある。例えば「ビールを飲んだことがありますか」という最初の質問で「いいえ」と答えたにもかかわらず、次の質問で「ビールを週に何回飲みますか」と聞かれたりする。その中に飲まないという選択肢はなく、必ず飲む本数を答えなければならない。

◆ 回答する方も自動回答ツールなどを使うそうなので、信頼性は低いだろう。真面目なというかマトモな設問であればまともに回答するが、マクロミルの作る設問は回答者を馬鹿にしているのかみたいな、不真面目なものなので回答も適当になる。

◆ 答えにハイかイイエしかないのに、ハイかイイエのどちらかにチェックを入れさせるというのも馬鹿げている。これも面倒だから自動チェックツールでどちらかにチェックを入れる。と、途中に「この問題はイイエを選んでください」みたいなものが混じっていて、自動ツールを排除しようとする。

◆ 最近では回答時間をチェックして、余りに早いものは自動ツール使用と見なすとか何とか。これだって自動ツールにタイマーを仕込めば済む話ではないのか。そもそも時給換算で30円位にしかならないアンケートなのだから、真面目に答える人は少ないと思う。


使われなくなった家(1/26)
◆ 道路を挟んだ反対側に使われなくなった別荘がある。ここに引っ越してきた時には既に屋根の端が傷んでいた。敷地には不動産屋の管理である旨の看板が立っている。別荘地内には他にも不動産屋管理の所があるので、買い取って売ろうと思ったら買い手が付かなかったみたいな感じだろうか。

◆ 現在のその家の状況だが、屋根の破損部分がかなり拡大している。屋根の一部が壊れると風雨が入り込むことで劣化が早まる。風が吹き込めば弱くなった部分が吹き飛び、雨が入れば木が腐る。

◆ 放置された空き家の多くがそうであるように壁面よりも屋根が先に壊れるケースが多いようだ。いわゆる屋根が落ちるみたいになる。床や屋根は水が溜まりやすいので朽ちるが、壁面や垂直の柱部分は水が溜まらないので長持ちする。

◆ その朽ちかけている家なのだが、ウチよりも少し高いところに建っている。以前はそこから水が流れてくる事などなかったのだが、最近地下水的に水がしみ出しているのに気づいた。屋根の壊れた部分から屋内に水が入って溜まり、それがゆっくり地下水となってしみ出してくるとか?
◆ 雨漏りが軽微であれば直すことも勿論可能だが、明らかに屋根が壊れてしかもその状態での放置期間が長いと絶望的である。もはや解体以外に手はないのだが、解体費用がかかる。管理側では解体費用を貰った上で解体と買い取り(と言っても殆どゼロ円)を行っているようだが、解体費用が出せないとなれば放置以外にはなくなる。

◆ 放置していても固定資産税や管理費はかかるわけで、うまく損切りが出来なかった物件は悲劇になってしまう。築年数によらずメンテされた物件の状態は良いが、築年数が経っていなくても放置された家は傷みが早い。

◆ 何年も使っていない別荘は草木が生い茂り、その何年が十数年になり、存在すら忘れられた物件が朽ちていく。世代交代が起きて、そう言えば別荘はどうなったかと見てみると無残な姿がそこにあるという事だ。こうなると売るにも売れない、解体にも費用がかかる、放置してもコストがかかる、手放すことも出来なくなる。

◆ 見るからに古そうな別荘があったのだが管理側が買い取って貸別荘化した。外壁や屋根が塗り直され、敷地内の雑草が刈り取られると古そうな感じはなくなった。
内装などもリフォームがされ、物件によっても違うのだが4名利用時で1名あたり3千円から1万円くらいで貸し出されている。価格に幅があるのは物件によっても違うしシーズンによっても異なる。

◆ オリンピック(自転車競技)の宿泊客など、或いはゴルフ客などをアテにしているそうだ。この辺りは宿泊設備が少なく、以前に書いたワイナリー隣接のホテルなどがある位だ。貸別荘だと自炊の必要があるのが面倒ではあるが、多人数で利用すれば安く上がるのと部屋が広い。

◆ 管理会社も崩れそうな崖部分を補強したりと、結構金を使っている感じだ。今後貸別荘件数を増やして収益率を高めていくと思われる。その為には美観的にも廃墟となった別荘の解体も進めなければならないだろうし、新規建築も行われるはずだ。


直流送電の時代は来るのか(1/25)
◆ 直流送電に関しては以前にも書いた。交流送電に比較すると送電損失が少ない。交流送電は、周波数は低いと言っても交流である以上リアクタンス損失も起きるし表皮効果も起きる。

◆ 直流送電ではこれらが皆無であり、更には2線(地球に電流を流せば単線)での送電が可能になる。実効電圧が最大電圧と同じ直流の場合は、各絶縁も容易になる。ただしスイッチしにくいとか変圧器の問題がつきまとう。

◆ 現在直流送電が使われているのは長距離伝送の一部である。変電設備が大変だというのは確かにそうだ。トランスを入れれば済むという話ではなくなる。
しかし半導体技術の進歩は素晴らしいものがあり、例え交流送電にしても柱上トランスがスイッチング電源化される日が来るかも知れない。

◆ 柱上変圧器は30kVAから100kVA程度のものがよく使われるそうだ。100kVAのトランスの重さは400kg以上にもなる。
一次側(6.6kV側)には6.3kV〜6.75kV用のタップが設けられている。100kVAのトランスだと一次側の電流は15A程度になり、100V側は1kAだ。

◆ 1000Aが多いか少ないかだが、現在の半導体からすればものすごい電流とは言えない。EV用のパワーモジュールは定格電流が1000A以上のものも使われている。
600kWのモーターを使うとすると、駆動電圧が600Vで1kAが流れる。もっとも柱上トランスのスイッチング電源化という点で、スイッチするのは6.6kV側なので電流はさほど流れない。電流が流れるのはコイルやダイオードである。ただしスイッチング電源の出力を50Hz/60Hzに変調しようと思えば、そこには大容量のスイッチデバイスが必要になる。

◆ 変電所となると話は別で、扱う電力も電圧も桁違いになる。高電圧直流送電が実用化はされているが、設備のコストは交流送電よりもかかるだろう。直流送電になれば50Hz/60Hzの問題も解決する。現状でも周波数変換設備を通して接続はされているが、伝送電力に限りがある。

◆ 周波数変換変電所は、従来はモーターで発電機を回す方式だった。近年ではこの回転型と呼ばれるものが静止型と呼ばれるインバータタイプに交換されている。静止型は回転型より変換効率が高く、メンテナンス費用も削減出来る。

◆ 佐久間周波数変換所はサイリスタ方式で300MWの変換能力を持つ。サイリスタ方式は変換後側がゼロVでは動作しないので全電力が失われた場合は送電出来なくなる。JR東海が新幹線用に使用するインバータはサイリスタ方式ではないと思われる。

◆ 本州と北海道を結ぶ直流送電設備では250kV/600MWの送電能力がある。本州と四国を結ぶ直流送電は250kV/1.4GWだ。北海道の送電距離は167kmだそうだ。海外では1700km以上の送電距離のものもあるそうだ。超伝導送電や直流送電は今後増えるに違いない。元々は直流の送電から始まった電力伝送も、電圧変換の難しさなどから交流送電が主流となった。しかし技術の進歩は再び直流送電を可能にする。

◆ 家庭への送電までもが直流になる可能性は極めて低いが、上に書いたように柱上変圧器の中身がスイッチング電源になる日は来るかも知れない。スイッチング電源になればレギュレーションも周波数安定度も桁違いに良くなる。交流地下送電は損失が増えるが、直流送電ならそれもない(他の問題はある)。


日本ビクター、ビクターの犬(1/24)
◆ 日本ビクター(現在はJVCケンウッド)はThe Victor Talking Machine Company(現在はRCA Victor)の日本法人として昭和2年に設立されたのだそうだ。高率な輸入関税によって輸入品全般が買いにくくなった事から、ビクタートーキングマシンは日本法人として日本ビクターを設立した。

◆ ビクターの犬、蓄音機を聴いている犬のロゴはニッパーという名の犬である。この犬の絵には元があり、それは円盤状レコードを聴く犬ではなく円筒状のレコードを聴く絵だった。ニッパーくんは1884年生まれのやんちゃな犬で、かみ癖からニッパーと名付けられたという。

◆ 飼い主はニッパーくんが3歳の時に病死する。ニッパーくんは飼い主の声が録音された円筒型蓄音機に耳を傾け、それを画家であった飼い主の弟さんが描いたものだ。その後円筒形蓄音機は円盤形蓄音機に差し替えられている。

◆ その修整された絵はベルリーナ・グラモフォン社の商標として使われ、同社の販売部門はその絵“His Master's Voice”(主人の声を聴く)からHMVをブランド名とした。そのベルリーナ・グラモフォン社の姉妹企業であるビクタートーキングマシン社も同様のロゴを使用し、これがその日本法人である日本ビクターのロゴになったという訳だ。

◆ 日本法人としてのビクターは日米関係の悪化から親会社(株主)が東芝(東京芝浦電気)になり、更に年月が経過し松下電器の傘下になり、今はケンウッドか。
一時期ソフトバンクが手を出すと報じられたが、JVC・ケンウッド共に即座にそれを否定した。
ビクターはビデオデッキ開発でSONYに勝ち、その技術がPanasonicを支えたと言っても良い。日本一画質は悪いが日本で一番売れているビデオと言われたPanasonic製VHSデッキの画質向上にもビクターは貢献した。

◆ ビクターというと音響機器のイメージが強いのだが、HMVやビクターエンターテインメントともに音楽・映像ソフト分野の企業である。
現在のJVCケンウッドのホームページに犬はいないが、子会社である株式会社JVCケンウッド・ビクターエンタテインメントにはニッパーくんのロゴが示されている。

◆ ニッパーくんは11歳で息を引き取ったとされる。一枚の絵が、そしてそれが企業のロゴとして使用されたが故に語り継がれることとなったニッパーくんは幸せな犬なのかも知れない。ニッパーくんが埋められたとする場所は、死後55年経ってから掘り返されたそうだが骨は発見出来なかったという。

◆ 犬と言えば忠犬ハチ公が有名である。忠犬ハチ公が生まれたのはニッパーくん誕生から39年後の1923年になる。ハチ公の飼い主はハチ公を飼い始めた翌年に急死、毎日ハチ公を連れて渋谷駅まで行っていたという事からハチ公は駅前で主人の帰りを待つことになる。ハチ公が11歳の時に銅像が出来るもその翌年にハチは死亡する。

◆ ハチはフィラリアに感染していて、獣医らによる奉仕治療は行われていたという。死後の解剖では心臓などに大量のフィラリア虫が見られたそうだ。ただし死因となる程のものではなかったとされる。その後2011年になり精密検証が行われた結果、心臓と肝臓に悪性腫瘍が発見されたそうだ。
フィラリアもあったが死因は癌だとされた。


マスクは流行なのか?(1/23)
◆ 海外の人が日本生きて驚くのは、街中に看護師や医者が沢山居ると言うことだそうだ。海外では風邪を引くなどしない限り、マスクをするのは看護師や医師だからだ。

◆ 日本でマスクが流行始めたのは数年前だろうか。マスクをする必要がないのにマスクをしている人の9割は女性だという。女性がマスクをする理由として、化粧をしなくても良い、目元だけ整えておけば良いなどだそうだ。

◆ そしてやがて顔を隠すことによる安心感も芽生えるそうだ。表情が分かりにくい事が時にメリットとなるという。
マスクが流行ればそのまま職場でもマスクをし続ける人が増える。一般企業なら勝手にやってくれみたいな所だろうが、接客業となれば話は別だ。

◆ 多くのデパートや一部のスーパーではマスクの着用を原則禁止としている。風邪を引いているなどの事情があればマスクを使用出来る。原則禁止を打ち出した背景には、必要のないマスクを着用する接客はマナーに反すると言う事だ。勿論これには反対意見もある。化粧の取れた顔を見せるより良いとか、客から風邪をうつされるから必要だ等々。

◆ TVのアナウンサーや、映画に出ている俳優がマスク着用だったらどう思うだろうか。キャバクラのオネーさんがマスク着用だったらどうか。マスクとは少し違うのだがヒールの高い靴の着用に関しても議論があった。ドコモではヒールの高い靴の着用義務を撤回し、スニーカーなどでも良いとした。

◆ 企業によっては制服があるが、これにしたって今後問題になるかも知れない。どこまでが会社の規則として通用し、どこからがダメなのか。マスクにより表情が分かりにくいことは防犯上の観点からも宜しくないと言われる。宅配便のドライバーがマスク着用でインターホンを鳴らすと、怪しい人が来たと思いドアを開けない人の率が増えるのだそうだ。

◆ マスクとサングラスが流行れば、それこそ表情は分からなくなる。目出し帽が流行ったら人々はみんな目出し帽を着用するかな。日本人はこうした、他人と同じにする事が大好きである。これも流行なので、マスクはダサいと言われ始めれば急速にマスクブームは去るだろう。

◆ この時期病院ではマスク着用を呼びかけている。インフルエンザの流行があるので感染しないようにと言う事だ。でもこれって逆のような気がする。インフルエンザにかかっている人がマスクを着用すべきなのでであって、その他大勢がマスクをするのは違うような気がするのだ。

◆ まあ病院なのでマスクに違和感はないのだが、病院で買うマスクは2個で100円と高い。病院によっては無料で配っているところもあり、こうすればマスク使用率は上がる。ちなみに日赤はマスク着用のお願いはしているが、無料で配ってはいない。

◆ (横浜の)菊名記念病院はマスクを配っている。ここは会計システムも自動化されていてスムーズなのだ。会計システムの自動化は 聖マリアンナ医科大学病院もだったかな。電子カルテはもはや一般的だが、会計システムなどの自動化は混雑の緩和になるので有り難い。


喫煙率の低下とタバコ販売(1/22)
◆ 男性の喫煙率は低下している。若者の多くはタバコを吸わない。そんな若者が店員となるコンビニでは、タバコの銘柄を言われても果たしてそのタバコがどれなのかが分からない。

◆ コンビニでは番号を振り、番号で指定してくれと言っている。しかし客によっては何故タバコの銘柄を知らないのかと怒り出すのだとか。更には正式な名称ではなく略した言い方をするものだから余計に分からない。

◆ と言うことで、最近では画面にタバコの銘柄を表示して、客はそのパネルをタッチするというシステムになっているらしい。ようするに半自動販売機みたいなものだ。画面をタッチすると店のタバコ置き場のLEDが点灯し、店員はそこからタバコを取ってくれば良い。

◆ だったら自動販売機で買えば良さそうなものだが、自動販売機で買うには認証カードのタスポが必要だ。しかしこのタスポの発行率が低いのだそうだ。申請が面倒だとかカードを持ち歩くのが面倒だとかで、コンビニで買う率が高い。まあ、これによってコンビニでのタバコ販売量が増えたと言うから店側としても悪くはない。

◆ コンビニに何銘柄くらい置かれているのかは知らないが、世界の国旗を覚えるくらいの努力は必要かも。スーパーなどでもタバコは売られているが、タバコの置いてあるレジにはベテラン店員がいるのだそうで(ベテラン店員なので)レジ打ちも早くお勧めだ。

◆ 考えてみれば普通の商品は購入者が棚などから取ってレジに持っていく。タバコは店員が棚から取り出す。これは何かそうした決まりや規定があるのか?タバコ販売に於ける利益は1割だそうだ。したがってコンビニにとってはさほど美味しい商品ではない。美味しい商品ではないのに手間がかかる、アルバイト店員が嫌がると言う事で半自動販売機方式となった。

◆ 全ての業種で人件費の負担は重い。無人店舗化を行っているところもあるが、ようするに自動販売機にすればいいわけだ。無人店舗は自動レジと言う事でこれを行う。自動レジというかセルフレジはスーパーやホームセンターにも増えているのだが、例えば商品をスキャンして袋に入れる時に、他の商品の隙間に入れるなどモタモタしていると早く入れろと音声が流れる。下手に力を加えてしまうと(質量が検出出来ず)店員を呼べとなる。

◆ ユニクロ的な自動レジなら手間がないが、単に通常のレジシステムを自動化しただけだと無理がある。既存のシステムの変更で済ませればコストは低いのだが、そのしわ寄せを購入者が受ける。なので有人レジに列が出来、無人レジはガラガラみたいな事が起きる。

◆ 特に高齢者の多い所では、スーパーが自動レジになったから他の店に行かざるを得なくなったという人すらいる。買い物カゴと商品タグが通信出来るようにして、商品を買い物カゴに入れると合計金額がその場で計算される→カゴから棚に戻せば金額は減算されるが、棚からカゴに移さなかったりカゴから棚に戻さない場合は買い物金額を減算されないシステムにすれば万引きは抑制出来る。この状態で有人レジにカゴを持ち込めば、合計金額は算出されているので支払いだけで済む。


武蔵小杉はどうなったのか(1/21)
◆ 台風で浸水した武蔵小杉、今はすっかり元通りになっているが例のタワーマンションの住民は落胆している。住民の中には武蔵小杉には住みたくないと考える人もいるわけだが、マンションは売るに売れない状態だそうだ。

◆ 一時期は4千万円の値が付いたと言われるが、今売ろうとすれば1.5千万円でも厳しいのだとか。住民ですら買い換えを考えるのだから、新たにそこを買う人が居るとは思えない。表面的な価格は従来と余り買えていないという事だが、その価格では全く売れない。

◆ 水災に関しては一部保険が適用されたそうだが、総被害額は数億円に上るとみられ資金が足りない。そこで住民は川崎市を相手取って補償を求める動きがあるのだが、川崎市がすんなり払うはずはない。

◆ 3.11の液状化問題などでもマンション住民が市に賠償を求める訴訟を起こしたが敗訴している。余程の過失があるのなら別だが、川崎市の対応に瑕疵はないとの見方が強い。

◆ 武蔵小杉自体のイメージが悪くなったのではないかと心配する人もいるという。確かに水災が起きやすいという意味で敬遠されることは確かだろうし、周辺住民では引っ越していく人も多いそうだ。ただ通常で災害が起きるとは思えないので、数年経てば元に戻ると地元不動産会社は見ているそうだ。

◆ 武蔵小杉自体と言うよりタワーマンションの住民のイメージは確かに悪化した。上層階と下層階の隔壁的ものだとか、ボランティアに対する態度だとか、おそらくは一部の住民の事なのだろうが印象は良くない。
例え武蔵小杉のイメージ悪化は少なくても、あのマンションには住みたくないという意見も聞かれる。

◆ 今年の夏がどうなるのか、台風がどのコースを進むのかにもよるが昨年水害を受けたエリアでは心配も絶えないだろう。昨年も書いたように床下浸水程度であれば土嚢や排水ポンプで対策が出来る。しかし床上浸水レベルではどうしようもない。

◆ 多大な修繕費をかけて平穏な生活を取り戻した所に、今年も大雨を降らせる気象条件になれば恐怖である。伊豆市から三島市側に行く途中のエリアで川が氾濫した。浸水したパチンコ屋はようやく内装の修繕が終わったようだが、他の店舗が開店するのはまだ先になりそうだ。系列店の人の話によれば天井まで水に浸かったそうだ。

◆ その辺りは川の土手の高さがかなりあり、当該店舗やパチンコ店は土手の下(もしかすると河川の水面より下)に位置している。堤防が決壊したわけではなく、単にその川の水が溢れたのだが被害は甚大だった。

◆ 水に浸かった新幹線基地では線路をかさ上げする対策が取れれるそうだ。こうした災害対策が出来る地域は良いが、コスト的にも地形的にもどうにもならない所もある。武蔵小杉では浸水を防ぐためには2m近くの壁を作らなくてはいけないそうで、美観上も構造上も難しい。

◆ 九州での豪雨は2年連続して起きた。自然のことだけに何が起きるか分からない。今年の夏が平穏である事を願うのは水災地域の人々だけではないだろう。千葉の倒壊ゴルフ場にしても、鉄柱は片付いたがその後の家屋の修繕などは今も続いている。


シグナスX(1/20)
◆ そう言えば普通自動車免許で原付2種も乗れるようになる的な話はどうなったんだろう。125cc以下の免許取得に関しては、これまでの最短3日が2日に短縮はされたようだ。

◆ スクーターに乗り始めた最初は50ccの原付だった。そして125ccのシグナス、スカイウエイブにも乗るようになったが横浜時代は殆どシグナスを使っていた。
スカイウエイブは大きく重いので近所を走るにはシグナスの方が楽だった。ただ遠出をする時はスカイウエイブをよく使った。

◆ 面白さというと、その面白さの中身にもよるとは思うのだが、小さな排気量の乗り物の方が面白いと感じるところは多い。
シグナスなら行き止まりの道に入り込んでも何とでもなるが、スカイウエイブで方向転換は結構大変なのだ。山道でも何でもシグナスであれば気軽に入っていける。

◆ シグナスでの遠出は横浜から諏訪湖に行った一度だった。柳沢峠あたりまで行こうかと出かけたのだが、そのまま諏訪湖まで走った。帰りは夜になり、真っ暗闇の山道を通って秩父に抜けた。車では道に迷ってUターンするのも(狭い道だと)大変だが、シグナスなら気軽に方向転換出来るのが楽だった。なので余り地図も見ずに標識を頼りに走ることも多かった。

◆ ドライブベルトを交換した時にウエイトローラーを重くしたんだった。わずかに重くしただけなのに回転数が上がらなくなってパワーが落ちた。125cc位の排気量だと回転数で出力を稼がなければいけないので、重くするのはマイナスだった。エンジン回転数が低くなったので静かで多少燃費が良くなったが、パワーは減少した。ウエイトローラーを重くすると最高速は延びる方向だが、そもそも回転数がそこまで上がっていかない。多少の下り坂ならメータは3桁まで行くが、ウエイトローラーが軽い時はもう少し景気よく速度が上がった。

◆ そんなシグナスにも乗らなくなったので、欲しいという方が居れば譲ります。タダであげますでも良いのだが、ジャンク屋や転売屋に貰われていくのもアレなので建前は入札方式で。繰り返しになるが、タダであげますでも良いという気持ちである。blogの方に写真などを載せる。高値を付けるに相応しいものではないと、念を押しておく。乗って貰えるなら有り難いという気持ちだ。欲しい方はMailで、簡単なプロフィールというか、1年くらい前からF&Fを見始めましたよ等々何か書いて頂けるとうれしい。

◆ こちらから登録抹消の紙を送るので、それを役所にもっていってナンバーを貰い、ヘルメットとナンバーを持って修善寺駅まで来ていただければ車で迎えに行く。車でウチまで来て、ナンバーをシグナスに付けて、お気を付けてお帰りくださいという流れだ。自賠責は残っているのでそのままどうぞ。自賠責の名義変更はした方が良いらしいが、必須ではないのは自賠責は車体にかかっているからだとか。発送でも良いけれど送料がバカに出来ない。

◆ オマケはレイブリックのHIDバラストや配線、バラストにはコネクタが付けられていて、端子を短絡すると供給電力が上がる。クラッチは買ったものの交換しなかったので新品、ハンドルスイッチもオリジナルの接点を磨いて使ったりしていて交換しなかったので未使用品だ。現状ハンドルスイッチはホーンスイッチは接触不良、セルスイッチも状態がベストとは言えない。


保険の更新(1/19)
◆ 火災保険や自動車保険の更新を行った。自動車保険はファミリーバイク特約をやめた。ファミリーバイク特約は結構高いオプションである。原付で事故を起こす予定の無い人は単独で保険に加入し、無事故年数と共に保険料が下がっていく事に期待をした方がお得である。

◆ 横浜にいる時には原付でないと止められないところが多かったなどもあってシグナスに乗ることが多かった。
何しろ駅前の駐輪場が原付でなければ止められないという制限付きだった。ファミリーバイク補償を外した代わりに弁護士オプションを付けた。
最近増えている無保険車との衝突の際などには面倒な交渉が必要になるからだ。

◆ 無保険車が増えるのも景気が悪いからとなるが困ったものである。無保険で乗っているヤツは事故を起こしても俺には払うカネはないからねと平気な顔をするのだとか。まあ任意保険は任意だから入らなくても良いのだが、保険がないから不幸になったというのは真面目な人の話であり、最近は保険がないから逃げちゃうモンねという感じなのだ。

◆ 火災保険は単に継続するだけである。契約期間が切れると見直しをする事が出来るが、最初に決めた契約期間内はその契約どおりに継続していくことになる。火災保険には地震保険は付けていない。地震保険は掛け金が高く補償が低いからだ。

◆ 火災保険も様々なオプションがあるのだが、水災に関してはここ数年水災被害が多いと言う事で掛け金が値上げされるとか何とかと聞いたことがある。火災保険に入っていれば全てが補償されるわけではない。地震にしても水災にしても補償の上限が決まっているので、例え保険があったとしても家が元通りに出来るわけではない。

◆ だったら何のための保険なのかとなるが、保険会社も商売なので仕方が無い。今年の夏の気象状況や台風のコースがどうなるのかなど分からないが、自分で守れない部分は諦めるしかない部分もある。賃貸派か持ち家派かという話を以前にも書いたが、災害リスクという点で賃貸ならば金銭的被害を被らずに済む。

◆ 平成の30年にわたる不況と地価の下落を考えると、持ち家派が財産を作ったとは言えない。賃貸にしても管理会社が破産したとか、保証会社が倒産したとか、面倒な事に巻き込まれる事態も発生する。レオパレスの不良工事問題はどうなったのだろう。そんな物件に住んでいて火災にでもなったら大変だ。

◆ 賃貸住宅を契約すると必ず交わさなければならない保険だが、大抵は不動産屋と契約している所と半ば強制的に契約することになる。勿論自分で任意の保険会社と契約しても良い。不動産会社の言うとおりに保険契約をすると、要らぬ補償も満載のバカ高い保険料になる。だがこの保険は退出時に使える可能性があるので証書をよく読んでおくべきだ。

◆ 破損や修理・清掃の費用が保険でまかなえるとなっているものがある。そしてそれは契約解消時にも使える。ただし退去届と同時に保険を解約してしまうと使えなくなるが、そんな事は誰も教えてくれない。これが保険で出ると自己負担はゼロになる。


総務省は何をやりたいのか(1/18)
◆ 総務省はいわゆるカウントフリーのサービスに於いても、一定のデータ量で制限を設けろと言い始めた。ゼロレーティングサービスの提供に係る電気通信事業法等の適用に関するガイドライン(案)ではネットワーク利用の公平性の観点からヘビーユーザーに制限を加えるべきだとしている。

◆ これは従来から言われているとおりで、ほんの一握りの利用者がネットワーク帯域を多く使う。カウントフリーで制限がなければ、ヘビーユーザーはただで帯域を使いまくるから不公平だという。

◆ 確かにそれはその通りだ。しかし総務省の立場からすれば、利用者に制限を設けましょうねと言うのではなく効率的なネットワークと電波利用率の向上で余裕あるネットワークを作りましょうねと指導するのが本来ではないのか。

◆ 総務省がMNOをやれとは言わないが、せめてMVNOでも思い通りに運営してみれば良い。帯域を使う事が悪だとするならば5Gは不要になる。5Gに向けた投資を抑制すれば利用料金を下げることが出来る。

◆ MNO各社は4kの映像伝送だ、ウチは8kだとやっている。総務省に言わせればこれも悪だとなる。4kや8k映像を見ない人にも帯域代を押しつけるのはいけないという。そもそもカウントフリーは苦肉の策だ。他社との差別化をしたいとか、ソフトバンクは空いている帯域を使いたいとか。

◆ 加入者減少で帯域が空いていてもカネはかかっている。だったらカウントフリーにして、或いは月間利用データ量の大きなプランを安価にして客を集めたいと思うわけだ。ソフトバンクは動画閲覧に関して、従来は帯域制限を強化していた。これによって可変データレートの動画配信サイトをソフトバンクネットワークで観ると画質が荒くなった。

◆ そんなソフトバンクも実質加入者減で帯域が空き始めるとゼロレーティングサービスを始める。そしてauもそれに追従する。それによって料金が上がったというのならともかく、既存の料金体系の中で処理しているのだから良いではないか。

◆ そもそもの話になるが、2012年頃から現在に至るまで、携帯電話代は微増こそあれ安くはなっていない。総務省の取り組みは何も生み出していないのだ。携帯電話料金を安くすると言ってやり始めたのなら、シッカリ安くして貰わないと困る。

◆ 「やり方は各社に任せますが、月間3GBまでのデータ使用と通話の付いた契約の月額利用省は1,500円を上限としなさい」で良いのではないか。6GBまでは2,500円でも良いし、そうして決めてしまう。あとはiPhoneをタダで配ろうが何をしようが勝手にしなさいと。

◆ 今やっている事は全く逆だ。細かなところに規定を設けているが、それによって携帯電話代が安くなったかというと否なのだ。散々議論をして引っかき回して、しかし結果が出ない。引っかき回して結果が出るのならそれは有効な議論だったと言えるが、今の状況を見る限り研究会は機能していない。

◆ ゼロレートに関しては通信の秘密の保護にも関わると言っているが、ではメールフィルタや画像加工はどうなるのか。今更的に付け足されてもねぇ、という感じだ。


都市銀行のネット支店(1/17)
◆ 以前にジャパンネットバンクの口座を作るには時間がかかるという話を書いた。Webには最短5日で口座開設が可能であると書かれているが、実際には1ヶ月ほどかかるそうだ。JNBによれば申し込みが殺到しているためだとしている。

◆ 今回特定の銀行の口座が必要になったのでみずほ銀行に口座を作ることにした。口座開設はアプリから行えるのだが、その中にみずほ銀行の口座を持っていないというチェックがあった。1銀行には1口座しか作れませんよというヤツである。

◆ 横浜にいた時にみずほ銀行は使っていた。だがネット対応が悪かったので使わなくなり、その後はMUFJを使っている。さて、その時の口座は解約したっけ?何となく解約していない気もするんだなぁ、残高を減らしただけで放っておいたような。

◆ 口座があるかどうかを調べて貰おうとみずほ銀行のサポートに電話をかけた。すると口座の有無を調べるには支店に本人確認書類を持っていかなければいけないと言われる。郵送その他での口座のチェック依頼は受けてないのだそうだ。

◆ 口座チェックより口座開設の方が簡単なので、口座を申し込んでみることにした。そうすれば自動的に他の口座があるかどうかがチェックされるだろう。
と言ってもいったいどうやってチェックするんだろう。同姓同名同生年月日は少ないとは思うが皆無ではない。

◆ 口座開設から数日すると郵便局から封書が来た。本人確認の必要な書類が来ていますよみたいなものだ。電話で本人確認をされた後で配達日を指定するとその封書が配達されてくるが、そこでも又本人確認をされる。でもまあ口座が開設出来たのだから他に口座はなかった、と思っておこう。

◆ 口座開設が出来ると、印影を送らなければならない。未だにハンコ社会なんだな、都市銀行って所は。書類にはんこを押して返送する時に再度本人確認書類を送れという。
同じものをどれだけ集めれば気が済むのかと、ITとは無縁なみずほ銀行は昔から変わっていないことを実感する。

◆ ネット支店なのにハンコを寄こせとか書類を寄こせとなり、そしてそのWebへのログインは2ndパスワード方式だった。ただし方法はHSBCスタイルであり、楽天のようなバカらしさはない。2ndパスワード方式はある程度のセキュリティレベルはあるが、トークンやワンタイムパスワード方式には劣る。この辺りも、相変わらずのみずほ銀行なのである。

◆ 相変わらずと言えば、従来型携帯電話での操作方法とかもあった。確かに従来型携帯電話を使っている人もいるだろうし、PCを持たない人もいるだろう。最近では従来型携帯電話切り捨ての方向なのに、未だにサービスしているんだなと思った。

◆ 従来型携帯電話の他に、いわゆるテレホンバンキングサービスも継続している。テレホンバンキングとはDTMFの利用可能な電話機を使って操作するものだ。フリーダイヤルになっているのでお金をかけずに操作ができる点は好ましいし、フリーダイヤルにかけられない人(電話)の為に一般の電話番号も併記されていた。


ヤリスとはヴィッツである(1/16)
◆ 旧日本車名ヴィッツはヤリスと名を変えた。ヤリスGR4は86やスープラ同様スポーティー・スポーツジャンルの車である。トヨタはここ20年ほどスポーツ系の車両を開発していなかったという。ハチロクはスバルだしスープラはBMWだ。

◆ だがヤリスGR4はそんなトヨタが手がけるスポーツバージョンである。
ボンネットやドアをアルミ製にし、ルーフはカーボンを使うなどして軽量化した。等価慣性質量を小さくしてカタログ燃費を稼ごうとするプリウスの軽量化とは違う。運動性能のための軽量化である。

◆ プリウスの軽量化も徹底していたが、それは燃費のためとコストダウンだ。
吸音材を節約するなどして軽量化はしたが、コストアップになる素材、例えばカーボンなどは使えなかった。

◆ ではなぜヤリスには出来たのか。それは豊田章男社長がモリゾウ選手として乗る車だからだ。モリゾウ選手は練習用にスバルWRXに乗っていたという。
トヨタ社内にはスポーティーな4WD車がないからだ。

◆ ヤリスには競技車のベースとしてのRCモデルもある。最近の傾向なのかRCモデルでもエアコンの装備は可能だそうだ。ハチロクの競技用ベース車両では不可能だったエアコンだが、最近のラリーでは(エアコンは)必須との事である。

◆ ラリーにしても人間の性能を落とさない事がタイムにつながる。快適な環境を作る事でエラーが減ってタイムが上がる。
もはや車の能力は人間の運転能力を超えるところまで来ている。エアコンでのパワーロスを云々言う時代ではなくなったのだ。

◆ ヤリスは1.6リッターの3気筒+ターボチャージャーだ。3気筒は燃費を稼ぐため、ターボチャージャーには軸受けにボールベアリングを使ったそうだ。ボールベアリングの採用は軸受けの抵抗を小さく出来るがコストが上がる。コストに敏感なトヨタにとっては大変な決断だったに違いない。

◆ GRという名が付けばスポーツ、確かにそうかも知れない。だがトヨタの悪いところはだったら全車にGRグレードを作っちゃえ的になる。そのうちワンボックスにもGRのエンブレムが付いたりして。

◆ 日産のハイウエイスターと同じというか、アレは遅い車に付けるエンブレムか。ワンボックスカーや軽自動車に付いていて、スカイラインやGT-Rには付けられていない。
と言う話は置いておくにして、C-HRにもGRバージョンが出来ている。その名もC-HR GRスポーツって、C-HRはガンダムデザインのコンパクトSUVである。エンジンは1.2リッタ+ターボチャージャーと1.8リッターのハイブリッド、そのどちらにもGRスポーツがある。

◆ ついでにカローラにもGRを付けちゃおうかと言う事で、欧州先行発売のカローラGRは日本では今夏の発売だそうだ。カローラにGRならクラウンもだよね、と言う事で3.5リッターにツインターボのクラウンも控えている。
さらにはRAV4もGRエンブレムをくっつけて、えーとあとは何に付けようか。レクサス系か。

◆ レクサスにはスポーツ系の車両もあるが、トヨタ的にはスポーツカーとは呼ばない事になる。何しろここ20年はスポーツ系車両は開発してこなかったというのだから。


中央リニアと過疎の町(2)(1/15)
◆ 何故その町は子育てがしにくいのか? 子供はのびのび育ち、町外から招いたという教師も丁寧な指導を心がけるという。だから子供にとっては良い町に違いないのだが、では子供用品や紙おむつ、離乳食が売られているかと言えば否なのだ。

◆ 元々子供の居なかった町故に子供用品を売る店はない。30kmほど行けば甲府市なので凄く不便と言う事は無いだろうが、多くの子育て世帯は通販での買い物がメインになるという。田舎の30kmは車で30分ではあるが、一方で甲府市近くは渋滞もある。

◆ そんな不便な早川町で暮らすのに、多くの支出は必要がないそうだ。町営水道は無料、住宅の家賃も安いのでお金がかからないのだ。早川町では移住促進サイトを開設している。奨学金制度や、若者が町に残った場合にお金が貰えたりする。

◆ 子育て世代にとって最大の問題は仕事だろう。いくら物価が安く生活にカネがかからないとは言っても、無収入では暮らせない。そして早川町には就職先はない。
すると中央市や甲府市に出て行く事になる。毎日往復60kmの距離を通わなければいけない。

◆ 30kmの距離は長いが、混んでいたとしても1時間はかからないだろう。通勤時間1時間は普通と言えばそうだが、この辺りは各自の思いか。私は東京西部から横浜市まで通っていた事があった。西武新宿線で高田馬場に行き、山手線で渋谷に出て東横線で横浜に行く。勤務先が駅から遠かったので所要時間は2時間を超えた。

◆ それより以前は大田区まで通ったのだが、その時も2時間くらいかかった。なので通勤時間1時間は許容出来るのかなと思う。しかし景気悪化と地価の下落は都市部集中をもたらし、その結果通勤時間の短縮が普通になったとすれば1時間の通勤は時間がかかりすぎるとなるかも知れない。

◆ 山梨県は移住に力を入れている事もあって就職説明会なども開催されている。都市部で働いていた人は、地方の企業なら何でも出来るとも言われる。全体的にノンビリしている、都会とは時間の流れ方が違う、こんなペースで仕事になるなら楽で良いと。ただし給料は安い。給料は安いが物価も安いので生活レベルは都市部と余り変わらない。

◆ 中央リニアが出来ると東京が近くなるわけだが、では山梨県の過疎の町から東京に通勤出来るのかと言えばそれは不可能だ。バブルの頃は東京近郊の地価高騰を受け、福島県や宮城県に家を買って新幹線通勤する人もいた。それは景気が良い頃の話であり、通勤交通費を負担してでも人が欲しいと考えた企業があったからだ。

◆ 今や遠方からの通勤者はそもそも採らないという企業も多い。それだけ日本の経済は弱いわけであり、地方となればなおさらだ。
パートやアルバイトは最低賃金からピクリとも動かないような、それでいて人不足だと言う。人が不足しているのではなく、人を集めるための賃金が不足しているのだ。

◆ 子育てのためとはいえ、見知らぬ土地に生活拠点を移すには勇気が必要だ。確かにリニア新幹線沿線であれば都市部が近くなるのも事実だ。東京から八王子までが約1時間、そこから更に1時間で甲府に着く。甲府から早川町まで1時間とすれば3時間かかる事になる。リニアならば東京山梨間がわずか25分だ。


中央リニアと過疎の町(1/14)
◆ 静岡県とJRの対立は先が見えてこない。なし崩し的な着工が行われたとしても、リニアが開通したとしても、その後もめ事は続くのではないだろうか。
現状ではその工事にさえ至っていない。

◆ そもそもは水の問題である。リニア新幹線のトンネルを掘れば、地下水はそこに流れ込む。従来は川に注いでいた地下水がトンネルに流れて行く。実際リニア新幹線用トンネル工事によって涸れた川もあるという。静岡県にとって大井川は大切な水源だ。この水量が減少すると農業にも工業にも影響が出る。

◆ JRはトンネルに湧き出た水の全量は川には戻せない、技術的難易度が高いと説明した。しかし静岡県側は、それは話が違う、全量ポンプアップではなかったのかとなり話がこじれる。JRは工事を優先したいと考え、全量を戻すと言い直したのが2018年の秋の事だった。

◆ これで一件落着かと思ったが、静岡県側は「どうやって水を戻すのか」説明を求めた。JRは1年後の2019年秋に工法を説明するも、トンネルが傾斜しているので長野や山梨県側に水が流れて行ってしまう事がバレる事態になる。流れた水はどうなるのか、全量ポンプアップではないのかとなり、JRへの不信感は強まった。

◆ 静岡県北部をほんのわずかにかすめるだけのトンネルが思わぬ事になっているのだ。県的には駅も作って貰えないのにみたいな事なんだろうな。東海道新幹線の駅を増やさせるみたいな話とか、カネが欲しいと言い出してみたり、リニアがらみで何かをしようとしているのではないか、ゴネ得を狙っているのかと思われるような所もある。ちょっとコースを変えれば山梨県と長野県だけで済んだ話を、静岡県をかすめる理由は何だったのか。

◆ 駅の出来る県はリニア開通を目指してホクホクである。他県の喜び具合が静岡県知事にとっては余計に気に入らないのだろうが、東海道新幹線の駅が山ほどあるんだから我慢すれば良いのに。

◆ そんなホクホクの他県と、ホクホクになるはずだった過疎の町が話題にもなっている。
まさに問題の静岡県と接するように位置する山梨県の早川町、人口は約千人の限界集落である。町はリニア工事のための作業員による人口増加をアテにした。数百人規模での人口流入があるのではないか、町の人口が一気に4割以上増えるのではないかと目論んだ。

◆ しかし現実は違った。住民票を移した作業員の数は50人程だったそうだ。それでも町にとっては嬉しい税収源でもある。例え数年間限定の話といえども、町を歩くヘルメット姿の人が居るだけで活気が出るのだそうだ。

◆ 人口減に悩む早川町では子育て支援を2003年から行っている。給食費や教材費、修学旅行や各行事の費用などを全て町が負担する。早川町で教育を受けたいという世帯には、1年以上の期間であればこうした教育関連費の無償化や専用の住宅まで用意されるという。

◆ この制度によって年間数世帯が一時移住を決め、これまでに数十世帯が制度を利用したのだそうだ。東京などから一時移住した人の多くは子育てに良い環境だと言う。都会の学校になじめなかった子供が元気になった、学校に行くのを嫌がっていた子供が積極的になったなど。しかし子育てに良い環境は子育てしにくい環境でもある。生活利便性という点で、苦労も多いわけだ。


危険な電気柵は未だあるらしい(1/13)
◆ 少し前に電気柵と死亡事故の件を書いた。あの事故が教訓となり、今では危険な電気柵は無いものだと思っていたらそうでもなさそうだ。電気柵用電源を買うのはカネがかかるからと言う理由でAC100Vを使おうとする。しかしAC100Vを柵に接続すれば漏電遮断機が作動してしまう。そこで絶縁トランスを使って電気柵にAC100Vやそれ以上の電圧を加える。

◆ 結局やっている事は感電事故が起きたあの柵と同じなのだ。猪などは未知の物体に対して鼻先でセンシングするそうなので、鼻にビリッときて退散するだろう。だから100Vでも効果はあるしインピーダンスが低いので雑草による漏電での電圧降下もない。だからこれで十分だと言うのだが、危険である。

◆ 効果があればそれで良いという考え方は明らかにおかしい。人が触れるところに商用電源を引いた裸の電線がある事自体が異常である。道路がなく人が入って来ない場所だとしても、最低限の安全性は考えるべきだ。昔は漏電ブレーカーもなく、電気柵にAC100Vを接続して使うのが普通だったとも言われるが今は時代が違う。

◆ 時代が違うと言ったって危険だよと言ったって、それを聞こうとしない人もいる。電気柵に触れる機会など無いとは思うが、見知らぬ電気柵には近づかないことが大切だ。もっとも電気柵かどうかも見ただけでは分かりにくい。金属線はまだしもビニルロープにステンレスワイヤーを這わせたものだと電気柵には見えない。

◆ 電気柵用の電源は2万円〜5万円位する。回路構成は様々なのだが、最高出力電圧を10kV程度に抑えながら出力インピーダンスを下げて漏電時にも電圧降下が起きにくくするものが高級品というか高価格品だ。通電時間は数百マイクロ秒(正の半サイクルみたいな波形)と謳われているものが多い。

◆ 価格の高いものは出力インピーダンスを下げるために大型のトランスが入っている。DC-DCコンバータで数百ボルトを発生させ、それをコンデンサに蓄えた後にメイントランスに印加するような構成のものが多い。古いものだとNE555のマルチバイブレータと複数巻き線トランスによる自励発振回路のものもあったようだが、今は多くがキャパシタディスチャージ式だ。

◆ 10kVで10mAを取るトランスは100Wなのだから大型になるのだが、電気柵用は連続で出力を取るわけではないので数cm角くらいのものが入っている。大型のものでも10cm角くらいのトランスだ。CD式になっているのは回路の故障などで電気柵に常時電圧がかかってしまう事を防ぐ目的だろうか。

◆ コンデンサへのチャージに500ms程度かかる設計であれば、タイマーのインターバルが狂ったとしても電圧が下がって安全方向になる。自励発振方式だとインターバルタイマーの壊れ方によっては高電圧がかかりっぱなしになる。(やがて回路部品が損傷して止まる)
◆ 市販の電気柵用電源は、いかなる故障状態においても危険な方向に行かないように注意されている。CD方式の場合はSCRのゲートにトリガされなければ出力は出ず、トリガされっぱなし(ゲートに電圧がかかりっぱなし)でも高電圧は発生しない。


PC使用率が上がらない(1/12)
◆ 従来型携帯電話の頃からそうではあったが、現在に於いても日本のPC使用率や普及率は低いままだそうだ。特に中高生年代では顕著で、スマートフォンで出来るのに何故PCが必要なのかとなる。

◆ インターネット接続普及率に於いて日本はかなり高いレベルだったのだが、これも携帯電話によるものだった。PCでの接続率は低いままだった。従来型携帯電話の高機能化がある意味PCの普及を妨げる要因になったとも言えるし、その流れがスマートフォン時代になり明確になったと考えられる。

◆ 元々日本人は何かを開発するなどクリエイティブな面が弱い。したがってPCを使って何をするのか、何の役に立つのかという話になる。実際インターネット接続が一般的になる以前は、PCをどうやって使うか、何に使うかみたいな本が多く出ていたくらいだ。

◆ 年賀状の印刷に使おうとか、家計簿をつけてみましょうとか、精々そのレベルだった。インターネット接続が一般的になるとブラウザを使いましょうになるわけだが、それがスマートフォンで済むとなると再びPCの出番が減ってくる。

◆ インターネット接続だけのために何故PCを起動しなければならないのか、スマートフォンならすぐに閲覧が出来るのにと言われる。更にはPCでなければ出来ない事はやらない、スマートフォンで出来る事だけで済ませるようになる。

◆ 画像処理にしても何にしても、それらを行えるアプリがあれば使うし無ければ作業そのものを諦める。アプリがないから出来ないで済ませてしまう。何かを実現するために考える事は面倒な作業であり、すぐに出来る事で代替するのが合理的だとする訳だ。

◆ まあ考えてみれば普通の人が普通に使う分には、あえてPCを起動するまでも無いのだろうなとは思う。狭い画面と文字の打ちにくさを我慢すれば、いや、文字打ちは別か。PCに慣れていない人は1本指でキーを探しながら打つので時間がかかるが、スマートフォンのキーはさっさと入力していく。

◆ PC離れはキーの打ち方もローマ字も覚えないと言う事になる。大学や企業では普通にPCを使うと思うが、そのうち事務系企業などではPCが消えてタブレットになったりして。若い従業員はPCのキーを打つのに時間がかかって非効率だから、みたいな事で。

◆ 今は、PCの普及率が上がらない、若者は何故PCを使いたがらないのかと言っている。これが将来も続くのか、或いはPCは専門職が使うものであって一般人があえてそれに慣れる必要は無いとなるのか。スマートフォンで全てが完結するのならPCは要らないよという流れが続くのだろうか。

◆ 盆暮れ正月はPCやプリンタが売れる時期だったのだが、時代と共にそんな挨拶状印刷需要も減ってくる。そもそもFTTHを引かない人たちが多いのだから、一人暮らしの若者の部屋にPCが無くても不思議ではない気がする。スマートフォンがあればインターネット回線も電話回線も引く必要はなく、まさに身軽なのだ。
今時PCで作業してるんですか、平成の人だなぁなんて言われる時代が来るのか。コッチは昭和なんだけど…


マツダが創業100年らしい(1/11)
◆ 創業100年を記念して云々の記事が目にとまる。マツダは1920年に創業したとあるので2020年が100年目と言う事だ。ただし自動車製造を始めたのは1930年頃で、社名は東洋工業となっていた。

◆ 日本の自動車メーカと言えばトヨタである。トヨタはその前身である豊田自動織機製作所が1926年に、自動車部門が1933年に立ち上げられ、1936年には第一号の自動車を完成させている。

◆ 世界をみるとゴットリープ・ダイムラーが4ストロークエンジンを開発、1886年に四輪車を開発した。同年カール・ベンツがガソリンエンジンの三輪車を完成させて販売した。何を以て自動車と呼ぶのかみたいな所はあるが、1900年代にも主流であった蒸気自動車に対する内燃機関動力車としての象徴的なものは1902年のT型フォードに他ならないと思う。

◆ 米国に20年遅れて立ち上がる日本の自動車産業をみると、まさに今の中国を見るようである。合理的な生産と安い賃金により低価格で世界中のあらゆるものを真似ていった。自動車のデザイン然りであり、家電製品も同様だった。

◆ 1900年代初頭には海外から輸入した自動車を真似て様々な自動車生産が試みられたのだが成功していない。日本の工業技術や生産技術が世界に追いついていけなかったからだ。数百台規模の少量生産を行ったという点では快進社、白楊社という自動車メーカもあったがやがて消滅する。

◆ その後日産の前身であるダットサン商会が1932年に、そして1933年の豊田自動織機製作所自動車部の誕生だ。したがってトヨタや日産(の前身)よりもマツダの自動車製造は早かったと言える。ただ技術的に云々という話になるとこれは難しいところで、強度計算などもシッカリ出来ない時代故に故障の状況を見ながら部品を改善していくのがごく普通の設計手法だった。

◆ 今でこそシミュレーション技術の発達によって開発速度は早まり開発コストは大幅に下がった。しかし高度経済成長の頃は頻繁なモデルチェンジによって改善を重ねていく的な設計や販売手法が普通だった。
余剰性能はコストを無駄に押し上げ、しかしギリギリの設計をすれば耐久性に難が出る。

◆ マツダのトラックは壊れないと言われたのは、壊れる事を嫌って強度を高く設計したからだ。日産は重く大きなエンジンを様々な車種で使った。共通部品を増やす事によるコスト削減だが、2000ccのエンジンも2800ccのエンジンも基本設計は同じとなれば(実際には細部が異なるのだけれど)無駄な部分が多いとなる。トヨタはいち早く小型軽量設計を開始し、余剰性能はないと言われたが軽くて安いエンジンに仕上がった。

◆ マツダが1931年に作った自動車は、自動車と言うよりもリアカー付きオートバイである。4輪トラックは1950年代になってからなのでトヨタとは大きな差がある。1960年代には乗用車の生産を開始し、1967年にコスモスポーツを発売開始する。サバンナRX-7は1978年に発売された。

◆ 景気が良くなると本社を東京に移し、景気の悪化で東京本社をたたんで広島に帰る、そんな繰り返しがあった。本格的な乗用車生産が1970年代以降だとするならば、マツダの全歴史の中の半分でしかない。そしてその50年の先には内燃機関動力車ではなく、EVが待っている。


スターウォーズシリーズ(1/10)
◆ 年末に金曜ロードショーだったか、2週連続でスターウォーズが放送された。
スターウォーズシリーズは1977年に公開されたエピソード4/新たなる希望が日本テレビで1983年に放送された事で知られた。

◆ 私も、勿論この作品は知っているのだが覚えているのはレイヤ姫の声を大場久美子さんが担当し、恐ろしく不似合いだったという点だけである。ちなみにルークが渡辺徹さんでハン・ソロを松崎しげるさんが担当されたとの事。せっかくの映画を素人が吹き替えるなんて、何ともったいない事か。他にも映画開始前に芸人を使って色々やるなど、相当なヒンシュクものだったと言う事だ。

◆ さすがに日本テレビもマズいと気づいたのか、2度目の放送ではプロの吹き替えに変えたそうだ。その後各局で放送されたようだが、吹き替えも声優も異なっている。同じシーンを見比べると台詞も声も異なると言う事で、違った雰囲気を味わえるのだとか。

◆ その後帝国の逆襲、ジェダイの帰還と続くのだが実は私は余り覚えていない。初作のインパクトが強ければ次は難しくなる。TVでも放送されているので見ていないはずは無いのだが印象にないのだ。もう一度観ればきっと思い出すとは思う。

◆ その後ファントム・メナス、クローンの攻撃、シスの復習と続く。シリーズ各作品はアニメになったり関連作品が出来たりして分かりにくい。そして昨年放送されたのがフォースの覚醒である。新たなる希望や帝国の逆襲の時には若かった人物がすっかり歳を取った設定である。

◆ 観るまでは、これまでの流れ同様で余り面白くないのかなと思っていた。しかし観てみると昔のスターウォーズの流れでもあり、全体的に分かりやすく出来ていたので楽しめた。スターウォーズは戦闘シーンやCGを観る映画であって、ストーリーはどうでも良いと言ってはアレだが、まあそんな感じで。だがフォースの覚醒では30年以上前の映画からの流れを感じさせるような人間関係などが設定されている。

◆ この映画は、最近のスターウォーズシリーズしか知らない人からは面白くないと評されるのだそうだ。オッサン年齢の人が楽しむ時代劇みたいなものか。レイヤ姫も新たなる希望のキャリーフィッシャーがそのまま歳を取って登場している。

◆ もちろんルークのマークハミルだって、ハン・ソロのハリソンフォードだって歳を取っているのだがそこにインパクトは余り感じなかった。年齢をうまく表現するという点では女優の方が相応しいのかも知れない。ある意味男性は歳を取れば歳を取った役がそれなりに似合ってしまう。

◆ 歳を取った女優と言えばターミネーターがある。サラ・コナーのリンダハミルトンがニュー・フェイトで登場している。サラ・コナーは2作目までで死んだ設定だったっけ、3作目では声だけの出演だったかな。ターミネーターシリーズはスターウォーズシリーズよりも覚えているって時代が新しいから当たり前か。
2019年公開のニュー・フェイトはターミネーター2の続編としてのストーリーだったと思う。
観てみたいなと思いながらも劇場に行かず、やがてTVやVODで観るというのがいつもの流れだ。


電気柵は増えているらしい(1/9)
◆ 鹿や猪から田畑を守るための電気柵の総延長距離は毎年増えているのだそうだ。特に伊豆半島は鹿が多い地域なので、電気柵はあちこちで見かける。地元からすれば見慣れたものだが、他府県から遊びに来た人などはそれを知らずに触れてしまう場合もあるだろう。

◆ 2015年に西伊豆町で感電事故が起きた。柵を設置した男性はトランスを使って商用電源を440Vに昇圧し、これを柵に接続していた。この柵に触れた子供が電線を切り、その切れた電線が川の水に接触した事で死者が出た。

◆ ネットでは100Vで十分だ、440Vは動物除けではなく動物を殺すための電圧だなどと書かれていた。こちらの記事では「市販の電気柵の電源は乾電池を使用して、9〜12Vなのだ」「実際問題、100Vを一次電源として440Vまで上げられる昇圧器というのは作れるのだろうか」と書いている。440Vは撃退ではなく狩りだとも書かれているが、鹿は勝手に捕ってはいけない動物である。柵を設置した男性も知識不足だが、外野の知識も極めて貧弱だ。とは言っても電気知識の一般とはこの程度なんだろうなとも思う。当時の報道ではレポーターが電気柵に触れて「ピリピリと痛みを感じます、危険です、危険です」と繰り返したそうだが、それが電気柵というものである。

◆ しかし柵を設置した高齢男性はそんな批判に耐えきれず死んでわびると遺書を残して首を吊った。ニュース記事や前出リンク先記事では漏電遮断機を付ければ事故は防げたと書かれているがこれも違う。

◆ そもそも100V側に漏電遮断機を付けても反応しない。440V側に付けるとしたら一体どこに?漏電遮断機とは2線間の電流差をみている。2線の電流に差があればどちらかの線の電流がどこかに未知の場所に流れている事になり、すなわち漏電なので電源を遮断する。100V側では440Vへの昇圧トランスによって絶縁されているので、トランスが地絡するでもしない限り漏電遮断機は動作しない。440V側にしても電気柵が負荷なのだから漏電遮断機は動作しない。

◆ 電気柵用電源は1ms程度の通電時間と1秒程度の休止時間で動作している。
人間が柵に触れたとしても休止時間があるので手を離す事が出来る。休止時間がないと筋肉が麻痺して手が動かせなくなった場合に危険だ。人間は連続的に数十mAが流れ続けると危険な状態になる。普通の、つまり乾いた状態であれば200V程度の線に触っても死ぬほどの電流は流れない。しかし炭鉱などトンネル工事の湿度の高い現場では、24Vの線に触って感電死した例もあるそうだ。

◆ 電流を制限するか、通電時間を制限するか、或いはその両方を行わなければ人間に対して危険なものになる。うちの電気柵の電源はイグニションコイルだ。触れば衝撃があり、痛い。実測電圧は柵に通電した状態でピークが15kVだった。
通電時間は300μs程度であり、休止時間は1秒に設定してある。市販の電気柵用電源は公称10kV〜15kVのものが多い。


借金をした人(1/8)
◆ 以前にも少し書いたが、ギャンブルのために借金をした人の話である。借金をし始めたきっかけはよく分からないのだが、気軽・手軽に契約出来ることで消費者金融のカードを作ったのだろう。

◆ カードがあればATMがサイフのように感じ始めたそうだ。ATMに行けばいつでも金が手に入る。カネが足りない時にはいつでもそこに行けば良い。やがて彼は10万円、20万円という単位でカネを借り始めることになる。

◆ どうやら彼は競馬が好きなようで、一つのレースに数十万円をかけたこともあったという。借金が嵩んでいるのだから勿論その賭けは外れたわけだ。多くのギャンブラーが思うように、次は勝てる、今度こそはと更に金を借りる。消費者金融や銀行のカードローンなどで借金の総額は200万円を超える。

◆ それでも更に借金を重ねようとした彼だが、ブレーキがかかった。借りられなくなったのだ。今まで使ったことの無い消費者金融のカードを作ろうとしても作れない。ここで彼は競馬に負けた時以上の絶望感を味わうことになる。借金が出来ない以上、働いたカネで返済していくしかない。

◆ 毎月何万円かを返し、全ての返済が終わるまでには気の遠くなるような年月になる。毎月の返済額の殆どは利息だからだ。
200万円の借金があると年間30万円近い利息になる。月に3万円を返済してとしても元金は殆ど減らない。2年返済を続けて元金が10万円くらい減ったとか言っていたかなぁ。

◆ しかし、それでも彼は競馬をやる。まあ趣味の事だから、誰にも止められないと言ってしまえばそれまでだ。以前と異なるのは借金が出来ないので掛け金が少ないと言う事だ。1つのレースに何万円もかけると言う事は出来ず、精々2千円とか3千円だ。

◆ それでも当てる人は当てると思うのだが、彼は当てる才能にも乏しいようである。もっとも、当たらないからこそ次こそはと思いのめり込めるのだろう。大きな当たりを得て一気に借金を返そうと目論んでいるのかも知れない。

◆ ライブ配信者でよっさんと名乗る人が居る。偽札を使って捕まった。取り調べに対して偽札だとは知らなかったと言ったそうだが、配信では、あんな出来の悪い札がホンモノだとは誰も思わないと豪語していた。そのよっさんも競馬好きである。リスナーに有料アイテムを投げさせ、そのカネを競馬に突っ込む。負けても「お前ら昼飯を抜いてその分アイテムを投げろ」と言えばカネが入ってくる。所詮他人のカネみたいな感じなので予想が当たらない。

◆ 以前は貧乏だったそうで、その頃は競馬で勝つ事もあったらしい。カネがないから真剣に予想するのだ。しかし今は好きなだけ金が貰えるので予想にも熱が入らない。とりあえずこれを買っておくかと、数十万円を突っ込んでは負ける。勝ちたいから競馬をやるのではなく、レースがあるから買ってみるみたいな感じだ。

◆ それでも経済が回るという点では良いのかな。よっさんに金を与えている人も何を考えているのだかみたいな所はあるが、好きで投げ銭をしているのだからそれはそれで良い。


ロシアンブルーの一生(3)(1/7)
◆ 猫の様子を気にしながらも私はうとうとし、たまに目を覚まして猫を撫でた。7時頃いったん目が覚めたが、猫に異常はなさそうなので再びウトウトした。そこで猫が死んだ夢を見た。何故か溺れて死んでしまう夢だった。そしてその猫を私は自転車でどこかに運ぼうとしている。川辺の土手のような道で天気は良かった。死んだ猫は何故か空き缶に入れられて、しかも水も入っていて、自転車の前カゴに中に居た。夢は皆変なものだが、でも変な夢だった。

◆ そんな夢から覚め、猫を見ると息をしていない。死んでしまったのかと撫でるのだがやはり息はしていない。猫の体を触り、呼吸を確かめたが息をしていない。どうして私が寝ている間に… そう思いながら猫を抱き上げたら少し動いた。少し大きく息をした。私の確認が間違っていたのか、それとも息を吹き返したのか。猫ベッドにそっと猫を移し外の景色を見せた。他のネコたちと暮らしたリビングに運んだ。

◆ 冷たい空気に刺激されたのか、呼吸は少し良くなったが意識があるのかどうかは分からない。体温が下がっているだろうから毛布は暑いかなと思い、外した。陽の当たるリビングで、静かに寝ている様子は一見いつもと同じ風だ。違うのは猫を撫でても殆ど反応しないこと。

◆ 他のネコたちの世話などをしながら2時間ほど経った。呼びかけにももはや応えない状態で意識はないのかなと思った。ガリガリに痩せた体は撫でにくく、頭や喉に指を触れた。音も聞こえていないんだろうなとは思ったが名前を呼んでみる。何度か名前を呼ぶとニャー。何かを訴えているのか、水が欲しいのかと指を濡らして口元に運ぶが口は開かない。そのあとも3度ほど呼びかけに応えた。

◆ 元気になったのかと感じるより、最期が近づいているのかなと思わざるを得なかった。
声を出すこと自体、弱った猫にとっては重荷だろうに… ニャーと鳴いたあとは再び寝ているような感じになった。だが少しすると呼吸が止まった。少し口を開けて苦しそうな表情を見せたが、ほんの一瞬だった。
猫の体に耳を当ててみると心臓は動いている。アメリカンショートヘアの時もそうだった。

◆ 呼吸が止まって1分ほどすると少しのけぞるようになった。弱々しく1度だけ痙攣した。後ろ足を少し伸ばすような感じになり、前足も少し動いた。呼吸が止まって3分か、4分か、鼓動は徐々に弱くなり、そして止まった。

◆ 心臓が止まったことを何度も、猫の体に耳を押し当てて確認した。静かに、ロシアンブルーは一生を終えた。私の仲間が又一匹減ってしまった。軽くなった体を抱き上げて口の周りを拭いた。昨日食べたチュールが少し付いていた。まぶたをしばらく押さえて続けて目を閉じさせる。死期が近づいた猫は目が奥に引っ込んだ様になり、中々まぶたを閉じてくれない。

◆ 庭に穴を掘った。横浜では中々出来ない事なのだがここは広い。芝を植えた下の平地の部分の芝を外して穴を掘った。穴は深く掘った。他の動物に荒らされないように。あとで石板を買ってきて上に乗せてあげよう、そうすれば大丈夫。
冬には陽が当たり、夏場は木陰になる所にした。猫の体が冷えたらそっと穴に入れてあげようと思う。体重は1.5kgまで減っていた。今までありがとう、良い飼い主でなくてごめんねと言った。サヨナラという言葉は嫌いなので言わなかった。寂しかった。


ロシアンブルーの一生(2)(1/6)
◆ 若いロシアンブルーはアクティブでいたずらだ。アメリカンショートヘアはおっとりしていておとなしいのだが、ロシアンブルーはタンスの上に上ったり、キッチンの上に上がって油を舐めてしまったこともあった。

◆ これも以前に書いたことがあると思うのだが、脱走してしまったことがある。未だにどこからどうやって抜け出したのかが分からない。気づいたらいない、そんな風だった。TVの裏とか隙間とか、ラックの中に入ってしまったりと度々姿を消していたが家中探してもいない。そのうち出てくるかも知れないと思ってみたものの、2日も3日も姿を見せないのはおかしい。

◆ 姿を見せなくなって1ヶ月もすると諦めムードになって来る。出来る事なら誰かに拾われて飼って貰えれば良いなと思った。外に出たことのない猫が外で暮らしていくのは大変だ。

◆ しかしロシアンブルーは戻ってきた。自ら戻ってきたわけではなく近所に佇んでいる所を見つけ、餌でおびき寄せて捕まえた。怯えていた。痩せ細ってしまっていた。ノミだらけの汚い猫になっていた。家に連れて帰って綺麗に洗い、のみ取り剤を付け、更に数日後には、ノミの死骸を洗い流すために再度風呂に入れた。

◆ これも書いたかも知れないが、体を過剰に舐めてしまう状態に陥った。舐めるので毛が抜けてしまう。さらに舐めれば皮膚が傷になる。酷くなるとその皮膚までなめとってしまう場合もあるようだが、それは無かった。でも毛が無くなって傷が出来るのは可哀想なので、エリザベスカラーを付けた。

◆ しかし猫も賢いもので体を曲げたりねじったりして体を舐める。そこでプラスチック板でスペシャルなエリザベスカラーを作ったりもした。この猫は一生エリザベスカラーをして暮らすのかなと思うと可哀想でもあったが、猫にしてみればそれが当たり前になっているようで、何かにぶつかるなどと言う事も無く過ごしていた。

◆ 実はその舐め癖が改善されたのはここに引っ越してきてからだった。全く舐めないわけではなかったが、横浜時代のように傷だらけになる事はなくなった。そして時が経てば舐め癖自体が無くなったのである。環境によるものなのか、或いは老齢化で感覚が鈍ったのかは分からない。

◆ 3日の夜は弱っている様子だったので昨日書いたようにベッドの枕元に連れてきた。もう自分では歩けないかも知れないから、猫ベッドに入れたまま運んだ。死ぬ間際の猫は体温が下がり、暑がり始める。アメリカンショートヘアもそうだった。体温を下げる(下がる)事で生体の活動が低下し、死の準備をするのだと思う。痛みや苦しみに耐える為に脳内物質が分泌され、これが心地良く感じられて喉を鳴らすこともあるという。

◆ だから体温が下がっているようなら部屋は暖房しない方が良いかなと思った。しかし赤外線放射温度計で耳の中の温度を測って他の猫と比べても体温は下がっていないようだった。呼吸によってわずかに動く体を見ながら、苦しくなければ良いなと思った。

◆ ベッドで猫を撫でながら朝方まで起きていた。静かに呼吸をしていて寝ているように見えるが、目は半分開いている。猫は落ち着いている。目が見えているのかいないのか、意識があるのか無いのかも分からない。


ロシアンブルーの一生(1)(1/5)
◆ ロシアンブルーが死んでしまった。昨年、新年は迎えられないかも知れないと書いたのだが頑張ってくれていた。食欲は旺盛ながらも体重は減少を続けた。昨年の今頃の体重は3.5kgを超えていたのだが、12月下旬には1.8kgまで減った。

◆ それでも食欲はあったし、見た感じは元気だった。ただ下痢が続いていて、薬を飲ませても中々改善しなかった。
食べても痩せていくのは消化や吸収が悪くなっていたからだろう。普段は人間と一緒に寝ることなどしない猫なのだが、12月の始め頃からか、ベッドの隅で寝るようになった。

◆ この猫は数年前に危篤状態に陥ったことがある。記事にもしているが、動物病院でももうダメだ、何も出来ないと言われた。
腎臓や肝臓が殆ど機能していない、食べ物も喉を通らないかも知れないけれど、欲しがるものは与えてくださいとそのまま帰された。

◆ その時にはプラセンタを注射したり、卵黄をシリンジで口に入れたりと、出来る事はやった。その甲斐もあって危篤状態を脱したのだった。その危篤の時にも何故かベッドにやってきて一緒に寝てくれた事を思い出す。

◆ 3日の朝、いつもの通り餌の時間には駆け寄ってきたのだが食べが悪かった。
そう言えば元旦の夜には食べたものを戻していたっけ。胃の具合が悪いのかも知れないと思った。3日の昼頃、いつもより動きが悪いなと思った。フラフラしながら歩く。これだけ痩せれば筋力もないだろうし、背骨の形が分かるほどに痩せている。

◆ 3日の夜は食事もしなかった。どうしようか、好きなものを食べさせるべきなのか、それとも無理に食べさせない方が良いのか。でもチュールをあげた。半分くらい、7gくらい食べた。お腹は空いているようで一生懸命食べるのだが、半分食べた所でやめてしまった。

◆ いつも寝ている猫ベッドに戻ろうとしても腰砕けのようになってしまう。そっと抱いて猫ベッドに戻した。体温は下がってはいなかったので毛布を掛けてあげた。
夜になると殆ど動かなくなった。息が荒いと言う事も無く静かにしている。

◆ 死んでしまうのかな、死んでしまうのなら苦しまないで欲しいと思った。猫ベッドごと私の寝ているベッドに運んで枕元に置いた。鼻の所や頭を撫でながら記憶を辿る。2004年7月生まれだから今年で16歳、純血種としては十分長生きしている。

◆ アメリカンショートヘアが死んだのは2013年だったか。アメリカンショートヘアはリンパ腫だった。あれから6年も経ったのか。ロシアンブルーを飼い始めた頃は今より動物譲渡などの決まりが緩く、未だ乳離れしていない頃の小さな小さな猫をブリーダさんの所から連れて帰ってきた。最初は何も食べてくれずに凄く心配したことを思い出す。たかが1匹の猫だけれど、15年以上も一緒に過ごした仲間なのだ。

◆ ロシアンブルーは飼い主に忠実だが見知らぬ人には警戒心をむき出しにする。飼い主にとっては可愛い猫だが、客人にとっては厄介な猫だったに違いない。ロシアンブルーは殆ど鳴かない。しかしアメリカンショートヘアが死んでからは何故か鳴くようになった。


マクドナルドの浮き沈みと経営戦略(1/4)
◆ マクドナルドの業績は好調に見える。売り上げは48ヶ月連続で増え続けているそうで、2010年の店舗売り上げ記録にも迫る勢いだという。
ちなみにマクドナルドの店舗あたりの平均売上額は51.7万円/日で、2010年よりも6万円以上増えているそうだ。

◆ これは昨日書いた、ビッグマックの価格上昇とシンクロしている。価格変動はビッグマックのみではなく商品全体の事なので、それが売り上げを押し上げた格好か。キャンペーンやクーポンなどの配布も売り上げに貢献している。

◆ 売り上げは上がっているが店舗数は減っている。不採算店を中心に統廃合を行い、2010年よりも400店舗あまり減らしている。一方で既存店は内装を変えるなどした。売り上げが落ち込んでいる時に店内改装を行うなど難しい決断が功を奏した。改装費用は借り入れによってまかなった。

◆ 来客数の増大には夜マックなども効果的だったという。夜マックは原価率からすれば赤字ではないが利益は削る事になる。それでも来店客数を増やすという意味は大きく、売上増につながった。

◆ 伊豆のマクドナルドは相変わらずの店である。ショッピングセンター内の店舗は改装されたが、独立店は従来のままだ。一時期は注文後に店員が飲食席まで注文した品物を運んでくれたのだが今はそれが無くなった。

◆ 注文品を運んでくれるシステムの時にはプラスチック製の数字の書かれたものをテーブルに置いておく。このプラスチック製のものには電波機器が内蔵されていて、客席のどこにそれが置かれたかの位置が分かるようになっている。

◆ こうすることで店員は店内でキョロキョロと数字札を探す事無く、注文主のところにたどり着ける。席までの配達が完了するとプラスチック製のものを回収して所定の場所に置く或いは所定のものをかぶせる。すると位置表示はDisableになる。

◆ 店内改装や新技術の導入などは進めるものの、今以上の発展は難しいと見る向きもある。外食産業自体の伸び率があれば良いが、今以上に店舗数を増やしたとしても集客数には限りがあるというのだ。

◆ マクドナルドの業績低迷時にも安定した利益を上げていたモスバーガーは、マクドナルドとは反対に厳しい状態になっている。決算では8割以上営業利益・経常利益ともに減らしている。利益減少の要因は人員不足や食材の価格上昇があるという。

◆ 出店計画も順調とは言えずに店舗数が思うように増えず、2018年に起きた食中毒による影響もあってフランチャイズ加盟店の売り上げも軒並み低下した。これをモスバーガー側が補填する形で11億円を支出した。これが無ければ黒字は維持出来たと考えられるが、最終的には約9億円の赤字となった。

◆ 今年に入ってからは食中毒などの影響も徐々に無くなり、売り上げは回復傾向だそうだ。ただし3月以降月を追うごとに売り上げは減少してきたという。それでも来期は10億円の営業利益を目標としている。


ビッグマック価格にみる日本の経済(1/3)
◆ 関西以外ではビッグマック、大阪周辺ではビッグマクド(ウソ)、その価格を比較するとその国の経済状況が見えてくる。物の価格は原価から算出されるものではあるが、地代や人件費の占める割合も大きい。また市場競争力や付加価値などによっても変わってくる。

◆ マクドナルドでは一時期全国共通価格をやめていた。国ごとに価格の差があるその中で、その地方ごとにも価格差を付けるというやり方だ。これは理にかなっているのだが、顧客にとってはその商品が一体いくらなのかが掴みにくくなる。

◆ これが価格変動のある品物、例えば生鮮品であれば納得出来る。しかしチェーン店となると、どこの店でも価格も味も同じという概念が定着している。

◆ 2019年版ビッグマック価格が最も高いのはスイス(US$6.54)だった。確かにスイスは物価が高い。特に外食が高いので、スーパーでパンを買ってきて食べるみたいな食事の仕方で節約する。スイスに次いで高いのは米国(US$5.74)だ。米国経済は何とか立ち直ってきた。日本とは大違いである。ビッグマック価格は米ドルベースで比較されているので為替による差も当然出てくる。

◆ 価格が高いのはいわゆる先進国で、物価が高いのだから仕方が無い。日本の価格は390円(US$3.59)で26位にランキングされる。日本よりも価格が安いのは中国(US$3.05)やメキシコ(US$2.65)台湾(US$2.31)などがある。

◆ 日本よりビッグマック価格の高い国にチリ(US$3.83)やタイランド(US$3.86)がある。
およそ物価の安そうなチリやタイランドで何故ビッグマックが高いのか。この要因として経済成長率があるという。経済の成長のある国ではビッグマックは高値でも売れる。まあ付加価値みたいなものか。

◆ 日本のビッグマック価格は安いが日本マクドナルドの経営状態が最悪と言う事ではない。日本のビッグマックは390円が適正な価格であり、赤字になるほどディスカウントしている価格ではないからだ。何故安く出来るのかは人件費が安いからとなる。土地代も一時期よりはずっと下がっている。エネルギコストと税金は高いがそれ以外は安い。

◆ つまりはデフレだから安く出来、デフレだから高くは売れない、デフレだから外食産業に対する付加価値が見いだしにくい、だから390円なのですよと言う事なのだ。

◆ 国内でのビッグマック価格をみると、2000年には300円弱だった。その後価格は低下して260円或いは250円の時代になる。2006年頃から価格は上昇に転じて280円、2009年には320円と最高値を記録する。だが2013年には一時下落、その後現在の390円になったというわけだ。この価格推移を見る限りに於いて、デフレとは言われながらも価格は上昇している事が分かる。

◆ ただしドルベースでみると2012年以降は米国との価格差が大きく開く事になる。それまでの過度とも言える円高傾向が緩和されたからだ。為替レートを日本の衰退とみるか否かは意見が分かれる。円高こそ国勢であるという日銀的考え方と、現状の為替レートでなければ輸出産業が衰退するとみる民間との違いだ。


高いiPhoneは売れない(1/2)
◆ 分離プランの法規制によって表向きは価格統制が図られた。まあソフトバンク系の代理店は以前同様怪しげなキャッシュバックを行っているのだが、その金額に関しては中々口が堅い。iPhoneを買いに行って商談が進むと金額を教えてくれるみたいな感じだそうだ。

◆ ケータイ何とかネット側も当然違法性に関しては認識しているわけで、しかし客を取りたいのも又事実だ。結局は値引きして売っているのだが、客に口止めをしたりと色々な手を打っている。

◆ そんな状況の中でiPhoneの販売数は減っているという。以前はAndroidスマートフォンを買いに行った客にもiPhoneは良いですよ、安いですよ、キャッシュバックがありますよと勧めて売りつけてしまうキャリア系ショップも、そもそもお得な値引きが行えないので勧めにくい。

◆ 量販店の販売数集計などでもそれは現れている。ソフトバンクやauはインチキ値引きを量販店側に押しつけていた事もあって、iPhoneに関しては量販店での販売量が多かった。しかし価格統制後はこの図式にもヒビが入る。

◆ 買いやすい価格のものあり仕様もデザインも様々なAndroidスマートフォンを買う人が増えている。というか、価格的なものではないかと思う。Androidのミッドレンジであれば、元々の価格が安いので買いやすい。今やミッドレンジでもゲームなどをしない限りは使っていて不満は無い。

◆ ゲームをする人はiPhoneを買えば良い訳で、それ以外の人ならば5万円前後のAndroidスマートフォンで十分ではないのか。何ならDualSIMもモデルだって入手が可能なわけで、通話などはMNOで、データ通信はMVNOでと分けて使う事も出来る。

◆ iPhoneのシェアが急に下がる事は無いとは思うが、流行っていたものはやがて廃れる。
それでも裏キャッシュバックが存在する以上、国際的シェアと同様な数字まで落ちるとも考えにくい。ただ以前は女子中高生といえば決まってiPhoneと言われたのが、最近ではそうでもない。地域的問題なのかどうかは分からないのだが、先日見かけた女子高生二人組みは二人ともAndroidスマートフォンを使っていた。

◆ 旧式というとおかしな言い方だが、2年前のモデルならばiPhoneでも安く買える。Android同様、処理能力は十分なので古いiPhoneを使うのも方法だろう。デザイン的にも似たようなものというか、スマートフォン自体皆似たり寄ったりなので古かろうが何だろうが気にする事は無い。

◆ iOSの賞味期限問題はあるが、これはAndroidでも同じだ。iOSはアプリによってバージョン制限などがかかったりするのだが、今はどうなのだろう。Androidに関しては余程古いバージョンで無い限りは動作するアプリが多い。
というか私自身はAndroidのバージョンは余り気にしていない。Googleの常で操作方法が変わるのが何とも嫌なのだが、ヘッポコGoogleのやる事なので仕方が無い。

◆ そうそう、ウチのiPhoneのバッテリーが駄目になった。完全に使えない状態では無いが、1時間もすると電源が切れてしまうほどに容量が減っている。交換すれば良いのだが、それも面倒で放ってある。そのうち充電ケーブルをつながないと使えなくなったりして。


明けましておめでとうございます(1/1)
◆ 本年もどうぞよろしくお願い致します。
昨年夏過ぎ頃からコンビニ問題が色々と言われるようになり、正月休業に向けた取り組みというのもおかしな話だが、休業や営業時間の短縮の話が出て来た。

◆ 加盟店が手を組んで一斉に休む云々の話もあったのだが、それはおかしい。休みたい店舗は休めば良いし、他の店舗が休んでいる間に売り上げを上げようと思う店舗は営業すれば良い。それが自由というものであり、強制的に正月を休ませるというのは年中休みなく働けと同意だ。

◆ TVでは街ゆく人(を装ったエキストラ)にインタビューしていて、正月くらい休ませれば良いと言わされている人と、正月にコンビニが開いていないと困ると言わされている人に分かれた。これにしても全店営業か全店閉店かという選択になっているのだからおかしい。

◆ コンビニ側の言い分として、正月の午前中は客が少ないから、31日の深夜から1日の午前2時頃まで店を開けたあとは数時間休業にしても良いのではないかという。この辺りの事情は店舗の場所にもよるだろう。
初詣客で賑わうところは元旦も人が多いだろうし、住宅街の店舗などはひっそりしているかも知れない。

◆ この周辺は色々で元旦のみ休むという所、元旦は営業するけれど2日は休むという所などもある。正月3日は休む店もあるとは思うが、それは主に個人商店だろう。スーパーなどの多くは2日から営業する。

◆ 正月営業で困るのは人員の確保だそうだ。アルバイトにしても社員にしても正月くらいは休みたいと思うわけで、多少時給が上がっても働きたくないとなる。コンビニでもこれは同様でアルバイトが労働力の9割にもなるという、そのアルバイト店員が確保出来ない。

◆ たまに行くマクドナルドがあるのだが、60代かなぁと思われるおじさん店員は随分長くその店で働いている。他の人たちは入れ替わるのだが、そのおじさんはたぶん今日も働いているだろう。だからといって正社員でもないしリーダー的ポジションでもない。若い女性に指示を受けていたりする。

◆ 高齢だから辛抱強いというのは一概には言えないが、辞めたら次がないという感覚はあるだろう。又仕事を探すのも面倒だし、だったらここで働くか、みたいな。そもそも高齢者が働かなければならない社会が不自然だと思う。働く為には通勤が必要、しかし高齢者は免許を返納しろという。

◆ 高齢になれば何をやっても若い人には勝てない。優れた技術を持っている人もいるが、持っている技術を発揮するための体力だとかが劣ってくる。腕の良い大工さんにしても歳を取れば体力はなくなる。

◆ 自動運転車の世界がやってくると色々変わってくる。自動運転車ってやっぱり制限速度は厳守なのかな。少なくとも高速道路の渋滞は、インター以外では起きなくなるな。
自動運転を解除してアクセルを踏みつければ速度違反も出来るだろうけど。

◆ 自動運転の方が人間の判断よりも優先されるとしたら、速度違反も駐車違反もなくなる。車車間通信があれば信号機もいらなくなるわけだが、信号機を減らすと天下り団体に影響が出る。実際信号機のLED化に関しても色々ごにょごにょあったようだし。