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過去の雑記置き場


アルコールとは特殊なもの(5/1)
電気炊飯器(5/2)
抑制だとか統制だとか(5/3)
楽天モバイルは何故改善しないのか(5/4)
日本の経済はどうなるのか(5/5)
炊飯器とNFCと(5/6)
楽天モバイルのビジネスモデル(5/7)
IP電話を考えてみる(5/8)
コロナバブルの通販サイト(5/9)
送電線や電柱の寿命(5/10)
買い占め世代の中高年(5/11)
雨水タンクと散水装置(5/12)
世界の経済・日本の経済(5/13)
段ボール箱を貰ってくる(5/14)
DropBoxが色々変わっていた(5/15)
水耕栽培と培養液(5/16)
首都圏と地方の違い(5/17)
真空管の話(5/18)
EC・TDSメータ(5/19)
楽天UN-LIMIT(5/20)
楽天の話の続き(5/21)
マイクロソフト(5/22)
トヨタ車からブランドエンブレムは消えるのか?(5/23)
Googleは書籍を救うのか?(5/24)
炊飯器の話の続き(5/25)
一眼レフカメラのレンズ(5/26)
ドン・キホーテのNANOTE(5/27)
鹿除け電気柵(5/28)
あの頃の自転車(5/29)
WHOとゲーム依存症(5/30)
洗濯機も自動車も10年(5/31)


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洗濯機も自動車も10年(5/31)
◆ 洗濯機の平均使用期間は10年なのだそうだ。買い換えのきっかけは故障であり、修理か買い換えかの選択になっていると思われる。好景気の頃は新製品や新機能を求めての買い替え需要が多かったが、今は使えるものは使うのが一般的な傾向だ。

◆ 自動車の買い換えサイクルはもっと早いのかと思えばそうでもなく、これも9年くらいが平均だそうだ。自動車の買い換えサイクルは年々長期化している。これも景気を反映していると言え、30年前には5〜6年で買い換えるというのが平均だったという。

◆ 自動車の買い換えサイクルは購買年齢層によっても異なる筈だ。車を趣味や遊びの道具として捉える人ならば早く買い換えたくなると思うし、単に実用車と考える層であれば買い換えなくても乗れれば良くなる。

◆ これは車の性格によるところもある。趣味性の高いモデルは代替サイクルが早くなるだろうし、ワンボックスやトラックなどの実用車は、極端に言えば走れば良いとなる。低燃費車を低燃費の実用車としてみれば、これも同様に代替サイクルは長くなる。

◆ 所が低燃費車は意外に維持費がかかるという話もあって、それがアイドリングストップ関係のバッテリーやセルモーターの傷みだ。特にバッテリーの交換コストは重くのしかかり、アイドリングストップキャンセラー的なものを装着する人もいる。アイドリングストップによる燃料節約コストよりも、バッテリー交換コストの方が高くなってしまうのだ。

◆ ハイブリッドカーのバッテリー問題もある。これは車の使い方によっても大きく寿命は変わり、ハイブリッド車が本領を発揮する渋滞路などを走る方がバッテリー寿命が短くなる。地方部など渋滞が余り無いところを走ればバッテリーは傷みにくいが、ハイブリッド車による燃費向上効果が少なく、結局元を取りにくい。

◆ EVも同様で、都市部を走る日産リーフはバッテリーの劣化が早い。走行距離だけでは劣化が判断出来ない(リーフにはインジケータが付いている)訳で、これは中古価格にも影響している。

◆ 車が故障した場合に直して乗るか買い換えるのかは悩ましい問題だ。例えばジムニーだが、昨年はガスケット抜けが起きた。想像するに、ラジエータキャップ不良→一部で冷却水沸騰→ガスケット抜けとなったのだと思う。

◆ ディーラに持っていけばリビルトエンジンとの載せ替えとなり、20万円とか30万円の修理費だ。20万円出すとミラジーノという軽自動車で2015年〜2017年車が買える。アクアの2015年車も15万円と検索出来た。日産ノートの2016年車、走行1.9万kmで修理歴無しの車が19.8万円だ。
ノートは異様に安いみたいで車両価格1万円なんて車がゴロゴロしている。

◆ こう考えれば普通の人は買い換えるだろう。つまりは修理にカネのかかる状態になるのが購入後10年と言う事で、この辺りが買い換えのきっかけになる。ホンダだって車が長持ちすると代替需要が起きないと言っていたではないか。

◆ 洗濯機にしても修理にカネがかかる始める或いは修理が必要になり始める時期が購入後10年なのだろう。それからすれば以前に使っていた東芝(エレクトロラックス)の洗濯機は20年もノートラブルだったのだから凄い。


WHOとゲーム依存症(5/30)
◆ 中国寄りと言われるWHOだが、これには理由がある。テドロス事務局長の出身地であるエチオピアの経済にとって、中国は重要な国である事、事務局長選挙にとっても中国が重要な役割を果たしたことなども原因だ。他にも様々な、直接的或いは間接的なカネの流れがあるとも報じられる。中国寄りの姿勢が台湾の提言を無視することになったり、COVID-19の感染拡大を広げてしまったなどとも言われる。

◆ WHOが金で動くことは周知の事実だが、例えば独立行政法人国立病院機構久里浜医療センターはWHOのプロジェクトの予算を捻出するなどした。これによってWHOはゲーム依存を疾病として認定した。久里浜医療センターに言わせると、中高生のゲーム依存者は95万人であり、国際的にも非常に高いのだそうだ。ただデータの信頼性というか信憑性に関しては疑問があると言う人もいる。ゲーム依存というと中国を連想するのだけれど。

◆ ではパチンコ依存はどの位かというと70万人だそうで、ゲーム依存症者より少ないとなる。パチンコ依存症は目立つけれどゲーム依存症は家にこもっているから?久里浜医療センター長に関する色々な疑惑は他のメディアなどを参照いただくとして、とにかくカネを積んで依存症を疾病として認めて貰った訳だ。

◆ WHOがゲーム依存を疾病と正式に認めるのは2022年からだそうだが、これに先立ってと言う事でもないのだろうが香川県の条例が出来上がったことになる。更にはこの条例が香川県の知名度を上げ、うどん県ではなくゲーム禁止県だみたいに言われ始める。知名度が上がればボロも出てくるわけで、税金を使って議会は海外旅行に出かけたなんて話もバレてしまう。鳩山氏は「子どもたちより前に自らを律するほうが先決ではなかったか。」と書いている。

◆ インチキパブコメの件が明るみに出ると、パブコメは決定に影響を与えないと言い出した。パブコメ疑惑が出る前は、パブコメで賛成が多いから早いところ決めてしまおう的な話だったようだけど。

◆ 所がこのコロナウイルス感染拡大でWHOがゲーム推進に舵を切ってしまった。WHOが推奨するというPlayApartTogetherは、感染拡大防止のためのソーシャルディスタンス、手洗いなどの(WHOの)ガイドラインをユーザーに推奨することを目的として、ゲームでのスペシャルイベントなどを計画する。

◆ こうなると久里浜医療センターや香川県は話が違うじゃないかとなりそうだ。まあ、話を戻して欲しければもっとカネを積め、なのだろうけど。私は以前から言っているように規制より教育だ。子供は教育が可能だが大人にそれをするのは難しい。パチンコ依存症の人は外出自粛の時ですらパチンコ屋に吸い込まれるように消えていく。こうした本当の中毒者を規制するのが法律や条令になるわけだ。


あの頃の自転車(5/29)
◆ 以前にも書いたことがあるが昭和40年(1965年)〜50年(1975年)代に少年達の憧れとなった派手な装備の自転車、ウインカーが付いたりスピードメータ、ディジタル表示のシフトインジケーターなど様々な装備を組み入れた。

◆ 前照灯は角形2灯が最低ラインで、リトラクタブルなど変形系も搭載される。電球もハロゲン電球を使ったものまであったそうだ。ヘッドライトは発電機駆動されるものの、ウインカーやラジオ、シフトインジケーター用として単一電池8本を要するものが多く、この電池の重さも後に問題になる。

◆ あの頃にスマートフォンや、現在の電子機器・デバイス技術があったらどうだったのだろうかと言っても、当時は当時の技術とコストの精一杯のバランス点を目指していたわけだ。

◆ では逆に現在において、当時のような自転車ブームが起きたら何が搭載されるのだろう。小中学生向けという位置づけにおいても、スマートフォン連携はコストの面を見ても必須だろう。スマートフォンの画面を使う事で自転車本体にはコストのかかるディスプレイなどを搭載しないでも済む。スマートフォンを持っていない人向けに、安価なものを自転車メーカブランドで売っても良いだろう。

◆ ウインカーやヘッドライトなどは当たり前のように高輝度LEDが使用され、電子機器を動作させるためにLi-ionバッテリーが搭載される。バッテリーはハブダイナモの電力で充電されるので電池切れを意識する必要はない。

◆ 電動シフトももはや一般的なので採用されるだろう。これにもバッテリーが必要だが、低電圧動作品が一般的になっているのでLi-ionバッテリー1ユニットでOKだ。電動シフターはモータやギア、制御回路などで現状ではコストが高いが、量産化によって価格は1/100にもなると言われる。現状で売られているものがロードバイク用や競技用などの高信頼パーツであることも高価格の要因だ。

◆ これら自転車が電動アシスト化されるかどうかは微妙で、電動アシスト自転車の場合はバッテリーのコストが自転車価格を押し上げてしまう。小中学生向けとしては大量の装備で車体重量が増したとしても、自分の力で走らせる喜び的な面を売りとしていくのではないだろうか。

◆ サイクルコンピュータや盗難防止など様々な機能はスマートフォン連携で実現が可能であり、自転車に装備されるのは各センサや駆動部分・灯火類など基本部分だ。ヘッドライトはコーナーの内側を照らす照射方向コントロールや自動点灯、テールランプやウインカーはLEDマトリクスによるグラフィカル表示なんてのも十分に実現可能だ。

◆ 停車時に自動的にサイドスタンドを下ろすとか、自転車レーンからの逸脱や逆走の警告機能、ダウンヒルなどでの速度規制なども自動化が出来る。ディスクブレーキ搭載車は昭和の頃にもあった訳だが、ブレーキレバーが重いという問題があった。一部モデルは油圧ブレーキにしたが、指の力で十分な摩擦力を得るのは難しかった。

◆ バイクなどではパッド面積を増やすなどで対応が出来るが自転車ではそれも難しい。だがブレーキバイワイヤ、電気式にすればディスクブレーキ化も可能になる。


鹿除け電気柵(5/28)
◆ 電気柵は順調に稼働している。これまでに何度か柵を切られた。柵が切られるのは決まって同じ場所である。
柵を切られるだけで鹿が侵入したとは思っていなかったのだが、もしかしたら侵入していたかも知れない痕跡を先日見つけた。

◆ ここに引っ越してきた年に植えたレモンの苗がある。買ってきた時には小さなレモンがいくつかくっついていた。これを地植えしたのだが、あっという間に鹿に食われてしまった。
まさに丸坊主でどうしようも無い状態、このまま枯れてしまうのかなと思ったのだが、翌年には少し葉が出てきた。

◆ 柑橘系は葉が大切だそうで、それが食われてしまうと極度に成長が遅くなるのだとか。なので再びレモンが成る日は来ないのかも知れないのだが、それでも鹿除けネットで囲っていた。

◆ 電気柵を張って鹿の侵入もなくなったようなので、レモンの周りの鹿除けネットを外した。鹿除けネットがなければ陽もよく当たるし、周りの草も刈りやすい。だがそのレモンの苗、何か葉っぱが少ないぞ。もう少し葉が付いていたような気がするんだけど。

◆ 電気柵を突破した鹿が入り込み、すぐそこにあったレモンの葉っぱを食い散らかして逃げていったのではないのか。
他の植物には異常が無いので、必ずしも鹿が入ってきたとも言い切れないんだけど。切られやすいところに、電線ではなく普通の丈夫なロープを張った方が良いのかなと思い、現在は最下段にロープを張り、そこにもアルミ線を絡ませている。

◆ レモンにしてもブラッドオレンジにしても、すっかり鹿に食われてしまったので今後どうなるのかは分からない。ある程度の大きさの木になれば食害はなくなる(腹が減りすぎた鹿は木の皮を食べてしまうので木が枯れる)のだが、それまで育てるのは大変である。

◆ 樹高が低いと下草などによって日陰にもなりやすい。まあ実はならなくとも大きな木に生長して欲しいなと思う。1月か2月頃だったか、前回肥料をまいたのは。柑橘系は肥料を多く必要とするらしいので、先日又化成肥料をまいておいた。

◆ 東斜面のニシキギも、昨年は鹿除けネットを付けていたのでちゃんと育っている。
一昨年は放っておいたら鹿に食われた。今年は電気柵を延長したので鹿は入って来ないはず。東斜面も南斜面の上の方も、雨水タンクに溜めた水の自動散水を行っ ているので、草がどんどん生える。散水しない時には草も生えないほど乾いた土地だったのに。

◆ 草が生えると保水性が上がるので、より地面は乾きにくくなる。下草が地面に当たる日光を遮ることも、根が張ることでも地面は乾きにくい。ただし草刈りは面倒だ。電気柵の下に防草シートを敷けば良いのだろうが、斜面+フラットなところではないので難しそうだ。木の板を敷く方が簡単だったりして。

◆ 今でも電気柵に触れる草はあるのだが、さほど電圧は落ちていない。雨が降るとその草と水分を通してリークが増えるので電圧が落ちる。ロープを張り、そこにアルミ線を絡ませた部分は、雨天でロープが濡れるとリークが増えて柵電圧が12kV程度まで下がってしまう。


ドン・キホーテのNANOTE(5/27)
◆ NANOTEを買ったという話ではなく、安価という事で話題になっていたというお話である。これは7インチのFHDディスプレイを備えたPCで、そのお値段何と19,800円なのだ。Jumper EzBook Airが3万円程度だったので、そこから更に1万円を削ったわけだ。

◆ CPUはAtom Z8350でクアッドコアである。現在のスタンダードに比較すればかなり処理能力は劣るのだが、Core2Duoの3GHz版程度の能力がある。Windows7が出始めた頃には一般的だったデスクトップPC用のCPUがCore2Duoだったので、10年以上前のスタンダードだ。

◆ 勿論現在のCPUに比較すればその処理能力はお世辞にも高いとは言えないが、使うに堪えないという程でもない。安価で小型で電池の持ちが良い事と引き換えに、少々動作が遅いことを我慢出来る人には悪くない選択である。

◆ NANOTEのRAMは4Gバイトと多くはないが、Windows10が動作しないほど少なくもない。ブラウザでタブをいくつも開くと重くなるだろうが、こまめに不要なものを修了させていけば何とかなる。

◆ ストレージは64Gバイト、ユーザが使える部分は30Gバイト前後だそうだ。質量約500g、5Vで稼働(バッテリーはLi-ion5Ah)してバッテリ動作時間も公称7時間と十分な仕様になっている。

◆ 安さの秘密は中華製は勿論のこと、中身はコピー品の寄せ集めだそうだ。各デバイスやメモリも安価なものやリマーク品などで構成されていると、内部を開けた記事に書かれている。最近のリマークデバイスは、オリジナル特別が付かないくらい精巧だそうだ。しかし全く区別が付かないと売る方も困ってしまうので、コピー品にはあえてコピーマークを付ける事が行われているそうだ。

◆ コピー品でも動作すれば良いと考えればその通りであり、もしも問題があるとすれば信頼性や寿命になる。Windowsのライセンス表示もオリジナルとは違うようだし、Wi-Fiの技適番号も怪しいと言われている。

◆ 偽ブランド品問題があるが、電子デバイスにしろ何にしろ何がホンモノで何がコピー品なのか見分けが付かなくなってくる。コピー品がオリジナルを忠実にコピーしていれば良いが、忠実なコピーは外観だけで中身は劣化コピーとなると嫌だ。

◆ 例えばメモリなどにしてもアクセス時間などの仕様が違っている或いは余裕が少ないとエラーを引き起こす原因になる。
ストレージなどは書き換え回数などが問題になり、これは偽microSDカードでも度々言われることだ。microSDでは容量表示さえも偽装されるという、酷いものがある。AmazonでmicroSDを買う時には、ある程度の覚悟が必要だ。国内販売社であればクレームを受けてくれるだろうが、中華販売の場合はその点も怪しい。

◆ Amazonで言われるのは、送られてきたものが新品には見えないという事もある。私はこれに遭遇していない(気づかないだけ?)が、レビューなどを見ると度々目にする。
これはマネーロンダリングならぬデバイスロンダリングで、正規品と思われるものを買い、手持ちの偽物を返品して交換してしまう(購入品は偽物だったので返品するという)手口によるものだとか。販売者はその偽物を再度新品として売る。もう何が何だか分からない状態なのだ。


一眼レフカメラのレンズ(5/26)
◆ カメラはキヤノンのEOSKiss Xという古いものを未だに使っている。そもそも一眼レフを持ち出すことなど滅多になく、なので新しいカメラが欲しいとも思わない。ディジタル一眼レフカメラはEOS Digital Kissが最初だったので、その意味からすれば2台目という事だ。

◆ レンズはフレキシブルケーブルが切れてジャンクとなったものを直した18mm-55mmがあるが、これはマニュアルフォーカスが使えない。修理した時にMF/AFスイッチの所を壊してしまったのか?このレンズはDigitalEOS用として付属してくるレンズで、軽く出来ている。レンズとしてはそう悪くはないと思う。

◆ 古いレンズとしてはフィルムカメラ時代から使っている100mm-300mmがある。
Lレンズというヤツで、大きく重いので滅多に持ち出さない。既に手放したがTAMRONの28mm-300mmの方が使い勝手は良かった。これも重いレンズではあるが、ズーム比が大きいのでどうにでもなる的な感じだ。ただテレ側では(絞らないと)画質が劣化し、100mm-300mmとの画質差は小さくはなかった。

◆ 300mmまでは要らないよなぁと言うことでカメラに付けっぱなしにしていたのがTAMRONの28mm-105mmだった。これも既に手元には無いが、近くにまでピントが合ったので便利だった。これはBlogにも書いたように、白いものを写した時と黒いものを写した時の写り具合が純正レンズとちょっと違った。ズームリングが純正レンズとは逆(回す方向と焦点距離の動きが)で慣れるまでは違和感を感じた。

◆ 今カメラに付けっぱなしにしているのは、キャノンの28mm-135mmである。これは手ぶれ補正付きレンズだが、普段は手ぶれ補正をOFFにしている。手ぶれ補正のレスポンスが余り良くなくて、カメラを動かすと遅れて被写体がファインダの中で動く、のは当たり前として、カメラを止めた後に被写体が遅れて着いてくる感覚が嫌なのだ。開放でF3.5-5.6だったかな、暗い。

◆ グニャグニャ動く位だから手ぶれ補正機能が凄いのかと言えば、決してそうではない。
初期の頃の手ぶれ補正みたいな、もう少し何とかならなかったのかと言いたくなるような感じだ。

◆ メリットは50cmまで寄れる事で、TAMRONの28-105よりも寄れると思う。スマートフォン内蔵カメラやコンパクトデジカメに慣れてしまうと、近くにピントが合わないことがもどかしくなる。近寄りたい時にはクローズアップレンズを付けたりするが、コンパクトデジカメならそのまま行けるのになと思ったりする。

◆ ディジタル一眼レフカメラによって一眼レフカメラやレンスのマーケットが広がったと言われたが、その後ミラーレスになる頃には再び市場がしぼんでしまった。本当の写真という表現が正しいか否かは別として、スマートフォンで撮るそれっぽい写真の方が手軽だからみたいな感じか。

◆ 音楽にしたって無圧縮データに拘らず、圧縮されたデータを聞いている。それが良いか悪いかを論ずる世界ではないのだ。勿論ピュアオーディオと呼ばれるものとは違った世界なのだが、それが多数になれば違った世界が現実の世界になってしまう。


炊飯器の話の続き(5/25)
◆ 高価格炊飯器と普及価格帯炊飯器はいったい何が違うのか。表向きというか、機能的な点で圧力IHか否かと言うことがある。Panasonicは1.2気圧、象印だったかな?1.3気圧なのは。可変圧力はバルブの開閉によって常圧にしたり加圧したりする。

◆ 圧力を加えると何が起きるかというと、温度を上げられるので柔らかめに炊けるのだとか。確かに現在使っている炊飯器は、水を少なくしても固くなりにくい。これは寿司飯などのモードにしても柔らかい傾向になる。寿司飯、カレーライスの御飯、炒飯用の御飯などには不向きだ。

◆ モード切替である程度の制御は出来るのだが、圧力をOFFにするのはおかゆモードしかない。カレー用やおこわ用ではスチームはOFFになるが圧力のかかった状態での炊飯になる。

◆ 圧力を加えて米を炊くと米が黒っぽく変色しやすいのだが、このあたりは温度や圧力の制御で調整しているのだろう。その他細かなところでは内釜全体を加熱するのではなく、下部や中間部別々に加熱して云々というのもある。

◆ 加熱箇所の切り替え時間が0.04秒だなんて書いてあるが、半導体スイッチなのだからもっと高速に切り替えられても良い。高価格モデルだと蓋にヒーターが付いているものもある。これは結露防止だろうか。

◆ 炊飯器の比較記事は色々あるが、どのページでも一位に輝く炊飯器はない。まあ似たり寄ったりの評価ではあるが、それぞれの好みなのか広告費の関係なのか。炊飯器のプロが語るみたいなタイトルが多く、掃除機の比較では掃除機のプロとなりエアコンの比較ではエアコンのプロに変身するという、素晴らしい才能を持った人だったりする。

◆ 低価格帯の炊飯器と高価格帯炊飯器の、機能ではなく炊き上がりのどこが違うのかも明確ではない。高価格帯炊飯器は圧力IHだからふっくらもっちり炊ける、位な事は書かれている。では圧力IH+スチーム噴射機能までありながら1.6万円以下で買える日立の極上炊きRZ-SG10Jはどうなのかとなる。

◆ 他にも2万円少し出せば圧力IH方式の炊飯器を購入することが出来る。となれば、高価格機種の立場はどうなるのか。軟らかい御飯が好きな方は圧力式を選べば良いと思う。柔らかいと言ってもぐちゃっとした感じではなく、芯まで柔らかい的な感じだ。

◆ 炊飯器の構造は内釜とヒーターである。ヒーターが誘導加熱(Induction Heating)か電熱線かの違いはあるが、あとはコントローラが付いているだけだ。安価なものはIH式でも1万円以下、高価格品だと10万円にもなる。制御が違うと言ったって、ソフトウエアのランニングコストはゼロだ。だとすれば原価のどこにそんな違いがあるというのか。1万円の炊飯器より10万円の炊飯器は10倍御飯が美味しく炊けるとでも言うのか。

◆ そう考えると高価格帯炊飯器のコストパフォーマンスが良くないことが分かると思う。IHか否かなのだが、3号炊きのヒーター式の場合はタイガーやシャープが350W前後、象印やアイリスオーヤマは500W弱、IHだと700W位なので少し差がある。


Googleは書籍を救うのか?(5/24)
◆ Google検索の劣化ぶりは何度も書いている。一般的な後での検索では余り不便は感じないのかも知れないが、専門分野での検索は非常に難しくなっている。

◆ 検索に引っかかってくるページはGoogleの好むページ構成でIndexが付けられ、まずは序章から始まる。どこに結論があるのかと探すのに時間がかかり、そして見つけた結論に全く意味を感じられなかった。いったい何を説明しようとしているページなのかよく分からないばかりか、ページ内の文言は他のサイトのコピーなのだ。

◆ そんなGoogle好みのページの中から真実を見つけるのは難しく、時間もかかる。以前であれば様々な有用なページが検索出来たので、技術を学ぶことも可能だった。しかし今はそれが難しい。

◆ そこで助けを求める先が書籍なのだ。書籍は書籍として成立するように作られているのだから、知識が詰まっている。
広告代やスポンサー料金を得るためのステマサイト群とは訳が違う。ステマサイトにはステマサイトの元締めがあって、そのサイトに応じたテーマが与えられる。芸能人が引っかかるのもこの手の元締めだ。元締めは普通は表に出ず、ステマサイトに金を払う。ステマがバレたとしても、元締めにはたどり着けないようになっている。

◆ ステマサイトはそれが仕事なのだから、ページの内容は半ばどうでも良い。決まった文言を決まった数だけちりばめれば良く、他のサイトのコピーでも大丈夫だ。ページ構成はテンプレートどおりに作ればGoogle検索の上位に来るようになっている。CMSでステマサイトの元締めがページを提供している場合もある。

◆ 世の中にはものすごい数のサイトがあり、検索エンジン無しではそこにたどり着けない。たどり着けなければ、どんなに有用なページでも他人の目に触れない。他人の目に触れなければそのサイトは存在していないのと変わりが無い。

◆ その検索エンジンがボロなのだから有用なページを見つけにくい。どうしてもその情報が欲しい人は書籍を買うというわけだ。雑誌などはどうなのか分からないが、技術系の書籍はそれを必要とする人が少なくはないはずだ。

◆ そのうち優秀な検索エンジンだとか、各分野に沿った検索サイトが出てくるのかも知れない。しかしそれまでは、情報を得るのに苦労をしそうだ。書籍は執筆から印刷と時間がかかるので、最新の技術が即読めるわけではない。ホームページであれば、書いたものがそのまま読めるので早いし手軽だ。

◆ 物理媒体を買いに行く手間もなく、例えその文章が有料だったとしてもオンライン決済をすれば良い。だがその情報が見つからないことには仕方が無い。Google検索の劣化は故意であり、それは書籍文化を復活させようとする壮大な計画ではないのか。なんて事は無いと思うけどね。

◆ ただ以前よりも書籍の価値というのはおかしな言い方だが、その存在が認められているような気もする。モバイル系の本というか、技術書ではないが雑誌でも無い的なものもオンライン文書ではなく紙の本として出版されたりする。モバイル系書籍と物理媒体など、対極にありそうなものなのに。


トヨタ車からブランドエンブレムは消えるのか?(5/23)
◆ トヨタは、トヨタマークが余り好きではないのか?多くの車種のフロントにはトヨタのエンブレムが付けられていない。トヨタでは、それぞれのブランド(販売店)に応じたエンブレムを付けているというのだが、必ずしもそうではない。

◆ どの販売店でも買うことに出来るクルマでも、トヨタマークの付けられていない車種もある。しかし今年からは、このブランドエンブレムを廃していくのだそうだ。ネッツ店のヒュンダイマークもなくなる日が来るのか。

◆ この理由としてトヨタは、販売店によらず全ての車種を購入可能にするためだと言っている。モデルチェンジしたハリアーもトヨタマークになった。ハリアーはRAV4の別バージョン的な扱いだが、いわゆる双子車ほどは似ていない。共通シャーシや共通部品を使いながらも、従来の双子車よりも違いを増やす事で、販売店ブランドを廃していく方向性だとか。

◆ 双子車ならぬ三つ子車は今は無きマークII、チェイサー、クレスタだった。四つ子車はノア、ヴォクシー、アルファード、ヴェルファイアである。これらは同一シャーシと部品共有化でコストを下げているし、車種によって販売チャネルを変える。だが今後はこうした販売店による分け方を廃するという。

◆ 車が売れていた頃は、販売店ブランド化による競争によって販売数を伸ばす目的があったのだと思う。その違いの明確化という意味でエンブレムをそのブランドのものにしたのかも知れないが、何せ知名度的な問題があってエンブレムが知れ渡らなかった。

◆ 他にもその車種専用的な扱いのもの、ハリヤーには鷹(らしい)をモチーフとしたもの、ソアラにはプジョーのマークみたいなものが付けられていた。これは販売店ブランドとは違うので、トヨタが何を目的としたものなのかは不明だ。クラウンの王冠マークなども同様である。

◆ 車種ごとに違ったエンブレムを付けるのは、元々は米国GMの真似だった。GMはシボレー、キャデラック、ビュイックというブランドを分けて販売した。トヨタ以外は社名エンブレムへの統一を行ったが、トヨタは継続した。理由は色々言われているが、トヨタエンブレムでは車が売れないだとか、車種(双子車)が多いのでエンブレムを分けないと違いが分からないなどとも言われた。

◆ トヨタ車のエンブレムが何種類あるのかは不明だが、ヒュンダイ風やプジョー風の他にシトロエン風のものもある。レクサスも同様にトヨタの別ブランドとしての確立を目指しているわけだが、いわゆるカローラ店、ネッツ店、レクサス店みたいな感じの分け方である。

◆ エンブレムの統一がすぐに進むとも思えないし、販売店からの反発などもあるだろう。
せっかく販売店ブランドのマークが付いているのにそれを廃止か?みたいな。ネッツマークを廃止するならレクサスも廃止しろよと言われるかも知れない。車種ごとのエンブレムにしても同様で、クラウンはどうするのか。

◆ ハリアーに関しては、フロントのエンブレムはトヨタマークにしたが車室内にはハリアーマークを入れるなどで妥協点を見つけたようだ。


マイクロソフト(5/22)
◆ 8bit時代のDOSと言えばCP/Mを思い出す。8bitのCPUとたった64kバイトのメモリ空間でDOSが動いたのだから、今の人には想像が付かないだろう。CP/MがPL/M(X)で書かれているとか何とかで、そのソースコードらしきものとPL/Mコンパイラをイジったことがあった。

◆ やがてCPUは16bitになりCP/M86ってヤツが出来たんだったっけかなぁ。CP/M(86も?)はディレクトリという概念がなかったように思うのだが記憶が定かではない。いわゆるパソコンがMS-DOSを採用したりして、世の中はMS-DOSになっていく。

◆ そのMS-DOSを生んだマイクロソフトのビルゲイツ氏も取締役を退任した。8bitCPUの時代、そして現代までを見てきた氏は教育問題や気候変動問題を考える時間を増やすのだそうだ。ビジネスマンとしてのビルゲイツ氏は充実した時を送ってきたのだろうか。そしてこれから、事業から少し離れた世界はより充実したものとなるのだろうか。

◆ 今や世界のスタンダードとなったWindowsはいくつもの、それは技術的なことよりも政治的な問題にぶつかってきたと言える。マイクロソフトが独占的と言える状況では致し方ないことでもあり、IE問題などもあった。マイクロソフト自体が多くの問題に対する経験を積んだからと言う事もあるのだろうが、いわゆる振興企業的な悪さは少なかった。

◆ ソフトウエアという目に見えない物を売ってはいるが、それでも実業と言えるだろう。サービスや、それによって集めた様々な情報を売っているIT系企業とは少し毛色が違うのは確かだ。

◆ ソフトバンクはソフトウエア売りから通信事業、今は投資会社となっている。孫さんはビルゲイツ氏より2つ年下になるのかな。世代交代だと言っていた時期もあったが、どうやら他人には任せておけなかったようだ。孫さんは自身に代わる人を育てたいのだろうが、孫さんに代わる人がいたとしたらソフトバンクがもう一つ出来ていてもおかしくないわけで、だから孫さんの目に適う人が現れない。

◆ 企業創設者はスーパーマンに違いはないのだが、ある意味現場仕事を続ける孫さん的な人もいればマイクロソフトやGoogleのように経営と事業を切り離して行く企業もある。ソフトバンクにしても関連会社にはそれぞれ社長がいるわけだが、孫さんの力が強いので独立的ではない。

◆ 移動体通信事業参入で話題に上ることも増えた三木谷氏は孫さんより6つくらい若いはずだ。孫さんは叩き上げだが三木谷さんはサラブレッドと言って良いのかも知れない。孫さんが事業を離れれば株価にインパクトがあると思うが、三木谷さんが社長の座を退いても大きな支障はないと思う。

◆ 勿論これは事業形態によるところもあり、特殊な技術などが不要(だからといって誰もが楽天を作れるわけではない)な事業と、動物的勘を頼りにとでも言えば良いのか、投資や買収を繰り返す事とは全く違う。
そうした意味ではヒット商品やサービスを生み出す企業の方が安定性は高いのだろう。

◆ 投資や買収は短期間に大きな利益を生み出すことが出来る反面、失敗すれば莫大な損失が襲いかかる。ソフトバンクの連結有利子負債は20兆円くらいかな、ビルゲイツ氏の全資産を当てても間に合わないほどの金額だ。何年か前に利益が1兆円だと言っていたが、動かしているカネの量からすると利益は意外に少ないのかも知れない。


楽天の話の続き(5/21)
◆ 続きと言ってもモバイル事業の方ではない。楽天で買い物をする事はあるが、発送がより一層駄目になっている。以前から書いているように楽天出店ショップで買い物をすると、荷送り人もぬ荷受人も注文者になって荷物が届く。どこから何が送られてきたのか分からない。

◆ 先日も少し納期のかかるものを注文していて、忘れた頃にJPから配送の案内が来た。大阪から送ったことになっていて、荷送り人は私自身だ。こんなバカな送り方をするのは楽天に違いないと思ったが、注文したこと自体を忘れていて散々考えてしまった。

◆ 荷送り人を正しく記載しないことに何のメリットがあるのか分からない。送りつけ詐欺だとか、着払い詐欺などもあった訳で安易に受け取れない。まあ楽天自体が詐欺っぽいことをやる会社だから仕方がないところではあるけれど。

◆ 楽天は悪事を働くが、そんな楽天も散々騙されている。悪い企業には悪い奴らが寄って来る。楽天のジャンク買いは以前にも書いたが、どうにもこうにも使えない会社を買っては足を引っ張られる。

◆ 1ヶ月くらい前だったか、楽天はPCR検査キットを10日間発売した。注意書きには(端的に書けば)結果を信じてはいけないとあった。医師会をはじめとして多くの人が楽天のキットは危険であると注意を呼びかけた。
そもそも自分で検体を正しく採取することが難しく、それによって結果が変化する可能性も高い。しかし利用者は結果を信じて行動するために、様々な問題を引き起こす可能性がある。

◆ 検体の輸送にしても明確になっていなかったようで、楽天は保健所に箱を設けてその中に放り込め的な事を言っていた。放り込んだ検体の密閉性が悪かったりするとウイルスがまき散らされる恐れもあるが、それは使用者の問題であり楽天は知らないよと言っている。

◆ こうした様々な点から危険性が指摘されたわけだ。楽天も売り上げを上げたいだろうから、コロナ騒ぎに乗ってと言うところなのだろう。だがメディアは感づいてしまった。検査キットを開発製造するジェネシスヘルスケアの代表である佐藤バラン伊里さんに経歴詐称疑惑が浮上したのだ。

◆ この方、過去にはカリスマ女医として一世を風靡したんだかしそうになった事もあったようだが、実は医師免許など持っていなかったのだとか。学歴も嘘だという事を週刊誌が突き止めた。こうしたことがあってしばらく身を隠していたようだが、7年後の2014年に再び返り咲いた。
そして楽天はまんまと騙されてこの企業に出資したという流れである。楽天は佐藤氏の経歴詐称は全く知らなかったようで、週刊誌を見て慌てたと言う。

◆ 楽天は佐藤氏を退任させると言っていたようだがどうなったのか。退任させればそれで済むという問題でもないと思う。経歴詐称や偽医者などの問題があったわけで、その人物が代表を務めていたのだから他にも色々出てくるだろう。

◆ 面白いのは、この事実が発覚した途端佐藤氏とのインタビュー記事などがWeb上から一斉に抹消されたことだ。この佐藤氏の本名は誰も知らないみたいな記事もあった。
確かにいくつかの名前を名乗っていて、本人なりには一応理由があるそうだ。時に遺伝子系の学者であり、時に心臓外科の第一人者、果たしてその実体は?


楽天UN-LIMIT(5/20)
◆ 新型コロナウイルスの感染拡大によって外出を自粛しなければならず、残念ながら楽天回線のエリアには出かけていない。使用しているのは100%auのエリアである。

◆ 楽天UN-LIMITは2回線契約があり、一方はGALAXY A7で、もう一方は富士通のM03で使っている。富士通の方は楽天VoLTE非対応なので不便があるし、RakutenLinkも完全な動作は期待出来ない。

◆ auは800MHz帯のみ楽天に提供しているようで、auの800MHz帯でサービスが行われていないエリアでは圏外になる。その他でも混雑地域などを除外するなど、セル単位でのローミングだそうだ。

◆ UN-LIMITでそのスマートフォンが使えるか否かは楽天VoLTEに対応していること、RakutenLinkが異常終了せずに動作すること、auの800MHz帯であるBAND19に対応していることが条件になる。au版のXperiaはBAND19が使えるので問題ないが、ドコモ版やソフトバンク版はBAND19がマスクされているので使えない。au版もSIMロックを解除しなければ使えない。

◆ RakutenLinkは、M03で使うと異常終了する。かなり不安定ながら通話は可能だが、電話帳登録などを試みると100%異常終了する。M03は楽天VoLTE非対応なのでRakurenLinkが動作しないと通話は出来ない。

◆ 通話無料はRakutenLinkを使った時のみであり、VoLTEでの通話は課金対象になる。RakutenLinkでは特番・緊急通報は出来ない。RakutenLinkはSMSにも対応するが、SMSによる認証などはRakutenLinkでは受信することが出来なかった。

◆ RakutenLinkはセキュリティ的に弱い部分がある。既に改善されたようだが、楽天契約の電話番号さえ分かれば制御を乗っ取ることが出来た。これは改善されているかどうか不明だが、楽天契約の電話番号を入力すると相手の氏名が表示される。楽天は、電話番号は個人情報にあらずと独自の見解を示している。

◆ 自宅ではauの800MHz帯が入るのでUN-LIMITを使う事が出来るのだが、移動していると度々圏外になる。au回線のbiglobe(MVNO)は圏外にならないので、800MHz帯以外のエリアなのだろう。都市部であれば複数の周波数帯でサービスされているのが普通だが、田舎ではどれか一つが入れば良い(トラフィックも少ないし)という感じなのかも知れない。

◆ 確かにauは800MHz帯をメインに使っているが、田舎や山間部では圏外率が高いことを知っておく必要がある。こうした地域が楽天によってエリア化されるのは当分先(と言ってもauとのローミング契約は2026年まで)であり、不便は続く。

◆ 現状でプライマリ回線として使うには不安が大きく、セカンダリとしての価値が価格に見合うか否かだ。UN-LIMITは無制限の利用を謳うが、実際には10Gバイト/日を超えることが出来ないので月間300GBが最大である。10Gバイトはモバイル利用では大きいかも知れないが、4k動画などを観ていれば容易に突破してしまう。テザリングでPCからデータを使えば普通に10Gバイトは行ってしまうだろう。

◆ 個人的にはMVNOと同程度の価格であれば、エリアの狭さを我慢してセカンダリとして使う意味はあると思っている。楽天回線エリア内で使う人であれば現状の価格を納得出来るかも知れない。


EC・TDSメータ(5/19)
◆ これまで導電率計(ECメータ)はRO・DI水の純度(不純物濃度)を測るくらいにしか使っていなかった。
ご存じのように純水は殆ど電気を通さず、しかし不純物が混じると電気抵抗が減少する。ECメータはこの電気抵抗の逆数を表示するので、不純物濃度が大きくなるほど数値が大きくなる。

◆ TDSは水中の不純物濃度をppmで表すのだが、当然ながら溶解物によって濃度は異なる。しかしTDSメータが溶解物質を判断出来るわけではなく、係数は一定だ。具体的にはTDS(ppm)=2×EC(μS/cm)になっている。EC値が100μS/cmならTDSは50ppmと表示される。

◆ ECメータは電気抵抗を測っているのだが、直流で測定すると電気分解で指示値が安定しない。そこで多くのECメータは交流を電極間に加えている。以前はECメータは高価なものだったが、今は中華製が安価に買える。

◆ ただし中華製なので、何を測っても一定の数値しか出ないみたいな、不良と言うより騙しの製品もある。ちなみにリンクした商品は正しい値を表示している。本来は定期的に校正しなければいけないが、アマチュア用途ではそこまで必要はない(機器の経年変化もそう多くはない)と思っている。

◆ pHメータなどを使っていると1mol/lのKclがあるかと思うが、これのECは111.31mS/cmである。塩化ナトリウム10mgを1リットルの純水に溶かすと21.4μS/cmになる。同100mgであれば210μS/cm、1gならば1.99mS/cmだ。

◆ 精製水の純度を測ると数値は殆どゼロになる。このゼロ付近の数値の変化で浄水器の劣化度合いを測る感じだ。その程度にしか使っていなかったECメータだが、最近は水耕栽培の培養液濃度を見るのに使っている。雨が降ったり、溶液の蒸発による濃度変化を見る。

◆ 培養液濃度の相対値を見るだけであればテスターのリード線を一定間隔で固定して抵抗値を測っても良い。随分前になるが観葉植物の鉢の土の導電率を測って水や肥料の様子を推測したことがあった。当時は数値を管理していなかったので余り役に立たなかった。

◆ 水耕栽培の場合は、最初に作った希釈培養液のECを測っておけばそれが基準になる。今の時期は未だそうそう蒸発はしないと思うが、真夏などは蒸発によって濃度が濃くなるのか?も分かるかも知れない。

◆ 園芸用のpHメータで無電源のものがある。通常のpHメータはガラス電極などを使うのだが園芸用の土壌pHメータは異なる。調べてみると、これは起電式土壌酸度計というもののようだ。土中に2種の金属板を突っ込むことでボルタの電池風な反応を起こさせて水素イオン濃度を測る。

◆ 酸度計なのでアルカリ度は測れない。また土中汚水分量や電極と土との密着度合いでも指示値は変化する。ただ構造が簡単で壊れにくく安価なので、土壌の酸性度を簡単に測るには良いのだろう。

◆ 芋類はpH5〜と酸性土壌が良いようだが、他はpH6位に調整するようだ。水耕栽培の場合は(液体用pHメータの精度が高いためか)作物によっての規定幅が狭い。
液肥の濃度やpHを常に監視して調整するのが水耕栽培農家で、これらを自動調整する装置も使用されている。


真空管の話(5/18)
◆ いつだったかHF帯用のトランシーバーの話を書いた。TRIOの無線機が周波数表示だったのに対して、八重洲の無線機は波長表示だった。とは言っても波長表示なのはバンド切り替えスイッチなどであり、VFOは周波数表示だったはずだ。

◆ 真空管式送信機のPAは、八重洲はTVの水平出力管である6KD6や6JS6を使った。TV用の真空管は量産効果で価格も安く、比較的低いプレート電圧で動作したんだったかな。丈夫だとも言われたがどうなのだろうか。

◆ TRIOはS2001を使った。S2001は送信管である6146のコストダウン版だと聞いたことがある。TRIOでも6LQ6という真空管を使ったものもあったらしい。これはTV用なのかな。

◆ S2001は50MHzでも使えたが、TV用の真空管はCpgなどの問題もあって厳しかったと思う。確か八重洲の6KD6を5パラ?で使うリニアアンプはGG(GroundedGrid)だった筈だ。GGはトランジスタで言うところのベース接地みたいなものである。グリッドをGNDに落とすので帰還容量を無視出来るなど、安定動作のメリットがある。

◆ 同じくTVの映像信号増幅用として生まれた12BY7Aという真空管もあった。これを3パラだったか4本だったか使って50MHzで使った事がある。10Wか20W位の出力は出たのではないかと思うが良く覚えていない。TRIOの送信機はドライバーアンプが12BY7AでPAがS2001という構成が多かった。S2001の2パラだと100W位の出力が出たのかな。

◆ 真空管式のリニアアンプは一度作ったことがあって、その時に使ったのがセラミック管の4X150Aだった。襟巻きみたいな空冷ヒートシンクの付いた真空管で、専用のソケットを使い、強制空冷する。そのソケットやらチムニーが高額だったので、テキトーなあり合わせでやったものだ。

◆ この真空管はS2001などと違って高いプレート電圧を要求する。プレート電圧は1500V程度で、プレート電流は400mA位流せる。
従って入力電力は600Wにもなる。電圧が高いとコンデンサやバリコンの耐圧も必要になり、何かとカネがかかった。トランスにしてもダイオードや平滑用コンデンサにしても高耐圧のものが必要だ。

◆ そもそも真空管のことなどよく分かっていない訳で、たぶん何かの本を見て作ったんだろうなと思う。まあトランジスタのように簡単に壊れるものではないので、トライアンドエラーでも何とかなった訳だ。ロクなシールドもない、裸の送信機みたいなものだったのだから、嫌電磁波派がみたら卒倒するようなシロモノである。

◆ 6KD6だか6JS6のGGアンプを50MHzで使っている人がいた。GGアンプだったと思うのだが、余りパワーが出ないからとプレート電圧は1kV以上かかっていたと思う。最大定格は900V位だったかな。(真空管が)壊れても予備が沢山あるから気にしないと言っていた。

◆ 今は電源トランスの入手性も良くはないだろうし、そもそもTV用の真空管は入手難だろう。送信管はもしかしたら保守用に作られているかも知れないが、TV用の真空管は需要がない。

◆ 今やトランジスタでも相当な出力が出せるわけで、わざわざ真空管を使う事もない。オーディオアンプだと真空管にすること自体に意味があったりするのかも知れないが、送信機の場合は真空管に拘ることもないだろう。


首都圏と地方の違い(5/17)
◆ 政府は、東京圏(埼玉、千葉、東京、神奈川)在住の1万人を対象にしたインターネット調査の結果をまとめた。
東京圏以外の地方で暮らすことに関心を持っているとの回答が全体の49.8%を占めたほか、若い層ほど関心が高い傾向も浮かんだ。(共同通信)

◆ ここでは具体的にどこを地方と定義づけるのかが示されていないのだが、いわゆる首都圏のベッドタウンあたりを"地方"だと認識する人も含まれていると思う。
東京区部で暮らす人にとってみれば、例えば東京都町田市だとか神奈川県相模原市、東京都八王子市、東京都だが青梅市は十分に田舎だ。

◆ 以前に時間で考えた距離感の話を書いたことがあるが、東京駅から青梅或いは八王子までは電車で1時間以上の時間がかかる。一方で新幹線が使える仙台までも同じくらいの時間で移動することが出来る。利便性という面に関しても青梅仙台では随分違う。青梅までは東京から50km程度の距離で、仙台までは300km以上ある。

◆ 子供の頃から東京近郊で暮らし育った人は都会の便利さを認識しながらも人口密度の高さや物価などで暮らしにくい面も感じているはずだ。逆に地方で育ち東京に来た人は、暮らしにくさよりも利便性にメリットを感じている人が多いだろう。

◆ 地方移住を考える人の平均年齢が35.7歳だったそうだが、これは子育て世代の中心なのかも知れない。コロナウイルス感染拡大で休校や外出自粛などの対策が採られた。
その結果、庭で遊ぶ子供の声がうるさいなどのクレームが急増したそうだ。もはや自分の家の庭ですら子供を遊ばせることは出来ないのか。110番通報されて警官がやってきたり、子供の声がうるさいと書かれた紙を貼り付けられたりするそうだ。

◆ 確かに横浜に居た頃を考えると、これは分からない話ではない。子育ての終わったジジババ達が相対的に多い住宅街では、普段の日中はそこそこ静かなのだ。これが外出自粛となると家の周りや道路で遊ぶ子供の声が聞こえ、掃除機の音が聞こえと騒音レベルは高まる。普段は静かなのに何でうるさいのかと怒り出す人が居ても不思議ではない。ジジババだって過去には子供を育てただろうに、それを忘れてしまっている。

◆ 子育て環境や子供が独立した後の老後を考え、環境豊かなところで暮らしたいとして、そこは青梅なのか?仙台なのか。埼玉県の川越市あたりも1時間ちょっとで行けるし、千葉県ならば成田まで、新幹線の使える長野駅だって1時間ちょっとだ。勿論首都圏からの移動時間で地域をみるのが正しいとは言えないけれど。

◆ 暮らしやすさは地域性だとか物価や行政による所も大きい。以前にも書いたように横浜市の福祉レベルな年々悪化した。子育て環境にしても高齢者対応にしても東京都の方がずっと良い。コロナウイルス関連の給付金や補償金にしても自治体によって随分と対応は違っている。テレワーク推進が継続すれば、業務内容によっては通勤頻度が下がる。こうした事も居住地域の見直しにつながるのかも知れない。


水耕栽培と培養液(5/16)
◆ 水耕栽培用の肥料というか培養液で代表的なものはハイポニカだ。2液性になっているので、それぞれを水に入れて希釈する。500倍〜1000倍に薄めて使用するのだが、植物の水分吸収量は凄くい多いのでコスト面ではデメリットになる。

◆ 業務用としてはOTAハウス肥料シリーズがある。これは栽培する植物によって混合量を調整しながら使うもので、素人には少し敷居が高い。OTAハウス肥料シリーズはOTAハウス1号から10号まで用意されている。水耕栽培用にはOTAハウス1号、2号、5号を使うらしい。コスト的にはハイポニカの半分から1/3程度だとのことだ。

◆ トマトを栽培すると、1日あたり数リットルの培養液が消費されるそうだ。発泡スチロールで作った水耕栽培容器が25リットルくらいの容量なので、1週間はもたない感じか。発泡スチロールよりもコンテナボックスみたいなものの方が大容量で良いのかも知れない。

◆ ウチではハイポニカを使っているのだが、OTAハウスシリーズも使ってみたい気がする。濃度調整などが意外に難しいという話もあるので素人に出来るのかという問題がある。

◆ 発泡スチロール箱の水耕栽培装置で気になったのは雨の日に雨滴がタンクに入ってしまうことだ。水耕栽培装置は軒下に置いてあるのだが、雨が吹き込めば当然入ってしまう。蓋はしてあるが、蓋に溜まった水は苗の植えられている穴からタンクに入っていく。雨が止んで水量をみると水深で2cm程も水量が増えていた。

◆ 培養液濃度はTDSメータで測るみたいなことが書かれていたので、導電率を測ってみると1450μs/cm程度になった。苗からの発育時には1200μS/cm、成長期に1500μS/cmから1800μS/cm、収穫期には2000μS/cmから2800μS/cmと書かれていた。

◆ 液肥の濃度は育てるものによっても異なり三つ葉やネギは3500μS/cm位まで上げるのだそうだ。液肥を低濃度で使うのはメロンやイチゴで1500μS/cm位で良いと書かれていた。ただ導電率は導電率を測っているだけと居言うとそのままなのだけれど、決して肥料の分量を量っているわけではない点に注意しなければならない。

◆ 肥料の中で最も導電性の高い成分の濃度を測っているというか、例えば食塩と砂糖を混ぜて導電度を測ると食塩の濃度が推定出来るのと同じだ。液肥のバランスが一定だとすれば液肥の濃度になるが、吸収が偏っていた場合は必ずしも濃度そのものの値ではなくなる。液肥の成分としてはカリウムとかリン酸が支配的なのだろうか。

◆ pHのコントロールや中量・微量元素の添加などで上質な栽培が出来るわけだが、植物生長のファクターはそれだけではない。温室栽培や屋内栽培であれば温度調整が容易だが、屋外での栽培では日照や気温の影響を強く受ける。今年は去年に引き続いて寒い春となっていて、露地物野菜の育ちは良くないとくぁれる。

◆ 日照や気温も大切だし液肥大切なのだろうが、現実問題としてそれらは生長に与える影響を分析出来るほどの知識はない。
まあ今年はハイポニカでやってみる訳で、導電率をみながら収穫期には少し液肥の量を増やす程度でやってみようと思う。


DropBoxが色々変わっていた(5/15)
◆ リンク数が3台に制限されるなど、色々な改悪がなされたDropBoxである。これまで使っていた人は使い続けるかも知れないが、新規の無料利用者はさほど増えないのかも知れない。

◆ 新規にDropboxの設定行うのも色々と面倒になっていた。例えばスマートフォン側のDropboxアプリでカメラアップロードをONにするためには、PCにDropBoxソフトをインストールしなければならない。インストールせずにブラウザだけで使う事は許されなくなった。

◆ 新規にインストールすると使用可能容量は2Gバイトとなる。至る所で有料版に誘導する、紛らわしい画面が出るので注意しなければならない。Dropboxは赤字なので仕方がないし、課金利用者は全利用者の3%にも満たないのだそうだ。広告モデルなどの導入を考えない限り経営的には厳しそうな感じがする。

◆ リンク数が3台に制限されたわけだが、複数のアカウントを利用することによって利便性は向上する。No.1アカウントに3台の機器、A/B/Cをリンクしているとそれ以上のリンクが出来ない。そこで新たにNo.2アカウントを作成する。No.2アカウントにD/E/Fの3台をリンクする。そしてNO.2アカウントで共有設定を行い、共有先をNo.1アカウントにする。こうすることによってNO.2アカウントの中身はNo.1アカウントからも見ることが出来るようになる。勿論そのフォルダを使って相互にアクセスも出来るし、全体を共有フォルダとすれば6台がリンクされている風な使い方が出来る。

◆ ただしNo.1アカウントが(様々な特典で)2GB以上の容量を有していたとしても、相互に共有すると容量は少ない方の2GBで制限を受けるのは当然だ。共有を一部フォルダにするなどしてうまく使う事が必要になる。或いはDropboxはカメラアップロードなど用として割り切って使い、共有部分にあるデータを定期的に他のストレージに移すのも方法だろう。

◆ 私は4.63Gバイトの容量を持っているのだが、3Gバイトを超えたあたりからか、或いは容量によらずなのか、有料版に移行しろと通知が来る。この通知は抑制することは出来ないし、スマートフォンのアプリでデータフォルダを開いてもしつこく表示される。

◆ DropBox的には、有料版利用者が増えないのならば無料版利用者を減らしていきたいと考えるのだろう。確かにストレージ容量に対するコストは無視出来るのかも知れないが、しかし有料化率が3%以下ではどうにもならない。
無料利用者が現在の1/10に減ってくれれば、設備費用もエネルギコストも大きく下げることが出来る。

◆ 従ってこうした異なるアカウント同士を共有して使う方法が、今後ずっと使える保証はない。今から新たにネットワークストレージを使おうとするのならば、DropBoxに拘らずに新たなサービスを探した方が良いのかも知れない。ただマイクロソフトやグーグルのサービスは余計なお世話やら何やらで使いにくい所もある。Googleは仕様変更が起きるので混乱する。単なるストレージとして使っている分には良いけど。更にはGoogleアカウントとの紐付けなので、複数のスマートフォンでGoogleDriveを共有しようとするとアカウント管理を行う必要がある。


段ボール箱を貰ってくる(5/14)
◆ 伊豆市では多くのスーパーでレジ袋が有料化されている。レジ袋の代用として段ボール箱が置かれていて、その箱に買ったものを入れて持ち帰る人が多い。段ボール箱ばかりではなく発泡スチロールの箱なども置いてあって、それが欲しければそれに入れて持ち帰れば良い。

◆ 大きな箱や同じ大きさの箱が沢山欲しい時にはレジの近くではなく、納品口みたいな所に積まれている段ボール箱を貰ってくる。スーパーにある大きな箱はトイレットペーパーが入っていたもので、トイレットペーパーは比重が軽いので箱の強度が低い。

◆ リンゴだとか梨などが入っていた箱が丈夫なのだが、さほど大きな箱ではなかったりする。オーディオ機器や測定器をしまっておくのにちょうど良いのは、業務スーパーの食パンの入っていた箱だ。短辺が50cm位なのでちょうど良い。

◆ 業務スーパーに箱を貰いに行ったというか、買い物のついでに箱を貰ってこようとしたらパンの箱がなかった。で、店長さんに今日は箱はないのですかと聞いたら、わざわざ中身を抜いてパンの箱を空けてくれた。何という親切さ。

◆ と思えばマックスバリュのオネーさんは意地悪だった。箱をくださいというと、大きな箱は店で使うからダメだという。大量にあるのに?全部使う訳??じゃあ中くらいの大きさの箱を貰って良いですかと聞くと「ありません」という。ありませんって、そこにあるのに。

◆ オネーさんは箱を何に使うのかと聞くので、ものを入れるのですと答えた。引っ越しかと聞かれたので引っ越しではないと答えた。質問に答えたから箱をくれるのかと思ったらくれない。勝手に持っていって良いかと聞くと、それはダメだという。

◆ このマックスバリュでも普通の従業員の人に箱を貰って良いですかと聞くと、好きなだけ持っていって良いよと言ってくれる。しかしこのオネーさんだけは違う。
実はこのオネーさんに遭遇したのは2回目で、前回も同じ質問をされた。なので覚えていたのである。

◆ 箱を持っていったらいけないのであれば他の店で貰うし、持っていって良いのなら貰っていく。いったいこのオネーさんは何を言いたく何をしたいのか。と言うことでマックスバリュにMailで聞いてみた。ら、当該店舗の店長さんが回答をくれて、箱は持っていって良いですよ、従業員教育を見直しますよとの返事だった。

◆ 箱が貰えるのは有り難いのだが、でも又あのオネーさんがいたら面倒だよなぁ、店長に言いつけたでしょとか逆恨みされるかなと恐怖感もある。箱を解体するために持っていた、カッターナイフで刺されましたなんて嫌だし。まあ、その位変わった感じなのだ。だって廃段ボールに何故か執着しているわけで、例えばこれが食べ物をクレクレクレとか言うのなら言う方が変態な訳だけれど、廃段ボールだし。

◆ 次に段ボールをもらいに行く機会があれば結果は報告したい。でも出来ればそのオネーさんには会いたくないんだなぁ。それに箱を貰ってくるのは2ヶ月に1回くらいだしなぁ。最近は大きな箱がカインズにある(売られているのでは無く、廃段ボール)し、カインズにある箱は丈夫なものが多いので使いやすいのだ。


世界の経済・日本の経済(5/13)
◆ 新型コロナウイルスによって旅行業や飲食業は大きな打撃を受けた。JRや私鉄各社も、航空各社も存続の危機に陥っている。現時点でダイレクトに影響を受けていない業種においても、今後は徐々に不況になるだろう。

◆ 旅行や外食に金を使わなくなった人は、一時的にはお金を蓄える方向かも知れない。しかし不況の伝播によってそれらの人々が働く企業の業績が悪くなれば、蓄えた金を気軽に消費には使えなくなる。

◆ 売りが増えて価値の下がった建物や土地を外国人が買う流れが強くなる。バブルの頃に世界中の資産を買いあさった日本人だが、その逆のことが起きる。
経済が元通りになるのにどの位の期間がかかるかだが、平成不況を見る限り短期間での回復は難しいと思う。

◆ 平成不況にしても日銀は景気の緩やかな回復だと言っていた。日本だけで見れば多少の回復基調だったのかも知れないが、世界と比較すれば何とも情けない状態だった。経済の低迷は新規技術の開発競争も行えず、自動車産業にしても電子機器産業にしても元気が無くなってしまった。

◆ 税金や社会保険料は上がり可処分所得は少なくなる。それでも景気は回復基調にある、戦後最長の回復基調だとか何とか言われて日本人は安心してしまう。実際には世界に後れを取っているのに。そこに消費税増税が行われ、そしてコロナウイルスの蔓延だ。

◆ 米国では失業者の数がものすごくなった。
日本でもアルバイト先は減少し、学生は働き口を失い授業料が払えないケースが出てくる。ワクチンでも出来れば話は別なのだが、どうなのだろう。総理は夏にも治験が開始されると言っているが、厚労省かどこかに言わされているだけだろうし、実用化はもっともっと先だろう。

◆ 治療方法がある程度確立されたところで、感染すれば不便な生活を強いられる。そう考えれば感染しない・感染させない生活が当分続くことになる。パチンコ屋に列を作る人は、パチンコは命がけだ、感染などかまっていられないと言っていた。
価値観は人それぞれなので、パチンコが命より大切でも良いと思う。しかしそうではない一般人に感染させてしまうのがダメだと言っているのだ。皇居の周りを走る人たちにしても、そこまでして走らなければならない理由はどこにあるのだろうか。

◆ 緊急事態宣言が解除されると人の流れは多くなり、感染者は再び増加に転じる可能性がある。程度問題ではあるが、どこまでを許容してどこからがダメなのかが今のところはハッキリしていない。県を超えての移動を制限するにしても、いつまでもダメという訳にいかない。かといって自由に往来すれば又感染者が増える。

◆ スーパーもドラッグストアもホームセンターも入店時はマスクをしろと言い、多人数で来店しないでくれと言っている。外出自粛の時期にスーパーやホームセンターは売り上げは伸ばせたそうだが、不況が伝播すれば客足は遠のいてしまう。

◆ 動物病院も、飼い主は院内に入れずに当該動物だけを院内に入れるところがある。
飼い主とは電話や無線モニタによって会話をする。コロナウイルスは動物にも感染するらしいのだが、病気の動物は診療しなければならない。


雨水タンクと散水装置(5/12)
◆ 東斜面と南斜面に植物を茂らせている散水装置は故障もせずに動作している。ダイヤフラムポンプと散水ノズルを8φのプラスチックホースで接続しただけの簡単なものだ。最初は遠心ポンプを使ったのだが静圧が足りなかった。そのポンプはその後水槽用に使ったが壊れた。

◆ 雨水タンクは、雨樋から2段階のフィルタを通って500リットルのタンクにためられる。1mmの雨で50リットルくらい溜まる。500リットルタンクがカラになることは希ではあるが、しかし昨夏には何度かカラになった。昨夏は雨が少なく川が干上がったなどのニュースもあった。

◆ しかしその後台風が連続して通過し少なかった降雨量を埋め合わせるかのように大量の雨が降り、各地で水害を起こした。
こうした天候を考えると1t位のタンクがあった方が良いかなと思う。まあタンクがカラになったら風呂の残り湯をタンクに入れれば良いことではあるけど。

◆ タンクとダイヤフラムポンプの間にはフィルタを入れている。最初は入れていなかったのだが、ポンプの入り口に付いているメッシュフィルタが詰まった。植物繊維のようなタンポポの種的なものみたいな、細かなものが沢山引っかかっていた。
そこで現在は100μm位のフィルタを付けている。このフィルタにはそこそこ汚れが溜まるので、年に1度くらいは掃除した方が良い。

◆ ダイヤフラムポンプの電源はソーラーパネルである。ソーラーパネルの電力でバッテリーを充電しているが、満充電を検出して一定時間だけ自動散水装置を動かしている。なので雨の日や曇りの日には散水しない。ただし大雨の翌日でも陽が差せば散水する場合もある。

◆ ダイヤフラムポンプは中華ポンプなので寿命は短いかなと思ったが、意外にちゃんと動作している。ポンプは、直接雨水はかからないが水しぶきはかかる可能性のある場所に置いてある。ブラシモータなので一定の稼働時間で壊れるのは仕方が無い事だ。一回の稼働時間は10分程度だが、年間平均200回くらいは動作するだろう。

◆ 散水しないと南斜面に植えたモミジや梅は枯れるかも知れない。或いは、地中の深いところまで根を張って生き延びるかも知れない。ここに来た時からあった松の木というより苗、たぶん自然に生えたのではないかと思うのだが、貧弱な苗だった。それが散水するようになって、随分大きくなったのだから水は必要なものなのだ。

◆ 草の生え方も、水をまいている所とそうでない場所では全然違う。山の中で湿気は多いのだが、その一方で陽の当たる場所はすぐに乾いてしまう。芝を植えたところも同様で、すぐに乾く。なのでたまに水をまいている。今年の夏がどうなるのかは分からないけれど、暑い寒いよりも降雨量と雨の降るタイミングが重要だ。

◆ この辺りは大気の状態が安定しているようで、いわゆる夕立的な雨が降らない。全くないわけではないが、雷鳴すら余り聞かない。台風はよく通過するので、台風が来ればそれなりに雨は降る。これも、山の中で斜面なので冠水することはない。大雨が降り続いて山が崩れることはあるかも知れないが、こればかりは誰にも予測出来ない。


買い占め世代の中高年(5/11)
◆ マスクに関してはBlogにも書いているが、5月になって供給状態は安定し始めた感じがした。一般需要が月間数億枚だったのに対して、転売屋は毎日1億枚を市場から持ち去ったという。個人販売・転売規制によってそれらは通販店(新規開店も含む)によって、非転売ですよと注釈付きで高値販売された。

◆ しかし中国からの輸入再開や国内生産の増加により値崩れし始める。4月には80円/枚前後だった価格が、5月には30円/枚にまで低下した。こうなると在庫を抱える転売屋は焦りはじめ、移動販売や店先に並べるなどし始めた。新大久保あたりのコリアンタウンでは、在庫に困った韓国人が投げ売りを始める。いったん市場に出回り始めると、いつでも買える安心感が購買欲を削ぎ、マスクはだぶつき始める。

◆ トイレットペーパー不足は短期間に収束した。ITmediaの記事によれば、中高年層がTVの報道に踊らされてトイレットペーパーを買い占めたと言う事らしい。ワイドショーなどでは連日トイレットペーパーの不足を伝え、品薄を煽るような報道をする。

◆ TV的には問題を拡大すれば更に面白い事態になるわけで、買い占めるな買い占めるなと言いながら買い占められた商品棚を映す。インスタント食品が店頭から消えた時にも、そのごく一部の品切れ商品の棚を狙って撮影したり、わざわざ商品を別の場所に移して(空いた)棚を映したりしたとTwitterで暴かれる。望遠レンズを使った映像や報道写真も疑問視された。

◆ こうした誇大報道に影響を受けやすい世代が踊らされ、社会混乱を引き起こしたと言える。一方で中高年でも自ら情報判断の出来る人や若い世代は、それら誇大報道に影響を受けることなく冷静な行動を行った。

◆ マスク不足時には老人が朝早くからドラッグストアに列を作った。私は何枚買った、私は50箱家にあると自慢合戦になる。もはやマスクが必要なのではなく、マスクを買い集めること自体が楽しみになった訳だ。そしてその買い集めたマスクを子供や孫にと送るのだが、毎日使って何年分にもなる量をいったいどうするというのか。

◆ 行列はパチンコ屋でも問題になった。自治体は警察にも応援を求めたそうだが、重要な天下り先であるパチンコ屋に警察は逆らわない。東京都などではパチンコの組合への要請で閉店するパチンコ屋が増えていったようだが、千葉や神奈川県はかなり苦しんだようだ。他の店が閉店している中で営業すれば他県からも客が来て連日満員になる。

◆ パチンコ中毒という言葉があるように、開いている店があると聞けば何時間かけてもその店に遠征に行く人がいる。集客努力をする事無く客が詰め掛けてくれるのだから、パチンコ屋としては嬉しい。休業要請だろうが休業指示だろうが罰則規定がないのだから従う事もなく、警察を敵に回すこともない。

◆ コロナビジネスはパチンコ屋だけではなく、楽天もソフトバンクも参入を試みた。楽天はPCR検査キットを販売するも10日後には中止に追い込まれた。医師会を始め厚労省などからも販売中止を求める声が上がった。孫さんは信頼性の担保されない抗体検査キットを数十億円分も仕入れてしまう。


送電線や電柱の寿命(5/10)
◆ 別荘地内で何本かの電柱が交換され、柱上変圧器や送電線も張り替えられた。これは故障に伴うというものではなく、定期交換のようだ。電柱に関しては旧電柱が傾いている箇所もあり、これはメンテナンスなのだろう。

◆ コンクリート電柱の寿命というか交換時期は40年ほどだそうだ。コンクリート電柱は鉄筋とコンクリートを型枠に入れ、それを回転させることで中空構造を作る。遠心力により力が加わることで丈夫なものが出来上がるそうだ。

◆ 電線は、高圧送電線は20年から30年ごとに張り替えられるらしい。様々な劣化要因があるので、場所などによっても耐用年数は異なるとなっていた。6.6kVの線は40年くらい持つそうだが、これも途中が切れて補修箇所が増えてきたりすれば早めの交換となるとのことだ。

◆ 電柱や電線の交換では停電が起きないように、工事前にバイパスが作られる。バイパス用の線は3本がツイストされたようなもので、道路脇に置かれて両側が6.6kVの線に接続される。
各電柱の所には作業車が横付けされ、交換用の線が張られていく。UPSのモニタを見ると5秒程度の電源断が記録されていた。

◆ ここは山の中で木も多いので、それが電線に当たって切れることもある。今年の雪の日には着雪なのか?着雪による枝折れなのかは不明ながら停電した。
補修箇所が増えてきたことなどもあって電線の交換が行われたのかも知れない。

◆ 電柱や電線の工事は2月頃から何度か行われている。最初の頃は別荘地の入り口付近、それから電線に沿う形で数百メートルずつ行われている感じだ。他の部分に関しても行われるのかどうかは分からない。少なくともウチの周りまでは工事が来ていない。

◆ 柱上変圧器も交換されたところと、ウチに来ているものは別のようだ。別荘地に入る手前にスイッチがあるので、別荘地内のどこかで送電線の切断が起きると別荘地内全部が停電する。場合によってはゴルフ場も一緒に停電する。山の下からの送電線は1本なので、そこが切れると(他の線がないので)アウトになる。

◆ 都市部では滅多に経験することのない停電だが、この地では普通に起きる。引っ越してきた年の夏には木が折れて電線を切ったことで数時間停電した。昨年は停電がなかったが、今年は雪の日に数時間停電した。

◆ 山の中でワサビを育てている所もあるが、井戸水を水源にしているところは発電機などが用意されている。短時間であれば停電でも大丈夫なのだろうが、停電が長引いて水が涸れるとワサビが枯れてしまう。

◆ 農家などでも温室の管理機能や揚水ポンプなど、電力を必要とする設備は多い。台風に備えて発電機が売れるようになるのも、そうした農家の電力バックアップ用が多いのだろう。特に一昨年は台風被害で静岡県西部の停電が長期になったこともあり、発電機を用意したという農家も多いそうだ。昨年は停電は起きなかったが、川の近くでは水害が起きてその後排水ポンプの需要が高まったそうだ。


コロナバブルの通販サイト(5/9)
◆ 高額マスク販売、高額消毒剤販売に加え外出自粛で通販サイトの利用度は上昇する。楽天の酷さは言うに及ばずだが、Amazonは詐欺的商法の温床になっている。

◆ Amazonでは従来から偽物だとかコピー品などが売られていたが、悪質商法が加速している。一つの例としてペーパーマスクと称するものの販売があった。マスクだと思って購入すると、それはマスクの絵が印刷されたノートだったというもの。商品説明は「200 PaperMasks: 200 Happy Super Surgery Mask For Gift. 200 Pages, 200 Masks. 8.26x11.69 (21cm x 29.7cm)」となっていた。

◆ ヌード写真を買ったら力士の写真だったみたいな古風な騙しである。
勿論Amazonは知らん顔、返品は購入者都合となり全額は返金されない。この詐欺販売はニュースにも取り上げられ、出品者は姿を消した。

◆ Amazonはレビュー問題もあり、偽のレビューを見破るツールなども出来ている。これに関してもレビューのシステムを変更することで偽のレビューは少なく出来るのだがAmazonは対応しようとしない。

◆ 楽天にしても悪いレビューは消してくれる(カネがかかる場合もある)ので、気に入らないレビューは消して貰えば良い。楽天そのものを批判するようなレビューは、楽天側が勝手に消してくれる。

◆ マスク詐欺に遭った人は、大手通販モールだから詐欺は無いだろうと思ったという。確かにサイトそのものが偽だとか、架空の物を売っているというような詐欺サイトではない。しかしそこで売られているものが全てホンモノではない。

◆ 楽天にしてもAmazonにしても、販売の場を提供しているだけであり、そこで販売されるものの真偽を保証するものではないとしている。確かに販売される品物の一つ一つのチェックは出来ない。だからといって、詐欺商法を放置して良いと言うものではない。

◆ ヤフオクでも似たような問題があった。詐欺出品者にあった場合にどうするかという問題で、当初ヤフオク側は知らん顔をしていた。楽天やAmazon同様にオークションの場を提供しているだけでヤフオク側は責任を負わないというスタンスだ。

◆ しかし問題のある取引が増えると、法律的にも知らん顔が出来なくなる。そこで現在は落札代金をいったんヤフオクが預かり、問題が無い場合に出品者に支払う方式に変えた。

◆ 飲食店、衣料品店、電気屋から自転車にまで楽天出店担当の営業は激しさを増しているそうだ。高齢の店主などはネット販売は難しくて出来ないからと断るが、全部うちでやるから何も手間がかからないと言われて契約する例が多いのだとか。サイト制作やアップロードなども代など、出店費用以外に巨額支出が待っていることを理解しているのだろうか。

◆ 営業電話は毎日のようにかかってきて、それに押し切られるように契約してしまう。営業担当は、商店街の中の○○商店も契約したから□□さんも早くしないと置いて行かれてしまうみたいな口調で煽るという。


IP電話を考えてみる(5/8)
◆ 楽天モバイルへの電話がつながらないのは酷いもので、かなりの通話料を使った。今であればRakutenLinkからかければ良い話だが、しばらくお待ちくださいのアナウンスを聞くためだけに何千円も払ったのだから馬鹿らしい。

◆ RakutenLinkはIP電話で、遅延に関してはVoLTEとLINE通話の中間くらいだ。遅延があるなとは感じるが、しゃべりにくいほどではない。音質や安定度はさほど悪くはないが、音量が変化するように感じることがある。

◆ IP電話の商業サービスはいくつかが存在している。有名どころでは050Plusではないだろうか。これはNTT COMが行っているサービスで、月額料金が必要だ。他にも色々サービスはあり、IP-Phone SMARTは月額費用がかからない。

◆ 通話料は当然有料となるわけだが、8円/分〜16円/分程度と安価に設定されている。通話料金だけを考えるとLINE OUTが安いのだが、支払い方法が少し馴染みにくいかも知れない。LINE OUTではプリペイド的に予め通話件を買っておく方法や月額課金がある。予め通話料を払うプランでは、その利用期限が決められていて半年を過ぎると没収される。ただしiPhoneで使うと使用期限がないそうだ。おそらくAppleが使用期限付きのチャージみたいな方法を禁じているからではないのか。

◆ IP電話は伝送品質が良くないのだが、その分料金は安い。普段は普通にVoLTEで通話しているのだが、つながらないサポートセンターへの電話用として安価な通話サービスも考えておいた方が良いのかなと、楽天モバイル事件で思った。ただ楽天モバイル事件がなければ普通の有料通話で何ら問題が無いのも事実だ。月間通話料金は平均でも千円以内で済んでいる。

◆ 常に通話が多いのであれば通話無料プランを申し込めばいいわけで、このあたりは各自の利用状態によることだ。IP電話は番号通知がされない場合もある。RakutenLinkはLTEネットワーク接続時には番号が通知されるが、Wi-Fi接続の場合は非通知になる。
こうした所がビジネスには使いにくいかなと思う部分だ。

◆ IP電話サービスによっては、有料のサービスであるにもかかわらず音声広告が入るものもある。月額費用が無料の場合はユニバーサルサービス料をどうするのかという問題もあるので、ある程度は仕方が無いのかも知れない。

◆ もう一つ気になるのはIP電話アプリのバッテリー消費量だ。RakutenLinkは極端にバッテリーを食うわけではなかったが、アプリによってはバッテリー消費量が無視出来ないものもある。最近はそれでも良くなってきたと思うが、IP電話アプリが増えてきた頃はバッテリーの減りが早いとよく言われていた。

◆ RakutenLinkに着信が不可能の場合は、圏外アナウンスではなく留守番電話に接続される。
おそらくかけた側はこの時点で課金されてしまうような気がする。アプリが落ちてしまうと当然電話はかかってこなくなる。アプリを再起動して少しすると着信が可能になる。アプリが生きているかどうかは、どこかに電話をかけて確認することになる。使われていない電話番号を一つメモリーに入れておくと便利だ。


楽天モバイルのビジネスモデル(5/7)
◆ 楽天モバイルの、この1年の赤字はどの位になるのだろうか。加入者が300万人になるとも思えないが、100万人としても2,900円×12×1000000=348億円の損失になる。楽天本体の営業利益が730億円くらいだったかな、楽天本体とモバイルは違うと言えば違うのだが、利益の半分を食い潰す。正確には食い潰すのではなく、売り上げを逃すのだから、損失としてはその原価分になる。

◆ ただ原価率が低いと言えないのは、ローミングに頼っているからだ。5Gバイトをフルに使われると、KDDIへの支払いは2千円を超えるという。他にも基地局への投資も必要だし、カネはいくらあっても足りない。楽天本体の利益も減少傾向なのだから未来がバラ色というわけではない。

◆ 移動体通信にしても固定通信にしても、初期投資額は莫大になる。それでも加入者数が増えれば安定的な収入になるので銀行は金を貸す。しかし過去にはいくつもの移動体通信会社が大手に吸収されてきた。EMなども頑張っていたのだが、エリア構築に限界を感じたと言われる。

◆ 黎明期には加入者増の期待が持てるわけだが今は違う。誰もが携帯電話を持つ世の中であり、客を奪い取ろうとすれば質を向上させるか料金を下げるかになる。そしてそのいずれを選んだとしても利益を削ることになる。

◆ 楽天カードは加入者に5千ポイントから8千ポイントをプレゼントしている。加入者獲得費用はこれだけで5千円〜8千円かかる。一方でドコモはd card加入者に余りお得な条件を出していない。しかし加入会員数は、楽天公表値だと昨年秋にドコモを抜いたとなる。ちなみに決済金額はd cardの5.3兆円に対して楽天カードは1兆円程度だそうだ。ばらまきに金を使い、その割に使って貰えないのでは収益が上がらない。

◆ 企業イメージなどもあるので楽天の会員集めは難しい。モバイル事業では、これに加えてエリアの狭さが問題だ。いくらローミングで使えるとは言っても、5Gバイト制限ではお得感も半減する。更に楽天エリア内でも月間300Gバイトが事実上のリミットとなると、商品名のUN-LIMITに偽りありである。KDDIローミングはBAND19(800MHz帯)のみで行われると言う事で、他の周波数帯は基本的には使われない。

◆ 来年の今頃に楽天モバイルはどんな展開をしているのか。ローミングエリアのデータ上限を2Gバイトから5Gバイトに上げたのは加入者数が予想より少なかったからだと言われる。この先加入者を増やすには、様々なキャンペーンが必要だ。一番効果的なのはスマートフォンの安売りだが、値引きは2万円に制限される。

◆ iPhoneをラインナップに加えたいのは山々だろうが、その為には台数のコミットが必要だ。更に現時点でiOS上ではRakutenLinkを動作させることが出来ない(おそらく、色々申請して公開許可を得る必要がある)のもネックになる。ただRakutenLinkに関しては、少なくとも通話だけであればIP電話アプリと同様なので実装出来る可能性はある。SMSをフックするとなるとiPhoneはAndroidと違って独自のものが存在しているので難しそうだ。

◆ ガイアの夜明けで楽天モバイル特集が組まれたそうだが、まるで大学のサークルのノリ、技術も経験も無い素人集団、観ていて不安が増大した、楽天の公用語が英語というのが嘘だとハッキリ分かったなど、辛辣なコメントが並んだ。


炊飯器とNFCと(5/6)
◆ 先日炊飯器の記事を書いた時には忘れていたのだが、Panasonicの炊飯器にはNFCインタフェースが付いている。炊飯器の蓋の所にスマートフォンをかざすと、スマートフォン側から設定やら何やらが出来るんだったかな。いや、詳しく覚えてはいないんだけど。

◆ そもそもその機能を使うためにはPanasonicにユーザ登録的なアカウントを作らなくてはいけない。氏名や住所、職業や年齢や性別を登録する。御飯を炊くために、何故住所や氏名が必要なのか。たぶん、このアプリを利用して起動した人は、その登録の馬鹿らしさに直面する。

◆ アカウントはPanasonicの製品登録などを行うものと共通なので、私自身は以前に登録していたので面倒ではなかった。ただし、この炊飯器を初めて使う人にとっては、Panasonicは何故こんな事をさせるのかと思うだろう。

◆ まあ捨てメールアドレスと架空の名前でも入れておけば良いのだが、要求項目が多いので入力が手間なのだ。
ボタン一つで炊ける電気炊飯器に対して、いくつもの入力項を埋めていかなければいけない面倒さ、Panasonicの考えのなさが見えてくる。

◆ そう言えば入社予定者を自殺に追い込んだのもPanasonic系だったっけ。(社名が)松下の頃は関係会社も従業員も比較的大切にしていたイメージだったのに、それではやっていけないと言うことか。
あの教育担当だか何か、自殺に追い込んだパワハラ野郎はリクルート出身だとか。
ああなるほどと変に納得出来たりする。

◆ と言う話はともかく、そうしてユーザ登録させておいてサービスは中止だそうだ。
まあ、面倒な登録を経てまで使いたいと思った人も少なかったのだろう。2012年頃にはこうしたスマートフォンとのインタフェース機能を持った様々な機器が生まれては消えた。

◆ 現在販売されているものは無線LAN対応電子レンジなどで、出先でスマートフォンでメニューを考えて送信しておけば、家に帰ってすぐに調理が出来るとか何とか。まあ電子レンジやオーブンで凝った料理を作る人には良いのかも知れないけれど、解凍するにもスマートフォンでなんて事になったら余計に面倒だ。

◆ IoTが利便性のためのものではなく、IoTありきで使い方は後から考えるみたいな所がある。冷蔵庫やエアコンにしても、インターネット接続で多少便利になるのかも知れないが、それが必須と言う所までは来ていない。

◆ 血圧計だとか体重計はログが取れるという点で有効だ。計測器類はそのデータを保存して分析することで、より有効に使う事が出来る。しかしエアコンや炊飯器など、電源を入れるか切るか的制御で済んでしまうものの、スマートフォン連携による有効活用は難しい。

◆ 勿論接続しては駄目というわけではなくて、コストアップが最小ならば何でもつないで問題は無い。その接続した機器を、接続したのだから何か機能を与えなくてはとなると無理が生じる。スマートフォン連携だと、TVやオーディオ機器など本体にツマミやスイッチが減り、多くをリモコンんで行うようになったのと同様、スマートフォンやPCの画面を使った分かりやすい設定などが有効になるかも知れない。


日本の経済はどうなるのか(5/5)
◆ 緊急事態宣言の延長で先は見えなくなってくる。一方で治療薬の話も出て来ているので、感染の拡大が防げないにしても治療の道筋は出来るかも知れない。ワクチン開発が進んでいるが、感染者が完治したあとで再度感染する事例もあり難しい。

◆ 飲食店は収入がなくなり経営は厳しい状態になっている。飲食店従業員への給与支払いが出来なくなり、寮などを追い出される事例もある。個人商店をはじめとして、○○教室的なところも事実上の閉鎖状態だ。

◆ 陶芸教室やヨガ教室、英会話やピアノ教室、スポーツインストラクターや犬の散歩代行、ジムや道場も客数が減少したり教室閉鎖に追い込まれている。感染者対応で忙しいと言われる医師だが、開業医は患者数の激減で経営が厳しくなっているそうだ。

◆ 正社員であれば失業保険を貰える可能性があるが、自己都合退職扱いとなると支給開始まで時間がかかる。個人事業者の場合は失業保険はない。生活保護を受けるためには手持ち資産がゼロである必要がある。貯金のある人はそれを使い切らなければ生活保護受給対象にならないし、売却可能な資産も手放す必要がある。

◆ 不動産所有者でローンを抱えている場合で、資産価値がローン残を下回っている場合は更に厳しい。不動産を売却してもローンが残ってしまう。するとローンの支払いに加えて賃貸物件の家賃が発生する。例えばローンの支払いが月額5万円で、アパートに住むと家賃が6万円だったとする。支払い金額的にはローンを払い続けた方が安いが、しかし生活保護を受けようとすると6万円の家賃と5万円のローンを払う方法しかない。

◆ バブル崩壊時に不動産価格は半分以下になった。当時ほどの価格変動が起きるかどうかは分からないが、売りたいと思う人が多ければ当然価格は下落する。住宅ローンや不動産担保借り入れの支払い猶予措置が必要で、これを行わないとバブル崩壊の時と同じように不良債権が溜まる。

◆ 電話による(コロナウイルス関連不況に対する)相談会が開催されているが、寄せられる相談に相談員も答えに困るほどだそうだ。まさに何も出来ない状況で、特に住宅ローンや家賃の支払いが重くのしかかっているという。開業医などでは家賃に加えて(開業時の)多額のローンが重くのしかかる。耳鼻科や歯科、儲かると言われていた非保険医療を行う医院などが、患者の激減によって経営難に陥っているそうだ。

◆ 観光業にも関係するが、個人通訳なども仕事が激減している。観光客相手の、いわゆる"白タク"も大打撃だ。これは海外からの観光客を案内するタクシー的なものなのだが、支払いがネット上で完結しているために現地での金銭授受がなく取り締まりが難しい。しかし海外からの観光客が皆無となった現在、白タク事業は収入ゼロが続く。

◆ 持続化給付金はある程度の人は貰えると思う。家賃などの支払いが無ければ暫くは暮らしていける額ではあるが、家賃やローンがあると100万円/200万円はあっという間になくなってしまう。不景気で中古車価格は下がる傾向だが、何故か一部車種は値上がりしているらしい。乗り換えでお得になる場合もあるそうなので、売却価格のチェックは必要かも。


楽天モバイルは何故改善しないのか(5/4)
◆ 楽天モバイルのサイトは少しアクセス数が増えると落ちてしまう。最初はUN-LIMITの申し込み開始時で、アクセスが不可能になり楽天市場にショップをオープンさせる形で申し込みを行わせた。しかしそこでの申し込みは"仮"であり、本申し込みが必要になった。しかし仮申し込みでも初期費用を取られ、本申込時にも更に費用を取られると言う事が起きた。楽天は後日返還するというものの、それがいつになるのかは分からないという。

◆ その後今度はサービス開始時に同様の障害が起きた。サイトは殆ど反応しなくなってエラーを吐くばかり。ちょうどこの時にスマートフォンの注文を途中まで進めていた私が被害に遭った。注文が完結せずに「やり直してください」のダイアログに従いやり直すと、翌日には注文が9回行われたことになっていた。

◆ こうした事態でも楽天からは何も言ってこない。普通であれば、いや、相当普通でないとしたって「これは誤発注ですか?」と聞いてくるだろう、短時間に9台もの注文をしたのだから。だが楽天は知らん顔をする。この中で8台は楽天ポイントを使った注文で、1台はポイントを使わない注文として処理されていた。

◆ 楽天は極悪なのでポイントを使った注文の7台をキャンセルした。何故なら、1台注文した時点でポイント残高がゼロだったからだ。
ならばポイントを使わないものもキャンセルしたかと言えばそうではなく、シッカリ請求が上がった。

◆ 楽天モバイルに問い合わせようとしたが電話が通じない。最初は1時間ほど待ったが駄目、次は2時間ほど待ったが駄目、その後1時間ほど待って電話がつながった。オペレータの言う事には、受け取り拒否すればキャンセルするという。何度も配達されるかも知れないが受け取りを拒否し続けろと言われた。
My楽天モバイルで見ると、しかしキャンセルはされずに「準備中」のステータスのままだ。

◆ ソフトバンクも相当酷かったが楽天ほどではない。サポートに電話がつながらない事はあったが、楽天ほど酷くはなかった。トラブルなどに際しては、当時まだ少なかったとはいえ実店舗に駆け込むことも出来た。楽天モバイルショップは(コロナウイルス関連で)営業時間の変更や閉店しているという。事前に営業しているかをショップに問い合わせようとしても、ショップの電話番号が非公開だ。実店舗の電話番号が無いなど、通常の客商売ではあり得ない。

◆ 楽天モバイルに対するクレームは、βテスト時にも相当数が総務省に向けられたのだろう。さすがに放置は出来ないとあって総務省は楽天に指導をする。だが改善されたのはその時だけでありUN-LIMIT開始時には電話はつながらなくなっていた。楽天ご自慢のチャットの返事は3日後に来たのだった。

◆ 回線や設備その他の信頼性はともかくとして、楽天モバイルという企業の信頼性は相当低い。楽天本体がいい加減な企業なので、それに倣うモバイル事業も同様なのだ。これでは、例え全国がエリア化されたとしてもプライマリケータイとして使うには不安がある。ソフトバンクにしても信頼性という点では低いのだが、それでも最近は回線障害を把握出来るまでになった。従来は回線が正常か否かすら分からなかったのだから。


抑制だとか統制だとか(5/3)
◆ PCR検査数を日本では何故増やす事が出来ないのか。何故諸外国に出来て日本だけは出来ないのか。2月頃に厚労省は、検査数を増やして陽性者が検出されるとベッド数が不足して医療崩壊を招くと言っていた。

◆ 2月時点では軽症者も入院としていたのだが、その後自宅待機や軽症者の受け入れ施設を作った。病床数が確保出来ると厚労省は、医師や看護師が不足するから医療崩壊を招くと言い方を変えた。

◆ いずれにしても、検査をしなければ感染者が増えないので治療の必要なしという考え方だ。どんなに重症な人がいても、診察さえしなければ知らん顔が出来ますね、みたいな。急速に症状が悪化して入院するも亡くなる方、ご自宅で亡くなる方、検査を受けていれば容体の変化に対する対応も違っていたと考えられる。

◆ 現状で諸外国のように無作為に検査を繰り返せば良いと言うものではないし、ワイドショーが言うように全員を検査しろは無理だ。だが、少なくとも発症者に対する早急な検査は必要だ。厚労省は2月の時点で、発症者の検査を優先するには無症状者の検査は控える必要があるとも言っていた。
しかし現時点においても医者は、厚労省の規定を満たさないから検査は出来ないと言うばかり、相談数に対する検査数は1割未満だそうだ。

◆ 感染拡大を食い止めたいとする自治体は、独自の検査態勢により感染者の把握と隔離を行い始めた。静岡県でも市町村単位で地元医師会と相談し、独自の検査体制を採り始めている。世界の感染者数も増加の一途であり、この先いったいどうなるのかと不安になる。

◆ 治療薬としてアビガンなどが候補に挙がるが、重症化した後に投与しても効果は少ないのだとか。この辺りはまだまだ症例が少ないだろうから何とも言えないのかも知れないが、感染者を把握していなければ容体急変時の対応も出来ない。

◆ 血栓の話も出ていた。治療現場においては血液サラサラ系の薬の投与も行っているのだとか。血液サラサラ系は私も服用していて、バイアスピリンやEPA・DHAなどがそれにあたる。バイアスピリンは解熱剤のアスピリン、EPA・DHAは健康サプリメントとして入手が可能だ。果物ではグレープフルーツにその効果がある。

◆ 感染が疑われていながら検査をして貰えない方は、アスピリンを服用してグレープフルーツで水分を補給しながら発熱と頭痛に耐えるみたいな感じが良いのか。
どこに電話をしても自宅で安静にと言われるばかり、苦しいと訴えても受け入れ先がない。

◆ いずれにしても医療崩壊を防ぐ為に患者を診察しないというのは本末転倒である。
勿論重傷者と軽傷者を同列に扱う必要はなくトリアージは必要だ。その為にホテルを借り切るなどしてベッド数を増やしている。

◆ Youtube動画でコロナ発言をするとGoogleの逆鱗に触れて削除される。コロナウイルス関連記事(大手は除く)には広告配信が制限される。WHO批判の動画は削除対象になっている。GoogleがWHOを支持しようがしまいがそれは勝手だ。しかし、だからといって自分の意にそぐわない動画を片っ端から消していくというのは中国によるネット統制と変わらない。Googleは中国の検閲を批判していたのではないのか?


電気炊飯器(5/2)
◆ 電気炊飯器を買い換えると、その新品の炊飯器で炊いた御飯は美味しいという話は前にも書いたことがある。
買い換える度に炊飯器が進化を目の当たりにする、ではなく、炊飯器の性能は徐々に劣化していくのではないかと思ったりする。

◆ 覚えている範囲ではあるが、Panasonicの炊飯器→三菱電機の炊飯器→三菱電機の炊飯器→Panasonicの炊飯器と買い換えている。買い換える度に様々な機能が追加されたりするのだが、それを有効に使う場面は余り無い。

◆ 使ったのは全てIHなのだが、設計者に言わせると小型炊飯器以外はヒータでもIHでもさほど差がないのだとか。理由は消費電流を15A以下に抑えなければならないからで、そうすると温度上昇カーブは似たり寄ったりになるらしい。

◆ Panasonicの現用炊飯器には米の銘柄設定がある。米の銘柄ごとの平均水分量などで炊き方を微妙に変えるのだろうが、比べてみてもよく分からない。単に設定項目があるだけで、制御自体は余り変わらないのかも。

◆ 10年くらい前からだろうか、圧力IHだとか減圧保温だとかになったのは。炊飯器に加圧/減圧ポンプが内蔵されているものもある。Panasonicのものは可変圧力だったかな。どういう制御なのかはよく分からないが、まあ色々やっているわけだ。

◆ そもそも米を炊くという単純な機能な訳で、そこに付加価値を付けるのは難しい。
一時期は厚釜が流行ったが、熱容量が大きいと急速な加熱が出来ないと言うことで、やがて厚釜は廃れていく。しかし内釜が薄いと安っぽく感じられる。一方で厚釜だとか鉄製などは重くて扱いにくいと言われる。非金属ではカーボン製や土釜などもある。

◆ カーボン製は軽さが魅力と言われるが、いわゆるカーボン樹脂ではないので落とすと割れる。まあ土釜にしても落とせば割れそうだけど。内釜は買い換えることが出来るが価格は高い。普及レンジのもので数千円から、高価格なものでは4万円近くになる。

◆ 内釜が傷んだから内釜だけを買い換えるのか、炊飯器ごと買い換えるのかは迷うところだ。もっとも1万円を超える内釜を使う炊飯器の価格は10万円前後と高価なので、いずれにしても出費は嵩む。
いわゆる高級炊飯器が流行ったのは少し前だとも言われて、今はそこまでの性能(正確には、そこまでの価格)を求める人が少ないのだとか。

◆ このあたりは景気にも左右されるのだが、普及機種と高価格モデルの性能差が無くなってきたことも要因だろう。極端な話、厚釜が良いと言うのであれば薄い釜の温度制御カーブを、熱容量の大きな厚釜風にコントロールすれば良い。

◆ 素材による遠赤外線だなんだという話になると複雑なのだが、では遠赤外線を多く放出するヒーターは実際に違いがあるのか?つまりこれは、赤外線の波長による違いがあるかどうかと言う話だ。

◆ 米の研ぎ方や水につける時間、水温などによっても味は変わってくる。炊飯器の違いがそうした変化を超えるレベルにあるのかどうか。確かに様々な機能が付いた炊飯器は美味しく炊けるとは思うのだが、それは研ぎ方や水につける時間による違いを吸収してくれているに過ぎないとも思う。


アルコールとは特殊なもの(5/1)
◆ 消毒用のアルコールが不足している。転売屋などにより500mlあたり1万円前後の価格が付いている。
酒造メーカが消毒にも使える濃度のアルコールを供給するなど、各分野で頑張っている感じを受ける。

◆ ソフトバンクの孫さんはアルコールを輸入販売しようとしたがアルコール事業法の壁に打ち砕かれた。「アルコール事業法とは、アルコール事業の健全な発展およびアルコールの安定的かつ円滑な供給の確保を図り、経済の健全な発展に寄与することを目的とした法令」だとある。

◆ アルコールを製造するにも輸入や販売を行うにも、この法律が壁となる。
孫さんは、認可を得ようとすると1年はかかると書いていた。アルコールの物性を調べるなど簡単なことなのだが、何故許可をすぐに与えないのか。

◆ これは2001年までアルコール専売制度によって保護されていた事にも大きく関係している。要するに利権だ。ソフトバンクにアルコール業界を荒らされたくないと思えば認可しなければ良い。
せっかくアルコール不足で美味しい思いが出来るのにと思ったかどうかは知らないが、そういうことなのだ。

◆ アルコール度数の高い酒を消毒用に使う事は可能だが、酒税がかかる。最近になって飲用ではない旨を表示すれば酒税を課さないことを検討すると言っているが、いったいいつまで検討するのか。2ヶ月前から検討して1ヶ月前には非課税品にするくらいの動きが出来ないものかと思う。

◆ 酒造メーカは食塩を混合して飲用に出来なくするなど考えたそうだが、不純物を混入すると消毒用として不適になるなど問題もあったそうだ。政府というか各省庁はいったい何をやりたいのか全く分からない。そして今はこうした酒類も転売屋の餌食になり始めているそうだ。

◆ 2月頃のマスクの供給量は月間数億枚だったそうだが、転売屋は1日に1億枚も買い集めたと言われる。数億枚と言われる転売屋のマスク在庫だが、実はその10倍以上あるのかも知れない。最近になって韓国人の店などで投げ売りが始まっているとは言うものの、それでも50枚で2千円以上の価格だ。粗悪品も多く、とりあえず形だけはマスクみたいなものも多々あると言われる。

◆ アルコールにしてもマスクにしても防護服にしても、転売や高額販売の規制が中々出来ない。まあアルコールは上に書いたような利権が絡むので難しいのだろうな。日本の場合は国民のために公務員がいるのではなく、公務員の利益を確保するために国民が汗を流すのだから。それは特攻隊の精神と余り変わっていない。国民を犠牲にしても国を守る事に何の意味があるのか。国とは国民のために存在しているものではないのか。

◆ 9月入学方式の検討の話も出ている。都市部では賛成意見が多く、地方では反対意見が多い。ただ9月にシフトするなら今はチャンスに違いない。急激にシステムを変えることは各部に歪みを生ずるのだが、議論の余地はある。もっとも9月に収束せず、結局来年の4月になったなんて事は起きうるし、或いは来年の9月が良いのかも知れない。いずれにしても子供の成長は待ってくれないと言う事だ。何事もノンビリやるのが日本風だろうが、人間は1年に必ず1歳年齢を重ねる。