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過去の雑記置き場


G5030は納期がかかる(11/1)
EVとダイソン(11/2)
都構想は静岡県にもあったのか(11/3)
絶対取れないクレーンゲーム(11/4)
減り続けるガソリンスタンド(11/5)
HDDレコーダ(11/6)
家庭用映像機器とIoT(11/7)
全チャネルを録画する(11/8)
残価設定ローンとリースの違い(11/9)
SSIDを統一する(11/10)
半額商品に群がる人々(11/11)
1000BASE-Tが不安定だった(11/12)
GooglePhoto無料無制限廃止(11/13)
成人人口の減少(11/14)
仕様変更の恐怖(11/15)
海外居住でやり放題?(11/16)
俺は悪くない、車が悪い(11/17)
音声認識と機械翻訳(11/18)
NHKとウーバーイーツ(11/19)
都道府県魅力度ランキング(11/20)
よく分からないLAN構成(11/21)
Amazon_ECHO(11/22)
5人は乗れない5人乗り(11/23)
よく分からないLAN構成(2)(11/24)
棺桶とは高価なものらしい(11/25)
グレープフルーツ缶詰が不足している?(11/26)
法人が需要を支えるワンボックスカー(11/27)
100円ショップ(11/28)
ソフトウエア処理か専用ハードウエアか(11/29)
専門性を持てるには10年かかる(11/30)


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専門性を持てるには10年かかる(11/30)
◆ 孫さんは移動体通信事業に参入する時に、10年でドコモを抜くと言った。これは実現しなかったばかりか、auにも追いつけなかったのだが、孫さんの言う10年には意味があるのだと思う。

◆ つまり10年やって追いつけなければ100年待ってもダメ、みたいな考えがあったのではないだろうか。10年という長期で見てダメなら他に投資をした方が良いと、損切りではないがダメなものはダメなんだと判断する最長が10年という言葉だったのかなと思う。

◆ ただこの10年でソフトバンクは随分変わったと思う。ソフトバンクは人が育たない会社(育たないという点では楽天の方が上だけど)だと言われていた。特に技術系の人間などがいられる会社ではなかった。旧EMのエンジニアもWOLLCOMのエンジニアも、優秀な人はみんな辞めていったと聞く。

◆ 孫さんに認められる事が一番であり、全て個人プレイで個人が目立とうとする。なので、グループ内で誰かが失敗すると、それをみんなでカバーするのではなく指を差して笑い脱落させる風習だった。

◆ しかし10年の歳月と、孫さんが離れた(移動体通信事業に飽きた)事で、普通の事業者らしい面も出て来た。特に若いエンジニアの頑張りは、ドコモやKDDIといった老舗よりも強いのではないかと思う。素人以下の素人集団と言われたソフトバンクも、参入から10年以上を経過して一人前に成長しつつあると言われる。

◆ サークル活動の延長的なノリでやっていると言われる楽天モバイルも、おそらくは10年くらいすると事業者らしくなれるのではないだろうか。立ち上がりが早かったEMはと言われるかも知れないが、EMとソフトバンクや楽天は企業そのものが違う。

◆ EMはDDIpの分裂組なので、元々が通信事業者経験集団だ。楽天はspam屋だしソフトバンクは販売業で、移動体通信とは全く縁のない企業だったのだ。ゼロから始めるのならば、未だその方が良いかもしれない。

◆ 楽天が何故総務省から何度もお叱りを受けているのか、それは楽天の常識は世間の非常識だからだ。法に反したとしても捕まるまでは無罪であるという考え方は、押し売り的勧誘やspam、電話営業には良いのかも知れない。しかしまともな業界でその考えは通じない。

◆ しかし楽天はそうした考えで長年やってきたわけで、今更まともな会社になれと言われたって急には方針転換が出来ない。結果として何度も何度も総務省から注意を受ける。注意を受けたところで、適当に返事をしておけば良いくらいなのだろう。

◆ ソフトバンクは孫さんが表舞台に立ち、良くも悪くも孫さんが牽引した。楽天の場合は三木谷さんは指示に徹し、全ては命を受けた現場が行う。失敗すれば現場の人間が首を切られる。トップダウンという意味ではどちらも同じなのだが、表に出る分だけ孫さんには風当たりが強い。だからこそ孫さんはそれなりに勉強もする訳だ。

◆ 10年後にソフトバンクが存続しているのか、楽天モバイルがどうなっているのかなど誰にも分からない。しかし世の中が6Gの世界になっているのは確かだろう。そして、もし楽天モバイルが存続し続けていたとしたら、普通の移動体通信事業者に近づいていると思う。


ソフトウエア処理か専用ハードウエアか(11/29)
◆ CPU性能が上がってくると、それまで専用のハードウエアが必要だった処理がソフトウエアで可能になる。果たしてソフトウエアで処理する方が良いのか、それとも専用のハードウエアがお得なのか。

◆ 楽天が仮想化仮想化と言っているが、これがソフトウエア処理である。RAN(無線アクセスネットワーク信号処理)を専用のハードウエアではなく、CPUで行おうと言う事だ。

◆ ではこれまではハードウエアで行っていたのかと言えば、答えはYesである。専用のロジックや汎用デバイス、FPGAなどが組み合わされた回路に制御用のCPUが付いている感じだ。信号処理そのものは専用のハードウエアが行い、それらに信号を渡したりする役目をCPUが担う。
CPUの中にハードウエア演算器などがあり、演算処理はそのハードウエアが行うみたいなイメージだ。

◆ CPU性能が上がれば、このハードウエアで行っていた演算もCPUが負担出来る。するとハードウエアが不要になるのでコストが下がる。ソフトウエアアップデートで様々な信号処理が出来る(FPGAなどの場合も必要に応じて回路は書き換えられる)。

◆ なるほど良い事ばかりではないかと思うかも知れないが、現状ではCPUの処理速度よりも専用ハードウエアの処理能力の方が高い。これはいつも問題になる。ソフトが得かハードが得か。低消費電力化などが考え尽くされたCPUを使ったソフトウエア処理は電力面で得ではないのか、いやいやハードウエアの方が低消費電力でしょう、みたいな。

◆ 3G時代には信号処理のソフトウエア化は結構行われていた。しかしLTEになると、信号処理がCPUでは追いつかなくなってきた。そこでハードウエアアクセラレータを使ってCPUを助けるような構成になった。コスト面ではベストとは言えないが、処理速度や処理能力、消費電力、設置スペースの点で仮想化処理よりも圧倒的に有利だと言われている。

◆ ソフトバンクが言っているが、楽天モバイルくらいの規模(加入者数、処理帯域など)であればvRANも可能ではないかと。ただ、それでもパフォーマンスが出せるのかどうか、設置スペースや消費電力をどうするのかは問題になるという。さらに信号処理が増える5Gにおいて、ソフトウエア処理では処理時間(遅延時間)が厳しいとも言う。

◆ ソフトバンクはNVIDIAの株を持っているわけで、NVIDIAはGPUによる信号処理の可能性を研究している。元々GPUは信号処理などに向いている部分もあり、それを活かしたRANの構成と言う事だ。具体的には従来はFPGA(ハードロジック)で行っていた部分をGPUに置き換え、性能に余剰分があれば他の処理も行わせるみたいな感じだ。

◆ GPUを動かすとベースの消費電力があるので、軽い処理ではハードロジックよりも不利になる。しかしGPUの性能いっぱいまで使うような処理を行わせれば(遊び時間が無くなるので)電力使用効率は良くなる。ただし処理待ちが発生する位になると、今度は処理遅延が出始める。

◆ ではGPUを使った仮想化はどうかという問題になるが、何年か先には見えてくるかなと言う感じではないかと思う。消費電力やコストのバランスが取れれば可能ではあるが、以前に書いたように広帯域高速通信の処理をCPU(含GPU)で行うのは結構大変なのだ。


100円ショップ(11/28)
◆ 100円ショップは凄いと思う。薄利多売どころか、薄利すら得られているのか疑問にもなる。いや、これが日本国内製造品であれば不可能ではないのかも知れない。何しろ経済成長が止まっているのだから。しかし中国をはじめとする諸外国はそうではなく、特に中国の物価上昇は凄い。

◆ ダイソーなどはいわゆるPB商品を多く持っているのだが、管理コストや開発費などをどうやって捻出するのかと思ってしまう。そんな100円ショップで買うものはプラスチック容器や封筒などが多い。

◆ プラスチックの容器やケースは、やはり安価だからだ。ちょっとした工具などを入れておき、重ねることの出来る、剛性のあるプラスチックのケースも100円である。たぶんこれ、ウチには10個くらいある。工具やパーツ類、乾電池や線材などを分類して入れ、そのまま積み重ねておける。

◆ サイズ的にはA4よりは小さい。A4の紙を入れる時には折らなければならないので、書類入れには相応しくない。書類を入れるA4版より大きなケースも当然売られているが、書類用途なのか余り剛性がない。

◆ 他にも水槽関係で流用するような1リットルや500mlの蓋付き容器も100円ショップのものである。車やスカイウエイブのパーツ洗浄用のバットも、ホームセンターで買うと数百円するが100円ショップなら200円(さすがに100円だと小さいものしか買えない)だ。

◆ ただし全てのケースで100円ショップが安いとは限らない。或いは内容量が異なる場合もある。接着剤に関しては100円ショップが安い場合が多い。ものによってはホームセンターで178円位するものが100円だ。それこそ薄利で売るからなのか?仕入れ個数の違いなのか?パッケージも容量もメーカー(一流)も同じなのにこの違いは何なんだ。

◆ そんな100円ショップの1軒がなくなってしまった。関東では余り馴染みがないかも知れないが「レモン」という屋号である。レモン自体が無くなったのではなく、修善寺駅の近くのレモンがなくなった。近くにダイソーもあるので集客の厳しさはあったかなとは思う。

◆ コロナウイルス感染拡大で、余計に客足が遠のいた可能性もある。大きな利益が見込める商売ではないだけに、売り上げには敏感になる。売価が100円なのだから、仕入れがタダでも利益は100円でしかない。

◆ 私が100円ショップに行く時にはまとめ買いしてくるので千円とか2千円を支払うが、それでもそんな額なのだ。田舎のここであれば地代家賃は安いだろうが、都市部の店舗だとそうしたコストもひびいてくる。もちろん客も多く入る訳だが、店舗面積に対する客数には限度がある。

◆ 100円ショップは1980年代に登場し、その後バブル崩壊の2000年代には参入企業も増えて一般化する。1991年から100円ショップ業界に参入したダイソーは、赤字販売も商売のウチという考え方で規模を拡大した。当時は(いわゆる)倒産品やデッドストックを仕入れることで安価販売していた。

◆ 景気が回復すれば100円ショップは消滅すると言われた時期もあったが、幸か不幸か日本の経済は停滞から抜け出せない。鳴り物入りのアベノミクスも早々に失敗が明らかになる。
しかし政府と日銀は景気は改善していると言い続け、結果として世界に取り残された日本が生まれてしまったわけだ。


法人が需要を支えるワンボックスカー(11/27)
◆ トヨタはアルファードを法人に売り込んでいる。販売方針をいち早く法人に向けたことで販売量の減少を抑え、年間7千台ほどを売るという。兄弟車であるベルファイアが千台程度の販売台数である事からすれば、立派な販売成績だ。

◆ アルファードが売れていた2003年頃には年間8万台を超える台数を売った。
しかしワンボックスブームは永くは続かず、特に大型のワンボックスカーの人気は低迷することになる。

◆ トヨタも日産も高級高級と宣伝するも、所詮はワンボックスである。ワンボックスの中では高級なのかも知れないが、じゃあクラウンと比較してどうなの?みたいな。例えクラウンの最下位モデルよりも高額だとしても、クラウンより高額な車だとどの程度の人が認識するのかという話であり、それが高額ではなく高級という位置づけになればイメージはかけ離れていく。

◆ 大型ロングホイールベースのFFとあって、最小回転半径も含み取り回しづらさや操縦性の問題、そもそも大型ワンボックスを運転して何が楽しいの?みたいな現実が見えてくる。2列目シートは豪華で高級なのかも知れないが、そこにオーナが座ることはない。

◆ 個人需要を喚起することはもう出来ないと悟ったのか、トヨタは早期からアルファード・ベルファイア・ノア・ボクシー・エスティマにエクスファイアも共通部品だったかな。売れない車たちを全部まとめて共通化するという、コストダウン手法に踏み切った。

◆ これと同時にタクシーなども含めた法人需要の掘り起こしに力を入れた。人や荷物を沢山積めるのだから、荷物を運ぶことを主とする事業者に売れるはずだと。
タクシー会社向けにはタクシー会社向けの車両価格があるそうで、極めてお得なものだとか。

◆ ショーファードリブンであれば2列目シートの居住性を売りに出来る。ところが問題も明らかになってくる。タクシー仕様車ではサスペンション部品やエンジン・補機類にしても高耐久パーツが使われる。しかしアルファードの一般車はそうではなく、しかも車重とホイールベースの関係からボディーの劣化が早いと従来から言われていた。

◆ トヨタはモノコックに補強フレーム的なものを入れたり、スポット点数を増やすなどの対策を講じてきたが、過酷な使用のされる法人用途ではボロが出てしまう。
サスペンション系ではブッシュ類が柔らかいようで、15万kmくらいで変形が顕著になるらしい。ブッシュ類のコストは安価(単品で出る場合)なのだが、交換工賃を含めると(整備トータルで)数十万円だそうだ。

◆ 日産のエルグランドなどは年間販売台数が数百台であり、そろそろ消えゆくモデルではないかと言われる。トヨタにしてもモデルの整理は必至とみられている。セダンが消えていくその次は、ワンボックスが消えていく。

◆ マツダはSUVシフトで順調なようだが、ワンボックスからの乗り換えは厳しいと従来から言っている。下取りが安いので差額が大きくなりすぎ、購入を諦める人が多いのだとか。一時期マツダの車は高取りして貰えず、マツダからマツダへの買い替えしか道がないなどと言われたが、今はそれがワンボックスなのかも知れない。


グレープフルーツ缶詰が不足している?(11/26)
◆ 最近見かけなくなったもの、それはグレープフルーツの缶詰である。私はゼリー的な食感のものが好きで、フルーツゼリーを作って貰う。そのフルーツとしてオレンジやグレープフルーツを入れるのだが、グレープフルーツの缶詰を見かけなくなった。

◆ みかんやオレンジ、白桃や黄桃、パイナップルはある。いくつかのスーパーを見てみたのだが売られていない。では世の中から消えてしまったのかと言えばそうではなく、通販などでは普通に買うことが出来る。

◆ もしかして値上がりして、普通のスーパーでは扱えない価格になったとか?そこで「グレープフルーツ 缶詰 値上げ」で検索してみると、酒税が上がったページなどが検索された。例によって含まれない:グレープフルーツ 含まれない:缶詰である。"グレープフルーツ" "缶詰"値上げとしたところで、なんだかなぁな感じだ。

◆ 最近使うことが多くなったbingで検索してみると、さすがにGoogleのように検索語をすり替えるなんて乱暴な事は起きなかった。しかし値上げに関する具体的情報は見つからなかった。確かに通販価格でも230円前後と、さほど高額にはなっていない。

◆ 単に一つのスーパーで扱いがなくなっただけなら、仕入れの関係などが影響している可能性はある。しかしいくつかのスーパーを見てもグレープフルーツの缶詰がないと言うことは、もっと重大な?何かが起きているのではないのか。

◆ この辺りにいくつもの店舗があるマックスバリュにも、エブリビッグデイにも、業務スーパーにもグレープフルーツの缶詰はなかった。もしかして伊豆地方だけ?缶詰がないのは。しかしみかんやオレンジや桃やパイナップルやミックスフルーツの缶詰は以前と変わらず売られている。

◆ 業務スーパーによれば(理由は分からないけれど)販売を終了した商品だという。つまり一時的な在庫切れなどではなく、今後同一商品が売られることは無いとの見解だ。

◆ 缶詰ついでに、みかんの缶詰で中国製と国産のものを比較してみた。国産のものは粒が揃っている。中国産のものはロットにもよるのだろうが、大きさがバラバラだ。味はどちらも殆ど変わらなかった。食べ比べても分からない程度の差でしかない。まあ、有害物質がどの程度含まれているかなどは分からないんだけど。

◆ 中国製で気をつけるべきものは並行輸入品などだ。販売元が国内企業の場合は、並行輸入物よりは信頼性はあると考えられる。問題が起きた場合には販売元が明らかにされるわけで、一応は品質チェックもするのではないだろうか。

◆ 中国では下水に浮いた油を集めて再利用するなど、究極のリサイクルが行われている。
揚げ油としてなら使えると言うことなのか、まさか精製し直したから使うなんて手間のかかることはしないだろう。

◆ 地溝油と呼ばれるこれらの油は2010年頃から問題視され、2017年頃には取り締まりなども強化された。しかし価格の安いレストランや屋台では、現時点に於いても正規の油より安い地溝油を使って揚げ物をしているのだとか。

◆ あと10年もすれば中国も変わってくるとは思うが、今はまだ厳格な管理が出来ているとは言えない。そしてこれは日本人が歩んできた道でもある。雪印牛乳事件ココイチのかつ横流し事件(ココイチが有名なのでこう呼ばれるが、悪事を働いたのはダイコー)、消費期限切れの牛乳を使っていた不二家事件など、大手でもこうなのだ。


棺桶とは高価なものらしい(11/25)
◆ 人は必ず死ぬので火葬が必要になる。日本では棺桶に入れて運んでいかないと火葬して貰えない。どうせ燃やしてしまうのだからと言っても、何らかの箱は必要になる。

◆ 自宅で亡くなる方もいると思うが、大抵は病院で息を引き取るだろう。すると病院提携?の葬儀屋がやってくることになっている。葬儀屋から病院にインセンティブが出ているのかも知れない。葬儀社は要らない、自分で火葬場まで運ぶと言っても、何だかんだと言われて葬儀社を呼ばれるそうだ。

◆ 葬儀社は、カタログ上は10万円以下の棺もあるのだが、実際には納期がかかるとか、色々な理由を付けて20万円くらいのものを薦められるケースが多いという。葬儀社曰くこれでも最低の品物で、高価なものは100万円以上だと。
カタログ品なのに何故安価な棺の在庫がないのかと言ったところで、死者を敬うお気持ちが云々と言い返される。

◆ 火葬の日程が決まっている場合に、その火葬の日までに入手出来る棺が必要だ。安価なものがカタログにあったとしても、受注生産ですから2週間はかかりますなんて言われたら高いものを買うしかない。

◆ 葬儀屋は、棺だけでも20万円、でもセットコースなら合わせて50万円とお得ですみたいな営業をしてくる。身内が亡くなってやるべき事が沢山あり、何が何だか分からない状況で葬儀屋の営業攻勢は留まるところを知らない。

◆ だがここで葬儀屋の言うとおりにしてはいけないそうだ。棺はネット通販で買うことが出来て、本体価格は2万円前後だとか。組み立ても簡単で、特別な工具なども必要ない。というか、燃えるものだけで出来ているはずだ。

◆ 棺が用意出来たらドライアイスとご遺体を入れる。それを火葬場まで運ぶわけだが、レンタル霊柩車がある。棺の長さは180cm以上あるので少々運びにくいが、低床平置きトラックならばレンタル費用も安いはずだ。この辺りは賛否両論あるとは思うのだが、少なくとも私が死んだとしたら何で運ばれようが知ったことではない、死んでいるわけだし。

◆ 身内が亡くなり私が生きている側だとすると、やっぱり火葬は熱そうだよなぁと思ったりする。まあ死んでいるわけだから熱いも何もないし、日本では土葬が許されない以上仕方がないのだけれど、死んだ人を燃やすのかみたいな感じもする。

◆ いずれにしても昔ながらの葬儀は減っているようで、身内だけで静かに送るみたいな事が多いのだとか。田舎の方だと盛大というのはおかしいけれど、親戚などが集まって云々が常識なのかも知れないけど。

◆ 葬儀とか通夜は故人を偲ぶとか報告の意味もあるのではないだろうか。ただ現代からすればメールや電話でも連絡は取れるわけで、勿論親しかった人が故人に最後の別れを言うのは勿論あるし、誰にも否定は出来ないが、さほど親しくない人まで集められてと言うのはちょっと違うのかなとも思う。

◆ 菅政権になって景気が回復する日が来れば結婚式と葬式に華やかさ、いや、葬式に華やかさはないか、でも大規模なお別れ会などが復活するかも知れない。しかし現状で日本の経済を見る限りは難しい。
死者に敬意を表するより先に、生きている人間が明日の生活を考えなければいけない。


よく分からないLAN構成(2)(11/24)
◆ 知人宅に送ったWN-G300R3をセットする時が来た。今現在どう接続されているのか、再度確認して貰った。ケーブルがテーブルに挟まっていてどれがどこにつながっているのかよく分からないというのだが、順番に線を追って貰った。

◆ 回線はVDSLモデムで受けているようで、VDSLモデムに電話の端子がある。
ひかり電話的なものだと思うのだが、しかしそこには何も接続されていない。
電話の線が接続されているのは、大元のルータだ。Webで取説を探してみると、事業者専用モデルで電話インタフェース付きらしい。

◆ この大元のルータからPCに有線接続されている。大元のルータには別の線も接続されていて、これがWi-FiのAPに行っている。ここも普通である。Wi-FiのAPを交換してしまうのだからとりあえず謎は謎のままでも良いかなと、まずは旧APに接続されている線を外して貰う。

◆ ここで気づいた。大元ルータからの線が青いコネクタに挿されているというのだ。
これってWAN側でしょ。バッファローの、少なくとも最近のモデルはAPモードにするとWANポートもLANポートと同様の扱いになる。しかし古いものはそうではないのかも知れない。

◆ ではどんな動作をしているのだろう。ルータとして動作している可能性もある。調べてみるとWHR-HP-GはLAN側のIPアドレスのデフォルト値は192.168.11.xとなっている。有線LAN側は192.168.0.xで、無線LANは192.168.11.xなのだろうか。

◆ だとするとWHR-HP-GのLAN側にPCを接続し、IPアドレスを取得し直せばWHR-HP-Gにアクセスできるようになる筈だ。とは思ったのだが、あえてルータを複数通過させる意味は無い。無線LAN側に接続したデバイスと有線LAN側のデバイスをアイソレートしたいときには良いのかも知れないが、小規模な家庭内LANでは管理が面倒になるだけだ。

◆ こちらから送ったAPはAPモードに設定してあるので、そのまま接続すればそのまま動作するはずだ。SSIDも予め聞いていたので、それもこれまでのAPに揃えてある。WHR-HP-Gを外して貰い、その代わりにWN-G300R3を接続して貰った。その後スマートフォンでチェックして貰うと、今まで通り使えるとの事でリプレイスは成功である。

◆ PCからAPの管理画面にアクセスできることを確認し、作業は終了した。WN-G300R3は今年の8月まで製造されていたモデルで、定価は3,600円と激安である。例によって能書きにはハイパワーハイパワーと謳われている。

◆ 今や5千円も出せばそこそこの性能のWi-Fiルータが手に入る。最近であればWi-Fi6(ax)対応と言うことになる。Wi-Fi6のスループットを測るのはPC性能なども含めて意外に大変だ。
有線側の速度も1Gbpsでは足りない。十分な速度の環境があるのなら、jperfでテストしてみると面白いかも知れない。

◆ ウチでWi-Fi接続しているのはスマートフォンやAmazon ECHO、MG5350プリンタくらいで、PCは基本的には有線LANで接続している。インターネット接続速度が調子の良いときでも500Mbpsは超えないし、夜間などは50Mbps以下になる。ちなみに夜間はipv4接続の方が速い事が多い。といっても100Mbps位だけれど。ウチではNiftyを使っているのだが、今年になってからの速度低下が著しいとの話だ。


5人は乗れない5人乗り(11/23)
◆ トヨタにルーミーという車があるそうで、定員は5人だ。しかし後部座席が狭いのとシートベルトの位置の関係で5人乗車時には少々苦労することになる。

◆ シートベルトレイアウトとしては後席2人用という感じになっている。そこに3人が座るので、中央部に座る人は左右のシートベルトのバックルの上に腰掛けることになる。

◆ 乗り方としては、まず1人目が後部座席に座ってシートベルトを緩めに装着する。次に中央に座る人が乗って、最初に乗った人のベルトの上に乗るように体を押しつけながら、自らのベルトを締める。最後に乗った人は、中央に乗った人のお尻の下辺りになるシートベルトのバックルにシートベルトを装着する。

◆ ようするに後席3人掛けの中央はエマージェンシーシートみたいな感じなのだ。
普段は4人乗車だけれど、いざという時には最大5人は乗れますよと言う感じ。
法的に5人乗れる意味はあるのだが、これはカタログなどに明記しないとクレームになる。

◆ と言うかクレームになったという話があったが、トヨタとしてはあくまでも法的に5人乗れるのだからカタログに間違いはないという。なおシートベルトは容易に外れないようになっているそうで、これは中央部に人が乗った時に、お尻でバックルを踏んで座るので、その時に外れない対策のようだ。

◆ 外れにくいのは良いが、細い棒のようなもので押さないと外せない(外れにくい)とも言われる。水没や車両火災の時などにこれだと困るが、普通のシートベルト同様の構造だと中央部に人が乗った時にお尻で押して外れてしまう。

◆ では子供が乗ると仮定するとどうなるかだが、今度はシートベルトの肩紐部分が(角度が立っているので)頭や耳辺りにかかる感じになり、安全性が確保出来ないと指摘されていた。

◆ そこまでして5人乗りに拘らなければいけない車両作りにメーカは苦労しているというか、もう安全はどうでも良いから規格を満たせば何でもありだよ的な無理矢理感が強い。4人しか乗れないなら軽自動車と同じじゃないかとなってしまうからなのか。

◆ R129のSLは2シーターなのだが、オプションか何かでエマージェンシーシートが取り付けられて4人登録が出来る。後席などとても大人が座れるようなスペースではないが、幼稚園児であればちゃんとシートベルトも出来る。で、上の子が幼稚園に通っている時には近所のお友達と2人を後部座席に乗せて毎日送っていったものだ。

◆ こうした用途があるのでエマージェンシーシートは否定しないが、ではSLが4人乗りですよとして売って良いかと言えば否である。
大人が乗ったら精々15分、子供なら1時間くらいの乗車に耐えられる可能性がありますよと明記した+2に他ならない。

◆ だからトヨタにしても4人乗り(+1)みたいな表示をしておけば問題はなかったのだ。まあトヨタの言い分としては「買う前に見たでしょ?後部座席も確認されましたよね?」と言うことなのだ。車は通販で買うことは少ないと思うので、実際に見て買う人の方が多いだろう。ファミリーカーを買う人なら後部座席もチェックするだろう。


Amazon_ECHO(11/22)
◆ Amazon ECHOはAlexa対応のスマートスピーカーだ。何かしらのキャンペーンがあれば半額での入手、或いは定額サービスへの加入を条件に、ゼロ円での入手が出来る。なお定額サービスは無料の期間中に解約することが出来る。(ECHOばかりを持って行かれてしまうと今後変更されるかも)通常価格では5千円くらいする。

◆ 昨年の12月にはAmazonMusic Unlimitedへの加入を条件にECHO dotが999円で販売された。Amazon Music Unlimitedは無料期間中に解約が可能なので、999円でECHO dotが入手出来ることになる。
2日くらいで売り切れてしまう(多くは転売屋の手に渡るようだけれど)らしい。

◆ 今年もキャンペーンが行われるかどうかは分からないが、迷っているなら早く買わないと売りきれる。音楽好きな方ならMusic Unlimitedも役に立つとは思うのだが、ECHO dotはさほど高音質なものではないしステレオでもない。スマートフォンやPCで音楽を聴く人は良いと思う。

◆ ECHOが複数台あると、ECHO同士で通話が出来る。家の中のインターホン代わりにもなるし、別のネットワークに接続されたECHOも呼べるので、実家に置いておくなんて事も出来る。

◆ 別のIDに紐付けたECHOをコールするためには、Amazonに電話帳の内容を渡す必要がある。当初のLINE同様であり、拒否することは出来ない。従ってAlexaセットアップ用のスマートフォンを用意し、電話帳が必要最小限(ECHOで通話する相手のみ)の状態で電話帳を持っていかせるのが良い。

◆ 電話帳を持って行かれて、電話帳内の誰かがAlexaを同じように使っていた場合、誤発信してしまう可能性がゼロとは言えない。また異なるIDでセットアップされたAlexa同士では呼びかけモードは使えない。

◆ 電話帳を渡さず便利に使う方法は、全て自分のIDでセットアップしてしまうことだ。買い物などに使うアカウントとは別に、Alexa用のアカウントを作っておくのが安全、これは誤って買い物をしてしまうことを防ぐ意味からである。厳密にはAlexaとの会話履歴が残るなどの問題もあるのだが、電話帳をAmazonに渡すよりは良いだろう。

◆ こうして複数台のセットアップをすると、セットアップしたECHOに対して電話をしたり呼びかけたりすることが可能になる。
電話をするとAlexaが取り次ぐが、呼びかけの場合はインターホン同様にすぐに通話状態に遷移する。

◆ スマートフォンにAlexaアプリを入れておけば、自宅に置いたECHOに電話をする事も出来る。勿論PCにセットしたAlexaにも電話をかけられる。今時はLINE通話などがあるので、無料通話云々はさほど気にするものではないかも知れないが、操作を要するスマートフォンと違ってハンズフリーで応答が可能なところが便利だと言える。

◆ 車での移動が多い方は車の中に置いておくことも出来るのだが、スマートフォンをテザリングモードにして接続させなければならないのが面倒だ。車の機能として通信契約付きのモデルなら常時接続が可能だと思う。

◆ スマートスイッチなどのコントロールも出来る。Wi-Fi接続によるAC100Vのスイッチは2個セットで3千円くらいからある。セール時を狙わないと割高感を感じる。スマートスイッチやスマートコンセントで何をやるかという話もあって、だったらAlexa対応リモコンの方が便利じゃないの?みたいな。


よく分からないLAN構成(11/21)
◆ 今から8年くらい前になるだろうか、知人からWi-Fiを使いたいがどうすれば良いかと聞かれた。それにはWi-FiのAPが必要だよみたいな話をしたのだが、知人宅にはWi-Fiルータがあるようなのだ。どうやらインターネット接続業者からセットで買わされたみたいな、そんな話でWi-Fiはそのまま使えたという笑い話のような事だった。

◆ そのWi-Fiの設定を変えて欲しいと言うことで、リモートで作業をする事になった。知人宅のPCにリモートロングインして設定を変更すれば良い。だが、そのWi-FiルータのIPアドレスが分からない。

◆ 大元のルータは192.168.0.1でこれは分かったのだが、さてWi-FiのAPのIPアドレスはどこだ。PCは有線接続されているので、そこからpingを打つことにした。コマンドプロンプトでforループを回して192.168.0.2から192.168.0.254まで順番にpingを打っていく。しかし応答したのは作業をしているPCだけで、Wi-Fi APが見つからない。

◆ そんなバカな。知人はネットワーク系には全く詳しくないというか、詳しかったら自分で設定するだろうし、そもそも接続業者が設定していったものなのでネットワーク構成も何も分からない。

◆ スマートフォンはWi-Fi接続で使えているので、スマートフォンにpingが通っても良さそうなものだが、とにかくpingに応答するのは元のルータとPCだけなのだ。元のルータのLAN側にWi-Fiルータが付いているわけだが、考えられるとすればそこでPPPoEをやっているとか、2段ルータになっているのか。

◆ PCの設定を見てもデフォルトルータは192.168.0.1だし、その192.168.0.1のルータがDHCPでアドレスを振り出している。アドレスはクラスC空間全部が対象になっていて例外は設定されていない。ちなみにPCのIPアドレスは192.168.0.4が割り当てられていた。

◆ PCが192.168.0.4でルータが192.168.0.1、ルータとPCの間には2つのIPアドレスがある。1つがWi-FiルータのIPアドレスで、もう一つがスマートフォンのIPアドレス、そう考えられるのだがpingが通らない。

◆ Wi-Fiルータはブラウザからログインが可能な筈で、192.168.0.2と192.168.0.3にアクセスを試みたがダメだった。LAN側からのログインを制限する仕組みは、普通のWi-Fiルータには無いと思う。無線側からの設定変更は出来ないように設定出来たり、無線接続されている同士の通信を制限する仕組みのあるルータはある。

◆ いずれにしても設定変更が出来ないというか、Wi-Fi APにログインが出来ない訳だからどうしようも無い。これが使えなくなってしまったというのなら大変だが、とりあえずは使えているのでそっとしておく以外にない。

◆ 型番はバッファローのWHR-HP-Gで、理論最大接続速度が54Mbpsの802.11gである。
能書きによればWハイパワー設計で従来より良く電波が届くとある。新モデルが出る度にハイパワーだ高速だと書かれているわけで、それが本当なら今頃は1km位届いても良くなってしまう。

◆ ウチに使っていないWi-Fiルータがあるので、それを渡すことにした。2.4GHz帯オンリーではあるが802.11n対応で300MbpsでリンクできるWN-G300R3だ。WHR-HP-Gにアクセスできないのはいささか気になるが、Wi-Fi APを交換するときにでも詳細を聞いてみようと思う。


都道府県魅力度ランキング(11/20)
◆ 先月だったか、都道府県魅力度ランキング最下位の栃木県知事が調査会社に説明を求めに行ったのは。サンプル数を増やせとか、精確な調査をするように要望したのだとか。ちなみに現在のサンプル数は3万だそうなので、統計的には十分ではないかと思う。

◆ そもそも北関東は魅力度が低い。何となく地味な印象になるのは、東京都が目立ちすぎるからなのか。昨年最下位だった茨城県は42位に上昇、群馬県は40位である。北関東と言うほど北ではないが、埼玉県は38位になっている。

◆ 南関東となると順位が上がり、千葉県は21位、神奈川県は5位、東京都は4位にランクされる。トップは北海道、2位は京都府、3位は沖縄県だ。県の魅力は県の素晴らしさと言うよりもその県のイメージではないだろうか。ちなみに静岡県は14位なのだが、個人的にはこのランキングは高すぎる?とも思う。

◆ 静岡県で何が有名かと聞かれても今ひとつ答えにくい。地元の人だと桜エビだとか海産物やイチゴというのかも知れない。
しかし山梨県はと聞かれるとブドウや桃が思い浮かぶ。北海道は広く何もない印象だが、その広大な自然は魅力になる。
沖縄県も綺麗な海や本土とは異なる文化などで人気が高い。京都は言うまでもないだろう。

◆ この魅力度ランキングと住みやすさランキングは順位が異なる。この手の調査は調査団体によっても結果が変わるので何とも言えない部分があるし、住みやすいその基準を何に置くかによっても結果は変わる。

◆ いくつかの調査で上位になるのは福岡県や東京都、神奈川県、大阪府などの都市圏だ。利便性という点で住みやすいと感じる人が多いのだろう。都市部は物価も家賃も高いのだが、職場に近いとか公共交通機関に不便を感じないなどの点が評価される。

◆ iPhone12が発売された時に、ローカルニュースでもその話題に触れていた。開店前からソフトバンクショップの前に並んでいるという女性がぽつんと1人… たぶんエキストラなんだろうな。ソフトバンクショップを使ったのはスポンサーの関係か。

◆ 残念ながらソフトバンクの5Gは駅周辺だけだそうで、ソフトバンクショップでも5Gの文字は見られず。ドコモはショップ内で5Gの電波が出ているらしく、画面の表示が5Gに変わったと喜ぶ姿を映す。さらに競技場などドコモはエリア化していますのナレーションで、ソフトバンクの立場は?みたいな。

◆ こうしたインフラの点などでも地方は遅いのだ。技術にしてもファッションや芸術にしても、最先端を素早く体験したいのなら都市部に暮らす以外にはない。そもそもiPhoneが5Gに対応したことにニュース時間の多くを使う所が、いかにも話題に乏しいローカルニュースなのだ。

◆ もちろん移動体通信インフラにだけ魅力を感じるという人はいない訳で、気候だとか歴史や文化だとか特産品や名産品の方が目立つのは当然とも言える。しかし実際に、例えばソフトバンク契約の人が伊豆半島に遊びに来て、少し山の方に入ると圏外だらけの現状を見れば嫌気も差すだろう。或いは住んでみたら意外に物価が高かったとか、自然災害に遭ったなどとなるとイメージは一気に変わる。


NHKとウーバーイーツ(11/19)
◆ 何かと話題のウーバーイーツである。
強引な営業あり、配達員の事故や不祥事ありと、さすがソフトバンクグループだ。出前館がウーバージャパンを買収するみたいな話もあった。出前館はLINEが株を持っており、LINE株はソフトバンクグループが握っている。結局グループ内の再編成にしかならないが、ソフトバンク的税金逃れはこうした事で行われる。

◆ ウーバーイーツの配達員はウーバージャパンと雇用関係にあるわけではないと、ウーバージャパンは言っている。これはNHKの勧誘員と同じであり、強引な勧誘や夜間に押しかけてくるなどする人に対してNHKに文句を言っても「ウチは知らない、迷惑なら警察を呼んでくれ」と言われるだけだ。

◆ 関係のない人間なのでNHKを名乗ってはいけない。しかし大抵の勧誘員はNHKですと言って訪ねてくる。これは明確に法律違反なので、110番通報を行うと警官が捕まえてくれる。

◆ 横浜時代にウチに来た勧誘員も、NHKですと言ったので110番通報した。警官はNHKに身分の証明をして欲しいと連絡したそうだが、NHKは「知らない」としか答えなかったそうだ。こうなると、その勧誘員の身分の証明が難しくなる。勤務先に電話をした所で、それこそ特殊詐欺の身内かも知れない。

◆ NTTやKDDIを名乗る光回線販売業者なども同様だ。無理な契約をさせる悪徳代理店で、確かに代理店かも知れないがNTTでもなければKDDIでもない。この手の悪徳勧誘は言っていることも嘘だ。近くで電話線の工事があったから、認め印が欲しいなどと言って契約書にはんこを押 させてしまう。

◆ ウーバーイーツも配達員は外注先であり雇用関係はないという。ウーバーイーツ配達員が起こした事故や事件に対して、ウーバージャパンは「知らない・関係ない」と、NHK同様に言っている。

◆ 大阪市の会社員女性がウーバーイーツ配達員の自転車に衝突されて怪我を負った。配達員は保険などには加入していなかったようで、倍賞がされない。そこで会社員女性は配達員とウーバージャパンを相手に裁判を起こした。しかしウーバージャパンは、関係がないとして請求棄却を求めた。この裁判の結果が今後のウーバーイーツやNHKのあり方にも影響を与えるはずだ。

◆ ウーバーイーツ配達員による事件や事故は数知れない。配達があまりにも遅く、料理が料理としての意味をなさないほどになってしまったものの受け取りを拒否したところ、配達員はそれを投棄していった。ウーバージャパンに文句を言っても「配達員が行ったことに関しては一切関わりがない」と言われた。これが昨年起きた"つけ麺事件"である。

◆ 配達員の危険性を指摘する記事もある。女性宅に配達した配達員が、その後ストーカーに変身してしまった事件だ。ウーバーイーツだから信用出来ると考える注文主、しかし実際の配達員はウーバージャパンとは全く関係のない人間なのだ。しかも配達員はダブルワーカーなど、ギリギリの生活を強いられている人も多い。こうなると事件が起きたとしても補償される可能性が低くなる。

◆ こうした事件を防止するには配達員の登録制度などが必要になる。家政婦やペットシッターなどと同じように、誰かがその人間の存在などを証明・保証しなければ安全ではない。


音声認識と機械翻訳(11/18)
◆ 音声認識の精度向上は素晴らしいものがある。音声入力による文書作成にも耐えるレベルだ。それこそ近未来感を演出するために実装されたような、20年前の音声認識とは大違いだ。

◆ 中国語は同音異義語が多く難しいと聞く。さらに日本語には殆ど無い(方言にはあるかも知れない)二重母音なども多くある。これらは人間でも認識しづらいとされ、航空機事故の際のボイスレコーダ解析でも一つの意味に絞れないケースが出てくる。

◆ 方言で文字を書くケースは、その方言を使う地域の人同士だと普通なのかも知れない。私が良く目にするのは関西弁で文字を書く人だ。関西の方からすると、通常使っている口語をそのまま文字にしただけという感覚かも知れない。だがその読み方が分からない。一般的な関西弁なら前後の文章などから意味は分かるが、余り聞かない言葉だと???となる。

◆ 方言を話す方でも文字は標準語という事が殆どなのだが、関西圏だけはそうではないようだ。そんな事もあってか関西弁のかな漢字変換なんてのもあった。関西弁を標準語として認識されると、かな漢字変換が正常に働かなくなる。

◆ では音声認識はどうなのだろうか。多少のアクセントの違いなら吸収してくれると思うのだが、語そのものが違う場合は?こむらがえりを関西ではコブラがえりと言うが、これを翻訳ソフトに入力するとLeg crampsになるのか?それともCobra returnになってしまうのか。

◆ 青森や鹿児島のご老人が話す言葉は、ご当地の若い人にはもはや解読不可能だという。
老人の言葉を年配の人が訳し、それでやっと意味が分かるレベルだとか。当然音声認識はしてくれないだろうなぁ。

◆ 音声認識と言えば、以前に書いたAmazonのアレクサをPCで使っている。何に使うかと言えば、一番多いのがタイマーとリマインダだ。時間が来たら何かをしなければならない事は多いが、他の作業に熱中していると時計を見ることすら忘れてしまう。以前はWindows上のタイマーソフトなども使ったが、設定が一々面倒だなと思い始めた。そこで音声入力可能なアレクサに登場頂いたというわけだ。

◆ アレクサはニュースや天気予報も読んでくれるが、天気予報は当たらないなぁ、ソースはどこなんだろう。音声認識率は悪くはないが、一度に複数のことは聞いてくれない。まあこの辺りはソフトをインストールし、マイクを接続して実験してみるのが早い。
スマートフォンは話す時にタップする必要があるが、PC版ならECHO同様に常時待機してくれる。

◆ アレクサは単語くらいであれば翻訳もしてくれる。計算もしてくれるが、これは電卓の方が早い。タイマーやリマインダ、買い物リストやメモの作成、この辺りが使い道になると思う。

◆ Google翻訳アプリはOSと共に入ってくるのかな?音声翻訳も文字を撮影しての翻訳も可能だが、翻訳速度は遅い。他の翻訳アプリの方が軽快だが、翻訳精度というか言い回しみたいな所はGoogleの方が良いと言われる。スタンドアロンで動作するのではなくサーバクライアント型だとすると、速度は低下するが精度は向上する。巨大ストレージを持ったマシンの威力は絶大だ。


俺は悪くない、車が悪い(11/17)
◆ 車が悪い、勝手に暴走した、私はブレーキを踏んでいたと主張したのは上級国民と言われた飯塚被告だ。しかし車両から取り出されたデータによればブレーキを踏んだ痕跡は示されず、後方の車両のドライバーもブレーキランプは点灯していなかったと証言する。

◆ 果たして飯塚被告の言い分は正しいのか否か。プリウスは確かに危険な車だ。
これまでに何度も何度も暴走事故を起こしている。2016年にはイギリスで(車両1万台あたりの事故率)最も事故の多い車とされた。これは平均的トヨタ車の2倍にもなる。

◆ こうしたデータがありながらもトヨタは改善を行わない。ほぼ同様のシステムを積むアクアはスタッカードゲート式のシフトレバーを採用するなどして、事故に至る可能性の低減を行っている。
プリウスの設計主査として度々メディアに登場するのは豊島 浩二氏だ。開発責任者としての罪は重い。

◆ 株主総会でもプリウスの危険性は指摘された。しかしトヨタ側は、交通事故ゼロがトヨタの願いだなどと言い、更にはプリウスの販売台数が多いから事故が多く見えるだけだとした。イギリスでは台数あたりの事故率のデータも出ているのに。

◆ こうした背景から飯塚被告は車の不具合を出せば勝てるのではないかと考えたのかも知れない。これが通常の車であれば勝ち目はないだろうが、相手がプリウスならもめて引き延ばせると踏んだ可能性がある。

◆ 踏み間違い防止策としてマツダがオルガン式のアクセルペダルを使っている。欧州車でもオルガン式のペダルが多いのだが、組み立て性なども含めてコストがかかるのでトヨタには使えない。

◆ 吊り下げ式でもペダルレイアウトなどの工夫で改善出来るという話もある。これもコストの関係でトヨタには出来ないのだろう。安全に金をかけても車が売れるわけではないと、以前にトヨタの足回り関係を設計している人が言っていた。

◆ 横力に対する剛性を高めて操安性を高めたい、1本の補強金具を入れたいとの設計変更が認められるまでに1年以上かかったと言っていた。確かに補強を入れれば数値としてサスペンションやボディの動きは改善されるものの、通常走行状態ではほぼ変化が無い。変化があるのは大きくロールしたり、急ハンドルや急ブレーキを踏んだ状態でだという。そんな状態は通常は起きない、そんな状態になったらスピンするものはスピンする、だから補強は無駄だと却下され続けたらしい。

◆ しかし結局はその1本の棒は採用された。理由は謳い文句だったのだそうだ。設計部の上司がその1本の棒に名前を付け、それらしい能書きを付けて設計変更を申請した。するとマイナーチェンジ後のモデルからそれを付けることが許されたそうだ。

◆ と言いながら、その方はその1本の棒を持ってきて旧型車にも付けられますよと言ったのだった。トヨタの場合は売れるか売れないかが第一であって、目立たない機能改善は受け入れて貰えない。しかし逆にコストがかかったとしても、宣伝効果が大きければ稟議が通る可能性がある。

◆ 安全はカネにならない、しかしカネになりそうな安全であれば採用される可能性がある。だが改善は難しい。改善と言うことは、前設計を否定することにもなる。何故改善したのか、旧設計が悪かったという理由は(リコールでもない限り)認められないのだとか。


海外居住でやり放題?(11/16)
◆ 以前にも書いたことのある、ニュースなどをコピーしているサイトのその後である。ニュースサイトでは正規の契約をしない限り転載などは許可しないと明示している。海外のいくつかのニュースサイトに聞いてみたが、当該サイトに配信は許可しないと言うことだった。

◆ 先日は日本経済新聞有料版の記事1記事2がコピーされていた。日経はこうした事にはウルサいのだが、海外居住で海外サーバ利用となると手が出せないのが現状なのか。と思ってサーバを調べてみるとwpx.ne.jpのレンタルサーバだった。

◆ とは言ってもサーバ管理会社が個別の著作権侵害に対して対応するかというと微妙だ。裁判所からの命令があればともかく、日経が文句を言ったくらいで利用停止になるとは考えにくい。これが映像や音楽を大規模に配信しているなどすると、権利団体などが攻めてくるので対応せざるを得なくなる。

◆ コピー記事の目的は広告料収入なので、ポリシー違反を報告するのが早いのではないか。Adsenseではオリジナルコンテンツの少ない、つまり他の記事のコピーで成立しているサイトはポリシー違反だとしている。まあこれは当たり前の話で、他の記事をコピーしてアクセス数を稼いでいるのだから。

◆ 以前にも書いたがF&Fの記事も(このサイトではないが)コピーされていたことがある。そのサイトは現在は存在していない。
コピーさせてくれと言われたこともあった。理由は、自分で毎日記事を書くのが面倒だからだそうだ。RSSで見出しを表示するのではダメで、全文そっくりコピーさせてくれと言うものだった。当然断った。

◆ しかし、こうして許可を求めてくるのは未だ良い方である。当該サイトのように無断でコピーしているのは許しがたいものがある。しかも日本人が運営しているというのだから、何だかなぁと思うではないか。

◆ ポリシー違反の報告も、果たしてGoogleがちゃんとチェックするのか否か。Googleにチェックされないように、Googleドメインからのアクセスでは別のページを見せていたりして。著作権者がクレームを付ける、日経がクレームを入れる、他のコピーされたサイトやそれを発見した人がどんどんクレームを入れれば対処するかも。

◆ 日経がコピーの事実を知ると、どんな対策をするのだろう。有料記事がコピーされて公開されてしまうのだから、日経としては金銭被害が出る。大切な月額課金のユーザがコピー記事に食われてしまう。通常であれば日経はサイト管理者に連絡を取ろうとする筈だ。

◆ しかしサイトには連絡先は記載されていない。連絡先など記載したらクレームの嵐になる。Twitterにアカウントはあるが、サイト運営者とは別だよ、関係ないよと言えばそれで終わりだ。サーバ管理者に言ったところで、契約者名は教えられませんと言われるはずだ。

◆ 裁判所に開示命令を出して貰って契約者を特定したところで、本人の書いていることが本当だとすれば海外在住なので、果たして罪に問えるかどうか。と言うことくらい運営者は分かっているだろう。捕まらない国を選んで居住しているかも知れない。
損害賠償請求を全て踏み倒してのほほんとしている西村 博之氏と同じだ。


仕様変更の恐怖(11/15)
◆ Androidでもあった。従来はNFCをEnableにしなくてもFelicaが使用出来たのだが、現在はNFCをEnableにしておかないとFelicaが使えない。当初この件をドコモに問い合わせても「分からない、製品不良の可能性がある」と回答した。だがその後、Android側の仕様変更であることが分かり、注意を促した。

◆ ドコモにしてみれば、こんな所が変更されるわけは無いだろうし、Googleにしてみれば仕様変更箇所は全て仕様書に記載してあるとなる。利用者に指摘されるまでドコモやドコモショップが知らなかったというのも情けない話だが、現実はそうなのだ。

◆ ドコモはiPhoneやAndroidスマートフォンのスペシャリストを育成するとか言っていたが、それでも未確認事項が出来る。
事業者でも分からないのだから、一般の人が混乱するのは当たり前だ。

◆ 東証のトラブルもこれと同じように、従来は設定にかかわらず異常時にはバックアップに切り替わる仕様だった。しかしこの仕様が変更され、設定を適切に行わなければバックアップシステムには切り替わらないとなった。

◆ この仕様変更を富士通が理解していなかったため、プライマリディスクの故障時に、仕様通りの動作としてセカンダリに切り替わらずシステムが停止した。富士通ではOEM元との連携を強化するなどして再発防止に努めるとしている。

◆ 仕様の変更に関しては仕様書に記載されるのだが、富士通はそこを見落としたのだろう。そんなところの仕様を変更するはずはないと思っていたのかも知れない。
あるいは、重要な仕様変更であれば別途通達されるはずだと。

◆ よって東証のトラブルは機器のトラブルではなく、単に設定のミス、人的なトラブルだった。仕様書をよく読んで適切に設定していれば、機器はその設定通りに動作してトラブルは起きなかったのだ。

◆ 日本の企業では重要な仕様変更を別途案内する傾向があるが、そうでない場合も勿論ある。Androidなど、今は少し落ち着いてきたが以前は操作性が変わるのは当たり前だった。重要な変更も何も、変更箇所が多すぎてどこが変わったのかもよく分からないみたいな、そんな感じだ。

◆ 操作性が変わったと言えばマイクロソフトのオフィス系ソフトも同様で、これは全く新しくなったと言っても良い。最初は何がどこにあるのか分からなかったし、未だに使いやすいとは思っていない。しかし使いにくいからと、再度変更すればそこで又混乱が起きる。

◆ スマートフォンのアプリなどでもUIの大幅刷新で利用者を減らした例はいくつもある。使い慣れた部分が変わるのは、やはり使いにくいと感じる。こうした面から見ればiOSはある程度固まった思想なり方針があり、Androidは行き当たりばったりだと言える。

◆ マイクロソフトやAppleに比較すればGoogleは若い企業であり、企業としてのポリシーだとか安定性が備わっていない。
統制を取るべく人材がいないのか、やりたいようにやる的な空気が未だに漂っているのだろう。おそらく10年もすればApple並に落ち着いてくると思うのだが、その頃にスマートフォンのOSの主流が何になっているのかは誰にも想像出来ない。


成人人口の減少(11/14)
◆ 少子化なのだから当然なのだが成人人口が減少する。18歳人口は、今後2026年あたりまではかなり減少率が高い。その後少し落ち着くが、2035年以降は減少率が急峻になるとの予測だ。

◆ 少子化と経済には密接な関係がある。
国は労働人口を増やそうとして定年延長を行う。これは年金支給開始年齢を上げる事にもつながる。女性の労働率も上げようとする。労働人口が増えると税収が上がる。しかしこれはタクシーの増車のようなもので、労働単価が下がる要因にもなる。

◆ 子育てには時間と手間がかかるわけだが、労働人口を増やそうとすれば働く時間が増えるのだから子育て時間が減る。核家族が増えたので余り関係がないという人もいるが、子育て夫婦の親も働いている状態では、一時的にせよ子供を見て貰うことが難しい。

◆ 育児休暇制度などがあるにしても、満足に休暇を取れる人がどれだけいるのだろう。結局の所日本が貧しいからとなってしまうのだが、政府はそれを改善出来ていない。

◆ 2000年を100とした実質賃金は、2017年には90を下回った。これがアベノミクス効果である。給料が上がらないのに税負担などが増えるのだから可処分所得が減少する。

◆ 少子化対策としては労働時間の減少と賃金の上昇が必要だ。これには労働単価を上げなければならない。海外では成長が続いているのに日本はダメだ。これもアベノミクス効果と言える。アベノミクスとは経済を停滞させ、各税率を上げる政策でしかなかった。

◆ 経済は上向いている上向いていると言って来た政府や日銀だが、本気で経済政策を行わなかったツケは大きい。先進諸外国に大きく後れを取ったのであれば、その人件費の安さを利用した輸出政策も考えられるのだが、悲しいかな日本の産業は円高政策の失敗によって壊滅的ダメージを受けた。

◆ 更には地価(固定資産税)やエネルギコストの高さが製品単価を下げにくくしている。法人関連税を下げたところで、それは儲かっている企業の蓄えを増やす効果にしかならない。廉価な製品製造を支えた中小の工場は、そもそも利益が少ないのだから法人事業税額も少ない。

◆ 戦争でも起きなければこの状態は脱せないという人がいたが、それは余り賢いとは言えない。インフレを起こすにはお金を増産すれば良いだけなので、電子マネーを300兆円くらい発行すれば良い。日本は政府がお金を増産出来るし、電子マネーなら簡単だ。

◆ 電子マネーは物理マネーとの直接的換金は当面禁止し、全て電子マネーで決裁して回す。300兆円程度でインフレになるとも考えにくいが、インフレ傾向になったら電子マネーで支払われた税金を償却していけば良い。

◆ 外貨との交換などの点で簡単ではないが、それは既存の物理マネーで行える。中国に於ける電子マネーの決済額は2018年で2550兆円もある。日本ではわずか5.5兆円ほどだ。

◆ 18歳以上の日本の人口が約1億人なので、その人たちに毎月5万円分の電子マネーを給付すると年間で約60兆円、300兆円の予算があると5年間これを続けられる。
給付は電子マネー発行企業に、発行額の1%内外の手数料で委託する。マイナンバーで管理すれば二重発給は防げるわけでしょ、政府自慢のマイナンバーなのだから。


GooglePhoto無料無制限廃止(11/13)
◆ GooglePhotoはAndroidスマートフォン内の写真をGooglePhotoに(一部)圧縮して保存する事になっている。何度も書いているが、GoogleはGooglePhotoがプライマリストレージであり、ローカルストレージはそのバックアップだという考え方だ。従ってGooglePhotoのデータを消すと、そのバックアップである端末内の写真も消える。

◆ スマートフォンメーカによってはGooglePhotoありきのアプリ構成などを採っている場合もあり、それはGooglePhotoがプライマリストレージとの位置づけだからかも知れない。GooglePhotoの動作を不満に思っている人であれば、まず最初にGooglePhotoをDisableにする。そうでないと撮った写真はGooglePhotoにどんどん転送されていく。

◆ そして来年からこれが有料化される。これまでは無料で使えていたのだが、無料で使えるのはGoogleDrive容量のリミットである15Gバイトまでとなる。GoogleDriveをストレージとして使っている場合は、その容量は減じられて残りがGooglePhoto用になる。

◆ と言うことを知らずに今まで通り使っていると、ある日ストレージ容量がいっぱいですよと警告が来るだろう。これまで通り使いたければ有料プランに入りなさいと。ここで、だったらGooglePhotoの写真を消せば良いんだと、削除したら端末内の写真も消えちゃったと(これまで通りの設定であれば)なる。

◆ 「Googleの考えが上の仮説通りだとしても、それでも柔軟にデータを扱いたいというのがユーザー心理でしょう。残念ながら2020年8月現在、アプリ版のGoogleフォトではクラウド上の写真だけを消す方法がありません(Android版・iOS版ともに)。」アプリオ編集部
◆ Googleに多少のお情けがあれば、GooglePhotoのデータ削除と端末内のデータを分離してくれるのだろうが、余程回りが騒ぎでもしない限りは無理だろう。むしろGooglePhotoのデータだけを消す方法を提供せずに、有料プランを買わせた方が儲かる。独禁法などの絡みもあり、Google単体としてより多くの収益が必要なのだ。

◆ Androidの場合は外部ストレージを使用することで、端末内のデータを守ることが出来る。端末内の写真をまず外部ストレージに待避させ、念のため外部ストレージを物理的にスマートフォンから外す。それからGooglePhotoのデータを消す。すると端末内のデータの消えてしまう。
ここでGooglePhotoを使わない設定に変更し、外部ストレージのデータを端末内に戻す。

◆ 外部ストレージの使えないiPhoneはもっと面倒だ。他のクラウドストレージなどを使うにしても、膨大な写真データを入れるには容量が足りない可能性がある。外部ストレージを付けるには変換ケーブルなどが必要になるので面倒だ。

◆ GooglePhoto内の写真は検閲され(少なくとも従来は)写真データの所有権はGoogleにあるとされた。GooglePhotoアプリを消したからと言ってGooglePhotoが使われなくなるわけではない。
GooglePhotoアプリはフロントエンドのみであり、実体はOSに組み込まれているからだ。
そこまでしてでも写真を集めたい理由は、Googleが位置情報やネットワーク情報を集めているのと同じで、個人情報の濃縮に関係している。タダだから、便利だからと安易に使うことは、その提供企業に忠誠を誓うことでもある。


1000BASE-Tが不安定だった(11/12)
◆ カーポートの下に置いてあるHUBをWi-Fiルータに変えたのは少し前だ。ルータは古いものだが、特別異常もなく使えている。LAN(WAN)側は1000BASE-Tに対応している。以前はネットギアのGS305を使っていた。接続性を特に気にしたことはなかったが、普通に1Gbpsでコネクト出来ていた。

◆ GS305をNECのWR9300Nに変更すると、室内側のHUBであるTL-SG508のLEDがたまに消えている事に気づいた。
緑に点灯していると1Gbpsでの接続なのだが、たまに消える。程なくして緑に点灯する。しかしデータの送受信が行われているチカチカとは違う消え方であり、明らかに消えている時間が長い。
これはおかしいんじゃないか?何か異常が起きているのではないのか。

◆ pingを打ってみると、定期的にタイムアウトが表示される。タイムアウト時以外は特別異常は無い。遅延が異常に大きいなど、壊れかけのHUBみたいな感じにはなっていない。今までは接続性など全く気にせず使っていたのだが、何がダメなのだろうか。

◆ もしかして1Gbpsは無理?線が長い?いやいや、カテゴリ6の線で100m迄いけるんじゃなかったっけ。線を見てみるとCAT 5Eと印字してあるので、1Gbpsは大丈夫なはずだ。うーん…
◆ 特に1000BASE-Tに拘ることもないので、ルータの設定で100Mbspに固定してみた。するとリンクLEDが消えてしまうこともなくなった。100BASEが出始めた頃に、オートネゴシエーションがうまく行かないことがあったが、そんな感じだったのか。

◆ 設定を"自動"にすると1Gbpsでコネクトしようとする。この状態ではLEDが消えることがある。設定を100Mbpsや10Mbpsに固定すると正常になる。全二重でも半二重でも問題は無い。

◆ pingを打ち続けて状態を見たが、100Mbpsに固定しておくとタイムアウトが起きることはなくなった。ちょっと心配になったので、各Wi-FiのAPやその先の機器も確認してみたが問題は無かった。どうやら外に置いたWR9300Nだけが問題だったようだ。

◆ 今回はたまたまHUBのLEDが消えるところを見たから気づいたが、例えばWR9300Nにスマートフォンを接続して使っていたとしても気づかなかったかも知れない。ブラウザなどでも先読みとキャッシュがあるし、ストリーミングデータの再生はバッファリングが行われる。

◆ IP電話などだと途切れが分かるかも知れないが、それ以外だと気づかない可能性がある。ブラウザなどでのアクセスに関しては、不安定になるべく要素がたくあんあるので、おかしいと思っても問題の切り分けに苦労しそうだ。

◆ 大規模なネットワークなどでルータなどの統計データをチェックしたり、定期的に自動テストを行ったりしているところは別として、一般家庭のLAN程度だと中々異常に気づかない。HUBの中途半端な故障で通信速度がやたら遅くなる(パケットロスが出まくる)事があったのだが、これも分かりにくい。

◆ 通信出来ないほどまで壊れれば当然気づくのだが、10Mbps程度の速度が出ていると遅いかなと思いながらもそのまま使ってしまう場合が多いというか、気づかない。最近ネットが遅いんだよね〜FTTHがダメなのかな、みたいな感じで。


半額商品に群がる人々(11/11)
◆ 近所のスーパーでは、定休日の前でも半額販売はしていない。半額販売はしないが3割引になる商品もある。
生鮮品などがそれだが、元々セール品などは3割引にはならない。

◆ 3割引を求めてやってくる客もある。
特に割引の値札シールが貼られるわけではなく、レジの設定が変更されるだけなので、売り切れないうちに品物をカゴに入れておく人が多い。そして特売の時間になると、それらの人々が一斉にレジに向かう。

◆ 3割引かぁ、安いよなぁと最初は思ったのだが、他の店と比較してみると元々の値段が高いんじゃないの?みたいな感じがした。マックスバリュ(スーパーのチェーン店)の価格しか知らなかった頃は、その店は安いなと思った。しかし他に安い店を知ってしまうと、余り買い物をしなくなるというわけだ。

◆ マックスバリュは伊豆市の色々なところにあるのだが、他のスーパーなどが少なく競争が起きないので価格は高い。最初にここに引っ越してきた頃、肉類などどうしてこんなに高いのかと思った。魚などは安いのだが肉とか生麺のラーメンなどが高い。

◆ 少し離れた場所にあるスーパーは元々の価格が安い。メガ・ドン・キホーテよりも安い価格のものがあるくらいだ。さほど近い距離ではないのでたまに行く程度なのだが、ある時行ったら何やら人だかりのコーナーがあった。

◆ 何でこんなに人が集まっているのかとみると、店員さんが片っ端から半額シールを貼っている。惣菜とか弁当とかが全部半額になる。人々はシールの貼られたそれらの品物を、まさに奪い合うようにしてカゴに入れている。

◆ とりあえずカゴに入れて、あとから選別して元に戻す人もいる。とんかつ弁当が定価で380円、それが半額なのだから安い。寿司は10かんほど入って580円、ゆでエビも生エビも、カニも入っている。これも半額で290円だ。

◆ 元々肉や生鮮品が安いスーパーなので、それらの売れ残りなどがかたちを変えて弁当になるのだろう。だから元々の価格が安い。おにぎりは69円とか79円とかで、それも半額だ。

◆ 確かに弁当類などは売れ残ったら捨てるしかない。予め売れ残らないようにと仕入れなり製造を調整すると、夕方の売れ筋時間帯に品切れになる可能性がある。早く買い物に来られる人は良いだろうが、仕事帰りに寄るとなれば時間も遅くなってしまう。

◆ スーパーの営業時間は延びる方向で、そうした会社帰りの人を取り込もうとする。そう考えれば弁当類などの品切れは避けたいとなり、閉店時間が迫ると安売りになる。

◆ マックスバリュなども夕方5時近くになると、弁当類などが100円引きなどにはなる。そのスーパーが弁当や惣菜を半額にし始めるのは19時近くと遅いのも、客層というか閉店時間などを加味してと言うか、或いは一般家庭の食事の時間には遅いと思われる頃をあえて狙ったというか、色々考えているのだろう。

◆ ちなみにそのスーパーの隣はマックスバリュなのだ。価格の違いは歴然なのだが、共存していけるのかなと他人事ながら心配になってしまう。


SSIDを統一する(11/10)
◆ 色々な都合によってWi-FiAPが何台もある訳で、更には中継器も加わってチャネルはいっぱいだ。SSIDは、従来は別々に設定していた。電界強度やチャネル設定を確認したりする時にSSIDが同じだと分かりにくいからだ。

◆ 設定が完了して動作が安定するとSSIDはどうでも良いというか、例えばスマートフォン側でいくつかのSSIDに対しての接続を設定しておけば良いだけだ。
ウチの場合はこれで特別問題も無く使っていた。

◆ しかし中継器を設置すると、せっかくなら電界強度の高い方に接続して欲しいなと思うわけだ。この辺りはスマートフォン側の処理にもよるので何とも言えないのだが、SSIDを統一しておけば(一応)勝手に切り替わるかも知れないなと言うことで。

◆ で、SSIDを統一したのだが、キヤノンのプリンタ用のAPは別名にしておかなければならない。キヤノンのMG3530は20MHz幅でないと接続してくれないからである。これが無ければ、そもそもAPが一台不要になる。プリンタを使うためだけに専用設定のAPが必要なのだから面倒な話だ。

◆ USB接続オンリーにすれば良いのだが利便性という点ではWi-Fi接続の方が良い。まあスマートフォンからプリントすることは滅多にないわけだけれど、他の機器を経由せずに使えた方が良い。
Wi-FiのAPのUSB経由でプリンタを接続することも出来なくはないのだが、デバイスサーバー設定ツールなるものが必要らしい。

◆ Wi-Fi APのUSBコネクタには、現在はSSDを接続して簡易NASにしている。あくまでも簡易であって、伝送速度は遅いし大容量ファイルをコピーしたりしようとするとハングアップすることがある。

◆ WXR-1900DHP3のUSBポートは比較的安定に動作している。速度が遅い(USB3.0に設定することは可能)ので大容量ファイルの読み書きには向かない。WZR-HP-AG300Hは不安定で実用的ではない。すでに古いモデルなので改善される事も無い。

◆ WZR-HP-AG300HはUSB接続されたストレージデバイスを度々見失う。設定ページから再認識をクリックすれば使えるようになる。古いからダメだという話ではなく、要するに設計がダメだったのだろう。それが改善されぬまま発売期間が終わったという感じだ。

◆ おまけ機能なのかも知れないが、機能として搭載している以上はちゃんと動作して欲しい。まあWXR-1900DHP3はIPv6+のルータとしてもちゃんと動作はしなかったので、何ともアレなのだけれど。

◆ IPv6+では不安定さが目立ったが、v4接続は安定している。IPv6+関係の処理なり何なりにバグでもあったのだろう。何にしても同じなのだが、他の機器なり事業者との相互接続は色々と大変だ。正常系は比較的簡単に実装出来るのだが、異常系で引っかかることが多い。

◆ しかし有線にしろ無線にしろ、通信の異常は必ず起きるものであり、その時の処理の善し悪しが問われる。バッファローに見切りを付けてNEC製に替えたのも、バッファローよりは通信関係のノウハウがあるかなと思ったからだ。当初のファームでもIPv6+の通信こそ安定していたが、通信速度が極めて遅かった。これは後に改善されてバッファロー並みにはなったけど。


残価設定ローンとリースの違い(11/9)
◆ スマートフォンも自動車にも残価設定型のローンがある。ローン終了時に特定の条件を満たせば、その品物を買い取って貰えるというか回収される。ただし傷や故障や破損などがあれば別途費用が必要になる。

◆ 新たな住宅ローンにもこうした残価設定型が登場する。ローンが終わった時点で再度ローンを組むか、住宅を返却するか、或いは買い取るかを選択出来る。残価を設定する事でローン総額を低く抑える事が出来る。

◆ 残価設定型のローンはレンタルと何が違うのだろうか。所有権など細かな部分の違いはあるのかも知れないが、表向きというか使う側としては似たようなものだ。スマートフォンや自動車の場合はローン期間が比較的短いので、貸す側も借りる側もリスクは少ない。しかし住宅ローンとなれば返済期間が長く、完済時の日本の経済状況なども予想が難しい。

◆ 一般的な残価設定ローンは通常のローンよりも金利が高く設定されている。金融機関にしても残価の変動などのリスクがあるので金利を高くする。

◆ 自動車にしてもスマートフォンにしても、残価設定ローンを組むと他のメーカ、他の事業者に替えにくくなる。メーカや事業者はこの辺りの狙いもある。だったら金利は安くしても良さそうなものだ。
今のところスマートフォンは表向きの金利はゼロではあるが、今後共にそのままかどうかは分からない。

◆ 住宅の場合はメーカや建築業者の囲い込み云々は少ないはずだ。もちろん住宅メーカや販売店が、取扱物件の中から住み替えを提案する事はあるだろう。売却するか、買い取ってリフォームするか、あるいは賃貸に住む事を選ぶのか。

◆ 住宅購入の一つとして資産価値を求めるものがあるが、残価設定ローンやリースの場合は賃貸と変わらない。景気の先行きが不透明な場合は賃貸の方がリスクが少ないと言われる訳で、しかし残価設定型ローンは途中で売却する事が(契約上)出来ないのでリスクがある。

◆ 賃貸であれば、例えば物価が下がった時にはより安価な物件に移り住む事が出来る。バブル崩壊時のような事は起きる可能性は少ないとは言え、景気悪化時のリスクがある。逆に景気が良くなっても残価設定の変更がなされない限り得がない。

◆ トータルとしてみて得な部分が多ければ残価設定型ローンのメリットもあるのだろうが、貸す側もメリットがなければ貸さない。ちなみに現時点で北海道R住宅ストック流通推進プロジェクトが残価設定型住宅ローンを扱っている。これは言わば試験段階と言う事で、利用者数は多くないそうだ。

◆ 残価設定ではないが、旭化成ホームズではロングライフ買取保証サービスがある。
高耐久住宅の一つの付加価値として、築年数の経過した物件も高く買い取れますよと言うアピールのようだ。

◆ こうした取り組みは新築住宅の販売量の伸び悩みにもあるという。景気低迷期が続いている事によって、住宅取得のリスクが大きくなっている。今年はコロナウイルスの感染拡大もあり、余計に慎重になる人が増えているはずだ。商業ビルなどにも空き室が目立つ現状で、新たに物件を買うには勇気が要る。


全チャネルを録画する(11/8)
◆ HDDレコーダの話の続きである。マルチチューナ内蔵モデルが一般的だが、8チャネルやそれ以上の放送の同時録画が可能なレコーダもある。一々録画予約をしなくても、全てのチャネルを録画してくれている。考え方によっては高齢者にも優しい操作かも知れない。録画したい番組を選んでセットしてと言う手間から開放される。

◆ 全チャネル録画だとHDD容量もそれなりに必要になり、外付けの可能なものが多い。外付けHDDをフルに増設すると2〜3ヶ月にわたって録画し続ける事が出来る。HDDの容量が不足すると古い番組から上書きされていく。

◆ HDDレコーダの売れ筋価格帯が2〜3万円台だそうだが、全チャネル録画モデルは4〜6万円と少し高い。4k放送に対応しているものもあるが、4k放送だとよりHDD容量を食う事になる。

◆ RF帯域をミキシングダウンし、そのままアンダーサンプリングして記録してしまうのが手っ取り早いが、画像圧縮モードの概念があると言うことは、マルチチャネルレコーダはチャネル数の分だけ画像デコーダがあると言うことだ。

◆ PanasonicのHDDレコーダを購入した当時はレンタルDVDや宅配レンタルDVDのサービスが一般的だった。宅配レンタルDVDのサービスに何ヶ月か加入していたが、人気のタイトルは借用予約をしてから配達されてくるまでの待ち時間が長くて不便だった。

◆ 仕方が無いので人気の無い映画などを借りる事になって、本末転倒というか何というか。借りたものをHDDレコーダに録画してあとから見るのだが、コピーガードがあったりして面倒だった。これは以前に書いたTBC(タイムベースコレクタ、コピーガードキャンセラ)を通すか、当時フリフリと呼ばれたリージョンフリー・コピーフリーのDVDプレーヤを使う必要があった。

◆ 送られてきたDVDはさっさとコピーして送り返し、次の借用予約をする。早く送り返さないと次の予約が出来ない。今はVOD全盛なので物理媒体を借りる事は無くなった。レンタルサービス自体は実店舗でも郵送レンタルでも未だ存在はしている。

◆ VODサービスではdTVが良いかなと思う。ただメニュー画面などが見にくくなってしまってタイトルを探すのが面倒になった。ログインしっぱなし設定でもCookieの寿命があるので、定期的にログインし直さなければならず、SMS認証などをセットしているとこれが面倒に感じる。

◆ PrimeVideoはPrime会員だから見ているという程度で、d TVに比較するとタイトル数は少ない。Prime会員のオマケ的な感じだ。
Yahooも有料会員だと映画が見られるのかな。他にも有料のサービスはあるが、タイトル数だけで判断するのは誤りだ。人気のある、つまり面白い映画があるかどうかが重要だ。
数を揃えるだけならいくらでも出来るみたいな所もあるが、人気のタイトルは"仕入れが高い"からだ。

◆ 配信動画を録画してDVDなどに焼いてあとで見る事も不可能ではないが、意外に面倒だったりする。DVDプレーヤで観たいという人がいたので作ってみた事があったが、動画フォーマットの問題か上手く再生出来ないプレーやがあったりした。


家庭用映像機器とIoT(11/7)
◆ HDDレコーダもそうだがTV受像機もLAN端子が付いている。これによってインターネット経由で情報が送れる仕組みだ。データ放送(チャネル)でリモコンのボタンを押すとそれが伝送されるなどする。

◆ 従来は電話回線を使った伝送が主だったと思うが、今の機器でもアナログ電話回線用のインタフェースコネクタは付いているのだろうか。LAN接続といっても固定回線か、それに代わる無線回線での常時接続がないと現実的ではない。

◆ 放送局によって情報は必ず取得しますよと言うところもあるし、情報送信を拒否出来る仕組みになっているところもある。情報を取得されたところで(Googleと異なり)個人が特定されるわけではない。

◆ ボタンを押した時のアクションがデータとして伝送されてきて、例えばそこにはURLと引数が付いているみたいな感じではないだろうか。ボタンを押す事によってそのデータが放送局側のサーバに伝送される。B-CASカードの番号かTVの何かのデータかによって、ボタンを押したデータは蓄積されてポイントが貰えたりする。

◆ これを一歩進めるとリアルタイムの視聴率も分かる。全てのTVがインターネット接続されるかどうかは分からないが、ネット接続するとポイントが貰えてそれが換金出来たりすると接続者数が増える。

◆ チャネルを切り替える度にデータが伝送され、番組表にはリアルタイムに視聴者数が出ると面白い。各局共に視聴者数を稼ぐためにプレゼント企画などを行うだろう。CMの入れ方やCM自体のあり方も変わってくるかも知れない。

◆ 番組のみではなく、アナウンサーやコメンテイターに対しても○や×でその意見に賛成や否定の意思を湿す事が出来ると面白い。俺の意見は絶対だ的なコメンテイターが肯定されなかったら、その人は番組を去る事になるだろう。

◆ CMなどにしても人気が無ければ差し替えが検討されるだろうし、人気のCMはそれが維持される方向で新たなものが作成されていく。視聴率とは人気なのだから、それがリアルタイムに分かるメリットは大きい。

◆ 視聴率稼ぎのヤラセなども問題になっているが、そうした番組を否定する事も可能になる。このまま視聴者数が減り続けるのに指をくわえているだけではなく、工夫が必要だ。もっとも番組に対する賛否が集計される事はTV局にとっては嫌な事に違いない。嫌な事からは逃げ、押しつけがましい番組を作るという一部制作者も心を入れ替えるかも知れない。

◆ VOD全盛の中で放送のあり方そのものは変わってくる。各放送局共に過去番組の有料IP配信を行っている。ここで現状で問題になるのがCMだ。放送媒体が変わるとCMを流せなくなる。もっとも有料放送であればCMは不要なわけだが、CMの契約形態の見直しなども今後は必要になるだろう。

◆ VODの場合にはCMをスキップする事が難しく、なのでいったん録画してから再生するという人もいる。CMをカットすると、かなり時間の節約になる。CMモデルでの無料放送が良いのか、それとも有料放送でCMレスが良いのか。と言う話はYoutubeでは選択が可能だ。まあYoutubeの場合はプラグインなどでCMカットが可能なわけで、これはこれでGoogleは困った事だと思っているだろう。


HDDレコーダ(11/6)
◆ HDDレコーダはPanasonic製のもの を永く使っていた。いつ買ったのか忘れるほど古いもので、2005年くらいではないかと思う。ディジタル対応はしているが、主体はアナログ受信機だったりする。HDD容量も400Gバイト程度だ。

◆ Panasonic製HDDレコーダの動作は鈍重だが、メニュー体系が比較的良く出来ているので使いやすい。30秒スキップボタンなど、押した数×30秒のスキップなのでCMカットなども簡単だ。

◆ TVを録画して観る事も少なくなり、HDDレコーダも余り使われなくなった。そもそもTV自体を余り観ないし。だから特別新しいモデルにしようとも思わなかったのだが、SONYのものも使っている。というか以前はPanasonicの操作に慣れていたのでPanasonicを使っていたが、チューナ部分のトラブルか?たまに受信が途切れるようになってしまい、SONY製を引っ張り出した。

◆ SONY製は1TB容量で2番組録画が出来るもので発売は2009年だ。Panasonicのものに比較すると動作は軽快だ。PanasonicのDMR-EX300は操作に対する反応が遅い。
ただメニュー系のわかりやすさという点ではPanasonicが上、SONYの方は設定自由度が大きいだけに様々な項目が並ぶ。

◆ どちらもLAN接続が出来るが、Panasonicのものは接続して何が起きるのかは不明だった。SONYの方はスマートフォンから録画予約が出来たりDNLAサーバになると、能書きはあるが説明は殆ど無い。アクトビラがメニュー内にある。アクトビラはPanasonicやSONYが出資した動画配信サービスだが、既にサービスを終了している。

◆ DLNAに関するサービス(ソフト?)も何かよく分からない。取説には指定のホームページを見ろと書かれている以外に詳しい説明は無く、ホームページを見ると各機器の取説を見ろと書かれている。SONYだから、まあこんなものだろう。DLNAサーバ機能をONにすればメディアプレーヤでHDDレコーダを見つける事は出来るのだが、上手く再生出来なかった。SONYによれば、再生出来ない場合は機器のリセットや再起動を行い、それでもダメなら掲示板(OKWave)に書き込みましょうと、笑えるような対処法が案内されていた。

◆ 家中どこでも視聴が売りだったわけだが、どこでも視聴出来ないという機械だ、現在売られているものは改善されているのかも知れないが、何だかなぁと思ってしまう。そう言えばnasneもSONYはバッファローに売っちゃったのかな。

◆ 標準規格や標準規格に準じたクライアントを使えば良いのだが、SONYは何でも独自が大好きなのだ。そのくせ売れないものだから、さっさと廃止してしまう。だからSONY製は買わない方が良いよとなり、余計に売れない。サービス対応がなくなったから新しいものに買い換えようというのは景気が良かった頃の話で、使えるウチは使い倒すみたいな傾向が現代だと言える。

◆ HDDレコーダは、TVにUSBインタフェースでHDDを付けるようなものが多いと思う。
DVDやBDドライブが欲しいのならば別として、録画だけであればTVにHDDを付ければ済むという考え方だ。これなら価格も安いし場所も取らない。

◆ 4kテレビなどにしても価格がどんどん下がってくる割に、今ひとつ売れない。もはや3D TVと同じような感じになっているとの話もある。コロナウイルス感染拡大でTV視聴率が上がったと言うが、今は又下降傾向だろうか。


減り続けるガソリンスタンド(11/5)
◆ ガソリンスタンドの店舗数は1996年には全国で6万以上あった。それが2019年には2.96万店まで減少した。
2017年頃から減少数は減っているのだが、減少率としてみれば余り変わっていないのかも知れない。

◆ ガソリンスタンド事業は参入が難しい。
現実的には石油元売り系列しか店を出せないと言っても良い。これが競争を阻害しているなどと言われたのだが、当時の利益率は20%ほどもあったという。しかしガソリンスタンドの乱立エリアが出来るなどすると競争が激しくなり、利益が減少する。

◆ 元売り系は統合などが進み、従来には他の元売り系ガソリンスタンドがライバルだったのに、今は同系列同士が価格を競うようになっている。そうしたスタンドも徐々に減少して競争がなくなってくる。生き残れば勝てると言う事で頑張っているスタンドもあるだろう。

◆ 生き残ったガソリンスタンドにしても、やがてガソリン車がなくなってしまう。ガソリンスタンドは充電スポットになるのか、それとも空き地になるのか。

◆ ガソリン売りでは儲からないので、オイルを売ったりタイヤを売ったりする。車検などで稼いでいるスタンドもあったが、これは安価な車検屋に勝てないようだ。整備士を雇う余裕もない事から、整備よりも物品販売の方を向いているように見える。

◆ ガソリンスタンドでの整備は、近所のディーラや整備工場とのトラブルも招くらしい。
ウチの客を取ったとか、下手な整備をされると訳が分からなくなるとか、指定外のオイルを入れるななどもあるという。実際ガソリンスタンドでの不良整備が原因でのトラブルなども少なくはないそうで、もめ事にも理由があると言う事だ。

◆ 近所のスタンドでも盛んにタイヤを勧めてくる。減ったら替えるよと言うと、今ならキャンペーンで云々と。いや、今は替えないからと言うのだが、結構食い下がってくる。
一時期は系列クレジットカードの売り込みが盛んだったが、あれは一段落したのだろうか。

◆ 都市部ではガソリンスタンドは未だ多いからいいのだが、田舎は元々が少ないので、更にガソリンスタンドが減るのかと思うと不安にもなる。ただでさえ競争が起きずに高値安定だから、余計に高くなる可能性もある。勿論少し走っていけば"安いエリア"もある。

◆ ほんの少しの距離なのに、この道路の向こうは高いけれどこちら側は安い、みたいな差がある。殆ど車の入っていないガソリンスタンド、価格表示は他のスタンドよりも10円以上高い。レギュラーガソリンなのにハイオク価格なのである。高く売っているから潰れないのか、それとも法人などの固定客が付いているのか。

◆ バスやタクシーはどうしているのだろう。余り敷地の広いガソリンスタンドはないし、バスの駐車場?の中に専用のスタンドがあるのだろうか。駅から離れた所にあるバス会社、高速バスなどを運行しているのだが、そこはバス会社の敷地内に洗車機などの設備があった。

◆ ここから天城の方に向かうとガソリンスタンドも余り見かけなくなる。天城峠に登るずっと手前に1軒ある。峠を下りれば何軒かある。峠は店すら余り無いのでスタンドがなくても不思議ではないが、住んでいる人は不便だろうなと思う。道の駅やコンビニはあるんだけど。


絶対取れないクレーンゲーム(11/4)
◆ 度々問題になるが、いくら金を使っ たとしても、決して取る事の出来ない設定のクレーンゲームは少なくはない。景品にすら届かないという、絶対不可能な設定のものもあった。設定の誤りなのか、機器の故障なのか、それとも故意なのか。当たりくじが含まれていないくじ引きなんてのもある。

◆ 以前は目立たず不正行為が行われていたのだが、今はTwitterなどで拡散されると、くじを全部買い占めて確かめる輩などが現れる。商店街のくじ引きなどにしてもインチキは多いんじゃないかな、なんて思う。

◆ クレーンゲームは取れない事の証明が難しい。単にプレイヤーが下手だから取れないだけなのか、それとも取れない設定になっているから取る事が出来ないのか。もちろん、だからこそ店側は儲かる。全く取れない設定だとしても、客は1回はプレイする。

◆ 全てのケースでと言うわけでもないようだが、ある程度金を使っても取れなかった場合に、使った金額の証明などが可能であれば警察に応援を求める事が出来るそうだ。例えばプレイを動画に撮っておくなどすると、警察官は店員に取れる事の証明を求める。機器の設定を行う店の人間が取れないなら、一般客が取れるわけはないとなる。

◆ 警察は民事に介入しているのではなく詐欺ではないかと言う事だそうだ。ただしクレーンゲームでその商品が取れる事を保証はしていないわけだし、取れないかも知れないですよと書いておけば詐欺にはならない。
客は取れないかも知れない事を承知でゲームを楽しむわけで、これは商品を取得する為にプレイしているのではなく、商品を取ろうとする行動そのものを楽しんでいると解釈される。

◆ ただ実際には景品が取れると思ってクレーンゲームにお金を使う。人によっては取れるまで100円玉を突っ込み続ける人もいるそうで、それでも取れないと110番通報する。警察官は店に設定の条件や景品に関する表示が正しいかなどを聞き、店側が「取れないのは客の技術に問題がある」と言えば店員に取れる事を証明しろとなる。

◆ 現実的には警察を呼ばれる前に、店側が客にお金を返し、今後は出入り禁止だよと言い渡して店を追い出すみたいな感じになるそうだ。店側も警察を呼ばれれば面倒だとなるのだろう。

◆ あの店は設定がキツいから取れないよなどと噂が立てば、それによって客数が減ってしまう。客から金を沢山取る事で儲けようと企むが故に、ぼったくられるだけだとの噂で客が減る。ゲームセンターなんていつも人がいっぱいいる的な感じがしていたが、最近では倒産するところも増えているのだ。

◆ スーパーの中などにもUFOキャッチャーの置かれたコーナーがあって、大抵はお母さんの買い物を待つ子供とオトーさんがゲームコーナーで遊んでいるみたいな。しかし最近はそんなゲームセンターに客が少ない。もしかしてここが田舎だからなのか?都市部では相変わらず賑わっているのだろうか?
◆ そんな田舎のスーパーの、ゲームコーナーの一角には誰もそこに入る事のないプリクラがあったりする。今時プリクラに人が来なくても不思議ではないわけで、でもそこからプリクラセットを取り除いてしまうと、がらんと空きスペースが出来ちゃうんだろうなと田舎のスーパーの悲しさを感じたりもする。


都構想は静岡県にもあったのか(11/3)
◆ 大阪で否定された都構想だが、静岡県でも静岡市を廃止して特別区を設ける構想があったようだ。そもそもは静岡県と静岡市の仲が悪いという権力争いみたいな所から起きた議論らしい。

◆ 大阪にしても静岡にしても市を廃止すると二重行政の解消になるなどメリットがあるという。しかし、そもそも二重に何かを行おうとしているのは行政そのものなのだから、市が存続したとしても無駄は解消出来る。力を持った市を県や府が煙たがっているから問題が発生するわけで、それぞれを尊重すれば良いだけの話ではないのか。

◆ 例えば静岡市が図書館を造るとする。これに対して静岡県は、市が造るなら県も造るぞと県立図書館を作り始める。しかしこれは市が図書館を造るのであれば、その費用の一部を県がしますよとやれば済む事だ。しかし全く役に立たない競争意識だけは強いと来ているから、あえて無駄を作る事になる。

◆ 競争するなら住民サービスの向上策だとか、人口減少対策だとかでやって頂きたい。しかしそうした事は互いに押しつけ合うばかりで、全く住民のためにならない。そんな調子なのだから、市を廃して特別区にしたところで、今度はその特別区と都の間で無駄が生じるだろう事は目に見えている。

◆ 大切なのは都道府県の名称や仕組みではなく、意識ではないのか。静岡市を廃して静岡都と特別区にしたところで、静岡都より税収が大きくなる特別区が出来れば、都にとってそれが邪魔になってくる。
国が東京都を邪魔にするにと同じで、権限や税収のあるエリアは面白くないわけだ。

◆ 県や府に対して市の権限を小さくしようとするならば、市を廃止するのではなく分割したって良いはずだ。大阪第一市から大阪第五市くらいに分けてしまえば、それぞれの税収は少なくなり、権限も弱まる。

◆ 静岡県の知事は菅総理を学問無しと言った人なのだが、あの方は、よく言えばトップダウンで行きたいのだろう。しかし静岡市は静岡市として独立しているわけだから権力が及びにくい。これが県知事は気に入らない。

◆ 大阪都構想では賛成派と反対派が拮抗するという結果になった。朝日新聞系は都構想には反対らしく、大阪でダメだったものが静岡で出来るはずはないと、某コメンテーターは言っていた。

◆ 静岡県でも都構想で消滅する静岡市長は当然反対の意見であり、しかし浜松市長は賛成らしい。それぞれの権力だとか利権だとかが渦巻く世界だろうから、その立場によって損得も分かれる。ただ政治家の活動期間はそう長いものではなく、失敗すれば明日はない。

◆ だが現実にはそうした市長だとか知事だとかの思惑で住民は右を向かされたり左を向かされたりする。まあ、そういう長を選んだのは住民だから仕方がないと言えばそうなんだけど。

◆ 県知事選は来年なのかな。前回の選挙では川勝氏の他に女性が立候補し、わずかな差で川勝氏が知事の座を勝ち取ったそうだ。川勝氏は失言問題で結構やらかしているし、来年の選挙がどうなるのかなどわからない。
それこそ川勝氏が落選すれば、色々な部分が白紙になったりやり直しされたり、リニア問題だってどうなるか分からないのだ。


EVとダイソン(11/2)
◆ ダイソンの掃除機に関しては色々とネタにしている。ジャンクでまとめて買ったので、いくつかのモデルを試すことが出来た。試してみたからどうなるというわけでもないのだが、ゴミ分離に苦労するダイソンの姿を見たような気がする。

◆ そのダイソンは全固体電池とEV開発を行っていた。と、過去形なのは2019年にEV開発からの撤退を決めたからだ。当初は自動車部門の売却先を探したが、買い手がいなかった。ダイソンが独立系の自動車メーカとなれば、イギリスで唯一の自動車メーカになれたのに。

◆ EV全盛期には異業種からの参入も容易になる。容易というのはいささか語弊があるかも知れないが、設計の手間も製造の手間もかかる内燃機関を搭載しなくて済むのは大きなメリットだ。実際自動車メーカにしても、他社からエンジンを買う或いはエンジン技術を買う事は行われている。

◆ 勿論ボディー造りも大変ではあるが、エンジンに比較すれば敷居は低い。
確かにテスラの成功はラッキーだった。発売直前にトランスミッションのトラブルが発覚し、リコール前提で発売を行わざるを得なくなるなどトラブルはあった。しかしそれを乗り越えて発展している。この要因はテスラの資金力だった。

◆ 逆に資金力のなさから失敗した事業もある。郵政から受注を受けながらも納期を守れず破綻したのは岐阜県のゼロスポーツだ。なお現在も同名の法人は存在しているが、経営系は別である。

◆ ヤマダ電機や船井電機が出資しているのがFOMMだ。ホームページには2014年に4人乗りのEVを発表、2019年から量産を開始しているとある。別の記事では2020年の春に発売開始をするとなっているので、既にヤマダ電機から発売されているのかも知れない。

◆ このEVは2ドア4人乗りで全長2585mm×全幅1295mm×全高1550mmとコンパクトだ。モータは10kW(約14馬力)でバッテリー容量は約12kWhとなっている。価格は約220万円だそうだ。

◆ EV事業への参入は難しくはないが、信頼性や安全性の確保は難しい。故障箇所の少ないEVとは言っても、様々な使用環境の中で安定動作しなければいけない。衝突安全性なども、シミュレーションでうまく行ったから、或いは衝突試験をクリアしたからそれで良いというわけではない。

◆ テスラに関しても故障時に対応出来る工場が少ない(テスラ系の工場でないと診断すら出来ない)など不安に感じている人もいる。今年の夏が暑かったからなのか、温度に起因すると思われるトラブルも発生したという。ダイソンの売り上げは約6千億円、EV開発に投資出来ないほど弱い企業ではないと思うが、それでも難しかったわけだ。

◆ 自動車部門は閉鎖したが固体電池は開発を続けるという。バッテリー事業も難しいところで、テスラとPanasonicも色々ある。しかし高出力バッテリー無しにはダイソンのハンディークリーナは存在出来ないわけで、今後もバッテリー需要は増大する。別の記事などにも書いているがダイソン純正バッテリーは短命であり、交換コストも問題になる。
こうした点の解決も含め、自社内にバッテリー部門を持つことは今後の発展に寄与するはずだ。


G5030は納期がかかる(11/1)
◆ キヤノンのG5030を買うことにした。
キヤノンオンラインショップでも納期がかかるとなっていた。即納の店舗では定価以上の価格が付けられていたが数日後に価格が下がったところを見ると、定価設定の変更があったのだろうか。特別急ぐ話でもないので、ヨドバシに注文した。納期は3週間と回答が来たが、実はすぐに送られてきたのだった。

◆ 廉価版の大容量タンクモデルはMac用のプリンタドライバの供給がない。需要が少ないから仕方がないのだろうが、買ったら使えなかったと怒り狂っている記事があった。

◆ EPSONのインクノズル詰まりだが、ヘッド洗浄液などが売られていた。インクでヘッド洗浄をするのではなく、インクを溶かす溶剤的なものや界面活性剤をインクカートリッジに詰めたようなものらしい。

◆ と言っても大容量タンクモデルにこれを使うとなると、その洗浄液が大量に必要になる。タンクからヘッドまでの"配管"もあるし。ヘッドが詰まるのはヘッドが乾いてインクが固まるからだと言われるが、EPSONの場合はヘッドそのものが壊れるのではないかとも思う。プリンタは毎日使っているのでインクが乾く暇など無いというか、まあ数時間で乾いて固まるよと言われればそれまでなんだけど。

◆ PXS-160Tは紙送り精度も低いので、今となっては買うべきモデルではない。発売当時は大容量タンクモデルも少なく選択肢がなかったが、今は違う。エプソン以外のヘッド交換の出来ないモデルで、インクがなくなるまで綺麗に印字され続けるのか、おおいに心配だ。

◆ 方式が異なるとは言ってもキヤノンのヘッドが長寿命なのかどうかな分からない。実際補充インクを使ってヘッド付きカートリッジを再々使用していると、やがて印字品質が悪くなる。補充しているインクは同じなので、ヘッドの寿命か?と考えたくなる。

◆ なので補充インクを1本買っておけばいくらでも使えるというわけではなく、数回の補充でヘッドがダメになると思っておいた方が良い。少なくともMG3530は、だけれど。
キヤノンとしても使い捨てカートリッジ用のヘッドに耐久性は求めないわけで、むしろコスト優先で作るはずだ。

◆ まあ、そんなこともあってヘッド交換が自分で出来るモデルを選んだというわけだ。果たしてEPSONよりもヘッドの詰まりは少ないのか否か。おそらく使い始めはEPSON製よりも使用頻度が低くなるはずなので、乾くという意味では条件が厳しいかも知れない。

◆ EPSONプリンタのヘッドもたまに見るのだが、正規流通しているものかどうかよく分からない。ちなみにPXS-160Tを修理に出した時には、ヘッドの不良ではなくヘッドのインクを拭うワイパー的なものの不良だとの事だった。これがダメだと結果としてノズル詰まりが起きるそうだ。

◆ ローコスト機器と言えば中国なのだが、中華プリンタは余り聞かない。むしろ互換インクなどサプライ部分で中国は活躍している。互換性を誇る展示会もあるのだとか。技術やコストの面で得にならなければ作らない訳で、つまりプリンタにおいて日本の設計・製造技術はまだまだ負けていないと言うことになる。
そうそう、そもそもの大容量タンク思想は中国の改造プリンタ(日本製プリンタのインクカートリッジにホースを突っ込んで大容量タンクに連結する)から来たものだとか。