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過去の雑記置き場


あけましておめでとうございます(1/1)
センチュリー問題(1/2)
エンジンの組み立ては大変(1/3)
国民車構想(1/4)
Yahooの次がGoogleなのか(1/5)
SnapDragon888(1/6)
熱海もリゾートバブルらしい(1/7)
個人商店には敷居の高い減免措置(1/8)
令和の人の知らない世界(1/9)
EVの価格は本当に下がるのか?(1/10)
電気柵と鹿の様子(1/11)
電波時計(1/12)
NHKは反日なのか(1/13)
SSIDと位置情報(1/14)
病院の苦悩(1/15)
呼び半田と予備半田(1/16)
CMスキップ機能(1/17)
ガソリンスタンド(1/18)
ラジカセからミニコンポへ(1/19)
楽天モバイルの苦悩(1/20)
樹木の生長限界(1/21)
ホワイトアウト(1/22)
Googleと独禁法(1/23)
前科前歴20犯の男(1/24)
前科前歴20犯の男(2)(1/25)
楽天カードの改悪(1/26)
牛丼屋のカレー(1/27)
中央リニア問題(1/28)
ダウンサイジングターボ(1/29)
メガソーラーと反対運動(1/30)
温泉街は立ち直れるのか?(1/31)


VC
温泉街は立ち直れるのか?(1/31)
◆ 熱海や伊東のそうなのだが、バブル以降に観光客が減り、多くのホテルが営業不振に陥った。熱海などは廃墟の町のようになってしまい、今はそれら古いホテルなどの解体も行われている。

◆ 観光客の減少はいかんともしがたく、高価な国内旅行よりも安い海外旅行へ人々は目を向けた。熱海や伊東に残る老舗旅館やホテルも、今はリーズナブルな価格で営業している。不景気に直面したときにコストダウンを行えば、もしかしたら廃墟は減っていたのかも知れない。

◆ 温泉街の経営不振は伊豆半島だけではない。鬼怒川温泉も廃墟だらけになっている。熱海よりも再生工事が難しいのは、川沿いの崖に建つホテル群の解体費用が嵩むためだとか。密集して建てられているホテル群の一部だけの解体が難しい事や、温泉配管の問題なども絡む。

◆ バブル以降様々な投資会社や金融系企業の抵当権も複雑に絡み合っている。鬼怒川と言えばウエスタン村も廃墟になっている。
高原の原宿と言われた清里の話は以前に書いたが、こうして消えていく観光地が沢山ある。

◆ 熱海はTV番組のロケ地としての誘致などを進めて知名度を上げた。それこそ昭和の観光地だった熱海を知らない平成生まれの人たちに、東京からも意外に近場の観光地が熱海なのだよと知らせた訳だ。これによって熱海を訪れる客は増加に転じた。

◆ しかし全国の観光地や温泉街が復活に向けた施策を取れているわけではない。熱海と伊東はさほど離れてはいないが、伊東はまだまだ観光客は多くはない。少し山側に入った所には、営業しているのかいないのか分からないようなホテルが沢山ある。

◆ 修善寺周辺にも温泉宿などがあるのだが、コロナウイルスの感染拡大による観光客の減少で廃業を決めたところも多い。温泉宿ばかりではなく、飲食店なども店を閉める。外国人観光客が売り上げを支えたと言われる家電量販店までもが倒産する時代、生き残りは難しい。

◆ 熱海に観光客を増やしたのは行政の力だ。しかし行政が有効な仕事をするケースは極めて少ない。佐賀県などは「国の地方創生臨時交付金は幅広く使える。われわれがやりたい事業を国が認めるなら活用していく」としてコロナ対策交付金で誓いの鐘なるものを作ろうと画策している。佐賀県は実に1.3億円以上をコロナに関係のない事業に浪費しようとしている。

◆ コロナに関しては、休業補償その他でも自治体の差は大きかった。この先の日本経済或いは世界経済がどうなるのかは分からないのだが、少なくとも観光業界が息を吹き返すには時間がかかるだろう。

◆ 今までの例からして、地方創生と言って金を配ったところで有効に使われる例は少ない。だったら後払いにして、計画が実現したらカネをあげるよの方が良さそうだ。国にしても地方にしても同じなのかも知れないが、行政が必要だと主張するものと国民が必要とするものは同じではない。佐賀県民が誓いの鐘を心から臨んでいるとは思えない。

◆ 飲食や観光業を建て直すためには行政の手助けが必要だろう。直接的な融資なども必要だろうが、観光客を増やすための努力を地方全体が行う事も必要だ。融資は簡単だが返済が大変だ。その返済を楽にするためには観光客を多く呼ぶ事が必要になり、それは民間の努力のみでは難しい。


メガソーラーと反対運動(1/30)
◆ この近くの出来るソーラー発電所、どうやら環境影響評価が必要だと判断されたらしい。環境影響評価はコストの期間もかかるので、工事側としてはやりたくはない。その為に既存のゴルフ場を潰してソーラー発電所に転用する事を考えたわけだ。

◆ 伊豆市から北に向かうと伊豆の国市があり、その先に函南町(かんなみ)がある。
ここでも同じブルーキャピタルマネジメント社が、トーエネック向けのソーラー発電所を計画している。発電出力は約30MWだ。

◆ 函南町でも当然のように反対運動が起きている。函南から熱海にかけては台風の被害によって山が崩れて水道管が破損、長期にわたる断水も発生した。伊豆半島は温暖な気候ではあるのだが、台風の通り道にもなるので、時に過酷な環境にもなる。

◆ そもそも何故ソーラー発電所が嫌われるようになったのか。自然エネルギの利用なのだから、火力や原子力発電所よりも環境インパクトは低いはずだ。今後のEV化、或いは炭酸ガス排出量低減のためなどにソーラー発電所は増えるだろうが、それに伴い問題も多くなるはずだ。

◆ これには国が工事基準などを明確にしなかった事、明確な基準が無いからと安易に工事を進めたソフトバンク系ソーラー会社の問題が大きかったと言える。その後工事基準は出来たものの、京セラ系のソーラー会社は各地で問題を起こした。

◆ 風によるパネルの飛散や破損、雨によって泥流が発生する、その泥流によって山が削られて土砂崩れになるなど、事故は各地で起きている。泥流は河川を汚し、ソーラー発電所から遠く離れた場所でも影響が見られる。

◆ 何故十分な安全対策や環境対策が採れないのかと言えば、それはコストの問題だ。
パネルの設置にしても雨水対策にしても、技術的難易度は低い。しかし環境対策を行うためにはコストがかかり、投資回収率が低下する。そこでソーラー会社は基準適合ギリギリの点で工事を行うために、台風や大雨時に破綻してしまう。

◆ 大規模なソーラー発電所を山の中に作るためには、資材の運搬や土砂の搬出などで沢山の工事車両が必要になる。小さな田舎の町に沢山の工事車両が集まる事で騒音や渋滞や事故の可能性も増える。幹線道路を工事車両が走るのは何ら問題は無いわけだが、道路幅が4m程度の田舎の道では問題になる。

◆ 函南町の説明会には近隣市の議員も傍聴に訪れた。しかしブルーキャピタルマネジメントは具体的説明は行わず、住民からは全く説明になっていないと言われた。
これはこの近くのソーラー発電所の説明でも同様で、具体的な話は何一つしない。
具体的な話をしないまま進めるというのがブルーキャピタルマネジメント社のやり方なのだろう。

◆ こうした住民対応が余計に反発を招く事になる。安全な計画や工事そして明確な説明があれば反対する人も減ると思うのだが、残念ながらそうした業者は少ないのが現状だ。

◆ ソーラー発電所が運転を開始すると熱と騒音が出る。インバータやケーブルその他の損失が10%内外だそうなので、40MWの発電所では4MW分の音と熱が出る事になる。
火力発電所や原発に比較すれば微々たるものではあるが、それが都市部では無く山の中に作られる事で自然環境へのインパクトを心配する人も多い。


ダウンサイジングターボ(1/29)
◆ 排気量と気筒数は大きい方が良いと思いがちなのが日本の爺さん連中である。
俺の車はV8だぞ、ぶ・い・は・ち、みたいなオッサンはどこにでも存在する。
しかし欧州では環境問題だとかに敏感なフリをして、小排気量こそエコだみたいな流行がある。

◆ 日本で言うところの、ハイブリッド車に乗っているから俺は環境問題に敏感だみたいな人と同じだ。ディーゼルこそエコだと思われていた時代には、大排気量過給器付きディーゼルを乗り回していたわけで、でもディーゼルだからエコでしょと訳の分からない事を言っていた。

◆ こうしたディーゼルブームが環境悪化に拍車をかけ、結果として内燃機関動力車の全廃なんて話になった。軽油だって沢山燃やせばガソリンより多くの煤煙を出すと言う事を、エコを主張する人たちは知らなかった事になる。

◆ ダウンサイジングターボが流行ればみんな小排気量にシフトである。あの巨大なBENZのSクラスも、直列6気筒3リッターのターボエンジン搭載車が最大排気量モデルになる。最大出力は435馬力なのでリッター145馬力とハイチューンだ。

◆ これは日産GT-Rにも匹敵して、GT-Rは初期型でもリッター126馬力、2016年型ではリッター150馬力なので出力は570馬力である。いやいやそれを言ったらAMGのAクラスは2リッターターボエンジンから421馬力を絞り出すのだから凄い。

◆ 結局小排気量はエコだみたいな感じになっているのだが、ハイパワーエンジンはそれなりにガソリンを突っ込まなければハイパワーにはならない。ただSクラスを3リッターエンジンで動かすのだから、やはりトルクは必要だ。従来車は電動過給器を使ったりしてアシストした。新型はこの辺りがどうなっているのかよく分からないが、48V系のマイルドハイブリッドは付いている。

◆ フィアットお前もかみたいな、500Xの兄弟車であるJeepレネゲードは1.3リッターターボエンジンから179馬力を出力する。リッターあたり138馬力のハイチューンだ。DCTとの組み合わせモデルは、さすがに非過給領域がダルいと言われるが、9ATのモデルはトルコンスリップがターボラグや低速トルクを上手く助けているのだとか。

◆ そしてちょっと変わったPHEVもシリーズに加わっている。燃費規制のために作りました的な感じがしないでもないし、モータやバッテリーを積むためにガソリンタンク容量は36リットルと小さくされた。車重はコンベンショナルモデルよりも約300kg増大する。バッテリーは11.4kWhなので、実走行で20〜30kmはEV走行できるかなと言うところか。

◆ 非過給領域をモーターで補うのは間違ってはいないと思うが、その為の車重増が何とも痛い。レネゲードではフロントに45馬力、リアに128馬力(ピーク出力)のモーターを積む。しかしバッテリー容量からすると前後のモーター(合計127kW)をフルパワー駆動するのは難しそうだ。なお定格出力は前後合わせて58.5kWである。

◆ 新型Sクラスは最大出力16kWのモータを積んでいる。48V系なので400A弱の電流が流れる。ショーファードリブン車として、リアにエアバッグを装備するなどしている。インパネというかセンターコンソールには巨大な液晶パネルがある。この辺りは好き嫌いが分かれそうだが、ホンダeもそんな感じだし、世の中の方向性なのかも知れない。


中央リニア問題(1/28)
◆ 中央リニアの2027年開通は難しくなった。静岡県の川勝知事はリニア工事の凍結が必要だと言い始めている。今年になって、菅総理に書簡を送ったという。ただこれは正式な手続きとは異なるらしい。リニア工事の凍結を求めるのであれば国交相や国交大臣に面会すべきものであり、総理に手紙を出したからと言って何かが変わるわけではないのだそうだ。

◆ ほんの少し静岡県をかするだけのリニアなのに、何をそんなにもめているのかと言えば水である。トンネル工事によって地下水が減少し、河川の水量が減ってしまう可能性がある。静岡県には水をアテにした製紙工場などが多く、河川の水量の減少は産業にダメージを与える。

◆ 山梨県の一部地域では、地下水の減少に対して補償金を出す事で話が付いたそうだ。しかし県内の農業従事者は、金で解決したのは間違いだった、水がなければ農業が出来ないと言っている。
トンネル工事で地下水が減少すると言ったって、多少水量が減るくらいだと思っていたそうだ。しかし実際には水が涸れてしまい、農業の継続が難しくなった場所があるという。

◆ JR東海は、当初はトンネルに流れ出した地下水を全て川に戻すと言っていたのだが、後にそれは不可能だと意見を変えた。
この頃から県ともめはじめ、工事は進んでいない。JRは静岡県が技術的に無理な要求をしているとも言って問題になった。

◆ リニア凍結要求に関して、県内がまとまっているかと言えばそうではない。もちろん凍結など出来るわけがないとの考えから凍結に反対する市町村もあるが、知事選挙で川勝氏が負ければ方針は変わるだろうと見ている所もあるはずだ。

◆ 川勝知事はリニアを通しても静岡県にメリットがないと言っている。確かに停車駅もないのだからメリットはない。しかし鉄道や道路なんてそんなものだと思う。駅を作れ、インターを作れと政治家は言うのだが、本当にそれが県のためなのかと言えば疑問だ。

◆ 以前に川勝知事はリニアを通すなら金を寄こせみたいな発言もしている。これは、金の問題ではなく水の問題ではないのかと周囲に言われその後発言しなくなった。静岡空港と新駅問題も同様に、リニアに関係のないところで何かをさせようとする傾向が見られる。

◆ 実際に大井川の水が減るのか減らないのか。毎分何十トンもの水が、9kmほどのトンネル内の流れるのか。中央大学理工学部の山田教授は毎秒2トンもの水が流れ出すはずはない、そんな流水量ではトンネル工事が出来ないと言っている。9kmのトンネルで毎秒2tであるならば、1mの区間で毎秒200cc、毎分13リットルである。1分に1回バケツをひっくり返すくらいの湧き水は普通だと思うのだが違うのだろうか。

◆ 同教授は又、アルプスの水は静岡県に降った水ではなく、山梨県側から流れていった水だとも説明する。あたかも自分の水のように知事は言っているが、そもそもが勘違いでありもっともらしい嘘を言っているに過ぎないと指摘する。

◆ こんな事を書けば静岡県民の方々から怒られてしまいそうだが、川勝知事を見ていると反対のために反対みたいにも見えてくる。反対するだけではなく、代替案を示してこそ意味がある。川勝知事は学者だそうで、学問がおありだろうから、その学問で問題を解決してほしいものだ。


牛丼屋のカレー(1/27)
◆ 牛丼屋にはカレーのメニューもある。すき家は今はカレーは無くなったのかな。以前はすき家のカレーは良く食べていた。牛丼は吉野家がやっぱり美味いよなぁと思うわけで、すき屋に入るとカレーを頼むみたいな感じだった。

◆ だがカレーの評判が良いのは松屋である。その理由は、松屋の会長がカレー好きで、カレーメニューの開発にはウルサいからなのだとか。

◆ 吉野家のカレーは食べたことがある。トッピングなしだと具のないカレースープみたいな感じだ。そば屋のカレーではないが、幾分和風な感じも受ける。不味いというわけでもないし、いわゆる業務用レトルトカレー的な味でもない。ただ、吉野家でカレーをあえて頼む理由もないのかなと思った。

◆ 牛丼屋のカレーは、牛丼などの商品にならない肉などで出汁が取れるというメリットはある。回転寿司チェーン店のラーメンやうどん・そば同様だ。回転寿司チェーン店でも、寿司として商品にならない部位は出汁として使われる。

◆ 廃棄物の有効利用というのは言いすぎかも知れないが、美味しいカレーを作る要素はある訳だ。吉野家などはグループ全体として考えれば、出汁に使えそうな肉は沢山あるだろう。何なら別ブランドでカレーチェーン店が出来たりして。

◆ 吉野家のカレーは牛丼の肉をトッピングしてこそだという人もいる。肉の味を殺さない程度の薄味が魅力だとか。或いは牛丼と一緒に食べても違和感のない、メインがカレーなのではなく、脇役に徹する味なのだそうだ。

◆ 対する松屋はカレーとして独立した本格派を目指しているようで、カレー牛丼的に一緒に食べるにはマッチングが悪い。
牛丼屋なのだからビーフカレーが一番かと思うとそうでもなく、松屋での人気がチキンカレーだというのも面白い。最初は期間限定だか季節限定で登場したらしいのだが、その人気が想定外の高さだったそうだ。

◆ チキンカレーの場合は煮込み時間を長く取らず、むしろ肉の味を殺さない程度で素材感を出していく手法だそうだ。松屋としては創業以来のビーフカレーより、チキンカレー人気が高まるのは、複雑な思いなのかも知れない。

◆ 松屋のビーフカレーは2種類あるのかな?390円のものと490円のもの。巷では値上げのためのメニューの追加だみたいな事も言われたようだ。いずれも肉が溶けるまで煮込んだというか、溶けるまで煮込まないと食べられない部位も使ったというか、それでも溶けずに固いところが混じっていることも味のウチ、みたいなカレーのファンは多い。

◆ 私としてはすき家のカレーがなくなってしまったことが残念、と思ったら復活しているんだ、横濱カレーとして。何も入れないと殆ど具のないカレーだが、以前と味は変わったのだろうか。

◆ カレーをよく食べたのはスカイウエイブで山などに出かけていた頃だった。店舗数が多いというか、街道沿いに店が多かったからなのかも知れないが、すき家で食事を摂る率が多かった。で、カレーを頼んだというわけだ。冬などは辛いものを食べれば体が温まるのではないかと思ったこともあったが、冷えた体はそう簡単には温まらなかったのである。


楽天カードの改悪(1/26)
◆ 楽天カードを使って楽天で買い物をするとポイントは2倍付与される。楽天カードゴールドだと4倍付与されたものが、通常の楽天カード同様の2倍に改訂された。

◆ 楽天カードゴールドは年会費が2,200円という激安であり、更に楽天での買い物でポイントが4倍になるメリットがあった。安価に金色のカードが欲しい人も楽天カードを契約したとか。

◆ しかしポイント付与率や付与上限の改悪によって、楽天カードゴールドを解約する人が殺到した。1月半ばにはサイトに接続しづらい状況にもなった。
規約改定に伴うゴールドカードの年会費返還などもあり、解約しやすい状況が生まれた。年会費を返してまで規約を変更するのだから、楽天の苦しさが分かる。

◆ 何故ポイント付与率を変更したのだろうか。一つには収益率の改善がある。楽天はモバイル事業などへの投資もあって赤字になっている。ゴールドカード会員は年会費を払ってでも楽天ポイントを多く取得する会員だ。例え楽天カードゴールドが解約されたとしても、楽天市場での買い物が減らなければ(楽天としては)収益が上がる。

◆ どの位の買い物をするとお得なのか。楽天市場で年間に11万円以上の買い物をするのであればゴールドカードの年会費をチャラに出来る。ゴールドカードの上にプレミアムカードというものがあり、これだと年間55万円以上の買い物をする人にメリットが出る。ポイント付与率は4倍であり、これまでのゴールドカードの付与率同様、年会費は5倍である。

◆ 一時期は楽天カード会員獲得のために特典を満載したわけだが、カード会員数がある程度集まったので利益追求に力を入れはじめたと考えられる。カードだけではなくアフィリエイトなどでもポイント付与率を下げていて、楽天の苦しさが分かる感じがする。

◆ 一方で三木谷氏は、楽天ポイントでUN-LIMIT代が払えるはずだと発言している。月間3千ポイント以上を取得するのは大変だと思うのだが、もしかしたらそう言う人が居るのかも。ただし、こうして楽天ポイントで料金を払われたのでは赤字が嵩む。そこでポイント付与率を小さくする作戦に出たのではないのか。

◆ 三木谷氏は楽天経済圏などと言って、ポイントによる囲い込みなどを強調する。しかしその根底にあるポイントの付与率が減少すれば、やがては楽天経済圏の衰退になるかも知れない。もっとも楽天が気にするAmazonはポイント云々ではなく(多少のポイントは付く)業績を伸ばしていて、それに従おうとするのであればポイント付与率を徐々に下げていく事は業績への影響は軽微だと考えた可能性もある。

◆ 楽天プレミアムカードは2018年頃から、年会費3年間無料キャンペーンをやっていた。この3年目が今年になるので、会費が有料化する前に楽天プレミアムカードを解約する人が増える。この受け皿として楽天カードゴールドを案内すると思われるが、その場合にプレミアムからゴールドでポイント付与率が同じではプレミアムカード契約に残ろうとする人が減ってしまう。

◆ プレミアムカードからゴールドカードへの変更は、カードの再契約と同じなのでカード番号が変わる。Edy付きの場合はEdy残高も引き継がれない。


前科前歴20犯の男(2)(1/25)
◆ Y氏は犯罪者の視点から物事を考えそして捉える。その中に犯罪者の個人情報は守られるべきだという論がある。
氏は、Yと名乗っていた。しかし実名は異なる。裁判は基本公開なので本名がバレてしまうわけだが、どうもこれが気に入らないらしい。

◆ 犯罪者の氏名は公開すべきではないというのが氏の持論だ。他にも、犯罪者は働き口が制限されるので、手厚く保護されるべきだとも言っている。実際、氏は生活保護を不正受給していた事もあると某配信者は言っている。

◆ 反社会勢力に加担していた事を理由に配信サイトを追い出されるのも不当だと言っている。サイトの管理会社に乗り込んで暴れると、脅迫発言もした。

◆ 反社会勢力から離れて5年を経過すれば反社会勢力との関係は絶たれたと見られるはずだと言っていた。実際の所Y氏が反社会勢力と関係していたのかいないのかなど、本人以外は知らないわけだけれど。

◆ 元々は関東地方にいたそうだが、何かの事情で大阪に逃げた佐野という配信者がいる。女子高生を海に投げ込んだとかの殺人未遂が氏の自慢の犯歴だったかな。その後も度々捕まっていて、昨年末もしばらく刑務所だか拘置所で過ごしていたらしい。

◆ 佐野氏もY氏同様で言う事だけはデカい。だが実際に喧嘩相手に乗り込まれると泣いて謝り警察を呼ぶ。そんな態度?が面白がられたのか、以前は多くの閲覧数を集める人気配信者だった。

◆ Y氏にしても佐野氏にしても、気に入らないリスナーはブロックして排除する方針だ。両者ともに数百のIDをブロックしていて、佐野氏に至ってはブロック上限に達しているので新たなIDのブロックが行えないそうだ。

◆ 口から出任せを言うばかりなので反発も食らうが、そうした正当なコメントを書くリスナーを排除して自分の世界を作り上げるのが彼らのスタイルである。

◆ しかし今となっては古風なその手法、佐野氏にしてもY氏にしても全盛期のような人気はない。佐野氏は見た目は70歳くらいなのだが、実は50代前半だそうだ。佐野氏は歯が殆ど無く、Y氏も6本しかないとか。シンナーをはじめとして薬物系を好む人は歯の寿命が短い。

◆ 以前に書いた事のある金バエ氏も以前は人気者だった。禁酒をしたいと思いながらも酒が手放せないアルコール中毒で、既に肝硬変が進んでいる。健康に良いものを食しながら、片時もビールを手放さないその配信スタイルも、今や色あせたのもになった。昨年末は酔って車の通行を妨害した配信をしたとかで書類送検されている。ニュースにもなったが顔にモザイクがかけられ、名前すら報道されなかったのが不満だそうだ。

◆ Youtuberもそうなのだが、閲覧数・再生数稼ぎに犯罪行為を犯す人は多い。配信サイト側はそれを積極的に規制しない。犯罪配信は閲覧数が稼げるので、配信サイト側としても歓迎すべき事なのだろう。

◆ 特に最近では有料アイテムによる課金がどのサイトでも行われていて、閲覧数は売り上げに通ずるわけだから配信サイト側としても脱法配信だからと言って直ちに規制する事をしない。


前科前歴20犯の男(1/24)
◆ ライブ配信者にまともな人は少ない。何度か話題にしている人々だって、皆前科前歴の持ち主だ。迷惑行為をやってニュースになれば、売名出来たと喜ぶ連中である。

◆ そんな配信界に於いてトップ級の犯歴を持つ男がゆいが(以降Y)氏だ。本人によれば14歳の時にシンナーを吸って初逮捕を経験し、その後も刑務所を出たり入ったりで青春時代を過ごす。氏を有名にした犯罪は12歳の女の子を乱暴したというもの。

◆ 反社会勢力の相談役を自称していたが、実際には使いっ走りだったことが明らかになる。セルシオに乗っていると自慢するも、実は免許を持っていなかったそうだ。喧嘩は強い、負けたことはないと豪語し、何かというと今から来いよと威嚇する。で、実際に出向くと警察を呼ぶぞと立てこもる。そんな性格なのだが、一度だけ屋外で戦う?場面があった。相手は小柄な人だったが、あっという間に投げ飛ばされ押さえ付けられた。以降喧嘩自慢はしなくなった。

◆ カネのためと、口座を犯罪者に売ったことから銀行口座が作れなくなったそうだが、どうやらネット銀行は口座開設できるらしい。携帯電話は自名義では契約できないと言っていた。あちこちの携帯電話会社(含MVNO)の料金を踏み倒しているのが原因だ。それでもMVNOは相互連携が余り出来ていないのか、契約の出来るところがあったそうだ。しかしそこもカネを踏み倒して、今やプリペイドSIMしか生きる道がない。

◆ 言う事だけは立派なのだが、彼女の財布からカネを抜いたり配信者仲間が集まったところで盗みを働いたりすると、関西の配信者がネタにする。昨年は麻薬取締法と大麻取締法で捕まっている。脅迫では民事で訴えられ賠償金額が確定したが、当然のように支払っていない。

◆ 家賃を半年以上滞納するも、居住権を盾に退出を拒んでいたそうだ。これは強制執行されたのかな。本人曰く、(家賃)保証会社は連携が取れていないので、別の保証会社であれば又部屋を借りられるのだとか。

◆ カネがないから携帯電話料金や家賃を払わないのではなく、カネはパチンコなどに使ってしまう。まあ、その結果としてカネがなくなって払えないと言えばそうなのだが、使う順番が明らかに間違っている。それでも言うことは立派なので、税金を払うために貯金をしているとか何とか。勿論嘘だろうけど。

◆ こんな感じの人なので、いわゆるアンチも多い。薬物を吸っているなどと通報が入って警官がアパートにやってくる。出かけた先でも通報によって駆けつけた警官に尿検査をされる。それでも本人は楽しく生きている自覚を持っているようで、(家賃滞納で)住む所がなくなりそうな時でも、全然危機感は感じていないようだった。

◆ 食うに困って住む場所もなくなったら、又刑務所に行けば良いとも言っていた。長い間刑務所暮らしをすると、刑務所は不便で拘束される場所という認識ではなくなるのかも知れない。確かに規則正しい生活を送れるわけだし、生活の不便さなどは慣れれば何とでもなるのだろう。自由だけれど生活環境の悪いホームレスと、自由はないが食事にも寝場所にも困らない刑務所とどちらが良いか。

◆ どんな配信者にも支援をする人が居て、確かこのY氏はそうした支援者の名義で住居を借りていた事もあったはずだ。義務は決して果たさないが権利はとことん主張する。でも本人はそれが普通だと、たぶん思っている。


Googleと独禁法(1/23)
◆ Googleが独禁法に抵触しているのではないかと、数回にわたり訴えられた。独禁法違反に於いてはマイクロソフトも訴えられている。

◆ Googleは「検索システムを再設計すると消費者と企業が影響を受けるだろう」と反論した。司法当局の言う、検索システムから特定企業が利益を得ているという主張と矛盾していない気もする。

◆ 検索結果で利得を得るのは全ての企業や消費者ではなく、一部であるとすればその通りだ。Google的には検索結果は故意に作られたものではないと主張するのだろうが、そもそも検索結果は特定のアルゴリズムに従って行われるものでありランダムでは無い。

◆ 独占的という点で、携帯電話料金値下げ論争も似たようなものだと思う。寡占的な移動体通信事業者が暗黙の非競争状態を生み出しているとする、菅総理の論と同じではないのか。

◆ 孫さんはシェアさえ取れば価格決定権が生まれると言っている。市場を独占することで、全てを握ることが出来る。
ソフトバンクはそれを目指しながらも移動体通信事業では叶わず、一方でGoogleは着実にシェアを獲得していった。

◆ マイクロソフトにしても同様だ。もはやPCのOSに於いては圧倒的なシェアを誇っている。当時はOSとブラウザを一体化する事への反発が強まった。それも今となっては過去の話であり、IEは終焉だしedgeのシェアも今ひとつである。

◆ この分野に於いてもchromeは頑張っている。勿論性能が良いからみんなが使い始めたと言うばかりではなく、積極的な広告攻勢或いは無理矢理インストールしてしまうと言う乱暴な方法でシェアを稼いだ。同じ事は検索エンジンにも言えて、GoogleはAppleに巨額を支払ってデフォルト検索エンジンをGoogleにしてもらっている。

◆ 無料ブラウザが無料で使えるのは、こうした広告モデルのお陰でもある。OperaはサイドバーにインスタグラムやFacebookのリンクを設置する。このリンクは任意に非表示に出来るが、アップデートか何かのタイミングで再び表示される。広告とは利用者の意思に反して、それらを設置する事なのか。

◆ 日本ではNECがPC9800で圧倒的なシェアを誇っていた。日本に於けるスタンダードと言っても差し支えがなかった。しかしWindowsの普及に伴い急速にシェアを失った。WindowsとIE11のように、Googleの独占的地位もやがて消えていくのかも知れない。しかし、少なくとも現在に於いては独占的である。

◆ 圧倒的なシェアを誇っていたYahooですら身売りされていく状況なのだから、この世界の明日など誰にも予測は出来ない。Yahoo本体に対してヤフージャパンは、独自の進化によって成長した。検索に特化したYahooに対して、ヤフージャパンは様々なサービスを統合することにより、検索依存ではない商業システムを作り上げた。

◆ ヤフージャパンは様々なシステムから得られる情報を統合して商売にする。これはGoogleも同じだ。Googleは主に個人や企業の動向などをネタに広告を集める。ヤフージャパンはもう少し実業寄りの、コンシューマ寄りのサービスでカネを集める。ヤフーIDが一つあれば情報から物品購入まで全てが完結する、これがヤフージャパンのスタイルだ。


ホワイトアウト(1/22)
◆ 降雪や地吹雪などで視界が遮られ、事故に至る動画などがある。視界は数メートルから十数メートルなのだが、路肩付近が見えているので車が余り速度を落とさない。が、突然停車車両が見え、ブレーキを踏むのだろうが間に合わずに追突する。

◆ この辺りは霧が出る。箱根ほどではないが濃霧もある。霧の時は前方も見えないのだが路肩も見えないので、道路がどの方向にあるのかが分からなくなってしまう。歩道のある道路やガードレール、側溝などが見えれば、それを頼りに運転する。道路が見えないので速度を出す事は出来ない。

◆ しかし地吹雪などの場合は少し様子が違っていて、少なくとも道路がどの方向にあるのかは見えている。横方向に比較して前方の視界が悪いみたいな感じなのと、霧の時のような"透明度の低さ"を余り感じない。日中だと全面真っ白な雪道と雪景色のために、感覚が麻痺する事もあるだろう。地吹雪なども酷い状態になると一瞬で路はおろか何も見えなくなり、走行できなくなってしまう。

◆ プロドライバーはハザードを点けるなどして減速するそうだが、そのような状況に慣れていないドライバーはそのまま走行する。そして前方に車が見えた時には衝突(6分50秒あたり)以外になくなってしまう。

◆ 衝突で停止した車があれば、そこに又ぶつかってくる車があり、何十台もの車が衝突するような事態になる。リアフォグがどの程度役に立つのか分からないが、リアフォグはこうした時にこそ使ってほしいものだ。付いているものは何でも点けるとばかりに、都会でまぶしさだけをアピールするのが本来ではない。

◆ 車車間通信などが普及すると衝突事故は回避できるようになる。何が何でも700/900MHz帯が欲しいと言って確保したのだから、有効利用して頂きたいものだ。個人的には900MHz帯である必要性は余り感じられず、アンテナの小型化や通信距離を考えれば、もっと高い周波数の方が使いやすいと思う。

◆ 900MHz帯に関しては、移動体通信事業者だけに割り当てられてたまるかという、ウチにも寄こせ的なライバル意識からITS用として割り当てられた感もある。車車間レーダーでも前方の状況を見る事は可能ながら、探知距離的に衝突回避が難しい。

◆ ITSということであるならば、少なくとも数百メートル手前で前車が停止している事を通知できる。各車両の位置と速度などによって判断される状況を後車に伝える。出会い頭の事故防止や信号機の制御などにも使えるのだが、今ひとつ有効な活用がなされていない。

◆ 地吹雪にしても霧にしても、突然視界が遮られると怖い思いをする。本当に全く見えなくなってしまうので、道路の位置さえも分からない。真っ暗な山の中を走行中にライトを消した、そんな状況と同じだ。無線や非可視光によるレーダーで道路の画像をフロントガラスに投影するみたいな実験も行われているが、実用化は難しそうだ。

◆ 渋滞時の衝突防止に、道路にビーコンを設置するとかVICSを使うとかのアイディアもあったのだが、VICSって今でもあるの?みたいな地味さになってしまった。VICSの光ビーコンは4万箇所くらいにあるのかな。今となっては携帯電話の基地局数にも遠く及ばない。電波ビーコンと赤外線、利権か何かで2種類が存在する事になったという、なんともおかしな話なのだ。


樹木の生長限界(1/21)
◆ ここは山なので木が沢山ある。ナラやブナ、クヌギなどは枝を大きく張り出したスタイルだ。一方で杉やヒノキはまっすぐに伸びている。樹高は落葉樹も常緑樹も似たような感じに見える。

◆ 日本一の樹高の木は京都にある杉だそうだ。樹高は60mを超える。世界一と言うことになると、これも杉の仲間らしいがセコイアという木で100mを超えるものがある。

◆ 木は一体どこまで生長できるのだろうか。
風が吹かず温暖な気候であれば、樹高はどんどん高くなっていくのか?と思ったら成長限界が存在するらしい。それは水分の供給の限界だとか。

◆ 木々の葉から水分が蒸発すると内圧が下がり、水分が引き寄せられる。しかしこの論だと10m以上水を吸い上げることが出来ない。1980年代頃から言われるcohesion-tension theoryという概念では、凝集力によって水が先端まで上がると説明され、これが一般論となっているようだ。

◆ しかしこの水が上がっていける高さに限界があるそうだ。これによって樹木の樹高限界が130m〜140mと推測される。実際100mを超える樹高の木では、高所の葉は低所の葉とは形状が異なり、低水分に耐えるようになっているのだとか。

◆ 無限に伸びるわけでは無いとしても、木はどんどん大きくなっていく。ここに来た時に根元から伐採した木があって、その切り株から新芽が出ている。これはそのまま放っておいたのだが、先日切ろうと思ったらもはやハサミでは切れない太さになっていた。

◆ 大きくなる木を放置したら大変だよと言う話は良く聞くが、まさにそう言う事だ。この別荘地に古くからいる人とたまに話をする。区画が売り出された当時には、あちこちで新築工事が行われ、管理会社は相当な収益になったのだろうなと言っていた。

◆ 道路脇の杉なども、当時苗が植えられたのだろう。それが生長して今は手が付けられないほどになっている。杉などもそうだが、落葉樹は勝手に増えていく。木の実などが落ちて発芽し、育つ。管理がされていない、いわゆる雑木林的に木が増えれば余計に管理が難しくなる。

◆ サツキだと思うのだが、春に花を付ける。しかし伸び放題になっているので樹高が高い。
サツキってこんなに大きくなるのか?みたいな感じで3m位まで枝を伸ばしているものがある。丸く刈られた小さな木というイメージとはかけ離れて、幹も随分太くなっている。

◆ ただ、ではサツキが20mとか30mも伸びるかと言えばそんな事は無い。これは木の特性だ。大型犬と小型犬が居るようなものだろうか。それでも手入れをしなければ、その種の限界まで伸びていく。

◆ 木の枝は風などで折れる。台風の後などは折れた枝やら落ちた葉やらが道路に散乱している。こうした外的要因で成長が妨げられる事も多いはずだ。大きな木になれば落雷によって破壊されてしまうこともあるし、森林火災は多くの木を焼き尽くす。

◆ そうした自然災害のなかを耐え抜いた木が大きな木というわけだ。木は樹皮の近くが重要で、中心付近をくりぬいてしまっても大丈夫だと聞く。しかし着色液を根から吸わせた実験では、木の中心部にその着色液が見られた。同時に樹皮近くの水分は、かなり不純物の少ない水だったのだとか。


楽天モバイルの苦悩(1/20)
◆ 予定より半年遅れのスタートとなった楽天モバイルだが、サービスインから3ヶ月は平均33万件/月で加入者を集めた。その後は平均15万件/月と半減するも、加入者は増えている。と、楽天は言っている。

◆ このままのペースで加入者が増加すると来年3月末には加入者数が200万人前後になると予想したのだが、それに反して12月末には申込者数(加入者数ではない)が200万に達したそうだ。

◆ 年間200万契約が多いのか少ないのか。例えばPHSはサービス開始後1年で約700万契約程度まで増えている。同時期の携帯電話加入者数は、年間約1千万程度増え続けている。MVNOは年間約100万加入ほど増えている。

◆ エリア整備は順調だと楽天は言っている。しかし人口カバー率が70%を超えたエリアからauのローミングは中止されていて、屋内などでの圏外が増えた。これに対しては楽天モバイル(MVNO)契約のドコモ回線を利用したスマートフォンを貸与するなどしているという。

◆ この辺りが大学のサークル活動の延長みたいな純素人集団と言われるところで、屋外に電波が届けば屋内も良いだろう的な考えの甘さがある。この点同じ1.7GHz帯を使いながらEMは屋内での電界強度も考えながらのエリア化を行っていた。

◆ 屋外でのエリア化のみを考えて基地局を配置し、後から屋内でのエリア化を行おうとすると基地局の密度が上がり、それを有効に活用するためにはセル設計のやり直しになる。この辺りでソフトバンクも苦しんだわけだが、EMを買い取ることで、そのネットワークが助けになった。

◆ 楽天の場合はどうだろうか。5Gの整備に合わせた基地局の増設によって、高周波数帯でのセル構築の道があるのだが、3.8GHz帯で屋内のエリアを助けるのは結構大変だ。ただこの点に於いてはドコモも同様、auとソフトバンクは4G用周波数帯の5G転用によってエリア構築を行う。

◆ 4月になると昨年の4月に申し込んだ人たちの丸1年がやってくる。ソフトバンクも苦しんだ解約の殺到がやってくるとすれば、余程頑張らないと純減に転じてしまう。ソフトバンクの場合はゼロ円或いはゼロ円以下のキャッシュバックでiPhoneをばらまいた。所が今はそれが出来ない。

◆ 新参事業者に安売り特例が出来たとしても安売りはしないと見栄を切った三木谷氏だが、既にポイントバックでゼロ円以下での契約獲得に力を入れている。こんな事なら見栄を張らずに、開業1年に限って安売り規制を除外してくださいと頭を下げれば良かったのだ。

◆ 約1.8万人の従業員を抱えるソフトバンクもドコモのahamoに早急に追従した。楽天モバイルはわずか1,260人なのだから、もっと小回りが利くはずだ。口先だけでも対応策をアピールしないとマズい時期ではないのか。モバイル系メディアは楽天に取材しないなぁ。取材しても面白い事がないのか、ちゃんと話の聞ける窓口がないのか。

◆ MNOとしての楽天モバイルを理解している人が少ない感じもする。速度の遅いMVNOのイメージそのままなのだ。しかし今更どうやってMNOをアピールすれば良いのだろう?5Gのエリアが増えれば通信速度のアピールも出来るんだけど…


ラジカセからミニコンポへ(1/19)
◆ ラジカセブームは1980年頃だったそうだ。Wラジカセとか、BCLラジオとかが数多く発売されていた。
ラジカセはメタルテープが使えたり、大型のスピーカが付いたりして7万円から10万円くらいの価格だったとか。

◆ ラジカセってラジオとカセットテープレコーダが合体したもので、どうやったらそんなに高額なものが出来るのかと不思議になってしまう。が、SONYのシンセサイザー式ラジオが5万円もしている。

◆ 電化製品全体が今より高額だったのは、パーツコストなどが高かったからなのだろう。ただ、それにしても高い。
定価と実売価格の乖離も当然あったとは思うのだが、半額で売られていたとしても高い。

◆ さらに当時の物価を考えたらかなり高額なものだったわけだ。だが各メーカから何機種ものラジカセが発売されるほど売れていた。もしかして1980年代は今よりも可処分所得が多かったのではないかと思ってしまう。

◆ いわゆる据え置き型のカセットデッキでは3ヘッドのものがあったり、電磁ソレノイドを使ってメカを動作させるもの、ドルビーやDBXなんてのもあったっけ。カセットテープもハイバイアス用だとかメタルだとか、様々な種類が発売された。

◆ ラジカセブームが終わる頃にはCDが全盛となる。CDをカセットに録音する時代があり、その後MDが出てくる。MDは中々市場が伸びなかったが、ライセンス生産品などが増えて世の中に出回り始めたという感じか。

◆ この頃はCDミニコンポやMDコンポが全盛になる。派手なイルミネーションや、バックライト色を変化させるなど、アクセサリ的な機能が満載になる。今でもMD&ラジオみたいなものは売られているが、価格は概ね1万円だ。

◆ ミニコンポブームの時には10万円とか20万円の価格だったのに。MDミニコンポにネットワーク機能を付けたものなどが登場する頃には、世の中はMDはら半導体メモリプレーヤに移り変わっていく。MDの命は短かったと言うことだ。

◆ カーステレオなどでもCDチェンジャーの時代の次にMDの時代があり、その後はメモリプレーヤやHDD搭載機など、ナビ連動型が増えてきたように思う。DVDナビからHDDナビに代わり、高速アクセスや大容量が謳われた時代になる。

◆ カーナビが売れなくなり始めるのもこの頃で、コストダウンによって純正装着が増えたことやスマートフォンによるナビ機能、激安の中華ナビの登場などもある。カーステレオにしても、オーディオシステムをいじる人が減ったことで売れ行きが鈍る。

◆ オーディオやドレスアップパーツにカネを使う若者の車離れも要因の一つだ。ただ40年前のラジカセの価格を見ると、車離れの原因は可処分所得の減少だろうなと思う。
CDコンポやMDコンポにしても、その時代の若者は皆持っていた。レンタルCDを借りてきてMDにコピーするとか、携帯音楽プレーヤにコピーするとかが盛んだった。

◆ その後コピー問題云々の時代が来る。SONYなどは独自のコピープロテクトをかけるなど頑張ったのだが、コピーできないCDに意味は無しと言うことで売れ行きが鈍る。音楽ダウンロードはもう少し先になるが、音楽ダウンロードが流行始める頃にはCDって何だっけ、みたいな世の中になったわけだ。


ガソリンスタンド(1/18)
◆ 埼玉県に多いようだが、セルフのガソリンスタンドで現金支払いの場合に釣り銭の出ないところがある。支払時に注意書きをよく読めば、5千円札と1万円札で支払った場合は釣り銭が現金では出ない旨が書かれている。
釣り銭はそのガソリンスタンドでしか使えないプリペイドカードで出てくる。

◆ これに引っかかったというのは言い方がアレではあるが、現金支払いならお釣りは現金で出てくるものだと思って被害?に遭った人が結構いるようだ。
まあ普通は現金で釣り銭が出ると思ってお札を入れるだろうなぁ、細かな注意書きなど読まずに。

◆ この手の集金手法が増えたのは2010年頃からだそうだ。全石連では、債務不履行になるので客の承諾無しにお釣りをプリペイドで渡す行為を避けるようにと、その当時から呼びかけている。

◆ ガソリンスタンドに人がいれば交渉して現金で釣り銭を貰うことが可能なスタンドもあるようだが、インターホンや電話に出ない悪質なケースも目立つという。まあスタンド側も悪事を知ってやっていることだから当然と言えば当然か。

◆ しかし2010年頃から始まって未だに続いているというのが凄い。地元の人はこれに慣れている可能性もあるが、例えば私が埼玉に出かけて給油して、お釣りがプリペイドカードだったら使い道がない。

◆ 自分の意思でプリペイドカードを買って使いきれなかった事もあった。良く出かける先のスタンドの洗車のプリペイドカードがお得だったので1万円のものを買った。プリペイドカードで洗車すると100円とか200円とかと安く、いつも列が出来ているのだがそれを我慢すれば安いのだ。
1万円のプリペイドカードを買ったら何年も使えるなと思ったものだった。

◆ が、何ヶ月かしてその場所に出かける必要が無くなってしまった。出かけたついでに立ち寄るスタンドだったので、そこに行く用事がなくなると足も遠のいてしまう。そのうち車自体に余り乗らなくなり、プリペイドカードは期限切れとなった。残高は5千円以上は残っていたと思う。

◆ これは自分の意思で買ったものなので誰にも文句は言えないが、意思に反してプリペイドカードを買わされても困る。文句を言う人は言うのだろうが、泣き寝入りする人も考えるとガソリンスタンド側には大きな儲けが転がり込んでくるわけだ。

◆ 地方に出かけて給油する際には大手系列店を使うか、現金支払いの時には現金で釣り銭が出るかどうかを確認した方が良い。特に埼玉県内は釣りをプリペイドカードで出すところが多いようなので注意を要する。
Enekeyやクレジットカードを使っている人は、そもそもお釣りが必要ないので安全だ。Enekeyはスタンドによっては現金と同額でガソリンを買えるが、現金より損になる(その分クレジットカードにポイントは付くけど)所もある。

◆ お釣りを現金で出さない店の多くは小額紙幣やコインを受け付けない(何が何でも5千円札や1万円札を入れさせる)所もあるという。ではそんなスタンドに引っかかってしまった場合はどうしたら良いのか。スタンドには人が居る必要があるので、どこかに必ず人はいる。その人に現金化して貰えば良い。現金化してくれない場合は110番通報が早いだろう。人がどこにいるのか分からない場合は110番より119番の方が良いかもしれない。完全無人のスタンドは消防法で規制されている。


CMスキップ機能(1/17)
◆ VHSレコーダの頃からCMをスキップする仕掛けは試されてきた。アナログ放送の頃は主に、音声伝送方式の違い(CMはステレオ音声が多かった)を検出するなどしてCMを判断した。

◆ ディジタル放送になると更に精度が上がり、画面に見えない部分のデータ(放送局のロゴなどなど)を検出したりしている。CMカット機能の元祖はSONYらしいが、CMカット率ではPanasonicが優秀なのだとか。

◆ 一方で民放各社はCMカット録画は許さない的な動きもあった。これによってHDDレコーダからCMカット機能が無くなったという話もある。SONYのHDDレコーダにはCMカット機能は無いのだが、ダイジェスト機能というものがそれに代わる。

◆ CMはカットせずに録画するが、視聴者の好みによって重要な部分だけを飛ばしながら観る機能で、結果的にCMがカットされるという理屈だ。このダイジェスト再生にはいくつかのレベルがあり、最も弱く設定するとCMカット機能となる。

◆ これはそこそこよく働いてCMを飛ばしてくれる。Panasonicのものは30秒飛ばしボタンでCMを飛ばしていた。通常は4回押すので2分、ドラマなどでCMが長い時だと10回(5分)ほどスキップさせる。Panasonicのスキップ機能は完全なスキップだが、SONY(15秒)は15秒ごとに少しだけ再生されるので、完全なスキップではない。

◆ いずれにしても見たいところだけを観る機能は各社共に重要視しているようで、自動チャプターなども含めて、冗長な部分はどんどんカットされる運命なのだ。
リアルタイムで観る事を前庭に作られたような番組では、"サビ"の部分までを引っ張って引っ張ってCMを入れながら更に引っ張りまくるみたいな構成を採るが、そんな番組も録画・再生されればひとたまりも無い。

◆ 楽しみなシーンが来るまで待つのが従来型の視聴方式で、今はそんなに引っ張るなら観なくていいやとチャネルを変えてしまう。
どうせ結果はあとでネットで見れば良いし、程度だ。必要な情報を必要な時に、無駄を省いて時間節約という訳だ。とは言ってもドラマのエンディングが先に来るようなスタイルは余りない。刑事コロンボだっけ?そんな、結論が先になっていたのは。

◆ ニュースなどリアルタイムで見る事の多い番組に長いCMを入れると、他の放送局にチャネルを変えられてしまう。ニュースの時間帯には各局共にニュースを流しているからだ。CMによる収入も減少傾向と言うことで、放送局はCM時間を長くせざるを得ない。しかしこれはリアルタイムで観る人を減らす結果となる。視聴者が減れば更にCMを増やさなければならないという悪循環だ。

◆ IP放送に於けるCMのあり方(権利関係)の問題もある一方で、IP放送の需要は高まる。ただ有料会員が増えているかと言えば意外にそうでもないようで、それは価格が割高に感じられるからだそうだ。月額5百円を払うと映画その他も見放題なサービスが多い中、その放送局の過去番組"しか"観られないのに500円は高いんじゃないかと。

◆ 見放題ではない、その番組だけを買って観るプランもあるのかも知れないが、そう言う方がTV番組を観るという意味では良いのかも知れない。月額500円なのだからたいした額ではないと思うのだが、これも経済の弱さなのか。元々はタダで観られていた番組に金を払うという、それに抵抗を感じる人が多いのか。


呼び半田と予備半田(1/16)
◆ 今時余り使われない言葉なのだろうか、呼び半田。半田メッキなどと言う方が多いのかも知れない。呼び半田なのか予備半田なのか、呼び半田は呼び水から来ている言葉ではないだろうか。

◆ 呼び水とは自立吸水できないポンプなどに水を入れて空気を追い出し、吸水が可能な状態にする、水を呼ぶための水という感じだ。これにしたって、呼び水という言葉自体が余り使われていないと思う。

◆ ロータリポンプなどでは空気を圧縮・吸引することが出来ない。従ってローター部分が水で満たされていないと空転する。深井戸のポンプなども同様に、水を押し上げるための水がなければポンプとして役に立たない。こうしたところで、ポンプに予め入れる水が呼び水だ。

◆ 半田付けの場合に、予め半田を付ける材料に半田を乗せておく、半田メッキしておくことで半田濡れ性が良くなり、半田付けがスムーズに出来る。勿論半田付けと共に半田を馴染ませても良い訳だが、多芯のより線材などでは線の内部に半田が入りにくく、半田付け不良になりやすい。

◆ 半田付けとは母材の温度を十分に温めて行うもので、温度が低いと当然半田が溶けないので流れていかない。
溶接でも同様で、母材が十分な温度になっていないと溶棒が溶けるだけで母材に付かず乗るだけになる。
同様の状態を半田付けでは"天ぷら半田"などと言い、一見付いているようだが力を加えるとポロッと取れてしまう。

◆ こうしたことを避けるために、予め半田メッキをしておく。抵抗でもコンデンサでもリード線は半田メッキされている。ICは金メッキリードのものもあったが、今は殆どが半田メッキではないかと思う。

◆ その半田メッキを呼び半田というわけだが、予め半田を付けておくと言うことで予備半田と書かれているものもある。これが予半田であれば何となく分かるが、予備となると予め備えておく意味になるので意味合いとしては予備の半田という感じか。

◆ と言っても日本語の意味解釈は多数決みたいな所があるので、間違った意味だったとしてもそれが一般化すれば正しくなってしまう。なので予備半田だろうが呼び半田だろうが、音的にあっていれば良いのかも知れない。

◆ 半田付けは接着とは少し違うし、母材を溶かして付ける溶接でもない。銅を半田付けすると境界面にはスズと銅の合金層が出来るそうだ。その厚みは数μmと言われる。母材の銅の部分、半田との境界に出来た合金部分、そして半田の部分が結合している。

◆ 銀などは半田と合金が作られやすいので、薄い銀の膜に半田付けしようとすると銀が半田に吸い込まれてしまう。銀線などでは十分な銀の量があるので、そのようなことはない。

◆ 今は鉛フリー半田が使われている。一部補修用などに鉛入りハンダも使われるが、鉛入りハンダを使った半田ごては鉛が付着してしまうので、鉛フリー半田には使えなくなる。鉛フリー半田は鉛入りハンダに比較すると高い温度が必要だったり、濡れ性が余り良くないなど使いにくい部分もある。ただ環境問題などもあるので鉛が排除されるのは仕方がない。


病院の苦悩(1/15)
◆ コロナ感染者が増えると病院は儲からなくなる。コロナ感染患者の入院者数は増えるが、一般患者は減ってしまう。一般の患者で症状が軽い人は診察時間が短いので多くの人を診察できる。

◆ 大阪は特別な例なのかも知れないが、各県共に公立病院の縮小みたいな感じはする。看護師や職員の給料が高いというのがその理由で、民営化などを行うと予算を低減できる。

◆ 病院の話ではないが、横浜市営バスの赤字路線を民間バス会社に変えると黒字になるという話もあった。市営バスドライバーの給料が民間の実質4倍にもなるからだという。

◆ では看護師などが市営バスドライバー同様の待遇かと言えば、それは少し違うかも知れない。少なくとも医師の報酬額としては民間と同等か、或いは公立病院の方が少し安いとのデータがある。

◆ 元々医師や看護師の給料は安い。絶対的金額ではなく、仕事の対価という意味で。
40才の女性看護師の年収は約500万円だそうだ。金額を見れば決して給料が安いとは言えないが、生き物の世話をするのはそれなりに大変だ。ちなみに航空機の客室乗務員は看護師の平均給料よりも15%ほど高い。

◆ 看護師の給料は上昇率が低い。逆の見方をすると若い人でも意外に稼げるとも言える。年齢と共に給料が上がるという点に於いては薬剤師の方が上だ。おそらく経験が業務に影響する度合いが大きいのだろう。

◆ 医師や看護師の給料がさほど高くないのは病院が儲かっていないからで、病院は儲けを増やそうとして沢山の薬を処方する。こうした流れを作ったのは厚労省で、それは昔から変わっていない。

◆ カネがないカネがないと言いながら健康保険料を値上げする訳だが、その裏では様々な無駄遣いは不正がある。国民健康保険料未納率を改ざんするために勝手に免除手続きをしてしまったとか、保養施設名目で何千億円も捨ててしまったとか、カネを足りなく見せるために無駄遣いしているのではないかと思うような事が沢山ある。

◆ 保険料は俺たちが集めたカネだ、国民の為になど使ってたまるものかと思うのは、健康保険でも年金でも同じ事である。福祉だ医療だだと言えば国民はカネを出す。そうして集めたカネが正しく使われているならば、病院の赤字率は少なくなっていたはずだ。

◆ 市営バスも市営病院でも同じなのだが、本来は民間企業が収益的に参入できないところを市なり県なりが代行する。税金を突っ込む事が出来るので、収益よりも利便性という事で運営が出来る。所が市営バスなどは市の財政的に見栄えが悪いからと赤字路線を廃止して黒字になる所だけを取る。

◆ 病院近くを走るバスは、市営バス無料乗車パスを持った老人が多い。無料乗車パスを持った人を乗せても収益にならないので赤字化する。だから路線を廃止するというのが横浜市の考え方だ。何故無料パスを配っているのかなど、全く考えていない。

◆ コロナウイルスの感染によって日本の医療施設や人員がギリギリである事が分かったと思う。欧米に比較するとコロナウイルス感染者数は少ないのだが、それでも医療施設が不足してくる。病院側の受け入れ体制や受け入れ可能施設数などの問題もあるが、稼働率を上げないと存続できない仕組み自体が根本にある。


SSIDと位置情報(1/14)
◆ Googleを筆頭に、巷のSSIDとその位置情報を集めている。表向きはGPSが受からない場所での位置情報の推定になるわけだが、SSIDとネットワーク情報(IPアドレスなど)によって、Wi-Fiを使用せず有線接続されているPCの位置も特定することが出来る。

◆ 一般家庭でPCの台数やら場所やら使用状況や検索データが知られたところで大きな被害は無いかも知れない。しかしこれが企業となれば話は別だ。セキュリティのためにWi-Fiは使わないという企業もあるが、利便性を考えるとそうも言っていられない。

◆ GoogleではSSIDに_nomapを付ければ位置情報は使わないと言っているが、取得しないとは言っていない。Appleは取得を拒否する手段を提供していない。位置情報だけを隠したいのであれば、SSIDをdocomo0001など、既存のWi-FiサービスのSSIDにしてしまう手がある。

◆ 勿論これでもその位置ごとに情報は取得されるが、同じSSIDが全国にあるので情報密度が低くなる。GoogleとしてはSSIDとIPアドレスとGoogle検索内容などから判断して、このdocomo0001は株式会社○×のWi-Fiだなと認識はするだろう。一般に漏れにくいと言うだけでGoogleに知られるのを避けることは出来ない。

◆ 秘匿データを扱うデータセンターなどでは直接インターネット回線を引かないとか、Wi-Fiは使わない、Wi-Fi機器は持ち込ませないなど、場所の特定が出来ないようにと管理者は苦労している。某社はビル内は携帯電話は圏外、Wi-Fiは無く、新たにネットワーク機器を接続しようとしてもすぐに自動遮断される。
外部からデータセンターの情報にアクセスするより、データセンターに勤める従業員を狙った方が早い。

◆ いわゆる産業スパイ事件で有名なところだと、1982年のIBM事件がある。日立製作所と三菱電機の従業員が逮捕された。両社はIBMのメインフレームの互換機を製造するため、機密情報を不正に入手したとされた。詳しくは当時の資料にあると思うが、日立は盗難情報に1億円以上を払ってそれを買い、しかし払った相手は囮捜査官だったみたいな話である。

◆ 近年では中国企業或いはサムスンなどが、開発に携わった人間自体をヘッドハントしていく例もある。景気低迷によって日本の企業の給与レベルは低く、転職すれば年収は2倍だよと言われて海外に出て行くエンジニアも少なくはない。

◆ 私の所にも過去にサムスンから日本語で電話がかかってきたことがあった。一体どうやって素性を調べるのか、連絡先を知るのかなどその手のプロからすればたやすい事なのだろう。

◆ 企業はこうした引き抜きを阻止するためにも、従業員の情報は表には出したくはない。
とは言ってもスマートフォンをもっている以上、誰が何時に起きて何時に家を出てどこを通ってどこに向かったかなど、トレースできてしまう。そうした情報は一般には手に入らないわけだが、闇売買で大きな利益を上げているなんて話が出てくるのだから、世の中分からない。

◆ 某企業は下請けなど関連企業においても、その下請け企業の社内への携帯電話やスマートフォンの持ち込みを禁止している。それがどの程度守られているのかは分からないが、少なくとも建前上はそう言う規定を作っておかなければならない訳だ。


NHKは反日なのか(1/13)
◆ NHKの反日報道に関しては以前から言われている。職員比率的に親韓派や親中派が多いことがその理由らしい。国会議員から偏向報道を指摘されたこともあったが、NHK側は聞く耳を持たない。マスコミ全体がそうだが、報道の自由の解釈範囲を拡大しようとする。

◆ NHKは広告宣伝を行わないという観点から、どの番組に於いても企業名や製品名を出さない方針を貫いている。
古くは48年前になるそうだが、南こうせつとかぐや姫の歌う神田川が問題になった。歌詞にはクレパスが出てくるのだが、クレパスは商品名であるとしてNHKはクレヨンへの変更を求めた。だが南こうせつとかぐや姫側は変更は出来ないとして紅白を辞退した。

◆ こうした横暴とも言える要求は更に続くことになる。山口百恵のプレイバックPart2では真っ赤なポルシェを真っ赤な車に変更させられ、松本伊代のセンチメンタルジャーニーでは伊予はまだ16だからを、私はまだ16だからに変えさせられている。

◆ 歌詞を変えろというのは、モナリザの絵に目線を入れろと言っているのと同じだ。
そこまでして企業名や製品名を排除している一方で、NHKニュースは「韓国のサムスン電子が新型スマートフォンのGALAXYを発売しました」と報じた。iPhone発売時にはAppleともiPhoneとも言わなかった当時である。

◆ これに対してNHKは、番組構成上必要であり、広告宣伝の意思がなければ良いとの解釈を示したそうだ。つまりAppleやiPhoneと言うと広告宣伝になり、サムスンやGALAXYはそうではないと言うことだ。

◆ こうした理由の一つとして1980年代以降に反日或いは在日中韓人が放送局に於ける重要なポジションに就き始めたことがあると言われている。民放各社に於いては、スポンサーも含めたカネの流れや在日枠と言われる優先入社待遇、電通関連での在日優遇なども囁かれて久しい。

◆ 日本のニュースは海外メディアで知れと言われるのも、こうした報道の偏りがあるからだ。中国人ジャーナリストが、何故NHKは公共放送を名乗るのに日本を非難するのかと、不思議がった記事があった。韓国の行事は積極的に報道するが、日本の建国記念日には批判的だと書いていたかな。

◆ 中国や韓国の教育は自国を崇めるものであり、その比較として日本という敵国をあげる。
日本にしても思想教育ではないが、1960年代の学生運動や闘争などを再び起こすまいとし、不要な主張は悪である的な教育が行われてきたのだと思う。これがおとなしい日本人を作り、投票率を下げる結果とはなっていないだろうか。

◆ ソフトバンクの孫さんは、日本海とは呼ばない、あそこは東海だと言っているし、日本人が嫌いだとも発言している。米国留学時には自らを中国人だと言っていたそうで、それは韓国人のイメージが悪かったからだそうだ。なので、もしかしたら米国も嫌いなのかも知れない。

◆ NHKの報道を信じる世代も減っていると思う。
世代が変われば妄信的に番組を見る人たちも減少し、NHKだからねと自らバイアスを取り去る術を身につけるだろう。NHKの影響力減少は、NHKにより過激な番組作りをさせる事になるのか?それとも親日を装うようになるのか。


電波時計(1/12)
◆ 今や電波時計は一般的である。時計の時刻を合わせるという作業は過去のものになりつつある。考え方ではあるが、時刻というスタンダードなものに対して、各時計がスタンドアロンで動いているという方が不思議な感じがする。といえるのも今だからであって、そもそもネットワークによる時刻補正などの方が(過去には)特殊だった。

◆ 電波法・無線局運用規則第3条にも一日1回以上時計を合わせろと規定されている。
携帯電話にしても初期の頃は時刻の自動調整は行われなかったし、スマートフォンの時代になっても同様だ。

◆ cdmaOneではシステム的に時刻校正が容易に行えるため、比較的早い時期から時刻の補正機能が搭載された。W-CDMA勢もその後時刻補正が開始されるが、ソフトバンクは多少時期が遅くなった。

◆ 自動車の時計は狂いやすい。振動もあるし温度変化も大きいからだが、CLSはGPS同期の時計だった。おそらく現在発売されている自動車の時計は自動補正されているのではないかと思う。スカイウエイブにも時計は付いているが、これは自動補正されない。ジムニーにはそもそも時計が付いていない。

◆ 電波時計の実質感度はかなり良くなってきている。感度を高められたのはフィルタにあると言っても良い。近年電源はスイッチング方式になり、スイッチングノイズやその高調波などがまき散らされている。PCなどディジタル機器のノイズ、位相制御型機器のノイズなど、中波の放送受信にも影響がある。

◆ こうしたノイズに埋もれてしまう標準電波の信号を、ノイズと分離するために水晶フィルタが用いられるのが普通になった。水晶振動子1個(コストダウンのため)ではシェープファクターが悪く、狭帯域なフィルタしか作れない。しかしそれでもL/CあるいはC/Rフィルタとは雲泥の差がある。

◆ 伊豆半島での平均的電界強度はおおたかどや山の40KHz波が60dBμV程度、はがね山の60KHz波が50dBμV程度で受信できるそうだ。
これは電界強度としては十分にレベルが高く、アナログTV放送で画像を受信できる程度の強さがある。

◆ しかし実際には受信しにくい場合が多く、電波時計がうまく自動校正されないこともある。
その原因は電界強度の弱さではなく、周辺の雑音による妨害であることが多い。電界強度が弱いのか、雑音によるものなのかは電源引き込みラインのブレーカを落としてみると分かる。ただし集合住宅や道路沿いなどでは、自宅以外の妨害、EVやハイブリッド車からのノイズなどに妨害される場合がある。

◆ 水晶振動子を1つ使った水晶フィルタの特性には限界がある。かといって複数の水晶振動子を使うとコストが上がる。

◆ こちらのページにフィルタ帯域と受信音のデータがある。狭帯域のフィルタを通すとCWの音がつながってしまう。光学フィルタでも同様で、赤色のフィルタを通せば白い光を見ても赤しか通ってこない。100Hzだけを通過させるフィルタにノイズを入れると、ノイズの中の100Hzの成分だけが通過してくる。

◆ 100Hzの狭帯域フィルタは、100Hzだけしか通過させることが出来ないので、100Hzの信号が途切れたとしても急にその信号を減衰させることが出来ない。つまり100Hzの半サイクルの時間をかけて信号レベルが低下する。
信号の立ち上がりも同様に、急な立ち上がりはフィルタに阻止されてしまう。


電気柵と鹿の様子(1/11)
◆ 電気柵は特に問題なく稼働している。鹿に柵線を切られる事態も発生していない。出力電圧は、電気柵用電源のコンデンサ容量アップとイグニションコイル変更、再調整などで14kV〜21kV位になっている。

◆ 雨が降ったりするとリークが増えるので電圧が下がる。草の影響はさほどではなく、特に晴れている時にの影響は少ない。雨が降って草が濡れればそれなりに電圧は下がる。草が柵線に触れれば電流が流れ、やがて草が枯れる。

◆ 草を枯らすことが出来る程度のパワーの電気柵用電源であれば、多少草が触れたくらいのことは気にしなくても大丈夫だ。ダメなのは虫である。碍子の形状や設置場所にもよるのだが、柵線と立木の間に虫が挟まり、その虫を通して放電が起きることがある。

◆ 昨年の夏には何度か、そうして挟まったクワガタを撤去した。クワガタが木を上ってきて柵線に近づき、すると柵線→虫→立木という具合に放電が起きて虫が死んでしまう。死んだ虫がポロッと落ちれば良いのだが、クワガタなどは足に滑り止めが付いているので落ちない。するとそこで放電が続き、柵線の電圧が下がりっぱなしになる。

◆ 鹿に柵線を切られることもなくなった。
鹿も学習して、この辺りに近づかなくなったのだろう。鳴き声はするのだが、ガサゴソと枯れ葉を踏みしめる音が近づいてくる事も少なくなった。鹿は定期巡回コースみたいな、決まった場所に良く出没するようなので、そのコース外になったのかも。

◆ 碍子の取り付けを変更した場所がある。切り株に碍子を付けている箇所があるが、切り株が風化してきていて取り付け強度が不足したからだ。これは隣の木に碍子を移した。その隣の木も切ってしまったので、新芽が出ないと枯れてしまう。

◆ 木が枯れたら安価な2×4材を買ってきて、そこに碍子を取り付けた上でその2×4材を切り株に縛り付ける的な方法を採ろうかと思っている。

◆ 電気柵用電源のトラブルに備えて予備機も作ってあるが、幸いにして出番はない。
柵線の電圧計が壊れた話はblogに書いたが、LEDレベルメータ用のブナ付きも壊れた。これは分圧抵抗をエポキシで固めて実験中である。デブコンを充填すると気体透過性が下がって良いかも。

◆ 高々20kV位でも色々起きるのだから、高圧送電は大変なんだろうなと思う。今は絶滅したブラウン管のアノード電圧が20kV位だったと思う。民生機器だから埃の付着だとか湿気による影響など、様々な状態や状況を想定して設計されていたはずだ。

◆ ブラウン管方式のテレビ受像機で、ブラウン管以外の真空管として高圧整流管の1X2Bも長らく残っていた。たぶん高圧整流ダイオードよりも安価だったのだろう。
高圧用ダイオードは複合放電CDIの時に使った。内部的にはシリコンダイオードが多数直列になっているだけだ。今でこそこの手のダイオードも安価だが、きっと昔は高かったに違いない。

◆ 1X2Bがどんな真空管なのか調べてみると、耐圧は22kVで電圧降下は100Vとなっている。電流は45mAほど流せる。1X2BはX線遮断用の塗料が塗ってなかったっけ。高電圧でわずかにX線が出るとか何とか。


EVの価格は本当に下がるのか?(1/10)
◆ 日本電産の社長がEVの価格は1/5になると発言したのは昨年の話だったか。現時点ではバッテリーのコストが支配的になっているが、量産効果が出てくれば、現在の価格より下げられる見込みはある。

◆ 18650換算で考えると12Whで100円位まで価格は下がっている。信頼性とか形状とか寿命設計などが異なるので18650とEV用のバッテリーは違うのだが、部材価格とすれば似たようなものではないかと思う。

◆ EVのバッテリー容量は100kWh位、低価格車でその半分くらいかなと思う。50kWhだと40万円くらい、100kWhならその2倍だ。

◆ ファミリーカー用の1.8リッター4気筒エンジン(およびFF車用のトランスミッション)のコストは60万円前後だそうだ。車両原価の1/4以上がエンジン+トランスミッション代と言うことになる。一方でモーターは10万円程度と試算されている。

◆ 勿論正確な原価など自動車メーカ以外に分かるものではないし、車両やモデルや仕様によっても異なる。でもまあ車両原価200万円の車のエンジンやトランスミッション代は60万円位なのかなと言うことだ。

◆ しかしそう考えると、バッテリーコストが50kWh/40万円だとしてもEVの車両価格が1/5になるとは考えにくい。部材コストと同じくらいの費用がかかると言われる組み立てコスト、多くの部品の管理コストは低減可能だ。

◆ 日本電産の社長の言うように車両価格を1/5にするためには、原価も1/5にしなければいけない。ガソリンエンジン車の原価200万円を40万円にするのは、どう考えても不可能だ。何故ならボディーや内装のコストすら出なくなってしまうからだ。

◆ バッテリーに関しては(価格は別として)全固体電池の話も出て来ている。安全性や安定性でメリットがある。エネルギ密度などの点をどう見るかにもよるが、安定に動作する事はEV用としては有り難い。

◆ EVと言えばテスラなのだが、自動車雑誌などでもそれが取り上げられることは多くはない。
日本でも勿論売られているのだが、故障時の対応が一般工場では不可能、電話によるサポートも日本語がうまく通じないなどで面倒だとも言われる。

◆ 追加購入したオプションは、購入した人に所有権があって売買は不可能なのだとか。車両を売却するとリモート操作によってオプション類は抹消されると言われる。これが受け入れられるのか否か、他社の動向も見ていく必要がある。しかし少なくとも現状では受け入れられていない。

◆ 自動車メーカにとって、特にEV分野におけるテスラは脅威なのかも知れない。技術の日産、販売のトヨタと言われた時代があったように、トヨタは販売力で日産を征した。とするならば、従来型のサービスをディーラー網というスタイルで展開する既存自動車メーカにも勝ち目はある。

◆ BENZも一時期はダイアグノーシスチェッカに専用機を導入した。オンライン動作なのでソフトがあれば良いというものでもなく、ヤナセ以外ではチェックも出来ないという時期があった。今はサードパーティのテスターでも何とかなる項目が増えたのだが、サードパーティメーカの頑張りだけではなかった(BENZ側からも情報が出た)とも思える。車は故障するものであり、どこでもサービスが受けられる事も重要な訳だ。


令和の人の知らない世界(1/9)
◆ 平成生まれの人もアナログレコードなんて知らないかも知れない。さだまさしの精霊流し、"あなたの愛したレコードも一緒に流しましょう"の歌詞をどう解釈するのだろう。"あなたの記録も流しましょう"と解釈するのか。

◆ 歌のはじめの"テープレコーダーから聞こえてきます"はどうか。テープとレコーダーという言葉から、何かしらのテープ状のものに何かを記録するものではないかと想像出来るだろうか。

◆ VTRなど平成の人だって馴染みはないはずだ。大型のテープカートリッジを見て、あんなに太いテープなのに何故1つの映像だけなのか?マルチトラックにしたら20映像分くらい入るんじゃないの?え?回転ヘッド?ハードディスクは円盤が回っているけど、VTRはヘッドが回っているの?
◆ 令和の人となると、周辺からアナログものがかなり減っている事になる。昭和の人には一般的な、例えばTVのアンテナが接触不良で画面にノイズやゴーストが映ったり、放送終了になっていわゆる砂の嵐が映し出される事も???だろう。

◆ アンテナが接触不良になればブロックノイズだし、放送が終了すればTVの電源が切れる。モノクロのランダム模様が出るTVっておしゃれだ〜みたいな感じか。

◆ ブラウン管は当たり前として、蛍光灯などのガラス管入りの発光管とも無縁だ。なんでガラスなの、危ないでしょ、という感じを受けるに違いない。発熱に関してはLED電球も暖まるから、例え白熱電球が触れないほど熱くても、それ自体で驚く事はないかも知れない。

◆ 令和の人は未だガソリンエンジンには馴染みがあると思うし、ガソリンスタンドが街にある風景も分かるだろう。令和の次の世代になると、自動車は電気で走るものという概念が普通になる。これも、ガソリンなんて可燃物を車に積んで走っていたなんて、昔の人は野蛮だったのねとなる。

◆ 自動運転も当たり前になり、衝突事故が起こる事は皆無となる。自動車が故障したとか道路が陥没したなどでの事故はあるにしても、自動車同士が衝突する事など起これば大ニュースだ。そもそも移動の手段である自動車を、何故自分で運転しなければいけないのかと不思議に思うだろう。

◆ ガソリンや軽油の需要減によって灯油の入手性が悪くなっているかも知れない。そもそも燃焼式の暖房器具は危険だとして使用が禁止されているかも。灯油を買うにしても専門店に足を運ばなければならず、価格が高く危険物とあって運搬にも注意を要する物質になる。

◆ 令和の人にしてもCDやDVDを見る機会は減っているはずだ。CDに10曲の音楽が入るんだよと言うと、こんなに大きいのに10曲しか入らないの?そもそもコネクタが付いていないけど、どうやって接続するの?無線LANなの?電池は?どうして丸いの?キラキラしているところは太陽電池?と、疑問はつきないだろう。

◆ 精霊流しの歌では、精霊流し自体は変わっていない。線香花火もあるしギターも。エレクトリカルなものが激変していく中に於いて、変わらないものは変わらず存在し続ける。

◆ だが風習や習慣と言ったものは変化するかも知れない。結婚式をしない人が増える傾向に変化が無ければ、やがて結婚式という儀式そのものがなくなるか或いは様式を変えてしまう事もあるだろう。


個人商店には敷居の高い減免措置(1/8)
◆ コロナによる売り上げ低下店舗や企業に対する、固定資産税の減免措置がある。大企業は対象外なので、個人商店や小規模の旅館などが対象と考えられる。家賃補助の自己所有物件版みたいな制度で、古くから店舗兼住宅で商売をしている、普通の商店街の普通のお店みたいな所の固定資産税を全額或いは半額免除しようとするものだ。

◆ 申請自体は簡単なものなのだが、その中に「認定経営革新等支援機関」による確認書の発行が必要とあり、容易に申請できないのだよという話を聞いた。
これはいったい何なのかと調べてみると、税理士や公認会計士、監査法人或いは銀行などが収益減を確認した証明みたいなものらしい。

◆ とは言っても銀行がそんなものを確認してくれるはずはない。銀行は判子を欲しがるだけで、自らは絶対ハンコなどは押さない。ましてや署名などするはずもない。とすると税理士とか監査法人に頼む事になる。

◆ 個人商店で税理士を雇っている人なら、多少の手数料で確認書に署名してくれるかも知れないが、そうでない場合にスポットで頼めばそれなりにカネがかかる。そもそも飛び込みでそんな事をお願いして引き受けてくれる監査法人などがあるのだろうか。

◆ この確認書の理由がよく分からないのだが、収入が減少した事に対する保証みたいなものを国は求めているのだろうか。だとすれば責任が重いわけで、通帳や帳簿などを確認しなければいけない。しかし、名前だけあれば良いよと言うのであれば、そもそも確認書など要らない。

◆ 何だかよく分からないのだが、固定資産税を減免しないための措置みたいな、単なる意地悪かと思ってしまう。町の店舗の固定資産税がいくらかにもよるのだが、減免のためにカネを使うという事になる。大きな旅館などで固定資産税が数百万円にもなるような所であればメリットはあるが、税金を還付しますからまず還付手数料を振り込んでくださいみたいな、最初に支出が発生してしまうところが何とも。

◆ 建物なのか土地なのか不明だが、国交省の証明書が要るとか何とかとも聞いた。何か特定の場所とか施設だと、それを証明する書類が要るのかも知れない。

◆ 固定資産税を払うも何も、廃業してしまったという店も多い。何ヶ月か先の固定資産税の減免より、今生きるためのカネが欲しいという所が多い。そうした点からすると持続化給付金は良かったと思う。申告から給付までが比較的スムーズに行き、個人では最大100万円ではあるが、支払いなどに役立ったと思う。

◆ 家賃補助に関しても、比較的手続きが簡単だと聞いた事がある。一方で手続きが簡単なので不正も横行するとか。度々話題にするライブ配信者なども不正を働く。収入を口座に振り込むか否かは設定次第なので、特定の期間の振り込みを止めておくと収入減を装える。持続化給付金や家賃補助の申請が終わったら、配信サイトから自分の口座に蓄えた金を移動すれば良い。こうしてカネを貰ったぞと自慢してしまうからバレるわけだが、果たして捕まるのかどうか。

◆ 安易な申告を防止する事も必要だが、申告にカネがかかるのも問題だ。何でもかんでもフラットに支給するというのではなく、営業継続年数(長ければそれなりに信頼できる)や営業実績などを加味してはどうかと思う。


熱海もリゾートバブルらしい(1/7)
◆ コロナ疎開などの影響もあり、リモートワークの浸透もありでリゾートマンションが復活しているという話は以前に書いた。スキー場の近くなどに建設されたリゾートマンション、ブームが去れば価格は急落してしまう。

◆ 管理費の滞納や固定資産税の滞納物件など、競売にかけられても尚売れ残るという有様だ。そんなリゾートマンションが売れはじめた。新幹線が使えて東京まで余り時間のかからないところ、安くて豪華で温泉付きならなお良いみたいな感じだ。

◆ 越後湯沢だと東京から1.5時間程度で、通勤時間としては許せる範囲か。毎日の通勤は大変だが、リモートワークなら週に1回顔を出せば良いみたいな勤務スタイルであれば許容できそうだ。

◆ 熱海はもっと近い。新幹線で最短36分しかかからない。しかもマンションは沢山あって、駅から車で数分圏内だ。と言う事で熱海のマンションが売れている。不動産会社によれば、バブル期のような物件の動きだという。

◆ 東京から引っ越してきた人の平均購買額は5千万円くらいだそうで、温泉付きに人気が集中するという。TVで築50年近い1LDKのマンションが1.5千万円で安いですねとやっていたが、大規模修繕時期なので1.5千万円では済まない。

◆ 今だから1.5千万円なのだろうが、売れない時期には500万円でも売れたかどうかみたいな感じだと思う。室内はリフォームされていて綺麗だった。熱海のマンションは山の中腹に建っているものが多く、眺めが素晴らしい。初島や伊豆大島も一望できる。高台なので津波が来ても安心だ。

◆ そんな熱海のマンションも、売れ行きが良くなって売り物件がなくなってきたそうだ。こうなれば価格は上がる一方になり、その辺りがバブルという事なのだ。果たしてこの傾向が続くのかどうかは誰にも分からない。コロナウイルス感染が終息に向かえばマンション価格は下がるのか?それともリモートワークがある限り下がらないのか。或いは観光客が増えて更に価格が上がるのか。

◆ 熱海に人気が集中するのは新幹線駅があるからだ。新幹線1本で東京に出られるメリットは大きい。熱海と伊東は電車で20分位、車で30分位の距離だ。しかし東京から熱海までが36分なのに、熱海から伊東が20分もかかるの?となる。三島から修善寺もそうなのだが、新幹線と在来線の乗り継ぎが悪い。

◆ 東京から三島は42分で三島から修善寺は34分だ。じゃあその合計で着く事が出来るかと言えば当然否である。下手をすると待ち時間が20分以上になったりする。田舎は東京のようにどんどん電車が来るわけではないし、熱海から伊東にしても、三島から修善寺にしても単線なのだ。

◆ 以前に書いた事があるが相模線(さがみせん)が単線で驚いた。神奈川県内にも単線の路線があるのかと。相模線は橋本(八王子の手前)から茅ヶ崎まで約33kmの路線だ。のんびりと田舎を走る電車に乗れば、そこが神奈川県である事さえも不思議に思えてくるほどだ。

◆ 相模線の時間あたりの運行本数の平均は、三島修善寺間の駿豆線と同じくらいか少し多い程度である。ピークで1時間に5本程度が単線の限界という事だ。相模線は4両編成だが、駿豆線は3両編成で踊り子号だけが車両数が多い。


SnapDragon888(1/6)
◆ 番号が飛んで888になったSnapdragonは、8好きの中国人市場を狙ったものなのか。従来のCPUの処理能力向上は2年で1.5倍〜2倍くらいだった。
しかしXperia XZ Premiumに対してXperia1はパフォーマンス向上率が鈍っていた。もはや劇的な性能向上は見込めないのか。

◆ この辺りはIntelのPC用プロセッサでも同様で、クロック周波数とコア数勝負みたいになってきている。Snapdragon888は5Gモデムを内蔵した事や5nmプロセスなどでの消費電力低減もある。CPU/GPUの処理速度は、25%/35%増しで、GPU性能の35%向上はQualcommとしては世代間向上率最大だそうだ。

◆ CPUは25%の性能向上と25%の消費電力低下で発熱量が抑えられているとされるが、GPUは発熱量の増加により連続動作時には(おそらくクロック周波数制限によって)パフォーマンスが低下する。AI推論性能は従来の15TOPSから26TOPSへと大幅に向上する。

◆ ISP(Image SignalProcessor)も強化され、3つのカメラユニットからの信号の同時処理が可能になる。これは動画撮影中にカメラをシームレスに切り替える事や、動画撮影後に異なる画角のカメラとの組み合わせ編集などが可能になる。

◆ 従来はSONYのバッファ内蔵CMOS撮像素子が可能とした960fpsの撮影も、Snapdragon888のみで可能になる。高速のバッファメモリを内蔵しているのだろうか。こうした機能を活かすアプリケーション開発はスマートフォンメーカが行う事となり、その辺りが差別化にもなる。

◆ 5GモデムはX60が内蔵され7.5Gbpsの下り最大速度の処理が可能になる。ただ日本に於いて5G化は遅れているし、実効速度の点でも地上系が追いつかないだろう。非常に限られたエリアに於いて恩恵はあるものの、各事業者はピーク速度よりも混雑地域での速度低下が少ないみたいな方向に宣伝が変わってきている。

◆ 混雑した駅周辺やイベント会場など、従来では通信が不可能になりかねない状況でも5Gなら大丈夫、みたいな言い方だ。広帯域なので収容加入者数が増やせる訳だが、どうにも5Gのメリットがぼやけてしまっている。何かと言えば低遅延、低遅延と言っていたのに最近はそれも聞かなくなった。5Gにおけるエクストラチャージも取らない方向になってきたので、あえて5Gが云々と言う事もないかな、みたいな感じだろうか。

◆ 広帯域を使いながら低速通信を行うのは事業者の勝手だが、消費電力負担は利用者だ。実際の伝送速度がどうであれ、広帯域の処理をするには電力を消費する。電力消費量は大きいけれど実効通信速度は4Gと変わらないでは、無駄に電力を消費しているだけになる。

◆ mineoは5G対応を開始しているが、ボトルネックはmineoにあるのでmineo内での混雑時には4Gでも5Gでも最高速度は変わらない。ただ無線区間が混んでいる場合は5Gの方が有利になるので通信速度が上がる可能性がある。その程度の違いなのだが、月額200円(半年無料)を支払って5Gオプションに入る人がいるそうだ。

◆ mineoのページには「5Gの高速通信が体験できる」と謳われている一方で、小さな字で「mineoの混雑時間帯において、5G通信により通信速度が改善するものではございません。 」と書かれている。
なお5Gオプションを付けると3Gによる回線交換通話は出来なくなるそうだ。


Yahooの次がGoogleなのか(1/5)
◆ 検索サイトの老舗的存在がYahooだ。
当初は登録型の検索システムであり、ホームページを作ったらYahooに登録申請を出すのが始まりだった。しかしやがて登録処理に遅延が出始め、そしてロボット型の検索サイトが出てくる。日本ではgooが早かった。

◆ gooはある程度話題になったのだが、進化をしなかったためにやがて廃れていく。そしてそこに登場したのがGoogleだった訳だ。今はそのGoogleの時代が続いている。検索サイトとしても、他のサービスにしても圧倒的なシェアを持っている。

◆ ではGoogleの次はいつ頃出現してくるのだろうか。この世界で一つのサービスが永年続くとは考えにくい。物を売っている商売ならば、電器メーカや自動車産業のような形態を取るのだろうが、無形のサービスを主とする企業の存続は難しい。

◆ Googleの次になるべく企業が立ち上がり、十分な資金力と開発力があれば成功する可能性はある。何故なら検索サイトそのものの付加価値が低いからだ。検索サイトを作ろうと思えば作ることが出来る。これが火星に有人ロケットを送ると言うことになると難易度がぐっと上がる。

◆ Googleは力業は得意だ。検索エンジンにしてもストリートビューにしても、目新しいことはないが多くの労力があって実現したサービスだ。一方でテクニカルな面は余り得意とは言えない。GoogleMapにしてもナビにしても、実用的かと言われると疑問な点もある。

◆ そう考えれば、Googleのやっている事をトレースするのは難しくはない。資金力があれば出来る。勿論それを成功させるか否かは経営力の問題になる。検索サイトが成功すれば、これもGoogle同様に商売の範囲を広げていけば良い。

◆ AndroidOSに代わる新たなOSを作っても良いかもしれない。Androidを超えようとか、Androidよりもハードウエアリソースを食わないでとか、そんな事は考えない方が良い。
Android並、iOS並の、普通のOSをヒットさせれば良い。

◆ これも資金力が必要だ。スマートフォンメーカに、新OSを採用して貰えれば1台あたり○円を支払いますよとやる。性能が十分であればメーカは乗ってくれるかも知れない。アプリ開発者にも(これはGoogleやマイクロソフトなども行っていたが)インセンティブを出す。

◆ 古いものより新しいものの方が良い製品になる素質を備えているとすれば、歴史を機能で塗り替えることも不可能ではない。こうしたことを可能にするべく素晴らしき経営者が存在するならば、色々な分野で歴史に新しいページを加えることが出来るはずだ。

◆ 自動車にしても同じように、EV化によって新たなメーカが(日本では無理そうだけれど)出現して来る可能性がある。エンジンやトランスミッションを作るには多くの技術や製造設備が必要だが、ボディーは何とかなる。テスラのようなメーカが名乗りを上げる可能性がある。

◆ 孫さんは人間と同じく企業にも老化があるという。経営者が老化するとその企業も若さを失っていく。だから新しい経営者にポジションを譲ると言っていたのが数年前だ。ただし孫さんのようなスーパーマンが何人もいるわけではなく、結局はトップの座を離れられない。


国民車構想(1/4)
◆ 国民車構想が出来たのは1955年頃だそうだ。当時の通産省が目標を掲げるわけだが、自動車メーカからはコスト制約が厳しいとして実現に疑問の声も上がった。

◆ エンジン出力が低く、オイルの品質などもあって耐摩耗性などが厳しなか、目標最高速度は100km/h、定置走行燃費ながら30km/lの燃費目標もあった。10万kmの耐久性も、当時としては難しい目標だったのかも知れない。

◆ 正確かどうかは不明ながら、高速道路が作られた時期を調べてみると1959年となっていた。つまり1955年当時に高速道路の存在はなかったが、高速道路構想があり最大速度が100km/hになるであろう事が決まっていたのかも知れない。

◆ 国民車の価格は25万円が目標とされた。
1955年頃の物価として、ラーメンが40円、かけそばが25円程度だったとある。
ものの価格から当時の価値を知ろうとしても難しい。輸入関連品や、輸入材料を使うものは割高になっている。

◆ 大卒初任給換算などがよく使われるのだが、食品価格やこうした報酬を考えると20倍して今と同じくらいだろうか。とするならば、国民車の価格は500万円前後となる。確かに高額ではあるが、量産体制や販売量などを考えれば妥当なのかなとも思える。

◆ 国産車構想によって小型のオート三輪や三菱500、パブリカなどが作られたそうだ。低価格も相まって当時ヒットしたと言われるのがダイハツミゼット、250ccの1人乗り三輪車である。

◆ ダイハツミゼットの売れ行きを見て東洋工業が放ったのがマツダK360、同じく三輪車だ。おそらく性能面で国民車構想には届いていなかったと思うが、安価な商業車を当時の人たちは必要としていたことが分かる。

◆ パブリカもコストを抑えるために小排気量エンジンを搭載する予定だったらしいが、100km/hの連続走行高性能のために700ccエンジンが使われたのだとか。設計時点では前輪駆動も計画されたそうだ。しかし当時の技術では走行性や操縦性に問題があり、見送られたという。

◆ 当時クラウンなどの高価格車の製造を行っていたトヨタだが、水平対向2気筒エンジンでは振動対策などにも苦労したという。
パブリカ用の700ccエンジンは、4300回転で28馬力を絞り出した。水平対向と言うことでメンテナンス頻度を軽減するためか、油圧式ラッシュアジャスタが使われたというのだから意外な感じがする。

◆ 発売されたパブリカの価格は約40万円で、軽自動車に匹敵する低価格ではあったそうだが国民車構想の目標値からは大きく外れていた。おそらく今の価値に換算すると数百万円の上の方と言うことになり、購買層も限られていただろう。

◆ 商用車は商業目的なのだからそれなりに需要はあったと思うのだが、乗用車は個人が安易に買える価格帯ではなかった。
当時は舗装道路さえ少なかったと言われ、広い道路から路地裏に入れば未舗装路になる。関東ローム層は乾けば埃が舞い上がり、雨が降ればシルクロードならぬ汁粉道路になってしまう。

◆ そんな悪路に阻まれて、トヨタの初期型のトラックはサスペンションやデフのトラブルが多かったそうだ。こうした経験を元に徐々に改良が施され、強度が上げられた。


エンジンの組み立ては大変(1/3)
◆ エンジンは設計も大変だが組み立ても大変だ。何しろ沢山の部品で構成されているし、部品の寸法誤差なども考えなければいけない。今でこそボルト締めなどは自動機で行われるが、従来は人間が規定のレンチで行っていた。

◆ こちらはBMWのエンジン組み立て工程、シリンダーのX線検査?や可視光検査などが入念に行われる。鋳造そのままで使えるのなら良いのだが、機械加工しなければならないのでコストがかかる。シリンダヘッドなどは工数も多いし加工精度も要求される。カムが入る部分はカムホルダーを取り付けた状態で、一括加工するみたいな話を聞いたことがある。

◆ スバルの水平対向エンジン、ピストンは後から入れるのか。ブロックの横に穴があって、そこからピストンピンを入れる。4気筒は良いとして、6気筒の組み立ては大変そうだ。

◆ バルブやカムシャフトは高価な部品である。直列エンジンはカムは最低1本で良いが、V型や水平対向エンジンだと2本必要になる。ちなみに180度のV型と水平対向エンジンはクランク位相が異なる。

◆ トヨタあたりでもかなり合理化は進んでいると思うのだが、BENZの工場も殆ど機械で組み立てている。シリンダヘッドボルトを締めるための、ソケットレンチが沢山生えたような機械など。AMGは余り自動機を使わず、クリアランスなどを測りながらの組み立て部分が多い。以前は組み立て者のシグネチャの入ったプレートが付けられていたが、今はどうなのだろう。

◆ このAMGのエンジンは最近流行の、バンクの内側にターボチャージャを入れるタイプだ。高温になるターボチャージャをエンジンの上に乗せるように配置するのは凄いというか、熱処理は大丈夫なのだろうかと思ってしまう。

◆ EVになればエンジンそのものが不要になるので、こうした工程は全て不要になる。
モータの組み立てはあるが、エンジンに比較すればパーツが圧倒的に少ない。エンジンの場合はクランクシャフトやカムシャフト、バルブクリアランスなどを管理する必要があるが、こうした点もモーターだと管理部分が少なくなる。

◆ エンジンよりモーターの方が安価なのだが、バッテリーはコストを押し上げる。トランスミッションは付けないモデルが今のところは多いが、ポルシェは2段変速ギアを採用している。変速機があれば最高速度を伸ばすことが出来るが、機械損失が少し大きくなる。

◆ カタログ上の電費はおおむね10km/kWh前後だが、実使用時には5km/kW程度だという。測定方法なのか設計上仕方がないのか、日産REAFの電費は悪い。実使用時にも比例的に他社に及ばないのかどうかは興味あるところだ。

◆ エンジンでも運転時間が長くなれば各部が摩耗したり傷むわけだが、EVではバッテリーが傷む。一時期撤退?していた東芝は再びEV用にバッテリーを供給するのだとか。東芝のEV用バッテリーはエネルギ密度は低いものの寿命が長いと言われている。


センチュリー問題(1/2)
◆ 都道府県が所有する来賓用の車両、殆ど使う場面はないそうだが、センチュリーを車庫にしまい込むなどしている。静岡県も新旧2台のセンチュリーを抱え込んでおると言うことなのだが、使い道がないので議長用の車になっているらしい。

◆ 県知事が乗るというのなら分かるのだが、県知事はそうした目立つ車は使わないのだとか。各県でも知事用の車両としてはワンボックスが多いという。

◆ 新潟県ではベルファイアを使うが、その理由として「災害現場で県民に配慮できるよう、見た目の高級感が際立たない車にした」そうだ。確かにセンチュリーで駆けつけましたより、ベルファイアの方が質素で宜しいとなる。

◆ 兵庫・山口・千葉・愛知はセンチュリーを使うそうだが、これも議長専用車になっているそうだ。議長は知事より偉いんだな、きっと。結局各県共に使い道のない車になっている。皇族が県の用意した車に乗るかとの問題に於いて、特別な場合を除いては乗らないそうだ。車で移動する必要がある場合は、専用車が着いてくるからだ。

◆ 知事用(議長用)車両としては数百万円から数千万円が支出されている。コロナ禍において、専用車で移動した方が安全だという意見もある。ある程度大型の車両の方が事故などを考えると安全性が高いとみる意見もある。

◆ 車など使ってナンボだと思うので、センチュリーだろうがマイバッハだろうが、それは良いと思う。しかし使わないなら所有の意味は無い。1千万円の車でも稼働率90%なら意味ある買い物だと思うし、200万円の車でも駐車場で眠っているだけなら無駄遣いだ。

◆ 知事や議長は爺さんが多いので、気筒数だとか排気量にステータスを感じるようだ。メディアに対しても「あの、乗ってみてください。いままで5000ccが知事車だった。その程度の排気量が知事車にふさわしいと取り扱ってきた。」と言っている。

◆ 少しでも頭のいい人がいるのであれば「センチュリーのV12エンジンは6気筒エンジンが2つ組み合わされたもので、半分の6気筒が故障したとしてもそのまま走れるんですよ、セキュリティ上必要なのです」とでも言えば良いのに。

◆ 実際ジャガーのダブルシックスやBENZのV12も片バンクが死んでしまったとしても意外に普通に走れてしまう。と言う実験はこちらで行っている。日本では治安が悪くはないので余り気にすることではないと思うが、治安の悪い国ではエンスト=銃撃の的になる可能性がある。

◆ 兵庫県知事は、県土が広く山もあるので馬力(=排気量)が必要なのだと言ったそうだ。まあ75歳の爺さんの考えだから、山道だったらコンパクトSUVの方が取り回しが良いですよなんて言ったって聞きはしない。

◆ 一方でアルファードを使う都道府県は、車内での打ち合わせに便利であることや、高級感がない(高価な車には見えない)ことを上げている。多人数乗車も可能だし、災害時などは車内での装備装着や着替えなども出来る。

◆ 災害時にもと言うことであれば4WDモデルが良い。FFでは重量配分の関係もあり、災害地など路面が荒れている場合の走破性能に心配がある。


あけましておめでとうございます(1/1)
◆ コロナの関係もあって別荘地の人は増えている。いわゆるコロナ疎開的な事で、東京や神奈川から逃げてくる人が多くなっているのだ。その流れで年末年始をこの地で過ごそうと思う方も多いらしく、別荘地人口は例年より多いかも。

◆ この辺りでは正月に営業をしない店も多いし、物流も活発ではなくなっている。正月の買い物というと横浜や東京に出かけていくとか、静岡市に行くとかするのが一般的なようだ。
ここから静岡市に行くことを考えると、時間的には東京に行った方が良さそうだ。

◆ 静岡市も街にはなっているが、同じ時間やコストをかけるのであれば東京に出た方が良い。静岡県でももう少し西の方にお住まいの方だと、静岡市周辺に買い物に出るのだと思う。

◆ まあ特別欲しいものでもなければ近所で間に合ってしまうわけだが、初売りだとか福袋だとかの、イベントチックな正月行事みたいなものを求めれば、街に出て行くのが手っ取り早い。まあコロナの関係もあるので、福袋争奪戦みたいなことがどうなるのかという話はあるけれど。

◆ 初詣なども人が多く集まることになるし、だから三が日後でも御利益は変わりませんよみたいなアナウンスがあったり、企業への休日延長の話などもある。

◆ そもそも去年の正月には新型コロナウイルスの蔓延など、少なくとも日本人は予測すらしていなかった。感染が拡大したときですら、インフルエンザより死者数が少ないのに何を言っているのかと、ロックダウンやマスク着用を否定する人すら多かった。

◆ それが日を追うごとに感染者や死者数が増え、季節性インフルエンザどころではなくなった。有効なワクチン接種が開始されなければ、今年も我慢の日々が続く。気温や湿度の関係があるとすれば、暖かくなれば感染者数も少し落ち着くのかも知れない。

◆ 人間同士の戦争ではないが、世界の死者数を見れば重大な出来事だ。世界的なウイルスの蔓延は歴史に残る事態である。安全で効果的なワクチン接種が進み、そう言えばコロナの蔓延なんて事があったよねと言えるくらいの落ち着きを、早く取り戻したいと思う。

◆ アベノマスクは一体どこに行ってしまったんでしょうね、と言うくらい見かけない。
この辺りは田舎なので、年寄りがアベノマスクを着用している姿くらい見かけても良いのだが、見かけない。不織布マスクの供給安定に一役買った所はあると思うが、だったらそこで配給を中止しても良かった。

◆ しかし決めたことはやらなければいけない、無駄だと分かっていても止められないというのが、これもいつもの事なのだ。各省庁共に新型コロナウイルスの蔓延という災害バブルで潤ったはずだ。

◆ それでも昨年は台風の被害が少なかったことは幸いだった。梅雨の末期の豪雨はあったが、毎年のように台風被害が出ていたそれまでを考えれば、少なくとも気候的には平穏だったと言える。

◆ 台風は来なかったが、昨夏も最高気温は上がった。今年の夏はどうなるのだろうか。
夏らしい夏の方が経済としては良いのだが、農作物などを考えると暑すぎる夏も考えものだ。