過去の雑記置き場


バイク(10/1)
インピーダンス(10/2)
インピーダンス(2)(10/3)
山に行く(1)(10/4)
山に行く(2)(10/5)
PB商品(10/6)
キャンプ(1)(10/7)
キャンプ(2)(10/8)
クリスマス(10/9)
醤油(10/10)
SG(10/11)
iPhone6(10/12)
コンビニ(10/13)
手軽さ(10/14)
ブリッジ(10/15)
ブリッジ(2)(10/16)
ハンコ(10/17)
ブリッジ(3)(10/18)
ブリッジ(4)(10/19)
ブリッジ(5)(10/20)
NHK(10/21)
スペアナ(10/22)
ブリッジ(6)(10/23)
スペアナ(2)(10/24)
実体顕微鏡(10/25)
実体顕微鏡(2)(10/26)
ECサイト(1)(10/27)
ECサイト(2)(10/28)
規制(10/29)
ECサイト(3)(10/30)
修理(10/31)


修理(10/31)
◆ いくつかの測定器などを修理したり調整したりしているが、機械の修理や調整を行うのは人間に例えれば医師である。
機械と人間の異なる所は、機械は交換用のパーツなどが入手可能だが人間はそれが難しい所にある。

◆ 現象や症状から故障箇所を見つけ出すのは簡単ではない。不具合の内容は分かっても、それがどこに起因するものかを追わなければならない。
例えばSGの信号が出ないとして、それが制御系なのか発振部なのか出力部なのか、あるいはその他の部分なのかは調べなければ分からない。
人間が症状を医師に訴えるように、最近のディジタル機器であれば不具合診断がおおよその不良箇所を教えてくれる。

◆ 機械は自己治癒力は殆ど無いと言って良い。機械ものなどだと馴染んで良くなる事もあるが、それでも摺動部は減る一方であり回復する事はない。
人間にしても加齢と共に劣化は進む一方ではあるが、皮膚に傷が付いても自然に治ってくれる。
電子部品はそうは行かず、特性の劣化したパーツは交換しない限り元の状態には戻らない。

◆ 電気ものを修理するためには回路図が必要になるが、最近のコンシューマ製品は回路図が公開されていない。測定器などは有償のサービスマニュアルなどを見ると回路図が出ているものもある。
人間の場合は構造がほぼ決まっているので回路図というか3Dブロック図みたいなものがある感じだろうか。

◆ 機械を修理する時は電源を切る事が出来るが、人間を修理する時にはそうは行かない。短時間であれば心臓を止めておく事も出来るが、機械で言う所の通電状態で修理するようなものだ。
アナログ回路であれば通電状態で部品を交換する事も不可能ではないが、そうしなければならない理由は多くはない。

◆ ロジック系の部品を通電状態で交換する事はほぼ不可能だ。寿命のあるパーツなどはそれのみが通電で交換できる構造、例えばHDDアレイなどはそうなっている。明確に機能が分かれていてインタフェースがシッカリしていれば通電状態でそのブロックごと交換する事が出来るわけだ。

◆ 無線系の機器でもユニット単位に通電状態で交換できるものはある。携帯電話基地局などはメーカなどにもよるのだが、活線挿抜が可能になっている。システムが二重になっている場合は不良箇所を通電状態で抜いてしまっても何ら障害は発生しないのだが、最近は信頼性の向上と消費電力低減の意味などから二重系は少なくなっている。

◆ 携帯電話基地局の場合はセルをオーバラップして作るのでその基地局の一部が壊れても周辺基地局でカバーできる場合が多い。現在はマルチバンドでエリアを作っているので故障に対する余裕度は高くなっている。これもシステムによるのだが故障したり故障しそうになると、機器自ら電話回線で(通信回線だとそれが死んだら伝わらないため)危機を伝えてくる。

◆ 但し全てのシステムがお利口なわけではなく、壊れてみないと分からないとか壊れた事すら分からないなんて事もある。この辺りはコストとの兼ね合いで、そうした異常系を排除してコストダウンに力を入れている事業者もある。つまり障害が起きていないのではなく障害の発生把握できないのだ。
道路が渋滞していないのではなくVICSセンサが付いていなかったりそれが壊れていたりするのと同じだ。


ECサイト(3)(10/30)
◆ 商品の表示必須項目等はヤフーと楽天で違いがある。
ヤフーの方は特に規制はないが、楽天は素材の表示が必要だ。また画面で見た色と実際の品物が異なる旨の注意書きも必要である。こうした固定文言を入れて行くにはCSVでの登録を行いたい所だ。CSVで編集して一括アップロードすれば500商品の修正に10分もかからない。しかし個別登録を行うとなれば2日位は時間を必要とする。

◆ 楽天でCSV登録を行おうとすると月額1万円が余計にかかる。この費用を安いと見るのか、それともいったん商品登録が済んでしまえばあとは不要だから高いと見るのかはサイト側の判断で何とも言えない。
楽天の場合は商品名やキャッチに特売に向けた文言を入れなければならない場合がある。特売が2日限りだとすると、その2日間のために商品登録の修正が必要になる。

◆ CSVでやるなら10分、人力だと2日、それでも500商品位であれば何とかなるとは思うのだが、それ以上の商品数となると人力では厳しいと思う。
ヤフーの場合はCSVでの登録も無料で使えるのでCSVを使った方が良い。CSVのアップロード失敗も起きるがファイルが無くなってしまうわけではない。しかし一つ一つの登録時にサーバエラーが出るとデータは全部無くなる。そしてこのサーバエラーやネットワークエラーが頻発する。

◆ 楽天でもサイトの反応が鈍いと思う事はあるがヤフーのシステムの弱さは特筆ものだ。商品を登録する側ではなく一般客が閲覧する側も画像が表示されないとか、ページが表示されないなどの障害が日常的に起きる。
表示できない時の文言は「ページが削除されたかURLが変更された」になる。実際にはそんなものはいじっていなくてサーバ側の障害なのに、だ。

◆ せめてその文言を「現在サーバエラー発生中に付きページが表示できません」位にすべきだ。これならヤフーのシステム側が悪いと分かるが、そうでないとショップ側が適切な管理をしていないと受け取られてしまう。
こうしたトラブルによっても客足は遠退いていくのではないだろうか。何かを検索したり商品の写真を見ていると、突然その商品ページへアクセスできなくなる。
1分位は待ってみるかも知れないが、それでも表示されなければ見るのをやめてしまうだろう。

◆ ECサイトにアクセスする人は何かを求めている。もしかしたら注文につながるアクセスなのかも知れない。しかしそこでサーバエラーだ何だかんだとなると購入意欲はしぼんでしまう。少し前にYahooメールの大規模障害があったが、それが告知されたのは発生から6時間以上経ってからだった。SBMと同じく自社のトラブルがなかなか把握できない体質なのか、それとも数時間で回復すれば公表しないで済むと考えたのか。

◆ これと同じようにヤフーショップ側のトラブルも把握できているのか居ないのかよく分からない。報告した所で回答や返答はないし、解決策を要求しても「時間をおいてやってみて下さい」と言われるだけだ。
サポート電話もヤフーショップはつながらない。30分から1時間は待たされる。楽天の方は○人待ちだから接続されるまでに約○分お待ち下さいと案内が流れる。
またメールので回答も翌日には来る。ただメールの文面は定型文主体なのかなと思う感じで、読む側が考えて理解する必要がある。楽天は宣伝メールなども送ってくるので上手く分離しないとゴミの中に必要メールが埋まってしまう。


規制(10/29)
◆ 携帯電話事業者が3社に減ってしまった事により価格競争が起きにくくなった。ソフトバンクがTモバイルを買収したいとする理由もまさにこれで、孫さんは3社でなければ競争が促進されないとした。勿論孫さんが競争を望むわけはないのでこれは裏返しに考えるべきで、日本同様に3社体制であれば足並みを揃えた価格体系が可能だと言っている。

◆ その日本も料金体系は横並びであり、競争要因はネットワークや新機種でしか無くなった。MVNO事業者という選択肢も勿論あるのだが、それはMVNO事業者同士の競争に他ならない。YMがある分だけソフトバンクグループは選択肢があるが、その程度である。
そこで携帯電話料金許認可性の話が出てくる。しかし許認可性で価格が横並びになればいいのかと言えばそれはまた別問題だ。

◆ タクシー料金に見られるように値下げしたくても出来ない事になる。適正な利益と言えるかどうかは知らないが、電力会社的に費用を積み重ねていけば携帯電話料金は更に上昇する事になる。
通話を沢山利用する人ならば完全定額プランがありがたいと思うが、それ以外だと無料通話分付きプランの方が安くなる。なのでこの双方が選択できれば利用者は選ぶ範囲が広がり、事業者は儲からなくなる。

◆ 無料通話分はそれを余らせる利用者からは多く金が取れるが、使い切る利用者を見ると事業者の損になる。損になると言っても赤字になる訳ではない。
無料通話分を無くして同じ料金を取れば事業者は儲かる事になり、それを開始したのがSBMだった。今は各社追従して競争は弱まった。通話完全定額にしても同様で細部は多少違うもののドコモに習えとばかりになってしまった。

◆ では競争を加速するためには何をしたらいいのか。
事業者が増えればいいのだがこれはそう簡単ではない。というよりも競争を減らすために買収が行われている位なのだから無理だ。孫さんはトップを取れば価格決定権が手に入ると言っている。これはソフトウエア販売業の時がそうであり、売価はメーカが決めるのではなくソフトバンクが決めると言われた。

◆ 幸いにして現状でSBMは3位事業者なので良いのだが、更に勢いを付けて加入者を集めればドコモの立場になる事が全く不可能だとは言い切れない。
もしもSBMが巨大事業者になったらどうなるのか。
それは考えただけで恐ろしい事が起こる。投資家はその企業の善し悪しに投資するのではなく、儲かるかどうかだけが判断材料だ。なので武器輸出企業の株はどこかで戦争があれば上がるだろうし、過去には光通信株だって買われた。

◆ SIMロックの解除は競争に多少の効果があるかも知れないが、孫さんは頑なに「需要がない」と言い続けた。
孫さんが需要がないとツバを飛ばすと言う事は、実は需要があると言う事だ。と言っても現状でのSIMロック解除利用者は30万人程度だという。勿論全てドコモ利用者である。

◆ 総務省は金を持っているのでSIMフリー端末を買った人に割引券を出したらどうだろうか。Apple税と同じく電波利用税(料)から出したって誰にも文句は言えないかも。こうして事業者で買うよりもSIMフリー端末の方が様々な綿でお得になると何かが変わってくるかも。
儲からなくなると設備投資や研究開発が滞るという人も居るが、滞っているのはSBMくらいなものだ。設備投資を抑制しながらもキャッシュバックを積んでいる現状がおかしいのである。


ECサイト(2)(10/28)
◆ ヤフーは無料化で出店者数が大幅に増えた。これに伴いモールを訪れる客も増えれば活況となるのだがそうではない。若い人たちは特にヤフーに関わる事が少なくなっており、オークションは別として他は賑わっていない。
何人かに聞いてみたのだが、ヤフーショップというかヤフー自体の信頼性が失われているイメージがある。ナンバーワンを叫んでいるのはSBMだけ、みたいな所だ。

◆ ヤフーショップ担当者によれば出店店舗の売り上げは楽天出店店舗に、客数でも客単価でも及ばないという。無料化以前でもヤフーショップは楽天比1/4程度しかないと言われていたものが、更に差が大きくなった感じだ。

◆ もう一つは中国人などの乱出店で、これは楽天も同じなのだが審査の厳しさなどの点が違う。
こうした怪しげサイトが乱立するとモール全体の信頼性が低下する。楽天の場合は元々悪質商法なので利用者が注意をすると言う感じなのかも知れないがどうなのだろうか。

◆ ではヤフーに出店する意味がないのかと言えば、私はそうは考えていない。あらゆる点で楽天より分かりづらいヤフーショップで練習すれば楽天への出店はかなり楽になる。つまりはECサイト構築の練習台としての意味だ。何しろ費用がかからないのだから趣味で仕入れたものを売ったり、自分で作ったものを売る事も出来る。ヤフーショップに出店するとオークションIDも発行されるのでオークションに出しながらサイトで売る事も出来る。

◆ ヤフーに比較すると楽天は敷居が高い。最低料金プランでも年額(年間契約のみ)30万円が必要になる。勿論これだけで済むわけではなく、とにかく何だかんだと金のかかるのが楽天だ。売り上げに対して取られる費用もヤフーショップの2倍程度になるので安売りは出来ない。
これもヤフーショップ担当者が言っていたのだが、ヤフーショップの客層は高額な買い物をしないという。これも安い・安っぽいイメージで売ったSBMが影響しているのかも知れないというのだが、真偽は不明だ。

◆ ヤフーの無料化で楽天コストも下がるのではないかと期待した向きもあったが、逆に値上げされた。一つはヤフーショップに嫌気が差した企業が楽天に流れてくる事と、ヤフーショップとの差が明確になったので付加価値が上がったからだ。勿論その付加価値を売りつけるのだから、それなりの売り上げになると楽天は豪語するが、楽天の言う事は1/10以下に考えていた方が良い。

◆ 確かにSEOその他は楽天関係が全てやってくれる訳なのでショップが独自に何かを行う必要はあまりない。楽天も同じなのだがヤフーも広告出稿の宣伝は絶え間なく来る。ただし売り上げが上がらないのに広告を出してもペイするはずはない。先行投資というのかも知れないが、広告効果が120%程度と考えると(利益率にもよるが)月間売り上げの1割程度しか広告代をかけられない。

◆ 1割程度であれば広告費用を売り上げアップでまかなう事が出来る。広告費用やその効果を明確にしているのはヤフーであり、楽天は非公開だ。ただ広告を買え買え買え買えとしつこく電話してくるだけで、その広告の効果がどの程度なのかは一切公表しない。
売ろうとするその品物やサービスの内容を話さずに売りつけようとするのだから、楽天の酷さは超一級と言える。
ショップには品物の素材や品質や色を明記しろと言っているのに、自分たちはそれら一切を公表しない。
証拠の残るメールでの連絡も行わない徹底ぶりで、これは楽天主導の二重価格バレバレ事件から厳しくなったそうだ。


ECサイト(1)(10/27)
◆ 現在プリモトルテは楽天店ヤフー店を運営している。最初に構築したのはヤフー店であり、これは同モールの無料化が引き金となった。
出店料などがかからなければ気軽に出店する事が出来るし月額費用がかからないのだから固定費も皆無に等しい。

◆ 勿論商品仕入れなどのコストは発生するのだが、ドロップシッピング的な手法を使えば必ずしも在庫を持つことなく出店は出来る。プリモトルテは基本的には在庫商品の販売をしている。
楽天と異なりヤフーショップは自由度が高い。外部リンクも規制されていないので、他のモールへの誘導ページとして使う事だって出来てしまう。

◆ CSVによる商品や在庫の一括登録も可能(楽天は有料のオプション)だがCSSなどを使おうとすると有料のオプションが必要になる。
ページ構築で厳しいのは容量制限で、これは楽天にもあるのだがヤフーの方が厳しい。ただし画像容量に関してはヤフーの方が柔軟だ。
個人出店でが簡単にできるのもヤフーの特徴で、ページデザインは制限されるがその代わりすぐに開店する事も出来る。

◆ 構築マニュアルは楽天の方が良く出来ている。あくどい楽天の割に出店者への規約は厳しい。もちろんそれに反する二重価格などを付けさせるのが楽天で、規約を盾に「ショップが勝手にやったので出店停止措置を執った」などとやられる。
ヤフーの方はシステムが安定せず、日々手直しが行われているような状態なのでマニュアルと実際の乖離がある。

◆ 全体の構成などは似たようなものなのだが、ページ構成その他でもヤフーの方が自由度が高く構築に手間がかからない印象である。上に書いたように容量制限は厳しいのだが自由コメントエリアなどを使えるので、各ページに各注意書きなどを統一できる。楽天の方はこのエリアが実質1つしかないので、そこをバナーエリアとして使ってしまうと他に使えない。

◆ 楽天ショップに見られるバナー貼りまくりの下品さは、多くのショップがそうやっている→下品さこそ楽天らしいみたいなイメージだ。なので余り上品なショップを作っても楽天らしくないイメージになるのだとか。個人的にはバナーべたべたのページは好きではないのだが、しかし他のショップとのバランスも考えていくつかは貼っている。

◆ 画像容量は楽天は契約プランによって制限を受ける。画像がアクセスされているかどうかの判断が出来るのが楽天で、どこにもリンクされていない画像を認識して勝手に消してくれるのがヤフーである。ヤフーの方は容量制限がない(と、思う)ので画像ファイルの大きさを意識する事はない。

◆ ヤフーの場合は商品登録がCSVで行えるので良いのだが、METAタグなども書かなければいけないので面倒である。商品ページがコピーできないので商品登録ページでの登録は相当手間なのと、せっかく記述して登録ボタンを押したとたんにサーバエラーの表示で全部が消えるなんて事も日常的に起きる。

◆ CSVの方もアップロードやダウンロードの失敗があり、最近は修正されたようなのだが同じファイルを2度ダウンロードしないと但しファイルが入ってこないなど、とにかくシステムの弱さはさすがソフトバンクと言わざるを得ない。


実体顕微鏡(2)(10/26)
◆ 細かな作業をするのに実体顕微鏡ではなくルーペ派の人も居るのだが、私は殆ど実体顕微鏡を使っている。ルーペとは違うのかも知れないが頭にかぶるレンズ付きバンドみたいな、いや逆か、目の前にレンズが来るようにセットされたバンドの付いた拡大鏡もある。あれも使う事はあるのだが倍率が低いのと深度が浅いのでどうも苦手だ。

◆ 目の前に付けるルーペと言えば医療用のものが良く出来ているが、倍率的には2.5倍からせいぜい5倍位だ。2.5倍のものだと合焦距離の範囲は10cm位取れるというか、目が頑張る感じだ。
ただ電気屋さん用としては倍率が低い。2.5倍の医療用ルーペは20cm〜30cm離れた所の20cm程度の範囲を視野に入れる事が出来る。一方で20倍率の実体顕微鏡の視野範囲は1cmに満たない。この位倍率に差があると言う事だ。

◆ 実体顕微鏡でも深度が調整できればいいと思う事がある。パーツには厚みがあるので広範囲にピントがあって欲しい事もある。ニコンの実体顕微鏡はTW-531よりかなり明るいので絞りでも付けたら、なんて思ったりする。
明るさや解像度や収差はレンズそのものの性能も勿論あるが光軸の精度だとか設計などによっても大きく変わってくる。

◆ 頭にかぶるタイプはフレネルレンズのものを持っているが、まあ老眼鏡の親分みたいなものではないだろうか。老眼鏡は所有していないのだが度の強い老眼鏡で代用できたりして。
頭にかぶるタイプのものは正しい位置にかぶらないと左右の目で拡大率が違ってきたりしてどうにもピントが合わなかったりする。

◆ 大型のもの、つまり顕微鏡が使えないようなもの小型はルーペや頭にかぶるタイプなども有用なのだが、チップ部品などを見るには倍率が足りない。しかし頭にかぶるタイプで倍率を上げると頭の位置が動く→目標を見失う事になるのでめがねタイプの方が良いという話もある。

◆ 実体顕微鏡のウルトラ安物は5千円位で買える。
おそらく筐体はプラスチックで、レンズもプラスチックの成形ものかも。プラスチックレンズも成型技術の発達でかなり精度の高い面が作れるし非球面レンズも容易だ。しかもガラスレンズよりも明るくできる可能性もあるのでそれが駄目だとは言わない。

◆ TW-531とニコンでは明るさもコントラストもかなりの差があるわけで、安物はそれなりの解像度しか無いとは思うのだが一度見てみたいものである。メーカ製の安価なものはMIZARの、たぶん現行品ではないがSW-20が1万円位で売られているが直立鏡筒なので作業用としては使いにくいかも。MonotaRO扱いの中国製ST-30R-Pは1.8万円で対物レンズ切り替えによる倍率切り替え式だ。

◆ いずれも対物レンズから観測物までの距離が短かったりするので注意する必要がある。TW-531は1倍対物レンズで23cm、SM-5は2倍対物レンズで11cm程の距離が取れる。倍率は10倍あれば殆どの作業に支障はなく20倍以上は、私は使わない。

◆ ズーム式はメリットが大きいのだが、ホーザンのものはズームすると焦点がずれるので使いにくいのと対物レンズから観測物までの距離が取れない。
可変倍率ではなくてもピント合わせで顕微鏡自体を上下させない(カメラのレンズみたいな)ものがあったら便利だと思う。(相当複雑な光学系にすれば作れるかも)


実体顕微鏡(10/25)
◆ 細かな作業をするのに実体顕微鏡は必須である。1005サイズ程度ならば肉眼や簡単なルーペでも扱えるが、それ以下のサイズとなると顕微鏡が必要だ。ICのピンのピッチも0.5mm以上ならば広い方で、それ以下のものだと半田ブリッジなどが肉眼では分からない。勿論こうしたピッチのLSIの半田付けしたり、足を浮かせてテストしたりもする。

◆ 実体顕微鏡の倍率は対物レンズ倍率×接眼レンズ倍率なのだが対物レンズ倍率が高いものは対物レンズから被写体までの距離が稼げなくなる。
何かを観察するのであればこれは余り問題にはならないのだが、被写体に半田ごてを近づけたりピンセットを使ったりするためにはある程度のスペースが必要だ。

◆ 従来はTW-531というモデルを使っていた。現在売られているものは照明がLEDだが従来は電球だった。
この実体顕微鏡の最大の特徴は対物レンズから被写体までの距離が230mmも取れる事で、これだけあると実体顕微鏡が邪魔になる事も殆ど無い。
欠点は対物レンズ倍率が1×の固定である事で、倍率を稼ぐために接眼レンズを20倍にするとかなり暗くなり画質が落ちてしまう。従ってこのモデルを使う限り実用的なのは10倍以下である。

◆ ホーザンの実体顕微鏡は電気屋さんもよく使う。ズーム式になっているものもあるのでその点では使いやすいのだが、対物レンズと被写体間の距離が取れないので作業しにくい。倍率を上げれば当然被写体との距離は更に短くなり、対象物がケースに入っていたりするとケースに対物レンズがあたってしまったりピンセットも入らないみたいな感じになってしまう。

◆ 最近使い始めたものはNikonの固定倍率式のSM-5である。
対物レンズが2倍なので対物レンズから被写体までの距離は10cmちょっとしか取れないがホーザンのものよりは広く取れる。補助対物レンズと接眼レンズは交換できて最大倍率は60倍なのだが、明るさや画質を考えると30倍程度が良い所だと思う。

◆ Nikonのものはスタンドと顕微鏡の位置が近いのだが、TW-531は作業用として作られているので手元も広く使いやすい。ホーザンのものも多少工夫はしてあるがTW-531程のスペースは取れない。Nikonのものはそもそも用途が違うという感じで手元が狭い。なので大物の中を覗くような場合は、その大物の上に顕微鏡を置くようにしなければならない。こうした自由度の点でもTW-531は良く出来ているなと思う。

◆ ただこうした作業性を考慮したタイプでの倍率は10倍以下が普通で、それ以上になるとNikon風の強固なスタンドがレンズ近くに位置する事になる。解像度はTW-531の10倍とホーザンのものが同じ位で、TW-531の20倍は極端に落ちる。SM-5はTW-531やホーザンのものとの違いが明確な程度の解像度でありパーツのクラックなども発見しやすい。解像度が低いと、つまりはコントラストが低いので光の反射率があまり変わらないクラックなどは見えにくいのだ。

◆ ホーザンのズームタイプは6万円前後、TW-531は3万円強、SM-5は9万円弱だ。通常10倍率で問題はないと思うので作業用としてはTW-531が良い。ズーム付きで安いのはホーザンのものだが上に書いたようにレンズが対象物に近い。解像度の点で光学機器メーカのものは立派だが作業用の顕微鏡だと半田付けの際のガスなどからレンズを守る仕組みを付けたものなどもあるので考えどころだ。対物レンズと被写体が近いと余計に、半田付けの際のフラックスの蒸発物などがレンズを汚しやすい。


スペアナ(2)(10/24)
◆ ADVANTESTのスペアナを見た。1stLoのロック外れという話だったのだが、外れていると言うほどめちゃくちゃではない。確かに怪しい動きもするが一応ロックしている感じはしている。このタイプはサービスモード?に入れてセッティングする事が出来る。TYOの周波数を予め想定範囲内に入れておかないと上手くロックできなくなるのだ。

◆ スペアナ自体は通常のアナログIFのものだと思われるのだが、ディジタル変調解析などを別ユニットの追加で出来るようになっている。この時代、ADVANTESTは別ユニットを使い、HPはメモリカードから専用ソフトウエアをロードしてスペアナ本体で処理し、アンリツは専用機を作った。
スペアナ本体でディジタル信号解析処理を行うHPは、しかし処理能力に限界があるので解析できる範囲が限られたものでしかなかった。

◆ ADVANTESTはスペアナと同じ位の大きさのディジタル解析ユニットを外部に付ける。スペアナは受信機として動作するだけで、ゼロスパンに設定してIFをその装置で処理してコンスタレーション解析などを行い、その結果をスペアナで表示するみたいな感じだ。
これを一体化したものがアンリツのもので、専用機としてはアンリツのものが一番使いやすかった。

◆ そんな時代のADVANTESTのスペアナなのだが、ADVANTESTらしくIFフィルタの形が変わっている。シェープファクタの良いフィルタなので帯域分解能は上がるが、位相フラットではないはず。この辺りは設計ポリシーになるがアドバンテストはこのタイプのフィルタを使っているモデルが多い。

◆ 一通り動作する事を確認してYTOの祖調整を行う。サービスモードに入れる方法は、このモデルの場合は[SHIFT]→[5]を押すとパスワードを聞いてくる。パスワードは94284である。手順としてはソフトキーでPLLをOFFに設定し、周波数を0MHzにして0MHz ADJを押して周波数ダイヤルを調整し、0MHz付近にする。次に3.5GHzの信号を受信して3.5GHz ADJを押して3.5GHzが画面センターに来るようにダイヤルを調整する。これでYTOの祖調整が完了だ。

◆ このスペアナは3.5GHzまでは通常へテロダインで、そこから先は逆へテロダインで使われる。逆へテロダインにするとイメージ受信が起きるのでミキサの前にはYTF(YIGフィルタ)が置かれていて、その調整もこの画面から出来る。ミキサや他のPLLセクションの祖調整も可能だ。
調整後にキャリブレートを行えば各セクションのゲインその他が補正される。
ゲインなどが調整範囲外の場合はエラーが出てキャリブレートが止まる。

◆ この年代のスペアナだとYTOのチューニングずれの他にIFゲインの狂いなどもある。IFゲインの狂いは内部のハードウエア調整で合わせる事も出来るが、そこまでの狂いではない場合はサービスモードのミキサゲインの調整で祖調整を行えばいいだろう。
サービスモードでの値をEEP-ROMに書き込むには[SHIFT]→[MARKER ON]の順に押す。書き込みが終了すればその旨のメッセージが表示される。

◆ サービスマニュアルがあれば調整法や更正法が分かるので最低限SGがあればその精度までは校正できる。サービスマニュアルが入手できなくても通常の取説にもブロック図や周波数校正が書かれていたりするので故障箇所の発見や修理調整などに役立つ。アドバンテストは型番の少しの違いで1st Lo信号が外部に出ているものと出ていないものがある。出ていないものは内部にパワースプリッタを入れてアンプを通して引っ張り出せば良い(純正はそうなっている)ので、トラッキングゼネレータの自作も容易だ。


ブリッジ(6)(10/23)
◆ ごく一般的なフェライトビーズを入手したので、コイツを同軸ケーブルに被せて実験してみる。アマチュアの間では広く使われているFB-801である。実験基板のサイズの関係で5個通そうとするとケーブルを曲げなければならない。でも4個では足りない感じがする。
と言うよりも5個でも足りないのではないかと思う。
5個以上付けるにはケーブルをかなり曲げなければならないので、とりあえず5個でやってみる。

◆ 300MHz辺りまでは30dBくらいは取れているのだが、その後どんどん悪化して3GHzではSWR=∞のレベルとSWR=1のレベル差が10dB程度しか無くなってしまう。レベルの平坦性はまあまあというか、それでも高域になるほど落ちている。
フレキ用のフェライトビーズ2種類各1個をくっつけてめがね型的に使ったものの方が特性は良い。

◆ 一番最初に作ったものは最短距離の配線でコアに行く線にも気を配ったのだが、今はコア部分を付け替えられるようにしているのでそこまでの線長が5mmはある。なので最初に作ったもののような性能にはなっていない。

◆ それにしても、多くの自作派が使っているFB-801で余り良い性能が出ないと言う事は作り方が悪いとしか考えられない。フレキ用フェライトコアの大きさを想定してに作った実験基板なのでFB-801ははみ出てしまう。基板といっても生基板の上にバラック配線なので新たに基板を切り出せば良いだけだ。
バランスの出力の端子をブリッジからもっと離して作り直してみよう。

◆ 一番面倒なのはチップ抵抗を空中配線する所だ。DUT側は100Ωを2本パラに接続するだけだが、基準点側は100Ωのパラを2組空中配線でくっつける必要がある。
チップ抵抗に1005サイズを使っているのでまだ何とかなるが0402だとピンセットの先を削りながらみたいな作業になる。
今回も良いピンセットがなかったのでサンドペーパで削って先端を整えた。

◆ ブリッジの特性に何を求めるかだが、バランスは30dBもあれば良いかなと思っている。ただそれに周波数特性を持つのは使いにくい。SWR=∞のレベルにしても高域での落ち込みが余り激しいと使いにくくなる。
と言っても現時点で使う予定はないのだが、市販のブリッジのようにフラットに近い特性は出せないものだろうか。

◆ たぶんバランスだけを追い求めれば40dB以上も行けるとは思うのだが、共振があったりレベルがうねっていたりするのは使いにくい。FB-801で作るとうねりは余り見えてこないのだがバランスが悪い。3GHzまで使えなくても、せめて2GHz辺りまでフラットな特性に出来ないものだろうか。

◆ 周波数の低い側、100MHz以下の性能は余り求めていない。もちろん使える周波数帯が広い方が良いが、低い周波数でバランスを確保するためにコアに線を沢山巻いて、しかしそれで共振が出やすくなるのだったら低い周波数帯は諦める。
低い周波数帯はトランスでバランスを取るタイプの方が使いやすそうだし、それはそれで良いのではないだろうか。

◆ いじり始めると時の流れも忘れてみたいになってしまうので時間のある時に集中していじくり回してみたい。
メーカ製などはリアクタンス分の補償というかバランスも取っているので、そこまでしないとフラット特性は難しいかな。でもそこまでするにはネットワークアナライザで見てみたい所だ。


スペアナ(10/22)
◆ ヤフオクにローデシュワルツのスペアナが出品されていた。基本動作確認済みで消費税を含んで約15万円、これは安い。ローデのスペアナは大画面で見やすいのと、意外に早くからディジタル化が進んでいたので様々な信号解析が出来る。この辺りは搭載のオプションにもよるのだが出品されていたFSEBはそこそこ良いモデルだ。
これに対抗するアジレントのモデルはPSAになるだろうか。

◆ アジレントのスペアナは画面サイズが大きくないがローデシュワルツのものは大画面で見やすい。これが15万円とは。いや、思わずポチッとしたくなったのである。これって新品時価格は(オプションにもよるが)900万円位するんじゃないかな。
同じ周波数帯のアドバンテストのスペアナは10万円位で取引されている。アドバンテストの10万円級は画面もCRTの時代のものだし、当然ディジタルIFなどではないしディジタル信号解析も出来ない。それでも人気が高いのはサービスマニュアルなどが出回っているからかも知れない。

◆ そんなアドバンテストのスペアナの修理に挑戦する事になった。7GHzまで観測できるのだがYTOのロックが外れているような感じだという。YTOのロック外れのみであれば内部を開けることなくリセッティングで正常化する可能性がある。逆にそれで直らないと結構面倒な修理をしなければならない。

◆ トラッキングゼネレータつきのスペアナはなかなか高額だ。トラッキングゼネレータは内蔵されていれば便利だがLocal発振器の出力が出ていれば外部にミキサなどを付ける事で自作する事も出来る。またリモートスイープの可能なSGであれなスペアナの走引に合わせてスイープさせる事も出来る。のだが、アマチュア的にはトラッキングゼネレータ内蔵品が良いと見えて、この手の機能の付いたスペアナだと価格がぐっと上がる。

◆ アドバンテストのスペアナは様々な機能が付いていたりして独自性と先進性がある。ただフィルタの形が一般的でないモデルがあったりするのと、操作性に独自性があるので個人的には余り好きではない。やはり使い慣れていると言ったらアレなのだがアジレントやアンリツ(スペアナ単独ではなく送信機テスタとして)を身近に感じる。

◆ VCOテスタが出品されている事があった。これはVCOのC/Nを計測するもので、PLLのかかった状態であればスペアナでも観測できるがロックの外れたフリーランニング状態を通常のスペアナで見る事は出来ない。C/Nを測定するためには狭帯域フィルタを通す必要があり、しかしフリーランニングのVCOではすぐに周波数がどこかに行ってしまう。これも新品で買えばかなり高額なものだと思うのだが中古は需要が少ないのか安い。

◆ 欲しくてもなかなか手に入らなかった測定器類を中古で見つけると欲しくなるのだが、今その測定器があった所で使い道がない。VCOを開発している時にこそVCOテスタは欲しかったが、今は発振器は作っていない。SGやスペアナは汎用測定器のたぐいだと思うがVCOテスタは特殊だろう。それこそVCOメーカだとか測定器や通信機の発振部を自社で作っている企業以外は必要なものではない。
PLLでロックさせてスペアナで見れば良いではないかと思うかも知れないがVCOのC/Nなのか、PLLのループによるC/Nの悪化なのかの区別が出来なくなる。
勿論実際に使う時にはPLLでロックした時の性能が大切なのだが、発振器単体の性能が良くなければ総合性能は絶対に良くならない。


NHK(10/21)
◆ ウチには来るなと言ってあるのに、NHKがやってきた。
いや違う。実はNHKではなかったのだが「NHKですけど」と言って訪ねてきた。本当にNHKの職員なのか、それともアルバイトか何かなのか。首から提げられている身分証のようなものを見せろと言うと拒む。
怪しい。

◆ NHKに電話をして確認するぞと言ったら「それは私が会社にかけて…」と言い出す。これが噂の受信料詐欺かなと思うが、とにかく身分証のようなものを渡さないのでよく分からない。勿論その身分証のようなものが本物である保障はないのだが、少なくとも写真は本人のものっぽいのでコピーしておけば何かの役に立ちそうだ。

◆ 身分証を渡す渡さないで押し問答になる。とりあえず相手に隙を作らせるために身分を問い詰める。と、社名こそ言わないがNHKと契約関係にある会社だと言い始める。最初はNHKを名乗ったのに適当なヤツだ。
ではその会社とNHKの関係を証明しろと言うと、それは出来ないと言う。自分で電話をかけて上司に説明して貰うと言うから、そえって振り込み詐欺組織みたいなものじゃないのと言ってやった。

◆ 当然こうなると相手は何も出来なくなる。そもそも相手が何者であるのかも分からないし、身分証や社名が本物である確証もない。NHKがその個人の身分を証明するならまだしも、最初にNHKですと嘘を言ってやってきた人間を信じろと言うのは無理な話だ。
と言うような中で相手が隙を見せたので首からぶら下げられた身分証を奪い取った。相手は取り返そうと玄関に足を踏み入れたので勝手に入ってくるなと一喝した。

◆ 写真は本人のものらしい身分証が手元にあるので後はゆっくり攻めればいい。とりあえず110番通報したら警官が2名やってきて一名はNHKを名乗るその人間から事情を聞いている。もう一名の警官に身分証を渡して経緯を説明した。警官も身分を確認しようとしているようだが上手く行かないらしい。免許から身分証の名前が違っていない事は分かったとの事。

◆ NHKに問い合わせても「個別契約に関しては分からない」(代理店の名前は言えないみたいな事だろう)と言う事で確認に手間取ったようだが、30分ほどしてNHKと契約関係にある会社の従業員だと分かった。なので結果的にはさほど怪しくはない(でもNHK職員ではない)と分かったのだが、警官ですら手間取るその人間を普通の人がNHKと関連があるのかどうかを知る事は出来ない。

◆ その人間は厳重注意の上で解放されたと言う事だが、こうしたケースはNHKのみではなくNTTを名乗る代理店や勝手にハンコを押させてしまうKDDI、ソフトバンク系になって急に悪質度が増したテレコムなどにも当てはまる。
NTTですといえば誰でもNTTだと思うし、東京ガスですと言えばガス会社だと思う。しかしその実体が誰であるのかはきわめて証明の難しい事になっている。

◆ NHKのサイトにアクセスして番号を入力すると、その本人の写真が見られるようにでもしない限り確認できない。
写真無しの身分証などはいくらでも作れるし、それがNTTなりNHKなり本体の従業員でない場合は確認が取れない。
以前はNHKがアルバイトを雇っていたと思うのだが、最近は代理店を使うのだろうか。SBMと同じく「代理店が勝手にやった事」として本体を守る効果は大きいと言える。個人を使う場合は個人を使うNHK本体の責任になる場合もあるが、代理店がアルバイトを使えばもうワンクッションあるのでNHK本体に被害が及びにくくなる。


ブリッジ(5)(10/20)
◆ 悪あがきをしている。フレキ用フェライトビーズ、ん?ビーズじゃないなぁ、コアかな、まあいいや。とにかくそれの異種類2段重ねめがねコア風という長ったらしい説明が必要なものの手前にDBMのコアを一つ入れてみた。
SWR=∞のレベルは0-1GHzで2dB程の差があり、SWR=1のレベルはSWR=∞のレベルに比較して-25dB±2dB位に入った。

◆ DBMのコアは、せっかくだからブリッジの抵抗の所に入れて物理的な押さえの意味にもなっている。コアの後の半田を盛った部分が、その後のバランを接続して試すポイントである。ここまでの線長が長いなどで最初に作った時のようなバランスは得られていないが仕方がない。
取り替えて実験するためにはどうしてもこうした接続点が必要になる。

◆ いじる期間が長くなるに従って何度も半田付けをしたり外したりするので傷みそして汚くなっていく。ブリッジの基準点側の接続用に薄くスライスした基板を使っていたのだが、半田付けの際に銅箔が剥がれてしまったので空中配線に戻した。空中配線なので無理にこの線を引っ張るとチップ抵抗の電極が取れてしまう。なのでコアを物理的固定用に使ったというわけだ。

◆ トランス自体でのバランスが上手く取れない事は書いたがバランス良くトランスが作れるのであれば、抵抗ブリッジではなくトランスでバランスを見る事も出来る。
DBMの回路を見れば分かるように入力信号は逆位相で打ち消されて出力に現れない。これと同じようにトリファイラ巻きのトランスを対向で接続し、その接続点の片側を50Ωで終端すると反対側も50Ωで終端しないとバランスが崩れる。しかし少しでも位相が狂うと打ち消せなくなるので配置や配線長の管理が大変だ。トランス方式でも100MHz辺りまでなら十分な特性になると思うし、バランスも抵抗方式より良好だと思われる。

◆ トランス方式がどのくらいの周波数までバランスするのか、直径15φほどの仕様不明のコアにドライブ側3ターン×2、負荷側も3ターン×2の4巻線を一つのコアに巻いた。
どうせ高い周波数は使えないだろうと、抵抗もディスクリートの1/4W 100Ωを2パラで使った。
20MHz辺りではSWR=∞とWSR=1で60dB以上もレベルが取れているのだが、50MHzでは40dBに、500MHzで差はゼロになった。20MHz以下であれば70dB以上のレベル差が取れる。

◆ 調整はコアに巻いた巻線のピッチなどを少しずつ動かしてベストな点を見つければいい。リアクタンス分も打ち消すような小容量のCをぶら下げてみるのも良いかもしれない。だがこの方式でGHz帯まで特性を出すのは難しい。分布定数で作れば精度が出せるので可能かも知れないが周波数特性を持ってしまう。低い周波数帯での測定がいかに楽であるかみたいな感じの実験だった。

◆ 抵抗ブリッジ方式で高周波域の落ちを少なくするためにはコアなどによるインピーダンスの上昇を抑える必要がある。しかし結合度が低いとバランスが悪くなる。
共振などが起きるとレベルがうねる事になる。GHz帯用だとセミリジッドケーブルにフェライトコアをかぶせたような市販品もある。細いセミリジッドケーブルは手元にはないが、細い(外形2φくらい)のテフロン同軸がある。
外側の編み線は結構密度が高くて銀メッキされている。
フェライトビーズで内径が2φ以上の物を探してくればいいわけだ。これをこの同軸に通してどのくらいの性能になるのか測ってみよう。


ブリッジ(4)(10/19)
◆ ブリッジに使う抵抗精度に関して語られる事も多いのだが1%抵抗アンバランスがあるとリターンロスは約46dBより下がらなくなる。カーボンチップ抵抗は1%精度のものが一般的?かと思うが、0.1%精度のものもある。それ以上の特性や温度傾斜を望むならば金属皮膜チップ抵抗を使う。本当は高周波用チップ抵抗が良いのだが、これはトリミングが難しいので抵抗値誤差が5%程度ある。

◆ チップ抵抗も抵抗値トリミングのために抵抗体に切り込みが入れられている。高抵抗になると抵抗体の長さを稼ぐためにL成分が多くなる。Lは並列にすると減少するので50Ωを作るには100Ωの抵抗を2個並列にした方が良い。
200Ωを4並列でも良いのだが、今度は体積が大きくなるのでデメリットも出てくる。

◆ アマチュア無線家はSWR命みたいな所があるのだが、リターンロスが10dBあれば反射損失は0.5dBに満たない。
この時のSWRは約1.9である。スペアナなどの入力端子のリターンロスもこの位だ。
勿論SWRは1に近づくほど良いので下げるのがいけないと言う事ではないが、SWRを1に近づけるためにアンテナのマッチング損失が増えるのでは逆効果になる。ダイポールの平衡性を保つためにバランを入れる事もあるが、これだって損失がある。

◆ リアクタンス分を打ち消すのにLやCを入れる場合もあるが、Lは細い線が巻かれたものなのでロスが大きい。損失を少なくするために太い同軸ケーブルをせっかく使うのに、アンテナの根元にコイルを入れるのは損だ。同軸ケーブルを直接接続するアンテナは電流給電であり、電圧は低いが多くの電流が流れる。

◆ ダイポール系のアンテナは導体が近づくとインピーダンスが下がる。なので八木アンテナのインピーダンスも下がるからガンママッチなどを使って整合する事になるが、ここにもマッチング損は発生する。ちなみにループ系のアンテナは導体が近づくとインピーダンスが上がるものもある。
アンテナをスタックにするとインピーダンスが下がり、整合を取るために集中定数や分布定数でマッチング回路を作るのだが、当然ここにも損失は発生する。

◆ 例えば八木アンテナの4スタックを作るとする。アンテナのインピーダンスが26Ωだったとする。26Ωのまま4パラにするとインピーダンスは6.5Ωに下がってしまう。そこでアンテナから集合点まで72Ω(RG-59uが73Ω)同軸をλ/4の奇数倍で引っ張ると集合点のインピーダンスは200Ωになる。これを4パラにすると50Ωに整合できる事になる。これならば八木アンテナを無理に50Ωに整合する必要が無くなり、整合損失を回避できる。ただし非50Ω系でアンテナを調整する必要がある。

◆ 非50Ωでアンテナを調整するにはアンテナアナライザのようなものかブリッジが必要になる。自作ブリッジであれば何Ω用でも作れる。そもそもSWR計自体が多くの誤差を含んでいるとも言われる。大抵は純抵抗負荷で校正されて、しかし虚数分があっても大きな誤差にはならないはずなのだが世の製品全部誤差がないとは言えない。SWR計を信じてSWR=1.0に下げていたら、実は正確に測ったら1.5だったなんて事があるかも知れない。

◆ ブリッジで測るにしても、ブリッジにアンテナを直接接続しなければ正確に測れない。上に書いたように同軸ケーブルでインピーダンス変換が出来るのと同じで何を測っているのか分からなくなってしまう。同軸の電気長と損失を正確に測っておけば分からない事もないが、簡単に測るにはネットワークアナライザなどが必要になる。既知の長さのケーブルならブリッジと発振器で測れない事もないけど。


ブリッジ(3)(10/18)
◆ リターンロスブリッジのトランスに関して色々実験してみた。TDKの500MHzまでのDBMがあったので解体し、内部からトランスを取り出す。
DBMはトリファイラ巻きのトランスが2個使われている。まずはトリファイラ巻きのまま普通のトランス接続で実験してみると、200MHz辺りまでは40dB以上のバランスになるが、その後は急速に悪化して3GHzでは5dB程度しか取れなくなる。

◆ SWR=∞の時のレベルも500MHz辺りをピークに山型になっている。山と裾のレベル差は20dBもある。そこで今度はトランスの巻はじめと巻き終わりをそれぞれ平衡端と不平衡端に接続して、いわゆる平衡-不平衡変換バラン(フロートバランと呼ぶらしい)接続にしてみる。
SWR=∞のレベルはかなりフラットで1GHzまでは2dB程度しか落ちていない。SWR=1の時との差は15dB程度しか取れないのだが、ほぼフラットで見た目は良い。この15dB差は3GHzでも同様だ。

◆ トランスのコアは直径5mmほどで0.14mm位の線が2.5ターンである。巻数が少ないのかと思い2つあるトランスを直列に接続してみると特性は悪化した。SWR=∞のレベルも波打つのだが100MHz辺りでは40dB程度取れている。だが300MHzでは5dB程度しか取れない。ならばと今度は巻数を減らしてみる。が、これは目立った変化はなかった。

◆ 平衡-不平衡変換バラン接続の後にトランス接続の2段としてみたが、バランスは改善されずに周波数特性を持っただけだった。不平衡端に接続される同軸ケーブルに指を乗せると特性が変化するので、平衡-不平衡の変換が上手く行っていない感じがする。
と言うわけで最初に実験した平たいフェライトコアの特性には全く及ばなかった。
しかしコア材による変化がかなりある事も分かった。

◆ DBMのトランスはどこかの周波数で共振させるような用途ではないのでμが大きく損失もあるフェライトビーズのような特性の筈だ。なので最初に実験したものと大きく違わないはずなのだが結果は大きく異なる。他に何かコア材はないかと探してみたのだが、あとは大型のラインフィルタに入っているようなものしか無かった。
フェライトビーズそのものが有れば良いのだが円筒形のものは持ち合わせがない。

◆ せっかくトリファイラ巻きのトランスがあるので3巻線を使った強制バラン接続?(これが正式な名称かどうかは不明)を行ってみたが、2巻線でバランスを取った方が特性がフラットだった。一部の周波数では強制バラン方式の方がバランスが良かったが、広帯域という点で見るとメリットはない感じがした。コア材などによっても変わるのだろうがGHz帯で3つの巻線のバランスを取るのは難しい。

◆ フレキ用フェライトビーズに極細同軸ケーブルを3ターン巻いて実験したが結果は思わしくはなかった。小さい方のフレキ用フェライトビーズに3ターン巻いたフロートバランを通した後で同軸ケーブルを巻いたバランを通すと500MHzで約50dBを得られた。ただ周波数が上がると急激に特性は悪化した。

◆ 実験の結果からすると回路やバランの方式よりもコア材や作り方(配置・配線)の要因が大きいと思う。周波数に対するレベルが波打つのは共振など周波数特性を持ってしまっているからだ。バランス自体は30dB(SWR1.07)程度あれば良いと思う。むしろ特性をフラットにした方が校正無しで使えて便利だ。なおSWR=1.01を測ろうとするとリターンロス50dBが測れる必要がある。


ハンコ(10/17)
◆ 日本はハンコ社会である。その象徴的なものが役所に導入されていた。それは自動ハンコ押し機だ。そんな事をするなら最初から印刷してしまえばいいと思うのだが、役人の言う事には「ハンコを押す事に意味がある」とのこと。もちろん紙に残る印影は印刷してもハンコを押しても変わらない。自動ハンコ押し機のインクも、朱肉のようなべたべたしたものではなく印刷用のインクみたいなものが使われていたし印鑑本体も耐久性のある金属製だった気がする。

◆ 役人的には印影は印刷するものではなく押すものなのだと思ったのか、あるいは印刷してはいけないとの規定があったのかも知れない。自動的にハンコを押す事が印刷に該当しないとは言い切れないが、役人的には言い逃れしやすい方法を選んだと言う事か。

◆ 曲面印刷がある。平面ではないものや形の定まらないものに印刷する技術や機械だ。これが意外に難しいもので柔軟性のあるスタンプで済ませると言うほど簡単ではない。が、その後インクジェット方式が主流となって卵の殻などにも印刷が容易になった。しかしインクジェット方式の場合はノズルからの距離が一定でないと字の大きさが変わってしまう。
またインクを使用する事からその毒性に関しても問題になり、現在は可食性インクが使われているが管理が面倒だ。

◆ そこで登場するのがレーザ印字だ。ICのデバイス番号などの印字には従来から使われていたが、熱変色しない物質への印字には余り適していない。しかし最近では卵の殻などにもレーザ印字できるような、赤い卵の場合は表面を吹き飛ばして白い部分を出すとか、白い卵の場合は過熱して変色させるとかで印字できるのだそうだ。レーザの場合は距離が変わっても字の大きさが変わらない、距離と曲面を測って適切な歪曲を与えるなどの複雑な制御が出来る。

◆ 卵の殻への直接印刷はコストダウン効果が大きいのだそうだ。シールを貼る場合はシールを印刷して日付をプリントして貼るという作業が必要になるが、印刷方式の場合はインク代だけ、レーザ方式の場合は事実上のランニングコストがゼロに近い。勿論その分だけ機械が高額で電力も使うのだが、単品価格の厳しい鶏卵にあっては印刷方式が主流になりつつある。

◆ 役所のハンコ押し機はコストダウンにはつながらないが、役人の暇な時間が増える。暇な役人がハンコを押した方が余程良いのだが、こうした過合理化マシンを考えるのが暇な役人なのだ。そんな機械が今も活躍しているとは思わないが、偽造もコピーも容易な印鑑を使う社会は当分変わりそうにない。

◆ 印刷技術の発達も素晴らしいものがあり、精細印字が可能になった事で読めないほど小さな字も綺麗にプリント出来る。保険の説明だとか契約時の説明書きなどはこれでもかと言う位小さな字でぎっしり印刷されているものもある。まるで読むなとでも言わんばかりの印刷物は、それを読んで承諾したと解釈されるのだろうか。

◆ 無理に小さくするのではなく小さく印字しなければならないものもある。電子デバイスは年々小型化が進んでいるが、デバイス番号の印字は必須だ。これもレーザマーキングによって相当小さな字が可能になった。
表示と言えばカラーコードがある。今は殆ど使われないので若い人は知らないかも。ディスクリート抵抗は筒状になっていて、そこに抵抗値を印字すると抵抗の実効向きによっては字が見えない。しかしカラーコードを全周に印刷すればどこから見ても抵抗値が判別できる。


ブリッジ(2)(10/16)
◆ リターンロスブリッジを作ってみた。チップ抵抗は1005サイズのもの、100Ωを2つ使って50Ωとした。平衡-不平衡変換トランスはいくつか試したのだがあまり変わらないというか、そもそも作りが悪いというかそんな感じだった。トランスを通した後は細い同軸ケーブルでSMAコネクタに接続したが、この同軸をコアに巻いてみたりもした。

◆ コアの位置やコアの上の巻線の位置でも大きく特性が変わる。だが同軸ケーブルを巻き付けた方は余り影響がなかったので、平衡-不平衡の変換自体はトランス部分で完結しているように思われた。
コアはめがね型のものが(線が全てコアに覆われるので)良いのだが手持ちがない。そこでフレキなどにかぶせる(フレキを通す)楕円形断面のフェライトビーズを2種類2個を重ねて使った。

◆ 線材は平行線がなかったのでポリウレタン線を軽く撚って使った。撚った線同士の結合を防ぐためにコアには余裕を持って巻いた。フェライトビーズ自体の横幅が15mm程あったので余裕だった。巻数は調整したのだが5ターン位が良い感じだった。なおこのコアごとシールドすると高域での特性が改善された。
こうして試行錯誤でトライを続けた結果、このような特性になった。黄色のラインは負荷を∞(解放)にした時の特性で、水色のラインは50Ωでターミネートした特性だ。

◆ 横軸の1目盛りは300MHzで、0〜3GHzを観測している。
極低い周波数域では50dB以上取れているが、2.5GHzでは30dBしか取れていない。1.5GHzで40dBがギリギリである。
SMAコネクタは生基板の銅箔にGND側を半田付けした。ホット側はリボン状になっているので、GND間距離で50Ωを意識した。チップ抵抗の長さ方向が1mmなので入力コネクタと測定端のコネクタのホット側は1mmの隙間とした。

◆ 基準側の2本の50Ωも空中配線するのだが、50Ω同士が接続されるブリッジ中点はトランスの線を接続するために強度が必要だ。なので基板を小さく切った上でやすりで削って薄くし、100Ωを意識したものをメインとなる基板に貼り付けた。その島の大きさは2mm角位なので基板を薄くしないとインピーダンスが100Ωには出来ない。

◆ トランスまでの線は100Ωの平行線(ブリッジ中点から見るとここのインピーダンスは100Ωとは限らないけど)が良いのだが、線材がないのでコアまで出来るだけ短距離で接続するように注意した。3GHzだと約2.5cmで位相が90度も回ってしまうので長さは重要である。トランスは安易に2巻線で行った。A-A'とB-B'のA,Bをブリッジ側に接続してA',B'側を観測端の同軸ケーブルに接続するフロートバラン(と、呼ぶのかな)とした。

◆ 50Ωを接続した、つまりブリッジをバランスさせた時のレベルがうねっている。コア上の線の位置などを調整したりコアをシールドするとかなりこの辺りが変わる。
測定端の同軸ケーブルをフェライトコア(素性不明)に1ターンから5ターンまで変えてみたが殆ど影響はなかった。
基準側の抵抗はチップ抵抗を使用したのだが、ここも外部にターミネータを付ける方式にすれば同軸コネクタの長さ分の位相差を吸収できる。更に配線などのリアクタンス分の補正なども行えばうねりが小さくできるかも知れない。

◆ が、いじっていると抵抗は割れるしで空中配線の限界を感じた。40dBものバランスは要らないので特性がフラットな方が使いやすい。特にSWR=∞の時の高域の落ち込みが大きいと都度校正が要る。


ブリッジ(10/15)
◆ 特に必要というわけではないのだが、単に興味だけでリターンロスブリッジを作ってみようかと思った。
確かどこかにチップ抵抗があったはずだと思ったのだがそれが見つからない。足つきの抵抗ならばあるがこれでは高周波には使えない。
コアはジャンク箱の中にあったのだが詳細は不明だ。
そこそこ直径が大きいので、このコアの前に小さなコアを入れようかとも思った。ただし後述するような線が手元にない。

◆ コアはバランスとアンバランスの変換である。ブリッジの中点は平衡でありそこに接続するのは同軸ケーブルすなわち不平衡なので平衡-不平衡の変換が必要になる。平衡不平衡の変換にはトランスを使うのだがDBMなどではトリファイラ巻きと呼ばれる、3本の線をコアに巻き付けたものを使う。3本の線と言ってもバラバラの3本線ではなく、3芯のフラットケーブルのように3本が平行になった線だ。被服が厚いと駄目なのでいわゆる3芯のホルマル線である。

◆ 3本の線をA-A',B-B',C-C'とするとAとB'をブリッジの中点に接続してA'とBを接続する。つまりA巻線とB巻線を直列にしてブリッジの平行点に接続するわけだ。これは巻線比を1 2にするためではなく、バランスのためだ。トランスは巻はじめと巻き終わりがあり不平衡側は片方がGNDに落ちるので、その点も含めてバランス良くするために3本の巻線を使う。

◆ ただし全ての場合にこの配線が使われるわけでもなく2巻線で作ることもある。この場合はAとBをブリッジのバランス点に接続し、A'がGNDでB'を同軸ケーブルの心線に接続する。広帯域トランスとしてコア巻トランスを使う場合はコア材としてμの高いフェライトビーズのようなものを使う。共振させるわけではないので損失の大きなコアが良いのである。

◆ 同軸ケーブルをコアに巻いて平衡-不平衡変換するものもあるが同軸ケーブル自身の物理的構造が平衡ではないのでGND側の線を別に這わせるなどの必要がある。
場合によっては複数のトランスを組み合わせる場合もあり、こうして平衡-不平衡変換部は作られている。
電源を使って良いのであれば差動入力のアンプを入れても良い。ICは普通は差動で回路が作られているので最近ではGHz帯まで使えるアンプがあるし高額ではない。出力に平衡-不平衡のトランスを入れても良いしシングルエンドで取りだしても良い。

◆ 通常はトランスによる平衡-不平衡変換で問題はなく、作り方に注意すればGHz帯でも40dB程度のバランスが保たれる。バランス悪化の原因はトランスによるのもの勿論あるのだがブリッジ自体のアンバランスも大きい。抵抗といえども物理的大きさがある以上コイルにもなればコンデンサにもなる。直流的にバランスしているからと言って高周波的にもバランスしているとは限らない。

◆ じゃあバラックで組んだらどのくらいの周波数まで使えるのかというのを試してみようかと思ったのだがチップ抵抗が見つからない。3216などの大きな抵抗では駄目で0603か出来れば0402(0.4mm×0.2mm)の抵抗が良いんだけど1005しかない。まあ良いか、これで作ってみるかな、どうせバラックだし。
コネクタは基板用のSMAがあり、端子が丸ではなくリボン状になっている。なのでストリップラインを作ればインピーダンスの乱れを最小に出来る。が、エッチングするにしてもカットするにしても面倒だから本当の空中配線で作ってしまおうか。


手軽さ(10/14)
◆ カーシェアが伸びているという話を以前に書いた。
価格はガソリン代込みで1時間換算千円位である。
都内だと平均速度が10km/h以下になることも多いので移動距離からすれば高額に感じるが、家族で出かけたりすると公共交通機関の費用も似たような額になってしまう。レンタカーなどと違って(会員になっていれば)手軽に車が使えるのもメリットである。

◆ カーシェア権つきのマンションなどもあり、都市部においては一家に一台ではなく数件に一台の車でも良い感じもする。ただしみんなが車を使いたいと思う時は一緒で、例えば休日に雨が降ったりとかすると取り合いになるという。カーシェアなどでも同じように休日は混んでいて平日はガラガラかも。

◆ この手軽さという面を考慮したレンタル自転車も増えている。横浜にも横浜駅から中華街周辺まで何カ所かのレンタルサイクルスタンドがある。料金は30分辺り100円だ。借りるのも返すのも簡単でFelicaでピピっとやるだけである。横浜ではbaybikeの名称でサービスされていて、自転車ポートのある場所にならば乗り捨てることが出来る。

◆ 横浜のレンタル自転車サービスもドコモが関連しているのではないかと思う。他には江東区、港区、千代田区に同様のシステムがあるり、ドコモのコミュニティサイクルシステムが使われる。これは自転車の位置などをGPSと移動体通信網によって管理するもので、運営側の負担軽減に役立っている。

◆ ちなみに千代田区の場合は正価150円/30分と横浜版の1.5倍の価格になるが、来年4月までは100円で使うことが出来る。現在の所地域ごとのローミングは出来ないので千代田区で借りた自転車を港区で返すのは駄目だと思う。横浜から都内までレンタル自転車で行く人は滅多にいないと思うが、都内にこのシステムが増えてくると借りた区と返す区が別でも良ければ便利かもと思う。

◆ このシステムによるレンタルサイクルは全て電動アシスト自転車である。港区や千代田区に坂は少ないとは思うが横浜では電動アシストは必須だ。平坦路にしても電池さえ充電されていればアシスト機能が邪魔になることもないし、自転車はレンタルサイクルスタンドに置かれている間に充電されているのではないかと思う。

◆ 横浜のレンタルサイクルスタンドは無人の所もあるのだが、都内は有人の所もあるらしい。いずれにしても返すのも借りるにも時間はかからないので手軽だ。この手間の部分は重要で、たかだか数十分使うだけなのに書類を書いたり本人確認をしたりでは借りる気も失せてしまう。カーシェアにしても同様で手続きが簡単だから使ってみるという人も少なくはない。

◆ 5時間借りても千円、年間500時間稼働して10万円だから元は取れるのかな。自転車代はまあ良いとしてポートと呼ばれる自転車スタンドの借地代がバカには出来ないような気がする。特に地価の高い都内では厳しいのではないだろうか。利用者が増えれば単位面積あたりに沢山の自転車を置くようにして採算性を改善することが出来る。

◆ ただし乗り捨てが可能なので自転車の保有台数よりも多くの駐輪スペースが必要になる。午前中と午後で自転車の移動方向が逆になるとどこかのポートに自転車が溜まってしまう可能性もある。台数が多ければ適度に分散するのだろうが、現在の所200台から400台程度の規模らしい。


コンビニ(10/13)
◆ コンビニは便利なので良く買い物をする。以前はローソンに行くことが多かったのだが最近はセブンイレブンが多い。セブンイレブンでFelica払いする時には何で払うかを言う必要がある(ローソンは自分でセレクトする)のだが、以前はEdyとiDを間違えられたりすることが良くあった。が、最近はiDをEdyですかと言われることが減った。店員さんによると「最近エディーを使う人は滅多にいませんから」だそうだ。

◆ Edyはドコモと共に始まったわけで、ドコモは普及に力を入れた。しかしEdy側は余りドコモの言う事を聞かずにカードタダ配りなどで発行枚数だけを伸ばした。
そんなEdyに見切りを付けたドコモはSuicaに、そしてiDを作った。ドコモに見放されたビットワレットは黒字化することなく楽天傘下となった。楽天でも半ば強引にEdyを作らせようとしているが、作ったからと言って使う人が増えるわけではない。これまでだってタダ配りなどで発行枚数自体は相当あるのだ。

◆ コンビニでは様々なもの、最近では野菜なんかも売られている。だが価格は高い。コンビニ価格とスーパーなどの価格を比較したことがあまり無かったのだが、先日のPB商品の比較の時にレトルトカレーの価格差を見た。
カリー屋カレーはセブンイレブンで買うと中辛までが120円弱で大辛が130円弱だった。そうか、大辛は辛み成分か何かが沢山入っているから高いのかと思っていた。
だが同じものをスーパーで見たら辛みに関わらず90円弱だった。

◆ 最近は価格競争激化もあって以前ほど高い価格で売られているわけでもないが、スーパーなどに比較すれば3割〜4割は高いと言っても良い。そこに登場するのがPB商品で、これはスーパーで売られているメーカ製品とほぼ同価格となっている。PB商品の方が低品質かどうかは一概には言えないのだが、コンビニで比較すれば安価なPB商品も実はスーパーで売られているメーカ品と同じ位の価格帯なのだ。
ストッキングやネクタイも売られていて、ネクタイは駅の売店にもあるが非常用?みたいなものなので当然高額だ。

◆ 100円ローソンがある。大抵のものが100円で売られているのだが、スーパーで88円位で売られているものも100円の値付けがされているのは100円ショップと同じだ。何となくついでに買ってしまうとか、100円ならいいやと思って買ってしまう人が一定数居るのだろう。
商品の中には一体これが本当に100円で売れるのかみたいな、製造原価だけで100円近く行きそうなものもある。大量の不良在庫などを買い付けたものなのかも知れないが、この手はお得だ。

◆ microUSBケーブルも100円ショップで売られている。コンビニでも売られているが価格差10倍と言った感じ。ただしコンビニで売られているものが高品質化と言えばそうではなく、100円ショップにあるのと同じノーブランドだ。ちなみに100円ショップのmicroUSBケーブルを私は何本か買ったが、その中の1本だけは接触不良で使えなくなった。
これは壊れたと言うよりも不良に属するものだと思うので、一定数の不良率を覚悟すれば使えるものもあると言う事だ。

◆ ゆうパックはローソンで宅急便はセブンイレブンだったかな。ゆうパックの送り状が無くてみたいな事があるかも知れないがWebゆうプリを使えば送り状を印字できる。送り状は品物に貼り付けても良いが貼り付けなくても良い。送り状を入れる専用の透明な袋があるので、取扱店ではそれに入れて荷物に貼り付けてくれる。ゆうパックは取扱量の急増に人員が追いつかないらしい。定価ベースでもヤマトより安いし取り扱いが丁寧なので安心なのだ。


iPhone6(10/12)
◆ iPhoneの画面解像度が変わるのは2回目になるのかな。各アプリは対応に追われていると思うのだが、最初の解像度変更の時には拡大表示されているアプリが沢山あった。これって自動拡大になっていたのだろうか。
iPhone6、時に大きい方はAndroid並の解像度になったのでゲームアプリなどでの不具合が多数報告された。

◆ 描画速度などが重要なアプリは自動拡大されないか出来ない仕組みで組まれているのかも知れず、画面は小さいけれどタップ位置はフル画面みたいなおかしな事が起きた。
画面拡大版の方はキーパッドまで拡大されて、アプリによってキーの位置や大きさが違うという事態にも見舞われた。

◆ 開発者向けに事前情報を流せば混乱も少なかったのだろうが、リークすべき情報とそうでない情報をAppleは上手く管理が出来ていない。利用者もアプリの数も多いのだから突然仕様が発表されても混乱が起きる。
iOS8非対応のアプリでは動作が不安定になるなどのトラブルも起きた。私は余りiPhoneは使っていないしiPhone6にしたわけではないので実感した部分はない。

◆ ただblogの方にも書いたとおりheboなマルチタスクもどきはそのままで、この点ではAndroidに遠く及ばない。
何万円か出して買うAndroidとタダのiPhoneを一緒にするなと言った人がいたが、そういう問題ではない気がする。

◆ iPhone行列では様々なトラブルもニュースになった。中国での発売が未定と言う事もあって、中国人が大量に押しかけた。元々中国には行列を作るという習慣がないのでトラブルになる。Appleを愛する人たちが列を作るイベントが、もはや秩序無き人々の集まりになってしまった。

◆ 行列と言えば飲食店の行列に割り込んだオバサンがいた。オバサンが列に通りかかると一人の女性がオバサンを呼び止めた。「あら!」みたいな。オバサンは「あなたも並んでるのね」と言っている。呼び止めた女性は「ここにいればいいわよ」と割り込みを勧めた。
列には沢山の人が並んでいるし、たぶん後ろの方の人は30分以上待つことになるはず。

◆ 私は割り込みはいけないよと声をかけた。オバサンは「アタシはずっと並んでいた」「この人(呼び止めた人)とは家族だ」と、訳の分からないことを言い始めた。おそらく日本人だと思うが酷い。家族だというのなら免許でも何でも見せて証明してよと言ったら、呼び止めた方の女性はうつむいてしまった。しかしオバサンパワーは炸裂しっぱなしで、アンタの免許を見せないさいよ話を逸らせて逃げの体勢に入る。

◆ くだらないオバサンにかまっている暇もないので店員にオバサン一式を渡して私は店に入った。呼び止めた女性(推定20代)には連れの男性がいたのだが、この男性は口を挟むことも出来ず終始おとなしかった。私は、男なら(撤退するにしろ対戦するにしろ)シッカリしろよと声をかけたのだが「ぼ、ぼくは…」みたいな。

◆ 列を作らぬ中国人がiPhone列に椅子だけ置いて「ずっとここに居た」と白々しい嘘をつくと言う話と、この飲食店行列の割り込みオバサンがダブって見えた。日本人には見えたけれど横浜には中国系の人も多数住んでいるので日本人ではなかったのかも知れない。中国の人が中国国内で何をしようと知った事ではないが、日本では日本のマナーに沿った行動をお願いしたいものである。


SG(10/11)
◆ SGの修理記事などを書いているが、どんなSGを買ったらいいのかと質問を頂いた。自分で受信機などの感度を測ろうとすればSGが必要だし、何かを自作しようとすれば測定器が要る。
アマチュアで行けば1.2GHz帯をカバーしようとすると2GHzクラスのSGが必要になり、1.2GHzは要らないというのであれば1GHzクラスで良い。1GHzクラスのSGにダブラーを付ける手もあるがレベルを校正するのが大変だ。

◆ UHF帯以下だとAM/FMラジオの生産ライン用SGが使えるのだが、周波数の設定分解能が低いので注意する必要がある。アマチュア用途だと隣接チャネル妨害特性などは測らないかも知れないが、この場合はSSBノイズが問題になる。また高感度の受信機測定でもSSBノイズは問題になるし、生産ライン用のSGだとレベルが絞りきれない場合がある。

◆ ディジタル信号を扱わないのであればAM/FM変調のかかるSGで良い。スイープ機能があると何かと便利で、簡易に周波数特性を測ったりすることも出来る。スイーパとオシロの横軸を同期させればオシロの横軸が周波数軸になる。
ディジタル変調専用機、例えばMG3670などはPDCやPHS変調に特化したものでAM/FM変調は出来ない。
しかしIQ変調器があるので外部で信号を生成すればAM/FM(PM)やSSB信号も生成できる。

◆ MG3670はロック外れ品が多いので注意しなければいけないのだが、注意すると言ったって動作確認品など殆ど(オークションでは)見つからない。電源が入りますよと言う品で1.5万円位が標準的価格で、周波数は2.1GHzまでだったかな。このSGはPDC/PHS時代には相当な数が売れたと思う。MG3670が信号発生側で観測側がMS8604だ。MS8604はスペアナをベースにベースバンドのディジタル解析器を加えたものでPSK変調のコンスタレーションなども見ることが出来る。

◆ ローデシュワルツやHPにもディジタル対応SGはあったのだが、PDCやPHSに特化していて使いやすくしかも安かった(たぶん400万円位)のとレベルが-143dBmまで絞れるので便利だった。SSBノイズは100kHzオフセットで-120dB/Hzと余り良くはない。ディジタル対応機なのでTDMA/TDDゼネレータなども内蔵されていて様々な設定も出来る。大きく重い測定器ではあるが1.5万円なら良いと思う。

◆ PCにマイクを接続して、ソフトでオーディオの左右チャネルに90度位相の違った音を出す。これをMG3670のIQ入力端子に入れればSSBが出せる。2.4GHz帯には届かないが、それ以下の周波数までのオールモード送信機が出来る。IQ変調器の帯域が余り広くないと思うのでCDMAやLTEは出せないかも知れない。しかし残留EVMはそこそこ低いので64QAMなども問題なく生成できる(内部信号では生成できない)はずだ。

◆ メグロ、菊水、リーダー(Panasonic)、KENWOODは研究開発用と言うよりはライン用のSGで新品時価格も100万円以下のものが多い。価格がそれなりなので機能や性能もそれなりだが、その割に中古価格も余り安くはない。ただ薄型軽量なモデルが多いので、この辺りが人気なのかも知れない。
HPやローデシュワルツあるいはアンリツの1GHzクラスのSGは3万円前後になる。

◆ ライン用SGが1.5万円でローデやHP製が3万円だったら後者の方が良い。もちろん信号が出ればいい的な用途であれば別だけど。アンリツ製はメカニカル部分の信頼性が低い場合があり、スイッチなどの不良も散見する。


醤油(10/10)
◆ 色々な種類の醤油が売られている。醤油なんて味はどれでも一緒と思うとこれが意外に違う。マヨネーズと同じくメーカによる味の差もあるし製法や原料による差もある。
以前にも書いたと思うが酸化や蒸発防止パッケージに入った醤油は確かにその効果がある。一般的なペットボトルの醤油は時間と共に味が変わってしまうのだが、この長期保存対応品はなかなか良く出来ている。

◆ 関東地方で醤油と言えば濃い口醤油のことを指すのだが、それは薄口醤油が関東地方でも容易に入手できるようになったから区別しているだけだ。関東で醤油と言えば色の濃い醤油がそれに相当する。
鹿児島の醤油は、関東人に言わせれば砂糖醤油のような甘さがあるがそれが普通の醤油である。関東風の醤油が欲しい場合は「キッコーマン」が欲しいというと話が通じる。寿司屋などでもスタンダードは甘い醤油なので、キッコーマンを指定しなければならない。

◆ 関東人というか古い関東人、江戸弁の名残を感じる年代の人は何でも醤油だ。目玉焼きも関東は醤油で関西はソース、古い東京人はコロッケにも醤油をかけちゃう。
江戸弁は「ひ」の発音が出来ない。私の父親がこの傾向のある江戸弁を話した。ひが発音できないので日比谷と渋谷の区別が付きにくい。ひだけが発音できないのではなくひと似たような音が出しにくいと言うべきだろう。フランス人がHの発音が出来ない、つまりほりこしはおりこしになるのと同じだと思う。

◆ そんな江戸っ子は何でも醤油だし、おそらくは色の濃い醤油でないと醤油として認識しないと思う。薄口醤油は色が薄くて塩分が高いわけだが、江戸っ子からすると醤油を塩水で薄めた位にしか感じないかも知れない。
濃い醤油を好むというか、いわゆる濃い口醤油が醤油であると認識しているのでそばやうどんのつゆだって色が濃い。

◆ こうした地域の味の差を考慮した食べ物がカップ麺だ。
うどんやそばは今や関東と関西の他に全国版という種類があるそうだ。その地域によって感じるおいしさの違いを考慮しなければ販売量は伸びていかない。関東人が美味しいつゆだと絶賛しても、関西の方がこんな色の濃いものは食えないと放り出してしまえばそれまでなのだ。

◆ 車にしてもスマートフォンにしても日本企業は相手国を意識した物作りをする。韓国勢にしても日本向けのスマートフォンには日本向けの仕様を搭載する。これは金のかかることではあるが、日本で売ろうと思えばある程度の配慮や考慮は必要になる。
ではSBMのシャープ製はどうかという話にもなるのだが、これはコスト最優先でスプリントと共用するために仕方がなかったのだろう。

◆ 日本でもタダ配り専用機という位置づけなのだが、iPhoneだってタダなのだから変わらない。もちろんiPhoneも日本仕様にはなっていないのだが、同じタダならシャープを選ぶのかAppleを選ぶのか。
醤油はタダではないし製法やメーカその他によって価格差が大きい。普通の醤油のプレミアムバージョンみたいな感じで少し価格の高いものも売られているのだが、その価格差による味の差よりもメーカによる差の方が大きいと思う。
一度使い始めると同じ銘柄を買うことが多いと思うのだが、機会があれば別のメーカの醤油を試してみると味の違いを明確に感じることが出来る。


クリスマス(10/9)
◆ 10月も半ばを過ぎれば町はクリスマスの準備である。今年は夏が早く終わった事もあって商店は冬商戦に望みをかける。
各地でイベントも行われるが、その中でもイルミネーションは人集め効果が高いと言う事とLEDの低価格化によって派手になりつつある。

◆ 東京ドイツ村のイルミネーションは11月初旬からだと思う。東京ドイツ村と言っても東京にあるわけではなくコテコテの千葉だ。東京ディズニーランドも千葉にあるが、まあ東京湾ディズニーランドとか東京近郊ディズニーランドと言えば誤魔化せるかな程度の場所だ。一方で東京ドイツ村は沿岸部でもない、袖ヶ浦の山の方にある。

◆ 東京ドイツ村は東京でもないしドイツでもない。と言うのもドイツっぽいものがあまり無いらしい。建造物などはそれっぽい装飾らしいのだが、店先の看板が台無しにしているとか。名前は紛らわしいが"東京ドイツ村"という名前の草原だと思えばいいか。
そう、まさに広い草原と駐車場で出来ている感じだと書かれている。

◆ 私は未だ東京ドイツ村という草原に行った事はないのだが、スクータで行けばたいした時間ではないので機会があれば行ってみたい。が、正規に入場料を取られる時に行くのは損だ。まあ入場と言ったって草原に入るような、やたら広い場所にほんの少しの建造物と遊具がある程度だという。逆にその広い土地(の、一部)がイルミネーションで埋め尽くされるとすれば一見の価値があるのではないか。

◆ 横浜でもランドマークプラザだとかクインズスクエアにはクリスマスツリーが出来るのだが、ランドマークに作られるものが巨大な位で後はたいしたものではない。が、イベントは数多く開かれるので面白い場に出会えるかも知れない。企業が行うイベントでは飲み物などが試飲と称されて無料で配られたりしている事もある。ウインドゥショッピングと言っても店が多いわけでもないし飲食店にしても然りだ。
休日ともなるとそこに人が集まってくるので混む。休日ではない時は人が集まらないので空いている。

◆ 千葉だとアウトレットなどもあり、横浜方向から行くならば通り道になる。この辺りもクリスマス風味の照明やデザインが施されて人々を集める。
アウトレットも出来たという時はかなり混雑したという話だが今はどうなのだろう。私は御殿場のアウトレットは行った事があって、遠く離れた駐車場から無料送迎バスで移動するというスタイルだった。ストレットモールの近くにも駐車場はあるが、競争率が高いので開店前から並ばないといけないのだとか。

◆ 混雑と言えばお台場も一時期はずいぶん人が出たような気がするが、今はどうなのだろう。休日などに言っても凄く混んでいる風でもないし何となく全体に古びた感じが否めなくなっている。お台場辺りは未だ景気の良かった頃の名残みたいな雰囲気を感じてしまう。

◆ 日中でも肌寒い日もあるのだが、年明けの頃に比較するとまだまだ暖かい。この時期はスクータで走るのも苦痛と言うほどではないのだが、2月頃は本当に寒い。
夏場の暑い頃は早く秋が来ないかなと思ったものだが、2月頃になると春が待ち遠しくなる。

◆ 紅葉の時期は、街中は色づきもなく山の中腹は綺麗に色づき、そして更に山を登っていくと木々は葉を落としている。春先にも季節の変化を見られるのだが、この時期の方がそれが明確で面白く見所が多い。ただしそれはほんのわずかな時間である。先週は見頃だったのにもう葉がが落ちてしまったのかみたいな、そんな季節の移り変わりの速さを感じる。


キャンプ(2)(10/8)
◆ 相模原を過ぎると急速に町から離れる感じとなって山が近づいてくる。アップダウンはあるが長い長い上り坂を行く感じなので自転車は速度が乗らないだろう。スクータで走る分には何と言う事はないが人間の力だけで進むのは大変だ。その代わり帰路はかなり楽だと思う。アップダウンはあるが下り坂で速度が乗ればそのまま次の上り坂をクリア出来るような感じ。
私は知らなかったのだが二里塚を過ぎた頃から上りだけの道になり、かなり疲労が溜まって来るそうだ。

◆ 結構疲れたなと思いながら到着した道の駅で一休みしたそうで、しかし一休みのつもりが1時間以上休んだのは疲れて動く気がしなくなったからだ。
早起きして出かけて来た事もあるのだろうが眠くなったとも言っていた。だがこの先は勾配がきつくなるので寝ているわけにも行かないと、結局ここまで我慢したというアシストのパワーを借りて最後の峠を上る事になる。

◆ 彼に言わせれば疲れてからアシストを入れたのでちょうど良かったとなる。この坂を上るのかと少々気が滅入る所をバッテリとモータが助けてくれたと。山を登り切れば後はほぼ一直線に山中湖まで降りていく。ここはさぞ快適に違いない。
テニスコートなどが見えてくるとゴールは近い。
コンビニでビールや氷を買ってキャンプ場にはちょうど良い時間に到着したそうだ。

◆ 早速テントを組み立て、買ってきた肉に塩とコショウを振りかけて金串に挿してあぶる。クーラボックスから冷えたビールを取り出して喉に流し込む。肉の表面が焦げ始めた頃を狙って頬張る。それをビールで流し込むという至福のひとときを楽しんだと、思い出すその顔がほころぶ。
スーパーではそこそこ高級な国産牛を買ったとかで、結構美味しかったよという。

◆ 何本かのビールを飲み肉を食い、そのまま昼寝をしたそうだ。目を覚ますと夕方になっていて、腹ごなしに少し走り回ったそうだ。バッテリの充電を忘れていた事に気づき、管理事務所で充電させて貰う。これは事前に電源が使えるかどうかは確認していたようで、最近はスマートフォンなどのバッテリ充電をする人も多いらしくコンセント1個までは使えるとしている場所も多いらしい。

◆ 夕食も肉とビールだと言うから、肉ばっかりじゃないかと言ったらスルメも買ってきたって。
翌日は少し走り回った後で来た道を引き返したそうだ。最初の上りでアシストを使い、あとは40km余りの長い下り坂なので楽だったそうだ。
都内や横浜辺りから道志を走ると、大抵は道志の道の駅辺りで疲れが出てくるのだそうだ。なので山中湖までもう一歩だけれど引き返してくるとか。
山中湖まで行ったとしても帰りにまたあの坂を上るのかと思うと結構きついという。

◆ 出来ればママチャリじゃない格好のものに乗りたいなと言っていたので、そのうちアシスト付きのMTBとか乗り始めるかも知れない。ただ実用車ではないタイプの場合は軽量化の意味もあるのだろうがバッテリ容量が小さい。予備の電池を持って行けばいい話ではあるが、バッテリ交換なしで15kmくらいはフルパワー走行できないと辛いかなと言っていた。

◆ アシスト自転車に乗るとフツーの自転車が嫌になるのではないかと聞いてみたが、それはまた別の話だと言う。選択肢の一つとしてアシスト自転車が良いと思う事もあるが、それにしても全行程をアシストで走る訳ではないからと。


キャンプ(1)(10/7)
◆ 自転車で出かけた人のキャンプ話である。横浜から大和の辺りを通って道志を抜けて山中湖に行くコース、荷物があるので予備の電池は持たずに充電器を持って行ったそうだ。山中湖にはいくつものキャンプ場や貸しロッジみたいな所があり、車両の入れない(禁止されている)場所は静かで良いらしい。村営のキャンプ場もあって貸しテントもあればトイレもあるという感じで気軽なキャンプには良い所だ。

◆ なので軽装備で行ってもキャンプ気分を楽しむ事が出来るが、それでは電動アシスト自転車の意味がないと言う事で一人用のテントを積んで出発したそうだ。道志道もアップダウンはあるが、きつい上り坂は山越え手前の5km区間である。それでも標高1,000mを超える所まで上っていくのでそこそこのコースとなる。

◆ 今の時期は季節も良いし景色も良いので多くの自転車乗りやバイク乗りが走っているはずだ。
道の駅には駐輪スペースが広めに取られているが、それでも止めきれないほどのバイクが集まる。温泉も何カ所かにあるので途中で一休みする場所にも困らない。

◆ 横浜から道志経由で山中湖までは70km以上ある。平均速度15km出たとしても休憩を含めれば5時間の道のりだ。アシスト走行は道志の道の駅の少し手前からと決めたそうだ。前回のヤビツの経験からフルパワー走行で15km以上は電池が持ちそうだと言う事と、道の駅の辺りまで来るとかなり疲れも溜まっている頃だからだという。

◆ キャンプ場は場所にもよるが午後から入場が可能になる場所が多い。なので午後にはキャンプ場に到着してノンビリしたいと朝は早めに出発したそうだ。キャンプ場によっては火を使って良い場所が決まっていたりするそうだが、彼の目指した所はテントの脇で火を使っても良かったらしい。酒と食料をどこで調達するかだが、道志道に入ってからは余り店はない。なので相模原の辺りのスーパで酒と肉を調達したという。

◆ 彼は酒好きなので自転車にはクーラボックスをくくりつけ、氷が無くなったらコンビニで調達の計画だったそうだが意外に溶けなかったと言っていた。自転車に乗っていて喉が渇くとビールが欲しくなるそうなのだが、酒酔い運転になると共にダルくてペダルをこぐ意欲が無くなるのだとか。
なのでノンアルコールビールを装備したと言うからビール好きなんだな。

◆ 普段だったらギリギリまで水分を摂らないで、乾いた喉に流し込むビールを楽しむのだと豪語するのだが、さすがに水分を摂らずに自転車をこぎ続けるのはやばいと思ったのかも。そのビールは現地のコンビニで調達するが、冷えが悪いと嫌なんだよなぁと不満を漏らす。なので新鮮な氷を買って塩をまぶす為にもクーラボックスが必須なのだそうだ。

◆ そんな意気込みで横浜を出発したそうだが、さすがに街中を走るのは疲れるし面白くないし車は多いし人も歩いているしで嫌だったという。まあこれはスクータで山に行く時も同じで、景色と空気の良い所に早く行きたいと思う。
キャンプに出かけた日は暑かったそうで、町の中は余計に暑く感じるし街中こそアシスト走行の方が楽かなと何度も思ったそうだ。相模原の辺りのスーパで一休みしながら食料を買い、でも暑さと少々の疲れで食欲はあまり無かったという。
続く…


PB商品(10/6)
 今回比較したのは海苔の佃煮である。海苔の佃煮の代名詞と言えば桃屋の"江戸むらさき"なのだが、最近では余り見かけない。代わってよく見かけるのが"ごはんですよ"だ。これはコンビニでも売られている。セブンイレブンでは海苔の佃煮のPB商品である"おかわりちょうだい!"も扱っていて、セブンイレブンで売られているごはんですよよりも安い。
しかし実はスーパーで売られているごはんですよはセブンイレブンのPB商品と価格が変わらない。

 結局セブンイレブンで売られているごはんですよが高いだけという感じではあるが、あえてそれを買ってみた。
開封してまず分かるのが香りの違いだ。ごはんですよが海苔の香りを存分に感じさせてくれるのに対して、セブンイレブンのおかわりちょうだい!は香りが弱い。この香りは食欲に対してインパクトがあるので重要だ。

 食べてみるとごはんですよよりもおかわりちょうだいの方が明らかに味が薄い。塩味が薄いとか甘みが足りないというのではなく全体的に味が希釈されている感じがする。なのでこれでごはんを食べようとした時の海苔の佃煮消費率はおかわりちょうだいの方が多くなってしまう。
味が薄いので沢山食べてしまうわけだ。この事からもおかわりちょうだいとごはんですよの実質的価格差は縮小するどころか、ごはんですよをスーパーで買えば良いではないかと結論づけたくなる。

 物質としての違いも感じられた。ごはんですよが自然な粘度を持っているのに対しておかわりちょうだいは片栗粉で粘りけを出したような感じがする。特に瓶の縁の海苔の佃煮を箸で取ろうとした時に、ごはんですよは海苔の戦意、じゃなかった繊維を感じるような取れ方をしてくるのに対しておかわりちょうだいはぺろっと剥がれてプルンと言う感じの振る舞いを見せる。

 これは海苔の佃煮としては明らかに不自然であり増粘剤の入れ過ぎなのではないかと思ってしまう。
なおごはんですよはタマリンドを安定剤と称していておかわりちょうだいは増粘剤と書いている。成分表示の違いはごはんですよにカラメルが表示されている位で後は違わない。

 PB商品だから安価であると思いがちだが、この商品は決して安くはない。コンビニは独自の流通経路を持っているので配送コストなども削減は出来ているのだが、しかし店舗が分散しているのと店自体の規模が小さい事もあって商品辺りの管理コストは上がる。その分の価格上昇を埋めようとしたのがPB商品である。
コンビニだから多少高くても仕方がないと、利便性に金を払う人も勿論いる。しかしスーパーも深夜営業が増えてきた昨今では利便性よりも価格の安さを求める為に少し距離があってもスーパーに出かける人も居る。

 コンビニの弁当は売れ残ると廃棄される。安売り裁判もあったがセブンイレブン本部のロイヤリティ徴収規定からすると安売りされては困るのだ。なので定価販売か廃棄かのどちらかになる。しかしスーパでは売れ残りはどんどん値が下がる。なので閉店間際のスーパにはそこそこの人が集まってくる。総菜にしても弁当にしてもコンビニよりずっと安価に買う事が出来る。売れ残りなのだから品数は少ないが、この点はコンビニも同様で廃棄率を低くするために仕入れを限定している。

 少量多品種扱いから売れ筋を多く揃えるというコンビニ弁当の仕入れ方針によって、いわゆる定番もの以外の選択肢が減ってくる。なので定期的に仕入れ商品を入れ替えるのだが、これは「嫌なら買うな」みたいな印象になる。
今月はセブンイレブンに良い弁当がないからローソンに行くかと、コンビニ弁当を買う側も考えるというわけだ。


山に行く(2)(10/5)
 一流のロードレーサーはここを30分かからずに登り切るそうだ。一体どれだけのパワーなんだという感じで、しかもトレーニングとなるとこの坂道を降りたり上ったり繰り返すという。自転車は常に乗っている事が必要で、乗らない日が続くと筋肉が落ちてしまうのだとか。だからトレーニングを欠かさないそうなのだが、ヒルクライムは回りの景色を見る余裕が少ないので走っていても面白くないそうだ。

 ヤビツはタイムアタックする人も多く、トレーニングなりセッティングなりの結果を見る良い所なのだとか。
ここを30分台で登れるようになれば自慢出来るレベルだと言うが自転車乗り氏は1時間を切れればいい方だと言っている。最初に走った時には途中で休まずには登れなかったと言うから、やはり日々走っていると脚力も増強されてくるのだろう。
タイムは体力だけではなく体調だとか気分だとか気温によっても左右されるに違いない。

 電動アシスト自転車でも坂道は感じるが低速で走っている限りは楽なものだ。調子に乗って速度を出そうとするとアシスト量が減るので疲れてくる。彼のアシスト自転車は順調に山を登り、バッテリが切れる事もなく頂上到着だったそうだ。カタログの公称航続距離はだいたい35kmくらいでPanasonicのものだと47kmってヤツがあった。このPanasonic製は12Ahのバッテリを積んでいる。彼の走行では246の坂道とヤビツで15km位をアシスト走行している訳だが、フルアシストに近い状態でもこの位の距離は走れると言う事になる。

 以前乗っていたサンヨーのアシスト自転車は回生ブレーキがあったのだが、利きが一定で中途半端なので余り役に立っていた感じがしない。でもダウンヒルなどだったら結構充電してくれるのかも。最近のアシスト自転車事情は分からないがブレーキレバーを握る力によって回生量が変わったらいいのに。せめて回生量の切り替えスイッチが付いているとか。

 頂上でさわやかな空気を吸った後、そのまま来た道を下るのではなく反対側に降りたという。ここは殆ど下りなので自転車乗りたちは結構速度を出して走る。スクータで走っていても容易には追い越せない位のスピードだ。

 3人乗り自転車ではそんな速度ではコーナリング出来ないだろうが電池を使う事もなく降りていく事が出来る。
湖の近くまで来れば道は平坦になるが、たぶん横浜方向に帰ってくるまでたいした坂はなかったと思う。でも途中で電池切れになったそうで、予備の電池に交換して帰ってきたそうだ。
アシスト自転車だから当たり前なのだが、彼はしきりにアシストの威力は凄いと語っていた。

 3人乗り自転車は見た目が山登り風じゃないんだよなと言いながらも、これなら重装備でも大丈夫だからとキャンプにも行ったそうだ。でも手軽さとか疲れないとか動力付きが良いと言ったらバイクが楽だとなるし、それより車の方が荷物が積めるから良いとなる。たぶん自転車って、自分の力だけで移動できる所に色々な意味や感動があるのではないだろうか。

 車を出すより手軽だから、だけでは自転車乗りは山には登らないと思う。それは徒歩での登山だって同じで、楽をしようと思えばバスだってロープウエイだって乗れる場所があるではないか。アシスト自転車は楽に走れるから荷物の増えるキャンプだって楽だろうと出かけた話も聞いたのでまた後日。


山に行く(1)(10/4)
 自転車で山に行ったよと話を聞いた。別に自転車で山に行っても良いではないかと思ったのだが、その自転車が3人乗り用の電動アシスト自転車だそうだ。
子供を乗せて幼稚園に送り迎えするに3人乗り可能自転車を奥様が買ったと言い、休日にその自転車を拝借して山に行ってみたそうだ。

 電動アシストの規格が変更されて久しいが、横浜の坂道も難なく上れる軽さなのだとか。私が乗っていた頃は初期規格のものだったが、それでもアシスト無しとは雲泥の差だった。
だったら山道だって上れるのではないかと言う事で電池2パックを積んで、つまり山に登るまでは決してアシストを使わないぞと心に決めて出かけたのだそうだ。

 山と言っても近場のヤビツ峠を目指したという。
頂上まで登れば後は降りるだけなので上り坂だけ電池が持ってくれれば良い。適当に準備をして横浜から大和の辺りを抜けて246号線を西に向かったそうだ。さすがにいつも乗っているMTBよりも重くて取り回しが悪くて最低だなと思ったそうだが、ママ達はその最低な自転車に子供を2人乗っけて運んでいるのである。

 246は西に向かうに従って徐々に標高を高くする。長い下り坂の次に一直線の上り坂が立ちはだかるように見えたりで、自転車で走るにはそこそこの体力が必要だ。勿論走り慣れた人にとっては軽いウォームアップ程度の坂なのかも知れない。
ヤビツに向かう最後の坂はトンネルの手前だ。ここは登坂車線があるほどの勾配なのだが、遅い車に限って登坂車線に入りたがらない。

 高速道路で何が何でも右車線を走る輩と同じで、自分は速いと思っているのかそれとも抜かれるのが死ぬほど嫌なのか。トラックやトレーラはさっさと登坂車線によけるのだがファミリーカーみたいなヤツが道をふさぐ。なので速い車はどんどん登坂車線の方から抜いていくのだが、それでも頑なに登坂車線に入ろうとしないドライバーの気の強さに恐れ入ってしまう。

 彼はこの坂で電動アシストを活かしたそうだ。電池の予備は持っているし246でエネルギを使ってもと言う事だ。246は朝でも晩でも交通量が多いので自転車では走りにくい道だと思う。景色はのどかな雰囲気になりつつあるが大型トラックが道を揺らしながら走るこの道路の付近だけは雰囲気が違う。
頂上のトンネルを抜けると後は下り坂だ。ヤビツ峠へはこの先を右折なので余程運が良くなければビュンと曲がってはいけない。

 246号線から右折すると上り坂になるが、少し走ると傾斜が緩やかになる。でも緩やかになるだけであって上り傾斜に違いはない。電動アシストは楽なのだが速度を上げるとアシスト量が減少する。なので自転車乗り氏の足で地面にパワーを伝えた方が速かったりして。
まあ3人乗り自転車では脚力を有効に使えないのかも知れないがどうなのだろうか。

 電力の力を借りながら上るヤビツは周りの景色を楽しめる位に楽だと電動アシストの威力に感激したようだ。
ただしスピードが出せないというか出すと自転車が重くなってしまうので面白くない面もあったという。
足で上るヤビツのタイムは1時間位だそうで、これは電動自転車でも余り違わなかったそうだ。速度を出そうとするとアシスト量が減るので、結局は人力のリミットがタイムを決めるという感じか。


インピーダンス(2)(10/3)
◆ RFワールドNo.8のオンライン立ち読みでは核心部分は不明だったが、アンテナアナライザのソフトのソースがダウンロードできた。回路図無しでソースだけ読むので分かりにくいが、何をどう計算しているのか位は分かるかも知れない。

◆ 早速ダウンロードしてソースを見ると、電圧は4点を測っている。ラベルはV0P,V1P,V2PとV4Pである。V0Pがブリッジの中点電圧と書かれているのでこれは分かった。次にRxを求めている。このRxを求める式は49.9Ω×(V0P+V1P)/(V0P-V1P)となっている。
SWRはRx/50なのでRxがアンテナのインピーダンスだろう。Vpは発振器の出力電圧かな。

◆ Z0,インピーダンスの計算はV2P/(V4P/49.9)で、R=V/IだからV2Pがアンテナ端電圧でV4Pは発振器とアンテナ端を接続している49.9Ωだろうか。
次にRを求めているが、これが実数部かな。Rを求める式は(50^2+Z0^2)×SWR/50/(SWR×SWR+1)となっている。
虚数部であると思われるXは√|Zo^2-R^2|だ。

◆ V0P ブリッジの中点電圧、V1P 発振器の出力電圧、V2P アンテナ端電圧、V4P/49.9 アンテナ端に流れる電流だと思う。で、実数部はアンテナのインピーダンスとSWR値の違いから求めて、その残りの分が虚数部になる感じかな。さらに立ち読み版と合わせてみる。SWR=(Vb+Bab)/(Vb-Vab)なのでV1Pはブリッジのアンテナ端とは反対側の中点電圧かも知れないが発振器電圧(Vp)でも計算値を半分にすれば同じ事ではある。ブリッジ中点に電流が流れると値に差が出てくるが、それだと誤差が出る。

◆ アンテナが40Ωの抵抗と10Ωのリアクタンスの直列だとしよう。
この場合のSWRは約1.37になるのでそこから逆算していく。SWRが1.37なのでRXは68.5と読めているはずである。これは中点電位が0.08V弱になる。Z0は60.5Ωになるかな。抵抗分は約59Ω、リアクタンス部分は179Ω… あ、どこか間違っているな。抵抗とリアクタンスが並列だとしても約44Ωで計算が合わない。いや、計算が合わないのではなく計算に誤りがあると言った方が正しいか。
RXが50Ωに読めていたとしてもR=約48Ωになるので計算は合わない。

◆ と言うわけで深く検証しないままになっている。なおファームはこちらからダウンロードできるので考え方が間違ってるとと気づいた方はコメント欄ででも教えて頂ければと思う。
計算は上手く出来なかったが考え方としてはSWRとインピーダンスから実数部と虚数部を計算する感じだ。
この中で位相まで見られるのはブリッジの中点電圧だけで、あとは絶対電圧となっている。

◆ 三田無線方式でブリッジのバランス素子自体にリアクタンス成分を持たせてしまう方式のものが他にもあった。但しこの場合は測定周波数範囲を余り広くできない。つまり低い周波数では大きなCやLが必要なのに対して高い周波数になるとわずかな変化でバランスが変化するからだ。容量の大きな可変Lや可変Cを入れておくと、高い周波数では変化が大きくなり過ぎたり寄生容量の問題が無視できなくなる。

◆ 位相を見るならかけ算器を使う手もある。アンテナ端に信号を供給する抵抗に流れる電流とそこに印加されている電流をDBMに入れてかけ算すれば位相に応じた直流電圧が読める。


インピーダンス(10/2)
◆ アンテナアナライザという機械がある。発振器とブリッジで出来ていてSWRとアンテナのインピーダンスが測れる。ブリッジが入っているのでSWRが測れて、アンテナのインピーダンスはアンテナ端の電圧を測って換算している。電圧を測るので発振器の出力は一定である必要があり、ALCがかかっている。

◆ アンテナアナライザの中にはリアクタンス成分が測れるものがある。(旧)三田無線のものはLとCのダイヤルが付いているのでブリッジそのもののバランスをL/Cで取る仕組みだろう。それ以外のものは実数部と虚数部を表示してくれる。虚数部は表示するが極性は表示しない。

◆ この虚数部をどうやって求めているのだろうと思った。位相検出すれば虚数部は分かるがそんな回路は入っていないように見える。虚数部が表示できるMFJ-259Bの回路図を探してみるとブリッジの各端の電圧を測っているだけだった。ブリッジに入力される高周波電圧はALCのため、ブリッジの平衡はSWR表示のため、アンテナ端の電圧はインピーダンス表示のためだとすると残りは発振器の出力とアンテナ端に入っているブリッジの1辺の抵抗である50Ωの両端の電圧でリアクタンスをみている事になる。

◆ 既知の抵抗の両端の電圧をみているのだから電流が測れるがすぐにダイオードで検波してしまっているので位相はみられない。負荷にリアクタンス成分があれば電圧と電流の位相が変わるので検出できるが、ここでみているのは電圧だけだ。
SWRとアンテナのインピーダンスがアナログメータで表示されるのに対して、虚数成分はディジタル表示されている。と言う事は何らかの計算をして求めている可能性がある。

◆ SWRが1.5を示せばアンテナのインピーダンスは37.5Ωか75Ωと推測できる。アンテナ端の電圧を測ればそれが37.5Ωなのか75Ωなのかは分かる。
アンテナ端が50Ωでも実数部と虚数部の並列インピーダンスが50Ωの場合はSWRは1にはならない。ブリッジは平衡をみているので虚数部があればバランスしない筈だ。だとするとSWRとアンテナ端の電圧を比較すると虚数部が推定できるかな。

◆ 例えばインピーダンス測定が50ΩであったにもかかわらずSWRが1.5だったとする。この場合はスミスチャート上に1.5の等SWRの円を描いて、その円と50Ωの交点を見ればいい。ただしそれが容量性なのか誘導性なのかは分からないので周波数を可変してみる。容量性なら周波数を上げるとインピーダンスは下がるはずだからだ。ただし同軸線路長ゼロの場合はこれで良いがλ/4の奇数倍の線路を通すとスミスチャート上のポイントは180度反対側に行ってしまい、容量性と誘導性が逆になる。もちろんλ/4に満たない場合には180度ではなく5度だったり200度だったりする。

◆ しかしSWRとアンテナ端電圧だけで虚数部を推定しているとすると発振器とアンテナ端を接続しているブリッジの一辺の抵抗の両端電圧は何を示すのだろう。RだろうがXCだろうがXLだろうが流れる電流に違いはない。
それとも計算精度を上げるために必要なのか、よく分からない。

◆ RFワールドにはアンテナアナライザの制作記事が載ったそうで虚数部も測れるらしい。制作記事なのだから出来ましたと言うだけではなく理屈も乗っているのではないかと思うがCQ誌などだとどこ文献通りに作ったら動きました、終わり。みたいな記事もある。
でも上に書いたような推定方法だったら面白くないし、買ってみようかなどうしようかな。


バイク(10/1)
◆ 近所に250ccのホーネットが止まっている。タンクは一部つぶれて錆が出ているし、全体的に古い感じは否めない。
全く乗られていないわけではなく、たまに止まってない事があるのでどこかに出かけているのだろう。ライダーを見かける事はあまり無かったのだが、ホーネットが止めてあるなと思って何ヶ月か経った時に40歳を過ぎた位の方を見かけた。

◆ ホーネットは250ccで40馬力も出る4気筒のバイクだから低速トルクは薄いのかも知れない。今や小排気量のマルチシリンダモデルは見かけなくなったが、パワー競争真っ盛りの頃のモデルだろうか。
そのホーネットを綺麗に磨いているライダーの姿を見かけた。およそ掃除などしていない風な外観だったのだがなにやら綺麗にしている。

◆ そんなライダーを見かけてしばらくするとホーネットがKAWASAKIのバイクに変わっていた。KAWASAKIで250ccと言うとNinjyaかZ250(外観からすると)なのだがどちらなのかはよく分からない。しかし少なくともこれ以外のモデルでない事は見た目で分かった。横から見ればNinjyaかZかは分かるが止めてある所を後ろから見ただけなので今の所詳細は判明していない。

◆ マフラーはオリジナルではないような気がするのだが、じっくり見たわけではないのでこれもあやふやだ。
ライダーはスポーツ系のバイクが好きなのだろう。
ホーネットに比較すればNinjyaは仕様こそおとなしいが外見はそれっぽい。トルクもピークパワーの発生回転数もホーネットより低回転側になっているので乗りやすくもなっているはずだ。

◆ 単に速さを求めるなら400ccという選択肢もあったはずなので、車検が面倒だという理由ではなく高回転まで回る特性が好きだとかの拘りがあるのかなと思った。ホンダでも250ccの2気筒モデルはあるがそれっぽさという点でNinjyaの方が上だ。ホンダのVTRはNinjyaと少しテイストが違っている。街中を普通に走るにはVTRの方が乗りやすいなどとも言われるが、単に気筒数が同じと言うだけで競合相手にはならないのかも。

◆ そのNinjyaかZか分からないKAWASAKIのバイクもそこに止めてある事が多いので毎週どこかに出かけるという感じでもない。当然通勤用みたいな実用的な使い方でもないが、買い換える位だから走りに行ったりするのだろう。寒くなるまでのわずかなこの季節は日が落ちなければそこそこ快適だ。山の上の方とか夕暮れ以降は急に冷え込んできたりして太ももが冷えるが、乾いた空気と気持ちの良い日差しに誘われて出かけるのも悪くない。

◆ 今年は8月下旬に気温が急降下した後は残暑と言えるほどの暑い日も少ないまま秋になった。日中に気温の上がる日もあったが、夜になると肌寒い位まで気温が落ちた。昼間暖かいからと薄着で出かけて帰りが遅くなると意外に体が冷えてしまった。

◆ シグナスで諏訪湖に行った帰りを思い出す。真っ暗闇の山はジャンパを着ていても寒い位だった。真夏の日中は暑さにヘバる程だったのに山越えをする頃にはぐっと気温が下がった。なのでその後しばらくは暑い日に出かける時にも薄手のダウンをシート下に突っ込んでおいたものだ。上空に寒気が入って夕立が降った後や降りそうな時も急に気温が下がる。気温が下がり始めた当初こそ気持ちが良いなと感じるが、そのまま走っているとすぐに寒くなってしまう。