過去の雑記置き場

相対的?(2/4)
◆ 若者の車離れが叫ばれて久しい。そんな事は今更取り上げる鮮度はないのだが、老人の運転する車が増えたなぁと思う事は多々あり、それは普通とは違った運転をしているから目立つだけなのかも知れないのだが、これって老人が増えたのではなく老人以外が減ったからではないかと思ったのである。
若者の車離れは、それら若者が中年になって中年の車離れへとつながる。それでも子供が出来たから車を買おうかという人も居るとは思うし、仕事や結婚などで地方から都市部に出てきた人などは習慣的に車を持ちたいと考える。なので一定の需要は確保出来ているのは確かだ。

◆ 一方の老人世帯はというと通院や介護の為に車が必要というか、そもそも車離れをしていない世代なので普通に車に乗る。特に横浜近辺だと坂道は多いしバス路線は廃止されるしで生活が不便である。余談だがバス路線を大幅廃止した、女遊びで裁判中の前中田市長は市営バスの赤字を解消したと胸を張った。と言っても単に老人が無料パスで乗る路線を廃止するなど、福祉逆行を行っただけなんだけど。生活利便性の低下を最小限にしながらの赤字解消、たとえば公務員運転士の給料を見直すなどを行えば良かったのだろうが、単に数字を見るだけのつじつま合わせで赤字路線をカットしただけなのだから考えがないと言われても仕方がない。

◆ ま、そんなわけで老人ドライバは中々車を手放さない。速度超過運転をするわけではないが信号無視や標識は無視する。注意力が散漫で判断速度が低下しているので仕方がないと言ってしまえばそれまでなのだが、酷いものではある。先日、普通に道路を走っていた車が普通に止まった。特に左に寄ったわけではないので後ろで私も止まった。ら、おもむろにドアを開けて老婆が降り始めたのである。無駄に道路中央に止まっているので交通は遮断された。ウインカも出さなければハザードも出さないまましばらく止まり、そして何の合図もなく走り始めた。200mほど行くと一方通行の出口なのだが、老人ドライバーは知ってか知らずかそのまま逆行していった。

◆ 車に標識を判定させる事も出来るだろうし無線標識にする手もあると思うが、そうでもしないと高齢者ドライバ問題は解決しないのではないだろうか。国交省が天下り団体の一つでも作ればあっという間に実現しそうな問題だ。ITS用に700MHz帯も確保完了した事だし、有効利用の一つとして頂きたいものだ。まあ700MHz帯が欲しくて無理矢理的に理由を付けて確保したみたいな感じはある。近距離というか見通し通信が主になるので5GHz帯でも何でも良かった訳だ。天下りの威力を見せつける為に取ったみたいな感じで、無駄だなぁ。

◆ 孫さんもマトモな議論に参加するようになれれば正論も言えるだろうに、総務省を訴えるとか火を付けるとかと、およそ日本人的感覚からかけ離れた活動をしているので誰からも信頼されなくなる。
今や自治体をも敵に回した格好で、基地局建設などにも影響が出てくるだろうなぁ。自分のまいた種だから仕方がないのだけれど騙された側は仕方ないでは済まされない。それこそプライドの高い政治家や公務員に恥をかかせたのだから。

バッテリ(2/3)
◆ 先日のリチウムフェライトバッテリの事を書いた。
何故フェライトなのか良く解らないのだが巷ではそう呼ばれている。正確にはリン酸鉄リチウムバッテリとでも呼ぶのだろうか。バッテリメーカなどでも鉄の方を強調するのではなくフォスフェイトの方を名称として使うところもある。鉄(Fe,Ferrum)からフェライトが来ているのかなぁ。
リチウムポリマー系の高エネルギ密度電池が発火などの点で危険性があるのに対してLiFe系は定電流充電が可能などで取り扱いが容易だ。発火などに関しても神経質になることはない。ただしポリマー系に比較すると(当たり前ながら)重量がかさむ。このため空飛ぶラジコン系では歓迎されない。

◆ リチウム系の二次電池の進化は進んでいる。出始めの頃のリチウム系バッテリは内部抵抗が高く扱いも面倒なものだった。それが今では低内部抵抗で急速充放電が可能、寿命も長いなどのメリットが発揮されてきている。リチウム系、リチウムイオン系と言っても様々な電極材料があり特性やコストなどが異なる。小型モバイル機器用途などでは小型軽量で容量の大きな電池が好まれ、EV用などでは急速充放電特性や寿命などが重視される。リチウム系バッテリは電極材料や構造を変えることによって用途に合わせた特性を得るというか、特性によって用途を選ぶというか、そんな感じになっている。

◆ 電動工具をはじめとする高出力用途でもリチウム系バッテリは活躍している。従来のNi-MHバッテリでは実現が難しかったようなバッテリ動作機器が民生用にも使われるようになった。電動ドリルや電動ドライバにしても、Ni-MH時代とは大違いである。問題はコストが高いことで、これら電動工具の交換用バッテリを買おうとすると、安物の電動工具一式が買えるんじゃないのと思うくらいの値段なのだ。唯一救われるのは保存寿命が長いことで、たまにしか使わない電動工具でもリチウム系バッテリならバッテリがダメになるなんて事も回避出来る。
blogの方でEOSの電池に関して書いたが、これだって6千円は無いでしょうみたいな感じだ。社外品を買えば1.5千円なんだけど。

◆ リチウムフェライトは使ってみたい気もする。使うと言ってもシグナスかスカイウエイブに入れる程度しか思いつかない。長寿命と言うことなのだがセルあたり3.6Vを超える電圧をかけると壊れる。つまり14.4Vを超えられないことになるので微妙だ。スカイウエイブのバッテリ電圧は整備書上は最大が15Vに規定されている。価格は現状で1.3万円前後と安価ではないが純正国産バッテリよりは安い。中国製だと鉛が2千円で買えるので、それを考えると微妙ではある。

◆ 自己放電が少なく大電流放電が可能(リチウムコバルトなど他のバッテリに比較すると、それでも大電流放電は苦手な部類らしい)で、自動車用の鉛バッテリ代わりに積んだという話もある。
鉛バッテリと交換可能な事から中国製の電動自転車や電動原付のバッテリをこれに交換という記事もあった。何しろ重さが鉛バッテリの1/4以下に出来るのだからメリットはある。終止電圧も鉛バッテリよりも低くできるらしいので、カットオフ関係もそのまま使えるとか。ただしバッテリが満充電状態から回生ブレーキを使うと(過電圧保護のない場合は)オーバチャージになる。実はこれは一般的リチウムバッテリ搭載電動バイクや自転車にも言えて、満充電で長い坂を下るような使い方を繰り返すとバッテリ寿命が極端に短くなる。

人災(2/2)
◆ 原発事故の調査が進むに従って様々な事象が明るみに出てきている。政府などはメルトダウンなども否定して直ちに危険ではないと言っていたわけだが、現場では冷却不能によるメルトダウンの進行と爆発の危機が常に意識されていた。原子力安全・保安院の連中は早々に避難してしまい、情報伝達が出来なくなった。東電職員なども現場には寄りつかず、危機を救ったのは下請けや孫請け作業員だった。
非常時における対処法も東電従業員は理解しておらず、ベントも即座には出来なかった。

◆ 個人的に思うのは、メルトダウンからメルトスルーを起こしながらも大爆発に至らなかったのは凄いというかラッキーというか、自立安定とは言わないが無制御状態に陥った割には安定していたのかなと。逆に考えれば電源喪失時にも適切な冷却策が取られていればこのような事故には至らなかったと思われる。
事故調査によれば消防ポンプを使った注水に関して、東電側の誰しもが「私は担当ではない」と逃げてしまったとされる。この一つの原因はマニュアルに消防車などの活用事例が書かれていなかったことだという。あのね、公務員じゃないんだから自分の頭を使おうよ、と、言いたい。

◆ 車のエンジンオイルは1万キロごとに交換することとマニュアルに書かれていて、しかしトリップメータを見たら前回交換から1万1km走ってしまっていた。どうしよう、マニュアルには1万1kmの話など書かれていない。すぐにJAFを呼ぼうか、それともバックで1km走ってトリップを戻そうか(注:今の車はバックしても戻らないのであしからず)とあたふたしてしまう、そんな感じだ。
電源が落ちて計測器類が使えないから何も出来ないと手をこまねくのも、実に今風だと感じる。電圧計がないから電池の電圧が測れません、電池があるのか消耗しているのか解りませんみたいに諦める(自称)エンジニアは少なくない。3Vを超えれば電気分解が起こるから、電池が複数個あれば直列にして舐めてみるとか、LEDをつないでみるとか、抵抗をつないで発熱を見るとか、あるもので何とかしてみようという考えがない。

◆ 政府がいちいち指示を出しているし、斑目だか出鱈目だか解らないあの人も必ずしも的確な判断をしていない。それに現場が振り回される場面もあり、一体誰の言うことが正しいんだよみたいな感じで混乱する。そもそも総理を含む政府関係者は原発素人も良いところな訳で、詳細な指示など出せるはずがない。しかし指示をしないと誰も何もしない訳で、やがて原子炉燃料は溶けちゃった。
福島原発だけではなく、全国に点在する原発で何かが起きれば福島と同じように混乱するだろう。
確かに何も起きなければ安全性が低いとは言えないのかも知れないし、今までも小規模な事故はうまく隠蔽してきた自負(?)もあろう。だが大規模な事故時における対応能力の欠如は福島原発で見事に証明された。じゃあ電源さえ落ちなければ良かったのかと言えばそうではない。事故対応や原発制御の基本的部分がダメなのである。

◆ 普通に考えればこれだけの大事故を起こしたのだから以降原発は安全性が確保出来るまで停止するとなるだろう。スペースシャトルだって一度事故を起こすと長期にわたって計画が延期される。だが日本の場合はそうではなく、止めるどころか明確な対策も行わないまま再稼働に向けて工作を始めるのだからたまらない。

情報(2/1)
◆ クラウド全盛である。iOSはiクラウド無しでは完全な機能を発揮しないとも言われる。Androidもgoogle側との同期を切ってしまうと機能半減とは言わないが使いにくくなってしまう。こうして情報は一点に集められるわけで、それが個人の住所や電話番号程度だったら関心を示す人も多くはないだろうが、経済を動かすような情報や新製品開発に関する云々だとしたらどうだろうか。今や構文解析システムによってメールやメモやスケジュールの中身をチェックするのも難しくはない。自らに関係のありそうなワードが抽出されて盗み見られているとしたら危険な感じがする。

◆ ドコモの電話帳やスケジュールのバックアップにしてもこれは同様だし、オートGPSに至っては事業者側が特定の個人の行動を把握しようとすれば出来てしまうシステムなのである。PSのIDや電話番号とGPSデータを紐付けることは出来ているのだから、それを時系列的に並べるなどすれば簡単だ。情報の第三者への提供こそ行われていないが、内部ではその情報が蓄積されている。
不良公務員にGPSケータイを持たせるなんて話もあった。前科者をGPSで追跡というか管理という話もある。もしも裁判所がドコモにオートGPSデータの開示を命令したら、ドコモはそれを提出するのだろうか。それともログは一切取っていないとでも言うのか。

◆ 事業者しか持っていないはずのデータではあるが、事業者以外がこれらを引き出すことも不可能ではない。決まったサイトに登録させるなどの行為から得られる固有情報や、そこからダウンロードしたアプリによって収集されるデータなどを登録者名と紐付けておくとデータが増えてくる。完全な個人特定に至るかどうかは保証出来ないが、繰り返しデータを収集すれば情報の正確性は上がる。
Androidの場合は様々な機器メーカが組み込みを行うがiOSはAppleの手中に全てがある。WindowsだってMicrosoftしか知らない裏口がある説なんかが飛び交ったことがあった。フリーのOSなどであればそれを検証する事も可能だが、門外不出のものでは外部からそれを探し当てる以外に見つける方法はない。

◆ スケジュールやメモ帳に書く内容を暗号化するなんて本末転倒というか、ちっともメモにならなくなってしまう。企業によってはケータイやスマートフォンのメールは通知だけに使い、あとは企業側のWebメールや自前クラウドにアクセスさせるという所もある。何を信じて良いのか、何が信じられることなのか、大規模な一元管理システムは便利でもあるし恐ろしくもある。

◆ 外部に接続する、要するにクラウドなどを使ったシステムには重要な情報は載せないという人も居る。情報は自前で管理という、利便性をある程度犠牲にして自動同期などを切り離そうというやり方だ。この場合は古いシステムの方が自由度が高いわけで、それこそ最新のOSだと、どこからどこまでがどこに蓄えられているのかも良く解らなかったり。だから紙と鉛筆が良いんだよ、なんて人も少ないとは思うが政治家が使っていたスマートフォンから情報が漏洩なんてニュースが出てこないとも限らない。そうでなくてもウイルス感染などで情報がばらまかれたりと、管理がテキトーな議員連中が多いのに。

先月分はこちらです