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過去の雑記置き場


中韓資本のメガソーラー(9/1)
サブ回線は必要なのか(9/2)
サブ回線は必要なのか(2)(9/3)
ゴミ捨て代(9/4)
コモアしおつ(9/5)
殺伐とした都市(9/6)
抵抗とカラーコード(9/7)
キャベツの収穫(9/8)
パチンコ(9/9)
検索順位を買う人々(9/10)
ブレーキ容量(9/11)
賽銭論(9/12)
ミリ波とPHS(9/13)
決済手数料(9/14)
昭和の女子従業員(9/15)
古い事は知らない(9/16)
IP通話アプリ(9/17)
セルフレジ(9/18)
iコンシェル(9/19)
古い話(9/20)
自給自足(9/21)
700MHz帯(9/22)
インボイス制度(9/23)
日本中国専用車(9/24)
進化したもの(9/25)
非球面レンズ(9/26)
信頼性とか耐久性(9/27)
タイニールームはサンクチュアリなのか?(9/28)
加振試験は大変(9/29)
高効率白色LED(9/30)


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高効率白色LED(9/30)
◆ 青色LEDの発明は偉大であり、それによって様々な色のLEDが開発された。様々な波長のLEDがあるのは、蛍光体を使ったものがあるからだ。LED自体で発光波長をコントロールすることも出来るが、その波長の色を出せないものもある。こうした色の要求に対しては青色あるいは近紫外LEDで蛍光体をドライブするような方法が採られる。赤外線LEDで蛍光体をドライブする方法もあるが、今は余り使われていないのではないかと思う。

◆ 白色LEDも当初は白色発光の蛍光体をドライブするとか、RGB方式で色を混合するものだった。しかし現在の高効率白色LEDの多くは青色のLEDで黄色の蛍光体をドライブしている。

◆ 黄色は赤と緑の混合なので、その混合された黄色と青を加えるという感じだ。じゃあ赤と緑は不要なのかというと、発光スペクトルがブロードなので白く見えると言えば良いだろうか。波長的には青と黄色の間には緑があるのだが、白色LEDはシャープな青のスペクトルとブロードな黄色のスペクトルで出来ていると思えば良い。

◆ これはLEDの話ではなく星の話なのだが、何故緑色に見える星が存在しないのかの解説だ。LEDのようにシャープなスペクトルを持つ緑だけの成分で発光する星があれば別だが、いわゆる色温度として白色光を見ていった場合は青から赤に変化する過程で緑は存在しないことになる。

◆ 3原色方式の蛍光灯が高効率で明るいとされたが、これは3原色以外の成分は人間は関知しないので、不要な成分を取り除いて3原色のパワーに充てる事で高効率を実現した。3原色を混ぜればその色になるが、予め交ざったその色の成分は不要だと言うことだ。

◆ 高効率白色LEDも、なので、もしかしたら、人間以外の生物なり非生物が見たら白くは見えないかも知れない。人間が見るにしても演色性などの点では、全スペクトルの出ている白色光より数値が悪くなる。

◆ 蛍光体を使うと蛍光体の寿命の問題があるがこれは具体的に評価されてこなかったそうだ。しかし現実的には蛍光体の劣化によってスペクトルが変化し、色合いが変わって見える例がある。この事から高演色性のLEDでは色的な寿命を記載するものがあるそうだ。

◆ 蛍光体の寿命が先か、LEDそのものの色変化が先か、あるいはLEDのパッケージ樹脂の色変化が先かと、様々な要因でLEDの色と光度は変化する。一時期はドライブ回路の信頼性がLEDのそれを下回ると言われていたが、電解コンデンサの不使用などで信頼性を向上させ、ついにLEDデバイスの寿命を語る時になったというわけだ。

◆ 室内照明器具で色温度可変型のものがある。蛍光体方式では色温度を変えることが出来ないので、複数のLEDを搭載してそれぞれの輝度を変えたり、白色光と暖色のLEDを付けて点灯配分を変えたりする。RGB型ならどんな色でも出せるが、発光効率が低下するので照明器具用としてはデメリットになってしまう。


加振試験は大変(9/29)
◆ 車載用やポータブル機器は振動試験を行って信頼性を確保する。加振機はそれぞれの機器の大きさに合わせて様々だが、小型の電気式のものはスピーカの親分みたいな感じのものだ。

◆ 加振対象が大型のものになると油圧などで振動テーブルを動かすので、地震を体験する装置みたいな感じになる。振動試験を何度か経験すると、その機器や基板を見ると吹っ飛ぶ部品が分かるようになる。足の太さに比較してボディの大きなトランジスタとか、基板にピッタリ付いていない電解コンデンサなどがはじき飛ぶ。

◆ 通常の振動では揺れるくらいだが、共振すると振幅が大きくなって足がもげて部品がすっ飛ぶ。実装方法などで解決が難しい場合は接着剤で固めるなどの対策を採る。基板同士を接続している線も共振すれば暴れて、コネクタが徐々に抜けてきたりもする。

◆ 民生用の機器でも振動対策を施すのだから、航空機用とか宇宙用の機器は大変なんだろうなと思う。ロケットは静かに飛ぶイメージだが、実際には振動が結構大きい。特定の振動周波数への対応であれば難しくはないが、振動周波数幅が広いと面倒になる。

◆ 積層セラミックコンデンサは圧電体なので、交流を流せば振動するし振動は電圧を発生させる。この音の問題はなかなか面倒で、基板に実装すると基板が振動板となってより音が響くようになる。

◆ 電気自動車用のインバータなども音が出やすいので、設計者はきっと苦労している。車内にスピーカから音を出すような仕組みを搭載した車もあるが、出したくて出す音と出てしまう音では違ってくる。

◆ スマートフォンなどは集積度が高く、部品によって基板の剛性が上がるので振動に強くなる。大きくて機械的強度が弱い部品は振動するし、カメラのレンズなども振動しやすい。レンズの駆動回路は非動作時はそれを短絡するなどしているだろうが、元々可動部分なので動きやすい。

◆ 今は余り見かけなくなったが、シールドケースがスポンジ的なもので押さえられているのも、(導電性のスポンジでない場合は)振動対策かも知れない。シールド板が共振したらすぐに外れてしまう。

◆ ずっと以前から使っていて、今は後方用として使っているドライブレコーダはmicroSDスロットが壊れた。小さな部品をバネで押さえているだけの簡単な構造で、普通は壊れないと思うのだが壊れた。機械的な不良があったのか騒動が原因なのかは分からないが、可動部のあるものは振動にも弱くなる。

◆ 車載用だとディスプレイのスキャン速度も気にしなければいけない。スキャンが遅いと振動で字が読めなくなってしまうからだ。この辺りは各社社内の規定があり、それを満足するように設計しているはずだ。

◆ 自動車用は温度範囲も広く取らなければいけない。モバイルバッテリーを車中に置いたら発火したみたいな話があるが、特に充電式の電池を使う場合は安全マージンを大きく取らないと、発火しないまでも寿命が短くなる。おそらく自動車用の電池内蔵機器は、温度の上下限を設けてバッテリーを切り離すなどしているはずだ。


タイニールームはサンクチュアリなのか?(9/28)
◆ 都内の安価な賃貸住宅、寝るのに最低必要なスペースしかなく、トイレとシャワーと小さな洗面台兼キッチンがあるのみだ。しかし駅までは近く、コンビニもある。昼間は仕事や学校に行き、家には寝に帰るだけならこれで十分というわけである。

◆ もう少し広いスペースだとビジネスホテルくらいになる。いわゆるワンルームのマンションで、20平米から30平米くらいの床面積になる。一人で住むのにちょうど良いと言うほど広くはないが、ベッドを置いたとしてもわずかにスペースが残る。

◆ なのでデスクを置くことも出来るし、収納家具も置くことが出来る。マンションだと細長い部屋が多くなるので、ベッドは部屋の長手方向を向けなければ置くことが出来ない。置く場所がないからものを増やすことが出来ず、ものが増えないので部屋が散らかりにくい。

◆ 普通の戸建てだと狭い家というのは余りないが、別荘だとワンルーム的な間取りの所もある。LDK+寝室くらいで、双方が6畳相当〜8畳くらいかLDKのみ12畳くらいの広さだ。このほかに納戸と浴室とトイレがあり、1〜2人で住むのにちょうど良いくらいだ。

◆ 山小屋風の1部屋と別に風呂とトイレと小さなキッチンみたいな間取りの所もあり、リビング兼寝室兼書斎みたいな、手を伸ばせば何でも取れるくらいのサイズ感が住みやすいという人もいる。もちろん広い所に好きな調度品を置いてと言う暮らし方もあるが、無駄を省くというのか、ミニマリストと言うほどではないにしても必要なもの以外は持たないことが豊かであるとする考え方の人が増えているとか。

◆ まあ必要なものがあれば必要な時に買えば良くて、それが不用になれば売ってしまう。こうすることで無駄な収納が不用になり、無駄なコストが必要でなく、結果として豊かだと言うことだ。

◆ 私にしたら耳の痛い話で、山の中で暮らす為には何でも取っておいた方が良いのではないかと、それこそ木の切れ端すらも地下に放り込んである。熱帯魚を買った時の発泡スチロールの箱も、地下に10個くらいあると思う。何に使うというわけでもないのだが、水耕栽培の時とかペンキ塗り道具を洗ったりする時に使い、使い終わったら捨てている。

◆ ここは特に地下(床下)が使えるので、使うか使わないか分からないものは皆地下に放り込んである。その意味では家具などは増やしていないし、本を捨てたりして要らぬものは減らす方向ではある。何かを買ったら何かを捨てるか、捨てないで地下に放り込んでおく感じだ。

◆ 工具などはどうしても増えるので、これも地下に置いている。地下は比較的乾燥しているのだが、たまに油を付けたり掃除をしたりしている。地下がなかったらどうなるかだが、置く場所がないのでものを増やさない方向になるか、あるいは物置的なものをどこかに置くかするだろう。

◆ 猫関係とか熱帯魚関係の色々なものがあるので、それらを飼っていない家に比較すればものは多くなる。猫砂とかキャットフードなど、ある程度のストックは持っているので、それの置き場も必要だ。


信頼性とか耐久性(9/27)
◆ H3ロケットが自動車部品の信頼性と同等の部材を使ったとニュースになった。宇宙用の部品は信頼性の確保の為に全数試験が行われたり、通常とは異なるパッケージに入れられたりする。

◆ 試験項目などは様々なのだが、こんな試験を全数行ったら試験を行うことで信頼性が下がるんじゃないの?みたいな話もあった。今でもあるのかも知れないが、防衛庁規格(今なら防衛省か)みたいなものもあって、これに準拠させると部品や機器代が100倍くらいになる。

◆ 値段が100倍だから信頼性が100倍かというとそうではなくて、しかしいわゆる民生用よりは信頼性が高い。機器類では組み立てや半田付けも専門の人が行うし、半田の量なども管理される。部品自体に大きな違いは無いが、規格を満足していることを証明する計測が行われる。

◆ 自動車用の部品でも信頼性が低いと言うことはないが、過去には電解コンデンサの不良によるECUの動作不良が多く起きた。トヨタなどの一部車種では電解コンデンサでタイミングを作っている部分があって、電解コンデンサの容量変化で動作がおかしくなった。その他電源部の電解コンデンサの不良で電源が発振したりリップルが増えて不安定になることもあった。

◆ しかしそうした部品の寿命を除けば、比較的マージンの取られた設計故に故障率は高くはない。部品数が増えれば信頼性は低下するが、数十年前の計測器が動いていたり、部品数は少ないとはいえ昭和中期のラジオが動くのだから、部品に信頼性はある程度高いと言える。

◆ トランジスタなどが壊れる原因として、パッケージの不良による湿気の混入がある。エポキシ封止のパッケージと金属製の電極の熱膨張率などの違いからスキマが生じ、湿気が入って半導体がダメになる。これは初期のICでも同様のことが起き、高信頼性が要求される用途にはセラミックパッケージが使われた。

◆ 自作の機械が壊れるのは無理な設計の為だ。定格を守らなかったり、熱設計の問題だとか半田付けの信頼性もある。とは言っても普通の部品を普通に使っている限り壊れることは希だ。壊れたとしたら、次は壊れないように作ることが出来るので自作品の信頼性は上がっていく。ワンチップの周波数カウンタのLSIの出始めの頃に作った周波数カウンタがあって、ジャンク箱の中から発掘したそれに電源を入れたら動作して、逆に驚いたなんて事もあった。

◆ 自作なので無理を承知でと言うか、この発熱では壊れない方がおかしいよなと思いながらも使い続けるみたいなことはある。耐圧が足りないけれど他に部品がないから、壊れるか壊れないかやってみよう、みたいな事もある。

◆ それ以外では壊れないなぁ、自作品でも何でも。電気柵用の電源は一度壊れた。FETが壊れていたが原因は不明だ。誘導雷のサージとか、そういったものかも知れない。FET自体に特別な保護は入れていないのだが、通常の使用で壊れるような電圧も電流も流れない。

◆ これが度々壊れるようなら回路を見直すが、中華HIDのバラスト流用のCDIを改造した電気柵用電源にしては長持ちしている。壊れたときのために、もっとちゃんと作った予備も用意してあるが、予備機の出番がない。


非球面レンズ(9/26)
◆ スマートフォンや薄型ディジタルカメラには非球面レンズが必要だ。極端な形状の非球面レンズによって、対物レンズと撮像素子間の距離を小さくしている。しかしこれはカメラ用として開発されたのではなく、元々はHMD(ヘッドマウントディスプレイ)用だったとの記事があった。

◆ HMDではディスプレイ目の距離を近づける必要があるが、球面レンズでは限界がある。フレネルレンズ的なものを使った例はあったそうだが、見え方(画像品質)の点で不満が多かったそうだ。

◆ そこでフレキシブルなフレネルレンズを曲げたような形状が考案されたが、当時の技術では製品化までは至らなかったのだとか。製品化されたのは2015年頃だと言われるのだが、個人的にはもっと古くからあったのではないかと思っている。

◆ プラスチック製非球面レンズは、レンズ付きフィルムに使用された。非球面レンズ1枚で満足な写真を写すという、ある意味凄いものだった。これも非球面レンズ無しには実現できなかったことで、レンズ付きフィルムが登場したのが1980年頃である。

◆ プラスチックレンズは素材で光学特性が大きく変わる。耐久性や加工性や光学特性が研究され、専用の材料も開発されている。これを複雑な形状に成形してレンズとして使う。極端な非球面構造は撮像素子上に結ぶ像だけではなく、フレアなどの原因となる撮影範囲外の光をどこに逃がすかも重要だ。

◆ 夜間撮影性能を謳うスマートフォンが多いが、iPhone14(かな)は照明のゴーストが撮影範囲内に入ってしまうことが問題視された。収差を抑えながらも小型化しなければならず、更には明るいレンズが求められ、撮像素子の高画素化に耐える特性も必要だ。

◆ あの小さなカメラユニットの中にはぎっしりと技術が詰め込まれていて、今後更に光学特性の改善が見込まれる部分でもある。ペリスコープ式の光学系を使ったスマートフォン用望遠カメラを搭載するモデルも増えた。古くはコンパクトデジカメの薄型化を実現する為に採用された

◆ 当時のディジタルカメラは非球面レンズを1枚あるいは2枚使ったものが多かった。その後ズームレンズ搭載機が発売され始めるものの、焦点距離の可変幅が小さい割にレンズが出っ張るなど、携帯性を犠牲にするようなものが多かった。そこでペリスコープ型が考案されたわけだが、収差などの光学特性が良好とは言えなかった。

◆ DiMAGE-Xは2002年に発売され、約200万画素のCCDと35mmフィルム換算37mm-111mm相当の3倍ズームを搭載した。価格は7.2万円、記録用にはSDメモリが使われ8MB(GBではない)品が同梱された。今でこそ同等以上のカメラがスマートフォンに搭載されているが、小型化に貢献したのはレンズ設計の力だ。

◆ その後は余り使わなかった屈折光学系だが、ディジタルカメラのボディを薄くする為にレンズを横方向にずらして格納する仕組みなども使われた。撮影時には撮像素子の前方にレンズを配置するが、格納時には横方向にずらして格納することで、厚みを抑えようとした。


進化したもの(9/25)
◆ 半導体類の進化は著しい。CPUにしてもメモリにしても、フラッシュメモリにしても今やハードディスクを超える勢いだ。微細配線化によってダイサイズが小さく集積度が上がり、大規模ロジックが安価に作れるようになった。

◆ ICの価格はチップのサイズ、すなわち土地代である。微細配線化によってチップのサイズを変えずに沢山の回路を突っ込んでも、デバイスの価格は余り変わらない。もっとも微細配線用のマスク/レチクル代が高額になるので、量産しないと価格が下がらない。

◆ 高集積化という点に関しては別のチップを積層する方法が採られる。配線長が短く出来るとか、実装面積を少なく出来る。内部配線に要する手間がいるのだが、パッケージ代の節約も出来る。小さい面積のチップの割に配線数(端子の数)の多いデバイスなど、パッケージ代が割高になってくる。

◆ 半導体デバイスと言えばそうなのだが、撮像素子の性能向上も凄いものがある。CMOS撮像素子が出来た当時の画像は酷いものだったが、今やもの凄く性能が良くなった。20年前のCMOS撮像素子はこんな写真しか撮れなかった。

◆ スマートフォン内蔵カメラに関してはレンズ性能の向上もある。この辺りは光学特性の計算の最適化やシミュレーション、(プラスチック)レンズ加工技術の向上がある。従来のレンズ形状では薄型化は困難で、非球面どころの騒ぎじゃないような形状のレンズが使われている。

◆ 発光素子では青色LEDの発明で世の中が変わった。LCDのバックライトが白色LEDになり、従来のELやFLが姿を消すことになる。LEDの高輝度化は照明の世界も変えてしまう。白熱電球はおろか蛍光灯さえも駆逐してしまったLEDは、発光効率も輝度もどんどん高くなってきた。

◆ 半導体類ではないがバッテリーの進化も大きい。と言ってもリチウム系の電池は30年近く前にもあった。ドコモが当時の携帯電話に使ったのだが、発火事故か何かで回収騒ぎになった。カナダのメーカだったかなぁ、記憶が曖昧だけれど。

◆ その後金属リチウムではなくリチウムイオン系のバッテリーが開発されるのだが、安全性その他の問題もあって実用化はずっと後になる。携帯電話などもNi-MHバッテリーが使われていて、Li-ionバッテリーは高性能だが使いにくいと言われていた。

◆ Li-ionバッテリーはノートPCで使われ始めたのだが、充電制御の電圧精度が悪かったこともあり、充電器を接続して使っているだけで壊れてしまうのが半ば普通だった。発火事故こそ余り聞かなかったが、大手メーカが勝手に壊れる電池システムを作っていたのだ。

◆ この、充電器を接続しておくだけで勝手に壊れてしまう電池は、その後何年も放置される。充電制御デバイスが進化したのは、スマートフォンにLi-ionバッテリーが使われるようになってからではないだろうか。何故PCメーカがバッテリーの性能や特性を理解しないまま製品化したのか不思議だし、よく発火事故が起きなかったものだと思う。


日本中国専用車(9/24)
◆ アルファードなどは日本と中国がメインマーケットになる。以前は欧州でもMPV(MultiPurposeVehicle)としての市場があったが、今はSUVに変わってしまった。これは日本でも同じで、ワンボックスブームからコンパクトカーブームとなり、コンパクトSUVも売れている。

◆ 中国ではワンボックス=商用車で格好悪いものとして見られていた。しかし徐々にショーファードリブン用と割り切る文化が生まれ、だったらワンボックスでもバスでも良いじゃないかとなった。そしてそこに市場を開拓したのがアルファードだったわけだ。

◆ 中国メーカはワンボックス市場が膨らむとなれば、すぐにアルファードをコピーし始めた。厳ついグリルはより迫力を増し、LEDをちりばめたような内装など、大きさと派手さを競うようになる。それはエレガントとは対極にあるようなスタイルで、実際アルファードよりも迫力がある。

◆ 欧州などの自動車雑誌では、ワンボックス乗用車発祥が中国であるような捉え方もあり、MPVでもバンでもない独自の進化を遂げたものだと書いたものもあった。なのでアルファードのモデルチェンジは、中国市場の影響を大きく受けた、みたいな見出しで紹介されたという。

◆ 韓国人は何でも自分たちが発祥だと言い張る。自分でそう言い張らないと世間は誰も認めてくれないし、自分でアピールした所でそんなの嘘でしょと言われる。ワンボックス乗用車をヒットさせたのはホンダですよ、オデッセイって聞いたことは無いですかと言った所で、そんなの知らないよで終わってしまうのかな。

◆ 中国の市場は巨大であり、その中国市場で売れている車は注目される。対して日本市場は大きくはなく、日本車の多くは輸出されて販売台数を稼いでいる。となると日本専用車の影は薄くなり、それは海外に殆ど輸出されない軽自動車と同じなのだ。

◆ WebCGでは次のような記述があった「誰もが最初に衝撃を受けたのは、やはりフロントグリルだった。前述の1人目のセールスパーソンは「どこか2000年代の『クライスラーPTクルーザー』を思い出すね」と感想を述べた。いっぽう彼の同僚は、手でその形状を表現しながら「トロッポ・チネーゼ(あまりに中国的だ)!」と言い放った。」
◆ 国内では多くがタクシー用途になっているが、それでも年間8千台以上を売るのだから一定のマーケットがある。殆ど売れなくなっていたベルファイアは、多少パーソナル色を強めた扱いになっていたが好まれなかった。モデルチェンジ後のベルファイアは価格が高めと言うことはあるが、グリルをより厳つく仕上げたことが好評なのだとか。

◆ ワンボックスは造形などの点から比較的安く作れるのだが、内装や装備で儲ける構造が出来ている。フロアマットが十数万円のオプションだそうで、この辺りでディーラが儲かる。ちなみにランボルギーニだとオプション代が軽く1千万円を超えたりする。

◆ 昔からオプション扱いが比較的多かったのがBMWで、フロアマットや愛車セットくらいしかなかったのがBENZだった。なのでBENZは並行車とディーラ車の価格差が大きかったのだが、今はだいぶ差が少なくなってきているのではないかと思う。


インボイス制度(9/23)
◆ インボイス制度によって税収は2.5千億円ほど増えるのだそうだ。しかしそのために民間が失う労力のコスト換算は数兆円にもなると言われる。財務省にしてみれば民間がどうであろうが関係はない。税収が増えて支出を増やせれば予算規模が拡大できた事になり、俺たちは立派な仕事をしたんだと悦に入る事が出来る。

◆ インボイス制度は間違っていないというか、製造から販売までの税の流れを示す書類になる。勿論それを税務署が調べるなんて事は普通はなくて、そんな事をしたら税務署職員数を現在の100倍にしても足りない。

◆ これを行うのなら電子請求にして税務署が管理すれば良い。全ての法人あるいは個人の会計情報は税務署に集める事が出来るので、どこからの品物がどう流れたときに税金がいくら納められたかを、電子集計すれば自動的にクリアになる。

◆ もっともそうしなければいけないシステムを作ってしまった財務省が能無しだったともいえる。消費税がかかるのを最終消費だけにすれば、消費税を預かるのは小売店だけで良い。小売店登録した小売店は、最終利用者に品物を渡すときに消費税を取って納める。製造業者も中間業者も消費税にはノータッチで良い。

◆ 最終利用者が何なのかは議論の余地があるのだが、現状では企業の設備にも消費税がかかっている。しかし消耗品以外は、消費していると言っても償却資産なので、消費税をかけなくても良いはずだ。まあ最終消費を個人に限定すると税収が大きく減るから財務省は嫌だろうな、経団連は大喜びするだろうけど。

◆ 企業から消費税を取るのが面倒なのは、支払い消費税(何かを買ったときに、売主に対して払っている消費税相当額)と預かり消費税の両方があるからだ。例えば売り上げが500万円の八百屋があったとする。消費税8%を取っているので、納税額は40万円になる。しかしその年には仕入れに使うトラックを買った。トラックは1千万円だったので、消費税は100万円払った。これは仕入れで払った消費税ではないのだが、会計上は消費税の還付対象(支払い消費税の方が大きいため)になるはずだ。(自信なし)
◆ 消費税のシステム自体が合理性に欠ける部分もあり、それを又面倒な仕組みでクリアにしていこうとする所に役人の頭の悪さがある。彼らは生産的かどうかなど全く気にしないし、日本の景気がどうなろうが、それは俺たちの仕事とは関係ないよという。

◆ 企業会計にしたって、自動化を妨げる会計士や税理士関連団体と国税の利害が一致したみたいに、これは昔から言われている。いかに複雑な事をやらせて専門業者(会計士や税理士など)に利益を流すか、専門業者がやればそこでチェックが出来て、税務署の仕事が減るであろうという部分がうまくマッチしている。これが自動会計処理となれば、税務署員はソフトウエアの仕様を知る必要が出てくる。

◆ そうそう、インボイスがらみでアフィリエイターが面倒な事になっているという記事があった。広告配信会社はアフィリエイターに適格請求書発行事業者登録番号を教えろと言ってきたとか。確かに広告配信会社から個人が金をもらう事になるので、適格請求書発行事業者登録番号が必要になる。そしてこの広告配信会社は月額取引料にかかわらず全ての個人は適格請求書発行事業者登録番号を登録しろという事らしい。だから楽天アフィリエイトのように、現金払いではなくポイント払いにすれば良いんだよなぁ、今はポイント加算方式が多く、これは現金と違い勝手に失効させる事の出来るメリットもある。


700MHz帯(9/22)
◆ ソフトバンクが900MHz帯の割り当てを受けるまでにはもの凄い苦労があった。しかし楽天への700MHz帯の割り当てはすんなり決まる。700MHz帯をドコモが発掘しなければ、既存事業者の使う周波数帯を奪ってでも楽天に割り当てようとした。

◆ この違いが天下りの差であり献金の差である。当時孫さんはこうした事に直面し、ウチは天下りは受け入れないと反旗を翻した。たぶん総務省あたりから、人事を考えてくれるのなら有利に話を進めないでもないよ、位の事は言われたのだろう。

◆ 孫さんは叩き上げだが三木谷氏は違う。裏で手を回したり金の力にものを言わせて立ち回るタイプだ。なので700MHz帯もすんなり手に入れる事が出来るわけだが、自分で努力したわけではないので経験値が足りない。カネで自民党を仲間にしたと言う事は、その金がなくなれば見放されると言う事でもある。

◆ そもそも700MHz帯を割り当てた所で、それを整備する金がない。DIAMOND誌は解体へのカウントダウンと書いている。今年は大丈夫だとしても、来年は持ちこたえられないかも知れない。既に国内投資家は楽天の債権は買わず、金を集める事が非常に難しくなっている。

◆ 単に空いているバンドを割り当てるのとは違い、今回の700MHz帯の割り当てでは既存無線局への影響もある。それを、実質的に投資の出来ない状況に陥っている企業に割り当てようというのだから異常だ。通常の周波数割り当てでは事業者の財務状況や今後の整備計画などを審査する。しかし楽天に関しては、割り当てありきで話が進んだ。

◆ もしかしたら自民党主導で楽天の売却話があるのかも知れないが、総務省は過去の失敗も踏まえ帯域を割り当てた事業者が消滅してしまう事を極度に嫌う。EMやWILLCOMはソフトバンクが吸収したが、そのソフトバンクだって投資失敗中なのだから楽天を買うには至らないだろう。

◆ グループの切り売りで楽天が生き残ったとしても、5G同様に700MHz帯の整備は進まない、いやカネがないので整備したくても出来ない状況が続く。形だけはやりましたよと言うだろうが、実際にはローミング頼み。

◆ これはソフトバンクもそうだったのだが、700MHz帯の割り当てを受けた事によって言い訳のネタが減る。これまでは700MHz帯がないから仕方が無いと言っていたのだが、それが割り当てられてもエリアが広がらないとしたらユーザはどう思うか。

◆ ソフトバンクも、800MHz帯がないから仕方が無い、他社より沢山の基地局を建てた(嘘)がエリアが広がらないと言い続けてきた。800MHz帯が割り当てられれば、既存基地局はすぐに対応できる、エリアはすぐに広げられると言った。

◆ しかし実際には900MHz帯が割り当てられてもなかなかエリアが広がらず、やっぱりソフトバンクはソフトバンクだねと言われたのである。現時点でも基地局数は大手2社よりかなり少なく、エリアでは差が出来ている。エリア重視で考えれば基地局を増やす事は出来るのだが、経営的に考えると最小の基地局で最大の効率を得なければいけない。WILLCOMを買い取った後に、基地局が多すぎると言って間引きを始めたのも同様だ。


自給自足(9/21)
◆ この別荘地内でも家庭菜園的、いやもっと本格的に野菜や果実を作っている人がいる。平坦地の少ない山なので斜面に畑を作ったり、段々畑風に耕してあったりする。自分で食べるだけの分の野菜は少量で良くて、何種類かの植物が植えてある。

◆ うちでは水耕栽培のトマトを育てた事があったが、水耕栽培は簡単だ。簡単に、食べきれないほどの量が収穫できるようになる。その後プランターで育ててみたが、これはうまく行かなかった。水耕栽培は培養液のコストはかかるが、育成は凄く簡単だ。

◆ 地植えで野菜を育てた事は未だ無い。南斜面は日当たりが良いので野菜は育つと思うのだが、耕したり少し平らな所を作ったりしなければいけない。どうせなら鶏も放して虫や雑草を食べて貰いたい所だが、そのままにしておくとタヌキやイタチに食べられてしまう。

◆ 鳥を守る為に犬を飼うとかすれば良いのだろうが。この山の中には日中でもタヌキやアナグマがウロウロしているのだから、彼らにとって美味しい餌がうろついていれば、パクっと食べてしまうだろう。

◆ 農作物にしても鹿の害は深刻で、ネットを張った所でそれに穴を開けられてしまう。金網なら大丈夫だとは思うが、ネットには草が絡みついたりするのでメンテナンスも大変だ。電気柵は鹿に対して極めて有効だが、より小型のタヌキなどは平気でくぐり抜けてくる。ウチではタヌキが食べるようなものは栽培していないので被害はないが、農作物によっては食べられてしまう。

◆ この辺りで作られているのはにんじんやトマト、芋類、大根、枝豆、トウモロコシなどだ。いずれも沢山植えてあるのではなく、数本が植えてある。その野菜類の収穫が終わると次のものが植えられるという感じで、季節ごとに色々栽培される。

◆ 山を下りると畑や水田があるが、そこで作った作物を出荷するであろう畑とは別に、自家用なのかなと思う小さな区画があったりする。そこには枝豆だとかトウモロコシだとかキャベツやネギ類が少量植えてあったり、小さな温室が置かれていたり(何が作れているのかは不明)する。

◆ 畑を持っている方はその片隅で、自家用の野菜を作っているのだろう。こうすると少なくとも野菜類(農業の方だと米も)自分で作る事が出来る。少量生産だで自家消費できない分は農の駅などで売って貰えるのかな。農の駅は道の駅のバチモンみたいなところで、生産者名の入った野菜などが売られている。

◆ 価格は高いものもあれば安いものもあり、珍しい野菜だとか加工食品なども置かれている。その時々で品物の品種も数も違うので、生産者がそれを収穫したら農の駅に持ってくる感じなのかなと思う。他には、おわゆるB級品なども置かれている。色や形の悪い野菜だとか、少し傷が付いたリンゴとかも。

◆ 自家用に栽培しても、一度に沢山収穫できたから売るとか、畑によっては無人販売所みたいなものが作られていたり、もう少し規模の大きいというか小屋のような中で野菜を売っている所もある。ここは一度見てみた事があったのだが、結構値段が高かった。観光客用の店ではないと思うのだが、有機農法による野菜とかそういうものだったのかも知れない。


古い話(9/20)
◆ iコンシェルも古い話だったが、それで思い出したのが茸である。茸とはドコモの事を表すのだが、その元になったのがドコモのキャラクタ?みたいなドコモ茸というキノコである。何でキノコなのかだが、ドコモだけ(茸)という事なのだろう。

◆ 対するauは庭と呼ばれた。庭は茸より意味不明感が強いが、当時のCMでauの庭という表現が使われていた事に始まる。今で言う所のau経済圏みたいな感じなのだが、意味不明感が強かったので短期間でauの庭は姿を消した。ただ訳のわからなさという意味でのインパクトが強かったのか、庭の言葉は後に残った。

◆ ソフトバンクは言わずと知れた禿であり、当時決算演説会には必ず姿を見せていた孫さんの風体を表したものだ。これも見た目そのままなのでわかりやすく、後に孫さん自身もネタにしたくらいだ。当時Twitterのフォロワー獲得に、にわかアカウントを大量生産したみたいな話もあった。これらによって孫さんのフォロワーがかさ上げされたものの、フォロワー数の増加にも限界があり孫さんはTwitter自慢をやめてしまった。

◆ 茸や庭を知る人は今や少ないかも知れないが、最近の略し方だと"落"があるという。これは楽天モバイルが落胆モバイルだと言われたからだ。その後楽天は浮上できないままになっている訳で、暫くは"落"から逃れられそうにはない。他にも"猥"ワイモバイルや、今は無くなってしまった"芋"イーモバイルなどもあった。

◆ ドコモ茸が登場したのは2005年頃だと言うから、今から18年も前である。auの庭はその後2008年頃だったそうだ。当時の携帯電話は事業者専売だったので、携帯電話のデザインや機能そのものが事業者間の競争にもなっていた。デザイン携帯電話に力を入れていたのがauで、学割などと相まって若い人たちに人気があった。

◆ ドコモはiモードやiアプリなどで安定した加入者獲得を行っていた。auは2006年頃にcdmaOneを開始する。ドコモはW-CDMAのFOMAのエリアを広げるものの、2GHz帯をメインに使った事もあり、圏外が多発した。cdmaOneは当初は64kbps(Mbpsではない)からスタートし、cdma2000、EV-DOと進化していく。2008年末には国内最速の1.8Mbpsを謳ったのだ。

◆ 2009年にはUQがスタートしWiMAX方式で高速通信を謳う。WiMAXは世界共通規格としていくつかの国の事業者が採用したのだが、その後TD-LTEとして4Gに吸収される運命にある。同様の事はXGPにも言える事で、当初は独自規格としてスタートしたものの、サービス開始後に方式を変更するという混乱を経てTD-LTEとなった。

◆ この方式変更や企業自体の吸収は、技術的問題よりも政治的問題が大きかった。なおWiMAXがTD-LTEに変更される際には、TD-LTEの名称が使われずにWiMAX2と呼ばれる事になった。XGPはソフトバンク勢となり、UQコミュニケーションズはKDDIになった。

◆ 結果的には全てLTEに収束したのだが、これは周波数帯の有効利用も含めて正解だった。独自方式が発展すれば良いが、そうでなければ利用帯域の関係もあって終焉が見えてきてしまう。その意味でも、特にUQ(正確にはWiMAXグループ)がTD-LTEに合流したのは、難しくも勇敢な判断だったと言える。


iコンシェル(9/19)
◆ iコンシェルはドコモのサービスだった。登場したのは2008年だそうだ。色々な機能があったと思うのだが、その中で使ってみたのは天気予測(数時間後の天気を予測する)機能だった。

◆ スクータなどで山に出かける時には天候が気になるものであり、通常の天気予報よりも細かな地域の詳細なデータが得られるという点でメリットがあった。最初は試用のような形で無料だったような気がするが、その後有料化されたと思う。

◆ 有料化されると他のサービスとの差異が余りなくなり、別の同様の有料のサービスを契約したんだったかな。しかしやがてそれらのサービスが無料で使える時代となり、有料サービスは解約した。

◆ iコンシェルはスマートフォン時代にも生き続けていたのだが、スマートフォンとなれば便利なアプリが沢山あり、iコンシェルは全く目立たない存在になっていく。スマートフォン版iコンシェルは2012年から登場するのだが、spコンシェルではなくiコンシェルのままだった。スマートフォン版は音声認識機能搭載のしゃべってコンシェルだったかな、良く覚えていない。これは試用してみた事があったが、余り役に立たなかった。

◆ しゃべってコンシェルの無料料試用期間(2ヶ月くらいあった)に雨雲アラームや終電アラームを使った事があったが、別のアプリでも実現できるよなとか、便利だけれどお金を払うほどではないなと思った。スマートフォン版ではキャラクタの変更が可能(もしかしたら従来型携帯電話版でも出来たかも)になり、有料/無料の様々なキャラクタがあった。

◆ このiコンシェルはドコモ版のスマートフォンを買うと、画面上を邪魔なキャラクタが動き回るという、Microsoft WORDのイルカ的存在のゴミとなって、スマートフォンの電源を最初に入れた時だけ、その存在がアピールされる存在だった。

◆ その後2018年にiコンシェルはMydaizと名称を変える。利用者の行動パターンを認識して情報を届けるという、執事は監視役に変身したのか?みたいな謳い文句だったが、その割に有用なコンテンツがないとも言われた。iコンシェル自体あまり使っていなかった私なので、My daizも使う事はなかった。というより使う理由が見つからなかったのである。

◆ これらのサービスは6月いっぱいで終了したのかな。サービスが終了する位なので商売にならないというか、使っている人が少なかったわけだ。これらのプリインストールアプリがアンインストールできるかどうかは分からない(そのスマートフォンの販売時期によって異なる可能性がある)が、サービスを終了したものはOTAで消せるように変更して頂きたい。

◆ これは過去のNOTTVでもそうだし、SONYのスマートフォンのSONY製の消せないアプリに関しても同様だ。本来は消せないアプリなど入れて欲しくないが、消せないアプリとはみんなが消したくなるアプリなのだ。だから消せないようにしているわけで、自由に消せたら利用者の多くが消してしまう。


セルフレジ(9/18)
◆ セルフレジが増えている。セルフレジは人が少なくても良いので効率的だとする一方で、レジ端末の台数あたりの売り上げが低い(操作から決済までに時間がかかる)事や不正が多い事などが問題視される。

◆ 不正は様々でバーコード偽装やスキャンしないでマイバッグに入れる、重量偽装などもある。セルフレジには担当店員がいるのだが、その店員が5〜6台のセルフレジ端末の面倒を見ているので、当然見落としが起きる。

◆ 複数の人が操作に迷っているような状況になると、とてもではないが他のレジ端末には目が行き届かなくなる。勿論そうした事を承知した複数による万引きグループも存在するという。

◆ 単位時間あたりの集金額は通常のレジの1/3位だそうだ。全商品にバーコードが付いている店舗では少し効率的だが、スーパーの生鮮品などの単品売りが多い所では極端に効率が悪化する。これはバーコードがない為に自分で操作しなければならず、間違いが起きると店員を呼ばなければ修正ができない所が多いからだ。

◆ この修正問題は通常のレジでも少し手間で、入力されたデータは内部に記録されるので入力を消すのではなく返品処理して打ち直す事が必要になる。その品物の入力が終わった時点で間違いに気づけば良いが、全ての入力が終わり支払いを済ませてから(レシートを見るなどして)間違いに気づくと、別の端末から処理しなければいけなくなる。

◆ 結局そうしたロスを考えると、セルフレジは余り得ではないという事になる。セルフレジが何故もっと増えないのか、日本の人件費が安いからなのかと以前に書いた事があるが、複雑な操作を客に強いるには無理があるというのが最近言われている。

◆ 従来のセルフレジは素人にも操作ができる事が重視された。ユニクロのセルフレジは品物を箱に放り込み、そこに表示された金額を支払うだけだ。品物にはRF IDが付けられているので、レジはそれを自動的にスキャンして合計金額を出す。

◆ スシローの皿数カウントも同様にRFIDによって皿に数と金額を数えて合計を出す。支払いは支払機で行うので店員は殆ど手を貸す必要が無い。支払機は支払い専用なのでUIも単純で特に分かりにくい所はない。これはスーパーなどの支払機でも同じで、多くの人は迷わずに支払いができる。

◆ と、この辺りまでは良かったのだ。しかしセルフレジの機能追及的に、レジ機能と支払い機能をまとめたりバーコードのない商品の入力を可能にするなどした結果、買い物客には店員並みのスキルが必要になってしまった。

◆ 高齢者となれば機械に疎い事は勿論、自分が機械を操作できるわけはないとの思い込みから有人レジに列を作る。これは銀行でATMによる振り込みなどが一般化しつつあった時と同じだ。支払時に窓口の整理番号札を持っていると、案内係のオバさんに「私がお手伝いしますのでATMでやりましょう!」とよく言われた。一々説明が面倒なのでATMの列に並び、オバさんに操作して貰うが… 金額リミットに引っかかるので窓口にどうぞの画面に変わる。で、何度か(何ヶ月目か)にはオバさんも私の顔を覚えたようだった。


IP通話アプリ(9/17)
◆ 携帯電話やスマートフォンでの音声通話時間が減少した背景に、IP通話アプリの普及がある。ドコモが通話定額を開始した当時にはそれが大きな話題になったが、その後通話定額オプションの加入率も下がったのだとか。

◆ 日本でもっとも使われているIP通話アプリはLINEだそうだ。セキュリティ関係の問題や、韓国サーバ問題、ソフトバンク絡み(そもそもソフトバンクのデータは韓国サーバにあるはず)があるので重要な用途には使わない方が良いが、セキュリティ意識が低いのは日本の国会議員くらいだろうか。平気でLINEやGmailを使うというのだから、頭の悪さにも程があるという感じ。

◆ LINEの音声通話は特に問題はないが、ビデオ通話をするとかなり電力を食う。Wi-Fi接続でも同様なのでカメラ関係や動画の圧縮などでCPU負荷が上がるのだろう。PCの操作に関してLINEのビデオ通話で教えながら行った事があったが、スマートフォンの発熱は多かったし、バッテリーもそれなりに減っていく。

◆ iPhoneを使っている人はFacetimeが使えるのだが、日本では余り人気が無いのだとか。通話品質もよく遅延も少ないなど良くできている。ただし当たり前ながらiPhone所有者同士でなければ通話はできない。

◆ Viberは楽天の推すIP通話アプリで、これを知ったのは楽天モバイルと契約をした時だった。楽天販売のスマートフォンにアプリがプリインストールされていて、設定を促されるんだったかな。設定すると電話帳を持って行かれて、Viberのリストが作られたような気がするが既に良く覚えていない。一般電話へも有料で通話ができたと思う。

◆ 既にサービスを終えているが、commという通話アプリがあった。DeNAが作ったもので2013年頃に使われ始めた。DeNAによるとAppStoreでもGooglePLAYでもダウンロード数ナンバーワンだと豪語したが、広告料を払ってアプリをダウンロードさせるというアレである。

◆ このアプリをダウンロードするとポイントが貰えます的な、あるいはゲームアイテムが手に入るとしてダウンロードさせる。これでダウンロード数トップを謳うのだが、実際には殆ど利用されておらずに2年余りでサービス中止となった。いかにもDeNAらしいというか、野球チームを持っている企業にろくな所は無いと言われる所以である。

◆ 古くからあるというとSkypeが有名だ。有名ではあるが余り使われていない。これをMicrosoftが買収したからだとする意見もある。MicrosoftはSkypeに余り力を入れず、UIなども最悪だったと書かれる。Windows11にはSkypeがプリインストールされているが、通常の方法では削除する事ができない仕組みになっている。Microsoftによれば「アンインストールを実行するための唯一の方法は、お使いのコンピューターから Office をすべて削除することです。」となっている。

◆ こうした嫌がらせ的仕様で流行ったソフトは殆ど無く、唯一はGoogleChromeではないだろうか。Chromeにしても代替ブラウザが無かったからと言う理由もあるし、ChromeよりもIEの方がより嫌われていたからだとも言える。


古い事は知らない(9/16)
◆ 古い記事を検索するんは結構大変だ。携帯電話などの料金に関して検索しようとしても、過去の記事は殆ど出てこなかった。例えば短期解約による違約金は、当初の3千円が9.5千円に値上げされているのだが、それがいつからだったのかが分からなかった。

◆ 携帯電話 短期解約違約金 値上げとして検索すると、短期解約による違約金の値下げの記事(9.5千円→千円)ばかりが出てくる。Googleは値上げと値下げを同一視しているようだ。"値上げ"とすると、今度は不動産の短期解約金に関する検索がされ、携帯電話が無視される。"携帯電話"とすると短期や解約が無視され、結局どうにもならない。こうなると全ての検索語をくくったとしても、良好な結果は得られない。

◆ 料金プランなどにしても古い記事が検索出来ないので、推移などを調べるのが大変だ。料金プランの変更やパケット料の問題、今や死語となったパケ死と呼ばれた高額な通信料問題も殆ど検索が出来なかった。

◆ 確かに移り変わりの激しい世界であり、最新の情報が最良の情報なのかも知れない。しかし検索語に忠実な検索くらい出来ても良いではないか。最新の情報を検索エンジンがどの位知っているかも問題で、例えば未発売のiPhone16を検索しようとすると検索語が勝手にiPhone14に書き換えられたりする。iPhone16など存在しないのだから、アンタの検索したいものはiPhone14か15でしょ、という感じで。

◆ iPhoneに関しては今は発売されているので正しく検索が出来るが、Googleは自分が神だと思っているので余計なバイアスが加わる。bingのAI検索だともう少し条件を飲んでくれる傾向にあって、例えば1990年から2000年における携帯電話の料金動向とすると、総務省のpdfなどが検索されたりする。もっと細かく、例えばケータイwatchの記事を指定するなどすると、その当時のものが出てくるかも知れない。

◆ ただいずれにしても過去の情報は消えゆく運命にある訳で、特に個人のページなどは検索のしようが無い。従来はリンクリストがホームページにあったりして、それをたどる事で情報を得る事が出来た。しかし最近ではブックマークもリンクリストも余り使われない傾向だそうで、都度必要な情報を検索する使い方が多い。

◆ ブックマークしておいても商用ページなどでは、ページ自体がダイナミック生成されていたりして、同じ記事が読めるとは限らない。ニュースサイトなどでも記事に寿命を設けている所がある。古いページが存在していたとしても、それが検索出来なければ見る事が出来ない。

◆ ニュース記事などでは日付が入っている事が多いのだが、残念ながら日付はうまく検索出来ない。数字や記号なども同様なので、日付指定の検索はうまく行かない。この辺りはAI検索で行うしかない訳だが、記事の日付とそのページの更新日時が同一とは限らないのが厄介な所でもある。

◆ 1990年代に作られたページで、日付に1980年代が含まれるもの、みたいな検索が出来ると便利だが、まあ需要がないんだろうな。近年の歴史的な事だとか動向を調べる以外は。この辺りも今後はAI検索に期待したい所である。


昭和の女子従業員(9/15)
◆ 昭和40年代の高度成長期の頃の話だろうか、世の中の景気は良くモノを作れば売れていく時代だった。廃棄物も公害も関係ないとばかりに、有害物質をそのまま垂れ流した。少し前の中国と同じ事が日本で起きていた。

◆ それ以前の昭和20年代には集団就職という、地方から東京への集団移動のような事があった。高度成長期には集団就職はなかったのではないかと思うが、東北地方から東京に就職の為に来る人は沢山いたはずだ。

◆ 中部以西だと名古屋や大阪を目指すのかも知れないが、東北地方からは東京が最も近い都市だった。在来線や夜行列車に乗って上野に降り立ったという人も沢山いたわけだ。

◆ 就職先の企業には寮があったりして、地方から来た人はそこに住む事になる。寮に住まずにアパートを借りる人というか借りる事の出来る人は、アパート代などを捻出出来る人だった。

◆ 企業によっては一人暮らしの女性を採用しない所もあった。旧松下電器もそうで、実家から通う人でないと素行が悪い可能性があると言う事で不採用になった。こうして採用された女性従業員は、何年かすると課長に呼ばれる事になる。

◆ ○○課の○君なんだけどね、今度見合いしてみないか、と。今時のフェミ女にかかれば、女性をモノとしか扱っていないとか何だとかと、頭から湯気を出すに違いない。では当時の女性が頭から湯気を出していたかと言えば否であり、お茶くみと電話番をしているだけで給料もボーナスも貰えて、何年かすれば嫁ぎ先まで見つけてくれるのだから良いわよね、大企業はと言っていたのである。

◆ こうした文化が長続きするわけでもないのだが、その時としてはそれで時代が出来上がっていたのだからそれでいい。その頃と違って今は政府が転職を後押しするみたいな、みんな派遣社員になってパソナを儲けさせましょうみたいな動きなのかな。

◆ 退職金課税強化で面白くないのは天下りだろうが、まあ税金で引かれる分だけ支給額を増やせば良いから、何と言う事はないか。昨年度は税収の伸びも凄かったようで財務相は大喜びだ。経済が停滞しているのに税収が伸びるのだから、いかに乱暴な増税が行われたかだ。

◆ 不景気で給料が下がれると最低課税所得を引き下げたわけだが、給料が上がってもそこは変えないのだろう。給料が上がれば所得税を沢山取れるのだから、財務省としては笑いが止まらない。物価が上がっても年金は余り上げないよと言う、マクロスライドで100年安心と言ったのは故安部元総理だったか。100年安心どころか、掛け金支払い強化になっているけど。

◆ 財務省も政府も、働け働け働いて税金を納めろと言っているのだから、少子化も仕方が無い。可処分所得が減少すればデート代もなくなってしまうし、結婚式代だって新居代だって捻出が大変だ。子供が出来れば子育てをしなければならず、育児休暇を取っているのは公務員だけみたいな世の中なのだから何とも。

◆ じゃあ昭和の女子社員の方が幸せだったのかというと、これは何とも言えない。あの頃は良かったと言ったって、その頃に生きている人にしてみれば悩み多き人生だったかも知れないではないか。


決済手数料(9/14)
◆ クレジットカードや電子マネーは決済の手数料を取られる。これは一般的には価格に上乗せは出来ない事になっているが、税金の支払いは別なようでクレジットカード決済手数料を取られる。

◆ クレジットカードの儲け口のもう一つはリボ払いだ。これは金利が高いのでカード発行会社の大きな利益になる。楽天カードだったか、カード更新時にはリボ払いが自動設定されるらしい。新しいカードが来たらリボ払いになっていないかどうかチェックする必要がある。

◆ リボ払いが悪徳な事は広く周知されているので、リボ払いと言わず別の名称を使うカード会社もある。○○リボとかリボ○○なら未だ良いが、例えばAMEXはペイフレックスと呼ぶし、メルペイは定額払いと書いてある。ニコスカードは楽Payと呼ぶので、何の事かよく分からない。

◆ こうして金利で儲けるクレジットカードだが、コード決済の場合はそうはいかない。もっとも最近では後払いの設定などがあって、金利を取られたりする。

◆ ○○Payで手数料が高いのは楽天Payの3.24%、安いのはPayPayとLINE Payの2.6%だ。クレジットカードの表向きの手数料が3%位なのだが、取扱残高によってかなり変わってくるのでなんともいえない。月間数千万円の取り扱いがあると、手数料は1%内外くらいまで割り引かれると思う。

◆ 決済手数料以外では振込手数料がある。d払いは無料だが、楽天Payは楽天銀行宛以外は330円、PayPayはPayPay銀行宛以外は105円を取られる。店舗としては客がどの決済方法を採るかは想像が出来ず、最終的に資金を一カ所に集めるとすると振込手数料がかかる。

◆ こうした手数料は店舗側が負担する事になるので、現金支払いのみの商売を行っている所もある。100円ショップなどでも同様で、薄利多売というかギリギリの利益の中での商売なので、そこから数パーセントの手数料など払いたくないわけだ。何しろ100円で売っているモノの原価がたとえゼロだったとしたって、1個売って100円しか儲からないのだから。

◆ 電子決済のメリットが出てくるのは比較的高額の決済で、従業員やアルバイトに現金を触らせなくて済むメリットがある。ところがコード決済の平均利用金額は900円前後だそうで、これだと現金払いの方が良くなってしまう。クレジットカードの場合はもっと高額になる為、手数料以上のメリットが出てくる。

◆ 量販店などで現金払いをされれば、その現金を集計して輸送屋さんに頼んで銀行に運んで貰う必要がある。これはコストのかかる事であり、現金取扱残高の減少が現金輸送コストの低減にもつながる。

◆ クレジットカードのタッチ決済に関しては以前にも触れたが、先日スーパーのセルフレジでカード決済をしようとしたら、タッチで出来ますよと言われた。タッチ決済だと一瞬で終わるので効率的だ。ただそのセルフレジはバーコードのない商品の扱いが面倒で、例えば野菜類などは「野菜」ボタンをタップして「グループ」を選んで「にんじん」をタップして「数量」を入力してと、結構面倒だった。


ミリ波とPHS(9/13)
◆ 日本ではエリアカバー率がゼロのミリ波だが、何か使い道があるだろうか。総務省のデータによるミリ波のセル半径は100m程度だという。一方でドコモは見通しであれば1km以上電波は飛ぶよと言っている。ミリ波帯の電波というのはこういう特性で、障害物の無い見通し区間であればある程度の距離の伝播が規定出来る。

◆ PHSの低出力基地局のセル半径が100m程度と、ミリ波と同じ程度だった。ただし周波数が1.9GHz帯であり、障害物による遮蔽はミリ波ほどではない。それでもPHS事業者が撤退していったのは、セル半径が小さい為に基地局密度を上げる必要があり、整備が追いつかなかったからだ。

◆ DDIPは大出力基地局を使いセル半径を広げた。これはPHSのサービスの概念に反するなどと言われたが、結果として生き残る事が出来た。ミリ波でも出力を上げれば伝達距離は伸びるのだが、端末側の消費電力の問題やコストやサイズ、規格の問題が出てくる。

◆ 多くの人の集まる駅周辺やスタジアムなどをミリ波帯でエリア化する使い方は出来るが、それでも基地局は多く設置しなければいけない。特に駅周辺などだと建造物などの影響を受けるので、不感帯をなくす事が難しくなる。実際駅周辺に設置されている2GHz帯のナノセルにおいても、セル形状がうまく制御出来ない。

◆ 秋葉原だとか銀座の通りにビームを向けるように、ビルの高層部に基地局を設置すると使える範囲が広がるかも。ただ新宿の設置例を見ると、街灯など比較的低い位置に付けている。見通しであれば50m位は安定した通信は出来ると思うのだが、それも厳しいのか?
◆ 在来電車や新幹線の線路沿いに基地局を並べるという使い方も、新幹線だと秒速100m近くで移動しているのでハンドオーバが頻繁すぎて効率的とは言えなくなる。商業施設などへの設置では、基地局(アンテナ一体型の無線機)が大きいとか見栄えが良くないなどで、施設側がいい顔をしない。

◆ 機械としての見栄えではなく天井照明一体型とか、天井板と交換可能なサイズとか、会計用の端末に内蔵するとか、陳列用の棚一体型とか、使って貰えるような形状を作っていく事も必要だ。それでも電力の配線やデータの配線もあるわけで、設置が面倒な事に違いは無い。その施設でミリ波が使えるようになって何か得があれば良いが、現状では5Gですらメリットが見いだせないのだ。

◆ 電力利用効率が悪くコストが高いのも問題で、これは生産数が増えれば解決に向かうとは思うが、現状では難しい。事業者にしても接続者が殆どいないミリ波より、SUB6に力を入れたいと思うのは当然である。iPhone派のエディタはiPhoneがミリ波に対応していないから事業者はインフラ整備をやらないと書いている。残念ながらiPhone15はミリ波非対応だった。Appleも商売なので、ほとんど使われていないもののために売価を上げるのは本意ではないはずだ。

◆ 5Gに関しては1.5GHz帯や700MHz帯を使った整備をauやソフトバンクは行っている。ドコモは主に地方部で1.5GHz帯をLTE用として多用しているので、5G転用が難しい。ソフトバンクは1.5GHz帯を殆ど使っていないので、5G化は(設備を用意すれば)可能になる。


賽銭論(9/12)
◆ 以前にも触れた事があるが、お賽銭を口座に入れようとすると(硬貨が多い為に)手数料がかかる。その手数料は1.1円かかるので、1円硬貨を口座に入れる事は実質的には出来ない。

◆ 例えば神社の賽銭箱に100万円分の1円硬貨が溜まったとすると、これを預け入れるには110万円かかる。1円硬貨は実質的に口座に入れる事が出来ず、5円硬貨は2割以上目減りする。

◆ ただしゆうちょ以外では、枚数が限定されるものの預け入れが無料の所もある。ゆうちょは振込手数料が無料など使いやすい面もあるのだが、オンラインでの使いにくさ(スマートフォン必須やキャリアメール推奨)やセキュリティレベルの低さ(認証設定を簡単に変更出来てしまう)など、現時点で積極的に使う意味は無い。

◆ 硬貨の預け入れが無料な所でも、一日あたり数百枚が限度であり1円玉が100万個もあったら入金だけで大変だ。そんな事から東京都北区の王子稲荷神社では、1円硬貨はご遠慮くださいとの立て札を掲示した。

◆ ここで賽銭とは一体何かという話になる。以前に書いたように賽銭とは媒体であり、元々は食べ物などに願いを込めて奉納した事から始まる。それがやがて米になり、そして現在ではお金になっている。食べ物の時代からより保存性の良いものに変わり、換金性の良いものに変わり、そしてお金そのものになったわけだ。

◆ つまりお金である必要は無いが、気持ちを伝える上で何かしらの媒体は必要だという理屈になる。これはお守りでも同じで、お守りの物理的な形状や特性は重要ではなく、物理的なものはお守りの内部に込められた何かを伝える媒体と言う事だ。

◆ 媒体が無形にものでも良いとなると、電子マネーでも通用する話になる。お守りにしたって電子メールや画像写真によるオンライン販売だって可能になる。有形のものを並べて魂を込めるみたいな事は想像しやすいが、電子画像に願いを込めるとなるとどうなるのだろう。ダウンロード数に応じて願いが希釈されたりしないのかな。

◆ 神社やお寺の経営的に見れば電子マネーの方が良いだろうし、硬貨は一切禁止ですとした方が良い。あるいは境内に両替機が置かれていて、1万円札を入れると全部硬貨に両替される、みたいな。1万円分の硬貨を賽銭箱に投入されると硬貨が戻ってきてしまうが、100円分とか500円分の賽銭を入れる人だと、残りの9500円分の硬貨を持って帰らなくてはいけなくなる。

◆ お金をどんどん発行してインフレに持ち込み、デノミネーションで1/10に通貨価値を変更し、1円玉と5円玉を廃止する。国の借金も見かけ上は1/10になるので見栄えが良くなる。預貯金の価値も1/10になるが、日本人の多くは低所得者層に分類される世の中なのだから実質的なインパクトは少ないかも知れない。

◆ 日本の場合は政治力が弱いのでダメなんだなぁ。官僚の言いなりだし日銀はあの通りだし、財務省は人口が減ろうが景気が悪化しようが予算を増やさないと死んでしまう人たちばかりだし、更に神頼みですらお賽銭規制となっては、すがりつくものさえもなくなるという時代なのである。


ブレーキ容量(9/11)
◆ 日本の自動車はブレーキ容量が小さい。高速道路の最高速度が余り高くない事や、一般道も渋滞やカーブが多くて制限速度を大きく超えた運転が出来ないからだとか。ただ乗用車に関しては高速道路の最高速度アップなどもあり、徐々に容量は大きくされてきている。

◆ 富士山や箱根ではトラックやバスの暴走事故があった。いずれもブレーキのフェードが原因では無いかと言われた。一般道や高速道路を走る時には十分でも、坂道を下るのが意外と大変だ。

◆ 箱根や天城は通らなければ良いと言った所で、例えば箱根は東名高速を使わないトラックが沢山通っている。そのトラックやトレーラが過積載だったとしたら、通常でも厳しいブレーキは悲鳴を上げる。

◆ コンテナ積載車を引くトレーラヘッド、コンテナの中身はドライバーが知らされるものではないそうで、積載量をオーバしているかどうかも分からないそうだ。全ての貨物がそうなのかは不明だが、過積載で運転すれば(捕まると)厳しい罰が待っている。

◆ ダンプなどだと規定量の2倍以上の荷を積むものもあるそうで、ブレーキをいっぱいに踏んでもタイヤロックさえしないそうだ。大抵の乗用車のブレーキ性能はタイヤと路面の摩擦によって制限を受けるのだが、過積載のトラックではブレーキシューとドラムの摩擦力が不足する。

◆ トヨタは安全は金にならないと言っていたが、トラックメーカにしても過剰な性能のブレーキ(過積載や連続降坂後に耐える)は不要であると考えても不思議はない。買う側にしてもスペシャルブレーキオプションは50万円アップですと言われたら、ノーマルで良いですと言いそうだ。

◆ 加速度から積載量を予想する事は出来そうだ。発進時などフルスロットルにしているタイミングを狙って積載量を推定し、過積載の恐れがあれば警告を発する。過積載では排気ブレーキやリターダを使っても、下り坂で加速してしまうほどなのだそうだ。坂道の勾配が緩くなれば減速するが、そうでなければやがてブレーキも過熱する。

◆ 大型車が乗用車を巻き込んだ事故を起こせば大事故になりやすい。これは古い画像だが、ドライブレコーダ搭載車を追い越していった大型車が橋から転落する。ブレーキが効かなかったのか単なる速度の出し過ぎなのかは分からない。事故現場でも他のトラックが撮影トラックを追い越している。

◆ ここは下り坂でトラックがトラックを追い越すにはリスクがある。ずっと先まで見渡せるわけではないので、普通の人なら追い越そうとは思わない。それでも、対向車が来ていても追い越すのだから事故も起きる。

◆ 命がけで運ばなければいけない荷物なのだろうか?高速道路のくだらない追い越し競争だって同じだ。運送の2024年問題と言われるが、ドライバーの意識教育の方が大切なのではないだろうか。過積載に関しては金になるから運ぶといわれれしまえばそうだが、それにしたって命をかけるものなのかどうか。


検索順位を買う人々(9/10)
◆ Google検索のへっぽこぶりは何度も書いている。技術系のページや個人のページは余りヒットせず、検索上位の多くは販売店だとかアフィリエイトページになる。あるいはそれらに検索結果を誘導するように、検索語を入れ替えて結果を表示する。

◆ 古いページも検索されにくいようで、過去の事象などを調べようとしてもなかなかうまく行かない。確かに曖昧検索的なものが便利に感じる時もあるのだが、昔ながらの(Xの検索のような)そのものズバリの語のマッチだけの方が使いやすい事もある。

◆ 広告の場合は広告である旨の表示があるが、検索結果が少ない時?は表示される検索結果の多くが広告になったりする。広告枠が紛らわしいという記事にこんなものがある。検索結果と広告の明確な分離が必要だし、GoogleはGoogle広告掲載時には広告である旨が分かるようにしろと規約に書いている。しかしGoogole自身の表示方法は少々曖昧だと言える。

◆ Google曰く不適切な広告は逐次排除しているとの事だが、過去にはGoogle広告が不適切であるとして公的サイトの広告が問題にされた事もあった。Googleの規約では紛らわしい広告の表示は禁じられているが、これを無視しているサイトも少なくは無い。商業サイトなどでアクセス数の多いサイトの場合は、多少の不正は見逃される傾向だからだ。

◆ 広告ではなく検索結果としても詐欺サイトや偽サイトが上位に来る件も過去に書いている。話題のChatGPTではこのような例があり、注意が呼びかけられた。記事によれば当該法人は確認出来ないという事なので、偽の法人名を名乗っている事になる。

◆ 販売を伴うサイトであれば特商法による表示義務があるので、それをチェックすれば真贋判定は簡単だ。実在する第三者を名乗っていたとしても、その実在する第三者が他にドメインを持っているかどうかなどを調べる事が出来るし、怪しいものは検索順位を落とす事は簡単だ。

◆ しかしGoogle検索の場合は、何故か怪しげサイトほど上位に表示される事になっている。これに関しては東京都水道局が注意を呼びかけている。Googleに言わせれば、日本人は検索の仕方が下手だから、Googleが手を貸してやっているとなる。これも以前に書いたがGoogleは日本人エンジニアはダメだ、使えないと言っていた。もしかしてGoogleは反日態勢で出来ているのかも。

◆ 最近ではChatGPTに質問するとか、BingのAI検索を使うなどするとそこそこの結果が得られたりする。ただそれはGoogle以外の検索方法を知っている人であり、そうでないと詐欺サイトに引っかかったりする。

◆ そうは言っても検索エンジンのシェアとしてはGoogleが70%以上を持っているわけで、Googleの良心、いや良心のような曖昧なものに興味は無いかな、Googleは。こうしたものは規制などによって改善するしかないのかも知れない。そもそも偽サイトはドメイン判定だけでも検出出来るし、本物そっくりに出来ているのだから本物との比較で容易に検出出来る。


パチンコ(9/9)
◆ 以前に前科前歴20犯という希有な記録を有する配信者Y氏に関して書いた。氏は今もお元気で過ごしているようで、従来いた宿泊施設?はついに追い出される事となり、その後別の施設に移り住んだのだとか。

◆ 本人曰く踏み倒したカネを返しているというものの、至る所でボロが出て嘘がばれてしまうのは以前と変わっていない。そもそも請求されていない金を自ら返すとは思えないではないか。本人曰くプライベートが忙しいと言っているが、それがパチンコのことなのかも。

◆ 生活保護受給者が金を貰うとすぐにパチンコで使ってしまうとか、年金支給日にはパチンコ屋が混むなんて話もある。パチンコとはそんなに魅力的なものなのか。Y氏にしてもカネがあればパチンコ屋に通っていたという。

◆ お金が稼げるとなればパチンコにも熱中するだろうし、それは遊びとしてだけではなく仕事?的な一面もある事になる。暇な時間にパチンコ屋に行けば、もしかしたら金を増やせるかも知れない。そう思ってのめり込んでいく気持ちは分からないでもない。

◆ しかしY氏は、金のない時にはパチンコアプリを一日中プレイしているという話を聞き、稼ぎ云々ではなくパチンコそのものが人を惹きつけるのかなと思った。それはパズルゲームや戦争ゲーム同様に、パチンコ台に対してパチンコ玉を打ち続ける事が楽しいという事になる。

◆ パズルゲームだとそのパズルを解くのが目的になるし、戦い系のゲームであればその戦いに勝つ事が目的だ。ではパチンコゲームは何なんだろう。沢山玉を集めるといったって換金出来るわけでもないし、レーシングゲームのようにパチンコ台をチューニングする話でもない。

◆ 私などすぐ飽きるというか、そもそもパチンコゲームなどやらないし、様々な台が登場するピンボール系のゲームもじきに飽きてしまう。それを朝から晩までやり続けるのだから、氏のパチンコ好きは筋金入りと言えるのか。

◆ 若い人はそうでもないと思うが、中高年配信者はパチンコ好きが多い。若年視聴者はパチンコには興味が無いようで、パチンコ配信をすると閲覧数が下がる。それでもパチンコ配信をするのは、配信者本人がパチンコをやりたいからだ。

◆ 夏になると車中に子供を置き去りにしてパチンコに熱中する主婦のニュースが出てくる。しかしパチンコ年齢の上昇によって、幼い子供を持つ母親のパチンコ熱中率が下がっているのだとか。

◆ 何もない田舎でもパチンコ屋だけはあるみたいなイメージがあったが、最近は潰れるパチンコ屋もある。伊豆のこの辺りにもパチンコ屋はあり、三島までの道中で2件くらいあるかも。一つはかなり規模の大きなところで、駐車場はいつも多くの車が止まっている。

◆ いずれのパチンコ屋も外から中が見えにくいような構造になっていて、昔のパチンコや風な趣ではない。それこそ看板や巨大ディスプレイがあるから、あるいはマルハンの文字があるからパチンコ屋だと分かる、みたいな地味な感じなのだ。


キャベツの収穫(9/8)
◆ 以前に軽井沢から嬬恋あたりの話を書いたが、あのあたりでは高原キャベツが収穫される。しかし年々減少する若者人口で、アルバイトが集まらないそうだ。今や時給は1,500円にも達すると言うが、午前3時頃から始まる作業を好む人はいない。

◆ 収穫は6月頃から10月頃まで行われるそうだが、基本的には雨の日はお休みだそうだ。嬬恋あたりに住む人は、キャベツの収穫期にだけ働いて、後はその稼ぎで1年暮らすみたいな人もいるのだとか。

◆ たぶん収入的には150万円とか200万円くらいになると思うので、安月給に苦しむ若者くらいの年収が4ヶ月間の労働で得られる事になる。ある程度作業に慣れ、自分の農機具を持っている人などは色々なキャベツ農家から声がかかるそうだ。

◆ 軽井沢のあたりに行くと農作物やキャベツが売られている。東京などの価格からすればずいぶんお得なのだが、野菜ばかり山のように買っていってもなぁ、近所に配るかなぁ、位しか思い浮かばない。

◆ トウモロコシなどもそうだが収穫から出荷まで短い時間で作業をすれば、鮮度を落とす事無く消費者に届けられる。トウモロコシは収穫直後から糖度が落ち始めるので、日が出る前に収穫して朝一番で出荷する農家が多い。

◆ キャベツなども同様なのか、早朝からの作業だそうだ。夏はまだ涼しい時間というか、軽井沢あたりだと肌寒いくらいかも。それが毎日となれば若者が寄りつかなくなるのも分かるような気がする。農家としては収穫から出荷までを毎日行わなければいけないので、自由出勤みたいな訳にはいかない。

◆ 今日は都合が悪いから休みますみたいな働き方だと、その分を他の人が作業しなければいけなくなってしまう。農家としてもギリギリの人数で多くの野菜を出荷したいだろうから、少し高い時給を払っても効率的に作業が出来る人を選びたくなる。

◆ 近年では地元の学生だけでは足りないと、アパートを借り上げて住まいを用意するなどして遠方からもアルバイトを募集している。住み込みだと安易に休まないというか、休んでもやる事がないので規則正しい作業が出来るだろう。

◆ 都市部でアルバイトが減っていたコロナ蔓延期には人が集まりやすかったという話も聞くが、今年はどうだろう。都市部のアルバイト時給が上がって仕事が増えると、地方にキャベツ狩りに行く人は減ってしまう。キャベツの卸価格が高くなれば農家にも余裕が出来るだろうが、農作物の価格はその時々なので難しい。

◆ 高原キャベツ農家だけが人員不足なのかと思ったら、静岡県でもキャベツ収穫のアルバイトは募集されていた。時給は千円前後と少し安いが、短期も可能みたいな所もあるし経験者には賞与が出ますみたいな所もあった。

◆ 農業従事者不足の話などニュースになると、フリーの農業人?フェブレス農家?いやファームレス?みたいな人たちが増えたりして。それを組織化して従業員を教育して、即戦力として送り出す農業従事者専門派遣会社とか、将来有望かも。作業に使う道具や農機具も全て持参となれば、農家にとってはありがたい筈だ。


抵抗とカラーコード(9/7)
◆ 昔の真空管を使った機器に使われている抵抗は、中空の土管のようなセラミックに抵抗体を蒸着し、両端にリード線を付けたような構造だ。抵抗値は抵抗本体に書かれていた。これがL型抵抗と呼ばれるものである。

◆ トランジスタ回路ではL型抵抗の両端がキャップ形状になったP型抵抗が主流になる。耐電圧が低くて済む事や耐電力が小さくて済む事から、抵抗器自体も小型化されていく。小型化されると印字が難しくなり、また印字だと印字面を見なければ抵抗値が分からない。そこでカラーコードが使われるようになる。

◆ カラーコードで抵抗値を表すのはソリッド(モールド)抵抗の方が先だったと思う。ソリッド抵抗とはベークライトの筒の中に抵抗材を充填したような構造だ。L型やP型抵抗が抵抗膜の蒸着(炭素皮膜抵抗と言われる所以)と、そのカッティングで抵抗値を決めていたのに対して、ソリッド抵抗は切り込みがなかった。

◆ 切り込みは円周状にに入れられていたのでコイル成分を持つ事になったが、ソリッド抵抗はそれがないので高周波特性が良好だった。ただしトリミングが出来ないので誤差が大きかったのである。このソリッド抵抗はカラーコードが印字されていたのだが、その理由は知らない。

◆ ソリッド抵抗とL型抵抗がどう使い分けられていたのか?ラジオの周波数であれば高周波を通す部分もL型抵抗で問題なかったようにも思える。ソリッド抵抗の方が、同じ大きさであれば耐電力を大きくしやすいとなどはあったと思うが、コスト的にはL型抵抗より高かったはずだ。

◆ カラーコードであればどこから見ても色が分かるので、小型の抵抗でも抵抗値がわかりやすい。こうした事から抵抗の多くはカラーコードで抵抗値が表されるようになった。

◆ しかしチップ抵抗が出現すると、再び抵抗値印字方式になる。カラーコードを印字するにはカラーインクが必要だが、抵抗値の印字はモノトーンあるいはレーザなどで行う事が出来る。チップ抵抗の時代では印字の分解能も大きく向上し、拡大鏡を使わなければ見えないほどの文字でも綺麗に印字する事が出来た。

◆ チップ部品の場合は実装方向が決まっているので、カラーコードの必要が無いというのも理由だ。抵抗には抵抗値が印字されたものが多いが、コンデンサに容量は印字されていなかった。セラミックには印字しにくいとか?
◆ 現在は殆どがチップ部品を使うので、カラーコードを知らない人がいるかも知れない。電気系の学校では習うかも知れないが、実際に接しなければすぐに忘れてしまう。フラットケーブルや多心ケーブルでも、線の色がカラーコードになっているものもあったが、コストの関係からか今は余り見かけない。

◆ カラーコードを知っている人からすると、その抵抗を見ただけで抵抗値が分かるが、カラーコードを知らない人は抵抗値が読めない。で、カラーコード読み取りアプリみたいなものを使ったりするそうだ。一々アプリを起動して抵抗値を読むのは大変そうだけど。


殺伐とした都市(9/6)
◆ 緊急自動車に道を譲らない人や車が増えている。この辺りだと緊急自動車を見る事自体が少ないので、歩行者も自動車も過剰に反応して、対向車まで止まってしまったりする。しかし都市部では緊急自動車の走行は見慣れたものであり、もはや日常の出来事になっている。

◆ だからといって止まらなくても良いという話ではないのだが、救急車に突っ込んだ車の女性ドライバーは、自分の方が優先だと言い張ったとか。緊急自動車が何であるかを知らないはずはないのだが、いつしか自分が最優先になってしまうのだろうか。

◆ 追い越し車線を走行する車も同じだし、取り締まりによって今はだいぶ少なくなったが、路肩走行車も同じだ。路肩走行した車を捕まえると、異口同音に"他の人もやっている"と言うのだそうだ。小学生の言い訳じゃ無いんだからと言った所で、もはや考え方が小学生並の人間が路肩を走っているのだから仕方が無い。

◆ 取り締まりでも絶滅させる事が出来ないのが酒酔い運転である。罰則規定を変えるなどしても、酒酔い運転をゼロに出来ない。少しだから大丈夫だと思ったとか、家はすぐそこだから大丈夫だなどと言い訳する。

◆ パトカーの事故がある。関西の方だったか一方通行を逆走していたパトカーが一般車と衝突した。パトカーはサイレンを鳴らしていなかった。が、地方によってはサイレンを鳴らさなくても緊急走行と認められるのだとか。パトカーは保険に入っていないそうなので、事故処理が大変らしい。警察側は支出を抑えたい&罪を認めたくない為に、事故の補償をしたがらないという。裁判になっても警察優先の判決が出るのは、警察は過ちを犯さないという前提でないと他の判決に影響を及ぼすとか何とか。

◆ 緊急自動車と一般車の衝突事故などは車車間通信などで防ぐ事が出来る。ITSが云々と言って700MHz帯周波数を確保してから何十年か経つが、活用されているのだかいないのだか。緊急自動車接近のアラートを出すだけでも大いに役立つはずだ。

◆ もっとも700MHz帯では伝搬距離が長すぎて、遠くの緊急車両まで検知しそうだ。700MHz帯寄こせの時には、通信距離が長くないと交差点の向こう側まで電波が届かないなんて主張していたが、これは単に700MHz帯を確保したいだけの理由だったと私は思っている。

◆ 当時は700MHz帯の再割り当ての時期であり、携帯電話用に取られてしまうのはシャクだみたいな動きが広まっていた。ウチ(の省庁)にも寄こせみたいな感じで、何かと理由を付けて周波数確保に動いていた時期である。ITSなどはパンフレットやポスターを作って700MHz帯をアピールしていたが、そんなもの誰が見るのかなと言う感じだった。

◆ その700MHz帯でも良いし、もう少し実用的な数GHz帯でも、逆走防止などであれば数十GHz帯を使ったシステムなどを活用すれば、訳の分からないドライバーの行動抑止に活用出来る。もはや人間の行動に頼っていては事故が防げない訳で、これは高齢者による事故も同じ事だ。注意力自体が失われていたり、思い込みで運転しようとする人間の再教育には余り意味が無い。
※コメントやメールで情報を頂きました。緊急車両の接近、距離は方角を表示する装置の付いた車が増えているそうです。


コモアしおつ(9/5)
◆ コモアしおつは山梨県の上野原にあるニュータウンである。ここも他のニュータウン同様に、限界が来ているのかどうかは微妙な所だが、開発に失敗した地である事は間違いない。ただしある程度の規模を保っていて、一方的高齢化が進んでいるわけでもない。

◆ 新宿から2時間(特急を使えばもう少し早く着く)前後の距離にある。八王子や高尾の先になり、相模湖を通り越したあたりになる。住宅地は高所にあって、山梨のマチュピチュと呼ばれていたのだとか。

◆ 駅からは全長200mにもなるエスカレータがあり、住宅地まで上がっていく。このエスカレータの維持管理には年間8千万円の費用がかかるそうで、住民数の減少は死活問題になる。停電時の対策がどうなっているのか分からないが、発電装置を準備している可能性もある。

◆ 人口は2015年に3,586人、2017年が3,576人となっている。他の地域と違って急激な人口減少は起きておらず、地域によっては人口増になっている。住宅は積水ハウスの管理委なっているので、積水ハウスの住宅が建っている。現在でも土地の分譲が行われていて、区画の価格は400万円前後で250平米くらいの土地が手に入る。

◆ 居住するには家を買う必要があるわけだが、中古住宅が2千万円台中心とさほど安いわけではない。他に管理費や水道加入負担金など、イニシャル費用が150万円前後かかる。月額の管理費は6.5千円となっている。

◆ 町の中には小学校もあり、スーパーや銀行もある。最寄りのセブンイレブンまでは道路距離で2kmくらいだ。上野原までは6〜7kmで、上野原は少し町になっている。中央高速の上野原ICがあるので、中央高速で行ける所であれば効率的に移動が出来る。

◆ 甲府に出ればもっと大きな町だが、甲府に出るなら都内に出た方が良いかもしれない。この辺りは伊豆市から静岡市に行くなら都内に行った方が良い、みたいなものだ。甲府は盆地なので夏は暑く冬は寒いのだが、上野原あたりはどうだろうか。八王子も東京都と言うよりは甲府気候に近いものがあるのだが、標高が高いので夏場の最高気温はさほどではないらしい。

◆ 冬場は零下5℃くらいとなっているので、伊豆の山の中のここよりも寒そうだ。積雪量は30cm〜50cm位で、12月から3月くらいに降雪があると言う事だ。勿論上野原と言っても広いので、標高などによっても変わってくる。

◆ 国道20号線沿いはスカイウエイブでも車でも何度も走った事がある。まあ山の中と言えば山の中なのだが、交通量の多い道と言う事もあってコンビニなどは点在する。観光シーズンには中央高速の渋滞とともに国道20号線も渋滞する。南方向に行けば富士山も遠くはなく、西に行けばアルプス、北に向かえば長野と自然豊かな所だ。

◆ そうした環境にありながら都内まで頑張れば通勤出来ると言う事で、もはや都内の土地は買えないと言われたバブルの頃に、ベッドタウンとして開発されたのではないだろうか。この先人口減が続くと町の維持が不可能になってしまうが、地価の安さもあって若い人が住み始める事が多いのが、他の限界ニュータウンとは異なると言われる。


ゴミ捨て代(9/4)
◆ ゴミ回収の有料化を行っている自治体が増えている。本来は住民税で行うべき事なのだが、屁理屈と曲解解釈によって税の三重取りみたいな事が行われている。

◆ 伊豆市では45リットルのゴミ袋10枚入りを330円で購入する必要がある。住民税が取られていて、それに加えてゴミ袋代が取られ、更に消費税が上乗せされる。所得税と地方税の配分変更により実質的増税となった住民税を取られているのに。

◆ 直近だと2016年頃に住民税が値上げされていて、従来の(所得の)5%が10%と2倍になったのではなかったかな。所得税は控除を受ける事が出来るが、住民税は控除額が少ないので税金は高くなる。

◆ ゴミ袋代だが、伊豆市はまだ安い方なのだ。北海道の帯広市では1枚あたり135円も取られる。東京都府中市は94.5円、立川市や日野市は90円といずれも高い。安いのは静岡県沼津市で6.5円となっている。

◆ 家族が多かったりするとゴミもそれに応じた量になり、ゴミ袋も沢山必要になる。自治体(京都府など)によってはゴミを持ち込むとゴミ出し費用がかからないところもあり、軽トラックに積んでゴミを持ち込む人も多いそうだ。

◆ 昔はゴミを庭で燃やすなんて家もあったし、埼玉県の一部地域では家庭用焼却炉を買うと補助金が出る。ビニールやプラスチックを燃やす事は出来ないが、生ゴミなどを燃やすと殆どが灰になる。

◆ 静岡県の一部地域ではコンポストの購入に対して補助金が出る。電動コンポストの購入代金の1/2か3万円の少ない方の額が補助される自治体が多い。コンポストは微生物によってゴミを分解減少する容器で、空気の導入と温度の維持などが行われる。乾燥あるいは微生物により分解された生ゴミは肥料などとして利用出来る。

◆ ゴミを燃やせば煙や臭いが出るが、コンポストならそれらの心配が無い。価格の安いものは温風乾燥機になっているので乾燥は早いのだが使用電力量が多い。微生物分解方式は保温用電力は少なくて済むが、分解までに時間がかかる。温風乾燥方式の電気代を考えると、ゴミ袋を買った方が安かったとなるかも知れない。微生物方式で手動攪拌の場合は電力が必要ない。

◆ 庭に穴を掘れるのであれば、掘った穴の底に段ボールなどを敷いて、そこに生ゴミとバクテリアの元を入れておけば自然に分解される。段ボールはバクテリア床になるほか、断熱や通気の効果があるそうだ。

◆ 通気が必要と言う事は好気性バクテリアなのだろうから、掘った穴の下の方に塩ビ管でも通して、定期的に風を吹き込んでやれば嫌気域が出来なくて良いかもしれない。バクテリアの元を入れると発酵して30℃〜50℃くらいに温度が上がるそうだ。ゴミ自体がバクテリアの餌になるのだが、米ぬかなどを入れるとバクテリアの繁殖が効率的に行われるのだとか。

◆ 山小屋などで使われるトイレも微生物分解式だ。ま普通の浄化槽も微生物によって分解されるのだが、山小屋などで使われているのはコンポストと同じようなもので、水が流れているわけではない。基剤としてはバクテリアの元におがくずを混ぜたようなものが使われるそうだ。このおがくずなどは何年かごとに交換する必要があるらしい。


サブ回線は必要なのか(2)(9/3)
◆ KDDIはStarlinkを使った衛星リンクのサービスを来年にも開始する予定だ。これは従来の衛星携帯電話ではなく、既存のスマートフォンを直接衛星に接続させようというものである。

◆ 衛星とスマートフォンを直接リンクさせようとするのはASTモバイルも同じであり、その為に巨大な位相アレイのアンテナが必要になった。ASTモバイルの試験衛星は1機のみ地球周回軌道にあり、地上のスマートフォンとの実験通話に成功している。

◆ ASTスペースモバイルには楽天が出資していて、楽天では2022年に衛星によるサービスを開始するとしていた。しかしその後予定が遅延し、現時点でもサービスは行われていない。ソフトバンクも同様の計画を持っていて、一時期は(今の楽天同様に)衛星だ衛星だと言っていたが、立ち消えた。ソフトバンクは2016年に1400億円をぶち込んだものの、そのワンウエブは2020年に破産、しかしソフトバンクは再投資した。

◆ Starlinkの計画は昨年の8月頃に具体化していて、PCS用のBAND(1.9GHz帯)による数Mbpsの帯域を確保するというもの。衛星高度をASTの計画よりも低くすることで、アンテナの大きさを限定すると共に、衛星数の増加により利用者あたりの帯域は増えるとしている。地上局との干渉などを考えると、基本的に弱肉強食なCDMAが良いと思うのだが、これは実現しない。

◆ 大型ロケットであるStarshipの開発遅延により、大型衛星となるStarlink V2を打ち上げる事が出来ていない。Starshipは4月(だったかな)に最初の打ち上げテストが行われたが失敗している。イーロンマスク氏は数ヶ月後には2回目のテストを行うとしていて、それは近日中に行われる予定だ。

◆ いつになるか分からないASTモバイルと違い、既に衛星コンスタレーションを実現しているStarlinkは現実味を帯びているものの、未だ現実に衛星は宇宙には配置されていない。なおKDDIは(ローミング契約で)衛星リンクは楽天には貸さないよと言っている。当初は帯域などの関係からSMS程度の通信になる模様だが、それでも非常時の通信手段としては役に立つ。

◆ ASTスペースモバイルは資金難の噂に対して(非公式情報だが)100万ドルを集めたとか、2024年初頭に6基の商用衛星を打ち上げてサービスを開始する(商用サービスに必要な衛星数は168基)などとも言われているのだが、これまでの経緯を見ると信用に値しない。ASTモバイル自身も準備が整ったとか、新たな衛星を作ったみたいなアナウンスをしているものの、実際には進捗がない。

◆ 楽天によれば2022年にはサービス開始に必要な衛星の配備が行われ、2023年に商用サービスが開始できるとなっていた。なお衛星のアンテナのゲインは45dBiでマルチビームにした時のビーム数は280だそうだ。海外の記事では"日本では楽天モバイルが、そのスカスカなエリアの補完に(AST SpaceMobileに)期待を寄せているものの、SpaceXと提携したKDDIに完全に打ちのめされた"みたいに書かれた。

◆ Starlinkの敵はASTスペースモバイルではなく、中国の衛星群計画だという。中国では1万基〜2万基の低軌道衛星による衛星コンスタレーションを計画しているそうで、この中華衛星計画にとってStarlinkは邪魔なのだそうだ。中国では宇宙空間で衛星を破壊して多大なゴミをまき散らすなど、常軌を逸した行為を行っており、Starlinkが"打ち落とされる"可能性が無いとは言えない。


サブ回線は必要なのか(9/2)
◆ 事業者に障害が起きた時に、別の事業者の回線がないと通信が出来なくなる。今や情報収集にもコミュニケーションにも必要なスマトトフォンだが、通信が出来なくなれば何の役にも立たなくなる。

◆ KDDIとソフトバンクは相互利用の仕組みを作ったが、単に異事業者のSIMを入れると言うだけだ。月額429円を払うと月間500MBまでの通信が最大300kbpsで出来るという、割高なプランでしかない。電話番号も変わるので、果たしてこのサービスを誰が使うのか?建前上やってみただけではないのかと思わないでもない。

◆ ソフトバンク利用者であればpovo2.0を契約すれば月額費用はかからない。povo2.0契約者の場合は、500円を払うのならドコモのirumoにした方が良い。どうせ電話番号も変わるのだから。

◆ 私は従来はドコモで2回線を使っていたが、以前にBlogに書いたとおり現在はドコモとauの契約になっている。従来メインで使っていた番号をpovo2.0にし、従来FOMA契約だった番号をドコモのはじめてスマホプランにした。

◆ はじめてスマホプランは1,628円(1年目は1,078円)で月間1GBと5分以内の無料通話が付いてくる。従来のギガライトでは1GBまでが3,465円で無料通話はなかった。これによってドコモへの支払額は半分くらいになった。povo2.0は使わなければ料金がかからないが、全く使わない状態が続くと契約解除されてしまう。なので5分以上かかりそうな通話はpovo2.0で行う事にしている。

◆ 従来は2つの番号ともにドコモで家族割りを使い、FOMA契約番号の電話はギガライト契約の番号に転送していた。家族内は通話が無料なので転送料金はかからなかった。Xperia1 Vでは2SIMが可能になったので、事業者を分けられるようになった。

◆ ウチにはドコモ契約、OCNモバイル契約、povo2.0契約が3つある。povo2.0契約は楽天モバイル解約後に契約したもので、それぞれ通話用に使っている。povo2.0は維持コストが安いので気軽に契約する事が出来るし、ドコモ回線が死んでしまった時にはトッピングを買えばすぐに高速通信が可能になる。

◆ auをメインに使っている人だと日本通信のプランが1GBまでで月額290円と安い。1GBを使い切った場合は、1GBあたり220円で最大100GBまで買う事が出来る。サブ回線として使うならランニングコストが安い方が良く、日本通信かHISモバイル(月間100MB以下なら290円)あたりが良いのではないだろうか。

◆ ドコモやソフトバンクをメインに使っている人なら、サブ回線はpovo2.0が最善だ。回線だけではなくスマートフォン自体も冗長化するというのであれば、2台を持ち歩く事になる。スマートフォンも壊れないものではないし、落としてしまう事もある。今や電話帳でも何でもスマートフォン内に情報があるわけだから、それが壊れると結構困ってしまう。

◆ バッテリーが急減して使おうと思ったら殆どバテリー残量がなかったなんて事も、ドコモ事業者アプリを活かしておくと起こる事がある。これは結構焦る訳で、スマートフォンなど余り使っていないのにバッテリー残量がゼロに近いのだから。


中韓資本のメガソーラー(9/1)
◆ ブルーキャピタルマネジメントの社長は韓国の方なのかな。融資を受けているのは韓国の銀行だそうだ。日本のメガソーラーの多くは中国や韓国の資本になっている。ソフトバンクを日本企業と言うかどうかは微妙な所だけど。

◆ 実際に事業者名を見ると日本の企業となっている。合同会社などで資本金は精々数百万円、代表者が1名いるだけのペーパカンパニーである。何故こうした会社が作られるかというと、海外資本による日本の土地の売買には規制がかかる場合があり、それを回避する為。また何か問題が起きた時、例えば土砂災害を起こしてしまった場合など、合同会社を倒産させることで本体(上海電力など)に賠償責任が及ばないようにする為だ。

◆ 更には発電期間が終わる20年後にも、同じように合同会社を倒産させてしまえば、メガソーラの後片付けは宙に浮く。元々タダ同然で買い取った山林なのだから、廃棄ソーラーパネルをそのままそこに捨てて会社を潰してしまえば良い。メガソーラの後片付けには巨額の費用が必要だ。なので、そこに捨てておくのが一番儲かる。

◆ そんな事は誰が考えても明らかなのだが、巨大利権があるのだから政治家も経産省も再エネだ再エネだと叫ぶ。仕組みとしては後片付けの積み立てをしなさいよとやっているのだが、工事主体が居なくなってしまえば結局は税金で片付けるしかない。で、その税金で片付けるには巨額が動くわけだから、そこでも金が動いて議員や関連企業が大儲けだ。

◆ 結局国民が損をするだけで、政治家も関連会社もみんな大喜びなのが、自然を壊す再エネと言うことになる。中華資本がどの位入っているのか知らないが、トリチウム水を海に流したら発電をやめるよと言い出さないとも限らない。政治家にしても官僚にしても、とりあえずの金が手に入れば良いので、有事の際にどうなるのかなど考えない。

◆ エネルギ事業に莫大な利益を与えた民主党と、それで巨額の儲けを出した孫さんは今頃笑っているだろう。ソーラー発電や風力発電は天候に左右されるという不安定な電源であると共に、その事業主体が日本の企業ではないという論理的な不安定さも持っている。

◆ 今後はメガソーラに蓄電設備を付けるような仕様になっていくと思うが、巨大なエネルギ貯蔵施設は爆弾のようなものである。数十メガワットにもなるバッテリーを短絡させれば、付近もろとも吹き飛んでしまいそうだ。そんなエネルギ密度の施設を、勝手にと言ってはおかしいが、申請を出して問題が無ければ作ることが出来るのだ。

◆ 50kW未満の低圧連携は個人でも比較的手を出しやすい。農地などにソーラパネルを並べている光景は珍しくない。これは順調に発電されていれば利益が出るが、自然災害などで壊れると赤字になってしまう。東北方面では積雪によってパネルが壊れたとか、九州では火山灰で発電できなくなるなどの例がある。ここで修理をするか捨ててしまうかの選択になるのだが、少なくとも10年程度稼働した発電所であれば、そのまま放置して自然に朽ちるのを待った方が得だそうだ。こうして廃発電所が全国各地に見られるようになる。実際伊豆半島でも草に覆われたソーラ発電所を見ることが出来る。