iQは売れるのか

トヨタの小型車iQがお披露目された。
小さいけれど安くはないというその価格は140万円から160万円だ。

エンジンは1リッターのNAで公称燃費は23km/l、プリウスの10km/l落ちだが実用燃費はあまり変わらないかも知れない。
全長をギリギリまで短くしたわけだが、何もそこまでしなくてもと思わないでもない。
軽自動車枠を少し飛び出る程度、3.5mあれば3+1ではなく無理すれば大人4人が乗れるモデルになったと思う。
おそらく全長の決定には拘りがあったのだろうが。

顔つきは日産と全く違うコンセプトだと思う。
ワンボックスに関しては両社共に「厳つい顔つきで威圧感がないと売れない」とし、必要以上にラジエータグリルを大型化するなどの苦労があるようだ。
一方小型車では日産が比較的丸っこい可愛らしさを演出するのに対してiQは少しそれとは流れが違う。
もっともトヨタでもパッソなどはどちらかと言えば日産調？デザインかも知れないが今後はiQチックなスタイルに統一されていくのだろうか。
個人的にはもう少し女性受けを狙えるようなスタイルでも良かったのではないかと思う。

もしかしたら逆にトヨタは小型車なのに男っぽいみたいな演出を狙った可能性もある。
コンパクトカーなんてオンナ子供の乗り物だぜ！
みたいな、いやいや子供は免許がないよな。
そう言う話ではなく、イメージ戦略的に若い核家族層のオトーさんが運転しても違和感が無い的な狙いはあるかも知れない。

四角っぽいデザインの車は飽きが早いと言われていて、代替需要を狙うなら四角い車みたいな事は言われる。
そう言われながらも自動車のデザインは丸くなったり四角くなったりしているわけで、評論家の言うことは余りアテにも出来ないが。