931SH

931SHはスタイル的にもインパクトがある。
狭額縁で3.8インチ液晶を詰め込んだボディーは、確かに50mmを超える横幅なのだが長さもあるので見た目はスマートだ。
それにしても巨大な液晶である。

表示部にでかい液晶を詰め込むためにはスピーカの大きさなどが問題になる。
NECが過去に液晶自体を振動させるタイプを採用したが、評判が悪く姿を消した。
スピーカを小さくすると受話音量や音質に影響が出やすく、電話を長く作っているようなメーカの場合は社内基準が邪魔をする。

シャープだからと言うわけでもないが、NECのN-01Aのように液晶部が回転する機構を採用した方がそれっぽかった気もする。
ただN-01Aを見ても分かるようにこの機構のための重量増やサイズなどが許容できなかった可能性もある。

液晶の大画面高精細化は時代の流れのようなものだが、このモデルの人気度合いでそれを計れるのかも。