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基地局の増え具合


  • Posted by: F&F
  • 2008年12月25日 17:42

移動体各社の基地局数はどう推移したのだろうか。
グラフでも出しているが、この1年で区切ってみるとSBMが約1.5千局の増加、auが7.8千局の増加、ドコモは1.7万局増えた。

SBMは孫さん自らエリア整備は終わったと言うことで設備投資は事実上の凍結、自宅で使えなければホームアンテナ縛りがあるし、みたいなスタイルになっている。
東名阪を中心にHSDPAエリアを拡大するという話も出たが、実行はされていない。
フェムトセルでトラフィックをIPに逃がすという話は2年も前から散々言われているが、これも実現していない。
今年はHSPA+でサービスを行うと言ってもいたが、HSDPAよりも更にセル半径が縮小してしまうHSPA+は無理だろう。
というか言うことはデカいが実行が伴わないので、発表されたことを鵜呑みにすると馬鹿を見る。

auは800MHz帯再編に向けて色々大変だろう。
2GHz帯の整備を怠ったが為に800MHz帯のやりくりに苦労しているはずだ。
そしてそれはパケット上限制限という事につながってしまった。
これから先、更にLTEにも投資しなければいけない。
逆にLTEを見据えたとすれば2GHz帯のcdma2000局を増やすのは得策とは言えない。
この辺りもauの苦しみになる。
もしかすると第二次au暗黒の時代が来るのかも…

ドコモはエリア整備を徹底した。
確かに使って分かる程度の変化が感じられるのだから凄いと思う。
それでもまだ充分とは言えないし、いや、完璧なエリアなんてあり得ないのだろうがそこに向かおうとする姿勢は貫いて欲しい。
ドコモの半分以下の基地局数でエリア整備が終わったという孫さんとは、根本の考え方が違う。
新規加入者はどうせ増えないんだから、既存顧客を逃がさないように満足度を上げていけばいい。
それには客を客とも思わないような、俺たちがサービスしてやってるんだぞ的なドコモ上層部が変わらないとね。

   

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