自分勝手な有効利用

孫さんはSBMがMVNO事業者になる事に関してに付いたケチに対して「電波は国民の共有資産であり、それを可能な限り有効利用するのが国民に対する義務だと思っている」とした。
孫さんの有効利用と国民が思う有効利用の間には大きな乖離があるようだ。

孫さんとしては投資を行わずにMVNO事業者になることが有効利用だと思っているかも知れない。
有効利用で浮いた金はそっくり顧客獲得費用に充てる。
しかし国民の思う有効利用は帯域のことであり、資金の有効利用とは違う。

現状のSBMネットワークは与えられた帯域全てを使っていない。
下の記事でも書いたとおり全帯域を利用すれば今より25%もキャパシティを増やすことが出来る。
さらにHSDPA化で2倍まで電波利用効率を高めることが出来、更に6セクタ化によって数倍の利用効率向上効果がある。
またホームアンテナや中継局の全廃とマイクロセル化を行えば数倍から数十倍の容量向上になる。

とは言っても金がないから何も出来ないのが現状だし、孫経営の失敗なのだから今更言っても仕方がない。

だったら、ウチには設備投資の金がないからせめて5年間はEMを借ります程度の話が出来れば良かったと思う。
それを電波の有効利用だとか加入者が少ないEMに利益を与えるとか言い出すから話がおかしくなり、反対意見が噴出する。
国民の共有財産である電波を有効活用できなかったのはSBM自身なのだ。