- 2009年4月14日 10:45
両親が強制退去となったフィリピン一家問題に関するTV朝日の報道を見て感じたこと、それはTV朝日が何故そこまでフィリピン一家に好意的なのか。
この両親は単なるオーバステイではない。
偽造パスポートを使った不法入国者なのだ。
不法入国者は犯罪者であり退去処分が相当と思われる。
もしも子供がいるからと言う理由だけで国内に留まることが認められたなら、悪人は偽造パスポートを使ってどんどん入国してくることになるだろう。
他に偽造パスポートを使ったケースに比較すると罪が軽いと思われるオーバステイなども許されなければならなくなる。
法の下の平等とはそう言うことだからだ。
TV朝日は人権問題だ何だと騒いでいた。
犯罪者にも人権は当然認められるべきだが、人権を盾に罰が軽くなるわけではない。
両親が犯罪を犯し、最高裁判所で有罪が確定したとする。
犯罪者には子供がいて一人では暮らしていけないという。
これを理由に懲役刑を無視できるのかと言えば決してそのようなことはない。
同様に当該一家にしても最高裁で判決が下された以上、それに従わなければならないのだ。
子供を親と引き離すのが問題だとすれば、子供をフィリピンに連れて帰るのが正しいのではないのか。
日本人ビジネスマン一家だって海外勤務などを命じられることは珍しくはなく、一家揃っていくのがイヤならオトーさん単身で海外赴任となる。
不法滞在一家の親子を引き離すのはダメで海外赴任だったら良いというのだろうか。
もしもパスポートその他の関係でフィリピンへの入国が出来ないのであれば、それは不法入国した親の責任であり誰も助けることが出来ない。
不法入国を決意した時点でどれだけのリスクを背負うことになるのかは分かっていたはずだ。
冤罪事件がある。
冤罪で服役を強いられた人もいる。
そしてそんな人にも家族はあるわけで、冤罪事件は悲しいことではあるが助けるのは容易ではない。
TV報道されるものだけでも、主に白バイを相手とした交通事故問題が取り上げられることが多い。
高知スクールバス・白バイ事件然りであり、愛媛白バイ事故然りだ。
これらの客観的に見て正しいとは思えないような判決でも、裁判所の判決に逆らうことは出来ない。
こうした事件に比較すると、今回のフィリピン一家問題の犯罪性は明らかである。
従って人情的に云々はあるにしても、罰を受けるのは仕方がないことだ。
それを国際問題だ人権問題だというTV朝日は一体何を考えているのだろうか。
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