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資産売却はいつものことだが


  • Posted by: F&F
  • 2009年4月16日 11:17

ソフトバンクによる株売買というか株操作というか現金化というか、とにかくFCF向上策は大変なようだ。
750億円は消失し、それによるショックを和らげるために「ウチは大丈夫です」と大見得を切る。

しかしつじつまを合わせるために大変な努力を孫さんはしているようだ。
金策に走るより基地局投資に走って欲しいところなのだが、そうも言っていられない。
ソフトバンクが借金の固まりだというと、SBMな人はソフトバンクの借金額は減っているが他社は増えているとか、ドコモも海外投資に失敗しているとか訳の分からないことを言う。
でもこれ、ドコモやKDDIとは会社の規模が違うでしょ。
ドコモの海外投資失敗なんて、悪く言えば海外にカネを捨てに行ったような利益コントロールの一環ではないかと思ってしまう。
要するにカネが余っていたわけだがSBMはこれとは全く逆だ。

http://www.zakzak.co.jp/top/200904/t2009041501_all.html
記事の中でも、
> 有利子負債の過大度を示すDEレシオは7.1倍にもなる。
> 同じ新電電のKDDIは0.4倍で、その差は歴然だ。
としている。
これもSBMな人に言わせれば、ソフトバンクの借金が多いというのは頭の悪いアンチだけと言うことになるのだろうし、そうして否定していないと自分自身が崩壊してしまうに違いない。
自らが崇拝する神にも近い存在の孫さんの神通力が弱っているのを信じるわけにも認めるわけにも勿論行かず、得意の独自基準や話のすり替えや言い訳や泣き言で逃げまくるしかないのが少し可哀想ではあるが仕方がない。

孫さんは10年でトップになると言い、おそらくその目標だけが見えているのではないだろうか。
採算性やエリアカバレッジ、ネットワークパフォーマンスなどの改善にカネをかけるのは誤りで、純増数だけに命をかけるべきだと。
こうして周りが見えなくなり、純増のためなら何でもしますみたいな感じになる。

これが加入者にとってメリットになるような目標ならばともかく、純増したからどうという事はない。
いや、普通の事業者であれば加入者増によって会社が活性化し、より良いサービスやエリア展開などへの期待が出来る。
しかしSBMの場合は顧客獲得以外には金を使わない主義なのでエリアも拡大しないし、HSDPAエリアも未だに国道16号線内だと案内されている。
むしろ加入者が増えたことによって通信速度は遅くなり、通話品質は悪くなりとデメリットしかない。

端末のモデル数と色数を誇らしげに自慢してみたのも1回限り、インターネットマシンも1機種だけ。
水平分業モデルからS-1にシフトしてみたものの評判は良くない。
ハイエンド端末は売れず、ドコモで売れたモデルのお下がりを貰うもSBMでは客層が違って売れない。

それでも純増があるから良いではないか。
いや、それがいけないんじゃないのかな、一番。

   

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