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各社免許申請


  • Posted by: F&F
  • 2009年5月 8日 11:11

EMに続いてドコモやau、SBMも免許申請したと伝えられた。
その中でSBMは10MHz幅を確保したい模様だ。

通信方式は建前上はLTEではあるが、過渡的にはDC-HSPAやHSPA+でも利用できる。
ドコモやauは問題ないとは思うがSBMがどこまで基地局整備が出来るのかは興味あるところだ。
孫さんはもう鉄塔は建てたくない風な事を言っている。
曰く「エリア整備は終わった」そうなのだが、一方で地方部のエリアに関しては「800MHz対がないから無理」だそうだ。

別の記事で基地局数に関する認識の違う方からコメントを頂いているが、SBMの基地局数の客観的データはない。
免許数とも違うし、中継局を混ぜたのならその混ぜ混ぜのレシピも存在していない。
こうなると適当に数字を言っただけだと言われても合理的反論は不可能だ。
まあ合理的反論がないからこそ、ドコモはああだauはこうだと難癖付けて話を逸らしているのだろう。
ドコモやauの話を引っ張り出さず、堂々とSBMの話をして欲しい。

さてSBMが欲しいと言った10MHz幅でどの程度の速度が可能なのかというと、ドコモの実験値を例にすれば120Mbps前後となる。
これは4×4 Pre-coding MIMOを使った場合なのでそれに対応する基地局や移動機が必要なのは言うまでもない。
おそらく2GHz帯以上であれば4MIMOは可能なのかも知れないが、波長の長い1.5GHz帯だと効率が落ちてくる可能性がある。
もっとも800MHzでやるというauに比較すればずっとずっと楽なのだが。

LTEはMIMOが必須なので設備費用は嵩んでしまう。
孫さんは鉄塔は高いが中味は安いと言っていたがウソだろう。
もしも本当に中味が安いのならばHSDPAのエリア化はもっと進んでいるはずだし、旧型のvodafone基地局の入れ替えだって進むはずだ。

F&Fでは基地局免許数で各事業者を比較している。
これが最も客観性のあるデータだからで、800MHz帯と1.7GHz帯と2GHz帯ではそれらのエリアが重なっているから云々などと言うことは気にしない。
エリア設計はそれぞれでありマイクロセルからマクロセルまである。
ルーラルエリアの2GHz帯局のセル半径より都市部の800MHz帯局のセル半径が小さいのは当然だし、併設局にしてもそれぞれ異なったセル設計をすることで穴を埋めようとするのが正しい方法だからだ。
従って重なるのがどうだとか異周波数がどうのとか言っても、結局はセル設計に依存する。
SBMな人が、もしSBMが1.5GHz帯などでマルチバンド展開をはじめたときに、1.5GHz帯基地局は2GHz帯基地局に併設なのでエリアは広がっていないと主張するのか?それとも知らん顔して1.5GHz帯局と2GHz帯局の数を合計してくるかは見物だと思う。

   

Comments:4

Anonymous 2009年5月 8日 21:49

LTEのための帯域なのだから、WiMAXやXGPと同様にMVNO義務化されるべきに思いますが、MVNO協議会の連中がSBMとイモバに貸せ!というたらどう対応するのでしょうね。
それとも今度は孫社長「電波はMNOのもんだ貸すもんか」というのかな。

tak 2009年5月 9日 08:42

貸し出すでしょう。


お断り価格で。

Anonymous 2009年5月 9日 12:05

>takさん
その場合、SBMイモバに対し、UQほかALL が対抗的にお断り価格を設定することが出来てしまいませんか?
次世代網を借りられなくても大丈夫でしょうか。

tak 2009年5月 9日 19:05

_さん(すみません、HNをどう表現していいかわかりません。(^^;))

イモバはMVNOに積極的なので、通常価格(?)で貸すと思いますが、SBMは借りる
方は積極的でも貸す方は消極的に感じます。
しかし、対外的な事を考えて表向きは積極的に見せて、実際は…。となることを
想像しました。
大丈夫どうかでは、大丈夫とは思いませんが、SBMのことなので「お前の物は俺
の物、俺の物は俺の物」と言う(コミックの)ジャイアン的な理論で攻めて来て、
業界大混乱しているうちにちゃっかり収まっている気がします。その前にSBM自
身が自滅しなければの話しですが。

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