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USD/JPY相場観


  • Posted by: F&F
  • 2009年10月 4日 14:03

春の101円台までの上昇、次には夏の相場で上昇が見られたがその後95円を割ると共に現在の下落相場に移行した。
財務大臣の円高容認発言でUSD急落、焦った財務大臣と政府の対応などが市場を混乱させた。

混乱のまま90円を割り込み、土曜の雇用統計結果を受けて88円台になるなど更に円高が進んだ。
しかしその後急反発して先週終値は89円台後半である。
何故買い戻されたのか、アナリストは理由を後付けするが本当のところはどうなのだろうか。
本当はもっと下がりたかったのではないのか?
市場分析によればアジア系などからの(値頃感による)買いが持ち込まれたとされるのだが…

財務大臣は円高容認派で、エネルギコストや原材料コスト低減による経済効果に期待を寄せる。
だが実際に日本は輸出産業国であり国内需要で市場を活性化することは事実上不可能だ。
もちろん円安になって調達コストが上がるのも問題ではあるが、より大きな付加価値を付けて輸出できると考えれば良いはずだ。

ここに来て経済の腰砕けを避けたいと、民主党はが考えているはずだ。
カンフル剤で一時的に元気になった風を装っている患者から点滴を取り上げてしまうような施策は許されない。
経済の回復と税収増がなければ民主政権は危機に陥る。

春先の相場は年末にコピーされる論がある。
春先に安値更新となれば年末も安値で終わり、春先に高値があれば年末も高くなるというものだ。
確かに小お数年の傾向としてはそれが見られ、今年も同様だとすれば年末高値が期待できる。

個人的に今回の円高は90円かなと思っている。
だって土曜には88円台に突っ込んだではないかと言う無かれ、何事にもオーバシュートやアンダーシュートはあるのだ。
では年末の高値はと言えば春先の101円と同レベルを予想する。
90円台で10万ドルを買えば100万円以上の儲けだ。
リスクは85円までの下落を見る。
これは85円まで円が買われるとさすがに介入が起きるだろうという点からだ。

90円で買って85円まで下落すると仮定すると10万ドル所有時の評価損は50万円。
従って証拠金100万円で10万ドルの取引であれば十分に耐えられる計算だ。
だったら85円で買えば良いではないかって?
勿論そこまで下げる保証があれば85円で買った方が良いが、先週の動きを見ると余り下値は期待できない気がする。

   

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