電池不要

赤外線リモコンは大食いなので無理としても、RFリモコンならば何とかなるという無電源リモコン。
TVでも取り上げられていたが、これはボタンを押すときの振動をパワーにするという。

他に、ボタンを電子ライター的重さにして圧電デバイスを組み込む(!)とか、部屋の明かりをエネルギ源にするとか、TVならその音をエネルギとして蓄えるとか、使えなくなったら机から落としてくださいねと振動センサを使うとか、色々考えられそうだ。
冷え性の人だと夏しか使えないかも知れない温度差発電もあるし、圧電マイクに大声を上げるなんてのも。
車の振動で発電するとか、人が歩いた事で圧電素子を駆動するアイディアもあったっけ。

CMOSデバイスはきわめて低電力で動作するのが魅力だ。
ボタン電池一個で何年も時を刻み続ける時計など、メカを動かしながらも低消費電力を狙う。
あれはステッピングモータにも工夫があるのだが、極限を追求するのは容易ではないだろう。

低消費電力低損失は高速性や高機能とは相反するものではあるが、その両方が研究されているというのも面白い。
低消費電力デバイスはその極限を求め、高速伝送は更なる先を求める。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0911/18/news073.html

電気自動車にも言えることなのだが、高速充電が出来れば色々楽になるはずだ。
TVリモコンにしてもACコンセントに一瞬差せば1年は使えるという事ならそれでも良いと思う。
ちなみに電気二重層コンデンサを使うと1年は無理としても数ヶ月は大丈夫なはずだし充電時間も短い。

ようするに電池の交換だとか充電が面倒なだけで、携帯電話にしても1秒で充電が完了するなら持続時間は短くても良い。
ノートPCにしたって充電時間が1分程度だったらどんなに良い事だろう。
でもノートPCの電池が7.2V/8Ah程度だとして、これを1分で充電するには100V換算で35A位流れるのかな。
ちょっと無理か。

電気自動車用の急速（といっても30分とか1時間かかる）充電器もものすごいパワーだからなぁ。