操作は軽く

プリウスの兄貴分という感じのSAIだが、3BOXセダンを好む日本人向けに味付けをしたのだそうだ。
ひとつは操作類を軽くしたことで、ステアリングなども「日本人の好みを最大限取り入れた」軽さに仕上げたのが自慢だそうだ。

最小回転半径は5.6mと、これはHS250と同じなのだが16インチタイヤを履かせた場合に限って5.2mになるという。
これはプリウスの燃費スペシャル版と同じくで、数字のための数字作りという気がしないでもないがFFで5.2mは立派な数値ではある。
ちなみにSAIよりホイールベースの長いBENZのCクラスの17インチタイヤ装着車やEクラスクーペは5.1m、レクサスGSは5.2mとなっている。
FFの場合は等速ジョイントなどがあるので切れ角を大きくするのが難しいのも事実だ。

SAIはプリウスなのでホイールベースはCクラスより短いが全長はCクラスより長い。
小さなシャーシに大きなボディーを乗っけてみましたというわけで、節約心は理解できるが今風ではない。
とは言ってもHS250はさらに「長い」ボディーをかぶせたのだから、それに比べればマシか。
HS250のホイールベースは全長の約57%、LSやGSが約59%、Cクラスは60%、Eクラスは約59%と、この辺りが標準的なようだ。

レクサスで思い出した。
先日ある駐車場に入ったら少し車が詰まっている。
空きスペースはあるのにと思いながら通路を通っていくと、そこには通路に駐車している車が。
まあ最近ではサービスエリアでも通路に車を止める迷惑人間は増殖中だと言うが、それにしても邪魔である。
その邪魔な車を見ると大阪ナンバーにレクサスエンブレム、ああ、なるほど。
なぜか納得してしまった。