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今週の相場観


  • Posted by: F&F
  • 2009年12月20日 15:07

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先週は値が余り動かなかった。
先週書いたとおり週初めの東京時間は下落からスタートしたものの、週半ばには一転上昇となった。

ネタは米国の金利上昇の話で、恐らくマーケットはこれを織り込み始めているのだと思う。
しかし現地時間水曜日のFOMCでは利上げは当面見送るとの声明が発表された。
前回のFRB議長声明と同じくドル安誘導がそのベースにあると見られているのか、USD/JPYは反応しなかった。
一方で来年2月以降は、いわゆる経済対策/景気対策のための措置を徐々に緩和或いは解除するとの事で、そうかやはり米国景気は持ち直したかと見方も強まった感じがする。
勿論これは、「FOMCは利上げしないと言っているが、ギリギリまで引っ張っておいてポンと上げるかも知れない」との憶測を呼ぶことにもなる。

木曜夕方には90円を回復したものの、その後ポンド急落に釣られて円が全面高となった。
15時間ほどかけてゆっくりゆっくり上昇してきたUSDが、たった30分で元の値に引き戻された恰好だ。
相場慣れした人が売りを好むのは、もしかしたら下落速度の方が速い(利益を確定しやすい)ためかな、等と思ったりする。
しかしUSDの上昇力は強く、じわじわと値を戻しながら数時間後には再度90円の大台に乗った。
翌金曜も、NY時間に90円台→東京時間に89.0前後→その後戻す→又下がる→欧州時間に90円台回復という、欧州通貨安に引っ張られたりと比較的動きがあった。
一日で往復2円も動くのは最近では珍しい。

先週終値は日足で雲の上にひげを残す形で90.4円前後で終えた。
雲が薄くなっている&この先雲が下落していることから、余り雲から離れた高値に跳ね上がらないだろう&雲と共に再び下降という見方もある。
90円以上を安定的に維持すると週足でもトレンドラインを崩すことになり、長期下落ラインからの離脱も視野に入る。
月足での下落ライン離脱は92.5円以上の安定維持か。

先の話になるが、アナリストの3月大暴落説なんてのもある。
明日の相場も読めないアナリストが3ヶ月先ですか、みたいな所もあるのだがどうだろうか。
ようするに、この長期下落ラインの中の一時的反発が現在であって、その先下落ラインに戻るとすると春先には82円を下回ると言うことかな。
まあ永久下落説の一つだ。

今週の値動き予想、トレンドラインから見れば90.0-93.0円だが一時的には88.5円まで許容か。
先々週、先週の例で行けば週明けの東京で下押しして週末に上げるパターンだ。

   

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